JP2003220911A - 車両用警告装置 - Google Patents

車両用警告装置

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JP2003220911A
JP2003220911A JP2002023866A JP2002023866A JP2003220911A JP 2003220911 A JP2003220911 A JP 2003220911A JP 2002023866 A JP2002023866 A JP 2002023866A JP 2002023866 A JP2002023866 A JP 2002023866A JP 2003220911 A JP2003220911 A JP 2003220911A
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sound
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JP2002023866A
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Isao Aichi
功 愛知
Yoshihisa Sato
善久 佐藤
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Denso Corp
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    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
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    • B60Q9/004Arrangement or adaptation of signal devices not provided for in one of main groups B60Q1/00 - B60Q7/00, e.g. haptic signalling for parking purposes, e.g. for warning the driver that his vehicle has contacted or is about to contact an obstacle using wave sensors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60N2/80Head-rests
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
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    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
    • G01S15/88Sonar systems specially adapted for specific applications
    • G01S15/93Sonar systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes
    • G01S15/931Sonar systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes of land vehicles

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用障害物検出システムにおいて、警告音
により、異常のある部位を乗員に瞬時に知らせるように
する。 【解決手段】 警告音を発生するためのスピーカ41〜
44と、車両の周囲の障害物を検出するクリアランスソ
ナー10とを有し、DSP21は、このクリアランスソ
ナー10からのソナー出力に基づいて、障害物を検出し
たセンサの設置位置(以下、検出センサ位置という)を
判別する判別し、かつ、この判別した検出センサ位置位
置に仮想音源を配置し、かつ、車両の乗員にとって仮想
音源から警告音が聞こえるようにスピーカ41〜44を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内で警告音を
発生するための車両警告装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の警告装置としては、例え
ば、ドアの半ドア状態を警告するために、車室内に警告
灯を設け、半ドア状態を検出したときこの警告灯を点灯
させて、運転手に半ドア状態を知らせるものがある。ま
た、クリアランスソナーを用いた衝突防止用の警告装置
では、クリアランスソナーによって障害物に車両が接近
していることが検出されたとき、警告音を発生すること
により運転手に衝突防止を促している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
