JP2003224440A - 負帰還増幅器 - Google Patents

負帰還増幅器

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JP2003224440A
JP2003224440A JP2002023488A JP2002023488A JP2003224440A JP 2003224440 A JP2003224440 A JP 2003224440A JP 2002023488 A JP2002023488 A JP 2002023488A JP 2002023488 A JP2002023488 A JP 2002023488A JP 2003224440 A JP2003224440 A JP 2003224440A
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JP
Japan
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amplifier
circuit
feedback
negative feedback
feedback circuit
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JP2002023488A
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Hiroyuki Yoshinaga
浩之 吉永
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帰還回路長を短くし、良好な特性を持つ負帰
還形増幅器を提供すること。 【解決手段】 入力信号を増幅する増幅回路13と、こ
の増幅回路13の出力の一部を出力側から入力側に戻す
帰還回路18とを具備した負帰還増幅器において、増幅
回路13が第1のFET141および第2のFET14
2で構成され、第1および第2のFET141、142
の間に帰還回路18が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモノリシックマイク
ロ波集積回路などで形成された負帰還増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波増幅器の1つに負帰還形の増
幅器がある。負帰還形のマイクロ波増幅器は、増幅器で
増幅された出力の一部を出力側から入力側に戻す構成
で、安定性や広帯域性などの点で優れ、マイクロ波回路
用の増幅器として数多く使用されている。
【0003】一般に、マイクロ波増増幅器を構成する場
合、マイクロ波増幅器の入力側は信号源とインピーダン
ス整合を取り、出力側は負荷とインピーダンス整合を取
っている。このようにインピーダンス整合を取ると、一
般に、増幅特性の帯域幅が狭くなるという特性がある。
【0004】そのため、増幅特性の狭帯域化を解消し、
広帯域化を図る方法として、たとえ帰還回路を設け、増
幅された出力の一部を出力側から入力側に戻す方法があ
る。このような帰還回路を設けた増幅器は負帰還増幅器
と呼ばれている。
【0005】ここで、従来の負帰還増幅器について図2
を参照して説明する。
【0006】図2は負帰還増幅器の等価回路で、入力端
子INから入力信号が入力する。この入力信号は電界効
果トランジスタ(以後FETという)21に加えられ
る。FET21はゲートGおよびドレインD、ソースS
の各電極を有し、入力信号はゲートGに加えられる。F
ET21のソースSは接地され、ドレインDから増幅さ
れた出力が取り出され、出力端子OUTに出力される。
【0007】FET21の出力側たとえばドレインDと
入力側たとえばゲートG間に帰還回路22が接続されて
いる。帰還回路22は抵抗RおよびキャパシタCの直列
回路で構成されている。抵抗Rは入力側に戻される帰還
量を決定し、キャパシタCは直流バイアスを分離してい
る。
【0008】図2は、入力信号を増幅する能動素子とし
てFETを用いる場合で説明しているが、バイポーラト
ランジスタなどを用いる場合でも同様である。
【0009】次に、上記した等価回路を持つ従来の負帰
還形増幅器について図3を参照して説明する。図3は図
2と同一部分には同一符号を付し重複する説明を一部省
略する。
【0010】符号30は半絶縁性半導体の基板で、この
基板30上に形成された入力端子INから入力信号が入
力する。入力信号は、マイクロストリップ線路で構成さ
れる伝送線路を通して増幅回路31たとえば第1のFE
T211および第2のFET212のゲート端子32に
加えられる。第1のFET211および第2のFET2
12は、ゲート端子32に共通に接続されたゲートGお
よびソースS、ドレインDの各電極を有している。ここ
では、ドレインDは第1のFET211および第2のF
ET212に共通に構成されている。第1のFET21
1および第2のFET212のソースSは基板30上に
