JP2003229221A - Icソケット用の端子集合体とicソケットケースへの端子の組み付け方法 - Google Patents

Icソケット用の端子集合体とicソケットケースへの端子の組み付け方法

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JP2003229221A
JP2003229221A JP2002028659A JP2002028659A JP2003229221A JP 2003229221 A JP2003229221 A JP 2003229221A JP 2002028659 A JP2002028659 A JP 2002028659A JP 2002028659 A JP2002028659 A JP 2002028659A JP 2003229221 A JP2003229221 A JP 2003229221A
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terminals
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Shinobu Takeuchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ICソケットの端子を金属板から切り取る際に
無駄を少なくし、端子を迅速にICソケットのケースに
組み付けることができる端子集合体及び端子の組み付け
方法を提供する。 【解決手段】端子集合体1は、ICソケット3の内部ケ
ース5に組み付けられる端子8をキャリア9によって幅
方向に連結して構成する。端子8は貫通孔10の軸方向
に延設される胴部と、その胴部の上端縁から前方に曲折
されCPUのピンと接触する接触部と、胴部の下端縁か
ら前方に曲折され半田を装着する半田装着部が設けられ
ている。このような構成では、胴部と接触部と半田装着
部とが平面の状態でそれぞれ軸方向に連続する。このた
め、キャリア9により連結されている状態で、各端子8
同士の間隔を貫通孔10同士の間隔と同一とすることが
できる。貫通孔10に端子8を装着するときは、キャリ
ア9を把持して所定の1列の貫通孔10に一度に端子8
を挿入することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、CPU等のIC
(集積回路)を回路基板に着脱自在に接続するICソケ
ット用の端子集合体及びICソケットのケースへの端子
の組み付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CPU等のICを回路基板に着脱自在に
接続するICソケットとしては、従来より、図6aに示
すようないわゆるZIFソケット31が知られている。
このようなソケット31は、回路基板32に固定される
内部ケース33と、この内部ケース33に摺動自在に装
着されている外部ケース34と、外部ケース34を摺動
させるクランクレバー35とを備えている。また、内部
ケース33及び外部ケース34には、CPU36のピン
が挿入される貫通孔37が設けられており、内部ケース
33の貫通孔37内には、CPU36のピン36aと回
路基板32に設けられている電気回路とを接続するため
の端子38が内設されている。
【0003】このような従来のソケット31に用いられ
ている端子38は、図6bに示すように、貫通孔37の
軸方向に延設されている胴部39と、この胴部39の上
方の側縁から前方に折り曲げられCPU36のピン36
aと接触する接触部40と、胴部39の下端縁から前方
に折り曲げられ半田が取り付けられる半田装着部41と
を備えている。
【0004】また、端子38は図示しないプレス金型に
より金属板を打ち抜いて切断することにより形成されて
おり、端子38が金属板から打ち抜かれたた際には、図
6cに示すように幅方向に整列し、その軸方向の一端部
が連結部により連結された状態となっている。ここで、
接触部40は、胴部39の側縁から前方に折り曲げて形
成するものであるため、金属板から打ち抜かれた状態で
は接触部40が幅方向に広がることになる。
【0005】一方、近年においては、CPU36のピン
36a同士の間隔(ピッチ)及びこのピン36aが挿入
される内部ケース33の貫通孔37の間隔が非常に狭く
