JP2003234655A - D/a変換回路およびこれを用いる有機el駆動回路 - Google Patents
D/a変換回路およびこれを用いる有機el駆動回路Info
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- JP2003234655A JP2003234655A JP2002033719A JP2002033719A JP2003234655A JP 2003234655 A JP2003234655 A JP 2003234655A JP 2002033719 A JP2002033719 A JP 2002033719A JP 2002033719 A JP2002033719 A JP 2002033719A JP 2003234655 A JP2003234655 A JP 2003234655A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】リーク電流を低減することができ、精度の高い
D/Aおよびこれを用いる有機EL駆動回路を提供す
る。 【解決手段】この発明は、複数の出力側トランジスタが
パラレルにカレントミラー接続され入力側トランジスタ
に所定の駆動電流を受けるカレントミラー回路と、入力
側トランジスタのベースあるいはゲートと出力側トラン
ジスタとのベースあるはゲートとが共通に接続された接
続ラインに駆動電流を供給する駆動電流供給回路とを有
しこの駆動電流供給回路が、入力側トランジスタにカレ
ントミラー接続されたダイオード接続の第1のトランジ
スタとこの第1のトランジスタの出力側に対して出力側
が所定のバイアスラインとグランドとの間に縦方向に従
属接続された第2のトランジスタとを有しこの第2のト
ランジスタのベースあるいはゲートが入力側トランジス
タの入力側に接続され入力側トランジスタがダイオード
接続されていない。
D/Aおよびこれを用いる有機EL駆動回路を提供す
る。 【解決手段】この発明は、複数の出力側トランジスタが
パラレルにカレントミラー接続され入力側トランジスタ
に所定の駆動電流を受けるカレントミラー回路と、入力
側トランジスタのベースあるいはゲートと出力側トラン
ジスタとのベースあるはゲートとが共通に接続された接
続ラインに駆動電流を供給する駆動電流供給回路とを有
しこの駆動電流供給回路が、入力側トランジスタにカレ
ントミラー接続されたダイオード接続の第1のトランジ
スタとこの第1のトランジスタの出力側に対して出力側
が所定のバイアスラインとグランドとの間に縦方向に従
属接続された第2のトランジスタとを有しこの第2のト
ランジスタのベースあるいはゲートが入力側トランジス
タの入力側に接続され入力側トランジスタがダイオード
接続されていない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、D/A変換回路
およびこれを用いる有機EL駆動回路に関し、詳しく
は、カレントミラー回路を利用して入力デジタル値に対
応する電流値を生成して有機ELパネルのピン駆動電流
を発生するカラムライン(陽極側ドライブライン、以下
同じ)の電流駆動回路において、リーク電流を低減する
ことができかつ高い精度でD/A変換して駆動電流を生
成することができるD/A変換回路およびこれを用いる
有機EL駆動回路の改良に関する。
およびこれを用いる有機EL駆動回路に関し、詳しく
は、カレントミラー回路を利用して入力デジタル値に対
応する電流値を生成して有機ELパネルのピン駆動電流
を発生するカラムライン(陽極側ドライブライン、以下
同じ)の電流駆動回路において、リーク電流を低減する
ことができかつ高い精度でD/A変換して駆動電流を生
成することができるD/A変換回路およびこれを用いる
有機EL駆動回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】有機EL表示装置は、自発光による高輝
度表示が可能であることから、小画面での表示に適し、
携帯電話機、DVDプレーヤ、PDA(携帯端末装置)
等に搭載される次世代表示装置として現在注目されてい
る。この有機EL表示装置には、液晶表示装置のように
電圧駆動を行うと、輝度ばらつきが大きくなり、かつ、
R(赤),G(緑),B(青)に感度差があることから
制御が難しくなる問題点がある。そこで、最近では、電
流駆動のドライバを用いた有機EL表示装置が提案され
ている。例えば、特開平10−112391号などで
は、電流駆動により輝度ばらつきの問題を解決する技術
が記載されている。
度表示が可能であることから、小画面での表示に適し、
携帯電話機、DVDプレーヤ、PDA(携帯端末装置)
等に搭載される次世代表示装置として現在注目されてい
る。この有機EL表示装置には、液晶表示装置のように
電圧駆動を行うと、輝度ばらつきが大きくなり、かつ、
R(赤),G(緑),B(青)に感度差があることから
制御が難しくなる問題点がある。そこで、最近では、電
流駆動のドライバを用いた有機EL表示装置が提案され
ている。例えば、特開平10−112391号などで
は、電流駆動により輝度ばらつきの問題を解決する技術
が記載されている。
【0003】携帯電話機用の有機EL表示装置の有機E
L表示パネルでは、カラムラインの数が396個(13
2×3)の端子ピン(以下ピン)、ローラインが162
個のピンを持つものが提案され、カラムライン、ローラ
インのピンはこれ以上に増加する傾向にある。このよう
なピン数の増加により、特に、カラムライン側では複数
のカラムICドライバがフルカラーでR,G,B各44
ピンの132ピンとなり、それが2ドライバ必要にな
る。そのためカラムICドライバ相互間の特性のばらつ
きにより輝度むらが発生する問題がある。そこで、この
ような問題を解決する発明として、この出願人は、すで
に特願2001−86967号「有機EL駆動回路およ
びこれを用いる有機EL表示装置」を出願している。ま
た、この種の問題を解決する技術として特開2001−
42827号「ディスプレイ装置及びディスプレイパネ
ルの駆動回路」を挙げることができる。
L表示パネルでは、カラムラインの数が396個(13
2×3)の端子ピン(以下ピン)、ローラインが162
個のピンを持つものが提案され、カラムライン、ローラ
インのピンはこれ以上に増加する傾向にある。このよう
なピン数の増加により、特に、カラムライン側では複数
のカラムICドライバがフルカラーでR,G,B各44
ピンの132ピンとなり、それが2ドライバ必要にな
る。そのためカラムICドライバ相互間の特性のばらつ
きにより輝度むらが発生する問題がある。そこで、この
ような問題を解決する発明として、この出願人は、すで
に特願2001−86967号「有機EL駆動回路およ
びこれを用いる有機EL表示装置」を出願している。ま
