JP4327562B2 - 衛生材料用使い捨て容器 - Google Patents

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Description

本発明は、衛生材料を収容した衛生材料用使い捨て容器に関する。
従来、この種の衛生材料用使い捨て容器としては、合成樹脂などで四角形箱状に形成され衛生材料を収容した四角形箱状の容器本体と、この容器本体の上部に形成された開口部の近傍の一部分に接合され、この接合部を軸として容器本体に対して上下方向に回動可能な外蓋とを備え、この外蓋を回動させることで容器本体の開口部を開閉可能にするものがある。
また、容器本体に収容される内容物に揮発性の液体などが含まれている場合には、容器本体と蓋体との間に内蓋を設けて密閉性を高めるものもある。
しかしながら、上述の衛生材料使い捨て容器では、接合部を軸として外蓋を容器本体と反対側へと倒さないと外蓋の開放状態を維持できないため、外蓋を倒した状態としておくためのスペースが必要になり、使用の際にこのスペースを確保しなければならない。
また、内蓋を配設していても、外蓋を閉めずに開放状態のままにしておくと、塵埃が容器本体内に混入したり、容器本体内に収容された液体が揮発したりするおそれがあるので、密閉性を高めるためには、使用前後で外蓋を開閉しなければならず、結果として外蓋を開閉するためのスペースが必要になる。
そこで、容器本体に仕切りを設けて内部を分割し、必要な部分のみ内蓋を開けて使用する構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−231560号公報(第2−3頁、図1)
しかしながら、上述の衛生材料用使い捨て容器では、仕切りで分割された容器本体の一箇所の内蓋を開けた後、収容されている内容物を全て使用しきらずに保管する場合などには、塵埃の混入、あるいは液体の揮発を確実に防止するために外蓋を閉める必要があるため、結局外蓋の開閉が必要になり、使用の際の省スペース化が容易でないという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、容器本体内への塵埃の混入を確実に防止できるとともに、使用の際の省スペース化が可能な衛生材料用使い捨て容器を提供することを目的とする。
請求項1記載の衛生材料用使い捨て容器は、上部に開口部を備えた四角形箱状に形成され、衛生材料を収容する容器本体と、前記開口部の縁部から外方に延設された内側フラップ部、この内側フラップ部から上方に延設され、前記開口部の上方に外側開口部を形成する縦方向フラップ部、および、この縦方向フラップ部から外方に延設された外側フラップ部を備えたフラップ部と、前記開口部を閉塞して前記内側フラップ部に貼着され、少なくとも一部が剥離可能な内蓋と、前記外側開口部を閉塞するとともに前記容器本体の両側方向および両端方向のいずれか一方に沿って前記容器本体に対して摺動可能に設けられ、この摺動により前記外側開口部の少なくとも一部を開閉可能な外蓋とを具備し、前記外蓋は、前記外側開口部を閉塞可能な外蓋本体と、この外蓋本体の前記開口部に対向する位置に下方へと突出して設けられ、前記容器本体に対する摺動の際に前記縦方向フラップ部に当接してこの外蓋の摺動を規制可能な摺動ストッパ部とを備えているものである。
そして、四角形箱状に形成され衛生材料を収容した容器本体の上部の開口部の縁部から外方に内側フラップ部を延設し、この内側フラップ部から縦方向フラップ部を上方に延設して開口部の上方に外側開口部を形成し、縦方向フラップ部から外側フラップ部を外方に延設し、開口部を閉塞する内蓋を少なくとも一部が剥離可能に内側フラップ部に貼着するとともに、外側開口部を閉塞する外蓋を設けることで、内蓋と外蓋とで容器本体に対して二重に蓋をして容器本体内への塵埃の混入を防止し、かつ外蓋を容器本体の両側方向および両端方向のいずれか一方に沿って容器本体に対して摺動可能に設け、この摺動により外側開口部の少なくとも一部を開閉可能とすることで、外蓋を容器本体の両側方向および両端方向のいずれか一方に沿って必要量摺動させるだけで衛生材料を取り出すことも可能となり、使用の際の省スペース化が可能になるとともに、外蓋本体の開口部に対向する位置に下方へと突出して設けた摺動ストッパ部が容器本体に対する外蓋の摺動の際に縦方向フラップ部に当接してこの外蓋の摺動を規制することにより、外蓋が容器本体に対して必要以上に摺動することを防止し、外側開口部が必要以上に開口したり、外蓋が容器本体から外れたりすることを防止する。
