JP2003231560A - 消毒綿用容器 - Google Patents

消毒綿用容器

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JP2003231560A
JP2003231560A JP2002026606A JP2002026606A JP2003231560A JP 2003231560 A JP2003231560 A JP 2003231560A JP 2002026606 A JP2002026606 A JP 2002026606A JP 2002026606 A JP2002026606 A JP 2002026606A JP 2003231560 A JP2003231560 A JP 2003231560A
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Kenji Yoshida
憲司 吉田
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KANKYO PLANNING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つのパッケージで区分毎に独立に使い切る
ことができ、長期間にわたる使用においてもアルコール
等の蒸発がなく、良好な状態を維持可能な消毒綿用容器
を提供する。 【解決手段】 上面が開口し樹脂成形した略矩形の箱体
10と、箱体10の内部を複数の独立した空間20に仕
切る仕切壁22とを有する。仕切壁22の開口側の端面
24と箱体10の開口周縁のフランジ部14とに接着さ
れ、各独立した空間20を密封状態で覆うフィルム状や
シート状の覆い部材16を備える。覆い部材16の仕切
壁22の端面24に接着した部分に沿って、ミシン目や
切り込み、分離部等の分割用切れ目26を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内部を密閉状態
にすることが出来、上面に開閉用の蓋体を有した消毒綿
用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病院等では、脱脂綿などに消毒用
エタノールを混ぜた消毒綿を使用している。この消毒綿
は、病院側で脱脂綿にエタノールを染み込ませて作る場
合と、予めエタノールなどを染み込ませた市販の消毒薬
を使用する場合とがあった。市販の消毒綿は、袋に入れ
られたものや、プラスチックのケースに詰められたもの
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来の技術の前
者の場合、病院側で消毒綿を作る作業が面倒であり、衛
生管理も十分でなく、空気中の雑菌が付着しやすいもの
であった。また従来の技術の後者の袋入りの場合、使用
に際して、いちいち袋を手に持って開封し、中の消毒綿
を取り出さなければならず、使いづらいものであった。
【0004】また、従来のプラスチックケースに収納し
たものの場合、箱状であるため保管が容易で、ケースの
開口部に開閉自在の蓋が設けられ、使いやすいものであ
るが、使用時に蓋を開けて上面開口部を全面的に開放す
るため、アルコールが蒸発しやすいものであった。従っ
て、使用頻度の少ない医院等の場合、消毒綿を使い切る
頃にはアルコール成分が少なかったり無くなっていたり
して、殺菌消毒効果が薄れたり、さらには雑菌が繁殖し
たりする恐れもあった。
【0005】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みてなされたもので、一つのパッケージで区分毎に独立
に使い切ることができ、長期間にわたる使用においても
アルコール等の蒸発がなく、良好な状態を維持可能な消
毒綿用容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上面が開口
し樹脂成形した略矩形の箱体と、この箱体の内部を複数
の独立した空間に仕切る仕切壁と、この仕切壁の開口側
の端面と上記箱体の開口周縁部とに接着され上記各独立
した空間を密封状態で覆ったフィルム状やシート状の覆
い部材と、この覆い部材の上記仕切壁の端面に接着した
部分に沿って形成されたミシン目や切り込み、分離部等
の分割用切れ目とを備えた消毒綿用容器である。これに
より、上記仕切壁で区切られた空間毎に消毒綿を収容
し、上記分割用切れ目に沿って上記覆い部材を開けて中
の消毒綿を取り出すことができる。
【0007】上記覆い部材には、上記各独立した空間に
対応して側方に延出した摘み片が設けられている。この
摘み片により、上記仕切壁で区切られた空間毎に、上記
分割用切れ目で容易に上記覆い部材を分割して開けるこ
とができる。
【0008】また、上記箱体と仕切壁は一体に成形さ
