JP2003224149A - ダイボンディング装置 - Google Patents

ダイボンディング装置

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JP2003224149A
JP2003224149A JP2002022142A JP2002022142A JP2003224149A JP 2003224149 A JP2003224149 A JP 2003224149A JP 2002022142 A JP2002022142 A JP 2002022142A JP 2002022142 A JP2002022142 A JP 2002022142A JP 2003224149 A JP2003224149 A JP 2003224149A
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stem
mounting
die bonding
bonding apparatus
component
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Mitsuru Todoroki
満 等々力
Hirotaka Kanda
裕享 神田
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Nidec Precision Corp
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Nidec Copal Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies
    • H01L24/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Die Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品を金属製のステムに実装させるにあ
たって自動化を達成するようにしたダイボンディング装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 ダイボンディング装置1において、ステ
ム搭載ヘッド6にステム2を搭載させた後や、ステム2
の部品実装面27に電子部品Sを載置させる時や、ヒー
タ部9によるステムベース24の加熱時などにおいて、
ステム2は、位置ズレを起こすことなく、ステム搭載ヘ
ッド6に確実に搭載させておく必要である。そこで、ス
テム搭載ヘッド6にチャック部40を設け、このチャッ
ク部40でステムベース24の周面24aを挟み込むよ
うにすることで、ステム2を簡単かつ確実にステム搭載
ヘッド6に固定維持させることができる。更に、このよ
うなチャック部40は、ステム2のステムベース24の
様々な形状に対応させるべく採用されたものであり、ダ
イボンディング装置1を自動化する上で有用な方策とい
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ結晶
などの電子部品をステムに実装させる際に利用するダイ
ボンディング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、半導体レーザ結晶をステ
ムに実装させたものとして、特開平7−321410号
公報がある。また、このような半導体レーザ結晶などの
微小部品をステムに実装する作業は、ピンセット等を利
用した手作業によって行われており、拡大鏡によって実
装部分を拡大しながら作業が進められているのが現実で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように、微小部品の実装作業は、拡大鏡をのぞきなが
らの手作業によって行われる関係上、作業者の技量によ
るところが大きく、実装作業の効率化を図る上で問題点
であった。
【0004】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、特に、電子部品を金属製のステムに実装
させるにあたって自動化を達成するようにしたダイボン
ディング装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るダイボンデ
ィング装置は、電子部品を、金属製のステムのステムベ
ースに設けられた部品実装面に実装させるためのダイボ
ンディング装置において、電子部品を吸着させると共
に、ステムの部品実装面に電子部品を載置させるボンデ
ィングノズルと、ステムを搭載させた状態で、ステムの
ステムベースの周縁部を挟み込むチャック部をもったス
テム搭載ヘッドと、ステムの部品実装面上に電子部品を
配置させた状態で加熱するヒータ部とを備えたことを特
徴とする。
【0006】このダイボンディング装置において、所定
の場所でボンディングノズルに吸着させた電子部品は、
ステム搭載ヘッドに搭載させたステムまで搬送され、部
品実装面に配置させる。そして、部品実装面と電子部品
との間に配置させたハンダ材をヒータ部内で溶融させ、
その後、ハンダ材を固化させることで電子部品はステム
に固定される。そこで、ステム搭載ヘッドにステムを搭
載させた後や、ステムの部品実装面に電子部品を載置さ
せる時や、ヒータ部によるステムベースの加熱時などに
おいて、ステムは、位置ズレを起こすことなく、ステム
搭載ヘッドに確実に搭載させておく必要である。そこ
で、ステム搭載ヘッドにチャック部を設け、このチャッ
ク部でステムベースの周縁部を挟み込むようにすると、
ステムを簡単かつ確実にステム搭載ヘッドに固定維持さ
せることができる。更に、このようなチャック部は、ス
テムのステムベースの様々な形状に対応させるべく採用
され、ダイボンディング装置を自動化する上で有用な方
策といえる。
【0007】また、チャック部は、ステム搭載ヘッドの
管軸方向に沿って延びて環状に配列させた複数の爪部を
有し、各爪部は、加圧手段によって、管軸に対して略直
交する方向に外方から押圧されると好適である。このよ
うな構成を採用すると、環状に配列させた複数の爪部に
よって、ステムベースの周縁部を挟み込むことができ、
ステムベースの形状に応じたチャック部を簡単に構成さ
せることができる。
【0008】また、加圧手段は、各爪部の外周面に沿っ
て、ステム搭載ヘッドの管軸方向に往復動する中空のピ
ストンロッドであり、ピストンロッドの内周面に環状に
形成した第1のテーパ面と、各爪部の外周面に環状に形
成した第2のテーパ面との協働により、各爪部を、外方
から管軸に対して略直交する方向に押圧すると好適であ
る。このような構成を採用した場合、中空のピストンロ
ッドの往復運動によって、各爪部を簡単かつスピーディ
ーに開閉させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるダ
イボンディング装置の好適な一実施形態について詳細に
説明する。
【0010】図1及び図2に示すように、ダイボンディ
ング装置1は、電子部品(例えば、半導体レーザ結晶な
どの微小な部品)Sを金属製のステム2に融着実装させ
るための装置であり、自動化を実現したものである。こ
のダイボンディング装置1は、ハウジングH内におい
て、各ステム2を宙づりの状態でマトリックス状に配列
させるためのストッカ3を有している。このストッカ3
に配列させたステム2は、一本ずつ所定の場所まで搬送
されるが、このときの搬送には、前後及び上下左右に移
動可能な吸着ヘッド4が利用される。この吸着ヘッド4
には、反転自在な回転式吸着ノズル5A,5Bが設けら
れている。そして、各吸着ノズル5A,5Bは、ステム
2を、ハウジングHの略中央のステム搭載ヘッド6まで
搬送させたる一方で、実装工程完了後のステム2をスト
ッカ3に戻すのに利用される。
【0011】このステム搭載ヘッド6は、水平方向に進
退運動するステム搭載ユニット7に設けられると共に、
鉛直平面内において90度の範囲内で回転する。よっ
て、ステム搭載ヘッド6は、ステム2を受け入れるため
に立った状態と、ステム2を加熱するための横倒し状態
との間を回転することになる。更に、ステム搭載ヘッド
6は、横倒しの状態で前進し、ステム搭載ユニット7に
対面するヒータユニット8まで移動することになる。そ
して、ヒータユニット8内に設けたセラミックス製ヒー
タ部9によって、ハンダ箔15を溶かし、ステム2に電
子部品Sを実装させる(図6参照)。
【0012】このヒータユニット8の真上には、送りネ
ジ機構10により上下動する撮像ユニット11が配置さ
れ、この撮像ユニット11には、拡大レンズ群とCCD
カメラとの組み合わせからなる撮像カメラ12が取り付
けられている。この撮像カメラ12は、ヒータ部9内を
上から覗きみる位置に配置され、ヒータ部9内に置かれ
たステム2上の微細な部品実装領域を拡大して認識させ
るために利用される。従って、撮像カメラ12によっ
て、ステム2の部品実装領域を真上から撮像して画像処
理すると、予定された実装位置と現実の実装位置との位
置ずれを割り出すことができ、この値に基づいて、実装
の位置補正を行っている。
【0013】なお、撮像カメラ12の先端(下端)に
は、環状に配列したLEDからなる光源部19が取り付
けられている。この光源部19によって撮像する部位す
