JP2003222362A - 気化式加湿装置 - Google Patents

気化式加湿装置

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JP2003222362A JP2002021218A JP2002021218A JP2003222362A JP 2003222362 A JP2003222362 A JP 2003222362A JP 2002021218 A JP2002021218 A JP 2002021218A JP 2002021218 A JP2002021218 A JP 2002021218A JP 2003222362 A JP2003222362 A JP 2003222362A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の気化式加湿装置は、加湿量を増加する
ため気化エレメントに熱水を供給しても、熱水の温度が
低下し望ましい加湿量の増加が得られない。 【解決手段】 熱水が上部から供給される気化エレメン
ト及びこの気化エレメントを通して送風を外部に放出す
る送風ファンを備えた気化式加湿装置において、気化エ
レメントを、送風方向に対して前後位置になるように、
かつ、間に間隙を設けて並設し、間隙の上部に熱水供給
手段を設けて、熱水を気化エレメントの間隙側の面で、
上部の面に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、気化式加湿装置
に係り、特に気化エレメントに熱水を散水し加湿量の増
加を図る気化式加湿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱水を上から散水する気化式加湿
装置においては、一つの気化エレメントに上方1方向よ
り散水する方式がとられている。
【0003】図8は、従来の気化式加湿装置の断面図で
ある。図8において、50は気化式加湿装置の本体、2
はこの本体1内下部に設けられた水槽、3はこの水槽2
に水を供給する水タンク、4は前述の水槽2の底面に設
けられた加熱体、5はこの水槽2内の熱水を汲み上げる
ポンプ、20はこのポンプ5から汲み上げられた熱水を
受け、分流する散水ノズル、70はこの散水ノズル20
より分流された熱水を受け、水槽2の上部に下部が水面
から浮いた状態で配設された気化エレメントである。
【0004】9は気化エレメント70を通して送風を外
部に放出する送風ファン、10はこの送風ファン9を駆
動する電動機、11は風路吸入口、12は吐出口であ
る。気化エレメント70は、一定量の保水率と吸水率を
もつ素材で形成され、保持枠8により、その形状が保持
される。
【0005】この構成において、水槽2内に水があるの
を確認した後、運転スイッチ(図示せず)をオンするこ
とにより、湿度が低い場合は水槽2内の水は加熱体4に
より加熱され熱水となり、ポンプ5より散水ノズル20
に汲み上げられる。汲み上げられた熱水は散水ノズル6
で分流され下側に配設されている気化エレメント70に
供給される。運転スイッチオンと同時に電動機10も回
転し、風路吸入口11から外気が吸込まれ、気化エレメ
ント70を通過して吐出口12より外部に放出される。
このとき、前記気化エレメント70は熱水で濡れている
ので気化エレメント70を通過した空気は湿気を帯び、
室内の加湿を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の気化式加湿装置の気化エレメント70は、熱水をか
けても熱エネルギーが送風にすぐ奪われてしまう熱ロス
(熱水の熱が送風に奪われ水温が下がり、送風温度が上
がって熱が外部に放出されてしまう)が発生しており、
気化エレメント70の中央部より下側の水温が下がって
しまい、加湿量が少なくなるといった不具合があった。
【0007】本発明は、前記問題点を解消するためにな
されたもので、気化エレメントへの熱水の供給方法を改
善することで、特に気化エレメントの下側の温度を上
げ、熱ロスを低減し、加湿効率を上昇することができる
気化式加湿装置を提供することを目的とする。また、加
湿量の改善とともに部品の削減、組立性の改善を目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る気化式加湿装置は、湿潤した気化エレメントに送風す
ることにより加湿空気を作成する気化式加湿装置におい
て、送風方向に対して前後位置になるように、かつ、間
に間隙を有して上下方向に延在して配置された気化エレ