れ、上記箱体の開口を覆う蓋体が、上記覆い部材全体を
覆って上記箱体の開口周縁部に係止可能に設けられてい
る。
【0009】またこの発明は、上面が開口した箱体と、
この箱体の内部を複数の独立した空間に仕切る仕切壁
と、この仕切壁の開口側の端面と上記箱体の開口周縁部
とに接着され上記箱体の開口全体を被覆したフィルム状
やシート状の覆い部材と、この覆い部材の上記各独立し
た空間に対応して形成され消毒綿を取り出し可能な挿通
孔と、この層通孔を覆い上記各独立した空間を各々別々
に密閉する封止部材とを備えた消毒綿用容器である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図3は、この実
施の形態の消毒綿用容器を示し、この容器の本体部分で
ある箱体10は矩形状に形成され、この箱体10の上面
側全面が開口12として形成されている。この開口12
は、底面より大きい四角形に形成され、更に開口12の
縁部にはフランジ部14が全周に形成されている。この
箱体10は、薄くて比較的柔らかい素材、例えばポリプ
ロピレンやポリエチレンによって一体に成形されてい
る。
【0011】この箱体10は、その内部が複数の独立し
た空間、この実施形態では4つの独記した空間20に仕
切られている。各独立した空間20は、箱体10と一体
に成形された仕切壁22により区分されている。
【0012】開口12の開口周縁部であるフランジ部1
4の上面部には、箱体10の開口12全体を覆った覆い
部材16が貼り付けられている。覆い部材16は、フラ
ンジ部14の全周に接着されて密着し、箱体10の内部
を密閉している。この覆い部材16は、樹脂フィルムで
形成され、さらに金属箔が積層されていても良く、気密
性、密閉性が高いものである。この覆い部材16は、さ
らに仕切壁22の開口側の端面24にも接着され、各独
立した空間20を密封状態で覆っている。
【0013】覆い部材16には、仕切壁22の端面24
に接着した部分に沿って、ミシン目や切り込み等の分割
用切れ目26が十字状に形成されている。仕切壁22の
端面24は、分割用切れ目26の両側で覆い部材と16
と気密状態で接着され、箱体10内は、各独立した空間
20毎に気密状態に密封されている。また、覆い部材1
6の四方の角部には、独立した空間20毎に対応して側
方に延出した摘み片30が設けられている。
【0014】箱体10には、開口部12を覆う開閉自在
の蓋体28が、一側縁部をヒンジにして設けられてい
る。この蓋体28は、覆い部材16全体を覆って、箱体
10の開口12の周縁部であるフランジ部14に係止可
能に設けられている。
【0015】そして、箱体10内には、所定の四角形状
にカットされ消毒用のアルコール液が染み込んだ消毒綿
32が収容されている。このアルコール液は、エタノー
ル約75%と精製水約25%に、グルコン酸クロルヘキ
シジン液を添加したもので、外皮用消毒剤として用いら
れる。
【0016】次に、この実施形態の消毒綿用容器の使用
方法について説明する。先ず、この箱体10の蓋体28
を開け、覆い部材16の一部を剥がす。このとき、図3
に示すように、摘み片30を持って覆い部材16をフラ
ンジ部14から引き剥がす。さらに、覆い部材16の分
割用切れ目26で区切られた箇所では、独立した空間2
0毎に開封するため、分割用切れ目26に沿って覆い部
材16を分割するようにして、仕切壁22の端面24か
ら覆い部材16を引き剥がす。
【0017】そして、一つの独立した空間20内の消毒
綿32を使い切ると、図3に示すように、箱体10の別
の独立した空間20の開口部の覆い部材16を、摘み片
30を持って引き剥がし、中の消毒綿32を取り出して
使用する。
【0018】この実施形態の消毒綿用容器は、消毒綿3
2を各独立した空間20毎に開封して使用可能であり、
一度に覆い部材16全面を開けてしまうものではないの
で、開封していない空間20内のアルコールが蒸発する
ことがなく、殺菌効果を長期間維持する。また、分割用
切れ目25により覆い部材16は容易に分割されて独立
した空間20毎に覆い部材16を開けることができ、少
量の消毒綿32を短期間で使い切ることができる。ま
た、覆い部材16の端縁部には、摘み片30が形成さ
れ、覆い部材16を独立した空間20毎に開封するのを
容易にしている。
【0019】次に、この発明の消毒綿容器の他の実施形
態について、図4を基にして説明する。ここで上記実施
形態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略す
る。この実施形態の消毒綿用容器は、仕切壁22の開口
側の端面24と箱体10の開口周縁部とに接着され、箱
体10の開口全体を覆ったフィルム状やシート状の覆い
部材36が設けられている。覆い部材36には、各独立
した空間20に対応して形成され消毒綿32を取り出し
