JP2003231819A - 固体粒子分散液およびそれを用いたレーザ熱画像形成用供与体要素 - Google Patents

固体粒子分散液およびそれを用いたレーザ熱画像形成用供与体要素

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JP2003231819A JP2002336530A JP2002336530A JP2003231819A JP 2003231819 A JP2003231819 A JP 2003231819A JP 2002336530 A JP2002336530 A JP 2002336530A JP 2002336530 A JP2002336530 A JP 2002336530A JP 2003231819 A JP2003231819 A JP 2003231819A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揮発性有機溶媒の使用を低減した水性固体分
散液を提供する。 【解決手段】 塗膜を形成するために基体に塗付するの
に適した水性固体粒子分散液であって、当該分散液は、
ポリマー、赤外吸収材料および分散液を安定化させる界
面活性剤を含み、かつ、当該ポリマーが、(i)熱分解
性を与えるモノマーと(ii)水分散性を与えるモノマ
ーのコポリマーである、水性固体粒子分散液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体粒子分散液お
よび水性の塗工性レーザ熱媒体の調製におけるその使用
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、熱転写法が、カラービデオカメラ
により電子的に形成された写真からプリントを得るため
に開発されている。このようなプリントを得る一つの方
法によれば、電子画像は、先ず、カラーフィルターによ
るカラー分解に付される。次いで、それぞれカラー分解
された画像は、電気信号に変換される。これらの信号
は、次に、シアン、マゼンタおよびイエローの電気信号
に処理される。その後、これらの信号は、熱プリンター
に転送される。プリントを得るために、シアン、マゼン
タまたはイエローの色素供与体要素が、色素受容要素と
向かい合わせて配置される。次いで、この二つを感熱プ
リントヘッドとプラテンローラとの間に挿入される。ラ
インタイプの感熱プリントヘッドが、色素供与体シート
の背後から熱を与えるために使われる。感熱プリントヘ
ッドは、多くの加熱要素を有し、順次、シアン、マゼン
タおよびイエロー信号に応答して加熱される。この処理
は、その後、他の二色に対して繰り返される。このよう
にして、スクリーン上に映された原画に対応するカラー
ハードコピーが得られる。それを実行するためのこの処
理および装置についての更なる詳細は、米国特許第4,
621,271号明細書に含まれている。
【0003】上記した電気信号を用いて熱的にプリント
を得るその他の方法は、感熱プリントヘッドに代えてレ
ーザを用いることである。かかる方法では、供与体シー
トには、レーザ波長で強く吸収する材料が含まれる。供
与体が照射されると、この吸収材料は、光エネルギーを
熱エネルギーに変えてその熱を直近の色素に伝え、それ
によって当該色素をその蒸発温度まで加熱して受容体に
転写する。当該吸収材料は、色素の下方の層に存在して
もよく、および/または色素と混合されていてもよい。
レーザビームは、各色素が加熱されて、原画対象の色を
再現するために受容体上の必用な領域のみに蒸発を起こ
させるように、原画の形および色に相応する電気信号に
よって調整される。この処理についての更なる詳細は、
英国特許第2,083,726号明細書に見られる。
【0004】レーザビームの作用による画像の消散モー
ドでは、基体上に塗付された画像色素、赤外吸収材料お
よびバインダーを含む色素層組成物をもつ要素は、色素
側から画像形成される。レーザによって与えられるエネ
ルギーは、レーザビームが要素を照射する場所での画像
色素およびバインダーの全てを実質的に追い出す。消散
画像では、レーザ照射は、画像形成層に速やかな局所変
化を発生させ、それによって該材料を層から追い出して
しまう。消散画像では、完全な物理的変化(例えば、溶
融、蒸発、昇華)というよりもむしろある種の化学的変
化(例えば、結合破壊)によって、部分転写というより