警告装置では、その警告音が車両のどの部位に起因する
ものかどうかについては、乗員に瞬時に伝えることは出
来ないといった問題があった。
【0004】例えば、警告灯の点灯だけでは、乗員にと
って、どのドアが半ドア状態であるのかを認識すること
が出来ない。また、衝突防止用の警告装置においては、
車両のどの部分に他の車両に接近しているのかを、警告
音だけで、即時に判断できないといった問題がある。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、警告音の起因する部位を乗員に瞬時に知
らせることができる車両用警告装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、車室内に設
置されて警告音を発生するための警告音発生手段(41
〜44)を有する車両用警告装置であって、車両情報を
検出する検出手段(10)と、検出手段による検出に基
づき、警告するべき警告位置を判別する位置判別手段
(100)と、判別された警告位置に仮想音源を配置
し、かつ、車両の乗員にとって仮想音源から警告音が聞
こえるように警告音発生手段を制御する制御手段(2
0、110〜160、120A〜160A)と、を有す
ることを特徴とする。
【0007】これにより、車両の乗員にとって、この判
別された警告位置から警告音が聞こえるようになるた
め、警告音の起因する部位を乗員に瞬時に知らせること
ができる。
【0008】具体的には、請求項2に記載の発明のよう
に、警告音発生手段は、車室内のそれぞれ異なる位置に
配置されて警告音を出力する複数の音出力部(41〜4
4)から構成されており、制御手段は、それぞれ異なる
位置から警告音を出力させるように複数の音出力部を制
御して、警告位置に仮想音源を配置するように構成する
ことができる。
【0009】ここで、仮想音源を警告位置に配置するた
めには、請求項3〜6に記載の発明を用いることができ
る。
【0010】すなわち、請求項3に記載の発明では、検
出手段は、車両の複数の検出位置で車両情報を検出する
ものであり、複数の検出位置のうち少なくとも1つの検
出位置は、複数の音出力部のうち1つの音出力部に対応
しており、この1つの音出力部に対応する検出位置が警
告位置であることを位置判別手段が判別したとき、制御
手段は、複数の音出力部のうち1つの音出力部以外の残
りの音出力部からの警告音に比べて、1つの音出力部か
らの警告音の方が早く乗員に到着するように複数の音出
力部を制御することを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の発明では、検出手段は、
車両の複数の検出位置で車両情報を検出するものであ
り、複数の検出位置のうち1つの検出位置は、複数の音
出力部のうち1つの音出力部に対応しており、この1つ
の音出力部に対応する検出位置が警告位置であることを
位置判別手段が判別したとき、制御手段は、複数の音出
力部のうち1つの音出力部以外の残りの音出力部からの
警告音に比べて、1つの音出力部からの警告音の方が大
きな音圧で乗員に到着するように複数の音出力部を制御
することを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の発明では、検出手段は、
車両のうち第1〜第3の検出位置で車両情報を検出する
ものであり、第1及び第2の検出位置は、複数の音出力
部のうち2つの音出力部に対応するとともに、第3の検
出位置は、第1及び第2の検出位置の間に設定されてお
り、第3の検出位置が警告位置であることを位置判別手
段が判別したとき、制御手段は、2つの音出力部からの
警告音を同時に乗員に到着させるように2つの音出力部
を制御することを特徴とする。
【0013】請求項6に記載の発明では、制御手段は、
2つの音出力部からの警告音を同一音圧で乗員に到着さ
せるように2つの音出力部を制御することを特徴とす
る。
【0014】ここで、請求項7又は8に記載の発明のよ
うに二つの各音出力部を採用してもよい。
【0015】すなわち、請求項7に記載の発明では、各
音出力部は、車両の左右方向の2つの位置にそれぞれ配
置されており、制御手段は、左右方向の2つの位置から
出力される警告音だけで警告位置に仮想音源を配置する
ように各音出力部を制御することを特徴とする。
【0016】また、請求項8に記載の発明では、2つの
音出力部は、車両の座席(S1)のうち乗員頭部の後側
に位置することを特徴とする。
【0017】さらに、具体的な構成としては、請求項9
〜13に記載の発明を採用しても良い。
【0018】すなわち、請求項9に記載の発明では、制
御手段は、仮想音源を複数の部位に配置させるための各
音響音信号を保存する保存手段(22)と、保存された
各音響音信号の中から、警告位置に対応する対応音響信
号を選択する選択手段(120〜150)と、選択され
た対応音響音信号に基づき警告音を出力させるように警
告音発生手段を制御して、警告位置に仮想音源を配置す
る配置手段(160)と、を有することを特徴とする。
