JP2003234590A - 沸騰冷却装置 - Google Patents

沸騰冷却装置

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JP2003234590A
JP2003234590A JP2002032424A JP2002032424A JP2003234590A JP 2003234590 A JP2003234590 A JP 2003234590A JP 2002032424 A JP2002032424 A JP 2002032424A JP 2002032424 A JP2002032424 A JP 2002032424A JP 2003234590 A JP2003234590 A JP 2003234590A
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refrigerant
boiling
container
intermediate plate
refrigerant container
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Kazuki Suzuki
和貴 鈴木
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜した状態で使用されたとしても冷媒の循
環不良を防止することが可能な沸騰冷却装置を提供する
こと。 【解決手段】 冷媒容器を構成する4枚のプレート21
〜24のうち、受熱プレート21に接する中間プレート
22には、冷媒の沸騰領域を取り囲むように半円弧状の
外周流路221が設けられるとともに、この外周流路2
21のほぼ全周から沸騰領域に延びる直線状流路222
が設けられている。これによると、傾斜した状態で使用
されたとしても、凝縮が完了した液冷媒は、冷媒容器の
内部底面にある外周流路221により最も低い部位に貯
留した後、冷媒容器の内部底面にある直線状流路222
により沸騰領域に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒の沸騰と凝縮
による潜熱移動によって発熱体を冷却する沸騰冷却装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の沸騰冷却装置として、本出願人が
既に出願している特願2001−327444号に記載
の沸騰冷却装置がある。この沸騰冷却装置は、発熱電子
部品等の発熱体に底面を接して熱を受ける冷媒容器と、
この冷媒容器の内部と連通して冷媒容器の上面に直立し
て組み付けられる複数本のチューブと、この複数本のチ
ューブ同士を連通するヘッダタンクを備えるものであ
る。
【0003】そして、冷媒容器は、表面に発熱体が取り
付けられる受熱プレートと、表面にチューブが取り付け
られる放熱プレートとを有し、この受熱プレートと放熱
プレートとの間に、板厚方向に貫通する複数のスリット
状の開口部を有する2枚の中間プレートを重ね合わせた
ものが示されている。このような積層構造の冷媒容器に
用いられる中間プレートの一例を図9に示す。
【0004】図9(a)に示す中間プレート123は、
表面にチューブが取り付けられる放熱プレートに隣接す
る中間プレートであり、中間プレート123には、図に
示すように、中間プレート123の図中縦方向に延びる
スリット状の開口部123aが複数本並設されている。
また、図9(b)に示す中間プレート122は、受熱プ
レートに隣接する中間プレートであり、中間プレート1
22には、図に示すように、中間プレート122の図中
横方向に延びるスリット状の開口部122aが複数本並
設されている。
【0005】そして、これらの中間プレート122、1
23を受熱プレートと放熱プレートとの間に重ね合わせ
るときには、スリット状の開口部122aと開口部12
3aとが直交するように配置される。これにより、開口
部122aと開口部123aとがすべて連通し、冷媒容
器内に冷媒を貯留するための空間が形成されるようにな
っている。なお、発熱体の取付け範囲を上方側の冷媒容
器内に投影した部分を沸騰領域と呼ぶ場合に、沸騰領域
は、図9(b)に示す一点鎖線で囲まれた符号161の
範囲となる。
【0006】この冷媒容器を備える沸騰冷却装置が冷媒
容器の外部底面に取り付けられた発熱体を冷却するとき
には、冷媒容器内に貯留された冷媒が発熱体の熱を受け
て、主に沸騰領域161において沸騰する。沸騰してガ
ス化した冷媒は、主に沸騰領域161の上方にあるチュ
ーブを通り、ヘッダタンク内を通過して、主に沸騰領域
161外の上方にあるチューブを介して冷媒容器内の外
周部に戻る。このとき、チューブ内において、冷媒は潜
熱を外部に放出して凝縮し液冷媒となるようになってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
沸騰冷却装置においては、冷却すべき発熱電子部品等の
発熱体を搭載した電子機器等が若干傾斜して設置された
場合等に、発熱体の沸騰冷却装置との当接面が傾斜し、
