JP2003233296A - 仮想空間システム及びその制御方法、並びにコンピュータ上で動作する制御プログラム - Google Patents

仮想空間システム及びその制御方法、並びにコンピュータ上で動作する制御プログラム

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JP2003233296A
JP2003233296A JP2002032997A JP2002032997A JP2003233296A JP 2003233296 A JP2003233296 A JP 2003233296A JP 2002032997 A JP2002032997 A JP 2002032997A JP 2002032997 A JP2002032997 A JP 2002032997A JP 2003233296 A JP2003233296 A JP 2003233296A
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virtual space
lesson
student
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synchronous
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JP2002032997A
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Mari Kusumi
眞理 久住
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WASEDA COLLEGE OF MEDICAL ARTS
Waseda College Of Medical Arts & Sciences
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Abstract

(57)【要約】 【課題】仮想空間システムを利用して教育サービスを提
供する場合に、同期教育と非同期教育とを適切に制御
し、より高い教育効果を得ることができる枠組みを提供
する。 【解決手段】複数の利用者がネットワークを介して仮想
空間を共有できる仮想空間システムにおいて、仮想空間
を教育施設として設定しておき、予め記憶されている教
材データに基づいて各学生が非同期に授業を受けること
ができる非同期授業機能と、所定のコミュニケーション
機能を利用して各学生が他の学生、教員と情報を相互に
やり取りしながら同期して授業を受けることができる同
期授業機能と、学生の履修状況を記憶するデータベース
を参照して、履修状況に応じて学生に対する各授業機能
の利用を管理する管理機能とを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピューターネ
ットワークを利用した教育システムに関し、特に複数の
利用者で共有することができる3次元仮想空間を利用し
た教育システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、VR(Virtual Reality)やAR
(Augmented Reality)といった要素技術の発展に伴
い、現実社会をコンピュータ上に3次元仮想空間として
再現し、かかる仮想空間を複数の利用者で共有すること
ができるシステム(以下、このようなシステムを「仮想
空間システム」と呼ぶ。)の実用化が進んでいる。
【0003】仮想空間システムは、一般的には仮想空間
データを管理し配信するサーバと、仮想空間データを受
け取って仮想空間を表示するクライアント端末から構成
される。管理サーバや端末には、専用のプラットフォー
ムに基づいて開発されたアプリケーションソフトウェア
が実装され、これらのソフトウェアにより仮想空間シス
テムに必要な各種機能が実現される。このような専用の
プラットフォームとしては、例えば、ソニーのCommunit
y Place(登録商標)、NTTのインタースペース(登
録商標)、富士通のSpaceConstructor(登録商標)など
が知られている。
【0004】仮想空間システムでは、利用者は自らのキ
ャラクター(アバタ)を仮想空間内に設定して、そのア
バタを通じて種々の行動、例えば文字、画像、音声によ
る情報交換を行う。例えば、各利用者が端末においてマ
ウスやジョイスティック等を用いてアバタやオブジェク
トを操作すると、かかる操作情報が管理サーバへ送信さ
れ、管理サーバはその操作情報を他の端末へ送信する。
各端末は受け取った動作情報に基づき端末内に記憶する
仮想空間のオブジェクトの位置や状態等を更新する。か
かる一連の処理により、仮想空間の共有が実現されるこ
とになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】仮想空間システムを利
用して教育の場(各種学校、塾など)を実現しようとす
る場合、以下のような点が課題となる。
【0006】第一に、ゼミや講義などに代表される、複
数参加者が同じ時間・場所等を共有して行われる同期教
育と、試験、自習などに代表される、参加者単位に行わ
れる非同期教育とを、如何にして融合させるかという点
である。
【0007】単純には、既に実現されている双方向コミ
ュニケーション技術を利用して同期教育を実現する一
方、予めサーバに教材データを記憶しておき、利用者か
らの要求に応じて送信することで非同期教育を実現する
形態が考えられるが、利用者が同期教育、非同期教育そ
れぞれを選択できるといった単に両者を組み合わせた構
成では、同期教育と非同期教育の相乗効果を得ることは
難しい。
【0008】第二に、教育の場として仮想空間を設定す
る以上、教育効果を高めるような機能が仮想空間システ
ムに対しても求められる点である。これまでに提案・開
発されている仮想空間システムはビジネスの場として仮
想空間を設定しているものが多く、教育の場として仮想
空間を設定している場合でも、そこで実現されている機
能は必ずしも教育効果を高めるという観点からは考察さ
れていない。例えば、従来からある進捗管理機能を用い
て学習状況や履修状況の進捗を数値等で表示するといっ
た構成では、利用者の学習意欲を高めることは難しく、
教育効果を高めることにはつながらない。
【0009】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、仮想空間システムを利用して教育サービスを提
供する場合に、同期教育と非同期教育とを適切に制御
し、より高い教育効果を得ることができる枠組みを提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の仮想空間システ
ムは、複数の利用者がネットワークを介して仮想空間を
共有できる仮想空間システムであって、前記仮想空間は
教育施設として設定されているとともに、前記複数の利
用者は、教育を受ける側の利用者(以下、「学生」と呼
ぶ。)と、教育を行う側の利用者(以下、「教員」と呼
ぶ。)とを少なくとも含み、予め記憶されている教材デ
ータに基づいて各学生が非同期に授業を受けることがで
きる非同期授業機能と、所定のコミュニケーション機能
を利用して各学生が他の学生、教員と情報を相互にやり
取りしながら同期して授業を受けることができる同期授
業機能と、学生の履修状況を記憶するデータベースを参
照して、履修状況に応じて学生に対する各授業機能の利
用を管理する管理機能とを備えることを特徴とする。
【0011】前記同期授業機能は、仮想空間内で利用者
の分身を介在させて行われるバーチャル同期授業と、仮
想空間に設定された利用者の分身を介在させず行われる
ライブ同期授業と、を対象とすることが望ましい。
【0012】また、前記管理機能は、教員からの所定入
力(音声)がなされたことを条件として略一斉に同期授
業機能の利用が始まるように管理することが望ましい。
【0013】好適には、更に、同期授業を受けている学
生に対して、所定のコミュニケーション機能の利用を排
他的に管理する機能を備える。この場合、同期授業を受
けている複数の学生に対して学生ごとに持ち時間を割り
当てて記憶しておき、各学生が自己の持ち時間内におい
てのみ所定のコミュニケーション機能を排他的に利用で
きるように管理する機能を備えることが望ましい。
【0014】また好適には、更に、利用者が送信した情
報に予め設定した不適切情報が含まれるかどうかを判定
し、その判定結果に基づいて該利用者が利用できる機能
を制限する機能を備える。
【0015】また好適には、更に、同期授業を受けてい
る学生に対して出席確認情報を出力し、前記出席確認情
報に対する学生からの応答に基づいて該同期授業に関す
る履修状況を決定する機能を備える。
【0016】また、本発明の仮想空間システムは、複数
の利用者がネットワークを介して仮想空間を共有できる
