JP2002207184A - カラー画像表示装置 - Google Patents

カラー画像表示装置

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JP2002207184A
JP2002207184A JP2001189881A JP2001189881A JP2002207184A JP 2002207184 A JP2002207184 A JP 2002207184A JP 2001189881 A JP2001189881 A JP 2001189881A JP 2001189881 A JP2001189881 A JP 2001189881A JP 2002207184 A JP2002207184 A JP 2002207184A
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color
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polygon mirror
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JP2001189881A
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English (en)
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Hiroaki Sato
宏明 佐藤
Narumasa Yamagishi
成多 山岸
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単板式カラー画像表示装置において、表示画
像の解像度と光利用率をを向上させる。 【解決手段】 光源部201からの赤緑青の各色光を色
光ごとの集光光学系202で回転多面鏡214に導き、
回転多面鏡で走査して、走査光学系203を通じてライ
トバルブ204を照明させる。ライトバルブは各色光ご
とに帯状に照明され、しかも該帯状照明領域は一方向に
連続的に移動する。一方、発光部206からの光を回転
多面鏡214で反射させ、受光部207で高精度に検出
し、検出信号をライトバルブ駆動回路205に入力す
る。ライトバルブ駆動回路は、ライトバルブの各画素を
その画素に入射する色光に応じた映像信号で駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変調手段であるライ
トバルブ1枚でカラー表示を行うカラー画像表示装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、大型映像市場の主力である液晶プ
ロジェクターとは、液晶パネル(ライトバルブ)の画像
を光源ランプと集光・投写レンズとを用いてスクリーン
上に拡大、結像させるものである。現在実用化されてい
る方式は3板式と単板式の大きく2つに分けることが出
来る。
【0003】前者の3板式液晶プロジェクターでは、白
色光源からの光を色分解光学系により赤緑青の3原色の
色光に分光した後、それらの光を3枚のモノクロ液晶パ
ネルにより変調し、3原色の画像をそれぞれ形成する。
その後、これらの画像を色合成光学系で合成して、1つ
の投写レンズでスクリーン上に投写する。この方式は光
源からの白色光の全スペクトルを利用できるため光利用
率は高いが、3枚の液晶パネル、色分解光学系、色合成
光学系、及び液晶パネル間のコンバージェンス調整機構
を必要とするため比較的高価であり、装置の小型化も困
難である。
【0004】これに対し、従来の単板式液晶プロジェク
ターは、モザイク状のカラーフィルター付き液晶パネル
上に形成した画像を単純にスクリーンに拡大投写するだ
けなのでコンパクトで低価格である。しかしながら、こ
の方式では光源からの白色光のうち、色選択手段である
カラーフィルターにおいて不要な色光を吸収することに
よって所望の色光を得ているため、液晶パネルに入射し
た白色光の1/3以下しか透過(又は反射)せず、光利
用率が低く、高輝度の画像が得られにくい。光源を明る
くすれば表示画像の明るさを向上させることができる
が、カラーフィルターの光吸収による発熱及び耐光性に
対する問題が残されており、高輝度化を図る上で大きな
障害となっている。
【0005】近年、この単板式においてカラーフィルタ
ーに依る光ロスをなくす手段として、カラーフィルター
の代わりにダイクロイックミラーとマイクロレンズアレ
イによって光利用率を高めた新しい構成が提案され、商
品化もなされている。
【0006】ここではその詳細な説明を避けるが、前記
新しい構成の単板式プロジェクターでは、各色光の主光
線がマイクロレンズに所定の角度で入射し、多数のマイ
クロレンズを出射した光が投射レンズに入射する構成で
あるため、投射レンズはこれらの光を損失なく取り込む
必要がある。従って、投射レンズとしては大口径の明る
い構成が要求される(実際にはF1.0〜F1.5)。
この結果、液晶パネルが1枚の単板式としても、投写レ
ンズの大型化、高コスト化を招き、3板式に対する優位
性が明確でないというのが実状である。
【0007】さらに、光源からの色光を各色光毎に対応
した画素に導くため、液晶パネル上の画素は各色光に対
応して形成する必要があり、液晶パネルには表示画像に
要求される解像度の3倍の解像度で画素形成することが
要求され、高解像度を実現しようとすると高コスト化を
招き、透過型ライトバルブを用いた場合は透過率が低下
してしまう。逆に、液晶パネルの解像度が低い場合や大
きく拡大した場合においては、表示画像内で赤緑青の色
が分離して見えてしまいコンバージェンスのずれたよう
な画質劣化を招いてしまう。
【0008】この問題に対して、WO98/29773
(特願平10-505072号)には以下に示す単板方式のカラ
ー画像表示装置が提案されている。図16にあるよう
に、白色光が光源部901から一点に集光するように射
出され、その光の集光位置に配置された色分解光学系9
02により、白色光は順次赤、緑、青の各色光に時間的
に分解される。色分解光学系902を透過した光は投光
手段903を通り、集光手段904で反射されて反射型
ライトバルブ905に入射する。反射型ライトバルブ9
05は、入射光の色に合わせた信号に応じて入射光を変
調させ、これを反射する。反射された光は投射レンズ9
06により拡大投射され、スクリーン907上に反射型
ライトバルブ905上の画像が表示される。ここで色分
解光学系902は、図17にあるように、モーター90
8の回転軸にカラーホイール909が取り付けられてい
る。カラーホイール909は、赤、緑、青のそれぞれの
色光のみを透過する扇状のダイクロイックフィルター9
10,911,912を備える。カラーホイール909
の回転軸近傍には光反射体913が取り付けられてお
り、また、モータ908の筐体には、発光素子及び受光
素子を備えたセンサ(図示せず)が設置されている。セ
ンサが光反射体913からの反射光を検知することで、
カラーホイールの位相を知ることができる。反射型ライ
トバルブ905は、センサから得られる信号に同期させ
て入射する光の色に対応した信号で駆動される。このよ
うに構成することで解像度の劣化やコンバージェンスず
れのような色にじみがなく、良好な画像を得ることが出
来る。
【0009】しかしながら、図16,図17に示した画
像表示装置においては、光源部901が発する白色光の
うち、画像表示に利用されるのは常に赤、緑、青の一色
のみでありその他の色光は色分解光学系902で吸収さ
れてしまう。従って、光利用効率が悪く、表示画像の輝
度において満足出来るものではない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、単板式のカ
ラー画像表示装置における上記の従来の各種問題を解決
し、高解像度の表示が可能で、光利用効率が高く、小型
で、低価格のカラー画像表示装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために以下の構成とする。
【0012】本発明の第1のカラー画像表示装置は、
赤、緑、青の各色光を射出する光源部と、前記光源部か
らの前記各色光が入射する第1の光学手段と、前記第1
の光学手段を出射した前記各色光が入射し、反射する際
に前記各色光を走査させる回転多面鏡と、前記回転多面
鏡からの前記各色光を照明位置に導く第2の光学手段
と、前記照明位置に配置され、赤、緑、青の各色信号に
応じて入射光を変調する多数の画素を備えた画像表示パ
ネルと、前記画像表示パネルの前記各画素を、その画素
に入射する光の色に対応した映像信号で駆動する画像表
示パネル駆動回路とを有し、前記第1の光学手段、前記
回転多面鏡、及び前記第2の光学手段により、前記画像
