JP5957365B2 - ジョイントコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、ジョイントコネクタに関する。
図9は、下記特許文献1に開示されたジョイントコネクタを示したものである。
特許文献1のジョイントコネクタ100は、第1ハウジング110と、アース端子付きジョイント端子120と、第2ハウジング130と、を備えている。このジョイントコネクタ100は、平坦な接地筐体140の表面に取り付けられる。
第1ハウジング110は、一端にジョイント端子収容部111を備えると共に、他端にハウジング嵌合部112を備えている。また、第1ハウジング110の側面には、接地筐体140に形成された係止孔141に係合する係合片113が装備されている。
係合片113は、係止孔141を挿通する柱部113aと、柱部113aの先端から突出する裏面当接部113bと、を備えている。
柱部113aは、その外周部が係止孔141の内周面に当接することによって、第1ハウジング110が当接方向へ移動(振動)することを規制するもので、回り止めとして機能する。
裏面当接部113bは、柱部113aと直交する方向に突出して設けられていて接地筐体140の裏面に当接することで、当接方向である第1ハウジング110の浮き上がり方向への移動(振動)を防止する。
アース端子付きジョイント端子120は、ジョイント端子収容部111に収容されて支持されるジョイント端子部121を一端に備えると共に、他端にはアース端子部122を備えている。
アース端子部122は、ジョイント端子収容部111から第1ハウジング110の外部に突出している。アース端子部122は、接地筐体140の表面に重ねられる接地板部122aと、この接地板部122aの一側をジョイント端子部121に繋げる起立板部122bと、を備えている。接地板部122aは、ねじ部材150を挿通させるねじ挿通孔122cを有していて、接地筐体140のアース接続孔142にねじ止めされる。
起立板部122bは、接地板部122aの一側から略垂直に立ち上がってジョイント端子部121に繋がる部位である。
第2ハウジング130は、一端に第2端子収容部131を備えている。この第2端子収容部131は、ジョイント端子部121に嵌合する複数の端子金具を収容して、第1ハウジング110のハウジング嵌合部112に嵌合する。
第2ハウジング130の他端には、第2端子収容部131内の端子金具に接続された電線160が導出する複数の電線挿通孔が備えられている。
特開2010−212137号公報
ところで、前述のジョイントコネクタ100の場合、アース端子部122の接地板部122aを確実に接地筐体140に面接触させるために、ジョイント端子部121から延出する起立板部122bは、第1ハウジング110の下面よりも下方まで延出している。そのため、接地筐体140に接地板部122aをねじ止めした場合に、第1ハウジング110の下面と接地筐体140との間には、隙間が残存する状態になる。
即ち、接地筐体140に固定される第1ハウジング110は、接地筐体140から浮いた状態になっている。そして、接地板部122aから離れる第1ハウジング110のハウジング嵌合部112には、接地筐体140から浮いている状態で第2ハウジング130の重量が作用するため、外部の振動によって、ハウジング嵌合部112側に振れが生じ易く、ハウジング嵌合部112側に発生する振れが耐震性を低下させるおそれがある。
そこで、第1ハウジング110の下面を接地筐体140に固定するスペーサ等の固定専用の部品を追加することも考えられるが、別部品のスペーサ等を追加すると、構成部品の増加や組立工程数の増加によって、製造コストが高額化するという問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、ジョイントコネクタを筐体へ固定する際に、固定専用の部品等を追加せずに、ジョイントコネクタのハウジングと筐体との間の隙間を埋めて、耐震性を向上させることのできるジョイントコネクタを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 一端にジョイント端子収容部を備えると共に、他端にハウジング嵌合部を備えた第1ハウジングと、
