JP2003221748A - 芯地及び芯地の製造方法 - Google Patents
芯地及び芯地の製造方法Info
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Abstract
こと。 【解決手段】織布に樹脂加工を施した芯地において、織
布の経糸及び緯糸に、ヤング率が1100〜2000
(好ましくは、1100〜1500)Kgf/mm2 で、単糸
繊度が16〜33(好ましくは、16〜22)dtexの熱
可塑性モノフィラメント2の10〜15(好ましくは、
10〜12)本からなる仮撚加工糸3と、英式綿番手が
10〜34(好ましくは、15〜30)番の紡績糸4と
からなるもろより糸1を用いたことである。 【効果】太いモノフィラメント2を用いた仮撚加工糸3
の有する巻縮クリンクが織布自体に適度の剛軟度を発現
させるので、付着させる樹脂量を少なくして芯地に要求
される剛軟度が得られる。
Description
施してなる芯地の改良に関するものである。この芯地
は、洋服等の型崩れを阻止するために用いられるもので
ある。
どうし若しくは綿とポリエステルとを混紡した紡績糸ど
うしからなるもろより糸、または紡績糸とポリエステル
長繊維とからなるもろより糸を用いて織布を製織し、該
織布を精錬漂白した後に樹脂加工を施して芯地を得てい
た。この芯地は、織布のみでは柔らかいため、樹脂加工
を施すことで、芯地に要求される剛軟度(いわゆる、張
り腰し感)を得ていた。
は、洗濯が繰り返されると樹脂成分が織布から洗い落と
されて柔らかくなり、芯地に要求される剛軟度を失うこ
とになる。また織布に付着させる樹脂量は、芯地の製造
時や廃棄時に生じる環境問題の面から極力減らすこが望
まれている。
た上記要請に応えるために、織布に付着させる樹脂量を
減らしても、芯地に要求される剛軟度が得られる芯地及
びその製造方法の提供を目的とするものである。
を減量した芯地とするために請求項1記載の本発明が採
用した手段は、織布に樹脂加工を施した芯地において、
前記織布の経糸及び緯糸に、ヤング率が1100〜20
00(好ましくは、1100〜1500)Kgf/mm2 で、
単糸繊度が16〜33(好ましくは、16〜22)dtex
の熱可塑性モノフィラメントの10〜15(好ましく
は、10〜12)本からなる仮撚加工糸と、英式綿番手
が10〜34(好ましくは、15〜30)番の紡績糸と
からなるもろより糸を用いたことである。
するために請求項2記載の本発明が採用した手段は、織
布に樹脂加工を施した芯地において、前記織布の経糸及
び緯糸に、ヤング率が1100〜2000(好ましく
は、1100〜1500)Kgf/mm2 で、単糸繊度が16
〜33(好ましくは、16〜22)dtexの熱可塑性モノ
フィラメントの複数本を合わせた繊度が165〜330
(好ましくは、165〜280)dtexのマルチフィラメ
ントからなる仮撚加工糸と、英式綿番手が10〜34
(好ましくは、15〜30)番の紡績糸とからなるもろ
より糸を用いたことである。
の製造方法とするために請求項3記載の本発明が採用し
た手段は、織布に樹脂加工を施して芯地とする芯地の製
造方法において、マルチフィラメントを仮撚加工して得
たヤング率が1100〜2000(好ましくは、110
0〜1500)Kgf/mm2 で、単糸繊度が16〜33(好
ましくは、16〜22)dtexの熱可塑性モノフィラメン
トの10〜15(好ましくは、10〜12)本からなる
仮撚加工糸と、英式綿番手が10〜34(好ましくは、
15〜30)番の紡績糸とを合撚してもろより糸とし、
該もろより糸に撚止のための熱セット処理を施し、該熱
セット処理を施したもろより糸を経糸及び緯糸に用いて
製織して前記織布を得ることである。
の製造方法とするために請求項4記載の本発明が採用し
た手段は、織布に樹脂加工を施して芯地とする芯地の製
造方法において、マルチフィラメントを仮撚加工して得
たヤング率が1100〜2000(好ましくは、110
0〜1500)Kgf/mm2 で、単糸繊度が16〜33(好
ましくは、16〜22)dtexの熱可塑性モノフィラメン
トの複数本を合わせた繊度が165〜330(好ましく
は、165〜280)dtexの仮撚加工糸と、英式綿番手
が10〜34(好ましくは、15〜30)番の紡績糸と
を合撚してもろより糸とし、該もろより糸に撚止のため
の熱セット処理を施し、該熱セット処理を施したもろよ
り糸を経糸及び緯糸に用いて製織して前記織布を得るこ
とである。
記載の本発明が採用した手段は、請求項3又は4記載の
芯地の製造方法において、前記熱可塑性モノフィラメン
トとしてポリエステル製フィラメントの用いた場合に、
前記仮撚加工は、前記マルチフィラメントを、加熱板が
120〜130℃の第1ヒータと、ケヒリンの仮撚係数
αが0.70〜1.05(好ましくは、0.85〜0.