請求項2記載の衛生材料用使い捨て容器は、請求項1記載の衛生材料用使い捨て容器において、内蓋は、開口部に対向する部分の少なくとも一部が、容器本体に対する外蓋の摺動方向に交差する方向に沿って切断可能であるものである。
そして、内蓋の開口部に対向する部分の少なくとも一部を容器本体に対する外蓋の摺動方向に交差する方向に沿って切断可能とすることにより、外蓋を容器本体から取り外すことなく内蓋の少なくとも一部を切断することが可能になるとともに、例えば内蓋が不必要になった際などには、内蓋を切り取ることも可能になる。
請求項3記載の衛生材料用使い捨て容器は、請求項1または2記載の衛生材料用使い捨て容器において、外蓋が、容器本体に対する摺動の際の取手となる取手部を備えているものである。
そして、容器本体に対する摺動の際の取手となる取手部を外蓋に設けることで、取手部を介して外蓋を容易に開閉可能となるとともに、例えば作業者が取手部に指を掛けて片手で外蓋を容器本体に対して開閉することも可能になる
請求項記載の衛生材料用使い捨て容器は、請求項1ないしいずれか一記載の衛生材料用使い捨て容器において、容器本体が、本体側嵌合部を備え、外蓋が、前記容器本体の外側開口部を閉塞した状態で前記本体側嵌合部と嵌合して前記外蓋を前記容器本体に対して固定する蓋体側嵌合部を備えているものである。
そして、外蓋が容器本体の外側開口部を閉塞した状態でこの外蓋の蓋体側嵌合部が容器本体の本体側嵌合部と嵌合して外蓋が容器本体に対して固定されることで、容器本体と外蓋とが不用意にずれることを防止して外側開口部を常に一定の位置で確実に閉塞し、容器本体内への塵埃の混入をより確実に防止可能にする。
請求項記載の衛生材料用使い捨て容器は、請求項1ないしいずれか一記載の衛生材料用使い捨て容器において、容器本体を滑り止めする滑り止め部を具備したものである。
そして、滑り止め部により容器本体を滑り止めすることで、例えば机の上などでも容器本体が滑ることを防止するとともに、蓋体を容器本体に対して容易に摺動させて開閉することが可能になる。
請求項1記載の衛生材料用使い捨て容器によれば、四角形箱状に形成され衛生材料を収容した容器本体の上部の開口部の縁部から外方に内側フラップ部を延設し、この内側フラップ部から縦方向フラップ部を上方に延設して開口部の上方に外側開口部を形成し、縦方向フラップ部から外側フラップ部を外方に延設し、開口部を閉塞する内蓋を少なくとも一部が剥離可能に内側フラップ部に貼着するとともに、外側開口部を閉塞する外蓋を設けることで、内蓋と外蓋とで容器本体に対して二重に蓋をして容器本体内への塵埃の混入を防止でき、かつ外蓋を容器本体の両側方向および両端方向のいずれか一方に沿って容器本体に対して摺動可能に設け、この摺動により外側開口部の少なくとも一部を開閉可能とすることで、外蓋を容器本体の両側方向および両端方向のいずれか一方に沿って必要量摺動させるだけで衛生材料を取り出すことができ、使用の際に省スペース化できるとともに、外蓋本体の開口部に対向する位置から下方に突出して設けた摺動ストッパ部が容器本体に対する外蓋の摺動の際に縦方向フラップ部に当接してこの外蓋の摺動を規制することにより、外蓋が容器本体に対して必要以上に摺動することを防止でき、外側開口部が必要以上に開口したり、外蓋が容器本体から外れたりすることを防止できる。
請求項2記載の衛生材料用使い捨て容器によれば、内蓋の開口部に対向する部分の少なくとも一部を容器本体に対する外蓋の摺動方向に交差する方向に沿って切断可能とすることにより、外蓋を容器本体から取り外すことなく内蓋の少なくとも一部を切断できるとともに、例えば内蓋が不必要になった際などには、内蓋を切り取ることもできる。