表示パネル上に前記各色光による短冊状の照明領域を形
成し、かつ前記各色光の走査により前記照明領域を移動
させることでカラー表示を行うカラー画像表示装置であ
って、更に、前記回転多面鏡の回転位相を検出する回転
位相検出手段を備えることを特徴とする。
【0013】かかる構成によれば、カラーフィルターを
持たず、各色光専用の画素を持たない単一の画像表示パ
ネルを用いてカラー表示を行うことが可能である。従っ
て、高解像度表示が可能になるのみならず、白色光源を
用いた場合には常に赤、緑、青の色光を画像表示に使用
していることから光源からの光の利用効率が向上する。
しかも回転多面鏡を用いて走査光学系を構成すること
で、小型・低コストのカラー画像表示装置を提供出来
る。また、回転位相検出手段を用いて回転多面鏡の回転
位相を検出することにより、画像表示パネルの照明状態
を検知することができる。従って、画像表示パネルの各
画素を、入射する光の色の変化に対応して駆動すること
ができ、良好なカラー画像表示が実現できる。用いるこ
とで、高精度の回転位相検出を、簡単、小型、低コスト
で実現できる。
【0014】上記第1のカラー画像表示装置において、
前記回転位相検出手段を、前記光源部とは別の光射出装
置と、前記光射出装置からの光が前記回転多面鏡で反射
されることにより走査される範囲内に設置された受光部
とから構成することができる。光学系を利用して回転位
相検出手段を構成することで、回転多面鏡に別個の部材
を付与することなく、簡単に回転位相検出手段を実現で
きる。
【0015】上記において、前記光射出装置は少なくと
も小型光源と第1の集光手段とからなることが好まし
い。第1の集光手段を用いることで小型光源からの光を
所望する形状に集光させることができ、位相検出精度が
向上する。
【0016】例えば、前記第1の集光手段は、前記小型
光源からの光を、前記回転多面鏡の反射面上に、前記反
射面の移動方向に短く、前記移動方向と直交する方向に
長い光源像となるように集光させるのがよい。反射面の
移動方向に幅が狭い光源像とすることで、光源像が反射
面の稜線(隣接する反射面の接続部)を通過する時間を
短くでき、高精度の位相検出が可能になる。
【0017】また、上記光学系を利用した回転位相検出
手段において、前記受光部は第2の集光手段と受光手段
とからなることが好ましい。第2の集光手段を用いるこ
とで反射光を受光手段上に所望する形状に集光させるこ
とができ、位相検出精度を向上できる。
【0018】例えば、前記第2の集光手段は、前記光射
出装置からの光の前記回転多面鏡における反射光を、前
記受光手段の入射面上に、その走査方向に短く、その走
査方向と直交する方向に長い光源像となるように集光さ
せるのがよい。走査方向に幅が狭い光源像とすること
で、反射光が受光手段に入射する時間を短くでき、高精
度の位相検出が可能になる。
【0019】また、上記光学系を利用した回転位相検出
手段において、前記受光部は、前記光射出装置からの光
の前記回転多面鏡における反射光の走査方向の幅を規制
する絞りを有していても良い。このような絞りを設ける
ことで、受光部の光検出時間を短くして、急峻な検出信
号が得られる。
【0020】また、上記第1のカラー画像表示装置にお
いて、前記回転位相検出手段を、前記回転多面鏡に配置
された磁性体と、前記磁性体の磁界を検出する磁気検出
素子とから構成することもできる。光学系を利用しない
ので、光学系を構成する際に要求される高度の組立精度
が不要となり、安価な回転位相検出手段を実現できる。
【0021】この場合に、前記磁性体は、前記回転多面
鏡の回転軸を中心とする円周上に、等角度間隔で複数個
配置されていることが好ましい。これにより、高精度の
位相検出が可能になる。
【0022】また、上記光学系を利用した回転位相検出
手段において、前記第1の光学手段を出射した赤、緑、
及び青のうちの少なくとも一つの色光が入射する前記回
転多面鏡の反射面と同一の反射面に、前記光射出装置か
らの光を入射させることが好ましい。光源部からの色光
が入射する反射面と同じ反射面を利用して位相検出を行
なうので、回転多面鏡が各種誤差を有する場合でも、画
像表示パネルの各画素に入射する色光の切り替わりタイ
ミングと、当該画素を駆動する映像信号の切り替わりタ
イミングとのずれを少なくすることができる。
【0023】また、上記第1のカラー画像表示装置にお
いて、前記回転位相検出手段を、前記赤、緑、青のいず
れかの色光のみを検出可能な受光素子を用いて、前記画
像表示パネルを走査しながら照明する前記各色光が前記
受光素子を照明するように、前記受光素子を前記画像表
示パネルの近傍に配置して構成することもできる。画像
表示パネルを走査しながら照明する色光を用いて位相検
出を行なうので、回転多面鏡が各種誤差を有する場合で
も、画像表示パネルの各画素に入射する色光の切り替わ
りタイミングと、当該画素を駆動する映像信号の切り替
わりタイミングとのずれを少なくすることができる。
【0024】この場合に、前記受光素子を、前記画像表
示パネルの画素形成領域よりも前記各色光の走査方向の
外側に配置して、前記画像表示パネルを照明する前記各
色光が前記受光素子を照明するようにオーバースキャン
することが好ましい。これにより、簡単に高精度の回転
位相検出手段を構成できる。
【0025】また、この場合に、前記回転位相検出手段
は、前記受光素子からの出力信号を所定のしきい値電圧
と比較する電圧比較回路と、前記電圧比較回路からの出
力信号からリップル成分を除去する信号出力停止回路と
を更に備えることが好ましい。これにより光源部を交流
駆動する場合に受光素子が検出するリップル成分を除去
することができ、安定した動作が可能になる。
【0026】また、上記第1のカラー画像表示装置にお
いて、前記画像表示パネル駆動回路は、前記回転位相検
出手段からの検出信号に同期した映像信号で前記画像表
示パネルを駆動することが好ましい。これにより、画像
表示パネルの各画素を、入射する光の色の変化に対応し
て駆動することができ、良好なカラー画像表示が実現で
きる。
【0027】また、上記第1のカラー画像表示装置が、
更に、前記回転多面鏡を基準となる同期信号に同期して
回転させる回転駆動手段を有し、前記画像表示パネル駆
動回路は、前記基準となる同期信号に同期した映像信号
で前記画像表示パネルを駆動することが好ましい。回転
多面鏡の回転と、画像表示パネルの駆動とが、基準同期
信号に同期して行なわれるので、画像表示パネルの各画
素を、入射する光の色の変化に対応して駆動することが
でき、良好なカラー画像表示が実現できる。
【0028】この場合に、前記回転駆動手段は、前記回
転位相検出手段からの検出信号と前記基準となる同期信
号とを比較し、負帰還制御により前記検出信号が前記基
準となる同期信号に同期するように前記回転多面鏡を回
転させることが好ましい。これにより、基準同期信号に
同期した回転多面鏡の回転駆動を、小型の装置で、容易
かつ低コストに実現できる。
【0029】また、上記第1のカラー画像表示装置が、
更に、前記回転位相検出手段からの出力信号に基づいて
前記回転多面鏡の回転の停止を検出する回転停止検出回
路を備え、前記回転多面鏡の回転の停止が検出されると
前記光源部からの前記色光の射出が停止することが好ま
しい。これにより、回転多面鏡の回転が何らかの理由で
停止したときに、その反射面が光源部からのスポット光
で焼き付くのを防止することができる。
【0030】次に、本発明の第2のカラー画像表示装置
は、赤、緑、青の各色光を射出する光源部と、前記光源
部からの前記各色光が入射する第1の光学手段と、前記
第1の光学手段を出射した前記各色光が入射し、反射す
る際に前記各色光を走査させる回転多面鏡と、前記回転
多面鏡からの前記各色光を照明位置に導く第2の光学手
段と、前記照明位置に配置され、赤、緑、青の各色信号
に応じて入射光を変調する多数の画素を備えた画像表示
パネルと、前記画像表示パネルの前記各画素を、その画
素に入射する光の色に対応した映像信号で駆動する画像
表示パネル駆動回路とを有し、前記第1の光学手段、前
記回転多面鏡、及び前記第2の光学手段により、前記画
像表示パネル上に前記各色光による短冊状の照明領域を
形成し、かつ前記各色光の走査により前記照明領域を移
動させることでカラー表示を行うカラー画像表示装置で
あって、更に、前記回転多面鏡を基準となる同期信号に
同期して回転させる回転駆動手段を有し、前記画像表示
パネル駆動回路は、前記基準となる同期信号に同期した
映像信号で前記画像表示パネルを駆動することを特徴と
する。
【0031】かかる構成によれば、カラーフィルターを
持たず、各色光専用の画素を持たない単一の画像表示パ
ネルを用いてカラー表示を行うことが可能である。従っ
て、高解像度表示が可能になるのみならず、白色光源を
用いた場合には常に赤、緑、青の色光を画像表示に使用