も完全な画像色素の転写をもたらすという点で、他の材
料転写技術とは異なっている。透過Dmin濃度値は、レ
ーザによる画像色素の除去の完全さについての測定値と
して役立つ。
【0005】米国特許第5,468,591号明細書に
は、支持体と画像記録層との間に、消散工程時での色素
の下方マイグレーションを防止するためのバリアを有す
る直接画像記録フィルムが説明されている。バリア層自
体は、画像形成時に部分的にあるいは完全に消散され、
その結果、受入れ難いほどの低Dmin値となる。開示さ
れる典型的なバリア層には、赤外(IR)吸収色素およ
び80:20重量%のポリ(メチルシアノアクリレート
−co−エチルシアノアクリレート)からなるバインダー
コポリマーが含まれている。しかしながら、上記先行技
術のバリア層には、それがアセトニトリルやアセトンの
ような有機溶媒からの塗膜によって塗布されているとい
う点で問題がある。塗膜の製造に有機溶媒を用いること
は、火災や健康の危険のために望ましくない。また、塗
膜から蒸発する溶媒は、汚染を防ぐため製造時に捕獲さ
れなければならず、これは高価な工程である。この問題
に対する解決は、ポリシアノアクリレートポリマーの水
性ラテックス分散液を使うバリア層の製造を記載する米
国特許第5,712,079号明細書に開示されている。
しかし、これには、ポリマーの調製に際して、ラテック
ス入りの分散液の調製を可能とするために、ポリマー溶
液がエチルアセテートおよびメタノールを用いて計画的
に20%の固体にまで希釈されることが必要となる。こ
の余分の揮発性有機溶媒は、その後蒸発によって取り除
くことが必要となり、これはまた、余分な工程が要求さ
れるということを意味する。
【0006】米国特許第6,068,967号明細書に
は、小さな粒度を与え、かつハロゲン化銀写真材料に係
る洗浄除去を改善するフィルター色素からなる固体粒子
分散液の調製に際して、予備成形された金属塩として含
まれるジカルボン酸基を含むポリマーを用いることが記
載されている。
【0007】米国特許第5,657,931号明細書に
は、安定な固体粒子の分散液を与える分散剤が記載され
ている。記載されるポリマー界面活性剤は、アルキレン
オキシド基をベースとするものであり、本発明で使用さ
れるポリマーによって達成される二重の目的の役割には
全く適していない。
【0008】
【特許文献1】米国特許第4,621,271号明細書
【特許文献2】英国特許第2,083,726号明細書
【特許文献3】米国特許第5,468,591号明細書
【特許文献4】米国特許第5,712,079号明細書
【特許文献5】米国特許第6,068,967号明細書
【特許文献6】米国特許第5,657,931号明細書
【0009】
【発明が解決しようとする課題】環境上の理由から、揮
発性有機溶媒の使用を更に低減することが望ましく、従
って、本発明では、水性固体分散液を用いる記録要素の
製造法を提供することによって、かかる問題を解決する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、塗膜を
形成するために基体に塗付するのに適した水性固体粒子
分散液であって、当該分散液は、ポリマー、赤外吸収材
料および分散液を安定化させる界面活性剤を含み、か
つ、当該ポリマーが、(i)熱分解性を与えるモノマー
と(ii)水分散性を与えるモノマーのコポリマーであ
る、水性固体粒子分散液が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】本願明細書におけるポリマーに用
いられる用語「熱分解性」は、ポリマーが、レーザ熱画
像形成に使用されるレーザの作用下に熱分解されること
を意味する。赤外吸収材料は、時々、レーザ熱画像形成
分野では「赤外吸収性色素」(「i.r.色素」とも略され
る。)とも言う。用語「ポリマー」には、その内容に他
のものを必要としない限り、“コポリマー”が含まれ
る。
【0012】本発明の水性分散液には、好ましくは5%
未満、より好ましくは2%未満の有機溶媒しか含まれ
ず、そして最も好ましくは実質的に有機溶媒が含まれな
い。
【0013】ポリマーの典型的な量は、水とポリマーの
総重量当たり、1%〜15%(例えば、1〜12%)、
好ましくは1%〜7%(例えば、1〜5%)であってよ
く、そして、色素対ポリマーの重量比率は、通常、0.
