JP2003234193A - 有機発光素子およびその製造方法そして有機発光素子の陽極を有する基材 - Google Patents

有機発光素子およびその製造方法そして有機発光素子の陽極を有する基材

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JP2003234193A JP2002030846A JP2002030846A JP2003234193A JP 2003234193 A JP2003234193 A JP 2003234193A JP 2002030846 A JP2002030846 A JP 2002030846A JP 2002030846 A JP2002030846 A JP 2002030846A JP 2003234193 A JP2003234193 A JP 2003234193A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い反射率の陽極を有する基材およびそれを
有する有機発光素子を提供する。 【解決手段】 主成分金属と副成分金属とからなり、か
つ反射率が70%以上である陽極を有する基材及びそれ
を有する有機発光素子を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機発光素子に関
し、詳しくは有機化合物からなる薄膜に電界を印加する
ことにより光を放出する素子に関する。
【0002】
【従来の技術】有機発光素子は、陽極と陰極間に蛍光性
有機化合物を含む薄膜を挟持させて、各電極から電子お
よびホール(正孔)を注入することにより、蛍光性化合
物の励起子を生成させ、この励起子が基底状態にもどる
際に放射される光を利用する素子である。
【0003】1987年コダック社の研究(Appl.
Phys.Lett.51,913(1987))で
は、陽極にITO、陰極にマグネシウム銀の合金をそれ
ぞれ用い、電子輸送材料および発光材料としてアルミニ
ウムキノリノール錯体を用いホール輸送材料にトリフェ
ニルアミン誘導体を用いた機能分離型2層構成の素子
で、10V程度の印加電圧において1000cd/m
程度の発光が報告されている。関連の特許としては,米
国特許4、539、507号,米国特許4,720,4
32,米国特許4,885,211号等が挙げられる。
【0004】また、蛍光性有機化合物の種類を変えるこ
とにより、紫外から赤外までの発光が可能であり、最近
では様々な化合物の研究が活発に行われている。例え
ば、米国特許5,151,629号,米国特許5,40
9,783号,米国特許5,382,477号,特開平
2−247278号公報,特開平3−255190号公
報,特開平5−202356号公報,特開平9−202
878号公報,特開平9−227576号公報等に記載
されている。
【0005】さらに、上記のような低分子材料を用いた
有機発光素子の他にも、共役系高分子を用いた有機発光
素子が、ケンブリッジ大学のグループ(Nature,
347,539(1990))により報告されている。
この報告ではポリフェニレンビニレン(PPV)を塗工
系で成膜することにより、単層で発光を確認している。
共役系高分子を用いた有機発光素子の関連特許として
は、米国特許5,247,190号、米国特許5,51
4,878号、米国特許5,672,678号、特開平
4−145192号公報、特開平5−247460号公
報等が挙げられる。
【0006】このように有機発光素子における最近の進
歩は著しく、その特徴は低印加電圧で高輝度、発光波長
の多様性、高速応答性、薄型、軽量の発光デバイス化が
可能であることから、広汎な用途への可能性を示唆して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】また、最近は陽極を反
射電極として用い、陰極を透明にして発光を陰極側から
取り出す検討が行われている。特開2001−4398
0号公報では反射電極となる陽極材料として、Au、P
t、Ni、Pdの代わりに、周期律表の5族または6族
に属する金属を用いることが示されている。しかしなが
ら、5族または6族に属する金属は反射率がそれほど高
くなく、効率的に発光を取り出すことができない。
【0008】本発明者はこのような先行技術に対して、
陰極側から発光を取り出す構成の発光素子において、効