前記ジョイント端子収容部に収容されて支持されるジョイント端子部を一端に備えると共に、他端には前記ジョイント端子収容部から第1ハウジングの外部に突出して平坦な接地筐体のアース接続部にねじ止め可能なアース端子部を備えるアース端子付きジョイント端子と、
前記ジョイント端子部に嵌合する複数の端子金具を収容して前記ハウジング嵌合部に嵌合する第2端子収容部を一端に備えると共に、他端には前記端子金具に接続された電線が導出する電線挿通部が備えられた第2ハウジングと、
前記第2ハウジングの他端側と前記他端から導出する電線群の周囲を覆って前記電線群の導出方向を規制する電線カバーであって、前記第2ハウジングの側方からの挿抜操作により前記第2ハウジングの他端と前記電線群の上に着脱可能な電線カバーと、
を備えるジョイントコネクタであって、
前記アース端子部は、前記平坦な接地筐体の表面に重ねられて前記アース接続部にねじ止めされる接地板部と、該接地板部の一側から略垂直に立ち上がって前記ジョイント端子部に繋がる起立板部と、を備え、
前記電線カバーは、該電線カバーに一体形成された平板部であって、前記接地板部を前記アース接続部にねじ止めした状態で前記第1ハウジングと前記接地筐体との間に残存する隙間に進入して前記隙間を埋める平板部と、該平板部が前記隙間に進入するときに前記起立板部が挿通するように前記平板部に形成されたスリットと、を備えたことを特徴とするジョイントコネクタ。
(2) 前記電線カバーの前記第2ハウジングの他端側と前記電線群の周囲を覆う部位は、一側がヒンジ結合された上下一対のカバー部で形成されていて、前記一対のカバー部を開いた状態にすることで、前記第2ハウジングの他端と前記電線群の上に挿抜可能なことを特徴とする上記(1)に記載のジョイントコネクタ。
(3) 前記アース端子部は、前記アース接続部とのねじ止め位置から離れた位置で前記接地筐体に係合する係合爪を備え、係合爪の係合によって回り止めされることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のジョイントコネクタ。
上記(1)の構成によれば、アース端子付きジョイント端子においてジョイント端子部から延出する起立板部は、接地板部を確実に接地筐体に面接触させるために、第1ハウジングの下面よりも下方まで延出している。従って、第1ハウジングに取り付けられている接地板部を接地筐体に固定すると、第1ハウジングの下面と接地筐体との間には、隙間が生じる。
しかし、上記(1)の構成によれば、第1ハウジングに嵌合接続された第2ハウジングに電線カバーを装着すると、該電線カバーに装備されている平板部が、第1ハウジングと接地筐体との間に残存する隙間に進入して隙間を埋める。
即ち、第1ハウジングは、電線カバーの平板部を介して接地筐体に当接した状態に、接地筐体に固定される。そのため、外部の振動によって第1ハウジングのハウジング嵌合部側に振れが発生することを防止することができ、耐震性を向上させることができる。
また、第1ハウジングと接地筐体との間に残存する隙間を埋める平板部は、電線カバーに装備されていて、ジョイント端子収容部の下面を接地筐体に固定する固定専用の部品等を追加する必要がない。
即ち、上記(1)の構成によれば、ジョイントコネクタを筐体へ固定する際に、固定専用の部品等を追加せずに、ジョイントコネクタの第1ハウジングと接地筐体との間の隙間を埋めて、耐震性を向上させることができ、安価に耐震性の向上を図ることができる。
また、電線カバーは、第2ハウジングの側方からの挿抜操作により第2ハウジングの他端と電線群の上に着脱することができ、更に、第2ハウジングへの挿入操作時に、平板部が第1ハウジングと接地筐体との間に残存する隙間に進入するため、電線カバーの取り付け作業が容易である。
上記(2)の構成によれば、電線カバーにおいて第2ハウジングの他端側と電線群の周囲を覆う部位は、一側がヒンジ結合された上下一対のカバー部で形成されていて、一対のカバー部を開いた状態で第2ハウジングの側方から取り付けた後、一対のカバー部を閉じた状態にすることによって、簡単に、第2ハウジングの他端側と電線群に固定することができる。