なわち後述の部品実装面27を照らし出すことができ
る。
【0014】更に、ハウジングH内には、半導体レーザ
結晶(以下、「チップ部品」という。)Sをステム2の
所定位置まで搬送するためのチップ用ボンディングヘッ
ド13と、チップ部品Sとステム2との間に装着させる
ハンダ箔15(図6参照)をステム2の所定位置まで搬
送するためのハンダ用ボンディングヘッド14とを配置
させている。そして、各ボンディングヘッド13,14
は、独立した駆動系を有するものであり、水平方向に延
在する送りネジ16によって独立した水平運動をする。
さらに、各ボンディングノズル17,18は、各ボンデ
ィングヘッド13,14の内部機構によって上下動す
る。
【0015】このようなボンディングヘッド13,14
の移動範囲内にチップトレー20及びハンダトレー21
が配置されている。このチップトレー20内にはチップ
部品Sが個別的に収容され、ボンディングヘッド13に
よってチップ部品Sは一個ずつ確実に取り出される。同
様に、ハンダトレー21内にはハンダ箔15が個別的に
収容され、ボンディングヘッド14によってハンダ箔1
5が一枚ずつ確実に取り出されることになる。
【0016】更に、ハウジングH内には、チップ部品S
の吸着位置を撮像するためのチップ認識カメラ22が配
置され、このチップ認識カメラ22は、チップトレー2
0とヒータユニット8との間でチップ部品Sの搬送経路
の途中に設置されている。また、チップ認識カメラ22
の先端(上端)には、環状に配列したLEDからなる光
源部23が取り付けられ、この光源部23によって撮像
する部位を照らし出すことができる。
【0017】従って、チップ認識カメラ22の真上でボ
ンディングノズル17を一旦停止させ、チップ部品Sを
下から撮像して画像処理することにより、予定された部
品吸着位置と現実の部品吸着位置との位置ずれを割り出
すことができる。すなわち、この画像処理によって、ボ
ンディングノズル17の吸引口に対するチップ部品Sの
位置ずれが割り出され、この値に基づいて部品実装の位
置補正が行われる。なお、チップ部品Sをステム2に実
装させる際の正確な位置の割り出しは、チップ認識カメ
ラ22による位置補正情報と、撮像カメラ12による前
述した位置補正情報との組み合わせによって行われてい
る。
【0018】ここで、前述した構成のダイボンディング
装置1に適用させるためのステム2の一例について説明
する。
【0019】図3〜図5に示すように、金属製のステム
2は円板状のステムベース24を有し、このステムベー
ス24には上方に向けて部品実装突部26が形成されて
いる。この部品実装突部26には、ステムベース24の
上面24cに対して直交する方向に延在する部品実装面
27が設けられ、この部品実装面27にチップ部品(半
導体レーザ結晶)Sがハンダ箔15を介して融着実装さ
れることになる(図6参照)。また、ステムベース24
には、その底面側から突出する3本のステムピン28が
固定され、所定のステムピン28を介して、チップ部品
Sに所定の電圧を印加させることができる。なお、ステ
ムベース24の周面(周縁部)24aには、部品実装突
部26の後方に位置する切欠き凹部29が設けられると
共に、部品実装突部26の両側方に位置し且つ径方向に
おいて対向する一対の切欠き溝25が設けられている。
【0020】次に、前述したステム搭載ユニット7につ
いて詳述する。このステム搭載ユニット7は、図7に示
すように、エアーシリンダ90によってガイドレール3
1に沿うように水平方向に進退する可動ブロック32を
有し、この可動ブロック32にはステム搭載ヘッド6が
回動自在に取り付けられている。このステム搭載ヘッド
6は、図8及び図9に示すように、水平方向に延在する
回転シャフト33に固定され、この回転シャフト33
は、可動ブロック32に設けたベアリング34によって
両持ちの状態で支持される。
【0021】さらに、回転シャフト33の片端には、リ
ンク35の一端が固定され、このリンク35の他端は、
軸ピン36を介してエアーシリンダ機構39のピストン
ロッド37に連結されている。更に、エアーシリンダ機
構39を揺動させることが必要であるから、エアーシリ
ンダ機構39の末端は、軸部38を介して可動ブロック
32に回動自在に取り付けられている。従って、ピスト
ンロッド37を突出させることで、図9に示すように、
ステム搭載ヘッド6を立てた状態にでき、ピストンロッ
ド37を後退させることで、図7に示すように、ステム
搭載ヘッド6を横倒し状態にして、ステム2のステムベ
ース24をヒータ部9側に向けることができる。
【0022】このように、ステム搭載ヘッド6は、鉛直