メントと、それぞれの気化エレメントの間隙側の面で、
上部の面に熱水を供給する熱水供給手段とを備えたもの
である。
【0009】また、請求項2の気化式加湿装置は、請求
項1の気化式加湿装置において、熱水供給手段が、両気
化エレメントの間隙の上部に設けられ、熱水が供給され
る熱水容器と、該熱水容器の両気化エレメント側の側壁
に設けられた高低差のある複数の吐出穴とを有する散水
ノズル装置を備えたものである。
【0010】また、請求項3の気化式加湿装置は、請求
項2の気化式加湿装置において、散水ノズル装置が熱水
を両気化エレメントに分流するため、熱水容器を仕切る
仕切り部を有するものである。
【0011】また、請求項4の気化式加湿装置は、湿潤
した気化エレメントに送風することにより加湿空気を作
成する気化式加湿装置において、上下方向に配列された
複数の気化エレメントと、複数の気化エレメントのそれ
ぞれの上部に熱水を供給する熱水供給手段とを備えたも
のである。
【0012】また、請求項5の気化式加湿装置は、請求
項4の気化式加湿装置において、熱水供給手段が、最上
段の気化エレメントの上部に設けられ、熱水が提供され
る熱水容器、該熱水容器の底部に設けられた複数の開口
部を有する散水ノズル装置と、散水ノズル装置の開口部
に接続され、下段の気化エレメントの上部に開口する開
口部を有する熱水供給パイプとを備えたものである。
【0013】また、請求項6の気化式加湿装置は、請求
項4の気化式加湿装置において、熱水供給手段が、上下
方向に配列された複数の気化エレメントのそれぞれの上
部に設けられ、底部に複数の開口部を有し、熱水が供給
される第2散水ノズルであるものである。
【0014】また、請求項7の気化式加湿装置は、請求
項6の気化式加湿装置において、下段の気化エレメント
の散水ノズル装置への熱水の供給が、上段の散水ノズル
装置の底部の開口部に接続され、下段の気化エレメント
の散水ノズル装置に開口する熱水供給パイプによりなさ
れるものである。
【0015】また、請求項8の気化式加湿装置は、請求
項5又は請求項7の気化式加湿装置において、熱水供給
パイプが、気化エレメントを保持する保持枠と一体に形
成されたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明によ
る実施の形態1を示す気化式加湿装置の断面図、図2は
図1の気化エレメント及び散水ノズル装置の部分断面
図、図3は図1の気化エレメント及び散水ノズル装置の
斜視図である。
【0017】図において、1は気化式加湿装置の本体、
2はこの本体1内下部に設けられた水槽、3はこの水槽
2に水を供給する水タンク、4は前述の水槽2の底面に
設けられた加熱体、5はこの水槽2内の熱水を汲み上げ
るポンプ、6はこのポンプ5から汲み上げられた熱水を
後述の第1の散水ノズル装置15に搬送する熱水路、7
は水槽2の上部に下部が浮いた状態で配設された気化エ
レメント、9は気化エレメント7を通して送風を外部に
放出する送風ファン、10はこの送風ファンを駆動する
電動機、11は風路吸入口、12は吐出口、13は水
路、14はタンク受部、15は、熱水路6からの熱水を
気化エレメント7に供給する散水ノズル装置である。
【0018】気化エレメント7は、送風ファン9の送風
方向に対して前後位置になるように、2個が間隙を有し
て上下方向に延在しており、保持枠8でその形状を保持
されている。また、気化エレメント7は、一定量の保水
率と吸水率を持つ素材で形成され、使用時は湿潤状態と
なる。形状は図3に示すように板状のものを横方向に波
形に成形し、送風との接触面性を増加している。なお、
形状については接触面積を大きくする配慮をするが、特
に図3のものに限らず、例えば上下方向に波形としても
よい。
【0019】散水ノズル装置15は、図2及び図3に示
すように、前後の気化エレメント7、7の間隙の上部に
配置され、熱水が熱水路6から供給される熱水容器15
aと、この熱水容器15aの両側壁であり、両気化エレ
メント7、7側の側壁に設けた吐出穴15bと、熱水容
器15aを前記両側壁が別々になるように2分する仕切
り部15cとを有している(仕切り部15cは、熱水容
器15a内を図1、図2で前後方向に2分している)。
前記の側壁は、望ましくは気化エレメント7に接触され
るように配設、例えば、波形の凸部に接触されるよう配
設される。側壁に設けられる吐出穴15bは、散水用の
小穴であり、図3に示すように、互い違いに高さを変え
て形成されている。また、仕切り部15cは、熱水容器
15aに供給される熱水が両側壁の吐出穴15bに均等
