JP2003225905A - 高濃度土質スラリー材の製造方法とその製造装置 - Google Patents

高濃度土質スラリー材の製造方法とその製造装置

Info

Publication number
JP2003225905A
JP2003225905A JP2002023860A JP2002023860A JP2003225905A JP 2003225905 A JP2003225905 A JP 2003225905A JP 2002023860 A JP2002023860 A JP 2002023860A JP 2002023860 A JP2002023860 A JP 2002023860A JP 2003225905 A JP2003225905 A JP 2003225905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slurry
tank
clay
killer
concentration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002023860A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4000393B2 (ja
Inventor
Kimio Sugiura
浦 乾 郎 杉
Nobuyuki Ishiai
合 伸 幸 石
Keisuke Iwaki
城 圭 介 岩
Toshitsugu Horisaki
崎 敏 嗣 堀
Yoshihiro Miyazawa
沢 義 博 宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tobishima Corp
Original Assignee
Tobishima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tobishima Corp filed Critical Tobishima Corp
Priority to JP2002023860A priority Critical patent/JP4000393B2/ja
Publication of JP2003225905A publication Critical patent/JP2003225905A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4000393B2 publication Critical patent/JP4000393B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Landscapes

  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価なキラ材を用いて高濃度土質スラリー材
を通常の溶解・混練装置を用いて製造する方法の提供。 【解決手段】 キラ材に水を混合・攪拌する際に微量の
水ガラスを添加して高濃度でありながら流動性を保持し
たスラリー材を製造する溶解・混練工程と、所望の濃度
・比重のスラリー材に調整する濃度調整工程と、スラリ
ー材を搬送する搬送工程と、充填部の近傍に貯蔵しゲル
化させるために必要な所定量の水ガラスを添加攪拌する
固化準備工程と、セメント系固化材と混合させるながら
充填部に搬送する混合ゲル化工程とから構成することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高濃度のスラリー
を必要とする地下空間の充填材となる高濃度土質スラリ
ー材の製造方法と製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地盤沈下や地盤陥没事故を引き起
こす地下空洞の充填工事においては、流動性の高いセメ
ントミルク、エアモルタル、土質材料に石灰系或いはセ
メント系の固化材を加えて水で溶解したスラリーを用い
ていたが、材料の分離による地下水の汚染や、充填限定
区域外に流出してしまう問題があった。
【0003】この問題解決のため、発明者らは、特願2
000−272757で粘性が高く流動性の低いスラリ
ーを用いた充填方法を提案した。この方法では、地下空
洞の充填領域の外周に流動性の低いゲル状の充填材を注
入して閉鎖し、その内周側の領域に相対的に初期流動性
の高い中詰充填材を充填するものである。
【0004】この方法によれば、材料ロスの防止と、地
下空洞に対する限定的な充填を行なうことができる。し
かし、キラ材を用いて流動性の低い(粘性の高い)充填
材を製造するためには通常の溶解・混練装置では生産が
困難である問題があった。このため、特殊な動力設備の
大規模な溶解・混練装置を設備しなければならなかっ