平面内において90度の範囲内で回転し、ステム2のス
テムピン28を受け入れるために立った状態と、ステム
2の部品実装突部26を加熱するための横倒し状態との
間を回転する。よって、ステム搭載ヘッド6を立たせた
状態では、ステム搭載ヘッド6のピン挿入孔6a(図8
参照)の開口側が上を向いた状態となるので、ステムピ
ン28を、ピン挿入孔6a内に上から簡単に落とし込む
ことができる。このように、ステム2がステムピン28
を有するような場合、ピン挿入孔6a内にステムピン2
8を挿入させることによって、ステムベース24をステ
ム搭載ヘッド6の頂部に確実に載置させることができ
る。しかも、ピン挿入孔6a内を真空引きすることで、
ステム搭載ヘッド6に対してステムベース24を所定の
吸引力をもって保持させることが可能になる。
【0023】これに対し、ステム搭載ヘッド6を横に倒
すことで、ステム2の部品実装面27が上に向けられ、
この部品実装面27に対し上方からチップ部品Sを実装
させることが可能となる。また、ステム搭載ヘッド6が
可動ブロック32と一緒に前進するので、部品実装面2
7を上に向けた状態で、部品実装突部26をヒータ部9
内に差し込むことが可能となる。
【0024】ここで、ステム搭載ヘッド6は、90度の
回転運動や直線的な進退運動を必要に応じて行うので、
ステム2がステム搭載ヘッド6から飛び出したり、位置
ずれを起こしたりする虞れがある。そこで、図10及び
図11に示すように、ステム搭載ヘッド6は、円板状の
ステムベース24の周面(周縁部)24aを外方から挟
み込むためのチャック部40を有する。このチャック部
40は、ステム搭載ヘッド6の管軸M方向に沿って延び
て環状に配列させた複数(例えば4本)の爪部41から
なる。径方向に弾性変形可能な各爪部41は、中空管4
2の端部において、管軸M方向に沿って延在する4本の
スリット43によって形成され、各爪部41は、中空管
42の端部を4等分に縦割りした構成であり、金属製の
中空管42に一体に形成される(図12参照)。
【0025】また、4本の爪部41によって形成したチ
ャック部40の頂部には、ステムベース24を載置させ
るための円形のステム載置面44が設けられ、このステ
ム載置面44は、チャック部40の頂部に形成した円形
のステム収容凹部45の底面をなす。そして、このよう
な中空管42は、円筒状のシリンダ部46を介して回転
シャフト33に固定されて、鉛直平面内で90度の回転
運動を行う。更に、中空管42とシリンダ部46との間
には、管軸M方向に往復動可能な中空のピストンロッド
(加圧手段)48が配置され、このピストンロッド48
は、各爪部41の外周面に沿って摺動する。
【0026】更に、ピストンロッド48には、径方向に
突出する作動部48aが設けられ、シリンダ部46に
は、その内部に圧縮エアーを供給してピストンロッド4
8を管軸M方向に往復運動させるための第1及び第2の
エアー出入口50,51が設けられている。そこで、図
示しないエアーポンプから延びる配管56,57を介し
て、第1のエアー出入口50からシリンダ部46の内部
に圧縮エアーを供給すると、ピストンロッド48は管軸
Mに沿って矢印A方向に前進する。これに対し、第1の
エアー出入口50からエアーを抜きながら、第2のエア
ー出入口51からシリンダ部46の内部に圧縮エアーを
供給すると、ピストンロッド48は矢印B方向に管軸M
に沿って後退する。
【0027】また、中空のピストンロッド48の先端部
分において、その内周面には環状の第1のテーパ面53
が形成され、これに対し、各爪部41で構成されるクラ
ンプ部40の外周面には、第1のテーパ面53と平行な
環状の第2のテーパ面54が形成されている。そこで、
図13に示すように、ステム収容凹部45内にステム2
のステムベース24を収容させた後、図14に示すよう
に、ピストンロッド48を矢印A方向に前進させると、
第1のテーパ面53が第2のテーパ面54に突き当た
る。その後更にピストンロッド48が前進を続けると、
第1のテーパ面53と第2のテーパ面54との協働によ
り、各爪部41は、スリット43の幅を狭めながら径方
向に押し縮められるように、管軸Mに対して略直交する
方向において外方から押圧される。その結果、図14及
び図15に示すように、ステムベース24の周面24a
が各爪部41によって挟み込まれ、ステム2は、簡単か
つ確実にステム搭載ヘッド6に固定される。なお、この
ようなチャッキング動作が行われる前に、ステム2は、
ステム収容凹部45内で所定の位置決めがなされると好
適である。
【0028】このようなチャック部40は、ステム2の
ステムベース24の様々な形状に対応させ易く、例え
