JP2003222081A - 圧縮機の始動負荷軽減装置 - Google Patents

圧縮機の始動負荷軽減装置

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JP2003222081A JP2002021152A JP2002021152A JP2003222081A JP 2003222081 A JP2003222081 A JP 2003222081A JP 2002021152 A JP2002021152 A JP 2002021152A JP 2002021152 A JP2002021152 A JP 2002021152A JP 2003222081 A JP2003222081 A JP 2003222081A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構成により圧縮機の始動時及び
始動直後においても圧縮機本体の吸気口を閉塞して始動
負荷を軽減することのできる圧縮機の始動負荷軽減装置
を提供する。 【解決手段】 吸気制御弁60の開閉レバー62にアン
ローダレギュレータ50のロッド51を連結すると共
に、係合突起65を設け、この係合突起65を係止する
係止段部43を備えた係止手段42を始動レギュレータ
40のロッドに連結する。圧縮機1の始動時、前記係止
段部43により開閉レバー62の係合突起65を係止し
て吸気制御弁60を僅かな開度δで係止すると共に、開
度δで開かれた吸気口11を介して導入された外気を圧
縮して得られた圧縮空気を作動圧力として始動レギュレ
ータ40を作動させて前記規制を解除して前記アンロー
ダレギュレータ50による前記吸気制御弁60の操作を
可能と成す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機の始動時、
圧縮機本体に対する外気の導入を制限することにより圧
縮機の始動負荷を軽減する、圧縮機の始動負荷軽減装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な圧縮機の構成を図8を参
照して説明する。
【0003】図8において圧縮機1は、エアフィルタ1
2を備えた吸気口11を介して外気を導入すると共にこ
の導入された外気を圧縮する、油冷式のスクリュ型であ
る圧縮機本体10と、この圧縮機本体10を駆動する、
例えばエンジンやモータ等の駆動源20、及び前記圧縮
機本体10より吐出された圧縮空気が導入されるレシー
バタンク30を備えている。
【0004】そして、この圧縮機本体10の吐出口13
を、逆止弁82を備えた吐出回路81を介してレシーバ
タンク30に連通し、圧縮機本体10より吐出された圧
縮空気をレシーバタンク30に導入可能と成すと共に、
このレシーバタンク30には、レシーバタンク30内に
貯溜された圧縮空気を図示せざると空気作業機に供給す
るための供給回路83が連通されている。
【0005】以上のような基本構成を備えた圧縮機1に
おいて、圧縮機本体10の吸気口11には、圧縮機本体
10に対する導入空気量を制御するための吸気制御弁6
0(図示の例ではバタフライバルブ60)が設けられて
いると共に、この吸気制御弁60を開閉操作して圧縮機
本体に対する導入空気量を制御するアンローダレギュレ
ータ50が設けられている。
【0006】また、駆動源20たる例えばエンジンに
は、このエンジンの運転速度を調整するためのガバナレ
バー21が設けられ、このガバナレバー21を高速・低
速位置間で揺動するスピードレギュレータ70を設け、
前記レシーバタンク30内の圧縮空気を導入する導入回
路84(84a〜84c)により、前記スピードレギュ
レータ70の受圧室及びアンローダレギュレータ50の
受圧室を前記レシーバタンク30に連通し、レシーバタ
ンク30より導入された圧縮空気によりこれを作動圧力
として前記スピードレギュレータ70及びアンローダレ
ギュレータ50が動作する。
【0007】スピードレギュレータ70は、受圧室に圧
縮空気の導入がないとき、前記ガバナレバー21を高速
位置とすると共に、圧縮空気の導入に伴い、ガバナレバ
ー21を導入された圧縮空気の圧力に応じて低速側へ揺
動する。また、アンローダレギュレータ50は、図示の
例では内蔵された図示せざるリターンスプリング等の復
帰手段により圧縮空気の導入がないとき吸気制御弁60
を開方向に付勢して吸気制御弁60を開いて圧縮機本体
10の吸気口11を開放し、圧縮空気の導入時、導入さ
れた圧縮空気の圧力に応じて吸気制御弁60を閉方向に
動作させて圧縮機本体10の吸気口11を絞る吸気制御
を行う。
【0008】スピードレギュレータ70と、アンローダ
レギュレータ50とをレシーバタンク30に連通する前
述の導入回路84(84a〜84c)のうち、両レギュ
レータ70,50に共通の回路84aにはレシーバタン
ク30内の圧縮空気の圧力に応じて開閉する圧力レギュ
レータ76が設けられ、レシーバタンク30内の圧力が
圧力レギュレータ76の作動圧力に達すると、圧力レギ
ュレータ76が導入回路84aを開いてスピードレギュ
レータ70及びアンローダレギュレータ50にレシーバ
タンク30内の圧縮空気を導入し、アンローダレギュレ
ータ50は導入された圧縮空気の圧力に応じて圧縮機本
体10の吸気口11を絞ると共に、スピードレギュレー
タ70はエンジン20の回転を低速へと移行し、レシー
バタンク30内の圧力が圧力レギュレータ76を全開と
成す圧力に上昇すると、圧縮機本体10の吸気口11を
完全に閉じると共にエンジン20を低速運転としたアン
ロード運転に移行する。そして、レシーバタンク30内
の圧縮空気の消費によりレシーバタンク30内の圧力が
低下すると、スピードレギュレータ70の受圧室、及び
アンローダレギュレータ50の受圧室に導入される圧縮
空気の圧力も低下してエンジン20を高速運転へと移行
すると共に、圧縮機本体10の吸気口11を開いてレシ
ーバタンク30に導入される圧縮空気量を調整する容量
制御が行われる。
【0009】なお、図8中85は放気回路で、圧縮機本
体10の吐出口13と逆止弁82間における吐出回路8
1内の圧力をパイロット圧として開閉するオートレリー
フバルブ78を備え、エンジン20の停止により圧縮機
本体10が停止して、圧縮機本体10の吐出口13側の
