JP2003228888A - 光ディスク用原盤の製造方法、光ディスク用スタンパの製造方法および光ディスク用基板の製造方法 - Google Patents

光ディスク用原盤の製造方法、光ディスク用スタンパの製造方法および光ディスク用基板の製造方法

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JP2003228888A
JP2003228888A JP2002025054A JP2002025054A JP2003228888A JP 2003228888 A JP2003228888 A JP 2003228888A JP 2002025054 A JP2002025054 A JP 2002025054A JP 2002025054 A JP2002025054 A JP 2002025054A JP 2003228888 A JP2003228888 A JP 2003228888A
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Yuzuru Kudo
譲 工藤
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 微細な溝パターンの形成と、製作コストの低
減化とを図ることができる光ディスク用原盤、スタン
パ、光ディスク用基板のそれぞれの製造方法を提供す
る。 【解決手段】 ガラス基板上に非感光性の水溶性樹脂を
下層として塗布形成する第1の工程と、下層上に下層と
混合しない紫外線を吸収する中間層を形成する第2の工
程と、中間層上へフォトレジスト層を塗布形成する第3
の工程と、光ビームにより所定のパターンを、上記フォ
トレジスト層へ露光し、潜像を形成する第4の工程と、
アルカリ性現像液で現像してパターンを形成する第5の
工程と、現像後に中間層をエッチングする第6の工程
と、中間層をエッチングした後に、下層のエッチングを
行って、下層に微細パターンを形成する第7の工程と、
フォトレジスト層を除去して最終的に中間層と下層によ
って微細パターンを形成したものをガラス原盤とする第
8の工程とにより光ディスク用原盤を作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク用原盤
の製造方法、光ディスク用スタンパの製造方法、および
光ディスク用基板の製造方法に関わる。
【0002】
【従来の技術】光ディスク用原盤には、スパイラル状、
又は同心円状に、トラッキング用の案内溝やアドレス・
データを表す凹凸のピットが予め形成されている。この
ような案内溝やピットのパターンは、ガラス基板上にフ
ォトレジスト層を形成し、露光装置の対物レンズで形成
すべきパターンに応じて強度変調されたレーザ光(使用
波長例:413nm、又は458nm)を収束してフォ
トレジスト層を露光し、その後現像することによって形
成することができる。
【0003】一般的にフォトレジストは、露光による光
架橋反応と熱架橋反応により潜像が形成されるため、照
射したレーザ光スポット径よりも1割〜2割程度、開口
部の溝幅(台形形状の長い辺:Wtop)が広くなる。
【0004】また、集光ビームの光強度分布がガウス分
布であるため、フォトレジストに形成された溝は断面が
台形形状となる。このような形状の溝では、トラックピ
ッチが狭くなると、溝の開口部が隣接トラック間で干渉
しあい、溝と溝の間の平坦部分(ランド)の高さが減少
し、溝の深さをフォトレジストの膜厚で制御できなくな
る不具合がある。
【0005】また、ランドが平坦でないスタンパから作
製された光ディスクメディアの記録特性が低下する問
題、すなわち隣接するトラックからのクロストーク信号
が増加し、特にジッタ特性が低下する等の問題がある。
【0006】このため、トラックピッチが狭い大容量の
光ディスク用スタンパは、溝幅が狭く、溝断面が矩形で
ある必要がある。フォトレジストにより溝幅を狭く形成
する方法には、DeepUVや、EBといった短波長の
露光光を用いるものが挙げられるが、UV光源は可視レ
ーザ光源とは光学系の共用が出来ず、またEBでは真空
中での露光となるため、いずれにおいても別個の光学系
が必要となり、コスト高を招来するという欠点がある。
【0007】かかる点に鑑みて、露光光の短波長化を行
わずに、かつ露光光スポット径以下の細い溝断面が得ら
れるフォトリソグラフィ技術が必要となる。
【0008】このような露光光スポット径以下の溝形成
を可能にする技術では、第1の方法として、上層のフォ
トレジストと下層との間に中間層を設け、この中間層を
マスクとして下層をエッチングする方法が挙げられ、第
2の方法としては、上層のフォトレジストマスクパター
ンを利用して下層をエッチングする方法が挙げられる。
【0009】第1の方法の例としては、特開平9−10
6584号公報に記載されている技術が挙げられる。こ
の技術においては、フォトレジストに形成されるパター
ンの断面が台形になることを利用し、このレジストパタ
ーンをマスクとしてレジストの下に形成された中間層を
エッチングし、さらにこの中間層をマスクとして下層を
エッチングすることで、照射光のスポット径(レジスト
の溝パターン)よりも細く、断面の垂直性が高い溝形成
が可能としたものである。
【0010】第2の方法の例としては、特開平11−3
50181号公報に記載されている技術が挙げられる。
これは、下層の有機薄膜の上にフォトレジスト層を設
け、レジストパターンをマスクとして下層の有機薄膜を
エッチングすることで、照射光のスポット径(レジスト
の溝パターン)よりも細く、断面の垂直性が高い溝形成
が可能としたものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記第1の
方法である特開平9−106584号公報に記載されて
いる技術においては、エッチングマスクとなる中間層形
成用材料として、Si、SiO、Siが適用さ
れているが、これらにより中間層をエッチングするに
は、ウェットプロセスによる場合にはフッ酸、ドライプ
ロセスによる場合にはハロゲン系ガスといった、有毒で
取り扱い困難な薬品やガスを用いる必要があるので、こ
れらを取り扱うためには、安全対策上、コスト高を招来
するという問題がある。
【0012】また、溝形成された下層表面を導電皮膜処
理し、ニッケル電鋳して、このニッケル皮膜を剥離して
スタンパを作製する場合、スタンパ表面に付着したエッ
チング層を除去するには、下層をエッチングする方法と
同様の手段が取られているが、この際にスタンパ表面に
ダメージを与え、最終的に得られる光ディスクの記録再
生時のノイズレベルが上昇する問題が発生する。
【0013】上記第2の方法である特開平11−350
181号公報に記載されている技術においても、下層の
有機シリコン薄膜のエッチングにハロゲン系ガスを用い
ているため、上述した第1の方法と同様の理由によりコ
スト高を招来するという問題がある。さらにスタンパ剥
離後、ただ単に洗浄したのみでは、スタンパ表面に付着
した有機シリコンを完全に除去することはできず、目的
