JP2003222718A - 反射型カラーフィルタ - Google Patents

反射型カラーフィルタ

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JP2003222718A
JP2003222718A JP2002020044A JP2002020044A JP2003222718A JP 2003222718 A JP2003222718 A JP 2003222718A JP 2002020044 A JP2002020044 A JP 2002020044A JP 2002020044 A JP2002020044 A JP 2002020044A JP 2003222718 A JP2003222718 A JP 2003222718A
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pigment
color filter
yellow
pigment yellow
dispersant
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明によれば、コントラストが高く鮮明な色
調および高い光透過率を有し、かつ、低消費電力を実現
し、色純度の高い緑色画素を有する反射型カラーフィル
タを提供する。 【解決手段】 基板上に色相が相互に異なる2種以上の
パターン化された着色画素を有する反射型カラーフィル
タにおいて、前記着色画素の少なくとも1種が、緑色顔
料とC.I.ピグメントイエロー138とを含有する緑
色画素であって、前記緑色画素の色度をD65光源で測
定したxy表示系で表したときのy値が0.37以上で
あり、かつCIE1931表色系におけるY値が87以
上であることを特徴とする反射型カラーフィルタであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーフィルタに
関し、詳しくは、緑色顔料、C.I.ピグメントイエロ
ー138を含有する緑色画素を有し、高色純度および高
透過率を両立したな反射型カラーフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話、ゲーム機などの携帯端
末に搭載されるディスプレイは、低消費電力であること
が要求される。このことから、携帯端末のディスプレイ
としては、バックライトが不要な反射型液晶装置が適し
ている。低消費電力化を実現するためには、カラーフィ
ルタの着色画素に含有される顔料濃度を低くすればよい
が、顔料濃度を低くすると色純度が低下するという問題
がある。逆に、顔料濃度を高くすると、色純度は向上す
るものの、透過率が低くなるという問題がある。
【0003】また、従来、カラーフィルタの着色画素
(通常は、赤色画素、緑色画素、青色画素)のうち、緑
色画素の着色成分としては、緑色顔料である、C.I.
ピグメントグリーン36と黄色顔料とを適当な比率で混
合したものが使用されている。上記黄色顔料としてはP
Y−139、PY−150などが主流であるが、かかる
黄色顔料を反射型カラーフィルタに用いた場合、低消費
電力化と高色純度の達成との両立を図ることが困難であ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける問題を解決し、以下の目的を達成することを課題
とする。即ち、本発明は、コントラストが高く鮮明な色
調および高い光透過率を有し、かつ、低消費電力を実現
し、色純度の高い緑色画素を有する反射型カラーフィル
タを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は、以下の通りである。 <1> 基板上に色相が相互に異なる2種以上のパター
ン化された着色画素を有する反射型カラーフィルタにお
いて、前記着色画素の少なくとも1種が、緑色顔料と
C.I.ピグメントイエロー138とを含有する緑色画
素であって、前記緑色画素の色度をD65光源で測定し
たxy表示系で表したときのy値が0.37以上であ
り、かつCIE1931表色系におけるY値が87以上
であることを特徴とする反射型カラーフィルタである。
【0006】<2> 前記y値が0.37〜0.40で
あることを特徴とする上記<1>の反射型カラーフィル
タである。
【0007】<3> 前記緑色画素が、緑色顔料、C.
I.ピグメントイエロー138、および樹脂を含んでな
る顔料分散組成物を含有することを特徴とする上記<1
>または<2>の反射型カラーフィルタである。
【0008】<4> 前記緑色画素が、緑色顔料、C.
I.ピグメントイエロー138、および樹脂を含んでな
る顔料分散組成物と、エチレン性不飽和二重結合を2個
以上有する多官能モノマーと、光重合開始剤と、を含有
する着色感光性組成物からなることを特徴とする上記<
1>または<2>の反射型カラーフィルタである。
【0009】<5> 前記樹脂が、酸性基を有するポリ
マーであることを特徴とする上記<3>または<4>の
反射型カラーフィルタである。
【0010】<6> 前記酸性基を有するポリマーの酸
価が、60〜130であることを特徴とする上記<5>
の反射型カラーフィルタである。
【0011】<7> 前記顔料分散組成物が分散剤を含
み、前記分散剤がアゾ色素骨格を有することを特徴とす
る上記<3>〜<6>の反射型カラーフィルタである。
【0012】<8> 前記分散剤が、下記一般式(I)
で表される化合物であることを特徴とする上記<7>の
反射型カラーフィルタである。
【0013】
【化4】 〔前記一般式(I)において、Aは、アゾ色素を形成し
うる基を表す。Xは、単結合または下記構造式で表され
る二価の連結基から選択される基を表す。Yは、下記一
般式(II)で表される基を表す。〕
【0014】
【化5】
【0015】
【化6】 〔前記一般式(II)において、Zは、低級アルキレン基を
表す。−NR2は、低級アルキルアミノ基または窒素原
子を含む、5員または6員の飽和ヘテロ環を表す。a
は、1または2を表す。〕
【0016】<9> 前記着色感光性組成物の膜厚が、
0.7μm〜3.0μmであることを特徴とする<4>
から上記<8>の反射型カラーフィルタである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の反射型カラーフィ
ルタについて詳細に説明する。本発明の反射型カラーフ
ィルタは、基板上に色相が相互に異なる2種以上のパタ
ーン化された着色画素を有し、前記着色画素の少なくと
も1種が、緑色顔料とC.I.ピグメントイエロー13
8とを含有する緑色画素であって、前記緑色画素の色度
をD65光源で測定したxy表示系で表したときのy値
が0.37以上であり、かつCIE1931表色系にお
けるY値が87以上であることを特徴とする。また、前
記緑色画素は、緑色顔料、C.I.ピグメントイエロー
138、および樹脂を含んでなる顔料分散組成物と、エ
チレン性不飽和二重結合を2個以上有する多官能モノマ
ーと、光重合開始剤と、を含有する着色感光性組成物か
らなることが好ましい。
【0018】<顔料分散組成物>ここでは、本発明の反
射型カラーフィルタを構成する着色感光性組成物に含有
される顔料分散組成物について説明する。本発明におい
て、前記顔料分散組成物は、緑色顔料、C.I.ピグメ
ントイエロー138、および樹脂を含んでなる。
【0019】−緑色画素に含有される顔料− 黄色顔料であるC.I.ピグメントイエロー138は、
本発明の反射型カラーフィルタの緑色画素において必須
成分として使用され、緑色顔料と併用することにより、
緑色画素における緑色着色剤として用いられる。前記緑
色顔料としては、特にC.I.ピグメントグリーン7、
C.I.ピグメントグリーン36、およびC.I.ピグ
メントグリーン37が好適に用いられる。前記C.I.