圧縮空気が、吸気口11とシリンダ15間に形成された
吸入通路14側に逆流することにより生じた圧力低下に
よりオートレリーフバルブ78が開放し、サイレンサ7
9を介してレシーバタンク30内の圧縮空気が機外に放
出されるよう構成されている。
【0010】このように構成された圧縮機1は、停止時
においてレシーバタンク30内の圧縮空気が放出された
状態にあるので、レシーバタンク30内の圧力は圧縮機
1の始動時において低くなっている。そのため、始動時
において圧力レギュレータ76は導入回路84aを閉じ
た状態にあり、アンローダレギュレータ50の受圧室に
対する圧縮空気の導入は行われておらず圧縮機本体10
の吸気口11は全開の状態にある。そして、このように
圧縮機本体10の吸気口11が全開の状態で駆動源たる
例えばエンジン20を始動すると、このエンジン20の
回転に伴い圧縮機本体10は吸気口11から外気の導入
を開始して、導入された外気の圧縮を開始する。そのた
め、空気の圧縮を行う圧縮機本体10を駆動するエンジ
ン20には始動時から高い負荷が加わるためにエンジン
の始動性が悪いものとなっており、特に酷寒時等におい
てはこの現象が顕著である。
【0011】駆動源としてモータを使用する場合も同様
に始動時において高い負荷が加わるので、始動性が悪
く、また、高負荷によりモータの回転が長時間停止する
と、モータが焼き付きを起こす等の故障の原因となる。
【0012】このような始動時における負荷を軽減する
目的で、圧力レギュレータ76が設けられた導入管路8
4aに圧力レギュレータ76の一次側と二次側間を連通
するバイパス回路80を設けると共に、このバイパス回
路80を開閉する開閉手段(以下、「始動アンローダバ
ルブ」という。)77を設け、始動時においてこの始動
アンローダバルブ77を開き、バイパス回路80を介し
てアンローダレギュレータ50にレシーバタンク30内
の圧縮空気を導入して、例えばエンジン20の暖気運転
中、圧縮機本体10の吸気口11を閉じた負荷の軽減さ
れた状態で運転する始動負荷軽減装置が設けられてい
る。
【0013】しかし、レシーバタンク30内の圧縮空気
は、前述のように圧縮機1の停止に伴い放出されている
ので、この回路構成により圧縮機本体10の吸気口11
を全閉とするためにはエンジン20の始動後、圧縮機本
体10より吐出された圧縮空気がレシーバタンク30内
に導入されて、レシーバタンク30の圧力がアンローダ
レギュレータ50を作動させる圧力に高まる迄待たなけ
ればならない。
【0014】そのため、図8に示す始動負荷軽減装置に
あっては、最も負荷の軽減が必要となる始動時及び始動
直後において負荷を軽減するとこができない。
【0015】このような始動時及び始動直後における負
荷を軽減することを目的として、レシーバタンク30か
らアンローダレギュレータ50に至る導入回路84に、
別途設けられたモータ駆動圧縮機により発生した空気供
給路を連結し、この空気供給路に第1の電磁弁を設け、
駆動源20を始動する前にこの第1の電磁弁を開いてモ
ータ駆動型圧縮機が吐出した圧縮空気をアンローダレギ
ュレータ50に供給し、圧縮機本体10の吸気口11を
閉塞するよう構成した始動負荷軽減装置がある(特開平
9−88863号公報)。
【0016】また別の始動負荷軽減装置としては、アン
ローダレギュレータ50の他に電磁ソレノイドを設け、
この電磁ソレノイドにより吸気制御弁であるバタフライ
バルブを常時開放方向に付勢すると共に、励磁時におい
てバタフライバルブを閉方向に付勢可能と成し、始動直
後の所定時間この電磁ソレノイドを励磁してバタフライ
バルブを閉じてディーゼルエンジンに加わる負荷を軽減
し、酷寒時における圧縮機の始動性を向上させるよう構
成した始動負荷軽減装置がある(特開平9−88863
号公報)。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た圧縮機の始動負荷軽減装置のうち、前述の特開平9−
88863号公報に記載の始動負荷軽減装置にあって
は、始動時に圧縮機本体の吸気口を閉塞するためにアン
ローダレギュレータに作動空気を導入するためのモータ
駆動型圧縮機を別途設ける必要があると共に、このモー
タ駆動型圧縮機を作動させるための電源が必要であり、
装置が大がかりになってしまう。
【0018】また、圧縮機の始動をする前に予めモータ
駆動型圧縮機を始動させてアンローダレギュレータに圧
縮空気を供給しておかなければならず、始動時の作業が
繁雑であると共に始動までに時間がかかるという問題が
ある。
【0019】また、特開平9−242673号公報に記
載の始動負荷軽減装置にあっては、電磁ソレノイドを励
磁してバタフライバルブを回動し吸気口を閉じる構成で
あるが、この電磁ソレノイドによるバタフライバルブの
開閉操作が、アンローダレギュレータによる影響を受け
ないよう、アンローダレギュレータのロッドとバタフラ
イバルブの開閉レバー間をピストンとシリンダにより伸
縮自在に連結している。
【0020】そのため、例えばピストンとシリンダとの
間にゴミが詰まったり、長期の使用によりピストンとシ
リンダとが摩耗しそれぞれの隙間が大きくなってシリン
ダの中心方向からずれた方向にピストンが摺動するなど
の何等かの原因によりピストンとシリンダ間で滑らかな
摺動が行えなくなると、電磁ソレノイドの動作がアンロ
ーダレギュレータの影響を受けて電磁ソレノイドを励磁
してもプランジャが後退しなくなることが考えられる。
そして、プランジャが後退しない状態が長時間継続する
と、電磁ソレノイドに大電流が流れて焼けてしまうおそ
れがある。このことから、予め力に余裕のある電磁ソレ
ノイドを使用しなければならず、装置が大型化すると共
にコスト高となる問題点がある。
【0021】また、アンローダレギュレータのロッドが
伸長し、バタフライバルブで吸入口を閉塞する際には電
磁ソレノイドのスプリングに打ち勝つ力を生じさせなけ
ればならず、アンローダレギュレータが大型化し、コス
トを高めるという問題点がある。
【0022】なお、いずれの始動負荷軽減装置において
も圧縮機1を始動する前に圧縮機本体10の吸気口11
をバタフライバルブで閉じるための所定の操作が必要で
あり、始動時における操作が煩雑であると共に、圧縮機
1の停止時においては圧縮機本体10の吸気口11が開
