JP3966755B2 - 衛生材料容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば綿棒などの衛生材料および消毒剤をそれぞれ分離して収容する使い捨ての消毒用の衛生材料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の衛生材料容器としては、いわゆる万能つぼなどの金属製の容器が用いられている。
【0003】
そして、たとえば病院などにて消毒する場合には、綿棒、あるいはガーゼなどの衛生材料とエタノールなどの消毒剤とを万能つぼなどに収容し、この万能つぼ内にて衛生材料に消毒剤を含浸させる。
【0004】
しかしながら、上述の万能つぼを用いる衛生材料容器では、使用する毎にこの万能つぼを滅菌し、かつ使用する前に衛生材料および消毒剤をこの万能つぼに収容してこの衛生材料に消毒剤を含浸させなければならないことにより、作業に手間がかかるとともに、消毒剤の量の調整が容易でないなど、使い勝手の向上が容易でない。
【0005】
また、たとえばポリエチレン(polyethylene)などの合成樹脂などにて形成された使い捨ての衛生材料容器も用いられる。
【0006】
そして、この衛生材料容器にて梱包した衛生材料に消毒剤を注ぎ、この衛生材料に消毒剤を含浸させる。
【0007】
しかしながら、上述のポリエチレンなどの合成樹脂などにて形成された使い捨ての衛生材料容器では、衛生材料に消毒剤を含浸させる手間がかかるとともに、消毒剤の量の調整が容易でないなど、使い勝手の向上が容易でない。
【0008】
さらに、たとえばポリエチレンなどの合成樹脂、あるいはいわゆるラミネートフィルムなどにて袋状に形成され、予め消毒剤が含浸された衛生材料としての綿棒を収容した衛生材料容器も用いられている。
【0009】
しかしながら、上述のポリエチレンなどの合成樹脂、あるいは袋状のラミネートフィルムにて形成され、予め消毒剤が含浸された綿棒を収容した衛生材料容器では、綿棒に消毒剤を含浸させた状態で長時間置くことにより、この消毒剤の消毒効果が低下するおそれがある。また、この衛生材料容器を長時間置いている間に、消毒剤が綿棒の軸部などの不必要な部分にまで付着するおそれがあるなど、使い勝手の向上が容易でない。
【0010】
そして、容器本体を、衛生材料としての綿棒を予め収容した材料収容部および消毒剤を予め収容した液体収容部に分離部を介して分離し、この分離部に材料収容部と液体収容部とを連通させるように剥離容易な連通部を形成した使い捨ての衛生材料容器も考えられる。
【0011】
しかしながら、上述の容器本体を材料収容部および液体収容部に分離した使い捨ての衛生材料容器では、材料収容部と液体収容部とが隣接していることにより、この液体収容部を押圧して消毒剤を綿棒に含浸させる際にこの消毒剤が材料収容部内に飛散して綿棒の軸部などに付着するおそれがあるなど、使い勝手の向上が容易でない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、万能つぼなどの金属製の容器、ポリエチレンなどの合成樹脂などにて形成された使い捨ての衛生材料容器、予め消毒剤が含浸された綿棒を収容した衛生材料容器、および容器本体を材料収容部および液体収容部に分離した使い捨ての衛生材料容器では、消毒剤の消毒効果の低下の抑制および使い勝手の向上が容易でないという問題点を有している。
【0013】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、消毒剤の消毒効果の低下を抑制できるとともに使い勝手を向上できる衛生材料容器を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の衛生材料容器は、少なくとも一対の側縁と一対の端縁を有し衛生材料および消毒剤を収容する容器本体を具備した衛生材料容器であって、前記容器本体は、一端縁側に位置し前記消毒剤を収容する液体収容部、および他端縁側に位置する固体部に分離部を介してそれぞれ分離され、前記分離部は、前記液体収容部および前記固体部を前記消毒剤が通過可能に連通させるように剥離容易な連通部を備え、前記固体部は、この固体部の一側縁側に位置し前記消毒剤が前記連通部を介して移動可能な液体流出部、および前記固体部の他側縁側に位置し前記衛生材料を収容する材料収容部に仕切部を介してそれぞれ分離され、前記仕切部は、前記材料収容部および前記液体流出部を前記消毒剤が通過可能に連通させた液体移動部を備えたものである。
【0015】
そして、容器本体を、一端縁側に位置し消毒剤を収容する液体収容部、および他端縁側に位置する固体部に分離部を介してそれぞれ分離し、この分離部に液体収容部および固体部を消毒剤が通過可能に連通させるように剥離容易な連通部を設け、固体部をこの固体部の側縁側に位置し消毒剤が連通部を介して移動可能な液体流出部、およびこの固体部の他側縁側に位置し衛生材料を収容する材料収容部に仕切部を介してそれぞれ分離し、この仕切部に材料収容部および液体流出部を連通させる液体移動部を設ける。この結果、使用する際に液体収容部を押圧することで消毒剤をこの液体収容部から連通部を介して一旦液体流出部に流出させた後、液体移動部を介して材料収容部へと流出させて衛生材料に含浸させることが可能となるため、消毒剤の量の調整が必要ないとともに、使用する直前に衛生材料の必要な部分にのみ消毒剤を含浸させることができるので、消毒剤の消毒効果の低下を抑制できるとともに使い勝手を向上できる。
【0016】
請求項2記載の衛生材料容器は、請求項1記載の衛生材料容器において、仕切部は、容器本体の側縁に略沿って形成されこの仕切部の一端縁側が分離部と接合され、液体移動部は、前記仕切部における前記分離部と接合された端縁側と反対側の端縁側に設けられたものである。
【0017】
そして、仕切部を容器本体の側縁に略沿って形成し、この仕切部の一端側を分離部と接合するとともに、液体移動部を仕切部における分離部と接合された端縁側と反対側の端縁側に設けることにより、衛生材料の必要な部分をこの液体移動部近傍へと移動させて消毒剤をこの衛生材料の必要な部分にのみ含浸させることが可能になるため、使い勝手がより向上する。
【0018】
請求項3記載の衛生材料容器は、請求項1記載の衛生材料容器において、仕切部は、容器本体の側縁に略沿って形成されこの仕切部の一端縁側が前記容器本体における液体収容部と反対側の端縁と接合され、液体移動部は、前記仕切部の他端縁部と分離部との間に設けられたものである。
