JP2003228792A - 誘導情報提供システム、誘導情報送信装置、地点情報送信装置及び受信装置 - Google Patents

誘導情報提供システム、誘導情報送信装置、地点情報送信装置及び受信装置

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JP2003228792A
JP2003228792A JP2002028843A JP2002028843A JP2003228792A JP 2003228792 A JP2003228792 A JP 2003228792A JP 2002028843 A JP2002028843 A JP 2002028843A JP 2002028843 A JP2002028843 A JP 2002028843A JP 2003228792 A JP2003228792 A JP 2003228792A
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JP2002028843A
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Tsutomu Nishihara
勉 西原
Shinichi Yamaoka
伸一 山岡
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩行者の誘導に必要である誘導音声情報のみ
が音声に変換され、歩行者が誤まった行動をするのが防
止されて、安全に行動することができる誘導情報提供シ
ステム、誘導情報送信装置、地点情報送信装置及び受信
装置を提供する。 【解決手段】 歩行者用信号灯器5の点灯状態を示す音
声情報及び送信先地点情報に基づき変調した搬送波を送
信する信号灯器点灯情報送信装置2と、誘導の指標とな
る地点であることを示す地点情報に基づき変調した搬送
波を送信する地点情報送信装置3と、前記地点と前記送
信先地点とが一致するか否かを判断する一致判断回路を
有し、両者が一致する場合に、前記音声情報を音声復号
により音声に変換すべくなしてある携帯端末1とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路の横断歩道等
で視覚障害者等の歩行者の進行を誘導するための誘導情
報提供システム、誘導情報送信装置、地点情報送信装置
及び受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の誘導情報提供システムに関する発
明として、特許第2673258号公報の発明及び特開
2001−144673号公報に開示された発明があ
る。特許第2673258号公報に開示された誘導情報
提供システムは、視覚障害者の誘導に関する音声情報に
対応させて所定の搬送波を変調させ、変調した搬送波に
対応する光を受信機へ向けて送る送信機と、送信機から
受信した光を光電変換し、光電変換した電気信号から音
声情報を復調し、復調した音声情報を音声に変換する受
信機とを備えるものである。
【0003】特開2001−144673号公報に開示
された視覚障害者用情報提供システムは、目的地又は目
的物の近傍の所定位置に配置されており、記憶手段に格
納された目的地又は目的物に対応する案内情報を変調手
段及び赤外線送信手段を介し送信情報として送信する送
信機と、該送信機からの送信情報を受信する赤外線受信
手段、受信した送信情報を復調する復調手段、及び通信
媒体として電波を用いる移動電話手段を備える携帯情報
端末とを備えるものである。このシステムにおいては、
携帯情報端末の移動電話による電波情報により、利用者
の概略の位置を知ることができ、この情報により目的地
又は目的物の近傍まで達することができる。そして、所
定方向を検知する方向特定手段を備える場合には、その
計測結果を参照することによって目的地の方向を知るこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図13は、上述した従
来の誘導情報提供システムを示す平面図であり、図中、
61は携帯端末である。交差点の4つの角には、各角に
各2つ、送信機52が設けられている。携帯端末61を
有しており、角1に位置する利用者は、角2へ向かう方
向(矢印の方向)に進行しようとしている。車両62は
利用者の進行方向に交差する方向において走行中であ
り、利用者の進行方向に対応する歩行者用信号灯器は赤
に点灯している。角2の一方の送信機52は、前記歩行
者信号灯器が赤に点灯しているという情報を携帯端末6
1に送信する。
【0005】一方、利用者の進行方向と一致する方向に
おいて車両63は停車中である。角2の他方の送信機5
2は、該送信機52が向く方向に対応する歩行者用信号
灯器が青に点灯しているという情報を送信する。角2の
一方の送信機52が送信する情報が車両62により遮断
され、他方の送信機52が送信する情報が車両63の側
面において反射されて、携帯端末61が受信した場合、
利用者の進行方向に対応する歩行者用信号灯器が赤に点
灯しているにも関わらず、青に点灯しているという情報
を得ることになり、利用者が横断する危険性があるとい
う問題があった。特開2001−144673号公報に
開示された視覚障害者用情報システムの場合、測定され
た方位が音声に変換されるが、上述のようなケースにお
いて、異なる方位向けの光が受信されたときに対処する
ことができなかった。
【0006】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであり、歩行者に提供すべき誘導音声情報、及び送信
先の地点を示す送信先地点情報を送信する誘導情報送信
装置と、歩行者が位置する歩行者地点を検出して、送信