仮想空間システムであって、ネットワークを介して現実
世界の天候気象情報を取得し、かかる天候気象情報に基
づいて仮想空間における環境を制御する機能を備えるこ
とを特徴とする。
【0017】また、本発明の仮想空間システムは、複数
の利用者がネットワークを介して仮想空間を共有できる
仮想空間システムであって、前記仮想空間は教育施設と
して設定されているとともに、前記複数の利用者は、教
育を受ける側の利用者(以下、「学生」と呼ぶ。)を少
なくとも含み、スタート地点、ゴール地点とを少なくと
も備え、スタート地点からゴール地点までの行程中のポ
ジションによって履修状況を表わすように構成されてい
る表示モデルに基づき、学生の履修状況を表示する機能
を備えることを特徴とする。
【0018】本発明の制御方法は、複数の利用者がネッ
トワークを介して仮想空間を共有できる仮想空間システ
ムの制御方法であって、前記仮想空間は教育施設として
設定されているとともに、前記複数の利用者は、教育を
受ける側の利用者(以下、「学生」と呼ぶ。)と、教育
を行う側の利用者(以下、「教員」と呼ぶ。)とを少な
くとも含み、前記仮想空間システムは、予め記憶されて
いる教材データに基づいて各学生が非同期に授業を受け
ることができる非同期授業機能と、所定のコミュニケー
ション機能を利用して各学生が他の学生、教員と情報を
相互にやり取りしながら同期して授業を受けることがで
きる同期授業機能と、を備えており、学生の履修状況を
記憶するデータベースを参照して、履修状況に応じて学
生に対する各授業機能の利用を管理する管理工程を備え
ることを特徴とする。
【0019】好適には、更に、教員からの所定入力(音
声)がなされたことを条件として略一斉に同期授業機能
の利用が始まるように管理する工程を備える。
【0020】また好適には、更に、同期授業を受けてい
る学生に対して、所定のコミュニケーション機能の利用
を排他的に管理する工程を備える。
【0021】また好適には、更に、同期授業を受けてい
る複数の学生に対して学生ごとに持ち時間を割り当てて
記憶しておき、各学生が自己の持ち時間内においてのみ
所定のコミュニケーション機能を排他的に利用できるよ
うに管理する工程を備える。
【0022】また好適には、更に、利用者が送信した情
報に予め設定した不適切情報が含まれるかどうかを判定
し、その判定結果に基づいて該利用者が利用できる機能
を制限する工程を備える。
【0023】また好適には、更に、同期授業を受けてい
る学生に対して出席確認情報を出力し、前記出席確認情
報に対する学生からの応答に基づいて該同期授業に関す
る履修状況を決定する工程を備える。
【0024】また、本発明の制御方法は、複数の利用者
がネットワークを介して仮想空間を共有できる仮想空間
システムの制御方法であって、ネットワークを介して現
実世界の天候気象情報を取得し、かかる天候気象情報に
基づいて仮想空間における環境を制御する工程を備える
ことを特徴とする。
【0025】また、本発明の制御方法は、複数の利用者
がネットワークを介して仮想空間を共有できる仮想空間
システムの制御方法であって、前記仮想空間は教育施設
として設定されているとともに、前記複数の利用者は、
教育を受ける側の利用者(以下、「学生」と呼ぶ。)を
少なくとも含み、スタート地点、ゴール地点とを少なく
とも備え、スタート地点からゴール地点までの行程中の
ポジションによって履修状況を表わすように構成されて
いる表示モデルに基づき、学生の履修状況を表示する工
程を備えることを特徴とする。
【0026】本発明のプログラムは、本発明の制御方法
の各工程をコンピュータ上で実行させることを特徴とす
る。本発明のプログラムは、CD−ROM、磁気ディス
ク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じてコンピ
ュータにインストールまたはロードすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下に本発明の
実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本
発明の第1の実施形態であるバーチャルユニバーシティ
(以下、「VU」と呼ぶ。)システムの構成をあらわす
ブロック図である。
【0028】図1に示すように、本VUシステム1は、
管理システム10と、利用者の端末20とを含んでお
り、それぞれ、通信ネットワーク(LAN、インターネ
ット、専用線、パケット通信網、それらの組合わせ等の
いずれであってもよく、有線、無線の両方を含む)を介
して、互いに通信可能に構成されている。
【0029】ここで、VUシステムの利用者には、教育
を受ける側の利用者(以下、「学生」と呼ぶ。)と、教
育を行う側の利用者(以下、「教員」と呼ぶ。)、管理
スタッフなどが含まれる。図では、各利用者につき一つ
の端末のみ図示しているが、各利用者が複数いる場合は
それぞれに対応させて端末を設けることができる。
【0030】管理システム10は、Webサーバ11、
仮想空間サーバ12、ストリームサーバ13、授業デー
タベース14、学生データベース15、制御手段16等
を含んで構成される。
【0031】Webサーバ11は、一般的な構成を備え
る情報処理装置において、Webサーバプログラム(例
えば、Apache httpdや、CERN httpdなど)を実行するこ
とにより実現することができる。
【0032】Webサーバ11は、例えば各端末よりh
ttp(Hypertext Transfer Protocol)に従ってリク
エストを受けた場合に、html(Hyper Text Markup
Language)により記述された情報を各端末に送信した
り、CGI(Common Gateway Interface)プログラムを
実行したりする。
【0033】仮想空間サーバ12は、一般的な構成を備
える情報処理装置において、専用のプラットフォーム
(例えば、NTTのインタースペース)に基づいて開発
されたアプリケーションソフトウェアを実行することに
より実現することができる。
【0034】仮想空間サーバ12は、利用者が自らの分
身として登録したアバタや仮想空間を構成するオブジェ
クト等の情報を記憶・管理するとともに、所定のコミュ
ニケーション機能(例えばチャット機能、音声通信機
能、映像通信機能など)を利用して利用者間での情報
(文字情報、音声情報、画像情報など)の送受信を実行
・管理する。所定のコミュニケーション機能としては、
前記専用のプラットフォームが備えている機能を利用す
ることができるほか、管理システム10の制御手段にお
いて一般的な技術を用いてコミュニケーション機能を実
現し、これを利用するように構成してもよい。
【0035】本実施形態では、仮想空間サーバ12は仮
想空間として大学校舎を実現している。すなわち、かか
る仮想空間には、現実の大学校舎が通常備えるエリア
(例えばキャンパス、教室、講堂、売店、パソコン教
室、図書館など)や設備(例えば掲示板など)が設定さ
れており、利用者はアバタを操作して各エリアへの入退
室や各設備の利用を図ることができる。以下では、かか
る仮想空間上の大学校舎をVU校舎と呼ぶ。
【0036】ストリームサーバ13は、一般的な構成を
備える情報処理装置において、各ストリーミング技術に
対応したプログラム(例えば、Realサーバプログラム
や、WMTサーバプログラム)を実行することにより実現
することができる。
【0037】ストリームサーバ13は、音声や画像のス
トリーミングコンテンツを記憶するデータベースを参照
可能に構成されており、各端末よりストリーミングコン
テンツのリクエストを受けた場合に、RTSP(Real T
ime Streaming Protocol)等に従って、対応するエンコ
ードデータを各端末に送信する。
【0038】なお、各サーバは、管理システム10の制
御手段16において対応するプログラムを実行すること
により実現してもよい。
【0039】授業データベース14は、授業IDに対応
づけて、授業情報、該授業の前提授業の授業ID等を記
憶している。授業データベース14のデータ構造は、概
念的には図2に示すような表構造となる。
【0040】授業IDは、授業を識別するための情報で
ある。ここで、「授業」という文言は、VUシステムに
おいて選択可能な学習単位(いわゆる「授業コマ」)を
意味しており、予め記憶されている教材データに基づい
て各学生が非同期に受けることができる非同期授業と、
所定のコミュニケーション機能を利用して各学生が他の
学生、教員と情報を相互にやり取りしながら同期して受
けることができる同期授業とがある。
【0041】授業情報は、例えば授業名称、授業の種別
(非同期/同期)を示す授業区分等を含むように構成す
ることができる。
【0042】更に、非同期授業の授業情報は、教材デー
タが格納されている記憶場所を示す情報(例えば、UR