とする光ディスク用基板成型時に、転写不良の発生原因
となるという問題がある。また、この方法においては、
トラックピッチがある程度広い場合には、マスクとして
のフォトレジスト層高さを充分に確保することができる
が、狭トラックピッチ化を実現する場合、エッチングマ
スクとしてのフォトレジスト層の高さを充分に残せなく
なるため、下層エッチング時にマスク作用を充分に果た
せなくなり、下層パターンにエッジ崩れや高さのばらつ
き等の問題が生じる。
【0014】そこで、本発明においては、上述したよう
な問題点に鑑みて、下層に形成された露光ビームスポッ
ト径以下の微細溝パターンを損なうことなく、製作コス
トの低減化を図ることができる光ディスク用原盤、スタ
ンパ、光ディスク用基板それぞれの製造方法を提供する
こととした。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明にお
いては、ガラス基板上に非感光性の水溶性樹脂を下層と
して塗布形成する第1の工程と、この下層上に下層と混
合しない紫外線を吸収する中間層を形成する第2の工程
と、中間層上へ、フォトレジスト層を塗布形成する第3
の工程と、光ビームにより所定のパターンを、上記フォ
トレジスト層へ露光し、潜像を形成する第4の工程と、
露光済みフォトレジスト層を、アルカリ性現像液で現像
してパターンを形成する第5の工程と、現像後に中間層
をエッチングする第6の工程と、中間層をエッチングし
た後に、下層のエッチングを行って、下層に微細パター
ンを形成する第7の工程と、フォトレジスト層を除去し
て最終的に中間層と下層によって微細パターンを形成し
たものをガラス原盤とする第8の工程とにより、光ディ
スク用原盤を製造する。
【0016】請求項2に係る発明においては、上記紫外
線を吸収する中間層を、無機材質により形成するものと
して、光ディスク用原盤を製造する。
【0017】請求項3に係る発明においては、上記紫外
線を吸収する中間層を、紫外線によって硬化する材質に
より形成するものとして、光ディスク用原盤を製造す
る。
【0018】請求項4に係る発明においては、上記第1
の工程を行う前に、予め上記ガラス基板上に、大気中プ
ラズマ処理を施す工程を行うこととして、光ディスク用
原盤を製造する。
【0019】請求項5に係る発明においては、上記中間
層形成用材料として、Inの酸化物、またはInとSn
との混合酸化物を適用することとして、光ディスク用原
盤を製造する。
【0020】請求項6に係る発明においては、上記中間
層形成用材料として、合成ゴム系のネガ型フォトレジス
トを適用することとして、光ディスク用原盤を製造す
る。
【0021】請求項7に係る発明においては、上記中間
層を形成する第2の工程において、不活性ガスを用いた
スパッタリング法を適用して光ディスク用原盤を製造す
る。
【0022】請求項8に係る発明においては、上記中間
層を形成する第2の工程において、蒸着法を適用して光
ディスク用原盤を製造する。
【0023】請求項9に係る発明においては、上記中間
層を形成する第2の工程の後、この中間層に紫外線を照
射して硬化させることとして、光ディスク用原盤を製造
する。
【0024】請求項10に係る発明においては、上記フ
ォトレジスト層の膜厚を、少なくとも上記中間層の膜厚
よりも厚く形成することとして、光ディスク用原盤を製
造する。
【0025】請求項11に係る発明においては、上記第
6の工程の中間層エッチングを行う際に、塩酸、硝酸、
又はこれらの混合酸を適用することとして、光ディスク
用原盤を製造する。
【0026】請求項12に係る発明においては、上記第
6の工程の中間層エッチングを行う際に、Ar、He、
Kr、Xeのいずれかの不活性ガスを用いた逆スパッタ
リングによるドライエッチング法を適用することとし
て、光ディスク用原盤を製造する。
【0027】請求項13に係る発明においては、上記第
7の工程の下層エッチングを紫外線オゾンアッシングに
よって行った後、水洗することとして光ディスク用原盤
を製造する。
【0028】請求項14に係る発明においては、上記第
7の工程においてN雰囲気中での紫外線照射を行った
後、水洗することとして、光ディスク用原盤を製造す
る。
【0029】請求項15に係る発明においては、上記第
8の工程において上記フォトレジスト層を除去する際
に、フォトレジスト層除去用の薬剤として、乳酸エチ
ル、プロピレングリコール、またはポジ型フォトレジス
ト用剥離液を適用することとして、光ディスク用原盤を
製造する。
【0030】請求項16に係る発明においては、上述の
ようにして作製した光ディスク用原盤上に導電皮膜を形
成する第9の工程と、上記導電皮膜を陰極としてニッケ
ル電鋳して、原盤の微細パターンと凹凸が逆転したパタ
ーンを有するニッケルを積層させる第10の工程と、ニ
ッケル積層後、原盤から剥離し、付着物除去、洗浄を行
う第11の工程と、上記ニッケル盤を裏面研磨・内外径
加工してスタンパを製作する第12の工程とにより、光
ディスク用スタンパを製造する。
【0031】請求項17に係る発明においては、上記第
9の工程を行う前に、予め上記光ディスク用原盤上に、
大気中プラズマ処理を施すことにより、光ディスク用ス
タンパを製造する。
【0032】請求項18に係る発明においては、上記ニ
ッケルを原盤から剥離し、付着物除去、洗浄を行う第1
1の工程において、シュウ酸水溶液による処理を行った
後、純水による流水洗浄を行うこととして、光ディスク
用スタンパを製造する。
【0033】請求項19に係る発明においては、互いに
接合される一対の金型間に形成されたキャビティ内に、
上記請求項16乃至18のいずれかに記載した方法によ
って作製された光ディスク用スタンパを収納し、キャビ
ティ内に溶融した樹脂を充填した後、冷却し、上記一対
の金型を離反させて成形品を取り出すようにして、光デ
ィスク用基板を製造する。
【0034】本発明によれば、エッジ崩れのない均一な
微細パターンを有する光ディスク用原盤が得られる。ま
た、本発明によれば、ガラス基板上に下層を剥離無く均
一に形成でき、パターンエッジに盛り上がりや崩れのな
いシャープな微細パターンが形成できる。また、本発明
によれば、中間層を均一に形成でき、欠陥の低減化が図
られ、中間層のエッチング効率の向上、低コスト化、歩
留まりの向上が図られる。また、本発明によれば、下層
のエッチングの効率の向上が図られ、低コスト化および
歩留まりの向上が図られる。また、本発明によれば、光
ディスク用スタンパを低欠陥、低コストで製造できる。
また、本発明によれば、大容量の光ディスク用基板を低
欠陥、低コストで製造できる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に本発明の光ディスク用原
盤、スタンパ、光ディスク用基板のそれぞれの製造方法
について、具体例を図に示して説明するが、本発明は以
下に示す例に限定されるものではない。
【0036】〔実施例1〕先ず、光ディスク用原盤作製
用のガラス基板11を洗浄する。研磨したガラス基板1
1(円盤状)を用意し、これに対し、大気中プラズマ放