率的に発光を取り出すために陽極材料に求められる条件
として、可視域での反射率が高いことだけでなく有機層
へのホール注入性がよいことにも注目をした。というの
も、陽極として用いられてきた材料は有機層へのホール
注入性をあげるため、仕事関数の高い材料が用いられて
きたが、反射率が70%以上のものはこれまでほとんど
なかった。
【0009】一方、反射率が高いAl、Agなどは仕事
関数が低く、有機層へのホール注入性が悪いため、陽極
には適さない。つまり、反射率及びホール注入性の両方
を満足できる陽極材料を用いた有機発光素子の開発が行
われていなかった。
【0010】本発明は、このような従来技術の問題点を
解決するためになされたものであり、陽極として複数の
金属を用いることで、極めて高効率で高輝度の光出力を
有する有機発光素子を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに鋭意検討した結果、本発明を完成するに至った。す
なわち本発明は陽極及び陰極とを有し、前記陽極と前記
陰極間に挟持された一または複数の有機化合物からなる
層を少なくとも有する有機発光素子において、前記陽極
は、主成分金属と副成分金属とからなり、かつ反射率が
70%以上であることを特徴とする有機発光素子を提供
する。
【0012】また本発明は、陽極及び陰極とを有し、前
記陽極と前記陰極間に挟持された一または複数の有機化
合物からなる層を少なくとも有する有機発光素子におい
て、前記陽極は、少なくも2層の積層体であり、それぞ
れの前記積層体は金属であり、かつ反射率が70%以上
であることを特徴とする有機発光素子を提供する。
【0013】また本発明は、有機発光素子の製造方法で
あって、基材上に主成分金属と副成分金属とからなる陽
極を形成する工程と前記陽極上に有機層を形成する工程
と前記有機層を形成する工程後に陰極を形成する工程を
有し、前記陽極は反射率が70%以上であることを特徴
とする有機発光素子の製造方法を提供する。
【0014】また本発明は、陽極及び陰極とを有し、前
記陽極と前記陰極間に挟持された一または複数の有機化
合物からなる層を少なくとも有する有機発光素子の陽極
を有する基材において、前記陽極は、主成分金属と副成
分金属とからなり、かつ反射率が70%以上であること
を特徴とする有機発光素子の陽極を有する基材を提供す
る。
【0015】また本発明は、陽極及び陰極とを有し、前
記陽極と前記陰極間に挟持された一または複数の有機化
合物からなる層を少なくとも有する有機発光素子の陽極
を有する基材において、前記陽極は、少なくも2層の積
層体であり、それぞれの前記積層体は金属であり、かつ
反射率が70%以上であることを特徴とする有機発光素
子の陽極を有する基材を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明について説明する。
【0017】なお本発明における反射率とは、波長が4
50〜650nmの光に対する反射率のことをいう。
【0018】図1に本発明における有機発光素子の構成
の一例を示す。
【0019】基材1上に陽極2、有機層3、陰極4が形
成されている。基材1は本実施形態においては、ガラス
等の非フレキシブルな基板である。有機層3はホール輸
送層31、発光層32、電子輸送層33から構成されて
いる。有機層の構成はこれに限られるものではなく、発
光層を兼ねた輸送層を用いることで有機層を2層構成に
したり、あるいはホール注入層や電子注入層を設けるこ
とで、有機層の構成を4層、5層構成にするなど目的に
応じて層構成を決める必要がある。
【0020】陽極2は、反射率が70%以上ある材料を
用いる。具体的には、AgあるいはAl等が主成分金属
となっており、これと少なくとも周期律表の10族また
は11族に属する金属が含まれている。好ましくは、
銅、パラジウム、金、ニッケル、白金から選択される材
料が含まれている。あるいは、仕事関数が4.5eV以
上の金属が含まれている。AgあるいはAlがベースに
なっているため、陽極としての反射率が高くなってい
る。陽極の組成比に関しては、反射率、ホール注入性お
よび膜安定性を考慮して決定することが望ましいが、A
gあるいはAlの含有率は、好ましくは70%以上、よ
り好ましくは80%以上である。陽極は複数の金属元素
が相溶されている状態でも、あるいは粒状に分離してい
