JP2003224499A - 機器装置 - Google Patents

機器装置

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JP2003224499A
JP2003224499A JP2002023336A JP2002023336A JP2003224499A JP 2003224499 A JP2003224499 A JP 2003224499A JP 2002023336 A JP2002023336 A JP 2002023336A JP 2002023336 A JP2002023336 A JP 2002023336A JP 2003224499 A JP2003224499 A JP 2003224499A
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Takashi Hattori
孝 服部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家庭内の電灯線を伝送媒体とする電灯線通信
を通信手段とするシステムに係り、家電機器が放出する
雑音の影響を排除し、安価な手段でより安定度の高い通
信システムを実現することを課題とする。 【解決手段】 受信手段4により受信した他の機器装置
間の通信フレームの内容を解析手段5により解析し、そ
の結果に従って、制御手段6は機器装置2の動作を制御
する。また、判断手段7により伝送に影響を与える雑音
又は動作を発生させる状況になると判断した場合に、送
信手段8は、例えば模擬通信フレームのような制御用の
通信フレームを送信し、通信を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に家庭内の電
灯線を伝送媒体とする電灯線通信を通信手段とするシス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電灯線通信を用いたデータ伝送等
の通信システム等においては、伝送媒体に使用する電灯
線に様々な家電機器の給電のためのACケーブルが接続
され、本来、通信のためには用意されていない各家電機
器によって様々な雑音がACケーブル経由で伝送媒体に
放出されている中で、安定した通信を確保することが重
要であった。これは、伝送媒体中に放出されている雑音
が、インパルス性のノイズであったり、電源周波数に同
期したバースト性のノイズであったり、または、伝送媒
体のインピーダンス変動を引き起こす内容のものであ
り、更には、家庭内の電灯線の配線状況や家電機器の使
用者の都合等によって、周波数特性的にも時間的にも予
測の難しいものであるためである。
【0003】例えば、特開2000−91961で提案
されているように、通信トラフィック計測手段によって
伝送の成否を通信状況記録手段に記録することで、雑音
を発生する機器の運転中の時刻を選択的に避ける方法が
提案されているが、データ伝送システムを構成するすべ
てのデータ伝送装置に前記計測手段や前記記録手段等を
内蔵することはコストの掛かるシステムになることを意
味し、伝送を失敗させるような雑音を発生する機器が定
刻に動作するようなものばかりではないため、必ずしも
安定した通信が確保出来なかった。
【0004】また、特開2000−174731等で提
案されているように、データ伝送システムを構成する各
データ伝送装置が、自装置が行った通信の相手装置から
の返信状況から伝送媒体の状況を判断し、エラー訂正方
法等の伝送パラメータの最適化を図るといった、伝送媒
体の状況をトレーニングするような方法や、特開平11
−234180等で提案されているように、予め複数の
周波数で送信を行い、受信側で伝送品質のよいものを選
択するような方法が提案されているが、何れも、雑音の
状態を制御出来ない状況下でのトレーニング等であり、
コストに見合うだけの通信安定性を確保するのは難し
く、通信を確実とするために、結局は、ブロッキングフ
ィルタやインピーダンスアッパーと呼ばれる比較的高価
で大きなフィルタ類を雑音を発生する機器のACケーブ
ルに挿入してまわることとなり、機器の置かれている場
所によっては、設置作業のコストも大きなものとなって
しまっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、電灯線
通信を用いたデータ伝送システム等は、通信のための配
線をする必要が無いという大きなメリットがある代わり
に、そこに接続されている家電機器が放出する致命的な