90)となる撚りを加える仮撚具と、加熱室の室内温度
が190〜210℃の第2ヒータとへ、この順で通過さ
せて行うことである。
糸繊度が16〜33dtexである太いモノフィラメントか
らなるマルチフィラメントの仮撚加工糸を用いて、経糸
及び緯糸となるもろより糸を形成していることから、仮
撚加工糸の有する巻縮クリンプが織布自体に適度の剛軟
度を発現させ、付着させる樹脂量を少なくしても、芯地
に要求される剛軟度が得られる。請求項5記載の発明に
あっては、太いポリエステル製モノフィラメントの各々
に充分な巻縮クリンプを得ることことができると共に、
第2ヒータによる熱処理で巻縮状態を確実にセットする
ことができる。
の製造方法をポリエステル製の熱可塑性モノフィラメン
トを用いた実施の形態に基づいて説明する。
という)は、従来と同様に、製織して得た織布に樹脂加
工を施して得られるものであるが、製織の経糸及び緯糸
に用いるもろより糸(以下、「諸糸」という)が従来の
ものと異なると共に、樹脂加工で付着させる樹脂量が従
来より少量であることが異なる。図1に示す如く、本発
明が用いる諸糸1は、複数本の熱可塑性モノフィラメン
ト2,2,…からなる仮撚加工糸3と、紡績糸4とを引
き合わせて、実撚りを施したものである。
エステル製でヤング率が1100〜2000(好ましく
は、1100〜1500)Kgf/mm2 で、単糸繊度が16
〜33(好ましくは、16〜22)dtexのものが用いら
れる。仮撚加工糸3には、このモノフィラメント2の1
0〜15(好ましくは、10〜12)本からなる、繊度
が165〜330(好ましくは、165〜280)dtex
のマルチフィラメントを仮撚したものが用いられる。こ
の仮撚加工は、図2の概略図に示す仮撚装置5を用いて
行われ、パッケージ6からフィードローラ8でマルチフ
ィラメント7を一定速度で引き出し、スピンドル方式等
の仮撚具10で加撚して生じた仮撚を上流側へ伝播さ
せ、加熱板9aに接触させつつ第1ヒータ9を通過させ
る間にこの仮撚の熱セットを行い、仮撚具10の下流側
で解撚しつつ第1デリベリローラ11で引っ張り、室内
12aが加熱されている第2ヒータ12内を非接触状態
で通過する間に要求巻縮となるように熱処理を施し、第
2デリベリローラ13で引き出してワインディングロー
ラ14で巻き上げ、仮撚加工糸3からなるチーズ15を
得る。
9の加熱板9aは温度を120〜130℃とし、第1ヒ
ータ9における滞留時間(加熱時間)を0.5〜0.6
secとしてある。単糸繊度が2.0dtex以下の細いポリ
エステル製モノフィラメントからなるマルチフィラメン
トを対象とする一般的な仮撚加工の場合には、180〜
210℃に温度設定するのに対して、本発明の場合に
は、太いモノフィラメント2の複数本からなるマルチフ
ィラメント7を処理することから、これよりも低い温度
設定としてある。これは、引き合わせる紡績糸4との調
和を図るためであり、130℃を越えると仮撚加工糸の
巻縮クリンプが強くなり、紡績糸4との収縮差が大きく
なり過ぎて紡績糸4との調和を欠くことになるからであ
り、また、180℃未満では、充分な巻縮クリンプを得
ることができず、芯地に要求される剛軟度が得られない
からである。更に、第1ヒータ9における滞留時間を上
記の如く設定するのは、マルチフィラメント7を形成す
る各モノフィラメント2を芯まで充分に加熱するためで
ある。
が0.70〜1.05(好ましくは、0.85〜0.9
0)となる撚りを加えることができるものである。撚数
