JP2003222038A - スロットル弁制御装置 - Google Patents

スロットル弁制御装置

Info

Publication number
JP2003222038A
JP2003222038A JP2002022080A JP2002022080A JP2003222038A JP 2003222038 A JP2003222038 A JP 2003222038A JP 2002022080 A JP2002022080 A JP 2002022080A JP 2002022080 A JP2002022080 A JP 2002022080A JP 2003222038 A JP2003222038 A JP 2003222038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
throttle opening
target
traction control
throttle valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002022080A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hijikata
賢二 土方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002022080A priority Critical patent/JP2003222038A/ja
Publication of JP2003222038A publication Critical patent/JP2003222038A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】トラクション制御によるエンジン出力低下の際
に、複雑な演算等を必要とせず、過度なエンジン出力の
低下が生じることなく速やかに必要なエンジン出力に制
御する。 【解決手段】S101でトラクション制御実施の要求を
取得し、S102でトラクション制御装置40からエン
ジン目標トルクを取得し、S103で取得したエンジン
目標トルクから目標スロットル開度を算出する。S10
4でアイドル回転数を算出し、S105でアイドル時ス
ロットル開度を算出する。そしてS106に進み、目標
スロットル開度がアイドル時スロットル開度以上であれ
ば、そのまま、目標スロットル開度になるよう電子制御
スロットル弁25を制御し、一方、目標スロットル開度
がアイドル時スロットル開度より低ければ、S107に
進み、スロットル開度をアイドル時スロットル開度に制
限制御する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、特にエンジン出力
を低減させて車両挙動を所定に保つトラクション制御が
作動した際の電子制御スロットル弁のスロットル弁制御
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、スロットル弁をスロットルアクチ
ュエータにより電子的に制御する、いわゆる電子制御ス
ロットル方式のエンジンが実用化されており、アクセル
開度とエンジン回転数等とからエンジン出力目標値を設
定し、このエンジン出力目標値に応じて燃料噴射量を制
御すると共に、スロットル弁開度を調節して吸入空気量
を制御し、運転者の要求出力に対する応答性を改善して
良好な走行性能を得る技術が種々提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、車輪のスリ
ップ量等を検出して所定のスリップが発生した場合、エ
ンジン出力を低減するトラクション制御装置が搭載され
ている車両では、トラクション制御装置からの指示を受
けて電子制御スロットル弁のスロットル制御装置がエン
ジン出力を過度に低下させてしまう虞がある。 【0004】これに対し、特開平5−86927号公報
に示す技術によれば、アクセル操作量及び車両状態に基
づいて目標駆動軸トルクを演算し、トラクション制御作
動等の所定の緊急時には、演算された目標駆動軸トルク
を一時的に低減して、最終目標駆動軸トルクを決定する
ため、エンジン出力の過度な低下が抑制される。 【0005】しかしながら、この技術では、トラクショ
ン作動時でも目標駆動軸トルクの演算を連続して行わな
ければならず、複雑で、トラクション制御が必要とする
エンジン出力に速やかに移行することが困難であるとい
う問題がある。 【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
トラクション制御によるエンジン出力低下の際に、複雑
な演算等を必要とせず、過度なエンジン出力の低下が生
じることなく速やかに必要なエンジン出力に制御するこ
とができるスロットル弁制御装置を提供することを目的
とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のスロットル弁制御装置は、
吸気系に配設した電子制御スロットル弁のスロットル開
度を制御するスロットル弁制御装置において、車両の運
転状態に応じ少なくともエンジン出力を低減させて車両
挙動を所定に保つトラクション制御手段を有し、上記ト
ラクション制御手段によるエンジン出力の低減が行われ
る際、エンジン出力の低減のために設定する目標トルク
とエンジンのアイドリング状態におけるエンジントルク
とを比較し、該アイドリング状態におけるエンジントル
クを下回らないスロットル開度に制御することを特徴と
している。 【0008】すなわち、上記請求項1記載のスロットル
弁制御装置は、トラクション制御手段によるエンジン出
力の低減が行われる際、エンジン出力の低減のために設
定する目標トルクとエンジンのアイドリング状態におけ
るエンジントルクとを比較し、アイドリング状態におけ
るエンジントルクを下回らないスロットル開度に制御す
るので、トラクション制御によるエンジン出力低下の際
に、複雑な演算等を必要とせず、過度なエンジン出力の
低下が生じることなく速やかに必要なエンジン出力に制
御することができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図4は本発明の実施の一形
態に係わり、図1は車両駆動系とトラクション制御装置
及びスロットル弁制御装置に関する概略構成図、図2は
電子制御スロットル弁の概略構成説明図、図3はトラク
ション制御装置とスロットル弁制御装置の機能ブロック
図、図4はトラクション制御時のスロットル弁制御のフ
ローチャートである。 【0010】図1において、符号1はエンジンを示し、
このエンジン1が、クラッチ2、変速機3を介してセン
タデファレンシャル装置4に連結されている。センタデ
ファレンシャル装置4は、例えば複合プラネタリギヤ式
のセンタデファレンシャル装置で構成され、歯車諸元に
より前後軸間のトルク配分を等トルクまたは後輪偏重等
の不等トルクに配分する。 【0011】センタデファレンシャル装置4から後輪側
へ分配された駆動力は、リヤドライブ軸5、プロペラシ
ャフト6、ドライブピニオン7を介してリヤファイナル
ドライブ装置8に入力される。 【0012】一方、センタデファレンシャル装置4から
前輪側へ分配された駆動力は、トランスファドライブギ
ヤ9、トランスファドリブンギヤ10、フロントドライ
ブ軸11を介してフロントデファレンシャル装置12に
入力される。 【0013】リヤファイナルドライブ装置8に入力され
た駆動力は、後輪左ドライブ軸13rlを介して左後輪1
4rlに、後輪右ドライブ軸13rrを介して右後輪14rr
に伝達される一方、フロントデファレンシャル装置12
に入力された駆動力は、前輪左ドライブ軸13flを介し
て左前輪14flに、前輪右ドライブ軸13frを介して右
前輪14frに伝達される。 【0014】また、図1中、符号20は加圧源、減圧
弁、増圧弁等を備えた4輪ブレーキ圧制御装置を示し、
この4輪ブレーキ圧制御装置20には、ブレーキペダル
21に連動するマスタシリンダ22が連通されている。 【0015】4輪ブレーキ圧制御装置20には、ブレー
キ管路23rl、23rr、23fl、23frを介して4輪1
4rl、14rr、14fl、14frのホイールシリンダ24
rl、24rr、24fl、24frが各別に配管されている。 【0016】そして、ドライバがブレーキペダル21を
踏むと、マスタシリンダ22に生じたブレーキ圧をホイ
ールシリンダ24rl、24rr、24fl、24frに導入し
てブレーキがかけられる。また、後述するトラクション
制御装置40等からブレーキ信号が入力されると、減圧
弁や増圧弁を開閉して加圧源の油圧をホイールシリンダ
24rl、24rr、24fl、24frに導入し、4輪14r
l、14rr、14fl、14frのブレーキ圧を自動的に増
圧、保持または減圧制御することが可能になっている。 【0017】車両には、車両の運転状態に応じ、制動力
の付加とエンジン出力の低減を行って、車両挙動を所定
に保つトラクション制御手段としてのトラクション制御
装置40が搭載されており、このトラクション制御装置
40には、4輪14rl、14rr、14fl、14frの車輪
速を検出する車輪速センサ31rl、31rr、31fl、3
1frと、車両の前後加速度を検出する前後加速度センサ
32が接続されている。 【0018】また、エンジン1の吸気系に配設した電子
制御スロットル弁25のスロットル開度を制御するスロ
ットル弁制御装置50が設けられており、このスロット
ル弁制御装置50には、クランク角センサ33、水温セ
ンサ34、エアコンスイッチ35、その他図示しないス
ロットルセンサ、アクセルセンサ等のスイッチ・センサ
類が接続されている。また、スロットル弁制御装置50
には、トラクション制御装置40からトラクション制御