なっている。このため、端子38を金属板から打ち抜く
際に貫通孔37の間隔と同一の間隔とすると接触部40
の長さを確保することができなかった。そこで、従来は
端子38同士の間隔を貫通孔37の2倍の間隔にして金
属板から打ち抜いていた。そして、このように形成した
端子38を2回に分けて1列の貫通孔37に装着するこ
とが行われていた。ところが、これでは金属板から端子
38を打ち抜く際に材料取りに無駄な部分が多くなると
共に、端子38を内部ケース33に組み付ける作業に時
間がかかり、生産効率が悪くなるという不都合があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ICソケッ
ト用の端子集合体とICソケットケースへの端子の組み
付け方法の改良を目的とする。さらに詳しくは、前記不
都合を解消するために、ICソケットの端子を金属板か
ら切断する際に無駄となる部分を少なくすると共に、端
子を迅速にICソケットの内部ケースに組み付けること
ができる端子集合体及び端子の組み付け方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のICソケット用の端子集合体は、一方に向
けて突設される複数のピンを備えたICを電気回路が設
けられた回路基板に着脱自在に装着するICソケットに
用いられ、ICソケットを構成する絶縁性のケースに設
けられた貫通孔に組み付けられる端子の集合体であっ
て、前記端子は金属板により形成され、前記貫通孔の軸
方向に延設される胴部と、前記胴部の上端縁から前記貫
通孔の幅方向に向けて曲折され前記ICが前記ICソケ
ットに装着された際に前記ピンを挟んで接触する一対の
接触部と、前記胴部の下方に設けられ前記電気回路と接
続するための半田が装着される半田装着部とを備え、前
記各端子の間隔が前記各貫通孔の間隔と同一の間隔で並
設されると共に前記接触部の先端縁又は前記半田装着部
の先端縁が前記連結部により連結されていることを特徴
とする。
【0008】本発明のICソケット用の端子集合体は、
前記端子の接触部が前記胴部の上端縁から前記ケースの
貫通孔の幅方向に延設されるものである。従って、前記
端子が金属板から切断された際の平面の状態では、前記
接触部は前記胴部の軸方向に延設されたものとなる。こ
のように、本発明のICソケット用の端子集合体は、従
来の端子のように平面の状態で接触部が胴部の幅方向に
延設されるものではないため、各端子同士の間隔を従来
より狭めることができる。従って、金属板から前記端子
を切断する際に前記ケースの各貫通孔の間隔と同一の間
隔で切断することができるため、各貫通孔に隙間を開け
ずに各端子を組み付けることができる。
【0009】さらに、前記端子の数を所定の列における
貫通孔の数と同一とすることにより、所定の列の貫通孔
に一度に前記端子を組み付けることができる。このた
め、前記端子を前記ケースに組み付ける時間を短縮する
ことができる。
【0010】また、前記端子は、前記胴部に前記接触部
から連続し前記半田装着部に向けて延設される一対の縦
板部を備えていることが好ましい。前記ICが前記IC
ソケットに装着される際、前記接触部は前記ピンを挟ん
で接触するものであるため、前記ピンにより前記接触部
が外側に広げられる。このとき、前記胴部に前記縦板部
が設けられている場合は、前記接触部が外側に広げられ
た際に前記縦板部にねじれが生じる。このため、前記接
触部は、接触部自体のたわみと前記縦板部のねじれによ
って前記ピンに付勢される。これにより、前記ピンと前
記接触部とが確実に接触する。
【0011】次に、本発明のICソケットケースへの端
子の組み付け方法は、一方に向けて突設される複数のピ
ンを備えたICを電気回路が設けられた回路基板に着脱
自在に装着するICソケットにおいて、絶縁性のケース
に設けられた貫通孔に前記ピンと前記電気回路との接続
を行う端子を組み付ける方法であって、以下の特徴を有
する。
【0012】まず、前記端子は、前記貫通孔の軸方向に
延設される胴部と、前記胴部の上端縁から前記貫通孔の
幅方向に向けて曲折され前記ICが前記ICソケットに
装着された際に前記ピンを挟んで接触する一対の接触部
と、前記胴部の下方に設けられ前記電気回路と接続する
ための半田が装着される半田装着部とを備えるものであ
る。
【0013】また、平面状の金属板から前記端子同士の
