JP2003223163A - 弦楽器用トレモロ装置 - Google Patents

弦楽器用トレモロ装置

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JP2003223163A JP2002021360A JP2002021360A JP2003223163A JP 2003223163 A JP2003223163 A JP 2003223163A JP 2002021360 A JP2002021360 A JP 2002021360A JP 2002021360 A JP2002021360 A JP 2002021360A JP 2003223163 A JP2003223163 A JP 2003223163A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チューニングの狂いを最小限に抑え、簡単か
つ精度よく行うことができ、調整箇所を少なく、フロー
ティング状態も簡単に選択できるようにしたシリンダー
の感触の無い弦楽器用トレモロ装置を提供する。 【解決手段】 トレモロブロック40の下部近傍の後部
に形成された凹曲面状の引掛部50と、裏機構ベース6
1と、後方への開放部を有する係合部65と、裏機構ベ
ースに配設された調節部材70と、トレモロブロックを
常時前方に付勢する第一スプリング75と、第二スプリ
ング80と、トレモロブロックの後方に配置され、第二
スプリングが固定されて常時前方に付勢され、トレモロ
ブロックの非揺動時及び前方への揺動時には前記係合部
に係着されているとともに、トレモロブロックの後方へ
の揺動時にはトレモロブロックの引掛部と当接して前記
係合部より離脱して後方へ移動される棒状部材90とを
含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、弦楽器用トレモ
ロ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】弦楽器用トレモロ装置は一般によく知ら
れており、特にエレクトリックギターに広く使われてい
る。トレモロ装置とは、弦楽器の全弦の張力を同時に増
大、あるいは減少させて印象的な音効果を得るためのも
のである。図11に示すように、従来のトレモロ装置1
10は、弦楽器(図ではギター)のボディBに対して揺
動自在に取り付けられ、ベースプレート111の表面側
に弦Sを支持するブリッジサドル等の弦支持部材121
が配設されていると共に、ベースプレート111の裏面
側にトレモロブロック122が垂設されたトレモロ体
(ブリッジ)120と、該トレモロ体120の表面側に
取り付けられてトレモロ体120の揺動を操るための操
作アーム125と、前記トレモロブロック122とボデ
ィB間に張架されてボディB表面側に張られた弦Sの張
力との共働により前記トレモロ体120の平衡状態を保
つためのスプリング130とを備えたものが一般的であ
る。図11において、符号112はベースプレート前部
のナイフエッジ部、115は前記ナイフエッジ部112
を支承し揺動支点となる溝付きのスタッドボルト、13
5は前記スプリング130の付勢力を調整可能に支持す
るスプリング前端係合部である。
【0003】上記構成のトレモロ装置110では、前記
トレモロ体120は、全ての弦Sの張力とこれと逆方向
に作用する前記スプリング130の付勢力が釣り合った
ところで静止して平衡状態となるように構成され、前記
操作アーム125を動かしてトレモロ体120を揺動さ
せることによって、全ての弦Sの張力を増減させて、そ
れにより各弦Sの音程が上昇又は下降し、一方、操作ア
ーム125を離すことによりトレモロ体120が元の釣
り合いの位置、つまり平衡状態位置に戻って、各弦Sの
音程は元の音程に戻るようになっている。
【0004】しかしながら、現実には前記弦Sの張力と
スプリング130の力によるトレモロ体120の釣り合
い系は、非常に敏感な系であり、トレモロ体120の揺
動支点における摩擦力の存在や、スプリング130の復
元力の不完全さや、演奏中に演奏者の手がトレモロ体1
20や操作アーム125等に触れることや、演奏中のチ
ョーキング(弦の曲げ)、フラッター(操作アーム12
