JP4679608B2 - 内燃機関のスロットル弁制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アルコールを燃料として使用する内燃機関のスロットル弁制御装置に関し、特に機関の冷間始動直後にスロットル弁の急激な開弁を規制するものに関する。
特許文献1には、スロットル弁の開弁速度をエンジンの暖機状態に応じて設定するスロットル制御装置が示されている。この装置によれば、機関冷却水温が所定温度より低いときは、機関冷却水温に応じた上限速度以下に開弁速度が規制される。これにより、機関の冷間始動直後にスロットル弁が急激に開弁され、機関に供給される混合気が希薄化することが防止される。
また特許文献2には、アルコールを含む燃料中のアルコール濃度に応じてスロットル弁の開弁速度を制御する方法が示されている。この方法によれば、アクセルペダルの踏み込み速度からスロットル弁開弁速度を求めるときに、アルコール濃度が高くなるほど、スロットル弁開弁速度が遅くなるように制御される。
実公平3−13541号公報 特許第3044719号公報
機関の燃焼状態に最も大きく影響する燃焼室内温度は機関始動後(自立運転開始後)の経過時間が長くなるほど高くなるが、上記特許文献1に示された装置ではこの点が考慮されていない。すなわち、燃焼室内温度が上昇しても機関冷却水温が上昇するまでには遅れがあり、機関冷却水温が低い間は、スロットル弁開度の増加速度が必要以上に規制され、運転性の悪化を招く場合がある。
また特許文献2に示された方法は、アクセルペダル操作に対応する加速度合がアルコール濃度に拘わらず一定とすることを目的としたものであり、機関始動直後における燃焼状態の悪化を防止するための手法を提供するものではない。
本発明は上述した点に着目してなされたものであり、アルコールを燃料として使用する内燃機関の始動直後における燃焼状態の悪化を確実に防止しつつ、運転者の加速要求に対する応答性を向上させることができるスロットル弁制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、内燃機関のスロットル弁の開度(TH)を目標開度(THO)と一致するように制御する、内燃機関のスロットル弁制御装置において、少なくとも前記機関の温度を示す温度パラメータ(TW)に応じて前記スロットル弁開度の変化量の規制値(DTHTWG)を設定する規制値設定手段と、前記規制値(DTHTWG)の範囲内で前記目標開度(THOMXTWD,THO)を設定する目標開度設定手段とを備え、前記機関はアルコールを燃料として使用するものであり、前記規制値設定手段は、前記温度パラメータ(TW)と燃料中のアルコール濃度(KREFBS)とに応じて前記規制値の上限値(DTHTWN)及び下限値(DTHTWNBS)を設定する上下限値設定手段と、前記機関の始動後の経過時間(CTACR)に応じて前記下限値(DTHTWNBS)から前記上限値(DTHTWN)へ徐々に移行するように前記規制値(DTHTWG)を設定する移行制御手段とを有し、前記上下限値設定手段は、前記温度パラメータ(TW)及び前記アルコール濃度(KREFBS)に応じて前記上限値(DTHTWN)を算出するとともに、前記機関の始動開始時における前記機関の温度を示す初期温度パラメータ(TWINI)及び前記アルコール濃度(KREFBS)に応じて前記下限値(DTHTWNBS)を算出し、前記上限値及び下限値(DTHTWN,DTHTWNBS)は、前記アルコール濃度(KREFBS)が増加するほど減少するように設定され、前記移行制御手段は、前記機関の始動後の点火回数(CTACR)の増加に伴って、前記規制値(DTHTWG)を前記下限値(DTHTWNBS)から前記上限値(DTHTWN)へ移行させるとともに、前記初期温度パラメータ(TWINI)が高くなるほど前記規制値(DTHTWG)が前記上限値(DTHTWN)側の値となるように設定することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関のスロットル弁制御装置において、前記目標開度設定手段により設定された目標開度(THOMXTWD,THO)が、前記機関のアイドル状態を維持するために必要な所定スロットル弁開度(THICMD)より小さいときは、前記目標開度(THOMXTWD,THO)を前記所定スロットル弁開度(THICMD)に変更する修正手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、機関温度を示す温度パラメータ及び燃料中のアルコール濃度に応じてスロットル弁開度変化量の規制値の上限値及び下限値が設定され、機関始動後の経過時間に応じて下限値から上限値へ徐々に移行するように規制値が設定される。