JP2003220987A - 乗り物用荷台 - Google Patents

乗り物用荷台

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JP2003220987A
JP2003220987A JP2002022156A JP2002022156A JP2003220987A JP 2003220987 A JP2003220987 A JP 2003220987A JP 2002022156 A JP2002022156 A JP 2002022156A JP 2002022156 A JP2002022156 A JP 2002022156A JP 2003220987 A JP2003220987 A JP 2003220987A
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Masaki Kagata
昌己 加賀田
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗り物、主として2輪車に対して荷台を設け
ると共に不使用時に外部に露出したままだと外観上好ま
しくないあるいは錆等が発生する等の問題を解決する。 【解決手段】 荷台1を、外部に露出しないように自転
車のサドル部2に格納された格納状態と、サドル部2か
ら外部に露出されて使用に供される使用状態との2つの
状態を選択的に取り得るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2輪車等の乗り物
に取り付けられて外部に露出した状態で使用される乗り
物用の荷台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、2輪車、例えばオートバイ、
スクータ等の自動2輪車や自転車等には、荷物や人を載
せるための荷台を取り付けたものが存在する。
【0003】例えば、自転車の場合には後輪の泥除けカ
バーの上に荷台が設けられれているものがある。また、
自転車やスクータの場合には前部に駕籠状の荷台が設け
られているものがある。そのような従来の荷台は、いず
れも外部に露出させた状態で設けられており、そのまま
その上に荷物等を載せることができるように構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな従来の荷台は、いずれも外部に露出させた状態で設
けられており、外観上あまり好ましいものではなく、場
合によっては邪魔になることもある。また、外部に露出
したままだと錆が発生したり腐食しやすいという問題も
ある。
【0005】一方、上述のような2輪車の場合、4輪の
自動車と違って、乗員室やトランクルームなどのスペー
スはなく、荷物を載せるスペースがあると便利であり、
荷台が欲しいという要請もある。
【0006】本発明の目的は、上記事情に鑑み、乗り物
の荷台、主として2輪車の荷台であって、あれば便利で
あり荷台が欲しいという要請を満たしつつ荷台が露出し
たままだと外観上好ましくない等の各種の問題も解決し
た乗り物用の荷台を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る乗り物用荷
台は、上記目的を達成するため、乗り物に取り付けられ
て外部に露出した状態で使用される乗り物用荷台であっ
て、上記荷台が、外部に露出しないように乗り物の一部
に格納された格納状態と外部に露出されて使用に供され
る使用状態との2つの状態を選択的に取り得るように構
成されていることを特徴とする。
【0008】上記乗り物として、例えば2輪車を挙げる
ことができる。
【0009】上記乗り物が2輪車の場合、上記荷台が格
納される乗り物の一部として、例えば2輪車の乗員着座
部あるいは後輪の泥除けカバー部を挙げることができ
る。
【0010】
【発明の効果】本発明に係る乗り物用の荷台は、上記の
ように、外部に露出しないように乗り物の一部に格納さ
れた格納状態と、外部に露出されて使用に供される使用
状態との2つの状態を選択的に取り得るように構成され
ているので、荷台が無いことによる不便さを解消できる