の実施の有無と、トラクション制御におけるエンジンの
目標トルクが入力される。 【0019】エンジン1のスロットルボディに配設され
る電子制御スロットル弁25は、図2に示すように、直
流モータ等のスロットル用モータ26とギヤ機構27を
介して連結され構成されており、スロットル用モータ2
6は、スロットル弁制御装置50により駆動される。そ
して、スロットル弁制御装置50は、通常の制御におい
ては、公知の如く、アクセル開度とエンジン回転数等と
からエンジン出力目標値を設定し、このエンジン出力目
標値に応じて燃料噴射量を制御すると共に、スロットル
弁開度を調節して吸入空気量を制御し、運転者の要求出
力に対する応答性を改善して良好な走行性能を得る制御
を実行する。また、トラクション制御によりエンジン出
力の低減が行われる際には、エンジン出力の低減のため
に設定する目標トルクとエンジンのアイドリング状態に
おけるエンジントルクとを比較し、アイドリング状態に
おけるエンジントルクを下回らないスロットル開度に制
御する。 【0020】次に、トラクション制御が行われる際のト
ラクション制御装置40とスロットル弁制御装置50の
機能を図3により説明する。 【0021】トラクション制御装置40は、車体速度算
出部41、4輪スリップ量演算部42、目標スリップ量
設定部43、トラクション制御実施判定部44、4輪ブ
レーキ圧演算部45、エンジン目標トルク演算部46か
ら主要に構成されている。 【0022】また、スロットル弁制御部50は、エンジ
ン回転数算出部51、目標スロットル開度算出部52、
アイドル回転数算出部53、アイドル時スロットル開度
算出部54、最小スロットル開度制限部55、モータ駆
動部56から主要に構成されている。 【0023】まず、トラクション制御装置40について
説明する。車体速度算出部41は、4輪の車輪速センサ
31rl、31rr、31fl、31frから各車輪の車輪速
が、前後加速度センサ32から車両の前後加速度が入力
され、これらの値を基に車体の基準車速を算出し、4輪
スリップ量演算部42と目標スリップ量設定部43に出
力する。例えば、4輪のうちで最もタイヤグリップが大
きくて車体速度に近い最低車輪速を選択する。そして選
択された最低車輪速の変化量と、前後加速度を比較し、
いずれか一方を前回の基準車速に順次加算して、加算さ
れた値と現在の最低車輪速を比較し、いずれか一方を現
在の基準車速とする。 【0024】4輪スリップ量演算部42は、4輪の車輪
速センサ31rl、31rr、31fl、31frから各車輪の
車輪速が、車体速度算出部41から基準車速が入力さ
れ、4輪の実際のスリップ量を、車輪速から基準車速を
減算して算出して、トラクション制御実施判定部44、
4輪ブレーキ圧演算部45、及び、エンジン目標トルク
演算部46に出力する。ここで、或る程度のスリップ率
を生じないと駆動力が発生しない反面、スリップ率が大
き過ぎると横力が低下する。従って、スリップ率を、車
輪速から基準車速を減算したスリップ量で設定するので
あり、これにより演算が容易になる。 【0025】目標スリップ量設定部43は、車体速度算
出部41から基準車速が入力され、予め設定しておいた
マップを参照して前後輪のそれぞれの目標スリップ量を
設定する。 【0026】ここで、基準車速と目標スリップ量のマッ
プは、トラクション制御が必要なスリップ量が、例えば
低車速域(10〜30km/h)で4.0km/hに設定さ
れ、低車速域より高い中高車速域では、基準車速が高く
なるほど高い目標スリップ量に設定されている。また、
低車速域よりも低い極低車速域では、基準車速が低くな
るほど高い目標スリップ量に設定されている。ここで、
特に極低車速でこのように設定されるのは、極低車速で
は大転舵することがあり、この旋回時に4輪の軌跡差に
基づいて車輪速に比較的大きい差が生じることがあるた
めである。また、極低車速では、車輪速センサの電磁ピ
ックアップの出力が弱くて車輪速の検出精度が低い等の
事情があり、誤動作を防止するため、上述のような特性
とするのである。更に、トラクション制御作動時の車両
の対スピン安定性を向上するため、前輪目標スリップ量
に対して後輪目標スリップ量が、所定量だけ小さく定め
られている。 【0027】このように、マップを参照して得られた前
後輪のそれぞれの目標スリップ量は、トラクション制御
実施判定部44、4輪ブレーキ圧演算部45、及び、エ
ンジン目標トルク演算部46に出力される。 【0028】トラクション制御実施判定部44は、4輪
スリップ量演算部42から4輪の実際のスリップ量が、
目標スリップ量設定部43から前後輪のそれぞれの目標
スリップ量が入力されて、4輪のスリップ量δの1つで
も目標スリップ量を越えた場合にトラクション制御作動
を判断する。また4輪とも目標スリップ量以下になり、
且つ4輪の全てのブレーキ圧が零となり、エンジン出力