したがって、始動直後は規制値が下限値近傍に設定され、失火を確実に防止することができる。また始動後の時間経過に伴う燃焼室温度の上昇に対応して規制値が上限値に向かって徐々に増加するので、運転者の加速要求に対する応答性を向上させることができる。さらに下限値は、機関の始動開始時における機関温度を示す初期温度パラメータ及び燃料中のアルコール濃度に応じて算出され、上限値は、温度パラメータ及びアルコール濃度に応じて算出される。具体的には、上限値及び下限値はアルコール濃度が高くなるほど減少するように設定されるため、アルコール濃度が高く失火し易い燃料を使用している場合には、失火防止と運転性の向上をともに達成し、アルコール濃度が比較的低く失火のおそれが小さい場合には、必要以上の規制を回避することができる。さらに始動開始時の機関温度と点火回数は、燃焼室内温度と強い相関があるので、機関始動後の点火回数の増加に伴って、規制値を下限値から上限値へ移行させるとともに、初期温度パラメータが高くなるほど規制値が上限値側の値となるように設定することにより、燃焼室温度の推移に応じた制御が可能となり、必要以上の規制を回避することができる。
請求項に記載の発明によれば、目標開度が、機関のアイドル状態を維持するために必要な所定スロットル弁開度より小さいときは、所定スロットル弁開度に変更されるので、アイドル状態で燃焼状態が不安定化することを回避することができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。内燃機関(以下「エンジン」という)1は、アルコール、ガソリン、及びそれらの混合物を燃料として運転可能な4気筒のエンジンである。エンジン1の吸気管2には、スロットル弁3が設けられている。スロットル弁3にはスロットル弁3を駆動するアクチュエータ4が接続されており、アクチュエータ4は電子制御ユニット(以下「ECU」という)5に接続されている。ECU5は、アクチュエータ4を介してスロットル弁3の開度THを制御する。スロットル弁3には、スロットル弁開度THを検出するスロットル弁開度センサ22が連結されており、その検出信号がECU5に供給される。
燃料噴射弁6は、吸気管2の途中であってエンジン1とスロットル弁3との間の図示しない吸気弁の少し上流側に気筒毎に設けられている。燃料噴射弁6は燃料通路8を介して燃料タンク9に接続されている。
燃料噴射弁6はECU5に電気的に接続され、該ECU5からの信号により開弁時間及び開弁時期が制御される。吸気管2のスロットル弁3の下流側には吸気圧PBAを検出する吸気圧センサ23、及び吸気温TAを検出する吸気温センサ24が装着されている。これらのセンサの検出信号は、ECU5に供給される。
エンジン1には、エンジン1のクランク軸(図示せず)の回転角度を検出するクランク角度位置センサ25が設けられており、クランク軸の回転角度に応じた信号がECU5に供給される。クランク角度位置センサ25は、エンジン1の特定の気筒の所定クランク角度位置でパルス(以下「CYLパルス」という)を出力する気筒判別センサ、各気筒の吸入行程開始時の上死点(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角度位置で(4気筒エンジンではクランク角180度毎に)TDCパルスを出力するTDCセンサ及びTDCパルスより短い一定クランク角周期(例えば6度周期)で1パルス(以下「CRKパルス」という)を発生するCRKセンサから成り、CYLパルス、TDCパルス及びCRKパルスがECU5に供給される。これらのパルスは、燃料噴射時期、点火時期等の各種タイミング制御、エンジン回転数(エンジン回転速度)NEの検出に使用される。
エンジン1の本体にはエンジン冷却水温TWを検出するエンジン冷却水温センサ26が装着されており、その検出信号はECU5に供給される。エンジン1の排気管12には排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ(以下「LAFセンサ」という)27が設けられており、LAFセンサ27の検出信号はECU5に供給される。
ECU5には、エンジン1により駆動される車両のアクセルペダルの踏み込み量(以下「アクセルペダル操作量」という)APを検出するアクセルセンサ28及び大気圧PAを検出する大気圧センサ29が接続されており、これらのセンサの検出信号はECU5に供給される。