間隔が前記貫通孔同士の間隔と同一の間隔となり前記接
続部の先端縁又は前記半田装着部の先端縁が連結部によ
り連結されるように前記胴部と前記接続部と前記半田装
着部とを平面状に切断する切断工程と、切断された平面
状の端子に曲げ加工を行い前記接続部と前記半田装着部
とを形成する端子加工工程と、前記連結部により連結さ
れた端子集合体を前記ケースの貫通孔に組み付ける組付
工程と、前記端子集合体から前記連結部を分離する分離
工程とを備えている。
【0014】本発明のICソケットケースへの端子の組
み付け方法によれば、前記切断工程において前記端子同
士の間隔を前記貫通孔同士の間隔と同一の間隔としてい
るため、前記組付工程において前記端子集合体を前記貫
通孔に組み付ける際に、各貫通孔に間隔を開けずに各端
子を組み付けることができる。従って、前記切断工程に
おいて前記端子の数を前記貫通孔の所定の列の数と同数
とすれば、前記組付工程において前記貫通孔の所定の列
に一度に前記端子を組み付けることができる。これによ
り、前記組付工程において前記端子を前記ケースに組み
付ける時間を短縮することができる。
【0015】また、本発明のICソケットケースへの端
子の組付方法においては、前記切断工程後、前記組付工
程に先立ち、前記接触部の前記ピンと接触する面を平滑
にする接触面処理工程を備えることが好ましい。前記接
触部は前記胴部の上端縁から前記貫通孔の幅方向に延設
されるものであるため、金属板から切断された際の切断
面で前記ICのピンと接触する。この切断面は、例えば
パンチプレス等により打ち抜かれたものである場合、パ
ンチプレスの刃面による剪断面と破断による破断面とが
発生する。前記ICのピンが前記接触部の剪断面や破断
面で接触すると、両者の摩擦抵抗が大きくなったり、前
記ピンの接触面に損傷を生じさせるおそれがある。本発
明の組付方法においては、前記接触面処理工程により前
記接触部のピンとの接触面を平滑にするため、前記端子
と前記ピンとの接触が良好となる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明のICソケット用の
端子集合体及びICソケットケースへの端子の組み付け
方法の実施形態の一例について、図1乃至図5を参照し
て説明する。図1はCPUとICソケットを示す分解斜
視図、図2は内部ケースに端子集合体を装着する状態を
示す説明図、図3a及びbは端子を示す斜視図、図3c
は端子集合体を示す斜視図、図4は端子集合体の製造工
程及び端子集合体を内部ケースに取り付ける工程を示す
説明図、図5a及びbは製造過程における端子集合体を
示す説明図である。
【0017】まず、本実施形態の端子集合体1について
説明する。本実施形態の端子集合体1は、図1に示すよ
うに、ピン2aが下方に突設されているCPU2を着脱
自在に装着するICソケット3に用いられるものであ
る。ICソケット3は、回路基板4にリフロー半田付け
される内部ケース5と、この内部ケース5の上方に組み
付けられクランクレバー6によって前後方向に摺動され
る外部ケース7とを備えている。
【0018】端子集合体1は、図2に示すように内部ケ
ース5に組み付けられるものであり、端子8がキャリア
(連結部)9によって幅方向に連結されている。各端子
8同士の間隔は、内部ケース5の貫通孔10同士の間隔
と同一の間隔に形成されている。
【0019】また、キャリア9に連結されている端子8
の数は内部ケース5に設けられた1列の貫通孔10の数
と同一となっている。本実施形態においては、内部ケー
ス5の前方部分と後方部分にあるように内部ケース5の
左右両端まで連続して貫通孔10が設けられている箇所
用の長尺のもの1aと、内部ケース5の中央部分に設け
られた開口部11の側方に用いられる短尺のもの1bと
がある。
【0020】端子8は、図3a及びbに示すように、後
述する内部ケース5の貫通孔10に装着される胴部12
と、胴部12の上端縁から前方に延設されCPU2のピ
ン2aと接触する接触部13と、胴部12の下端縁から
前方に延設され半田14が装着される半田装着部15と
を備えている。
【0021】胴部12は、その幅が貫通孔10と略同幅
に形成されており、その側縁に設けられた爪部12aに
よって貫通孔10の内壁に固定される。また、胴部12
の上方部分は、接触部13から連続して下方に延設され
