JP2003226177A - 作業車用の運転座席 - Google Patents
作業車用の運転座席Info
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- JP2003226177A JP2003226177A JP2002025432A JP2002025432A JP2003226177A JP 2003226177 A JP2003226177 A JP 2003226177A JP 2002025432 A JP2002025432 A JP 2002025432A JP 2002025432 A JP2002025432 A JP 2002025432A JP 2003226177 A JP2003226177 A JP 2003226177A
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- Japan
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- seat
- seat back
- driver
- back portion
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シートバック部が樹脂材で中空に作製されて
いる運転座席を、使用面でも強度面でも優れた状態に得
る。 【解決手段】 シートバック部30に横方向に並ぶ一対
の貫通孔31を備えてある。一対の貫通孔31は、シー
トバック部30の左右中心に対して左右方向に分散して
いる。
いる運転座席を、使用面でも強度面でも優れた状態に得
る。 【解決手段】 シートバック部30に横方向に並ぶ一対
の貫通孔31を備えてある。一対の貫通孔31は、シー
トバック部30の左右中心に対して左右方向に分散して
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートバック部が
樹脂材で中空に作製されている作業車用の運転座席に関
する。
樹脂材で中空に作製されている作業車用の運転座席に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記運転座席において、シートバック部
に貫通孔を設けると、貫通孔のまわりにリブが形成さ
れ、肉厚を厚くするよりも軽量化しながら強度アップを
図れる。このため、従来、シートバック部に貫通孔を設
けたものがあったが、この種の従来の運転座席にあって
は次の如き問題点があった。
に貫通孔を設けると、貫通孔のまわりにリブが形成さ
れ、肉厚を厚くするよりも軽量化しながら強度アップを
図れる。このため、従来、シートバック部に貫通孔を設
けたものがあったが、この種の従来の運転座席にあって
は次の如き問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記貫通孔を設けた従
来の運転座席にあっては、貫通孔がシートバック部の左
右方向での中央に位置しており、シートバック部に背を
当てると、背筋が貫通孔のまわりの角部に当たって違和
感を感じやすく、使用しにくくなっていた。
来の運転座席にあっては、貫通孔がシートバック部の左
右方向での中央に位置しており、シートバック部に背を
当てると、背筋が貫通孔のまわりの角部に当たって違和
感を感じやすく、使用しにくくなっていた。
【0004】本発明の目的は、上記した如く有利に強度
アップを図ることができながら使用しやすい作業車用の
運転座席を提供することにある。
アップを図ることができながら使用しやすい作業車用の
運転座席を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0006】〔構成〕シートバック部が樹脂材で中空に
作製されている作業車用の運転座席において、前記シー
トバック部に、このシートバック部の左右中心に対して
左右方向に分かれて位置する貫通孔を備えてある。
作製されている作業車用の運転座席において、前記シー
トバック部に、このシートバック部の左右中心に対して
左右方向に分かれて位置する貫通孔を備えてある。
【0007】〔作用〕シートバック部の左右中心に対し
て左右方向に分かれて位置する貫通孔を備えているもの
だから、シートバック部の左右中央に孔の無い部分がシ
ートバック部の上下方向に通ってでき、シートバック部