形成された島状パターンたとえばVIAパッド33に接
続されている。VIAパッド33は基板30を貫通する
VIAホール34を介して基板30裏面の接地導体(図
示せず)に接続されている。
【0011】第1のFET211および第2のFET2
12によって増幅された出力は、ドレインDが接続され
たドレイン端子35から取り出され、出力端子OUTへ
と出力される。
【0012】また、増幅回路31の出力側たとえばドレ
イン端子35および増幅回路31の入力側たとえばゲー
ト端子32間を結んで帰還回路36が接続されている。
帰還回路36は抵抗RとMIM(Metal−Insu
lator−Metal)キャパシタCとの直列回路が
マイクロストリップ線路で接続されて構成されている。
抵抗Rは入力側に戻される帰還量を決定し、MIMキャ
パシタCは直流バイアスを分離している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の負帰還増幅器
は、FETのソースを接地するために、VIAパッドが
用いられている。VIAパッドの場合、その直下に基板
を貫通するVIAホールが設けられ、VIAホールを介
してVIAパッドと基板裏面の接地導体が接続される。
VIAホールは基板に貫通穴を開ける構造であるため、
FETの能動部分とほぼ同程度の大きさ、あるいは、そ
れ以上の大きさになる。
【0014】そのため、増幅回路の出力側と入力側とを
結ぶ帰還回路を構成する場合、VIAパッドを避けて大
きく迂回した構造になる。この場合、帰還回路を構成す
るマイクロストリップ線路の配線長が長くなり、また占
有する面積も大きくなり、その長さがマイクロ波の波長
に比べて無視し得ない大きさになり、電気長が増大す
る。
【0015】ここで、帰還回路を構成するマイクロスト
リップ線路の電気長が増大した場合の等価回路を図4に
示す。図4は図2に対応する部分には同じ番号を付し重
複する説明を一部省略する。
【0016】等価回路で示すと、帰還回路22に抵抗R
およびMIMキャパシタCの他に、電気長の増大に伴う
インダクタLが接続された形になる。帰還回路22にイ
ンダクタLが接続されると、インダクタLは周波数特性
を持つため、出力側から入力側に戻る帰還量が周波数に
よって変化する。その結果、負帰還形増幅器の利得特性
が周波数によって変化し、広帯域平坦性という負帰還形
増幅器の特徴が失われる。
【0017】本発明は、上記した欠点を解決し、帰還回
路長を短くし、良好な特性を持つ負帰還形増幅器を提供
することを目的にする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力信号を増
幅する増幅回路と、この増幅回路の出力の一部を出力側
から入力側に戻す帰還回路とを具備した負帰還増幅器に
おいて、前記増幅回路が複数の増幅素子で構成され、所
定の2つの増幅素子の間に前記帰還回路が設けられてい
ることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図1を
参照して説明する。
【0020】符号11は半絶縁性半導体の基板で、この
基板11上に形成された入力端子INから入力信号が入
力する。入力信号は、マイクロストリップ線路で構成さ
れた伝送線路を経て、たとえばゲート端子12から増幅
回路13に加えられる。
【0021】増幅回路13は、たとえば第1のFET1
41および第2のFET142で構成されている。第1
のFET141および第2のFET142はゲート端子
13に共通に接続されたゲートG1、G2およびドレイ
ンD1、D2、ソースS1、S2の各電極を有してい
る。この場合、第1のFET141および第2のFET
142のたとえばドレインD1、D2どうし間にある間
隔が設けられ、また、それぞれのドレインD1、D2は
共通のドレイン端子15に接続されている。
【0022】第1のFET141および第2のFET1
42のソースS1、S2はそれぞれVIAパッド16
1、162に接続されている。VIAパッド161、1
62はそれぞれVIAホール171、172を介して基
板11裏面の接地導体に接続されている。そして、増幅
回路13で増幅された出力はドレイン端子15から取り
出され、出力端子OUTに出力される。
【0023】また、増幅回路13の出力側たとえばドレ
イン端子15と増幅回路13の入力側たとえばゲート端
子12との間に、出力の一部を入力側に戻すための帰還
回路18が接続されている。この場合、ゲート端子12
およびドレイン端子15はたとえば対向する位置に形成
され、ゲート端子12とドレイン端子15を結ぶほぼ直
線上に、たとえば第1のFET141および第2のFE
T142のドレインDどうし間に挟まれた位置に帰還回
路18が構成されている。帰還回路18は抵抗RとMI
MキャパシタCの直列接続回路や、マイクロストリップ
線路などで構成されている。抵抗Rは入力側に戻される
帰還量を決定し、MIMキャパシタCは直流バイアスを