L(Uniform Resource Locator))を含む。教材データ
は、テキスト、音声、画像、又はそれらの組み合わせな
ど、種々の形態を取ることができ、例えば、同期授業に
おいて配信された情報を、非同期授業の教材データとし
て用いるようにしてもよい。なお、教材データの記憶場
所は、授業データベース内としても、外部の記憶手段内
としても、いずれでもよい。
【0043】一方、同期授業の授業情報は、該授業の開
講日時、該授業が行われる仮想空間内のエリア(開講エ
リア)、該授業が開講されたかどうかを示す開講ステー
タス、同期授業の種別(ライブ、又はバーチャル;後
述)等の情報を含む。
【0044】開講エリアは、必ずしも教室のように壁等
のオブジェクトにより区切られている必要はなく、ロビ
ーや図書室等の談話コーナーなど、所定の広さを持つよ
うに定義されたオープンスペースとして設定することも
可能である。
【0045】前提授業とは、ある授業を受けるための前
提条件として、事前に履修済みであることが必要となる
授業である。例えば授業Xの前提授業として授業Yが設
定されている場合、授業Yについて既に受講し、後述す
る受講ステータスが「終了」となっている場合にのみ、
授業Xを受けることができる。前提授業は、各授業につ
いて授業区分にかかわらずに横断的に設定することがで
きる。これにより、非同期授業と同期授業とを融合的に
有機的なつながりを持たせ、より学習意欲を起こさせる
ように授業体系を構築することが可能となる。
【0046】学生データベース15は、学生IDに対応
づけて、該学生の個人情報、該学生が登録しているアバ
タの情報、モードステータス、該学生が選択している授
業の授業ID、及びその授業に関する受講ステータス等
を記憶している。学生データベース15のデータ構造
は、概念的には図3に示すような表構造となる。
【0047】学生IDは、学生を識別するための情報で
あり、通常の学生証番号などを用いることができる。
【0048】学生の個人情報としては、例えば氏名、住
所、e-mailアドレス、年齢、性別、電話番号、所属など
が考えられる。またアバタの情報としては、例えばアバ
タのID、学生が選択したアバタの属性(体形、風貌、
服装など)などが考えられる。
【0049】モードステータスは、アクセス状態を表わ
すステータスであり、VUシステム1にアクセスしてい
ない状態を指す「ログオフ」のほか、後述する「仮想空
間モード」、「非同期授業モード」、「同期授業モー
ド」のいずれかを取る。なお、図3に示すように、「非
同期授業モード」、「同期授業モード」を取る場合は、
そのモードで受けている授業の授業IDも併せて記憶さ
れる。
【0050】受講ステータスは、選択している授業につ
いて受講済みかどうかを示すステータスであり、受講済
みの場合に「終了」、まだ受講していない場合に「未終
了」を取る。
【0051】なお、各データベースにおけるデータの管
理や検索には、リレーショナルデータベース等の従来の
データベース技術を用いることができる。
【0052】利用者の端末20は、制御手段(CP
U)、入出力手段、記憶手段等を備えた一般的な構成の
情報処理装置、例えば通常のパソコンや携帯端末によっ
て構成することができ、この場合、入力手段としては、
通常のキーボードやマウス等のほか、例えば画像情報や
音声情報を入力するための手段、すなわちデジタルカメ
ラ、ビデオカメラ、マイク等を備えることが考えられ
る。
【0053】端末20には、各サーバに対応するクライ
アントモジュールが実装されており、かかるクライアン
トモジュールを通じて管理システム1と様々な情報の送
受信を行うことができる。クライアントモジュールとし
ては、Webサーバ11に対応するブラウザ、仮想空間
サーバ12に対応する仮想空間クライアント、ストリー
ミングサーバ13に対応するストリーミングコンテンツ
再生プレイヤー、又はこれらを統合したクライアントモ
ジュール等が考えられる。端末20では、これらのクラ
イアントモジュールを利用して、例えば、アバタの操作
情報を仮想空間サーバ12に送信してアバタに所定の行
動を行わせたり、選択した授業について教材データを受
信して出力手段(ディスプレイ等)に表示させることが
できる。
【0054】制御手段16は、管理システム1全体の動
作を制御するとともに、各サーバの機能や各データベー
スを利用して、非同期授業機能、同期授業機能、各授業
機能の利用を管理する機能、発言管理機能、モラル管理
機能、出席管理機能、環境管理機能、履修状況管理機能
等を実現している。図1では、制御手段16において実
現される上記の各機能をそれぞれ機能手段としてとらえ
て図示している。
【0055】制御手段16は、Webサーバ11の機能
を利用して、VUシステム1にアクセスしてきた学生に
対し、トップメニュー表示用の画面情報を出力する。学
生は、かかるメニュー画面に基づいて、仮想空間モー
ド、又は非同期授業モードを選択し、VUシステム1に
対してモードステータスの設定を要求することができ
る。
【0056】ここで、制御手段16は、トップメニュー
画面を表示する前、又はモードステータスの設定要求を
受け付ける前に、ログイン処理を実行するように構成す
ることが望ましい。ログイン処理とは、アクセスしてい
る者が、VUシステム1に正当にアクセスすることがで
きる利用者であるかどうかを判断(認証)する処理であ
る。認証には、例えばパスワード照合等の方法を利用す
ることができる。
【0057】(仮想空間モード)制御手段16は、学生
がメニュー画面において仮想空間モードを選択した場
合、学生データベース15を参照し、その学生のモード
ステータスを「仮想空間モード」に設定する。なお、仮
想空間モードを選択できるメニュー画面としては、トッ
プメニュー画面のほか、後述する非同期授業メニュー画
面がある。
【0058】制御手段16は、「仮想空間モード」が設
定されている学生に対し、仮想空間を共有するための種
々の機能の利用を提供する。すなわち、仮想空間サーバ
12の機能を利用して、該学生の端末20との間で仮想
空間に関するデータを送受信し、該学生と他の利用者と
の間で仮想空間の共有を実現する。
【0059】学生の端末20では、仮想空間クライアン
トが受信した仮想空間に関するデータに基づいて該学生
のアバタ及び該アバタのVU校舎内位置に応じた周囲環
境を表示する(図4参照)。学生が端末20において操
作コマンド等を入力した場合、仮想空間クライアントは
その操作コマンド等を管理システム10に送信する。制
御手段16は受信した操作コマンド等に基づき該アバタ
の動作等を制御して仮想空間に関するデータを更新す
る。
【0060】学生が入力できる操作コマンドとしては、
従来の仮想空間システムにおいて実現されている種々の
機能、種々のコミュニケーションツールの実行を要求す
るものが考えられ、例えば、UV校舎内の各エリアへの
入退室コマンドや、アバタを通じて行う他の利用者と会
話コマンド(音声、テキスト)、アイコンを使用した意
思表示コマンド(例えば、「よろしく」、「考え中」、
「了解」等を示すアイコンをアバタの顔部分等に表示さ
せるサインフェースコマンド)などが考えられる。
【0061】他のコマンドとしては、仮想空間メニュー
表示コマンドが考えられる。学生が端末20においてメ
ニュー表示コマンドを入力した場合、仮想空間クライア
ントはそのコマンドを管理システム10に送信する。そ
して、制御手段16は受信したコマンドに基づき、該端
末20に仮想空間メニュー画面用の画面情報を出力す
る。仮想空間メニュー画面では、例えば非同期授業モー
ドへの移行や、共有情報へのアクセスなどを選択できる
ように構成しておく(図5参照)。なお、メニュー画面
の表示については、仮想空間に関するデータの更新を伴
わないため、端末20の仮想空間クライアントが単体で
実行するように構成してもよい。
【0062】(同期授業モード:同期授業機能)制御手
段16は、所定条件を満たす学生について、そのモード
ステータスを自動的に「同期授業モード」に設定する。
以下、図6に示すフローチャートを参照して、同期授業
モードの設定処理について説明する。
【0063】まず、制御手段16は、授業データベース
14を参照し、授業区分が同期授業となっている授業の
うち、開講する授業を抽出する(S100)。開講する
授業は、開講ステータスが「未開講」となっており、か
つ授業情報に含まれる開始日時を過ぎていることを条件
として抽出することができる。ただし、開始日時から一
定期間を過ぎても未開講のままとなっている授業につい
ては休講として抽出しないようにする。
【0064】次に、制御手段16は、前記抽出した授業
の開講エリア内に居るアバタを抽出する(S101)。
【0065】次に、制御手段16は、学生データベース
15を参照し、前記抽出したアバタに対応する学生のう
ち、前記抽出した授業が選択授業として登録されている
か学生を抽出する(S102)。
【0066】次に、制御手段16は、S102において