沸騰冷却装置の冷媒容器の底面が傾斜した状態で使用さ
れることがある。このようなときには、当然液冷媒は冷
媒容器内の空間において低い部位に貯留する。
【0008】そして、発熱体が発熱し、主に沸騰領域1
61が加熱されると、この領域において液冷媒は受熱し
て沸騰気化し、上記のようにチューブ内およびヘッダタ
ンク内を循環して凝縮した冷媒は、冷媒容器内の空間に
おいて低い部位に戻る。また、沸騰領域における冷媒の
沸騰気化に伴ない、冷媒容器内の低い部位から沸騰領域
161に液冷媒が移動供給される。
【0009】ところが、沸騰冷却装置が傾斜した状態で
使用されると、冷媒容器内の低い部位から沸騰領域16
1への液冷媒の移動供給が順調に行なわれず、冷媒の循
環不良により冷却性能の低下を招く場合があるという問
題がある。
【0010】例えば、図9に示す中間プレート122、
123の角部Bが最下部となるように冷媒容器が傾斜し
た場合には、液冷媒は冷媒容器内の最も低い部位である
開口部122aの最下部122b側に貯留する。開口部
122aの最下部122bに貯留した液冷媒は、必ず開
口部122aと開口部123aと経て沸騰領域161に
供給される。最下部122bの液冷媒は一段上部にある
中間プレート123の開口部123aを経て異なる開口
部122a間を移動する必要があるため、液冷媒の移動
に対し抵抗となり易く、冷媒の循環不良の原因となる。
【0011】本発明は、上記点を鑑みてなされたもので
あって、傾斜した状態で使用されたとしても、冷媒の循
環不良を防止することが可能な沸騰冷却装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、外部底面に発熱体
(6)が取り付けられ、内部に発熱体(6)の熱を受け
て沸騰する冷媒を貯留する冷媒容器(2)と、この冷媒
容器(2)の内部と連通して冷媒容器(2)の上面に略
直立して組み付けられた複数本のチューブ(3)を有す
る放熱部(3、5)と、複数本のチューブ(3)同士を
連通するヘッダタンク(4)とを備え、冷媒容器(2)
に貯留されている冷媒が発熱体(6)から受熱して沸騰
気化し、その冷媒蒸気が有する潜熱を放熱部(3、5)
より放出して発熱体(6)を冷却する沸騰冷却装置
(1)であって、冷媒容器(2)の内部には、発熱体
(6)により冷媒が蒸発気化する沸騰領域(61)が形
成され、冷媒容器(2)の内部底面には、同一平面内
に、沸騰領域(61)を取り囲む略円弧状冷媒流路(2
21)と、この略円弧状冷媒流路(221)の略全周か
ら沸騰領域(61)まで延びる複数の略直線状冷媒流路
(222)とが形成されていることを特徴としている。
【0013】これによると、沸騰冷却装置(1)が傾斜
した状態で使用されたとしても、凝縮が完了した液冷媒
は、冷媒容器(2)の内部底面にある略円弧状冷媒流路
(221)により最も低い部位に貯留した後、冷媒容器
(2)の内部底面にある略直線状冷媒流路(222)に
より沸騰領域(61)に供給される。したがって、液冷
媒の移動に対し抵抗となり難く、冷媒の循環不良を防止
することが可能である。
【0014】また、請求項2に記載の発明のように、略
円弧状冷媒流路(221)は、2つの向かい合った略半
円弧状冷媒流路(221)とすることができる。
【0015】また、請求項3に記載の発明では、冷媒容
器(2)は、2枚の外側プレート部材(21、24)の
間に冷媒流路となる板厚方向に貫通するスリット(22
1、222)を形成した中間プレート部材(22)を積
層配置して形成されており、略円弧状冷媒流路(22
1)および略直線状冷媒流路(222)は、冷媒容器
(2)の最も底面側に配置された中間プレート部材(2
2)にスリットとして形成されていることを特徴として
いる。
【0016】これによると、冷媒流路となるスリットを
形成した中間プレート部材(22)を外側プレート部材
(21、24)とともに積層することで冷媒容器(2)
を容易に構成することができる。また、沸騰領域(6
1)を取り囲む冷媒流路は略円弧状であるため、この冷
媒流路を板厚方向に貫通するスリットにより形成して
も、中間プレート部材(22)形成時に沸騰領域(6
1)を取り囲む冷媒流路(221)の内側と外側とが接
続したものとすることが可能である。したがって、中間
プレート部材(22)の取り扱いが容易である。
【0017】また、請求項2に記載の発明のように、略
円弧状冷媒流路(221)を2つの向かい合った略半円
弧状冷媒流路(221)とすれば、沸騰領域(61)を
取り囲む冷媒流路(221)の内側と外側との接続を一
層確実なものとすることが可能である。
【0018】また、請求項4に記載の発明では、最も底
面側に配置された中間プレート部材(22)である第1
の中間プレート部材(22)に隣接配置された第2の中
間プレート部材(23)には、略円弧状冷媒流路(22
1)の端部(221a)相互を連通する連通流路(23
2)が形成されていることを特徴としている。
【0019】これによると、第1の中間プレート部材
(22)の略円弧状冷媒流路(221)と、第2の中間