先地点情報の送信先地点と歩行者地点とが一致するか否
かを判断し、送信先地点と歩行者地点とが一致する場合
にのみ、誘導音声情報を音声に変換すべくなしてある受
信装置とを備えることにより、視覚障害者等の歩行者の
誘導に必要である誘導音声情報のみが音声に変換され、
歩行者が誤まった行動をするのが防止されて、安全に行
動することができる誘導情報提供システムを提供するこ
とを目的とする。
【0007】また、本発明は、各地点に配置されてお
り、該地点であることを示す地点情報を送信する地点情
報送信装置を備え、受信装置は、地点情報送信装置から
変調された搬送波を受信し、受信した搬送波を復調して
地点情報を出力する地点情報受信部、及び誘導情報送信
装置から搬送波を受信し、受信した搬送波を復調して誘
導音声情報及び送信先地点情報を出力する誘導情報受信
部を有することにより、歩行者が位置する地点を正確に
検出することができ、さらに確実に、歩行者の誘導に必
要である誘導音声情報のみが音声に変換され、歩行者が
誤まった行動をするのが防止されて、安全に行動するこ
とができる誘導情報提供システムを提供することを目的
とする。
【0008】そして、本発明は、受信装置が位置計測手
段を備えることにより、歩行者が位置する地点を正確に
検出することができ、さらに確実に、歩行者の誘導に必
要である誘導音声情報のみが音声に変換され、歩行者が
誤まった行動をするのが防止されて、安全に行動するこ
とができる誘導情報提供システムを提供することを目的
とする。
【0009】さらに、本発明は、歩行者に提供すべき誘
導音声情報、及び送信方位を示す送信方位情報を送信す
る誘導情報送信装置と、歩行者が向いている歩行者方位
を検出して、該歩行者方位が、誘導情報送信装置から受
信した送信方位情報の送信方位に基づき決まる通信可能
方位であるか否かを判断し、歩行者方位が通信可能方位
である場合に、誘導音声情報を音声に変換すべくなして
ある受信装置とを備えることにより、歩行者の誘導に必
要である誘導音声情報のみが音声に変換され、歩行者が
誤まった行動をするのが防止されて、安全に行動するこ
とができる誘導情報提供システムを提供することを目的
とする。
【0010】また、本発明は、受信装置が方位センサを
有することにより、歩行者方位を正確に検出することが
でき、さらに確実に、歩行者に必要である誘導音声情報
のみが音声に変換され、歩行者が誤まった行動をするの
が防止されて、安全に行動することができる誘導情報提
供システムを提供することを目的とする。
【0011】そして、本発明は、歩行者用信号灯器の点
灯状態を示す情報を誘導音声情報とすることにより、歩
行者は進行方向に対応する歩行者用信号灯器の点灯状態
を音声により確実に認識することができ、安全に横断歩
道を渡ることができる誘導情報提供システムを提供する
ことを目的とする。
【0012】さらに、本発明は、歩行者に情報提供すべ
き誘導音声情報、及び送信先地点を示す送信先地点情報
に基づき搬送波を変調する手段と、該手段により変調さ
れた搬送波を送信先地点側へ向けて送信する送信手段と
を備えることにより、誘導音声情報及び送信先地点情報
を受信する受信装置が歩行者が位置する歩行者地点を検
出し、該歩行者地点と送信先地点とが一致する場合に、
誘導音声情報を音声に変換すべく構成することで、歩行
者が誤まった行動をするのが防止され、安全に行動する
ことができる誘導情報送信装置を提供することを目的と
する。
【0013】また、本発明は、歩行者に情報提供すべき
誘導音声情報、及び送信方位を示す送信方位情報に基づ
き搬送波を変調する手段と、該手段により変調された搬
送波を送信方位側へ向けて送信する送信手段とを備える
ことにより、誘導音声情報及び送信方位情報を受信する
受信装置が歩行者の向いている歩行者方位を検出し、該
歩行者方位が送信方位に基づく通信可能方位である場合
に、誘導音声情報を音声に変換すべく構成することで、
歩行者が誤まった行動をするのが防止され、安全に行動
することができる誘導情報送信装置を提供することを目
的とする。
【0014】そして、本発明は、誘導の指標となる地点
であることを示す地点情報に基づき搬送波を変調する手
段と、該手段により変調された搬送波を送信する送信手
段とを備えることにより、地点情報を受信する受信装置
が誘導音声情報及び該誘導音声情報の送信先を示す送信
先地点情報も受信し、地点情報の地点と送信先地点とが
一致する場合に、誘導音声情報を音声に変換すべく構成
することで、歩行者が誤まった行動をするのが防止さ
れ、安全に行動することができる地点情報送信装置を提
供することを目的とする。
【0015】また、本発明は、歩行者が位置する歩行者
地点を検出する歩行者地点検出手段と、誘導音声情報及
び該誘導音声情報の送信先地点を示す送信先地点情報に
基づき変調された搬送波を受信する受信手段と、受信さ
れた搬送波を復調して、誘導音声情報及び送信先地点情
報を出力する復調手段と、復調手段が出力した送信先地
点情報の送信先地点と、歩行者地点検出手段が検出した
歩行者地点とが一致するか否かを判断する手段と、送信
先地点と歩行者地点とが一致すると判断した場合に、誘
導音声情報を音声に変換する音声変換手段とを備えるこ
とにより、歩行者の誘導に必要である誘導音声情報のみ
が音声に変換されるので、歩行者が誤まった行動をする
のが防止されて、安全に行動することができる受信装置
を提供することを目的とする。
【0016】さらに、本発明は、歩行者が向いている歩
行者方位を検出する歩行者方位検出手段と、誘導音声情
報及び該誘導音声情報の送信方位を示す送信方位情報に
基づき変調された搬送波を受信する受信手段と、受信さ
れた搬送波を復調して、誘導音声情報及び送信方位情報
を出力する復調手段と、歩行者方位検出手段が検出した