を使用する際、孔無し部分が背筋に沿って接触して違和
感を感じにくい状態で背をシートバック部に当てられる
ようにしながら、貫通孔のまわりに形成されるリブを備
えさせられる。
て左右方向に分かれて位置する貫通孔を備えているもの
だから、シートバック部の左右中央に孔の無い部分がシ
ートバック部の上下方向に通ってでき、シートバック部
を使用する際、孔無し部分が背筋に沿って接触して違和
感を感じにくい状態で背をシートバック部に当てられる
ようにしながら、貫通孔のまわりに形成されるリブを備
えさせられる。
【0008】〔効果〕従って、貫通孔のまわりにリブを
形成させてシートバック部を軽量でありながら優れた強
度を有するものにできる。その割には、背筋が孔の無い
部分に当たって楽にもたれて軽快に運転できるように使
用しやすいものになった。
形成させてシートバック部を軽量でありながら優れた強
度を有するものにできる。その割には、背筋が孔の無い
部分に当たって楽にもたれて軽快に運転できるように使
用しやすいものになった。
【0009】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
つぎのとおりである。
【0010】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記シートバック部の上角部が把手部になる状態に
前記貫通孔の上辺側をシートバック部の上角部端縁に近
接させてある。
て、前記シートバック部の上角部が把手部になる状態に
前記貫通孔の上辺側をシートバック部の上角部端縁に近
接させてある。
【0011】〔作用〕たとえば乗用型田植機など、作業
車にあっては、車外から運転部に乗り上がったり運転部
から車外に降りる際、運転座席のシートバック部を持つ
と、乗降りしやすくなる。このようにシートバック部を
固定ハンドル手段に利用する際、シートバック部の上角
部を把手部として容易に握ることができるものである。
車にあっては、車外から運転部に乗り上がったり運転部
から車外に降りる際、運転座席のシートバック部を持つ
と、乗降りしやすくなる。このようにシートバック部を
固定ハンドル手段に利用する際、シートバック部の上角
部を把手部として容易に握ることができるものである。
【0012】〔効果〕従って、運転部に対する乗降りを
するなどの際、シートバック部を固定ハンドル手段とし
て容易に利用できる。その割には、シートバック部の上
角部が把手部になるように貫通孔の上辺側をシートバッ
ク部の上角部端縁に近接させるだけの簡単な構造で済み
安価に得られる。
するなどの際、シートバック部を固定ハンドル手段とし
て容易に利用できる。その割には、シートバック部の上
角部が把手部になるように貫通孔の上辺側をシートバッ
ク部の上角部端縁に近接させるだけの簡単な構造で済み
安価に得られる。
【0013】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
つぎのとおりである。
【0014】〔構成〕請求項2による発明の構成におい
て、前記シートバック部の前記上角部の前記貫通孔を形
成している壁面を、シートバック部の厚さ方向での中央
部で貫通孔内側向きに最も高くなる山形傾斜面にしてあ
る。
て、前記シートバック部の前記上角部の前記貫通孔を形
成している壁面を、シートバック部の厚さ方向での中央
部で貫通孔内側向きに最も高くなる山形傾斜面にしてあ
る。
【0015】〔作用〕上記した如くシートバック部を固
定ハンドル手段として利用する際、シートバック部の上
角部を前記壁面の前記山形傾斜面のためにより容易に握
ってシートバック部を強固に支持しやすいものである。
定ハンドル手段として利用する際、シートバック部の上
角部を前記壁面の前記山形傾斜面のためにより容易に握
ってシートバック部を強固に支持しやすいものである。
【0016】〔効果〕シートバック部の上角部を容易に
握って強固に支持できることから、運転座席を固定ハン
ドル手段としてより利用しやすくなる。
握って強固に支持できることから、運転座席を固定ハン
ドル手段としてより利用しやすくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1、図2に示すように、左右一
対の操向操作及び駆動自在な前車輪1と、左右一対の駆
動自在な後車輪2とによって自走し、原動部の両横側に
