JP4133726B2 - 車体後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体に運転者シートと、運転者シートの後部に前後スライド可能且つ起倒自在に備えた助手席と、この助手席を載せた車両の車体後部構造に関するものである。
従来、運転者シートと、運転者シートの後部に助手席を設け、助手席と運転者シートとが独立してスライドし、且つ助手席の先端を回転中心にして起倒自在に回動できるように構成した車体後部構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−145143公報(図2)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図12は従来の技術の基本構成を説明した図であり、自動二輪車300において、運転者シート301に第1摺動部材302と、第1摺動部材302に係合するように車体後部303に第1レール部材304を備え、同様に、助手席305側に第2摺動部材306と車体後部303側に第2レール部材307を備えた。
運転者シート301及び助手席305側に摺動部材を備え、これらの摺動部材に係合するように車体後部303側にレール部材を備えることで、運転者シート301及び助手席305を各々独立して車体前後方向に移動させることができるというものである。
助手席を倒状位置にした時に助手席と車体側には、係合手段がなく助手席着座時に、シートが回動方向や左右方向などにズレる場合がある。
本発明は、運転者シート及び助手席を最適な位置に固定でき、起倒自由とした助手席を車体後部に固定させながら、運転者シート及び助手席を同時に前後自由に移動することができる車体後部構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体に運転者シートを前後スライド可能に設け、車体後部に助手席を載せ、この助手席を前記運転者シートに連動して前後スライド可能にするとともに、助手席の先端を回転中心にして起倒自在に構成してなる車両の車体後部構造において、前記助手席側に設けた第2の係合部を、車体側に設けた第1の係合部に係合させる構造を採用し、前記第1の係合部を前記車体後部に車体前後に延ばして設け、この第1の係合部に係合する第2の係合部を、前記助手席の下面に設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、車体後部は荷物載せ部であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、第1の係合部の前後長さは、助手席のスライド長さに略合致させたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、第1の係合部は、車体中心線に沿って配置したことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、第1の係合部は、車体後部の後部に配置したことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、荷物載せ部の前方で且つ斜め下に、バッテリを配置し、このバッテリを荷物載せ部と略同一レベルに配置するリッドで覆ったことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、運転者シートに連動して前後スライド可能で且つ先端を回転中心に起倒自在にした助手席を設け、車体後部に車体前後に延ばした第1の係合部を設け、この車体後部に車体前後に延ばした第1の係合部に係合するように第2の係合部を助手席の下面に設けた。
運転者シートに連動して前後スライド可能な助手席を設け、車体後部に設けた第1の係合部に係合するように、第2の係合部を助手席の下面に設けたので、荷物載せ部の第1の係合部に助手席の第2係合部を係合させたまま、運転者シート及び助手席を前後にスライドさせることができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、車体後部を荷物載せ部としたので、助手席の先端を回転して倒すと、車体後部の荷物載せ部で助手席の後面を支持することになるため、助手席の乗員の荷重をしっかりと受け止めることができるという利点がある。
請求項3に係る発明では、第1の係合部の前後長さは、助手席のスライド長さに略合致させたので、スライド前端部から後端部に至るまで助手席がスライドしても、第1及び第2の係合部は相互に機能し、第1の係合部に第2の係合部を係合させながら、運転者シート及び助手席を一体として前端部から後端部に至るまでスライドさせることができるという利点がある。