ピグメントイエロー138、前記緑色顔料、および樹脂
を含んだ顔料分散組成物を用いることにより、膜厚が薄
く、高光透過率を有し、かつ低消費電力および高色純度
を両立した緑色画素を得ることが可能となる。顔料分散
組成物中の緑色顔料の含有量は、顔料分散組成物の全質
量に対して5〜20質量%が好ましく、8〜18質量%
がさらに好ましい。また、上記C.I.ピグメントイエ
ロー138の顔料分散組成物中の含有量は、顔料分散組
成物の全質量に対して5〜20質量%が好ましく、8〜
18質量%がさらに好ましい。
【0020】本発明において、前記C.I.ピグメント
イエロー138以外の黄色顔料も併用することは可能だ
が、併用するC.I.ピグメントイエロー138以外の
黄色顔料の含有量に対して、C.I.ピグメントイエロ
ー138の含有量としては、99〜10質量%が好まし
く、90〜50質量%がより好ましい。C.I.ピグメ
ントイエロー138以外の黄色顔料の割合が多くなる
と、カラーフィルタの光透過性が低下する場合がある。
【0021】前記C.I.ピグメントイエロー138以
外の併用可能な黄色顔料としては、例えば、C.I.ピ
グメントイエロー2、C.I.ピグメントイエロー1
0、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメ
ントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー20、
C.I.ピグメントイエロー24、C.I.ピグメント
イエロー55、C.I.ピグメントイエロー60、C.
I.ピグメントイエロー65、C.I.ピグメントイエ
ロー75、C.I.ピグメントイエロー83,C.I.
ピグメントイエロー86、C.I.ピグメントイエロー
87、C.I.ピグメントイエロー90、C.I.ピグ
メントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー9
5、C.I.ピグメントイエロー99、C.I.ピグメ
ントイエロー104、C.I.ピグメントイエロー10
9、C.I.ピグメントイエロー110、C.I.ピグ
メントイエロー114、C.I.ピグメントイエロー1
16、C.I.ピグメントイエロー117、C.I.ピ
グメントイエロー123、C.I.ピグメントイエロー
125、C.I.ピグメントイエロー127、C.I.
ピグメントイエロー137、C.I.ピグメントイエロ
ー139、C.I.ピグメントイエロー147、C.
I.ピグメントイエロー148、C.Iピグメントイエ
ロー150、C.I.ピグメントイエロー152、C.
Iピグメントイエロー153、C.I.ピグメントイエ
ロー154、C.I.ピグメントイエロー156、C.
I.ピグメントイエロー162、C.I.ピグメントイ
エロー165、C.I.ピグメントイエロー166、
C.I.ピグメントイエロー168、C.I.ピグメン
トイエロー169、C.I.ピグメントイエロー18
0、C.I.ピグメントイエロー181、C.I.ピグ
メントイエロー182、C.I.ピグメントイエロー1
83、C.I.ピグメントイエロー185、C.I.ピ
グメントイエロー191、C.I.ピグメントイエロー
193等が好適に挙げられる。その中でも、C.I.
C.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメン
トイエロー150、C.I.ピグメントイエロー180
がより好ましい。
【0022】前記黄色顔料(C.I.ピグメントイエロ
ー138およびそれ以外の併用する黄色顔料の合計)に
対して前記緑色顔料の含有量としては、90〜10質量
%であることが好ましく、80〜20質量%であること
がより好ましい。
【0023】−樹脂− 前記顔料分散物に含まれる樹脂としては、酸性基を有す
るポリマーが好ましい。前記樹脂として酸性基を有する
ポリマーを使用すると、立体反発性を付与することがで
き、顔料の分散安定性が向上するとともに、着色感光性
組成物として用いた際のアルカリ現像性が向上するので
好ましい。前記酸性基を有するポリマーとしては、例え
ば、(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステル
との共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体、お
よびスチレン/無水マレイン酸共重合体とアルコール類
との反応物等が挙げられる。これらは、1種単独で使用
してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中
でも、顔料分散性に優れ、着色感光性組成物として用い
た際に、多官能モノマー、光重合開始剤との相溶性に優
れ、アルカリ現像液溶解性、有機溶剤溶解性、強度、軟
化温度等が適当であるものが好ましく、具体的には(メ
タ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステルとの共重
合体(例えば、メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共
重合体)が好ましい。
【0024】前記酸性基を有するポリマーの酸価として
は、60〜130であるのが好ましく、90〜120で
あるのがより好ましい。酸価が前記範囲であると、分散
安定性が良好であり、粘度が低く抑えられるので好まし
い。尚、酸価の単位は、前記ポリマー1gを中和するの
に要する水酸化カリウムのミリグラムで表される。ま
た、前記ポリマーの酸価は、ポリマーを構成するモノマ
ーのモル比によって、調整することができる。
【0025】前記酸性基を有するポリマーの重量平均分
子量としては、5000〜200000が好ましい。前
記重量平均分子量が、5000未満であると、着色感光
性組成物として用いた際に、塗布膜の形成上問題がある
ことがあり、200000を超えると、着色感光性組成
物の粘度が高くなることがある。
【0026】顔料分散組成物における前記樹脂の含有量
としては、用いる種類によって、その好ましい範囲も変
動するが、一般的には、前記顔料100質量部に対し、
通常、10〜200質量部が好ましく、20〜150質
量部がより好ましい。前記含有量が前記範囲であると、
立体反発効果が得られるとともに、分散液の粘度過度に
上昇するのを防止できるので好ましい。