た。
【0005】また、地下空洞の充填現場までの搬送配管
を大口径とし、圧送ポンプを大型にしなければならない
問題があった。さらに、粘性が高いために長距離の圧送
が困難で搬送パイプラインが閉塞する問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の問題
に鑑みてなされたもので、安価なキラ材を利用し高濃度
土質スラリー材を通常の溶解・混練装置を用いて製造す
る方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の高濃度土質スラ
リー材の製造方法は、珪砂・耐火煉瓦などの窯業原料と
して使用される耐火粘土の製造過程で副産物として生じ
るキラ材を用いた高濃度・高比重の土質スラリー材を製
造する方法であって、前記キラ材に水を混合・攪拌する
際に、微量の水ガラスを添加して高濃度でありながら流
動性を保持したスラリー材を製造する溶解・混練工程
と、比重が異なる粘土キラ材と砂キラ材毎に溶解・混練
工程で製造された前記スラリー材を混合し所望の濃度・
比重のスラリー材に調整する濃度調整工程と、濃度調整
されたスラリー材を搬送する搬送工程と、充填部の近傍
に貯蔵し、ゲル化させるために必要な所定量の水ガラス
を添加攪拌する固化準備工程と、セメント系固化材と混
合させながら充填部に搬送する混合ゲル化工程とからな
り、前記溶解・混練工程における水ガラスの添加量は、
溶解・混練・搬送に必要な流動性を維持する範囲で設定
し、前記固化準備工程における水ガラスの添加量はセメ
ント系固化材との混合をゲル化させるために必要な水ガ
ラスの設計添加量から前記溶解・混練工程で添加した水
ガラス添加量を差引いた残量を添加することを特徴とす
る。
【0008】この発明によれば、キラ材に水を混合・攪
拌する際に、微量の水ガラスを添加することにより、溶
解したスラリーが高濃度(高比重)でありながら粘性を
低下させることができる。このため、通常動力の攪拌装
置を用い少ない消費電力で混合・攪拌することができ
る。
【0009】また、濃度調整・混練工程を備えることに
より、粘土キラ、砂キラの混合比により所望の比重・濃
度の充填材を提供することができる。さらに、流動性を
保ったまま、小径配管で充填現場近傍までパイプ搬送す
ることができる。また圧送ポンプも小型で送出すること
ができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明のキラ材の組成に関するものであって、前記溶解・混
練工程の水ガラス添加量は、粘土キラ材についてはキラ
材の固形物重量比0.4%〜2.0%、砂キラ材につい
てはキラ材の固形物重量比0.2%〜2.0%の範囲で
使用するキラ材の組成に応じて設定することを特徴とす
る。
【0011】この発明によれば、窯業の副産物であるキ
ラ材の材料組成に応じ、0.2%〜2.0%の範囲で水
ガラス添加量を調整し所望の流動性を保つことができ
る。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明の混合ゲル化工程に関するものであって、前
記混合ゲル化工程は、キラ材スラリーとセメント系固化
材の配管を合流させ連続的に混合して送出する連続混合
器によることを特徴とする。
【0013】本発明の高濃度土質スラリー材製造装置
は、粘土キラ溶解ラインと砂キラ溶解ラインと、それぞ
れの溶解ラインで生成されたスラリー材を混合する濃度
調整槽からなる土質系スラリー製造ラインと、セメント
ミルクプラントと、前記濃度調整槽からパイプラインで
圧送又はアジテータトラックで搬送されたスラリー材を
受け添加調整する混合液受け槽と、前記各槽にスラリー
材、セメント系固化材を送出する圧送ポンプ並びに送出
パイプと、セメント系固化材と充填材を混合送出する連
続混合器とから構成するスラリー材製造装置であって、
前記粘土キラ溶解ラインは、粘土キラ供給機から投入さ
れる粘土キラと、水ガラス供給槽、給水槽に接続された
粘土キラ一次溶解槽と、前記1次溶解槽からのスラリー
を更に混練する粘土キラ2次溶解槽と、所望の濃度に溶
解混練された粘土キラスラリーを貯蔵する粘土キラサン
プル槽とを備え、前記砂キラ溶解ラインは、砂キラ供給
機から投入される砂キラと、水ガラス供給槽、給水機に
接続された砂キラ一次溶解槽と、前記1次溶解槽からの
スラリーを更に混練する砂キラ2次溶解槽と、所望の濃
度に溶解混練された砂キラスラリーを貯蔵する砂キラサ
ンプル槽とを備え、それぞれの溶解ラインは、微量の水
ガラスを添加してキラ材を溶解・混練し高濃度のスラリ
ーを製造し、前記混合液受け槽は、水ガラス供給槽から
の供給配管を備え前記濃度調整槽から圧送されたスラリ
ー材にセメント系固化材との混合によるゲル化に必要な