と共に、不使用時には乗り物の一部に格納して外部に露
出するのを避けることができ、外観を損なうことがな
く、また荷台が外部に露出していて邪魔になるあるいは
錆が発生したり腐食しやすい等の問題も回避することが
できる。
【0011】また、本発明に係る荷台を2輪車の荷台に
適用した場合、2輪車は4輪の自動車と違って荷物を載
せるスペースが乏しいので荷台が欲しいという要請が大
きいことから、特に好適に用いることができる。
【0012】また、荷台を2輪車の乗員着座部あるいは
後輪の泥除けカバー部に格納するように構成すれば、2
輪車の他の場所に比して比較的格納スペースを大きく取
ることができると共に、乗員着座部の後ろに荷台を引き
出して使用することができ、あるいは後輪の泥除けカバ
ー部の上に引き出して使用することができ、荷台の設置
場所としても運転等の邪魔にならず好都合である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について詳細に説明する。図1〜5は本発
明に係る乗り物用荷台の第1の実施形態を示す概略図で
あり、図1は格納状態を示す斜視図、図2は格納状態か
ら使用状態に移行する途中の状態を示す斜視図、図3は
使用状態を示す斜視図、図4はサドル部への荷台の取付
状態を示す後方から見た図、図5は使用状態における荷
台のロック手段を説明するための平面図である。
【0014】第1の実施形態の乗り物の荷台1は、図1
に示すように、自転車の乗員着座部であるサドル部2に
格納し得るように構成されたものである。サドル部2
は、図4に示すように、自転車のフレームパイプ3に固
設されたサドル基部2aと、サドル基部2aに固設され
たゲート状の支持フレーム2bと、サドル基部2aおよ
び支持フレーム2bによって支持されたサドル本体2c
とからなり、支持フレーム2bの内部は空洞となって荷
台を格納するための前後方向に延びる格納空間4を形成
しており、かつ格納空間4の後端はサドル本体2cの後
面に開口している。サドル本体2cには、図1に示すよ
うに格納空間4の後端開口を開閉する扉2dが設けられ
ており、扉2dはその下端部がサドル本体2cに回動可
能に軸支されている。扉2dには取っ手2eが設けられ
ている。
【0015】荷台1は、3本の大径、中径、小径のパイ
プ10a,10b,10cをスライド可能に嵌合させた
全体として伸縮可能な2本のテレスコープ式伸縮支柱1
0と、各伸縮支柱の小径パイプ10cの先端側部分(後
方部分)にそれぞれ取り付けられた荷受面形成部11と
で構成されている。両伸縮支柱の小径パイプ10cの先
端は連結ロッド10dにより連結されており、2本の小
径パイプ10cと連結ロッド10dとが一体化して平面
視においてコ字状をなしている。
【0016】荷受面形成部11は、図示の様に前後方向
に延びる2本の縦ロッド(以下本明細書においては各荷
台に関して前後方向に延びるロッドを縦ロッド、荷受面
形成部を水平にしたときに左右方向に延びるロッドを横
ロッドという)に4本の横ロッドを掛け渡して互いに連
結することにより、全体として平板(内部に大きな空間
部を有している平板)状に形成されており、かつこの荷
受面形成部11はその先端側部分においてそれぞれ2個
の連結具11aを介して小径パイプ10cの先端側部分
に小径パイプ10cの軸線を中心として回動可能に軸支
されている。また、荷受面形成部11は、格納時に鉛直
方向に自重で垂れ下がっており、その状態において上下
方向の中央よりも少し上方であって、後述するように使
用に際して水平になるように回動させた際、荷受面形成
部11の上側の縦ロッド(図3における左右方向内側の
縦ロッド)11b同士が図3に示すようにほぼ接するよ
うな位置で小径パイプ10cに回動可能に支持されてい
る。
【0017】また、荷受面形成部11の上記上側の縦ロ
ッド11bの後端には、図1に示す状態において左右方
向内側に直角に折り曲げられた折曲部11cが形成さ
れ、折曲部11cの先端に折曲部11cの軸線を中心に
回動可能にロック爪11dが取り付けられている。ま
た、小径パイプの後端を連結している連結ロッド10d