に分流するよう仕切るもので、仕切りリブが熱水容器1
5aの底面から立ち上っている。
【0020】次に、前記の構成からなる実施の形態1の
気化式加湿装置の動作について説明する。水タンク3内
の水は、タンク受部14で受けられ水路13を通って水
槽2に供給される。湿度が低い場合は水槽2内の水は加
熱体4により加熱され熱水となり、ポンプ5より熱水路
6を経由して、散水ノズル装置15に汲み上げられる。
汲み上げられた熱水は、熱水容器15aで仕切り部15
cで分流され、それぞれの側壁の吐出穴15bから気化
エレメント7、7に外気送風に直接触れないで内側よ
り、即ち、間隙側の面に供給される。運転スイッチオン
と同時に電動機10も回転し、風路吸入口11から外気
が吸込まれ、気化エレメント7、7を通過して吐出口1
2より外部に放出される。このとき、前記気化エレメン
ト7、7は熱水で濡れている(湿潤している)ので気化
エレメント7、7を通過した空気は湿気を帯び、室内の
加湿を行う。
【0021】このとき、散水ノズル装置15より供給さ
れる熱水は、吐出穴15bから気化エレメント7、7に
散水される。この際、気泡が発生した場合に吐出穴15
bにて表面張力により膜を張りエア詰まりを生じること
が懸念されるが、本実施の形態では複数の吐出穴15b
を高低差を設けて配置しているので、水の表面張力を破
りやすく、エア詰りを起こすことなく均等に気化エレメ
ント7、7に散水される。また、散水ノズル底面中央に
設けられた仕切り部15cである仕切りリブにより、両
気化エレメント7、7に均等に熱水が分流される。
【0022】以上のように、本実施の形態では、気化エ
レメント7を送風方向に対して2重にし、その内側より
散水することで、散水された熱水は気化エレメントを通
ってきた外気送風と触れることになり、外気送風に熱水
が直接触れ、瞬時に熱が奪われる確率を下げ、気化エレ
メントの広範囲、特に下の方の表面温度を上昇すること
ができる。そこで、熱水の温度低下は少くなるため、湿
潤気化エレメント7の温度が上昇し、加湿量が増加す
る。水蒸気搬送の空気を暖めるのに使われる熱は少なく
なり、熱ロスが減少する。また、散水ノズル装置15の
吐出穴15bに高低差を設けることで、エア詰り等で生
じる散水バラツキを低減化できる。また、熱水容器15
aの底面に仕切りリブ15cを設けることで気化エレメ
ント7、7に散水される熱水の量を等分化できる。
【0023】本実施の形態では、通風方向に対して前後
位置になるように配列した気化エレメント7、7の間に
間隙を設けて、この間隙の上部に第1の散水ノズル装置
15を設けたが、このユニットを1ユニットでなく、送
風方向に複数ユニット並列して、更に加湿量を増すよう
にしてもよい。本実施の形態では、熱水供給手段の例と
して、熱水容器15a、吐出穴15b及び仕切り部15
cを有する散水ノズル装置15を備えたものが該当す
る。
【0024】実施の形態2.図4は本発明による実施の
形態2を示す気化式加湿装置の断面図、図5は図4の気
化エレメント及び散水ノズル装置の斜視図である。
【0025】図4において、気化式加湿装置の本体1、
この本体1内下部に設けられた水槽2、この水槽2に水
を供給する水タンク3、前述の水槽2の底面に設けられ
た加熱体4、この水槽2内の熱水を汲み上げるポンプ
5、熱水を後述の散水ノズル装置16に搬送する熱水路
6、気化エレメント7を通して送風を外部に放出する送
風ファン9、この送風ファンを駆動する電動機10、風
路吸入口11、吐出口12、水路13及びタンク受部1
4等は前記の実施の形態1と同じである。
【0026】本実施の形態では、気化エレメント7を図
4、図5に示すように、上下方向に分割して配置してい
る。両気化エレメント7、7が保持枠8で形状を保持さ
れていること、下側の気化エレメント7の下部が水槽2
上部に浮いた状態で配設されていること及び気化エレメ
ント7、7の材質、形状等は実施の形態1と同じであ
る。
【0027】16は、散水ノズル装置である。散水ノズ
ル装置16は、図5に示すように、熱水路6を経由して
熱水が供給される熱水容器16a、熱水容器16aの底
部に設けられた複数の開口部16bを有している。ま
た、17は熱水供給パイプで、上端は熱水容器16aの
開口部16bに接続し、気化エレメント7の隙間を通っ
て下方に延び、下端は下側の気化エレメント7の上部に
開口する開口部を有する。また、18は熱水容器16a
の開口部16bに接続し、上側気化エレメント7の上部
に開口する開口部を有する短パイプである。
【0028】次に、前記の構成からなる実施の形態2の
気化式加湿装置の動作について説明する。ポンプ5より
