JP2003228020A - 単板式投写型画像表示装置 - Google Patents

単板式投写型画像表示装置

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JP2003228020A
JP2003228020A JP2002335740A JP2002335740A JP2003228020A JP 2003228020 A JP2003228020 A JP 2003228020A JP 2002335740 A JP2002335740 A JP 2002335740A JP 2002335740 A JP2002335740 A JP 2002335740A JP 2003228020 A JP2003228020 A JP 2003228020A
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成多 山岸
Atsushi Hatayama
淳 畑山
Hiroshi Miyai
宏 宮井
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    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/12Structure, shape, material or disposition of the bump connectors prior to the connecting process
    • H01L2224/14Structure, shape, material or disposition of the bump connectors prior to the connecting process of a plurality of bump connectors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単板式投写型画像表示装置においてカラー画
像表示を行うにあたり、ライトバルブの高解像度を維持
すると同時に光利用率の高効率化を実現する。 【解決手段】 赤、緑、青の矩形形状の面発光光源20
1からの各色光を回転多面鏡203で反射させて、画像
表示パネル205上に一方向に移動する各色光の矩形照
明領域を形成する。画像表示パネル205の各画素は入
射する色光に応じた信号で駆動される。画像表示パネル
205上の画像は投写光学系207により拡大投写され
る。面発光光源201上の任意の点から発した光が回転
多面鏡203に平行光となって入射するように、面発光
光源201を第1の光学手段202の焦点位置に配置す
る。これにより、画像表示パネル205上に面発光光源
201の像をボケなく形成できるので、高解像度の画像
を形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は1枚のライトバルブ
を変調手段として用いてカラー表示を行う単板式投写型
画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、大型映像市場の主力である液晶プ
ロジェクターは、液晶パネル(ライトバルブ)の画像を
光源ランプと集光レンズと投写レンズとを用いてスクリ
ーン上に拡大、結像させるものである。現在実用化され
ている方式は3板式と単板式の大きく2つに分けること
ができる。
【0003】前者の3板式液晶プロジェクターでは、白
色光源からの光を色分解光学系により赤、緑、青の3原
色の色光に分光した後、それらの光を3枚のモノクロ液
晶パネルにより変調し、3原色の画像をそれぞれ形成す
る。その後、これらの画像を色合成光学系で合成して、
1つの投写レンズでスクリーン上に投写する。
【0004】この方式は光源からの白色光の全スペクト
ルを利用できるため光利用率は高いが、3枚の液晶パネ
ル、色分解光学系、色合成光学系、及び液晶パネル間の
コンバージェンス調整機構を必要とするため比較的高価
である。
【0005】これに対し、従来の単板式液晶プロジェク
ターでは、モザイク状のカラーフィルター付き液晶パネ
ル上に形成した画像を単純にスクリーンに拡大投写する
だけなのでコンパクトで低価格である。しかしながら、
この方式では光源からの白色光のうち、色選択手段であ
るカラーフィルターにおいて不要な色光を吸収すること
によって所望の色を得ているため、液晶パネルに入射し
た白色光の1/3以下しか透過(又は反射)せず、光利
用率が低く、高輝度の画像が得られにくい。光源を明る
くすれば表示画像の明るさを向上させることができる
が、カラーフィルターの光吸収による発熱及び耐光性に
対する問題が残されており、高輝度化を図る上で大きな
障害となっていた。
【0006】このような問題に対する単板式画像表示装
置が特許文献1で提案されている。この画像表示装置の
概略構成を図11に示す。
【0007】光源部920から発せられた白色光は色分
解光学系921に導かれる。色分解光学系921は、図
12に示すように、ダイクロイックミラー921a,9
21bと2枚の反射ミラー921c,921dとからな
る。ダイクロイックミラー921aは青色光を反射して
緑色光及び赤色光を透過する。また、ダイクロイックミ
ラー921bは赤色光を反射して緑色光及び青色光を透
過する。これらのダイクロイックミラー921aとダイ
クロイックミラー921bとは交差して設置されてい
る。光源部920からの白色光931のうち、青色光9
32はダイクロイックミラー921aで反射され、反射
ミラー921dで反射され、照明部922の開口922
bを通過する。また、赤色光933は、ダイクロイック
ミラー921bで反射され、反射ミラー921cで反射
され、照明部922の開口922rを通過する。また、
緑色光934はダイクロイックミラー921a,921
bの双方を透過して、照明部922の開口922gを通
過する。照明部922の開口922r,922g,92
2bは帯状(矩形状)に形成されており、これらの開口
から赤、緑、青の色光が隣接して出射される。
【0008】照明部922を出射した帯状の各色光は、
走査光学系924を通って単一の透過型ライトバルブ
(表示パネル)923の異なる領域をそれぞれ帯状に照