放されているために、圧縮機本体10として例えば液封
式のスクリュ圧縮機を使用すると、圧縮機1の停止に伴
って圧縮機本体10の吐出口13側から導入流路14側
に圧縮空気の逆流が生じたとき、この圧縮空気の逆流に
伴って圧縮作用空間の密封等に使用されていたシリンダ
15内の潤滑油等の液体が吹き出し、吸気口11より吐
出されてエアフィルタ12を目詰まりさせるおそれがあ
る。
【0023】そこで本発明は、上記従来技術における欠
点を解消するためになされたものであり、別途の圧縮空
気の発生源等を設けることなく、比較的簡単な構成によ
り圧縮機の始動時及び始動直後においても圧縮機本体の
吸気口を閉塞して始動負荷を軽減することができ、構造
が簡単で作動不良等が生じ難いと共に廉価に製造するこ
とができる圧縮機の始動負荷軽減装置を提供することを
目的とする。
【0024】また、本発明の別の目的は、圧縮機の停止
に伴い圧縮機本体の吸気口を開閉する吸気制御弁が始動
位置に係止されて吸気口を閉じ、その結果、始動時にお
いて特別な操作を行うことなく圧縮機を負荷の軽減され
た状態で即座に始動させることができると共に、圧縮機
本体として液封型の圧縮機を使用する場合にあっては、
圧縮機の停止時に潤滑油等の液体が逆流して吸気口より
吐出することを好適に防止することのできる圧縮機の始
動負荷軽減装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の圧縮機の始動負荷軽減装置は、圧縮機本体
10と、前記圧縮機本体10を駆動する駆動源20と、
前記圧縮機本体10から吐出された圧縮空気を貯溜する
レシーバタンク30を備えると共に、前記圧縮機本体1
0の吸気口11には導入空気量を制御するための吸気制
御弁60と、前記レシーバタンク30内の圧縮空気によ
り作動されて前記吸気制御弁60を開閉操作するアンロ
ーダレギュレータ50を備えた圧縮機において、前記ア
ンローダレギュレータ50は、導入された圧縮空気の圧
力が該アンローダレギュレータ50の作動圧力に満たな
いとき、前記吸気制御弁60を全開と成す動作位置に操
作して前記吸気口11を開放し、導入された圧縮空気の
圧力が該アンローダレギュレータの作動圧力以上である
とき、導入された圧縮空気の圧力に応じて前記吸気制御
弁60を操作して前記吸気口11を絞るよう構成すると
共に、前記レシーバタンク30に連通し、該レシーバタ
ンク30内の圧力に応じて作動する始動レギュレータ4
0と、この始動レギュレータ40により変位されて前記
吸気制御弁60と係脱可能な係止手段42を設け、前記
レシーバタンク30内の圧力が前記始動レギュレータ4
0の作動圧力に満たないとき、前記始動レギュレータ4
0が前記係止手段42を前記吸気制御弁60との係合位
置に配置し、該位置の前記係止手段42が前記吸気口1
1を僅かに開く位置に前記吸気制御弁60を係止して前
記アンローダレギュレータ50による前記吸気制御弁6
0の開方向への動作を規制すると共に、前記レシーバタ
ンク30内の圧力が前記始動レギュレータ40の作動圧
力以上となったとき、前記始動レギュレータが前記係止
手段42を前記吸気制御弁60との係止を解除する位置
に変位して、前記アンローダレギュレータ50による前
記吸気制御弁60の操作を可能と成すよう構成されて成
ることを特徴とする(請求項1)。
【0026】前記圧縮機1は更に、前記レシーバタンク
30内の圧力に応じて前記アンローダレギュレータ50
と前記レシーバタンク30間の回路84を開閉する圧力
レギュレータ76を備えると共に、前記圧縮機1の始動
時、前記圧力レギュレータ76をバイパスして前記アン
ローダレギュレータ50と前記レシーバタンク30間を
連通するバイパス回路80と、該バイパス回路80を開
閉する開閉手段(始動アンローダバルブ77)を備えて
成り、前記圧縮機1の始動時、前記バイパス回路80を
介して前記アンローダレギュレータ50に導入された前
記レシーバタンク30からの圧縮空気が前記アンローダ
レギュレータ50の作動圧力に満たないとき、前記始動
レギュレータ40が前記係止手段42を前記吸気制御弁
60との係合位置に配置し、前記レシーバタンク30か
らの圧縮空気が前記アンローダレギュレータ50の前記
所定の作動圧力以上となった後、前記始動用レギュレー
タ40が前記係止手段42を前記吸気制御弁60との係
止を解除する位置に変位するよう、前記始動レギュレー
タ40の作動圧力を設定しても良い(請求項2)。
【0027】前記係止手段42は、僅かな開度δで開い
た動作位置において前記吸気制御弁60を係止すること
により、圧縮機本体10の吸気口11が僅かに開いた状
態とすることができ(請求項3)、または、前記吸気制
御弁60に図示せざる開孔ないしは切欠を設け、この開
孔ないしは切欠の設けられた前記吸気制御弁60を前記
係止手段42が全閉の動作位置において係止することに
より、圧縮機本体10の吸気口11が僅かに開いた状態
としても良い(請求項4)。
【0028】さらに、前記圧縮機1の停止時に開放する
オートレリーフバルブ78を設け、このオートレリーフ
バルブ78の一次側を前記レシーバタンク30に連通
し、二次側を逆止弁82bを介して前記アンローダレギ
ュレータ50に連通すると共に、前記逆止弁82bの上
流において前記オートレリーフバルブ78の二次側を例
えばサイレンサ79等の絞りを介して大気開放する構成
を備えることが好ましい(請求項5)。
【0029】また、揺動により前記吸気制御弁60を開
閉する開閉レバー62を設け、前記アンローダレギュレ
ータ50の例えばロッド51に前記開閉レバー62を連
結すると共に、前記始動レギュータ40の例えばロッド
41の進退移動に伴って変位される前記係止手段42と
の係合を可能と成す係合突起65を前記開閉レバーに設
けて成り、前記係止手段42は係止段部43を備え、該
係止段部43は前記レシーバタンク30内の圧力が前記
始動レギュレータ40の作動圧力に満たないとき前記開
閉レバー62の揺動における支点を中心とした前記係合
突起65の移動軌道上に位置して前記係合突起65を係
止すると共に、前記レシーバタンク30内の圧力が前記
始動レギュレータの作動圧力以上となったとき前記開閉
レバー62の揺動における支点を中心とした前記係合突
起65の移動軌道外に前記係止段部43を位置する構成