た、この種の問題を解決する技術として特開2001−
42827号「ディスプレイ装置及びディスプレイパネ
ルの駆動回路」を挙げることができる。
【0004】図3は、後者のカラムドライバの説明図で
あって、10は、IC化されたカラムライン電流駆動回
路である。内部にD/A変換回路を有する基準電圧発生
回路11で入力されたデジタル値に対応する基準電圧を
発生して、これをオペアンプ(OP)を有する定電流回
路で構成される基準電流発生回路12で基準電流IREF
に変換する。基準電流発生回路12で出力される基準電
流IREFをカレントミラー電流出力回路13で受ける。
カレントミラー電流出力回路13は、1個の入力側トラ
ンジスタQpと出力ピンに対応するn個の出力側トラン
ジスタQ1〜Qmを有するカレントミラー回路13aと、
出力側トランジスタQ1〜Qmの出力を受ける各スイッチ
S1〜SmからなるスイッチブロックSBとを有してい
る。各ドライバのトランジスタQ1〜Qmの出力は、カラ
ム側のピンに対する駆動電流としてスイッチS1〜Sm,
出力端子X1〜Xmを介して出力される。なお、GA1〜
GAmは、スイッチブロックSBの各スイッチS1〜Sm
のON/OFFを制御する制御信号である。また、基準
電圧発生回路11のD/A変換回路は、CPU,MPU
等のプロセッサから表示輝度に応じた表示データがレジ
スタ等を介して入力され、そのデジタル値を受けて基準
電圧に対応する信号を発生する。
あって、10は、IC化されたカラムライン電流駆動回
路である。内部にD/A変換回路を有する基準電圧発生
回路11で入力されたデジタル値に対応する基準電圧を
発生して、これをオペアンプ(OP)を有する定電流回
路で構成される基準電流発生回路12で基準電流IREF
に変換する。基準電流発生回路12で出力される基準電
流IREFをカレントミラー電流出力回路13で受ける。
カレントミラー電流出力回路13は、1個の入力側トラ
ンジスタQpと出力ピンに対応するn個の出力側トラン
ジスタQ1〜Qmを有するカレントミラー回路13aと、
出力側トランジスタQ1〜Qmの出力を受ける各スイッチ
S1〜SmからなるスイッチブロックSBとを有してい
る。各ドライバのトランジスタQ1〜Qmの出力は、カラ
ム側のピンに対する駆動電流としてスイッチS1〜Sm,
出力端子X1〜Xmを介して出力される。なお、GA1〜
GAmは、スイッチブロックSBの各スイッチS1〜Sm
のON/OFFを制御する制御信号である。また、基準
電圧発生回路11のD/A変換回路は、CPU,MPU
等のプロセッサから表示輝度に応じた表示データがレジ
スタ等を介して入力され、そのデジタル値を受けて基準
電圧に対応する信号を発生する。
【0005】さらに、スイッチブロックSBの位置に
は、ピン対応に入力側トランジスタを設け、出力側トラ
ンジスタをピンに接続した一対のカレントミラー電流出
力回路を設けて、GA1〜GAmに応じてこの回路をスイ
ッチング制御する構成の電流駆動回路がある。この場合
には、前記のカレントミラー電流出力回路13aは、手
前の入力段となる基準電流発生回路から基準電流を受け
てピン対応に多数のミラー電流を生成するカレントミラ
ーのドライブ段、あるいは基準電流をk倍(kは2以上
の整数)の電流に増幅するカレントミラーの電流ドライ
ブ段となって、ピン対応に設けられた前記の入力側トラ
ンジスタを駆動することになる。先の特願2001−8
6967号のカラムラインの電流駆動回路はこのような
回路構成を採っている。このように、複数の出力側トラ
ンジスタをパラレルに駆動するカレントミラー回路をド
ライブ段(特願2001−86967号)、あるいは出
力段(図3の回路)に用いる電流駆動回路があるが、フ
ルカラー表示で高画質表示を確保するための回路とし
て、特願2001−86967号のようにパラレル駆動
のカレントミラー回路をドライブ段とした場合には、G
A1〜GAmによる制御をせずに、このドライブ段の後に
ピン対応にD/A変換回路を設けて、カラム側のピン対
応にD/A変換回路が表示データを受けてこの表示デー
タをピン対応にD/A変換して1ライン分の駆動電流を
同時に生成する電流駆動回路がある。なお、この場合の
D/A変換回路は、基準電圧発生回路11側に設けられ
ているD/A変換回路をこのドライブ段に移動させたも
のである。
は、ピン対応に入力側トランジスタを設け、出力側トラ
ンジスタをピンに接続した一対のカレントミラー電流出
力回路を設けて、GA1〜GAmに応じてこの回路をスイ
ッチング制御する構成の電流駆動回路がある。この場合
には、前記のカレントミラー電流出力回路13aは、手
前の入力段となる基準電流発生回路から基準電流を受け
てピン対応に多数のミラー電流を生成するカレントミラ
ーのドライブ段、あるいは基準電流をk倍(kは2以上
の整数)の電流に増幅するカレントミラーの電流ドライ
ブ段となって、ピン対応に設けられた前記の入力側トラ
ンジスタを駆動することになる。先の特願2001−8
6967号のカラムラインの電流駆動回路はこのような
回路構成を採っている。このように、複数の出力側トラ
ンジスタをパラレルに駆動するカレントミラー回路をド
ライブ段(特願2001−86967号)、あるいは出
力段(図3の回路)に用いる電流駆動回路があるが、フ
ルカラー表示で高画質表示を確保するための回路とし
て、特願2001−86967号のようにパラレル駆動
のカレントミラー回路をドライブ段とした場合には、G
A1〜GAmによる制御をせずに、このドライブ段の後に
ピン対応にD/A変換回路を設けて、カラム側のピン対
応にD/A変換回路が表示データを受けてこの表示デー
タをピン対応にD/A変換して1ライン分の駆動電流を
同時に生成する電流駆動回路がある。なお、この場合の
D/A変換回路は、基準電圧発生回路11側に設けられ
ているD/A変換回路をこのドライブ段に移動させたも
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4は、そのD/A変
換回路14の一例である。D0〜Dn-1がデジタル値の入
力であり、表示データがレジスタ等を介して設定され
る。そして、図3の各ドライバのトランジスタQ1〜Qm
の出力をこれのドライブ段とする。このドライブ段それ
ぞれの1ピン分の駆動回路を簡略化して定電流源14a
として示すと、このD/A変換回路14は、この定電流
源14aからの電流Iをコレクタに受けるダイオード接
続の入力側npn型バイポーラトランジスタQaとを有し、
これにカレントミラー接続された出力側npn型バイポー
ラトランジスタQb〜Qn-1、各出力側トランジスタQb
〜Qn-1のエミッタとグランドGND間にスイッチ回路
として接続されたNチャネルMOSFETトランジスタ
Trb〜Trn-1が設けられている。そして、トランジスタ