は、仮撚係数αを用いると次式で表すことができる。
の場合にはk=32500であり、ナイロン製フィラメ
ントの場合にはk=28700である。Rは単位メータ
当たりの撚数(回/m)、Deはマルチフィラメント7
の太さ(dtex)である。
縮クリンプが少なくて、フィラメントに近い状態となり
紡績糸4との馴染みがなくなり、逆に、仮撚係数αが
1.05を越えると、糸切れが発生して仮撚加工できな
くなる。
熱を行う第2ヒータ12の室内12aは温度を190〜
210℃とし、第2ヒータ12における滞留時間(加熱
時間)を0.3〜0.4sec としてある。この条件によ
りマルチフィラメント7の熱処理を確実に行い、要求す
る巻縮状態をセットすることができる。
は、次のような巻縮ファクターを有する。仮撚加工糸3
の巻縮量で熱処理により収縮する量を表す全収縮率
(%)は、6.0〜11.0である。仮撚加工糸3の常
温で発現している巻縮量と仮撚加工糸3の熱処理によっ
て発現する巻縮量の和を表す全巻縮率(%)は、3.0
〜8.0である。これら全収縮率及び全巻縮率は、次の
ように試料を測定して算出する。
のラップリールに仮撚加工糸3を三回巻き取って得た輪
状の小綛を二重にしたものを試料とし、上方の固定フッ
クに試料の上端を引っ掛けると共に試料の下端に初荷重
用の重りと重荷重用の重りを交互に引っ掛けて測定す
る。測定中の試料は、その上下端の間に12本の仮撚加
工糸3が張架されることになる。初荷重用の重りは1dt
ex当たり0.002grとし、重荷重用の重りは1dtex
当たり0.2grとする。仮撚加工糸3が250dtexの
ときには、初荷重用の重りは6grとなり、重荷重用の
重りは600grとなる。測定の手順は、先ず、試料の
下端に重荷重用の重りを引っ掛けて1分後に試料長さ
(試料の上下端の距離)L0を測定する。次に、重りを
交換して試料の下端に初荷重用の重りを引っ掛けて1分
後に試料長さL1を測定する。続けて、下端に初荷重用
の重りを引っ掛けた状態のまま試料の全体を、ボイルし
た浴槽内で20分間だけ処理した後に自然乾燥させる。
更に、重りを交換してこの自然乾燥した試料の下端に重
荷重用の重りを引っ掛けて1分後に試料長さL2を測定
する。最後に、重りを交換して試料の下端に初荷重用の
重りを引っ掛けて1分後に試料長さL3を測定する。
及び全巻縮率を算出する。 全収縮率=(L0−L3)÷L0×100(%) 全巻縮率=(L2−L3)÷L0×100(%)
績糸4とを、図3に示す合糸装置17を用いて引き合わ
せる。両糸3,4の引き合わせは、チーズ受皿18の上
に、前記仮撚加工糸3のチーズ15と紡績糸4のチーズ
19とを載置し、両チーズ15,19から引き出した糸
3,4の各々について、ガイドバー20及びワッシャテ
ンサー21,21を通過させる間に張力調整を行いつ
つ、両糸3,4を合糸ガイド22で引き合わせて合糸2
3とし、ドラムワインダー24で巻き上げて合糸チーズ
25を得る。合糸する紡績糸4は、英式綿番手が10〜
34(好ましくは、15〜30)番のものであって、綿
糸100%、ポリエステル糸100%又は綿とポリエス
テルとの混紡糸が用いられる。英式綿番手が10番未満
の太い紡績糸の場合には、硬くなり過ぎて地厚となり、
英式綿番手が34番を越える細い紡績糸の場合には、柔
らかく腰のない薄地となる。
せた合糸23は、図4に示すアップツイスター27を用
いて実撚りが加えられて諸糸1となる。実撚りは、スピ
ンドル28に合糸チーズ25を装着し、スピンドル28