設計組成に対応する所定量の水ガラスを2次添加するこ
とを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して具体的に説明する。
【0015】図1は、本発明の高濃度土質スラリー材の
製造方法の工程を示す流れ図である。
【0016】まずS10で、ストックヤードからベルト
コンベアで供給されるキラ材を溶解槽に投入し、給水槽
から供給される溶解水と混練する際に、水ガラス貯槽か
ら微量の水ガラスを添加して溶解・混練し、所望の比重
のスラリー材を製造する(溶解・混練工程)
【0017】このS10では、キラ材の組成に応じてキ
ラ材の固形物重量比0.2〜2%の水ガラスを添加する
ことにより、粘性を低下させて、高濃度(高い比重)な
スラリーを生成することができる。添加量としては、粘
土キラでは0.4%〜2%、砂キラでは0.2%〜2%
の範囲で流動性を保持させることができる。
【0018】次にS11で、比重の異なる粘土キラ材と
砂キラ材毎に製造された前記スラリー材と、給水槽から
の溶解水を濃度調整槽で混練し、所望の濃度・比重のス
ラリー材となるように調整する(濃度調整工程)。
【0019】次にS12で、濃度調整されたスラリー材
を充填現場近傍の混合液受け槽までパイプラインまたは
アジテータトラックで搬送する(搬送工程)。
【0020】次にS13で、混合液受け槽の混合液に、
充填時にセメント系固化材と反応してゲル化させるため
に必要な所定量の水ガラスを添加して攪拌する(固化準
備工程)。S13の水ガラス添加量は、必要な所定量か
らS10で添加した水ガラス添加量を差引いた残量を添
加することとなる。
【0021】次に、S14で、固化準備工程で所定量の
水ガラスが添加されたスラリー材と、セメント系固化材
をスタティックミキサーなどの連続混合器で混合させ、
ゲル化させながら供給する(混合ゲル化工程)からな
る。
【0022】前述のキラ材は、珪砂や、耐火煉瓦等の窯
業原料として使用される耐火粘土の製造工程で副産物と
して生じる廃棄物であって、石英、長石、カオリンを構
成鉱物とする粘土混じりの微粒珪砂である。このキラ材
は有害物質を含まず、地中充填材として安全で安価であ
る特徴を有する。
【0023】前述の水ガラスは、二酸化珪素(SI
)及び酸化ナトリウム(NaO)からなり、セメ
ント系固化材との反応によってゲル化を起こさせるため
の添加剤である。施工条件に応じ、この水ガラスの添加
量によりゲル化反応時間を調整する。
【0024】本発明は、微量の水ガラスが、スラリー材
の粘性を低下させる特性を利用し、スラリー材の溶解・
混練工程で水ガラスを添加し、高濃度・高比重のスラリ
ー材を特別な溶解・混練設備をすることなしに製造する
ことができる。
【0025】また、製造した高濃度スラリーを充填現場
まで搬送する圧送ポンプやパイプラインは、スラリー材
の濃度に比例して大型・高出力または大口径の設備を要
するが、高濃度でありながら、流動性を保持させること
ができるため、通常設備で搬送することができる。
【0026】図2は、本発明の高濃度土質スラリー材製
造装置100の構成を示す模式図である。図に示すよう
に高濃度土質スラリー材製造装置100は、土質系スラ
リー製造ライン20とセメント系固化材製造ライン30
から構成される。
【0027】前記土質系スラリー製造ライン20は、粘
土キラ溶解ラインと砂キラ溶解ラインと、それぞれで生
成されたスラリー材を混合する濃度調整槽27から構成
される。
【0028】前記粘土キラ溶解ラインは、粘土キラ21
aを貯蔵するストックヤード21、ベルトコンベア等の
搬送機からなる粘土キラ供給機22a、投入された粘土
キラを溶解・混練する粘土キラ一次溶解槽24a、粘土
キラ二次溶解槽25a、粘土キラサンプル槽26aから
構成される。
【0029】前記砂キラ溶解ラインは、砂キラ21bを
貯蔵するストックヤード21、ベルトコンベア等の搬送
機からなる砂キラ供給機22b、投入された砂キラを溶
解・混練する砂キラ一次溶解槽24b、砂キラ二次溶解
槽25b、砂キラサンプル槽26bから構成される。
【0030】前記粘土キラ一次溶解槽24a、砂キラ一
次溶解槽24bには、給水槽40から溶解水が供給され
所望の濃度(比重)に溶解・混練される。この時、水ガ
ラス貯槽23から水ガラスを添加しスラリーの粘性を低
下させ流動性を保持させる。
【0031】前記溶解槽24a、24bにはロードセル
(図示せず)を装備し比重を監視して、キラ材の投入
量、溶解水の供給量を調整し、一定の濃度のスラリーを
連続的に生産する。
【0032】粘土キラ二次溶解槽25a、砂キラ二次溶
解槽25bは、粘土キラ一次溶解槽24a、砂キラ一次
溶解槽24bから混練されたスラリーを連続的に受け入
れて貯溜しさらに混練する溶解槽である。