Trb〜Trn-1のゲートがそれぞれD0〜Dn-1の各入力端
子に接続されている。出力側トランジスタQb〜Qn-1
は、それぞれのコレクタが出力端子14bに接続され、
トランジスタQaのエミッタ面積に対してそれぞれのト
ランジスタが×1,×2,×3,…×nの倍数のエミッ
タ面積比を持っている。なお、入力側トランジスタQa
のエミッタはグランドGNDに接続されている。このよ
うなD/A変換回路14にあっては、出力電流が大きく
なると、その分カレントミラーのベース駆動電流が大き
くなるが、そのベース駆動電流が入力側トランジスタQ
aの駆動電流から分流されるために、出力電流が大きく
なるにつれてビット変換精度が悪くなる問題がある。
換回路14の一例である。D0〜Dn-1がデジタル値の入
力であり、表示データがレジスタ等を介して設定され
る。そして、図3の各ドライバのトランジスタQ1〜Qm
の出力をこれのドライブ段とする。このドライブ段それ
ぞれの1ピン分の駆動回路を簡略化して定電流源14a
として示すと、このD/A変換回路14は、この定電流
源14aからの電流Iをコレクタに受けるダイオード接
続の入力側npn型バイポーラトランジスタQaとを有し、
これにカレントミラー接続された出力側npn型バイポー
ラトランジスタQb〜Qn-1、各出力側トランジスタQb
〜Qn-1のエミッタとグランドGND間にスイッチ回路
として接続されたNチャネルMOSFETトランジスタ
Trb〜Trn-1が設けられている。そして、トランジスタ
Trb〜Trn-1のゲートがそれぞれD0〜Dn-1の各入力端
子に接続されている。出力側トランジスタQb〜Qn-1
は、それぞれのコレクタが出力端子14bに接続され、
トランジスタQaのエミッタ面積に対してそれぞれのト
ランジスタが×1,×2,×3,…×nの倍数のエミッ
タ面積比を持っている。なお、入力側トランジスタQa
のエミッタはグランドGNDに接続されている。このよ
うなD/A変換回路14にあっては、出力電流が大きく
なると、その分カレントミラーのベース駆動電流が大き
くなるが、そのベース駆動電流が入力側トランジスタQ
aの駆動電流から分流されるために、出力電流が大きく
なるにつれてビット変換精度が悪くなる問題がある。
【0007】このような問題を解決するために図5のよ
うなウイルソン型カレントミラーを用いたD/A変換回
路がD/A変換回路14として利用される。図5は、カ
レントミラー接続されたベース駆動電流を出力側から補
うものである。そのためにnpn型バイポーラトランジス
タQqが出力側トランジスタQbのコレクタと出力端子1
4bとの間に設けられている。そして、トランジスタQ
qのエミッタとトランジスタQbのコレクタとが接続さ
れ、そのエミッタがカレントミラーの共通のベースライ
ンに接続されている。そのベースは、トランジスタQa
のコレクタに接続され、ベース駆動電流供給回路14c
が設けらている。これにより入力側トランジスタQaの
駆動電流からベース駆動電流が分流されないのでビット
変換精度は低下しないで済む。しかし、D/A変換して
いないときにあっても、すなわち、D0〜Dn-1が”00
0…0”のときであっても、出力端子14aからトラン
ジスタQqのコレクタ−エミッタ,トランジスタQaのベ
ース−エミッタを介してグランドGNDへとリーク電流
が流れる。このリーク電流は、トランジスタQaのベー
ス駆動電流のほかに、図示するように出力端子14bか
らグランドGNDへと流れ、その電流値は数百nAにも
なる。このリーク電流を持つD/A変換回路14は、ピ
ン数分だけ設けられるので、その分無駄な消費電力が増
加することになる。この発明の目的は、このような従来
技術の問題点を解決するものであって、リーク電流を低
減することができかつ高い精度でD/A変換して駆動電
流を生成することができるD/A変換回路およびこれを
用いる有機EL駆動回路を提供することにある。
うなウイルソン型カレントミラーを用いたD/A変換回
路がD/A変換回路14として利用される。図5は、カ
レントミラー接続されたベース駆動電流を出力側から補
うものである。そのためにnpn型バイポーラトランジス
タQqが出力側トランジスタQbのコレクタと出力端子1
4bとの間に設けられている。そして、トランジスタQ
qのエミッタとトランジスタQbのコレクタとが接続さ
れ、そのエミッタがカレントミラーの共通のベースライ
ンに接続されている。そのベースは、トランジスタQa
のコレクタに接続され、ベース駆動電流供給回路14c
が設けらている。これにより入力側トランジスタQaの
駆動電流からベース駆動電流が分流されないのでビット
変換精度は低下しないで済む。しかし、D/A変換して
いないときにあっても、すなわち、D0〜Dn-1が”00
0…0”のときであっても、出力端子14aからトラン
ジスタQqのコレクタ−エミッタ,トランジスタQaのベ
ース−エミッタを介してグランドGNDへとリーク電流
が流れる。このリーク電流は、トランジスタQaのベー
ス駆動電流のほかに、図示するように出力端子14bか
らグランドGNDへと流れ、その電流値は数百nAにも
なる。このリーク電流を持つD/A変換回路14は、ピ
ン数分だけ設けられるので、その分無駄な消費電力が増
加することになる。この発明の目的は、このような従来
技術の問題点を解決するものであって、リーク電流を低
減することができかつ高い精度でD/A変換して駆動電
流を生成することができるD/A変換回路およびこれを
用いる有機EL駆動回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためのこの発明のD/A変換回路およびこれを用いる
有機EL駆動回路の特徴は、複数の出力側トランジスタ
がパラレルにカレントミラー接続され入力側トランジス
タに所定の駆動電流を受けるカレントミラー回路と、入
力側トランジスタのベースあるいはゲートと出力側トラ
ンジスタとのベースあるいはゲートとが共通に接続され
た接続ラインに駆動電流を供給する駆動電流供給回路と
を有し、この駆動電流供給回路が、入力側トランジスタ
にカレントミラー接続されたダイオード接続の第1のト
ランジスタとこの第1のトランジスタの出力側に対して
出力側が所定のバイアスラインとグランドとの間に縦方
向に従属接続された第2のトランジスタとを有し、この
第2のトランジスタのベースあるいはゲートが入力側ト
ランジスタの入力側に接続され、入力側トランジスタが
ダイオード接続されていないものである。
るためのこの発明のD/A変換回路およびこれを用いる
有機EL駆動回路の特徴は、複数の出力側トランジスタ
がパラレルにカレントミラー接続され入力側トランジス
タに所定の駆動電流を受けるカレントミラー回路と、入
力側トランジスタのベースあるいはゲートと出力側トラ