【0019】請求項10に記載の発明では、保存された
各音響音信号は、警告音を示すデジタル信号系列である
ことを特徴とする。
【0020】請求項11に記載の発明では、制御手段
は、検出手段の検出に応じて信号処理する信号処理手段
(21A、22A、24、100〜160、120A〜
160A)を有し、警告音発生手段は、信号処理手段の
出力に基づいて警告音を発生して、警告位置に仮想音源
を配置することを特徴とする。
【0021】請求項12に記載の発明では、信号処理手
段は、デジタル信号処理を行うことを特徴とする。
【0022】請求項13に記載の発明では、信号処理手
段は、デジタル信号処理としてフィルタリング処理を行
うものであり、信号処理手段は、フィルタリング処理に
よって仮想音源を複数の部位に配置させるための各フィ
ルタ係数を保存するメモリ(22A)と、記憶された各
フィルタ係数の中から、警告位置に対応するフィルタ係
数を選択する選択手段(120A〜150A)と、選択
されたフィルタ係数を用いてフィルタリング処理を行う
処理手段(160A)と、を有することを特徴とする。
【0023】ここで、検出手段としては、請求項14乃
至20に記載の発明を採用してもよい。
【0024】すなわち、請求項14に記載の発明では、
検出手段は、車両の周囲の障害物の存在を車両情報とし
て検出するための障害物検出手段であることを特徴とす
る。
【0025】請求項15に記載の発明では、障害物検出
手段は、車両に設置されて、車両の周囲に向け送信波を
送信するとともに、この送信波に応じた受信波を車両の
周囲から受信する送受信手段(11〜15)と、送信波
を送信してから受信波を受信するまでに至る期間を求
め、この求められた期間に応じて障害物を検出する比較
検出手段(16)と、を有することを特徴とする。
【0026】請求項16に記載の発明では、比較検出手
段が障害物を検出したとき、位置判別手段は、比較検出
手段の検出に基づき、障害物を検出した送受信手段の設
置位置を警告位置として判別し、制御手段は、障害物を
検出した送受信手段の設置位置に仮想音源を配置するよ
うに警告音発生手段を制御することを特徴とする。
【0027】請求項17に記載の発明では、検出手段
が、ドアの開状態を検出するためのセンサ部と、センサ
部の検出に基づいて、ドアの開状態を車両情報として検
出するドア開状態検出手段とを有することを特徴とす
る。
【0028】請求項18に記載の発明では、ドア開状態
検出手段によってドアの開状態が検出されたとき、位置
判別手段は、ドア開状態検出手段の検出に基づいて、開
状態であることを検出されたドアの位置を警告位置とし
て判別し、制御手段は、判定されたドアの位置に仮想音
源を配置するように警告音発生手段を制御することを特
徴とする。
【0029】請求項19に記載の発明では、検出手段
は、車両のタイヤの空気圧を検出する空気圧センサと、
空気圧センサの検出に基づいて、タイヤの空気圧異常を
車両情報として検出する空気圧異常検出手段とを有する
ことを特徴とする。
【0030】請求項20に記載の発明では、空気圧異常
検出手段によってタイヤの空気圧異常が検出されたと
き、位置判別手段は、空気圧異常検出手段の検出に基づ
いて、空気圧異常であることを検出されたタイヤの位置
を警告位置として判別し、制御手段は、判定されたタイ
ヤの位置に仮想音源を配置するように警告音発生手段を
制御することを特徴とする。
【0031】さらに、請求項21に記載の発明では、制
御手段は、警告音発生手段を制御するするために制御信
号を出力するものであり、車両に設置されているカーオ
ーディオ装置の出力と制御信号とを合成して警告音発生
手段に出力するための合成手段(23A〜23E)を有
することを特徴とする。これにより、車両用警告装置と
カーオーディオ装置とで、警告音発生手段を共用するこ
とができる。
【0032】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に本発明に
係る車両用警告装置が適用された車両用障害物検出シス
テムの第1実施形態を示す。
【0034】車両用障害物検出システムは、クリアラン
スソナー10、警告制御部20、出力部30、右前スピ
ーカ41、左前スピーカ42、左後スピーカ43、右後
スピーカ44、および音響ソース部50から構成されて
いる。クリアランスソナー10は、前右センサ11、前
左センサ12、真後センサ12、後左センサ14、後右
センサ15、および障害物制御部16から構成されてい
る。
【0035】各センサ11〜15は、障害物制御部16
によって制御されて、超音波、赤外線、ミリ波等の送信
波をそれぞれ送信するとともに、その送信波の障害物
(他の車両、ガードレール)による反射波を受信して、
その反射波の受信に基づきセンサ出力をそれぞれ出力す
る。また、障害物制御部16は、センサ出力に応じて、
車両周囲の障害物が存在しているか否かをセンサ毎に判
定する。このことにより、障害物の検出がセンサ毎に行
われることになる。なお、各センサ11〜15および障
害物制御部16の詳細については、後述する。