位置する予備苗収容装置3、運転座席Sや操縦ハンドル
4を有する搭乗型運転部を備えた自走車体の車体フレー
ム5の後部に、リンク機構6を介して苗植付装置7を連
結し、リンク機構6にロッド側が連結しているリフトシ
リンダ8によってリンク機構7を車体フレーム5に対し
て上下に揺動操作することにより、苗植付装置7を下降
作業状態と上昇非作業状態とに昇降操作するように、原
動部に位置するエンジンからの駆動力を回転軸9によっ
て苗植付装置7に伝達するように構成して、苗植付装置
7を接地フロート7aが田面に接地した下降作業状態に
して自走車体を走行させることにより、苗植付装置7の
機体横方向に並ぶ複数個の苗植付機構7bが田面に苗植
付けしていくように乗用型田植機を構成してある。
対の操向操作及び駆動自在な前車輪1と、左右一対の駆
動自在な後車輪2とによって自走し、原動部の両横側に
位置する予備苗収容装置3、運転座席Sや操縦ハンドル
4を有する搭乗型運転部を備えた自走車体の車体フレー
ム5の後部に、リンク機構6を介して苗植付装置7を連
結し、リンク機構6にロッド側が連結しているリフトシ
リンダ8によってリンク機構7を車体フレーム5に対し
て上下に揺動操作することにより、苗植付装置7を下降
作業状態と上昇非作業状態とに昇降操作するように、原
動部に位置するエンジンからの駆動力を回転軸9によっ
て苗植付装置7に伝達するように構成して、苗植付装置
7を接地フロート7aが田面に接地した下降作業状態に
して自走車体を走行させることにより、苗植付装置7の
機体横方向に並ぶ複数個の苗植付機構7bが田面に苗植
付けしていくように乗用型田植機を構成してある。
【0018】前記運転座席Sは、図8などに示す如くシ
ートクッション部20とシートバック部30とを備えた
座席本体と、シートクッション部20に敷設してあるク
ッション40とによって構成し、図3などに示すよう
に、シートクッション部20の前端部の裏面側に固定し
てある取付け金具11を、車体フレーム5に固定の座席
支持枠12が有する支持アーム13に連結ピン14によ
って回動自在に連結することにより、シートバック部側
を連結ピン14の軸芯まわりで座席支持枠12に対して
上下に揺動操作することによって、シートクッション部
20の後端側が座席支持枠12に固定してある左右一対
のクッションばね15それぞれのゴム材で成る支持部1
6に載って支持されるようになった使用姿勢と、この使
用姿勢から車体前方側に揺動してシートクッション部2
0の裏面側が上向きになるなどの非使用姿勢とに切り換
えられるように取付けてある。
ートクッション部20とシートバック部30とを備えた
座席本体と、シートクッション部20に敷設してあるク
ッション40とによって構成し、図3などに示すよう
に、シートクッション部20の前端部の裏面側に固定し
てある取付け金具11を、車体フレーム5に固定の座席
支持枠12が有する支持アーム13に連結ピン14によ
って回動自在に連結することにより、シートバック部側
を連結ピン14の軸芯まわりで座席支持枠12に対して
上下に揺動操作することによって、シートクッション部
20の後端側が座席支持枠12に固定してある左右一対
のクッションばね15それぞれのゴム材で成る支持部1
6に載って支持されるようになった使用姿勢と、この使
用姿勢から車体前方側に揺動してシートクッション部2
0の裏面側が上向きになるなどの非使用姿勢とに切り換
えられるように取付けてある。
【0019】図3などに示すように、運転座席Sの前記
シートクッション部20及び前記シートバック部30
は、合成樹脂材をブロー成型することによって、かつ、
シートクッション部20とシートバック部30とを同時
に成型することによって作製してある。これにより、シ
ートクッション部20とシートバック部30は、樹脂材
で中空に作製した中空形式になっており、かつ、シート
クッション部20とシートバック部30とが互いに連結
し合うとともに内部どうしが連通し合った一体部品にな
っている。
シートクッション部20及び前記シートバック部30
は、合成樹脂材をブロー成型することによって、かつ、
シートクッション部20とシートバック部30とを同時
に成型することによって作製してある。これにより、シ
ートクッション部20とシートバック部30は、樹脂材
で中空に作製した中空形式になっており、かつ、シート
クッション部20とシートバック部30とが互いに連結