雑音の影響を受け易く、この影響を回避あるいは抑える
ために電灯線通信に使用する通信機器自体のコストが高
くなってしまったり、フィルタ類の設置等、配線コスト
の代わりのコストが掛かってしまう状況にあった。この
発明は上述のような課題を解決するためになされたもの
で、安価な手段でより安定度の高い通信システムを実現
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る機器装置
は、他の通信機器間の通信フレームを伝送する伝送媒体
に接続され、伝送媒体の伝送に対して影響を与える雑音
又は動作を発生させる機器装置であって、以下の要素を
有することを特徴とする (1)前記伝送媒体上で行われる他の機器装置間の通信
フレームを受信する受信手段 (2)前記受信手段によって受信した通信フレームの内
容を解析する解析手段 (3)前記解析手段の解析結果に従って、前記機器装置
の動作を制御する制御手段。
【0007】前記解析手段は、予め定義されている通信
フレームあるいは通信プロトコルに従って、通信フレー
ムの内容を解析することを特徴とする。
【0008】前記機器装置は、更に、前記制御回路から
の情報に従って、前記機器装置の動作状況を判断する判
断手段と、前記動作状況が前記影響を与える雑音又は動
作を発生させる状況になる場合に、前記伝送媒体上で行
われる通信を模擬する模擬通信フレームであって、前記
伝送媒体上で行われる前記他の通信機器間の通信を抑制
する模擬通信フレームを予め送信する送信手段とを有す
ることを特徴とする。
【0009】前記送信手段は、前記模擬通信フレームに
代えて、前記影響が無くなるまでに掛かる時間を伝える
ための通信フレームを送信することを特徴とする。
【0010】前記機器装置は、更に、前記影響を与える
雑音又は動作を発生させる場合に、前記影響を抑制する
通信に用いる通信パラメータに変更するための通信フレ
ームを予め送信する送信手段を有することを特徴とす
る。
【0011】前記通信パラメータは、使用周波数を示す
ことを特徴とする。
【0012】前記通信パラメータは、変調方式を示すこ
とを特徴とする。
【0013】前記通信パラメータは、エラー訂正方式を
示すことを特徴とする。
【0014】前記通信パラメータは、伝送速度を示すこ
とを特徴とする。
【0015】前記通信パラメータは、通信フレーム構成
方式を示すことを特徴とする。
【0016】前記通信パラメータは、通信ハンドシェー
ク方式を示すことを特徴とする。
【0017】前記通信パラメータは、送信電力を示すこ
とを特徴とする。
【0018】前記受信手段は、前記伝送媒体上で行われ
る通信に使用される通信手段を用いることを特徴とす
る。
【0019】前記送信手段は、前記伝送媒体上で行われ
る通信に使用される通信手段を用いることを特徴とす
る。
【0020】前記通信手段は、前記機器装置を制御する
ための通信を行うものであることを特徴とする。
【0021】前記機器装置は、更に、前記影響の程度を
トレーニングするトレーニング手段と、前記影響を少な
くするために必要な通信フレームを送信する手段を有す
ることを特徴とする。
【0022】前記トレーニング手段は、前記伝送媒体上
に接続する任意の複数の機器装置間でトレーニングを行
うことを特徴とする。
【0023】前記トレーニング手段は、前記任意の機器
装置の動作モードを識別するための通信フレームを用い
て、動作モード又は動作モードの組合わせの特定の状態
に対応したトレーニングを行うことを特徴とする。
【0024】前記トレーニング手段は、前記任意の機器
装置の動作モードを識別するための通信フレームを用い
て、特定の動作モード又は動作モードの組合わせた特定
の状態に対応した必要なトレーニングのみを行うことを
特徴とする。
【0025】機器装置は、更に、計時手段を有し、前記
トレーニング手段は、定期的又は任意の時刻にトレーニ
ングを行うことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
における通信システムの実施例を示す構成図である。図
1において、1は通信システムが伝送路に使用する伝送
媒体である電灯線、2は電力供給のために電灯線1に接
続され、通信システムとは直接関係ない家電機器、3は
家電機器2の電源(図示せず)と電灯線1を接続するた
めのACケーブル、4はACケーブル3経由で通信シス
テムに使用されている他の通信機器間の通信フレーム
(図示せず)を受信可能な受信手段、5は受信手段4が
受信した通信フレームの内容を解析する解析手段、6は