02:1〜0.75:1、好ましくは0.05〜0.5:
1の範囲である。
【0014】上記したように、当該ポリマーは、(i)
熱分解性を与えるモノマーと(ii)水分散性を与える
モノマーのコポリマーである。
【0015】(i)の具体例は、置換もしくは非置換の
アルキルシアノアクリレート、例えばメトキシエチルシ
アノアクリレート(MECA)のようなシアノアクリレ
ートであり、(ii)の具体例は、カルボン酸基、例え
ばメタクリル酸(E)のような一種以上の親水性基を有
するモノマーである。
【0016】モノマー(i)対モノマー(ii)の好適
なモル比は、1:1〜12:1、好ましくは2:1〜
6:1である。
【0017】通常、分散液中の粒子の大きさは、低温T
EMにより測定される直径で、10〜50nmであり、
そして、典型的には、好ましくは15〜50nm、より
好ましくは20〜45nm、そして最も好ましくは30
〜40nmである。
【0018】分散液を安定化するための好適な界面活性
剤には、少なくともHLB(親水性/疎水性バランス)
8を有するものが含まれる。
【0019】具体例には、エチレンオキシドのブロック
とプロピレンオキシドのブロックを含むブロックコポリ
マーのような親水性および疎水性ユニットからなるブロ
ックを有する化合物がある。
【0020】このタイプの界面活性剤は、商品名「Plur
onic」の下に BASF 社から市販されている。
【0021】加えて、この分散液には、コポリマー中の
カルボン酸基と塩または錯塩を形成できる分散剤が更に
含まれていることが好ましい。好適な分散剤は、無機お
よび/または有機の塩である。好適な有機塩には、典型
的に、水および分散剤の総重量当たり、0.5〜2.5重
量%の濃度で存在してよいアミン、特にトリエチルアミ
ンのようなトリアルキルアミンが含まれる。
【0022】この有機塩は、室温、即ち15℃で液体で
あることが望ましい。
【0023】当該水性固体粒子分散液は、通常はボール
ミル内で、分散液を安定化する界面活性剤と共に、水の
存在下にポリマーと赤外吸収材料とを粉砕することによ
って調製されてよい。
【0024】本発明のその他の態様によれば、レーザ熱
画像形成用供与体要素であって、当該供与体要素が、赤
外吸収材料、画像色素、および熱分解性ポリマーと非熱
分解性ポリマーを含むポリマーマトリクスを含んでなる
層を有するレーザ熱画像形成用供与体要素が提供され
る。
【0025】好ましくは、当該非分解性ポリマーおよび
赤外吸収材料は、供与体要素中の赤外吸収材料の保持力
を改善するために、それらの間に水素結合あるいは疎水
性基同士間の相互作用(時には、“偶発的な親水性相互
作用”とも言う)のような物理的相互作用があるように
選ばれる。
【0026】当該分解性および非分解性ポリマーは、そ
の両者が、モノマーとして例えばメタクリル酸のような
同じものであるモノマーを含むコポリマーであることが
好ましい。
【0027】好ましい分解性ポリマーは、好ましくはモ
ル比で1:1〜12:1のメトキシエチルシアノアクリ
レートとメタクリル酸のコポリマーであり、そして、好
ましい非分解性ポリマーは、好ましくはモル比で1:1
〜15:1のメチルメタクリレートとメタクリル酸のコ
ポリマーである。
【0028】本発明では、層の成分を有する水性固体粒
子分散液を生成すること、およびその分散液を基体に塗
付して基体上に層を形成することを含む、以下に示すよ
うな供与体要素の調製法が提供される。
【0029】好ましい方法の実施態様には、以下の工
程: (a)分解性ポリマーの不存在下に赤外吸収材料と非分
解性ポリマーを分散させて、分散液(A)を生成するこ
と、(b)画像色素と分解性ポリマーを分散させて、分
散液(B)を生成すること、および(c)分散液(A)