歩行者方位が、送信方位情報の送信方位に基づき決まる
通信可能方位であるか否かを判断する判断手段と、歩行
者方位が通信可能方位であると判断した場合に、誘導音
声情報を音声に変換する音声変換手段とを備えることに
より、歩行者の誘導に必要とされている誘導音声情報の
みが音声に変換されるので、歩行者が誤まった行動をす
るのが防止されて、安全に行動することができる受信装
置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1発明の誘導情報提供
システムは、歩行者に情報提供すべき誘導音声情報、及
び送信先の地点を示す送信先地点情報に基づき搬送波を
変調し、変調した搬送波を前記送信先地点側へ向けて送
信する誘導情報送信装置と、歩行者が位置する歩行者地
点を検出して、前記誘導情報送信装置から受信した前記
送信先地点情報の送信先地点と前記歩行者地点とが一致
するか否かを判断し、前記送信先地点と前記歩行者地点
とが一致する場合に、前記誘導音声情報を音声に変換す
べくなしてある受信装置とを備えることを特徴とする。
【0018】第1発明においては、歩行者地点と送信先
地点とが一致する場合にのみ、歩行者の誘導に必要であ
る誘導音声情報が音声に変換されるので、歩行者が誤ま
った行動をするのが防止される。従って、視覚障害者等
が歩行する場合、安全に行動することができる。
【0019】第2発明の誘導情報提供システムは、第1
発明において、誘導の指標となる地点毎に配置されてお
り、該地点であることを示す地点情報に基づき搬送波を
変調し、変調した搬送波を送信する地点情報送信装置を
備え、前記受信装置は、前記地点情報送信装置から変調
された搬送波を受信し、受信した搬送波を復調して前記
地点情報を出力する地点情報受信部、及び前記誘導情報
送信装置から変調された搬送波を受信し、受信した搬送
波を復調して前記誘導音声情報及び送信先地点情報を出
力する誘導情報受信部を有しており、前記地点情報受信
部が出力した前記地点情報の地点と、前記誘導情報受信
部が出力した前記送信先地点情報の送信先地点とが一致
するか否かを判断すべくなしてあることを特徴とする。
【0020】第2発明においては、歩行者が位置する地
点を正確に検出することができ、さらに確実に歩行者の
誘導に必要である誘導音声情報のみが音声に変換される
ので、歩行者が誤まった行動をするのが防止され、安全
に行動することができる。
【0021】第3発明の誘導情報提供システムは、第1
発明において、前記受信装置は、位置計測手段を備える
ことを特徴とする。第3発明においては、歩行者が位置
する地点を正確に検出することができ、さらに確実に歩
行者の誘導に必要である誘導音声情報のみが音声に変換
されるので、歩行者が誤まった行動をするのが防止さ
れ、安全に行動することができる。
【0022】第4発明の誘導情報提供システムは、歩行
者に情報提供すべき誘導音声情報、及び送信方位を示す
送信方位情報に基づき搬送波を変調し、変調した搬送波
を前記送信方位側へ向けて送信する誘導情報送信装置
と、歩行者が向いている歩行者方位を検出して、該歩行
者方位が、前記誘導情報送信装置から受信した前記送信
方位情報の送信方位に基づき決まる通信可能方位である
か否かを判断し、前記歩行者方位が前記通信可能方位で
ある場合に、前記誘導音声情報を音声に変換すべくなし
てある受信装置とを備えることを特徴とする。
【0023】第4発明においては、歩行者方位が、誘導
情報送信装置の送信方位に対向しており、誘導情報送信
装置からの送信信号を受信することができる範囲内の方
位である場合にのみ、歩行者の誘導に必要である誘導音
声情報が音声に変換されるので、歩行者が誤まった行動
をするのが防止される。従って、視覚障害者等が歩行す
る場合、安全に行動することができる。
【0024】第5発明の誘導情報提供システムは、第4
発明において、前記受信装置は、方位センサを有するこ
とを特徴とする。第5発明においては、歩行者が位置す
る地点を正確に検出することができ、さらに確実に、歩
行者の誘導に必要とされている誘導音声情報のみが音声
に変換されるので、歩行者が誤まった行動をするのが防
止され、安全に行動することができる。
【0025】第6発明の誘導情報提供システムは、第1
発明乃至第5発明のいずれかにおいて、前記誘導音声情
報は、歩行者用信号灯器の点灯状態を示す情報であるこ
とを特徴とする。第6発明においては、視覚障害者等の
歩行者は進行方向に対応する歩行者用信号灯器の点灯状
態を音声により認識することができるので、安全に横断
歩道を渡ることができる。
【0026】第7発明の誘導情報送信装置は、歩行者に
情報提供すべき誘導音声情報、及び送信先地点を示す送
信先地点情報に基づき搬送波を変調する手段と、該手段
により変調された搬送波を前記送信先地点側へ向けて送
信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0027】第7発明においては、前記誘導音声情報及
び送信先地点情報を受信する受信装置が歩行者の位置す
る歩行者地点を検出し、該歩行者地点と送信先地点とが
一致する場合に、誘導音声情報を音声に変換すべく構成
することにより、歩行者が誤まった行動をするのが防止
され、安全に行動することができる。
【0028】第8発明の誘導情報送信装置は、歩行者に
情報提供すべき誘導音声情報、及び送信方位を示す送信
方位情報に基づき搬送波を変調する手段と、該手段によ
り変調された搬送波を前記送信方位側へ向けて送信する
送信手段とを備えることを特徴とする。
【0029】第8発明においては、前記誘導音声情報及
び送信方位情報を受信する受信装置が歩行者の向いてい
る歩行者方位を検出し、該歩行者方位が送信方位に基づ
き決まる通信可能方位である場合に、誘導音声情報を音