をベルト29で駆動して合糸チーズ25を回転させつつ
合糸チーズ25から解舒される合糸23に撚りを加えて
諸糸1とし、スネールガイド30及びテンションバー3
1を通過させる間に張力調整を行いつつ、ワインディン
グローラ32で巻き上げて諸糸チーズ33を得る。実撚
りは、120〜450(好ましくは、200〜300)
回/mとする。諸糸1とするのは、仮撚加工糸3と紡績
糸4との馴染みを良くして、製織した織布の目面を良く
すると共に、適度に軟らかい手触りの織布を得るためで
ある。実撚りが150回/m未満であると、上記目的が
達成できず、また実撚りが450回/mを越えると、織
布が硬くなり過ぎる。
33の状態で熱セット処理が施される。熱セット処理
は、90℃程度の水蒸気が充満した加熱タンク内に、2
0〜30分程度滞留させ、チーズ25の内部まで充分に
加熱する。
された諸糸1は、経糸及び緯糸に用いられて織物(図示
略)に仕上げられる。諸糸1に前記仮撚加工糸3を用い
ることにより、織るときのスリップが少なくなると共
に、仮撚加工糸3と紡績糸4との馴染みが良くなるため
に目面の良好な織布が得られる。仮撚加工糸3が第2ヒ
ータ12による熱処理を経ているため、得られた織布
は、熱収縮が少なく、芯地にしてアイロンがけしても縮
むことなく寸法安定性に優れている。
脂加工が施されて芯地となる。この樹脂加工は、生地風
合いの調整及び防縮を目的とするものであって、メチロ
ールメラミン系、グリオキザール系、非ホルムアルデヒ
ト系等の樹脂が用いられる。樹脂加工は、樹脂溶液の貯
えられたタンクに織布を通過させて、織布に樹脂溶液を
含浸させ、マングルで余分な溶液を絞り取った後に、織
布を乾燥機で乾燥して芯地を得る。織布に対する樹脂固
形分の付着量は、従来の1/4〜1/2とすることが可
能となり、従来に比べて著しく減らすことができる。こ
のように樹脂量を減らすことができるのは、織布の経糸
及び緯糸となる諸糸1に仮撚加工糸3を用いたことによ
り、織布自体に剛軟度を持たせることができるからであ
る。
は、洗濯で洗い落とされる樹脂成分量も少なくなるた
め、洗濯を繰り返しても、芯地に要求される剛軟度(張
り腰し感)を著しく低下させることはなく、芯地として
の機能を永く発揮させることができる。
本の前記熱可塑性モノフィラメント2からなる仮撚を施
さないマルチフィラメントを用い、このマルチフィラメ
ントと前記紡績糸4とからなる諸糸を経糸及び緯糸に用
いて織布を得た場合には、織布の硬さは確保できるもの
の、弾性に欠けると共に目面も平滑となってスリップ現
象の生じやすい織布となり、芯地としての適正素材には
なり得ない。
いて下記の条件で比較試験を行い、表1及び表2に示す
結果を得た。表1は比較試験1による結果を示し、表2
は比較試験1による結果を示すものである。
ル製モノフィラメントの12本からなるマルチフィラメ
ントを、第1ヒータ温度が120℃、ケヒリンの仮撚係
数αが0.85及び第2ヒータ温度が190℃で仮撚加
工して得た単糸繊度が16.0dtexの仮撚加工糸3と、
綿及びポリエステルの混紡からなる英式綿番手が16番
の紡績糸4とからなる実撚りが250回/mの諸糸1を
経糸及び緯糸に用いて製織し、得られた織布に5g/m
2 の樹脂固形分を付着させたものである。従来芯地は、
綿及びポリエステルの混紡からなる英式綿番手が32番
の双糸を経糸及び緯糸に用いて製織し、得られた織布に
15〜20g/m2 の樹脂固形分を付着させたものであ
る。織布は、本発明芯地及び従来芯地共に、経糸密度が