5から急に手を離した時に生じる慣性力に起因する音の
ブレ)、弦Sの切断等が原因で、トレモロ体120の揺
動後、トレモロ体120が元の平衡状態位置(中立点と
なる釣り合い状態位置)に完全に戻らずに、チューニン
グを狂わせることがある。また、もう一つの前記トレモ
ロ装置110の大きな欠点としては、チューニングが非
常に困難なことが挙げられる。これは一つの弦Sを目標
の音程までチューニングするとき、例えばある弦Sの張
力を増加させて音程を上げるとき、全弦Sの張力の和も
増大して、トレモロ体120の平衡状態位置がネック方
向(前方)に移動し、弦間距離(ナットからトレモロ体
の弦支持部までの距離)が短くなって、他の弦Sの張力
も下がり、その結果、他の弦Sの音程が下がることが原
因である。また、ある弦Sの張力を下げるときは逆に他
の弦Sの音程は上がってしまう。従って、全ての弦Sを
完全にチューニングすることは理論上不可能であり、そ
れに近い域までもっていくのには非常な労力を要する。
【0005】さらに、各弦Sに対して、目標とする音程
と弦の線密度、弦長の間には所定の関係式が成立し、上
記従来構造のトレモロ装置110のように弦Sの端部の
一方が動く構造ではスプリング130の強さによって、
本来の弦楽器のスケール長以外でも、開放弦のチューニ
ングにおいては、チューニングの合う中立点が無数に存
在する。よって、トレモロ体120が設計上の平衡状態
位置(中立点)より前側、若しくは後側で釣り合って平
衡状態となった場合には、ネック上のフレットを押さえ
ても本来の音程が出ないことになる。
【0006】上記したトレモロ装置110の欠点は、以
前から大きな関心を集め、近年では、特開平1−937
93号や特公平2−48120号等に記載の、弦の張力
より強いスプリングを用いたトレモロ装置が多く提案さ
れている。しかしながら、特開平1−93793号等で
見られるような機構では、弦の張力を増加させて音程を
上げるとき、すなわち操作アームを動かす際に、非常に
強い力を要する等の問題があった。また、特公平2−4
8120号等に記載のトレモロ装置においては、トレモ
ロブロックと一つのスプリングが直接接続されているた
め、トレモロ体の揺動時にスプリングが傾いたり、伸縮
方向以外の方向へ変形したりすることに起因して、スプ
リングの復元力に影響を及ぼすおそれがあった。また、
当該トレモロ装置では、トレモロ体を静止するためのス
トッパーとトレモロ体の接触騒音が大きく、これを抑制
するために両者の間にゴム等の緩衝部材を介在させる場
合には、接触面積が小さいために緩衝部材の変形量が大
きく、チューニングに狂いが生じやすい。さらには、こ
のトレモロ装置にあっては、調整箇所が多く、調整すべ
き箇所及び調整方法が使用者にわかりづらいという欠点
があった。
【0007】また、米国特許第4928564号では、
シリンダーを利用するとともに、ボディとの係合部をヒ
ンジ機構にしている。これら多くのトレモロ装置では、
アーム操作に違和感を生じさせる原因としては、主に以
下の二つが挙げられる。一つは、定位置を作り出すこと
によって、ブリッジが中立点に戻ったときに接触する感
触である。このため、フローティングの感触を好む演奏
者も多くいる。もう一つは、多くのトレモロ機構がシリ
ンダー構造を用いて圧縮スプリングを導くために生じる
シリンダーの摩擦である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況に鑑みなされたもので、チューニングの狂いを最小
限に抑えるとともに、チューニングを簡単かつ精度よく
行うことができ、調整箇所が少なく、フローティング状
態も簡単に選択できるようにし、シリンダーの感触の無
い弦楽器用トレモロ装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、ベースプレート表面側に弦後端部を支持する弦支
持部が設けられ、ベースプレート裏面側にトレモロブロ
ックが一体に垂設され、操作アームの上下の揺動ととも
に前記トレモロブロックがボディの貫通空所を前後に揺
動するように配設されたトレモロ体と、前記トレモロブ
ロックの下部近傍の後部に形成された引掛部と、前記ボ
ディの裏側に設けられた裏機構ベースと、前記裏機構ベ