明する。走査光学系924を構成する回転プリズム92
4aの作用により、赤、緑、青の帯状の各色光はライト
バルブ923上を下から上に走査する。ある色光の帯状
照明領域がライトバルブ923の有効域の最上端を越え
ると、その色光の帯状照明領域がライトバルブ923の
有効域の最下端に再び現れる。このようにして、ライト
バルブ923の有効域の全域にわたって赤、緑、青の各
色光による連続走査が可能となる。ライトバルブ923
上の各行を照明する色光は刻々変化し、ライトバルブ駆
動装置(図示せず)は、各画素を、照明される色光に応
じた情報で駆動する。これはライトバルブ923の各行
が、表示すべき映像信号の各フィールド毎に3回駆動さ
れることを意味する。個別の行にそれぞれ入力される駆
動信号は、表示すべき画像の信号のうち、その行を照明
する色光に応じた色信号である。ライトバルブ923で
変調された各色光は投写レンズ925によりスクリーン
(図示せず)上に拡大投写される。
【0009】このような構成によれば、白色光源からの
光を3原色に分解するので光源からの光をほぼ損失なく
使え、光利用効率を高く出来る。また、ライトバルブ上
の各画素は、それぞれが赤緑青表示を順に行なうから、
先に示した3板式で問題となる色ずれもなく、高画質映
像を提供できる。
【0010】
【特許文献1】特開平4−316296号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上に
示した構成では、照明部922からの各色光は前記回転
プリズム924aを透過する際、光束が絞られない。回
転プリズム924aの大きさ(回転半径)は照明部92
2から出射される光の照明領域に合わせた大きさにする
必要があり、回転プリズム924aは大きく、重くな
る。従って装置を小型化、軽量化する上では障害となっ
ていた。
【0012】また回転プリズム924aを回動させる強
力なモーターが必要となるから装置の大型化、高価格化
を招く。
【0013】本発明は、上記の従来の単板式画像表示装
置の問題点を解決し、ライトバルブを各色光で順次走査
を行う色光走査光学系を備え、光利用効率が高く、高画
質の画像が表示でき、装置の小型化が可能なカラー画像
表示装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の単板式投写型画像表示装置は、矩形形状
の発光部を備え、赤、緑、青それぞれの異なる色光を発
する3つの面発光光源と、 前記面発光光源からの光を
集光する第1の光学手段と、軸を中心に回転し、前記第
1の光学手段で集光された光を反射し走査する回転多面
鏡と、Fシーターレンズ機能を有し、前記回転多面鏡で
反射された光を集光する第2の光学手段と、マトリクス
状に配された複数の画素を備え、前記第2の光学手段を
通過した赤、緑、青の各色光の明るさを前記画素毎に変
調する画像表示パネルと、前記画像表示パネルの前記各
画素をその画素に入射する光の色に応じた信号で駆動す
る駆動回路と、前記画像表示パネル上に形成され、且つ
前記信号によって変調された赤、緑、青の各矩形形状の
色光をスクリーン上に拡大投写する投写光学系とを備
え、前記面発光光源の任意の点から発した光が前記回転
多面鏡に平行光となって入射するように、前記面発光光
源を前記第1の光学手段の焦点位置に配したことを特徴
とする。
【0015】
【発明の実施の形態】上述の通り、本発明の単板式投写
型画像形成装置は、矩形形状の発光部を備え、赤、緑、
青それぞれの異なる色光を発する3つの面発光光源と、
前記面発光光源からの光を集光する第1の光学手段と、
軸を中心に回転し、前記第1の光学手段で集光された光
を反射し走査する回転多面鏡と、Fシーターレンズ機能
を有し、前記回転多面鏡で反射された光を集光する第2
の光学手段と、マトリクス状に配された複数の画素を備
え、前記第2の光学手段を通過した赤、緑、青の各色光
の明るさを前記画素毎に変調する画像表示パネルと、前
記画像表示パネルの前記各画素をその画素に入射する光
の色に応じた信号で駆動する駆動回路と、前記画像表示
パネル上に形成され、且つ前記信号によって変調された
赤、緑、青の各矩形形状の色光をスクリーン上に拡大投
写する投写光学系とを備え、前記面発光光源の任意の点
から発した光が前記回転多面鏡に平行光となって入射す
るように、前記面発光光源を前記第1の光学手段の焦点
位置に配したことを特徴とする。
【0016】これによれば、カラーフィルターを使用せ
ず、各色光専用の画素を有しないライトバルブを用いて
カラー表示を行うことが可能となる。従って、光利用効
率が高く、高解像度の表示が可能になる。更に、回転多
面鏡を用いて走査光学系を構成することで、小型・低コ
ストの画像表示装置を提供できる。
【0017】また、第1の光学手段が各色の面発光光源
の任意の点からの光を平行光として回転多面鏡に導くの
で、画像表示パネル上に各色光の発光部の矩形像がボケ
なく形成される。よって、高画質映像の投写が可能とな
る。
【0018】本発明の上記の単板式投写型画像表示装置
が、更に、白色光源及びリフレクターからなる光源部
と、矩形形状の開口部を有するロッド部を備え、前記光
源部からの光を集光して均一な強さの光を出射するロッ
ドインテグレータ光学手段と、前記ロッドインテグレー
タ光学手段からの光を赤、緑、青の各色光に分解する色
分解光学系と、前記色分解光学系からの前記各色光がそ
れぞれ入射し、赤、緑、青の各色光の矩形像がそれぞれ
形成される3個の第1集光レンズとを備えていてもよ
い。この場合、前記3つの面発光光源が前記3個の第1
集光レンズに該当し、前記矩形形状の発光部が前記第1
集光レンズ上に形成された前記矩形像に該当する。
【0019】かかる好ましい実施形態によれば、白色光
源を用い、色分解光学系で赤、緑、青の各色光を得るの
で、白色光源からの光の高い利用効率を実現できる。
【0020】また、本発明において、前記回転多面鏡上
に形成される像と前記投写光学系の入射瞳とが共役の関
係にあることが好ましい。
【0021】回転多面鏡が回転し反射光を走査しても、
回転多面鏡上の像(スポット)の位置は変動しないか
ら、回転多面鏡上の像と投写レンズの入射瞳とを共役の
関係にすることで、投写レンズの入射瞳の位置に、動く