とすることができる(請求項6)。
【0030】前述の構成において、前記開閉レバー62
の支点から前記係合突起65の形成位置迄の距離を、前
記開閉レバー62の支点から前記アンローダレギュレー
タ50の例えばロッド51連結位置迄の距離よりも長く
すれば好適である(請求項7)。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら以下説明する。
【0032】〔圧縮機の全体構造〕本発明の始動負荷軽
減装置が適用される圧縮機の基本構成については、図8
を参照して説明した従来の圧縮機1と同様であるが、本
発明の始動負荷軽装置を備えた圧縮機1にあっては、図
8の構成に加え、始動時において吸気制御弁60の動作
を規制する始動レギュレータ40を設け、この始動レギ
ュレータ40を減圧弁87を備えた始動回路86を介し
てレシーバタンク30に連通し、この始動レギュレータ
40により、圧縮機1の始動時、アンローダレギュレー
タ50により吸気制御弁60が開方向に動作することを
規制している。なお、この減圧弁87は、始動レギュレ
ータ40の耐圧を超えた圧縮空気が導入されることを防
止するためのもので、必要に応じて設けられるものであ
る。また前記減圧弁に変えてオリフィスにすることもで
きる。
【0033】また、圧縮機1の停止時、レシーバタンク
30内の圧縮空気を大気放出するオートレリーフバルブ
として、例えば圧縮機本体10の吐出口13と逆止弁8
2aとの間の吐出回路81内の圧力をパイロット圧とし
てこの吐出回路81内の圧力低下により開放してレシー
バタンク30内の圧縮空気を放出するオートレリーフバ
ルブ78を設け、このオートレリーフバルブ78の開放
により放出されるレシーバタンク30内の圧縮空気の一
部をアンローダレギュレータ50に導入する復帰回路8
8を備えている。
【0034】なお、アンローダレギュレータ50とスピ
ードレギュレータ70とに圧縮空気を導入する導入回路
84には、必要に応じて圧力レギュレータ76の下流側
においてアンローダレギュレータ50及びスピードレギ
ュレータ70に導入された圧縮空気を絞り91を介して
放出するための逃がし回路89が設けられる。この逃が
し回路89は、本実施形態にあっては、その一端を圧縮
機本体10の吸気口11とシリンダ15間に設けられた
吸入通路14に連通し、アンローダレギュレータ50と
スピードレギュレータ70に導入された圧縮空気が、絞
り91を介して徐々にこの吸入通路14に放出されるよ
う構成している。
【0035】始動レギュレータ40は、圧縮空気の導入
がない非作動状態、すなわちロッド41が原位置にある
ときアンローダレギュレータ50による吸気制御弁60
の動作を規制し、圧縮空気の導入がされた作動状態にお
いてロッド41を進退移動させてこの規制を解除するも
のであり、本実施形態にあってはこの始動レギュレータ
40として、アンローダレギュレータ50と同一のベロ
フラム式のレギュレータを使用している。
【0036】なお、この始動レギュレータ40は始動時
において、アンローダレギュレータ50による付勢力に
抗して吸気制御弁60の開方向への動作を規制し得るも
のであればその形式は限定されず、シリンダ内をピスト
ンが摺動するピストン型のもの、シリンダ内を仕切る可
撓性の膜にロッドが連結されたダイアフラム型のもの、
その他既知の各種のレギュレータを使用することができ
る。
【0037】図1に示す例において、吸気制御弁60は
バタフライバルブであり、このバタフライバルブ60の
回転軸61に一端を連結された開閉レバー62が設けら
れており、この開閉レバー62を回転軸61を中心とし
て揺動させることによりバタフライバルブ60により吸
気口11を開閉可能としている。
【0038】この開閉レバー62の長さ方向の略中心位
置には、アンローダレギュレータ50のロッド51が連
結されており、アンローダレギュレータ50に対する圧
縮空気の導入及び排出によりこのロッド51を進退移動
させることにより、圧縮機本体10の吸気口11が開閉
する。
【0039】始動レギュレータ40は、図2に示す例に
あっては受圧室に対して圧縮空気の導入が行われていな
い非作動状態において、図示せざるリターンスプリング
等の復帰手段の作用によりロッド41を後退した状態
(図2中左側に移動した状態)にあり、このロッド41
の後退位置においてロッド41の先端に取り付けられた
係止手段42が開閉レバー62を係止して、バタフライ
バルブ60を所定の回動位置において係止している。
【0040】この係止手段42は、図2に示すように開
閉レバー62を係止するための係止段部43を備えてお
り、前述の係止手段42と係止される位置において、開
閉レバー62にはこの係止段部43に係合される係合突
起65が設けられている。本実施形態にあってはこの係
合突起65はピン63と、このピン63によってその中
心を貫通されて回転自在に軸承されたローラ64から成
り、始動レギュレータ40の非作動時において、始動レ
ギュレータ40のロッド41に連結された係止手段42
の係止段部43が、前述の係合突起65と係合してバタ
フライバルブ60が吸気口11を僅かな開度δで開いた
状態に保持されるよう、各部の形成位置が調整されてい
る。
【0041】そして、始動レギュレータ40に圧縮空気
が導入された作動状態にあるとき、この係止手段42の
係止段部43が、開閉レバー62の揺動に伴う係合突起
65の移動軌道外に移動して、開閉レバー62の揺動を
妨げることのない位置に配置されるように構成されてい
る。
【0042】本実施形態においてこの始動レギュレータ
40は、受圧室に対する圧縮空気の導入によりロッド4
1が伸長すると共に、圧縮空気の導入が行われていない
とき、内部に収容されたリターンスプリング等の復帰手
段によりロッド41が後退するよう構成されたもので、
この始動レギュレータ40を圧縮機本体の吸気口11を
中心として前述のアンローダレギュレータ50に対向配
置すると共に、この始動レギュレータ40のロッド41
先端に前述の係止手段42を連結し、始動レギュレータ
40のロッド41が進退移動することによりアンローダ
レギュレータ50によるアンローダバルブ60の開閉動
作を制限し、又はこの制限を解除可能としている。もっ
とも、この始動レギュレータ40は前述の構成に限定さ