る一対の縦板部12bが設けられている。
【0022】接触部13は、胴部12の縦板部12bと
一体となっている一対の棒状部材13aにより構成され
る。この棒状部材13aは、胴部12に近接している部
分の間隔が広くなっており、胴部12から離反している
部分の間隔が狭くなっている。また、この間隔が狭くな
るように傾斜している箇所から間隔が狭くなっている箇
所は、板厚面がCPU2のピン2aと接触する接触面1
3bである(図3a及びbにおけるハッチング部分)。
この接触面13bは、後述するシェービング加工が行わ
れて表面が平滑なものとなっている。
【0023】半田装着部15は、図3aに示すように、
胴部12と一体となっている一対の棒状部材15aによ
り構成される。この半田装着部15は、半田14が装着
されていない状態では図3aに示すように先端部が開口
している。また、半田14が装着された状態では、図3
bに示すように一対の棒状部材15aによって円柱状の
半田14がかしめ止めされる。
【0024】キャリア9は、図3cに示すように、各端
子8の接触部13の前端縁をそれぞれ連結している。こ
のキャリア9と接触部13との境界部分には、キャリア
9が端子8から分離しやすいように幅方向に1本の溝1
6が設けられている(図5a参照)。また、キャリア9
の中央部分には、端子の加工等を行う際にキャリア9と
端子8とを搬送するための円孔17が設けられている。
【0025】内部ケース5は、絶縁性の合成樹脂により
形成されており、図1及び図2に示すように表裏を貫通
する貫通孔10が設けられている。また、外部ケース7
も内部ケース5と同様に絶縁性の合成樹脂により形成さ
れ、表裏を貫通する貫通孔18が設けられている。
【0026】次に、ICソケット3の内部ケース5への
端子の組み付け方法について図4及び図5を参照して説
明する。本実施形態の方法は、平面状の金属板19から
端子集合体1を切断する切断工程と、接触部13がCP
U2のピン2aと接触する部分の表面処理を行う接触面
処理工程と、平面状の端子8に曲げ加工を行う端子加工
工程と、端子8の半田装着部15に半田14を装着する
半田装着工程と、端子集合体1を内部ケース5の貫通孔
10に組み付ける組付工程と、端子集合体1からキャリ
ア9を分離する分離工程とを備えている。
【0027】まず、図4に示すように、切断工程(図4
の領域A)においては、ロール状に巻かれている平面状
の金属板19をパンチプレス20により加工し、平面状
のキャリア9と接触部13と胴部12と半田装着部15
とを形成する。パンチプレス20により打ち抜かれて切
断された平面状の端子集合体1は、図5aに示すよう
に、接触部13と胴部12と半田装着部15とが胴部1
2の軸方向に直線上に配設される。
【0028】このように本実施形態においては、平面の
状態で接触部13が胴部12とが軸方向に連続するもの
であるため、従来のように胴部12の幅方向に接触部を
配置する必要がない。これにより、各端子8同士の間隔
を狭くすることができるため、各端子8同士の間隔を内
部ケース5の貫通孔10同士の間隔と同一にすることが
できる。これにより、各端子8の間隔を従来の1/2に
することができるため、切断工程において切断される端
子8以外の部分を少なくすることができ、材料取りの無
駄を減少させることができる。また、このときキャリア
9と接触部13との境界部分に両者を分離しやすくする
ための溝16の加工を同時に行っている。
【0029】接触面処理工程(図4の領域B)において
は、研磨装置21によって接触部13がピン2aと接触
する接触面13bの表面にシェービング加工を行い、接
触面13bを平滑にする。本実施形態における端子8
は、接触部13において板厚部分が接触面13bとなっ
ている。この板厚部分は金属板19から打ち抜かれた際
の切断面となっており、そのままではパンチプレス20
の刃面による剪断面又は破断面となる。本実施形態にお
いては、接触面13bの表面を切削して平滑にすると共
に接触面13bの角部に面取り加工やR付け加工を行っ
ている。このため、このシェービング加工により接触面
13bとピン2aとの接触が良好となる。
【0030】端子加工工程(図4の領域C)において
は、平面状の端子集合体1をプレス22により折り曲げ
る。これにより、図5bに示すように、側面視において
