JP2003228289A - 封印構造 - Google Patents

封印構造

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JP2003228289A
JP2003228289A JP2002028486A JP2002028486A JP2003228289A JP 2003228289 A JP2003228289 A JP 2003228289A JP 2002028486 A JP2002028486 A JP 2002028486A JP 2002028486 A JP2002028486 A JP 2002028486A JP 2003228289 A JP2003228289 A JP 2003228289A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガタつきによる騒音発生を防止すると共に、
封印作業性が良好でコンパクトな封印構造を提供する。 【解決手段】 本発明の封印構造は、分割ケース25を連
結固定するねじ27を操作不能に覆う封印カバー31と、
分割ケース25に形成されたケース側封貫孔33a及び封印
カバー31に形成されたカバー側封貫孔34aに挿着するこ
とで封印カバー31を取り外し不能にする封印バンド35
と、挿着された封印バンド35に加締め付けてケース側封
貫孔33a及びカバー側封貫孔34aからの抜き取りを阻止す
る封印鉛37とを備える。封印バンド35は、折り曲げ可能
な板バネ材から成り、ケース側封貫孔33a及びカバー側
封貫孔34aを挿通して封印鉛37を加締め付けた後に、弾
性的に折り曲げられた状態で、封印カバー31に設けられ
たバンド係止部32のバンド係止孔32aに挿入方向先端部3
5aが係止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は封印構造に関し、詳
しくは、タクシーメータや電力計等の計量器における分
割ケースの不正開放を防止するための封印構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】タクシーには、走行距離と走行時間によ
って乗車料金を計算するタクシーメータが搭載されてい
る。このタクシーメータは、走行距離と走行時間によっ
て乗車料金を計算する回路及び機構を分割ケース内に収
容したもので、これらの走行距離や走行時間の測定精度
が許容誤差の範囲内であるか否か、料金計算に使用され
る各種定数等が適正か否か等の検査を、予め所定の監督
官庁が行う。そして、検査に合格したものは、料金計算
に使用される各種定数等が検査後に不正に改ざんされる
ことがないように、分割ケースが不正に開放されるのを
防止するための封印を施す。
【0003】図9及び図10は、このようなタクシーメ
ータに使用される封印構造の従来例を示したものであ
る。ここに示したタクシーメータ1は、前面ケース3及
び後面ケース4からなる分割ケース5内に、走行距離と
走行時間によって乗車料金を計算する回路及び機構を収
容したものである。前記前面ケース3は、走行距離や走
行時間や乗車料金を表示する表示部3aが前面上部に配
され、この表示部3aの周囲に各種の操作ボタン3b等
が配されている。
【0004】前記前面ケース3と前記後面ケース4は、
図9に示したように、前面ケース3の前面側の両側から
装着される締結手段としてのねじ7によって、互いに連
結固定されている。そこで、内部の回路及び機構の検査
時や調整時には、前記ねじ7による締結を解除して、分
割ケース5を開くことが必要になる。
【0005】このタクシーメータ1に使用されている封
印構造は、特許第3160844号等に開示されたもの
で、分割ケース5の締結手段としてのねじ7を覆う封印
カバー(補助ケース)9と、この封印カバー9が装着さ
れる分割ケース外面に突設された封印部位11と、この
封印部位11に貫通形成された封貫孔11aと、この封
貫孔11aに挿通することで前記封印カバー9を取り外
し不能にする封印具本体13と、前記封貫孔11aに挿
通した封印具本体13に加締め付けて封印具本体13の
抜き取りを防止する封印鉛15とを備えた構成である。
そして、封印後に前記ねじ7を操作するには、前記封印
鉛15又は封印具本体13の破壊を不可欠にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来の封印構造における封印具本体13は、図10に示し
たように、封印部位11の封貫孔11aを挿通自在な帯
部13aの上端に、封貫孔11aよりも幅の大きな抜け
止め部13bを設けた構造である。そこで、前記封印具
本体13は、抜け止め部13bを封貫孔11aの縁に引
っ掛からせることで封印部位11にぶら下げた振り子状