ことのない最も小さな像を形成することができる。従っ
て、小型の投写レンズでも効率よく光を利用できる。
【0022】また、本発明において、前記画像表示パネ
ルが透過型液晶表示パネルであってもよい。あるいは、
前記画像表示パネルが反射型液晶表示パネル又は反射型
ミラーデバイスであってもよい。
【0023】また、本発明において、前記ロッドインテ
グレータ光学手段に代えて、同形状矩形開口を備えたマ
イクロレンズを2次元的に配してなる第1のレンズアレ
イと、前記第1のレンズアレイを構成するマイクロレン
ズと同数のマイクロレンズを2次元的に配してなる第2
のレンズアレイとからなるレンズアレイインテグレータ
光学手段を備えていてもよい。
【0024】以下に、本発明にかかる単板式投写型画像
表示装置の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
【0025】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の単板式投写型画像表示装置の概略構成図である。
本実施の形態の単板式投写型画像表示装置は、面発光光
源部201、第1の光学手段202、回転多面鏡20
3、第2の光学手段204、画像表示パネル205、画
像表示パネル駆動回路206、投写光学系207からな
っている。
【0026】以下、その構成及び動作について説明す
る。
【0027】面発光光源部201は、赤色光を発する発
光部208R、緑色光を発する発光部208G、青色光
を発する発光部208Bを備え、各発光部208R,2
08G,208Gは矩形形状の面発光光源である。各発
光部208R,208G,208Gは一定の発光角度α
で各色光を発光する理想に近い光源である。各発光部2
08R,208G,208Gは、高輝度青色LEDの出
現に伴い、例えば、赤、緑、青の各色光のLED素子を
複数並べたLEDアレイにより実現できる。あるいは、
エレクトロルミネッセンス(EL)素子を用いてもよ
い。
【0028】第1の光学手段202は集光レンズ210
からなる。各色光の矩形形状発光部208R、208
G、208Bの任意の点から発した光が回転多面鏡20
3に平行光となって入射するように、発光部208R、
208G、208Bを集光レンズ210の焦点位置に配
してある。
【0029】この点について図2を用いて詳しく説明す
る。
【0030】図2は本発明の原理について説明するため
の図である。赤色光に着目して説明する。矩形形状発光
部208Rは点光源の集合体であり、ある任意の点Aか
ら出射する光は角度αで放射状に発光する。点Aから発
せられた光は集光レンズ210を経由して回転多面鏡2
03に入射する。
【0031】この時、同じ点Aから発した光は集光レン
ズ210を通過後に平行光となって回転多面鏡203に
入射する。同様に点Aとは異なる点Bから発した光も集
光レンズ210を通過後に平行光となって回転多面鏡2
03に入射する。同一点から発した光が集光レンズ21
0を通過後に平行光となるための条件は、矩形形状発光
部208R、208G、208Bを焦点距離Fの集光レ
ンズ210の焦点位置に配置することである。
【0032】上述のように、各色光の矩形形状発光部2
08R、208G、208Bの任意の点から発した光が
回転多面鏡203への入射時に平行光になるように第1
の光学手段202が配置されていることから、矩形形状
発光部208R、208G、208Bの任意の点から発
した光のうち回転多面鏡203の同じ反射面に入射した
光は同じ角度で反射され第2の光学手段204に入射
し、そのFシーターレンズの機能により画像表示パネル
205上の同じ点に集光される。すなわち、矩形形状発
光部208R、208G、208Bと画像表示パネル2
05とが共役の関係になるように、面発光光源部20
1、第1の光学手段202、回転多面鏡203、第2の
光学手段204、画像表示パネル205が配置されてい
る。矩形形状発光部208R、208G、208Bの任
意の点から発した光が回転多面鏡203への入射時に平
行光にならない場合には画像表示パネル205上の像に
ボケが生じ映像信号との対応がとれず画質低下の要因と
なる。
【0033】なお、上記の実施の形態では、矩形形状発
光部208R、208G、208Bは一定の小さな発光
角度αで発光する理想に近い面光源としたが、発光角度
αが大きな場合には、矩形形状発光部208R、208
G、208Bと第1の光学手段202との間に各色光ご
とに集光レンズを配置して、矩形形状発光部208R、
208G、208Bからの光を効率よく第1の光学手段
202に導くのが好ましい。
【0034】第1の光学手段202を出射した各色光
は、図3に示したように、回転多面鏡203の反射面2
23上に、相互に一部重畳した各色光のスポット220
を形成する。もちろん隣り合うスポット220間に重畳
部が無いことが望ましいが、このスポット220の大き
さは光源側の出射角特性で決まることから、広がりのあ
る出射特性をもつ光源を用いる場合は本実施の形態のよ
うにスポット220を相互に重畳させたほうが効率的に
有利になる。
【0035】この場合、回転多面鏡203の反射面22
3と画像表示パネル205とが共役の関係にないことか
ら、反射面223上で色光の重畳があっても問題はな
い。但し、各色光のスポット220が回転多面鏡203
の反射面223に対して大きいと、反射面223からは
み出す光は損失となることから、スポット220は小さ
いことが望ましいことは言うまでもない。
【0036】また、スポット220の形状に合わせて回
転多面鏡203の反射面223を大きくすると回転多面
鏡203全体が大きくなり、装置が大型化してしまう。
従って、回転多面鏡203上に形成されるスポット22
0の形状は回転多面鏡203の反射面223の移動方向
における寸法が短い形状であることが望ましい。
【0037】また、図1に示すように、回転多面鏡20
3に入射する赤、緑、青の各色光の主光線が回転多面鏡
203の仮想の外接円と交わる点(交点)を回転多面鏡
203の回転軸から見たとき、隣り合う交点が回転軸に
対してなす角度(中心角)はθp/3(ここでθp=3
60度/回転多面鏡203の反射面223の総数)であ