請求項3記載の衛生材料用使い捨て容器によれば、容器本体に対する摺動の際の取手となる取手部を外蓋に設けることで、取手部を介して外蓋を容易に開閉できるとともに、例えば作業者が取手部に指を掛けて片手で外蓋を容器本体に対して開閉することもできる
請求項記載の衛生材料用使い捨て容器によれば、外蓋が容器本体の外側開口部を閉塞した状態でこの外蓋の蓋体側嵌合部が容器本体の本体側嵌合部と嵌合して外蓋が容器本体に対して固定されることで、容器本体と外蓋とが不用意にずれることを防止して外側開口部を常に一定の位置で確実に閉塞でき、容器本体内への塵埃の混入をより確実に防止できる。
請求項記載の衛生材料用使い捨て容器によれば、滑り止め部により容器本体を滑り止めすることで、例えば机の上などでも容器本体が滑ることを防止できるとともに、蓋体を容器本体に対して容易に摺動させて開閉できる。
以下、本発明の第1の関連技術の衛生材料用使い捨て容器の構成を図1ないし図3を参照して説明する。
図1ないし図3において、1は衛生材料用使い捨て容器(以下、容器1という)を示し、この容器1は、容器本体2、この容器本体2に設けられるフラップ部3、このフラップ部3に取り付けられる内蓋4、および、容器本体2に対して摺動すなわちスライド可能に設けられた外蓋5を備えている。
容器本体2は、例えば合成樹脂などを深絞り成形することにより、互いに対向する幅方向両側面11、これら両側面11に略直交する方向に沿って互いに対向する長手方向両端面12、および、これら両側面11と両端面12との下端部に設けられた平面視四角形状の底面13を有する四角形箱状、すなわち有底角筒状に形成されている。
また、この容器本体2は、幅方向および長手方向にそれぞれ略対称な形状に形成されている。
さらに、容器本体2には、両側面11、両端面12および底面13により周囲を囲まれる四角形状の空間部である収容部14が形成されるとともに、容器本体2の上部である両側面11および両端面12の上端部に、収容部14に連通する開口部15が形成されている。
そして、底面13の外側である容器本体2の下部には、容器本体2を滑り止めする滑り止め部16が設けられている。
そして、収容部14内には、衛生材料17が収容されている。
なお、容器本体2を形成する合成樹脂としては、例えばポリプロピレン(polypropylene、PP)、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate、PET)、ポリエチレン(polyethylene、PE)、ポリアクリロニトリル(polyacrylonitrile、PAN)、ポリアミド(polyamide、PA)、ポリビニルアルコール(polyvinyl alcohol、PVA)、エチレン・ビニルアルコール共重合体(ethylene-vinylalcohol copolymer、EVOH)、あるいはこれら合成樹脂の組み合わせなどとする。
また、容器本体2は、ある程度の剛性を有し、箱形状を維持できる厚みであり、かつ捨てる際には容易に潰せる程度の剛性である厚みが好ましい。具体的には、例えば1.0mmのポリプロピレンシートを深絞り成形して形成する。この場合には、容器本体2の深絞り成形された両側面11、両端面12および底面13などの部分の厚みは1.0mm以下となる。そして、容器本体2の強度を考慮すると、深絞り成形された両側面11、両端面12および底面13などの部分の厚みは0.1mm以上が好ましい。
滑り止め部16は、例えば、ゴム、シリコン、あるいは接着剤などで設けられ、容器本体2が机の上などで、特に外蓋5の摺動方向に滑ることを防止するものである。
衛生材料17は、例えばガーゼ、脱脂綿、あるいは不織布などである。この衛生材料17は、消毒液とともに容器本体2に収容してもよい。この消毒液としては、例えばアルコール類、ポビドンヨード、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウムなどの物質、あるいはこれら物質を混合したものなどを用いる。