していることから光源からの光の利用効率が向上する。
しかも回転多面鏡を用いて走査光学系を構成すること
で、小型・低コストのカラー画像表示装置を提供出来
る。また、回転多面鏡の回転と、画像表示パネルの駆動
とが、基準同期信号に同期して行なわれるので、画像表
示パネルの各画素を、入射する光の色の変化に対応して
駆動することができ、良好なカラー画像表示が実現でき
る。
【0032】上記第2のカラー画像表示装置が、更に、
前記回転多面鏡の回転位相を検出する回転位相検出手段
を有し、前記回転駆動手段は、前記回転位相検出手段か
らの検出信号と前記基準となる同期信号とを比較し、負
帰還制御により前記検出信号が前記基準となる同期信号
に同期するように前記回転多面鏡を回転させることが好
ましい。これにより、基準同期信号に同期した回転多面
鏡の回転駆動を、小型の装置で、容易かつ低コストに実
現できる。
【0033】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明の
実施の形態1のカラー画像表示装置の概略構成図であ
る。本実施の形態のカラー画像表示装置は、光源部20
1、集光手段(第1の光学手段)202、回転多面鏡2
14、走査光学系(第2の光学手段)203、画像表示
パネル204、画像表示パネル駆動回路205、光射出
装置206、及び受光部207からなっている。
【0034】光源部201は、赤青緑の各色を射出する
赤色光用光源部209、青色光用光源部210、及び緑
色光用光源部211を有し、それぞれは光射出側に矩形
の形状の光射出部208R、208B、208Gを備え
る。光射出部208R、208G、208Bから射出さ
れた各色の光は集光手段202の色光別の第1集光レン
ズ212R、212G、212Bに入射する。各入射光
は、それぞれ第1集光レンズ212R、212G、21
2Bにより色光別の第2集光レンズ213R、213
G、213B上に集光される。第2集光レンズ213
R、213G、213Bは、光射出部208R、208
G、208Bの矩形形状を、回転多面鏡214の外周面
上に形成された反射面215、及び走査光学系203を
介して画像表示パネル204上に形成するように構成さ
れている。
【0035】図2に画像表示パネル204の照明状態の
一例を示す。赤色光用光源部209、青色光用光源部2
10、及び緑色光用光源部211から射出された各色光
は、画像表示パネル204の有効画素領域を走査方向2
29に約3等分して得られる3つの短冊状領域をそれぞ
れ照明する。即ち、赤緑青の各色光は、図2に示すよう
に画像表示パネル204上に、赤色光照明領域(図2
中、「R」で示す)、緑色光照明領域(図2中、「G」
で示す)、及び青色光照明領域(図2中、「B」で示
す)を形成する。
【0036】走査光学系203は、図3にあるように、
少なくとも回転多面鏡214上の1つの反射面215の
範囲を入射光有効部とする。走査光学系203へ入射し
た光の画像表示パネル204上における結像高さは、走
査光学系203へ入射する光の入射角(入射光が光軸2
03aとなす角度)に比例して変化する。即ち、回転多
面鏡214の1つの反射面215の回転方向214aの
幅が回転中心に対してなす角度(中心角)をθpとする
と、回転多面鏡214の反射面で反射された光の走査光
学系203への入射角は−θp〜+θpの範囲内で変化
する。走査光学系203に角度θpで入射した光が照明
位置に配置された画像表示パネル204上の走査方向2
29において最も光線高の高い部分に集光するように、
光学系が構成されている。回転多面鏡214の反射面で
反射された光は走査光学系203の光軸203aに対し
て±θpの角度範囲で走査されるから、走査光学系20
3を通過した光は画像表示パネル204の全有効領域内
を走査方向229に走査しながら照明する。
【0037】走査光学系203は、図3にあるように、
たとえば走査方向229に長い開口を持ち、走査方向2
29に直交する方向に短い開口を持つ複数の走査レンズ
からなる。ここで複数の走査レンズのうち何面かは走査
方向229と走査方向229に直交する方向とでその曲
率半径Rが異なって構成されている。これにより、走査
方向229においては、回転多面鏡214からの反射光
の入射角により結像位置高さを決める光学系を構成し、
走査方向229に直交する方向においては、光射出部2
08R、208G、208Bの矩形形状を集光手段20
2の第1集光レンズ212R、212G、212B、第
2集光レンズ213R、213G、213Bを介して画
像表示パネル204上に所定の寸法に拡大投射する光学
系を構成することができる。
【0038】ここで回転多面鏡214の回転のある瞬間
をとらえた場合、図4にあるように1つの反射面215
上に赤、緑、青の各光の集合体(スポット)227R,
227G,227Bがお互いに主光線が重なり合わない
よう回転方向214aに一列に並んで形成される。この
ときの各スポットの間隔は、各色光の主光線が回転多面
鏡214に入射する位置が回転中心に対してなす角度
(中心角)で表現すれば、赤色光主光線入射位置と緑色
光主光線入射位置とによる中心角、及び緑色光主光線入
射位置と青色光主光線入射位置とによる中心角はいずれ
もおよそθp/3である。
【0039】回転多面鏡214は回転軸216を中心に
モータ(図示せず)により回転せしめられる。モータの
回転はモーター制御回路244により制御される。
【0040】回転多面鏡214の回転により画像表示パ
ネル204を照明する各色光が走査される様子について
図5を用いて説明する。
【0041】図5の(A)〜(F)は、回転多面鏡21
4の回転と、これに伴う画像表示パネル204の各色光
による照明状態の変化とを一定時間間隔おきに示したも
のである。それぞれにおいて、上側の画像表示パネル2
04の照明状態を示した図において、図2と同様に、赤
色光による照明領域、緑色光による照明領域、及び青色
光による照明領域をそれぞれR、G、Bで示している。
また、下側の回転多面鏡214の回転と各色光の反射状
態を示した図において、218R、218G、218B
はそれぞれ赤色光主光線、緑色光主光線、青色光主光線
を示し、矢印は光の進行方向を示している。
【0042】時間T=t1においては(図5(A))、
回転多面鏡214の共通する反射面215aに赤緑青の
各色光が入射し、図のように青色光が回転方向214a
に最も大きな角度で反射し、緑色光は青色光よりもやや
小さい角度で反射し、赤色光は緑色光よりもさらに小さ
な角度で反射する。従って、各色光は走査光学系203
に異なる角度で入射することになり、各色光は画像表示
パネル204上の異なる位置に光射出部208R、20
8G、208Bの像を図示したように形成する。即ち、
画像表示パネル204上には、上から順に青色光照明領
域、緑色光照明領域、赤色光照明領域が形成される。
【0043】時間T=t1から回転多面鏡214が所定
角度だけ回転した時間T=t2においては(図5
(B))、赤色光及び緑色光は回転多面鏡214の共通
する反射面215aに入射するが、青色光は回転してき
た新たな反射面215bに入射する。このとき特に青色
光は反射面215bへの入射角が小さくなることから回
転方向214aへの反射角は最も小さくなる。よって、
緑色光が回転方向214aに最も大きな角度で反射し、
赤色光は緑色光よりもやや小さい角度で反射し、青色光
は赤色光よりもさらに小さな角度で反射する。従って、
各色光は画像表示パネル204上の異なる位置に光射出
部208R、208G、208Bの像を図示したように
形成する。即ち、画像表示パネル204上には、上から
順に緑色光照明領域、赤色光照明領域、青色光照明領域
が形成される。
【0044】時間T=t2から回転多面鏡214が更に
所定角度だけ回転した時間T=t3においては(図5
(C))、赤色光のみが反射面215aに入射し、緑色
光及び青色光は共通する反射面215bに入射する。こ
のとき特に緑色光は反射面215bへの入射角が小さく
なることから回転方向214aへの反射角は最も小さく
なる。よって、赤色光が回転方向214aに最も大きな
角度で反射し、青色光は赤色光よりもやや小さい角度で
反射し、緑色光は青色光よりもさらに小さな角度で反射
する。従って、各色光は画像表示パネル204上の異な
る位置に光射出部208R、208G、208Bの像を
図示したように形成する。即ち、画像表示パネル204
上には、上から順に赤色光照明領域、青色光照明領域、
緑色光照明領域が形成される。
【0045】時間T=t3から回転多面鏡214が更に
所定角度だけ回転した時間T=t4においては(図5
(D))、赤緑青の各色光が共通する反射面215bに
入射する。これは上記時間T=t1(図5(A))と同
じ位置関係となり、画像表示パネル204の各色光によ
る照明状態も同じとなる。