【0019】
そして、仕切部を容器本体の側縁に略沿って形成し、この仕切部の一端縁側を容器本体における液体収容部と反対側の端縁と接合するとともに、液体移動部を仕切部における他端縁部と分離部との間に設けることにより、衛生材料の必要な部分をこの液体移動部近傍へと移動させて消毒剤をこの衛生材料の必要な部分にのみ含浸させることが可能になるため、使い勝手がより向上する。
【0020】
請求項4記載の衛生材料容器は、請求項3記載の衛生材料容器において固体部は、この固体部における液体流出部側の側縁と仕切部との間に設けられ前記液体流出部を容器本体の端縁方向に分離する区画部を備えたものである。
【0021】
そして、固体部の液体流出部側の側縁と仕切部との間に、液体流出部を容器本体の端縁方向に分離する区画部を設けることにより、液体流出部に流出した消毒剤がこの区画部にて液体移動部を介して材料収容部へと円滑に流出するため、衛生材料に消毒剤を容易に含浸させることが可能となるため、使い勝手がより向上する。
【0022】
また、区画部により液体流出部が狭くなるため、この液体流出部に流出した消毒剤のこの液体流出部への残留が抑制されるので、消毒剤をより効率よく使用できる。
【0023】
請求項5記載の衛生材料容器は、請求項1ないし4いずれか一記載の衛生材料容器において、連通部は、液体流出部から液体収容部へと拡開して形成されたものである。
【0024】
そして、連通部を、液体流出部から液体収容部へと拡開して形成することにより、液体収容部から液体流出部へと流出した消毒剤が、連通部を介してこの液体流出部から液体収容部へと戻ることを抑制できるため、消毒剤を効率よくかつ確実に使用できる。
【0025】
請求項6記載の衛生材料容器は、請求項1ないし5いずれか一記載の衛生材料容器において、固体部は、この固体部内をガス滅菌可能にする空隙部を備えたものである。
【0026】
そして、固体部に、この固体部内をガス滅菌可能にする空隙部を設けることにより、衛生材料、あるいは消毒剤を容器本体内に収容した後にこの空隙部を介して固体部内をガス滅菌できるため、製造性がより向上する。
【0027】
請求項7記載の衛生材料容器は、請求項1ないし6いずれか一記載の衛生材料容器において、液体収容部は、容器本体の外部からこの液体収容部内へと消毒剤が注入される液体注入口を備えたものである。
【0028】
そして、液体注入口を液体収容部に設けることにより、予め衛生材料のみを容器本体に収容した後にこの液体注入口から消毒剤を注入できるため、製造性がより向上する。
【0029】
請求項8記載の衛生材料容器は、請求項1ないし7いずれか一記載の衛生材料容器において、固体部は、複数の仕切部を介して液体流出部および複数の材料収容部に分離され、衛生材料は、これら複数の材料収容部にそれぞれ収容され、液体移動部は、前記各仕切部にそれぞれ設けられたものである。
【0030】
そして、固体部を、複数の仕切部を介して液体流出部および複数の材料収容部に分離し、各材料収容部に衛生材料を収容するとともに各仕切部にそれぞれ液体移動部を設けることにより、複数の衛生材料がそれぞれ互いに接触しないように収容され、液体収容部に収容された消毒剤を、液体移動部を介して各材料収容部に移動させることが可能となる。この結果、複数の衛生材料に効率よく一度に消毒剤を含浸させることが可能となり、作業性がより向上する。
【0031】
請求項9記載の衛生材料容器は、請求項1ないし8いずれか一記載の衛生材料容器において、分離部は、この分離部における液体流出部側がこの分離部における材料収容部側よりも容器本体の端縁方向の中心側に位置したものである。
【0032】
そして、分離部は、この分離部における液体流出部側がこの分離部における材料収容部側よりも容器本体の端縁方向の中心側に位置したことにより、液体収容部の液体流出部側がこの液体収容部の材料収容部側よりも容器本体の端縁方向に突出するため、液体収容部をたとえば押圧すると、内圧が連通部に集中しやすくなりこの連通部を容易に剥離できるので、使い勝手がより向上する。
【0033】
請求項10記載の衛生材料容器は、請求項1ないし9いずれか一記載の衛生材料容器において、固体部は、材料収容部を破断可能にする切込部を備えたものである。
【0034】
そして、固体部に材料収容部を破断可能にする切込部を設けることにより、この切込部から材料収容部を破断して衛生材料をより容易に取り出し可能となる。
【0035】
請求項11記載の衛生材料容器は、請求項1ないし9いずれか一記載の衛生材料容器において、固体部は、材料収容部を破断可能にする切取部を備えたものである。
【0036】
そして、固体部に材料収容部を破断可能にする切取部を設けることにより、この切取部から材料収容部を破断して衛生材料をより容易に取り出し可能となる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の衛生材料容器の第1の実施の形態の構成を図1を参照して説明する。
【0038】
図1において、衛生材料容器は、たとえば衛生材料容器であり、略矩形状の容器本体1を備えている。この容器本体1は、たとえばポリプロピレン(polypropylene:PP)、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate:PET)、ポリエチレン、ポリアクリロニトリル(polyacrylonitrile:PAN)、ポリアミド(polyamide:PA)、エチレン・ビニルアルコール共重合体(ethylene vinyl alcohol copolymer:EVOH)、ポリビニルアルコール(polyvinyl alcohol:PVA)、酸化珪素蒸着フィルムなどの合成樹脂、あるいはこれら合成樹脂を組み合わせた材料にて形成され、好ましくはある程度の剛性を持たせ、たとえば作業台などに置いた際に安定感があるようにする。そして、この容器本体1は、これら合成樹脂の透明なフィルムを略細長矩形状に形成してたとえば2枚あわせ、外周部1aを熱溶着などにて溶着させて袋状に形成されている。このため、容器本体1は、長手方向の両側が一対の端縁、幅方向の両側が一対の側縁となっている。
【0039】