フラップ部3は、容器本体2の開口部15の周縁部に全周に亘って設けられた内側フラップ部21、この内側フラップ部21から上方に延設された縦方向フラップ部22、および、この縦方向フラップ部22の上端部から延設された外側フラップ部23を備えている。
内側フラップ部21は、開口部15の周縁部全周を略均一な幅で囲むようにフランジ状に設けられ、容器本体2の外方に向けて略水平に延設されている。
縦方向フラップ部22は、内側フラップ部21の先端部から、この内側フラップ部21に対して略垂直上方向に延設されている。したがって、縦方向フラップ部22は、平面視で四角形状の外側開口部25を、開口部15の上方に区画形成している。
外側フラップ部23は、縦方向フラップ部22の上端部から容器本体2の外方に向けて略水平にフランジ状に延設されている。したがって、フラップ部3は、段差状に形成されている。
外側開口部25は、平面視で開口部15よりも広い開口面積を有している。
内蓋4は、平面視で略四角形状に設けられ、外周縁部全体が内側フラップ部21に貼着すなわちシールされて開口部15全体を閉塞している。
なお、内蓋4は、例えば容器本体2と同様の合成樹脂、アルミニウム箔、あるいはこれら材質の貼り合わせなどにより形成する。
また、内蓋4は、内側フラップ部21の周縁部全体が剥離可能にシールされ、かつ剥離可能部分全体が再接合可能に形成されている。
外蓋5は、例えば容器本体2と同様の合成樹脂で成形されている。ただし、この外蓋5は、容器本体2と同じ材質でも異なる材質でもよい。また、この外蓋5は、四角形板状の外蓋本体27と、この外蓋本体27に一体に設けられるスライド部28とを有している。
外蓋本体27は、平面視で外側開口部25の開口面積よりも広い面積を有し外周縁部が外側フラップ部23よりも外方に突出する大きさ、すなわち外側フラップ部23を越える大きさに形成されている。このため、外蓋本体27は、外側開口部25を閉塞可能に設けられている。また、この外蓋本体27は、容器本体2内への塵埃の混入、あるいは消毒液の揮発などを防止するために、周縁部が外側フラップ部23と密着していることが好ましい。
スライド部28は、例えば外蓋本体27の幅方向両側縁部からそれぞれ下方に向けて略垂直に突設された突設部28aと、この突設部28aの下端部から容器本体2の側部に向けて折り返すように水平に突設された水平部28bとを備えている。このため、このスライド部28は、外側フラップ部23の幅方向両側縁部をコ字状に囲んでこれら幅方向両側縁部に係合し、外蓋5を容器本体2に対して両端方向すなわち長手方向に沿ってスライド可能としている。
そして、外蓋5は、容器本体2に対する長手方向へのスライドにより、外側開口部25を開閉可能となっている。
次に、上記第1の関連技術の作用を説明する。
容器1の保管状態では、内蓋4が開口部15を閉塞し、外蓋5が外側開口部25を閉塞している。
衛生材料17を使用する際には、作業者が外蓋5を容器本体2の長手方向の一方向にスライドさせて外側開口部25の一部を開け、この外側開口部25から露出した内蓋4の一部を剥離させて開口部15を開け、収容部14に収容された衛生材料17を取り出して使用する。
また、衛生材料17の使用後には、内蓋4の剥離部分を再接合し、外蓋5をスライドさせて外側開口部25全体を閉塞した後、保管する。
上述したように、上記関連技術によれば、開口部15を閉塞する内蓋4を剥離可能に内側フラップ部21にシールするとともに、外側開口部25を閉塞する外蓋5を設けることで、内蓋4と外蓋5とで容器本体2に対して二重に蓋をして容器本体2の収容部14内への塵埃の混入を防止できる。
また、外蓋5を容器本体2の長手方向に沿って容器本体2に対してスライド可能に設け、このスライドにより外側開口部25の少なくとも一部が開閉されることで、外蓋5を容器本体2の長手方向に沿って必要量スライドさせるだけで衛生材料17を収容部14から取り出しできるので、例えば外蓋を容器本体に対して長手方向の一端部、あるいは幅方向の一側部などを回動軸として上下方向に回動させて開閉する従来の場合のように、外蓋を容器本体の外方に倒すことがなく、使用の際に省スペース化できる。