れず、例えば圧縮空気の導入時、ロッド41を後退する
よう構成しても良く、これに対応してその配置位置を適
宜変更することもできる。
【0043】本実施形態にあっては、係止手段42に
は、前述の係合突起65を嵌合するガイド溝44が形成
されており、このガイド溝44は、始動レギュレータ4
0のロッド41が前進位置(図3中右側に伸長した状
態)にあるとき、アンローダバルブ60の回転軸61を
中心とした係合突起65の移動軌道に略重なる形状を成
すと共に、このガイド溝44の外周側縁部44bを一部
切り欠いて係止段部43を形成し、始動レギュレータ4
0のロッド41が後退位置(図2中左側に縮小した状
態)にあるとき、アンローダバルブ60の開閉レバー6
2に設けられた係合突起65を係止してアンローダバル
ブ60を微小な開度δで係止する。
【0044】このように、バタフライバルブ60が吸気
口11を僅かな開度δで開放した状態に係止するのは、
後述するように駆動源20を始動させることにより駆動
された圧縮機本体10に対して僅かに外気を導入し、こ
の導入された外気を圧縮してレシーバタンク30内に導
入してこれをアンローダレギュレータ50や始動レギュ
レータ等の作動圧力として使用するためであり、同様に
圧縮機本体10に対する外気の僅かな導入を行い得る構
成であれば、バタフライバルブ60に開孔を形成し、ま
たは、バタフライバルブ60の周縁を切り欠く等して圧
縮機本体10に外気を導入可能とすることにより、バタ
フライバルブ60を開度δを設けることなく全閉位置に
おいて係止する構成としても良い。
【0045】なお、図2〜図4中、92は案内体であ
り、始動レギュレータ40による係止手段42の進退移
動を案内して、係止手段42が位置ずれすることを防止
している。復帰手段としてコイルスプリングを使用する
場合、ロッド41が進退移動する際にこのコイルスプリ
ングによりロッド41がねじられて係止手段42がロッ
ド41を中心軸として回動等するおそれがあるが、この
ように案内体92を設けることにより係止手段42の位
置がずれ、係合突起65がガイド溝44から抜け落ちる
等して発生する作動不良を防止することができる。
【0046】なお、前述の係止手段42の進退移動を案
内する案内体92は、図2及び図3に示す実施形態にあ
っては、進退移動方向に直線状に形成された係止手段4
2の上端に、案内体92にピン93により回転自在に軸
承されたローラ94を当接して、案内可能に構成したも
のであるが、この構成に代え、例えば図5に示すように
係止手段42の移動方向を軸線方向と成す案内棒92’
を該係止手段に設け、前記アンローダレギュレータ50
を取り付けるブラケット52に形成された開孔をこの案
内棒92’で貫通することにより案内棒92’の長さ方
向に係止手段42が進退移動するよう構成しても良い。
【0047】また、図2及び図3に示す実施形態にあっ
ては、係止手段42がガイド溝44を備えるものとして
説明したが、始動レギュレータ40が非作動状態にある
ときの係止手段42の配置位置において、バタフライバ
ルブ60の開閉レバー62の揺動を係止し得るものであ
れば必ずしも案内溝44を備える必要はなく、バタフラ
イバルブ60の開閉レバー62を係止し得る係止段部4
3を備える形状であると共に、始動レギュレータ40に
対して圧縮空気の導入がされたとき、この係止段部43
が係合突起65の移動軌道外に位置するものであれば、
図6に示すように略下向きコ字状の形状に形成されてい
ても良い。
【0048】〔動作〕以上のように構成された本発明の
圧縮機の始動負荷軽減装置を備えた圧縮機1全体の動作
について説明する。
【0049】圧縮機1の始動時において、バタフライバ
ルブ60は図2に示すように吸気口11を微小な開度δ
で開いた位置にあり、また、圧縮空気の導入が行われて
いない始動レギュレータ40は、リターンスプリング等
の復帰手段の作用によりロッド41を後退させた位置に
あり、始動レギュレータ40のロッド41に連結された
係止手段42は、そのガイド溝44に形成された係止段
部43に開閉レバー62に取り付けられた係合突起65
を係止した状態にある。
【0050】また、この開閉レバー62の長さ方向の略
中央位置においてロッド51の先端が連結されているア
ンローダレギュレータ50は、リターンスプリング等の
復帰手段の付勢力によりロッド51を後退させてバタフ
ライバルブ60を開く方向の付勢力を生じているが、始
動レギュレータ40とアンローダレギュレータ50とを
同一のレギュレータにより構成した本実施形態におい
て、始動レギュレータ40のロッド41先端は、アンロ
ーダレギュレータ50のロッド先端51に対して開閉レ
バー62の揺動中心より離れた位置で連結しているため
に、アンローダレギュレータ50の復帰手段により生じ
る付勢力に対して始動レギュレータ40の復帰手段によ
り開閉レバー62に作用する力が打ち勝って、バタフラ
イバルブ60は僅かな開度δで係止される。
【0051】なお、この時点において同様にスピードレ
ギュレータ70に対しても圧縮空気の導入が行われてお
らず、エンジンガバナレバー21は高速の位置にある。
【0052】この状態において、バイパス回路80に設
けられた始動アンローダバルブ77を開き、レシーバタ
ンク30を圧力レギュレータ76をバイパスしてアンロ
ーダレギュレータ50及びスピードレギュレータ70に
連通する。その後、エンジンやモータ等の駆動源20を
駆動すると、駆動源20は高速で始動されて圧縮機本体
10を高速で駆動し、圧縮本体10はバタフライバルブ
60により僅かな開度δで開かれた吸気口11を介して
外気を導入する。
【0053】このように、駆動源20の始動時において
吸気制御弁60は僅かな開度δで開放しており、その結
果、圧縮機本体10に対する外気の導入・圧縮が行われ
て負荷が生じるが、圧縮機本体10に導入される外気は
極めて微量であることから、この僅かな開度δによって
生じる負荷は殆ど無視し得る程度のものである。従っ
て、圧縮機1は略無負荷の状態で始動することができる
と共に、始動時において駆動源20が高速で始動される
ことから、酷寒時等においても圧縮機の始動が容易であ
る。
【0054】僅かな開度δで開かれた吸気口11より導
入された外気は、圧縮機本体10のシリンダ15内に導
入されて圧縮され、吐出回路81を介してレシーバタン