【0027】−分散剤− 本発明における顔料分散組成物としては、さらに分散剤
を含有することが好ましい。本発明において用いられる
分散剤としては、顔料骨格を有する化合物が好ましく、
アゾ色素骨格を有する化合物がより好ましい。特に、下
記一般式(I)で表される化合物が好ましい。前記分散
剤を用いると、分散剤の窒素原子により顔料粒子の表面
に分散剤が吸着し、顔料粒子の表面は前記分散剤で覆わ
れた状態になり、顔料粒子同士が互いに吸着するのを抑
制し、顔料同士は凝集し難くなる。その結果、顔料粒子
は微細化した状態のまま均一に分散され、顔料の分散性
が特に良化される。
【0028】
【化7】
【0029】前記一般式(I)において、Aは、アゾ色
素を形成しうる基を表す。前記Aは、ジアゾニウム化合
物とカップリングしてアゾ色素を形成しうる基であれ
ば、任意に選択することができる。以下に、前記Aの具
体例を示すが、本発明はこれらの具体例に何ら限定され
るものではない。
【0030】
【化8】
【0031】
【化9】
【0032】前記一般式(I)において、Xは、単結合
(Yが−N=N−に直結していることを意味する。)、
または下記構造式で表される二価の連結基から選択され
る基を表す。
【0033】
【化10】
【0034】前記一般式(I)において、Yは、下記一般
式(II)で表される基を表す。
【0035】
【化11】
【0036】前記一般式(II)において、Zは、低級アル
キレン基を表す。Zは、−(CH2b−と表されるが、
該bは1〜5の整数を表し、好ましくは2または3を表
す。前記一般式(II)において、−NR2は、低級アルキ
ルアミノ基、または窒素原子を含む5員または6員の飽
和ヘテロ環を表す。該−NR2は、低級アルキルアミノ
基を表す場合、−N(Cn2n+12と表され、nは1〜
4の整数を表し、好ましくは1または2を表す。一方、
該−NR2は、窒素原子を含む5員または6員の飽和ヘ
テロ環を表す場合、下記構造式で表されるヘテロ環が好
ましい。
【0037】
【化12】
【0038】前記一般式(II)における、ZおよびNR2
は、それぞれ、低級アルキル基、アルコキシ基を置換基
として有していてもよい。前記一般式(II)において、a
は1または2を表し、好ましくは2を表す。
【0039】以下に、前記一般式(I)で表される化合物
の具体例(1〜22)を示すが、本発明はこれらの具体
例に何ら限定されるものではない。
【0040】
【化13】
【0041】
【化14】
【0042】
【化15】
【0043】
【化16】
【0044】前記一般式(I)で表される化合物ととも
に、特開2000−239554号公報の第0038欄
〜第0043欄に記載の一般式(III)で表されるアミ
ン化合物、および/または一般式(IV)で表されるアミ
ン化合物を併用するのが好ましい。前記一般式(I)で
表される化合物は、特開2000−239554号公報
の第0033欄〜第0035欄に記載の方法に従って合
成することができる。また、前記一般式(I)で表され
る化合物としては、市販品を用いてもよく、例えば、ア
ビンア社の「ソルスパース 22000」が挙げられ
る。
【0045】本発明における顔料分散組成物における前
記分散剤の含有量は、用いる分散剤の種類によってその
好ましい範囲も変動するが、一般的に、顔料100質量
部に対し、0.1〜100質量部であるのが好ましく、
1〜30質量部であるのがより好ましい。前記含有量が
前記範囲であると、顔料分散組成物の粘度が過度に上昇
するのを防止しつつ、カラーフィルター等の作製の際に
おいて、色度の調整が容易となるので好ましい。
【0046】−その他の成分− 本発明に係る顔料分散組成物としては、所望により界面
活性剤等の他の成分を含有していてもよい。界面活性剤
を含有していると顔料の分散安定性がより向上するので
好ましい。前記界面活性剤としては、例えば、アルキル
ナフタレンスルホン酸塩、燐酸エステル塩に代表される
アニオン系界面活性剤、アミン塩に代表されるカチオン
系界面活性剤、アミノカルボン酸、ベタイン型に代表さ
れる両性界面活性剤等が挙げられる。
【0047】−緑色画素以外の着色画素に含有される顔
料− 緑色画素以外の着色画素に使用可能な顔料としては、下
記有機顔料が挙げられる。例えば、黄色顔料、オレンジ
顔料、赤色顔料、バイオレット顔料、青色顔料、緑色顔
料、ブラウン顔料、黒色顔料等が挙げられる。尚、分散
剤がアゾ顔料骨格を有する化合物(例えば、前記一般式
(I)で表される化合物)である場合、組み合わせて使
用する顔料もアゾ色素骨格を有する顔料であるのが好ま
しい。
【0048】緑色画素以外の着色画素においても黄色顔
料としてはC.I.ピグメントイエロー138を用いる
のが好ましい。前記C.I.ピグメントイエロー138
以外に併用可能な黄色顔料としては、例えば、C.I.
ピグメントイエロー2、C.I.ピグメントイエロー1
0、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメ
ントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー20、
C.I.ピグメントイエロー24、C.I.ピグメント
イエロー55、C.I.ピグメントイエロー60、C.
I.ピグメントイエロー65、C.I.ピグメントイエ
ロー75、C.I.ピグメントイエロー83,C.I.
ピグメントイエロー86、C.I.ピグメントイエロー
87、C.I.ピグメントイエロー90、C.I.ピグ
メントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー9
5、C.I.ピグメントイエロー99、C.I.ピグメ
ントイエロー104、C.I.ピグメントイエロー10
9、C.I.ピグメントイエロー110、C.I.ピグ
メントイエロー114、C.I.ピグメントイエロー1
16、C.I.ピグメントイエロー117、C.I.ピ
グメントイエロー123、C.I.ピグメントイエロー
125、C.I.ピグメントイエロー127、C.I.
ピグメントイエロー137、C.I.ピグメントイエロ
ー139、C.I.ピグメントイエロー147、C.
I.ピグメントイエロー148、C.Iピグメントイエ
ロー150、C.I.ピグメントイエロー152、C.
Iピグメントイエロー153、C.I.ピグメントイエ
ロー154、C.I.ピグメントイエロー156、C.