また、この容器本体1の一端縁側である長手方向の一端側には、容器本体1の幅方向に略沿ってこの容器本体1の幅方向全域にわたって帯状の分離部2が形成されている。この分離部2は、容器本体1のフィルムを熱溶着などにて溶着して形成されており、この分離部2により、容器本体1は、この容器本体1の長手方向の一端側に位置した略矩形状の液体収容部3、およびこの容器本体1の長手方向の他端側に位置した略矩形状の固体部4に分離されている。この液体収容部3には、消毒剤Dが収容されている。この消毒剤Dは、たとえばエタノール(ethanol)、あるいはイソプロパノール(isopropanol)などのアルコール、ポビドンヨード、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、塩化ゼンゼトニウムなどの物質、あるいはこれらの物質を混合させたものである。
【0040】
さらに、分離部2の固体部4側には、この分離部2と略直交する方向、すなわち容器本体1の長手方向に略沿って、帯状の仕切部5が連接して形成されている。このため、この仕切部5は、容器本体1の側縁に略沿って形成されている。また、この仕切部5は、容器本体1のフィルムを熱溶着などにて溶着してこの容器本体1の長手方向における液体収容部3と反対側の一端までわたって形成され、容器本体1の幅方向の中心域よりもこの容器本体1の側縁側である幅方向の一側に若干寄った位置に形成されている。この仕切部5により、固体部4は、容器本体1の幅方向の一端側に位置した略細長矩形状の液体流出部6、およびこの容器本体1の幅方向の他端側に位置した略細長矩形状の材料収容部7に分離されている。この材料収容部7には、衛生材料としての綿棒Sが収容されている。この綿棒Sは、材料収容部7の長手寸法よりも若干小さい長手寸法を有した長細状の軸部Aを備えており、この軸部Aの先端には、綿球Cが取り付けられている。この綿球Cには、消毒剤Dが含浸される。そして、この綿棒Sは、容器本体1の長手方向である材料収容部7の長手方向に略沿った状態、たとえば綿球Cを液体収容部3側に向けた状態で収容されている。
【0041】
また、分離部2における液体収容部3と液体流出部6との間の部分には、略矩形状の連通部11が形成されている。この連通部11は、液体流出部6の幅寸法よりも小さい幅寸法に形成され、液体収容部3と液体流出部6とを連通させるように剥離容易となっている。この連通部11の剥離により、液体収容部3内に収容された消毒剤Dがこの連通部11を通過可能になり、この消毒剤Dが液体流出部6へと流出可能になる。
【0042】
そして、仕切部5には、液体流出部6および材料収容部7を連通する略矩形状の液体移動部12が形成されている。この液体移動部12は、仕切部5と分離部2との連接部よりも容器本体1の長手方向における固体部4側に、この仕切部5を剥離して形成されている。この液体移動部12は、液体収容部3に収容された消毒剤Dが通過可能であり、この液体移動部12により、この消毒剤Dが液体流出部6を介して材料収容部7へと流出可能になる。
【0043】
次に、上記第1の実施の形態の作用を説明する。
【0044】
まず、消毒剤Dを収容した液体収容部3を押圧すると、この液体収容部3の内圧が増加する。
【0045】
すると、この液体収容部3の内圧の増加にて連通部11が圧迫されることにより、この連通部11が剥離して液体収容部3と液体流出部6とが連通し、消毒剤Dがこの連通部11を介して液体流出部6に流出する。
【0046】
このとき、液体収容部3から消毒剤Dが液体流出部6内に勢いよく飛散するなどしても、液体流出部6には何も収容されていないため、この液体流出部6が緩衝域となり、この液体流出部6から連通部11を介して飛散した消毒剤Dが一旦液体流出部6に流出し直接綿棒Sの軸部Aなどに付着しない。
【0047】
次いで、液体流出部6を押圧して、この液体流出部6に流出した消毒剤Dを、液体移動部12を介して材料収容部7へと流出させ、この材料収容部7に収容された綿棒Sの綿球Cに含浸させる。
【0048】
そして、材料収容部7に流入した消毒剤Dを綿棒Sの綿球Cに充分に含浸させた後、固体部4の一部をたとえば幅方向に沿って切断し、材料収容部7から綿棒Sを取り出して使用する。
【0049】
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、容器本体1を、液体収容部3、および固体部4に分離部2を介してそれぞれ分離し、この分離部2に消毒剤Dが通過可能に液体収容部3および固体部4を連通させるように剥離容易な連通部11を形成し、固体部4を消毒剤Dが連通部11を介して移動可能な液体流出部6、および綿棒Sを収容する材料収容部7に仕切部5を介してそれぞれ分離し、この仕切部5に材料収容部7および液体流出部6を連通させる液体移動部12を形成する。この結果、使用する際に液体収容部3を押圧することで消毒剤Dをこの液体収容部3から連通部11を介して一旦液体流出部6に流出させた後、この消毒剤Dを液体移動部12を介して材料収容部7へと流出させて綿棒Sの綿球Cに含浸できるため、消毒剤Dの量を調整する必要がないとともに、使用する直前に綿棒Sの綿球Cにのみ消毒剤Dを含浸できるので、消毒剤Dの消毒効果の低下を抑制できるとともに使い勝手を向上できる。
【0050】
また、分離部2における液体収容部3と液体流出部6との間の部分に剥離容易な連通部11を形成したことにより、液体収容部3を押圧するだけでこの連通部11が剥離して消毒剤Dが液体流出部6へと流出し、液体移動部12を介してこの消毒剤Dを材料収容部7へと流出させることができ、この消毒剤Dを容易に綿棒Sの綿球Cに含浸できるため、作業性を向上できる。
【0051】
さらに、消毒剤Dおよび綿棒Sを、使用する際に必要な量だけ使用できるため、予め消毒剤Dおよび綿棒Sを予め含浸させて作り置くことによる菌の混入、あるいは余剰廃棄などの無駄を防止できる。
【0052】
なお、上記第1の実施の形態において、図2に示すように、仕切部5の分離部2と反対側の一端縁側を容器本体1の幅方向に傾斜させ、材料収容部7が分離部2から離れる方向に向かって狭くなるように形成してもよい。この場合には、容器本体1の幅寸法をより低減できる。
【0053】
また、図3に示すように、仕切部5の分離部2と反対側の一端縁側を容器本体1の幅方向に傾斜させ、材料収容部7が分離部2から離れる方向に向かって広くなるように形成し、この仕切部5の分離部2と反対側の端縁に液体移動部12を形成してもよい。この場合には、容器本体1の幅寸法をより低減できる。
【0054】
さらに、図4に示すように、仕切部5を容器本体1の長手方向に略沿ってこの容器本体1の長手方向全域にわたって形成し、液体収容部3を容器本体1の一側縁側に分離して形成してもよい。この場合には、たとえば消毒剤Dが比較的少なくてもよい場合に用いることができ、材料収容部7の長手寸法を容器本体1の長手寸法と略等しくすることが可能となるため、容器本体1の長手寸法をより低減できる。