電による表面処理を行う。この表面処理は、例えば
(株)キーエンス:ST−7000シリーズ(図示せ
ず)を適用することができる。このように、大気中プラ
ズマ処理を施すことにより、短時間でガラス基板11表
面の有機物除去、濡れ性向上の効果が得られ、ガラス基
板11に対する水溶性樹脂の塗れ性が向上し、水溶性樹
脂の膜厚を均一化できると共に、水溶性樹脂とガラス基
板の密着性が強められる。
【0037】ここで、水に対する濡れ性(親水性)が向
上する方法であれば、上述したような大気中プラズマ処
理以外の方法も適用することができる。例えば、UV/
と呼ばれる紫外線オゾン処理装置による表面処理方
法を実施することによって、ガラス基板11表面の有機
物が除去でき、表面に酸化皮膜を形成できるので、この
効果でガラス基板に対する水溶性樹脂の塗れ性が向上
し、水溶性樹脂の膜厚を均一化できると共に、水溶性樹
脂とガラス基板の密着性が強まる。
【0038】その他にも、イソプロピルアルコールなど
の溶剤で、ガラス基板11の表面を洗浄して有機物を除
去し、その後、充分に純水で洗浄しておけば、ガラス基
板11の表面を親水性に置換することができる。
【0039】しかし、有機物の除去性に優れている点
や、オゾン発生量を考慮しなければならない点、薬品を
使わない点、環境への影響、コスト、作業性、作業時間
の点に鑑みて、大気中プラズマ放電処理が最も優れてい
る。
【0040】その後、高圧純水シャワーや超音波を印加
した純水シャワーによって、ガラス基板11表面に浮い
た不純物を完全に洗浄除去し、高速回転振り切り処理、
およびNブローによって乾燥させる。なお、ガラス基
板11の厚さは、薄過ぎると、後のニッケル電鋳工程に
おいて、内部応力によってガラス基板11が反ってしま
うという不都合が生じ、厚くしすぎると、重量が増加し
て作業性に支障を来すので、1mm〜10mm程度とす
ることが好適である。
【0041】次に、図1に示すように、上述のようにし
て表面処理されたガラス基板11上に、水溶性樹脂をス
ピンコートし、加熱乾燥、冷却処理を行い、下層12を
形成する。この処理により水溶性樹脂の耐水性が高ま
る。この時、塗布された下層12の膜厚は、後工程によ
り形成される中間層13の膜厚と合計して、スタンパ表
面に形成する溝深さと同じになるように塗布する必要が
ある。下層12の膜厚は例えば35nmとする。
【0042】下層12を形成する水溶性樹脂としては、
ポリビニルアルコール、メチルセルロース、ポリビニル
ピロリドンのいずれかを適用することができる。なお、
本実施例においては、ポリビニルアルコールを塗布後、
160℃〜240℃の範囲内で、30分程度の加熱乾燥
処理を行った。
【0043】次に、図2に示すように下層12上に中間
層13を形成する。中間層13を形成する材質として
は、例えば、InまたはITO等のInの酸化物
やInとSnとの混合酸化物を適用することができる。
これらの材料は、紫外線域の光に対する透過率が低く、
可視域の光に対する透過率が高い。
【0044】例えば中間層13形成用の材料として、N
i、Cr、Ag等の金属を適用すると、これらの膜は、
露光レーザ光を吸収し、露光中に膜表面が溶融してしま
うという欠点がある。また、SiOを適用した場合に
は、可視光だけでなく紫外線も透過するため、後のUV
オゾンアッシング工程において、紫外線に対するマスク
としての機能を発揮することが期待できない。In
またはITO等のInの酸化物やInとSnとの混合
酸化物を適用すれば、露光レーザ光に対する光吸収率が
低いため、このような問題も起きず、更に後のUVオゾ
ンアッシング工程において、下層12である水溶性樹脂
層のマスク作用を充分に発揮することができる。
【0045】中間層13の膜厚は、厚過ぎると中間層エ
ッチング時にエッジ部の崩れが大きくなるため、下層1
2を保護できる厚さであれば、可能な限り薄く形成する
ことが望ましい。具体的には、3nm〜20nmの範囲
に形成することが好適である。本実施例においては、中
間層13の膜厚は5nmに形成することとし、下層12
の膜厚の35nmと併せて、40nmの深さのパターン
を得られるようにした。中間層13は、不活性ガス(A
r等)を用いたスパッタ法又は蒸着法で形成することに
よって、均一かつ欠陥の極めて少なく形成することがで
きる。
【0046】次に、図3に示すように、中間層13上に
フォトレジスト層14を形成する。上述のようにして形
成した中間層13上に、フォトレジストをスピンコート
し、加熱乾燥、冷却することにより、フォトレジスト層
14を形成する。このとき、加熱条件は、オーブンで9
0℃〜130℃、30分とすることができる。フォトレ
ジスト層形成用材料としては、例として東京応化製のポ
ジ型i線系フォトレジスト等の高解像度タイプが好適で
ある。フォトレジスト層14の膜厚は、厚過ぎると、後
工程において大きな露光パワーが必要となり、逆に薄過
ぎるとマスク層としての機能を発揮できないので、例え
ば、100nm〜200nm程度の範囲となるように形
成する。次に、図4に示すように、上述のようにして形
成したフォトレジスト層14をKrガスレーザにより露
光する。この露光工程においては、図15の原盤露光用
光学系の概略図に示すように、スライダー101および
回転モータ102を具備するターンテーブル103上に
載置された原盤100に対して、Krガスレーザ光源か
ら出射された露光光を、スタビライザー105、変調器
106、偏向器107を介し、ミラー108および対物
レンズ109により所定の位置に集光させて照射して露
光処理を行うものとする。
【0047】次に、図5に示すように現像処理を行う。
上述のようにして露光されたフォトレジスト層14をア
ルカリ性現像液によって現像し、露光された図4中の潜
像25形成部分を除去し、断面が台形状で、幅広部をW
topとし、幅狭部をWbotとしたパターンを形成
し、その後純水によりリンスを行う。
【0048】次に、図6に示すように、上述した現像工
程終了後、中間層13のエッチングを行う。このとき、
エッチング液としては、硝酸、塩酸又はこれらの混合酸
が好適である。本実施例においては、硝酸の2%水溶液
を使用して、約1分間のエッチングを行った。その後純
水による流水洗浄を行い、高速振り切り乾燥を行った。
【0049】次に、図7に示すように、上述した中間層
13のエッチング工程後、下層12のエッチングを行
う。このとき、UVオゾンアッシング法により下層12
のエッチングを行った。このUVオゾンアッシング時に
は、フォトレジスト層14もエッチングされ、仮に上記
構成の中間層13がないと、場合によってはUV光がフ
ォトレジスト層14を透過して下層12にまで到達し、
下層12上面がエッチングされて溝パターン高さが変動
してしまう場合もあるが、上記構成の中間層13がUV
光をブロックするため、下層12のマスクされた部分は
全くエッチングされることがなく、またエッジ部崩れも
起こさない。UVオゾンアッシング工程後、純水による
水洗を行い、露出部に残った水溶性樹脂の残さを洗い流
す。
【0050】次に、図8に示すように、フォトレジスト