I.ピグメントイエロー162、C.I.ピグメントイ
エロー165、C.I.ピグメントイエロー166、
C.I.ピグメントイエロー168、C.I.ピグメン
トイエロー169、C.I.ピグメントイエロー18
0、C.I.ピグメントイエロー181、C.I.ピグ
メントイエロー182、C.I.ピグメントイエロー1
83、C.I.ピグメントイエロー185、C.I.ピ
グメントイエロー191、C.I.ピグメントイエロー
193等が好適に挙げられる。
【0049】前記オレンジ顔料としては、例えば、C.
I.ピグメントオレンジ36、C.I.ピグメントオレ
ンジ43、C.I.ピグメントオレンジ51、C.I.
ピグメントオレンジ55、C.I.ピグメントオレンジ
59、C.I.ピグメントオレンジ61、C.I.ピグ
メントオレンジ71等が挙げられる。
【0050】前記赤色顔料としては、例えば、C.I.
ピグメントレッド9、C.I.ピグメントレッド97、
C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメント
レッド123、C.I.ピグメントレッド149、C.
I.ピグメントレッド168、C.I.ピクメントレッ
ド177、C.I.ピグメントレッド180、C.I.
ピグメントレッド192、C.I.ピグメントレッド2
15、C.I.ピグメントレッド216、C.I.ピグ
メントレッド217、C.I.ピグメントレッド22
0、C.I.ピグメントレッド223、C.I.ピグメ
ントレッド224、C.I.ピグメントレッド226、
C.I.ピグメントレッド227、C.I.ピグメント
レッド228、C.I.ピグメントレッド240、C.
I.ピグメントレッド242、C.I.ピグメントレッ
ド48:1、C.I.ピグメントレッド209、C.
I.ピグメントレッド146、C.I.ピグメントレッ
ド11、C.I.ピグメントレッド81、C.I.ピグ
メントレッド213、C.I.ピグメントレッド27
2、C.I.ピグメントレッド270、C.I.ピグメ
ントレッド255、C.I.ピグメントレッド264、
C.I.ピグメントレッド254、C.I.ピグメント
レッド207等が挙げられる。
【0051】前記バイオレット顔料としては、例えば、
C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピグメ
ントバイオレット23、C.I.ピグメントバイオレッ
ト29、C.I.ピグメントバイオレット30、C.
I.ピグメントバイオレット37、C.I.ピクメンド
バイオレット40、C.I.ピグメントバイオレット5
0等が挙げられる。
【0052】前記青色顔料としては、例えば、C.I.
ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー1
5:6、C.I.ピグメントブルー22、C、I.ピグ
メントブルー60、C.I.ピグメントブルー64、等
が挙げられる。
【0053】前記緑色顔料としては、例えば、C.I.
ピグメントグリーン7、C.I.ピクメントグリーン3
6、等が挙げられる。前記ブラウン顔料としては、例え
ば、C.I.ピグメントブラウン23、C.I.ピグメ
ントブラウン25、C.I.ピグメントブラウン26、
等が挙げられる。前記黒色顔料としては、例えば、C.
I.ピグメントブラック7、等が挙げられる。
【0054】これらの顔料は1種単独で使用してもよい
し、2種以上を併用してもよい。本発明の反射型カラー
フィルタにおいては、これらの中でも、赤色画素にはピ
グメントレッド209およびピグメントレッド207が
好ましく、青色画素にはピグメントブルー15等が特に
好ましい。
【0055】本発明における顔料分散組成物に含有され
る顔料の含有量としては、用いる種類によってその好ま
しい範囲も変動するが、一般的には、5〜80質量%が
好ましく、10〜70質量%がより好ましい。前記含有
量が前記範囲であると、着色力を高く維持しつつ、粘度
が過度に上昇するのを防止できるので好ましい。
【0056】−顔料分散組成物の調製− 前記顔料分散組成物は、前記顔料、樹脂、および分散剤
を、溶剤とともにサンドミル等の分散機で分散すること
により、調製することができる。このとき、顔料と分散
剤とを予め混合し微細化処理した後、この混合物を有機
溶剤(またはビヒクル)に分散してもよいし、顔料と分
散剤等を予め別々に微細化処理した後、有機溶剤(また
はビヒクル)に分散または溶解し、得られた分散物や溶
液を混合してもよいし、微細化処理した顔料および分散
剤を有機溶剤(またはビヒクル)に別々に添加して分散
してもよい。特に、予め顔料および分散剤を同時にまた
は個々に微細化処理するのが好ましい。ここで、ビヒク
ルとは、塗料が液体状態にあるときに顔料を分散させて
いる媒質の部分をいい、有機溶剤以外に、液状であって
前記顔料と結合して塗膜を固める成分(バインダ樹脂)
も含まれる。
【0057】微細化処理された顔料および分散剤を有機
溶剤に分散させる際に使用する分散機としては、特に制
限はなく、例えば、ニーダー、ロールミル、アトライ
タ、スーパーミル、ディゾルバ、ホモミキサー、サンド
ミル等の公知の分散機が挙げられる。
【0058】本発明における顔料分散組成物において、
前記分散剤、顔料および樹脂を分散させる有機溶剤とし
ては、特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択す
ることができ、例えば、エチレングリコールモノメチル
エーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレング
リコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テル等の(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエ
ーテルおよびこれらの酢酸エステル類;酢酸エチル、酢
酸n−プロピル、酢酸i−プロピル、酢酸n−ブチル、
酢酸i−ブチル等の酢酸エステル類;ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類;メチルエチルケト
ン、アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサ
ノン等のケトン類;エタノール、プロパノール、ブタノ
ール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、グリセリン等のアル
コール類、等が挙げられる。これらは、1種単独で使用
してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中
でも、アルキレングリコールモノアルキルエーテル類、
