JP2023110475A - 3次元画像管理装置、3次元画像管理方法及び3次元画像管理プログラム - Google Patents

3次元画像管理装置、3次元画像管理方法及び3次元画像管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】3次元アバター等の3次元画像の管理において、プライバシー保護等に配慮した管理を行う技術を提供する。【解決手段】基本となるアバターを生成する基本アバター生成部1と、特定のユーザとの関係でアバターの公開レベルを設定する公開レベル設定部2と、設定された公開レベルに合わせて、基本アバター又の外観を調整する公開アバター調整部3と、アバターデータを外部に出力するアバターデータ出力部4を備える。公開レベル設定部2は、ユーザの他のユーザとの間の交流関係を分析する交流分析部7と、他のユーザの行動を分析する行動分析部8と、これらの分析結果に基づき個々の他のユーザとの関係における基本アバターの公開レベルを判定する公開レベル判定部9とを備える。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年10月14日に「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェスタ2021」にて発表
特許法第30条第2項適用申請有り ▲1▼ウェブサイトの掲載日 令和3年9月13日 ▲2▼https://pocket-rd.com/information/eea4064b7c703aeff9b4914094a811f2/ ▲3▼株式会社PocketRD ▲4▼公開された発明の内容 株式会社PocketRDが上記アドレスのウェブサイトにて、内田茂樹及び籾倉宏哉が発明した「3次元画像撮影装置、3次元画像撮影方法及び3次元画像プログラム」について公開した。
特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年10月1日に「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェスタ2021」にて発表
特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年10月12日に「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェスタ2021」にて発表
本発明は、人物等に関する3次元コンピュータグラフィックスデータを管理する3次元画像管理装置等に関するものである。
近年、コンピュータ等の電子計算機における処理能力向上等に伴い、3次元のコンピュータグラフィックスを活用したゲーム、動画コンテンツの活用が進められている。すなわち、かつては2次元アニメーションで表現されていた著名なコンピュータゲームのシリーズが3DCGを用いてリメイクされ、また、古典的な童話を原作とした映画が3DCGを用いて作製されて世界的に大ヒットしており、今や3次元コンピュータグラフィックスは、動画コンテンツにおける表現態様において、事実上の標準として広く活用されている。
3次元コンピュータグラフィックスの発展形として、実在の人物等をモデルとした写実的な3次元コンピュータグラフィックスを利用することも提案されている。これは、コンピュータゲームやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)等におけるユーザのキャラクター・アイコンとしてユーザの姿態を模したアバター(分身としてのキャラクター)を使用するものであって、アバターを使用することにより作品世界への没入感が向上し、よりリアルな体験としてゲームを楽しむことが可能となる。
特許文献1、2は、いずれもヘッドマウントディスプレイを使用して仮想空間を表現するコンピュータゲームにおいて、プレイヤー自身、あるいは共同プレイヤーの姿を模したアバターを使用した例について開示している。
特開2019-012509号公報 特開2019-139673号公報
しかし、特許文献1、2のいずれにおいても、プレイヤー等の人物を模したアバターをどのように管理するかについては開示されていない。3次元アバターは本人の姿態を反映した外観からなることから、公開範囲を厳格に管理する必要がある。例えば同一のゲーム、SNS内においても、親しいユーザに対してのみ3次元アバターをそのまま公開し、他のユーザに対しては非公開とするなどの工夫が必要であるところ、ゲームにおける共同プレイヤーやSNSのユーザは多数にわたるため、それぞれに対し公開範囲を設定・管理することは容易ではない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、3次元アバター等の3次元画像の管理において、プライバシー保護等に配慮した管理を可能とする3次元画像管理装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる3次元画像管理装置は、複数のユーザが参加する1以上のサービスにて使用され、3次元画像によって形成されるユーザ識別用アバターのデータを管理する3次元画像管理装置であって、前記1以上のサービスにおけるユーザ識別用アバターの公開態様について3以上の段階からなる公開レベルのうちいずれかを設定する公開レベル設定手段と、前記ユーザ識別用アバターにおける特徴部分を抽出する特徴部分抽出手段と、前記公開レベルに応じて前記ユーザ識別用アバターの特徴部分に対し抽象化処理を行う抽象化処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、請求項2にかかる3次元画像管理装置は、上記の発明において、前記公開レベル設定手段は、前記ユーザ識別用アバターを使用するユーザと他のユーザとの間の交流活動を分析する交流分析手段と、前記サービスにおける前記他のユーザの行動を分析する行動分析手段と、前記交流分析手段及び前記行動分析手段の分析結果に基づき、前記サービスにおける前記他のユーザに対する前記公開レベルを判定する公開レベル判定手段とを備え、前記抽象化処理手段は、前記公開レベルが低くなるほど抽象度が高くなるように抽象化処理を行うことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、請求項3にかかる3次元画像管理装置は、上記の発明において、前記抽象化処理手段は、前記ユーザ識別用アバターの特徴部分の解像度を変化させることにより抽象化処理を行うことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、請求項4にかかる3次元画像管理方法は、複数のユーザが参加する1以上のサービスにて使用され、3次元画像によって形成されるユーザ識別用アバターのデータを管理する3次元画像管理方法であって、前記1以上のサービスにおけるユーザ識別用アバターの公開態様について3以上の段階からなる公開レベルのうちいずれかを設定する公開レベル設定ステップと、前記ユーザ識別用アバターにおける特徴部分を抽出する特徴部分抽出ステップと、前記公開レベルに応じて前記ユーザ識別用アバターの特徴部分に対し抽象化処理を行う抽象化処理ステップと を含むことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、請求項5にかかる3次元画像管理方法は、上記の発明において、前記公開レベル設定ステップは、前記ユーザ識別用アバターを使用するユーザと他のユーザとの間の交流活動を分析する交流分析ステップと、前記サービスにおける前記他のユーザの行動を分析する行動分析ステップと、前記交流分析ステップ及び前記行動分析ステップにおける分析結果に基づき、前記サービスにおける前記他のユーザに対する前記公開レベルを判定する公開レベル判定ステップとを含み、前記抽象化処理ステップにおいて、前記公開レベルが低くなるほど抽象度が高くなるように抽象化処理を行うことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、請求項6にかかる3次元画像管理プログラムは、複数のユーザが参加する1以上のサービスにて使用され、3次元画像によって形成されるユーザ識別用アバターのデータをコンピュータに管理させる3次元画像管理装置であって、前記コンピュータに対し、前記1以上のサービスにおけるユーザ識別用アバターの公開態様について3以上の段階からなる公開レベルのうちいずれかを設定する公開レベル設定機能と、前記ユーザ識別用アバターにおける特徴部分を抽出する特徴部分抽出機能と、前記公開レベルに応じて前記ユーザ識別用アバターの特徴部分に対し抽象化処理を行う抽象化処理機能と、を実現させることを特徴とする。
本発明によれば、3次元アバター等の3次元画像の管理において、プライバシー保護等に配慮した管理を行うことが可能となるという効果を奏する。
実施の形態にかかる3次元画像管理装置の構成を示す模式図である。 実施の形態にかかる3次元画像管理装置に備わる公開レベル設定部2の動作を説明するためのフローチャートである。 変形例にかかる3次元画像管理装置の構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施の形態においては、本発明の実施の形態として最も適切と考えられる例について記載するものであり、当然のことながら、本発明の内容を本実施の形態にて示された具体例に限定して解すべきではない。同様の作用・効果を奏する構成であれば、実施の形態にて示す具体的構成以外のものであっても、本発明の技術的範囲に含まれることは勿論である。
実施の形態にかかる3次元画像管理装置の構成について、図1を参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施の形態にかかる3次元画像管理装置は、基本となるアバター(特定のサービスに利用可能なものであってもよいし、サービス利用とは別に独自に生成したものであってもよい。)を生成する基本アバター生成部1と、特定のユーザとの関係でアバターの公開レベルを設定する公開レベル設定部2と、設定された公開レベルに合わせて、基本アバター又の外観を調整する公開アバター調整部3と、アバターデータを外部に出力するアバターデータ出力部4を備える。
基本アバター生成部1は、3次元画像管理装置にて管理する3次元画像のうち、基本となる3次元アバター(基本アバター。特許請求の範囲におけるユーザ識別用アバターに相当する。)を生成するためのものである。3次元アバターとは、実在の人物や想像上のキャラクターを3次元的に表現したコンピュータグラフィックスに関する情報であり、一般的には、3次元構造の表面形状に関する情報(いわゆる「ポリゴン」)、内部骨格に関する情報(いわゆる「ボーン」)、これら両者の関係性を規定する情報(いわゆる「ウェイト」)及び3次元構造の表面における質感や模様に関する情報(いわゆる「テクスチャ」)を含む。本実施の形態における3次元アバターは、これらの情報を全て含むものとしてもよいし、ポリゴンとテクスチャのみ、あるいはポリゴンのみで構成する態様でもよい。3次元構造の態様としても、例えば人間の全身像を模したものでもよいし、人間の一部、例えば頭部のみから構成される態様としてもよい。人間とは全く異なる動物のキャラクターを3次元的に表現したものでもよい。