50本/インチで緯糸密度が45本/インチである。
験1と同じ仮撚加工糸と、綿及びポリエステルの混紡か
らなる英式綿番手が23番の紡績糸とからなる実撚りが
250回/mの諸糸1を経糸及び緯糸に用い、経糸密度
が50本/インチ、緯糸密度が43本/インチで製織
し、得られた織布に5g/m2 の樹脂固形分を付着させ
たものである。従来芯地は、綿及びポリエステルの混紡
からなる英式綿番手が16番の双糸を経糸及び緯糸に用
い、経糸密度が53本/インチ、緯糸密度が52本/イ
ンチで製織し、得られた織布に15〜20g/m2 の樹
脂固形分を付着させたものである。
験片について、洗濯した後にJIS−L−1096のE
法(ハンドルオメータ法)で試験を行い、マイクロアン
メータの示す値Wに基づいて剛軟度保持率を評価した。
洗濯をしない初期状態のときのマイクロアンメータの示
す値W0 とすると、剛軟度保持率は、W÷W0 ×100
(%)で示される。洗濯方法は、JIS−L−1096
のF−1法に準拠して行った。
地は、洗濯後の剛軟度保持率が従来芯地に比べて2〜4
倍高く、洗濯を繰り返しても剛軟度を保持している。本
発明芯地において、樹脂加工で付着した樹脂固形分が従
来芯地に比べて1/メであるにも係わらず洗濯後の剛軟
度を保持しているのは、太いモノフィラメントを用いた
マルチフィラメントからなる仮撚加工糸が織布の剛軟度
を発現させているからである。
メントとしてポエステル製を用いた場合であるが、本発
明は、ポエステル製の熱可塑性モノフィラメントに限定
するめものではなく、ヤング率が1100〜2000Kg
f/mm2 の熱可塑性モノフィラメントであれば、ポリアミ
ド等の材質からなるモノフィラメントを用いて仮撚加工
糸を得て芯地とすることも勿論可能である。
ノフィラメントを用いた仮撚加工糸の有する巻縮クリン
クが織布自体に適度の剛軟度を発現させるので、付着さ
せる樹脂量を少なくして芯地に要求される生地風合い及
び防縮性が得られる。その結果、洗濯が繰り返されても
織布から洗い落とされ樹脂成分が少なくなり、芯地に要
求される剛軟度や生地風合いを維持できると共に、付着
させる樹脂量を減らしたい要請に応えることもできる。
エステル製モノフィラメントの各々に充分な巻縮クリン
プを得ることことができると共に、第2ヒータによる熱
処理で巻縮状態を確実にセットすることから芯地の熱収
縮が少なく、アイロンがけしても縮むことなく寸法安定
性に優れた芯地を得ることができる。
加工糸及び紡績糸を引き合わせた状態とを併せて示す斜
視図である。
の概略図である。
の概略図である。
えるアップツイスターの概略図である。
ト、3…仮撚加工糸、4…紡績糸
Claims (5)
- 【請求項1】織布に樹脂加工を施した芯地において、前
記織布の経糸及び緯糸に、ヤング率が1100〜200
0(好ましくは、1100〜1500)Kgf/mm 2 で、単
糸繊度が16〜33(好ましくは、16〜22)dtexの
熱可塑性モノフィラメントの10〜15(好ましくは、
10〜12)本からなる仮撚加工糸と、英式綿番手が1
0〜34(好ましくは、15〜30)番の紡績糸とから
なるもろより糸を用いたことを特徴とする芯地。 - 【請求項2】織布に樹脂加工を施した芯地において、前
記織布の経糸及び緯糸に、ヤング率が1100〜200
0(好ましくは、1100〜1500)Kgf/mm 2 で、単
糸繊度が16〜33(好ましくは、16〜22)dtexの
熱可塑性モノフィラメントの複数本を合わせた繊度が1
65〜330(好ましくは、165〜280)dtexのマ