ンジスタとのベースあるいはゲートとが共通に接続され
た接続ラインに駆動電流を供給する駆動電流供給回路と
を有し、この駆動電流供給回路が、入力側トランジスタ
にカレントミラー接続されたダイオード接続の第1のト
ランジスタとこの第1のトランジスタの出力側に対して
出力側が所定のバイアスラインとグランドとの間に縦方
向に従属接続された第2のトランジスタとを有し、この
第2のトランジスタのベースあるいはゲートが入力側ト
ランジスタの入力側に接続され、入力側トランジスタが
ダイオード接続されていないものである。
【0009】
【発明の実施の形態】このように、この発明にあって
は、出力端子とは異なる所定のバイアスラインから電流
が供給されてベースあるはゲートへ駆動電流を供給する
駆動電流供給回路を設け、この駆動電流供給回路からD
/A変換のカレントミラー回路のベースあるはゲートの
接続ラインに電流を供給するようにしているので、出力
端子側からのリーク電流が発生することなく、カレント
ミラー接続のベースあるはゲートへ駆動電流を供給する
ことができる。その結果、リーク電流を低減することが
でき、精度の高いD/A変換回路およびこれを用いる有
機EL駆動回路を実現することができる。
は、出力端子とは異なる所定のバイアスラインから電流
が供給されてベースあるはゲートへ駆動電流を供給する
駆動電流供給回路を設け、この駆動電流供給回路からD
/A変換のカレントミラー回路のベースあるはゲートの
接続ラインに電流を供給するようにしているので、出力
端子側からのリーク電流が発生することなく、カレント
ミラー接続のベースあるはゲートへ駆動電流を供給する
ことができる。その結果、リーク電流を低減することが
でき、精度の高いD/A変換回路およびこれを用いる有
機EL駆動回路を実現することができる。
【0010】
【実施例】図1は、この発明の有機EL駆動回路を適用
した一実施例のカラムドライバを中心とするブロック
図、図2は、他の実施例のカラムドライバを中心とする
ブロック図である。なお、図3,図4と同一の構成要素
は同一の符号で示す。図1において、1は、有機EL駆
動回路のカラムドライバであって、2は、そのD/A変
換回路、3は、そのカレントミラー電流出力回路であ
る。D/A変換回路2は、図4のD/A変換回路14に
対応しているが、トランジスタQqは削除されている。
出力側トランジスタQbのコレクタは、図4と同様に出
力端子2bに接続されている。削除されたトランジスタ
Qqに換えてベース駆動電流供給回路4が設けられてい
る。このベース駆動電流供給回路4は、トランジスタQ
aにカレントミラー接続されたダイオード接続のバイポ
ーラトランジスタQrと、これの上流に設けられたNチ
ャネル型のMOSFETトランジスタTrr、そして、バ
イポーラトランジスタQrの下流でグランドGNDとの
間に設けられた抵抗RrとNチャネル型のMOSFET
トランジスタTrraの直列回路とからなる。なお、図
4,図5では示していないが、トランジスタQaの下流
にもグランドGNDとの間に抵抗RaとNチャネル型の
MOSFETトランジスタTraの直列回路が同様に設け
られている。これら下流に設けられる直列回路は、D/
A変換回路の出力側カレントミラーとの電流バランスを
採るためのものであり、これにより変換精度を確保する
役割を持つ。それぞれの直列回路のトランジスタTraと
トランジスタTrraのゲートは、それぞれ電源ライン+
VDDにプルアップされている。ここで、2aは、D/A
変換回路2の入力端子であり、図3の各ドライバのトラ
ンジスタQ1〜Qmの出力をこれのドライブ段とし、この
ドライブ段のそれぞれの1ピン分の駆動回路を簡略化し
て定電流源14aから駆動電流を受ける。トランジスタ
Trrのゲートは、トランジスタQaのコレクタに接続さ
れ、ソースがトランジスタQrのコレクタに接続され、
さらにトランジスタQaのベースに接続されている。そ
のドレインは、電源ライン+VDDラインに接続されてい
る。また、トランジスタQrのエミッタはグランドGN
Dに接続されている。これにより、各出力側トランジス
タQb〜Qn-1のベース駆動電流がトランジスタTrrを介
して電源ライン+VDDから供給される。なお、トランジ
スタTrrのドレインは、電源ライン+VDDではなく、所
定のバイアスラインに接続されていてもよい。その結
果、図5の場合と同様にこのA/D変換回路2は、精度
の高いビット変換が可能である。なお、以上の場合、入
力側バイポーラトランジスタQaは、ダイオード接続さ
れていない。
した一実施例のカラムドライバを中心とするブロック
図、図2は、他の実施例のカラムドライバを中心とする
ブロック図である。なお、図3,図4と同一の構成要素
は同一の符号で示す。図1において、1は、有機EL駆
動回路のカラムドライバであって、2は、そのD/A変
換回路、3は、そのカレントミラー電流出力回路であ
る。D/A変換回路2は、図4のD/A変換回路14に
対応しているが、トランジスタQqは削除されている。
出力側トランジスタQbのコレクタは、図4と同様に出
力端子2bに接続されている。削除されたトランジスタ
Qqに換えてベース駆動電流供給回路4が設けられてい
る。このベース駆動電流供給回路4は、トランジスタQ
aにカレントミラー接続されたダイオード接続のバイポ
ーラトランジスタQrと、これの上流に設けられたNチ
ャネル型のMOSFETトランジスタTrr、そして、バ
イポーラトランジスタQrの下流でグランドGNDとの
間に設けられた抵抗RrとNチャネル型のMOSFET
トランジスタTrraの直列回路とからなる。なお、図
4,図5では示していないが、トランジスタQaの下流
にもグランドGNDとの間に抵抗RaとNチャネル型の
MOSFETトランジスタTraの直列回路が同様に設け
られている。これら下流に設けられる直列回路は、D/
A変換回路の出力側カレントミラーとの電流バランスを
採るためのものであり、これにより変換精度を確保する
役割を持つ。それぞれの直列回路のトランジスタTraと
トランジスタTrraのゲートは、それぞれ電源ライン+
VDDにプルアップされている。ここで、2aは、D/A
変換回路2の入力端子であり、図3の各ドライバのトラ
ンジスタQ1〜Qmの出力をこれのドライブ段とし、この
ドライブ段のそれぞれの1ピン分の駆動回路を簡略化し
て定電流源14aから駆動電流を受ける。トランジスタ
Trrのゲートは、トランジスタQaのコレクタに接続さ
れ、ソースがトランジスタQrのコレクタに接続され、
さらにトランジスタQaのベースに接続されている。そ
のドレインは、電源ライン+VDDラインに接続されてい
る。また、トランジスタQrのエミッタはグランドGN
Dに接続されている。これにより、各出力側トランジス
タQb〜Qn-1のベース駆動電流がトランジスタTrrを介