およびその酢酸エステル類、酢酸エステル類、メチルエ
チルケトン、等が好ましい。
【0059】前記有機溶剤の前記顔料分散組成物におけ
る含有量としては、前記顔料100質量部に対し、通
常、10〜1000質量部であり、20〜500質量部
が好ましい。前記含有量が前記範囲であると、顔料分散
組成物の粘度が過度に上昇するのを防止することがで
き、また、貯蔵時のスペース確保等が困難とならないの
で点で好ましい。
【0060】本発明において、前記顔料、および前記分
散剤としては、平均粒径が100nm以下のものが好ま
しい。前記顔料、および分散剤の平均粒径をこの範囲と
するには、前記顔料および分散剤を高速のサンドミル等
で長時間分散することにより、前記顔料および分散剤を
分散するのと同時に、一次粒子を細かくすることも可能
であるが、多大なエネルギーを要すること、および、こ
のような方法で得られた微細な顔料粒子および分散剤は
一般にフロキュレーションと呼ばれる弱い凝集を起こし
やすく、分散体が高粘度でかつチキソトロピックになる
傾向があり、均一なカラーフィルタの塗膜が得にくいと
いう問題がある。従って、前記顔料および分散剤とも
に、一次粒子を微細化した後に、分散を行う方が好まし
い。
【0061】前記顔料および前記分散剤の微細化処理
は、同時に行ってもよいし、個々に行ってもよい。顔料
および分散剤が共存した状態で同時に微細化処理を行う
のが、製造性がよいので好ましい。前記微細化処理とし
ては、顔料および分散剤を機械的に粉砕して粒径を細か
くする方法(磨砕法と呼ぶ)、良溶媒に溶解したものを
貧溶媒に投入して粒径の細かい顔料および分散剤を析出
させる方法(析出法と呼ぶ)、および合成時に粒径の細
かい粒子を製造する方法(合成析出法と呼ぶ)等が挙げ
られる。使用する顔料および分散剤の合成法や化学的性
質等により、適当な方法を選択して行うことができる。
2種以上の方法を組み合わせて微細化処理を実施しても
よい。また、顔料と分散剤との微細化処理を個々に行う
場合は、各々微細化処理は異なっていてもよい。
【0062】前記磨砕法は顔料および/または分散剤を
ボールミル、サンドミルまたはニーダーなどを用いて、
食塩などの磨砕剤とともに磨砕した後、磨砕剤を除去し
て、一次粒子を細かくする方法で、比較的均一な顔料粒
子および/または分散粒子が得られる。
【0063】前記析出法は、顔料および/または分散剤
を適当な良溶媒に溶解させたのち、貧溶媒と混ぜ合わせ
て、微細な結晶粒子を析出させる方法で、溶媒の種類や
量、析出温度、析出速度などにより一次粒子の大きさが
制御できる。使用する溶媒としては、濃硫酸、ポリリン
酸、クロロスルホン酸などの強酸性溶媒または液体アン
モニア、ナトリウムメチラートのジメチルホルムアミド
溶液などの塩基性溶媒などが挙げられる。
【0064】前記析出法のうち、特殊な析出法としてロ
イコ法がある。フラバントロン系、ペリノン系、ペリレ
ン系、インダントロン系等の建染染料系顔料は、アルカ
リ性ハイドロサルファイトで還元すると、キノン基がハ
イドロキノンのナトリウム塩(ロイコ化合物)になり水
溶性になる。この水溶液に適当な酸化剤を加えて酸化す
ることにより、微細な顔料および分散剤を析出させるこ
とができる。
【0065】前記合成析出法は、顔料および/または分
散剤を合成すると同時に微細な結晶粒子として析出させ
る方法である。しかし、生成した微細顔料および/また
は微細分散剤を溶媒中から取り出す場合、粒子が凝集し
て大きな二次粒子になっていないと一般的な分離法であ
る濾過が困難になるため、通常、二次凝集が起きやすい
水系で合成されるアゾ系等の顔料に適用されている。
【0066】前記微細化処理には、前述のいずれの方法
を用いてもよいが、これらの方法のうち比較的材料が限
定されないので磨砕法が好ましい。粉砕法について以下
に詳しく述べる。本法は、顔料および分散剤を、食塩等
の水溶性の無機塩およびそれを溶解しない水溶性有機溶
剤とともに機械的に混練(以下、この工程をソルトミリ
ングと呼ぶ)した後、無機塩と有機溶剤を除去し、水洗
し、乾燥することにより一次粒子の細かな顔料および分
散剤を得る方法である。ただし、ソルトミリング処理に
より、顔料および分散剤が結晶成長する場合があるた
め、処理時に上記有機溶剤に少なくとも一部溶解する固
形の樹脂や顔料分散剤を加えて、結晶成長を防ぐ方法が
有効である。
【0067】顔料および分散剤と無機塩の比率は無機塩
の比率が多くなると顔料および分散剤の微細化効率は良
くなるが、顔料および分散剤の処理量が少なくなるため
に生産性が低下する。一般的には、顔料および分散剤が
1質量部に対して無機塩が1〜20質量部、好ましくは
2〜10質量部用いるのがよい。また、上記湿潤剤は、
顔料および分散剤と無機塩とが均一な固まりとなるよう
に加えるもので、顔料および分散剤と無機塩との配合比
にもよるが、通常、顔料の50質量%〜300質量%の
量が用いられる。
【0068】上記ソルトミリングについてさらに具体的
には、顔料および分散剤と水溶性の無機塩の混合物に湿
潤剤として少量の水溶性の有機溶剤を加え、ニーダー等
で強く練り込んだ後、この混合物を水中に投入し、ハイ
スピードミキサー等で攪拌しスラリー状とする。次に、
このスラリーを濾過、水洗して乾燥することにより、一
次粒子が微細化された顔料および/または分散剤を得る
ことができる。
【0069】本発明における顔料分散組成物は、塗料、
印刷インキ等として用いることができる。また、例え
ば、該顔料分散組成物を含む塗布液を支持体上に塗布、
乾燥して該顔料分散組成物の層を形成し、あるいは仮支
持体上に形成されたこの顔料分散組成物の層を支持体上
に転写し、その上に公知のポジ型またはネガ型の感光性
樹脂組成物の層を形成し、露光、現像し、次いで未露光
の前記感光性樹脂組成物の層と共に同じ領域の前記顔料
分散組成物の層を除去する方法等により画像形成を行な
うことができる。また、感光性組成物と混合することに
より、光照射により画像形成可能な着色感光性組成物と
して画像形成に供することができる。これについては後
述する。
【0070】<着色感光性組成物>本発明の反射型カラ
ーフィルタは、前記顔料分散組成物と、エチレン性不飽
和二重結合を二個以上有する多官能モノマーと、光重合
開始剤と、を含有する着色感光性組成物からなることを
特徴とする。本発明における着色感光性組成物は、前記
顔料分散組成物を含有しているので、色調に優れると共
に、顔料の分散安定性にも優れている。特に、カラーフ
ィルタの作製に利用した場合に、鮮明な色調を有しコン
トラストが高く、膜厚が薄く、かつ高色純度および高透
過率を両立したカラーフィルタを安定的に作製すること
ができる。
【0071】−多官能モノマー− 前記エチレン性不飽和二重結合を二個以上有する多官能
モノマーとしては、例えば、特開昭60−258539