部材(23)の連通流路(232)とで環状の冷媒流路
を形成することができる。したがって、冷媒の循環不良
を確実に防止することが可能である。
【0020】また、請求項5に記載の発明では、略円弧
状冷媒流路(221)および略直線状冷媒流路(22
2)は、沸騰領域(61)に対して対称的な形状を有す
ることを特徴としている。
【0021】これによると、沸騰冷却装置(1)がどの
ような向きに傾斜していたとしても、略円弧状冷媒流路
(221)および略直線状冷媒流路(222)を介し
て、冷媒を沸騰領域(61)に供給することができる。
【0022】また、請求項6に記載の発明では、外部底
面に発熱体(6)が取り付けられ、内部に発熱体(6)
の熱を受けて沸騰する冷媒を貯留する冷媒容器(2)
と、この冷媒容器(2)の内部と連通して冷媒容器
(2)の上面に略直立して組み付けられた複数本のチュ
ーブ(3)を有する放熱部(3、5)と、複数本のチュ
ーブ(3)同士を連通するヘッダタンク(4)とを備
え、冷媒容器(2)に貯留されている冷媒が発熱体
(6)から受熱して沸騰気化し、その冷媒蒸気が有する
潜熱を前記放熱部(3、5)より放出して発熱体(6)
を冷却する沸騰冷却装置(1)であって、冷媒容器
(2)の内部には、発熱体(6)により冷媒が蒸発気化
する沸騰領域(61)が形成され、冷媒容器(2)の内
部底面には、同一平面内に、沸騰領域(61)を取り囲
む環状冷媒流路(221、421)と、この環状冷媒流
路(221、421)の略全周から沸騰領域(61)ま
で延びる複数の略直線状冷媒流路(222)とが形成さ
れていることを特徴としている。
【0023】これによると、沸騰冷却装置(1)が傾斜
した状態で使用されたとしても、凝縮が完了した液冷媒
は、冷媒容器(2)の内部底面にある環状冷媒流路(2
21、421)により最も低い部位に貯留した後、冷媒
容器(2)の内部底面にある略直線状冷媒流路(22
2)により沸騰領域(61)に供給される。したがっ
て、液冷媒の移動に対し抵抗となり難く、冷媒の循環不
良を防止することが可能である。
【0024】また、請求項7に記載の発明では、冷媒容
器(2)は、2枚の外側プレート部材(21、24)の
間に冷媒流路となる板厚方向に貫通するスリット(22
1)および板厚方向に底面を有する溝(421)を形成
した中間プレート部材(42)を積層配置して形成され
ており、環状冷媒流路(221、421)および略直線
状冷媒流路(222)は、冷媒容器(2)の最も底面側
に配置された中間プレート部材(42)に形成され、環
状冷媒流路(221、421)はスリット(221)お
よび溝(421)により形成されていることを特徴とし
ている。
【0025】これによると、冷媒流路となるスリット
(221)および溝(421)を形成した中間プレート
部材(42)を外側プレート部材(21、24)ととも
に積層することで、冷媒容器(2)を容易に構成するこ
とができる。また、沸騰領域(61)を取り囲む冷媒流
路(221、421)をスリット(221)と溝(42
1)により形成されるため、中間プレート部材(42)
形成時に沸騰領域(61)を取り囲む冷媒流路(22
1、421)の内側と外側とを溝(421)を形成した
部分で接続したものとすることが可能である。したがっ
て、中間プレート部材(42)の取り扱いが容易であ
る。
【0026】また、請求項8に記載の発明では、冷媒容
器(2)は、複数のプレート部材(51、23、24)
を積層配置して形成されており、環状冷媒流路(52
1)および略直線状冷媒流路(522)は、冷媒容器
(2)の最も底面側に配置されたプレート部材(51)
に形成され、底面を有する溝であることを特徴としてい
る。
【0027】これによると、環状冷媒流路(521)と
略直線状冷媒流路(522)とを形成したプレート部材
(51)を他のプレート部材とともに積層することで、
冷媒容器(2)を容易に構成することができる。
【0028】また、請求項9に記載の発明では、環状冷
媒流路(221、421)および略直線状冷媒流路(2
22)は、沸騰領域(61)に対して対称的な形状を有
することを特徴としている。
【0029】これによると、沸騰冷却装置(1)がどの
ような向きに傾斜していたとしても、環状冷媒流路(2
21、421)および略直線状冷媒流路(222)を介
して、冷媒を沸騰領域(61)に供給することができ
る。
【0030】また、請求項10に記載の発明では、複数
本のチューブ(3)間には、放熱フィン(5)が形成さ
れていることを特徴としている。
【0031】これによると、放熱部(3、5)の放熱性
能を向上することが可能である。
【0032】なお、上記各手段に付した括弧内の符号
は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を
示す。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
【0034】(第1の実施形態)図1は、第1の実施形
態の冷媒容器の積層構造を示す斜視説明図である。ま