して電源ライン+VDDから供給される。なお、トランジ
スタTrrのドレインは、電源ライン+VDDではなく、所
定のバイアスラインに接続されていてもよい。その結
果、図5の場合と同様にこのA/D変換回路2は、精度
の高いビット変換が可能である。なお、以上の場合、入
力側バイポーラトランジスタQaは、ダイオード接続さ
れていない。
【0011】さらに、ここでは、出力端子2bからトラ
ンジスタQaのベースが切り離されているので、D/A
変換していないときであっても、すなわち、D0〜Dn-1
が”000…0”のときにも、出力端子2bからのリー
ク電流はなくなる。このときの駆動電流は、MOSFE
TトランジスタTrrを介してトランジスタQa,Qrのベ
ースに流す駆動電流とトランジスタQrのコレクタ−エ
ミッタ間に流れる電流だけになる。トランジスタQrと
トランジスタTrrとからなるベース駆動電流供給回路4
は、ベース電流駆動のための電流を補給する回路であ
る。この回路から供給される電流は、上流のMOSFE
TトランジスタTrrのドレイン−ソース間の高抵抗値を
介して流す数百nAオーダ程度のもので済む。ここで、
トランジスタQaとトランジスタQrのエミッタ面積比を
10:1とすれば、トランジスタQaの動作電流とし
て、例えば、900nA流すと、トランジスタQr側に
90nA流すことになる。このような回路において、リ
ーク電流が図5のリーク電流と同様にたとえ数百nAあ
ったとしても、このリーク電流は、有機ELパネルの出
力側(ピン9側)とは切り離されているので、ここでの
リーク電流が出力側に影響することはない。そのため、
リーク電流による出力側への影響が排除され、その影響
による電力消費分が低減される。図5においてリーク電
流が影響する出力側の電圧は、15V乃至20Vの電圧
の電源ライン+Vccになるので、リーク電流に対する消
費電力への影響は大きいが、前記のベース駆動電流供給
回路4は、たとえリーク電流があっても5V乃至これ以
下の電圧の電源ライン+VDDになっているので、トータ
ルとしての消費電力の低減につながる。しかも、上流側
にMOSFETトランジスタを設けているので、ゲート
電流はほとんど流れずに済み、トランジスタQaに流れ
る電流精度は向上する。これによりD/A変換精度を向
上させることができる。なお、抵抗Rb〜Rn-1は、出力
側トランジスタQb〜Qn-1のエミッタとトランジスタT
rb〜Trn-1のドレインとの間に挿入されたエミッタ抵抗
である。これによりソース−ドレイン間の寄生容量との
関係で所定の時定数を確保できるが、これらのエミッタ
抵抗は必ず必要なものではない。
ンジスタQaのベースが切り離されているので、D/A
変換していないときであっても、すなわち、D0〜Dn-1
が”000…0”のときにも、出力端子2bからのリー
ク電流はなくなる。このときの駆動電流は、MOSFE
TトランジスタTrrを介してトランジスタQa,Qrのベ
ースに流す駆動電流とトランジスタQrのコレクタ−エ
ミッタ間に流れる電流だけになる。トランジスタQrと
トランジスタTrrとからなるベース駆動電流供給回路4
は、ベース電流駆動のための電流を補給する回路であ
る。この回路から供給される電流は、上流のMOSFE
TトランジスタTrrのドレイン−ソース間の高抵抗値を
介して流す数百nAオーダ程度のもので済む。ここで、
トランジスタQaとトランジスタQrのエミッタ面積比を
10:1とすれば、トランジスタQaの動作電流とし
て、例えば、900nA流すと、トランジスタQr側に
90nA流すことになる。このような回路において、リ
ーク電流が図5のリーク電流と同様にたとえ数百nAあ
ったとしても、このリーク電流は、有機ELパネルの出
力側(ピン9側)とは切り離されているので、ここでの
リーク電流が出力側に影響することはない。そのため、
リーク電流による出力側への影響が排除され、その影響
による電力消費分が低減される。図5においてリーク電
流が影響する出力側の電圧は、15V乃至20Vの電圧
の電源ライン+Vccになるので、リーク電流に対する消
費電力への影響は大きいが、前記のベース駆動電流供給
回路4は、たとえリーク電流があっても5V乃至これ以
下の電圧の電源ライン+VDDになっているので、トータ
ルとしての消費電力の低減につながる。しかも、上流側
にMOSFETトランジスタを設けているので、ゲート
電流はほとんど流れずに済み、トランジスタQaに流れ
る電流精度は向上する。これによりD/A変換精度を向
上させることができる。なお、抵抗Rb〜Rn-1は、出力
側トランジスタQb〜Qn-1のエミッタとトランジスタT
rb〜Trn-1のドレインとの間に挿入されたエミッタ抵抗
である。これによりソース−ドレイン間の寄生容量との
関係で所定の時定数を確保できるが、これらのエミッタ
抵抗は必ず必要なものではない。
【0012】カレントミラー電流出力回路3は、ドライ
ブ段カレントミラー回路3aと出力段カレントミラー回
路3bとからなる。カレントミラー回路3aは、ピーク
電流生成回路であって、ダイオード接続された入力側ト
ランジスタQsと出力側トランジスタQtとからなり、そ
れぞれのエミッタ側がPチャネルMOSFETトランジ
スタTrs,NチャネルMOSFETトランジスタTrtを
介して出力段カレントミラー回路3bの入力端子3cに
接続されている。入力側トランジスタQsのコレクタ
は、D/A変換回路2の出力端子2bに接続され、出力
側トランジスタQtのコレクタは、グランドGNDに接
続されている。トランジスタQsとトランジスタQtのエ
ミッタ面積比は1:xである。ここで、D/A変換回路
2の出力電流をIaとすると、これに対して入力端子3c
に(x+1)Iaの駆動電流を発生することができる。
ブ段カレントミラー回路3aと出力段カレントミラー回
路3bとからなる。カレントミラー回路3aは、ピーク
電流生成回路であって、ダイオード接続された入力側ト
ランジスタQsと出力側トランジスタQtとからなり、そ
れぞれのエミッタ側がPチャネルMOSFETトランジ
スタTrs,NチャネルMOSFETトランジスタTrtを
介して出力段カレントミラー回路3bの入力端子3cに
接続されている。入力側トランジスタQsのコレクタ
は、D/A変換回路2の出力端子2bに接続され、出力
側トランジスタQtのコレクタは、グランドGNDに接
続されている。トランジスタQsとトランジスタQtのエ
ミッタ面積比は1:xである。ここで、D/A変換回路
2の出力電流をIaとすると、これに対して入力端子3c
に(x+1)Iaの駆動電流を発生することができる。
【0013】カレントミラー回路3aは、トランジスタ
TrtがONしているときには、(1+x)倍の駆動電流
を生成する。トランジスタTrsは、トランジスタTrtに
対応して設けられた負荷トランジスタであって、そのゲ