る。
【0038】回転多面鏡203に入射し反射された光
は、走査光学系である第2の光学手段204に入射す
る。第2の光学手段204は、入射光の入射角によって
画像表示パネル205上の照明位置が決まるFシーター
レンズの機能を有している。回転多面鏡203への入射
光は回転多面鏡203の回転によって±θp(θp=3
60度/回転多面鏡203の反射面223の総数)の角
度で走査される。入射角度+θpで第2の光学手段20
4に入射した光は画像表示パネル205の有効表示部の
一端を照明し、また入射角度−θpで第2の光学手段2
04に入射した光は画像表示パネル205の有効表示部
の他端を照明するように設定されている。横一列に隣接
して並べられた矩形形状発光部208R、208G、2
08Bと画像表示パネル205の有効表示部とは共役の
関係にあることから、矩形形状発光部208R、208
G、208Bのそれぞれの矩形像が画像表示パネル20
5の有効表示部に形成される。また、各色光の矩形像の
短辺長さは、画像表示パネル205の有効表示部の走査
方向における長さの1/3の長さである。
【0039】画像表示パネル205の有効表示部を照明
する各色光の矩形像が走査される様子を図4A〜図4F
を用いて説明する。
【0040】図4A〜図4Fは、回転多面鏡203の回
転と、これに伴う画像表示パネル205の各色光による
照明状態の変化とを一定時間間隔おきに示したものであ
る。それぞれにおいて、右側に示した画像表示パネル2
05の照明状態を示した図において、赤色光による照明
領域、緑色光による照明領域、及び青色光による照明領
域をそれぞれR、G、Bで示している。また、左側の回
転多面鏡203の回転と各色光の反射状態を示した図に
おいて、R、G、Bはそれぞれ赤色光主光線、緑色光主
光線、青色光主光線を示し、矢印は光の進行方向を示し
ている。矢印203aは回転多面鏡203の回転方向を
示している。
【0041】時間T=t1においては(図4A)、回転
多面鏡203の共通する反射面223aに赤緑青の各色
光が入射し、図のように赤色光が反射面の移動方向に最
も大きな反射角で反射し、緑色光は赤色光よりもやや小
さな反射角度で反射し、青色光は緑色光よりも更に小さ
な反射角度で反射する。よって、各色光は第2光学手段
204に異なる角度で入射することとなり、画像表示パ
ネル205上の異なる位置に各色光の矩形形状発光部2
08R、208G、208Bの矩形像が図示したように
形成される。すなわち、画像表示パネル205上には、
右から順に赤色光照明領域、緑色光照明領域、青色光照
明領域が形成される。各色光の矩形状の照明領域の短辺
長さは、画像表示パネル205の有効表示部の走査方向
205aの長さの1/3である。
【0042】時間T=t1から回転多面鏡203が所定
角度だけ回転した時間T=t2においては(図4B)、
緑色光及び青色光は回転多面鏡203の共通する反射面
223aに入射するが、赤色光は回転してきた新たな反
射面223bに入射する。このとき、特に赤色光の反射
面への入射角が急激に変化して小さくなることから、反
射角も急に小さくなる。従って、図のように、緑色光が
反射面の移動方向に最も大きな反射角で反射し、青色光
は緑色光よりもやや小さな反射角度で反射し、赤色光は
青色光よりも更に小さな反射角度で反射する。よって、
画像表示パネル205上の異なる位置に各色光の矩形形
状発光部208R、208G、208Bの矩形像が図示
したように形成される。すなわち、画像表示パネル20
5上には、右から順に緑色光照明領域、青色光照明領
域、赤色光照明領域が形成される。
【0043】時間T=t2から回転多面鏡203が更に
所定角度だけ回転した時間T=t3においては(図4
C)、青色光のみが反射面223aに入射し、緑色光及
び赤色光は共通する反射面223bに入射する。このと
き、特に緑色光の反射面への入射角が急激に変化して小
さくなることから、反射角も急に小さくなる。従って、
図のように、青色光が反射面の移動方向に最も大きな反
射角で反射し、赤色光は青色光よりもやや小さな反射角
度で反射し、緑色光は赤色光よりも更に小さな反射角度
で反射する。よって、画像表示パネル205上の異なる
位置に各色光の矩形形状発光部208R、208G、2
08Bの矩形像が図示したように形成される。すなわ
ち、画像表示パネル205上には、右から順に青色光照
明領域、赤色光照明領域、緑色光照明領域が形成され
る。
【0044】時間T=t3から回転多面鏡203が更に
所定角度だけ回転した時間T=t4においては(図4
D)、赤緑青の各色光が共通する反射面223bに入射
する。これは上記時間T=t1(図4A)と同じ位置関
係となり、画像表示パネル205の各色光による照明状
態も同じとなる。
【0045】さらに、回転多面鏡203が所定角度だけ
回転した時間T=t5においては(図4E)、緑色光及
び青色光は共通する反射面223bに入射し、赤色光は
新たな反射面223cに入射する。これは上記時間T=
t2(図4B)と同じ位置関係となり、画像表示パネル
205の各色光による照明状態も同じとなる。
【0046】さらに、回転多面鏡203が所定角度だけ
回転した時間T=t6においては(図4F)、青色光は
反射面223bに入射し、緑色光及び赤色光は共通する
反射面223cに入射する。これは上記時間T=t3
(図4C)と同じ位置関係となり、画像表示パネル20
5の各色光による照明状態も同じとなる。
【0047】以上のように、画像表示パネル205に形
成される、赤緑青の各色光による矩形状の照明領域(矩
形像)は、走査方向205aの向きに順に移動する。図
4A〜図4Fでは特定の期間(時間T=t1〜t6)の
みを示したが、回転多面鏡203は連続回転しているこ
とから、各色光の照明領域は画像表示パネル205上を
左から右に(走査方向205aの向きに)連続的に移動
し(走査され)、右端に到達した色光の照明領域は左端
に戻って再度左から右への移動を行う。このとき、先に
説明したように隣り合う色光の主光線は回転多面鏡20
3の回転軸に対しておよそ角度θp/3に相当する間隔
を有して回転多面鏡203に入射することから、各色光
の主光線は同じ時間的間隔で回転多面鏡203の反射面
223間の稜線(隣り合う反射面223間の境界)を迎