た、図2は、沸騰冷却装置の外観斜視図である。
【0035】図2に示すように、沸騰冷却装置1は、例
えば、半導体素子等の発熱体6を冷却するもので、内部
空間に冷媒を貯留する冷媒容器2と、この冷媒容器2の
内部空間と連通する複数本(本例では7本)のチューブ
3と、この複数本のチューブ3同士を連通するヘッダタ
ンク4と、複数本のチューブ3の間に設けられた放熱フ
ィン5とで構成されている。
【0036】なお、図2では、1箇所のチューブ3間の
みに放熱フィン5を図示し、他の5箇所のチューブ3間
では図示を省略している。また、発熱体6は冷媒容器2
の外部底面中央部に取り付けられるものであるが、図2
においては、位置関係を理解し易くするために発熱体6
を下方にずらして図示している。なお、以下の説明にお
いて、冷媒容器2に対する発熱体6の取付け範囲を上方
側の冷媒容器2内に投影した部分が沸騰領域であり、こ
の沸騰領域において発熱体6の熱を受けて冷媒は蒸発気
化する。
【0037】図1および図2に示すように、冷媒容器2
は、底面側の外側プレート部材である受熱プレート21
と上側の外側プレート部材である放熱プレート24、お
よび受熱プレート21と放熱プレート24との間に積層
される第1の中間プレート部材である中間プレート22
と第2の中間プレート部材である中間プレート23とに
より構成されている。また、図2に示すように、ヘッダ
タンク4は、冷媒容器2を構成する4枚のプレート21
〜24を冷媒容器2と逆の順に積層し構成されている。
【0038】受熱プレート21、放熱プレート24、お
よび中間プレート22、23は、それぞれろう付けが可
能で、熱伝導性に優れる金属板(例えばアルミニウム板
もしくはアルミニウム合金板)からなり、それぞれ平面
形状が同一な矩形に形成されている。具体的には、受熱
プレート21には熱伝導性よりアルミニウム板を使用
し、他のプレート22〜24には母材となるアルミニウ
ム合金板の表面にろう材層が形成されたクラッド材を使
用している。
【0039】図1に示すように、放熱プレート24に
は、スリット状の開口部241が複数形成されている。
この開口部241は後述するチューブ3が差し込まれる
挿入孔である。また、各プレート21〜24には、積層
時に対応する複数(本例では4ヶ所)の部位に、それぞ
れ貫通孔214、224、234、244が設けられて
いる。これらの貫通孔214、224、234、244
は、発熱体6を搭載した図示しない電子機器等に沸騰冷
却器2を螺子止め際に使用される孔である。なお、中間
プレート22、23内に形成された冷媒流路となるスリ
ット等については後述する。
【0040】図2に示すチューブ3は、アルミニウム材
の押し出し成形により内部に複数の管状通路を有する多
孔偏平チューブである。また、放熱フィン5は、熱伝導
性に優れるアルミニウムの薄肉板材を波状に成形したも
のである。なお、放熱フィン5を形成する薄肉板材は、
表面にろう材層が形成されたものを使用している。そし
て、冷媒容器2およびヘッダタンク4を構成する各プレ
ート21〜24、チューブ3および放熱フィン5を一体
ろう付けして沸騰冷却装置1は形成されている。
【0041】図3は中間プレート22の平面図である。
なお、一点鎖線で囲まれた領域は前述の沸騰領域61で
ある。図3に示すように、中間プレート22には、コの
字型をした略半円弧状冷媒流路である外周流路221
が、沸騰領域61を取り囲むように2つ向かい合わせて
形成されている。外周流路221は本実施形態における
略円弧状冷媒流路である。
【0042】コの字型の外周流路221の内側には、外
周流路221から沸騰領域61まで延びる複数の直線状
流路222が形成されている。直線状流路222は、外
周流路221のほぼ全長にわたり形成されている。すな
わち、2つの外周流路221が沸騰領域61を取り囲む
ように形成されるとともに、外周流路221のほぼ全周
に略直線状冷媒流路である直線状流路222が形成され
ている。
【0043】外周流路221と直線状流路222とは、
前述の貫通孔224とともに、プレス加工によりスリッ
トとして形成される。本例ではスリット形成にプレス加
工を採用したが、切削加工、エッチング加工等を採用す
ることも可能である。
【0044】一方、中間プレート23には、図1に示す
ように、スリット状の開口部231が形成されている。
これにより、冷媒容器2の内部とチューブ3とが連通す
る構成となる。また、中間プレート23には、図3に示
す中間プレート22の外周流路221の端部221a相
互を連通可能な部位に開口部232が2つ(図1中には
1つのみ図示)形成されている。開口部232は本実施
形態における連通流路である。
【0045】開口部231と開口部232とは、前述の
貫通孔234とともに、プレス加工により形成される。
本例では開口部形成にプレス加工を採用したが、切削加
工、エッチング加工等を採用することも可能である。
【0046】図示を省略しているが、冷媒容器2には、
その内部空間に通じる注入パイプが設けられており、内
部空間に注入パイプを通じて所定量の冷媒が注入され、