態での使用となり、車両の走行振動等で揺れるので、封
印鉛15が周囲の機器等にぶつかり騒音を発生するとい
う問題があった。
【0007】また、図9に示したように、メータ使用時
における封印鉛15や封印具本体13の先端部は、分割
ケース5の外形寸法から下方へ突出した状態となってい
るため、例えば分割ケース5の表面の清掃等の際に、手
指や清掃器具等が突出した状態の封印鉛15や封印具本
体13に引っ掛かり、これらを誤って破損してしまう虞
があった。従って、本発明の目的は上記課題を解消する
ことに係り、ガタつきによる騒音発生を防止すると共
に、封印作業性が良好でコンパクトな封印構造を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、分
割ケースを連結固定する締結手段を操作不能に覆う封印
カバーと、前記分割ケースに形成されたケース側封貫孔
に挿着することで前記封印カバーを取り外し不能にする
封印バンドと、挿着された封印バンドに加締め付けて前
記ケース側封貫孔からの抜き取りを阻止する封印鉛とを
備えた封印構造であって、前記封印バンドは、折り曲げ
可能な板バネ材から成り、前記ケース側封貫孔を挿通し
て前記封印鉛を加締め付けた後に、弾性的に折り曲げら
れた状態で、前記封印カバーに設けられたバンド係止部
に挿入方向先端部が係止されることを特徴とする封印構
造により達成される。
【0009】上記構成によれば、封印バンドは、ケース
側封貫孔に挿着されて封印カバーを取り外し不能にした
後、封印鉛が加締め付けられて前記ケース側封貫孔から
の抜き取りが阻止される。そして、封印鉛が加締め付け
られた後に弾性的に折り曲げられた状態の前記封印バン
ドは、挿入方向先端部が前記封印カバーに設けられたバ
ンド係止部に係止される。
【0010】そこで、挿入方向先端部が封印カバーのバ
ンド係止部に係止された封印バンドは、折り曲げて弾性
変形させられた状態に保持されており、弛みやガタの無
い緊張状態での使用となるので、外部から振動等が作用
しても、挿入方向先端部や封印鉛がガタついたり大きく
揺れることがない。また、挿入方向先端部が封印カバー
のバンド係止部に係止された封印バンドは、加締め付け
られた封印鉛や挿入方向先端部が分割ケースの外形寸法
から突出せず、封印カバー上面に配設され、コンパクト
な封印構造とすることができる。
【0011】尚、好ましくは前記封印バンドには、前記
ケース側封貫孔を挿通する部分と前記封印鉛が加締め付
けられる部分との間に、該封印バンドの折り曲げや切断
を容易にするためのくびれ部が設けられる。この場合、
前記くびれ部によって、前記封印バンドの挿入方向先端
部をバンド係止部に係止させるべく該封印バンドを折り
曲げる際の折り曲げ操作が容易になる。又、前記くびれ
部によって、封印を解除する際の封印バンドの切断操作
も容易になる。従って、封印作業性や封印の解除作業性
が向上する。
【0012】又、好ましくは前記封印鉛が加締め付けら
れる部分には、前記封印バンドに挿通した前記封印鉛を
係止して位置決め固定可能な位置決め手段が設けられ
る。この場合、封印バンドに挿通した封印鉛は、位置決
め手段により位置決め固定されるので、該封印鉛を封印
バンドに加締め付ける際の加締め作業が容易になり、封
印作業性が向上する。
【0013】又、好ましくは前記封印カバーの一端部に
は、前記ケース側封貫孔に対応して開口するカバー側封
貫孔が形成されており、前記封印バンドがこれらカバー
側封貫孔及びケース側封貫孔を挿通することにより、該
封印カバーが取り外し不能とされる。この場合、加締め
付けられた封印鉛や折り曲げられた封印バンドの挿入方
向先端部が上面に配設される封印カバーは、必要最小限
の大きさとすることができ、コンパクトな封印構造を得
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態に係る封印構造を詳細に説明する。図1乃
至図4は、本発明の一実施形態に係る封印構造を採用し
たタクシーメータの要部を示したものであり、封印構造
を除くメータの基本部分は、図9に示したタクシーメー
タ1と略同様である。
【0015】本実施形態のタクシーメータ21は、図1
乃至図4に示したように、前面ケース23及び後面ケー
ス(図示せず)からなる分割ケース25内に、走行距離
と走行時間によって乗車料金を計算する回路及び機構を
収容したものである。前記前面ケース23と後面ケース
は、図3及び図4に示したように、その前面側の両側か
ら装着される締結手段としてのねじ27によって、互い
に連結固定されている。そこで、内部の回路及び機構の
検査時や調整時には、前記ねじ27による締結を解除し
て、分割ケース25を開くことが必要になる。
【0016】本実施形態のタクシーメータ21に採用し