には前方に向けて形成された平面視コ字状の爪受け枠1
0eが設けられ、この爪受け枠10eと連結ロッド10
dとの間に爪挿入空間10f(図5参照)が形成されて
いる。
【0018】なお、伸縮支柱10は、図4に示すよう
に、一番外側の大径パイプ10aが支持フレーム2bに
支持ロッド2fを介して支持されている。
【0019】次に、上記荷台10の格納、使用について
説明する。格納時には、図1に示すように、荷受面形成
部11は、それぞれ伸縮支柱10の左右方向外側で鉛直
方向に垂れ下がっており、かつ伸縮支柱10が収縮して
サドル部内の格納空間4に格納されている。また、扉2
dは図示のように閉じられている。
【0020】荷台1を引き出して使用する場合は、取っ
手2eを後方に引っ張って図2に示すように扉2dを開
け、小径パイプを連結している連結ロッド10dを後方
に引っ張って伸縮支柱10を伸張させ、荷受面形成部1
1をサドル部2の後方に引き出す。次いで、荷受面形成
部11をそれぞれ矢印A方向に回動させて荷受面形成部
11の先端側(後方)上部角部を爪受け枠11eの上面
に当接させ、図3に示すように荷受面形成部11を水平
にする。そして、この状態でロック爪11dが爪挿入空
間10fを通って爪受け枠10eの下側に位置している
ので、そのロック爪11dを図5に示すように矢印B方
向に回動させて荷受面形成部11を爪受け枠10eに係
止する。これにより荷台1はサドル部から引き出されて
露出した使用状態となる。
【0021】荷台を格納する際には、ロック爪11dを
矢印B方向とは反対の方向に回動させ、荷受面形成部1
1を矢印A方向とは反対の方向に回動させて図2に示す
状態とし、その状態から全体を前方に押して伸縮支柱1
0を収縮させて図1に示す格納状態とし、最後に扉2d
を閉めればよい。
【0022】次に本発明に係る荷台の第2の実施形態に
ついて説明する。図6は第2の実施形態を示す概略図で
あり、図6(a)は格納状態を示す斜視図、図6(b)は使用
状態を示す斜視図である。
【0023】第2の実施形態の乗り物の荷台20は、図
6に示すように、オートバイの乗員着座部であるシート
部21に格納し得るように構成されたものである。シー
ト部21はシート前部21aとシート後部21bとから
なり、シート後部21bの内部には第1の実施形態と同
様のゲート状の支持フレーム(図示省略)が設けられて
おり、この支持フレームの中に格納空間(図示省略)が
形成され、かつその格納空間の後端がシート後部21b
の後面21cに開口している。
【0024】荷台20は、第1の実施形態と同様の3本
の大径、中径、小径のパイプ22a,22b,22cを
スライド可能に嵌合させたテレスコープ式の2本の伸縮
支柱22と、2本の小径パイプ22cの先端側部分(後
方部分)に掛け渡した3本の横ロッドおよび該3本の横
ロッドに掛け渡した1本の縦ロッドからなる荷受面形成
部23とからなり、かつ荷受面形成部23の後端にはシ
ート部の後面21cに形成された格納空間の開口21d
を開閉する扉24が取り付けられ、扉24には取っ手2
5が設けられている。上記格納空間はシート後部21b
内に形成され、上記伸縮支柱22は大径パイプ22aを
シート前部21a内に埋設して支持させている。
【0025】格納状態においては、伸縮支柱22を収縮
させて荷受面形成部23をシート後部の中に形成されて
いる格納空間に格納し、扉24がシート後部の後面21
cに開口している開口部21dを閉じて該後面21cと
面一になっている。この状態から取っ手25を持って扉
24を後方に引っ張れば、伸縮支柱22が伸張して図6
(b)に示すように、荷受面形成部23がシート部21の
後方に露出し、使用状態となる。最後にこの状態で荷受
面形成部23が前後方向に動かないように適当なロック
手段(図示せず)によりロックする。
【0026】荷台20を格納する場合は、使用状態から
上述のロックを解除し、取っ手25を前方に押せば伸縮
支柱22が収縮し、荷受面形成部23がシート後部21
b内の格納空間に格納され、図1に示す状態となる。な
お、格納状態において荷台20が不用意に後方に飛び出
さないようにロックし得る適当なロック手段(図示せ