し合うとともに内部どうしが連通し合った一体部品にな
っている。
【0020】図8などに示すように、前記シートバック
部30に、シートバック部30の左右方向に並ぶ一対の
貫通孔31をシートバック部30の成型時に同時に成型
して備えてある。これにより、シートバック部30を成
型する際、各貫通孔31のまわりでシートバック部30
の表側板と裏側板とを連結した状態になる図7、図9の
如き環状のリブ32が形成されてシートバック部30の
強度アップを図ることができるようにしてある。
部30に、シートバック部30の左右方向に並ぶ一対の
貫通孔31をシートバック部30の成型時に同時に成型
して備えてある。これにより、シートバック部30を成
型する際、各貫通孔31のまわりでシートバック部30
の表側板と裏側板とを連結した状態になる図7、図9の
如き環状のリブ32が形成されてシートバック部30の
強度アップを図ることができるようにしてある。
【0021】図4などに示すように、左右一対の貫通孔
31は、シートバック部30の左右中心33に対して左
右方向に分散した状態に配置してある。すなわち、シー
トバック部30の左右中央に孔の無い部分34がシート
バック部30の上下方向に通った状態で形成され、シー
トバック部30が使用される際、その孔無し部分34が
背に受け止め作用するようにしてある。
31は、シートバック部30の左右中心33に対して左
右方向に分散した状態に配置してある。すなわち、シー
トバック部30の左右中央に孔の無い部分34がシート
バック部30の上下方向に通った状態で形成され、シー
トバック部30が使用される際、その孔無し部分34が
背に受け止め作用するようにしてある。
【0022】図9などに示すように、左右一対の貫通孔
31のそれぞれは、シートバック部30の上角部35の
前記貫通孔31を形成している壁面36における貫通孔
内側向きの頂点と、前記上角部35の外側端縁との間隔
Dが約55mmになるように貫通孔31の上辺側が前記
上角部35の端縁に近接する状態に配置してあり、か
つ、前記壁面36がシートバック部30の厚さ方向での
中央部で貫通孔内側向きに最も高くなる山形傾斜面にな
るように形成してあり、シートバック部30の左右側そ
れぞれの前記上角部35が把手部になるようにしてあ
る。つまり、運転部に対する乗降りをする際など、シー
トバック部30の左側や右側の前記上角部35を握って
シートバック部30を固定ハンドル手段として利用でき
るようにしてある。このとき、前記壁面36の前記山形
傾斜面のために上角部35を握りやすいようにしてあ
る。
31のそれぞれは、シートバック部30の上角部35の
前記貫通孔31を形成している壁面36における貫通孔
内側向きの頂点と、前記上角部35の外側端縁との間隔
Dが約55mmになるように貫通孔31の上辺側が前記
上角部35の端縁に近接する状態に配置してあり、か
つ、前記壁面36がシートバック部30の厚さ方向での
中央部で貫通孔内側向きに最も高くなる山形傾斜面にな
るように形成してあり、シートバック部30の左右側そ
れぞれの前記上角部35が把手部になるようにしてあ
る。つまり、運転部に対する乗降りをする際など、シー
トバック部30の左側や右側の前記上角部35を握って
シートバック部30を固定ハンドル手段として利用でき
るようにしてある。このとき、前記壁面36の前記山形
傾斜面のために上角部35を握りやすいようにしてあ
る。
【0023】図3などに示すように、シートクッション
部20の後部の裏面側の両横側に、前記クッションばね
15の支持部16が入り込む凹部21をシートクッショ
ン部20の成型時に同時に成型して設けてあるととも
に、図12に示すように、この凹部21には、前記支持
部16の座席前後方向での長さよりも長い座席前後方向
長さを備えてある。すなわち、運転座席Sが前記支持ア
ーム13に連結している部位を揺動中心して車体左右方
向に揺れ動こうとしても、各クッションばね15の支持
部16が前記凹部21への入り込みのために運転座席S
に対してストッパー作用し、これによって運転座席Sの
揺れ動きが抑制されるようにしてある。そして、図3な
どに示す如く前記取付け金具11に座席前後方向に並べ
て備えてある複数個のピン孔11aに連結ピン14を差
し換えて運転座席Sの取り位置を前後方向に変更して
も、前記凹部21の座席前後方向での長さのために各ク