た封印構造は、分割ケース25を構成する前面ケース2
3及び後面ケースを連結固定するねじ27を操作不能に
覆う封印カバー31と、前記分割ケース25の前面ケー
ス23に形成されたケース側封貫孔33aに挿着するこ
とで前記封印カバー31を取り外し不能にする封印バン
ド35と、前記ケース側封貫孔33aに挿着された封印
バンド35に加締め付けて該ケース側封貫孔33aから
の抜き取りを阻止する封印鉛37とを備えており、封印
後に前記ねじ27を操作するには前記封印鉛37又は前
記封印バンド35の破壊を不可欠にしたものである。
【0017】前記封印カバー31が装着される前面ケー
ス23の外面には、図1及び図4に示すように、前記封
印鉛37や封印バンド35が前記分割ケース25の外形
寸法内に収まるように、周囲のケース外面よりも窪ませ
た装着面23aが形成されており、前記封印カバー31
が補完的に装着される。前記ケース側封貫孔33aは、
前記装着面23aに立設した封印用突部33に貫通形成
されている。
【0018】前記封印カバー31は、図1乃至図5に示
したように、前記装着面23aに重なる本体板部31a
の側面に、前面ケース23に形成された係止用凹部23
b,23c,23dに係合する係合突部31b,31
c,31dが突設されており、前面ケース23に対して
は図2中下方からのみスライド挿入可能となっている。
尚、前面ケース23と封印カバー31との間には、スナ
ップフィットさせて不用意な封印カバー31の脱落を防
止する為、互いに係止可能な凹凸部が設けられている。
【0019】更に、前記本体板部31aの上面には、封
印カバー31が前面ケース23に装着された際に前記封
印用突部33と重なるように対向する立壁34が一端側
(図2中、右方端側)に突設されており、該立壁34か
ら適宜離れた他端側(図2中、左方端側)にバンド係止
部32が突設されている。前記立壁34には、前記ケー
ス側封貫孔33aに対応して同軸に開口するカバー側封
貫孔34aが貫通形成されている。又、前記バンド係止
部32には、後述する封印バンド35の挿入方向先端部
35aを係止するバンド係止孔32aが貫通形成されて
いる。
【0020】前記封印バンド35は、折り曲げ可能な板
バネ材からプレス成形によって一体形成したものであ
り、図6に示したように、前記カバー側封貫孔34a及
び前記ケース側封貫孔33aより幅広の抜け止め部35
bが、挿入方向後端部(図6中、左端部)に形成されて
いる。更に、前記封印バンド35の挿入方向後端側に
は、予め封印バンド35の折り曲げを容易にするために
微小に曲げられたくびれ部38aや、封印を解除する際
の切断を容易にするためのくびれ部38bが形成されて
いる。
【0021】また、前記封印バンド35の挿入方向先端
側の封印鉛37が加締め付けられる部分には、先端側か
ら該封印バンド35に挿通した封印鉛37を係止して位
置決め固定可能な位置決め手段が、切り起こし39a及
び係止段部39bにより構成されている。前記切り起こ
し39aは、挿通された封印鉛37の抜け止めであり、
前記係止段部39bは、封印鉛37の挿入位置を規制す
るストッパである。前記封印鉛37が加締め付けられる
部分の略中央には、封印鉛37を加締め付けた際に該封
印鉛37に食い込む加締め突起40が突設されている。
【0022】前記封印鉛37は、図7に示したように、
前記封印バンド35を挿通可能な貫通穴37aが直径方
向に穿設された厚肉円板形である。前記貫通穴37a
は、幅寸法wが前記封印バンド35の加締め付け部の幅
寸法に対応して設定され、高さ寸法hが前記加締め突起
40を挿通可能とする大きさに設定されている。尚、前
記切り起こし39aの高さ寸法Hは、前記貫通穴37a
の高さ寸法hよりも大きく設定されている。
【0023】次に、上述した本実施形態の封印構造にお
ける封印作業の手順を説明する。先ず、前記分割ケース
25を構成している前面ケース23と下面ケースとをね
じ27によって締結固定した後、該ねじ27が配置され
ている装着面23aの上を覆うように、封印カバー31
をスライド装着する(図1、参照)。
【0024】次に、前記封印バンド35の挿入方向先端
部35aを前記カバー側封貫孔34a及び前記ケース側
封貫孔33aに挿通し、前記抜け止め部35bが立壁3
4に当接するまで引き出す。そして、図8に示すよう
に、前記封印バンド35のくびれ部38aを直角に折り
曲げた後、該封印バンド35の挿入方向先端部35aに
封印鉛37を挿通し、加締め付け作業を行う。
【0025】この際、封印バンド35に挿通した封印鉛
37は、位置決め手段である切り起こし39a及び係止
段部39bにより位置決め固定されるので、該封印鉛3
7を封印バンド35に加締め付ける際の加締め作業が容
易になり、封印作業性が向上する。
【0026】その後、前記封印バンド35のくびれ部3