ク30内に導入されてレシーバタンク30内の圧力を徐
々に上昇させる。
【0055】このようにして、レシーバタンク30内の
圧力が上昇すると、このレシーバタンク30に導入回路
84を介して連通されたアンローダレギュレータ50の
受圧室及びスピードレギュレータ70の受圧室内の圧力
も上昇し、アンローダレギュレータ50のロッド51が
前進する。
【0056】また、スピードレギュレータ70に圧縮空
気が導入されることにより、スピードレギュレータ70
がガバナレバー21を高速側から低速側へ移動させ、駆
動源20を低速運転に移行する。
【0057】レシーバタンク30内の圧力が上昇する
と、始動回路86を介してレシーバタンク30に連通さ
れた始動レギュレータ40の受圧室に対しても、減圧弁
87を介して圧縮空気の導入が開始され、この圧縮空気
の導入により始動レギュレータ40はリターンスプリン
グの付勢力に抗してロッド41の前進を開始する。
【0058】始動レギュレータ40のロッド41が前進
すると、係止手段42のガイド溝44に形成された係止
段部43が、開閉レバー62に設けられた係合突起65
の移動軌道の外周に移動し、係合突起65はガイド溝4
4内を自由に移動可能となる。
【0059】その後、駆動源20を所定時間暖気運転さ
せた後、始動アンローダバルブ77を操作してバイパス
回路80を閉じ、その後のスピードレギュレータ70及
びアンローダレギュレータ50に対するレシーバタンク
30内の圧縮空気の導入は圧力レギュレータ76を介し
て行う。
【0060】この時点において、レシーバタンク30内
の圧力は、圧力レギュレータ76の作動圧力まで上昇し
ておらず、そのため、スピードレギュレータ70に対す
る圧縮空気の導入が停止され、スピードレギュレータ7
0はエンジンガバナレバー21を高速側に揺動させて駆
動源20を高速運転に移行する。
【0061】同時に、アンローダレギュレータ50に対
する圧縮空気の導入も停止して、アンローダレギュレー
タ50のロッド51が後退を開始する。このとき、圧力
レギュレータ76を介することなく始動回路86を介し
てレシーバタンク30内の圧縮空気が導入されている始
動レギュレータ40に対しては、レシーバタンク30内
の圧縮空気の導入が継続して行われており、係止手段4
2のガイド溝44に形成された係止段部43は、依然と
して係合突起65の移動軌道外にあり、係合突起65は
ガイド溝44内を自由に移動可能となっている。したが
って、このアンローダレギュレータ50のロッド51の
後退により、バタフライバルブ60は圧縮機本体10の
吸気口11を開き、圧縮機は全負荷運転に移行する。
【0062】このようにして、全負荷運転を継続する
と、圧縮機本体10より吐出された圧縮空気が導入され
たレシーバタンク30内の圧力が徐々に高まり、このレ
シーバタンク30内の圧力が圧力レギュレータ76の作
動圧力となると、圧力レギュレータ76が導入回路84
を開いてスピードレギュレータ70とアンローダレギュ
レータ50にレシーバタンク30内の圧縮空気が導入さ
れ、導入された圧縮空気の圧力に応じてスピードレギュ
レータ70はガバナレバー21を低速側に揺動させて駆
動源20の運転を低速に移行すると共に、アンローダレ
ギュレータ50は吸気制御弁60を閉方向に動作して圧
縮機本体10の吸気口11を絞る。
【0063】圧力レギュレータ76が全開となる迄レシ
ーバタンク30内の圧力が上昇すると、スピードレギュ
レータ70はガバナレバー21を低速位置に揺動して駆
動源20を低速運転と成すと共に、アンローダレギュレ
ータ50は、圧縮機本体10の吸気口11を全閉と成
し、アンロード運転に移行する。
【0064】その後、図示せざる空気作業機等による圧
縮空気の消費に伴ってレシーバタンク30内の圧力が変
動すると、アンローダレギュレータ50及びスピードレ
ギュレータ70による既知の容量制御が行われる。
【0065】次に、圧縮機1の停止時の動作について説
明すると、圧縮機本体10を駆動している駆動源20を
停止すると、これにより駆動される圧縮機本体10も停
止し、レシーバタンク30に対する圧縮空気の導入も停
止する。
【0066】この圧縮空気の導入停止により、吐出回路
81に設けられた逆止弁82aが閉じてレシーバタンク
30から圧縮機本体10に向かう圧縮空気の逆流が防止
されると共に、圧縮機本体10の吐出口13側の圧縮空
気が吸入流路14側へ逆流して、吐出口13と逆止弁8
2a間の吐出回路81内では圧力低下が生じる。
【0067】その結果、逆止弁82aの上流側における
吐出回路81内の圧力をパイロット圧とするオートレリ
ーフバルブ78が開放して、放気回路85及びサイレン
サ79を介してレシーバタンク30内の圧縮空気が機外
に放出される。
【0068】この放気回路85は、サイレンサ79の上
流において分岐され、復帰回路88に連通されており、
また、サイレンサ79が放出される圧縮空気に対して絞
りの役目をしていることから、オートレリーフバルブ7
8の開放によりレシーバタンク30より放出された圧縮
空気は、一部この復帰回路88に導入される。
【0069】この復帰回路88は、導入回路84に設け
られた圧力レギュレータ76をバイパスしてアンローダ
レギュレータ50の受圧室に連通されていることから、
この復帰回路88を介してアンローダレギュレータ50
に導入された圧縮空気によりアンローダレギュレータ5
0のロッド51が前進し、バタフライバルブ60の開閉
レバー62を揺動させて圧縮機本体10の吸気口11を
閉じる。
【0070】圧縮空気の放出によりレシーバタンク30
内の圧力が低下してくると、始動レギュレータ40のロ
ッド41が後退し、この始動レギュレータ40のロッド
41に連結された係止手段42もこのロッド41の後退
に伴って移動するが、この時、アンローダレギュレータ
50のロッド51は後退しておらず、バタフライバルブ
60を閉じた位置にあるために、バタフライバルブ60
の開閉レバー62に設けられた係合突起65は確実に係
止手段42の係止段部43に係合される。
【0071】このようなアンローダレギュレータ50の
動作の遅れは、前述の復帰回路88に逆止弁82bを設
けていること、及び、逃がし回路89を設ける場合に
は、この逃がし回路89に絞り91を設けることにより
実現される。すなわち、復帰回路88を介してアンロー
