JP2003054574A - 包装袋 - Google Patents

包装袋

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JP2003054574A
JP2003054574A JP2001245704A JP2001245704A JP2003054574A JP 2003054574 A JP2003054574 A JP 2003054574A JP 2001245704 A JP2001245704 A JP 2001245704A JP 2001245704 A JP2001245704 A JP 2001245704A JP 2003054574 A JP2003054574 A JP 2003054574A
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disinfectant solution
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Koichi Miura
康一 三浦
Toyoaki Suzuki
豊明 鈴木
Satoru Hasegawa
哲 長谷川
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Fujimori Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自立性を有し、使用直前まで分離した状態を保
持でき、容易且つ衛生的に分離状態を解除できる容器を
提供することである。さらには、高度な無菌状態を保持
したまま、使用直前まで分離した状態を保ち使用時に分
離状態を解除させることができる容器を提供すること。 【解決手段】 スタンディングパウチ型包装袋であっ
て、該包装袋の内部を剥離可能な熱融着部によって区分
したことを特徴とする包装袋である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部を剥離可能な
熱融着部によって区分した包装袋に関し、より詳しく
は、スタンディングパウチ型包装袋に関し、特に消毒液
と衛生材料とを使用時まで無菌状態で分離して収納でき
るスタンディングパウチ型包装袋に関する。
【0002】
【従来技術】例えば、病院内で医師や看護婦が患者へ行
う消毒行為に当たっては、綿球やガーゼ等の衛生材料と
消毒液とが別個に収納されており、綿球、綿棒やガーゼ
等の衛生材料が入った袋を開封して、万能壷などの容器
にあけ、そこに消毒液を加えて使用していた。しかし、
万能壷は使用毎に洗浄するといった操作の手間が煩雑で
ある等の問題が有った。この点を改良する方法として、
容器に綿球を入れ、内部を滅菌しておき、使用時は、綿
球を取り出して万能壷に入れるのではなく、綿球が入っ
た容器のまま万能壷に挿入し、その容器を万能壷の内容
器として使用し、この万能壷の内容器に消毒液を注ぎ、
消毒液を綿球に付着させる方法がある。そして、万能壷
の内容器内の綿球が無くなると、或いは、保管期間が経
過すると、使い古した消毒液が付着した内容器を万能壷
より抜き出し、廃棄する。(特開2001−31144
号公報参照) この方法によれば、万能壷の洗浄滅菌する手間が省ける
が、依然として、消毒液を注ぐ作業が必要であり、この
作業は清浄な状態で行う必要があることから煩わしいも
のであった。さらに、この時に綿球は、一定時間、空気
に触れることから空気中の雑菌が付着する懼れもあっ
た。ところで、従来から、毛髪改質剤の粉体とその液
体、二液型接着剤などの用途に手を汚すことなく混合す
ることができる包装袋として、一方の収納部に圧力を加
えると区分け融着部が剥離して袋内で混合を行うことが
できる袋が二液混合袋として知られている。例えば、特
開平9−103465号公報には、混合するための袋と
して、1つの大袋に複数の小袋を配し、各小袋にガーゼ
と消毒液とを分離して収納し、使用時に指圧して境を剥
離してガーゼに消毒液を含浸するような袋が提案されて
いる。しかし、これらの袋は混合することのみを目的と
しており、自立性については考慮されていなかった。当
該公報に記載されている袋も平袋であり、自立機能が付
与されていないため、含浸した後、万能壷のような容器
として使用することはできなかった。一方、予めエタノ