および(B)を混合することが含まれる。
【0030】工程(a)および(b)は、いかなる順で
実施してもよい。
【0031】
【実施例】粉砕された分散液の調製は、以下の実施例に
記載される。
【0032】実施例 色素およびポリマー(2.9%ポリマー)の水性混合物
を、0.15:1の色素対ポリマー比率が達成されるよ
うに、広口ビン内で作製した。また、この混合物中に、
種々の添化剤(「Pluronic F108」のような界面活性
剤、および/または以下に定義されるオリゴマーアクリ
ルアミドS1およびS2を含む)、続いてジルコニア粉
砕ビーズ(1mm直径)を加えた。数個のケースでは、
この水性混合物を、トリエチルアミンを含むが高揮発性
の溶媒を含まない、同じ内容物と比率からなるラテック
ス入りの分散液を用いて作製した。次いで、この広口ビ
ンを5日間多段固定ロールミル上で回転させ、粉砕ビー
ズを濾別して、濾液を分析した。
【0033】この分散液は、凝集したPCyAを含む
が、これらのうち最も良好なものは、D2色素を用いる
ものであった。しかし、それでの被覆は成功裡にいかな
かった。これらMECA/E(4.1:1)およびME
CA/E(10.7:1)を含む分散液では、1.5%未
満の濃度でトリエチルアミンが存在することが、粒度お
よび安定性に関して極めて好都合であった。トリエチル
アミンを用いて作製した分散液は、慣用の顕微鏡を最大
倍率で用いても観察できないほど細かい粒度を有してい
た。これらの分散液では、トリエチルアミンが用いられ
なかった場合でも、S1およびS2は、Pluronic F108
の良好な代替物であり、それらは、殆ど凝集を示さなか
った。しかしながら、S1およびS2界面活性剤を用い
た分散液では、Pluronic F108 のそれよりも長く安定化
させたが、トリエチルアミン(またはトリエタノールア
ミン)が存在しないと、当該分散液は不安定であった。
【0034】トリエチルアミンは、臭気をもっていた
が、粉砕後には大いに減退した。
【0035】当該分散液を作製するために用いられた成
分およびその得られた分散液の特性についての詳細は、
以下に示す表AおよびBに要約されている。
【0036】ACLT媒体用固体粒子分散液 ボールミル粉砕による固体粒子分散液の調製は、水性の
塗工性バリア層を与える手段として調査した。これは、
粉砕のための主材料としてのIR色素D1(またはD
2)およびメトキシエチルシアノアクリレートとメタク
リル酸のコポリマー(MECA/E)、トリエチルアミ
ン(メタクリル酸と等モル)および少量のPluronic F10
8 界面活性剤からなっていた。これらポリマーで作製さ
れた分散液は、非常に小さい粒度を有し、光学顕微鏡で
は最大倍率でも観察できなかった。しかしながら、この
分散法がIR色素D1およびD2でうまくいったという
事実は、必ずしも、それが、このプログラムで調査中の
画像形成色素のいずれか、つまり、三種の色素が含まれ
る薄膜供与体でもうまくいくということを意味しなかっ
た。以下の実施例では、数種の異なる色素を一緒に粉砕
した。
【0037】色素およびポリマーを異なる濃度で有する
種々の配合物を、以下に示す固体粒子分散液の一般的作
製法を用いて調製したが、これらは全て、IR色素D2
並びに画像色素D5およびD4(しかし、数個のケース
では、D2の代わりにD1を用いた)を含む薄膜供与体
色素セットに基づくものであった。その結果は、驚くほ
ど良好であった。いくつかの分散液では、ごく少量の塊
しか持たない、良好な分散状態の粒子であった。その結
果を、以下に示す表Cに記載した。
【0038】しかしながら、これら分散液の粒子は、M
ECA/E(4.1:1)を有するIR色素D1それ自
体で得られる分散液で観察されるものほど小さくはなか