ECU5は、各種センサからの入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入力回路、中央演算処理ユニット(以下「CPU」という)、CPUで実行される各種演算プログラム及び演算結果等を記憶する記憶回路、燃料噴射弁6、アクチュエータ4、及び各気筒の点火プラグ(図示せず)に駆動信号を供給する出力回路から構成される。
ECU5は、アクセルペダル操作量AP及びエンジン回転数NEなどのエンジン運転状態に応じてスロットル弁3の目標開度THOを算出し、検出されるスロットル弁開度THが目標開度THOと一致するように、アクチュエータ4を制御する。
図2及び図3は、スロットル弁開度THの増加速度を規制するパラメータである増加量規制最大開度THOMXTWDを算出する処理のフローチャートである。この処理は、ECU5のCPUで所定時間(例えば10ミリ秒)毎に実行される。増加量規制最大開度THOMXTWDは、機関の始動直後においてスロットル弁開度THの単位時間当たりの増加量(増加速度)を規制するためのパラメータである。
ステップS11では、アクセルペダル操作量AP及びエンジン回転数NEに応じて算出される指令開度THOMIにアイドル開度THICMDを加算することにより、要求開度THSELTWを算出する。アイドル開度THICMDはエンジン1のアイドル状態を維持するために必要な最小のスロットル弁開度である。
ステップS12では、要求開度THSELTWが、図示しない他の処理で算出される最大開度の最小値である上限値THOMAXT(前回値)より大きいか否かを判別する。ステップS12の答が肯定(YES)であるときは、リミット処理後要求開度THSELTWDを上限値THOMAXTに設定する(ステップS13)一方、ステップS12の答が否定(NO)であるときは、リミット処理後要求開度THSELTWDを要求開度THSELTWに設定する(ステップS14)。
ステップS15では、DBW故障フラグFFSPETDEFが「1」であるか否かを判別する。DBW故障フラグFFSPETDEFは、スロットル弁3の駆動装置(例えばアクチュエータ22)の故障が検出されたとき、「1」に設定される。ステップS15の答が肯定(YES)であるときは、ステップS37(図3)に進み、増加量規制最大開度THOMXTWDを最大値THMAX0に設定する。最大値THMAX0は、スロットル弁開度THの最大値に設定されており、ステップS37を実行することにより、増加量規制最大開度THOMXTWDによる制限が実質的に行われなくなる。
ステップS15でFFSPETDEF=0であるときは、冷却水温センサ故障フラグFFSA06が「1」であるか否かを判別する(ステップS16)。冷却水温センサ故障フラグFFSA06は、冷却水温センサ26の故障が検出されたとき「1」に設定される。FFSA06=1であるときは、冷却水温TW及び初期冷却水温TWINIをいずれも所定水温THF(例えば−40℃)に設定し(ステップS17)、ステップS18に進む。初期冷却水温TWINIは、エンジン1の始動開始時点に検出され、記憶された冷却水温である。ステップS16の答が否定(NO)であるときは直ちにステップS18に進む。この場合には、検出された冷却水温TW及び記憶された初期冷却水温TWINIが、以下に説明するステップS18〜S20の演算に適用される。
ステップS18では、冷却水温TW及びアルコール濃度パラメータKREFBSに応じて図5(a)に示すDTHTWNマップを検索し、上限変化量DTHTWNを算出する。アルコール濃度パラメータKREFBSは、図8に示す処理で算出され、使用している燃料中のアルコール濃度を示すパラメータである。本実施形態では、アルコール濃度パラメータKREFBSは、アルコール濃度が100%のとき「1.2」をとり、アルコール濃度が0%(ガソリン100%)のとき「0.7」をとるように設定される。
図5(a)のラインL1,L2,及びL3が、それぞれ所定アルコール濃度に対応する所定値KREFBS1(例えばアルコール濃度22%程度に相当する値),KREFBS2(例えばアルコール濃度64%程度に相当する値),及びKREFBS3(例えばアルコール濃度96%程度に相当する値)に対応しており、KREFBS1<KREFBS2<KREFBS3なる関係が成立する。なお、アルコール濃度パラメータKREFBSが所定値KREFBS1、KREFBS2、及びKREFBS3以外の値をとるときは、補間演算または外挿演算により、上限変化量DTHTWNが算出される。
図5(a)に示すDTHTWNマップは、基本的には、冷却水温TWが高くなるほど上限変化量DTHTWNが増加し、かつアルコール濃度パラメータKREFBSが増加するほど上限変化量DTHTWNが減少するように設定されている。上限変化量DTHTWNは、エンジン始動完了時点(クランキングが終了し自立運転を開始した時点)から所定時間(例えば10秒)経過後において許容できるスロットル弁開度の増加速度に相当する。
ステップS19では、初期冷却水温TWINI及びアルコール濃度パラメータKREFBSに応じて図5(b)に示すDTHTWNBSマップを検索し、下限変化量DTHTWNBSを算出する。
図5(b)のラインL11,L12,及びL13が、それぞれ所定値KREFBS1,KREFBS2,及びKREFBS3に対応している。アルコール濃度パラメータKREFBSが所定値KREFBS1、KREFBS2、及びKREFBS3以外の値をとるときは、補間演算または外挿演算により、下限変化量DTHTWNBSが算出される。
図5(b)に示すDTHTWNBSマップは、基本的には、初期冷却水温TWINIが高くなるほど下限変化量DTHTWNBSが増加し、かつアルコール濃度パラメータKREFBSが増加するほど下限変化量DTHTWNBSが減少するように設定されている。アルコール濃度パラメータKREFBSが同一であれば、DTHTWN>DTHTWNBSなる関係が成立する。下限変化量DTHTWNBSは、エンジン始動直後において許容できるスロットル弁開度の増加速度に相当する。
ステップS20では、点火回数CTACR及び初期冷却水温TWINIに応じて図5(c)に示すKTHOMXTWDACRマップを検索し、移行係数KTHOMXTWDACRを算出する。点火回数CTACRは、エンジン1の始動完了時点からの点火回数である。図5(c)のラインL21が初期冷却水温TWINIが「−10℃」である場合に対応し、ラインL22が初期冷却水温TWINIが「20℃」である場合に対応し、ラインL23が初期冷却水温TWINIが「70℃」である場合に対応する。すなわちKTHOMXTWDACRマップは、初期冷却水温TWINIが高くなるほど移行係数KTHOMXTWDACRが減少し、かつ点火回数CTACRが増加するほど移行係数KTHOMXTWDACRが減少するように設定されている。図5(c)に示すCT1〜CT4は、それぞれ例えば「300」、「600」、「800」及び「1000」に設定される。なお、初期冷却水温TWINIが「−10℃」、「20℃」、「70℃」以外の温度であるときは、補間演算または外挿演算により、移行係数KTHOMXTWDACRが算出される。
ステップS21では、上限変化量DTHTWN、下限変化量DTHTWNBS、及び移行係数KTHOMXTWDACRを下記式(1)に適用し、基本変化量DTHTWNXFを算出する。
DTHTWNXF=DTHTWN
−KTHOMXTWDACR×(DTHTWN−DTHTWNBS)
(1)
ステップS22では、エンジン回転数NEに応じて図5(d)に示すKNTHTWNテーブルを検索し、回転数補正係数KNTHTWNを算出する。KNTHTWNテーブルは、所定回転数NE1からNE2の範囲(例えば1000〜3000rpmの範囲)でエンジン回転数NEが低くなるほど、回転数補正係数KNTHTWNが減少するように設定されている。エンジン回転数NEが低くなるほど、スロットル弁の急激な開弁による、燃焼状態が悪化が起きやすくなることを考慮したものである。回転数補正係数KNTHTWNを適用することにより、特にエンジン回転数NEが低い運転状態における燃焼状態の悪化を防止することができる。
ステップS23では、基本変化量DTHTWNXFに回転数補正係数KNTHTWNを乗算することにより、規制変化量DTHTWGを算出する。
続く図3のステップS31では、図4に示すFTHTWGCND設定処理を実行し、漸増制御実行フラグFTHTWGCNDの設定を行う。
図4のステップS51では、エンジン回転数NE及び冷却水温TWに応じてTHTWGMINマップ(図示せず)を検索し、判定開度THTWGMINを算出する。THTWGMINマップは、基本的には、エンジン回転数NEが増加するほど判定開度THTWGMINが増加し、かつ冷却水温TWが高くなるほど判定開度THTWGMINが増加するように設定されている。また判定開度THTWGMINは、比較的低い開度の範囲(例えば3度〜15度程度)に設定される。