える。上記の時間t1〜t6の切り替えを同じ時間間隔
で連続的に行ない、先に述べたように3つの色光がいず
れも同じ±θpの角度で走査されることから、色ムラ、
輝度ムラ、フリッカーが抑えられた照明を行なうことが
できる。
【0048】画像表示パネル205は、図5に示したよ
うに、透過型液晶パネル212と、入射側に備えられた
偏光子である入射側偏光板213と、出射側に備えられ
た検光子である出射側偏光板214とからなる。入射側
偏光板213は、例えば矩形の外形形状の短辺方向21
3aに偏光した光を透過し、これに直交する方向に偏光
した光を吸収するように設定されている。入射側偏光板
213を透過した光は透過型液晶パネル212に入射す
る。液晶パネル212には多数の画素が配列形成されて
おり、外部信号により各画素開口毎に透過光の偏光方向
を変えることが出来る。ここでは画素を駆動しない場合
には入射光の偏光方向を90度回転させて透過させ、駆
動した場合には偏光方向を変化させること無く透過させ
るものとする。出射側偏光板214は入射側偏光板21
3と直交した方向の偏光特性を有する。即ち、出射側偏
光板214は、矩形の外形形状の長辺方向214aに透
過軸を有し、この方向に偏光した光を透過する。従っ
て、液晶パネル212の駆動されていない画素に入射し
て、偏光方向を90度変えられて透過した光は、その偏
光方向が出射側偏光板214の透過軸と一致するためこ
こを透過することができる。一方、液晶パネル212の
駆動された画素に入射して、偏光方向を変えられずに透
過した光は、その偏向方向が出射側偏光板214の透過
軸と直交するためここで吸収される。
【0049】画像表示パネル駆動回路206は、画像表
示パネル205の液晶パネル212の各画素を、当該画
素に入射する光の色に対応した信号で駆動する。これに
より、画像表示パネル205に入射する各色光の矩形像
は各画素毎に変調され、画像が形成される。
【0050】画像表示パネル205を構成する液晶パネ
ル212は入射角依存性を有することから、有効表示面
内において入射光の角度差は小さく設定する必要があ
る。ここでは第2の光学手段204より出射される各色
光の主光線が平行になるようにテレセントリック光学系
構成を採用している。
【0051】画像表示パネル205を透過した光は投写
レンズ207に至る。この投写レンズ207もテレセン
トリックな光に対応した構成になっていることは言うま
でもない。
【0052】投写レンズ207の入射瞳上には回転多面
鏡203上のスポット220の像が形成されている。回
転多面鏡203が回転し反射光を走査しても、回転多面
鏡203上のスポット220の位置は変動しないから、
回転多面鏡203上のスポット220と投写レンズ20
7の入射瞳とを共役の関係にすることで、投写レンズ2
07の入射瞳の位置に、動くことのない最も小さな像を
形成することができる。従って、小型の投写レンズでも
効率よく光を利用できる。
【0053】このようにして、画像表示パネル205上
に形成され、スクロールされる各色光の矩形形状発光部
208R、208G、208Bの矩形像を画像表示パネ
ル駆動回路206によって変調することにより、投写レ
ンズ207の前方に配置されたスクリーン(図示せず)
上にカラー画像を表示することができる。
【0054】図4A〜図4Fに示した各色光の走査は高
速で行なわれるから(1フィールド時間内に図4A〜図
4Fからなる1単位が少なくとも1回以上行なわれるこ
とが好ましい)、観察者の網膜上には各色ごとの画像が
合成されて、色分離のないカラー画像として認識され
る。
【0055】以上のように構成することで、従来の3板
式液晶プロジェクターと比較して、本実施の形態の画像
形成装置は、画像表示パネル205上の各画素が赤、
緑、青の表示を行うので、3板式のような画像液晶パネ
ル間のコンバージェンス調整機構が必要なく、色ずれの
ない高画質映像を提供することができる。さらに、従来
の単板式液晶プロジェクターと比較すると、色選択手段
であるカラーフィルターを使用していないため、赤、
緑、青の各色光を損失なく使えることから高い光利用効
率を実現できる。
【0056】図11に示した従来の表示装置では、照明
部922からの各色光が回転する4面プリズム924a
を透過する。従って、各色光を走査させるためにはプリ
ズム924aの離間した2面が必要となり、有効光束の
小形化が困難で、装置全体が大型化してしまうという問
題があった。これに対して、本実施の形態の画像形成装
置では、各色光の走査を回転多面鏡203を用いて行な
っているので、反射面223に入射する光の有効光束の
大きさを小さくすることができる。従って、反射面22
3を小さくして、回転多面鏡203を小さくでき、更
に、これを回転させるモーターも小型化できる。これら
により装置全体の小型化、軽量化、コストダウンを実現
できる。
【0057】なお、上記実施の形態1では画像表示パネ
ル205として透過型液晶方式の表示デバイスを使用し
たが、入射光を変調して表示を行う表示デバイスであれ
ばよく、反射型液晶方式、反射型ミラーデバイス等も応
用可能である。ただし、高速応答可能なデバイスが必要
なことは言うまでもない。このとき使用する表示デバイ
スに合わせて光学系(特に第2の光学手段)を最適化す
る必要がある。
【0058】(実施の形態2)実施の形態1の光源部
は、それぞれ矩形形状で、一定の発光角度(α)で赤、
緑、青の各色光を発光する理想に近い面発光光源とし
た。これに対して本実施の形態では、光源部をより実用
的な構成にしており、白色光源からの白色光を矩形整形
し、赤、緑、青に分光して各色光の矩形形状光を得てい
る。
【0059】以下、本実施の形態2について図6,図7
および図8を用いて説明する。図6は本実施の形態2の
単板式投写型画像形成装置の概略構成図であり、本実施
の形態2の単板式投写型画像形成装置は、光源部33
0、ロッドインテグレータ光学手段313、色分解光学
系314、面発光光源部301、第1の光学手段20
2、回転多面鏡203、第2の光学手段204、画像表
示パネル205、画像表示パネル駆動回路206、投写
レンズ207から成っている。実施の形態1と同一機能
を有する構成要素には同一の符号を付して、それらにつ