る状態でもよい。
【0021】ここで、反射率の測定方法について説明す
る。60×25のガラス基板上に陽極材料の成膜を行
い、日立製の分光光度計U−3010を用いて反射率の
測定を行う。
【0022】本実施形態において陽極の反射率は良好な
発光効率を維持するため70%以上であることが好まし
い。さらに、80%以上では発光効率の向上ができ、よ
り好ましくは90%以上であり、陽極側への発光のほと
んどを反射できるようになるため発光効率の大幅な向上
が可能となる。
【0023】ホール輸送層に関しては、表1と5に表さ
れる有機材料を用いることができる。
【0024】また、有機材料だけではなく、無機材料を
用いてもよい。用いられる無機材料としては、a−S
i、a−SiCなどがあげられる。
【0025】電子輸送層、発光層としては、表2に表さ
れる材料を用いることができる。
【0026】また、表3に示されているようなドーパン
ト色素を電子輸送層やホール輸送層にドーピングするこ
ともできる。あるいは発光層として、これらの材料を例
えば表4に示されるような電子輸送性材料、あるいはホ
ール輸送性材料にドーピングした層を電子輸送層とホー
ル輸送層の間に設けても良い。また、表6で示されてい
るようなポリマー系材料を用いることもできる。
【0027】以上に挙げた、ホール輸送材料、電子輸送
材料、発光性材料はあくまで代表的なものであり、もち
ろんこれらに限定されるものではない。
【0028】また、有機層の厚みは10μmより薄く、
好ましくは0.5μm以下、より好ましくは0.01〜
0.5μmの厚みに薄膜化することが好ましい。
【0029】
【表1】表1 ホール輸送性化合物
【0030】
【表2】表2 電子輸送性発光材料
【0031】
【表3】表3 発光材料
【0032】
【表4】
【0033】
【表5】表5 ポリマー系ホール輸送性材料
【0034】
【表6】表6 ポリマー系発光材料および電荷輸送性
材料
【0035】陰極4は薄膜の電子注入金属層41と透明
導電層42の積層構造である。あるいは、電子注入性に
優れた有機層上に設ける場合には透明導電層のみでもよ
い。
【0036】この発光素子にDC電圧を印加することに
より、陰極を通して有機発光素子からの良好な発光を確
認することができる。
【0037】このように、本発明は複数の金属を用いる
ことで得られる陽極を反射電極として用いることで、陰
極側から発光を取り出す素子において、より具体的には
陽極をAgあるいはAlを主成分金属とし、これに少な
くとも周期律表の10族あるいは11族の金属もしくは
仕事関数が4.5eV以上の金属を含む電極を用いるこ
とにより、70%以上の反射率が得られるようになるた
め、発光を効率よく取り出せると同時に有機層へのホー
ル注入性も向上し、有機発光素子の素子特性を飛躍的に
向上させることが可能となった。
【0038】更に、本実施形態の有機発光素子を表示装
置(例えばディスプレイ)として用いる場合、光取出し
側に例えば円偏向版等の視認性向上部材を設けてもよ
い。
【0039】なお、上述基材とは非フレキシブルな部材
の他に、フレキシブルな基材例えばPET等を用いても
よい。
【0040】[実施例1]以下に、図面に沿って本発明
を更に詳細に説明する。
【0041】図2は本発明の有機発光素子の一例を示す
断面図である。図2は基材上にAg−Ru−Au合金を
陽極2として、DCスパッタリングにより成膜する。組
成比(重量比)はAg:Ru:Au=87:5:8であ
る。陽極の膜厚は150nmである。また、この膜の反
射率を測定したところ波長450nmにおいて90%で
あった。次に、フォトリソグラフィー技術により、陽極
をパターニングする。今回はウェットエッチングにより
所望の形状に加工した。陽極のパターニングにはドライ
エッチングを用いてもよい。
【0042】次に、図2に示すように、陽極と陰極のシ
ョートを防止するための絶縁層を設ける。本実施例で
は、絶縁層の材料としてSiOを用いた。陽極上にス
パッタリング法により150nm成膜する。絶縁層の材
料、膜厚および成膜方法はこれらに限定されるものでは
ない。陽極上の発光領域に相当する部分のSiOをフ
ォトリソグラフィー法により加工する。今回はフッ酸系
のエッチャントによりウェットエッチングを行った。S
iOの加工はこの他ドライエッチングやリフトオフ法