抽出した学生のうち、前記抽出した授業の前提授業が選
択授業として登録されており、かつその受講ステータス
が「終了」となっている学生を抽出する(S103)。
【0067】次に、制御手段16は、前記抽出した授業
について、対応する教員からの開講指示が入力されたか
どうかを判断する(S104)。開講指示が入力されて
いない場合は、S104に戻るか、又はS100に戻
り、他の同期授業についての処理に移行する。
【0068】ここで、開講指示としては、例えば音声に
よる入力が考えられる。この場合、制御手段16は、教
員用の端末20が備えるマイク等から「授業を開始しま
す」等のキーワードが音声入力された場合に、開講指示
があったものと判断する。このように音声入力を開講指
示として用いることで、現実の授業のように教員の発声
により授業を開始させることができ、より臨場感、ライ
ブ感を持たせることができる。ただし、音声入力以外、
例えば教員用の端末20において所定のコマンド等が入
力された場合に開講指示があったものとしてもよい。
【0069】なお、教員が開講指示を入力できる条件と
して、教員のアバタが開講エリアに居ることを設定して
もよい。
【0070】開講指示が入力された場合、制御手段16
は、授業データベース14を参照し、前記抽出した授業
の授業情報に含まれる開講ステータスを「開講済み」に
変更する。また、学生データベース15を参照し、S1
03において抽出した学生のモードステータスを略一斉
に「同期授業モード」に設定して、前記抽出した授業の
授業IDを対応づける(S105)。その後、S100
に戻り、他の同期授業についての処理に移行する。
【0071】なお、同期授業は、例えば教員から終了指
示が入力された場合に終了する。この場合、制御手段1
6は、学生データベース15を参照し、S103におい
て抽出した学生のモードステータスを「仮想空間モー
ド」に設定するとともに、原則として該学生の前記抽出
した授業に関する受講ステータスを「終了」に変更す
る。
【0072】このように、本実施形態では、履修状況に
応じて学生に対する同期授業機能の利用を管理する、す
なわち前提授業の受講ステータスに応じて学生に対する
同期授業モードの設定するように構成しているため、同
期授業の履修が授業体系の設定者の意図に沿って行われ
るように制御することができる。
【0073】また、自動的に略一斉に「同期授業モー
ド」を設定するように構成しているため、複数の学生に
ついてまさに同期して授業を開始することができ、仮想
空間における同期授業を適切に実現することができる。
【0074】次に、同期授業モードにおいて利用可能な
機能、すなわち同期授業機能について説明する。
【0075】制御手段16は、「同期授業モード」が設
定されている学生に対し、同期授業機能の利用を提供す
る。ここで、同期授業機能が対象とする同期授業には、
仮想空間内で利用者の分身を介在させて行われるバーチ
ャル同期授業と、仮想空間に設定された利用者の分身を
介在させずに行われるライブ同期授業とがある。
【0076】バーチャル同期授業機能は、制御手段16
の制御の下、仮想空間サーバ12等を利用して、仮想空
間におけるアバタ間での情報のやりとりとして実現され
る。かかるバーチャル同期授業機能は、例えばゼミやデ
ィベート、サークル等での勉強会といった、多人数によ
るフェイストゥフェイス形態の同期授業に適している。
図7にバーチャル同期授業モードにおける端末での表示
例を示す。
【0077】バーチャル同期授業機能を利用した同期授
業モードでは、各利用者(学生、教員)は、仮想空間モ
ードにおいて利用可能な種々のコミュニケーションツー
ルを用いて、他の利用者と情報の送受信を行うことがで
きる。
【0078】ライブ同期授業機能は、制御手段16の制
御の下、Webサーバ11、仮想空間サーバ12、スト
リームサーバ13等を利用して、画像(静止画像、動画
像)、テキスト、音声、所定のアプリケーションソフト
(例えばプレゼンテーション用ツールなど)のデータ等
を、管理システム10を介して端末20間で相互に通信
することで実現される。このようなライブ同期授業機能
は、従来のテレビ会議システム等を構築するためのグル
ープウェアプラットフォーム、例えばロータスのSam
etime(登録商標)などを利用して実現することが
できる。図8にライブ同期授業モードにおける学生用端
末での表示例を示す。
【0079】ライブ同期授業機能を利用した同期授業モ
ードでは、各利用者(学生、教員)は、グループウェア
プラットフォームにおいて利用可能な種々のコミュニケ
ーションツールを用いて、他の利用者と情報の送受信を
行うことができる。例えば、各利用者(学生、教員)
は、端末20が備えるカメラやマイク、キーボード等を
通じて自己の映像や音声、テキスト情報を該端末に入力
し、これらの情報を原則としてリアルタイムに他の端末
20に配信することができる。
【0080】(非同期授業モード:非同期授業機能)制
御手段16は、学生がメニュー画面において非同期授業
モードを選択した場合、学生データベース15を参照
し、その学生のモードステータスを「非同期授業モー
ド」に設定する。上述したように、非同期授業モードを
選択できるメニュー画面としては、トップメニュー画
面、同期授業メニュー画面等がある。
【0081】制御手段16は、「非同期授業モード」が
設定されている学生に対し、Webサーバ11等を利用
して、図9に示すフローチャートに従って非同期授業機
能の利用を提供する。
【0082】制御手段16は、まず、該学生に対し、非
同期授業メニュー画面用の画面情報を出力する(S20
0)。非同期授業メニュー画面は、例えば仮想空間モー
ドへの移行や、非同期授業の一覧などを選択できるよう
に構成しておく。
【0083】学生が非同期授業の一覧を選択した場合、
制御手段16は、学生データベース15を参照し、該学
生の選択授業を抽出する(S201)。
【0084】次に、制御手段16は、授業データベース
14を参照して、前記抽出した選択授業に対応する授業
情報を抽出し、授業名称等を含むように一覧画面情報を
作成して、該学生に対し出力する(S202)。このと
き、前提授業が設定されている授業については、前提授
業の受講ステータスにより表示する色を変えるなど、そ
の授業を選択できるかどうかがわかるように一覧画面情
報を作成することが望ましい。又は、選択できない授業
については予め一覧画面情報に含めないように構成する
ことも考えられる。
【0085】学生は、端末20に表示される前記一覧画
面に基づいて、前提授業の受講ステータスが「終了」と
なっている非同期授業を選択し、その受講(教材データ
の送信)を管理システム10に要求することができる。
【0086】制御手段16は、授業データベース14を
参照し、学生が受講を要求した非同期授業について前提
授業が設定されている場合は、その前提授業を抽出する
(S203)。
【0087】次に、学生データベース15を参照し、前
記抽出した前提授業が、該学生の選択授業として登録さ
れており、かつその受講ステータスが「終了」となって
いるかどうかを判断する(S204)。前提授業が登録
されていない場合、又は登録されているがその受講ステ
ータスが「未終了」となっている場合は、該学生に対
し、「前提となる授業を先に受講して下さい」といった
メッセージ等を出力し、非同期メニュー画面の表示等に
戻る。
【0088】一方、前提授業が登録されており、かつ受
講ステータスが「終了」となっている場合、制御手段1
6は、授業データベース14を参照して、学生が受講を
要求した非同期授業の教材データを読み出し、かかる教
材データをWebサーバ11やストリームサーバ13等
を利用して該学生の端末20に送信する(S205)。
これにより学生は端末20において受信した教材デー
タに基づいて非同期授業を受けることができる。図10
に非同期授業モードにおける端末での表示例を示す。
【0089】なお、非同期授業については、例えば教材
データの一部としてテストを含むようにし、学生がかか
るテストに合格した場合に、受講ステータスを「終了」
に変更することが考えられる。
【0090】このように、本実施形態では、履修状況に
応じて学生に対する非同期授業機能の利用を管理する、
すなわち前提授業の受講ステータスに応じて非同期授業
の選択の可否を決定しているため、非同期授業の履修が
授業体系の設定者の意図に沿って行われるように制御す
ることができる。
【0091】(発言管理機能)発言管理機能は、同じ同
期授業について同期授業機能を利用している(すなわち
同期授業に出席している)複数の学生に対し、学生ごと
に発言持ち時間を割り当て、各学生が自己の持ち時間内
においてのみ所定コミュニケーション機能を排他的に利
用できるように制御する機能である。
【0092】制御手段16は、同期授業機能を提供する
際に、以下に説明する処理を他の処理と並列に実行する
ことにより、発言管理機能を実現する。