も通常状態に復帰した時点でトラクション制御不作動を
判断する。そして、このトラクション制御作動判定信号
は、4輪ブレーキ圧演算部45、エンジン目標トルク演
算部46、及び、スロットル弁制御装置50の目標スロ
ットル開度算出部52に出力される。 【0029】4輪ブレーキ圧演算部45は、4輪スリッ
プ量演算部42から4輪の実際のスリップ量が、目標ス
リップ量設定部43から前後輪のそれぞれの目標スリッ
プ量が、トラクション制御実施判定部44からトラクシ
ョン制御作動判定信号が入力され、トラクション制御作
動時に前輪目標スリップ量と左右前輪のスリップ量の偏
差を算出し、後輪目標スリップ量と左右後輪のスリップ
量の偏差を算出し、これら4輪の偏差に応じて4輪の目
標ブレーキ圧を各別に演算して、この目標ブレーキ圧の
指示信号を4輪ブレーキ圧制御装置20に出力する。ま
た、スリップ量が少なくなるとブレーキ減圧を定め、こ
の4輪のブレーキ圧指示信号を4輪ブレーキ圧制御装置
20に出力する。 【0030】エンジン目標トルク演算部46は、4輪ス
リップ量演算部42から4輪の実際のスリップ量が、目
標スリップ量設定部43から前後輪のそれぞれの目標ス
リップ量が、トラクション制御実施判定部44からトラ
クション制御作動判定信号が入力され、トラクション制
御作動時に最も回転の速い車輪について前後輪のそれぞ
れの目標スリップ量と実際のスリップ量とを比較し、両
者の偏差の分だけエンジン出力低下したエンジン目標ト
ルクを定め、このエンジン目標トルクの指示信号をスロ
ットル弁制御装置50の目標スロットル開度算出部52
に出力する。また、実際のスリップ量が少なくなると、
エンジン出力復帰を定めて、このエンジン出力指示信号
を目標スロットル開度算出部52に出力する。 【0031】次に、スロットル弁制御装置50について
説明する。エンジン回転数算出部51には、クランク角
センサ33からエンジン1のクランク角信号が入力さ
れ、この各クランク角信号を基にエンジン回転数を算出
し、目標スロットル開度算出部52に出力する。 【0032】目標スロットル開度算出部52は、エンジ
ン回転数算出部51からエンジン回転数が入力され、ト
ラクション制御装置40のトラクション制御実施判定部
44からトラクション制御作動判定信号が入力され、エ
ンジン目標トルク演算部46からエンジン目標トルクの
指示信号が入力される。 【0033】そして、予め設定しておいたエンジン回転
数とエンジン目標トルクをパラメータとするマップを参
照して、エンジン目標トルク演算部46から入力された
エンジン目標トルクを達成するためのスロットル開度を
目標スロットル開度として算出し、最小スロットル開度
制限部55に出力する。 【0034】アイドル回転数算出部53は、水温センサ
34からエンジン水温が、エアコンスイッチ35からエ
アコンのON−OFF状態が入力され、予め設定してお
いたマップを参照して、水温に対するアイドル回転数、
及び、これに対する、エアコンの状態による補正等を行
って、その状態における(現状において設定されるべ
き)アイドル回転数を算出し、アイドル時スロットル開
度算出部54に出力する。尚、アイドル回転数は、他の
公知の方法によって算出するものであっても良い。 【0035】アイドル時スロットル開度算出部54は、
アイドル回転数算出部53からアイドル回転数が入力さ
れ、予め設定しておいたマップを参照して、アイドル回
転数算出部53から入力されたアイドル回転数を発生さ
せるためのスロットル開度をアイドル時スロットル開度
として算出し、最小スロットル開度制限部55に出力す
る。 【0036】最小スロットル開度制限部55は、目標ス
ロットル開度算出部52から目標スロットル開度が、ア
イドル時スロットル開度算出部54からアイドル時スロ
ットル開度が入力され、これらを比較して、トラクショ
ン制御作動時の目標スロットル開度がアイドル時スロッ
トル開度以上になるように制限して、最終的なスロット
ル開度をモータ駆動部56に出力する。そして、モータ
駆動部56は、最小スロットル開度制限部55から入力
されるスロットル開度になるようにスロットル用モータ
26を駆動させる。 【0037】次に、トラクション制御時のスロットル弁
制御装置50によるスロットル弁制御を図4のフローチ
ャートで説明する。 【0038】まず、ステップ(以下、「S」と略称)1
01で、トラクション制御実施の要求を取得、すなわ
ち、トラクション制御装置40のトラクション制御実施
判定部44からトラクション制御作動の信号が入力され
ると、S102に進み、トラクション制御装置40のエ
ンジン目標トルク演算部46からエンジン目標トルクを
取得する。 【0039】次いで、S103に進み、目標スロットル
開度算出部52において、取得したエンジン目標トルク
から目標スロットル開度を算出する。 【0040】その後、S104に進み、アイドル回転数
算出部53において、アイドル回転数を算出し、S10