ースの後部の左右両側に形成され、後方への開放部を有
する係合部と、前記裏機構ベースの前部に前後位置調節
自在に配設された調節部材と、前記調節部材に前端が固
定され後端が前記トレモロブロックに固定され該トレモ
ロブロックを常時前方に付勢する第一スプリングと、前
記裏機構ベースに前端が固定された第二スプリングと、
前記トレモロブロックの後方に配置され、前記第二スプ
リングの後端が固定されて常時前方に付勢され、該トレ
モロブロックの非揺動時及び前方への揺動時には前記係
合部に係着されているとともに、前記トレモロブロック
の後方への揺動時には該トレモロブロックの引掛部と当
接して前記係合部の係止位置より離脱して後方へ移動さ
れる棒状部材とを含むことを特徴とする弦楽器用トレモ
ロ装置に係る。
【0010】請求項2の発明は、請求項1において、前
記棒状部材の前記トレモロブロックの引掛部と当接する
位置にベアリング手段が設けられていることを特徴とす
る弦楽器用トレモロ装置に係る。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、前記棒状部材の前記係合部と係止する位置にベアリ
ング手段が設けられていることを特徴とする弦楽器用ト
レモロ装置に係る。
【0012】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれか1項において、前記トレモロブロックの引掛部が
前記棒状部材を自動調心する凹曲面形状に形成されてい
ることを特徴とする弦楽器用トレモロ装置に係る。
【0013】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれか1項において、前記トレモロブロックの引掛部が
緩衝部材によって形成されていることを特徴とする弦楽
器用トレモロ装置に係る。
【0014】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれか1項において、前記係合部が緩衝部材によって形
成されていることを特徴とする弦楽器用トレモロ装置に
係る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の弦楽器用トレモロ
装置を備えたエレクトリックギターの全体斜視図、図2
はそのトレモロ装置の上面図、図3は一部の部材を取り
除いたトレモロ装置の断面図、図4はトレモロ装置の裏
機構を示す裏面図、図5は図3の5−5線の位置で切断
した状態の断面図、図6は図4の6−6線の位置で切断
した状態の断面図、図7はアームダウン時におけるトレ
モロ装置の要部の断面図、図8はアームダウン時におけ
るトレモロ装置の裏機構を示す裏面図、図9はアームア
ップ時におけるトレモロ装置の要部の断面図、図10は
アームアップ時におけるトレモロ装置の裏機構を示す裏
面図である。
【0016】図1に示す弦楽器、ここではエレクトリッ
クギターGは、本発明の一実施例に係るものであり、ネ
ックNとボディBを有している。前記ネックNの前端に
はヘッドHが設けられ、該ヘッドH部分で各弦Sの一端
が弦柱Nbにより保持固定されている。また、前記ボデ
ィBには、調弦装置及び音程変化装置としてブリッジを
構成するトレモロ装置1が取り付けられ、該トレモロ装
置1部分で各弦Sの一端(前記ヘッドH側とは反対側の
端)が保持固定されている。なお、図の符号Naはネッ
クN前端側に設けられて各弦のヘッド側端を支持するナ
ットであり、また符号Ncは前記弦柱Nbと連結され、
チューニング(調弦)を行うための糸巻き装置である。
【0017】前記トレモロ装置1は、図2ないし図6よ
り理解されるように、トレモロ体10と、該トレモロ体
10に着脱自在に取り付けられてトレモロ体10の揺動
を操るための操作アームKと、前記トレモロ体10の揺
動後に該トレモロ体10を平衡状態位置(釣り合い状態
となる中立位置)に復元(復帰)させるトレモロ体復元
機構を構成する裏機構60とを備えている。なお、図示
の例では、前記裏機構60は、ボディBの裏面側に形成
された凹部Bb内に配設されている。
【0018】前記トレモロ体10は、実施例において、
ボディBにその表面Baに対して揺動自在となるように