【0093】最初に処理の前提について説明する。
【0094】発言管理処理を実行する場合、管理システ
ム10は、授業時間、授業タイプ、積極性レベル、経験
レベル、利用権限フラグ、調整係数を記憶しておく必要
がある。
【0095】授業時間は、同期授業が開始されてから終
了するまでに見込まれる経過時間である。授業タイプ
は、授業の性質を表わすパラメータであり、取りうる値
としては、例えば講義タイプ、ゼミタイプといったもの
が考えられる。
【0096】これらのパラメータは、授業ごとに設定さ
れるパラメータであるため、例えば授業データベース1
4の一部として授業IDに対応づけて記憶するように構
成することができる(図11参照)。
【0097】積極性レベルは、学生の発言に対する積極
性を示すパラメータであり、例えば「低い」「普通」
「高い」の3段階で表わすことが考えられる。かかる積
極性レベルは、授業における発言回数、発言時間等が多
いほど高いレベルとなるように設定する。
【0098】経験レベルは、学生の受講経験の多少を示
すパラメータであり、例えば「初心者」「中級者」「上
級者」の3段階で表わすことが考えられる。かかる経験
レベルは、同タイプの授業を多く受講して終了している
ほど高いレベルとなるように設定する。
【0099】これらの各レベルは、制御手段16によっ
て、学生の発言履歴や受講履歴に基づいて所定閾値と比
較して自動的に設定することができる。ただし、教員に
よって設定できるように構成してもよい。
【0100】利用権限フラグは、所定コミュニケーショ
ン機能の利用権限の有無を示すフラグである。
【0101】これらのパラメータは、学生ごとに設定さ
れるパラメータであるため、例えば学生データベース1
5の一部として学生IDに対応づけて記憶するように構
成することができる(図12参照)。
【0102】調整係数は、持ち時間を調整するためのパ
ラメータである。調整係数は、例えば授業タイプ、積極
性レベル、経験レベルに対応づけて、それぞれ複数の値
を記憶しておく。更に、同期授業に出席している学生数
ごとに記憶するように構成してもよい。図13に調整係
数を記憶する記憶手段のデータ構造の例を示す。
【0103】次に、図14に示すフローチャートを参照
して、処理の流れについて説明する。
【0104】制御手段16は、まず初期設定を行う(S
300)。
【0105】具体的には、同じ同期授業に出席している
複数の学生について、その発言順序を設定する。そし
て、順序が最初の学生の利用権限フラグのみ「有」と
し、他の学生について「無」とする。発言順序の設定方
法としては、例えば学生IDの並び順、同期授業モード
に設定された順、ランダムなど、種々の方法が考えられ
る。
【0106】また、ラウンド回数を示すラウンドパラメ
ータRを1に設定する。なお、同期授業に出席している
全学生に1回ずつ発言する機会を与えることを1ラウン
ドと呼ぶこととする。
【0107】また、何ラウンド分について発言させるか
を表わすトータルラウンド数を決定する。トータルラウ
ンド数は、予め定めたデフォルト値を用いることができ
るが、例えば教員が端末20から入力して決定できるよ
うに構成することも考えられる。
【0108】次に、制御手段16は、各学生に割り当て
る1ラウンドあたりの持ち時間を算出する(S30
1)。持ち時間は、例えば以下の式により算出すること
ができる。
【0109】発言持ち時間=(授業時間)/(同期授業
に出席している学生数)×(トータル調整係数)/(ト
ータルラウンド数) 上記式において、トータル調整係数は、同期授業に出席
している学生ごとに、(同期授業の授業タイプに対応す
る調整係数)×(該学生の積極性レベルに対応する調整
係数)×(該学生の経験レベルに対応する調整係数)に
より求められる。図11に示す調整係数の設定例では、
講義タイプよりもゼミタイプの授業の方が、積極性が低
い学生よりも高い学生の方が、受講経験に関して初心者
よりも上級者の方が、それぞれ多くの持ち時間が与えら
れるように設定されている。このように設定した場合、
より多くの持ち時間を得るためにより積極的に発言する
というモチベーション、ひいては競争意識、自主性を学
生に与えることができる。また、経験レベルが高い学生
による授業貢献度が高まり、授業内容の充実化を図るこ
とができる。
【0110】次に、制御手段16は、同期授業に出席し
ている学生のうち、利用権限フラグが「有」を示す学生
(発言者)のみが所定コミュニケーション機能を排他的
に利用できるように、発言者の端末20から送信される
情報についてのみ受信して他の端末20に配信する一
方、他の学生の端末20から送信される情報は受け付け
ないか、又は受け付けたとしても配信しないように同期
授業機能を制御する(S302)。
【0111】次に、制御手段16は、タイマーをスター
トさせ、そして、タイマーの値が発言者に割り当てられ
た持ち時間を経過したかどうかを判断する(S30
3)。
【0112】持ち時間を経過したと判断した場合は、現
在の発言者が1ラウンドにおける最後の学生であるかど
うかを判断する(S304)。
【0113】最後の学生でない場合は、発言の順番を一
つ進めるべく、現在の発言者の利用権限フラグを「無」
に変更するとともに、次の順序の学生について利用権限
フラグを「有」に変更して(S305)、ステップS3
02に戻る。
【0114】一方、最後の学生である場合は、ラウンド
パラメータRに1を加算する(S306)。そして、ラ
ウンドパラメータRがトータルラウンド数を超えている
かどうかを判断する(S307)。
【0115】トータルラウンド数を超えていない場合、
次のラウンドに進めるべく、現在の発言者(1ラウンド
における最後の学生)の利用権限フラグを「無」に変更
するとともに、順序が最初の学生について利用権限フラ
グを「有」に変更して(S308)、ステップS302
に戻る。
【0116】一方、トータルラウンド数を超えている場
合は、発言管理処理を終了する。
【0117】このように、本実施形態では、同期授業機
能を提供する際に、同期授業に出席している学生につい
て所定コミュニケーション機能の利用を排他的に管理す
る構成としているため、各学生に適切な発言機会を与え
ることが可能となる。また、持ち時間の算出に用いる調
整係数を授業タイプに応じて設けているため、講義など
の聴講等が中心となる授業については持ち時間を少なめ
に、ゼミなどの議論等が中心となる授業については持ち
時間を多めにというように、授業の性質に合わせて柔軟
に発言持ち時間を設定することができる。更に、より発
言するほど、より多く受講するほど、発言持ち時間が多
くなるように、積極性レベル、経験レベルに応じて調整
係数を設けているため、発言や受講に対するモチベーシ
ョンを与えることができ、学習意欲を向上させることが
できる。
【0118】(モラル管理機能)モラル管理機能は、同
期授業機能を利用する学生が送信した情報に予め設定し
た不適切情報が含まれるかどうかを判定して、該学生に
対応づけてその判定履歴を記憶しておき、かかる判定履
歴に基づいて該学生が利用できる機能を制限する機能で
ある。
【0119】制御手段16は、同期授業機能を提供する
際に、以下に説明する処理を他の処理と並列に実行する
ことにより、モラル管理機能を実現する。
【0120】最初に処理の前提について説明する。
【0121】モラル管理処理を実行する場合、管理シス
テム10は、不適切情報、モラル判定履歴情報、利用権
限フラグを記憶しておく必要がある。
【0122】不適切情報は、例えば誹謗・中傷等や公序
良俗に反する言葉などである。不適切情報には、その不
適切さの度合いに応じてレベルを設定しておく。具体的
にどのような言葉を不適切情報として設定するか、その
レベルをどのように設定するかは、設計に応じて定める
ことができる。ただし、必要に応じて教員により修正で
きるように構成しておくことが望ましい。
【0123】モラル判定履歴情報は、不適切さのレベル
ごとに、そのレベルの不適切情報が発言に含まれると判
定された回数(不適切発言回数)を対応づけて構成され
る。
【0124】モラル判定履歴情報は、学生ごとに記憶さ
れる情報であり、例えば学生データベース15の一部と
して学生IDに対応づけて記憶するように構成すること
ができる(図15(a))。更に、同一学生に関して授
業別に記憶するように構成してもよい(図15
(b))。
【0125】利用権限フラグは、同期授業モードや仮想
空間モードにおいて利用可能な機能、例えば所定コミュ
ニケーション機能や操作コマンドなどの利用権限の有無
を示すフラグである。利用権限フラグは、学生ごとに設
定されるパラメータであるため、例えば学生データベー
ス15の一部として学生IDに対応づけて記憶するよう
に構成することができる(図15(a)、(b))。
【0126】次に、図16に示すフローチャートを参照
して、処理の流れについて説明する。
【0127】制御手段16は、同期授業機能を利用する