号公報に記載されているような公知の(メタ)アクリル
酸エステル、ウレタン(メタ)アクリレート、(メタ)
アクリル酸アミド、アリル化合物、ビニルエステル等が
挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2
種以上を併用してもよい。これらの中でも、(メタ)ア
クリル酸エステルが好ましい。
【0072】前記エチレン性不飽和二重結合を有する多
官能モノマーの前記着色感光性組成物における含有量と
しては、全固形分に対し、10〜60質量%が好まし
い。前記含有量が前記範囲であると、露光時における硬
化力を充分に維持しつつ、他の素材の能力が発揮される
のを抑制しないので好ましい。
【0073】−光重合開始剤− 前記光重合開始剤としては、波長が約300〜500n
mに少なくとも約50の分子吸光係数を有する化合物を
少なくとも1種使用するのが好ましく、このような化合
物としては、例えば、特開平2−48664号公報、特
開平1−152449号公報、および特開平2−153
353号公報に記載されているような、芳香族ケトン
類、ロフィン2量体、ベンゾイン、ベンゾインエーテル
類、ポリハロゲン類、等が挙げられる。これらは、1種
単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベ
ンゾフェノンと2−(o−クロロフェニル)−4,5−
ジフェニルイミダゾール2量体との組み合わせ、および
4−[p−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル)-
2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン]が
好ましい。
【0074】前記光重合開始剤の前記着色感光性組成物
における含有量としては、着色感光性組成物の全固形分
に対し、0.2〜10質量%が好ましい。前記含有量が
前記範囲であると、露光感度を高く維持しつつ、露光感
度が高くなり過ぎて制御が困難になるのを防止できるの
で好ましい。
【0075】前記着色感光性組成物は、前記顔料分散組
成物と、エチレン性不飽和二重結合を二個以上有する多
官能モノマーと、光重合開始剤とを混合することによっ
て調製することができる。尚、調製の際には、樹脂をさ
らに添加してもよく、前記樹脂としては、顔料分散組成
物に使用可能な前記酸性基を有するポリマーが好まし
く、顔料分散組成物を調製した際に使用した樹脂と同一
の樹脂を用いるのがより好ましい。本発明における着色
感光性組成物において、樹脂(特に酸性基を有するポリ
マー)の含有量としては、全固形分に対し20〜80質
量%程度が好ましい。前記含有量が前記範囲であると塗
布膜の強度を高く維持しつつ、他の素材の能力が発揮さ
れ難くなるのを防止できるので好ましい。
【0076】前記着色感光性組成物は、光照射による画
像形成に供することができる。前記着色感光性組成物を
用いた着色画像の形成は、基本的に下記(1)〜(3)
の工程により行うことができる。 (1)前記顔料分散組成物を調製した後、これを用いて
前記着色感光性組成物を調製する工程 (2)得られた着色感光性組成物を基板上に塗布し乾燥
して、または、別の仮支持体上に塗布し乾燥して形成し
た層を基板上に転写して、着色感光性組成物による層を
形成する工程 (3)基板上に形成された着色感光性組成物による層を
露光、現像し、パターンを形成する工程
【0077】前記基板としては、ガラス板や透明プラス
ティック板等の透明材料が一般に用いられる。前記基板
と前記着色感光性組成物との密着力を向上させるため
に、市販の各種シランカップリング剤等を前記着色感光
性組成物に添加するか、あるいはあらかじめ前記基板を
カップリング処理しておいてもよい。
【0078】前記着色感光性組成物の塗布液の前記基板
への塗布は、スピンコータ、ロールコータ、バーコー
タ、カーテンコータ等の公知の塗布手段を用いて行うこ
とができる。
【0079】前記仮支持体上に形成された前記着色感光
性組成物による層を、前記基板上に転写する方法として
は、常圧下または減圧下でヒートロールラミネータを用
いる方法が好適に挙げられる。
【0080】前記現像の際に使用される現像液の例とし
ては、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物
または炭酸塩、炭酸水素塩、アシモニア水、4級アンモ
ニウム塩の水溶液、等が挙げられる。これらは1種単独
で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これ
らの中でも、炭酸ナトリウム水溶液が特に好ましい。
【0081】<緑色画素の色度>本発明の反射型カラー
フィルタは、基板上に色相が相互に異なる2種以上のパ
ターン化された着色画素を有し、前記着色画素の少なく
とも1種が、前述した緑色画素であって、かつ該緑色画
素の色度をD65光源で測定したxy表示系で表したと
きのy値が0.37以上であることを特徴とする。そし
て、該y値としては、0.37〜0.40の範囲である
ことが好ましい。該y値が0.37未満であると、透過
率は向上するものの緑色が薄くなることとなり、カラー
フィルタとしたときに色純度が低下する。尚、「D65
光源で測定した」とは基準となる白色の色度を標準昼光
の国際標準であるCIE D65(6504K)におい
て測定したことを意味する。ここで、「色度をD65光
源で測定したxy表示系で表したときのy値」とは、C
IE1931表色系(XYZ表色系)における三刺激値
X,Y,Zを求め、下記式に当てはめることにより得る
ことができる値である。 x=X/(X+Y+Z) y=Y/(X+Y+Z)
【0082】具体的には、測定装置として、OSP−S
P100(オリンパス社製)を用いて、測定を行うこと
により、色度をD65光源で測定したxy表示系で表し
たときのy値を求めることができる。
【0083】<反射型カラーフィルタ>本発明の反射型
カラーフィルタは、基板上に色相が相互に異なる2種以
上のパターン化された着色画素を有し、前記着色画素の
少なくとも1種が、前述した緑色画素であって、かつ前
記緑色画素の色度をD65光源で測定したxy表示系で
表したときのy値が0.37以上であることを特徴と
し、前記緑色画素以外に、一般的には赤色画素、および
青色画素を有するのが好ましい。また、本発明の反射型
カラーフィルタは、CIE1931表色系(XYZ表色
系)に基づく三刺激値X,Y,Zのうち、緑色画素の視
覚反射率を示す値(明度と相関する値)であるY値が8
7以上であることを特徴とする。該Y値が87未満であ
ると、明るさを増すためには、消費電力を高くする必要
があり、低消費電力化を図ることができない。
【0084】本発明の反射型カラーフィルタは、前記着