【0036】警告制御部20は、DSP(デジタルシグ
ナルプロセッサ)21、メモリ22、加算器23A〜2
3Dから構成されており、DSP21は、障害物を検出
したセンサの設置位置(以下、検出センサ位置という)
に仮想音源を配置するための仮想音源配置処理を行う。
メモリ22は、コンピュータプログラムに加えて、検出
センサ位置に仮想音源を配置するための、ソナー出力/
アドレス変換テーブル、アドレス/信号列変換テーブル
を有している。なお、ソナー出力/アドレス変換テーブ
ル、および、アドレス/信号列変換テーブルの詳細につ
いては後述する。
【0037】加算器23A〜23Dは、スピーカ毎に設
けられており、加算器23A〜23Dは、各々、警告制
御部20からのソナー出力と音響ソース部50からの出
力とを合成して合成信号を出力する。出力部30は、デ
ジタル/アナログ変換器(以下、D/A変換器という)
31A〜31D、および増幅器32A〜32Dから構成
されている。D/A変換器31A〜31Dは、加算器毎
にその加算器の出力をデジタル/アナログ変換する。増
幅器32A〜32Dは、D/A変換器毎にそのD/Aの
出力を電力増幅する。また、各スピーカ42〜44は、
各々、増幅器毎に設けられて、この増幅器毎の出力に基
づいて警告音を出力する。また、音響ソース部50は、
ラジオチューナ、CD、MDプレイヤー等のオーディオ
装置から構成されて、各種のオーディオ装置の出力信号
を加算器毎に出力する。
【0038】次に、クリアランスソナー10における各
センサ11〜15および障害物制御部16の役割につい
て図2を用いて説明する。図2は、車両において各セン
サ11〜15、各スピーカ42〜44の配置を示す車両
概略図である。
【0039】前右センサ11は、車体の前方右側(第1
の検出位置)に設置されて、車両に対して前側右方向に
向けて送信波を送信し、前左センサ12は、車体の前方
左側(第2の検出位置)に設置されて、車両に対して前
側左方向に向けて送信波をする。真後センサ12は、車
体の後方中央部(これは、後左センサ14と後右センサ
15との間で第3の検出位置を示す)に設置されて、車
両に対して後側中央部に向けて送信波を送信する。後左
センサ14は、車両の後方左側に設置されて、車両に対
して後側左方向に向けて送信波を送信する。後右センサ
15は、車体の後方右側に設置されて、車両の後側右方
向に向けて送信波を送信する。このように、各センサ1
1〜15は、車体の各々異なる検出位置に配置されて、
異なる方向に送信波を送信することになる。
【0040】障害物制御部16は、送信波を送信してか
ら反射波を受信するまでに至る期間(以下、測定期間と
いう)をセンサ毎に求めるとともに、この求められた測
定期間が所定時間に比べて短いか否かをセンサ毎に判定
する。この結果、測定期間が所定時間に比べて短いと
き、障害物が車両に接近している、つまり、車両周囲に
障害物が存在していることをセンサ毎に判定する。
【0041】このことにより、前側右方向、前側左方
向、後側中央部、後側左方向、後側左方向に対し、障害
物を検出できることになる。これに加えて、障害物制御
部16は、障害物の存在する方向毎に、ソナー出力とし
て、それぞれ異なる信号A〜信号Eを出力する。
【0042】また、各スピーカ42〜44は、各センサ
11〜15と異なる位置に配置されている。具体的に
は、右前スピーカ41は、右前ドアの内壁に設置されて
いる。左前スピーカ42、左後スピーカ43、および、
右後スピーカ44は、左前ドアの内壁、左後ドアの内
壁、右後ドアの内壁に設置されている。このことによ
り、各スピーカ42〜44は、それぞれ、各センサ1
1、12、14、15に対応して配置されていることに
なる。このようなスピーカは、それぞれ対応するドアの
内壁において車室内側に向けて配置されている。
【0043】次に、メモリ22に記憶されたソナー出力
/アドレス変換テーブル、アドレス/信号列変換テーブ
ルの詳細について図3、図4を用いて説明する。
【0044】ソナー出力/アドレス変換テーブルは、図
3に示すように、各ソナー出力(信号A〜E)と、メモ
リアドレス(address01〜address0
5)とが、1対1で対応するように構成されている。こ
のことにより、1つのソナー出力に対して、1つのメモ
リアドレスを検索できる。以下、メモリアドレス(ad
dress0Z:Z=1〜5)を単にアドレス(add
0Z)と示す。
【0045】ここで、前右センサ11(CS前右)は、
アドレス(add01)に対応する。また、前左センサ
12(CS前左)、後右センサ15(CS後右)、およ
び、真後センサ12(CS真後)は、アドレス(add
02)、(add03)、(add04)、(add0
5)に対応している。
【0046】また、アドレス/信号列変換テーブルは、
図4に示すように、アドレス(add01〜add0
5)と、スピーカ毎のデジタル信号列(DT01〜DT
44)とが1対4で対応するように構成されている。こ
のことにより、1つのアドレスを基に、右前スピーカ4
1(右前SP)、左前スピーカ42(左前SP)、左後