【0033】粘土キラサンプル槽26a、砂キラサンプ
ル槽26bは、所望の濃度の粘土キラ二次溶解槽25
a、砂キラ二次溶解槽25bから混練されたスラリーを
連続的に受け入れて貯溜し現場の必要の応じて供給可能
にするための貯溜溶解槽である。
【0034】濃度調整槽27は、前記粘土キラサンプル
槽26a、砂キラサンプル槽26bから粘土キラスラリ
ーと砂キラスラリーとを取り込み、溶解水を加え所望の
設計濃度・比重になるように混合調整する。この時サン
プル槽26a、26bからの取り込みには流量計、質量
計を備えたパイプライン(図示せず)を通じて濃度調整
を連続的に行なう。
【0035】次に現場近傍に設けられた混合液受け槽4
2まで圧送ポンプまたはアジテータトラック28により
濃度調整されたスラリーを搬送する。
【0036】混合液受け槽42では、セメント系固化材
と混合したときゲル化させるための所定量の添加量とな
るように水ガラス貯槽41から水ガラスを二次添加して
混合する。この工程は、水ガラスの添加により沈殿が起
きるので使用する直前に連続して行なうのが望ましい。
【0037】セメント系固化材製造ライン30は、セメ
ント系固化材サイロ31と給水槽40を備えたセメント
ミルクプラント32から構成され、連続して充填ポンプ
45で連続混合器43に送出する。連続混合器43は公
知のスタティックミキサー(ラインミキサー)を用い
る。
【0038】連続混合器43では、混合液受け槽42か
ら充填ポンプ45で送出されるキラ材スラリーとセメン
トミルクプラントから送出されるセメント系固化材が合
流し、連続的に混合され現場注入口44をへて地下空洞
に注入する。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、キラ材に水を混合・攪
拌する際に、微量の水ガラスを添加することにより、溶
解したスラリーが高濃度(高比重)でありながら粘性を
低下させることができる。このため、通常動力の攪拌装
置を用い少ない消費電力で混合・攪拌することができ
る。
【0040】また、濃度調整・混練工程を備えることに
より、粘土キラ、砂キラの混合比により所望の比重・濃
度の充填材を提供することができる。さらに、流動性を
保ったまま、小径配管で充填現場近傍まで長距離のパイ
プ搬送することができる。また圧送ポンプも小型で送出
することができる。
【0041】このため、本発明によれば、微量の水ガラ
スが、スラリー材の粘性を低下させる特性を利用して設
備費、施工費を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高濃度土質スラリー材の製造方法の工
程を示す流れ図である。
【図2】本発明の高濃度土質スラリー材製造装置100
の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
20 土質系スラリー製造ライン 21 ストックヤード 21a 粘土キラ 21b 砂キラ 22a 粘土キラ供給機 22b 砂キラ供給機 23,41 水ガラス貯槽 24a 粘土キラ一次溶解槽 24b 砂キラ一次溶解槽 25a 粘土キラ二次溶解槽 25b 砂キラ二次溶解槽 26a 粘土キラサンプル槽 26b 砂キラサンプル槽 27 濃度調整槽 28 圧送ポンプまたはアジテータトラック 30 セメント系固化材製造ライン 31 セメント系固化材サイロ 32 セメントミルクプラント 40 給水槽 42 混合液受け槽 43 連続混合器 44 現場注入口 45 充填ポンプ 46 充填ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩 城 圭 介 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設株 式会社内 (72)発明者 堀 崎 敏 嗣 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設株 式会社内 (72)発明者 宮 沢 義 博 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設株 式会社内 Fターム(参考) 4G012 PA25 PA30 PB06 PC04 PC08 PC10 PD03 PE01 PE04 4G056 AA06 AA25 CB25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 珪砂・耐火煉瓦などの窯業原料として使
    用される耐火粘土の製造過程で副産物として生じるキラ
    材を用いた高濃度・高比重の土質スラリー材を製造する
    方法であって、前記キラ材に水を混合・攪拌する際に、
    微量の水ガラスを添加して高濃度でありながら流動性を