声に変換すべく構成することにより、歩行者が誤まった
行動をするのが防止され、安全に行動することができ
る。
【0030】第9発明の地点情報送信装置は、歩行者の
誘導の指標となる地点であることを示す地点情報に基づ
き搬送波を変調する手段と、該手段により変調された搬
送波を送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0031】第9発明においては、前記地点情報を受信
する受信装置が誘導音声情報及び該誘導音声情報の送信
先を示す送信先地点情報も受信し、地点情報の地点と送
信先地点とが一致する場合に、誘導音声情報を音声に変
換すべく構成することにより、歩行者が誤まった行動を
するのが防止され、安全に行動することができる。
【0032】第10発明の受信装置は、歩行者が位置す
る歩行者地点を検出する歩行者地点検出手段と、誘導音
声情報及び該誘導音声情報の送信先地点を示す送信先地
点情報に基づき変調された搬送波を受信する受信手段
と、該受信手段により受信された搬送波を復調して、前
記誘導音声情報及び送信先地点情報を出力する復調手段
と、該復調手段が出力した送信先地点情報の送信先地点
と、前記歩行者地点検出手段が検出した前記歩行者地点
とが一致するか否かを判断する判断手段と、該判断手段
が前記送信先地点と歩行者地点とが一致すると判断した
場合に、前記誘導音声情報を音声に変換する音声変換手
段とを備えることを特徴とする。
【0033】第10発明においては、歩行者の誘導に必
要である誘導音声情報のみが音声に変換されるので、歩
行者が誤まった行動をするのが防止され、視覚障害者等
が歩行する場合、安全に行動することができる。
【0034】第11発明の受信装置は、歩行者が向いて
いる歩行者方位を検出する歩行者方位検出手段と、誘導
音声情報及び該誘導音声情報の送信方位を示す送信方位
情報に基づき変調された搬送波を受信する受信手段と、
該受信手段により受信された搬送波を復調して、前記誘
導音声情報及び送信方位情報を出力する復調手段と、前
記歩行者方位検出手段が検出した歩行者方位が、前記復
調手段が出力した送信方位情報の送信方位に基づき決ま
る通信可能方位であるか否かを判断する判断手段と、該
判断手段が、前記歩行者方位が前記通信可能方位である
と判断した場合に、前記誘導音声情報を音声に変換する
音声変換手段とを備えることを特徴とする。
【0035】第11発明においては、歩行者の誘導に必
要とされている誘導音声情報のみが音声に変換されるの
で、歩行者が誤まった行動をするのが防止され、視覚障
害者等が歩行する場合、安全に行動することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1に係る誘
導情報提供システムの全体構成図であり、本誘導情報提
供システムを道路の交差点に適用した場合を示してい
る。車両用道路7に設けられた横断歩道8の横断方向両
端の角1及び角2には、車両用信号灯器4及び歩行者用
信号灯器5を備える信号灯器設置柱6が設けられてい
る。信号灯器設置柱6においては、歩行者用信号灯器5
の上側に、横断歩道8の対向する角に向かう方向に送信
方向を一致させて、信号灯器点灯情報送信装置2が設け
られている。信号灯器点灯情報送信装置2は、指向性波
である近赤外線を斜め上方から送信して、横断歩道8を
歩行する視覚障害者9が携帯する携帯端末1により受信
されるように構成されている。信号灯器点灯情報送信装
置2と車両用信号灯器4との間には、地点情報送信装置
3が設けられており、地点情報送信装置3は、信号灯器
設置柱6から所定半径内に自動ウェイクアップ電波を送
信して、視覚障害者9が携帯する携帯端末1により受信
されるように構成されている。
【0037】図2は、携帯端末1を示す斜視図である。
携帯端末1は、細長の直方体形状を有し、手中に収まる
程度の寸法に設定している。携帯端末1の長手方向の一
端部には、信号灯器点灯情報送信装置2が送信した近赤
外線を受信する信号灯器点灯情報受信部13が設けられ
ており、上面にはスピーカ19、受信ボタン1a及び送
信ボタン1bが夫々設けられ、側面には電源スイッチ1
cが設けられている。
【0038】図3は、信号灯器点灯情報送信装置2の機
能ブロック図である。信号灯器点灯情報送信装置2は、
歩行者用信号灯器5から点灯情報を取り込む信号灯器点
灯状態検出部21と、歩行者用信号灯器5の点灯状態を
示す点灯状態音声情報及び送信先の角(かど)を示す送
信先角情報からなる信号灯器点灯情報を記憶する信号灯
器点灯情報記憶部22と、信号灯器点灯状態検出部21
が出力した情報に基づき、信号灯器点灯情報記憶部22
に記憶された信号灯器点灯情報を選択して出力する信号
灯器点灯情報選択部23と、信号灯器点灯情報選択部2
3が出力した信号灯器点灯情報に対応させて搬送波を変
調する変調部24と、変調された搬送波に対応する近赤
外光を発光するLED(送信部)25とを備える。
【0039】例えば、図1に示した角2側の信号灯器設
置柱6に設けられた信号灯器点灯情報送信装置2の場
合、信号灯器点灯情報記憶部22には、「角1から角2
への方向は、青です。」、「信号が変わります。」、及
び「角1から角2への方向は、赤です。」等の点灯状態
音声情報と送信先の角である角1を示す送信先角情報
(コード等)とが記憶されている。
【0040】図4は、地点情報送信装置3の機能ブロッ
ク図である。地点情報送信装置3は、交差点のどの角で
あるかを示す交差点角音声情報及び交差点角情報からな
る地点情報を記憶する地点情報記憶部31と、地点情報
記憶部31が出力した地点情報に対応させて電波を変調
する変調部32と、変調された電波を送信する送信部3
3とを備える。例えば、図1に示した角1側の信号灯器
設置柱6に設けられた地点情報送信装置3の場合、地点