【0046】さらに、回転多面鏡214が所定角度だけ
回転した時間T=t5においては(図5(E))、赤色
光及び緑色光は共通する反射面215bに入射し、青色
光は新たな反射面215cに入射する。これは上記時間
T=t2(図5(B))と同じ位置関係となり、画像表
示パネル204の各色光による照明状態も同じとなる。
【0047】さらに、回転多面鏡214が所定角度だけ
回転した時間T=t6においては(図5(F))、赤色
光は反射面215bに入射し、緑色光及び青色光は共通
する反射面215cに入射する。これは上記時間T=t
3(図5(C))と同じ位置関係となり、画像表示パネ
ル204の各色光による照明状態も同じとなる。
【0048】以上のように、画像表示パネル204に形
成される、赤緑青の各色光による帯状の照明領域は、走
査方向229の向きに順に移動する。図5では特定の期
間(時間T=t1〜t6)のみを示したが、回転多面鏡
214は連続回転していることから、各色光の照明領域
は画像表示パネル204上を下から上に(走査方向22
9の向きに)連続的に移動し(走査され)、上端に到達
した色光の照明領域は下端に戻って再度下から上への移
動を行う。このとき先に説明したように、各色光の主光
線が回転多面鏡214の反射面に入射する地点は、回転
多面鏡214の回転中心に対しておよそ角度θp/3に
相当する距離だけ回転方向214aに離間しているか
ら、各色光の主光線はほぼ同じ時間的間隔で回転多面鏡
214の反射面間215の稜線(隣接する反射面が接続
されている箇所)を迎える。従って、図5(A)〜図5
(F)に示した走査を各色光が同じ周期で行なうことが
でき、色ムラ、輝度ムラ、フリッカーが抑えられた照明
を行うことができる。
【0049】さらに、集光手段202から回転多面鏡2
14の反射面215に入射する各色光の主光線は、赤色
光主光線218Rと緑色光主光線218Gとがなす角
度、緑色光主光線218Gと青色光主光線218Bとが
なす角度は、いずれもおよそ2×θp/3となるように
設定されている。これにより上記図5(A)〜図5
(F)のすべてにおいて各色光は走査光学系203に色
光毎に異なる角度で入射することになり、隣り合う色光
の入射角の差は常におよそ2×θp/3となる。よっ
て、画像表示パネル204上における、隣接する色光の
主光線の入射位置の間隔を、画像表示パネル204を走
査方向229に3等分した距離に維持したままで、各色
光を走査させながら画像表示パネル204を照明するこ
とができる。
【0050】画像表示パネル204は、図6に示したよ
うに、透過型液晶パネル219と、入射側に備えられた
偏光子である入射側偏光板220と、出射側に備えられ
た検光子である出射側偏光板221とからなる。入射側
偏光板220は、例えば矩形の外形形状の短辺方向(走
査方向229)に偏光した光を透過し、これに直交する
方向に偏光した光を吸収するように設定されている。入
射側偏光板220を透過した光は液晶パネル219に入
射する。液晶パネル219には多数の画素が配列形成さ
れており、外部信号により各画素開口毎に透過光の偏光
方向を変えることが出来る。ここでは画素を駆動しない
場合には入射光の偏光方向を90度回転させて透過さ
せ、駆動した場合には偏光方向を変化させること無く透
過させるものとする。出射側偏光板221は入射側偏光
板220と直交した方向の偏光特性を有する。即ち、出
射側偏光板221は、矩形の外形形状の長辺方向(走査
方向229に直交する方向)に透過軸を有し、この方向
に偏光した光を透過する。従って、液晶パネル219の
駆動されていない画素に入射して、偏光方向を90度変
えられて透過した光は、その偏光方向が出射側偏光板2
21の透過軸と一致するためここを透過することができ
る。一方、液晶パネル219の駆動された画素に入射し
て、偏光方向を変えられずに透過した光は、その偏向方
向が出射側偏光板221の透過軸と直交するためここで
吸収される。
【0051】このように構成された画像表示パネル20
4を用いれば、液晶パネル219の各画素を、当該画素
を照明している光の色に対応した信号で駆動して、各画
素毎に変調を行なうことで、画像を形成することができ
る。各色光の走査は高速で行なわれるから(1フィール
ド時間内に図5(A)〜図5(F)からなる1単位が少
なくとも1回以上行なわれることが好ましい)、観察者
の網膜上には各色ごとの画像が合成されて、カラー画像
として認識される。
【0052】上記のカラー画像表示を行なうためには、
画像表示パネル204の各画素を照明する色光と、当該
画素を駆動する駆動信号とを同期させることが必要であ
る。本実施の形態では、これを、図1に示したように、
光射出装置206と受光部207とからなる回転多面鏡
214の回転位相検出手段を用いて行なう。画像表示パ
ネル204を駆動する駆動回路205は、該回転位相検
出手段からの出力信号に同期させて、各画素を駆動す
る。これにより、各画素を、画素に入射している色光に
合わせた信号で駆動することができる。
【0053】光射出装置206は発光部(小型光源)2
22と集光レンズ(第1の集光手段)223とからなっ
ている。発光部222からの光は集光レンズ223によ
り回転多面鏡214の反射面上に集光される。特に回転
多面鏡214の反射面に集光された光は、回転多面鏡2
14の回転方向214aの幅が狭い長方形あるいは楕円
形の光源像を形成することが好ましい。光射出装置20
6からの光は回転多面鏡214の反射面に入射し、そこ
で反射され、そのとき先に述べた各色光と同様に走査せ
しめられる。反射光が走査される範囲内の任意の位置に
受光部207が配置される。受光部は受光素子(受光手
段)224と絞り225とからなっており、走査された
光射出装置206からの光が絞り225の開口を経て受
光素子224に入射する。絞り225の開口は、反射光
の走査方向の開口幅を制限する。受光素子224は光信
号を電気信号に変換して画像表示パネル駆動回路205
に送る。画像表示パネル駆動回路205は、受光素子2
24からの信号に同期させて画像表示パネル204の駆
動を行なう。以上により、回転多面鏡214の回転位相
(回転角度)と画像表示装置204の駆動とを精度良く
同期させることができる。
【0054】この構成では、光射出装置206と回転多
面鏡214の反射面との間隔、回転多面鏡214の反射
面と受光部207との間隔をそれぞれ大きく取れば、回
転多面鏡214の回転位相の検出精度を上げることが可
能である。
【0055】なお、発光部222に用いる発光素子は、
小型、低消費電力で、発光方向の指向性を狭くできるも
のが特に好ましく、例えば半導体レーザ、発光ダイオー
ド等を使用することができる。
【0056】以上の様に構成することで、カラーフィル
ターのような色選択手段を備えていない画像表示パネル
204を1枚のみ用いた場合でもカラー表示が可能とな
る。しかも、画像表示パネル204の個々の画素が赤緑
青の3色分の画素として機能するので、画像表示パネル
204の画素数と得られる表示画像の画素数とが一致す
る。従って、表示画像の所望する解像度以上に画像表示
パネル204を高解像度化する必要がなく、また、表示
画像を拡大しても赤緑青の各色に色分離して見えること
もない。さらに、光源部201からの光は常に有効に画
像表示パネル204へ導かれることから光利用率が高く
高輝度の画像表示を実現できる。
【0057】なお、本実施の形態では画像表示パネル2
04として透過型液晶方式のものを用いたが、入射光を
変調して表示を行う表示デバイス(ライトバルブ)で有
ればこれに限定されず、例えば、反射型液晶方式、反射
型ミラーデバイス等を用いることも可能である。ただ
し、高速応答可能なデバイスであることが必要なことは
言うまでもない。このとき画像表示パネル204として
使用するデバイスにあわせた光学系の設計、特に走査光
学系203と表示パネル204との間の光学系の最適化
を行なう必要があることはもちろんである。
【0058】本実施の形態においては、画像表示パネル
204上の各色光の走査の1周期が、回転多面鏡214
の反射面1面分の中心角(上記の例ではθp)の回転に
相当することから、回転多面鏡214の回転位相を精度
よく検出して画像表示パネル204の駆動信号と同期さ
せる必要がある(これに対して、図16,図17に示し
た従来のカラーホイールを使用した表示装置では、カラ
ーホイールの1回転が走査の1周期に相当する)。よっ
て、上記の光射出装置206と受光部207とによる回
転位相検出が必須となる。
【0059】本実施の形態においては、光射出装置20
6は発光部222と集光レンズ223、受光部207は
受光素子224と絞り225でそれぞれ構成したが、受
光部207にも集光レンズ(第2の集光手段)を追加し
て、受光素子224への入射光を集光させると、より正
確に角度検出が行える。より具体的には、回転多面鏡2