学生から送信される種々の情報を受けつけた場合、その
情報(発言内容)に管理システム10が記憶する不適切
情報が含まれているかどうかを、例えば従来のワードマ
ッチング技術を用いて判定する(S400)。ここで、
送信される情報が音声情報である場合、従来の音声認識
技術を用いてテキスト情報に変換してから、ワードマッ
チングを行うように構成してもよい。
【0128】制御手段16は、含まれていないと判定し
た場合、ステップS400に戻る。一方、含まれている
と判定した場合、含まれている不適切情報のレベルに対
応する該学生の不適切発言回数に対し、1を加算する
(S401)。なお、このとき、該学生に対して警告メ
ッセージ等を出力するように構成してもよい。
【0129】次に、制御手段16は、該学生の不適切発
言回数が所定閾値を超えているかどうかを判断する(S
402)。所定閾値は不適切さのレベルに応じて定める
ことができ、例えば不適切さのレベルが高い場合(より
不適切な場合)の所定閾値は低く(例えば1回)、レベ
ルが低い場合の所定閾値は高く(例えば3回)、設定す
ることが考えられる。
【0130】所定閾値を超えていないと判断した場合は
S400に戻る。一方、超えていると判断した場合は、
制御手段16は、該学生の利用権限フラグを「無」に変
更する(S403)。
【0131】ここで、所定機能ごとに利用権限フラグを
設けておき、不適切さのレベルや回数に応じて利用権限
フラグの変更対象となる機能を変えるように構成しても
よい。
【0132】例えば、不適切さのレベルが高い場合は、
該学生のモードステータスを「仮想空間モード」に変更
して、教室からアバタを退場させるとともに、仮想空間
モードにおけるアバタ操作コマンドのうち、教室への入
室コマンドの利用権限フラグを「無」にし、教室への入
室を禁止する。この場合、利用権限フラグを教室ごとに
設けることで、その同期授業が行われている教室のみ入
室を禁止するように構成することもできる。
【0133】一方、不適切さのレベルが低い場合は、同
期授業モードにおける所定コミュニケーション機能の利
用権限フラグを「無」にし、同期授業について情報の配
信を受けることは可能であるが(すなわち聴講は可能で
あるが)、該学生の端末20から送信される情報は受け
付けないか、又は受け付けたとしても配信しないように
(すなわち、発言できないように)、同期授業機能を制
御する。
【0134】なお、不適切発言により利用権限フラグが
「無」となった場合、回復措置を認めないと学生の学習
意欲を削ぐおそれがあるため、例えば非同期授業モード
において所定のモラル回復テストを選択できるように
し、かかるテストに合格した場合に利用権限フラグを
「有」に戻すように構成することが望ましい。
【0135】また、モラル判定履歴情報について、退場
(入室禁止)となった回数を含むように構成し、それに
応じて不適切発言回数の判定に用いる所定閾値を変えた
り、回復措置におけるテストの難易度等を変えたりする
ことも考えられる。
【0136】仮想空間やネットワークを介して会話を行
う場合、実際に面とむかって会話を行う場合に比較して
モラルハザードが起こる危険性が高いと考えられる。こ
れに対し、本実施形態では、同期授業機能を提供する際
に、同期授業に出席している学生から送信される情報に
ついて不適切情報の有無を判定し、その判定結果に応じ
て学生が利用できる機能を管理する構成としているた
め、仮想空間やネットワークを介して会話が行われる同
期授業においても、モラルを維持しながら授業を進める
ことが可能となる。
【0137】(出席管理機能)出席管理機能は、同期授
業機能を利用する学生に対して出席確認情報を出力し、
かかる出席確認情報に対する学生からの応答に基づい
て、同期授業に関する受講ステータスを管理する機能で
ある。
【0138】制御手段16は、同期授業機能を提供する
際に、以下に説明する処理を他の処理と並列に実行する
ことにより、出席管理機能を実現する。
【0139】最初に処理の前提について説明する。
【0140】出席管理処理を実行する場合、管理システ
ム10は、出席判定履歴情報を記憶しておく必要があ
る。
【0141】出席判定履歴情報は、学生ごと同期授業ご
とに、応答回数、応答間隔等を含むように構成される。
応答回数は、出席確認情報に対して応答した回数であ
り、応答間隔は、応答があってから次の応答があるまで
の時間間隔である。これらの情報は、例えば学生データ
ベース15の一部として、学生ID、授業IDに対応づ
けて記憶することが考えられる(図17参照)。
【0142】次に、図18に示すフローチャートを参照
して、処理の流れについて説明する。
【0143】制御手段16は、同期授業機能を利用する
学生に対し、所定のタイミング(例えばランダムなタイ
ミング)で出席確認情報を出力する(S500)。出席
確認情報とは、学生に対して例えば所定のキー入力やマ
ウスによる入力を行うことを指示する情報である。図1
9に学生用端末に出席確認情報が表示されている例を示
す。
【0144】次に、制御手段16は、出席確認情報を出
力してから一定時間内に、学生が出席確認情報の指示に
従って端末20において所定の入力を行ったかどうか、
すなわち、学生から前記出席確認情報の指示に対応した
応答があったかどうかを判断する(S501)。
【0145】そして、応答があった学生については、該
学生について該同期授業に関する応答回数に1を加算す
る。又は/及び直前の応答からの時間間隔を応答間隔と
して記憶する(S502)。
【0146】制御手段16は、かかるステップS500
〜S502を同期授業が終了するまで、繰り返して実行
する(S503)。
【0147】同期授業が終了した段階で、制御手段16
は、学生ごとに、応答回数等に基づいて出席していたか
どうかを判定し(S504)、該同期授業に関する該学
生の受講ステータスの「終了」「未終了」を決定する
(S505、S506)。出席していたと判定し、受講
ステータスを「終了」とする場合としては、例えば、応
答割合=(応答回数)/(出席確認情報を出力した回
数)が所定閾値を越えている場合、応答間隔の最大値又
は平均値等が所定閾値より小さい場合、などが考えられ
る。
【0148】なお、出席の判定を同期授業の途中におい
て行い、その段階で出席していないと判定された学生に
ついては、該同期授業について受講ステータスを「未終
了」にするともに、モードステータスを「仮想空間モー
ド」に変更して、教室からアバタを退場させるように構
成してもよい。
【0149】仮想空間やネットワークを介して授業を行
う場合、アバタを仮想空間内の教室等に位置させた状態
で、学生自身は端末20の前から離れたることが可能で
あり、また端末20の前に居たとしても、テレビ等を見
たりして集中力を欠いている場合がある。このような行
動を許容したままでは、アバタさえ教室等に移動させて
おけば実際には受講しなくても大丈夫であるという考え
を抑制することはできず、学習意欲の低下を誘発するお
それがある。これに対し、本実施形態では、同期授業機
能を提供する際に、同期授業に出席している学生に対
し、出席確認情報に対する応答に基づいて出席状況を判
定する構成としているため、仮想空間やネットワークを
介して授業を行う場合でも、学生が実際に集中力を持っ
て受講しているかどうかを容易に把握することができ、
上記のような学習意欲の低下を回避することができる。
【0150】(環境管理機能)環境管理機能は、ネット
ワークを介して現実世界の天候気象情報を取得し、かか
る天候気象情報に基づいて仮想空間における環境を制御
する機能である。
【0151】制御手段16は、仮想空間モード、又は/
及び同期授業モード(バーチャル同期授業機能の利用
時)において、以下に説明する処理を他の処理と並列に
実行することにより、環境管理機能を実現する。
【0152】最初に処理の前提について説明する。
【0153】環境管理処理を実行する場合、管理システ
ム10は、予め選択した所定のオブジェクトについて、
環境パラメータ、例えば四季パラメータ、空の状態パラ
メータ、天候パラメータ等に対応させて、複数種類の画
像データを画像データベースに記憶しておく必要があ
る。図20にそのデータ構造の例を示す。図に示す例で
は、四季パラメータは、春、夏、秋、冬のいずれかを取
り、空の状態パラメータは、朝日、太陽、夕日、月のい
ずれかを取り、天候パラメータは、晴れ、曇り、雨、
雪、風のいずれかを取るように設定している。ただし、
例えば強雨や小雨など、各パラメータについて更に細分
化して設定してもよい。
【0154】前記所定のオブジェクトとしては、現実世
界において四季や天候、空の状態等に応じて様相が変化
するものをモデリングしたオブジェクトを選択する。こ
のようなオブジェクトとしては、例えば遠景オブジェク
ト、空オブジェクト、窓のガラス部分を構成するオブジ
ェクト、木オブジェクトなどが考えられる。
【0155】なお、選択したオブジェクトは、仮想空間