5に進んで、アイドル時スロットル開度算出部54にお
いて、アイドル時スロットル開度を算出する。 【0041】そして、S106に進み、最小スロットル
開度制限部55において、目標スロットル開度とアイド
ル時スロットル開度とを比較し、目標スロットル開度が
アイドル時スロットル開度以上であれば、そのまま、目
標スロットル開度になるようにモータ駆動部56に信号
を出力し、プログラムを抜ける。 【0042】一方、目標スロットル開度がアイドル時ス
ロットル開度より低ければ、S107に進み、スロット
ル開度を、アイドル時スロットル開度となるように、す
なわち、目標スロットル開度をアイドル時スロットル開
度に制限して、モータ駆動部56に信号を出力し、プロ
グラムを抜ける。 【0043】このように、本発明の実施の形態によれ
ば、トラクション制御によるエンジン出力の低減が行わ
れる際、エンジン出力低減のために設定するエンジン目
標トルクの目標スロットル開度と、エンジンのアイドリ
ング状態におけるアイドル時スロットル開度とを比較
し、アイドリング時スロットル開度を下回らないように
制限するので、トラクション制御によるエンジン出力低
下の際に、複雑な演算等を必要とせず、過度なエンジン
出力の低下が生じることなく速やかに必要なエンジン出
力に制御することができる。 【0044】 【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
トラクション制御によるエンジン出力低下の際に、複雑
な演算等を必要とせず、過度なエンジン出力の低下が生
じることなく速やかに必要なエンジン出力に制御するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】車両駆動系とトラクション制御装置及びスロッ
トル弁制御装置に関する概略構成図 【図2】電子制御スロットル弁の概略構成説明図 【図3】トラクション制御装置とスロットル弁制御装置
の機能ブロック図 【図4】トラクション制御時のスロットル弁制御のフロ
ーチャート 【符号の説明】 1 エンジン 25 電子制御スロットル弁 40 トラクション制御装置(トラクション制御手
段) 44 トラクション制御実施判定部 46 エンジン目標トルク演算部 50 スロットル弁制御装置 52 目標スロットル開度算出部 54 アイドル時スロットル開度算出部 55 最小スロットル開度制限部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/02 311 F02D 29/02 311A 45/00 314 45/00 314C 345 345G 364 364A Fターム(参考) 3G065 CA10 DA05 FA07 FA08 FA11 GA09 GA10 GA11 GA37 GA41 GA46 KA36 3G084 BA02 BA05 CA03 DA17 EA11 EB08 EC03 FA05 FA10 FA20 FA33 FA38 3G093 BA01 CA04 DA01 DA05 DA06 DA07 DB03 DB04 DB05 DB17 DB21 DB25 EA02 EA09 EB04 EC02 FA11 3G301 JA38 KA07 LA03 LC03 MA11 NA08 NC02 PA14Z PE01Z PE03Z PE06Z PE08Z PF02Z PF03Z PF13Z

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 吸気系に配設した電子制御スロットル弁
    のスロットル開度を制御するスロットル弁制御装置にお
    いて、 車両の運転状態に応じ少なくともエンジン出力を低減さ
    せて車両挙動を所定に保つトラクション制御手段を有
    し、 上記トラクション制御手段によるエンジン出力の低減が
    行われる際、エンジン出力の低減のために設定する目標
    トルクとエンジンのアイドリング状態におけるエンジン
    トルクとを比較し、該アイドリング状態におけるエンジ
    ントルクを下回らないスロットル開度に制御することを
    特徴とするスロットル弁制御装置。
JP2002022080A 2002-01-30 2002-01-30 スロットル弁制御装置 Pending JP2003222038A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002022080A JP2003222038A (ja) 2002-01-30 2002-01-30 スロットル弁制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002022080A JP2003222038A (ja) 2002-01-30 2002-01-30 スロットル弁制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003222038A true JP2003222038A (ja) 2003-08-08

