JP2003226309A - 柔軟性円筒チューブの内容物充填装置及び充填方法 - Google Patents
柔軟性円筒チューブの内容物充填装置及び充填方法Info
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Abstract
に、ノズルの先端部に生ずる液溜り並びにチューブ内の
盛り上がりを無くして、チューブ端部のクランプ作業を
円滑且つ確実に行えるようにする。 【解決手段】 ノズル15の先端部16を先細りのテー
パ状に形成するとともに、前記ノズル15内にロッド1
7を上下スライド自在に挿通し且つ該ロッド17の先端
部18を前記ノズルの先端部16に対応させてテーパ状
に形成する。また、該ロッドの先端部18をノズルの先
端部16の内側に接離させて前記ノズル15を開閉する
ように構成する。更に、該ロッド17の軸方向に通気孔
40を貫通して設け、この通気孔40から前記ノズルの
先端部16へエアを吐出可能に形成する。
Description
の内容物充填装置及び充填方法に関するものであり、特
に、クリーム、乳液、歯磨き等の粘性物を円筒チューブ
に充填する充填装置及び充填方法に関するものである。
此種柔軟性円筒チューブの内容物充填装置について図8
乃至図12に従って説明する。図8はクリーム、乳液、
歯磨き等の粘性物を充填したチューブ10を示し、該チ
ューブ10は柔軟性を有する円筒形であり、該チューブ
10の一端に設けた出口11にキャップ12を装着して
ある。また、キャップ12が設けられた反対側の端部1
4は、加熱処理にて略一直線に閉止されている。
ホルダ13が備えられており、前記チューブ10はキャ
ップ12を下向きにしてチューブホルダ13に保持され
ている。該チューブホルダ13はシリンダ(図示せず)
の作動により上下動可能であり、図示したように、該チ
ューブホルダ13を上昇させると、前記キャップ12が
設けられた反対側の開口された端部14から、チューブ
10の内部にノズル16が挿入されるように形成してあ
る。
ーパ状に形成され、このノズル15内にロッド17を上
下スライド自在に挿通するとともに、該ロッド17の先
端部18を前記ノズルの先端部16に対応する角度のテ
ーパ状に形成してある。該ロッド17は、シリンダ19
のボトム側ポート20またはロッド側ポート21の何れ
かへ空気圧若しくは油圧を導出することにより、シリン
ダ19内をピストン22が上下動して、ノズルの先端部
16の内側面にロッドの先端部18が当接・離反自在と
なり、前記ノズル15を開閉するためのバルブ23が構
成されている。図示した状態では、前記ロッドの先端部
18がノズルの先端部16の内側面に当接してバルブ2
3が閉止状態であるため、例えばクリーム、乳液、歯磨
き、マヨネーズ等、チューブ10内へ充填すべき内容物
24はノズル15の内部に貯留されてチューブ10内に
は充填されない。
充填する際には、図10に示すように、チューブ10の
内部にノズル16が挿入された状態にて、前記シリンダ
19内のピストン22を上動してロッド17を上昇させ
れば、前記ロッドの先端部18がノズルの先端部16の
内側面から離反してバルブ23が開放状態となり、図示
しないポンプによって圧送された前記内容物24が前記
ノズルの先端部16から吐出される。そして、内容物2
4の吐出量に応じて前記チューブホルダ13を下降して
いくことにより、前記チューブ10から内容物が溢流す
ることなく、チューブ10内に前記内容物24が充填さ
れる。
が充填されると、前記ロッド17が下降してバルブ23
が閉止状態となり、前記ノズル15からの内容物24の
吐出が停止する。そして、図11に示すように、前記チ
ューブホルダ13を下降してチューブ10からノズル1
5を離反する。このとき、内容物24が高粘度である場
合、液切れが悪くてノズルの先端部16に液溜り25が
生じる。また、チューブ10の内部には内容物24の盛
り上がり26が生じる。
に、次工程でチューブ10の開口された端部14を加熱
軟化溶融後にクランプシールするに際し、クランパ27
にて該端部14を挟圧するのに伴って内容物24の最上
面が上昇するため、内容物24の盛り上がり26部分が
チューブの端部14に挟まり、シール不良を起こして剥
離する虞がある。
填する際に、ノズルの先端部に生ずる液溜り並びにチュ
ーブ内の盛り上がりを無くして、チューブ端部のクラン
プ作業を円滑且つ確実に行えるようにするために解決す
べき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課
題を解決することを目的とする。
するために提案されたものであり、柔軟性円筒チューブ