情報記憶部31には、「○○交差点角1です。」等の交
差点角音声情報と「○○交差点角1」等の交差点角情報
(コード等)とが記憶されている。
【0041】図5は、携帯端末1の機能ブロック図であ
る。携帯端末1は、信号灯器点灯情報送信装置2が送信
した光信号を受光して電気信号に変換するフォトダイオ
ード11、及びフォトダイオード11により光電変換さ
れた電気信号から点灯状態音声情報及び送信先角情報を
復調する復調回路12からなる信号灯器点灯情報受信部
13と、地点情報送信装置3が送信した電波を受信する
電波受信回路14、及び電波受信回路14が受信した交
差点角音声情報及び交差点角情報を復調する復調回路1
5からなる交差点角情報受信部16とを備えている。一
致判断回路17は、前記復調回路12が出力した送信先
角情報が示す角と、前記復調回路15が出力した交差点
角情報が示す角とが一致するか否かを判断し、一致判断
回路17が一致すると判断した場合、復調回路12が復
調した点灯状態音声情報が音声復号18により音声に変
換され、音声がスピーカ19から出力されるように構成
されている。
【0042】図6は、地点情報送信装置3による送信時
のデータフォーマットを示す説明図である。図6に示し
たように、ヘッダ、データサイズ、交差点角情報及び交
差点角音声情報が順次送信される。
【0043】図7は、信号灯器点灯情報送信装置2によ
る送信時のデータフォーマットを示す説明図である。図
7に示したように、ヘッダ、データサイズ、送信先角情
報及び点灯状態音声情報が順次送信される。
【0044】次に、本実施の形態に係る誘導情報提供シ
ステムにおける処理方法を示す。図8は、携帯端末1の
処理手順を示すフローチャートである。まず、地点情報
送信装置3から交差点角音声情報及び交差点角情報を受
信する(ステップS1)。そして、信号灯器点灯情報送
信装置2から点灯状態音声情報及び送信先角情報を受信
する(ステップS2)。
【0045】ステップS3において、交差点角情報の角
と送信先角情報の角とが一致するか否かを判断する。こ
の判断は、夫々の角情報の内容(コード等)の比較によ
り行われる。交差点角情報の角と送信先角情報の角とが
一致する場合、ステップS4へ進む。ステップS4にお
いて、点灯状態音声情報を音声に変換する。そして、変
換した音声を携帯端末1のスピーカ19から出力する
(ステップS5)。
【0046】ステップS3において、交差点角情報の角
と送信先角情報の角とが一致しない場合、ステップS6
へ進む。ステップS6において、点灯状態音声情報を破
棄する。
【0047】上述した処理により、視覚障害者9が横断
歩道8を横断する場合、地点情報送信装置3から受信し
た交差点角情報が示す角と、信号灯器点灯情報送信装置
2から受信した送信先角情報が示す角とが一致すると
き、すなわち、視覚障害者9の横断の起点側の角と信号
灯器点灯情報送信装置2の送信先の角とが一致するとき
にのみ、点灯状態音声情報が音声に変換されるので、視
覚障害者9は、横断に必要とする歩行者用信号灯器5の
点灯状態を確実に認識することができる。
【0048】例えば横断歩道8を角1から角2へ渡る場
合、視覚障害者9は角1近傍で受信ボタン1aを押すこ
とにより、地点情報送信装置3が送信する地点情報を受
信して、「○○交差点角1です。」という音声を聞く。
次に、視覚障害者9は、角1で携帯端末1を向けて受信
ボタン1aを押すことにより、携帯端末1の信号灯器点
灯情報受信部13が角2側の信号灯器点灯情報送信装置
2が送信する光信号を受信した場合、地点情報送信装置
3から受信した交差点角情報の「角1」と、信号灯器点
灯情報送信装置2から受信した送信先角情報の送信先角
である「角1」とが一致すると判断され、「角1から角
2への方向は、青です。」、「信号が変わります。」、
又は「角1から角2への方向は、赤です。」等の音声を
聞くことになる。従って、視覚障害者9は、角1から角
2へ横断歩道8を渡るための情報を確実に認識すること
ができる。
【0049】図9は、本実施の形態の誘導情報提供シス
テムを四つ角に適用した場合を示す平面図であり、図
中、図1と同一部分は同一符号を付してある。角1,角
2,角3,角4夫々に設けられた信号灯器設置柱6に
は、各角が面する道路に対応させて信号灯器点灯情報送
信装置2が設けられ、地点情報送信装置3が設けられて
いる。
【0050】この誘導情報提供システムを適用すること
により、いずれの横断歩道8をいずれの方向へ横断する
場合においても、視覚障害者9は、視覚障害者9の横断
の起点側の角と信号灯器点灯情報送信装置2の送信先の
角とが一致するときにのみ、歩行者用信号灯器5の点灯
状態を音声で聞くので、誤った横断が防止される。
【0051】例えば、視覚障害者9が、角1から角4へ
横断歩道8を横断する場合、角4の信号灯器点灯情報送
信装置2が角4から角3へ向けて送信する歩行者用信号
灯器5の信号灯器点灯情報が、車両の側面での反射によ
り視覚障害者9の携帯端末1が受信されたときにおいて
もその点灯状態音声情報が破棄されるので、視覚障害者
9は、角4の他方の信号灯器点灯情報送信装置2が角4
から角1へ向けて送信する信号灯器点灯情報に基づく音
声のみを聞く。また、信号灯器点灯情報送信装置2が送
信する近赤外線は指向性を有し、携帯端末1の向きが通
信可能である向きを向いている場合にのみ携帯端末1は
信号灯器点灯情報を受信するので、このとき、視覚障害
者9は、角2の信号灯器点灯情報送信装置2が角2から
角1へ向けて送信する信号灯器点灯情報を受信すること
はない。
【0052】なお、信号制御装置10は、視覚障害者9
が送信ボタン1bを押して、青信号延長要求信号を送信
し、青信号延長要求信号受信装置(図示せず)が受信し
た場合に、信号灯器点灯情報送信装置2から「青信号延