除去液によりフォトレジスト層14の除去を行う。フォ
トレジスト除去液は、下層12を溶解しない液体を選択
する。具体的には、プロピレングリコール、乳酸エチ
ル、酢酸ブチル、モノメチルエーテル等を適用すること
ができる。なお中間層12を形成しない場合には、たと
え下層12を溶解しない液体を選択していても、どうし
てもある程度の溝エッジ部崩れが発生してしまい、また
フォトレジスト層14と下層12との界面がきれいに剥
離せず、下層12上面が荒れてしまうという問題があっ
た。しかし本工程に則った中間層13を設けることによ
り、このような問題は解決される。上述した工程を経
て、光ディスク用原盤100が作製される。
【0051】上述のようにして作製した光ディスク用原
盤100の表面に、大気中プラズマ放電による表面処理
を行う。この処理により光ディスク用原盤100の表面
に形成された微細パターンにダメージを与えることなく
濡れ性を向上させ、次工程において形成する導電皮膜の
密着力を強めることができ、ニッケル電鋳時に導電皮膜
が剥離する不良を防ぐことができる。
【0052】次に、図9に示すように、光ディスク原盤
100の表面に、後工程におけるニッケル電鋳時に必要
な導電皮膜15を形成する。導電皮膜15は、次工程に
おいて行うニッケル電鋳と同材質を用いることが望まし
いため、ニッケル皮膜を形成する。形成手段としては、
Ar等の不活性ガスによるニッケルスパッタや、ニッケ
ル蒸着、無電解ニッケルめっき等を利用することができ
る。
【0053】次に、上述したように、導電皮膜15を形
成した後、図10に示すように、ニッケル電鋳工程によ
り、ニッケル電鋳層16を積層させてスタンパ化する。
この工程においては、上述したガラス原盤100を電鋳
槽に入槽すると同時に通電を開始し、無通電時間を作ら
ないことによって、上記導電皮膜15が酸性のニッケル
電鋳液によってエッチングされ剥離するのを防ぐように
する。また、通電開始から3分間以上、0.1A/dm
〜0.5A/dm の範囲内で弱通電することで、導
電皮膜15の濡れ性を向上させニッケル電鋳液に馴染ま
せ、電鋳時剥離を起きるのを防ぐことができる。弱通電
後、電流値を段階的に上昇させ、最終的に12A/dm
〜20A/dm 程度まで電流値を上昇させてから
一定に保ち、所定の電鋳膜厚(300μm程度)を得る
まで通電を続ける。このようにすることによって、最終
的に得られるスタンパのビッカース硬度を、情報パター
ン面側で250〜300、裏面で150〜200 程度
に保つことができる。
【0054】次に、図11に示すように、上述したよう
にニッケル電鋳層16を形成した後、ガラス原盤100
からニッケル電鋳層16を剥離してニッケル盤17を得
る。このとき、剥離するニッケル盤17に応力が加わっ
て、ニッケル盤を曲げてしまわないように注意する。こ
のとき、剥離したニッケル盤17の凹凸パターン形成面
に、ガラス原盤100から付着する残さ18が残存して
しまう。
【0055】次に、図12に示すように、ニッケル盤の
凹凸パターン形成面側に付着した残さ18を除去する。
特に中間層13の残さ18を除去する際においては、ニ
ッケル盤17の情報パターン形成面にダメージを与えず
に行う必要がある。そのための残さ除去用の薬品として
はシュウ酸が好適である。例えば、シュウ酸5〜10%
水溶液中でニッケル盤17を5分間程度処理した後、純
水で流水洗浄することにより、付着した残さ18を完全
に除去することができる。
【0056】次に、図13に示すように、ニッケル盤1
7の凹凸パターン形成面側に、所定のプラスチックコー
トで保護膜をつけ、裏面研磨を行う。なお、ニッケル盤
を原盤100から剥離する工程の前工程において、裏面
研磨をしても良い。この場合には、保護膜を付ける必要
がなくなる。また、この後、ニッケル盤17の内外径を
所望の寸法にプレス加工することで、目的とするスタン
パ20が作製される。
【0057】次に、図14に示すような光ディスク用基
板成型装置30を用意する。この光ディスク基板成型装
置30は、固定金型31と可動金型32とを具備し、こ
れらの間にキャビティ33が形成されてなる構成を有し
ている。固定金型31のキャビティ33に対向する側の
面に、スタンパ20を設置固定し、キャビティ33内
に、溶融樹脂を射出充填し、固定金型31と可動金型3
2とで圧縮成型する。その後固定金型31と可動金型3
2とを分離して、冷却固化後の樹脂を取り出すことによ
って、目的とする光ディスク用基板が作製される。この
ようにして作製した光ディスク基板に、所定の材料によ
って記録層、誘電体層、反射層、保護層等を成膜、形成
することによって、光ディスクが作製される。
【0058】上述した本発明の製作工程では、下層12
(水溶性樹脂層)とフォトレジスト層14との間に中間
層13を設けており、フォトレジスト層14に形成され
た溝パターンの下に、さらに中間層13をマスク層及び
保護層として機能させ、エッチングで形成された中間層
13およびUVオゾンエッチングによって形成された下
層12を併せた溝パターンを使って、スタンパ20を作
製した。この結果、フォトレジスト層14に形成された
溝の底幅が中間層13の溝幅となるため、フォトレジス
ト層14に形成された溝断面よりも細い溝、すなわち露
光ビームスポット径以下の微細溝を中間層13および下
層12に形成することができ、また台形ではなく、断面
形状が矩形の溝パターンを得ることができる。また露光
用光源として波長400nm近傍のKrガスレーザを用
いることが可能なので、光学系も高価な紫外域用ではな
く通常の可視領域のものを使用でき、コスト的に非常に
有利となる。
【0059】更に中間層13を設けることによって、U
Vオゾンアッシング時やフォトレジスト層除去時に下層
12にダメージを与えることが無くなり、均一な溝パタ
ーン形状を容易に得ることができる。
【0060】次に、本発明の光ディスク用原盤、スタン
パ、光ディスク用基板の製造方法の他の例について図を
参照して説明する。 〔実施例2〕先ず、上述した〔実施例1〕と同様にし
て、所定のガラス基板11を洗浄する。これにおいて
は、研磨ガラス基板11に対する水溶性樹脂の塗布性を
向上させるために、大気中プラズマ放電による表面処理
を行う(装置例として:(株)キーエンス:ST−70
00シリーズ)。これにより、短時間でガラス表面の有
機物除去、濡れ性向上の効果が得られ、ガラス基板11
に対して後工程において形成する水溶性樹脂の塗れ性が
向上し、水溶性樹脂層の膜厚を均一化できると共に、水
溶性樹脂とガラス基板11の密着性が強まる。
【0061】ここで、水に対する濡れ性(親水性)が向
上できる方法であれば、上記処理以外の方法でも代用が
可能である。例えば、UV/Oと呼ばれる紫外線オゾ
ン処理装置による表面処理方法を実施することによっ
て、ガラス基板11表面の有機物の除去と表面に酸化皮
膜を形成し、この効果でガラス基板11に対する水溶性
樹脂の塗れ性が向上し、水溶性樹脂の膜厚を均一化でき
ると共に、水溶性樹脂とガラス基板11の密着性を高め
ることができる。その他、イソプロピルアルコールなど