ッションばね15の支持部16が凹部21に入り込んだ
状態にあり、クッションばね15の運転座席Sに対する
前記ストッパー作用が得られるようにしてある。
部20の後部の裏面側の両横側に、前記クッションばね
15の支持部16が入り込む凹部21をシートクッショ
ン部20の成型時に同時に成型して設けてあるととも
に、図12に示すように、この凹部21には、前記支持
部16の座席前後方向での長さよりも長い座席前後方向
長さを備えてある。すなわち、運転座席Sが前記支持ア
ーム13に連結している部位を揺動中心して車体左右方
向に揺れ動こうとしても、各クッションばね15の支持
部16が前記凹部21への入り込みのために運転座席S
に対してストッパー作用し、これによって運転座席Sの
揺れ動きが抑制されるようにしてある。そして、図3な
どに示す如く前記取付け金具11に座席前後方向に並べ
て備えてある複数個のピン孔11aに連結ピン14を差
し換えて運転座席Sの取り位置を前後方向に変更して
も、前記凹部21の座席前後方向での長さのために各ク
ッションばね15の支持部16が凹部21に入り込んだ
状態にあり、クッションばね15の運転座席Sに対する
前記ストッパー作用が得られるようにしてある。
【0024】前記取付け金具11は、図6、図11など
に示す連結構造によってシートクッション部20に連結
してある。すなわち、この取付け金具11の座席横方向
での両端部に装着してある連結ボルト17と、シートク
ッション部20の裏面側にシートクッション部20の成
型時に埋設して設けためねじ部材22との締め付け力に
よって取付け金具11をシートクッション部20に締め
付け連結してある。取付け金具11の前記連結ボルト1
7どうしの間に設けた一対の位置決め孔11bと、この
一対の位置決め孔11bに各別に入り込むようにしてシ
ートクッション部20の裏面側にシートクッション部2
0の成型の際に同時に成型して設けた樹脂製の位置決め
突起23との係合により、前記連結ボルト17を前記め
ねじ部材22に装着する際の連結ボルト17とめねじ部
材22の位置合わせが行なわれるようにし、かつ、取付
け金具11に備えてあるボルト孔の大きさに起因して取
付け金具11がシートクッション部20に対してずれ動
くことが防止されるようにしてある。
に示す連結構造によってシートクッション部20に連結
してある。すなわち、この取付け金具11の座席横方向
での両端部に装着してある連結ボルト17と、シートク
ッション部20の裏面側にシートクッション部20の成
型時に埋設して設けためねじ部材22との締め付け力に
よって取付け金具11をシートクッション部20に締め
付け連結してある。取付け金具11の前記連結ボルト1
7どうしの間に設けた一対の位置決め孔11bと、この
一対の位置決め孔11bに各別に入り込むようにしてシ
ートクッション部20の裏面側にシートクッション部2
0の成型の際に同時に成型して設けた樹脂製の位置決め
突起23との係合により、前記連結ボルト17を前記め
ねじ部材22に装着する際の連結ボルト17とめねじ部
材22の位置合わせが行なわれるようにし、かつ、取付
け金具11に備えてあるボルト孔の大きさに起因して取
付け金具11がシートクッション部20に対してずれ動
くことが防止されるようにしてある。
【0025】図6などに示すように、前記クッション4
0は、合成樹脂板で成る台板41と、スポンジンなどの
発泡クッション材42と、人造皮革シートで成る表皮材
43とによって構成してある。図10などに示すよう
に、表皮材43の全周囲にわたる端部43aをクッショ
ン40の裏面側に巻き込んで台板41の裏面側に止金4
4によって止着することにより、クッション材42及び
表皮材43を台板41に組付けてある。
0は、合成樹脂板で成る台板41と、スポンジンなどの
発泡クッション材42と、人造皮革シートで成る表皮材
43とによって構成してある。図10などに示すよう
に、表皮材43の全周囲にわたる端部43aをクッショ
ン40の裏面側に巻き込んで台板41の裏面側に止金4
4によって止着することにより、クッション材42及び
表皮材43を台板41に組付けてある。
【0026】図3、図5などに示すように、シートクッ
ション部20の表面側に、クッション載置面24が内部
に位置しているクッション組付け凹部をシートクッショ
ン部20の成型の際に同時に成型して設けてある。この