サーバ11において、仮想空間内において占有する一定
の範囲と、その範囲にマッピングする画像データとを少
なくとも属性として持つように管理されるている必要が
ある。
【0156】次に、図21に示すフローチャートを参照
して、処理の流れについて説明する。
【0157】制御手段16は、所定のタイミングで(例
えば1時間おきなど)、ネットワークを介して現実世界
の天候気象情報を配信しているサイトにアクセスし、予
め設定しているUV校舎の所在地に対応する地域の、現
在の天候気象情報を取得する。そして、前記取得した天
候気象情報に基づき、天候パラメータの値を決定する
(S600)。
【0158】次に、制御手段16は、現在の月日、日時
に基づいて、四季パラメータ、空の状態パラメータの値
を決定する(S601)。四季については、例えば3月
〜5月は春、6月〜8月は夏、9月〜11月は秋、12
月〜2月は冬とすることが考えられる。また空の状態に
ついては、例えば4時〜6時は朝日、6時〜16時は太
陽、16時〜18時は夕日、18時〜4時は月とするこ
とが考えられる。
【0159】次に、制御手段16は、前記取得した天候
情報、前記決定した四季、空の状態に基づき、画像デー
タベースを参照して各前記所定のオブジェクトについて
画像データを読み出す(S602)。
【0160】そして、制御手段16は、前記読み出した
画像データを、前記所定のオブジェクトにマッピングす
る画像データとして、仮想空間サーバ11に出力する
(S603)。なお、仮想空間サーバ11が対応する画
像データを直接参照できるように構成してもよい。
【0161】これにより、仮想空間サーバ11は、仮想
空間内の所定のオブジェクトについて、予め設定してい
るUV校舎の所在地に対応する地域の現実の天候や、現
実の月日、日時に応じて、適切な画像データをマッピン
グすることが可能となる。
【0162】このように、本実施形態では、現実世界の
環境と仮想空間の環境とを連動させて、よりリアルに仮
想世界を構築しているため、現実世界から仮想世界へロ
グインする際に違和感が生じることはない。特に、本実
施形態のように仮想世界システムにおいて教育サービス
を提供する場合、現実世界と仮想世界との連動、違和感
の低減によって仮想世界に対する敷居が下がる結果、仮
想世界において授業を受けようとするモチベーションを
より高めることができる。
【0163】(履修状況管理機能)履修状況管理機能
は、学生データベース15を参照して、学生が選択した
表示モデルに基づき該学生の履修状況(学習進行状況)
を出力する機能である。
【0164】制御手段16は、各モードにおいて、以下
に説明する処理を実行することにより、履修状況管理機
能を実現する。
【0165】最初に処理の前提について説明する。
【0166】履修状況管理処理を実行する場合、管理シ
ステム10は、学生ごとに、該学生が選択した表示モデ
ルを記憶しておく必要がある。
【0167】ここで、表示モデルは、履修状況、例えば
選択している授業のうち受講ステータスが「終了」とな
っている授業の割合を表示するためのモデルである。本
実施形態における表示モデルは、スタート地点、1又は
複数の中間地点、ゴール地点とを備えており、スタート
地点からゴール地点までの行程中のポジションによって
履修状況を表わすように構成されている。
【0168】スタート地点からゴール地点までの行程と
しては、例えば、登山行程、川の渡る行程、航行行程な
どが考えられる(図22参照)。図に示す例では、所定
のキャラクタを表示したり、色を変えて表示すること
で、行程中のポジションを示している。
【0169】学生が選択した表示モデルは、例えば学生
データベース15の一部として、学生IDに対応づけて
記憶することが考えられる(図23参照)。
【0170】次に、図24に示すフローチャートを参照
して、処理の流れについて説明する。
【0171】制御手段16は、学生が仮想空間モードや
非同期授業モードのメニュー画面等において本処理を選
択し、その実行を要求した場合、学生データベース15
を参照し、該学生の選択授業数、及びそのうち受講ステ
ータスが「終了」となっている授業数をカウントする
(S700)。このとき、人文系、語学系など、所定の
授業グループ単位でカウントするように構成してもよ
い。
【0172】次に、制御手段16は、該学生が選択した
表示モデルを読み出し、前記読み出した表示モデルにお
いて、スタート地点からの距離比が(受講ステータスが
「終了」となっている授業数)/(選択している授業
数)に最も近い地点を選択する(S701)。
【0173】そして、制御手段16は、表示モデルにお
いて前記選択した地点にキャラクター等を表示するよう
に画面情報を作成し、学生用端末に送信する(S70
2)。これにより、学生は自分の履修状況を自分が選択
した表示モデルに基づくグラフィカルな表示によって知
ることができる。
【0174】このように、履修状況の表示を、数値や単
純なグラフ等による無味乾燥な表示ではなく、面白味の
ある表示モデルに基づいて表示するように構成したた
め、学生に対して履修状況を頻繁にチェックしようとす
るモチベーションを与えることができ、結果として履修
を安定して進めることを促すことができる。
【0175】ここで、前記行程について、旅行をシミュ
レーションしたものとすることも考えられる。例えば、
東京を出発してヨーロッパの各都市をまわる旅行を想定
した場合、スタート地点(東京)、第1中間地点(成
田)、第2中間地点(パリ)、第3中間地点(ロー
マ)、ゴール地点(ロンドン)のように、旅行で訪れる
都市等を各地点に割り当てる。そして、割り当てた各都
市等の画像を記憶しておき、各地点にポジションが到達
した段階で、その地点に割り当てられた都市等の画像を
表示するように構成する。この場合、学生自身が表示モ
デルに採用する都市等を選択できるように構成すること
が望ましい。このような表示モデルを用いることで、学
生は例えば卒業旅行をイメージして表示モデルをカスタ
マイズすることができるようになり、より学生の興味を
引き起こすことが可能となる。
【0176】(第2実施形態)次に、本発明の第2の実
施の形態について説明する。第2の実施の形態は、仮想
空間システムの制御プログラムを記録した記録媒体を備
える。この記録媒体としてはCD−ROM、磁気ディス
ク、半導体メモリその他の記録媒体を用いることができ
る。
【0177】制御プログラムは記録媒体からデータ処理
装置に読み込まれ、データ処理装置の動作を制御する。
データ処理装置は、制御プログラムの制御により、管理
システム10や端末20において実現される各機能と同
一の機能を実現する。
【0178】(その他)なお、本発明は、上記実施形態
に限定されることなく種々に変形して適用することが可
能である。また、本明細書において、1つの機能が2つ
以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の機能
が1つの物理的手段により実現されても良い。
【0179】
【発明の効果】本発明によれば、仮想空間システムを利
用して教育サービスを提供する場合に、同期教育と非同
期教育とを適切に制御し、より高い教育効果を得ること
ができる枠組みを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仮想空間システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】授業データベースのデータ構造を説明するため
の図である。
【図3】学生データベースのデータ構造を説明するため
の図である。
【図4】端末における仮想空間の表示例を説明するため
の図である。
【図5】仮想空間メニュー画面を説明するための図であ
る。
【図6】同期授業モードを設定する処理のフローチャー
トである。
【図7】バーチャル同期授業機能を利用している場合
の、端末における表示例を説明するための図である。
【図8】ライブ同期授業機能を利用している場合の、端
末における表示例を説明するための図である。
【図9】非同期授業機能の利用を提供する場合のフロー
チャートである。
【図10】非同期授業機能を利用している場合の、端末
における表示例を説明するための図である。
【図11】発言管理機能を実現する場合の授業データベ
ースのデータ構造を説明するための図である。
【図12】発言管理機能を実現する場合の学生データベ
ースのデータ構造を説明するための図である。
【図13】調整係数を記憶しておく場合のデータ構造を
説明するための図である。
【図14】発言管理機能を実現する処理のフローチャー
トである。
【図15】モラル管理機能を実現する場合の学生データ
ベースのデータ構造を説明するための図である。
【図16】モラル管理機能を実現する処理のフローチャ
ートである。
【図17】出席管理機能を実現する場合の学生データベ
ースのデータ構造を説明するための図である。