取り付けられたベースプレート11と、該ベースプレー
ト11上に配設され、弦Sの後端部を支持する弦支持部
(ブリッジサドル)20と、前記ベースプレート11の
裏面側にトレモロブロック40が垂設され、操作アーム
Kの上下の揺動とともに前記トレモロブロック40がボ
ディBの貫通空所Bcを前後に揺動するように配設する
構造である。
【0019】実施例では、前記ベースプレート11上に
各弦Sに対応してそれぞれ独立した複数(図にて6個を
例示)の弦支持部20が配置され、各弦S毎の音色調節
が可能に構成されている。なお、図3はトレモロ演奏を
行わないトレモロ体10の平衡状態時におけるトレモロ
装置1及びその周辺を示す断面図、図4は同平衡状態時
における裏機構60を示す裏面図である。また、図3で
は、便宜上後述の第一スプリング及び第二スプリングを
省略して図示している(図7,9についても同様であ
る)。
【0020】前記ベースプレート11は、その前部(ネ
ックN側部)の両端に形成されたナイフエッジ部12,
12でスタッドボルトBs,Bsによって、揺動可能に
固定されている。さらに、この実施例では、当該ベース
プレート11の略中央に開口溝13が各弦支持部材20
の位置に合わせて複数形成されている。
【0021】実施例の各弦支持部20は、サドル保持部
材21とサドル本体25と回動調節棒31とを備えてい
る。前記サドル保持部材21は、前記ベースプレート1
1上に前後調節可能に固定されている。前記サドル本体
25は、前記サドル保持部材21に、弦の張設方向に直
交する軸部26を介して、回動調節可能に軸支されてい
る。このサドル本体25は、その前部に曲面形状に形成
された弦受け部27を有している。また、後部には弦固
定用凹部28が形成され、該弦固定用凹部28の内壁と
弦固定ブロック29とで弦Sの後端部を挟むことにより
弦Sを固定するようになっている。また、前記弦固定ブ
ロック29は、前記弦固定用凹部28内へ螺入される押
さえねじ29Aの先端部分で保持固定されるようになっ
ている。
【0022】前記各サドル本体25の後部には、該サド
ル本体25の回動調節を自在に操るための回動調節棒3
1が、後方に向けて突設されている。当該回動調節棒3
1は、前記ベースプレート11の開口溝13に挿通され
る。また、この回動調節棒31に対応して、前記ベース
プレート11の裏面側には、前記各回動調節棒31を常
時サドル本体25の前方回転方向に付勢する板バネ35
が設けられているとともに、ベースプレート11の後部
表面には、前記板バネ35により付勢された各回動調節
棒31と接触し、その前進後退動(図では上下動)によ
り前記各サドル本体25を回動させて調弦を行う調弦ね
じ部材(ファインチューニングボルト)36が設けられ
ている。なお、前記調弦ねじ部材36を時計回りに回動
させると、回動調節棒31は下がり(後方回転方向に回
動し)、これに連動してサドル本体25が後方へ回動す
ることによって、弦の張力(音程)が上がる。逆に、前
記調弦ねじ部材36を反時計回りに回動させると、回動
調節棒31は上がり(前方回転方向に回動し)、これに
連動してサドル本体25が前方へ回動することによっ
て、弦の張力(音程)が下がる。
【0023】なお、この実施例では、各弦支持部材20
は、サドル保持部材21とサドル本体25を有するロッ
キングタイプとされているが、むろん、本発明はこれに
限定されず、各弦支持部材を一般的なノンロッキングタ
イプにしてもよい。さらに、実施例では、ベースプレー
ト11上に、複数の弦支持部材20が各弦Sに対応して
それぞれ独立して配置され、各弦S毎の音色調整が可能
となっているが、これに限定されることなく、1ピース
タイプの弦支持部材をベースプレート上に設けるように
してもよい。
【0024】次に、この発明構造について説明すると、
この発明に係るトレモロ装置は、前記トレモロブロック
40に形成された引掛部50と、裏機構60として表す
ところの、裏機構ベース61、係合部65、調節部材7
0、第一スプリング75、第二スプリング80及び棒状
部材90の各部を含む。
【0025】引掛部50は、図から理解されるように、
前記トレモロ体10のベースプレート11の裏面側に垂
設されたトレモロブロック40の下部近傍の後部に形成