ず)を設けることが好ましい。
【0027】次に本発明に係る荷台の第3の実施形態に
ついて説明する。図7は第3の実施形態を示す概略図で
あり、図7(a)は格納状態を示す斜視図、図7(b)は格納
状態から使用状態に移行する途中の状態を示す斜視図、
図7(c)は使用状態を示す斜視図である。
【0028】第3の実施形態の乗り物の荷台30は、図
7に示すように、オートバイの乗員着座部であるシート
部31に格納し得るように構成されたものである。シー
ト部31は平坦に形成された車体のシート載置部32上
に設けられており、かつシート部31は右側下縁部にお
いて図示しないヒンジ等によりシート載置部32に車体
前後方向に延びる軸線を中心として回動可能に取り付け
られている。
【0029】シート載置部32には荷台30が取り付け
られている。荷台30は、3本の縦ロッドに3本の横ロ
ッドを掛け渡して互いに連結してなるものであり、荷台
30はその基端(3本の縦ロッドの基端)において左右
方向に延びる軸線周りに回動可能に支持されている。ま
た、荷台30の基端は、シート載置部32の後縁から所
定長だけ前方の位置でシート載置部32に支持されてい
る。さらに、シート部31の裏面側には荷台30を格納
する格納空間を形成するための格納凹部33が形成され
ると共に、3本の縦ロッドに対応する凹溝34が格納凹
部33からシート部の後面31aまで貫通させて設けら
れている。
【0030】荷台は、格納時には、図7(b)に示すよう
に、シート載置部32の上に前側に倒して寝かせ、その
上をシート部31で覆ってシート部31内の格納凹部3
3に格納されており、図7(a)に示す状態となってい
る。この状態から荷台を使用する際には、先ず図7(a)
に示す格納状態からシート部31を矢印C方向に回動さ
せて図7(b)に示す状態とし、次いで荷台30を後側
(矢印D方向)に回動させて荷台の荷受面形成部35を
シート部31の後方に位置させ、その後シート部31を
矢印Cと反対の方向に回動させて図7(c)に示す使用状
態とし、かつ、不図示のロック手段によりシート部31
をシート載置部32に対して図7(c)に示す状態にロッ
クする。この使用状態における荷台31は、3本の縦ロ
ッドの基端をシート載置部32の後縁よりも所定長前側
で支持させていることから、3本の縦ロッドの基端側部
分がシート載置部32とシート部31とに挟まれて図7
(c)に示す状態に位置決めされている。
【0031】荷台31を格納する際は、ロックを解除し
てシート部31を矢印C方向に回動させ、荷台30を前
側(矢印Dと反対側)に回動させて図7(b)に示す状態
とし、次いでシート部31を矢印Cと反対側に倒して図
7(a)に示す格納状態とし、上述の不図示のロック手段
によりシート部31をシート載置部32に対して図7
(a)に示す状態にロックする。
【0032】次に本発明に係る荷台の第4の実施形態に
ついて説明する。図8〜10は第4の実施形態を示す概
略図であり、図8(a)は格納状態を示す斜視図、図8(b)
は格納状態から使用状態へ移行する途中の状態を示す斜
視図、図8(c)は使用状態を示す斜視図、図9は荷台組
付体を裏側から見た斜視図、図10はガイド溝を示す斜
視図である。
【0033】第4の実施形態の乗り物の荷台40は、図
8に示すように、オートバイの車体のシート後方部分4
1に格納し得るように構成されたものである。車体のシ
ート後方部分41の上部には左右に貫通する凹部42が
形成され、該凹部42に荷台組付体43が取り付けられ
ている。荷台組付体43は、上面が車体のシート後方部
分41の上面と連続して面一になるように形成されたカ
バー部44と、該カバー部44の裏面側に取り付けられ
た荷台40とで構成されている。荷台40は3本の縦ロ
ッドに3本の横ロッドを掛け渡して互いに連結してなる
ものであり、前後の横ロッドには、図9に示すようにそ
れぞれ前後方向に突出するガイドピン45が設けられて
いる。また、凹部42の前壁42aおよび後壁42bに
は左右方向に延びるガイド溝46が形成されており、ガ
イドピン45はこのガイド溝46にスライド可能に嵌合
している。ガイド溝46は左端部において所定長上方に