【0055】
次に、本発明の第2の実施の形態を図5を参照して説明する。
【0056】
この図5に示す実施の形態は、図1に示す実施の形態と基本的に同様の構成を有しているが、仕切部5は、長手方向の一端が分離部2と接合され、この仕切部5における分離部2と接合された側と反対側の長手方向の一端には、液体移動部12が形成されている。また、綿棒Sは、綿球Cを容器本体1の長手方向におけるこの液体移動部12と同側に向けた状態で材料収容部7内に収容されている。
【0057】
そして、容器本体1を、液体収容部3を上側にして把持した状態で、液体収容部3を押圧すると、液体収容部3の内圧の増加により連通部11が剥離して消毒剤Dがこの連通部11を介して液体流出部6に流出する。
【0058】
この後、消毒剤Dが液体流出部6内を下方へと流れ落ち、この容器本体1の下側に位置した液体移動部12を介して、この消毒剤Dが材料収容部7へと流出する。
【0059】
このとき、綿棒Sの綿球Cをこの液体移動部12の近傍へと移動させることにより、綿球Cに消毒剤Dが容易に含浸される。
【0060】
そして、消毒剤Dを綿棒Sの綿球Cに含浸させた後、固体部4の一部をたとえば幅方向に沿って切断し、材料収容部7から綿棒Sを取り出して使用する。
【0061】
上述したように、上記第2の実施の形態によれば、容器本体1を分離部2にて液体収容部3および固体部4に分離し、この固体部4を仕切部5にて液体流出部6および材料収容部7に分離し、分離部2に剥離容易な連通部11を形成し、仕切部5に液体移動部12を形成するなど図1に示す実施の形態と同様の構成を有することにより、図1に示す実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0062】
また、液体移動部12を、仕切部5における分離部2と反対側の一端に形成したことにより、液体収容部3を上側にした状態で容器本体1を把持して連通部11を連通させると、消毒剤Dが液体流出部6内を下方へと流れ落ちる。この結果、綿棒Sの綿球Cを容器本体1の長手方向における液体移動部12と同側に向けた状態で収容し、この綿球Cを液体流出部6の下端に位置した液体移動部12の近傍に移動させることで、消毒剤Dを容易に綿棒Sの綿球Cへと含浸できるので、使い勝手をより向上できる。
【0063】
次に、本発明の第3の実施の形態を図6を参照して説明する。
【0064】
この図6に示す実施の形態は、図1に示す実施の形態と基本的に同様の構成を有しているが、液体移動部12は、仕切部5の長手方向における分離部2側の一端と分離部2との間に形成されている。また、綿棒Sは、綿球Cを容器本体1の長手方向における液体移動部12側に向けた状態で収容されている。
【0065】
そして、液体収容部3を押圧することにより連通部11が剥離して消毒剤Dがこの連通部11を介して液体流出部6に流出する。
【0066】
このとき、液体移動部12が仕切部5の長手方向における分離部2側の一端側に形成されていることにより、液体流出部6に流出した消毒剤Dが容易に液体移動部12を介して材料収容部7へと流出し、綿棒Sの綿球Cに含浸される。
【0067】
さらに、消毒剤Dを綿棒Sの綿球Cに充分に含浸させた後、固体部4の一部をたとえば幅方向に沿って切断し、材料収容部7から綿棒Sを取り出して使用する。
【0068】
上述したように、上記第3の実施の形態によれば、容器本体1を分離部2にて液体収容部3および固体部4に分離し、この固体部4を仕切部5にて液体流出部6および材料収容部7に分離し、分離部2に剥離容易な連通部11を形成し、仕切部5に液体移動部12を形成するなど図1に示す実施の形態と同様の構成を有することにより、図1に示す実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0069】
また、液体移動部12を仕切部5の長手方向における分離部2側の一端とこの分離部2との間に形成したことにより、連通部11を介して液体流出部6へと流出した消毒剤Dをこの液体移動部12を介して容易に綿棒Sの綿球Cに含浸できるため、使い勝手をより向上できる。
【0070】
次に、本発明の第4の実施の形態を図7を参照して説明する。
【0071】
この図7に示す実施の形態は、図6に示す実施の形態と基本的に同様の構成を有しているが、液体流出部6の長手方向の略中心域には、固体部4のこの液体流出部6側の側縁と仕切部5との間にわたって区画部としてのシール部13が形成されている。このシール部13は、たとえば熱溶着などにて容器本体1を溶着して形成され、仕切部5に連接して形成されており、分離部2と略平行となっている。このシール部13により、液体流出部6はこの液体流出部6の長手方向に分離されている。
【0072】
そして、液体収容部3を押圧することにより連通部11が剥離して消毒剤Dがこの連通部11を介して液体流出部6に流出する。
【0073】
このとき、固体部4の液体流出部6側の側縁と仕切部5との間にわたってシール部13が形成されていることにより、この液体流出部6に流出した消毒剤Dが、このシール部13にて堰き止められて、この液体流出部6の長手方向における液体収容部3と反対側まで移動することが防止され、この消毒剤Dがより円滑に液体移動部12を介して材料収容部7へと流出し、綿棒Sの綿球Cに含浸される。
【0074】
さらに、消毒剤Dを綿棒Sの綿球Cに充分に含浸させた後、固体部4の一部をたとえば幅方向に沿って切断し、材料収容部7から綿棒Sを取り出して使用する。
【0075】
上述したように、上記第4の実施の形態によれば、容器本体1を分離部2にて液体収容部3および固体部4に分離し、この固体部4を仕切部5にて液体流出部6および材料収容部7に分離し、分離部2に剥離容易な連通部11を形成し、液体移動部12を仕切部5の長手方向における分離部2側の一端側に形成するなど図6に示す実施の形態と同様の構成を有することにより、図6に示す実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0076】
また、シール部13にて液体流出部6を長手方向に分離したことにより、連通部11を介して液体流出部6へと流出した消毒剤Dが、このシール部13にて堰き止められて、この液体流出部6の長手方向における液体収容部3と反対側まで移動することが防止されるため、消毒剤Dがより円滑に液体移動部12を介して材料収容部7へと流出し、使い勝手を向上できる。