ダレギュレータ50に導入された圧縮空気は、逆止弁8
2bにより放気回路85側への逆流が防止されているの
で、逃がし回路89を介して(逃がし回路89を設けな
い場合には、各所における漏れ等により)放出される
が、この逃がし回路89には絞り91が設けられている
ために、アンローダレギュレータ50の受圧室内の圧縮
空気の放出は始動レギュレータ40に比べて低速で行わ
れ、アンローダレギュレータは前述の始動レギュレータ
40に遅れて原位置に復帰するのである。
【0072】なお、図1に示す例では前述の逃がし回路
89を圧縮機本体10の吸入通路14に連通している
が、これはオートレリーフバルブ78を介して放出され
たレシーバタンク30内の圧縮空気を吸入通路14に導
入して圧力上昇させることにより、圧縮機本体10の吐
出口13側から吸入通路14側に圧縮空気が逆流するこ
とを防止して、圧縮空気の逆流に伴う悪影響を防止する
ためのものである。
【0073】このようにしてアンローダレギュレータ5
0の受圧室内の圧縮空気が放出されることにより、アン
ローダレギュレータ50のロッド51が始動レギュレー
タ40のロッド41に遅れて後退するが、開閉レバー6
2は係止手段42により係止されているために、圧縮機
本体10の吸気口11は、僅かな開度δで開放するもの
の、この位置で係止手段42により係止される。
【0074】特に、開閉レバー62に対するアンローダ
レギュレータ50のロッド51先端の取付位置を、係合
突起65の取付位置に比較してバタフライバルブ60の
回転軸61側に設けた図示の例では、アンローダレギュ
レータ50と始動レギュレータ40とで同一性能のレギ
ュータを使用した場合でも回転軸61より離間した位置
において開閉レバー62に連結される始動レギュレータ
40のリターンスプリングの力がアンローダレギュレー
タ50のリターンスプリングの力に打ち勝って、開閉レ
バー62が揺動されることはない。
【0075】このようにして、バタフライバルブ60
は、前述の復帰回路の作用により僅かな開度δで係止さ
れた始動位置に係止され、本発明の始動負荷軽減装置を
備えた圧縮機は、特別な事前操作をすることなく負荷の
軽減された状態で圧縮機1を始動させることができる。
【0076】また、圧縮機1の停止時において圧縮機本
体10の吸気口11が、バタフライバルブ60により略
閉ざされた状態にあるので、圧縮機本体10の停止によ
り吐出口13側から導入通路14側に圧縮空気が逆流す
ることに伴って潤滑油等の逆流が生じた場合であっても
バタフライバルブ60により吸気口11が閉ざされてい
ることから、このような液体の吐出を防止でき、エアフ
ィルタ12等にこの潤滑油等が含浸して目詰まり等が生
じることを防止できる。また、急激に逆流する圧縮空気
が吸気口を通過することを防止できることから、逆流し
た圧縮空気の圧力によりエアフィルタ12が破損するこ
とを防止できる。
【0077】なお、図2及び図3に示す実施形態にあっ
ては、アンローダレギュレータ50と始動レギュレータ
40とを圧縮機本体10の吸気口11を中心に対向配置
した例について説明したが、図7に示す実施形態にあっ
ては、アンローダレギュレータ50と始動レギュレータ
40とをいずれも圧縮機本体10の吸気口11に対して
同一側(図示の例では右側)に設けると共に、バタフラ
イバルブ60の回転軸61を開閉レバー62の両端間に
取り付けて、一端にアンローダレギュレータ50のロッ
ド51先端を、他端に始動レギュレータ40のロッド4
1先端に連結された係止手段42により係止される係合
突起65を取り付けて図2及び図3を参照して説明した
前述の実施形態と同様に動作するよう構成している。
【0078】なお、この場合、開閉レバー62に対する
係合突起65の回転軸61中心からの距離は、回転軸6
1の中心からアンローダレギュレータ50のロッド51
先端の取付位置迄の距離に対して長く形成することが好
ましい。
【0079】このように、アンローダレギュレータ50
と始動レギュータ40とを同一方向に設けることによ
り、アンローダレギュレータ50と始動レギュレータ4
0とを対向配置する図2及び図3に示す実施形態に比較
して、これらを省スペース内に配置することが可能とな
る。
【0080】
【発明の効果】以上説明した本発明の構成により、別途
の圧縮空気の発生源等を設けることなく、比較的簡単な
構成により圧縮機の始動時及び始動直後においても圧縮
機本体の吸気口を閉塞して始動負荷を軽減することがで
き、構造が簡単で作動不良等が生じ難いと共に廉価に製
造することができる圧縮機の始動負荷軽減装置を提供す
ることができた。
【0081】また、前述の復帰回路を備えた本発明の始
動負荷軽減装置にあっては、圧縮機の停止時に吸気制御
弁が始動位置に係止されることから、特別な事前操作を
行うことなく負荷の軽減された状態で圧縮機を始動する
ことができると共に、圧縮機の停止時、圧縮機本体の吸
気口が略閉塞された状態にあることから、潤滑油等の逆
流が生じた場合であっても吸気口に設けられたエアフィ
ルタにこの潤滑油が付着して目詰まりを生じさせること
等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の始動負荷軽減装置を備えた圧縮機の
概略回路図。
【図2】 圧縮機本体の吸気口部分の正面図であり、始
動前の状態を示す。
【図3】 圧縮機本体の吸気口部分の正面図であり、全
負荷運転の状態を示す。
【図4】 圧縮機本体の吸気口部分の平面図。
【図5】 案内体の別の構成例を示す圧縮機本体の吸気
口部分の正面図。
【図6】 ガイド部材の別の構成例を示す圧縮機本体の
吸気口部分の正面図。
【図7】 始動レギュレータの別の配置例を示す圧縮機
本体の吸気口部分の正面図。
【図8】 従来の圧縮機の概略回路図。
【符号の説明】
1 圧縮機 10 圧縮機本体 11 吸気口 12 エアフィルタ 13 吐出口 14 吸入通路 15 シリンダ 20 駆動源(エンジン) 21 ガバナレバー 30 レシーバタンク 40 始動レギュレータ(第2のレギュレータ) 41 ロッド 42 係止手段 43 係止段部 44 ガイド溝 50 アンローダレギュレータ 51 ロッド 52 ブラケット 60 吸気制御弁(バタフライバルブ) 61 回転軸 62 開閉レバー 63 ピン 64 ローラ 65 係合突起 70 スピードレギュレータ 76 圧力レギュレータ 77 始動アンローダバルブ 78 オートレリーフバルブ 79 サイレンサ(絞り) 80 バイパス回路 81 吐出回路 82 逆止弁(82a−吐出回路用;82b−復帰回路