いての詳細な説明を省略する。第1の光学手段202よ
り後段以降は実施の形態1と同じ構成である。
【0060】光源部330は、電極間にアークを発生さ
せることで白色光を発する放電ランプ311と、放電ラ
ンプ311の発光体が第1の焦点位置に配置され、第2
の焦点位置に光を集光する楕円形状の反射面を備えたリ
フレクター312とからなる。なお、白色光源としては
放電ランプに代えてハロゲンランプなどの周知の白色光
源を用いることができる。また、楕円面鏡ではなく放物
面鏡を備えたリフレクターと集光レンズとを用いること
もできる。
【0061】光源部330からの光はロッドインテグレ
ータ光学手段313に入射する。ロッドインテグレータ
光学手段313は、図7のように、4つの反射ミラー3
24を、その反射面を内側にして角筒状に組み合わせた
ロッド部325からなる。ロッドインテグレータ光学手
段313としては、図7の構成に限定されず、例えば四
角柱形状のプリズムを用いることもできる。
【0062】ロッド部325は、その矩形形状の一方の
開口(第1の開口)位置がリフレクター312の第2の
焦点に合致するよう配置される。ロッド部325の矩形
形状の他方の開口(第2の開口)位置には集光レンズ3
15が配置される。集光レンズ315は、ロッド部32
5の第2の開口からの光を集光し、第2の開口形状像を
前方に矩形均一照明域として形成する。
【0063】なお、本実施の形態ではロッドインテグレ
ータ光学手段を用いているが、これに代えて、第1のレ
ンズアレイと第2のレンズアレイとの2群のレンズアレ
イで構成されるレンズアレイインテグレータ光学手段を
使用することもできる。
【0064】レンズアレイインテグレータ光学手段は、
図8Aに示すように、同形状の矩形開口を備えたマイク
ロレンズを2次元的に配した第1のレンズアレイ326
と、図8Bに示すように、第1のレンズアレイ326を
構成するマイクロレンズと1対1に対応する同数のマイ
クロレンズを2次元的に配した第2のレンズアレイ32
7とからなる。第2のレンズアレイ327は図8Bに示
すように第1のレンズアレイ326の各マイクロレンズ
により形成される光源像328と同数のマイクロレンズ
により構成されている。
【0065】レンズアレイインテグレータ光学手段は図
6のロッドインテグレータ光学手段313のロッド部3
25に代えて集光レンズ315と色分解光学系314と
の間に配置される。光源部330からの白色光は、集光
レンズ315で集光され、レンズアレイインテグレータ
光学手段の第1のレンズアレイ326に入射し、第2の
レンズアレイ327は第1のレンズアレイ326の各マ
イクロレンズ像をその前方に重畳して矩形均一照明域を
形成する。
【0066】集光レンズ315と上記矩形均一照明域と
の間には色分解光学系314が備えられている。ここに
入射した白色光は光路に対し斜めに配置された赤反射ダ
イクロイックミラー316及び青反射ダイクロイックミ
ラー317で赤、緑、青の色光に分解される。緑色光は
上記両ダイクロイックミラー316,317を透過して
第1の集光レンズ309Gに至る。赤反射ダイクロイッ
クミラー316で反射された赤色光は第1のリレーレン
ズ318,第1のミラー319,第2のリレーレンズ3
20を経て第1の集光レンズ309Rに至る。青反射ダ
イクロイックミラー317で反射された青色光は第3の
リレーレンズ321,第2のミラー322,第4のリレ
ーレンズ323を経て第1の集光レンズ309Bに至
る。
【0067】このようにして色光別の第1集光レンズ3
09R、309G、309B上には矩形均一照明域(ロ
ッド部325の第2の開口の矩形像)が各色毎に形成さ
れる。本実施の形態では、このようにして赤、緑、青の
各色の矩形像が形成される第1集光レンズ309R、3
09G、309Bが面発光光源部301として機能す
る。
【0068】色光別第1集光レンズ309R、309
G、309Bを透過した光は、第1の光学手段202を
構成する第2集光レンズ310に入射する。第2集光レ
ンズ310以降は図1と同様であるため説明を省略す
る。
【0069】各色光の発光部に関し、本実施の形態2で
は色光別第1集光レンズ309R、309G、309B
上に、実施の形態1の各色光の矩形形状発光部208
R、208G、208Bに相当する矩形均一照明域(矩
形像)がそれぞれ形成される。従って、実施の形態1と
同様に、色光別第1集光レンズ309R、309G、3
09B上の任意の点から発した光が回転多面鏡203に
平行光となって入射するように、第1集光レンズ309
R、309G、309Bは第2集光レンズ310の焦点
位置に配置される。また、色光別第1集光レンズ309
R、309G、309B上の矩形均一照明域と画像表示
パネル205とは共役の関係になるように配置される。
【0070】また実施の形態1と同様に、回転多面鏡2
03上のスポット(光源像)220と投写レンズ207
の入射瞳とが共役の関係になるように配置されている。
【0071】(実施の形態3)本発明の実施の形態3を
図9を用いて説明する。図9は本実施の形態3の単板式
投写型画像形成装置の概略構成図であり、本実施の形態
3の単板式投写型画像形成装置は、光源部430、面発
光光源部401、第1の光学手段402、回転多面鏡2
03、第2の光学手段204、画像表示パネル205、
画像表示パネル駆動回路206、投写レンズ207から
成っている。実施の形態1と同一機能を有する構成要素
には同一の符号を付して、それらについての詳細な説明
を省略する。
【0072】光源部430は、赤、緑、青の各色光を射
出する赤色光光源部407、緑色光光源部408、及び
青色光光源部409を有し、それぞれは光射出側に矩形
の形状の光射出部408R、408G、408Bを備え
る。光射出部408R、408G、408Bから射出さ
れた各色の光は色光別の第1集光レンズ409R、40
9G、409Bに入射する。第1集光レンズ409R、
409G、409Bを出射した各色光は、色光別の第2
集光レンズ410R、410G、410Bに入射する。
第2集光レンズ410R、410G、410Bを出射し
た各色光は、回転多面鏡203の外周上の反射面に実施
の形態1と同様に入射する。第2集光レンズ410R、