請求項4に係る発明では、第1の係合部は、車体中心線に沿って配置したので、左右のバランスよく助手席を固定することができるという利点がある。
請求項5に係る発明では、第1の係合部は、車体後部の後部に配置したので、第1の係合部と第2の係合部とが係合したかどうかを目視により確認し易いという利点がある。
請求項6に係る発明では、荷物載せ部の前方で且つ斜め下に、バッテリを配置し、このバッテリを荷物載せ部と略同一レベルに配置するリッドで覆ったので、運転者シート及び助手席のスライドに影響を及ぼすこと無くバッテリを覆うことができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るスクータ形車両の側面図であり、スクータ形車両10は、車体フレーム11の前部のヘッドパイプ12に操舵ハンドル13を操舵自在に取付け、操作ハンドル13に連結するフロントフォーク14に前輪15及びフロントフェンダ16を取付けることを基本構造とする。
そして、車体フレーム11に、別体フレームを18を取付け、この別体フレーム18に前照灯19、方向指示灯21などを取付け、ダウンチューブ17にステップ22を取付け、車体フレーム11の後部にパワーユニット23を上下スイング自在に取付け、このパワーユニット23の後部に後輪24を取付け、後輪24の前方に向かって斜め上方に運転者シート25、後輪24の上方に助手席兼シートバック26を設けた二人乗り可能な軽車両である。
図中、27はハンドルポストカバー、27aはハンドルポストカバーの棚部、28はサイドカバー、29はリヤクッション、30はタンデムステップ、31はスタンド、32はグラブレールである。
図2は一人乗り仕様に変更した本発明に係るスクータ形車両の側面図であり、基本的な構成は図1と同一であるため符号を流用して説明は省略するが、助手席兼シートバック26を起立させて運転者Mの背もたれ、すなわちシートバックに模様替えしたことを示す。また、別体フレーム18の前部にテントなどの荷物33を積載したことを示す。
さらには、操舵ハンドル13及びグラブレール32のみならず、別体フレーム18、ダウンチューブ17、このダウンチューブ17から延出したロアーパイプ34及びリヤフレーム35を露出させたことを特徴とする。
従来のスクータ形車両では、車体フレームを車体カバーで覆い、車体フレームの大部分を露出させないようにすることが普通である。これに対して、本発明は、車体フレームの大部分を露出させて、今までにない外観的特長を発揮させるようにした。
なお、61はメータユニット、72はエアクリーナである。
図3は本発明に係るスクータ形車両の車体フレームの分解図であり、車体フレーム11は、ヘッドパイプ12から延ばした、側面視でV字形またはU字形を呈するメインフレーム43と、このメインフレーム43の後部を構成する又は後方へ延ばしたリヤフレーム35と、ヘッドパイプ12から垂下したダウンチューブ17と、このダウンチューブ17に引き続いて略水平に延ばすロアーパイプ34と、このロアーパイプ34の後端から立上がるセンターフレーム44と、センターフレーム44とリヤフレーム35とを結ぶステー45とからなる。
図で上方に分離して示した単純形状のフレームは、別体フレーム18である。
別体フレーム18は、前部上面に荷受けパイプ47、前部下面にランプ類支持ブラケット48及び荷掛けフック49を備え、下面にカバー止めプレート51、51を備えると共に、前部上面に孔52、52を有するブラケット53を備え、後部下面にU字ブラケット54を備える。
一方、ヘッドパイプ12の前面に孔56、56を有する前部プレート57を備え、リヤフレーム35の前部上面に孔58を有する後部プレート59を備える。
この後部プレート59は、メインフレーム43とリヤフレーム35との結合部55の近傍に配置する。この結合部55は1本のメインフレーム43と2本のリヤフレーム35との集合部分であり、剛性が大きい。このような高剛性の結合部55の近傍(実施例では後方)に後部プレート59を設ければ、別体ブラケット18を支持する上で強度的に有利となる。
そして、ブラケット53を前部プレート57にボルト締めし、U字ブラケット54を後部プレート59にボルト締めすることで、別体フレーム18をヘッドパイプ12やメインフレーム43に一体化することができる。