色感光性組成物を用いた着色画像の形成方法における
(2)および(3)の工程を繰り返し行い、複数色(通
常はR、G、Bの3色)のパターンを組み合わせること
により作製することができる。本発明の反射型カラーフ
ィルタは、転写法を利用して作製することもできる。転
写法を利用したカラーフィルタの製造方法については、
例えば、特開平4−208940号公報、特開平5−7
2724号公報、特開平5−80503号公報、特開平
5−173320号公報等に詳細が記載され、本発明の
反射型カラーフィルタにも適用することができる。
【0085】本発明の反射型カラーフィルタには、ガラ
ス等の透明基板上に直接前記着色層を形成した態様、お
よび、TFT等の能動素子が形成された基板上に前記着
色層を形成した態様(カラーフィルタ・オン・アレイ:
COAの態様)等が含まれる。
【0086】本発明の反射型カラーフィルタにおいて、
前記着色感光性組成物による層(着色層)の膜厚として
は、0.7〜3.0μmが好ましく、0.8〜2.0μ
mがより好ましい。膜厚が上記範囲内にあることが平坦
性を確保する観点から好ましい。
【0087】本発明の反射型カラーフィルタは、携帯電
話、ゲーム機などの携帯端末に搭載されるディスプレイ
等の表示素子に広く利用できる。
【0088】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるも
のではない。
【0089】−顔料分散組成物(1)の調製− 下記組成の黄色の顔料分散組成物(1)を調製した。 〔組成〕 ・C.I.ピグメントイエロー138 6.4g ・下記に示す顔料分散剤1 0.6g ・メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体 15.8g (モル比28/72、重量平均分子量:3万、40%1−メトキシ−2−プロピ ルアセテート溶液、酸価105) ・1−メトキシ−2−プロピルアセテート 57.2g
【0090】前記顔料、および顔料分散剤1は、下記の
ソルトミリング処理(微細化処理)を施した後、調製に
用いた。塩化ナトリウム500g、水素化ロジンエステ
ル(荒川化学社製、商品名 エステルガムHP)5g、
C.I.ピグメントイエロー138 50g、下記顔料
分散剤1 50g、およびポリエチレングリコール 3
00gを、オーブンニーダー(森山製作所製、商品名S
1−1)で5時間混練した。その混練物を2リットルの
温水に投入し、約70℃でディゾルバーで2時間激しく
攪拌した。その後、得られた分散物をろ過し、フィルタ
ー上の残さを水洗して、塩化ナトリウム、ポリエチレン
グリコールを除去し、約40℃のドライオーブンにて2
日間乾燥させた。
【0091】
【化17】
【0092】前記組成の黄色の顔料組成物をモーターミ
ルM−50(アイガー社製)で、直径0.65mmのジ
ルコニアビーズを用い、周速9m/sで9時間分散し、
黄色の顔料分散組成物(1)を調製した。
【0093】−顔料分散組成物(2)の調製− 上記顔料分散組成物(1)の調製において、前記顔料分
散剤1を下記顔料分散剤2に代えた以外は、上記顔料分
散組成物(1)の調製と同様にして黄色の顔料分散組成
物(2)を調製した。
【0094】
【化18】
【0095】−比較用顔料分散組成物(1)の調製− 上記顔料分散組成物(1)の調製において、C.I.ピ
グメントイエロー138を、C.I.ピグメントイエロ
ー139に代えた以外は、上記顔料分散組成物(1)の
調製と同様にして黄色の比較用顔料分散組成物(1)を
調製した。
【0096】−比較用顔料分散組成物(2)の調製− 上記顔料分散組成物(1)の調製において、ソルトミン
グ処理を施さないこと以外は、上記顔料分散組成物
(1)の調製と同様にして黄色の比較用顔料分散組成物
(2)を調製した。
【0097】−顔料分散組成物の評価− 得られた黄色の顔料分散組成物(1)〜(2)および比
較用顔料分散組成物(1)〜(2)について下記の測定
および評価を行った。測定結果を表1に示す。 −粘度測定− 得られた顔料分散組成物について、E型粘度計を用いて
その粘度を測定し、増粘の程度を評価した。
【0098】−コントラスト測定− 得られた顔料分散組成物をガラス基板上に厚みが6μm
になるように塗布し、サンプルを作製した。2枚の偏光
板の間にこのサンプルを置き、偏光軸が平行のときと垂
直のときとの透過光量を測定し、その比をコントラスト
とした(「1990年第7回色彩光学コンファレンス、
512色表示10.4”サイズTFT−LCD用カラー
フィルター、植木、小関、福永、山中」を参考にし
た)。
【0099】
【表1】
【0100】表1の結果から、顔料分散組成物(1)〜
(2)は、粘度が低く、分散安定性に優れているととも
に、高いコントラストが得られることがわかった。
【0101】尚、上記顔料分散組成物(1)の調製にお
いて、メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体と
して、酸価50の共重合体(メタクリル酸/メタクリル
酸ベンジル共重合体のモル比が14/86)を使用した
以外は、同様にして顔料分散組成物を調製したところ、
粘度が顔料分散組成物(1)よりも若干高くなり、分散
性が劣っていた。同様に、上記顔料分散組成物(1)の
調製において、メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共
重合体として、酸価145の共重合体(メタクリル酸/
メタクリル酸ベンジル共重合体のモル比が37/63)
を使用した以外は、同様にして顔料分散組成物を調製し
たところ、粘度が顔料分散組成物(1)よりも若干高く
なり、分散性が劣っていた。
【0102】[実施例1]下記組成を混合し、カラーフ
ィルター作製用の着色感光性組成物Aを調製した。 〔組成〕 ・上記黄色の顔料分散組成物(1) 6.01g ・C.I.ピグメントグリーン36分散液 8.01g (富士フイルムオーリン(株)製、GT−2) ・メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体 25.52g (モル比28/72、重量平均分子量3万、30%1−メトキシ−2−プロピル アセテート溶液) ・ペンタエリスリトールテトラアクリレート 6.62g ・4−[p−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル)]−2,6−ジ(トリク ロロメチル)−5−トリアジン 0.33g ・ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.06g ・1−メトキシ−2−プロピルアセテート 65.0g
【0103】得られたカラーフィルタ作製用の着色感光
性組成物Aについて、下記のようにして反射型のカラー