スピーカ43(左後SP)、および右後スピーカ44
(右後SP)に対するデジタル信号列が検索できる。
【0047】ここで、デジタル信号列(DT01〜DT
44:音響音信号)は、それぞれ、警告音を示す正弦波
信号である。このデジタル信号列DT01〜DT44で
は、後述するごとく、障害物を検出したセンサの設置位
置に仮想音源を配置するために、遅延時間、振幅レベル
が設定されている。
【0048】なお、アドレス(add01)は、デジタ
ル信号列(DT0X:X=1〜4)に対応している。ア
ドレス(add02)、(addX3)、(add0
4)は、デジタル信号列(DT1X)、(DT2X)、
(DT3X)、(DTX4)に対応している。
【0049】次に、本実施形態の作動について、図5に
基づいて説明する。図5は、仮想音源配置処理を示すフ
ローチャートである。DSP21は、図5に示すフロー
チャートに従って、コンピュータプログラムを実行す
る。このプログラムは、イグニッションスイッチがオン
されたとき、実行が開始される。
【0050】すなわち、クリアランスソナー10の障害
物制御部16から出力されたソナー出力を検出し、この
検出したソナー出力が信号A〜信号Eのうちいずれであ
るかを判別する(ステップ100)。このことにより、
この検出したソナー出力に基づいて、障害物を検出セン
サー位置、すなわち、障害物の存在する方向を求めるこ
とができる。
【0051】次に、上記ステップ100において、上記
検出したソナー出力が信号A〜信号Eのうちいずれ1つ
の信号(以下、判定信号という)であると判定したと
き、ソナー出力/アドレス変換テーブルに基づいて判定
信号に対応するアドレスを検索する(ステップ11
0)。
【0052】次に、アドレス/信号列変換テーブルを参
照し、前記検索したアドレスを基に、右前スピーカ4
1、左前スピーカ42、左後スピーカ43、および右後
スピーカ44に対するデジタル信号列を読み出す(ステ
ップ120〜150)。なお、この読み出した各スピー
カ42〜44に対応するデジタル信号列を、以下、デジ
タル信号列(DTk1〜DTk4:0≦k≦4)とい
う。
【0053】次に、デジタル信号列DTk1を加算器2
3A〜23Dを通してD/A変換器31Aに出力する。
同様に、デジタル信号列DTk2〜DTk4を加算器2
3B〜23Dを通してD/A変換器31B〜31Dに出
力する(ステップ160)。
【0054】すると、D/A変換器31Aは、デジタル
信号列DTk1をアナログ信号に変換してそのアナログ
信号を増幅器32Aに出力する。これに伴い、右前スピ
ーカ41は、増幅器32Aの出力を基に警告音を出力す
る。また、D/A変換器31B〜31Dは、デジタル信
号列DTk2〜DTk4をアナログ信号に変換しそのア
ナログ信号を増幅器32B〜32Dに出力する。これに
伴い、左前スピーカ42、左後スピーカ43、および右
後スピーカ44は、増幅器32B〜32Dの出力に応じ
て警告音を出力する。
【0055】このことにより、各スピーカ42〜44
は、デジタル信号列DTk1〜DTk4のうち対応する
デジタル信号列に応じた警告音を発生できる。
【0056】ここで、デジタル信号列DTk1〜DTk
4は、上述のごとく、検出センサ位置に仮想音源を配置
するために、遅延時間、振幅レベル等が設定されいる。
従って、各スピーカ42〜44は、検出センサ位置に仮
想音源を配置することができ、検出センサ位置にスピー
カが配置されていなくても、乗員(例えば、運転者)に
とっては、あたかも、検出センサ位置から警告音が聞こ
えてくるように知覚できる。
【0057】以下、図6〜図10に示す各スピーカ42
〜44の出力の具体例について、検出センサ位置毎に分
けて説明する。
【0058】(車両の後側右方向の障害物が検出された
場合)この場合、各スピーカ42〜44は、図6(a)
〜(d)に示すように、同一周波数fの正弦波出力を発
生する。
【0059】ここで、右後スピーカ44(SP右後)
は、図6(c)に示すように、振幅RCの正弦波出力S
Cを出力する。これに対して、左後スピーカ43(SP
左後)から出力される正弦波出力SDは、図6(d)に
示すように、正弦波出力SCに対して時間td(≦0.
1m sec)だけ遅延している。さらに、右前スピー
カ41(SP右前)および左前スピーカ42(SP左
前)から出力される正弦波出力SAは、正弦波出力SC
に対して時間ta(0.1m sec≧ta≦td)遅
延している。
【0060】これにより、乗員には、左後スピーカ4
3、右前スピーカ41、左前スピーカ42から出力に比
べて、右後スピーカ44からの出力の方が、早く到達す
る。従って、乗員にとっては、各スピーカ42〜44の
うち先行して知覚した右後スピーカ44側に音源を知覚
できる(先行音効果)。このため、乗員にとっては、あ
たかも、後右センサ15の設置位置に仮想音源が設置さ
れて、後右センサ15から警告音が聞こえてくるように
知覚することができる。
【0061】ここで、右後スピーカ44の出力の振幅R
Cは、左後スピーカ43の出力の振幅RDに比べて大き
く設定されているため、乗員には、左後スピーカ43か