図4は本発明に係るスクータ形車両の車体フレームの側面図であり、ヘッドパイプ12及びリヤフレーム35に別体フレーム18を取付け、ハンドルポストカバー27を一体的に有するセンターカバー部64を被せ、別体フレーム18とロアーパイプ34との間にサイドカバー28をボルト65・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)で取付け、ロアーパイプ34にステップ22Lを取付けることを示す。
なお、図示するとおりにハンドルポストカバー27の前面は、平坦面になっており、前の荷台スペースが十分に確保できる構造を採用した。
また、ハンドルポストカバー27の後部で且つ上部に、一段下がった棚部27aを形成し、この棚部27にコンビ・ロック装置70を取付けるようにした。
図5は本発明に係る運転者シート(助手席を起こした姿)を示す斜視図であり、助手席兼シートバック26を起立させたことにより、運転者シート25は、背もたれ付きの座席となる。連結リンク85に付属したロックレバー86を操作することによって、助手席兼シートバック26の角度を変更することができる。
但し、コロの摺動部150を凸部とし、他の部位を凹部とすることで、コロを転がり易くするように構成した。コロについては図7で説明する。
また、リヤフレーム35に、荷物載せ部87とグラブレール32とを取付けたことを示す。
荷物載せ部87は、樹脂又は軽金属の凹凸板で構成する。凹凸板であれば平板に比較して断面係数を格段に増加させることができ、より多くの荷物を載せることができる。
図6は本発明で採用したシートスライド機構の説明図であり、本発明の運転者シート25は、運転者の好みに応じて前後位置を変更することができ、それを実現するためにシートスライド機構110を車体後部120に備える。
シートスライド機構110は、左右のシートレール111L、111Rと、これらのシートレール111L、111Rに前後にスライド可能に取付けた左右のスライダー112L、112Rと、右のスライダー112Rに設けたスライドロック用の鋸歯部材113と、この鋸歯部材113を回転させれロック状態/ロック解除状態に切り換える操作レバー114と、左右のスライダー112L、112R同士を連結する前後のクロスメンバー115、116と、右のスライダー112Rの後部から延ばした連結リンク85と、左のスライダー112Lの後部から延ばしたリンク117とからなる。
左右のスライダー112L、112Rは、自在に前後に移動させることができる。
そして、左右のスライダー112L、112Rに運転者シート25を固定し、連結リンク85及びリンク117に助手席兼シートバック26を固定する。この結果、運転者は操作レバー114を操作することによりスライドロックを解除し、運転者シート25及び助手席兼シートバック26を任意の前後位置へ移動し、操作レバー114を戻すことにより、その位置に運転者シート25及び助手席兼シートバック26を固定することができる。
さらに、運転者若しくは同乗者は、図10に図示のレバー129aを引き上げながらロックレバー86を操作することで、助手席兼シートバック26を、図示するごとく、水平状態にすることができる。シートバックを引き上げる時も同じ操作となる。
図7は図6の7−7線断面図(グラブレールは省略)の前方視であり、助手席兼シートバック26の断面構造を先に説明すると、助手席兼シートバック26は、スポンジなどのクッション材118と、表皮119と、シート底板98とを基本にした構造物であり、且つシート底板98に補強骨121を添わせ、シート底板98から脚122、122を延ばした構造物である。
また、荷物載せ部87の中央部に溝126と係合ピン127とからなる第1の係合部128を設ける。第1の係合部128に対し、助手席26側下面の凹部125からフック129と、フックピン131と、ピン支持部材131aとからなる第2の係合部132を設けた。そして、第1の係合部128と第2の係合部132とが係合したことを示す。
フックのレバー129aは、シート後端でシート外周よりも内方の凹所に位置しており、シートの右側に有る。従って、着座したまま、右側のロックレバー86との同時操作は不可能とされている。又シート側にフック、車体側にピンを設けたので、シートを起こすときに、レバー129aを持ち上げる動作とシートを起こす動作が一緒となるので、操作が良好となる。
なお、補強骨121は図6のリンク(連結部)117に連結する。
また、シート底板98には、シートの厚み感を持たせるために縁部124、124は下方へ膨出させ、中央部に凹部125を形成する。凹部125及び補強骨121は一括して背板101で覆われ、助手席兼シートバック26を起立させたときの外観性を向上させている。