の溶剤で表面を洗浄して有機物を除去した後、充分に純
水で洗浄しておけば、ガラス基板11表面を親水性に置
換することができる。しかし、有機物の除去性に優れて
いる点や、オゾン発生量、薬品を使わない点、環境への
影響、コスト、作業性、作業時間の点で、大気中プラズ
マ放電処理が最も優れた方式である。
【0062】その後、高圧純水シャワーや超音波を印加
した純水シャワーによって、ガラス基板11表面に浮い
た不純物を完全に洗浄除去した後、高速回転振り切り及
びN ブローによって乾燥させる。なお、ガラス基板1
1の厚さは、あまり薄いと、後工程におけるニッケル電
鋳時に内部応力によってガラス基板11に反りが生じて
しまい、逆に厚すぎると重くなって作業性に支障を来す
ので、1mm〜10mm程度とすることが好適である。
【0063】次に、図16に示すように、ガラス基板1
1上に下層12を形成する。上述のようにして表面処理
されたガラス基板11に、水溶性樹脂をスピンコート
し、加熱乾燥、冷却することによって下層12を形成す
る。この加熱処理により水溶性樹脂の耐水性を高めるこ
とができる。この時、塗布された下層12の膜厚は、後
工程において形成する中間層43の膜厚と合計してスタ
ンパ表面に形成する溝深さと同じになるように塗布する
必要がある。なお、本実施例においては下層12の膜厚
は、30nm程度とした。
【0064】下層12形成用の水溶性樹脂としては、ポ
リビニルアルコール、メチルセルロース、ポリビニルピ
ロリドンのいずれかを適用することができる。なお、本
実施例においては、ポリビニルアルコールを塗布後、1
60℃〜240℃の範囲内で、30分程度の加熱乾燥を
行った。
【0065】次に、図17に示すように中間層43を形
成する。上述のようにして形成した下層12の表面に、
中間層43を形成する。中間層43は、合成ゴム系のネ
ガ型フォトレジストをスピンコートし、加熱乾燥、冷却
して形成する。加熱条件は、オーブンで80℃〜150
℃、30分であるものとした。この条件内で、次工程に
おいて塗布するポジ型フォトレジストと界面で混じり合
わないように、なるべく高温で加熱乾燥させた方が良
い。中間層43を形成するネガ型フォトレジストの具体
例としては、東京応化製のネガ型フォトレジストOMR
シリーズ等を適用することができる。これらのフォトレ
ジストは、紫外線域の光の吸収率が高く、紫外線によっ
て硬化するので、紫外線に対するマスク効果が高い。例
えば中間層43形成用材料としてSiOを用いると、
可視光だけでなく紫外線も透過するため、後のUVオゾ
ンアッシング工程時に、紫外線に対するマスク作用を期
待できない。これに対し、上述したような合成ゴム系の
ネガ型フォトレジストを用いれば、後のUVオゾンアッ
シング工程時においても、下層12の水溶性樹脂層12
のマスク作用を充分に果たすことができる。
【0066】中間層43の膜厚は、厚過ぎると中間層4
3のエッチング時にエッジ部の崩れが大きくなるため、
下層12を保護できる厚さであればできるだけ薄い方が
好ましい。この点に鑑みて、例えば5nm〜20nmの
範囲に形成することが好適である。なお、本実施例にお
いては、中間層43は10nmの膜厚に形成し、下層1
2の膜厚の30nmと併せて、40nmの深さのパター
ンが得られるようにした。なおここでは、中間層43形
成用材料としてネガ型フォトレジストを適用したが、後
工程によって塗布するポジ型フォトレジストと混じり合
わず、かつ薄く均一に塗布できる材質であれば、他の紫
外線硬化樹脂を用いることも可能である。
【0067】次に、上述した中間層43に紫外線を照射
して架橋硬化させる。この場合、中間層43を均一に硬
化させるためには、平行紫外線を適用することが望まし
い。
【0068】次に、図18に示すように中間層43上
に、感光性樹脂であるポジ型フォトレジストをスピンコ
ートし、加熱乾燥、冷却することにより、最上層44を
形成する。加熱条件は、例えばオーブンで90℃〜13
0℃、30分で行う。ポジ型フォトレジスト材料として
は、例として東京応化製のポジ型i線系フォトレジスト
といった高解像度タイプが好適である。最上層44の膜
厚は、この後工程において行う中間層43エッチング工
程時に中間層43と同様に膜減りするため、少なくとも
中間層43の膜厚よりも厚く形成する必要である。ただ
し、最上層44を厚くし過ぎると、その分大きな露光パ
ワーが必要となるため、100nm〜200nm程度に
形成することが好適である。
【0069】次に、図19に示すように、ポジ型フォト
レジストによって形成された最上層44を、Krガスレ
ーザにより露光する。この露光工程においては、図15
の原盤露光用光学系の概略図に示すものと同様のものが
適用でき、スライダー101および回転モータ102を
具備するターンテーブル103上に載置された原盤10
0に対して、Krガスレーザ光源104から出射された
露光光を、スタビライザー105、変調器106、偏向
器107を介し、ミラー108および対物レンズ109
により所定の位置に集光させて照射して露光処理を行
う。
【0070】次に、図20に示すように現像処理を行
う。上述のようにして露光されたフォトレジスト層14
をアルカリ性現像液によって現像し、露光された図19
中の潜像25形成部分を除去し、断面が台形状で、幅広
部をWtop幅狭部をWbotとしたパターンを形成
し、その後純水によりリンスを行う。
【0071】次に、図21に示すように、上述した現像
工程終了後、中間層43のエッチングを行う。このと
き、Ar、He、Kr、Xeのいずれかの不活性ガスを
用いた逆スパッタリングによるドライエッチング法を適
用してエッチングを行うことにより、サイドエッチング
を極力起こさずに中間層のエッチングを行うことができ
る。
【0072】次に、図22に示すように、下層12のエ
ッチングを行う。このとき、N雰囲気中での低圧水銀
ランプによる紫外線照射を行うことによって、露出した
下層12のエッチングを行う。通常の大気中紫外線照射
では、波長200nm以下のエネルギーの大きな短波長
紫外線が大気中のOに吸収されてしまい、効率の良い
エッチングができない。またその時に発生するオゾンに
よって最上層44のポジ型フォトレジストがエッチング
されるという不具合も起こる。N雰囲気中ではこのよ
うな不都合が起こらないため、効率良く、かつ高精度の
エッチングを行うことができる。仮に上記構成の中間層
43がないと、場合によっては短波長紫外線がポジ型フ
ォトレジスト層を透過して下層12にまで到達し、下層
12上面がエッチングされて溝パターン高さが変動して
しまう場合もあるが、上記構成の中間層43が短波長紫
外線をブロックするため、下層12によりマスクされた
部分は全くエッチングされることがなく、またエッジ部
崩れも起こさない。上述したように紫外線を照射した
後、純水による水洗を行い、露出部に残った水に可溶と
なった水溶性樹脂の残さを洗い流して除去する。
【0073】次に、図23に示すように、ポジ型フォト
レジスト除去液により最上層(ポジ型フォトレジスト
層)44を除去する。この液は、中間層(ネガ型フォト