ステップS52では、リミット処理後要求開度THSELTWDが判定開度THTWGMINより大きいか否かを判別する。この答が肯定(YES)であるときは、スロットル弁開度の漸増制御を実行すべきと判定し、漸増制御実行フラグFTHTWGCNDを「1」に設定する(ステップS54)。ステップS52の答が否定(NO)であるときは、スロットル弁開度の漸増制御を実行する必要がないと判定し、漸増制御実行フラグFTHTWGCNDを「0」に設定する(ステップS53)。
図3に戻り、ステップS32では、漸増制御実行フラグFTHTWGCNDが「1」であるか否かを判別する。この答が否定(NO)であるときは、前記ステップS37に進み、漸増制御を実行しない。FTHTWGCND=0であって、ステップS32の答が否定(NO)となるときは、エンジン回転数NEが比較的高い回転数域にあるか、またはエンジン冷却水温TWが比較的高い温度域にあり、且つ要求されるスロットル弁開度が比較的低いときであり、燃焼状態が比較的安定に維持されるためスロットル弁開度の増加量を規制する必要がない。したがって、ステップS31及びS32により、必要以上の規制を回避することができる。なお、判定開度THTWGMINは、上述したようにエンジン回転数NEと冷却水温TWの双方に基づき算出することが好ましいが、エンジン回転数NEと冷却水温TWのいずれか一方に基づき算出するものとしても構わない。この場合、エンジン回転数NEが増加するほど判定開度THTWMINが増加する。あるいは冷却水温TWが高くなるほど判定開度THTWMINが増加する。
ステップS32で漸増制御実行フラグFTHTWGCNDが「1」であるときは、目標開度THO(前回値)が判定開度THTWGMIN以上であるか否かを判別する(ステップS33)。この答が否定(NO)であるときは、暫定値THTWGTMPを判定開度THTWGMINに設定し(ステップS34)、ステップS38に進む。
ステップS33でTHO≧THTWGMINであるときは、下記式(2)に目標開度THO(前回値)及び規制変化量DTHTWGを適用し、暫定値THTWGTMPを算出する(ステップS35)。
THTWGTMP=THO+DTHTWG (2)
ステップS36では、算出した暫定値THTWGTMPがリミット処理後要求開度THSELTWD以下であるか否かを判別する。この答が否定(NO)であるときは、漸増制御を実行する必要がないので、前記ステップS37に進む。一方、ステップS36でTHTWGTMP≦THSELTWDであるときは、ステップS38に進む。
ステップS38では、暫定値THTWGTMPがアイドル開度THICMDより大きいか否かを判別する。この答が肯定(YES)であるときは、増加量規制最大開度THOMXTWDを暫定値THTWGTMPに設定する(ステップS40)。THTHGTMP≦THICMDであるときは、増加量規制最大開度THOMXTWDをアイドル開度THICMDに設定する(ステップS39)。
図6は目標開度THOを算出する処理のフローチャートである。この処理はECU5のCPUで図2及び図3に示す処理の実行後に実行される。
ステップS61では、アクセルペダル操作量AP及びエンジン回転数NEに応じて指令開度THOMIを算出する。基本的にはアクセルペダル操作量APが増加するほど指令開度THOMIが増加するように設定される。ステップS62では、指令開度THOMIにアイドル開度THICMDを加算することにより、目標開度THOを算出する。
ステップS63で、図2及び図3の処理で算出された増加量規制最大開度THOMXTWDと、他の処理で算出される最大開度の最小値である上限値THOMAXTとの小さい方を選択することにより、上限開度THOMAXを算出する。
ステップS64で目標開度THOが上限開度THOMAXより大きいか否かを判別し、その答が肯定(YES)であるときは、目標開度THOを上限開度THOMAXに設定する(ステップS65)。THO≦THOMAXであるときは、直ちに本処理を終了する。
規制変化量DTHTWGによる目標開度の増加量(増加速度)に比べて、指令開度THOMIの増加量(増加速度)が大きい場合には、規制変化量DTHTWGを前回目標開度に加算することにより算出される増加量規制最大開度THOMXTWDが目標開度THOとされる。したがって、目標開度THOの増加速度が規制変化量DTHTWGに応じて規制され、最終的にスロットル弁開度THの増加速度が規制される。