解析手段5の解析結果を受け取り、家電機器の動作モー
ド等を制御する制御回路、7は制御回路6からの動作モ
ード等の情報の内容を判断する判断手段、8は判断手段
7の判断結果を受け取り、ACケーブル3経由で通信シ
ステムに使用されている通信フレームを送信する送信手
段である。尚、解析手段5は、予め定義されている通信
フレームあるいは通信プロトコルに従って、通信フレー
ムの内容を解析するように構成されている。
【0027】まず、図1における受信側の処理について
説明する。家電機器2が例えば調理用の電子レンジであ
った場合に、前記電子レンジは常時動作しているわけで
はなく、また、動作中も常に電灯線1に対してノイズを
放出したり、電灯線1のインピーダンスを変動させてい
るわけではなく、1回の動作でハイパワー動作と、雑音
放出やインピーダンス変動が小さくなるローパワー動作
を交互に繰り返しているような動作を行っている。
【0028】従って、既に電子レンジの動作が開始され
てハイパワー動作している時点で受信手段4によって通
信システムを構成する他の機器装置(図示せず)間の通
信が検出された場合に、解析手段5によって制御回路6
にローパワー動作へ変更する指示を出すことで、前記他
の機器装置間の通信をより確実なものとすることが可能
となる。
【0029】また、ローパワー動作であった場合や電子
レンジの動作が開始される前に前記他の機器装置間の通
信が検出された場合であれば、受信手段4によって前記
他の機器装置間の通信が検出されなくなるまで解析手段
5によって制御回路6にハイパワー動作へ切り替わらな
いように指示を出すことで、前記他の機器装置間の通信
をより確実なものとすることが可能となる。
【0030】この場合、解析手段5が前記他の機器装置
間の通信フレームの内容を判断可能なものであるなら
ば、一連の前記他の機器装置間の通信がどのくらいの期
間継続するものかを把握することで、例えば、何秒後に
ハイパワー動作に切り替わってよいかが判断出来るた
め、電子レンジでの調理に悪影響が出ないような動作モ
ードの切り替えも可能である。
【0031】また、家電機器2が電灯線1に直接ノイズ
を放出する状況でなかったとしても、家電機器2が例え
ばTVであり、前記他の機器装置が玄関に設置されたイ
ンターフォンであって、玄関と前記TVの置かれている
リビングにある電灯線1を通信路として使用するもので
あった場合には、TVの音量によってはインターフォン
の呼び出し音が聞こえなくて電灯線1を使用するインタ
ーフォン間の通信トラフィックが多くなり、結果として
電灯線1を使用する通信システムの動作状態が悪化する
ことが考えられる。しかし、この場合でも、受信手段4
によってインターフォン間の通信フレームを検出し、解
析手段5によって前記通信フレームがインターフォンの
呼び出しであることを判断出来れば、制御回路6にTV
の音量を下げる指示を出すことにより、インターフォン
の呼び出し音を聞き逃す可能性を低くし、電灯線1を使
用する通信システムの安定度を高めることが可能とな
る。
【0032】このような機器の組合せとして電話とオー
ディオ装置や、電話と掃除機等が考えられ、また大きな
電力を消費する機器に対して動作の開始を指示するよう
な通信フレームが発行された場合に、他の家電機器を省
電力モードで動作させるなど様々な状況が考えられる
が、解析手段5の機能を増やすことで対応可能である。
従って、前記大きな電力を消費する機器を起動する通信
フレームとは別に、他の家電機器を省電力モードに変更
させるための通信フレームを別途発行する必要は無い。
【0033】尚、以上の説明のように電灯線1上で行わ
れる通信または通信の結果に対して影響を与える雑音ま
たは動作を発生する家電機器において自律的に通信シス
テムの安定度を高めるための処理を行うのではなく、予
め、例えば前記インターフォンの呼び出しといった本来
はインターフォン間の処理のための通信フレームに、第
三者である家電機器の動作処理を定義付けておくような
通信システムであってもよい。
【0034】次に、図1における送信側の処理について
説明する。例えば家電機器2が洗濯機であり、他の家電
機器が温水器のリモコンあって、電灯線1を温水器の制
御用の通信路として使用するものであり、前記洗濯機が
ある動作モードのときには、電灯線1上で前記洗濯機の
近くの前記温水器の通信を不可能とし、離れた場所にあ
る前記温水器のリモコンの通信には影響を与えない状態
であると仮定する。洗濯機からの雑音の影響が見えない
リモコンから、洗濯機からの雑音の影響でリモコンから