レジスト層)43および下層(水溶性樹脂層)12を侵
さない薬品を選択する必要がある。具体的には、プロピ
レングリコール、乳酸エチル、NMP(N−メチル2−
ピロリドン)、または市販のポジ型フォトレジスト用剥
離液(例えば、東京応化製剥離液104等)を適用する
ことができる。なお中間層43が無い場合には、いくら
下層12を溶解しない液体を選択していても、どうして
もある程度の溝エッジ部崩れが発生するのと、ポジ型フ
ォトレジスト層44と下層12との界面がきれいに剥離
せず、下層12上面が荒れてしまう問題があった。しか
し本工程に則った中間層43を設けることにより、この
ような不都合が回避される。上述したような工程を経
て、最終的に目的とする光ディスク用原盤100が完成
する。
【0074】次に、上述のようにして作製した光ディス
ク用原盤100の表面に、上記〔実施例1〕と同様に、
大気中プラズマ放電による表面処理を行う。この処理に
より光ディスク用原盤100の表面に形成された微細パ
ターンにダメージを与えることなく濡れ性を向上させ、
次工程において形成する導電皮膜の密着力が強まり、ニ
ッケル電鋳時に導電皮膜が剥離する不良を防ぐことがで
きる。
【0075】次に、図24に示すように光ディスク用原
盤100上に、後工程におけるニッケル電鋳時に必要な
導電皮膜15を形成する。導電皮膜15はニッケル電鋳
と同じ材質を適用することが望ましいため、ニッケル皮
膜を形成する。導電皮膜の膜厚は、薄すぎると後のニッ
ケル電鋳時に通電不良を起こし、厚すぎると内部応力の
ために剥離不良を起こすため、50nm〜200nm程
度とすることが望ましい。導電皮膜15の形成手段とし
ては、Ar等の不活性ガスによるニッケルスパッタや、
ニッケル蒸着、無電解ニッケルめっき処理等が適用でき
る。
【0076】上述したように、導電皮膜15を形成した
後、図25に示すように、ニッケル電鋳処理を施し、ニ
ッケル電鋳層16を積層させてスタンパ化する。この工
程においては、上述した光ディスク用原盤100を電鋳
槽に入槽すると同時に通電を開始し、無通電時間を作ら
ないことによって、上記導電皮膜15が酸性のニッケル
電鋳液によってエッチングされ剥離するのを防ぐように
する。また、通電開始から3分間以上、0.1A/dm
〜0.5A/dm の範囲内で弱通電することで、導
電皮膜15の濡れ性を向上させニッケル電鋳液に馴染ま
せ、電鋳時剥離を起きるのを防ぐことができる。弱通電
後、電流値を段階的に上昇させ、最終的に12A/dm
〜20A/dm 程度まで電流値を上昇させてから
一定に保ち、所定の電鋳膜厚(300μm程度)を得る
まで通電を続ける。このようにすることによって、最終
的に得られるスタンパのビッカース硬度を、情報パター
ン面側で250〜300、裏面で150〜200 程度
に保つことができる。
【0077】次に、図26に示すように、上述したよう
にニッケル電鋳層16を形成した後、光ディスク用原盤
100からニッケル電鋳層16を剥離してニッケル盤1
7を得る。このとき、剥離するニッケル盤17に応力が
加わって、ニッケル盤を曲げてしまわないように注意す
る。
【0078】次に、ニッケル盤17の情報パターン形成
面側に付着したネガ型フォトレジストや水溶性樹脂の残
さを除去する。このとき特に、ニッケル盤17の情報パ
ターン形成面にダメージを与えずに行う必要がある。そ
のための方法として、乾式法では酸素プラズマによるア
ッシング、湿式法としてはニッケルスタンパを侵さない
ネガ型フォトレジスト用剥離液(例えば、東京応化製ク
リーンストリップMF等)による剥離がある。乾式法は
環境汚染や汚れの再付着の心配が無く、湿式法はコスト
的に有利であるという利点がある。
【0079】次に、図27に示すように、ニッケル盤1
7の情報パターン形成面側に、プラスチックコートで保
護膜をつけ、裏面研磨を行う。なお、図26において示
して説明したニッケル盤17の剥離工程の前工程として
裏面研磨を施してもよい。この場合には、保護膜を付け
る必要がなくなる。次に、ニッケル盤17の内外径を所
望の寸法にプレス加工することで、光ディスク用スタン
パ20が得られる。
【0080】次に、〔実施例1〕において図14に示し
て説明したものと同様の構成を有する光ディスク用基板
成型装置30を用意する。この光ディスク基板成型装置
30は、固定金型31と可動金型32とを具備し、これ
らの間にキャビティ33が形成されてなる構成を有して
いるものとする。固定金型31のキャビティ33に対向
する側の面に、上述のようにして作製したスタンパ20
を設置固定し、キャビティ33内に、溶融樹脂を射出充
填し、固定金型31と可動金型32とで圧縮成型する。
その後固定金型31と可動金型32とを分離して、冷却
固化後の樹脂を取り出すことによって、目的とする光デ
ィスク用基板が作製される。このようにして作製した光
ディスク基板に、所定の材料によって記録層、誘電体
層、反射層、保護層等を成膜、形成することによって、
光ディスクが作製される。
【0081】上述した本発明の製作プロセスにおいて
は、下層(水溶性樹脂)12と最上層44との間に中間
層43を設けており、最上層44に形成された溝パター
ンの下に、さらに中間層43を形成し、これをマスク層
および保護層として機能させ、エッチングで形成された
中間層43および紫外線エッチングによって形成された
下層12を併せた溝パターンを使って、スタンパを製作
した。この結果、最上層44に形成された溝の底幅が中
間層43の溝幅となるため、最上層44に形成された溝
断面よりも狭い溝、すなわち露光ビームスポット径以下
の微細溝を中間層43および下層12に形成することが
でき、また台形ではなく、断面形状が矩形の溝パターン
を得ることができる。また露光用光源として波長400
nm近傍のKrガスレーザを用いることが可能なので、
光学系も高価な紫外域用ではなく通常の可視領域のもの
を使用でき、コスト的に非常に有利となる。さらに中間
層43を設けたことにより、紫外線エッチング時や最上
層44除去時に下層12にダメージを与えることが無く
なり、均一な溝パターン形状を容易に得ることができ
る。
【0082】
【発明の効果】本発明の光ディスク用原盤の製造方法に
よれば、回折限界以下の微細溝パターンを、低欠陥でか
つ低コストで形成することができる。
【0083】本発明の光ディスク原盤の製造方法によれ
ば、ガラス基板に対する水溶性樹脂の塗布性を向上させ
るために、大気中プラズマ放電による表面処理を行って
いるので、安全で迅速かつ低コストで、ガラス基板に対
する水溶性樹脂の塗れ性を向上させ、水溶性樹脂の膜厚
を均一化できると共に、水溶性樹脂とガラス基板の密着
性が強めることができた。
【0084】本発明の光ディスク原盤の製造方法によれ
ば、中間層形成用材料として、Inの酸化物、またはI
nとSnの混合酸化物を使用しているので、露光レーザ
光に対する光吸収率が低いため、露光時に中間層が溶融
することもなく、更に後の下層エッチング時に、UVオ
ゾンアッシングに対する下層の水溶性樹脂層のマスク作
用を充分に果たすことができるため、UV光がフォトレ