上記(3)の構成によれば、アース端子部に回り止め用の係合爪が備えられている。そのため、第1ハウジング及び第2ハウジングには、接地筐体と係合する回り止め用の突起部を突設する必要がなく、第1ハウジング及び第2ハウジングの構造を単純にすることができる。
本発明によるジョイントコネクタによれば、第1ハウジングに嵌合接続された第2ハウジングに電線カバーを装着すると、該電線カバーに装備されている平板部が、第1ハウジングと接地筐体との間に残存する隙間を埋める。即ち、第1ハウジングは、電線カバーの平板部を介して接地筐体に当接した状態に、接地筐体に固定される。そのため、外部の振動によって第1ハウジングのハウジング嵌合部側に振れが発生することを防止することができ、耐震性を向上させることができる。
また、第1ハウジングと接地筐体との間に残存する隙間を埋める平板部は、電線カバーに装備されていて、ジョイント端子収容部の下面を接地筐体に固定する固定専用の部品等を追加する必要がない。
即ち、本発明によるジョイントコネクタによれば、ジョイントコネクタを筐体へ固定する際に、固定専用の部品等を追加せずに、ジョイントコネクタのハウジングと筐体との間の隙間を埋めて、耐震性を向上させることのでき、安価に耐震性の向上を図ることができる。
また、電線カバーは、第2ハウジングの側方からの挿抜操作により第2ハウジングの他端と電線群の上に着脱することができ、更に、第2ハウジングへの挿入操作時に、平板部が第1ハウジングと接地筐体との間に残存する隙間に進入するため、電線カバーの取り付け作業が容易である。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は本発明に係るジョイントコネクタの一実施形態の分解斜視図である。 図2は図1に示した第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合状態における側面図である。 図3は図1に示した第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合状態における下面側からの斜視図である。 図4は図1に示した電線カバーを第2ハウジングに挿入装着するときの状態を示す斜視図である。 図5は電線カバーの装着を終えた一実施形態のジョイントコネクタの斜視図である。 図6は電線カバーの装着を終えた一実施形態のジョイントコネクタの斜視図である。 図7は電線カバーの装着を終えた一実施形態のジョイントコネクタの側面図である。 図8は図1は電線カバーの装着を終えた一実施形態のジョイントコネクタが接地筐体にねじ止めされた状態の斜視図である。 図9は従来のジョイントコネクタを示す斜視図である。
以下、本発明に係るジョイントコネクタの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図8は本発明に係るジョイントコネクタの一実施形態を示したもので、図1は本発明の一実施形態のジョイントコネクタの分解斜視図、図2は図1に示した第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合状態における側面図、図3は図1に示した第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合状態における下面側からの斜視図、図4は図1に示した電線カバーを第2ハウジングに挿入装着するときの状態を示す斜視図、図5は電線カバーの装着を終えた一実施形態のジョイントコネクタの斜視図、図6は電線カバーの装着を終えた一実施形態のジョイントコネクタの斜視図、図7は電線カバーの装着を終えた一実施形態のジョイントコネクタの側面図、図8は電線カバーの装着を終えた一実施形態のジョイントコネクタが接地筐体にねじ止めされた状態の斜視図である。
一実施形態のジョイントコネクタ1は、第1ハウジング10と、アース端子付きジョイント端子20と、第2ハウジング30と、電線カバー40と、を備えている。
第1ハウジング10は、図2に示すように、一端(後端)10aにジョイント端子収容部11を備えると共に、他端(前端)10bにハウジング嵌合部12を備えている。ジョイント端子収容部11は、後述するジョイント端子部を第1ハウジング10の一端10aから挿入可能な端子収容部である。ハウジング嵌合部12は、第2ハウジング30が嵌合する筒状のフード部である。