のキャップが設けられた反対側の開口された端部にノズ
ルを挿入し、該ノズルの先端部に開閉自在に設けられた
バルブを開放し、該ノズルから前記円筒チューブ内へ内
容物を充填する充填装置に於いて、前記ノズルの先端部
を先細りのテーパ状に形成するとともに、前記ノズル内
にロッドを上下スライド自在に挿通し且つ該ロッドの先
端部を前記ノズルの先端部に対応させてテーパ状に形成
し、該ロッドの先端部をノズルの先端部の内側に接離さ
せて前記ノズルを開閉するように構成し、更に、該ロッ
ドの軸方向に通気孔を貫通して設け、この通気孔から前
記ノズルの先端部へエアを吐出可能に形成した柔軟性円
筒チューブの内容物充填装置、及び、上記ノズルの先端
部から円筒チューブ内へ内容物を充填してノズルと円筒
チューブとを離反する際に、上記通気孔からエアを吐出
して円筒チューブ内に吹き込むことにより、ノズルの先
端部に付着した液溜りを円筒チューブ内へ吹き下ろすと
ともに、円筒チューブ内に充填された内容物の表面の突
起を平滑にするようにした充填装置の充填方法を提供す
るものである。
1乃至図7に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来と
同一構成部分には同一符号を付してその説明を省略する
ものとする。図1は充填装置30を示し、31はタンク
であり、該タンク31にチューブ10へ充填すべき内容
物24が貯留されている。該タンク31の下部には、先
端部がテーパ形状のバルブ32が設けられており、シリ
ンダ33のボトム側ポート34またはロッド側ポート3
5の何れかへ空気圧若しくは油圧を導出することによ
り、シリンダ33内のピストン36が図中左右方向へ動
いて、バルブ32が開閉するように構成されている。こ
のバルブ32が開放状態のときに、前記タンク31内に
貯留された内容物24は管路37を通ってノズル15に
流入する。
が設けられ、アクチュエータ39の作動により該ピスト
ンポンプ38が図中左方向へ動いて、管路37内の内容
物24をノズル15へ圧送する。即ち、前記バルブ32
を閉止してタンク31への逆流を防止した状態で、アク
チュエータ39の作動にてピストンポンプ38を実線で
示した位置から二点鎖線で示す位置まで移動することに
より、管路37内の内容物24が押圧されてノズル15
に充満する。
スライド自在に挿通されてバルブ23が構成されている
が、該ロッド17にはその中心部の軸方向に通気孔40
を貫通して設け、この通気孔40から前記ノズルの先端
部16へエアを吐出できるように形成してある。
充填する方法について説明する。先ず、キャップ12を
下向きにしてチューブホルダ13にチューブ10を保持
し、前記キャップ12が設けられた反対側の開口端部1
4にノズル15を挿入する。図2に示すように、チュー
ブ10の内部にノズル16が挿入された状態にて、前記
シリンダ19内のピストン22を上動してロッド17を
上昇させれば、前記ロッドの先端部18がノズルの先端
部16の内側面から離反してバルブ23が開放状態とな
り、前記ピストンポンプ38によって圧送された前記内
容物24が前記ノズルの先端部16から吐出される。そ
して、内容物24の吐出量に応じて前記チューブホルダ
13を下降していくことにより、前記チューブ10から
内容物が溢流することなく、チューブ10内に前記内容
物24が充填される。
ホルダ13を下降してチューブ10からノズル15を離
反するが、このとき、内容物24が高粘度である場合、
液切れが悪くてノズルの先端部16に液溜り25が生じ
たり、チューブ10の内部にも内容物24の盛り上がり
26が生じることが多い。
(好ましくは湿気を含んだエア)を吐出することによ
り、図4に示すように、ノズルの先端部16の液溜り2
5が吹き落とされてチューブ10の内部に落下する。従
って、ノズルの先端部16の液溜り25がなくなるとと
もに、チューブ10の内部にもエアを吹き込むことによ
り、内容物24の盛り上がり26が押し下げられて表面
の突起を平滑にすることができる。
ューブ10の開口された端部14を加熱軟化溶融後にク
ランプシールするに際し、クランパ27にて該端部14
を挟圧するのに伴って内容物24の最上面が上昇したと
しても、内容物24がチューブの端部14に挟まること
はなく、シール不良を起こす虞はない。
ノズルの先端部16には、その中心部に小径の孔41を
開穿するとともに、該孔41の周囲に多数の小径の孔4
2,42…を開穿して、これらの孔41,42を介して
前記通気孔40とノズル15の外部とを連通させてい
る。このように、小径の孔41,42を多数設けること
により、通気孔40内のエアがノズルの先端部16から