などを用いてもよい。本実施例では絶縁層を設けたが必
ずしも必要な層というわけではない。
【0043】次に、ホール輸送層31としてN,N‘−
ビス(3−メチルフェニル)−N,N‘−ジフェニル−
(1,1‘−ビフェニル)−4−4‘−ジアミン(以下
TPD)を、発光層兼電子輸送層32としてトリス(8
−キノリノール)アルミニウム(以下Alq3)を順次
真空蒸着法により先程加工し陽極が露出した部分を完全
に覆うように蒸着マスクを介して基材に蒸着する。ここ
で、TPD、Alq3の膜厚はそれぞれ50nmであ
る。
【0044】なお、蒸着時の真空度は2×10−6To
rrであり、成膜速度は0.2〜0.3nm/sとし
た。
【0045】次に、陰極としてまずAlLiを真空蒸着
法により5nm成膜する。Alに対するLiの含有率は
1.5wt%である。陰極蒸着時の真空度は1×10−
5Torrであり、成膜速度は0.5nm/sとした。
【0046】最後に、透明導電膜としてITOをDCス
パッタリングにより150nm成膜する。透明導電膜の
材料、膜厚および成膜方法はこれに限るものではない。
ここで、陰極の透過率を測定したところ、波長450n
mにおいて56%であった。
【0047】ここで、比較例1として陽極にAg単体を
用いた素子を作成した。陽極にAgを用いた以外は実施
例1と同じプロセス条件で素子を作成した。ここで、今
回用いたAgの反射率は波長450nmで96%であっ
た。
【0048】実施例1及び比較例1の素子の特性を表7
に示す。
【0049】
【表7】表7
【0050】実施例1の素子は比較例1の素子と比べる
と明からに素子特性が向上していることが確認できた。
【0051】このように、陽極を反射電極として用い
て、陰極側から発光を取り出す素子において、反射率の
高いAgと周期律表の11族に属するAuを含有する金
属を陽極として用いることにより、90%以上の反射率
を持つと同時に有機層へのホール注入性の飛躍的な向上
が可能となった。
【0052】[実施例2−6]陽極材料のみ以下の材料
に変えて、同様に有機発光素子を作成し評価したところ
表8のような結果となった。
【0053】
【表8】表8
【0054】このように、陽極材料としてAg、Alベ
ースの材料にPd、Au、Pt、Ni、Cu等の10
族、11族の金属あるいは仕事関数が4.5eV以上の
金属を含有することで可視域における反射率を70%以
上と高くでき、発光の取り出し効率が向上すると同時に
有機層へのホールの注入性が良いため発光効率の高い素
子を作成することが可能となった。
【0055】[実施例7]本発明の実施例7の素子の構
成を図3に示す。基材上にAlを150nm成膜し、続
いてAuをスパッタリング法により10Å成膜する。積
層するAuの膜厚はこれに限るものではなく、積層後の
反射率、有機層へのホール注入性等を考慮し目的に応じ
て最適化することが望ましい。また、陽極は3層以上に
することも可能である。その場合は、有機層に接する層
の金属材料は、少なくとも周期律表の10族あるいは1
1族の金属もしくは仕事関数が4.5eV以上の金属を
含む必要がある。
【0056】この膜の反射率は波長450nmにおいて
83%であった。その後、フォトリソグラフィー技術に
より所望の形状にパターニングする。
【0057】基材をUV洗浄後、有機膜成膜以降のプロ
セスは実施例1と同様に行った。
【0058】このようにして作成した素子にDC6Vを
印加したところ、743cd/mの発光を得た。
【0059】Auの膜厚を厚くしていくと陽極の反射率
が低下するため、Auの膜厚は30Å以下であることが
望ましい。
【0060】また、本実施例ではAuを用いたが、Au
の代わりにPt、Pd、Ir、Rhを積層した素子をそ
れぞれ作成したところ、どれもAl単体を陽極に用いた
素子よりも素子特性が格段に向上した。
【0061】本実施例のように反射率の高いAl電極上
に、非常に薄いAuを積層する事でAl電極の反射率を
極力落とさずに発光特性の良い有機発光素子を作成する
ことが可能となった。
【0062】
【発明の効果】このように、本発明により、反射率が高
くかつホール注入性の高い陽極が開発でき、有機発光素
子の素子特性を飛躍的に向上させることが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における有機発光素子の一例を示す断面
図である。