され、後述するように、当該トレモロブロック40の後
方への揺動時に棒状部材90と当接する部分である。従
って、好ましくは図示のように、下端側が開放部となる
凹曲面状に形成される。
【0026】裏機構ベース61は、裏機構60のボディ
Bへの取付部になる部分であり、前記ボディBの裏側、
ここでは裏機構配設用凹部Bbにねじ等適宜の取付部材
によって固定されている。
【0027】係合部65は、前記裏機構ベース61の後
部の左右両側に形成され、後方への開放部66を有す
る。実施例では、裏機構ベース61の左右両側に一体に
立設された立ち片67,67に略V字状の切欠によって
係合部65、65としたが、この係合部65は後述する
棒状部材90が離隔自在に係合する部分であるからその
ような作用を有すればどのような構造又は形状でもよ
い。
【0028】調節部材70は、前記裏機構ベース61の
前部に前後位置調節自在に配設された部材であって、こ
の例では、裏機構ベース61に立設されたブラケット部
71に螺着された調節ねじ72に螺合して、該調節ねじ
72の回動によって進退するようになっている。
【0029】第一スプリング75は、前記調節部材70
に前端76が固定され後端77が前記トレモロブロック
40下部に固定され、該トレモロブロック40を常時前
方に付勢するものである。実施例では、前記調節部材7
0の左右に2つの第一スプリング75,75が配置され
ている。
【0030】第二スプリング80はその前端81が前記
裏機構ベース61に固定されている。図の符号62は第
二スプリング80の前端81が係着するところの、裏機
構ベース61に突設された係着部である。この実施例で
は、第二スプリング80は前記第一スプリングの外側に
2つ設けられている。
【0031】棒状部材90は、前記トレモロブロック4
0の後方に配置され、前記第二スプリング80の後端8
2が固定されて常時前方に付勢されている。そして、こ
の棒状部材90は、トレモロブロック40の非揺動時及
び前方への揺動時には、前記係合部65に係着されてい
るとともに、トレモロブロック40の後方への揺動時に
は該トレモロブロック40の引掛部50と当接して前記
係合部65の係止位置より離脱して後方へ移動される。
実施例では係合部65のV字溝から下側斜面を摺動して
後方へ移動する。
【0032】上述したところからわかるように、調節部
材70の位置調節、この例では調節ねじ72の回動によ
って、第一スプリング75,75の付勢力を調節するこ
とができ、これによって使用する種々の弦ゲージにおけ
る弦Sの張力に合わせることができる。また、トレモロ
体10(ベースプレート11)の前記スタッドボルトB
s,Bsに対する傾きにも調整することができる。
【0033】ここで、前記第一スプリング75,75
は、トレモロ体10が平衡状態となる通常時に、自然長
よりも伸びた状態で調節部材70とトレモロブロック4
0間に張設され、トレモロブロック40を前方に付勢す
るようになっている。一方、前記第二スプリング80,
80は、トレモロ体10が平衡状態となる通常時に、自
然長よりも伸びた状態で裏機構ベース61の係着部6
2,62と棒状部材90間に張設され、棒状部材90を
前方に付勢し、係合部65,65に係合するようになっ
ている。この状態がトレモロ体10(ベースプレート1
1)の設定角度(トレモロ演奏しないときの角度)とな
る。
【0034】上記構造のトレモロ装置1にあっては、ボ
ディ表面Ba側の弦Sに張力が発生していない状態で
は、トレモロブロック40は第一スプリング75,75
の付勢力によって前方限に移動している。そして、調弦
する際に、弦Sに張力を加えるにつれてトレモロブロッ
ク40は後方に移動し、その引掛部50が棒状部材90
に当接し、その位置で平行状態に保持される。このと
き、第一スプリング75,75のばね設定が弱いときに
は、弦Sの張力により引掛部50は棒状部材90と当接
しさらに係合部65,65より離脱させて後方に移動す
る。一方、第一スプリング75,75のばね設定が強い
ときには、弦Sの張力を受けても引掛部50が棒状部材
90と当接する前に弦Sと第一スプリング75,75の
張力はバランスしてしまう。このバランス状態はいわば
浮いた状態で、非常に不安定で、従来技術で説明した図