の制御用の通信フレームが受信出来ない温水器を制御す
るために、繰り返し制御フレームが送信されることで通
信トラフィックが多くなったり、不確実な制御情報が伝
わることで通信が錯綜してしまうことになり、結果とし
て電灯線1を使用する通信システムの動作状態が悪化す
ることが考えられるが、この場合でも、洗濯機の制御回
路6が前記動作モードに切り替わることを判断手段7で
検出した場合に、例えば温水器とリモコン間で行われる
通信フレームで、前記温水器と前記リモコン以外の機器
IDの異なるペア間で行われる通信を模擬するフレーム
を送信手段8からACケーブル3経由で前記動作モード
が終了するまで電灯線1に送出し続ければ、前記リモコ
ンから制御用フレームが繰り返されたり、誤った制御情
報が伝わる危険性が無くなり、電灯線1を使用する通信
システムの安定度を高めることが可能となる。
【0035】つまり、制御回路6からの情報に従って、
機器装置(洗濯機)の動作状況を判断し、伝送に影響を
与える雑音又は動作を発生させる状況になる場合に、伝
送媒体上で行われる通信(リモコンと温水機器のペア以
外)を模擬する模擬通信フレームを送信することによっ
て、伝送媒体上で行われる他の通信機器間(リモコンと
温水器)の通信を抑制することができる。
【0036】また、この場合、前記模擬する通信フレー
ムにより、例えば前記リモコン上にシステムがビジーで
ある旨を表示する等の処理を行うことができるが、予
め、例えば前記動作モードが何秒後に終了するのかを伝
えるような通信フレーム(影響が無くなるまでにかかる
時間を伝える通信フレーム)を通信システムに用意して
おけば、前記通信フレームを前記模擬する通信フレーム
の代わりに使用することで、より安定した通信システム
の構築が可能となる。
【0037】更に、電灯線を使用する通信システムで
は、安定した通信を確保するために、使用周波数や変調
方式、エラー訂正方式、伝送速度、通信フレーム内のデ
ータ配列や同一データの複数配置等のフレーム構成方
式、一方向のみの通信フレームではなく相手からの返信
フレームを毎回待つというような通信ハンドシェーク方
式、送信電力等の通信パラメータを切り替えながら、よ
り確実な通信を行おうとしており、前記通信パラメータ
を変更するための通信フレームや変更手順、変更のため
のプロトコルを備えているのが一般的であるため、前記
動作モードが影響を抑制する前記通信パラメータが存在
するのであれば、送信手段8から前記通信パラメータを
変更するフレームを送信してから前記動作モードに切り
替わるようにすることで、電灯線1を使用する通信シス
テムの安定度をより高めることが可能となる。
【0038】以上のように、本来電灯線上で通信をする
用途のための機器以外で電灯線上に雑音を放出してしま
う機器装置に、図1に示した受信側のそれぞれの手段ま
たは図1に示した送信側のそれぞれの手段を備えるだけ
で、電灯線を通信路として使用する機器装置間の通信シ
ステムの安定化を図ることが可能となる。そして、一般
に電灯線を使用する通信システムで用いられる送受信手
段は、ブロッキングフィルタやインピーダンスアッパー
と呼ばれるフィルタ類よりもコンパクトで低コストであ
るため、前記送受信手段を流用すれば前記フィルタ類を
用いて安定化を図る通信システムより安価でより安定度
の高い通信システムが構築可能となる。また、図1では
受信側および送信側の両者とも備えた例を挙げているが
何れか一方でも構わず、その場合にはより低コストとな
る。また、前記雑音を放出してしまう機器装置自体に元
々その装置を電灯線上の通信によって制御するための前
記送受信手段が内蔵されている場合には、それを利用し
ても構わない。
【0039】尚、電灯線を使用する通信システムでは、
安定した通信を確保するために通信路である電灯線の状
況をトレーニングによって判断し、前記通信パラメータ
を決定するのが一般的であるが、本来通信システムに含
まれない機器装置であって、電灯線上に雑音を放出して
しまう機器装置に、前記送受信手段が内蔵されていれ
ば、雑音の影響が現れる動作モードの運転を行いながら
のトレーニングが可能となり、より確実な通信パラメー
タの設定が出来ることとなる。この場合、雑音源となる
機器自体にトレーニング手段(図示せず)を設けて自機
器からの雑音の他機器への影響を学習するような形態で
あっても構わないし、通信システムとして複数の任意の
機器間でトレーニングを行う形態であっても構わない。
また、前記機器間で行うトレーニングの場合には、前記
雑音源となる機器が持つ動作モードを示す通信フレーム