14からの反射光を、集光レンズを用いて、受光素子2
24の受光面上に、走査方向に幅が狭く、これと直角方
向に幅が広い略長方形状又は略楕円形状に集光させるこ
とで、回転多面鏡214の回転位相検出精度が向上す
る。また、回転位相検出機能が果たせる場合には絞り2
25は必ずしも必須ではない。基本的には、光射出装置
206は回転多面鏡214の反射面上に十分に小さい面
積に集光することができ、受光部207は反射光を走査
方向の幅を狭くして受光素子に導くことができる構成で
あるのが好ましい。
【0060】また、図7にあるように、画像表示パネル
204上の画像を拡大投射可能な投射レンズ226を設
けることでスクリーン228上に大型映像を得ることも
可能である。
【0061】(実施の形態2)図8は本発明の実施の形
態2のカラー画像表示装置の構成図である。本実施の形
態のカラー画像表示装置は、光源部201、集光手段
(第1の光学手段)202、回転多面鏡214、走査光
学系(第2の光学手段)203、及び画像表示パネル2
04からなる光学システム部と、画像表示パネル駆動回
路205、回転センサ装置(回転位相検出手段)25
5、及びモーター制御回路244からなる回路システム
部とで構成される。光学システム部の構成及び動作につ
いては実施の形態1と同等であるので詳細な説明を省略
し、回路システム部の動作説明を以下に行なう。
【0062】画像表示パネル駆動回路205は、PLL
230、第1分周回路231、第1タイミングジェネレ
ータ(TG1)232、第2タイミングジェネレータ
(TG2)237、画像メモリ233、スイッチ回路
(SW)234、スイッチ239、同期検出回路(SY
NC.DET.)235、クロック発生回路238、第
2分周回路236から構成される。
【0063】回転センサ装置(回転位相検出手段)25
5は、光射出装置206、及び受光部207から構成さ
れる。
【0064】モーター制御回路244は、位相比較回路
240、及びモーター駆動回路241から構成される。
【0065】水平同期信号HDはPLL230に入力さ
れ、これと同期した信号CLKが出力される。第1分周
回路231は信号CLKを分周して発生される水平同期
信号H.REFを出力する。信号CLK、信号H.RE
F、及び垂直同期信号VDは第1タイミングジェネレー
タ(TG1)232に入力され、第1タイミングジェネ
レータ(TG1)232はRGB映像信号データを一時
記憶するメモリ233の書き込み制御信号242、及び
読み出し制御信号246を出力する。また、垂直同期信
号VDは同期検出回路235へ入力され、同期検出回路
235は垂直同期信号VDのパルス入力がされなくなっ
た場合に検出信号247を出力する。検出信号247に
よりスイッチ回路234、スイッチ239の切り替えが
行なわれる。
【0066】一方、クロック発生回路238の出力信号
INT−CLKは第2分周回路236へ入力され、フリ
ーランで水平同期信号INT−HDおよび垂直同期信号
INT−VDを出力する。信号INT−CLK,水平同
期信号INT−HD、及び垂直同期信号INT−VDは
第2タイミングジェネレータ237に入力され、メモリ
233の読み出し制御信号248を出力する。
【0067】次にモーター制御回路244の動作を、1
垂直同期周期に回転多面鏡214が1つの反射面に相当
する角度θpだけ回転する場合を例に説明する。回転多
面鏡214の回転軸216にはモーター(図示省略)が
接続されており、モーター駆動回路241により駆動さ
れる。実施の形態1でも述べたように、回転多面鏡21
4が1つの反射面に相当する角度θpだけ回転する間に
赤緑青の各色の照明光は画像表示パネル204上を各1
回走査し、赤緑青の各色光の動きに合わせてメモリ23
3からRGB映像信号データを読み出し、画像表示パネ
ル204を駆動してカラー表示を得る。
【0068】回転多面鏡214の回転位相(回転角度)
が変化すると赤緑青の各色光による照明領域が移動する
ので、画像表示パネル204へのRGB映像信号249
の切り替えタイミングがこれに追従できないと映像が乱
れ、正確なカラー画像表示が行なえない。これを回避す
るためには、回転多面鏡214の回転の安定化と、回転
多面鏡214の回転位相と画像表示パネル204を駆動
する映像信号249との同期安定化が必要である。その
方法を以下に説明する。
【0069】回転センサ装置255において、光射出装
置206から出る光線は回転多面鏡214の反射面によ
り反射され、回転多面鏡214が所定の回転位相になる
と、反射光が受光部207において検出される。光射出
装置206及び受光部207の構成は実施の形態1と同
様である。受光部207上を反射光が通過すると受光部
207は回転位相検出信号250を出力し、これは位相
比較回路240に入力される。また、位相比較回路24
0へは基準同期信号245が入力されている。位相比較
回路240は、負帰還制御により前記受光部207から
の回転位相検出信号250が基準同期信号245と同期
するように制御信号251を出力し、これを受けてモー
ター駆動回路241は回転多面鏡214のモータを駆動
する。
【0070】同期検出回路235が垂直同期信号VDの
入力有りと判定した場合、スイッチ239の切り替えに
より、基準同期信号245として垂直同期信号VDが使
用される。また、この場合、スイッチ回路234の選択
により、メモリ233の読み出し制御信号243として
第1タイミングジェネレータ232の出力信号246が
選択される。この結果、回転多面鏡214の回転制御、
及び画像表示パネル204の駆動制御は、全て外部から
入力される映像の同期信号VDに同期して行なわれる。
【0071】一方、同期検出回路235が垂直同期信号
VDの入力無しと判定した場合、スイッチ239の切り
替えにより、基準同期信号245として内部発生させた
垂直同期信号INT−VDが使用される。また、この場
合、スイッチ回路234の選択により、メモリ233の
読み出し制御信号243として第2タイミングジェネレ
ータ237の出力信号248が選択される。この結果、
回転多面鏡214の回転制御、及び画像表示パネル20
4の駆動制御は、全て内部発生させた同期信号INT−
VDに同期して行なわれる。これにより同期信号が外部
から入力されないときも回転多面鏡214の暴走や、回
転多面鏡214の回転と画像表示パネル204の駆動と
のタイミングずれによる画像の乱れを生じることがな
い。
【0072】上記では、垂直同期の1周期の間に回転多
面鏡214が1つの反射面に相当する角度θpだけ回転
し、赤緑青の各色光が画像表示パネル204をそれぞれ
1回走査する場合を例に説明したが、本発明はこれに限
定されるものではない。例えば、垂直同期の1周期の間
に赤緑青の各色光が画像表示パネル204を2回以上走
査させることもでき、この場合には、垂直同期信号を走
査回数に応じて逓倍したものを前記基準同期信号245
とすれば良い。
【0073】(実施の形態3)図9は本発明の実施の形
態3のカラー画像表示装置の構成図である。本実施の形
態3では、回転センサ装置(回転位相検出手段)の構成
が実施の形態2の回転センサ装置(回転位相検出手段)
255と異なる。図9において、一点鎖線で示した画像
表示パネル駆動回路205の構成は実施の形態2(図
8)の画像表示パネル駆動回路205と同様であるた
め、図面を簡略化するために図示を省略している。図1
0(A)は、本実施の形態3の回転センサ装置(回転位
相検出手段)の構成を示した平面図、図10(B)はそ
の側面図である。
【0074】本実施の形態の回転センサ装置は、回転多
面鏡214の片面に設置された複数のマグネット(磁性
体)257と、マグネット257の磁界を検出できる位
置に固定された磁気センサ(磁気検出素子)258とか
ら構成される。
【0075】回転多面鏡214の反射面と同じ数のマグ
ネット257が、回転多面鏡214の回転中心を中心と
する円周上に等角度間隔に取り付けられている。一方、
磁気センサ258は、マグネット257が配置された円
周に対向する位置に、回転多面鏡214と離間して固定
されている。
【0076】回転多面鏡214が回転してマグネット2
57が磁気センサ258の下を通過するたびに、磁気セ
ンサ258はマグネット257の磁界を検出して回転位
相検出信号250を出力する。位相比較回路240は、
負帰還制御により磁気センサ258からの回転位相検出
信号250が基準同期信号245と同期するように制御
信号251を出力し、これを受けてモーター駆動回路2
41は回転多面鏡214のモータを駆動する。上記以外
の動作は実施の形態2と同様である。
【0077】本実施の形態3の回転センサ装置は磁界を
利用して回転多面鏡214の回転位相を検出しているの
で、反射面での光の反射を利用して回転多面鏡214の
回転位相を検出する実施の形態1及び2の回転センサ装