クッション載置面24の全周囲にわたる表皮材収容凹部
25と、この表皮材収容凹部25に対してクッション載
置面24の中心側に位置ずれしている水抜き凹部26
と、表皮材収容凹部25の複数箇所を前記水抜き凹部2
5に連通させることによって、この水抜き凹部25が備
えている水抜き孔27に表皮材収容凹部25を連通させ
ているとともにシートクッション部20の前後方向及び
左右方向に並んでいる複数本の連通溝28とをクッショ
ン載置面24にシートクッション部20の成型の際に同
時に成型して備えてあり、シートクッション部20にク
ッション40を図3、図6に示す如く装着してある。
ション部20の表面側に、クッション載置面24が内部
に位置しているクッション組付け凹部をシートクッショ
ン部20の成型の際に同時に成型して設けてある。この
クッション載置面24の全周囲にわたる表皮材収容凹部
25と、この表皮材収容凹部25に対してクッション載
置面24の中心側に位置ずれしている水抜き凹部26
と、表皮材収容凹部25の複数箇所を前記水抜き凹部2
5に連通させることによって、この水抜き凹部25が備
えている水抜き孔27に表皮材収容凹部25を連通させ
ているとともにシートクッション部20の前後方向及び
左右方向に並んでいる複数本の連通溝28とをクッショ
ン載置面24にシートクッション部20の成型の際に同
時に成型して備えてあり、シートクッション部20にク
ッション40を図3、図6に示す如く装着してある。
【0027】すなわち、クッション40をクッション組
付け凹部に落とし込んでクッション載置面24に載置し
てある。図5に示す如くこのクッション載置面24の表
皮材収容凹部25と連通溝28と水抜き凹部26のそれ
ぞれから外れた部位に配置した両面粘着テープ29を接
着手段として台板41の裏面側をクッション載置面24
に接着することによって、クッション40をシートクッ
ション部20に固定してある。このクッション組付け状
態では、クッション40の裏面側にまわり込んでいる表
皮材43の端部43aが表皮材収容凹部25に入り込ん
でいる。これにより、表皮材43の端部43aが台板4
1の裏面から突出して台板41の全周囲にわたる周縁部
に嵩高部ができている割には、その嵩高部が台板41を
クッション載置面24から浮き揚げて台板41とクッシ
ョン載置面24の接着を悪化させるとか、着座した際に
嵩高部がクッション40の表面側に影響して違和感が出
るなど、嵩高部による悪影響が出にくくなっている。運
転座席Sにかかった雨水や洗車水がクッション40の周
囲からクッション組付け凹部に入り込んだ場合、表皮材
収容凹部25から連通溝28を通って水抜き凹部26に
流入し、水抜き孔27からシートクッション部20の下
側に抜け出るようになっている。
付け凹部に落とし込んでクッション載置面24に載置し
てある。図5に示す如くこのクッション載置面24の表
皮材収容凹部25と連通溝28と水抜き凹部26のそれ
ぞれから外れた部位に配置した両面粘着テープ29を接
着手段として台板41の裏面側をクッション載置面24
に接着することによって、クッション40をシートクッ
ション部20に固定してある。このクッション組付け状
態では、クッション40の裏面側にまわり込んでいる表
皮材43の端部43aが表皮材収容凹部25に入り込ん
でいる。これにより、表皮材43の端部43aが台板4
1の裏面から突出して台板41の全周囲にわたる周縁部
に嵩高部ができている割には、その嵩高部が台板41を
クッション載置面24から浮き揚げて台板41とクッシ
ョン載置面24の接着を悪化させるとか、着座した際に
嵩高部がクッション40の表面側に影響して違和感が出
るなど、嵩高部による悪影響が出にくくなっている。運
転座席Sにかかった雨水や洗車水がクッション40の周
囲からクッション組付け凹部に入り込んだ場合、表皮材
収容凹部25から連通溝28を通って水抜き凹部26に
流入し、水抜き孔27からシートクッション部20の下
側に抜け出るようになっている。
【0028】〔別実施形態〕シートバック部30とし
て、上記実施形態の如くブロー成型することによって樹
脂材で中空に作製したものを採用する他、インジェクシ
ョン成型などの各種の作製方法によって各別に作製した
樹脂製の表側部材と裏側部材とを組み合わせることによ
って中空に作製したものを採用した運転座席にも本発明
は適用できる。
て、上記実施形態の如くブロー成型することによって樹