ールやイソプロパノール(IPA)などの消毒液に浸さ
れた衛生材料を各種包装容器に充填したものも市販され
ている。ところが、衛生材料の中には、手術時の患部の
消毒に使用する衛生材料などは微生物等による患者の二
次感染の問題が懸念されるため、高度な無菌状態が必要
とされる場合もある。しかし、消毒液そのものはある程
度の殺菌効果があるため消毒液が含浸された衛生材料を
積極的に滅菌することの必要性が充分には認識されてお
らず、あるいは、消毒液が含浸された衛生材料を熱やγ
線等で滅菌する事により、消毒液が分解や変性を起こ
し、殺菌力が低下したり、衛生材料や包装材料の劣化が
起こるものもあり、予め滅菌された消毒液含有衛生材料
は市販されていなかった。従って、高度な無菌状態を消
毒液含有衛生材料に求められる場合、可能な限り衛生的
な環境下で、細心の注意を払いながら、従来の万能壷等
の容器に衛生材料を入れ消毒液で浸す以外には方法がな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決することを目的とするものであり、万能壷のように
自立性を有し、洗浄や滅菌などの操作が不要で、しか
も、例えば衛生材料と消毒液などを使用直前まで分離し
た状態を保ち、且つ、使用時に滅菌状態を保った状態で
衛生材料に消毒液を含浸させることができる容器につい
て種々検討した結果、本発明を完成したものである。す
なわち、本発明の目的は、自立性を有し、使用直前まで
分離した状態を保持でき、容易且つ衛生的に分離状態を
解除できる容器を提供することである。さらには、高度
な無菌状態を保持したまま、使用直前まで分離した状態
を保ち使用時に無菌的に分離状態を解除させることがで
きる容器を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意検討を行
った結果、中間に弱シール部を設けた、従来から、袋内
で二液を混合するための包装袋として知られる二液混合
袋に万能壷のような自立性を付与することで上記の課題
を解決しうるとの知見を得、本発明を為したものであ
る。つまり、本発明の要旨は、スタンディングパウチ型
包装袋であって、該包装袋の内部を剥離可能な熱融着部
によって区分したことを特徴とする包装袋である。そし
て、剥離可能な熱融着部によって2室に区分し、一方に
消毒液を、他方に衛生材料を収納したものは衛生材料用
包装袋として好ましく、また、包装袋の収納物のそれぞ
れが無菌状態にあることが好ましい。即ち、本発明の包
装袋は、スタンディングパウチ型の二液混合袋を採用し
たので、複数の内容品を分離して収納したときに、たと
え、自立性が損なわれることがあったとしても、分離状
態を解除することによって、スタンディングパウチとし
ての機能が復活し、自立性が有効に発現されるものであ
る。そして、使用時に上部開封口を開ければそのまま容
器として使用することができ、他の容器に移し替える必
要がない。そして、包装袋内部は剥離可能な熱融着部に
よって小室に区分されているので、例えば、消毒液と衛
生材料とは別個に収納しておくことができ、使用時に外
部より圧力を加えることによって容易に連通させること
ができる。さらに、本発明においては、包装袋に収納さ
れた収納物のそれぞれを滅菌状態にしておくことによっ
て、滅菌状態を保つことができ、使用時、衛生材料に消
毒液を無菌的に含浸させることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明について詳細にのべる。本
発明にかかる包装袋を構成するフィルムは少なくとも最
内層が熱融着性を有するものであって、収納する消毒液
や滅菌処理に適性を有するものであれば何れでも良く、
具体的にはポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレ
フィン系樹脂の単層フィルム或いはこれらのフィルムに
延伸または未延伸のポリエステルフィルム、ポリアミド
フィルム、ポリエチレンなどのポリオレフィンフィル
ム、さらには、アルミなどの金属箔や蒸着層、シリカや
アルミナなどの金属酸化物蒸着層、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体層や塩化ビニリデン樹脂層などのガス
バリア層等を適宜積層した積層フィルムが挙げられる。
好ましい積層フィルムを二、三例示すると、ナイロン/
ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル/ナイロン/エチレ
ンービニルアルコール共重合体などを挙げることができ
る。本発明の包装袋はこれらのフィルムを用いて、表裏
フィルムと底部に挿入した底面フィルムの周縁を熱融着
してスタンディングパウチとするものである。表裏のフ
ィルムと底面フィルムとは異なっていても良いし、同一
であっても良い。同一の場合は、一枚のフィルムを切り
離すことなくW字に折り込むことで表裏フィルムと底面
フィルムとすることができる。製袋に際しては、ノッ
チ、レーザー光線やダイカットで形成したミシン目やハ
ーフカット等の開封補助線などの易開封手段、さらに
は、凸条の線状部材と凹状の線状部材とからなるポリチ
ャックなどの再封手段を設けることが好ましい。
【0006】そして、内部を区分する熱融着部のシール
強度は剥離可能であれば制限されるものではないが、内
容品が収納されて指や掌で押圧したときに剥離する程度
の強度が好ましく、0.5〜15N/15mm程度であ
ることがより好ましい。そのような弱シールの形成方法
は、周縁の熱融着部と区分する熱融着部のシール温度や
圧力、シール時間などのシール条件を変えて区分する熱
融着部が弱シールとなるよう調整する方法、部分的にシ
ール幅を狭くするなどシール形状を調整する方法、フィ
ルムの最内層樹脂にシール特性の異なる樹脂を混合した
ものを用い、シール温度などの条件を変えることで区分
する熱融着部が弱シールとなるようにする方法、イージ
ーピールテープを介してシールする方法等を挙げること
ができる。これらの方法の内、イージーピールテープを
使用する方法が、シール強度の安定に優れ好ましく、具
体的には、包装袋を構成するフィルムの最内層樹脂とシ
ール特性の異なる樹脂とを混合した樹脂やシール特性の
異なる樹脂からなる単層のイージーピールテープ、それ
らのテープにさらにフィルムの最内層樹脂を積層した複
層のイージーピールテープなどを挙げることができる。
これらのテープの内、複層のイージーピールテープは、
包装袋のフィルムの最内層とテープの一面が強くシール
され、他面が弱シールとなるので、剥離したときに内容
品に混入することがないのでより好ましい。そして、包
装袋を強く押すことによって弱シール部は剥離し、区分
されたそれぞれの包装袋内に、例えば、衛生材料と消毒
液が収納されている場合には袋を開封することなく、そ
れぞれを連通させて含浸することができる。ここで、区
分されたそれぞれの包装袋に収納された収納物が無菌状
態にあると、それぞれの連通は無菌環境下で行われ、包
装袋を開口するまで無菌状態が維持される。区分された
包装袋内の収納物を無菌状態とするには、収納物が収容
された状態で外部からの加熱や紫外線、γ線や電子線等
のエネルギー線を照射するなどの方法、予め包装袋のフ
ィルムに孔やスリットを設け、気体は通すが細菌は通さ
ないフィルターを熱融着し、EOG(エチレンオキサイ
ドガス)や蒸気、プラズマなどで滅菌する方法、内容品
を熱い状態で充填するホットパックや無菌環境下で無菌
充填を行う方法等を挙げることができる。
【0007】本発明の包装袋に衛生材料及び消毒液を無
菌状態で収納する場合、ポピドンヨード液などの消毒液
は、滅菌操作により分解や変質の懼れがあることから、
無菌充填することが好ましく、衛生材料は、そのような
懼れはないのでEOG滅菌やオートクレーブ、レトルト
などの加熱殺菌等の手段で予め無菌化されたものを無菌
環境下で無菌充填するか、または充填後に加熱殺菌ある
いはγ線や電子線等のエネルギー線を照射して無菌化す
る事が好ましい。特に、予め、衛生材料を充填し、弱シ
ールを施した後、γ線等のエネルギー線を照射して無菌
化する事により、消毒液を無菌充填する場合、消毒液を
収納する区分内も滅菌されるので、包装袋の事前滅菌を
兼用することができより好ましい。本発明の包装袋に収
納される衛生材料及び消毒液については特に限定はな
く、衛生材料としては綿球、脱脂綿、ガーゼ、綿棒等で
あり、また、消毒液としてはエタノール、イソプロパノ
ール(IPA)、グルコン酸クロルヘキシジン、ヨード
を含有する消毒液、例えば、ヨウ素をポリビニルピロリ
ドン、ポリビニルアルコールまたは界面活性剤などのキ
ャリヤーと複合体を形成させて水溶液としたヨードホー