    保持したスラリー材を製造する溶解・混練工程と、比重
    が異なる粘土キラ材と砂キラ材毎に溶解・混練工程で製
    造された前記スラリー材を混合し所望の濃度・比重のス
    ラリー材に調整する濃度調整工程と、濃度調整されたス
    ラリー材を搬送する搬送工程と、充填部の近傍に貯蔵
    し、ゲル化させるために必要な所定量の水ガラスを添加
    攪拌する固化準備工程と、セメント系固化材と混合させ
    ながら充填部に搬送する混合ゲル化工程とからなり、前
    記溶解・混練工程における水ガラスの添加量は、溶解・
    混練・搬送に必要な流動性を維持する範囲で設定し、前
    記固化準備工程における水ガラスの添加量はセメント系
    固化材との混合をゲル化させるために必要な水ガラスの
    設計添加量から前記溶解・混練工程で添加した水ガラス
    添加量を差引いた残量を添加することを特徴とする高濃
    度土質スラリー材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記溶解・混練工程の水ガラス添加量
    は、粘土キラ材についてはキラ材の固形物重量比0.4
    %〜2.0%、砂キラ材についてはキラ材の固形物重量
    比0.2%〜2.0%の範囲で使用するキラ材の組成に
    応じて設定することを特徴とする請求項1記載の高濃度
    土質スラリー材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記混合ゲル化工程は、キラ材スラリー
    とセメント系固化材の配管を合流させ連続的に混合して
    送出する連続混合器によることを特徴とする請求項1ま
    たは2のいずれかに記載の高濃度土質スラリー材の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 粘土キラ溶解ラインと砂キラ溶解ライン
    と、それぞれの溶解ラインで生成されたスラリー材を混
    合する濃度調整槽からなる土質系スラリー製造ライン
    と、セメントミルクプラントと、前記濃度調整槽からパ
    イプラインで圧送又はアジテータトラックで搬送された
    スラリー材を受け添加調整する混合液受け槽と、前記各
    槽にスラリー材、セメント系固化材を送出する圧送ポン
    プ並びに送出パイプと、セメント系固化材と充填材を混
    合送出する連続混合器とから構成するスラリー材製造装
    置であって、 前記粘土キラ溶解ラインは、粘土キラ供給機から投入さ
    れる粘土キラと、水ガラス供給槽、給水槽に接続された
    粘土キラ一次溶解槽と、前記1次溶解槽からのスラリー
    を更に混練する粘土キラ2次溶解槽と、所望の濃度に溶
    解混練された粘土キラスラリーを貯蔵する粘土キラサン
    プル槽とを備え、 前記砂キラ溶解ラインは、砂キラ供給機から投入される
    砂キラと、水ガラス供給槽、給水機に接続された砂キラ
    一次溶解槽と、前記1次溶解槽からのスラリーを更に混
    練する砂キラ2次溶解槽と、所望の濃度に溶解混練され
    た砂キラスラリーを貯蔵する砂キラサンプル槽とを備
    え、それぞれの溶解ラインは、微量の水ガラスを添加し
    てキラ材を溶解・混練し高濃度のスラリーを製造し、 前記混合液受け槽は、水ガラス供給槽からの供給配管を
    備え前記濃度調整槽から圧送されたスラリー材にセメン
    ト系固化材との混合によるゲル化に必要な設計組成に対
    応する所定量の水ガラスを2次添加することを特徴とす
    る高濃度土質スラリー材の製造装置。
JP2002023860A 2002-01-31 2002-01-31 高濃度土質スラリー材の製造方法とその製造装置 Expired - Lifetime JP4000393B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002023860A JP4000393B2 (ja) 2002-01-31 2002-01-31 高濃度土質スラリー材の製造方法とその製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002023860A JP4000393B2 (ja) 2002-01-31 2002-01-31 高濃度土質スラリー材の製造方法とその製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003225905A true JP2003225905A (ja) 2003-08-12
JP4000393B2 JP4000393B2 (ja) 2007-10-31