ば、ステムベース24の形状は、円板状のものに限られ
ず、矩形板状のものなどであっても確実なチャック動作
が達成される。このことは、ダイボンディング装置1を
自動化する上で有用な方策といえる。
【0029】なお、ステム搭載ヘッド6に設けられたピ
ン挿入孔6aを介して真空引きすることによっても、ス
テムベース2の底面24bはステム載置面44に押し付
けられているので、前述した機械的手段ばかりでなく、
物理的な手段によっても、ステム2の飛び出しや位置ず
れを防止させる。これは、図13に示すように、ステム
収容凹部45内にステム2のステムベース24を収容さ
せた直後に極めて有効である。
【0030】次に、ダイボンディング装置1の前述した
構成に基づく動作を簡単に説明する。
【0031】先ず、図1及び図2に示すように、ストッ
カ3に吊すように並べられた多数のステム2から選択し
て、吸着ノズル5A及び吸着ノズル5Bのそれぞれに、
選択されたステム2のステムベース24を一本ずつ吸着
させる。この状態で、吸着ヘッド4を前進させて、吸着
ノズル5A,5Bがステム搭載ヘッド6の真上になるよ
うに、吸着ヘッド4を静止させる。その後、吸着ノズル
5Aを下降させ、立てられた状態のステム搭載ヘッド6
のピン挿入孔6a内にステム2のステムピン28を挿入
する。
【0032】その後、図示しないエアーポンプから延び
る配管56を介して、第1のエアー出入口50からシリ
ンダ部46の内部に圧縮エアーを供給し、ピストンロッ
ド48を管軸Mに沿って前進させ、ピストンロッド48
の第1のテーパ面53を第2のテーパ面54に突き当て
る。その後更にピストンロッド48を前進させ、第1の
テーパ面53と第2のテーパ面54との協働により、各
爪部41は、その弾性力に抗して径方向に押し縮められ
る。その結果、図14及び図15に示すように、ステム
ベース24の周面24aが各爪部41によって、しっか
りと挟み込まれる。これにより、ステム搭載ヘッド6の
回転準備が整えられる。
【0033】この状態からステム搭載ヘッド6を横倒し
にするように90度回転させて、部品実装面27を真上
に向ける。その後、可動ブロック32を前進させて、ヒ
ータ部9の凹部9a内にステム2の部品実装突部26を
差し込む。この状態で、撮像カメラ12により部品実装
面27を拡大し、ステム2の部品実装領域を真上から撮
像して画像処理し、予定された実装位置と現実の実装位
置との位置ずれを割り出す。
【0034】この画像処理完了後、ハンダトレー21内
のハンダ箔15は、ボンディングノズル18に吸着させ
た状態で、ステムベース24上まで搬送され、部品実装
面27上に置かれる。その後、チップトレー20内のチ
ップ部品Sが、ボンディングノズル17に吸着され、ス
テムベース24上まで搬送される途中で、チップ認識カ
メラ22の真上で一旦停止する。そして、チップ認識カ
メラ22によって、画像処理を行い、ボンディングノズ
ル17の吸引口において、予定された部品吸着位置と実
際上の部品吸着位置との位置ずれを割り出す。そして、
チップ認識カメラ22による位置補正情報と、撮像カメ
ラ12による位置補正情報との組み合わせにより、ボン
ディングノズル17を制御しながら、チップ部品Sが部
品実装面27に正確に置かれる。
【0035】その後、セラミックス製ヒータ部9を例え
ば350℃程度に加熱させることで、チップ部品Sと部
品実装面27との間のハンダ箔15を溶融させる。その
後、ヒータ電源をOFFにし、ヒータ部9内に窒素ガス
を流すことで、ヒータ部9を急速冷却する。そして、ハ
ンダ箔15が冷やされることで、ハンダ箔15が固化
し、チップ部品Sが部品実装面27に実装されることに
なる。なお、この場合、ステム搭載ヘッド6のピン挿入
孔6aから窒素ガスを吹き出させることで、ステムベー
ス24をも冷却する。
【0036】このような部品実装工程が完了した後、可
動ブロック32をエアーシリンダ90で後退させ、その
後、ステム搭載ヘッド6を立たせるように90度回転さ
せる。そして、第2のエアー出入口51からシリンダ部
46の内部に圧縮エアーを供給することで、ピストンロ
ッド48を管軸Mに沿って後退させ、ピストンロッド4
8の第1のテーパ面53と各爪部41の第2のテーパ面
54との当接を解除させる。その結果、各爪部41は、
それ自体の弾性力により外方に向けて復帰する。これに
より、ステム2はステム搭載ヘッド6から解放される。
そして、吸着ノズル5Aによって、実装完了後のステム
2を持ち上げるようにする。そして、このステム2は、
ストッカ3まで運ばれて元の場所に戻され、一連の部品
実装工程が完了する。
【0037】ここで、吸着ノズル5Aによって、ステム