ル、或いはポリビニルピロリドンとヨウ素の複合体であ
るポピドンヨード等を挙げることができるが、本発明の
包装袋に収納するものとして、特に好ましいのはポピド
ンヨードであり、これに安定剤として塩化ナトリウム、
ヨウ化なりウム、プロピレングリコール等を添加しても
良い。なお、ポピドンヨードなどのヨウ素溶液は合成樹
脂の種類によっては吸着したり、透過したりすることが
ある。ヨウ素溶液濃度が高いものは多少、吸着したり、
透過しても問題にならない場合もあるが、低濃度のもの
は多少のヨウ素量の変動で濃度が大きく変化し、問題と
なることがある。従って、ヨウ素溶液を収納する包装袋
のフィルムとしては、ポリエチレンなどのポリオレフィ
ン樹脂単体フィルムは好ましくなく、ナイロン樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、環状ポリ
オレフィンコポリマー、フッ素樹脂、エチレン−ビニル
アルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン樹脂、などの
樹脂層を積層することが好ましい。
【0008】
【実施例】実施例1 次に図面をもって本発明の実施態様の一例をより詳細に
説明する。図1は、本発明にかかるスタンディングパウ
チ型包装袋の平面図、図2は下部に綿球を、上部に消毒
液を充填した場合の側面図である。図1において、包装
袋を構成する表裏フィルム(胴部フィルムとも言う)
は、15μmの二軸延伸ナイロンフィルムに60μmの
直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルムをド
ライラミネートした積層フィルムである。その表フィル
ム1の包装袋の縦方向中央に相当する位置に、LLDP
Eとポリプロピレンとの混合物からなる単層のイージー
ピールテープ3を熱融着した。さらに、表フィルム1の
上部に相当する位置にポリチャックの雄型を、裏フィル
ム1’の上部に相当する位置にポリチャックの雌型を熱
融着しポリチャック10を製袋時に形成できるようにし
た。そして、表フィルム1と裏フィルム1’のLLDP
E面同士を対向させ、その底部に山形に折り畳んだ同材
質の底面フィルム2を挿入し、上部を残してその周縁を
熱溶着して、上部が開口した、図1に示すスタンディン
グパウチ型包装袋を形成した。この包装袋の下部に綿球
8を充填し、イージーピールテープ3を外から圧着しシ
ールすることで剥離可能な熱融着部によって密封すると
ともに、上下に包装袋を区分した。この状態の包装袋を
多数集合密封包装して、γ線で滅菌することにより、綿
球を滅菌するとともに、上下に分かれた上部の区分内を
滅菌した。上部の区分内には消毒液9として無菌状態に
保持されたポピドンヨード液を、無菌充填装置を用いて
無菌的に充填密封した。充填後の包装袋の側面図を図2
に示す。この包装袋は上部の消毒液9の重さで自立性は
不充分であった。この包装袋を横に寝かせ、消毒液充填
部5の腹を掌等で押すと、弱シール部が剥離し、綿球を
消毒液に浸すことができた。この状態では包装袋内は無
菌状態が維持されており、袋を立てて開封部7に設けた
ノッチからミシン目に沿って開封すると、包装袋は通常
の自立袋と同様に自立性が復活し、万能壷に移し替える
ことなく、そのまま使用する事ができた。さらに、使用
途中であっても、ポリチャック10を閉じることで消毒
液を含浸させた衛生材料を一時保管することができた。 実施例2 実施例1のイージーピールテープに代えて、共押出成型
により製膜した実施例1のLLDPE層と実施例1のイ
ージーピールテープ層との2層からなるイージーピール
テープを用いて、上部が開口した図1に示す包装袋を得
た。この包装袋をγ線で滅菌し、実施例1の綿球に代え
て、EOGにより滅菌した綿棒を用い、無菌充填装置を
用いて綿棒を無菌的に充填したこと以外は実施例1と同
様にして、図2に示す包装袋を得た。この包装袋は実施
例1と同様の機能を有するものであった。 実施例3 実施例1のイージーピールテープに代えて、アイオノマ
ー樹脂よりなる単層のイージーピールテープを用いて、
上部が開口した図1に示す包装袋を得た。実施例1のポ
ピドンヨード液に代えて、70%エタノール液を用いた
こと以外は実施例1と同様にして、図2に示す包装袋を
得た。この包装袋は実施例1と同様の機能を有するもの
であった。