【図18】出席管理機能を実現する処理のフローチャー
トである。
【図19】端末における出席確認情報の表示例を説明す
るための図である。
【図20】環境管理機能を実現する場合の画像データベ
ースのデータ構造を説明するための図である。
【図21】環境管理機能を実現する処理のフローチャー
トである。
【図22】履修状況管理処理における、表示モデルを説
明するための図である。
【図23】履修状況管理機能を実現する場合の学生デー
タベースのデータ構造を説明するための図である。
【図24】履修状況管理機能を実現する処理のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 仮想空間システム 10 管理システム 11 Webサーバ 12 仮想空間サーバ 13 ストリームサーバ 14 授業データベース 15 学生データベース 16 制御手段 20 端末

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の利用者がネットワークを介して仮
    想空間を共有できる仮想空間システムにおいて、 前記仮想空間は教育施設として設定されているととも
    に、前記複数の利用者は、教育を受ける側の利用者(以
    下、「学生」と呼ぶ。)と、教育を行う側の利用者(以
    下、「教員」と呼ぶ。)とを少なくとも含み、 予め記憶されている教材データに基づいて各学生が非同
    期に授業を受けることができる非同期授業機能と、 所定のコミュニケーション機能を利用して各学生が他の
    学生、教員と情報を相互にやり取りしながら同期して授
    業を受けることができる同期授業機能と、 学生の履修状況を記憶するデータベースを参照して、履
    修状況に応じて学生に対する各授業機能の利用を管理す
    る管理機能とを備えることを特徴とする仮想空間システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記同期授業機能は、 仮想空間内で利用者の分身を介在させて行われるバーチ
    ャル同期授業と、 仮想空間に設定された利用者の分身を介在させず行われ
    るライブ同期授業と、を対象としていることを特徴とす
    る請求項1記載の仮想空間システム。
  3. 【請求項3】 前記管理機能は、 教員からの所定入力(音声)がなされたことを条件とし
    て略一斉に同期授業機能の利用が始まるように管理する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の仮想空間システ
    ム。
  4. 【請求項4】 更に、同期授業を受けている学生に対し
    て、所定のコミュニケーション機能の利用を排他的に管
    理する機能を備えることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか1項に記載の仮想空間システム。
  5. 【請求項5】 同期授業を受けている複数の学生に対し
    て学生ごとに持ち時間を割り当てて記憶しておき、各学
    生が自己の持ち時間内においてのみ所定のコミュニケー
    ション機能を排他的に利用できるように管理する機能を
    備えることを特徴とする請求項4記載の仮想空間システ
    ム。
  6. 【請求項6】 更に、利用者が送信した情報に予め設定
    した不適切情報が含まれるかどうかを判定し、その判定
    結果に基づいて該利用者が利用できる機能を制限する機
    能を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    1項に記載の仮想空間システム。
  7. 【請求項7】 更に、同期授業を受けている学生に対し
    て出席確認情報を出力し、前記出席確認情報に対する学
    生からの応答に基づいて該同期授業に関する履修状況を
    決定する機能を備えることを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれか1項に記載の仮想空間システム。
  8. 【請求項8】 複数の利用者がネットワークを介して仮
    想空間を共有できる仮想空間システムにおいて、 ネットワークを介して現実世界の天候気象情報を取得
    し、かかる天候気象情報に基づいて仮想空間における環
    境を制御する機能を備えることを特徴とする仮想空間シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 複数の利用者がネットワークを介して仮
    想空間を共有できる仮想空間システムにおいて、 前記仮想空間は教育施設として設定されているととも
    に、前記複数の利用者は、教育を受ける側の利用者(以
    下、「学生」と呼ぶ。)を少なくとも含み、 スタート地点、ゴール地点とを少なくとも備え、スター
    ト地点からゴール地点までの行程中のポジションによっ
    て履修状況を表わすように構成されている表示モデルに
    基づき、学生の履修状況を表示する機能を備えることを
    特徴とする仮想空間システム。
  10. 【請求項10】 複数の利用者がネットワークを介して
    仮想空間を共有できる仮想空間システムの制御方法であ
    って、 前記仮想空間は教育施設として設定されているととも
    に、前記複数の利用者は、教育を受ける側の利用者(以
    下、「学生」と呼ぶ。)と、教育を行う側の利用者(以
    下、「教員」と呼ぶ。)とを少なくとも含み、 前記仮想空間システムは、予め記憶されている教材デー
    タに基づいて各学生が非同期に授業を受けることができ
    る非同期授業機能と、所定のコミュニケーション機能を
    利用して各学生が他の学生、教員と情報を相互にやり取
    りしながら同期して授業を受けることができる同期授業
    機能と、を備えており、 学生の履修状況を記憶するデータベースを参照して、履
    修状況に応じて学生に対する各授業機能の利用を管理す
    る管理工程を備えることを特徴とする制御方法。
  11. 【請求項11】 更に、教員からの所定入力(音声)が
    なされたことを条件として略一斉に同期授業機能の利用
    が始まるように管理する工程を備えることを特徴とする
    請求項10記載の制御方法。
  12. 【請求項12】 更に、同期授業を受けている学生に対
    して、所定のコミュニケーション機能の利用を排他的に
    管理する工程を備えることを特徴とする請求項10又は
    11記載の制御方法。
  13. 【請求項13】 更に、同期授業を受けている複数の学
    生に対して学生ごとに持ち時間を割り当てて記憶してお
    き、各学生が自己の持ち時間内においてのみ所定のコミ
    ュニケーション機能を排他的に利用できるように管理す
    る工程を備えることを特徴とする請求項10乃至12の
    いずれか1項に記載の制御方法。
  14. 【請求項14】 更に、利用者が送信した情報に予め設
    定した不適切情報が含まれるかどうかを判定し、その判
    定結果に基づいて該利用者が利用できる機能を制限する
    工程を備えることを特徴とする請求項10乃至13のい
    ずれか1項に記載の制御方法。
  15. 【請求項15】 更に、同期授業を受けている学生に対
    して出席確認情報を出力し、前記出席確認情報に対する
    学生からの応答に基づいて該同期授業に関する履修状況
    を決定する工程を備えることを特徴とする請求項10乃
    至14のいずれか1項に記載の制御方法。
  16. 【請求項16】 複数の利用者がネットワークを介して
    仮想空間を共有できる仮想空間システムの制御方法であ
    って、 ネットワークを介して現実世界の天候気象情報を取得
    し、かかる天候気象情報に基づいて仮想空間における環
    境を制御する工程を備えることを特徴とする制御方法。
  17. 【請求項17】 複数の利用者がネットワークを介して
    仮想空間を共有できる仮想空間システムの制御方法であ
    って、 前記仮想空間は教育施設として設定されているととも
    に、前記複数の利用者は、教育を受ける側の利用者(以
    下、「学生」と呼ぶ。)を少なくとも含み、 スタート地点、ゴール地点とを少なくとも備え、スター
    ト地点からゴール地点までの行程中のポジションによっ
    て履修状況を表わすように構成されている表示モデルに
    基づき、学生の履修状況を表示する工程を備えることを
    特徴とする制御方法。
  18. 【請求項18】 請求項10乃至17のいずれか一項に
    記載の制御方法をコンピュータで実行させるためのプロ
    グラム。
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