置と比較して、回転位相を検出するために光学系を構成
する必要がなく、従って、光学系を構成する際の高度の
組立精度が要求されなくなるので、組立が容易になる利
点を有する。
【0078】(実施の形態4)図11は本発明の実施の
形態4のカラー画像表示装置の構成図である。本実施の
形態のカラー画像表示装置は、光源部201、集光手段
(第1の光学手段)202、回転多面鏡214、走査光
学系(第2の光学手段)203、及び画像表示パネル2
04からなる光学システム部と、画像表示パネル駆動回
路205、回転センサ装置(回転位相検出手段)25
5、及びモーター制御回路244からなる回路システム
部とで構成される。光学システム部の構成及び動作につ
いては実施の形態1と同等であるので詳細な説明を省略
し、回路システム部の動作説明を以下に行なう。
【0079】画像表示パネル駆動回路205は、PLL
230、第1分周回路231、読み出しタイミングジェ
ネレータ(TG READ)262、書き込みタイミン
グジェネレータ(TG WRITE)267、メモリ2
33により構成される。
【0080】回転センサ装置(回転位相検出手段)25
5は、光射出装置206、及び受光部207により構成
される。
【0081】モーター制御回路244は、位相比較回路
240、及びモーター駆動回路241により構成され
る。
【0082】以下、動作説明を行なう。
【0083】水平同期信号HDはPLL230に入力さ
れ、これと同期した信号CLKが出力される。第1分周
回路231は信号CLKを分周して発生される水平同期
信号H.REFを出力する。信号CLK、信号H.RE
F、及び垂直同期信号VDは書き込みタイミングジェネ
レータ(TG WRITE)267に入力され、書き込
みタイミングジェネレータ(TG WRITE)267
はRGB映像信号データを一時記憶するメモリ233の
書き込み制御信号242を出力する。また、信号CL
K、信号H.REF、及び垂直同期信号VDは読み出し
タイミングジェネレータ(TG READ)262へ入
力され、読み出しタイミングジェネレータ(TG RE
AD)262はメモリ233の読み出し制御信号243
を出力する。
【0084】モーター制御回路244の動作は実施の形
態2と同様であるので省略する。
【0085】回転センサ装置255において、光射出装
置206及び受光部207の構成は実施の形態1,2と
同様である。但し、本実施の形態4においては、光出射
装置206を出射した光線は、実施の形態1,2と異な
り、図11に示すように、集光手段202を出射した3
つの色光のうちの少なくとも一つの色光が入射する回転
多面鏡214の反射面と同じ反射面に入射する。光射出
装置206からの光は、回転多面鏡214の反射面で反
射され、そのとき各色光と同様に走査せしめられる。光
射出装置206からの走査光は、走査光学系203には
入射せず、該走査範囲内の任意の位置に設置された受光
部207に入射する。受光部207上を走査光が通過す
ると受光部207は回転位相検出信号250を出力し、
これは位相比較回路240に入力される。また、位相比
較回路240へは垂直同期信号VDが入力されている。
位相比較回路240は、負帰還制御により前記受光部2
07からの回転位相検出信号250が基準となる垂直同
期信号VDと同期するように制御信号251を出力し、
これを受けてモーター駆動回路241は回転多面鏡21
4のモータを駆動する。
【0086】一方、回転位相検出信号250は読み出し
タイミングジェネレータ(TG READ)262へも
入力され、この信号250は、読み出しタイミングジェ
ネレータ(TG READ)262において、メモリ2
33の読み出し制御信号243の出力タイミングのマス
ター信号として使用される。
【0087】以上により、回転多面鏡214の回転制
御、及び画像表示パネル204の駆動制御は、外部から
入力される垂直同期信号VDに同期して行なわれる。
【0088】本実施の形態4による効果は以下の通りで
ある。回転多面鏡214の各反射面が形状誤差や平面度
誤差を有している場合や、回転多面鏡214の全体形状
に歪みを有する場合、回転多面鏡214で反射される走
査光の反射角度や広がり角度は反射面ごとにばらつき、
画像表示パネル204を照明する3つの色光による短冊
状の照明領域の相対的位置関係、大きさ、形状などが変
動する。このような場合、実施の形態1,2では、各画
素に入射する照明光の切り替わりのタイミングと当該画
素を駆動する信号の切り替わりのタイミングとの間にず
れを生じる可能性がある。ところが、本実施の形態4で
は、回転センサ装置255による回転多面鏡214の回
転位相の検出を、光源部201からの3つの色光が入射
する反射面と同じ反射面を用いて行なっている。従っ
て、回転多面鏡214の上記誤差や歪みによる各色光の
反射状態の変化を回転センサ装置255でモニタするこ
とができる。しかも、モニタして得た情報をもとにメモ
リ233の読み出しタイミングを制御している。従っ
て、画像表示パネル204の各画素の駆動信号の切り替
わりタイミングと当該画素に入射する走査光の切り替わ
りタイミングとをより一層精度良く合わせることができ
る。
【0089】(実施の形態5)図12は本発明の実施の
形態5のカラー画像表示装置の構成図である。本実施の
形態のカラー画像表示装置は、光源部201、集光手段
(第1の光学手段)202、回転多面鏡214、走査光
学系(第2の光学手段)203、及び画像表示パネル2
04からなる光学システム部と、画像表示パネル駆動回
路205、回転センサ装置(回転位相検出手段)25
5、及びモーター制御回路244からなる回路システム
部とで構成される。光学システム部の動作については実
施の形態1と同等であるので省略し、回路システム部の
動作説明を以下行なう。
【0090】回路システム部のうち画像表示パネル駆動
回路205及びモーター制御回路244は実施の形態4
と同等であるので説明は省略する。
【0091】回転センサ装置255は、赤、緑、青のう
ちのいずれか一色の光を検出する可視光域センサ263
と、検波回路264とにより構成される。
【0092】以下その動作を説明する。
【0093】回転多面鏡214で反射された赤緑青の照
明光は、走査光学系203に入射した後、画像表示パネ
ル204に入射するが、本実施の形態においては光学シ
ステムの配置位置を変更することにより、画像表示パネ
ル204の有効表示領域(画素形成領域)よりも広い範
囲を照明する。より具体的には、各色光が画像表示パネ
ル204の有効表示領域よりも走査方向229の外側の
領域を照明するように、即ち、いわゆるオーバースキャ
ンするように光学系が構成されている。可視光域センサ
263は、画像表示パネル204の有効表示領域よりも
走査方向229の外側の領域であって、オーバースキャ
ンされた色光が入射する位置に配置されている。従っ
て、赤緑青の各照明光が画像表示パネル204上を走査
すると、可視光域センサ263には、赤緑青の各照明光
が順に入射する。可視光域センサ263の受光スペクト
ルを赤、緑、青のいずれかの照明光に合わせて選択する
ことにより、選択された色光の走査タイミングを検出す
ることができる。可視光センサ263の受光信号は検波
回路264に送られる。
【0094】図13に検波回路264の一構成例を示
す。図13の検波回路264は、電圧比較回路268、
パルス幅・位相調整回路269、論理積を用いた信号出
力停止回路270により構成される。可視光センサ26
3からの信号は電圧比較回路268に入力され、該入力
信号が一定しきい値電圧Vaを越えた場合に電圧比較回
路268は正論理の信号を出力する。
【0095】なお、検波回路264にパルス幅・位相調
整回路269及び信号出力停止回路270を挿入してい
る理由を図14のタイミングチャートを用いて説明す
る。図14において、横軸は時間軸を示す。一般にプロ
ジェクタの光源部には放電管の原理が応用されており、
その等価回路はLC共振回路で表される。プロジェクタ
の光源部は直流又は交流で駆動されるのが一般的である
が、交流駆動の場合は、駆動パルスを入力したタイミン
グで光源部は発光強度のリップルを発生する。従って、
図14(a)に示すように、可視光センサ263の出力
信号にリップル成分271が重畳される。該リップル成
分271の電圧がしきい値電圧Vaを越えた場合、図1
4(b)に示すように、電圧比較回路268の出力信号
にもリップル成分272が重畳される。このリップル成
分272を除去するため、以下の操作を行なう。図13
に示すパルス幅・位相調整回路269に、図14(c)
に示す光源部駆動同期信号を入力し、パルスの幅と位相
とが調整された、図14(d)に示す信号を出力させ
る。そして、信号出力停止回路270に、この出力信号
と電圧比較回路268からの出力信号(図14(b))