ートはグランドGNDに接続されていて、駆動ラインを
バランスさせるために挿入されている。なお、トランジ
スタTrtは、駆動初期の一定期間だけコントロール信号
CONTを受けてONになる。これにより出力段カレントミ
ラー回路3bの入力側トランジスタQxがベース電流補
正駆動用のカレントミラートランジスタQu,Qwを介し
て駆動される。その結果、入力側トランジスタQxによ
りトランジスタTrtがONしたピーク駆動時の一定期間
には(1+x)Iaの電流が流れる。その後に通常駆動
電流として駆動電流Iaが出力される。それらが出力段
カレントミラー回路3bの出力側トランジスタQyでさ
らにN倍に電流増幅されて、有機ELパネルのピン9に
出力される。なお、出力段カレントミラー回路3bのト
ランジスタQxとトランジスタQyのエミッタ面積比は
1:Nであり、これらトランジスタのエミッタは、電源
ライン+VDDではなく、これより高い電圧、例えば、+
15V乃至+20V程度の電源ライン+Vccに接続さ
れ、出力側トランジスタQyのコレクタは、カラム側の
ピン9に接続されている。そこで、ピーク時にはN×
(1+x)Iaの駆動電流を流してピン9を駆動する。
これにより容量性負荷となる特性を持つ有機EL素子が
ピーク電流で初期充電されて電流駆動される。ところ
で、ピーク電流生成回路であるカレントミラー回路3a
を前記したようにD/A変換回路2と出力段カレントミ
ラー回路3bとの間に設けることにより消費電力の低減
を図ることができる。それは、通常、ピーク電流生成回
路が図3に示す 基準電圧発生回路11に設けられるか
らである。この場合には、ドライブ段となるカレントミ
ラー電流出力回路13を経てカレントミラー電流出力回
路3に至るまでにピーク電流信号が多数のステージを経
てそれぞれのステージに流れることになる。そのために
各ステージを構成するトランジスタでピーク電流分の電
力が消費される。しかし、この実施例のように最終段に
近い位置にピーク電流生成回路を配置することで、その
分無駄な電力消費が抑えられる。
TrtがONしているときには、(1+x)倍の駆動電流
を生成する。トランジスタTrsは、トランジスタTrtに
対応して設けられた負荷トランジスタであって、そのゲ
ートはグランドGNDに接続されていて、駆動ラインを
バランスさせるために挿入されている。なお、トランジ
スタTrtは、駆動初期の一定期間だけコントロール信号
CONTを受けてONになる。これにより出力段カレントミ
ラー回路3bの入力側トランジスタQxがベース電流補
正駆動用のカレントミラートランジスタQu,Qwを介し
て駆動される。その結果、入力側トランジスタQxによ
りトランジスタTrtがONしたピーク駆動時の一定期間
には(1+x)Iaの電流が流れる。その後に通常駆動
電流として駆動電流Iaが出力される。それらが出力段
カレントミラー回路3bの出力側トランジスタQyでさ
らにN倍に電流増幅されて、有機ELパネルのピン9に
出力される。なお、出力段カレントミラー回路3bのト
ランジスタQxとトランジスタQyのエミッタ面積比は
1:Nであり、これらトランジスタのエミッタは、電源
ライン+VDDではなく、これより高い電圧、例えば、+
15V乃至+20V程度の電源ライン+Vccに接続さ
れ、出力側トランジスタQyのコレクタは、カラム側の
ピン9に接続されている。そこで、ピーク時にはN×
(1+x)Iaの駆動電流を流してピン9を駆動する。
これにより容量性負荷となる特性を持つ有機EL素子が
ピーク電流で初期充電されて電流駆動される。ところ
で、ピーク電流生成回路であるカレントミラー回路3a
を前記したようにD/A変換回路2と出力段カレントミ
ラー回路3bとの間に設けることにより消費電力の低減
を図ることができる。それは、通常、ピーク電流生成回
路が図3に示す 基準電圧発生回路11に設けられるか
らである。この場合には、ドライブ段となるカレントミ
ラー電流出力回路13を経てカレントミラー電流出力回
路3に至るまでにピーク電流信号が多数のステージを経
てそれぞれのステージに流れることになる。そのために
各ステージを構成するトランジスタでピーク電流分の電
力が消費される。しかし、この実施例のように最終段に
近い位置にピーク電流生成回路を配置することで、その
分無駄な電力消費が抑えられる。
【0014】図2は、他の実施例であって、入力デジタ
ル値をDo〜D4の5ビットとして16倍までの電流を発
生する例である。出力側トランジスタは、Qb〜Qfであ
り、スイッチ回路としてのトランジスタは、Trb〜Trf
である。なお、出力側トランジスタQb〜Qfのエミッタ
とトランジスタTrb〜Trfのドレインとの間に挿入され
た図1に示す抵抗Rb〜Rfは、省略してある。同様に、
トランジスタQa,Qrの下流の抵抗Ra,Rrも省略して
ある。この実施例では、D/A変換回路2の、×8,×
16の倍数の桁位置のビットに対するカレントミラーの
出力側のトランジスタを×4倍として、これに対して縦
にカレントミラー回路を積上げて従属接続し、電流増幅
する回路としたD/A変換回路20である。すなわち、
8倍の桁位置のカレントミラー回路5は、×4の倍数の
カレントミラーの出力側トランジスタQeの上流にカレ
ントミラー回路6が設けられ、合計で8倍の電流値8I
を出力端子2bから引き込む。16倍の桁位置のカレン
トミラー回路7は、×4の倍数のカレントミラーの出力
側トランジスタQfの上流にカレントミラー回路8が設
けられ、合計で16倍の電流値16Iを出力端子2bか
ら引き込む。カレントミラー回路6は、出力側トランジ
スタQeのコレクタにコレクタが接続され、エミッタが
出力端子2bに接続された入力側トランジスタQgと、コ
レクタがグランドGNDに接続され、エミッタが出力端
子2bに接続された出力側トランジスタQhからなる。
トランジスタQgとトランジスタQhとのエミッタ面積比
は1:1であって、トランジスタQgは、トランジスタ
Qa,Qbと同様なエミッタ面積を持っている。したがっ
て、カレントミラー回路5は、トランジスタQaに対し
て×8の倍数のエミッタ面積を持つ図1の場合の×8の
トランジスタを設けるよりも×1の倍数のトランジスタ
が2個と×4の倍数のトランジスタ1個で済む。その結
果、トランジスタの専有面積が全体として小さくなる。
ル値をDo〜D4の5ビットとして16倍までの電流を発
生する例である。出力側トランジスタは、Qb〜Qfであ
り、スイッチ回路としてのトランジスタは、Trb〜Trf
である。なお、出力側トランジスタQb〜Qfのエミッタ
とトランジスタTrb〜Trfのドレインとの間に挿入され
た図1に示す抵抗Rb〜Rfは、省略してある。同様に、
トランジスタQa,Qrの下流の抵抗Ra,Rrも省略して
ある。この実施例では、D/A変換回路2の、×8,×