410G、410Bは、光射出部408R、408G、
408Bの各像を回転多面鏡203上の反射面、第2の
光学手段204を介して画像表示パネル205上に形成
する。回転多面鏡203より後段の構成は実施の形態1
と同様であるので説明を省略する。
【0073】本実施の形態においては、面発光光源部4
01を構成する第1集光レンズ409R、409G、4
09B上の任意の点から発した光が回転多面鏡203に
平行光となって入射するように、第1集光レンズ409
R、409G、409Bは第2集光レンズ410R、4
10G、410Bの焦点位置に配置される。また、第1
集光レンズ409R、409G、409B上の矩形均一
照明域と画像表示パネル205とは共役の関係になるよ
うに配置される。
【0074】また実施の形態1と同様に、回転多面鏡2
03上のスポット(光源像)220と投写レンズ207
の入射瞳とが共役の関係になるように配置されている。
【0075】なお、本実施の形態では、第1集光レンズ
409R、409G、409Bを各色光の光射出部40
8R、408G、408Bに近接して配置し、各色光を
効率よく第2集光レンズ410R、410G、410B
に導いているが、光射出部408R、408G、408
Bからの光の発光角度を小さくできれば第1集光レンズ
409R、409G、409Bを省略することができ
る。その場合、実施の形態1と同様に、光射出部408
R、408G、408Bが面発光光源部401を構成す
る。すなわち、光射出部408R、408G、408B
が第2集光レンズ410R、410G、410Bの焦点
位置に配置される。また、光射出部408R、408
G、408Bと画像表示パネル205とは共役の関係に
なるように配置される。
【0076】また、本実施の形態においては、第1の光
学手段402が色光別の第2集光レンズ410R、41
0G、410Bにより構成されている。このような構成
では、隣り合う色光を重畳させると、けられを生じて光
利用効率が低下する。また、けられを生じないようにす
るためには各色光の重畳を排除する必要があり、装置の
小型化が困難になる場合がある。従って、実施の形態1
と同様に、第1の光学手段402を各色光に共通するレ
ンズを用いて構成してもよい。
【0077】図10は実施の形態1と実施の形態2をそ
れぞれ比較しながら本発明の要点を図示したものであ
る。
【0078】上段(I)は実施の形態1に対応し、下段
(II)は実施の形態2に対応する。また、図9の各符号
はそれぞれ図1,図6の各符号に対応している。また、
各構成要素の位置関係をわかりやすくするため、回転多
面鏡203の反射による折り返しを考慮せず、且つ図
1,図6の赤、緑、青の各色光のうち、緑光の主光線を
中心線として各構成要素を同一線上に図示している。
【0079】上段(I)において、各色光の矩形形状発
光部208R、208G、208B上の任意の点から発
した光が回転多面鏡203に平行光となって入射するよ
うに、矩形形状発光部208R、208G、208Bは
集光レンズ210の焦点位置(集光レンズ210の焦点
距離をFとする)に配される。
【0080】下段(II)においては、色光別第1集光レ
ンズ309R、309G、309B上には上段(I)の
各色光の矩形形状発光部208R、208G、208B
に相当する矩形均一照明域が各色毎に形成される。従っ
て、色光別第1集光レンズ309R、309G、309
B上の任意の点から発した光が回転多面鏡203に平行
光となって入射するように、第1集光レンズ309R、
309G、309Bは第2集光レンズ310の焦点位置
(第2集光レンズ310の焦点距離をFとする)に配さ
れる。
【0081】なお、上段(I)の矩形形状発光部208
R、208G、208Bと集光レンズ210との間の距
離、下段(II)の色光別第1集光レンズ309R、30
9G、309Bと第2集光レンズ310との間の距離は
厳密に焦点距離Fと等しくする必要はなく、本発明の効
果を維持できる範囲であれば若干前後に移動しても良
い。
【0082】本発明ではさらに、回転多面鏡203上の
スポット220と投写レンズ207の入射瞳位置とが共
役の関係になるように各構成要素が配置されている。回
転多面鏡203が回転し走査を行っても、回転多面鏡2
03上のスポット220の位置は変動しないから、回転
多面鏡203上のスポット220と投写レンズ207の
入射瞳とを共役の関係にすることで、投写レンズ207
の入射瞳の位置に、動くことのない最も小さな像を形成
することができる。従って、小型の投写レンズでも効率
よく光を利用できる。
【0083】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、カラーフィルターを使用せず、各色光専用の
画素を有しないライトバルブを用いてカラー表示を行う
ことが可能となる。従って、光利用効率が高く、高解像
度の表示が可能になる。更に、回転多面鏡を用いて走査
光学系を構成することで、小型・低コストの画像表示装
置を提供できる。
【0084】また、第1の光学手段が各色の面発光光源
の任意の点からの光を平行光として回転多面鏡に導くの
で、画像表示パネル上に各色光の発光部の矩形像がボケ
なく形成される。よって、高画質映像の投写が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態1に係る単板式投
写型画像表示装置の全体構成図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態1に係る単板式投
写型画像表示装置において、面発光光源から回転多面鏡
に至る光学系を示した模式図である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態1に係る単板式投
写型画像表示装置の回転多面鏡の反射面に形成されるス
ポットを示した側面図である。
【図4】図4A〜図4Fは、本発明の実施の形態1に係
る単板式投写型画像表示装置において、回転多面鏡から
の反射光の変化の様子と、画像表示パネルを照明する各
色光が走査される様子とを示した図である。
【図5】図5は、本発明の実施の形態1に係る単板式投
写型画像表示装置に使用される透過型画像表示パネルの