【0077】
さらに、このシール部13により、液体流出部6の液体収容部3側の面積が狭くなるため、この液体流出部6内に消毒剤Dが残留が抑制され、この消毒剤Dを効率よく使用できる。
【0078】
なお、上記第4の実施の形態において、図8に示すように、シール部13よりも液体収容部3から離れた側の仕切部5は、容器本体1の長手方向における液体収容部3と反対側の一端まで形成しなくてもよい。この場合には、溶着する部分が少なくて済むため、製造性をより向上できる。
【0079】
次に、本発明の第5の実施の形態を図9を参照して説明する。
【0080】
この図9に示す実施の形態は、図1に示す実施の形態と基本的に同様の構成を有しているが、連通部11は、液体流出部6側から液体収容部3側へと拡開した、平面視略台形状に形成されている。
【0081】
そして、液体収容部3を押圧することにより連通部11が剥離して消毒剤Dがこの連通部11を介して液体流出部6に流出する。
【0082】
このとき、連通部11を、液体流出部6側から液体収容部3側へと拡開して形成したことにより、一旦液体流出部6へと流出した消毒剤Dが、この連通部11から液体収容部3へと逆流して戻ることをこの連通部11にて防止する。
【0083】
この後、液体流出部6を押圧して、この液体流出部6に流出した消毒剤Dを、液体移動部12を介して材料収容部7へと流出させ、この材料収容部7に収容された綿棒Sの綿球Cに含浸させて、固体部4の一部をたとえば幅方向に沿って切断し、材料収容部7から綿棒Sを取り出して使用する。
【0084】
上述したように、上記第5の実施の形態によれば、容器本体1を分離部2にて液体収容部3および固体部4に分離し、この固体部4を仕切部5にて液体流出部6および材料収容部7に分離し、分離部2に剥離容易な連通部11を形成し、仕切部5に液体移動部12を形成するなど図1に示す実施の形態と同様の構成を有することにより、図1に示す実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0085】
また、連通部11を、液体流出部6側から液体収容部3側へと拡開して形成したことにより、この連通部11が剥離して一旦液体流出部6へと流出した消毒剤Dが、この連通部11を介して液体収容部3へと戻ることが防止されるため、使い勝手をより向上できる。
【0086】
次に、本発明の第6の実施の形態を図10を参照して説明する。
【0087】
この図10に示す実施の形態は、図1に示す実施の形態と基本的に同様の構成を有しているが、材料収容部7の長手方向における液体収容部3と反対側近傍には、空隙部14が形成されている。この空隙部14は、たとえば図示しない小径の孔が穿設された滅菌紙にて形成されており、たとえば直径0.45μm以下、好ましくは0.1μm以下程度の穴口を有している。ここで、菌の大きさは最小で約0.45μm〜0.2μm程度であるため、この空隙部14はたとえばエチレンオキサイド(ethylene oxide:EO)などのガスが透過でき、かつ菌が通過できない。このため、この空隙部14により、容器本体1内はガス滅菌可能であるとともに、菌の透過が防止されている。この空隙部14により、固体部4、とくに材料収容部7は、内部を滅菌可能となっている。
【0088】
そして、消毒剤Dと綿棒Sとを収容した後、外周部1aを熱溶着などにて溶着した容器本体1をガス内に載置すると、空隙部14からこのガスが固体部4、とくに材料収容部7内に進入し、この材料収容部7内を滅菌する。
【0089】
この後、液体収容部3を押圧して連通部11を剥離させると消毒剤Dがこの連通部11を介して液体流出部6に流出し、この消毒剤Dが液体移動部12を介して材料収容部7へと流出し、綿棒Sの綿球Cに含浸される。
【0090】
さらに、消毒剤Dを綿棒Sの綿球Cに充分に含浸させた後、固体部4の一部をたとえば幅方向に沿って切断し、材料収容部7から綿棒Sを取り出して使用する。
【0091】
上述したように、上記第6の実施の形態によれば、容器本体1を分離部2にて液体収容部3および固体部4に分離し、この固体部4を仕切部5にて液体流出部6および材料収容部7に分離し、分離部2に剥離容易な連通部11を形成し、仕切部5に液体移動部12を形成するなど図1に示す実施の形態と同様の構成を有することにより、図1に示す実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0092】
また、固体部4に、この固体部4内をガス滅菌可能にする空隙部14を形成することにより、綿棒S、あるいは消毒剤Dを容器本体1内に収容した後でも、この空隙部14を介して固体部4内をガス滅菌できるため、予め綿棒Sを滅菌しておく必要がなく、製造性をより向上できる。
【0093】
さらに、固体部4、とくに材料収容部7をガス滅菌した後、使用するまで放置しても、この固体部4、とくに材料収容部7内は菌が進入せず滅菌状態に保たれているため、使い勝手をより向上できる。
【0094】
なお、上記第6の実施の形態において、空隙部14は、気体のみが透過可能な小径の孔を多数形成すれば、滅菌紙を用いなくてもよい。
【0095】
そして、図11に示すように、空隙部14は、固体部4の幅方向全域にわたって形成してもよい。この場合には、たとえば製造工程において、容器本体1をこの容器本体1の幅方向に連続的に製造する場合に、滅菌紙などを置くだけで製造でき、製造性をより向上できる。
【0096】
また、図12に示すように、空隙部14は、材料収容部7の長手方向の全域にわたって形成してもよい。この場合には、液体収容部3を容器本体1の幅方向における液体流出部6側にのみ形成することで、この空隙部14からの消毒剤Dの染み出しを防止するとともに、たとえば製造工程において、容器本体1をこの容器本体1の長手方向に連続的に製造する場合に、滅菌紙などを置くだけで製造でき、製造性をより向上できる。
【0097】
次に、本発明の第7の実施の形態を図13を参照して説明する。
【0098】
この図13に示す実施の形態は、図1に示す実施の形態と基本的に同様の構成を有しているが、液体収容部3における容器本体1の長手方向の一端には、この容器本体1の外部から消毒剤Dが注入される液体注入口15が、この容器本体1の外周部1aから外方に突出して形成されている。
【0099】
そして、容器本体1の外周部1aを、この容器本体1内に綿棒Sを収容した後で熱溶着などにて溶着し、容器本体1の長手方向における液体収容部3側の一端に液体注入口15を形成する。
【0100】