8を直角に折り曲げ、図2乃至図4に示したように、挿
入方向先端部35aをバンド係止部32のバンド係止孔
32aに係止させれば、封印作業は終了である。前記バ
ンド係止部32の上部には、挿入方向先端部35aをバ
ンド係止孔32aに挿入し易くする為の誘い込みテーパ
32bが形成されている。
【0027】即ち、上述した如き本実施形態の封印構造
によれば、前記封印バンド35は、図8に示したよう
に、カバー側封貫孔34a及びケース側封貫孔33aに
挿着されて封印カバー31を取り外し不能にした後、封
印鉛37が加締め付けられ、これらカバー側封貫孔34
a及びケース側封貫孔33aからの抜き取りが阻止され
る。
【0028】そして、封印鉛37が加締め付けられた後
に弾性的に折り曲げられた状態の前記封印バンド35
は、図2乃至図4に示したように、挿入方向先端部35
aが前記封印カバー31に設けられたバンド係止部32
のバンド係止孔32aに係止される。
【0029】そこで、挿入方向先端部35aが封印カバ
ー31のバンド係止部32に係止された封印バンド35
は、折り曲げて弾性変形させられた状態に保持されてお
り、弛みやガタの無い緊張状態での使用となるので、外
部から振動等が作用しても、挿入方向先端部35aや封
印鉛37がガタついたり大きく揺れることがなく、封印
鉛37のガタつきによる騒音発生を防止することができ
る。
【0030】また、挿入方向先端部35aが封印カバー
31のバンド係止部32に係止された封印バンド35
は、図2乃至図3から明らかなように、加締め付けられ
た封印鉛37や挿入方向先端部35aが分割ケース25
の外形寸法から突出せず、封印カバー31上面に配設さ
れ、コンパクトな封印構造とすることができる。そこ
で、例えば、分割ケース25の表面の清掃等の際には、
手指や清掃器具等が封印鉛37や封印バンド35に引っ
掛かり難く、これらを誤って破損することを防止でき
る。
【0031】更に、本実施形態の封印バンド35には、
折り曲げや切断を容易にするためのくびれ部38a,3
8bが設けられているので、上述した如く封印バンド3
5の挿入方向先端部35aをバンド係止部32に係止さ
せるべく該封印バンド35を折り曲げる際の折り曲げ操
作が容易になる。又、図2に示したように、幅が狭い前
記くびれ部38bには、ニッパー等の刃を当て易く、封
印を解除する際の封印バンド35の切断操作も容易にな
る。従って、本実施形態の封印構造によれば、封印作業
性や封印の解除作業性が向上する。
【0032】更に、前記封印カバー31は、一端部に設
けた立壁34に、前面ケース23の封印用突部33に形
成されたケース側封貫孔33aに対応して開口するカバ
ー側封貫孔34aが形成されており、前記封印バンド3
5がこれらカバー側封貫孔34a及びケース側封貫孔3
3aを挿通することにより、該封印カバー31が取り外
し不能とされている。
【0033】そこで、例えば封印カバーの略中央に貫通
孔を設け、該貫通孔を貫通した封印用突部33のケース
側封貫孔33aに封印バンド35を挿通することによ
り、該封印カバーを取り外し不能とする場合に比べて、
加締め付けられた封印鉛37や折り曲げられた封印バン
ド35の挿入方向先端部35aが上面に配設される封印
カバー31は小さくすることができ、コンパクトな封印
構造を得ることができる。
【0034】但し、本発明の封印構造は、封印カバーの
略中央に設けた貫通孔を貫通した封印用突部33のケー
ス側封貫孔33aに封印バンド35を挿通し、該封印カ
バーを取り外し不能とする上記構成を除外するものでは
なく、十分な封印カバーの装着スペースを確保できる場
合には、この様な構成も採り得る。
【0035】尚、本発明の封印構造における分割ケー
ス、締結手段、封印カバー、ケース側封貫孔、封印バン
ド、封印鉛及びバンド係止部等の構成は、上記実施形態
の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づ
いて種々の形態を採りうることは云うまでもない。例え
ば、上記実施形態ではタクシーメータの分割ケースにつ
いて説明したが、該分割ケースは電力計等の他の計量器
にも応用できることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上、上述した本発明の封印構造によれ
ば、封印バンドは、ケース側封貫孔に挿着されて封印カ
バーを取り外し不能にした後、封印鉛が加締め付けられ
て前記ケース側封貫孔からの抜き取りが阻止される。そ
して、封印鉛が加締め付けられた後に弾性的に折り曲げ
られた状態の前記封印バンドは、挿入方向先端部が前記
封印カバーに設けられたバンド係止部に係止される。
【0037】そこで、挿入方向先端部が封印カバーのバ
ンド係止部に係止された封印バンドは、折り曲げて弾性