用) 83 供給回路 84(84a〜84c) 導入回路 85 放気回路 86 始動回路 87 減圧弁 88 復帰回路 89 逃がし回路 91 絞り 92 案内体 93 ピン 94 ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 幸夫 新潟県三条市須頃2−102ライフタウンプ レセアB−101 Fターム(参考) 3H045 AA05 AA09 AA10 AA12 AA26 BA04 BA34 BA42 CA03 CA29 DA13 DA14 EA32 EA45

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機本体と、前記圧縮機本体を駆動す
    る駆動源と、前記圧縮機本体から吐出された圧縮空気を
    貯溜するレシーバタンクを備えると共に、前記圧縮機本
    体の吸気口には導入空気量を制御するための吸気制御弁
    と、前記レシーバタンク内の圧縮空気によって作動され
    て前記吸気制御弁を開閉操作するアンローダレギュレー
    タを備えた圧縮機において、 前記アンローダレギュレータは、導入された圧縮空気の
    圧力が該アンローダレギュレータの作動圧力に満たない
    とき、前記吸気制御弁を全開と成す動作位置に操作して
    前記吸気口を開放し、導入された圧縮空気の圧力が該ア
    ンローダレギュレータの作動圧力以上であるとき、導入
    された圧縮空気の圧力に応じて前記吸気制御弁を操作し
    て前記吸気口を絞るよう構成すると共に、 前記レシーバタンクに連通し、該レシーバタンク内の圧
    力に応じて作動する始動レギュレータと、この始動レギ
    ュレータにより変位されて前記吸気制御弁と係脱可能な
    係止手段を設け、 前記レシーバタンク内の圧力が前記始動レギュレータの
    作動圧力に満たないとき、前記始動レギュレータが前記
    係止手段を前記吸気制御弁との係合位置に配置し、該位
    置の前記係止手段が前記吸気口を僅かに開く位置に前記
    吸気制御弁を係止して前記アンローダレギュレータによ
    る前記吸気制御弁の開方向への動作を規制すると共に、
    前記レシーバタンク内の圧力が前記始動レギュレータの
    作動圧力以上となったとき、前記始動レギュレータが前
    記係止手段を前記吸気制御弁との係止を解除する位置に
    変位して前記アンローダレギュレータによる前記吸気制
    御弁の操作を可能と成すよう構成されて成ることを特徴
    とする圧縮機の始動負荷軽減装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮機が、前記レシーバタンク内の
    圧力に応じて前記アンローダレギュレータと前記レシー
    バタンク間の回路を開閉する圧力レギュレータを備える
    と共に、前記圧縮機の始動時、前記圧力レギュレータを
    バイパスして前記アンローダレギュレータと前記レシー
    バタンク間を連通するバイパス回路と、該バイパス回路
    を開閉する開閉手段を備えて成り、 前記圧縮機の始動時、前記バイパス回路を介して前記ア
    ンローダレギュレータに導入された前記レシーバタンク
    からの圧縮空気が該アンローダレギュレータの作動圧力
    に満たないとき、前記始動レギュレータが前記係止手段
    を前記吸気制御弁との係合位置に配置し、前記レシーバ
    タンクからの圧縮空気が該アンローダレギュレータの作
    動圧力以上となった後、前記始動レギュレータが前記係
    止手段を前記吸気制御弁との係止を解除する位置に変位
    するよう、前記始動レギュレータの作動圧力が設定され
    ている請求項1記載の圧縮機の始動負荷軽減装置。
  3. 【請求項3】 前記係止手段は、僅かな開度で開いた動
    作位置において前記吸気制御弁を係止する請求項1又は
    2記載の圧縮機の始動負荷軽減装置。
  4. 【請求項4】 前記吸気制御弁が開孔ないしは切欠を備
    えると共に、前記係止手段が、全閉の動作位置において
    前記吸気制御弁を係止する請求項1又は2記載の圧縮機
    の始動負荷軽減装置。
  5. 【請求項5】 前記圧縮機の停止時に開放するオートレ
    リーフバルブを設け、このオートレリーフバルブの一次
    側を前記レシーバタンクに連通し、二次側を逆止弁を介
    して前記アンローダレギュレータに連通すると共に、前
    記逆止弁の上流において前記オートレリーフバルブの二
    次側を絞りを介して大気開放した請求項1〜4いずれか
    1項記載の圧縮機の始動負荷軽減装置。
  6. 【請求項6】 揺動により前記吸気制御弁を開閉する開
    閉レバーを設け、前記アンローダレギュレータに前記開
    閉レバーを連結すると共に、前記始動レギュータにより
    変位される前記係止手段との係合を可能と成す係合突起
    を前記開閉レバーに設けて成り、 前記係止手段は係止段部を備え、該係止段部は前記レシ
    ーバタンク内の圧力が前記始動レギュレータの作動圧力
    に満たないとき前記開閉レバーの揺動における支点を中
    心とした前記係合突起の移動軌道上に位置して前記係合
    突起を係止すると共に、前記レシーバタンク内の圧力が
    前記始動レギュレータの作動圧力以上となったとき前記
    開閉レバーの揺動における支点を中心とした前記係合突
    起の移動軌道外に前記係止段部を位置する請求項1〜5
    いずれか1項記載の圧縮機の始動負荷軽減装置。
  7. 【請求項7】 前記開閉レバーの支点から前記係合突起
    の形成位置迄の距離を、前記開閉レバーの支点から前記
    アンローダレギュレータの連結位置迄の距離よりも長く
    した請求項6記載の圧縮機の始動負荷軽減装置。
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