注入後、注入パイプの先端を封じ切って密閉されてい
る。冷媒として、本例ではフロンが用いられる。
【0047】次に、上記構成の沸騰冷却装置1の作動に
ついて説明する。
【0048】冷媒容器2に貯留されている冷媒は、発熱
体6の熱を受けて主に沸騰領域61において沸騰気化
し、ガス冷媒となって冷媒容器2からチューブ3内(図
1に示すように中央の5本のチューブ3内)へ流れ込
む。冷媒容器2からチューブ3へ流れ込んだ冷媒は、ヘ
ッダタンク4内を通過して外側の2本のチューブ3から
冷媒容器2内へ戻る。
【0049】このとき、冷媒はチューブ3内を流れる際
に外気との熱交換によって冷却され、凝縮液となって冷
媒容器2に還流する。上記サイクル(沸騰−凝縮液化)
を繰り返すことにより発熱体6は冷却される。なお、チ
ューブ3間には放熱フィン5が配設されているので、冷
媒を良好に凝縮することができる。なお、チューブ3お
よび放熱フィン5からなる構成が本実施形態における放
熱部である。
【0050】チューブ3から冷媒容器2に戻る液冷媒
は、中間プレート23の最も外側部位に設けられた開口
部231を介して、中間プレート22の外周流路221
に流入する。外周流路221に流入した液冷媒は、直線
状流路222を介して沸騰領域61に供給される。この
ようにして、冷媒は沸騰冷却装置1内を循環する。
【0051】ここで、沸騰冷却装置1が、図2に示す冷
媒容器2の角部Aが最下部となるように傾斜して設置さ
れた場合において、冷媒容器2内の冷媒の流れについて
説明する。
【0052】図2に示す最も外側に配置されたチューブ
3より冷媒容器2内に流入した液冷媒は、図1に示す中
間プレート23の最も外側部位に設けられた開口部23
1を通過して、中間プレート22の図3中左右の外周流
路221に流入する。このとき冷媒容器2は角部A方向
を下として傾斜しているので、図中右側の外周流路22
1に流入した液冷媒は、角部Aよりに溜まる。
【0053】一方、図中左側の外周流路221に流入し
た液冷媒は、図中左側の外周流路221から、左右の外
周流路221の端部221a相互を連通する中間プレー
ト23の開口部232(図1に図示)を介して図中右側
の外周流路221に流れ込み、角部Aよりに溜まる。な
お、図中右側の外周流路221に流入し切れない液冷媒
は、図中左側の外周流路221内において角部Aよりに
溜まる。
【0054】このように外周流路221内において角部
A方向を底部として溜まった液冷媒は、前述した発熱体
6の発熱により沸騰領域61で液冷媒が沸騰気化してチ
ューブ3方向に流出するのに伴い、図3中右辺側から沸
騰領域61方向に延びる直線状流路222および図3中
下辺側から沸騰領域61方向に延びる直線状流路222
を介して、沸騰領域61に供給される。
【0055】沸騰冷却装置1が、他の方向に傾斜して設
置された場合においても、凝縮して冷媒容器2内に流入
した液冷媒は、外周流路221内の下方となった側に溜
まり、その部位より沸騰領域61方向に延びる直線状流
路222を介して沸騰領域61に供給される。すなわ
ち、本実施形態の沸騰冷却装置1は、いかなる方向に傾
斜して設置された場合であっても、凝縮後の液冷媒を外
周流路221から直線状流路222を介して沸騰領域6
1に供給することができる。
【0056】上述の構成および作動によれば、沸騰冷却
装置1が傾斜して設置されたとしても、液冷媒の移動に
対し抵抗となり難い同一平面内に形成された外周流路2
21と直線状流路222とにより、冷媒の循環不良を防
止することが可能である。
【0057】また、冷媒容器2およびヘッダタンク4を
それぞれ4枚のプレート21〜24により構成している
ので、製造が容易である。さらに、中間プレート22の
外周流路221をコの字型のスリット2つにより形成し
ているので、中間プレート22が外周流路221の外側
と内側とに分割されず、製造が一層容易である。
【0058】外周流路221は2つのコの字型のスリッ
トであるが、その端部221a相互は、中間プレート2
3の開口部232により連通しているので、同一平面内
において連通している場合ほど低抵抗ではないが、上方
側に位置する外周流路221から下方側に位置する外周
流路221へ液冷媒を確実に送ることができる。
【0059】(第2実施形態)次に、第2の実施形態に
ついて図4に基づいて説明する。本第2の実施形態は、
前述の第1の実施形態と比較して、第1の中間プレート
部材の構造が異なる。なお、第1の実施形態と同様の部
分については、同一の符号をつけ、その説明を省略す
る。
【0060】図4に第1の中間プレート部材である中間
プレート32の平面図を示す。図4に示すように中間プ
レート32は、沸騰領域61を取り囲むC字型の外周流
路321を備えている。この外周流路321は本実施形
態における略円弧状冷媒流路である。そして、この外周
流路321から沸騰領域61まで延びる直線状流路22
2がほぼ全周にわたって形成されている。なお、冷媒容
器2およびヘッダタンク4は、プレート21、32、2
3、24により構成されている。