また、第1ハウジング10は、図1に示すように、上部外周面にロックアーム14を有している。ロックアーム14は、図1に示すように、ハウジング嵌合部12に嵌合接続された第2ハウジング30の上部外周面の係止突起34と係合して、ハウジング相互の接続状態をロックする。
アース端子付きジョイント端子20は、金属板のプレス成形により、一体形成される。このアース端子付きジョイント端子20は、不図示のジョイント端子部を一端に備えると共に、他端にはアース端子部22を備えている。
不図示のジョイント端子部は、例えば、舌状の接続端子片を櫛歯状に多数連設した構造で、第1ハウジング10のジョイント端子収容部11に収容されて、該ジョイント端子収容部11に支持される。一実施形態の図面に示したアース端子付きジョイント端子20は、不図示のジョイント端子部が既にジョイント端子収容部11に収容された状態である。
アース端子部22は、図2及び図3に示すように、不図示のジョイント端子部がジョイント端子収容部11に収容された状態において、ジョイント端子収容部11から第1ハウジング10の外部に突出する。このアース端子部22は、表面が平坦な接地筐体50(図8参照)のアース接続部51にねじ止めされる部位である。
アース端子部22は、図2及び図3及び図8に示すように、平坦な接地筐体50の表面に重ねられる接地板部22aと、該接地板部22aの一側から略垂直に立ち上がる起立板部22bと、を備えている。
接地板部22aは、図1に示すように、ねじ部材を挿通させる取付孔221を有している。接地板部22aは、図8に示すように、平坦な接地筐体50の表面に重ねられて、取付孔221を挿通するねじ部材61によって、アース接続部51にねじ止めされる。アース接続部51は、図示はしていないが、ねじ部材61が螺合するねじ部(雌ねじ部)を有している。
起立板部22bは、前記接地板部22aの一側から略垂直に立ち上がって、不図示のジョイント端子部に繋がる。この起立板部22bは、接地板部22aを確実に接地筐体50の表面に面接触させるために、図2及び図3に示すように、寸法Lだけ、第1ハウジング10の下面よりも下方まで延出している。そのため、接地筐体50に接地板部22aをねじ止めした場合に、第1ハウジング10の下面と接地筐体140との間には、図2に示すように、寸法Lの隙間Sが残存する状態になる。
本実施形態のアース端子部22は、図2及び図3に示すように、起立板部22bとは逆側となる接地板部22aの端部に、係合爪23を備えている。係合爪23は、接地板部22aの端部から延出する突片を直角に折り曲げることで形成されている。この係合爪23は、図8に示すように、接地筐体50に形成された係止孔53に嵌入して、回り止めを果たす。本実施形態の場合、係合爪23の装備位置は、接地板部22a上の取付孔221の位置から所定距離だけ離間している。言い換えると、本実施形態のアース端子部22は、アース接続部51とのねじ止め位置から離れた位置で接地筐体50に係合する係合爪23を備え、係合爪23の係合によって回り止めされる。
第2ハウジング30は、図1に示すように、ハウジング嵌合部12に嵌合する第2端子収容部31を一端に備えると共に、他端には、電線挿通部32を備えている。
第2端子収容部31は、アース端子付きジョイント端子20のジョイント端子部に嵌合する複数の端子金具を収容した部位である。図1に示すように、第2端子収容部31がハウジング嵌合部12に嵌合すると、第2端子収容部31内に収容保持されている端子金具が、ジョイント端子部の端子片に嵌合接続される。
電線挿通部32は、図3及び図4に示すように、第2端子収容部31に収容される端子金具に接続された電線(不図示)が導出する複数の電線導出孔32aを有している。
また、本実施形態の第2ハウジング30は、図1に示すように、第2端子収容部31の上部外面に、係止突起34が突設されている。係止突起34は、第2端子収容部31とハウジング嵌合部12との嵌合が完了したときに、第1ハウジング10上のロックアーム14と係合して、両ハウジングの接続状態をロックする。