構成を示した分解斜視図である。
【図6】図6は、本発明の実施の形態2に係る単板式投
写型画像表示装置の全体構成図である。
【図7】図7は、本発明の実施の形態2に係る単板式投
写型画像表示装置に使用されるロッド部の概略斜視図で
ある。
【図8】図8Aは、レンズアレイインテグレータ光学手
段を構成する第1のレンズアレイの正面図、図8Bは、
レンズアレイインテグレータ光学手段を構成する第2の
レンズアレイの正面図である。
【図9】図9は、本発明の実施の形態3に係る単板式投
写型画像表示装置の全体構成図である。
【図10】図10は、本発明の実施の形態1及び2に係
る単板式投写型画像表示装置の各構成要素の位置関係を
示した説明図である。
【図11】図11は、走査光学系を使用した従来の単板
式投写型画像表示装置の概略構成図である。
【図12】図12は、図11の画像表示装置に使用され
る色分解光学系の詳細を示した断面図である。
【符号の説明】
201,301,401 面発光光源部 202,402 第1の光学手段 203 回転多面鏡 204 第2の光学手段 205 画像表示パネル 206 画像表示パネル駆動回路 207 投写レンズ 208R、208G、208B 矩形形状の発光部 210 集光レンズ 212 透過型液晶パネル 213 入射側偏光板 214 出射側偏光板 220 スポット 223 反射面 309R、309G、309B 第1の光学手段の第1
の集光レンズ 310 第2集光レンズ 311 放電ランプ 312 リフレクター 313 ロッドインテグレータ光学手段 314 色分解光学系 315 集光レンズ 316 赤反射ダイクロイックミラー 317 青反射ダイクロイックミラー 318 第1のリレーレンズ 319 第1のミラー 320 第2のリレーレンズ 321 第3のリレーレンズ 322 第2のミラー 323 第4のリレーレンズ 324 反射ミラー 325 ロッド部 326 第1のレンズアレイ 327 第2のレンズアレイ 330 光源部 407 赤色光光源部 408 緑色光光源部 408R、408G、408B 光射出部 409 青色光光源部 409R、409G、409B 第1集光レンズ 410R、410G、410B 第2集光レンズ 430 光源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 21/00 G03B 21/00 E F 21/14 21/14 Z (72)発明者 宮井 宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H045 AA01 BA22 BA32 2H088 EA13 EA15 HA06 HA21 HA28 MA03 MA20 2K103 AA01 AA05 AA07 AB10 BA11 BC03 BC26 BC42 CA13 CA17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形形状の発光部を備え、赤、緑、青そ
    れぞれの異なる色光を発する3つの面発光光源と、 前記面発光光源からの光を集光する第1の光学手段と、 軸を中心に回転し、前記第1の光学手段で集光された光
    を反射し走査する回転多面鏡と、 Fシーターレンズ機能を有し、前記回転多面鏡で反射さ
    れた光を集光する第2の光学手段と、 マトリクス状に配された複数の画素を備え、前記第2の
    光学手段を通過した赤、緑、青の各色光の明るさを前記
    画素毎に変調する画像表示パネルと、 前記画像表示パネルの前記各画素をその画素に入射する
    光の色に応じた信号で駆動する駆動回路と、 前記画像表示パネル上に形成され、且つ前記信号によっ
    て変調された赤、緑、青の各矩形形状の色光をスクリー
    ン上に拡大投写する投写光学系とを備え、 前記面発光光源の任意の点から発した光が前記回転多面
    鏡に平行光となって入射するように、前記面発光光源を
    前記第1の光学手段の焦点位置に配したことを特徴とす
    る単板式投写型画像表示装置。
  2. 【請求項2】 更に、白色光源及びリフレクターからな
    る光源部と、 矩形形状の開口部を有するロッド部を備え、前記光源部
    からの光を集光して均一な強さの光を出射するロッドイ
    ンテグレータ光学手段と、 前記ロッドインテグレータ光学手段からの光を赤、緑、
    青の各色光に分解する色分解光学系と、 前記色分解光学系からの前記各色光がそれぞれ入射し、
    赤、緑、青の各色光の矩形像がそれぞれ形成される3個
    の第1集光レンズとを備え、 前記3つの面発光光源が前記3個の第1集光レンズであ
    り、 前記矩形形状の発光部が前記第1集光レンズ上に形成さ
    れた前記矩形像である請求項1に記載の単板式投写型画
    像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記回転多面鏡上に形成される像と前記
    投写光学系の入射瞳とが共役の関係にある請求項1に記
    載の単板式投写型画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記画像表示パネルが透過型液晶表示パ
    ネルである請求項1に記載の単板式投写型画像表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記画像表示パネルが反射型液晶表示パ
    ネル又は反射型ミラーデバイスである請求項1に記載の
    単板式投写型画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記ロッドインテグレータ光学手段に代
    えて、同形状矩形開口を備えたマイクロレンズを2次元
    的に配してなる第1のレンズアレイと、前記第1のレン
    ズアレイを構成するマイクロレンズと同数のマイクロレ
    ンズを2次元的に配してなる第2のレンズアレイとから
    なるレンズアレイインテグレータ光学手段を備えた請求
    項2に記載の単板式投写型画像表示装置。
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