11に図示のトレモロ装置110と同様状態となる。
【0035】上のことから解るように、第一スプリング
75,75のばね設定は、弦Sの張力よりは少し弱く、
かつ第二スプリング80,80のばね設定を、トレモロ
ブロック40の引掛部50が棒状部材90と当接するが
係合部65,65より離脱させない程度に調整すること
が望ましく薦められる。ただし、演奏者の好みにより浮
いた状態を望む場合にはこの限りでない。なお、裏機構
ベース61から第二スプリング80,80及び棒状部材
90を取り除けば(簡単に取り外すことができる)、前
記した従来のトレモロ装置110としての使用も可能で
ある。
【0036】実施例において、請求項2の発明として規
定したように、前記棒状部材90の前記トレモロブロッ
ク40の引掛部50と当接する位置には、公知のベアリ
ング手段91が設けられる。このようにすれば、前記ト
レモロブロック40の後方への揺動時に引掛部50上を
該ベアリング手段91が回転しながら当接するため、引
掛部50と棒状部材90との間に生じる摩擦を減少させ
ることができる。なお、前記引掛部50は、トレモロブ
ロック40が後方への揺動及び復帰する際に棒状部材9
0のベアリング手段91との当接が容易な略弧状の凹曲
面に形成されることはいうまでもない。図中において符
号93はベアリング手段91及び92の取付部材を表
す。
【0037】また、請求項3の発明として規定したよう
に、前記棒状部材90の前記係合部65,65と係止す
る位置にも、公知のベアリング手段92,92が設けら
れる。つまり、前記トレモロブロック40の後方への揺
動が解除され、該トレモロブロック40が初期設定位置
(平衡状態の位置)に復帰するとき、前記棒状部材90
は、第二スプリング80,80の付勢力によって前記係
合部65,65の後方への開放部66と当接し係止され
る。このとき、棒状部材90の該係止する位置にベアリ
ング手段92,92が設けられておれば、棒状部材90
と開放部66との間に生じる摩擦を減少させることがで
きる。
【0038】さらに、請求項4の発明として規定したよ
うに、前記トレモロブロック40の引掛部50が棒状部
材90を自動調心する凹曲面状に形成することができ
る。つまり、前記棒状部材90と引掛部50との間にお
いて、自動調心ころ軸受のころ(棒状部材90)と軸受
け部(引掛部50)の関係が成立するように、トレモロ
ブロック40の引掛部50の凹曲面を形成するものであ
る。これにより、前記トレモロブロック40の後方への
揺動時において、当接しながら揺動する引掛部50と棒
状部材90との間に生じる軸心の狂いを吸収し、連続的
な回動を容易にする。
【0039】さらにまた、実施例においては、請求項5
の発明として規定したように、前記トレモロブロック4
0の引掛部50がゴム等からなる緩衝部材95によって
形成されている。また、同様に、請求項6の発明として
規定したように、前記係合部65,65がゴム等からな
る緩衝部材96によって形成されている。これによっ
て、棒状部材90あるいはベアリング手段91及び92
が引掛部50や係合部65,65に当接する際の衝撃を
緩衝部材95,96により吸収し、当接音等の異音(ノ
イズ)の発生を防ぐことができる。
【0040】次に本発明装置の作動について説明する
と、上記構造のトレモロ装置1においては、図7のよう
に、前記操作アームKをアームダウン、つまりボディ表
面Ba方向(矢印a)に押し下げると、トレモロ体10
(ベースプレート11)は、前記スタッドボルトBs,
Bsを支点としてその後部が上方へ傾斜するように揺動
する。これによって、弦Sの張力が減少して、全て弦の
音程が下降(フラット)する。このとき、図7及び図8
から理解されるように、前記ベースプレート11の裏側
に垂設されたトレモロブロック40がボディBの貫通空
所Bc内を矢印b1のように後方へ回動し、それに伴っ
て調節部材70とトレモロブロック40との間に架設さ
れた第一スプリング75,75は引張される。同時にト
レモロブロック40は、引掛部50を棒状部材90に当
接させながら該棒状部材90を係合部65,65の開放
部66,66から矢印c1のように後方へ押圧し離間す
るため、第二スプリング80,80を引張する。