ジスト層を透過して下層にまで到達し、下層上面がエッ
チングされて溝パターン高さが変動してしまうという問
題を回避でき、溝パターンのエッジ崩れを防ぐことがで
きる。
【0085】本発明の光ディスク原盤の製造方法によれ
ば、中間層形成用材料として、ネガ型フォトレジストを
使用したことにより、下層エッチング時に、紫外線エッ
チングに対する下層の水溶性樹脂層のマスク作用を充分
に果たすことができ、短波長紫外線が最上層を透過して
下層にまで到達し、下層上面がエッチングされて溝パタ
ーン高さが変動してしまうという問題を回避でき、溝パ
ターンのエッジ崩れを防ぐことができる。
【0086】また、中間層としてネガ型フォトレジスト
を塗布しベーク後、紫外線を照射して架橋硬化させてい
るので、後工程においてポジ型フォトレジスト塗布を行
っても界面で混じり合うことが無く、溝パターン高さが
変動してしまうという問題が回避された。
【0087】本発明の光ディスク用原盤の製造方法によ
れば、中間層の形成手段として、不活性ガスを用いたス
パッタ法又は蒸着法を採用したことにより、均一かつ低
欠陥の中間層を形成することができた。
【0088】また、本発明の光ディスク用原盤の製造方
法によれば、最上層の厚さを少なくとも中間層を超える
厚さにしたことにより、中間層エッチング時に最上層が
膜減りしても、後の、下層の紫外線エッチング時のマス
ク層として充分な厚さを確保することができた。
【0089】本発明の光ディスク用原盤の製造方法によ
れば、中間層のエッチング工程において、エッチング液
として、硝酸、塩酸又はこれらの混合酸を用いたことに
より、簡便、低コストかつ確実に中間層をエッチングす
ることができた。
【0090】また、本発明の光ディスク用原盤の製造方
法によれば、中間層のエッチング工程において、不活性
ガスを用いた逆スパッタリングによるドライエッチング
法を適用したことにより、サイドエッチングを極力防ぎ
つつ中間層をエッチングすることができた。
【0091】本発明の光ディスク用原盤の製造方法によ
れば、下層エッチングをUVオゾンアッシングと水洗と
で行うこととしたので、下層の水溶性樹脂層露出部分の
分子結合を切り、確実かつ効率的に下層エッチングを行
うことができた。
【0092】本発明の光ディスク用原盤の製造方法によ
れば、下層のエッチング工程において、N雰囲気中で
の紫外線照射を行い水洗しているので、波長200nm
以下の、エネルギーの大きな短波長紫外線によって、効
率良く、かつ高精度のエッチングを行うことができ、水
洗によって露出部に残った水溶性樹脂の残さを確実に洗
い流すことができた。
【0093】本発明の光ディスク用原盤の製造方法によ
れば、最上層除去用に、プロピレングリコール、乳酸エ
チル、NMP、または市販のポジ型フォトレジスト用剥
離液を使用したので、中間層(ネガ型ポジレジスト
層)、および下層(水溶性樹脂層)を侵すことがなく、
溝パターン高さが変動したり溝エッジ部が崩れたりする
ような不良発生を回避できた。
【0094】本発明の光ディスク用スタンパの製造方法
によれば、光ディスク用原盤と凹凸逆転した微細パター
ンを有するスタンパを低コストかつ低欠陥で作製するこ
とができた。
【0095】また、本発明の光ディスク用スタンパの製
造方法によれば、光ディスク用原盤へ導電皮膜を形成す
る工程前に、光ディスク用原盤上へ大気中プラズマ処理
を行っているので、光ディスク用原盤の表面に形成され
た微細パターンにダメージを与えることなく濡れ性を向
上させ、導電皮膜の密着力が強められ、ニッケル電鋳時
に導電皮膜が剥離する不良を防ぐことができた。
【0096】本発明の光ディスク用スタンパの製造方法
によれば、ニッケル盤剥離後の付着物除去、洗浄を行う
工程において、シュウ酸水溶液での処理後純水による流
水洗浄を行っているので、ニッケル盤の情報パターン形
成面にダメージを与えずに、かつ完全に付着物残さを除
去できた。
【0097】本発明の光ディスク用基板の製造方法によ
れば、本発明方法によって作製したスタンパを用いて射
出成形を行っているので、大容量でありながら低コス
ト、低欠陥の光ディスクを製造できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスク用原盤の一製造工程の概略断面図を
示す。
【図2】光ディスク用原盤の一製造工程の概略断面図を
示す。
【図3】光ディスク用原盤の一製造工程の概略断面図を
示す。
【図4】光ディスク用原盤の一製造工程の概略断面図を
示す。
【図5】光ディスク用原盤の一製造工程の概略断面図を
示す。
【図6】中間層エッチング工程の概略断面図を示す。
【図7】下層エッチング工程の概略断面図を示す。
【図8】フォトレジスト層除去工程の概略断面図を示
す。
【図9】導電皮膜形成工程の概略断面図を示す。
【図10】ニッケル電鋳層形成工程の概略断面図を示
す。
【図11】ニッケル盤剥離工程の概略断面図を示す。
【図12】ニッケル盤洗浄工程の概略断面図を示す。
【図13】本発明方法によって作製されるスタンパの概
略断面図を示す。
【図14】本発明の光ディスク用基板の作製工程図を示
す。
【図15】光ディスク用原盤の露光工程の概略構成図を
示す。
【図16】光ディスク用原盤の一製造工程の概略断面図
を示す。
【図17】光ディスク用原盤の一製造工程の概略断面図
を示す。
【図18】光ディスク用原盤の一製造工程の概略断面図
を示す。
【図19】光ディスク用原盤の一製造工程の概略断面図
を示す。
【図20】光ディスク用原盤の一製造工程の概略断面図
を示す。
【図21】中間層エッチング工程の概略断面図を示す。
【図22】下層エッチング工程の概略断面図を示す。
【図23】フォトレジスト層除去工程の概略断面図を示
す。
【図24】導電皮膜形成工程の概略断面図を示す。
【図25】ニッケル電鋳層形成工程の概略断面図を示
す。
【図26】ニッケル盤剥離工程の概略断面図を示す。
【図27】本発明方法によって作製されるスタンパの概
略断面図を示す。
【符号の説明】
11 ガラス基板 12 下層 13 中間層 14 フォトレジスト層 15 導電皮膜 16 ニッケル電鋳層 17 ニッケル盤 18 付着残さ 20 スタンパ 25 潜像 30 光ディスク基板成型装置 31 固定金型 32 可動金型 33 キャビティ 43 中間層 44 最上層 100 光ディスク用原盤 101 スライダー 102 回転モータ 103 ターンテーブル 104 Krガスレーザ 105 スタビライザ 106 変調器 107 偏向器 108 ミラー 109 対物レンズ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板上に非感光性の水溶性樹脂を
    下層として塗布形成する第1の工程と、下層上に該下層
    と混合しない紫外線を吸収する中間層を形成する第2の
    工程と、上記中間層上へ、フォトレジスト層を塗布形成
    する第3の工程と、光ビームにより所定のパターンを、
    上記フォトレジスト層へ露光し、潜像を形成する第4の
    工程と、上記露光済みフォトレジスト層を、アルカリ性