また、本実施の形態における基本アバターは任意の態様のものを用いることが可能であるが、好ましくは他のアバターと区別しうる程度にその特徴部分を3次元的に表現したものであり、例えば実在の人物の場合、顔面又は/及び体型の全部又は一部における特徴が表現されている。以下の説明においては、理解を容易にするため、基本アバターが人間の形状からなるものであり、顔面及び体型の全てについて実在の人物の姿態を忠実に再現したものとする。
公開レベル設定部2は、アバターデータ出力部4を介して出力する基本アバターについて、出力先のゲーム、SNS等のサービスにおいて、他のユーザに対しどの程度のレベルで公開するかという公開レベルを設定するためのものである。具体的には、公開レベル設定部2は、ユーザの他のユーザとの間の交流関係を分析する交流分析部7と、他のユーザの行動を分析する行動分析部8と、これらの分析結果に基づき個々の他のユーザとの関係における基本アバターの公開レベルを判定する公開レベル判定部9とを備える。
交流分析部7は、ユーザと他のユーザとの間の交流関係について分析するためのものである。具体的には、交流分析部7は、ユーザの行動履歴の中から、特定の他のユーザに対する交流活動の内容及び頻度に関する情報を抽出する機能を有する。「交流活動の内容」とは、例えば、ユーザが他のユーザとゲーム内にて一緒に行動したこと、ゲーム、SNS等のサービスにて他のユーザに対しメール、メッセージ等を送信したこと、他のユーザの作成コンテンツ等に対し「いいね」等の評価を行うこと、他のユーザの作成コンテンツ等に関し第三者である別のユーザに「シェア」等の紹介行為を行うこと、「フォロー」等の設定により他のユーザのアカウントの情報を継続的に追跡すること、等を含む。「交流活動の頻度」とは、上述した交流活動について、一定期間(直近の期間であることが望ましい)における回数を意味する。交流分析部7は、これらの分析結果を公開レベル判定部9に対し出力し、公開レベル判定部9は、入力された情報に基づき他のユーザとの関係性を推定の上、関係が濃密であると判定すれば基本アバターの公開レベルを高く設定し、関係が疎遠であると判定すれば公開レベルを低く設定するなどの判定を行う。
行動分析部8は、他のユーザの問題行動の有無について分析するためのものである。「問題行動」とは、ユーザ又は第三者である別のユーザに対する攻撃的な言及・接触を意味し、行動分析部8は、問題行動そのものに加え、問題行動に対する別のユーザからの苦情等の反応についても分析する機能を有する。「問題行動の内容」とは、例えば、禁止用語を使用した問題発言、ユーザ本人又は第三者である別のユーザとの間のゲーム、SNS等のサービスの内部でのトラブル、ユーザ本人又は第三者である別のユーザからの苦情申立て、ゲーム、SNS等のサービスの運営主体による警告等の処分、ユーザ本人又は第三者である別のユーザとの間の実生活上のトラブル等を含む。「問題行動の頻度」とは、上述した問題行動の内容について、一定期間(直近の期間であることが望ましい。)における回数を意味する。行動分析部8は、これらの分析結果を公開レベル判定部9に対し出力し、公開レベル判定部9は、入力された情報に基づき他のユーザの問題行動の有無・程度を判定し、問題行動があり程度も高いと判定した他のユーザに対しては、基本アバターの公開レベルを低く設定するなどの判定を行う。
公開レベル判定部9は、交流分析部7及び行動分析部8の分析結果に基づき、個々の他のユーザとの関係において、基本アバターをどの程度公開するか、公開レベルを判定するためのものである。
具体的には、公開レベル判定部9は、行動分析部8の分析結果に基づき、公開レベルを低く設定するべき他のユーザを判定する。公開レベル判定部9は、行動分析部8の分析結果の中から、他のユーザにおける問題行動の内容及び頻度を抽出して問題レベルの判定を行うこととする。例えば、公開レベル判定部9は、問題行動の内容として禁止用語を使用した問題発言、ユーザ本人又は第三者である別のユーザとの間のゲーム、SNS等のサービスの内部でのトラブル、ユーザ本人又は第三者である別のユーザからの苦情申立て、ゲーム、SNS等のサービスの運営主体による警告等の処分、ユーザ本人又は第三者である別のユーザとの間の実生活上のトラブル等を設定し、個々の他のユーザに関して、これらの問題行動の有無及び頻度を把握する。公開レベル判定部9は、問題行動の内容についてあらかじめ重要度に応じた係数である問題係数を割り当てて(例えば、問題発言は0.5、運営主体による警告等の処分は3.0、実生活上のトラブルは10.0等)、各問題行動に関する問題係数と各問題行動の頻度の乗算結果の総和である問題評価値を導出する。公開レベル判定部9は、導出した問題評価値の高い順に、他のユーザの問題行動レベルをランク付けする機能を有し、例えば、公開レベル判定部9は、問題評価値が第1の閾値以上の場合に「高」とランク付けし、第1の閾値未満、第2の閾値以上の場合に「中」とランク付けし、第2の閾値未満の場合に「低」とランク付けする。