Family

ID=27746457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002023860A Expired - Lifetime JP4000393B2 (ja) 2002-01-31 2002-01-31 高濃度土質スラリー材の製造方法とその製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4000393B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108394019A (zh) * 2017-02-08 2018-08-14 中国石油天然气股份有限公司 高密度水泥浆体的混配方法和系统
IT201700017925A1 (it) * 2017-02-17 2018-08-17 Cami Depurazioni S R L Impianto per il recupero dei fanghi reflui.
CN110185492A (zh) * 2019-07-07 2019-08-30 长沙智能控制系统有限公司 一种移动分布式井下胶结充填方法及系统
JP2023048807A (ja) * 2021-09-28 2023-04-07 飛島建設株式会社 空洞充填材の製造方法及びその製造装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108394019A (zh) * 2017-02-08 2018-08-14 中国石油天然气股份有限公司 高密度水泥浆体的混配方法和系统
IT201700017925A1 (it) * 2017-02-17 2018-08-17 Cami Depurazioni S R L Impianto per il recupero dei fanghi reflui.
CN110185492A (zh) * 2019-07-07 2019-08-30 长沙智能控制系统有限公司 一种移动分布式井下胶结充填方法及系统
JP2023048807A (ja) * 2021-09-28 2023-04-07 飛島建設株式会社 空洞充填材の製造方法及びその製造装置
JP7451471B2 (ja) 2021-09-28 2024-03-18 飛島建設株式会社 空洞充填材の製造方法及びその製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4000393B2 (ja) 2007-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101935143A (zh) 一种淤泥固化系统及淤泥固化工艺
CN109109170A (zh) 一种混凝土搅拌系统
CN104446252A (zh) 一种煤矿胶结充填材料和充填方法
CN108748685A (zh) 一种预拌混凝土生产系统
CN108789837A (zh) 混凝土全自动搅拌站
JP4000393B2 (ja) 高濃度土質スラリー材の製造方法とその製造装置
CN208035014U (zh) 混凝土生产自动化搅拌楼
CN108312353A (zh) 成品输送自密实混凝土搅拌车
CN109501005A (zh) 一种连续配料的间歇式搅拌系统
CN110510842A (zh) 一种淤泥固化和筑岛工艺
JP4531154B2 (ja) 気泡モルタル連続製造用のミキサポンプを用いた気泡モルタルの連続製造方法
JP2008063759A (ja) 流動化処理土の製造方法
CN209903565U (zh) 混凝土现场制备装置
JP4268837B2 (ja) シールド工法における掘削土砂リサイクル方法
CN203844015U (zh) 一种胶凝砂砾石拌和设备
JP3844377B2 (ja) セメント混合改良土製造装置
JP2004338309A (ja) コンクリート製品の低騒音型製造ライン
CN206254335U (zh) 一种模块式稳定土厂拌设备
CN221876909U (zh) 一种水泥生产线水泥配料装置
CN219672687U (zh) 磷尾矿处理系统
CN206152754U (zh) 固化土搅拌设备
CN214026409U (zh) 一种干混砂浆搅拌装置
CN213918944U (zh) 一种混凝土生产用输送装置
KR20170096710A (ko) 기능성 콘크리트의 현장 혼합 장치 및 현장 혼합 타설공법
JPH07237213A (ja) 土木工事用軽量土の製造方法と製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070724

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070724

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4000393

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110824

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120824

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130824

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130824

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140824

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term