とを入力し、両信号の論理積をとることにより、図14
(e)に示すような前記リップル成分の無い回転位相検
出信号250が得られる。なお、光源部を直流駆動する
場合は以上の処理は不要である。
【0096】回転センサ装置255からの回転位相検出
信号250は、実施の形態4と同様に、モーター制御回
路244に入力されてモータの回転安定化に寄与し、ま
た読み出しタイミングジェネレータ(TG READ)
262に入力されてメモリ233の読み出し制御信号2
43の出力タイミングのマスター信号として使用され
る。
【0097】本実施の形態5による効果は以下の通りで
ある。回転多面鏡214の各反射面が形状誤差や平面度
誤差を有している場合や、回転多面鏡214の全体形状
に歪みを有する場合、回転多面鏡214で反射される走
査光の反射角度や広がり角度は反射面ごとにばらつき、
画像表示パネル204を照明する3つの色光による短冊
状の照明領域の相対的位置関係、大きさ、形状などが変
動する。このような場合、実施の形態1,2では、各画
素に入射する照明光の切り替わりのタイミングと当該画
素を駆動する信号の切り替わりのタイミングとの間にず
れを生じる可能性がある。ところが、本実施の形態5で
は、回転センサ装置255による回転多面鏡214の回
転位相の検出を、オーバースキャンさせた照明光を用い
て行なっている。従って、実施の形態4と同様に、画像
表示パネル204の各画素の駆動信号の切り替わりタイ
ミングと当該画素に入射する走査光の切り替わりタイミ
ングとを精度良く合わせることができる。本実施の形態
5は、実施の形態4と異なり走査された照明光を直接検
出してタイミング制御に利用するので、タイミングの一
致精度の面で実施の形態4よりも優れている。
【0098】(実施の形態6)図15は本発明の実施の
形態6のカラー画像表示装置の構成図である。本実施の
形態のカラー画像表示装置は、実施の形態2(図8)の
カラー画像表示装置を構成する回路システム部に光源制
御部280を加えた構成である。光源制御部280は、
STOP検出回路(回転停止検出回路)282及び光源
部駆動回路284からなる。光学システム部、及び回路
システム部の中の画像表示パネル駆動回路205、回転
センサ装置(回転位相検出手段)255、モーター制御
回路244については実施の形態2と同等であるので説
明を省略する。
【0099】以下、光源制御部280の動作を説明す
る。
【0100】回転センサ装置255の回転位相検出信号
250はSTOP検出回路282にも入力される。ST
OP検出回路282は常時入力信号を監視しており、入
力される検出信号パルスが一定時間以上消滅した場合、
光源部駆動回路284に信号を送り、光源部駆動回路2
84はこれを受けて光源部201の駆動を停止する。こ
れによって回転多面鏡214への照明光の入射は停止さ
れる。
【0101】前記の検出信号パルスが消滅した場合と
は、回転多面鏡214の回転が停止した場合、及び回転
センサ装置255が故障した場合が考えられる。
【0102】本実施の形態の光源制御部280の上記処
理は、回転多面鏡214の回転が停止した場合におけ
る、照明光が回転多面鏡214の反射面の同一箇所に継
続してスポット状に入射することによる反射面の焼き付
きを防止する。
【0103】なお、上記の例では実施の形態2のカラー
画像表示装置に光源制御部280を設けた例を示した
が、他の実施の形態のカラー画像表示装置に同様の光源
制御部280を設けることも可能であり、上記と同様の
効果を奏する。
【0104】上記の実施の形態1〜6では画像表示パネ
ル(表示デバイス、ライトバルブ)204として透過型
を用いた例を示したが、反射型を用いることもできる。
【0105】また、赤緑青の色光を射出する光源部20
1としては、各色光別に光源を備えたものであっても、
あるいは1つの白色光源からの光を色分解して各色光を
得るものであっても良い。
【0106】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、カラーフ
ィルターを持たず、各色光専用の画素を持たない単一の
画像表示パネルを用いてカラー表示を行うことが可能で
ある。従って、高解像度表示が可能になるのみならず、
白色光源を用いた場合には常に赤、緑、青の色光を画像
表示に使用していることから光源からの光の利用効率が
向上する。しかも回転多面鏡を用いて走査光学系を構成
することで、小型・低コストのカラー画像表示装置を提
供出来る。また、画像表示パネルの各画素を、入射する
光の色の変化に対応して駆動することができ、良好なカ
ラー画像表示が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のカラー画像表示装置
の概略構成図
【図2】 図1のカラー画像表示装置を構成する画像表
示パネルの照明状態の一例を示した正面図
【図3】 本発明の実施の形態1において、回転多面鏡
と走査光学系とにより各色光が走査される原理を示した
概念図
【図4】 図1のカラー画像表示装置を構成する回転多
面鏡の反射面上に形成される各色光の光源像を示した正
面図
【図5】 本発明の実施の形態1において、画像表示パ
ネルが各色光で走査される過程を示した説明図
【図6】 図1のカラー画像表示装置を構成する画像表
示パネルの構成を示した斜視図
【図7】 本発明の実施の形態1を投写型画像表示装置
へ応用した例を示した構成図
【図8】 本発明の実施の形態2のカラー画像表示装置
の動作を説明するブロック図
【図9】 本発明の実施の形態3のカラー画像表示装置
の要部の構成図
【図10】 図10(A)は、本実施の形態3の回転セ
ンサ装置(回転位相検出手段)の構成を示した平面図、
図10(B)はその側面図
【図11】 本発明の実施の形態4のカラー画像表示装
置の動作を説明するブロック図
【図12】 本発明の実施の形態5のカラー画像表示装
置の動作を説明するブロック図
【図13】 本発明の実施の形態5のカラー画像表示装
置における検波回路のブロック図
【図14】 本発明の実施の形態5のカラー画像表示装
置におけるパルス幅・位相調整回路及び信号出力停止回
路の動作を説明するためのタイミングチャート
【図15】 本発明の実施の形態6のカラー画像表示装
置の要部の構成図
【図16】 従来の単板式投写型画像表示装置の概略構
成図
【図17】 図16の画像表示装置に使用される色分解
光学系(カラーホイール)の構成図
【符号の説明】
201 光源部 202 集光手段(第1の光学手段) 203 走査光学系(第2の光学手段) 204 画像表示パネル 205 画像表示パネル駆動回路 206 光射出装置 207 受光部 208R、208G、208B 光射出部 209 赤色光用光源部 210 青色光用光源部 211 緑色光用光源部 212R、212G、212B 第1集光レンズ 213R、213G、213B 第2集光レンズ 214 回転多面鏡 215 反射面 216 回転軸 218R 赤色光主光線 218G 緑色光主光線 218B 青色光主光線 219 液晶パネル 220 入射側偏光板 221 出射側偏光板 222 発光部(小型光源) 223 集光レンズ(第1の集光手段) 224 受光素子(受光手段) 225 絞り 226 投射レンズ 227R,227G,227B 光源像 228 スクリーン 229 走査方向 230 PLL 231、236 分周回路 232、237 タイミングジェネレータ 233 画像メモリ 234 スイッチ回路 235 同期検出回路 238 クロック発生回路 239 スイッチ 240 位相比較回路 241 モーター駆動回路 242 メモリ書き込み制御信号 243 メモリ読み出し制御信号 244 モーター制御回路 245 基準同期信号 246 メモリ読み出し制御信号 247 検出信号 248 メモリ読み出し制御信号 249 RGB映像信号 250 回転位相検出信号 251 制御信号 255 回転センサ装置(回転位相検出手段) 257 マグネット 258 磁気センサ(磁気検出素子) 262 読み出しタイミングジェネレータ(TG RE
AD) 263 可視光域センサ 264 検波回路 267 書き込みタイミングジェネレータ(TG WR
ITE) 268 電圧比較回路 269 パルス幅・位相調整回路 270 信号出力停止回路 271,272 リップル成分 280 光源制御部 282 STOP検出回路(回転停止検出回路) 284 光源部駆動回路 901 光源部 902 色分解光学系 903 投光手段 904 集光手段 905 反射型ライトバルブ 906 投写レンズ 907 スクリーン 908 モーター 909 カラーホイール 910,911,912 ダイクロイックフィルター 913 光反射体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H045 AA53 BA13 BA24 BA33 DA31 5C060 BA08 BB13 BC01 BD02 EA01 GA02 GB06 GD04 HB05 HB21 HC01 HC08 HC20 JA11 JB06