長要求受付確認」という音声情報を携帯端末1へ送信さ
せ、歩行者用信号灯器5の青信号の時間を延長させるよ
うに構成されている。携帯端末1は、前記音声情報を音
声に変換し、「青信号延長要求受付確認」という音声を
出力する。
【0053】実施の形態2.実施の形態2の誘導情報提
供システムは、視覚障害者9が所持する携帯端末1と、
信号灯器設置柱6に備えられた信号灯器点灯情報送信装
置2とからなる。信号灯器点灯情報送信装置2の機能ブ
ロック図は、図3と同様である。図10は携帯端末1の
機能ブロック図であり、図中、図5と同一部分は同一符
号を付してある。この携帯端末1は、GPS(汎地球測
位システム)又はディファレンシャルGPS機能により
視覚障害者9の位置を計測する位置計測回路41を備え
ており、計測した視覚障害者9の位置を判断回路42へ
出力するように構成されている。判断回路42は、位置
計測回路41が出力した視覚障害者9の位置が、復調回
路12が出力した送信先角情報が示す角から所定の範囲
内にあるかどうかを判断し、判断回路42が所定範囲内
にあると判断した場合にのみ、復調回路12が復調した
点灯状態音声情報が音声復号18により音声に変換さ
れ、音声がスピーカ19から出力されるように構成され
ている。
【0054】この誘導情報提供システムにおいては、視
覚障害者9が横断歩道8を横断する場合、携帯端末1の
位置計測回路41が出力する視覚障害者9の位置が、信
号灯器点灯情報送信装置2から受信した送信先角情報が
示す角から所定の範囲内にあると判断したとき、すなわ
ち、視覚障害者9の横断の起点側の位置と信号灯器点灯
情報送信装置2の送信先の角とが一致するときにのみ、
点灯状態音声情報が音声に変換されるので、視覚障害者
9は、横断に必要とする歩行者用信号灯器5の点灯状態
を確実に認識して横断歩道8を横断することができる。
【0055】実施の形態3.実施の形態3の誘導情報提
供システムは、視覚障害者9が所持する携帯端末1と、
信号灯器設置柱6に備えられた信号灯器点灯情報送信装
置2とからなる。図11は、信号灯器点灯情報送信装置
2の機能ブロック図であり、図中、図3と同一部分は同
一符号を付してある。図11の信号灯器点灯情報送信装
置2の信号灯器点灯情報記憶部26には、信号灯器の点
灯状態を示す点灯状態音声情報及び送信の方位を示す送
信方位情報からなる信号灯器点灯情報が記憶されてい
る。例えば、南北方向に設けられた横断歩道8の南側の
信号灯器設置柱6に備えられた信号灯器点灯情報送信装
置2の場合、信号灯器点灯情報記憶部26には、「北か
ら南への方向は、青です。」、「信号が変わりま
す。」、及び「北から南への方向は、赤です。」等の点
灯状態音声情報と送信方位である北を示す送信方位情報
(コード等)とが記憶されている。
【0056】図12は携帯端末1の機能ブロック図であ
り、図中、図10と同一部分は同一符号を付してある。
携帯端末1は、信号灯器点灯情報送信装置2が送信した
光信号を受光して電気信号に変換するフォトダイオード
11、及びフォトダイオード11により光電変換された
電気信号から点灯状態音声情報及び送信方位情報を復調
する復調回路12、視覚障害者9が向いている方位(歩
行者方位)を検出する方位センサ43とを備えている。
判断回路44は、方位センサ43が出力した歩行者方位
が、復調回路12が出力した送信方位に基づき決まる通
信可能方位であるか否かを判断し、判断回路44が前記
歩行者方位が通信可能方位であると判断した場合、復調
回路12が復調した点灯状態音声情報が音声復号18に
より音声に変換され、音声がスピーカ19から出力され
るように構成されている。ここで、通信可能方位とは、
信号灯器点灯情報送信装置2の送信方位に対向してお
り、信号灯器点灯情報送信装置2からの送信信号を受信
することができる範囲内にある方位をいう。
【0057】この誘導情報提供システムにおいては、視
覚障害者9が横断歩道8を横断する場合、携帯端末1の
方位センサ43が出力した歩行者方位、すなわち視覚障
害者9の横断の方位が、復調回路12が出力した送信方
位に基づき決まる通信可能方位であるときにのみ、点灯
状態音声情報が音声に変換されるので、視覚障害者9
は、横断に必要である歩行者用信号灯器5の点灯状態を
確実に認識して横断歩道8を横断することができる。
【0058】なお、実施の形態1乃至3においては、歩
行者が視覚障害者である場合につき説明しているがこれ
に限定されるものではなく、本発明の誘導情報提供シス
テムは、健常者及び高齢者等の他の歩行者にも適用可能
である。
【0059】また、実施の形態1乃至3においては、誘
導情報装置としての信号灯器点灯情報送信装置2が誘導
音声情報を伝送する手段(媒体)として光を用いた場合
につき説明しているがこれに限定されるものではなく、
電波を用いることにしてもよい。
【0060】さらに、実施の形態1乃至3においては、
歩行者の誘導情報が信号灯器の点灯情報である場合につ
き説明しているがこれに限定されるものではなく、他の
誘導情報にも適用することが可能である。
【0061】
【発明の効果】以上、詳述したように、第1発明による
場合は、誘導情報送信装置が送信先地点情報に基づき変
調した搬送波を送信し、受信装置において、歩行者地点
と送信先地点とが一致する場合にのみ、歩行者の誘導に
必要である誘導音声情報が音声に変換されるので、歩行
者が誤まった行動をするのが防止される。従って、視覚
障害者等が歩行する場合、安全に行動することができ
る。
【0062】第2発明による場合は、誘導の指標となる
地点に配置されており、該地点であることを示す地点情
報に基づき搬送波を変調し、変調した搬送波を送信する
地点情報送信装置を備えているので、歩行者が位置する
地点を正確に検出することができ、さらに確実に歩行者