った。
【0039】選定された熱分解性ポリマー(a)は、L
DRTにおいて成功裡に開発され、用いられてきたシア
ノアクリレート/メタクリル酸コポリマー、即ち、ポリ
(メトキシエチルシアノアクリレート−co−メタクリル
酸)(4.1:1)であった。その構造は、以下に示さ
れる。
【0040】熱画像形成媒体にシアノアクリレート/メ
タクリル酸コポリマーを使用することは、米国特許第
5,712,079号明細書に記載されている。
【0041】
【化1】
【0042】ポリ(メチルメタクリレート−co−メタク
リル酸)(種々のモノマー比、3:1、10:1)を、
供与体ポリマーマトリクスにおける構造的に相溶性で、
非分解性のパートナー(b)として選定した。その構造
は、下記に示される。
【0043】
【化2】
【0044】ポリマーを、約200gまでスケールアッ
プして、慣用のフリーラジカル溶液重合によって作製し
た。分子量および組成データは、それぞれSECおよび
NMRにより得た。
【0045】このポリマーは、以下の一般式を有する。
【化3】
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】比較ポリマー
【表4】
【0050】使用した色素の構造
【表5】
【0051】本発明で使用した界面活性剤 Synperonic PE(商品名)/Pluronic F108(商品名)
は、BASF 社により製造されたプロピレンオキシドとエ
チレンオキシドのブロックコポリマーである。
【0052】S1およびS2は、以下の一般構造のオリ
ゴマーアクリルアミドである。
【化4】
【0053】HLB(親水性/疎水性バランス)8を超
えるいかなる非イオン界面活性剤も、本発明で用いるこ
とができる。また、アニオン界面活性剤も、本発明で使
用することができる。
【0054】固体粒子分散液:実施例 一般的固体粒子分散液の調製法 各分散バッチに関して、分散成分を計量して褐色ガラス
広口ビン中に水と一緒に装填し、次いでジルコニア粉砕
ビーズ(1mm直径)を添加した。このガラス広口ビン
を充分に密封して、多段固定ローラミル上に設置して7
日間“回転”させた。これが終了した時、ジルコニアビ
ーズを(細かいメッシュ篩を通して)濾別して、当該分
散液のサンプルを油中浸漬対物レンズを用いて1250
倍の顕微鏡で検査するか、あるいは乾燥して500倍で
検査した。
【0055】結果を、表A、B、C、DおよびEに示
す。表Cに示す平均粒度は、Malvern自動サイズ計量器
を用いて光子相関分光分析法で測定した。
【0056】固体粒子分散液用のデータ表 表A:最初のボールミルで粉砕した分散液(LDRT) 表B:ボールミルで粉砕した塗布用分散液(LDRT) 表C:ボールミルで粉砕した3種の色素の混合物を有す
る別個のポリマーの分散液(ACLT) 表D:種々の比率でポリ(メチルメタクリレート−co−
メタクリル酸)を有するIR色素D2の固体粒子分散液 表E:ボールミルで粉砕した別個のポリマー、塩基およ
び界面活性剤を有するIR色素D3の分散液
【0057】
【表6】
【0058】表Aに示す最も良好な分散液は、トリエチ
ルアミンを、トリエチルアミンを含まないメタクリル酸
コポリマーと一緒に混合した場合に得られたが、この分
散液は結果的に凝集した。また、追加の界面活性剤とし
てオリゴマーのアクリルアミドを用いても、当初は良好
な分散液が得られたが、これらは安定でなく、結果的に
凝集した。この低濃度の色素下であっても、ポリビニル
ピロリドン(PVP)やポリ(エチレングリコールカル
ボキシメチルエーテル)(PEGCME)ポリマーで
は、いずれも安定な分散液を与えなかった。
【0059】
【表7】
【0060】表Bに関する注記 PCyAは、Volcano の製品(メタクリル酸ユニットを