次に図8及び図9を参照してアルコール濃度パラメータKREFBSの算出手法を説明する。アルコール濃度パラメータKREFBSの算出は、蒸発燃料のパージを行っておらず、かつ燃料供給を遮断していないときに実行される。算出されたアルコール濃度パラメータKREFBSは、エンジン停止中も記憶内容が保持されるメモリに格納され、次のエンジン始動時には当該メモリから読み出したアルコール濃度パラメータKREFBSが使用される。
ステップS71では、LAFセンサ27の出力から燃焼室内の混合気の空燃比A/Fを算出する。ステップS72では、空燃比A/Fに応じて図9に示すKAFテーブルを検索し、フィードバック係数KAFを算出する。KAFテーブルは、空燃比A/Fが増加するほどフィードバック係数KAFが増加するように設定されている。
ステップS73では、下記式(3)にフィードバック係数KAFを適用し、なましフィードバック係数KREFXを算出する。式(3)のCREFは「0」から「1」の間の値に設定されるなまし係数であり、右辺のKREFXは前回算出値である。
KREFX=CREF×KAF+(1−CREF)×KREFX (3)
ステップS74では、下記式(4)になましフィードバック係数KREFXを適用し、アルコール濃度パラメータKREFBSを更新する。右辺のKREFBSは前回算出値である。
KREFBS=KREFBS×KREFX (4)
算出されたフィードバック係数KAF及びアルコール濃度パラメータKREFBSは、下記式(5)に適用され、燃料噴射量TOUTが算出される。式(5)のTIMはエンジン回転数NE及び吸気圧PBAに応じて算出される基本燃料量であり、K1はエンジン運転状態に応じて設定される他の補正係数である。
TOUTM=TIM×KAF×KREFBS×K1 (5)
燃料のアルコール濃度が高くなるほど、検出空燃比A/Fが増加し、フィードバック係数KAFが増加するので、アルコール濃度パラメータKREFBSが増加する。燃料が一定でアルコール濃度が変化しなければ、フィードバック係数KAFは、アルコール濃度パラメータKREFBSの増加に伴って減少し、なましフィードバック係数KREFXは「1.0」に収束する。その結果、アルコール濃度パラメータKREFBSもアルコール濃度に対応する値に収束する。
以上詳述したように本実施形態では、冷却水温TW及び使用している燃料のアルコール濃度を示すアルコール濃度パラメータKREFBSに応じて上限変化量DTHTWN及び下限変化量DTHTWNBSが設定され、機関始動後の経過時間を示す点火回数CTACRに応じて設定される移行係数KTHOMXTWDACRを用いて、図7に示すように(時刻t0が始動完了時点を示す)、下限変化量DTHTWNBSから上限変化量DTHTWNへ徐々に移行するように規制変化量DTHTWGが設定される。したがって、始動直後は規制変化量DTHTWGが下限変化量DTHTWNBS近傍に設定され、失火を確実に防止することができる。また始動後の時間経過に伴う燃焼室温度の上昇に対応して規制変化量DTHTWGが上限変化量DTHTWNに向かって徐々に増加するので、運転者の加速要求に対する応答性を向上させることができる。さらに上限変化量DTHTWN及び下限変化量DTHTWNBSは燃料中のアルコール濃度に応じた値に設定されるため、アルコール濃度が高く失火し易い燃料を使用している場合には、失火防止と運転性の向上をともに達成し、アルコール濃度が比較的低く失火のおそれが小さい場合には、必要以上の規制を回避することができる。
また初期冷却水温TWINIと点火回数CTACRは、燃焼室内温度と強い相関があるので、点火回数CTACRだけでなく、初期冷却水温TWINIも考慮して移行係数KTHOMXTWDACRを設定することにより、燃焼室温度の推移に応じた制御が可能となり、必要以上の規制を回避することができる。
また暫定値THTWGTMPが、アイドル状態を維持するために必要な最小スロットル弁開度であるアイドル開度THICMDより小さいときは、増加量規制最大開度THOMXTWDがアイドル開度THICMDに直ちに変更されるので、アイドル状態で燃焼状態が不安定化することを回避することができる。
本実施形態では、増加量規制最大開度THOMXTWDが、他の処理で設定される最大開度から決まる上限値THOMAXTより小さいとき、すなわち増加量規制最大開度THOMXTWDが目標開度THOに設定されるときに、上述した効果が得られるものであることはいうまでもない。