この後、この液体注入口15から所定の量の消毒剤Dを、液体収容部3内へと注入してこの液体注入口15を閉塞する。
【0101】
そして、液体収容部3を押圧して連通部11を剥離させると消毒剤Dがこの連通部11を介して液体流出部6に流出し、この消毒剤Dが液体移動部12を介して材料収容部7へと流出し、綿棒Sの綿球Cに含浸される。
【0102】
さらに、消毒剤Dを綿棒Sの綿球Cに充分に含浸させた後、固体部4の一部をたとえば幅方向に沿って切断し、材料収容部7から綿棒Sを取り出して使用する。
【0103】
上述したように、上記第7の実施の形態によれば、容器本体1を分離部2にて液体収容部3および固体部4に分離し、この固体部4を仕切部5にて液体流出部6および材料収容部7に分離し、分離部2に剥離容易な連通部11を形成し、仕切部5に液体移動部12を形成するなど図1に示す実施の形態と同様の構成を有することにより、図1に示す実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0104】
また、液体注入口15を形成したことにより、予め綿棒Sのみを容器本体1に収容した状態でこの容器本体1の外周部1aを溶着でき、製造工程を最も簡略化できる段階で消毒剤Dを液体収容部3に注入できるので、製造性をより向上できる。
【0105】
なお、上記第7の実施の形態において、図14に示すように、液体注入口15は、液体収容部3における容器本体1の幅方向の一端に突出して形成しても、容器本体1の長手方向の一端に突出して形成した場合と同様の作用効果を奏することができる。
【0106】
次に、本発明の第8の実施の形態を図15を参照して説明する。
【0107】
この図15に示す実施の形態は、図1に示す実施の形態と基本的に同様の構成を有しているが、材料収容部7には、仕切部5が複数、たとえば3つ形成されており、これら仕切部5は、容器本体1の幅方向に略等間隔に互いに離間されている。これら仕切部5により、固体部4は液体流出部6、および複数、たとえば3つの材料収容部7に分離されている。各材料収容部7には、それぞれ綿棒Sが収容されている。さらに、これら各仕切部5における分離部2側の一端には、液体移動部12がそれぞれ形成されている。
【0108】
そして、液体収容部3を押圧することにより連通部11が剥離して消毒剤Dがこの連通部11を介して液体流出部6に流出する。
【0109】
この後、液体流出部6に流出した消毒剤Dを液体移動部12を介して各材料収容部7へと流出させて各綿棒Sの綿球Cに含浸させ、固体部4の一部をたとえば幅方向に沿って切断し、材料収容部7から綿棒Sを取り出して使用する。
【0110】
上述したように、上記第8の実施の形態によれば、容器本体1を分離部2にて液体収容部3および固体部4に分離し、この固体部4を仕切部5にて液体流出部6および材料収容部7に分離し、分離部2に剥離容易な連通部11を形成し、仕切部5に液体移動部12を形成するなど図1に示す実施の形態と同様の構成を有することにより、図1に示す実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0111】
また、固体部4を、液体流出部6、および3つの材料収容部7に分離し、綿棒Sを各材料収容部7に収容し、各仕切部5にそれぞれ液体移動部12を形成したことにより、複数の綿棒Sを互いに接触しないように収容でき、消毒剤Dを各液体移動部12を介して効率よく一度に綿棒Sの綿球Cに含浸できるため、使い勝手を向上できる。
【0112】
次に、本発明の第9の実施の形態を図16を参照して説明する。
【0113】
この図16に示す実施の形態は、図6に示す実施の形態と基本的に同様の構成を有しているが、分離部2は、液体流出部6側の一端が材料収容部7側の一端よりもこの容器本体1の長手方向の中心側に位置し、仕切部5の近傍が段差状に形成されている。このため、液体収容部3は、この仕切部5により平面視略L字状に形成されている。また、連通部11は、この分離部2の液体流出部6側の一端に形成されている。さらに、この分離部2の段差状の部分には、液体移動部12が形成されている。
【0114】
そして、液体収容部3を押圧することにより、この液体収容部3の内圧が増加する。
【0115】
このとき、分離部2における液体流出部6側の材料収容部7側の一端よりも容器本体1の長手方向の中心側に位置した一端に連通部11が形成されていることにより、液体収容部3の内圧がこの連通部11に集中してこの連通部11が容易に剥離する。
【0116】
さらに、この剥離した連通部11を介して液体流出部6に流出した消毒剤Dは、分離部2の段差状の部分に沿って移動して液体移動部12を介して材料収容部7へと流出し、綿棒Sの綿球Cに含浸される。
【0117】
そして、固体部4の一部をたとえば幅方向に沿って切断し、材料収容部7から綿棒Sを取り出して使用する。
【0118】
上述したように、上記第9の実施の形態によれば、容器本体1を分離部2にて液体収容部3および固体部4に分離し、この固体部4を仕切部5にて液体流出部6および材料収容部7に分離し、分離部2に剥離容易な連通部11を形成し、液体移動部12を仕切部5の長手方向における分離部2側の一端側に形成するなど図6に示す実施の形態と同様の構成を有することにより、図6に示す実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0119】
また、分離部2における液体流出部6側の一端を、この分離部2における材料収容部7側の一端よりも容器本体1の長手方向の中心側に位置させたことにより、液体収容部3の液体流出部6側がこの液体収容部3の材料収容部7側よりも容器本体1の長手方向の中心側に突出するため、液体収容部3を押圧すると、液体収容部3の内圧が連通部11に集中しやすくなるので、この連通部11を容易に剥離できるので、使い勝手をより向上できる。
【0120】
さらに、分離部2の仕切部5近傍を段差状に形成し、この段差状の部分に液体移動部12を形成したことにより、連通部11を介して液体流出部6に流出した消毒剤Dが、この分離部2の段差状の部分に沿って移動して容易に液体移動部12を介して材料収容部7へと流出するため、使い勝手をより向上できる。
【0121】
なお、上記第9の実施の形態において、図17に示すように、液体移動部12を、仕切部5の長手方向における分離部2と反対側の一端に形成してもよい。この場合には、液体収容部3を上側にして容器本体1を把持することにより、連通部11を剥離させると消毒剤Dが液体流出部6内を下方へと流れ落ちた後、液体移動部12から材料収容部7へと流出して綿棒Sの綿球Cに容易に含浸できるため、使い勝手を向上できる。