(図示せず)を通信システムとして予め用意しておき、
通信システムで使用する電灯線上で発行される前記動作
モードを示す通信フレームを管理することで必要な動作
モードのみトレーニングを行う形態であっても構わない
し、通信システムとして前記動作モードを示す通信フレ
ームを管理するための機器装置を別途用意する形態のも
のであっても構わない。また、前記トレーニングは、計
時手段(図示せず)によって任意の周期や特定の時刻に
実行出来る形態であっても構わない。
【0040】尚、雑音源と前記通信パラメータが予め把
握出来る通信システムであれば、単に雑音源となる機器
装置に前記通信パラメータを変更するための通信フレー
ムを発行させるだけで、前記送受信手段自体に複雑でコ
ストの掛かるトレーニング用の手段を不要とすることも
可能である。
【0041】尚、以上の説明では、伝送媒体に電灯線を
用いた場合の通信システムについての説明を行っている
が、電子レンジ等が雑音源となり得るブルートゥースや
無線LAN、また、蛍光灯などの照明器具が雑音源とな
り得る赤外線などの通信システムの場合に用いても構わ
ない。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明の通信システム
によれば、コストの掛かるフィルタ類の設置等を不要と
し、より確実で安定性の高い通信システムを構築するこ
とが実現可能となる。
【0043】解析手段は、予め定義されている通信フレ
ームあるいは通信プロトコルに従って、通信フレームの
内容を解析するので、通信特性に応じた解析を行うこと
ができる。
【0044】動作状況が、伝送に影響を与える雑音又は
動作を発生させる状況になる場合に、伝送媒体上で行わ
れる通信を模擬する模擬通信フレームを送信するので、
他の通信機器間の通信を抑制し、通信効率を向上させる
ことができる。
【0045】伝送への影響が無くなるまでに掛かる時間
を伝えるための通信フレームを送信するので、無駄な伝
送を排除することができる。
【0046】伝送への影響を抑制する通信に用いる通信
パラメータに変更するための通信フレームを予め送信す
るので、安定した伝送を実現することができる。
【0047】通信パラメータとして、使用周波数、変調
方式、エラー訂正方式、伝送速度、通信フレーム構成方
式、通信ハンドシェーク方式、送信電力を示すものを用
いるので、機器特性や通信条件に応じて安定した伝送を
実現できる。
【0048】受信手段として、伝送媒体上で行われる通
信に使用される通信手段を用いるので、構成が単純化さ
れる。
【0049】送信手段として、伝送媒体上で行われる通
信に使用される通信手段を用いるので、構成が単純化さ
れる。
【0050】通信手段は、機器装置を制御するための通
信を行うものであるので、通信にかかる構成を共用し、
全体として単純化が図られる。
【0051】伝送への影響の程度をトレーニングし、影
響を少なくするために必要な通信フレームを送信するの
で、現実の状況に応じた伝送状態の制御が行える。
【0052】伝送媒体上に接続する任意の複数の機器装
置間でトレーニングを行うので、システムの構成に応じ
たトレーニングが可能となる。
【0053】任意の機器装置の動作モードを識別するた
めの通信フレームを用いて、動作モード又は動作モード
の組合わせの特定の状態に対応したトレーニングを行う
ので、動作状況に応じたトレーニングが可能となる。
【0054】任意の機器装置の動作モードを識別するた
めの通信フレームを用いて、特定の動作モード又は動作
モードの組合わせた特定の状態に対応した必要なトレー
ニングのみを行うので、特定の状態に特化したトレーニ
ングが可能となる。
【0055】定期的又は任意の時刻にトレーニングを行
うので、時間的な特性を反映したトレーニングが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の通信システムを示す構成図であ
る。
【符号の説明】
4 受信手段、5 解析手段、7 判断手段、8 送信
手段。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の通信機器間の通信フレームを伝送す
    る伝送媒体に接続され、伝送媒体の伝送に対して影響を
    与える雑音又は動作を発生させる機器装置であって、以
    下の要素を有することを特徴とする機器装置 (1)前記伝送媒体上で行われる他の機器装置間の通信
    フレームを受信する受信手段 (2)前記受信手段によって受信した通信フレームの内