含まない)に用いられたポリマーであり、これは、崩壊
させることが難しく、その得られた“分散液”は、強く
凝集していた。他のポリマーは、粉砕手順時に一層容易
に粉砕されたが、これらの分散液では、やはり、トリエ
チルアミンまたはトリエタノールアミンが存在しなけれ
ば凝集することを示した。また、この表では、良好な分
散液は、低濃度のトリエチルアミンでも作製できること
が示されているが、このことは、トリエチルアミンがか
なり悪臭を放つため、望ましいことである。また、粉砕
後は、当該物質は、粉砕が始まったときに有していたほ
ど刺激性でなかったことも注記した。
【0061】オリゴマーの界面活性剤(トリエチルアミ
ンでない)を用いても良好な分散液を得ることは可能で
あったが、これらの分散液では安定でなく、一時の間に
凝集してしまった。そして、これが、それらの試験を行
なわなかった理由である。このオリゴマーの界面活性剤
を用いた結果は、広範囲のノニオン界面活性剤がポリマ
ーを有する色素の粉砕を助けるのに使用できることを示
している。
【0062】
【表8】
【0063】D4およびD5は、画像色素である。表C
に示す全ての分散液は、良好に分散され、かつ充分に塗
付された。これは、色素の混合物からなる良好な固体粒
子分散液を、かなり広範囲の濃度で作製することが可能
であることを示している。
【0064】
【表9】
【0065】表Dに関する注記 各分散液では、IR色素D2(0.8g)を、ポリマ
ー、界面活性剤 PluronicF108(0.05g)、水(2
5g)およびジルコニア粉砕ビーズ(1mm直径)と共
に褐色ガラスの広口ビンに装填した。メタクリル酸基を
もつポリマーを用いるときは、次いで、少量のトリエチ
ルアミンも添加した。いくつかのケースでは、特に、M
mまたはMm/ZmまたはMm/Gmを用いたときは、
トリエチルアミンは全く役に立たないので、それを用い
なかった。ガラス広口ビンを充分に密閉して、多段固定
ローラミル上に設置して7日間“回転”させた。これを
終了したとき、ジルコニアビーズを(細かな篩を通し
て)濾別し、分散液のサンプルを光学顕微鏡下で検査し
た。
【0066】メチルメタクリレートホモポリマーを有す
るIR色素の分散液を、コポリマーの粒度よりも大きい
粒度をもつ分散液とした。これに加えて、更にポリマー
の比率を高めると、ホモポリマーの分散液も、強く凝集
した。また、メタクリル酸のエチルトリメチルアミノエ
ステル(Mm/Zm)からなる分散液も、トリエチルア
ミンを必要とすること無しに安定な分散液を与えるが、
これは、このコポリマーには効果的にアミンが組み込ま
れているからである。Mm/Gmで作製された分散液か
らの収率は著しく低かったが、これは、効果的な量のポ
リマーが粉砕されずに、依然として効果的に濾別される
ほど大きな塊であったためである。しかしながら、この
ポリマーのあるものは、非常に小さい粒子を形成する色
素の表面上に充分に吸収されるほど粉砕されていた。し
かし、これら分散液でのポリマー対色素の比率は、粉砕
手順の出発時点で適用されるレベルになっていない。
【0067】
【表10】
【0068】表Eに関する注記 このデータは、良好な分散液が、トリエチルアミン以外
の塩基を用いて得られることを示している。広範囲の種
類のメタクリル酸コポリマーが、両性イオンのIR色素
からなる固体粒子分散液を作製するのに成功裡に使用可
能である。
【0069】ポリマー合成:MECA/E(4.1:1)の実施例 配合 メトキシエチル2−シアノアクリレート 11.06グラム(7.14× (MECA)(Henkel SicometR 9000) 10-2モル) メタクリル酸(E) 1.51g(1.76×10-2モ ル) アゾ−ビス−イソブチロニトリル 0.18g (AIBN) ジオキサン 180ml(150ml+30 ml)