【図2】実施例1における有機発光素子の断面図であ
る。
【図3】実施例7における有機発光素子の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基材 2 陽極 3 有機層 4 陰極 5 絶縁層 31 ホール輸送層 32 発光層 33 電子輸送層

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極及び陰極とを有し、前記陽極と前記
    陰極間に挟持された一または複数の有機化合物からなる
    層を少なくとも有する有機発光素子において、前記陽極
    は、主成分金属と副成分金属とからなり、かつ反射率が
    70%以上であることを特徴とする有機発光素子。
  2. 【請求項2】 前記主成分金属がAgあるいはAlであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
  3. 【請求項3】 前記副成分金属は少なくとも周期律表の
    10族あるいは11族の金属を一種類は含むことを特徴
    とする請求項1に記載の有機発光素子。
  4. 【請求項4】 前記金属は銅、パラジウム、金、ニッケ
    ル、白金であることを特徴とする請求項3に記載の有機
    発光素子。
  5. 【請求項5】 前記副成分金属は少なくとも仕事関数が
    4.5eV以上の金属を一種類は含むことを特徴とする
    請求項1に記載の有機発光素子。
  6. 【請求項6】 陽極及び陰極とを有し、前記陽極と前記
    陰極間に挟持された一または複数の有機化合物からなる
    層を少なくとも有する有機発光素子において、前記陽極
    は、少なくも2層の積層体であり、それぞれの前記積層
    体は金属であり、かつ反射率が70%以上であることを
    特徴とする有機発光素子。
  7. 【請求項7】 前記積層体を構成する一つの層は、反射
    層であることを特徴とする請求項6に記載の有機発光素
    子。
  8. 【請求項8】 前記反射層は、AgあるいはAlである
    ことを特徴とする請求項7に記載の有機発光素子。
  9. 【請求項9】 前記積層体において、有機層と接触する
    層は少なくとも周期律表の10族あるいは11族の金属
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の有機発光素
    子。
  10. 【請求項10】 前記積層体において、有機層と接触す
    る層は少なくとも仕事関数が4.5eV以上の金属を含
    むことを特徴とする請求項6に記載の有機発光素子。
  11. 【請求項11】 前記積層体において、有機層と接触す
    る層は膜厚が30Å以下であることを特徴とする請求項
    6に記載の有機発光素子。
  12. 【請求項12】 前記発光素子は発光が前記陰極側から
    放出されることを特徴とする特許請求項1または6の有
    機発光素子。
  13. 【請求項13】 有機発光素子の製造方法であって、基
    材上に主成分金属と副成分金属とからなる陽極を形成す
    る工程と前記陽極上に有機層を形成する工程と前記有機
    層を形成する工程後に陰極を形成する工程を有し、前記
    陽極は反射率が70%以上であることを特徴とする有機
    発光素子の製造方法。
  14. 【請求項14】 陽極及び陰極とを有し、前記陽極と前
    記陰極間に挟持された一または複数の有機化合物からな
    る層を少なくとも有する有機発光素子の陽極を有する基
    材において、前記陽極は、主成分金属と副成分金属とか
    らなり、かつ反射率が70%以上であることを特徴とす
    る有機発光素子の陽極を有する基材。
  15. 【請求項15】 陽極及び陰極とを有し、前記陽極と前
    記陰極間に挟持された一または複数の有機化合物からな
    る層を少なくとも有する有機発光素子の陽極を有する基
    材において、前記陽極は、少なくも2層の積層体であ
    り、それぞれの前記積層体は金属であり、かつ反射率が
    70%以上であることを特徴とする有機発光素子の陽極
    を有する基材。
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