の誘導に必要である誘導音声情報のみが音声に変換され
る。従って、歩行者が誤まった行動をするのが防止さ
れ、安全に行動することができる。
【0063】第3発明による場合は、受信装置が位置計
測手段を備えるので、歩行者が位置する地点を正確に検
出することができ、さらに確実に歩行者の誘導に必要で
ある誘導音声情報のみが音声に変換され、歩行者が誤ま
った行動をするのが防止されて、安全に行動することが
できる。
【0064】第4発明による場合は、誘導情報送信装置
が送信方位を示す送信方位情報に基づき変調した搬送波
を送信し、受信装置において、歩行者が向いている方位
が、誘導情報送信装置の送信方位に対向しており、誘導
情報送信装置からの送信信号を受信することができる範
囲内にある方位である場合にのみ、歩行者の誘導に必要
である誘導音声情報が音声に変換されるので、歩行者が
誤まった行動をするのが防止される。従って、視覚障害
者等が歩行する場合、安全に行動することができる。
【0065】第5発明による場合は、受信装置は方位セ
ンサを有するので、歩行者が位置する地点を正確に検出
することができ、さらに確実に、歩行者の誘導に必要と
されている誘導音声情報のみが音声に変換され、歩行者
が誤まった行動をするのが防止されて、安全に行動する
ことができる。
【0066】第6発明による場合は、誘導音声情報が、
歩行者用信号灯器の点灯状態を示す情報であるので、視
覚障害者等の歩行者は進行方向に対応する歩行者用信号
灯器の点灯状態を音声により認識することができ、安全
に横断歩道を渡ることができる。
【0067】第7発明による場合は、歩行者に情報提供
すべき誘導音声情報、及び送信先地点を示す送信先地点
情報に基づき搬送波を変調する手段と、該手段により変
調された搬送波を前記送信先地点側へ向けて送信する送
信手段とを備えており、前記誘導音声情報及び送信先地
点情報を受信する受信装置が歩行者の位置する歩行者地
点を検出し、該歩行者地点と送信先地点とが一致する場
合に、誘導音声情報を音声に変換すべく構成すること
で、歩行者が誤まった行動をするのが防止され、安全に
行動することができる。
【0068】第8発明による場合は、歩行者に情報提供
すべき誘導音声情報、及び送信方位を示す送信方位情報
に基づき搬送波を変調する手段と、該手段により変調さ
れた搬送波を前記送信方位側へ向けて送信する送信手段
とを備えており、前記誘導音声情報及び送信方位情報を
受信する受信装置が歩行者の向いている歩行者方位を検
出し、該歩行者方位が送信方位に基づき決まる通信可能
方位である場合に、誘導音声情報を音声に変換すべく構
成することで、歩行者が誤まった行動をするのが防止さ
れ、安全に行動することができる。
【0069】第9発明による場合は、歩行者の誘導の指
標となる地点であることを示す地点情報に基づき搬送波
を変調する手段と、該手段により変調された搬送波を送
信する送信手段とを備えており、前記地点情報を受信す
る受信装置が誘導音声情報及び該誘導音声情報の送信先
地点を示す送信先地点情報も受信し、地点情報の地点と
送信先地点とが一致する場合に、誘導音声情報を音声に
変換すべく構成することにより、歩行者が誤まった行動
をするのが防止され、安全に行動することができる。
【0070】第10発明による場合は、歩行者地点を検
出する検出手段と、誘導音声情報及び該誘導音声情報の
送信先地点を示す送信先地点情報に基づき変調された搬
送波を受信する受信手段とを備えており、送信先地点と
歩行者地点とが一致する場合にのみ、歩行者の誘導に必
要である誘導音声情報が音声に変換されるので、歩行者
が誤まった行動をするのが防止され、視覚障害者等が歩
行する場合、安全に行動することができる。
【0071】第11発明による場合は、歩行者方位を検
出する歩行者方位検出手段と、誘導音声情報及び該誘導
音声情報の送信方位を示す送信方位情報に基づき変調さ
れた搬送波を受信する受信手段とを備えており、歩行者
方位が送信方位に基づき決まる通信可能方位である場合
にのみ、歩行者の誘導に必要である誘導音声情報が音声
に変換されるので、歩行者が誤まった行動をするのが防
止され、視覚障害者等が歩行する場合、安全に行動する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る誘導情報提供シス
テムの全体構成図である。
【図2】携帯端末を示す斜視図である。
【図3】信号灯器点灯情報送信装置の機能ブロック図で
ある。
【図4】地点情報送信装置の機能ブロック図である。
【図5】携帯端末の機能ブロック図である。
【図6】地点情報送信装置による送信時のデータフォー
マットを示す説明図である。
【図7】信号灯器点灯情報送信装置による送信時のデー
タフォーマットを示す説明図である。
【図8】携帯端末の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】実施の形態1に係る誘導情報提供システムを四
つ角に適用した場合を示す平面図である。
【図10】実施の形態2に係る誘導情報提供システムの
携帯端末の機能ブロック図である。
【図11】実施の形態3に係る誘導情報提供システムの
信号灯器点灯情報送信装置の機能ブロック図である。
【図12】実施の形態3に係る誘導情報提供システムの
携帯端末の機能ブロック図である。