向けて延びた上方延長部46aを有している。
【0034】本実施形態の荷台においては、格納時は、
図8(a)に示すようにカバー部44を上にしてカバー部
44と車体のシート後方部分41とが連続して面一とな
った状態になっており、この状態で不図示のロック手段
により荷台組付体43は車体のシート後方部分41にロ
ックされている。荷台使用時には、ロックを解除し、カ
バー部の左側に設けられた取っ手43aを持って荷台組
付体43を左側に引き出して図8(b)に示す状態にす
る。このとき、ガイドピン45がガイド溝46をスライ
ドして引き出される。次いで、図8(b)に示す状態から
荷台組付体43を取っ手43aを介して少し上方に引き
上げながら、矢印E方向に回動させて図8(c)に示すよ
うに裏返して荷台40を上面側に位置させ、この状態で
荷台組付体43が動かないように不図示のロック手段に
より荷台組付体43を車体のシート後方部分41にロッ
クする。荷台組付体43を回動させる際、荷台組付体4
3を少し持ち上げ、ガイドピン45がガイド溝の上方延
長部46aに移動して持ち上げることができ、スムーズ
に回動させることができる。
【0035】格納する際には、ロックを解除して荷台組
付体43を図8(c)に示す状態から右側に位置している
取っ手43aを持って矢印F側に回動させ図8(b)に示
す状態とし、この状態から荷台組付体43を右方向に押
して図8(a)に示す格納状態とし、荷台組付体43が動
かないように上述の不図示のロック手段により車体のシ
ート後方部分41にロックする。
【0036】次に本発明に係る荷台の第5の実施形態に
ついて説明する。図11〜13は第5の実施形態を示す
概略図であり、図11(a)は格納状態を示す斜視図、図
11(b)は使用状態を示す斜視図、図12は図11にお
けるXII−XII線断面、図13はストッパの作用を説明す
るための図である。
【0037】第5の実施形態の乗り物の荷台50は、図
11に示すように、スクータ後輪の泥除けカバー部51
に格納し得るように構成されたものである。後輪の泥除
けカバー部51の一部には開口51aが形成され、この
開口51aを開閉する扉52がその下端部で泥除けカバ
ー部51に左右方向の軸線を中心として回動可能に取り
付けられている。この扉52は、閉時には泥除けカバー
部51と連続して面一となるように形成されており、か
つ取っ手53と後述するストッパ54が取り付けられて
いる。また、泥除けカバー部51には扉52の上方にお
いて開口する前後方向に延びた2つの溝55が形成され
ている。
【0038】泥除けカバー部51の内部には荷台50が
格納されている。荷台50は、2本の縦ロッド56とそ
れぞれの縦ロッド56に縦ロッド56の軸線を中心にし
て回動可能に支持された荷受面形成部57とで構成され
ている。2本の縦ロッド56は、それぞれその基端(扉
52側の端)において扉52に左右方向の軸線を中心と
して回動可能に支持されており、またそれぞれの先端
(前端)には溝55を通るXII−XII線断面図である図1
2に示すように左右方向両側に突出したガイドピン58
が設けられ、ガイドピン58が各溝55の内壁面に形成
された前後方向に延びるガイド溝59にスライド可能に
嵌合支持されている。また、この縦ロッド56の基端側
(扉52側)には上述の荷受面形成部57が縦ロッド5
6の軸線を中心として回動可能に取り付けられており、
この荷受面形成部57は、図11(b)に示すように内側
に向けて回動させて水平にした場合、両荷受面形成部5
7の内端がほぼ接するようなサイズに形成されている。
【0039】また、荷台50が格納されている状態でそ
の荷台50の下側を覆う下側カバー51aが泥除けカバ
ー部51に設けられており、この下側カバー51aに上
述のストッパ54の先端部を受け入れる2つのストッパ
受凹部60.61が形成されている。一方のストッパ受
凹部60は荷台格納時におけるストッパ54の先端部を
受け入れる格納時受凹部であり、他方のストッパ受凹部
61は荷台使用時にストッパ54の先端部を受け入れる
使用時受凹部である。ストッパ54は、図11〜13に
示すようにつまみ部54aとL字状のストッパ本体54
