JP2003225135A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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Publication number
JP2003225135A
JP2003225135A JP2002027697A JP2002027697A JP2003225135A JP 2003225135 A JP2003225135 A JP 2003225135A JP 2002027697 A JP2002027697 A JP 2002027697A JP 2002027697 A JP2002027697 A JP 2002027697A JP 2003225135 A JP2003225135 A JP 2003225135A
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JP
Japan
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bank
skin material
seat cushion
seat
cushion
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002027697A
Other languages
English (en)
Inventor
Koki Sato
幸喜 佐藤
Ryoji Iida
亮士 飯田
Atsumi Sakurai
篤実 櫻井
Sachio Ban
佐千夫 伴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Tachi S Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Tachi S Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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Publication of JP2003225135A publication Critical patent/JP2003225135A/ja
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  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】シートクッションの左右に隆起状の土手部を有
すると共に表皮材を接着剤でクッション体に接着して形
成する車両用シートにおいて、前記土手部に表皮材の折
れ皺が発生しないようにすることである。 【構成】シートクッションSCの土手部1Aにおける中
央部1B側の傾斜面に、屈曲溝Aを設けて、土手部1A
の上部が昇降時等の荷重によって屈曲溝Aを屈曲点にし
て屈曲するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車などの車両用
シート、詳しくは、シートクッションの中央部に対して
その左右に隆起状に形成した土手部を有すると共に該土
手部をクッション体とその表面に接着剤で接着した表皮
材とから形成してなる車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の自動車用シートは、モー
ルド成形した発泡体製クッション体に、表皮材をプレス
で加圧して接着している。従って、シートのデザイン的
自由度、成形性などの種々のメリットを有するため、広
く実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、表皮材を接
着によってクッション体に拘束するため、シートの表面
がやや硬化する。一方、シートクッションの左右にバケ
ット部、サイドサポート部など隆起状の土手部を有する
ものは乗員の乗降時に乗員の尻部が土手部に接触し、土
手部に乗員の体重による負荷がシートクッションの左右
方向にかかり、その負荷によって土手部が変形する。
【0004】従って、土手部を有し表皮材をクッション
体に接着剤で接着して形成したシートクッションにおい
ては、前記負荷によって土手部の内側に折れ皺が発生す
る虞れがあった。
【0005】そこで、本発明は斯様な折れ皺によってシ
ートクッションの外観品質が損なわれないようにするこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明は、前記シートクッションの少なくとも乗降
側の土手部における中央部側の傾斜面に屈曲溝を、シー
トクッションの前後方向に向けて形成したことを特徴と
するものである。
【0007】以上の構成により、乗員の乗降時に、乗員
の負荷が乗降側の土手部に対して内方であるシートクッ
ションの中央部側に作用するため、土手部は屈曲溝を中
心にその上部が内方に屈曲する。そのため、土手部を形
成する表皮材もクッション体と共に屈曲溝内において屈
曲し、折れ皺が外部において発生しない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る自動車用シ
ートを示し、図中SCはシートクッション、SBはシー
トバックを各々示し、シートクッションSCの着座面に
おける中央部1Bの左右には上方に隆起状に形成した土
手部1A、1A′が形成され、その乗降側であるドア側
の土手部1Aの傾斜面には前後方向に向けて屈曲溝Aが
形成されている。図中Bは、土手部1A、1A′と中央
部1Bの境界線を示す。
【0009】図2、図3は以上のシートクッションSC
を示し、このシートクッションSCの表面に設けた屈曲
溝AはシートクッションSCの土手部1Aにおける中央
部1B側の傾斜面に、土手部1Aの頂部に沿って設けて
ある。
【0010】シートクッションSCはモールド加工した
発泡体製のクッション体1と、このクッション体1の着
座面側に接着剤3で接着した表皮材2とを有し、クッシ
ョン体1はフレーム5に張架したバネ材などの支持部材
4に支持されている。
【0011】クッション体1は前記中央部1Bを構成す
るメイン部10と、このメイン部10と一体で前記土手
部1A、1A′を構成するサイド部11とから構成さ
れ、サイド部11はメイン部10に対して上下方向の高
さを高くし、メイン部10方向に低く傾斜するようにモ
ールド成形され、このモールド成形時に、同時にサイド
部11の傾斜面に前記屈曲溝A形成用の切欠溝11Aを
形成している。
【0012】そして、この切欠溝11A内に表皮材2を
喰い込ませて接着することにより、前記屈曲溝Aが形成
される。
【0013】図4はクッション体1に表皮材2を接着す
る状態を示し、クッション体1を下型6上に載置し、そ
のクッション体1の上面側に接着剤3を塗布する。然る
後、表皮材2をそのクッション体1上に被せて上型7で
表皮材2を加圧する。
【0014】これにより、上型7の加圧面に設けた突起
71が表皮材2の一部をクッション体1の切欠溝11A
内に喰い込ませて接着する。これにより、屈曲溝Aを有
する表皮材2付のクッション体1が形成され、表皮材2
はクッション体1の着座上面全面に一体に接着される。
【0015】なお、図示するものは屈曲溝Aを乗降側の
土手部1Aに設けているが、他方の土手部1A′に設け
て土手部1A′に加わる荷重によって土手部1A′の傾
斜面に皺が発生しないようにしても良い。また、土手部
1Aの高さが高いもの、或いは、土手部1Aの左右幅が
広い場合には、屈曲溝Aを複数間隔をあけて土手部1A
の頂部に沿って設ける必要がある。
【0016】以上の如く、土手部1Aに屈曲溝Aを設け
ることにより、例えば、乗員が乗車して着座する際、乗
員の体重によって、土手部1Aの上部が図3鎖線に示す
ように屈曲溝Aを屈曲点として屈曲する。
【0017】そのため、表皮材2は屈曲溝A内において
屈曲するため、表皮材2の折れ皺は屈曲溝A以外の個所
で発生することがない。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、土手部を有し表皮材を
クッション体に接着して形成するシートにおいて、屈曲
溝以外個所に表皮材の折れ皺が発生することがない。そ
のため、シートのが外観品質を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートの斜視図である。
【図2】図1に示すシートクッションの部分切欠斜視図
である。
【図3】図2のIIIーIII線断面図である。
【図4】本発明に係るシートの製造工程を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 クッション体 2 表皮材 SC シートクッション A 屈曲溝 1A 土手部 1B 中央部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 亮士 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 櫻井 篤実 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 伴 佐千夫 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株式 会社タチエス内 Fターム(参考) 3B084 BA00 3B087 DE02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションの中央部に対してその
    左右に隆起状に形成した土手部を有すると共に該土手部
    をクッション体とその表面に接着剤で接着した表皮材と
    から形成してなる車両用シートにおいて、 前記シートクッションの少なくとも乗降側の土手部にお
    ける中央部側の傾斜面に屈曲溝を、シートクッションの
    前後方向に向けて形成したことを特徴とする車両用シー
    ト。
  2. 【請求項2】 前記屈曲溝は、クッション体の表面に形
    成した切欠溝に表皮材を喰い込ませて接着してなる請求
    項1記載の車両用シート。
JP2002027697A 2002-02-05 2002-02-05 車両用シート Pending JP2003225135A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011172772A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Tachi S Co Ltd 車両用シート
JP2012232688A (ja) * 2011-05-06 2012-11-29 Tachi S Co Ltd リアシートクッション構造
US10029592B2 (en) 2015-10-23 2018-07-24 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Cushion body

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