前記脚122、122は、左右の内側レール88、88に合致する位置に突出させる。そうすれば、同乗者の重量を、脚122、122及び荷物載せ部87の脚部89、89を介して、直接的に内側レール88、88に支持させることができる。荷物載せ部87の脚部89、89には圧縮力のみが作用し、荷物載せ部87に曲げ力が作用しない。
また、T字フック102、102は、荷物載せ部87から隙間gが確保できる高さに設定した。隙間gは4〜5mmである。
一般に、小型車両では、荷台に傾倒自在フックや出入れ可能なフックが採用されることがある。非使用時に収納できるため見栄えが保て、使用時に引き出すため、フックが大型にでき、紐の掛け代が稼げるからである。
しかし、傾倒自在フックや出入れ可能なフックを出状態のままで、過って助手席兼シートバック26を倒すと、荷物載せ部87に傷が付き、フックも傷む虞がある。
この点、本発明は、助手席シートの底板の樹脂材でフックを一体成形した固定フックを採用した。固定フックであれば、仕舞い忘れを心配する必要がなく、関係部品が傷む心配がない。しかし、取付けスペースに制限があるため、固定フックの大型化が望めない。そこで、T字フック102を採用した。T字であれば、Tの縦棒をセンターにして、Tの横棒に左右2個の爪を確保することができ、縦棒及び左右2個の爪に紐を十分に掛けることができる。すなわち、L字フックよりT字フックは小型である割に、紐の掛け代が稼げる。又、フック付きの網をT字フック102とグラブバー32に引っかけて、ヘルメットを覆うようにすれば、ヘルメットを一層良好に保持できる。さらに、T字フック102は上下に2段となっている為ヘルメットや荷物の大きさにあわせて選択的に利用でき使い勝手が良い。
コロ100は、助手席26に乗員が乗るとコロの軸受部を形成する弾性部材100aで支える。そして、弾性部材100aが乗員の荷重によりつぶれることでコロ100の回転を抑える。乗員が助手席26に乗らないときは、コロ100は回転可能となる。
図8は本発明に係るバッテリのリッドを示す斜視図であり、車体後部120が有する荷物載せ部87の前方で且つ斜め下にバッテリ収納部133を配置してバッテリ134を保護すると共に、バッテリ134のチェック及びメンテナンスを容易に行うため、バッテリ収納部133の上部に開閉可能なリッド135を設けたことを示す。
リッド135は、後辺部136をバッテリ収納部133に固定し、前辺部137及び左右両辺部138L、138Rをフリーにした構造である。
さらに、荷物載せ部87に、助手席の背面に付設したコロ100が摺動する面となるコロの摺動部150を設けた。コロの摺動部150は周囲の面よりも凸状になるように形成した。
図9は本発明に係る荷物載せ部を示す斜視図であり、バッテリ134(図8参照)を荷物載せ部87と略同一レベルに配置するリッド135で覆ったことを特徴とする。
バッテリ134(図8参照)を覆うリッドの上面139を荷物載せ部87と略同一レベルになるように配置したので、運転者シート25及び助手席兼シートバック26(以下助手席26とする)のスライドに影響を及ぼすこと無くバッテリ134を覆うことができる。
加えて、荷物載せ部87は、車体前後方向に延びる凸部と凹部にて形成される。
なお、103はヘルメットホルダである。
図8に戻って、バッテリ134のチェック及びメンテナンスを行うために、リッド135の前辺部137を持ち上げることでリッド135を容易に開閉することができる。
図10は本発明に係る第1の係合部と第2の係合部とを示す斜視図であり、車体に運転者シート25を前後スライド可能に設け、車体後部120に載せるようにした助手席26を設け、この助手席26を運転者シート25に連動して前後スライド可能にするとともに、助手席26の先端を回転中心にして起倒自在に構成してなる車両の車体後部構造であり、車体後部120の車体前後に延ばした第1の係合部128を備え、この第1の係合部128に係合する第2の係合部132を、助手席の下面141に設けたことを特徴とする。
第1の係合部128は、車体中心線に沿って配置したので、左右のバランスよく助手席26を固定することができる。
フック129は、フックピン131に設けたコイルスプリングによってピン係合方向に付勢されており、シート26を倒伏すると係合ピン127に当接回動して自動ロックされる。
図11は本発明に係る運転者シート(助手席を倒した姿。クラブレールは省略)を示す斜視図であり、第1の係合部128は、車体後部120の後部142に配置した。
第1の係合部128は、車体後部120の後部142に配置したので、第1の係合部128と第2の係合部132とが係合したかどうかを目視により確認し易い。