搭載ヘッド6からステム2を取り出した後、空になった
ステム搭載ヘッド6に、部品未実装状態のステム2を搭
載させるため、吸着ヘッド4を180°回転させる。こ
れにより、吸着ノズル5Bが下に向けられ、この状態
で、ステム2のステムピン28がステム搭載ヘッド6の
ピン挿入孔6a内に落とし込まれる。このように、回転
式の吸着ヘッド4を採用すると、吸着ノズル5Aで実装
完了後のステム2を取り出した直後に、吸着ノズル5B
で別のステム2をステム搭載ヘッド6に装填させること
ができ、次の部品実装作業の準備が短時間で整えられる
ことになり、部品実装作業工程の効率化が図られる。
【0038】
【発明の効果】本発明によるダイボンディング装置は、
以上のように構成されているため、次のような効果を得
る。すなわち、電子部品を、金属製のステムのステムベ
ースに設けられた部品実装面に実装させるためのダイボ
ンディング装置において、電子部品を吸着させると共
に、ステムの部品実装面に電子部品を載置させるボンデ
ィングノズルと、ステムを搭載させた状態で、ステムの
ステムベースの周縁部を挟み込むチャック部をもったス
テム搭載ヘッドと、ステムの部品実装面上に電子部品を
配置させた状態で加熱するヒータ部とを備えたことによ
り、電子部品を金属製のステムに実装させるにあたって
自動化を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダイボンディング装置の一実施形
態を示す側面図である。
【図2】図1に示したダイボンディング装置の正面図で
ある。
【図3】ステムを示す斜視図である。
【図4】ステムの平面図である。
【図5】ステムの背面図である。
【図6】ステムの部品実装面にチップ部品を実装した状
態を示す拡大図である。
【図7】図1に示したダイボンディング装置の要部拡大
側面図である。
【図8】ステム搭載ヘッドの回転機構を示す平面図であ
る。
【図9】ステム搭載ヘッドの回転機構を示す側面図であ
る。
【図10】ヒータ部内にステムの部品実装面を配置させ
た状態を示す断面図である。
【図11】本発明に係るダイボンディング装置の要部で
あるチャック部を示す断面図である。
【図12】図11に示したチャック部の平面図である。
【図13】図11に示したチャック部の要部拡大断面図
である。
【図14】チャック部でステムのステムベースを挟み込
んだ状態を示す要部拡大断面図である。
【図15】図14に示したチャック部の平面図である。
【符号の説明】
1…ダイボンディング装置、2…ステム、5A,5B…
吸着ノズル、6…ステム搭載ヘッド、6a…ピン挿入
孔、9…ヒータ部、17…ボンディングノズル、24…
ステムベース、24a…ステムベースの周面(周縁
部)、27…部品実装面、40…チャック部、41…爪
部、48…ピストンロッド(加圧手段)、53…第1の
テーパ面、54…第2のテーパ面、S…チップ部品(電
子部品)、M…管軸。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を、金属製のステムのステムベ
    ースに設けられた部品実装面に実装させるためのダイボ
    ンディング装置において、 前記電子部品を吸着させると共に、前記ステムの前記部
    品実装面に前記電子部品を載置させるボンディングノズ
    ルと、 前記ステムを搭載させた状態で、前記ステムの前記ステ
    ムベースの周縁部を挟み込むチャック部をもったステム
    搭載ヘッドと、 前記ステムの前記部品実装面上に前記電子部品を配置さ
    せた状態で加熱するヒータ部とを備えたことを特徴とす
    るダイボンディング装置。
  2. 【請求項2】 前記チャック部は、前記ステム搭載ヘッ
    ドの管軸方向に沿って延びて環状に配列させた複数の爪
    部を有し、前記各爪部は、加圧手段によって、前記管軸
    に対して略直交する方向に外方から押圧されることを特
    徴とする請求項1記載のダイボンディング装置。
  3. 【請求項3】 前記加圧手段は、前記各爪部の外周面に
    沿って、前記ステム搭載ヘッドの前記管軸方向に往復動
    する中空のピストンロッドであり、前記ピストンロッド
    の内周面に環状に形成した第1のテーパ面と、前記各爪
    部の外周面に環状に形成した第2のテーパ面との協働に
    より、前記各爪部を、外方から前記管軸に対して略直交
    する方向に押圧することを特徴とする請求項2記載のダ
    イボンディング装置。
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