bとからなり、かつ扉52に形成された上下方向の長溝
62にストッパ本体がスライド可能に挿通されている。
【0040】格納時には、図11(a)に示すように扉5
2が閉じられており、その際荷台50は図12中に矢印
Gで示すように、縦ロッド56の先端のガイドピン58
はガイド溝59の前端に位置し、かつ荷受面形成部57
は鉛直方向下方に向けて垂れ下がっている。また、スト
ッパ54は、ストッパ本体54bの先端部が格納時受凹
部60に挿入され、これによって扉52が開かないよう
になっている。なお、図12においては格納時における
ストッパ54の図示を省略している。
【0041】格納状態から荷台50を引き出すには、先
ずつまみ54aを持ってストッパ54を上に引き上げる
(図13(a)では左側に引いて2点鎖線で示す状態にす
る)。これによってストッパ本体54bの先端部が格納
時受凹部60がら外れ、その状態で取っ手53を持って
扉52を後方に回動させる。すると扉52の後方回動に
伴って縦ロッドが後方に移動し、図12中矢印Hで示す
ように、縦ロッドの先端のガイドピン58がガイド溝5
9の後端に位置するので、その状態でストッパ54を下
方に押し下げて、図12および図13(b)に示すように
ストッパ本体54bの先端部を使用時受凹部61に挿入
する。これによって扉52および荷台50は引き出され
た状態に固定される。この状態から荷受面形成部57を
回動させて図11(b)に示すように略水平にし、しかる
後適宜の連結具63を用いて両荷受面形成部57同士を
連結して、荷台使用可能状態とする。
【0042】格納時には、連結具63による連結を解除
し、ストッパ54を引き上げてストッパ本体54bの先
端部を使用時受凹部61から外した後、扉52を前側に
回動させて縦ロッド56を前方に移動させながら閉め、
更にストッパ54を下げて先端部を格納時受凹部60に
挿入して格納作業を終了する。
【0043】次に本発明に係る荷台の第6の実施形態に
ついて説明する。図14、15は第6の実施形態を示す
概略図であり、図14(a)は格納状態を示す斜視図、図
14(b)は使用状態を示す斜視図、図15(a)は荷台の格
納状態と使用状態との間の移行を示す説明図、図15
(b)は保持部の詳細を示す図である。
【0044】第6の実施形態の乗り物の荷台70は、図
14に示すように、スクータ後輪の泥除けカバー部71
に格納し得るように構成されたものである。後輪の泥除
けカバー部71の一部には開口71aが形成され、この
開口71aを開閉する扉72がその下端部で泥除けカバ
ー部71に左右方向に延びる軸線を中心として回動可能
に取り付けられている。この扉72は、閉時には泥除け
カバー部71と連続して面一となるように形成されてお
り、かつ取っ手73が取付られている。
【0045】泥除けカバー部71の内部には荷台70が
格納されている。荷台70は、3本の縦ロッドに2本の
横ロッドを掛け渡して連結してなるものであり、3本の
縦ロッドの基端(扉72側の端)はそれぞれ扉72に左
右方向に延びる軸線を中心として回動可能に支持されて
おり、左右外側の2本の縦ロッドの先端(前側の端)に
は左右方向内側に向けて少し折り曲げられた被保持部7
4が形成さてている。また、泥除けカバー部71の扉7
2より上には2本の縦ロッドの先端の被保持部74を保
持する保持部75が形成されている。保持部75には、
図15(b)に示すように被保持部74を保持する保持金
具76が設けられている。保持金具76は被保持部75
を上から押し付けると弾性により拡開して被保持部74
を受け入れて保持するものである。
【0046】この荷台70は、格納時には、図15(a)
の矢印Jで示すように、扉72の内側に折り曲げられて
格納されている。また、扉72の下側には下側カバー7
7が設けられており、格納時荷台70はこの下側カバー
77の上に載っている。さらに、この状態で扉72は図
示しないロック手段により泥除けカバー部71にロック
されている。この状態から荷台70を使用するには、先
ずロックを解除して扉72を後方に向けて図15(a)の
矢印Kの状態まで回動させると共に荷台70を上方に回