また、車体後部120を荷物載せ部87としたので、助手席26の先端を回転して倒すと、車体後部120の荷物載せ部87で助手席の後面141を支持することになるため、助手席26の乗員の荷重をしっかりと受け止めることができる。
前述のように、本発明の車体後部構造は、運転者シート25に連動して前後スライド可能な助手席26を設け、車体後部120に設けた第1の係合部128に係合するように、第2の係合部132を助手席26の下面141に設けたものである。
車体後部120の車体前後に延ばした第1の係合部128と前後スライド可能な助手席26とにより、助手席26を倒し、荷物載せ部87の第1の係合部128に助手席26の第2係合部132を係合させたまま、運転者シート25及び助手席26を前後にスライドさせることができる。
運転者シート25及び助手席26をスライドをさせるとき助手席26をいちいち起倒する操作は不要なので、運転者シート25及び助手席26の前後スライド操作を極めて簡便に行うことができる。
図10に戻って、第1の係合部128の前後長さLは、助手席26のスライド長さに略合致させたので、スライド前端部から後端部に至るまで助手席26がスライドしても、第1及び第2の係合部128、132は相互に機能し、第1の係合部128と第2の係合部132とを係合させながら、運転者シート25及び助手席26を一体として、スライド前端部から後端部に至るまでスライドさせることができる。
この結果、スライド前端部から後端部に至るまでスライド操作を極めて簡便に行うことができる。
尚、本発明の車体後部構造は、実施の形態では二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明の車体後部構造は、二輪車に好適である。
本発明に係るスクータ形車両の側面図である。 一人乗り仕様に変更した本発明に係るスクータ形車両の側面図である。 本発明に係るスクータ形車両の車体フレームの分解図である。 本発明に係るスクータ形車両の車体フレームの側面図である。 本発明に係る運転者シート(助手席を起こした姿)を示す斜視図である。 本発明で採用したシートスライド機構の説明図である。 図6の7−7線断面図(クラブレールは省略)である。 本発明に係るバッテリのリッドを示す斜視図である。 本発明に係る荷物載せ部を示す斜視図である。 本発明に係る第1の係合部と第2の係合部とを示す斜視図である。 本発明に係る運転者シート(助手席を倒した姿。クラブレールは省略)を示す斜視図である。 従来の技術の基本構成を説明した図である。
符号の説明
25…運転者シート、26…助手席(兼シートバック)、35…リヤフレーム、87…荷物載せ部、120…車体後部、127…係合ピン、128…第1の係合部、129…フック、132…第2の係合部、132…リッド、139…リッドの上面、141…助手席の下面又は後面、142…車体後部の後部。

Claims (6)

  1. 車体に運転者シートを前後スライド可能に設け、車体後部に助手席を載せ、この助手席を前記運転者シートに連動して前後スライド可能にするとともに、助手席の先端を回転中心にして起倒自在に構成してなる車両の車体後部構造において、
    前記助手席側に設けた第2の係合部を、車体側に設けた第1の係合部に係合させる構造を採用し、前記第1の係合部を前記車体後部に車体前後に延ばして設け、この第1の係合部に係合する第2の係合部を、前記助手席の下面に設けたことを特徴とする車両の車体後部構造。
  2. 前記車体後部は、荷物載せ部であることを特徴とする請求項1記載の車両の車体後部構造。
  3. 前記第1の係合部の前後長さは、前記助手席のスライド長さに略合致させたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の車体後部構造。
  4. 前記第1の係合部は、車体中心線に沿って配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の車体後部構造。
  5. 前記第1の係合部は、前記車体後部の後部に配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の車体後部構造。
  6. 前記荷物載せ部の前方で且つ斜め下に、バッテリを配置し、このバッテリを前記荷物載せ部と略同一レベルに配置するリッドで覆ったことを特徴とする請求項2記載の車両の車体後部構造。
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