【0070】手順 上記の配合物を、攪拌機、窒素ブランケットおよび凝縮
器を備えた500mlの三口丸底フラスコに装填した。
モノマー溶液を、使用前に窒素でパージし、AIBNを
ジオキサンの第2(30mm)の部分と一緒にフラスコ
に流し込んだ。当該反応を、油浴中で60℃に維持し、
攪拌を続けて、窒素ブランケットをその21時間の間中
保持した。反応期間の終わりに、攪拌しながらフラスコ
内容物をジエチルエーテル(1000ml)に添加して
沈殿させた。ポリマーを濾別し、真空オーブン内で、室
温で一晩かけて乾燥した。分子量および組成データを、
それぞれSECおよびNMRによって得た。 収率=8.46g(67.30%)
【0071】水性塗布性のレーザ熱(ACLT)実験媒
体用の溶融および手塗布の実施例 最も良好な分散液の最速スクリーン法は、手塗工機を用
いた手塗布によるものであった。
【0072】使用した基材とゼラチンパッドの実験 この作業に用いた分散溶融物には、高比率の水が含まれ
ていたので、最初ゼラチンパッド層でその Estar 基材
を塗付することが必要であることがわかった。最初のゼ
ラチンパッドの塗布実験には、6g/m2のゼラチン塗
布量と0.5%の硬膜液量を有し、塗工機で塗付した。
得られた塗膜は、27μmの高い測定膨潤度を有してい
た。しかしながら、そのゼラチンパッドは、柔らかすぎ
て、溶融した分散液で塗布するときは速やかに膨潤し
て、塗布棒上のワイヤによって筋が付くことがわかっ
た。この結果、最終塗膜が平滑でなくなり、供与体が触
れると筋状の欠陥が中間の受容体に移行することが見ら
れた。このため、より大きなゼラチンパッドの実験を、
ゼラチン塗布量と硬膜液%の範囲をカバーする塗工機上
の塗膜について設計した。その概要を表Fに示す。
【0073】
【表11】
【0074】得られた塗膜を、水吸収時の硬膜液および
ゼラチンの付着量の耐衝撃性を決定するため探査膨潤計
量器で評価した。その結果を、表Gに示す。
【0075】
【表12】
【0076】これらのゼラチンパッドを、引き続いて溶
融した分散液試験でオーバーコートするときに、その筋
線が0.75%濃度の硬膜液を用いて殆ど除かれること
が判った。硬膜液の濃度がより高い1%では、当該線は
完全に消失した。硬膜液の濃度が増加するにつれて塗膜
の品質にある程度の低下があったので、ゼラチンの付着
量をできるだけ多く保持することが、その膨潤度を最大
となすためにより好ましいことがわかった。この理由
で、S102147を、これらゼラチンパッドのうちで
最も好ましいものとして選択した。
【0077】溶融した配合物 ボールミルで粉砕したポリマー分散液を塗布するとき
に、当該溶融物に対してゼラチンを全く添加しなかった
が、少量の FAC−0555(フルオロ界面活性剤)を添加し
た。四つの異なるコポリマー分散液を、この実験のため
に選定し、ただその溶融物あるいはその組み合せの形態
のいずれかでのみ使用した。この分散液で用いたコポリ
マーは、MECA/E(4.1:1)または(Mm/
E)(4.1:1)のいずれかであった。二つの異なる
IR色素D1およびD2を、これらのコポリマーと共に
使用した。
【0078】媒体評価についての実施例 この節には、上記した固体粒子分散液から作製された溶
融物から得られる塗膜を含む媒体についての評価を記載
するが、それには、順次、そのフリーラジカル重合によ
る合成が上記で例示されるポリマーが含まれる。当該塗
膜には、画像色素が含まれる。
【0079】表Hに、得られた結果を示す。露光量の値
およびLa**のデータは、全て転写された1.3のシ
アン濃度に関して示す。
【表13】
【0080】この露光量の値から、消散性ポリマーは、