ルチフィラメントからなる仮撚加工糸と、英式綿番手が
10〜34(好ましくは、15〜30)番の紡績糸とか
らなるもろより糸を用いたことを特徴とする芯地。 - 【請求項3】織布に樹脂加工を施して芯地とする芯地の
製造方法において、マルチフィラメントを仮撚加工して
得たヤング率が1100〜2000(好ましくは、11
00〜1500)Kgf/mm2 で、単糸繊度が16〜33
(好ましくは、16〜22)dtexの熱可塑性モノフィラ
メントの10〜15(好ましくは、10〜12)本から
なる仮撚加工糸と、英式綿番手が10〜34(好ましく
は、15〜30)番の紡績糸とを合撚してもろより糸と
し、該もろより糸に撚止のための熱セット処理を施し、
該熱セット処理を施したもろより糸を経糸及び緯糸に用
いて製織して前記織布を得ることを特徴とする芯地の製
造方法。 - 【請求項4】織布に樹脂加工を施して芯地とする芯地の
製造方法において、マルチフィラメントを仮撚加工して
得たヤング率が1100〜2000(好ましくは、11
00〜1500)Kgf/mm2 で、単糸繊度が16〜33
(好ましくは、16〜22)dtexの熱可塑性モノフィラ
メントの複数本を合わせた繊度が165〜330(好ま
しくは、165〜280)dtexの仮撚加工糸と、英式綿
番手が10〜34(好ましくは、15〜30)番の紡績
糸とを合撚してもろより糸とし、該もろより糸に撚止の
ための熱セット処理を施し、該熱セット処理を施したも
ろより糸を経糸及び緯糸に用いて製織して前記織布を得
ることを特徴とする芯地の製造方法。 - 【請求項5】前記熱可塑性モノフィラメントとしてポリ
エステル製フィラメントの用いた場合に、前記仮撚加工
は、前記マルチフィラメントを、加熱板が120〜13
0℃の第1ヒータと、ケヒリンの仮撚係数αが0.70
〜1.05(好ましくは、0.85〜0.90)となる
撚りを加える仮撚具と、加熱室の室内温度が190〜2
10℃の第2ヒータとへ、この順で通過させて行う請求
項3又は4記載の芯地の製造方法。
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JP2002019619A JP3840638B2 (ja) | 2002-01-29 | 2002-01-29 | 芯地及び芯地の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007119939A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Toyobo Co Ltd | 接着芯地用織物、及びその製造方法、並びに接着芯地 |
CN107964709A (zh) * | 2017-12-08 | 2018-04-27 | 南通元创卓宇纺织品有限公司 | 一种高效全时空棉纺织物的生产方法 |
CN108048994A (zh) * | 2017-12-08 | 2018-05-18 | 南通元创卓宇纺织品有限公司 | 一种快速生产棉纺织物的生产方法 |
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2002
- 2002-01-29 JP JP2002019619A patent/JP3840638B2/ja not_active Expired - Fee Related
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