分離している。
【0024】なお、上記の増幅回路13や帰還回路18
は半絶縁性半導体上にいわゆるモノリシックマイクロ波
回路として形成される。
【0025】上記した構成によれば、第1のFET14
1および第2のFET142に挟まれた位置にほぼ直線
上に帰還回路18が形成されている。この場合、従来の
ようにVIAパッドや増幅素子を避けて、それらの外側
を迂回する形で帰還回路18を構成する必要がなくな
る。したがって、増幅回路13の出力側たとえばドレイ
ン端子15および増幅回路13の入力側たとえばゲート
端子12間に帰還回路をを短い距離で接続でき、帰還回
路18の電気長が短くなる。そのため、帰還回路18に
不要なインダクタがなくなり、帯域特性に対する悪影響
をなくすことができ、良好な回路特性をもつ負帰還増幅
器が実現される。
【0026】上記の実施形態では増幅回路が2個の増幅
素子で形成され、また、1個の帰還回路で構成されてい
る。しかし、本発明は、増幅素子が3個以上の複数で、
帰還回路が複数の場合にも適用できる。この場合、複数
の増幅素子のうちの所定の2個の増幅素子の間に帰還回
路を配置すれば、VIAパッドや増幅素子などの外側を
迂回する場合に比べて帰還回路の電気長が短くなり同様
の効果が得られる。
【0027】また、帰還回路を挟んでその両側に等しい
数の増幅素子が設ける構造にすれば、回路特性のバラン
スがとれ、発振などの発生を防止できる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば帰還回路の電気長が短く
高性能な負帰還増幅器が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための概略の構成
図である。
【図2】負帰還増幅器の動作を説明する等価回路図であ
る。
【図3】従来例を説明するための概略の構成図である。
【図4】従来例の特性を説明するための等価回路図であ
る。
【符号の説明】
11…基板 12…ゲート端子 13…増幅回路 141…第1のFET 142…第1のFET 15…ドレイン端子 161、162…VIAパッド 171、172…VIAホール 18…帰還回路 IN…入力端子 OUT…出力端子 D1、D2…ドレイン S1、S2…ソース G1、G2…ゲート R…抵抗 C…MIMキャパシタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J067 AA04 CA62 CA64 FA00 HA09 HA25 HA29 HA33 KA68 LS12 MA13 QA03 5J090 AA04 CA62 CA64 DN00 FA00 HA09 HA25 HA29 HA33 KA68 MA13 MN02 NN12 QA03 5J500 AA04 AC62 AC64 AF00 AH09 AH25 AH29 AH33 AK68 AM13 AQ03 ND00 NM02 NN12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を増幅する増幅回路と、この増
    幅回路の出力の一部を出力側から入力側に戻す帰還回路
    とを具備した負帰還増幅器において、前記増幅回路が複
    数の増幅素子で構成され、所定の2つの増幅素子の間に
    前記帰還回路が設けられていることを特徴とする負帰還
    増幅器。
  2. 【請求項2】 入力信号を増幅する増幅回路と、この増
    幅回路の出力の一部を出力側から入力側に戻す帰還回路
    とを具備した負帰還増幅器において、前記増幅回路が複
    数の増幅素子で構成され、前記帰還回路を挟んでその両
    側に等しい数の増幅素子が設けられていることを特徴と
    する負帰還増幅器。
  3. 【請求項3】 帰還回路が、増幅回路の出力側と増幅回
    路の入力側との間にほぼ直線状に形成されている請求項
    1または請求項2記載の負帰還増幅器。
  4. 【請求項4】 増幅回路および帰還回路が半絶縁性半導
    体基板上に形成されるモノリシックマイクロ波回路で形
    成され、帰還回路がコンデンサおよび抵抗、マイクロス
    トリップ線路から構成されている請求項1ないし請求項
    3のいずれか1つに記載の負帰還増幅器。
  5. 【請求項5】 増幅素子がゲートおよびドレイン、ソー
    スの各電極を有する電界効果型トランジスタで、複数の
    前記増幅素子それぞれのゲートが共通のゲート端子に接
    続され、複数の前記増幅素子それぞれのドレインが前記
    ゲート端子と対向して位置する共通のドレイン端子に接
    続され、かつ、前記ゲート端子と前記ドレイン端子間に
    帰還回路が形成されている請求項1ないし請求項4のい
    ずれか1つに記載の負帰還増幅器。
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