らの音圧に比べて、右後スピーカ44からの方が大きな
音圧で到達する。従って、乗員にとっては、鮮明な仮想
音源を生成でき、後右センサ15から警告音が聞こえて
くることを明確に知覚することができる。
【0062】さらに、右前スピーカ41、左前スピーカ
42からも警告音を出力させているので、乗員に到達す
る音圧を上げることができる。ここで、右前スピーカ4
1、左前スピーカ42の出力の振幅SAは、右後スピー
カ44、左後スピーカ43の出力の振幅SC、SDに比
べて小さく設定されている。従って、乗員にとっては、
後右センサ15から警告音が聞こえてくることが変化し
ない。
【0063】(車両の後側中央部の障害物が検出された
場合)この場合、各スピーカ41〜44は、図7(a)
〜(d)に示すように、同一周波数fの正弦波出力を発
生する。
【0064】ここで、右後スピーカ44および左後スピ
ーカ43は、図7(c)、(d)に示すように、図6
(c)と同一の正弦波出力SCを出力する。すなわち、
右後スピーカ44および左後スピーカ43は、同一タイ
ミングで同一振幅の正弦波出力を発生することになる。
【0065】このことにより、乗員には、右後スピーカ
44および左後スピーカ43からの出力が同一タイミン
グで、かつ、同一音圧で到達することになる。このた
め、乗員にとっては、あたかも、真後センサ12の設置
位置(第3の検出位置)に仮想音源が設置されて、真後
センサ12から警告音が聞こえてくるようになる。
【0066】なお、各スピーカ42〜44および各セン
サ11〜15の配置によって、右後スピーカ44および
乗員間の寸法と、左後スピーカ43および乗員間の寸法
との寸法差が生じる。このため、右後スピーカ44およ
び左後スピーカ43の両出力を精度良く同一タイミング
で乗員に到達させるには、前記寸法差を考慮して双方の
スピーカからの出力タイミングをオフセットして設定す
ることが好適である。
【0067】さらに、右前スピーカ41および左前スピ
ーカ42からも正弦波出力SXを出力させている。右前
スピーカ41および左前スピーカ42からの正弦波出力
SXは、右後スピーカ44および左後スピーカ43の正
弦波出力SCに対して時間tx(≦0.1msec)遅
延しており、正弦波出力SXの振幅RXは、正弦波出力
SCの振幅RCに比べて小さく設定されている。このこ
とにより、乗員にとっては、真後センサ12から警告音
が聞こえてくることは変化せず、乗員に到達する警告音
の音圧を上げることができる。
【0068】(車両の後側左方向の障害物が検出された
場合)この場合、各スピーカ41〜44は、図8(a)
〜(d)に示すように、同一周波数fの正弦波出力を発
生する。
【0069】左後スピーカ43は、図8(d)に示すよ
うに、図6(c)と同一の正弦波出力SCを発生する。
これに対して、右後スピーカ44は、図8(c)に示す
ように、図6(d)と同一の正弦波出力SDを発生す
る。さらに、右前スピーカ41および左前スピーカ42
は、図8(a)、(b)に示すように、図6(a)、
(b)と同一の正弦波出力SAを出力する。
【0070】これにより、乗員には、右前スピーカ4
1、左前スピーカ42、右後スピーカ44からの出力に
比べて、左後スピーカ43の出力の方が早く到達する。
従って、乗員にとっては、各スピーカ42〜44のうち
先行して知覚した左後スピーカ43側に音源を知覚でき
る。このため、乗員にとっては、あたかも、後左センサ
14の設置位置に仮想音源が設置されて、後左センサ1
4から警告音が聞こえてくるように知覚することができ
る。さらに、右前スピーカ41、左前スピーカ42から
も警告音を出力させているので、乗員にとって、後左セ
ンサ14から警告音が聞こえてくることは変化せず、乗
員に到達する警告音の音圧を上げることができる。
【0071】(車両の前側右方向の障害物が検出された
場合)この場合、各スピーカ42〜44は、図9(a)
〜(d)に示すように、正弦波出力を発生する。
【0072】右前スピーカ41は、図9(a)に示すよ
うに、図6(c)と同一の正弦波出力SCを発生する。
これに対して、左前スピーカ42は、図9(b)に示す
ように、図6(d)と同一の正弦波出力SDを発生す
る。さらに、右後スピーカ44および左後スピーカ43
は、図9(c)、(d)に示すように、図6(a)、
(b)と同一の正弦波出力SAを出力する。
【0073】従って、乗員には、スピーカ42、43、
44の出力に比べて右前スピーカ41の出力の方が早く
到達する。このため、乗員にとっては、各スピーカ42
〜44のうち先行して知覚した右前スピーカ41側に音
源を知覚できる。このため、乗員にとっては、あたか
も、前右センサ11の設置位置に仮想音源が設置され
て、前右センサ11から警告音が聞こえてくるように知
覚することができる。
【0074】さらに、右後スピーカ44および左後スピ
ーカ43からも警告音を出力させているので、乗員にと
って、前右センサ11から警告音が聞こえてくることは
変化せず、乗員に到達する警告音の音圧を上げることが
できる。
【0075】(車両の前側左方向の障害物が検出された