フィルタを作製した。
【0104】まず、ガラス基板上に前記カラーフィルタ
作製用の着色感光性組成物Aを、スピンコーターを用い
て塗布し、100℃で2分間乾燥させて、約1.1μm
の厚みの膜を形成した。次いで、窒素気流下、超高圧水
銀灯で露光した後、1%炭酸ナトリウム水溶液で現像し
た。得られた反射型カラーフィルタについて、緑色画素
の反射率および色度を下記方法により測定した。測定結
果を表2に表す。
【0105】−反射率および色度の測定− 反射型カラーフィルタの反射率および色度は、OSP−
SP100(オリンパス社製)を用いて測定した。測定
値のYは、CIE1931表色系(XYZ表色系)に基
づく3刺激値X,Y,Zのうち、視覚反射率を表す値
(明度と相関する値)である。xおよびyは、3刺激値
X,Y,Zから前述した式を用いて算出した値(色度座
標を表す値)である。
【0106】[実施例2]実施例1において、黄色の顔
料分散組成物(1)を、上記黄色の顔料分散組成物
(2)に代えた以外は、実施例1と同様にして着色感光
性組成物Bを調製し、実施例1と同様にして評価した。
【0107】[実施例3]実施例1において、カラーフ
ィルタ作製用着色感光性組成物Aを下記組成のカラーフ
ィルタ作製用着色感光性組成物Cに代えた以外は、実施
例1と同様にして評価した。
【0108】 〔組成〕 ・上記黄色の顔料分散組成物(1) 4.72g ・C.I.ピグメントグリーン36分散液 6.29g (富士フイルムオーリン(株)製、GT−2) ・メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体 26.76g (モル比28/72、重量平均分子量3万、30%1−メトキシ−2−プロピル アセテート溶液) ・ペンタエリスリトールテトラアクリレート 6.62g ・4−[p−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル)]−2,6−ジ(トリク ロロメチル)−5−トリアジン 0.33g ・ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.06g ・1−メトキシ−2−プロピルアセテート 65.0g
【0109】[比較例1]実施例1において、黄色の顔
料分散組成物(1)を、上記黄色の比較用顔料分散組成
物(1)に代えた以外は、実施例1と同様にして比較用
の着色感光性組成物Dを調製し、実施例1と同様にして
評価した。
【0110】[比較例2]実施例1において、黄色の顔
料分散組成物(1)を、上記黄色の比較用顔料分散組成
物(2)に代えた以外は、実施例1と同様にして比較用
の着色感光性組成物Eを調製し、実施例1と同様にして
評価した。
【0111】
【表2】
【0112】表2の結果から、C.I.ピグメントイエ
ロー138の添加により、反射率を表すY値が大きく、
カラーフィルタの色純度が高く光透過率にも優れている
ことが確認された。
【0113】
【発明の効果】本発明によれば、コントラストが高く鮮
明な色調および高い光透過率を有し、かつ、低消費電力
を実現し、色純度の高い緑色画素を有する反射型カラー
フィルタを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AA02 AA04 AB13 AC01 AD01 BC13 BC42 CA00 CB42 CC12 FA17 2H048 BA02 BA45 BA47 BA48 BB02 BB07 BB42 CA04 CA14 CA19 2H091 FA01 FC10 FC26 FC29 FC30 FD04 FD14 FD24 LA03 LA15

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に色相が相互に異なる2種以上の
    パターン化された着色画素を有する反射型カラーフィル
    タにおいて、 前記着色画素の少なくとも1種が、緑色顔料とC.I.
    ピグメントイエロー138とを含有する緑色画素であっ
    て、前記緑色画素の色度をD65光源で測定したxy表
    示系で表したときのy値が0.37以上であり、かつC
    IE1931表色系におけるY値が87以上であること
    を特徴とする反射型カラーフィルタ。
  2. 【請求項2】 前記y値が0.37〜0.40であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の反射型カラーフィル
    タ。
  3. 【請求項3】 前記緑色画素が、緑色顔料、C.I.ピ
    グメントイエロー138、および樹脂を含んでなる顔料
    分散組成物を含有することを特徴とする請求項1または
    2に記載の反射型カラーフィルタ。
  4. 【請求項4】 前記緑色画素が、緑色顔料、C.I.ピ
    グメントイエロー138、および樹脂を含んでなる顔料
    分散組成物と、エチレン性不飽和二重結合を2個以上有
    する多官能モノマーと、光重合開始剤と、を含有する着
    色感光性組成物からなることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の反射型カラーフィルタ。
  5. 【請求項5】 前記樹脂が、酸性基を有するポリマーで
    あることを特徴とする請求項3または4に記載の反射型
    カラーフィルタ。
  6. 【請求項6】 前記酸性基を有するポリマーの酸価が、
    60〜130であることを特徴とする請求項5に記載の
    反射型カラーフィルタ。
  7. 【請求項7】 前記顔料分散組成物が分散剤を含み、前
    記分散剤がアゾ色素骨格を有することを特徴とする請求
    項3〜6のいずれかに記載の反射型カラーフィルタ。
  8. 【請求項8】 前記分散剤が、下記一般式(I)で表さ
    れる化合物であることを特徴とする請求項7に記載の反
    射型カラーフィルタ。 【化1】 〔前記一般式(I)において、Aは、アゾ色素を形成し
    うる基を表す。Xは、単結合または下記構造式で表され
    る二価の連結基から選択される基を表す。Yは、下記一
    般式(II)で表される基を表す。〕 【化2】 【化3】 〔前記一般式(II)において、Zは、低級アルキレン基を
    表す。−NR2は、低級アルキルアミノ基または窒素原
    子を含む、5員または6員の飽和ヘテロ環を表す。a
    は、1または2を表す。〕
  9. 【請求項9】 前記着色感光性組成物の膜厚が、0.7
    μm〜3.0μmであることを特徴とする請求項4から
    8のいずれか1項に記載の反射型カラーフィルタ。
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