16の倍数の桁位置のビットに対するカレントミラーの
出力側のトランジスタを×4倍として、これに対して縦
にカレントミラー回路を積上げて従属接続し、電流増幅
する回路としたD/A変換回路20である。すなわち、
8倍の桁位置のカレントミラー回路5は、×4の倍数の
カレントミラーの出力側トランジスタQeの上流にカレ
ントミラー回路6が設けられ、合計で8倍の電流値8I
を出力端子2bから引き込む。16倍の桁位置のカレン
トミラー回路7は、×4の倍数のカレントミラーの出力
側トランジスタQfの上流にカレントミラー回路8が設
けられ、合計で16倍の電流値16Iを出力端子2bか
ら引き込む。カレントミラー回路6は、出力側トランジ
スタQeのコレクタにコレクタが接続され、エミッタが
出力端子2bに接続された入力側トランジスタQgと、コ
レクタがグランドGNDに接続され、エミッタが出力端
子2bに接続された出力側トランジスタQhからなる。
トランジスタQgとトランジスタQhとのエミッタ面積比
は1:1であって、トランジスタQgは、トランジスタ
Qa,Qbと同様なエミッタ面積を持っている。したがっ
て、カレントミラー回路5は、トランジスタQaに対し
て×8の倍数のエミッタ面積を持つ図1の場合の×8の
トランジスタを設けるよりも×1の倍数のトランジスタ
が2個と×4の倍数のトランジスタ1個で済む。その結
果、トランジスタの専有面積が全体として小さくなる。
【0015】なお、ここで各トランジスタに流れる電流
値は、μAオーダの微少電流であるので、セル化されて
形成された1個のトランジスタにおいてエミッタ面積比
が×1のものであっても、4倍の電流値4Iを十分に流
せる能力がある。また、微少な電流を生成する場合に×
nのエミッタ面積比のカレントミラー回路の出力側トラ
ンジスタQは、通常、セルとして形成されたトランジス
タQをn個パラレルに接続することで形成される。そこ
で、前記の場合には、×1のトランジスタが6個とな
り、図1の実施例では、×8の倍数の場合、×1のトラ
ンジスタを8個用いることになるので、この場合よりも
トランジスタの数が2個少なくて済む。16倍の桁位置
のカレントミラー回路7も同様な形態を採っていて、カ
レントミラー回路8は、入力側トランジスタQiと出力
側トランジスタQjからなる。ここで、トランジスタQi
とトランジスタQjとのエミッタ面積比は1:3であっ
て、る。全体として16Iの電流を出力端子2bからシ
ンクすることができる。この場合には、×1のトランジ
スタが8個となり、×1のトランジスタを16個用いる
図1の×16の倍数の出力トランジスタの場合の半分と
なる。
値は、μAオーダの微少電流であるので、セル化されて
形成された1個のトランジスタにおいてエミッタ面積比
が×1のものであっても、4倍の電流値4Iを十分に流
せる能力がある。また、微少な電流を生成する場合に×
nのエミッタ面積比のカレントミラー回路の出力側トラ
ンジスタQは、通常、セルとして形成されたトランジス
タQをn個パラレルに接続することで形成される。そこ
で、前記の場合には、×1のトランジスタが6個とな
り、図1の実施例では、×8の倍数の場合、×1のトラ
ンジスタを8個用いることになるので、この場合よりも
トランジスタの数が2個少なくて済む。16倍の桁位置
のカレントミラー回路7も同様な形態を採っていて、カ
レントミラー回路8は、入力側トランジスタQiと出力
側トランジスタQjからなる。ここで、トランジスタQi
とトランジスタQjとのエミッタ面積比は1:3であっ
て、る。全体として16Iの電流を出力端子2bからシ
ンクすることができる。この場合には、×1のトランジ
スタが8個となり、×1のトランジスタを16個用いる
図1の×16の倍数の出力トランジスタの場合の半分と
なる。
【0016】以上説明してきたが、実施例では、入力側
のトランジスタQaにカレントミラー接続されたバイポ
ーラトランジスタQrと、これの上流に設けられたNチ
ャネルのMOSFETトランジスタTrrとからなるベー
ス駆動電流供給回路4を設けているが、トランジスタT
rrは、抵抗とバイポーラトランジスタの直列回路であっ
てもよい。この場合には、少し電流が増加するが、それ
でもD/A変換していないときの駆動電流については、
図5の場合のリーク電流値よりも小さくすることができ
る。また、実施例のnpn型トランジスタは、pnpト
ランジスタに、pnp型トランジスタは、npnトラン
ジスタに置き換えることができる。この場合には、電源
電圧は負となり、上流に設けたトランジスタは下流に設
けることになる。さらに、実施例のD/A変換回路は、
バイポーラトランジスタを主体として構成しているが、
MOSFETトランジスタを主体として構成してもよい
ことはもちろんである。この場合、カレントミラー回路
の入力側トランジスタと出力側トランジスタとは、ゲー
トが共通に接続されることになる。
のトランジスタQaにカレントミラー接続されたバイポ
ーラトランジスタQrと、これの上流に設けられたNチ
ャネルのMOSFETトランジスタTrrとからなるベー
ス駆動電流供給回路4を設けているが、トランジスタT
rrは、抵抗とバイポーラトランジスタの直列回路であっ
てもよい。この場合には、少し電流が増加するが、それ
でもD/A変換していないときの駆動電流については、
図5の場合のリーク電流値よりも小さくすることができ
る。また、実施例のnpn型トランジスタは、pnpト
ランジスタに、pnp型トランジスタは、npnトラン
ジスタに置き換えることができる。この場合には、電源
電圧は負となり、上流に設けたトランジスタは下流に設
けることになる。さらに、実施例のD/A変換回路は、
バイポーラトランジスタを主体として構成しているが、
MOSFETトランジスタを主体として構成してもよい
ことはもちろんである。この場合、カレントミラー回路
の入力側トランジスタと出力側トランジスタとは、ゲー
トが共通に接続されることになる。
【0017】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明にあ
っては、出力端子とは異なる所定のバイアスラインから
電流が供給されてベースあるはゲートへ駆動電流を供給
する駆動電流供給回路を設け、この駆動電流供給回路か
らD/A変換のカレントミラー回路のベースあるはゲー
トの接続ラインに電流を供給するようにしているので、
出力端子側からのリーク電流が発生することなく、カレ
ントミラー接続のベースあるはゲートへ駆動電流を供給
することができる。その結果、リーク電流を低減するこ
とができ、精度の高いD/A変換回路およびこれを用い
る有機EL駆動回路を実現することができる。
っては、出力端子とは異なる所定のバイアスラインから
電流が供給されてベースあるはゲートへ駆動電流を供給
する駆動電流供給回路を設け、この駆動電流供給回路か