    現像液で現像してパターンを形成する第5の工程と、現
    像後に上記中間層をエッチングする第6の工程と、上記
    中間層をエッチングした後に、上記下層のエッチングを
    行って、下層に微細パターンを形成する第7の工程と、
    上記フォトレジスト層を除去して最終的に中間層と下層
    によって微細パターンを形成したものを得る第8の工程
    とを備えたことを特徴とする光ディスク用原盤の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 上記紫外線を吸収する中間層が、無機材
    質により形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の光ディスク用原盤の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記紫外線を吸収する中間層が、紫外線
    によって硬化する材質により形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の光ディスク用原盤の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記第1の工程を行う前に、予め上記ガ
    ラス基板上に、大気中プラズマ処理を施す工程を行うこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光デ
    ィスク用原盤の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記中間層形成用材料として、Inの酸
    化物、またはInとSnとの混合酸化物を適用すること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光ディ
    スク用原盤の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記中間層形成用材料として、合成ゴム
    系のネガ型フォトレジストを適用することを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載の光ディスク用原盤の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 上記中間層を形成する第2の工程におい
    て、不活性ガスを用いたスパッタリング法を適用するこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の光デ
    ィスク用原盤の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記中間層を形成する第2の工程におい
    て、蒸着法を適用することを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれかに記載の光ディスク用原盤の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記中間層を形成する第2の工程の後、
    該中間層に紫外線を照射して硬化させることを特徴とす
    る請求項1乃至8のいずれかに記載の光ディスク用原盤
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記フォトレジスト層の膜厚を、少な
    くとも上記中間層の膜厚よりも厚くすることを特徴とす
    る請求項1乃至9のいずれかに記載の光ディスク用原盤
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 上記第6の工程の中間層エッチングを
    行う際に、塩酸、硝酸、又はこれらの混合酸を適用する
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の
    光ディスク用原盤の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記第6の工程の中間層エッチングを
    行う際に、Ar、He、Kr、Xeのいずれかの不活性
    ガスを用いた逆スパッタリングによるドライエッチング
    法を適用することを特徴とする請求項1乃至10のいず
    れかに記載の光ディスク用原盤の製造方法。
  13. 【請求項13】 上記第7の工程の下層エッチングを、
    紫外線オゾンアッシングによって行った後、水洗するこ
    とを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の光
    ディスク用原盤の製造方法。
  14. 【請求項14】 上記第7の工程においてN雰囲気中
    での紫外線照射を行った後、水洗することを特徴とする
    請求項1乃至12のいずれかに記載の光ディスク用原盤
    の製造方法。
  15. 【請求項15】 上記第8の工程において上記フォトレ
    ジスト層を除去する際に、フォトレジスト層除去用の薬
    剤として、乳酸エチル、プロピレングリコール、または
    ポジ型フォトレジスト用剥離液を適用することを特徴と
    する請求項1乃至14のいずれかに記載の光ディスク用
    原盤の製造方法。
  16. 【請求項16】 上記請求項1乃至15のいずれかの光
    ディスク用原盤の製造方法により作製される光ディスク
    用原盤上に導電皮膜を形成する第9の工程と、上記導電
    皮膜を陰極としてニッケル電鋳して、原盤の微細パター
    ンと凹凸が逆転したパターンを有するニッケルを積層さ
    せる第10の工程と、ニッケル積層後、原盤から剥離
    し、付着物除去、洗浄を行う第11の工程と、上記ニッ
    ケル盤を裏面研磨、内外径加工してスタンパを製作する
    第12の工程とを有することを特徴とする光ディスク用
    スタンパの製造方法。
  17. 【請求項17】 上記第9の工程を行う前に、予め上記
    光ディスク用原盤上に、大気中プラズマ処理を施すこと
    を特徴とする請求項16に記載の光ディスク用スタンパ
    の製造方法。
  18. 【請求項18】 上記ニッケルを原盤から剥離し、付着
    物除去、洗浄を行う第11の工程において、シュウ酸水
    溶液による処理を行った後、純水による流水洗浄を行う
    ことを特徴とする請求項16又は17に記載の光ディス
    ク用スタンパの製造方法。
  19. 【請求項19】 互いに接合される一対の金型間に形成
    されたキャビティ内に、上記請求項16乃至18のいず
    れかに記載した方法によって作製された光ディスク用ス
    タンパを収納し、上記キャビティ内に溶融した樹脂を充
    填した後、冷却し、上記一対の金型を離反させて成形品
    を取り出すようにすることを特徴とする光ディスク用基
    板の製造方法。
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