さらに、外蓋5を容器本体2に対してスライドさせることで容器本体2に対する外蓋5の開状態を容易に維持できるので、継続的に衛生材料17を使用する場合には、衛生材料17を取り出す度に外蓋5を容器本体2に対して開閉させる必要がなく、作業性を向上できる。
そして、内蓋4の外周縁部全体を剥離可能に開口部15の周縁部にシールすることで、内蓋4をどの部分からでも内側フラップ部21から剥離させることができ、使い勝手を向上できる。
また、内蓋4を内側フラップ部21に再接合可能に設けることで、衛生材料17を使用しないときに外蓋5を閉めるだけでなく、内蓋4も閉めることで、収容部14への塵埃の混入および消毒液の揮発などを防止できる。
さらに、滑り止め部16を設けることで、容器本体2が机の上などで滑ることを防止でき、外蓋5を容器本体2に対して容易にスライドさせて開閉できる。
次に、第2の関連技術を図4を参照して説明する。なお、上記第1の関連技術と同様の構成および作用効果については、同一符号を付してその説明を省略する。
この図4に示す関連技術では、内蓋4の開口部15に対向する長手方向の中心域に、容器本体2の幅方向、すなわち容器本体2に対する外蓋5のスライド方向に交差、例えば直交する方向に沿って切断部31が設けられている。この切断部31は、例えばミシン目などであり、内蓋4の幅方向両側間に亘って設けられている。
そして、本実施の形態では、内蓋4を外蓋5の容器本体2に対するスライド方向に直交する方向に沿って切断可能とすることにより、外蓋5を容器本体2から取り外すことなく内蓋4を切断できるとともに、例えば内蓋4が不必要になった際などには、内蓋4を切り取ることもでき、内蓋4が邪魔にならず、使い勝手を向上できる。
同時に、外蓋5を容器本体2の長手方向に半分スライドさせるだけで内蓋4の半分を切断して開口部15の半分を開口させ、衛生材料17を収容部14から取り出しできるので、使用の際に、より省スペース化できる。
なお、上記第2の関連技術において、切断部31に代えて、内蓋4の側部、あるいは端部などに、容器本体2に対する外蓋5のスライド方向に交差する方向に沿って内蓋4を切断可能にする切込部、すなわちノッチなどを設ける構成も可能である。
また、切断部31に代えて、幅方向、あるいは長手方向などに沿って方向性を有するフィルムなどで内蓋4を形成して、容器本体2に対する外蓋5のスライド方向に交差する方向に沿って内蓋4を切断可能とする構成も可能である。
次に、第3の関連技術を図5および図6を参照して説明する。なお、上記各関連技術と同様の構成および作用効果については、同一符号を付してその説明を省略する。
図5および図6に示すように、外蓋5の外蓋本体27の上部には、取手部としての係合部35が設けられている。この係合部35は、容器本体2に対する外蓋5のスライドの際の取手となるものであり、例えば外蓋本体27の長手方向の中心域に、容器本体2の幅方向である外蓋本体27の幅方向に沿って設けられている。
そして、本関連技術では、容器本体2に対する外蓋5のスライドの際の取手となる係合部35を外蓋5に設けることで、外蓋5を容器本体2に対して容易に開閉できるとともに、作業者が係合部35に指を掛けることで外蓋5を容器本体2に対して片手で開閉することもでき、使い勝手をより向上できる。
なお、上記第3の関連技術において、係合部35に代えて、図7および図8に示すように、取手部としての窪み部36を設ける構成も可能である。この場合にも、上記第3の関連技術と同様の作用効果を奏することができる。
次に、実施の形態を図9および図10を参照して説明する。なお、上記各関連技術と同様の構成および作用効果については、同一符号を付してその説明を省略する。
図9および図10に示すように、外蓋5の外蓋本体27の下部には、摺動ストッパ部としてのスライドストッパ41が突設されている。このスライドストッパ41は、外蓋本体27の幅方向に沿って突設されている。また、このスライドストッパ41は、先端部である下端部が外側開口部25と開口部15との間に位置している。