汲み上げられた熱水は、熱水路6を経由して散水ノズル
装置16で受けられ、散水ノズル装置16の熱水容器1
6aの底部の開口部16b、短パイプ18より上側の気
化エレメント7に熱水を供給する。また、下側の気化エ
レメント7には、開口部16bに接続された熱水供給パ
イプ17から供給される。
【0029】気化エレメント7、7に供給された熱水は
外気送風と触れる距離が短くなるので、温度低下が少な
くなり、気化エレメント7、7の温度分布を上昇する。
特に下側の気化エレメント7においては、散水ノズル装
置16から熱水供給パイプ17で供給するので、熱水の
温度低下を防止できる。なお、熱水供給パイプ17を断
熱性のパイプとすれば一層効果がある。
【0030】以上のように、気化エレメント7、7の温
度分布を上昇させ、特に下側の気化エレメント7に供給
される熱水の温度低下を防止し、送風に奪われる熱ロス
を減少させることで加湿量の増加を図ることができる。
散水ノズル装置16の開口部16bに接続する熱水供給
パイプ17及び短パイプ18は、散水ノズル装置16と
一体成形で形成してもよい。本実施の形態では、熱水供
給手段の例として、熱水容器16aと開口部16bとを
有する散水ノズル装置16及び熱水供給パイプ17を備
えたものが該当する。
【0031】実施の形態3.図6は本発明による実施の
形態3を示す気化加湿装置の部分断面図である。
【0032】本実施の形態では、気化エレメント7は、
上下方向に2個分割して配置する。これらの気化エレメ
ント7、7への熱水の供給は、散水ノズル装置16によ
り行う。即ち、上下の気化エレメント7、7の上部に散
水ノズル装置16を設ける。下側の散水ノズル装置16
へは上側の散水ノズル装置16の開口部16bに接続さ
れた熱水供給パイプ17より熱水を供給する(但し、図
6では、後述の熱水路6により供給する例が図示されて
いる。熱水供給パイプ17は、図5に示すように、熱水
容器16aの開口部16bに接続し、上側の気化エレメ
ント7の隙間を通って下方に延び、下側の散水ノズル装
置16上に開口する。)。19は、上側気化エレメント
7から落ちてくる余分な水を排水する排水パイプであ
る。その他は、実施の形態2と同じである。
【0033】前記の構成からなる実施の形態3の気化式
加湿装置では、上下の気化エレメント7、7は、それぞ
れの上部に設けられた第2の散水ノズル装置16の複数
の開口部16bにより熱水が供給される。実施の形態2
のように短パイプ18を接続してもよい。その際、上側
の気化エレメント7から落ちてくる余分な水(冷却され
て温度が低下している)は上側の気化エレメント7の下
部に設けた皿状容器等で受け、排水パイプ19にて別個
に回収されるため、下側の気化エレメント7が余分な水
によって冷却されることを避けることができる。
【0034】以上のように、本実施の形態においても気
化エレメント7、7に供給された熱水は外気送風と触れ
る距離が短くなるので、温度低下が少なくなり、気化エ
レメント7、7の温度分布を上昇する。特に下側の気化
エレメント7の熱水の温度低下を防止し、また、上側気
化エレメント7の余分な冷却水による下側気化エレメン
ト7の熱水の温度低下を防止することで気化エレメント
7全体の温度を上げ、加湿量の増加を図ることができ
る。
【0035】下側の散水ノズル装置16への熱水の供給
は、熱水供給パイプ17で行うほかに、ポンプ5で汲み
上げる熱水を上側の散水ノズル装置16と同様に、熱水
路6から直接供給してもよい。即ち、熱水路6を途中で
分岐して下側の散水ノズル装置16へ熱水を供給しても
よい(図6では、前記のように熱水供給パイプ17でな
く、熱水路6から熱水を供給する例が図示されてい
る)。本実施の形態の熱水が供給される上側の散水ノズ
ル装置、下側の散水ノズル装置及びこれらを接続する熱
水供給パイプ17を備えたものが熱水供給手段の一例で
ある。また、下側の散水ノズル装置は熱水供給パイプ1
7より熱水が供給されるのではなく、別途供給されるも
のでもよい。
【0036】実施の形態4.図7は本発明による実施の
形態4を示す気化加湿装置の部分断面図である。
【0037】図において、17aは、保持枠8と一体で
形成された熱水供給パイプである。この熱水供給パイプ
17aの構成及び働きは、前記の保持枠8と一体で形成
された点以外は前記実施の形態2に記載の熱水供給パイ
プ17と同じである。
【0038】本実施の形態では、熱水供給パイプ17a
を気化エレメント7の保持枠8と一体で構成することに
より、部品点数削減や部品の組立性改善の効果がある。