【0061】これにより、第1の実施形態と同様に、沸
騰冷却装置1が傾斜して設置されたとしても、液冷媒の
移動に対し抵抗となり難い同一平面内に形成された外周
流路321と直線状流路222とにより、冷媒の循環不
良を防止することが可能である。
【0062】また、冷媒容器2およびヘッダタンク4を
それぞれ4枚のプレート21、32、23、24により
構成しているので、製造が容易である。さらに、中間プ
レート32の外周流路321をC字型のスリット1つに
より形成しているので、中間プレート32が外周流路3
21の外側と内側とに分割されない。外周流路321は
1つのC字型のスリットであるが、その端部321a相
互は、第1の実施形態と同様に、中間プレート23の開
口部232により連通しているので、同一平面内におい
て連通している場合ほど低抵抗ではないが、上方側に位
置する端部321aから下方側に位置する端部321a
へ液冷媒を確実に送ることができる。
【0063】(第3実施形態)次に、第3の実施形態に
ついて図5に基づいて説明する。本第3の実施形態も、
前述の第1の実施形態と比較して、第1の中間プレート
部材の構造が異なる。なお、第1の実施形態と同様の部
分については、同一の符号をつけ、その説明を省略す
る。
【0064】図5に第1の中間プレート部材である中間
プレート42の平面図を示す。図5に示すように中間プ
レート42は、第1の実施形態の中間プレート22と同
様に沸騰領域61を取り囲む2つのコの字型の外周流路
221を備えている。そして、外周流路221の隣接す
る端部221aの間には、深さが板厚の約半分である連
通溝421が設けられており、各プレート21、42、
23、24を積層して冷媒容器を形成した時に、この連
通溝421により2つの外周流路221が連通するよう
になっている。
【0065】したがって、本実施形態においては、中間
プレート23に開口部232は不要である。ここで、貫
通構造のスリットである2つの外周流路221と、非貫
通構造の溝である2つの連通溝421とで本実施形態の
環状冷媒流路を構成している。そして、この外周流路2
21から沸騰領域61まで延びる直線状流路222がほ
ぼ全周にわたって形成されている。なお、冷媒容器2お
よびヘッダタンク4は、プレート21、42、23、2
4により構成されている。
【0066】これにより、第1の実施形態と同様に、沸
騰冷却装置1が傾斜して設置されたとしても、液冷媒の
移動に対し抵抗となり難い同一平面内に形成された外周
流路221、連通溝421および直線状流路222とに
より、冷媒の循環不良を防止することが可能である。
【0067】また、冷媒容器2およびヘッダタンク4を
それぞれ4枚のプレート21、42、23、24により
構成しているので、製造が容易である。さらに、中間プ
レート32の環状冷媒流路をコの字型のスリットである
2つ外周流路221とそれらを連通する連通溝421と
により形成しているので、中間プレート42が環状冷媒
流路の外側と内側とに分割されない。同一平面内におい
て環状冷媒流路が形成されているので、環状冷媒流路内
の下方側へ液冷媒を確実に送ることができる。
【0068】(第4実施形態)次に、第4の実施形態に
ついて図6に基づいて説明する。本第4の実施形態は、
前述の第1の実施形態と比較して、第1の中間プレート
部材を採用せず、最も底面側に配置されるプレート部材
である受熱プレートの構造が異なる。なお、第1の実施
形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その
説明を省略する。
【0069】図6にプレート部材である受熱プレート5
1の平面図を示す。図6に示すように受熱プレート51
は、沸騰領域61を取り囲む板厚方向に非貫通構造であ
る環状溝521を備えている。この環状溝521は本実
施形態における環状冷媒流路である。そして、この環状
溝521から沸騰領域61まで延びる非貫通構造の直線
状溝522がほぼ全周にわたって形成されている。この
直線状溝522は本実施形態における略直線状冷媒流路
である。
【0070】なお、本実施形態においては、中間プレー
ト22は採用しておらず、冷媒容器2およびヘッダタン
ク4は、プレート51、23、24により構成されてい
る。また、中間プレート23には、開口部232は設け
られていない。
【0071】これにより、第1の実施形態と同様に、沸
騰冷却装置1が傾斜して設置されたとしても、液冷媒の
移動に対し抵抗となり難い同一平面内に形成された環状
溝521と直線状溝522とにより、冷媒の循環不良を
防止することが可能である。
【0072】また、冷媒容器2およびヘッダタンク4を
それぞれ3枚のプレート51、23、24により構成し
ているので、製造が容易である。さらに、受熱プレート
51の環状冷媒流路を環状溝521により形成している
ので、受熱プレート51が環状冷媒流路により分割され
ることはない。同一平面内において環状冷媒流路が形成
されているので、環状冷媒流路内の下方側へ液冷媒を確
実に送ることができる。
【0073】なお、本実施形態では、受熱プレート51