脂材で中空に作製したものを採用する他、インジェクシ
ョン成型などの各種の作製方法によって各別に作製した
樹脂製の表側部材と裏側部材とを組み合わせることによ
って中空に作製したものを採用した運転座席にも本発明
は適用できる。
【0029】本発明による運転座席は、田植機の他、コ
ンバインなどの各種の収穫機、トラクター、芝刈り機な
ど各種の作業車に装備される運転座席にも適用できる。
ンバインなどの各種の収穫機、トラクター、芝刈り機な
ど各種の作業車に装備される運転座席にも適用できる。
【図1】乗用型田植機全体の側面図
【図2】乗用型田植機全体の平面図
【図3】運転座席取付け構造の側面図
【図4】運転座席全体の正面図
【図5】運転座席本体全体の平面図
【図6】運転座席取付け構造の正面図
【図7】シートバック部の貫通孔設置部での横断面図
【図8】運転座席全体の斜視図
【図9】シートバック部の貫通孔設置部での縦断面図
【図10】クッションの表皮材巻き込み部の断面図
【図11】シートクッション部の取付金具連結部での断
面図
面図
【図12】シートクッション部のクッションばねへの載
置部での断面図
置部での断面図
30 シートバック部
31 貫通孔
35 上角部
36 壁面
Claims (3)
- 【請求項1】 シートバック部が樹脂材で中空に作製さ
れている作業車用の運転座席であって、 前記シートバック部に、このシートバック部の左右中心
に対して左右方向に分かれて位置する貫通孔を備えてあ
る作業車用の運転座席。 - 【請求項2】 前記シートバック部の上角部が把手部に
なる状態に前記貫通孔の上辺側をシートバック部の上角
部端縁に近接させてある請求項1記載の作業車用の運転
座席。 - 【請求項3】 前記シートバック部の前記上角部の前記
貫通孔を形成している壁面を、シートバック部の厚さ方
向での中央部で貫通孔内側向きに最も高くなる山形傾斜
面にしてある請求項2記載の作業車用の運転座席。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002025432A JP2003226177A (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | 作業車用の運転座席 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002025432A JP2003226177A (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | 作業車用の運転座席 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003226177A true JP2003226177A (ja) | 2003-08-12 |
Family
ID=27747590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002025432A Pending JP2003226177A (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | 作業車用の運転座席 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003226177A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005279166A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-13 | T S Tec Kk | 車両用シート |
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JP2014073723A (ja) * | 2012-10-03 | 2014-04-24 | Toyota Auto Body Co Ltd | 自動車用シート |
-
2002
- 2002-02-01 JP JP2002025432A patent/JP2003226177A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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