また、公開レベル判定部9は、交流分析部7の分析結果に基づき、公開レベルを高く設定するべき他のユーザを判定する。公開レベル判定部9は、交流分析部7の分析結果の中から、ユーザによる他のユーザに対する交流活動の内容及び頻度を抽出して交流レベルの判定を行うこととする。例えば、公開レベル判定部9は、交流活動の内容としてユーザが他のユーザとゲーム内にて一緒に行動したこと、ゲーム、SNS等のサービスにて他のユーザに対しメール、メッセージ等を送信したこと、他のユーザの作成コンテンツ等に対し「いいね」等の評価を行うこと、他のユーザの作成コンテンツ等に関し第三者である別のユーザに「シェア」等の紹介行為を行うこと、「フォロー」等の設定により他のユーザのアカウントの情報を継続的に追跡すること、等を設定し、個々の他のユーザに関して、ユーザによるこれらの交流活動の有無及び頻度を把握する。公開レベル判定部9は、交流活動の内容についてあらかじめ重要度に応じた係数である交流係数を割り当てて(例えば、「いいね」等の評価は1.0、メール、メッセージの送信は4.0、ゲーム内での一緒の行動は6.0等)、各交流活動に関する交流係数とその頻度の乗算結果の総和である交流評価値を導出する。
さらに、公開レベル判定部9は、問題評価値のランクと交流評価値に基づき、基本アバターの公開レベルを判定する。具体的には、公開レベル判定部9は、問題評価値のランクが「高」の場合は、総合評価値を最低値とした上で公開レベルを判定する。また、公開レベル判定部9は、問題評価値のランクが「低」の場合は、交流評価値の値をそのまま総合評価値とした上で公開レベルを判定する。さらに、公開レベル判定部9は、問題評価値のランクが「中」の場合は、交流評価値に対し問題評価値による補正処理を行ったものを総合評価値とした上で公開レベルを判定する。より具体的には、例えば、公開レベル判定部9は、交流評価値に対し、問題評価値に所定の係数を乗算した値を控除することで、総合評価値を導出する。
公開レベル判定部9は、総合評価値に基づき公開レベルを判定する。ここで、公開レベルは、少なくとも3以上、具体的には公開アバター調整部3によって調整されるレベルと整合するようあらかじめ設定され、例えば公開アバター調整部3が、10段階にわたって基本アバターを調整する機能を有する場合は、公開レベルも10段階の範囲で設定されることが望ましい。なお、後述のとおり公開アバター調整部3が基本アバターを連続的に調整する(調整レベルを無限段階とする)場合には、公開レベルについても連続的な値に設定することとしてよい。
公開レベルと総合評価値の関係は、例えば、総合評価値が0以上、5.0未満の場合は公開レベル0、総合評価値が5.0以上、10.0未満であれば公開レベル1、・・・、総合評価値が100.0以上であれば公開レベル10のように設定し、総合評価値が高いほど公開レベルも高くなる(基本アバターをありのままに公開する)扱いとする。
次に、公開アバター調整部3について説明する。公開アバター調整部3は、公開レベル判定部9にて判定された公開レベルに応じて、他のユーザに対する、基本アバターの開示態様を調整するためのものである。具体的には、公開アバター調整部3は、基本アバターのうち特徴的な部分を抽出する特徴部分抽出部10と、特徴部分抽出部10が抽出した特徴的な部分に対し、抽象化処理を施す抽象化処理部11とを備える。
特徴部分抽出部10は、基本アバターの特徴部分を抽出するためのものである。「特徴部分」とは、例えば基本アバターの外観において特徴的な部分をいう。具体的には、「特徴部分」とは、人体における目、鼻、口、眉毛のように自他識別の指標として類型的に用いられる部分や、これら以外の部分のうち平均的な形状から著しく変化しているため当該基本アバターにおいて自他識別の指標として機能しうる部分を意味する。
特徴部分抽出部10は、かかる基本アバターにおいてこのような特徴部分を抽出する機能を有しており、例えば、人型の基本アバターであれば目、鼻、口又は全体的な体形について、人型以外の基本アバターであればモデルとなった動物や創作物における特徴部分(牙、角など)について、特徴部分として抽出する機能を有する。なお、特徴部分抽出部10の機能としては、あらかじめ目、鼻、口のような特徴部分を登録しておき、基本アバターに対し目に相当する領域、鼻に相当する領域等を抽出することとしてもよいし、同種の3次元アバターにおける平均的な表面形状および3次元形状をあらかじめ記憶した上で、基本アバターの表面形状・3次元形状において平均的な表面形状・3次元形状から一定の閾値以上の逸脱が認められる場合(例えば目の大きさ、形状、両目の離れ具合等が閾値以上となった場合)に、逸脱した部分を特徴部分として抽出することとしてもよい。
抽象化処理部11は、特徴部分抽出部10によって抽出された基本アバターの特徴部分に対し、特徴部分を曖昧化する抽象化処理を行うためのものである。具体的には、抽象化処理部11は、公開アバター調整部3は、公開レベル判定部9にて判定された公開レベルに基づき、公開レベルが高いほど基本アバターの特徴部分を正確に開示する一方、公開レベルが低いほど特徴部分を抽象化、曖昧化したものを開示するよう、基本アバターの公開態様を調整する機能を有する。