外部へ均一して吐出されるため、ノズルの先端部16に
付着する液溜り25が崩壊することなく塊状のまま吹き
落とされる。
0の内壁面等に付着することはなく、塊状のまま内容物
24の盛り上がり26の表面に落下するため、前述した
クランプシール工程でチューブの端部14をクランパ2
7にて挟圧する際に、チューブ10の内壁面に付着した
内容物24がチューブの端部14に挟まってシール不良
を起こす虞はない。尚、図6はチューブ10が大径であ
るときの大径のノズル15を示し、図7はチューブ10
が小径であるときの小径のノズル15を示す。
ない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明
が該改変されたものに及ぶことは当然である。
うに、請求項1または2記載の発明は、柔軟性円筒チュ
ーブ内へ内容物を充填するノズルに通気孔を設けてあ
り、充填直後に該通気孔からエアを吐出することによ
り、ノズルの先端部に生じる液溜り並びにチューブ内の
盛り上がりをなくすことができる。依って、チューブを
過熱軟化溶融後にクランプシールするに際して、内容物
がチューブの端部に挟まってシール不良を起こす虞が解
消され、チューブ端部のクランプ作業を円滑且つ確実に
行うことができる。
ブに挿入した状態の充填装置の縦断正面図。
ーブに内容物を充填している状態の充填装置の縦断正面
図。
ブから離反した状態の充填装置の縦断正面図。
からエアを吐出した状態の充填装置の縦断正面図。
(c)はチューブの端部を加熱軟化溶融後にクランプシ
ールする工程を示す縦断正面図。
先端部を示し、(a)は縦断正面図、(b)は底面図。
先端部を示し、(a)は縦断正面図、(b)は底面図。
面図、(b)側面図。
状態の充填装置の縦断正面図。
物を充填している状態の充填装置の縦断正面図。
した状態の充填装置の縦断正面図。
ブの端部を加熱軟化溶融後にクランプシールする工程を
示す縦断正面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 柔軟性円筒チューブのキャップが設けら
れた反対側の開口された端部にノズルを挿入し、該ノズ
ルの先端部に開閉自在に設けられたバルブを開放し、該
ノズルから前記円筒チューブ内へ内容物を充填する充填
装置に於いて、前記ノズルの先端部を先細りのテーパ状
に形成するとともに、前記ノズル内にロッドを上下スラ
イド自在に挿通し且つ該ロッドの先端部を前記ノズルの
先端部に対応させてテーパ状に形成し、該ロッドの先端
部をノズルの先端部の内側に接離させて前記ノズルを開
閉するように構成し、更に、該ロッドの軸方向に通気孔
を貫通して設け、この通気孔から前記ノズルの先端部へ
エアを吐出可能に形成したことを特徴とする柔軟性円筒
チューブの内容物充填装置。 - 【請求項2】 上記ノズルの先端部から円筒チューブ内
へ内容物を充填してノズルと円筒チューブとを離反する
際に、上記通気孔からエアを吐出して円筒チューブ内に
吹き込むことにより、ノズルの先端部に付着した液溜り
を円筒チューブ内へ吹き下ろすとともに、円筒チューブ
内に充填された内容物の表面の突起を平滑にするように
した請求項1記載の充填装置の充填方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002021966A JP3594934B2 (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 柔軟性円筒チューブの内容物充填装置及び充填方法 |
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Publications (2)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011255928A (ja) * | 2010-06-09 | 2011-12-22 | Pola Chemical Industries Inc | チューブ入り製品の製造方法、および充填装置 |
JP2012006623A (ja) * | 2010-06-24 | 2012-01-12 | Pola Chemical Industries Inc | チューブ入り製品の製造方法、および充填装置 |
-
2002
- 2002-01-30 JP JP2002021966A patent/JP3594934B2/ja not_active Expired - Fee Related
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