可能な大きさの挿通孔38が各々形成されている。挿通
孔38は、各独立した空間20を密閉するフィルム状や
シート状の封止部材40により密封されて塞がれてい
る。封止部材40の一端縁部には、引き剥がしを容易に
する摘み部42が設けられ、摘み部42は覆い部材36
に接着されておらず、容易に指で摘んで引き上げること
ができる。
【0020】この実施形態の消毒綿用容器も、各独立し
た空間20毎に中の消毒綿を取り出して使用することが
でき、消毒綿の乾燥等を防止する。
【0021】尚、この発明の消毒綿用容器は、上記の実
施形態に限定されるものではなく、箱体や覆い部材の形
状は適宜設定可能であり、分割用切れ目も、切り込みの
他、覆い部材の貼り付け状態で上記各独立した空間毎に
覆い部材が分離して、仕切壁の端面と開口周縁部に接着
されているものでも良い。また、独立した空間は、仕切
壁で複数に区分されていればよいものであり、区分数や
形状は適宜設定し得るものである。摘み片の位置も、区
分された空間毎に対応していれば良く、その数や位置は
問わない。また、使用方法も適宜複数の独立した空間の
覆い部材を開けて、中の消毒綿を取り出しても良く、覆
い部材を一度に全部剥がしても良い。
【0022】
【発明の効果】この発明の消毒綿用容器は、一つの箱体
内の消毒綿を各々独立した空間毎に開封して使用可能で
あり、開封した箇所以外の未開封の部分の消毒綿からア
ルコール等の消毒液が蒸発してしまうことがなく、長期
間の使用にも差し支えがない。また、覆い部材に摘み片
を設けたことにより、各独立した空間毎に覆い部材の開
封が容易となる。また、開封後も、蓋体により開口を封
鎖することができ、埃や雑菌の侵入も防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の消毒綿用容器を示す斜
視図である
【図2】この発明の一実施形態の消毒綿用容器の側面図
である。
【図3】この発明の一実施形態の消毒綿用容器の使用状
態を示す平面図である
【図4】この発明の他の実施形態の消毒綿用容器を示す
斜視図である
【符号の説明】
10 箱体 12 開口 14 フランジ部 16 覆い部材 20 空間 22 仕切壁 24 端面 26 分割用切れ目 28 蓋体 30 摘み片 32 消毒綿
フロントページの続き Fターム(参考) 3E033 AA09 BA15 BA16 CA11 CA19 DA06 DA08 DD01 DE11 GA00 3E067 AA03 AA11 AB83 BA05A BB15A BB16A BC06A EA04 EA17 EA38 EB05 EB11 EE59 FA01 FC01 GD06 4C058 AA28 BB07 EE26 JJ08 JJ23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開口した箱体と、この箱体の内
    部を複数の独立した空間に仕切る仕切壁と、この仕切壁
    の開口側の端面と上記箱体の開口周縁部とに接着され上
    記各独立した空間を密封状態で被覆した覆い部材と、こ
    の覆い部材の上記仕切壁の端面に接着した部分に沿って
    形成された分割用切れ目とを備えたことを特徴とする消
    毒綿用容器。
  2. 【請求項2】 上記覆い部材には、上記各独立した空
    間に対応して各々側方に延出した摘み片が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の消毒綿用容器。
  3. 【請求項3】 上記箱体と仕切壁は一体に成形され、
    上記箱体の開口を覆う蓋体が、上記覆い部材全体を覆っ
    て上記箱体の開口周縁部に係止可能に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の消毒綿用容器。
  4. 【請求項4】 上面が開口した箱体と、この箱体の内
    部を複数の独立した空間に仕切る仕切壁と、この仕切壁
    の開口側の端面と上記箱体の開口周縁部とに接着され上
    記箱体の開口全体を被覆した覆い部材と、この覆い部材
    の上記各独立した空間に対応して形成された挿通孔と、
    この層通孔を覆い上記各独立した空間を密閉する封止部
    材とを備えたことを特徴とする消毒綿用容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107176373A (zh) * 2016-03-10 2017-09-19 刘雪梅 一种用于安瓿瓶颈部消毒去屑棉块及提取箱
TWI798155B (zh) * 2022-09-23 2023-04-01 弘光科技大學 能單手操作的消毒棉球件

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