その他の点は実施の形態2と同じであるので、説明を省
略する。
【0039】実施の形態2、実施の形態3においては、
気化エレメント7を上下方向に2個配列したが、それぞ
れ、3個以上でもよく、また、これらの気化エレメント
7に熱水を供給する散水ノズル装置16、熱水パイプ1
7等の構成は、それぞれの2個配列の場合の実施の形態
と同様とする。また、実施の形態2においても、実施の
形態3同様に排水パイプ19を設けて、上側の気化エレ
メント7から落ちる水を排水し、下側の気化エレメント
7に冷却した水が入らないようにしてもよい。また、各
実施の形態において、熱水供給手段に熱水を供給する熱
水提供手段は、水槽2内の加熱体4で作成した熱水をポ
ンプ5で熱水路6により下から汲み上げる等の各実施の
形態に記載の方法に限らず、上から供給してもよく、ま
た熱水作成部を気化加湿装置1と一体にせずに、気化加
湿装置1とは別で作成した熱水を搬送し、供給してもよ
い。さらに、本発明の熱水に関しては、温度が高い熱水
が望ましいが、少なくとも室温以上の温度の温水であれ
ば本発明の効果は得られる。従って、室温以上の温水も
本発明の熱水に含むものとする。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係わ
る気化式加湿装置は、湿潤した気化エレメントに送風す
ることにより加湿空気を作成する気化式加湿装置におい
て、送風方向に対して前後位置になるように、かつ、間
に間隙を有して上下方向に延在して分割配置された気化
エレメントと、気化エレメントの間隙側の面で、上部の
面に熱水を供給する熱水供給手段とを備えたので、気化
エレメントの温度分布バラツキ改善と送風に奪われる熱
ロスの低減化ができ、湿潤気化エレメントの温度が上昇
し、加湿量の増加を図ることができる。
【0041】また、請求項2の気化式加湿装置は、請求
項1の気化式加湿装置において、熱水供給手段が、両気
化エレメントの間隙の上部に設けられ、熱水が提供され
る熱水容器と、該熱水容器の両気化エレメント側の側壁
に設けられた高低差のある複数の吐出穴とを有する散水
ノズル装置を備えたので、気化エレメントへの散水バラ
ツキが低減化でき安定した加湿量を確保することができ
る。
【0042】 また、請求項3の気化式加湿装置は、請
求項2の気化式加湿装置において、散水ノズル装置が熱
水を両気化エレメントに分流するため、熱水容器を仕切
る仕切り部を有するので、両気化エレメントに確実に熱
水が供給され、より安定した加湿量を確保することがで
きる。
【0043】また、請求項4の気化式加湿装置は、湿潤
した気化エレメントに送風することにより加湿空気を作
成する気化式加湿装置において、上下方向に配列された
複数の気化エレメントと、複数の気化エレメントのそれ
ぞれの上部に熱水を供給する熱水供給手段とを備えたの
で、気化エレメントの温度分布バラツキ改善と送風に奪
われる熱ロスの低減化ができ、湿潤気化エレメントの温
度が上昇し、加湿量の増加を図ることができる。
【0044】また、請求項5の気化式加湿装置は、請求
項4の気化式加湿装置において、熱水供給手段が、最上
段の気化エレメントの上部に設けられ、熱水が提供され
る熱水容器、該熱水容器の底部に設けられた複数の開口
部を有する散水ノズル装置と、散水ノズル装置の開口部
に接続され、下段の気化エレメントの上部に開口する開
口部を有する熱水供給パイプとを備えたので、熱水供給
パイプで下段の気化エレメントにも熱水が供給され、加
湿量の増加が図れる。
【0045】また、請求項6の気化式加湿装置は、請求
項4の気化式加湿装置において、熱水供給手段が、上下
方向に配列された複数の気化エレメントのそれぞれの上
部に設けられ、底部に複数の開口部を有し、熱水が供給
される散水ノズル装置であるので、下段の気化エレメン
トもその上部の散水ノズル装置から熱水が供給され、加
湿量の増加が図れる。
【0046】また、請求項7の気化式加湿装置は、請求
項6の気化式加湿装置において、下段の気化エレメント
の散水ノズル装置への熱水の供給が、上段の散水ノズル
装置の底部の開口部に接続され、下段の気化エレメント
の散水ノズル装置に開口する熱水供給パイプによりなさ
れるので、熱水供給パイプで熱水を分流し散水できるの
で、気化エレメントの温度分布バラツキ改善と送風に奪
われる熱ロスの低減化ができ、加湿量の増加を図ること
ができる。
【0047】また、請求項8の気化式加湿装置は、請求
項5又は請求項7の気化式加湿装置において、熱水供給
パイプが、気化エレメントを保持する保持枠と一体に形
成されたので、加湿量の改善とともに部品点数の削減や