抽象化処理部11は、特徴部分の抽象化、曖昧化の具体的態様として、例えば、最も高い公開レベルでは一切の処理を行わずそのまま表示する一方、公開レベルが低下するにつれて特徴部分の解像度を低下させ、最も低い公開レベルではいわゆる「モザイク処理」のように特徴部分の詳細を一切表示させないこととする。また、公開レベルが低下するにつれて、目にガラスが透明な眼鏡、やや色味の入った眼鏡、徐々に色が濃くなるサングラスを付加し、口には徐々に色濃くなるマスクを付加する等の態様としてもよい。
アバターデータ出力部4は、基本アバターに対し公開レベルに応じた開示態様の調整処理を施したデータを外部に出力するためのものである。アバターデータ出力部4は、特定のゲーム、SNS等のサービスに対し、公開対象となる他のユーザの情報と紐づける形にて基本アバターに関するデータを出力してもよいし、ゲーム、SNS等のサービスとAPI(Application Programming Interface)の仕組みを介して連携することでデータを供給することとしてもよい。
次に、公開レベル設定部2の動作について説明する。図3は、公開レベル設定部2の動作を説明するためのフローチャートである。まず、行動分析部8によって、他のユーザの行動分析を行う(ステップS101)。そして、公開レベル判定部9によって、行動分析結果に基づき当該「他のユーザ」における問題行動の有無及び頻度に応じて、他のユーザの問題評価値を導出し、問題評価値のランクを高、中、低の3段階に分類する(ステップS102)。問題評価値のランクが高の場合はステップS103に移行し、中の場合はステップS104に移行し、低の場合はステップS105に移行する。
他のユーザの問題評価値のランクが高の場合は、公開レベル設定部2によって、当該他のユーザに対する公開レベルが最低値に設定される(ステップS103)。
他のユーザの問題評価値のランクが低の場合は、さらに交流分析部7によって、ユーザの、当該他のユーザに対する交流活動の分析を行う(ステップS104)。そして、公開レベル判定部9によって、交流活動の分析結果に基づき、交流活動の内容及び頻度に応じた交流評価値を導出し(ステップS105)、交流評価値の値をそのまま総合評価値とする(ステップS106)。
他のユーザの問題評価値のランクが中の場合は、さらに交流分析部7によって、ユーザの、当該他のユーザに対する交流活動の分析を行う(ステップS107)。そして、公開レベル判定部9によって、交流活動の分析結果に基づき、交流活動の内容及び頻度に応じた交流評価値を導出し(ステップS108)、問題評価値に所定の係数を乗算した値を交流評価値から減算した値を総合評価値とする(ステップS109)。
その後、公開レベル判定部9は、総合評価値に基づき公開レベルを設定し(ステップS110)、以上の処理を全ての「他のユーザ」について繰り返す。全ての「他のユーザ」について処理が完了したら(ステップS111、Yes)、処理を終了する。
次に、本実施の形態にかかる3次元画像管理装置の利点について説明する。まず、本実施の形態にかかる3次元画像管理装置は、ゲーム、SNS等のサービスで使用するユーザ本人の基本アバターの公開レベルを調整可能としている。近年のオンラインゲーム等では多数のユーザがゲームの仮想世界中で協同しつつ活動等するものが増えており、基本アバターは、当該ゲーム内においてユーザを識別し、特徴づけるためのアイコンとして重要な機能を果たしている。また、SNSは多数のユーザ間で交流が生じる性質を有するところ、SNSにおいても、基本アバターはユーザを識別し、特徴づけるためのアイコンとして重要な機能を果たしている。
しかしながら、技術の進化により容易に基本アバターがユーザ自身の姿形を表現できるようになるにつれて、新たな問題が生じている。すなわち、不特定多数のユーザが参加するゲーム、SNS等のサービスにおいてユーザの姿形を無防備に公開することはプライバシー保護の観点から問題がある他、ストーカー被害の標的になる、実生活上の紛争の原因となるという問題がある。そのため、本実施の形態では、個々の他のユーザとの関係において基本アバターの公開レベルを調整可能とし、これによってプライバシー保護、紛争防止を図ることとしている。また、もっとも公開レベルを下げた場合でも基本アバターを完全に非公開とするのではなく特徴部分のみを抽象化した基本アバターを表示することで、ゲーム、SNS等のサービスの雰囲気を損なわずにプライバシー保護等を実現できるという利点を有している。特に、特徴部分を他の人物等の特徴部分に置き換える態様や、サングラスやマスク等の装身具により特徴部分を隠す態様とした場合、他のユーザは、公開レベルを下げられていることすら認識せずにゲーム、SNS等のサービスを利用できることから、プライバシー保護等を行いつつもゲーム、SNS等のサービスの世界観を損なうことなくユーザがこれらを利用できるという利点が生ずる。
さらに、本実施の形態では、基本アバターの公開レベルを公開又は非公開の二択とせず、他のユーザにおける問題行動のレベルや、ユーザと他のユーザの交流レベルに応じて公開レベルを3以上の複数のもの、さらにはレベル分けを無限にした連続的な公開レベルの設定を可能としている。公開レベルを細分化することによって、極めて親密な他のユーザとの関係においては基本アバターの公開レベルを最大(=特徴部分を抽象化することなく表示)とし、やり取りはあるもののそれほど親密ではない他のユーザとの関係では公開レベルを中程度(ある程度特徴部分を抽象化する)といったきめ細やかな対応ができるという利点を有する。
(変形例)
次に、変形例にかかる3次元画像管理装置について説明する。図3に示すとおり、変形例にかかる3次元画像管理装置は、抽象化処理部11の代わりに特徴部分変形部12を備え、また、新たにひな型データベース13を備えた構成を有する。