キャリア9から接触部13が後方に折り曲げられ、接触
部13の後端縁から胴部12が下方に折り曲げられ、胴
部12の下端縁から半田装着部15が前方に折り曲げら
れた状態となる。そして、このように端子8の形状が整
えられた端子集合体1は再度ロール状に巻き取られて、
以下の半田装着工程に送られる。
【0031】半田装着工程(図4の領域D)において
は、ロール状に巻き取られている端子集合体1を引き延
ばし、半田装着装置23により端子8の半田装着部15
に半田14を装着する。半田装着装置23においては、
図示しない糸状の半田を所定の長さに切断し、この切断
された円柱状の半田14を半田装着部15の一対の棒状
部材の間に配設し、その状態で棒状部材15aをかしめ
て半田14を装着する(図3b参照)。
【0032】また、半田装着工程においては、パンチプ
レス24によって半田14の装着と同時に端子集合体1
のキャリア9を長尺1aと短尺1bの2種類の長さに切
り分けている。長尺のもの1aは内部ケース5の開口部
11がない部分用に用いられ、短尺のもの1bは内部ケ
ース5の開口部11の側方に用いられる。
【0033】組付工程(図4の領域E)においては、内
部ケース5の開口部11がない部分には長尺の端子集合
体1aを組み付け、開口部11の側方部分には短尺の端
子集合体1bを組み付ける。本実施形態においては、各
端子8同士の間隔と内部ケース5の貫通孔10同士の間
隔とが同一となり、その数も同一となるように端子8が
キャリア9に連結されているため、所定の1列の貫通孔
10に一度に端子8を組み付けることができる。
【0034】分離工程(図4の領域F)においては、内
部ケース5の貫通孔10に端子8を取り付けた後、キャ
リア9と接触部13との境界に設けられている溝16を
中心としてキャリア9を揺動し、溝16の部分を切断す
ることによってキャリア9を端子8から分離する。
【0035】以上の工程により、ICソケット3の内部
ケース5に端子8を装着する。その後は、従来のICソ
ケットの製造方法と同様に、内部ケース5に外部ケース
7とクランクレバー6とを組み付けることによりICソ
ケット3が組み立てられる。
【0036】このようにして組み立てられたICソケッ
ト3にCPU2を装着すると、まず、CPU2のピン2
aが端子8の接触部13の棒状部材13aにおける互い
の間隔が広い箇所に挿入される。そして、クランクレバ
ー6によって外部ケース7を摺動させると、これに伴っ
てピン2aが棒状部材13aにおける互いの間隔が狭い
箇所に向けて移動され、ピン2aによって棒状部材13
a同士の間隔が広げられる。このとき、接触部13は、
棒状部材13aのたわみと、胴部12の縦板部12bの
ねじれによってピン2aに付勢される。従って、ピン2
aと接触部13とは、棒状部材13aのたわみ力と縦板
部12bのねじれ力とによって安定した接触状態とな
る。
【0037】尚、前記実施形態においては、接触面処理
工程を切断工程後であって端子加工工程前に行っている
が、これに限らず、端子加工工程後に行ってもよい。ま
た、前記実施形態においては、キャリア9と接触部13
とを連結することにより端子集合体1を形成している
が、これに限らず、キャリア9と半田装着部15とを連
結してもよい。
【0038】また、半田装着部15を棒状部材15aに
よって半田14をかしめるものとしているが、これに限
らず、従来の端子38のように半田ボールを用いるもの
であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】CPUとICソケットを示す分解斜視図。
【図2】内部ケースに端子集合体を装着する状態を示す
説明図。
【図3】a及びbは端子を示す斜視図、cは端子集合体
を示す斜視図。
【図4】端子集合体の製造工程及び端子集合体を内部ケ
ースに取り付ける工程を示す説明図。
【図5】a及びbは製造過程における端子集合体を示す
説明図。
【図6】従来のICソケット及び端子を示す説明図。
【符号の説明】 1…端子集合体、2…CPU(IC)、2a…ピン、3
…ICソケット、4…回路基板、5…内部ケース、8…
端子、9…キャリア(連結部)、10…貫通孔、12…
胴部、13…接触部、14…半田、15…半田装着部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方に向けて突設される複数のピンを備え