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤、緑、青の各色光を射出する光源部
    と、 前記光源部からの前記各色光が入射する第1の光学手段
    と、 前記第1の光学手段を出射した前記各色光が入射し、反
    射する際に前記各色光を走査させる回転多面鏡と、 前記回転多面鏡からの前記各色光を照明位置に導く第2
    の光学手段と、 前記照明位置に配置され、赤、緑、青の各色信号に応じ
    て入射光を変調する多数の画素を備えた画像表示パネル
    と、 前記画像表示パネルの前記各画素を、その画素に入射す
    る光の色に対応した映像信号で駆動する画像表示パネル
    駆動回路とを有し、 前記第1の光学手段、前記回転多面鏡、及び前記第2の
    光学手段により、前記画像表示パネル上に前記各色光に
    よる短冊状の照明領域を形成し、かつ前記各色光の走査
    により前記照明領域を移動させることでカラー表示を行
    うカラー画像表示装置であって、 更に、前記回転多面鏡の回転位相を検出する回転位相検
    出手段を備えることを特徴とするカラー画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記回転位相検出手段は、前記光源部と
    は別の光射出装置と、前記光射出装置からの光が前記回
    転多面鏡で反射されることにより走査される範囲内に設
    置された受光部とからなることを特徴とする請求項1に
    記載のカラー画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記光射出装置は少なくとも小型光源と
    第1の集光手段とからなることを特徴とする請求項2に
    記載のカラー画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の集光手段は、前記小型光源か
    らの光を、前記回転多面鏡の反射面上に、前記反射面の
    移動方向に短く、前記移動方向と直交する方向に長い光
    源像となるように集光させることを特徴とする請求項3
    に記載のカラー画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記受光部は第2の集光手段と受光手段
    とからなることを特徴とする請求項2に記載のカラー画
    像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の集光手段は、前記光射出装置
    からの光の前記回転多面鏡における反射光を、前記受光
    手段の入射面上に、その走査方向に短く、その走査方向
    と直交する方向に長い光源像となるように集光させるこ
    とを特徴とする請求項5に記載のカラー画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記受光部は、前記光射出装置からの光
    の前記回転多面鏡における反射光の走査方向の幅を規制
    する絞りを有することを特徴とする請求項2に記載のカ
    ラー画像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記回転位相検出手段は、前記回転多面
    鏡に配置された磁性体と、前記磁性体の磁界を検出する
    磁気検出素子とからなることを特徴とする請求項1に記
    載のカラー画像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記磁性体は、前記回転多面鏡の回転軸
    を中心とする円周上に、等角度間隔で複数個配置されて
    いることを特徴とする請求項8に記載のカラー画像表示
    装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の光学手段を出射した赤、
    緑、及び青のうちの少なくとも一つの色光が入射する前
    記回転多面鏡の反射面と同一の反射面に、前記光射出装
    置からの光が入射することを特徴とする請求項2に記載
    のカラー画像表示装置。
  11. 【請求項11】 前記回転位相検出手段は、前記赤、
    緑、青のいずれかの色光のみを検出可能な受光素子を有
    し、 前記画像表示パネルを走査しながら照明する前記各色光
    が前記受光素子を照明するように、前記受光素子は前記
    画像表示パネルの近傍に配置されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のカラー画像表示装置。
  12. 【請求項12】 前記受光素子は、前記画像表示パネル
    の画素形成領域よりも前記各色光の走査方向の外側に配
    置され、 前記画像表示パネルを照明する前記各色光は、前記受光
    素子が照明されるようにオーバースキャンされることを
    特徴とする請求項11に記載のカラー画像表示装置。
  13. 【請求項13】 前記回転位相検出手段は、 前記受光素子からの出力信号を所定のしきい値電圧と比
    較する電圧比較回路と、 前記電圧比較回路からの出力信号からリップル成分を除
    去する信号出力停止回路とを更に備えることを特徴とす
    る請求項11に記載のカラー画像表示装置。
  14. 【請求項14】 前記画像表示パネル駆動回路は、前記
    回転位相検出手段からの検出信号に同期した映像信号で
    前記画像表示パネルを駆動することを特徴とする請求項
    1〜13のいずれかに記載のカラー画像表示装置。
  15. 【請求項15】 更に、前記回転多面鏡を基準となる同
    期信号に同期して回転させる回転駆動手段を有し、 前記画像表示パネル駆動回路は、前記基準となる同期信
    号に同期した映像信号で前記画像表示パネルを駆動する
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載のカ
    ラー画像表示装置。
  16. 【請求項16】 前記回転駆動手段は、前記回転位相検
    出手段からの検出信号と前記基準となる同期信号とを比
    較し、負帰還制御により前記検出信号が前記基準となる
    同期信号に同期するように前記回転多面鏡を回転させる
    ことを特徴とする請求項15に記載のカラー画像表示装
    置。
  17. 【請求項17】 更に、前記回転位相検出手段からの出
    力信号に基づいて前記回転多面鏡の回転の停止を検出す
    る回転停止検出回路を備え、 前記回転多面鏡の回転の停止が検出されると前記光源部
    からの前記色光の射出が停止することを特徴とする請求
    項1に記載のカラー画像表示装置。
  18. 【請求項18】 赤、緑、青の各色光を射出する光源部
    と、 前記光源部からの前記各色光が入射する第1の光学手段
    と、 前記第1の光学手段を出射した前記各色光が入射し、反
    射する際に前記各色光を走査させる回転多面鏡と、 前記回転多面鏡からの前記各色光を照明位置に導く第2
    の光学手段と、 前記照明位置に配置され、赤、緑、青の各色信号に応じ
    て入射光を変調する多数の画素を備えた画像表示パネル
    と、 前記画像表示パネルの前記各画素を、その画素に入射す
    る光の色に対応した映像信号で駆動する画像表示パネル
    駆動回路とを有し、 前記第1の光学手段、前記回転多面鏡、及び前記第2の
    光学手段により、前記画像表示パネル上に前記各色光に
    よる短冊状の照明領域を形成し、かつ前記各色光の走査
    により前記照明領域を移動させることでカラー表示を行
    うカラー画像表示装置であって、 更に、前記回転多面鏡を基準となる同期信号に同期して
    回転させる回転駆動手段を有し、 前記画像表示パネル駆動回路は、前記基準となる同期信
    号に同期した映像信号で前記画像表示パネルを駆動する
    ことを特徴とするカラー画像表示装置。
  19. 【請求項19】 更に、前記回転多面鏡の回転位相を検
    出する回転位相検出手段を有し、 前記回転駆動手段は、前記回転位相検出手段からの検出
    信号と前記基準となる同期信号とを比較し、負帰還制御
    により前記検出信号が前記基準となる同期信号に同期す
    るように前記回転多面鏡を回転させることを特徴とする
    請求項18に記載のカラー画像表示装置。
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