    容を解析する解析手段 (3)前記解析手段の解析結果に従って、前記機器装置
    の動作を制御する制御手段。
  2. 【請求項2】 前記解析手段は、予め定義されている通
    信フレームあるいは通信プロトコルに従って、通信フレ
    ームの内容を解析することを特徴とする請求項1記載の
    機器装置。
  3. 【請求項3】 前記機器装置は、更に、 前記制御回路からの情報に従って、前記機器装置の動作
    状況を判断する判断手段と、 前記動作状況が前記影響を与える雑音又は動作を発生さ
    せる状況になる場合に、前記伝送媒体上で行われる通信
    を模擬する模擬通信フレームであって、前記伝送媒体上
    で行われる前記他の通信機器間の通信を抑制する模擬通
    信フレームを予め送信する送信手段とを有することを特
    徴とする請求項1記載の機器装置。
  4. 【請求項4】 前記送信手段は、前記模擬通信フレーム
    に代えて、前記影響が無くなるまでに掛かる時間を伝え
    るための通信フレームを送信することを特徴とする請求
    項3記載の機器装置。
  5. 【請求項5】 前記機器装置は、更に、 前記影響を与える雑音又は動作を発生させる場合に、前
    記影響を抑制する通信に用いる通信パラメータに変更す
    るための通信フレームを予め送信する送信手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の機器装置。
  6. 【請求項6】 前記通信パラメータは、使用周波数を示
    すことを特徴とする請求項5記載の機器装置。
  7. 【請求項7】 前記通信パラメータは、変調方式を示す
    ことを特徴とする請求項5記載の機器装置。
  8. 【請求項8】 前記通信パラメータは、エラー訂正方式
    を示すことを特徴とする請求項5記載の機器装置。
  9. 【請求項9】 前記通信パラメータは、伝送速度を示す
    ことを特徴とする請求項5記載の機器装置。
  10. 【請求項10】 前記通信パラメータは、通信フレーム
    構成方式を示すことを特徴とする請求項5記載の機器装
    置。
  11. 【請求項11】 前記通信パラメータは、通信ハンドシ
    ェーク方式を示すことを特徴とする請求項5記載の機器
    装置。
  12. 【請求項12】 前記通信パラメータは、送信電力を示
    すことを特徴とする請求項5記載の機器装置。
  13. 【請求項13】 前記受信手段は、前記伝送媒体上で行
    われる通信に使用される通信手段を用いることを特徴と
    する請求項1記載の機器装置。
  14. 【請求項14】 前記送信手段は、前記伝送媒体上で行
    われる通信に使用される通信手段を用いることを特徴と
    する請求項3又は5のいずれかに記載の機器装置。
  15. 【請求項15】 前記通信手段は、前記機器装置を制御
    するための通信を行うものであることを特徴とする請求
    項13又は14のいずれかに記載の機器装置。
  16. 【請求項16】 前記機器装置は、更に、前記影響の程
    度をトレーニングするトレーニング手段と、 前記影響を少なくするために必要な通信フレームを送信
    する手段を有することを特徴とする請求項1記載の機器
    装置。
  17. 【請求項17】 前記トレーニング手段は、前記伝送媒
    体上に接続する任意の複数の機器装置間でトレーニング
    を行うことを特徴とする請求項16に記載の機器装置。
  18. 【請求項18】 前記トレーニング手段は、前記任意の
    機器装置の動作モードを識別するための通信フレームを
    用いて、動作モード又は動作モードの組合わせの特定の
    状態に対応したトレーニングを行うことを特徴とする請
    求項17に記載の機器装置。
  19. 【請求項19】 前記トレーニング手段は、前記任意の
    機器装置の動作モードを識別するための通信フレームを
    用いて、特定の動作モード又は動作モードの組合わせた
    特定の状態に対応した必要なトレーニングのみを行うこ
    とを特徴とする請求項18に記載の機器装置。
  20. 【請求項20】 機器装置は、更に、計時手段を有し、 前記トレーニング手段は、定期的又は任意の時刻にトレ
    ーニングを行うことを特徴とする請求項16に記載の機
    器装置。
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