場合)この場合、左前スピーカ42は、図10(b)に
示すように、図6(c)と同一の正弦波出力SCを発生
する。これに対して、右前スピーカ41は、図10
(a)に示すように、図6(d)と同一の正弦波出力S
Dを発生する。さらに、右後スピーカ44および左後ス
ピーカ43は、図9(c)、(d)に示すように、図6
(a)、(b)と同一の正弦波出力SAを出力する。
【0076】これにより、乗員には、スピーカ41、4
3、44の出力に比べて右前スピーカ41の出力の方が
早く到達する。従って、乗員にとっては、各スピーカ4
2〜44のうち先行して知覚した左前スピーカ42側に
音源を知覚できる。このため、乗員にとっては、あたか
も、前左センサ12の設置位置に仮想音源が設置され
て、前左センサ12から警告音が聞こえてくるように知
覚することができる。
【0077】さらに、右後スピーカ44および左後スピ
ーカ43からも、警告音を出力させているので、乗員に
とって、前左センサ12から警告音が聞こえてくること
は変化せず、乗員に到達する警告音の音圧を上げること
ができる。
【0078】以上説明したように本実施形態によれば、
各スピーカ42〜44の出力によって、検出センサ位置
に仮想音源を配置するため、この検出センサ位置にスピ
ーカが配置されていなくても、乗員(例えば、運転者)
にとっては、あたかも、検出センサ位置から警告音が聞
こえてくるようになる。従って、例えば、クリアランス
ソナー10が右前方向に障害物を検出したとき、乗員に
とっては、前右センサ11から警告音が聞こえてくるよ
うに知覚することができる。このため、障害物の位置、
すなわち、警告音の起因する部位を、乗員に瞬時に知ら
せることができる。
【0079】また、加算器23A〜23Dは、各々、警
告制御部20からのソナー出力と音響ソース部50から
の出力とを合成して合成信号を出力する。これに伴い、
出力部30は、加算器23A〜23D毎の合成信号に基
づいて各スピーカ42〜44から警告音、音楽等を発生
することができる。このことにより、警告制御部20と
音響ソース部50とにおいて、出力部30および各スピ
ーカ42〜44を共用できることになる。例えば、音響
ソース部50をオーディオ装置の一部として用意してい
る場合、そのオーディオ装置の警告制御部20と音響ソ
ース部50とを利用して、車両用障害物検出システムを
実現できる。
【0080】さらに、上記第1実施形態では、スピーカ
の出力毎に遅延時間(td、ta、tx)、及び、振幅
差を設けて仮想音源を検出センサ位置に配置させるよう
にした例について説明したが、これに限らず、遅延時
間、及び、振幅差の一方だけを用いて検出センサ位置に
仮想音源を配置させるようにしてもよい。
【0081】(第2実施形態)上記第1実施形態では、
デジタル信号列としての各正弦波信号をメモリに記憶さ
せておき、各正弦波信号の中からソナー出力に対応する
正弦波信号を加算器23A〜23Dに出力するようにし
た例について説明したが、本第2実施形態では、ソナー
出力に対応する正弦波信号をフィルタリング処理で生成
して加算器23A〜23Dに出力するようにする例につ
いて説明する。
【0082】この場合の構成を図11に示す。本第2実
施形態の車両用障害物検出システムは、図11に示すよ
うに、クリアランスソナー10、警告制御部20A、出
力部30、各スピーカ42〜44、および音響ソース部
50から構成されている。なお、図11において、図1
と同一符号のものは、同一のものを示す。
【0083】警告制御部20Aは、DSP21A、メモ
リ22Aおよび音響信号発生器24、から構成されてお
り、DSP21Aは、後述するごとく、検出センサ位置
に仮想音源を配置するためのフィルタリング処理(デジ
タル信号処理)を行う。音響信号発生器24は、単一の
周波数の周波数信号Iを記憶するメモリから構成されて
いる。
【0084】メモリ22Aは、コンピュータプログラム
に加えて、ソナー出力/アドレス変換テーブル、およ
び、アドレス/フィルタ係数変換テーブルを記憶してい
る。ここで、ソナー出力/アドレス変換テーブルは、図
1に示すソナー出力/アドレス変換テーブルと同様に、
1つのソナー出力に対し、1つのアドレスを検索できる
ように構成されている。
【0085】アドレス/フィルタ係数変換テーブルは、
図12に示すように、アドレス(add01〜add0
5)と、スピーカ毎のフィルタ係数([HcsRF/H
spRF]〜[HcsLR/HspLR])とが1対4
で対応するように構成されている。このことにより、1
つのアドレスを基に、右前スピーカ41(右前SP)、
左前スピーカ42(左前SP)、左後スピーカ43(左
後SP)、および右後スピーカ44(右後SP)に対す
るフィルタ係数が検索できる。
【0086】ここで、フィルタ係数は、前記検索された
アドレス、すなわち、検出センサ位置に対応して、周波
数信号Iの遅延時間、振幅レベルを設定して上記第1実
施形態のデジタル信号列(DT01〜DT44)を生成
する役割を果たす。
【0087】なお、フィルタ係数は、図13に示すよう