電線カバー40は、図1に示すように、上下一対のカバー部41,42を備えるカバー本体部43と、該カバー本体部43の一部に一体形成された平板部45とを備えている。
カバー本体部43は、第2ハウジング30の他端側(即ち、電線挿通部32の開放端側)と前記他端から導出する電線群の周囲を覆う部位である。このカバー本体部43を構成する上下一対のカバー部41,42は、コネクタ幅方向(図4では矢印X1方向)の一側が、薄肉ヒンジ47によりヒンジ結合されている。図4に示すように、上下一対のカバー部41,42は、薄肉ヒンジ47の部分を回動支点として、開閉可能である。上下一対のカバー部41,42は、図4に示すように開いた状態から、図4に矢印Rで示す方向に上側のカバー部41を回動させることで、閉じた状態にすることができる。一対のカバー部41,42を閉じた状態にしたときには、一方のカバー部に装備されている係止溝41aと他方のカバー部に装備されている係止突起42aとが係合して、閉じた状態を維持させることができる。
カバー本体部43は、図4に示すように一対のカバー部41,42を開いた状態にして、第2ハウジング30の一側からハウジングの幅方向に沿って挿入操作又は抜去操作をすることで、第2ハウジング30の他端と不図示の電線群の上に挿抜可能である。
即ち、カバー本体部43は、第2ハウジング30の側方からの挿抜操作により、第2ハウジング30の他端と電線群の上に、簡単に着脱することができる。
図1に示す矢印Bは、電線カバー40を第2ハウジング30に装着するときの電線カバー40の挿入方向を示している。
一対のカバー部41,42を開いた状態にして第2ハウジング30の他端と不図示の電線群の上に挿入したカバー本体部43は、一対のカバー部41,42を閉じた状態にすることで、第2ハウジング30の他端と不図示の電線群の外周を覆い、電線導出孔32aから導出する電線群の導出方向を規制することができる。
本実施形態の電線カバー40の場合、平板部45は、図1に示すように、カバー本体部43の下側のカバー部42に一体形成されている。平板部45は、電線カバー40を第2ハウジング30に装着した際に、第1ハウジング10の下に潜り込む。平板部45は、その厚さ寸法t(図1参照)が、第1ハウジング10と接地筐体50との間に残存する隙間Sの寸法L(図2参照)に略一致している。
言い換えると、平板部45は、接地板部22aをアース接続部51にねじ止めした状態で第1ハウジング10と接地筐体50との間に残存する隙間S(図2参照)に進入して、隙間Sを埋める。
平板部45には、図1に示すように、スリット48が備えられている。スリット48は、平板部45が隙間Sに進入するときに起立板部22bが挿通するように、平板部45に形成されている。
本実施形態のジョイントコネクタ1は、次の手順で組み立てられる。
まず、図1に示すように、アース端子付きジョイント端子20が装着済みの第1ハウジング10に、第2ハウジング30が嵌合接続される。
次いで、図1に矢印Bで示すように、第2ハウジング30に電線カバー40を挿入装着して、図5に示す組立状態を得る。この組立状態では、図6に示すように、電線カバー40の平板部45が、第1ハウジング10の下面の下に潜り込んでいて、平板部45に形成したスリット48に起立板部22bが挿通している。
そして、組立完了したジョイントコネクタ1のアース端子部22を、ねじ部材61によって接地筐体50のアース接続部51にねじ止めする。アース端子部22を接地筐体50にねじ止めした状態では、図8に示すように、接地筐体50と第1ハウジング10との間の隙間が平板部45で埋まっている。
以上に説明した一実施形態のジョイントコネクタ1の場合、アース端子付きジョイント端子20においてジョイント端子部から延出する起立板部22bは、接地板部22aを確実に接地筐体50に面接触させるために、第1ハウジング10の下面よりも下方まで延出している。従って、第1ハウジング10に取り付けられている接地板部22aを接地筐体50に固定すると、第1ハウジング10の下面と接地筐体50との間には、隙間Sが生じる。
しかし、一実施形態の構成によれば、第1ハウジング10に嵌合接続された第2ハウジング30に電線カバー40を装着すると、該電線カバー40に装備されている平板部45が、第1ハウジング10と接地筐体50との間に残存する隙間Sに進入して隙間Sを埋める。