シアン色素の良好な転写を可能とする最高の結果を示す
が、かなりa*およびb*の値が異なっている。非消散性
ポリマーは、結果として不充分な測色との応答が遅くな
る。これら二種のポリマータイプの塗布混合物は、消散
性ポリマーの比率に対応する応答変化を与える。この結
果を、図1に示す。
【0081】
【発明の効果】本発明の水性分散液では、本質的にワン
ポット法によって作られる調製が簡単になり、かつ揮発
性有機成分の量が減少するという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、レーザ熱画像形成用塗膜についての評
価結果を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41M 5/26 J (72)発明者 マリー キャサリン バンス イギリス国,ミドルセックス エイチエー 1 1エックスエス,ハロー,クイーンズ ウォーク 8エー (72)発明者 フィリップ ジェイ コールドリック イギリス国,ツウィッケンハム ティーダ ブリュ2 6ビージー,リンドハースト アベニュ 19 (72)発明者 ダヌータ ジェイ ギブソン イギリス国,ハートフォードシャー ダブ リュディー25 0アールダブリュ,ガース トン ワットフォード,エルダーベリー ウェイ 4 (72)発明者 イアン マーティン ニューイングトン イギリス国,バッキンガムシャー エイチ ピー15 7ティージー,ヘイズルミア,ア ーシュツリー ウォーク 11 (72)発明者 ドーン ジェイ ジェンキンズ イギリス国,バッキンガムシャー エイチ ピー5 3エルゼット,チェシャム,コド モア クレセント 24 Fターム(参考) 2H111 AA26 AA35 BA03 BA53 BA55 BA78 4J002 BG001 BG011 BG061 BG071 BG122 CH022 FD312 GQ00 HA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗膜を形成するために基体に塗付するの
    に適した水性固体粒子分散液であって、当該分散液は、
    ポリマー、赤外吸収材料および分散液を安定化させる界
    面活性剤を含み、かつ、当該ポリマーが、(i)熱分解
    性を与えるモノマーと(ii)水分散性を与えるモノマ
    ーのコポリマーである、水性固体粒子分散液。
  2. 【請求項2】 前記モノマー(i)対モノマー(ii)
    のモル比が、1:1〜12:1である、請求項1に記載
    の水性固体粒子分散液。
  3. 【請求項3】 前記モノマー(i)がシアノアクリレー
    トであり、そしてモノマー(ii)がカルボン酸基を有
    する、請求項1に記載の水性固体粒子分散液。
  4. 【請求項4】 前記ポリマーの量が、水およびポリマー
    の総重量当たり1%〜15%であり、かつ、前記赤外吸
    収材料対ポリマーの比率が、重量で0.02:1〜0.7
    5:1の範囲にある、請求項1に記載の水性固体粒子分
    散液。
  5. 【請求項5】 レーザ熱画像形成用供与体要素であっ
    て、当該供与体要素が、赤外吸収材料、画像色素、およ
    び熱分解性ポリマーと非熱分解性ポリマーを含むポリマ
    ーマトリクスを含んでなる層を有する、レーザ熱画像形
    成用供与体要素。
  6. 【請求項6】 前記赤外吸収材料と非熱分解性ポリマー
    との間に、供与体要素内に赤外吸収材料を保持すること
    を助長させる物理的相互作用が存する、請求項5に記載
    のレーザ熱画像形成用供与体要素。
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