【0122】
また、図18に示すように、分離部2の材料収容部7側の一端をこの分離部2の液体流出部6側の一端に対して液体収容部3側の容器本体1の長手方向の一端側へと傾斜させてもよい。この場合には、液体流出部6から流出した消毒剤Dがこの分離部2の傾斜に沿って材料収容部7へと流出するため、消毒剤Dをより容易に綿棒Sの綿球Cに含浸できるので、使い勝手を向上できる。
【0123】
さらに、上記第1の実施の形態ないし第9の実施の形態において、材料収容部7の外側の外周部1aを剥離可能なフラップ部などとし、綿棒Sを材料収容部7から取り出しやすくしてもよい。
【0124】
次に、本発明の第10の実施の形態を図19を参照して説明する。
【0125】
この図19に示す実施の形態は、図1に示す実施の形態と基本的に同様の構成を有しているが、材料収容部7の長手方向における液体収容部3と反対側の一端の側縁の容器本体1の外周部1aには、鋭角状、すなわち平面視略V字状の切込部16が形成されている。この切込部16により、材料収容部7は破断可能となり、この材料収容部7から綿棒Sを取り出し可能となる。
【0126】
そして、液体収容部3を押圧して連通部11を剥離させると、消毒剤Dがこの連通部11を介して液体流出部6に流出した後、液体移動部12を介して材料収容部7へと流出して綿棒Sの綿球Cに含浸される。
【0127】
この後、容器本体1における切込部16の上側と下側とを把持し、この容器本体1における上側を下側に対してこの容器本体1の幅方向に撓ませると、この切込部16から容器本体1の材料収容部7が破断し、綿棒Sがこの材料収容部7から取り出し可能となる。
【0128】
さらに、この材料収容部7から綿棒Sを取り出して使用する。
【0129】
上述したように、上記第10の実施の形態によれば、容器本体1を分離部2にて液体収容部3および固体部4に分離し、この固体部4を仕切部5にて液体流出部6および材料収容部7に分離し、分離部2に剥離容易な連通部11を形成し、仕切部5に液体移動部12を形成するなど図1に示す実施の形態と同様の構成を有することにより、図1に示す実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0130】
また、材料収容部7に切込部16を形成したことにより、この切込部16から材料収容部7を破断させて綿棒Sを容易に取り出すことができるため、消毒剤Dを含浸させた後の綿棒Sを容易に取り出しでき、使い勝手を向上できる。
【0131】
なお、上記第10の実施の形態において、図20に示すように、材料収容部7の幅方向全域にわたって、材料収容部7を破断可能にする、たとえばミシン目などの切取部17を形成してもよい。この場合にも、材料収容部7に切込部16を形成した場合と同様の作用効果を奏することができる。
【0132】
また、上記各実施の形態において、容器本体1は、たとえばポリエチレンなどのフィルム1枚を幅方向の中心線に沿って折り畳み、両側縁を合わせて袋状に形成してもよい。この場合には、熱溶着などにて溶着する容器本体1の外周部1aを減らすことができるため、製造性をより向上できる。
【0133】
【発明の効果】
請求項1記載の衛生材料容器によれば、容器本体を、一端縁側に位置し消毒剤を収容する液体収容部、および他端縁側に位置する固体部に分離部を介してそれぞれ分離し、この分離部に液体収容部および固体部を消毒剤が通過可能に連通させるように剥離容易な連通部を設け、固体部をこの固体部の側縁側に位置し消毒剤が連通部を介して移動可能な液体流出部、およびこの固体部の他側縁側に位置し衛生材料を収容する材料収容部に仕切部を介してそれぞれ分離し、この仕切部に材料収容部および液体流出部を連通させる液体移動部を設ける。この結果、使用する際に液体収容部を押圧することで消毒剤をこの液体収容部から連通部を介して一旦液体流出部に流出させた後、液体移動部を介して材料収容部へと流出させて衛生材料に含浸させることが可能となるため、消毒剤の量の調整が必要ないとともに、使用する直前に衛生材料の必要な部分にのみ消毒剤を含浸させることができるので、消毒剤の消毒効果の低下を抑制できるとともに使い勝手を向上できる。
【0134】
請求項2記載の衛生材料容器によれば、仕切部を容器本体の側縁に略沿って形成し、この仕切部の一端側を分離部と接合するとともに、液体移動部を仕切部における分離部と接合された端縁側と反対側の端縁側に設けることにより、衛生材料の必要な部分をこの液体移動部近傍へと移動させて消毒剤をこの衛生材料の必要な部分にのみ含浸させることが可能になるため、使い勝手をより向上できる。
【0135】
請求項3記載の衛生材料容器によれば、仕切部を容器本体の側縁に略沿って形成し、この仕切部の一端縁側を容器本体における液体収容部と反対側の端縁と接合するとともに、液体移動部を仕切部における他端縁部と分離部との間に設けることにより、衛生材料の必要な部分をこの液体移動部近傍へと移動させて消毒剤をこの衛生材料の必要な部分にのみ含浸させることが可能になるため、使い勝手をより向上できる。
【0136】
請求項4記載の衛生材料容器によれば、固体部の液体流出部側の側縁と仕切部との間に、液体流出部を容器本体の端縁方向に分離する区画部を設けることにより、液体流出部に流出した消毒剤がこの区画部にて液体移動部を介して材料収容部へと円滑に流出するため、衛生材料に消毒剤を容易に含浸させることが可能となるため、使い勝手をより向上できる。
【0137】
また、区画部により液体流出部が狭くなるため、この液体流出部に流出した消毒剤のこの液体流出部への残留が抑制されるので、消毒剤をより効率よく使用できる。
【0138】
請求項5記載の衛生材料容器によれば、連通部を、液体流出部から液体収容部へと拡開して形成することにより、液体収容部から液体流出部へと流出した消毒剤が、連通部を介してこの液体流出部から液体収容部へと戻ることを抑制できるため、消毒剤を効率よくかつ確実に使用できる。
【0139】
請求項6記載の衛生材料容器によれば、固体部に、この固体部内をガス滅菌可能にする空隙部を設けることにより、衛生材料、あるいは消毒剤を容器本体内に収容した後にこの空隙部を介して固体部内をガス滅菌できるため、製造性をより向上できる。
【0140】
請求項7記載の衛生材料容器によれば、液体注入口を液体収容部に設けることにより、予め衛生材料のみを容器本体に収容した後にこの液体注入口から消毒剤を注入できるため、製造性をより向上できる。