即ち、第1ハウジング10は、電線カバー40の平板部45を介して接地筐体50に当接した状態に、接地筐体50に固定される。そのため、外部の振動によって第1ハウジング10のハウジング嵌合部12側に振れが発生することを防止することができ、耐震性を向上させることができる。
また、第1ハウジング10と接地筐体50との間に残存する隙間Sを埋める平板部45は、電線カバー40に装備されていて、ジョイント端子収容部11の下面を接地筐体50に固定する固定専用の部品等を追加する必要がない。
即ち、一実施形態の構成によれば、ジョイントコネクタ1を筐体へ固定する際に、固定専用の部品等を追加せずに、ジョイントコネクタ1の第1ハウジング10と接地筐体50との間の隙間Sを埋めて、耐震性を向上させることができ、安価に耐震性の向上を図ることができる。
また、電線カバー40は、第2ハウジング30の側方からの挿抜操作により第2ハウジング30の他端と電線群の上に着脱することができ、更に、第2ハウジング30への挿入操作時に、平板部45が第1ハウジング10と接地筐体50との間に残存する隙間Sに進入するため、電線カバー40の取り付け作業が容易である。
また、一実施形態のジョイントコネクタ1の場合、電線カバー40において第2ハウジング30の他端側と電線群の周囲を覆う部位は、一側がヒンジ結合された上下一対のカバー部41,42で形成されていて、一対のカバー部41,42を開いた状態で第2ハウジング30の側方から取り付けた後、一対のカバー部41,42を閉じた状態にすることによって、簡単に、第2ハウジング30の他端側と電線群に固定することができる。
また、一実施形態のジョイントコネクタ1の場合、アース端子部22に回り止め用の係合爪23が備えられている。そのため、第1ハウジング10及び第2ハウジング30には、接地筐体50と係合する回り止め用の突起部を突設する必要がなく、第1ハウジング10及び第2ハウジング30の構造を単純にすることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、第2ハウジングに対してその側方からの挿入操作で取り付けられる電線カバーのカバー本体部は、一側に電線を割り込ませるための切り離し部を設けた断面コ字状の一体構造にしてもよい。その場合に、切り離し部側の開口は、通常は電線群の外径よりも狭い開口幅に設定して、電線群を割り込ませるときには、開口の周縁部を撓ませて開口を拡げる形態であっても良い。
ここで、上述した本発明に係るジョイントコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 一端にジョイント端子収容部(11)を備えると共に、他端にハウジング嵌合部(12)を備えた第1ハウジング(10)と、
前記ジョイント端子収容部(11)に収容されて支持されるジョイント端子部を一端に備えると共に、他端には前記ジョイント端子収容部(11)から第1ハウジング(10)の外部に突出して平坦な接地筐体(50)のアース接続部(51)にねじ止め可能なアース端子部(22)を備えるアース端子付きジョイント端子(20)と、
前記ジョイント端子部に嵌合する複数の端子金具を収容して前記ハウジング嵌合部(12)に嵌合する第2端子収容部(31)を一端に備えると共に、他端には前記端子金具に接続された電線が導出する電線挿通部(32)が備えられた第2ハウジング(30)と、
前記第2ハウジング(30)の他端側と前記他端から導出する電線群の周囲を覆って前記電線群の導出方向を規制する電線カバー(40)であって、前記第2ハウジング(30)の側方からの挿抜操作により前記第2ハウジング(30)の他端と前記電線群の上に着脱可能な電線カバー(40)と、
を備えるジョイントコネクタ(1)であって、
前記アース端子部(22)は、前記平坦な接地筐体(50)の表面に重ねられて前記アース接続部(51)にねじ止めされる接地板部(22a)と、該接地板部(22a)の一側から略垂直に立ち上がって前記ジョイント端子部に繋がる起立板部(22b)と、を備え、