【0041】前記アームダウン後、操作アームKに対す
る力が除かれると、つまり当該操作アームKの操作が解
除されると、第一スプリング75,75及び第二スプリ
ング80,80の付勢力によって、トレモロブロック4
0はスタッドボルトBs,Bsを支点として貫通空所B
c内を前方へ(矢印b1と逆方向)回動して当初(図3
ないし図6に示す)の平衡状態の位置に復元(復帰)
し、棒状部材90も前方へ(矢印c1と逆方向)移動し
て係合部65,65に係止する。
【0042】これに対して、図9に示すように、前記操
作アームKをアームアップ、つまりボディ表面Baの反
対方向(矢印d)に引き上げると、トレモロ体10(ベ
ースプレート11)は、前記スタッドボルトBs,Bs
を支点としてその後部が下方へ傾斜するように揺動す
る。これによって、弦Sの張力が増加して、全ての弦の
音程が上昇(シャープ)する。このとき、図9及び10
から理解されるように、前記ベースプレート11の裏側
に垂設されたトレモロブロック40が矢印e1のように
前方へ回動し、それに伴って調節部材70とトレモロブ
ロック40との間に架設された第一スプリング75,7
5は収縮する。なお、裏機構ベース61と棒状部材90
との間に架設された第二スプリング80,80の付勢力
により係合部65,65に係止された棒状部材90はそ
のままの状態を保持している。
【0043】前記アームアップ後、操作アームKに対す
る力が除かれると、つまり当該操作アームKの操作が解
除されると、各弦Sの張力によって、トレモロブロック
40はスタッドボルトBs,Bsを支点として貫通空所
Bc内を後方(矢印e1と逆方向)へ回動し当初(図3
ないし図6に示す)の平衡状態の位置に復元(復帰)す
る。
【0044】なお、本発明は、上述した各実施例に限定
されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲にお
いて構成の一部を適宜に変更して実施することができ
る。例えば、上記実施例においては、第一及び第二スプ
リングは、それぞれ2本ずつ架設されているが、これに
限定されず、前記第一及び第二スプリングの本数を適宜
の本数にしても良い。
【0045】また、上記各実施例では、6弦のギターに
取り付けられるトレモロ装置について言及しているが、
本発明はベースギター等、他の弦楽器に対しても適用す
ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上図示し説明したように、請求項1の
発明の弦楽器用トレモロ装置によれば、トレモロ操作
後、トレモロ体は、トレモロブロック、第一スプリン
グ、第二スプリング、棒状部材等により構成される裏機
構の働きによって、常時元の平衡状態に復元(復帰)す
るため、トレモロ操作後におけるチューニングの狂いを
最小限に抑えることができる。また、前記トレモロ体が
常に平衡状態に保たれているため、トレモロ操作しない
通常時において、チョーキングやフラッターや弦が切れ
たこと等に起因するチューニングの狂いも極力防ぐこと
ができる。さらに、当該トレモロ装置においては、シリ
ンダー構造を用いないため、フローティング状態も容易
に選択でき、シリンダーとスプリングとの摩擦を考慮す
る必要が無くなり、調整箇所が比較的少なく、調整すべ
き箇所及び調整方法が使用者にわかり易く、チューニン
グが容易になる。
【0047】また、請求項2あるいは3の発明のよう
に、トレモロブロックの引掛部及び係合部に当接する棒
状部材の該当箇所に公知のベアリング手段を設置するた
め、トレモロブロックの後方への揺動にともなう引掛部
と棒状部材との摩擦及び、トレモロブロックが平衡状態
に復帰する場合の係合部と棒状部材との当接する際の摩
擦を減少することができ、トレモロブロックの揺動の負
荷をかかりにくくすることができる。
【0048】さらに、請求項4の発明のように、トレモ
ロブロックの引掛部を自動調心ころ軸受の軸受け部とこ
ろの関係が成立するように、トレモロブロックの引掛部
は、その曲面を、凹曲面形状(球面状)に形成するた
め、トレモロブロックの後方への揺動に際し、当接しな
がら揺動する引掛部と棒状部材との間に生じる軸心の狂
いを吸収し、連続的な回動を容易にする。