【0141】
請求項8記載の衛生材料容器によれば、固体部を、複数の仕切部を介して液体流出部および複数の材料収容部に分離し、各材料収容部に衛生材料を収容するとともに各仕切部にそれぞれ液体移動部を設けることにより、複数の衛生材料がそれぞれ互いに接触しないように収容され、液体収容部に収容された消毒剤を、液体移動部を介して各材料収容部に移動させることが可能となる。この結果、複数の衛生材料に効率よく一度に消毒剤を含浸させることが可能となり、作業性をより向上できる。
【0142】
請求項9記載の衛生材料容器によれば、分離部は、この分離部における液体流出部側がこの分離部における材料収容部側よりも容器本体の端縁方向の中心側に位置したことにより、液体収容部の液体流出部側がこの液体収容部の材料収容部側よりも容器本体の端縁方向に突出するため、液体収容部をたとえば押圧すると、内圧が連通部に集中しやすくなりこの連通部を容易に剥離できるので、使い勝手をより向上できる。
【0143】
請求項10記載の衛生材料容器によれば、固体部に材料収容部を破断可能にする切込部を設けることにより、この切込部から材料収容部を破断して衛生材料をより容易に取り出しできる。
【0144】
請求項11記載の衛生材料容器によれば、固体部に材料収容部を破断可能にする切取部を設けることにより、この切取部から材料収容部を破断して衛生材料をより容易に取り出しできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衛生材料容器の第1の実施の形態を示す正面図である。
【図2】同上衛生材料容器の他の例を示す正面図である。
【図3】同上衛生材料容器のさらに他の例を示す正面図である。
【図4】同上衛生材料容器のさらに他の例を示す正面図である。
【図5】本発明の衛生材料容器の第2の実施の形態を示す正面図である。
【図6】本発明の衛生材料容器の第3の実施の形態を示す正面図である。
【図7】本発明の衛生材料容器の第4の実施の形態を示す正面図である。
【図8】同上衛生材料容器の他の例を示す正面図である。
【図9】本発明の衛生材料容器の第5の実施の形態の一部を示す正面図である。
【図10】本発明の衛生材料容器の第6の実施の形態を示す正面図である。
【図11】同上衛生材料容器の他の例を示す正面図である。
【図12】同上衛生材料容器のさらに他の例を示す正面図である。
【図13】本発明の衛生材料容器の第7の実施の形態を示す正面図である。
【図14】同上衛生材料容器の他の例を示す正面図である。
【図15】本発明の衛生材料容器の第8の実施の形態を示す正面図である。
【図16】本発明の衛生材料容器の第9の実施の形態を示す正面図である。
【図17】同上衛生材料容器の他の例を示す正面図である。
【図18】同上衛生材料容器のさらに他の例を示す正面図である。
【図19】本発明の衛生材料容器の第10の実施の形態を示す正面図である。
【図20】同上衛生材料容器の他の例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 容器本体
2 分離部
3 液体収容部
4 固体部
5 仕切部
6 液体流出部
7 材料収容部
11 連通部
12 液体移動部
13 区画部としてのシール部
14 空隙部
15 液体注入口
16 切込部
17 切取部
D 消毒剤
S 衛生材料としての綿棒

Claims (11)

  1. 少なくとも一対の側縁と一対の端縁を有し衛生材料および消毒剤を収容する容器本体を具備した衛生材料容器であって、
    前記容器本体は、一端縁側に位置し前記消毒剤を収容する液体収容部、および他端縁側に位置する固体部に分離部を介してそれぞれ分離され、
    前記分離部は、前記液体収容部および前記固体部を前記消毒剤が通過可能に連通させるように剥離容易な連通部を備え、
    前記固体部は、この固体部の一側縁側に位置し前記消毒剤が前記連通部を介して移動可能な液体流出部、および前記固体部の他側縁側に位置し前記衛生材料を収容する材料収容部に仕切部を介してそれぞれ分離され、
    前記仕切部は、前記材料収容部および前記液体流出部を前記消毒剤が通過可能に連通させた液体移動部を備えた
    ことを特徴とした衛生材料容器。
  2. 仕切部は、容器本体の側縁に略沿って形成されこの仕切部の一端縁側が分離部と接合され、
    液体移動部は、前記仕切部における前記分離部と接合された端縁側と反対側の端縁側に設けられた
    ことを特徴とした請求項1記載の衛生材料容器。
  3. 仕切部は、容器本体の側縁に略沿って形成されこの仕切部の一端縁側が前記容器本体における液体収容部と反対側の端縁と接合され、
    液体移動部は、前記仕切部の他端縁部と分離部との間に設けられた
    ことを特徴とした請求項1記載の衛生材料容器。
  4. 固体部は、この固体部における液体流出部側の側縁と仕切部との間に設けられ前記液体流出部を容器本体の端縁方向に分離する区画部を備えた
    ことを特徴とした請求項3記載の衛生材料容器。
  5. 連通部は、液体流出部から液体収容部へと拡開して形成された
    ことを特徴とした請求項1ないし4いずれか一記載の衛生材料容器。
  6. 固体部は、この固体部内をガス滅菌可能にする空隙部を備えた
    ことを特徴とした請求項1ないし5いずれか一記載の衛生材料容器。
  7. 液体収容部は、容器本体の外部からこの液体収容部内へと消毒剤が注入される液体注入口を備えた
    ことを特徴とした請求項1ないし6いずれか一記載の衛生材料容器。
  8. 固体部は、複数の仕切部を介して液体流出部および複数の材料収容部に分離され、
    衛生材料は、これら複数の材料収容部にそれぞれ収容され、
    液体移動部は、前記各仕切部にそれぞれ設けられた
    ことを特徴とした請求項1ないし7いずれか一記載の衛生材料容器。
  9. 分離部は、この分離部における液体流出部側がこの分離部における材料収容部側よりも容器本体の端縁方向の中心側に位置した
    ことを特徴とした請求項1ないし8いずれか一記載の衛生材料容器。
  10. 固体部は、材料収容部を破断可能にする切込部を備えた
    ことを特徴とした請求項1ないし9いずれか一記載の衛生材料容器。
  11. 固体部は、材料収容部を破断可能にする切取部を備えた
    ことを特徴とした請求項1ないし9いずれか一記載の衛生材料容器。
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