に環状溝521と直線状溝522とを形成したが、受熱
プレートとして第1の実施形態と同様な受熱プレート2
1を採用するとともに、第1の中間プレート部材として
環状冷媒流路を挟む2部材を形成して、受熱プレート2
1とこの2部材とが接合されたときに、受熱プレート5
1と同一の構造となるように積層するものであってもよ
い。
【0074】(他の実施形態)上記各実施形態におい
て、略直線状冷媒流路として長さの異なる流路を並設し
ていたが、環状冷媒流路もしくは略円弧状冷媒流路から
沸騰領域に延びる流路であればこれに限定されるもので
はない。例えば、図7に示すように、外周流路221の
ほぼ全周から沸騰領域61に延びる2種類の長さの直線
状流路722a、722bを設けた第1の中間プレート
部材である中間プレート72を採用してもよい。
【0075】また、例えば、図8(b)に示すような、
外周流路821と直線状流路822とを有する第1の中
間プレート部材である中間プレート82と、図8(a)
に示す第2の中間プレート部材である中間プレート83
とを、第1の実施形態と同様に、受熱プレート21、放
熱プレート24とともに積層するものであってもよい。
上記各実施形態によれば、プレート22、32、42、
72、82、83のスリットはプレス加工により形成さ
れるので、スリットが複雑な形状であったとしても、容
易に形成することができる。
【0076】また、上記各実施形態において、略直線状
冷媒流路として直線状流路222もしくは直線状溝52
2を形成していたが、液冷媒の移動に対し大きな抵抗に
ならないのであれば、これらの流路もしくは溝は若干湾
曲もしくは蛇行していてもかまわない。
【0077】また、上記各実施形態において、チューブ
3の間に所謂コルゲートタイプの放熱フィン5を設けた
が、他のタイプのフィンであってもよい。また、放熱性
能が充分確保できるのであれば、フィンを廃止してもか
まわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における冷媒容器の積
層構造を示す斜視説明図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における沸騰冷却装置
の外観斜視図である。
【図3】図1、図2における中間プレート22の平面図
である。
【図4】第2の実施形態における中間プレート32の平
面図である。
【図5】第3の実施形態における中間プレート42の平
面図である。
【図6】第4の実施形態における受熱プレート51の平
面図である。
【図7】他の実施形態における中間プレート72の平面
図である。
【図8】他の実施形態における(a)は中間プレート8
3、(b)は中間プレート82の平面図である。
【図9】(a)、(b)は、従来の沸騰冷却装置におけ
る中間プレートの平面図である。
【符号の説明】
1 沸騰冷却装置 2 冷媒容器 3 チューブ(放熱部の一部) 4 ヘッダタンク 5 放熱フィン(放熱部の一部) 6 発熱体 21 受熱プレート(外側プレート部材) 22 中間プレート(中間プレート部材、第1の中間プ
レート部材) 23 中間プレート(中間プレート部材、第2の中間プ
レート部材) 24 放熱プレート(外側プレート部材) 32 中間プレート(中間プレート部材、第1の中間プ
レート部材) 42 中間プレート(中間プレート部材、第1の中間プ
レート部材) 51 受熱プレート(プレート部材) 61 沸騰領域 221 外周流路(略円弧状冷媒流路、略半円弧状冷媒
流路、環状冷媒流路の一部、スリット) 221a 端部 222 直線状流路(略直線状冷媒流路) 232 開口部(連通流路) 321 外周流路(略円弧状冷媒流路) 321a 端部 421 連通溝(環状冷媒流路の一部、溝) 521 環状溝(環状冷媒流路) 522 直線状溝(略直線状冷媒流路)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部底面に発熱体(6)が取り付けら
    れ、内部に前記発熱体(6)の熱を受けて沸騰する冷媒
    を貯留する冷媒容器(2)と、 この冷媒容器(2)の内部と連通して前記冷媒容器
    (2)の上面に略直立して組み付けられた複数本のチュ
    ーブ(3)を有する放熱部(3、5)と、 前記複数本のチューブ(3)同士を連通するヘッダタン
    ク(4)とを備え、 前記冷媒容器(2)に貯留されている冷媒が前記発熱体
    (6)から受熱して沸騰気化し、その冷媒蒸気が有する
    潜熱を前記放熱部(3、5)より放出して前記発熱体
    (6)を冷却する沸騰冷却装置(1)であって、 前記冷媒容器(2)の内部には、前記発熱体(6)によ
    り冷媒が蒸発気化する沸騰領域(61)が形成され、 前記冷媒容器(2)の内部底面には、同一平面内に、前
    記沸騰領域(61)を取り囲む略円弧状冷媒流路(22
    1)と、この略円弧状冷媒流路(221)の略全周から
    前記沸騰領域(61)まで延びる複数の略直線状冷媒流
    路(222)とが形成されていることを特徴とする沸騰
    冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記略円弧状冷媒流路(221)は、2
    つの略半円弧状冷媒流路(221)を向かい合わせて形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の沸騰冷
    却装置。
  3. 【請求項3】 前記冷媒容器(2)は、2枚の外側プレ
    ート部材(21、24)の間に冷媒流路となる板厚方向
    に貫通するスリット(221、222)を形成した中間
    プレート部材(22)を積層配置して形成されており、 前記略円弧状冷媒流路(221)および前記略直線状冷
    媒流路(222)は、前記冷媒容器(2)の最も底面側
    に配置された中間プレート部材(22)に前記スリット
    として形成されていることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の沸騰冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記最も底面側に配置された中間プレー
    ト部材(22)である第1の中間プレート部材(22)
    に隣接配置された第2の中間プレート部材(23)に
    は、前記略円弧状冷媒流路(221)の端部(221
    a)相互を連通する連通流路(232)が形成されてい
    ることを特徴とする請求項3に記載の沸騰冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記略円弧状冷媒流路(221)および
    前記略直線状冷媒流路(222)は、前記沸騰領域(6
    1)に対して対称的な形状を有することを特徴とする請
    求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の沸騰冷却
    装置。
  6. 【請求項6】 外部底面に発熱体(6)が取り付けら
    れ、内部に前記発熱体(6)の熱を受けて沸騰する冷媒
    を貯留する冷媒容器(2)と、 この冷媒容器(2)の内部と連通して前記冷媒容器
    (2)の上面に略直立して組み付けられた複数本のチュ
    ーブ(3)を有する放熱部(3、5)と、 前記複数本のチューブ(3)同士を連通するヘッダタン
    ク(4)とを備え、 前記冷媒容器(2)に貯留されている冷媒が前記発熱体
    (6)から受熱して沸騰気化し、その冷媒蒸気が有する
    潜熱を前記放熱部(3、5)より放出して前記発熱体
    (6)を冷却する沸騰冷却装置(1)であって、 前記冷媒容器(2)の内部には、前記発熱体(6)によ
    り冷媒が蒸発気化する沸騰領域(61)が形成され、 前記冷媒容器(2)の内部底面には、同一平面内に、前
    記沸騰領域(61)を取り囲む環状冷媒流路(221、
    421)と、この環状冷媒流路(221、421)の略
    全周から前記沸騰領域(61)まで延びる複数の略直線
    状冷媒流路(222)とが形成されていることを特徴と
    する沸騰冷却装置。
  7. 【請求項7】 前記冷媒容器(2)は、2枚の外側プレ
    ート部材(21、24)の間に冷媒流路となる板厚方向
    に貫通するスリット(221)および板厚方向に底面を
    有する溝(421)を形成した中間プレート部材(4
    2)を積層配置して形成されており、 前記環状冷媒流路(221、421)および前記略直線
    状冷媒流路(222)は、前記冷媒容器(2)の最も底
    面側に配置された中間プレート部材(42)に形成さ
    れ、前記環状冷媒流路(221、421)は前記スリッ
    ト(221)および前記溝(421)により形成されて
    いることを特徴とする請求項6に記載の沸騰冷却装置。
  8. 【請求項8】 前記冷媒容器(2)は、複数のプレート
    部材(51、23、24)を積層配置して形成されてお
    り、 前記環状冷媒流路(521)および前記略直線状冷媒流
    路(522)は、前記冷媒容器(2)の最も底面側に配
    置されたプレート部材(51)に形成され、底面を有す
    る溝であることを特徴とする請求項6に記載の沸騰冷却
    装置。
  9. 【請求項9】 前記環状冷媒流路(221、421)お
    よび前記略直線状冷媒流路(222)は、前記沸騰領域
    (61)に対して対称的な形状を有することを特徴とす
    る請求項6ないし請求項8のいずれか1つに記載の沸騰
    冷却装置。
  10. 【請求項10】 前記放熱部(3、5)は、前記複数本
    のチューブ(3)間に、放熱フィン(5)を備えること
    を特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1つに
    記載の沸騰冷却装置。
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