組立性の改善がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を示す気化式加湿装置
の断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1を示す気化エレメント
及び散水ノズルの部分断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1を示す気化エレメント
及び散水ノズルの斜視図である。
【図4】 本発明の実施の形態2を示す気化式加湿装置
の断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態2を示す気化エレメント
及び散水ノズルの斜視図である。
【図6】 本発明の実施の形態3を示す気化エレメント
及び散水ノズルの部分断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態4を示す気化エレメント
及び散水ノズルの部分断面図である。
【図8】 従来の気化式加湿装置の断面構成図である。
【符号の説明】
1 気化式加湿装置、7 気化エレメント、8 保持
枠、9 送風ファン、15 散水ノズル装置、15a
熱水容器、15b 吐出穴、15c 仕切り部、16
散水ノズル装置、16a 熱水容器、16b 開口部、
17 熱水供給パイプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳内 敏行 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3L055 BA01 CA04 DA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿潤した気化エレメントに送風すること
    により加湿空気を作成する気化式加湿装置において、 送風方向に対して前後位置になるように、かつ、間に間
    隙を有して上下方向に延在して配置された気化エレメン
    トと、 前記それぞれの気化エレメントの前記間隙側の面で、上
    部の面に熱水を供給する熱水供給手段と、を備えたこと
    を特徴とする気化式加湿装置。
  2. 【請求項2】 前記熱水供給手段が、前記両気化エレメ
    ントの間隙の上部に設けられ、熱水が提供される熱水容
    器と、該熱水容器の前記両気化エレメント側の側壁に設
    けられた高低差のある複数の吐出穴とを有する散水ノズ
    ル装置を備えたことを特徴とする請求項1記載の気化式
    加湿装置。
  3. 【請求項3】 前記散水ノズル装置が熱水を前記両気化
    エレメントに分流するため、前記熱水容器を仕切る仕切
    り部を有することを特徴とする請求項2記載の気化式加
    湿装置。
  4. 【請求項4】 湿潤した気化エレメントに送風すること
    により加湿空気を作成する気化式加湿装置において、 上下方向に配列された複数の気化エレメントと、 前記複数の気化エレメントのそれぞれの上部に熱水を供
    給する熱水供給手段と、を備えたことを特徴とする気化
    式加湿装置。
  5. 【請求項5】 前記熱水供給手段が、最上段の気化エレ
    メントの上部に設けられ、熱水が提供される熱水容器
    と、該熱水容器の底部に設けられた複数の開口部とを有
    する散水ノズル装置と、 前記散水ノズル装置の前記開口部に接続され、下段の気
    化エレメントの上部に開口する開口部を有する熱水供給
    パイプと、を備えたことを特徴とする請求項4記載の気
    化式加湿装置。
  6. 【請求項6】 前記熱水供給手段が、前記上下方向に配
    列された複数の気化エレメントのそれぞれの上部に設け
    られ、底部に複数の開口部を有し、熱水が供給される散
    水ノズル装置であることを特徴とする請求項4記載の気
    化式加湿装置。
  7. 【請求項7】 下段の気化エレメントの散水ノズル装置
    への熱水の供給が、上段の散水ノズル装置の底部の開口
    部に接続され、前記下段の気化エレメントの散水ノズル
    装置に開口する熱水供給パイプによりなされることを特
    徴とする請求項6記載の気化式加湿装置。
  8. 【請求項8】 前記熱水供給パイプが、気化エレメント
    を保持する保持枠と一体に形成されたことを特徴とする
    請求項5又は請求項7記載の気化式加湿装置。
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