動させる。しかる後荷台70の先端を特に左右外側の2
本の縦ロッドの先端を保持部75に位置させ、縦ロッド
先端の被保持部74を保持金具76に押し込んで保持さ
せ、図14(b)に示す使用状態(図15(a)中の矢印Lの
状態)にする。格納する際には被保持部74を引き上げ
て保持金具76から外し、次いで扉72を少し後方に回
動させて荷台70を扉72の裏面側に折り畳み、その状
態で扉72を前方に回動させて図14(a)あるいは図1
5の矢印Jに示す格納状態にする。
【0047】なお、上述の各実施の形態では、2輪車の
乗員着座部、車体のシート後方部分および後輪の泥除け
カバー部に荷台を格納するように構成しているが、本発
明の乗り物用荷台は、車体のそれら以外の場所に格納す
るものであっても良く、例えば自転車のサドル部分の下
側に平面視においてサドル部とほぼ同形状の格納ケース
(この格納ケースも自転車の車体の一部にあたる)を形
成し、そこに第1の実施形態と同様の構造の荷台を取り
付けて格納し、必要に応じてその格納ケースから荷台を
引き出して使用し、不使用時にはその格納ケース内に押
し込んで格納するように構成しても良い。また、上述の
実施形態における荷台はいずれも使用状態において平板
状のものであったが、駕籠状のものであっても良く、要
するに荷物あるいは人を乗せることができるものであれ
ばどの様なものであっても良い。勿論、使用状態と格納
状態との間の移行の態様も実施形態に限定されることな
く、種々の態様を取り得る。
【0048】以上本発明の乗り物用荷台の各種実施形態
について説明したが、本発明の荷台はそれらの実施形態
に限定されるものではなく、その要旨を超えない範囲に
おいて種々の変更態様を取り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の格納状態を示す斜視図
【図2】第1実施形態の格納状態から使用状態に移行す
る途中の状態を示す斜視図
【図3】第1実施形態の使用状態を示す斜視図
【図4】第1実施形態のサドル部への荷台の取付状態を
示す後方から見た図
【図5】第1実施形態における荷台のロック手段を説明
するための平面図
【図6】本発明の第2実施形態を示す斜視図
【図7】本発明の第3実施形態を示す斜視図
【図8】本発明の第4実施形態を示す斜視図
【図9】第4実施形態における荷台組付体を裏側から見
た斜視図
【図10】第4実施形態におけるガイド溝を示す斜視図
【図11】本発明の第5実施形態を示す斜視図
【図12】図11(a)におけるXII−XII線断面図
【図13】第5実施形態におけるストッパの作用を説明
するための図
【図14】本発明の第6実施形態を示す斜視図
【図15】第6実施形態における荷台の格納状態から使
用状態への移行を示す側面図および保持部を示す側面図
【符号の説明】
1 荷台 2 サドル部(乗員着座部) 20 荷台 21 シート部(乗員着座部) 30 荷台 31 シート部(乗員着座部) 40 荷台 41 車体のシート後方部分 50 荷台 51 後輪の泥除けカバー部 70 荷台 71 後輪の泥除けカバー部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗り物に取り付けられて外部に露出した
    状態で使用される乗り物用荷台であって、 上記荷台が、外部に露出しないように乗り物の一部に格
    納された格納状態と外部に露出されて使用に供される使
    用状態との2つの状態を選択的に取り得るように構成さ
    れていることを特徴とする乗り物用荷台。
  2. 【請求項2】 上記乗り物が2輪車であることを特徴と
    する請求項1記載の乗り物用荷台。
  3. 【請求項3】 上記荷台が格納される乗り物の一部が、
    上記2輪車の乗員着座部であることを特徴とする請求項
    2記載の乗り物用荷台。
  4. 【請求項4】 上記荷台が格納される乗り物の一部が、
    上記2輪車の後輪の泥除けカバー部であることを特徴と
    する請求項2記載の乗り物用荷台。
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