特徴部分変形部12は、抽象化処理手段の一態様として、特徴部分抽出部10によって抽出された特徴部分の外観を、公開レベルに応じた程度にて変更することにより抽象化するためのものである。具体的には、特徴部分変形部12は、ひな型データベース13に記憶されたデータのうち基本アバターの特徴部分に対応したひな型データを指標画像として使用して、公開レベルが低くなるほど特徴部分の外観が指標画像に近似するよう外観を変更する機能を有する。
より具体的には、特徴部分変形部12は、それぞれの特徴部分の形状を指標する点(3次元構造の表面形状を表現する各ポリゴンを構成する頂点のすべてでもよいし、特徴的な一部の点のみでもよい。)同士の対応関係を把握し、基本アバターの特徴部分における点の位置を、各点の位置を公開レベルに応じた比率にて内分する位置に移動させることによって、特徴部分の外観を変形する。
例えば、公開レベルを10段階(完全に公開する場合を10、もっとも公開しない態様とした場合を1)に設定した場合に、変形前の基本アバターにおける特徴部分の任意の点の位置座標を(x、y、z)とし、ひな型の特徴部分で対応する点の位置座標を(x、y、z)とする。この場合において、公開レベル判定部9によって公開レベルが7と判定された場合、特徴部分変形部12は、基本アバターの特徴部分の任意の点の新たな座標(x、y、z)=(0.7x+0.3x、0.7y+0.3y、0.7z+0.3z)と設定して移動することにより、特徴部分における特徴が3割程度曖昧化された形状に変化する。公開レベルが1と判定された場合は、(x、y、z)=(0.0x+1.0x、0.0y+1.0y、0.0z+1.0z)=(x、y、z)となり、特徴部分の形状がひな型のものに完全に置換される。
ひな型データベース13は、ひな型となる3次元アバターの形状に関するデータを記憶するためのものである。具体的には、ひな型データベース13は、基本アバター生成部1にて生成される基本アバターと同様のデータ構成からなるアバターデータについて記憶する機能を有している。より望ましい態様としては、ひな型データベース13は、ひな型データを出力する際に、ユーザの属性に整合するひな型を選択して特徴部分変形部12に対し出力することとしてもよい。例えば、ユーザが30代の男性であった場合は、ひな型としても30代の男性のデータを選択する態様とすることが望ましい。また、ひな型データベース13は、ひな型データを出力する際に、対象となる特徴部分の面積あるいは特徴部分を含む3次元領域の体積について、基本アバターにおける特徴部分の面積あるいは体積と一致するようひな型データを拡大/縮小した上で出力することが望ましい。
変形例にかかる3次元画像管理装置の利点について説明する。変形例では、実施の形態における利点に加えて、公開レベルの相違が客観的に認識しがたいという利点を有する。例えば、解像度を変化させる抽象化処理の場合は、基本アバター間の解像度を比較することで、各基本アバターの公開レベルの相違を容易に判定することが可能である。これに対し、変形例では解像度に変化はなく、ただ特徴部分の形状が本来のものから変形されているだけであるため、他のユーザにとっては、自分との関係で公開レベルがどのように設定されているかを認識することは困難である。このように、変形例にかかる3次元画像管理装置では、他のユーザに公開レベルの高低を認識させることなく適切なプライバシー保護等が可能となるという利点が生ずる。
以上、実施の形態及び変形例を用いて本発明について説明を行ったが、本発明が実施の形態等の内容に限定されるものではないことは勿論である。例えば、実施の形態では公開レベル判定部9にて判定レベルを確定する態様としているところ、公開レベル判定部9による判定後にユーザ本人が判定レベルを変更できる態様としてもよい。同様に、初期段階ではユーザ本人が公開レベルを全て設定し、時間経過に伴い徐々に公開レベル判定部9による判断に従って判定レベルを変更する態様としてもよい。他にも、抽象化処理部11による処理内容として、公開レベルが客観的に明らかとなるような抽象化処理を敢えて行うこととしてもよく、例えば、公開レベルが下がるにつれて顔面が黒塗りされるよう処理することとしてもよい。
また、抽象化処理部11の一態様である特徴部分変形部12の処理について、公開レベルが低くなるほど抽象度が高くなるよう処理するのではなく、公開レベルが高くなる場合に特徴部分の外観を変形することとしてもよい。例えば、理想の特徴部分(大きな瞳を有する目等)をあらかじめ指標画像として設定しておき、交流分析部7により親密な関係にあると判断された他のユーザとの関係性においては理想の特徴部分に近似するよう外観を変更することとしてもよい。このような態様も「公開レベルに応じてアバターの特徴部分に抽象化処理を施すこと」の一態様に該当する。
本発明は、3次元アバター等の3次元画像の管理において、プライバシー保護等に配慮した管理を行う技術として利用可能である。
1 基本アバター生成部
2 公開レベル設定部
3 公開アバター調整部
4 アバターデータ出力部
7 交流分析部
8 行動分析部
9 公開レベル判定部
10 特徴部分抽出部
11 抽象化処理部
12 特徴部分変形部
13 ひな型データベース