らD/A変換のカレントミラー回路のベースあるはゲー
トの接続ラインに電流を供給するようにしているので、
出力端子側からのリーク電流が発生することなく、カレ
ントミラー接続のベースあるはゲートへ駆動電流を供給
することができる。その結果、リーク電流を低減するこ
とができ、精度の高いD/A変換回路およびこれを用い
る有機EL駆動回路を実現することができる。
【図1】図1は、この発明の有機EL駆動回路を適用し
た一実施例のカラムドライバを中心とするブロック図で
ある。
た一実施例のカラムドライバを中心とするブロック図で
ある。
【図2】図2は、他の実施例のカラムドライバを中心と
するブロック図である。
するブロック図である。
【図3】図3は、従来のカラムドライバの一例の説明図
である。
である。
【図4】図4は、従来の有機EL駆動回路のD/A変換
回路の一例の説明図である。
回路の一例の説明図である。
【図5】図5は、従来の有機EL駆動回路のD/A変換
回路の他の一例の説明図である。
回路の他の一例の説明図である。
1…カラムドライバ、2,14…D/A変換回路、2a
…入力端子、2b…出力端子、3,13…カレントミラ
ー電流出力回路、3a…ドライブ段カレントミラー回
路、3b…出力段カレントミラー回路、4,11c…ベー
ス駆動電流供給回路、5,6,7,8…カレントミラー
回路、9…ピン、10…カラムライン電流駆動回路、Q
1〜Qm,Qa〜Qn-1…トランジスタ。
…入力端子、2b…出力端子、3,13…カレントミラ
ー電流出力回路、3a…ドライブ段カレントミラー回
路、3b…出力段カレントミラー回路、4,11c…ベー
ス駆動電流供給回路、5,6,7,8…カレントミラー
回路、9…ピン、10…カラムライン電流駆動回路、Q
1〜Qm,Qa〜Qn-1…トランジスタ。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 藤沢 雅憲
京都市右京区西院溝崎町21番地 ローム株
式会社内
Fターム(参考) 5C080 AA06 BB05 CC03 DD26 EE28
FF11 JJ03
5J022 AB04 BA01 CF04 CF07
Claims (7)
- 【請求項1】複数の出力側トランジスタがパラレルにカ
レントミラー接続され入力側トランジスタに所定の駆動
電流を受けるカレントミラー回路を有し、それぞれ前記
出力側トランジスタが入力データのビット桁位置対応に
配置されて前記入力データに応じて選択的に駆動され、
前記入力データに対応する変換アナログ電流を前記出力
側トランジスタに流れる合計の電流値として出力端子に
発生するD/A変換回路において、 前記入力側トランジスタのベースあるいはゲートと前記
出力側トランジスタとのベースあるいはゲートとが共通
に接続された接続ラインに駆動電流を供給する駆動電流
供給回路を備え、この駆動電流供給回路は、前記入力側
トランジスタにカレントミラー接続されたダイオード接
続の第1のトランジスタとこの第1のトランジスタの出
力側に対して出力側が所定のバイアスラインとグランド
との間に縦方向に従属接続された第2のトランジスタと
を有し、この第2のトランジスタのベースあるいはゲー
トが前記入力側トランジスタの入力側に接続され、前記
入力側トランジスタがダイオード接続されていないこと
を特徴とするD/A変換回路。 - 【請求項2】前記第1のトランジスタと前記入力側トラ
ンジスタおよび前記出力側トランジスタとは、バイポー
ラトランジスタで構成され、前記第2のトランジスタ
は、MOSFETトランジスタである請求項1記載のD
/A変換回路。 - 【請求項3】前記第1、第2のトランジスタと前記入力
側トランジスタおよび前記出力側トランジスタは、MO
SFETトランジスタである請求項1記載のD/A変換
回路。 - 【請求項4】表示データを受けてこれに対応する表示の
ためのアナログの電流を発生するD/A変換回路と、 このD/A変換回路からの出力電流で駆動され有機EL
表示パネルの端子ピンを駆動するカレントミラー電流出
力回路とを備え、 前記D/A変換回路は、複数の出力側トランジスタがパ
ラレルにカレントミラー接続され入力側トランジスタに
所定の駆動電流を受けるカレントミラー回路と、前記入
力側トランジスタのベースあるいはゲートと前記出力側
トランジスタとのベースあるいはゲートとが共通に接続
された接続ラインに駆動電流を供給する駆動電流供給回
路とを有し、この駆動電流供給回路は、前記入力側トラ
ンジスタにカレントミラー接続されたダイオード接続の
第1のトランジスタとこの第1のトランジスタの出力側
に対して出力側が所定のバイアスラインとグランドとの
間に縦方向に従属接続された第2のトランジスタとを有
し、この第2のトランジスタのベースあるいはゲートが
前記入力側トランジスタの入力側に接続され、前記入力
側トランジスタがダイオード接続されていないことを特
徴とする有機EL駆動回路。 - 【請求項5】前記第1のトランジスタと前記入力側トラ
ンジスタおよび前記出力側トランジスタとは、バイポー
ラトランジスタで構成され、前記第2のトランジスタ
は、MOSFETトランジスタである請求項4記載の有
機EL駆動回路。 - 【請求項6】前記第1、第2のトランジスタと前記入力
側トランジスタおよび前記出力側トランジスタは、MO
SFETトランジスタである請求項4記載の有機EL駆
動回路。 - 【請求項7】さらに、ピーク電流生成回路を有し、この
ピーク電流生成回路は、前記D/A変換回路の前記出力
電流を受けてその出力電流に応じたピーク電流を生成し
前記カレントミラー電流出力回路を駆動する請求項4記
載の有機EL駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002033719A JP3924179B2 (ja) | 2002-02-12 | 2002-02-12 | D/a変換回路およびこれを用いる有機el駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002033719A JP3924179B2 (ja) | 2002-02-12 | 2002-02-12 | D/a変換回路およびこれを用いる有機el駆動回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003234655A true JP2003234655A (ja) | 2003-08-22 |
JP3924179B2 JP3924179B2 (ja) | 2007-06-06 |
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ID=27776431
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