【0009】以上、本発明について、いくつかの実施例
に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定され
ることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変
更が可能である。例えば、衛生材料と消毒液の収納位置
を逆にしても良いし、包装袋を区分するに際しては、3
室以上に区分しても良く、水平方向のみならず、垂直方
向に区分することもできる。また、易開封機能を向上ま
たは付与するために一軸延伸フィルムを用いた包装袋と
しても良い。そして、包装袋の開口部をサイドシール部
に設け横から充填するようにしても良い。さらには、本
発明は固体と液体を接触させることのみならず、通常の
二液混合用の包装袋として使用することもできる。
【0010】
【発明の効果】以上述べたように、本発明にかかる包装
袋は、スタンディングパウチ形の包装袋であるので、弱
シール部を剥離すると自立性が発現し、使用時に上部開
封口を開ければそのまま容器として使用することができ
る。つまり他の容器に移し替える必要がない。そして、
仕切部を剥離可能な熱融着部で区分してあるので、弱シ
ール部をはがして開放すると、それぞれの小室に区分し
て収納されている内容物を混合して一体とすることがで
きる。例えば各小室に区分されて衛生材料と消毒液とが
収納されている場合、弱シール部をはがして開放する
と、無菌状態の儘で衛生材料に消毒液を含浸することが
できるので無菌性の確保が容易となる。従って、予め消
毒液をガーゼや綿球等の衛生材料に含浸されたタイプで
は無菌化操作が困難であり、また、消毒液の効果保持の
ため使用直前に浸すことが好ましい場合、本発明に係る
包装袋を使用することによって、これらの問題を解決す
ることができる。そして、開封部をカット後は他の容器
に移し替えることなく内容物を消毒材料として使用する
ことができるので、病院内で医師や看護婦が患者へ行う
消毒行為が簡便な操作によって、且つ、作業時間が短縮
して容易に行うことができ、医師や看護婦の手間を減ら
すことができる。また、消毒に使用する材料は、開封ま
で滅菌状態にあるので安全衛生の確保ができる。更に、
開封し本発明に係る包装袋は、使い捨て容器の役割を果
たすので、従来のような万能壷の洗浄といった操作がな
くなり、本発明の奏する効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタンディングパウチ形状の2室に分かれた消
毒用衛生材料の包装袋
【図2】図1の包装袋の下部部分に綿球を、上部部分に
消毒液を充填した場合の側面図
【符号の説明】
1 胴部フィルム 2 底面フィルム 3 イージーピールテープ 4 衛生材料充填室 5 消毒液充填部 6 弱シール部 7 開封部(ミシン目) 8 綿球 9 消毒液 10 ポリチャック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 哲 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目4番16号 藤森工業株式会社内 Fターム(参考) 3E064 AB23 BA17 BA26 BA30 BA36 BA38 BA54 BB03 BC08 BC09 BC18 EA30 FA01 FA04 HN06 HN12 HP01 HP02 HT07 3E067 AA03 AA11 AB83 AC06 BA12A CA24 EA06 EA11 EE40 GA30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタンディングパウチ型包装袋であっ
    て、該包装袋の内部を剥離可能な熱融着部によって区分
    したことを特徴とする包装袋。
  2. 【請求項2】 剥離可能な熱融着部によって2室に区分
    し、一方に消毒液を、他方に衛生材料を収納したことを
    特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 【請求項3】 前記包装袋に収納された収納物のそれぞ
    れが無菌状態にあることを特徴とする請求項1または2
    に記載の包装袋。
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