【図13】従来の誘導情報提供システムを示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 携帯端末 1a 受信ボタン 1b 送信ボタン 1c 電源スイッチ 11 フォトダイオード 12 復調回路 13 信号灯器転倒情報受信部 14 電波受信部 15 復調回路 16 交差点角情報受信部 17 一致判断回路 18 音声復号 19 スピーカ 2 信号灯器点灯情報送信装置 21 信号灯器点灯状態検出部 22 信号灯器点灯情報記憶部 23 信号灯器点灯情報選択部 24 変調部 25 LED 26 信号灯器点灯情報記憶部 3 地点情報送信装置 31 地点情報記憶部 32 変調部 33 送信部 41 位置計測回路 42 判断回路 43 方位センサ 44 判断回路 5 歩行者用信号灯器 52 送信機 61 携帯端末 62 車両 63 車両

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歩行者に情報提供すべき誘導音声情報、
    及び送信先地点を示す送信先地点情報に基づき搬送波を
    変調し、変調した搬送波を前記送信先地点側へ向けて送
    信する誘導情報送信装置と、 歩行者が位置する歩行者地点を検出して、前記誘導情報
    送信装置から受信した前記送信先地点情報の送信先地点
    と前記歩行者地点とが一致するか否かを判断し、前記送
    信先地点と前記歩行者地点とが一致する場合に、前記誘
    導音声情報を音声に変換すべくなしてある受信装置とを
    備えることを特徴とする誘導情報提供システム。
  2. 【請求項2】 誘導の指標となる地点毎に配置されてお
    り、該地点であることを示す地点情報に基づき搬送波を
    変調し、変調した搬送波を送信する地点情報送信装置を
    備え、 前記受信装置は、前記地点情報送信装置から変調された
    搬送波を受信し、受信した搬送波を復調して前記地点情
    報を出力する地点情報受信部、及び前記誘導情報送信装
    置から変調された搬送波を受信し、受信した搬送波を復
    調して前記誘導音声情報及び送信先地点情報を出力する
    誘導情報受信部を有しており、前記地点情報受信部が出
    力した前記地点情報の地点と、前記誘導情報受信部が出
    力した前記送信先地点情報の送信先地点とが一致するか
    否かを判断すべくなしてある請求項1記載の誘導情報提
    供システム。
  3. 【請求項3】 前記受信装置は、位置計測手段を備える
    請求項1記載の誘導情報提供システム。
  4. 【請求項4】 歩行者に情報提供すべき誘導音声情報、
    及び送信方位を示す送信方位情報に基づき搬送波を変調
    し、変調した搬送波を前記送信方位側へ向けて送信する
    誘導情報送信装置と、 歩行者が向いている歩行者方位を検出して、該歩行者方
    位が、前記誘導情報送信装置から受信した前記送信方位
    情報の送信方位に基づき決まる通信可能方位であるか否
    かを判断し、前記歩行者方位が前記通信可能方位である
    場合に、前記誘導音声情報を音声に変換すべくなしてあ
    る受信装置とを備えることを特徴とする誘導情報提供シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記受信装置は、方位センサを有する請
    求項4記載の誘導情報提供システム。
  6. 【請求項6】 前記誘導音声情報は、歩行者用信号灯器
    の点灯状態を示す情報である請求項1乃至5のいずれか
    に記載の誘導情報提供システム。
  7. 【請求項7】 歩行者に情報提供すべき誘導音声情報、
    及び送信先地点を示す送信先地点情報に基づき搬送波を
    変調する手段と、 該手段により変調された搬送波を前記送信先地点側へ向
    けて送信する送信手段とを備えることを特徴とする誘導
    情報送信装置。
  8. 【請求項8】 歩行者に情報提供すべき誘導音声情報、
    及び送信方位を示す送信方位情報に基づき搬送波を変調
    する手段と、 該手段により変調された搬送波を前記送信方位側へ向け
    て送信する送信手段とを備えることを特徴とする誘導情
    報送信装置。
  9. 【請求項9】 歩行者の誘導の指標となる地点であるこ
    とを示す地点情報に基づき搬送波を変調する手段と、 該手段により変調された搬送波を送信する送信手段とを
    備えることを特徴とする地点情報送信装置。
  10. 【請求項10】 歩行者が位置する歩行者地点を検出す
    る歩行者地点検出手段と、 誘導音声情報及び該誘導音声情報の送信先地点を示す送
    信先地点情報に基づき変調された搬送波を受信する受信
    手段と、 該受信手段により受信された搬送波を復調して、前記誘
    導音声情報及び送信先地点情報を出力する復調手段と、 該復調手段が出力した送信先地点情報の送信先地点と、
    前記歩行者地点検出手段が検出した歩行者地点とが一致
    するか否かを判断する判断手段と、 該判断手段が前記送信先地点と前記歩行者地点とが一致
    すると判断した場合に、前記誘導音声情報を音声に変換
    する音声変換手段とを備えることを特徴とする受信装
    置。
  11. 【請求項11】 歩行者が向いている歩行者方位を検出
    する歩行者方位検出手段と、 誘導音声情報及び該誘導音声情報の送信方位を示す送信
    方位情報に基づき変調された搬送波を受信する受信手段
    と、 該受信手段により受信された搬送波を復調して、前記誘
    導音声情報及び送信方位情報を出力する復調手段と、 前記歩行者方位検出手段が検出した歩行者方位が、前記
    復調手段が出力した送信方位情報の送信方位に基づき決
    まる通信可能方位であるか否かを判断する判断手段と、 該判断手段が、前記歩行者方位が前記通信可能方位であ
    ると判断した場合に、前記誘導音声情報を音声に変換す
    る音声変換手段とを備えることを特徴とする受信装置。
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