上記目的を達成するため、請求項1にかかる3次元画像管理装置は、複数のユーザが参加する1以上のサービスにて使用され、3次元画像によって形成されるユーザ識別用アバターのデータを管理する3次元画像管理装置であって、前記1以上のサービスにおける他のユーザの行動を分析する行動分析手段と、前記行動分析手段によって分析された前記他のユーザの問題行動の内容及び頻度に基づき前記他のユーザに対する公開レベルを判定する公開レベル判定手段とを備え、前記公開レベル判定手段による判定結果に基づき前記1以上のサービスにおけるユーザ識別用アバターの公開態様について3以上の段階からなる前記公開レベルのうちいずれかを設定する公開レベル設定手段と、前記ユーザ識別用アバターにおける特徴部分を抽出する特徴部分抽出手段と、前記公開レベルに応じて前記ユーザ識別用アバターの特徴部分に対し抽象化処理を行う抽象化処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、請求項2にかかる3次元画像管理装置は、上記の発明において、前記公開レベル設定手段は、前記ユーザ識別用アバターを使用するユーザと他のユーザとの間の交流活動の内容及び頻度を分析する交流分析手段をさらに備え、前記公開レベル判定手段は、前記行動分析手段の分析結果に加え、前記交流分析手段の分析結果に基づき、前記サービスにおける前 記他のユーザに対する前記公開レベルを判定、前記抽象化処理手段は、前記公開レベルが低くなるほど抽象度が高くなるように抽象化処理を行うことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、請求項4にかかる3次元画像管理方法は、複数のユーザが参加する1以上のサービスにて使用され、3次元画像によって形成されるユーザ識別用アバターのデータを管理する3次元画像管理方法であって、前記1以上のサービスにおける他のユーザの行動を分析する行動分析ステップと、前記行動分析ステップにおいて分析された前記他のユーザの問題行動の内容及び頻度に基づき前記他のユーザに対する公開レベルを判定する公開レベル判定ステップとを含み、前記公開レベル判定ステップにおける判定結果に基づき前記1以上のサービスにおけるユーザ識別用アバターの公開態様について3以上の段階からなる前記公開レベルのうちいずれかを設定する公開レベル設定ステップと、前記ユーザ識別用アバターにおける特徴部分を抽出する特徴部分抽出ステップと、前記公開レベルに応じて前記ユーザ識別用アバターの特徴部分に対し抽象化処理を行う抽象化処理ステップとを含むことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、請求項5にかかる3次元画像管理方法は、前記公開レベル設定ステップは、前記ユーザ識別用アバターを使用するユーザと他のユーザとの間の交流活動の内容及び頻度を分析する交流分析ステップをさらに含み前記公開レベル判定ステップは、前記行動分析ステップにおける分析結果に加え、前記交流分析ステップにおける分析結果に基づき、前記サービスにおける前記他のユーザに対する前記公開レベルを判定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、請求項6にかかる3次元画像管理プログラムは、複数のユーザが参加する1以上のサービスにて使用され、3次元画像によって形成されるユーザ識別用アバターのデータをコンピュータに管理させる3次元画像管理プログラムであって、前記コンピュータに対し、前記1以上のサービスにおける他のユーザの行動を分析する行動分析機能と、前記行動分析機能によって分析された前記他のユーザの問題行動の内容及び頻度に基づき前記他のユーザに対する公開レベルを判定する公開レベル判定機能とを備え、前記公開レベル判定機能による判定結果に基づき前記1以上のサービスにおけるユーザ識別用アバターの公開態様について3以上の段階からなる前記公開レベルのうちいずれかを設定する公開レベル設定機能と、前記ユーザ識別用アバターにおける特徴部分を抽出する特徴部分抽出機能と、前記公開レベルに応じて前記ユーザ識別用アバターの特徴部分に対し抽象化処理を行う抽象化処理機能とを実現させることを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる3次元画像管理装置は、複数のユーザが参加する1以上のサービスにて使用され、3次元画像によって形成されるユーザ識別用アバターのデータを管理する3次元画像管理装置であって、前記1以上のサービスにおける他のユーザの行動を分析する行動分析手段と、前記行動分析手段によって分析された、第三者である別のユーザに対する攻撃的な言及・接触を含む前記他のユーザの問題行動の内容及び頻度に基づき前記他のユーザに対する公開レベルを判定する公開レベル判定手段とを備え、前記公開レベル判定手段による判定結果に基づき前記1以上のサービスにおけるユーザ識別用アバターの公開態様について3以上の段階からなる前記公開レベルのうちいずれかを設定する公開レベル設定手段と、前記ユーザ識別用アバターにおける特徴部分を抽出する特徴部分抽出手段と、前記公開レベルに応じて前記ユーザ識別用アバターの特徴部分に対し抽象化処理を行う抽象化処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、請求項4にかかる3次元画像管理方法は、複数のユーザが参加する1以上のサービスにて使用され、3次元画像によって形成されるユーザ識別用アバターのデータを管理する3次元画像管理方法であって、前記1以上のサービスにおける他のユーザの行動を分析する行動分析ステップと、前記行動分析ステップにおいて分析された、第三者である別のユーザに対する攻撃的な言及・接触を含む前記他のユーザの問題行動の内容及び頻度に基づき前記他のユーザに対する公開レベルを判定する公開レベル判定ステップとを含み、前記公開レベル判定ステップにおける判定結果に基づき前記1以上のサービスにおけるユーザ識別用アバターの公開態様について3以上の段階からなる前記公開レベルのうちいずれかを設定する公開レベル設定ステップと、前記ユーザ識別用アバターにおける特徴部分を抽出する特徴部分抽出ステップと、前記公開レベルに応じて前記ユーザ識別用アバターの特徴部分に対し抽象化処理を行う抽象化処理ステップとを含むことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、請求項6にかかる3次元画像管理プログラムは、複数のユーザが参加する1以上のサービスにて使用され、3次元画像によって形成されるユーザ識別用アバターのデータをコンピュータに管理させる3次元画像管理プログラムであって、前記コンピュータに対し、前記1以上のサービスにおける他のユーザの行動を分析する行動分析機能と、前記行動分析機能によって分析された、第三者である別のユーザに対する攻撃的な言及・接触を含む前記他のユーザの問題行動の内容及び頻度に基づき前記他のユーザに対する公開レベルを判定する公開レベル判定機能とを備え、前記公開レベル判定機能による判定結果に基づき前記1以上のサービスにおけるユーザ識別用アバターの公開態様について3以上の段階からなる前記公開レベルのうちいずれかを設定する公開レベル設定機能と、前記ユーザ識別用アバターにおける特徴部分を抽出する特徴部分抽出機能と、前記公開レベルに応じて前記ユーザ識別用アバターの特徴部分に対し抽象化処理を行う抽象化処理機能とを実現させることを特徴とする。

Claims (6)

  1. 複数のユーザが参加する1以上のサービスにて使用され、3次元画像によって形成されるユーザ識別用アバターのデータを管理する3次元画像管理装置であって、
    前記1以上のサービスにおけるユーザ識別用アバターの公開態様について3以上の段階からなる公開レベルのうちいずれかを設定する公開レベル設定手段と、
    前記ユーザ識別用アバターにおける特徴部分を抽出する特徴部分抽出手段と、
    前記公開レベルに応じて前記ユーザ識別用アバターの特徴部分に対し抽象化処理を行う抽象化処理手段と、
    を備えたことを特徴とする3次元画像管理装置。
  2. 前記公開レベル設定手段は、
    前記ユーザ識別用アバターを使用するユーザと他のユーザとの間の交流活動を分析する交流分析手段と、
    前記サービスにおける前記他のユーザの行動を分析する行動分析手段と、
    前記交流分析手段及び前記行動分析手段の分析結果に基づき、前記サービスにおける前記他のユーザに対する前記公開レベルを判定する公開レベル判定手段と、
    を備え、
    前記抽象化処理手段は、前記公開レベルが低くなるほど抽象度が高くなるように抽象化処理を行うことを特徴とする請求項1記載の3次元画像管理装置。
  3. 前記抽象化処理手段は、前記ユーザ識別用アバターの特徴部分の解像度を変化させることにより抽象化処理を行うことを特徴とする請求項1または2記載の3次元画像管理装置。
  4. 複数のユーザが参加する1以上のサービスにて使用され、3次元画像によって形成されるユーザ識別用アバターのデータを管理する3次元画像管理方法であって、
    前記1以上のサービスにおけるユーザ識別用アバターの公開態様について3以上の段階からなる公開レベルのうちいずれかを設定する公開レベル設定ステップと、
    前記ユーザ識別用アバターにおける特徴部分を抽出する特徴部分抽出ステップと、
    前記公開レベルに応じて前記ユーザ識別用アバターの特徴部分に対し抽象化処理を行う抽象化処理ステップと、
    を含むことを特徴とする3次元画像管理方法。
  5. 前記公開レベル設定ステップは、
    前記ユーザ識別用アバターを使用するユーザと他のユーザとの間の交流活動を分析する交流分析ステップと、
    前記サービスにおける前記他のユーザの行動を分析する行動分析ステップと、
    前記交流分析ステップ及び前記行動分析ステップにおける分析結果に基づき、前記サービスにおける前記他のユーザに対する前記公開レベルを判定する公開レベル判定ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1記載の3次元画像管理方法。
  6. 複数のユーザが参加する1以上のサービスにて使用され、3次元画像によって形成されるユーザ識別用アバターのデータをコンピュータに管理させる3次元画像管理プログラムであって、
    前記コンピュータに対し、
    前記1以上のサービスにおけるユーザ識別用アバターの公開態様について3以上の段階からなる公開レベルのうちいずれかを設定する公開レベル設定機能と、
    前記ユーザ識別用アバターにおける特徴部分を抽出する特徴部分抽出機能と、
    前記公開レベルに応じて前記ユーザ識別用アバターの特徴部分に対し抽象化処理を行う抽象化処理機能と、
    を実現させることを特徴とする3次元画像管理プログラム。
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