本実施形態では、ECU5が、規制値設定手段、目標開度設定手段、上下限値設定手段、移行制御手段、及び修正手段を構成する。具体的には、図2及び図3の処理が規制値設定手段に相当し、図6の処理が目標開度設定手段に相当する。また、図2のステップS18,S19が上下限値設定手段に相当し、ステップS20〜S23及びステップS31〜S35が移行制御手段に相当し、ステップS38,S39が修正手段に相当する。
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態では、アルコールを含む燃料を使用する内燃機関を制御対象とする例を示したが、本願発明は、アルコールを含む主燃料とガソリン濃度が比較的高い副燃料の2系統の燃料供給手段を備える内燃機関にも適用可能である。その場合には、上限変化量DTHTWN及び下限変化量DTHTWNBSの算出に適用するアルコール濃度としては、主燃料のアルコール濃度を用いる。
また図5(b)に示すDTHTWNBSマップは、初期冷却水温TWINI及びアルコール濃度パラメータKREFBSに応じて設定されているが、冷却水温TW及びアルコール濃度パラメータKREFBSに応じて、図5(b)に示すDTHTWNBSマップと同様に設定するようにしてもよい。
また上述した実施形態では、エンジン温度を示すパラメータとして冷却水温TWを使用したが、潤滑油温度、あるいはエンジン1の所定箇所の温度を使用してもよい。
また本発明は、クランク軸を鉛直方向とした船外機などのような船舶推進機用エンジンなどのスロットル弁制御にも適用が可能である。
本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。 スロットル弁開度の増加速度を規制するパラメータである増加量規制最大開度(THOMXTWD)を算出する処理のフローチャートである。 スロットル弁開度の増加速度を規制するパラメータである増加量規制最大開度(THOMXTWD)を算出する処理のフローチャートである。 図3の処理で実行されるフラグ設定サブルーチンのフローチャートである。 図2〜4の処理で参照されるテーブルまたはマップを示す図である。 スロットル弁の目標開度(THO)を算出する処理のフローチャートである。 図2及び図3の処理による制御を説明するためのタイムチャートである。 アルコール濃度パラメータ(KREFBS)の算出手法を説明するためのフローチャートである。 図8の処理で参照されるテーブルを示す図である。
符号の説明
1 内燃機関
2 吸気管
3 スロットル弁
4 アクチュエータ
5 電子制御ユニット(規制値設定手段、目標開度設定手段、上下限値設定手段、移行制御手段、修正手段)
22 スロットル弁開度センサ
26 エンジン冷却水温センサ
27 酸素濃度センサ
28 アクセルセンサ

Claims (2)

  1. 内燃機関のスロットル弁の開度を目標開度と一致するように制御する、内燃機関のスロットル弁制御装置において、
    少なくとも前記機関の温度を示す温度パラメータに応じて前記スロットル弁開度の変化量の規制値を設定する規制値設定手段と、
    前記規制値の範囲内で前記目標開度を設定する目標開度設定手段とを備え、
    前記機関はアルコールを燃料として使用するものであり、
    前記規制値設定手段は、前記温度パラメータと燃料中のアルコール濃度とに応じて前記規制値の上限値及び下限値を設定する上下限値設定手段と、前記機関の始動後の経過時間に応じて前記下限値から前記上限値へ徐々に移行するように前記規制値を設定する移行制御手段とを有し、
    前記上下限値設定手段は、前記温度パラメータ及び前記アルコール濃度に応じて前記上限値を算出するとともに、前記機関の始動開始時における前記機関の温度を示す初期温度パラメータ及び前記アルコール濃度に応じて前記下限値を算出し、
    前記上限値及び下限値は、前記アルコール濃度が増加するほど減少するように設定され、
    前記移行制御手段は、前記機関の始動後の点火回数の増加に伴って、前記規制値を前記下限値から前記上限値へ移行させるとともに、前記初期温度パラメータが高くなるほど前記規制値が前記上限値側の値となるように設定することを特徴とする内燃機関のスロットル弁制御装置。
  2. 前記目標開度設定手段により設定された目標開度が、前記機関のアイドル状態を維持するために必要な所定スロットル弁開度より小さいときは、前記目標開度を前記所定スロットル弁開度に変更する修正手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のスロットル弁制御装置。
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