なお、このスライドストッパ41は、容器本体2の長手方向両端部を略半分ずつ開口可能とし、場所をとらずに衛生材料17を収容部14から取り出し可能とするために、容器本体2の長手方向の中心域である外蓋本体27の長手方向の中心域に設けることが好ましい。
そして、本実施の形態では、作業者が外蓋5を容器本体2に対してスライドさせると、スライドストッパ41が縦方向フラップ部22に当接し、外蓋5の容器本体2に対するスライドを規制するので、外蓋5が容器本体2に対して必要以上にスライドすることを防止でき、外側開口部25が必要以上に開口したり、外蓋5が容器本体2から外れたりすることを防止できる。
なお、上記実施の形態において、スライドストッパ41は、図11および図12に示すように、外蓋5の外蓋本体27の長手方向に互いに離間された二箇所など、複数の位置に設ける構成も可能である。この場合には、スライドストッパ41を、外蓋5のスライド方向に沿ってなだらかな山型形状となるように形成することが好ましい。スライドストッパ41をこのような山型形状とすることで、スライドストッパ41の先端部である下端部は、縦方向フラップ部22に一旦当接し、容器本体2に対する外蓋5のスライドを規制するものの、作業者が外蓋5に外力を加えてさらにスライドさせることで、このスライドストッパ41が縦方向フラップ部22を乗り越え、次のスライドストッパ41が縦方向フラップ部22に当接するまでスライド可能となるので、外側開口部25を小さく開口させたり大きく開口させたりでき、使い勝手をより向上できる。
次に、第関連技術を図13ないし図15を参照して説明する。なお、上記各関連技術および各実施の形態と同様の構成および作用効果については、同一符号を付してその説明を省略する。
フラップ部3は、図13ないし図15に示すように、例えば容器本体2の長手方向の一端部に位置した外側フラップ部23が長手方向の他端部に位置した外側フラップ部23よりも外方に突出し、この突出した部分に、本体嵌合部としての本体側嵌合部45,45が上方向に向けて突設されている。これら本体側嵌合部45,45は、容器本体2の幅方向に互いに離間され、容器本体2の幅方向について互いに略線対称な位置に設けられている。
また、外蓋5は、外側開口部25全体を閉塞した状態、すなわち容器本体2に対する閉状態で本体側嵌合部45,45にそれぞれ対応する位置に、これら本体側嵌合部45,45と嵌合可能な蓋体側嵌合部46,46が設けられている。これら蓋体側嵌合部46,46は、下側から上側に凹状に設けられている。
そして、本関連技術では、外蓋5が容器本体2の外側開口部25を閉塞した状態で蓋体側嵌合部46,46が本体側嵌合部45,45と嵌合して外蓋5が容器本体2に対して固定されることで、容器本体2と外蓋5とが不用意にずれることを防止して外側開口部25を常に一定の位置で確実に閉塞でき、容器本体2内への塵埃の混入をより確実に防止できる。
なお、上記第関連技術において、本体側嵌合部45と蓋体側嵌合部46とは、容器本体2に対する外蓋5の閉状態をより確実に維持して密閉性を向上するために、外側開口部25の全周に亘って外側フラップ部23に設ける構成も可能である。
また、本体側嵌合部45と蓋体側嵌合部46とは、互いに対応する位置に互いに嵌合可能に設ければ、一つだけ、あるいは三つ以上設ける構成、各本体側嵌合部45を凹状に、各蓋体側嵌合部46を凸状に設ける構成、あるいは本体嵌合部45を外側フラップ部23以外の位置に設ける構成など、他の様々な構成が可能である。
また、上記各実施の形態において、滑り止め部16は、容器本体2の下部以外の位置に設ける構成も可能であり、滑り止め部16を設けない構成も可能である。
さらに、外蓋5は、外側開口部25を閉塞可能な大きさであれば、外側フラップ部23を越えない大きさとすることも可能である。
そして、外蓋5は、容器本体2の幅方向にスライドする構成も可能である。
また、内蓋4は、一部のみを剥離可能にする構成も可能である。この場合には、内蓋4の他の部分が容器本体2から剥離しないため、内蓋4が容器本体2から離れることがなく、内蓋4が容器本体2と別個のごみとなることがないので、使い勝手をより向上できる。