前記電線カバー(40)は、該電線カバー(40)に一体形成された平板部(45)であって、前記接地板部(22a)を前記アース接続部(51)にねじ止めした状態で前記第1ハウジング(10)と前記接地筐体(50)との間に残存する隙間(S)に進入して前記隙間(S)を埋める平板部(45)と、該平板部(45)が前記隙間(S)に進入するときに前記起立板部(22b)が挿通するように前記平板部(45)に形成されたスリット(48)と、を備えたことを特徴とするジョイントコネクタ(1)。
[2] 前記電線カバー(40)の前記第2ハウジング(30)の他端側と前記電線群の周囲を覆う部位は、一側がヒンジ結合された上下一対のカバー部(41,42)で形成されていて、前記一対のカバー部(41,42)を開いた状態にすることで、前記第2ハウジング(30)の他端と前記電線群の上に挿抜可能なことを特徴とする上記[1]に記載のジョイントコネクタ(1)。
[3] 前記アース端子部(22)は、前記アース接続部(51)とのねじ止め位置から離れた位置で前記接地筐体(50)に係合する係合爪(23)を備え、係合爪(23)の係合によって回り止めされることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載のジョイントコネクタ(1)。
1 ジョイントコネクタ
10 第1ハウジング
11 ジョイント端子収容部
12 ハウジング嵌合部
20 アース端子付きジョイント端子
22 アース端子部
22a 接地板部
22b 起立板部
23 係合爪
30 第2ハウジング
31 第2端子収容部
32 電線挿通部
40 電線カバー
41,42 カバー部
43 カバー本体部
45 平板部
48 スリット
50 接地筐体
51 アース接続部
S 隙間

Claims (3)

  1. 一端にジョイント端子収容部を備えると共に、他端にハウジング嵌合部を備えた第1ハウジングと、
    前記ジョイント端子収容部に収容されて支持されるジョイント端子部を一端に備えると共に、他端には前記ジョイント端子収容部から第1ハウジングの外部に突出して平坦な接地筐体のアース接続部にねじ止め可能なアース端子部を備えるアース端子付きジョイント端子と、
    前記ジョイント端子部に嵌合する複数の端子金具を収容して前記ハウジング嵌合部に嵌合する第2端子収容部を一端に備えると共に、他端には前記端子金具に接続された電線が導出する電線挿通部が備えられた第2ハウジングと、
    前記第2ハウジングの他端側と前記他端から導出する電線群の周囲を覆って前記電線群の導出方向を規制する電線カバーであって、前記第2ハウジングの側方からの挿抜操作により前記第2ハウジングの他端と前記電線群の上に着脱可能な電線カバーと、
    を備えるジョイントコネクタであって、
    前記アース端子部は、前記平坦な接地筐体の表面に重ねられて前記アース接続部にねじ止めされる接地板部と、該接地板部の一側から略垂直に立ち上がって前記ジョイント端子部に繋がる起立板部と、を備え、
    前記電線カバーは、該電線カバーに一体形成された平板部であって、前記接地板部を前記アース接続部にねじ止めした状態で前記第1ハウジングと前記接地筐体との間に残存する隙間に進入して前記隙間を埋める平板部と、該平板部が前記隙間に進入するときに前記起立板部が挿通するように前記平板部に形成されたスリットと、を備えたことを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 請求項1に記載のジョイントコネクタにおいて、
    前記電線カバーの前記第2ハウジングの他端側と前記電線群の周囲を覆う部位は、一側がヒンジ結合された上下一対のカバー部で形成されていて、前記一対のカバー部を開いた状態にすることで、前記第2ハウジングの他端と前記電線群の上に挿抜可能なことを特徴とするジョイントコネクタ。
  3. 請求項1又は2に記載のジョイントコネクタにおいて、
    前記アース端子部は、前記アース接続部とのねじ止め位置から離れた位置で前記接地筐体に係合する係合爪を備え、係合爪の係合によって回り止めされることを特徴とするジョイントコネクタ。
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