【0049】加えて、請求項5あるいは6の発明のよう
に、トレモロブロックの引掛部及び係合部の棒状部材と
の当接箇所に、緩衝部材が介在されるため、棒状部材が
引掛部及び係合部に当接する際の衝撃を吸収すると同時
に、当接騒音等の異音の発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の弦楽器用トレモロ装置を備えたエレ
クトリックギターの全体斜視図である。
【図2】そのトレモロ装置の上面図である。
【図3】一部の部材を取り除いたトレモロ装置の断面図
である。
【図4】トレモロ装置の裏機構を示す裏面図である。
【図5】図3の5−5線の位置で切断した状態の断面図
である。
【図6】図4の6−6線の位置で切断した状態の断面図
である。
【図7】アームダウン時におけるトレモロ装置の要部の
断面図である。
【図8】アームダウン時におけるトレモロ装置の裏機構
を示す裏面図である。
【図9】アームアップ時におけるトレモロ装置の要部の
断面図である。
【図10】アームアップ時におけるトレモロ装置の裏機
構を示す裏面図である。
【図11】従来の一般的な弦楽器における弦楽器用トレ
モロ装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 トレモロ装置 10 トレモロ体 40 トレモロブロック 50 引掛部 60 裏機構 61 裏機構ベース 65 係合部 70 調節部材 75 第一スプリング 80 第二スプリング 90 棒状部材 91,92 ベアリング手段 95,96 緩衝部材 G 弦楽器 B ボディ S 弦 K 操作アーム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレート表面側に弦後端部を支持
    する弦支持部が設けられ、ベースプレート裏面側にトレ
    モロブロックが一体に垂設され、操作アームの上下の揺
    動とともに前記トレモロブロックがボディの貫通空所を
    前後に揺動するように配設されたトレモロ体と、 前記トレモロブロックの下部近傍の後部に形成された引
    掛部と、 前記ボディの裏側に設けられた裏機構ベースと、 前記裏機構ベースの後部の左右両側に形成され、後方へ
    の開放部を有する係合部と、 前記裏機構ベースの前部に前後位置調節自在に配設され
    た調節部材と、 前記調節部材に前端が固定され後端が前記トレモロブロ
    ックに固定され該トレモロブロックを常時前方に付勢す
    る第一スプリングと、 前記裏機構ベースに前端が固定された第二スプリング
    と、 前記トレモロブロックの後方に配置され、前記第二スプ
    リングの後端が固定されて常時前方に付勢され、該トレ
    モロブロックの非揺動時及び前方への揺動時には前記係
    合部に係着されているとともに、前記トレモロブロック
    の後方への揺動時には該トレモロブロックの引掛部と当
    接して前記係合部の係止位置より離脱して後方へ移動さ
    れる棒状部材とを含むことを特徴とする弦楽器用トレモ
    ロ装置。
  2. 【請求項2】 前記棒状部材の前記トレモロブロックの
    引掛部と当接する位置にベアリング手段が設けられてい
    る請求項1に記載の弦楽器用トレモロ装置。
  3. 【請求項3】 前記棒状部材の前記係合部と係止する位
    置にベアリング手段が設けられている請求項1又は2に
    記載の弦楽器用トレモロ装置。
  4. 【請求項4】 前記トレモロブロックの引掛部が前記棒
    状部材を自動調心する凹曲面形状に形成されている請求
    項1ないし3のいずれか1項に記載の弦楽器用トレモロ
    装置。
  5. 【請求項5】 前記トレモロブロックの引掛部が緩衝部
    材によって形成されている請求項1ないし4のいずれか
    1項に記載の弦楽器用トレモロ装置。
  6. 【請求項6】 前記係合部が緩衝部材によって形成され
    ている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の弦楽器
    用トレモロ装置。
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