変形させられた状態に保持されており、弛みやガタの無
い緊張状態での使用となるので、外部から振動等が作用
しても、挿入方向先端部や封印鉛がガタついたり大きく
揺れることがなく、封印鉛のガタつきによる騒音発生を
防止することができる。
【0038】また、挿入方向先端部が封印カバーのバン
ド係止部に係止された封印バンドは、加締め付けられた
封印鉛や挿入方向先端部が分割ケースの外形寸法から突
出せず、封印カバー上面に配設され、コンパクトな封印
構造とすることができる。そこで、例えば、分割ケース
の表面の清掃等の際には、手指や清掃器具等が封印鉛や
封印バンドに引っ掛かり難く、これらを誤って破損する
ことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る封印構造を採用した
タクシーメータの要部分解斜視図である。
【図2】図1に示したタクシーメータにおける封印構造
の封印状態を示す正面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】図2の下面図である。
【図5】図1に示した封印カバーの正面図である。
【図6】図1に示した封印バンドの平面図及び正面図で
ある。
【図7】図1に示した封印鉛の拡大斜視図である。
【図8】図4に示した封印バンドの折り曲げ動作を説明
する為の説明図である。
【図9】従来の封印構造を採用したタクシーメータの斜
視図である。
【図10】図9に示した封印構造の要部拡大斜視図であ
る。
【符号の説明】
21 タクシーメータ 25 分割ケース 27 ねじ(締結手段) 31 封印カバー 32 バンド係止部 33a ケース側封貫孔 34a カバー側封貫孔 35 封印バンド 35a 挿入方向先端部 37 封印鉛 38a,38b くびれ部 39a 切り起こし(位置決め手段) 39b 係止段部(位置決め手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分割ケースを連結固定する締結手段を操
    作不能に覆う封印カバーと、前記分割ケースに形成され
    たケース側封貫孔に挿着することで前記封印カバーを取
    り外し不能にする封印バンドと、挿着された封印バンド
    に加締め付けて前記ケース側封貫孔からの抜き取りを阻
    止する封印鉛とを備えた封印構造であって、 前記封印バンドは、折り曲げ可能な板バネ材から成り、
    前記ケース側封貫孔を挿通して前記封印鉛を加締め付け
    た後に、弾性的に折り曲げられた状態で、前記封印カバ
    ーに設けられたバンド係止部に挿入方向先端部が係止さ
    れることを特徴とする封印構造。
  2. 【請求項2】 前記封印バンドには、前記ケース側封貫
    孔を挿通する部分と前記封印鉛が加締め付けられる部分
    との間に、該封印バンドの折り曲げや切断を容易にする
    ためのくびれ部が設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の封印構造。
  3. 【請求項3】 前記封印鉛が加締め付けられる部分に
    は、前記封印バンドに挿通した前記封印鉛を係止して位
    置決め固定可能な位置決め手段が設けられていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の封印構造。
  4. 【請求項4】 前記封印カバーの一端部には、前記ケー
    ス側封貫孔に対応して開口するカバー側封貫孔が形成さ
    れており、前記封印バンドがこれらカバー側封貫孔及び
    ケース側封貫孔を挿通することにより、該封印カバーが
    取り外し不能とされることを特徴とする請求項1乃至3
    の何れか一項に記載の封印構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008241710A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 F Hoffmann-La Roche Ag 製造中に分析装置をロックするロック機構
KR200447522Y1 (ko) 2008-03-11 2010-01-28 한국건설기술연구원 봉인장치가 구비된 케이스

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JP2008241710A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 F Hoffmann-La Roche Ag 製造中に分析装置をロックするロック機構
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