さらに、容器本体2内に、収容部14を所定の大きさに区画する仕切りを設ける構成も可能である。この仕切りは、容器本体2に対する外蓋5のスライド方向に交差、例えば直交する方向に沿って設け、内蓋4がこの仕切りにもシールされるようにすることが好ましい。この場合には、内蓋4を必要部分のみ剥離させて開口部15の所望の部分だけを開けることができ、また、外蓋5も必要分のみ容器本体2に対してスライドさせればよいため、使い勝手をより向上できる。
そして、各実施の形態をそれぞれ任意に組み合わせる構成も可能である。
本発明の第1の関連技術の衛生材料用使い捨て容器を示す平面図である。 同上衛生材料用使い捨て容器を示す縦断正面図である。 同上衛生材料用使い捨て容器を示す縦断側面図である。 本発明の第2の関連技術の衛生材料用使い捨て容器を示す平面図である。 本発明の第3の関連技術の衛生材料用使い捨て容器を示す縦断正面図である。 同上衛生材料用使い捨て容器を示す縦断側面図である。 同上衛生材料用使い捨て容器の他の関連技術を示す縦断正面図である。 同上衛生材料用使い捨て容器を示す縦断側面図である。 本発明の実施の形態の衛生材料用使い捨て容器を示す縦断正面図である。 同上衛生材料用使い捨て容器を示す縦断側面図である。 同上衛生材料用使い捨て容器の他の実施の形態を示す縦断正面図である。 同上衛生材料用使い捨て容器を示す縦断側面図である。 本発明の第関連技術の衛生材料用使い捨て容器を示す平面図である。 同上衛生材料用使い捨て容器を示す縦断正面図である。 同上衛生材料用使い捨て容器を示す縦断側面図である。
1 衛生材料用使い捨て容器
2 容器本体
3 フラップ部
4 内蓋
5 外蓋
15 開口部
16 滑り止め部
17 衛生材料
21 内側フラップ部
22 縦方向フラップ部
23 外側フラップ部
25 外側開口部
27 外蓋本体
35 取手部としての係合部
36 取手部としての窪み部
41 摺動ストッパ部としてのスライドストッパ
45 本体側嵌合部
46 蓋体側嵌合部

Claims (5)

  1. 上部に開口部を備えた四角形箱状に形成され、衛生材料を収容する容器本体と、
    前記開口部の縁部から外方に延設された内側フラップ部、この内側フラップ部から上方に延設され、前記開口部の上方に外側開口部を形成する縦方向フラップ部、および、この縦方向フラップ部から外方に延設された外側フラップ部を備えたフラップ部と、
    前記開口部を閉塞して前記内側フラップ部に貼着され、少なくとも一部が剥離可能な内蓋と、
    前記外側開口部を閉塞するとともに前記容器本体の両側方向および両端方向のいずれか一方に沿って前記容器本体に対して摺動可能に設けられ、この摺動により前記外側開口部の少なくとも一部を開閉可能な外蓋とを具備し
    前記外蓋は、
    前記外側開口部を閉塞可能な外蓋本体と、
    この外蓋本体の前記開口部に対向する位置に下方へと突出して設けられ、前記容器本体に対する摺動の際に前記縦方向フラップ部に当接してこの外蓋の摺動を規制可能な摺動ストッパ部とを備えている
    ことを特徴とした衛生材料用使い捨て容器。
  2. 内蓋は、開口部に対向する部分の少なくとも一部が、容器本体に対する外蓋の摺動方向に交差する方向に沿って切断可能である
    ことを特徴とした請求項1記載の衛生材料用使い捨て容器。
  3. 外蓋は、容器本体に対する摺動の際の取手となる取手部を備えている
    ことを特徴とした請求項1または2記載の衛生材料用使い捨て容器
  4. 容器本体は、本体側嵌合部を備え、
    外蓋は、前記容器本体の外側開口部を閉塞した状態で前記本体側嵌合部と嵌合して前記外蓋を前記容器本体に対して固定する蓋体側嵌合部を備えている
    ことを特徴とした請求項1ないしいずれか一記載の衛生材料用使い捨て容器。
  5. 容器本体を滑り止めする滑り止め部を具備した
    ことを特徴とした請求項1ないしいずれか一記載の衛生材料用使い捨て容器。
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