    たICを電気回路が設けられた回路基板に着脱自在に装
    着するICソケットに用いられ、ICソケットを構成す
    る絶縁性のケースに設けられた貫通孔に組み付けられる
    端子の集合体であって、 前記端子は金属板により形成され、前記貫通孔の軸方向
    に延設される胴部と、前記胴部の上端縁から前記貫通孔
    の幅方向に向けて曲折され前記ICが前記ICソケット
    に装着された際に前記ピンを挟んで接触する一対の接触
    部と、前記胴部の下方に設けられ前記電気回路と接続す
    るための半田が装着される半田装着部とを備え、 前記各端子の間隔が前記各貫通孔の間隔と同一の間隔で
    並設されると共に前記接触部の先端縁又は前記半田装着
    部の先端縁が前記連結部により連結されていることを特
    徴とするICソケット用の端子集合体。
  2. 【請求項2】前記端子の数が前記貫通孔の所定の列の数
    と同数であり、所定の1列の貫通孔に一度に前記端子を
    組み付けることができることを特徴とする請求項1に記
    載のICソケット用の端子集合体。
  3. 【請求項3】前記端子は、前記胴部に前記接触部から連
    続し前記半田装着部に向けて延設される一対の縦板部を
    備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のI
    Cソケット用の端子集合体。
  4. 【請求項4】一方に向けて突設される複数のピンを備え
    たICを電気回路が設けられた回路基板に着脱自在に装
    着するICソケットにおいて、前記ICソケットを構成
    する絶縁性のケースに設けられた貫通孔に前記ピンと前
    記電気回路との接続を行う端子を組み付ける方法であっ
    て、 前記端子は、前記貫通孔の軸方向に延設される胴部と、
    前記胴部の上端縁から前記貫通孔の幅方向に向けて曲折
    され前記ICが前記ICソケットに装着された際に前記
    ピンを挟んで接触する一対の接触部と、前記胴部の下方
    に設けられ前記電気回路と接続するための半田が装着さ
    れる半田装着部とを備え、 平面状の金属板から前記端子同士の間隔が前記貫通孔同
    士の間隔と同一の間隔となり前記接続部の先端縁又は前
    記半田装着部の先端縁が連結部により連結されるように
    前記胴部と前記接続部と前記半田装着部とを平面状に切
    断する切断工程と、 切断された平面状の端子に曲げ加工を行い前記接続部と
    前記半田装着部とを形成する端子加工工程と、 前記連結部により連結された端子集合体を前記ケースの
    貫通孔に組み付ける組付工程と、 前記端子集合体から前記連結部を分離する分離工程とを
    備えたことを特徴とするICソケットケースへの端子の
    組み付け方法。
  5. 【請求項5】前記切断工程において、前記端子の数を前
    記貫通孔の所定の列の数と同数とし、 前記組付工程において、前記貫通孔の所定の列に一度に
    前記端子を組み付けることを特徴とする請求項4に記載
    のICソケットケースへの端子の組み付け方法。
  6. 【請求項6】前記切断工程後、前記組付工程に先立ち、
    前記接触部の前記ピンと接触する面を平滑にする接触面
    処理工程を備えたことを特徴とする請求項4又は5に記
    載のICソケットケースへの端子の組み付け方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006260884A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Otax Co Ltd 中央処理装置用ソケット
JP2007103251A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Matsushita Electric Works Ltd コンセントプラグ
WO2018047922A1 (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 日本精機株式会社 光変調器モジュール

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