Family

ID=27745155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002022080A Pending JP2003222038A (ja) 2002-01-30 2002-01-30 スロットル弁制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003222038A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009191728A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Toyota Motor Corp エンジンの制御装置
JP2009293400A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Honda Motor Co Ltd 内燃機関のスロットル弁制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009191728A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Toyota Motor Corp エンジンの制御装置
JP2009293400A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Honda Motor Co Ltd 内燃機関のスロットル弁制御装置
JP4679608B2 (ja) * 2008-06-02 2011-04-27 本田技研工業株式会社 内燃機関のスロットル弁制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4939656A (en) Control system for excessive slip prevention on starting and acceleration of motor vehicle
JP5477137B2 (ja) エンジン自動停止再始動制御装置
JP3577375B2 (ja) 4輪駆動車のトラクション制御装置
JP2002234355A (ja) 4輪駆動車の制御装置
JP2011226316A (ja) 車両制御装置
US8204663B2 (en) Vehicle control apparatus
JP2004106649A (ja) 4輪駆動車の動力配分制御装置
JP2001073824A (ja) 車輌の制御装置
JP3829374B2 (ja) 車両の駆動力制御装置
US6535809B1 (en) Vehicle engine torque control with engine drag control mode
US6334500B1 (en) Slip control method for traction control system
JP2005048696A (ja) トラクション制御装置
JP3467973B2 (ja) 駆動力配分制御装置
JP4114065B2 (ja) 四輪駆動車の挙動制御装置
EP0794083B1 (en) Improved traction control system and method for a vehicle
JP4581816B2 (ja) 駆動系にトルクコンバータを備えた車輌の制駆動力制御装置
JP4967862B2 (ja) 車両の制御装置
JP2003222038A (ja) スロットル弁制御装置
JP2001287559A (ja) 四輪駆動車の駆動力制御装置
JP2012192875A (ja) 車両の運転支援制御装置
JP4132845B2 (ja) スロットル弁制御装置
JP3105045B2 (ja) 車両のスリップ制御装置
JP2004330956A (ja) 車輪速センサ異常判定装置
JP4692367B2 (ja) 制駆動力制御装置
JP2007113723A (ja) 車輌の駆動力制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050114

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070920

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20071002

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080304

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02