に、各スピーカ42〜44及び乗員間の警告音の伝達関
数([HcsRF]〜[HcsLR])と、各センサ1
1〜15及び乗員間の警告音の伝達関数([HspR
F]〜[HspLR])とを組み合わせて決めてもよ
い。
【0088】図13において、[HcsRF]は前右セ
ンサ11及び乗員の伝達関数、前左センサ12及び乗員
の伝達関数、[HcsRR]は後右センサ15及び乗員
間の伝達関数、[HcsBR]は真後センサ12及び乗
員間の伝達関数、[HcsLR]は、後左センサ14及
び乗員間の伝達関数、[HspRF]は右前スピーカ4
1及び乗員間の伝達関数、[HspLF]は左前スピー
カ42及び乗員間の伝達関数、[HspRR]は右後ス
ピーカ44及び乗員間の伝達関数、[HspLR]は左
後スピーカ43及び乗員間の伝達関数を示す。
【0089】次に、本実施形態の作動について、図14
に基づいて説明する。図14は、デジタル信号処理を示
すフローチャートである。DSP21Aは、図14に示
すフローチャートに従って、コンピュータプログラムを
実行する。
【0090】先ず、クリアランスソナー10からのソナ
ー出力が信号A〜信号Eのうちいずれであるかを判定す
る(ステップ100)。そして、このソナー出力が信号
A〜信号Eのうちいずれ1つの信号(以下、判定信号と
いう)であると判定したとき、ソナー出力/アドレス変
換テーブルに基づいて判定信号に対応するアドレスを検
索する(ステップ110)。
【0091】次に、アドレス/フィルタ係数変換テーブ
ルを参照し、前記検索したアドレスを基に、右前スピー
カ41、左前スピーカ42、左後スピーカ43、および
右後スピーカ44に対するフィルタ係数(以下、フィル
タ係数FL、FR、RL、RRという)を読み出す(ス
テップ120A〜150A)。
【0092】次に、音響信号発生器24から周波数信号
Iを呼出してこの呼出した周波数信号Iと、フィルタ係
数FL、FR、RL、RRとを用いてデジタルフィルタ
リング処理を行う(ステップ160A)。
【0093】すなわち、フィルタ係数FLに周波数信号
Iを掛けてフィルタ出力(FL・I)を生成しこのフィ
ルタ出力(FL・I)を加算器23Aに出力する。フィ
ルタ出力(FL・I)は、上記第1実施形態のデジタル
信号列DTk1と実質的に同様の信号である。従って、
加算器23A、D/A変換器31A、増幅器32A、右
前スピーカ41は、上記第1実施形態と同様に作動す
る。
【0094】これに加えて、フィルタ係数FRに周波数
信号Iを掛けてフィルタ出力(FR・I)を生成しこの
フィルタ出力(FR・I)を加算器23Bに出力すると
ともに、フィルタ係数RLに周波数信号Iを掛けてフィ
ルタ出力(RL・I)を生成しこのフィルタ出力(RL
・I)を加算器23cに出力し、さらに、フィルタ係数
RRに周波数信号Iを掛けてフィルタ出力(RR・I)
を生成しこのフィルタ出力(RR・I)を加算器23D
に出力する。
【0095】ここで、フィルタ出力(FR・I)、(R
L・I)、(RR・I)は、それぞれ、上記第1実施形
態のデジタル信号列(DTk2)〜(DTk4)と実質
的に同様とである。従って、加算器23B〜23D、D
/A変換器31B〜31D、増幅器32B〜32D、ス
ピーカ42〜44は、上記第1実施形態と同様に作動す
る。
【0096】以上により、上記第1実施形態と同様に、
各スピーカ41〜44からの出力によって、検出センサ
位置に仮想音源を配置することができ、乗員にとって
は、検出センサ位置にスピーカが配置されていなくて
も、あたかも、検出センサ位置から警告音が聞こえてく
るようになる。
【0097】なお、上記第2実施形態では、検出センサ
位置に仮想音源を配置するために、フィルタイリング処
理としてのデジタル信号処理を用いた例について説明し
たが、これに限らず、アナログ信号処理を用いても良
く、また、フィルタイリング処理以外の各種信号処理を
用いてもよい。
【0098】また、上記第1及び第2実施形態では、検
出センサ位置に仮想音源を配置するために4箇所にスピ
ーカを設置した例について説明したが、これに限らず、
公知技術であるステレオダイポール技術を利用して、2
つのスピーカから出力された警告音だけで仮想音源を配
置するようにしてもよい。この場合の構成を図15に示
す。
【0099】図15において、車両用障害物検出システ
ムは、クリアランスソナー10、警告制御部20A、D
/A変換器31A、31B、左スピーカ45、及び、右
スピーカ46から構成されている。なお、図15におい
て、図1と同一符号のものは同一物を示す。
【0100】警告制御部20Aは、DSP21B及びメ
モリ22Bから構成されており、メモリ22Bには、音
声データが記憶されている。この音声データは、検出セ
ンサ位置毎の(すなわち、前右センサ11、前左センサ
12、真後センサ13、後左センサ14、後右センサ1
5に対応する)右耳音声データ及び左耳音声データから
構成されている。
【0101】右耳音声データは、検出センサ位置(例え
ば、前右センサ11の位置)から警告音を発生させたと
きに乗員の右耳に入る警告音を示すデジタル信号列であ
る。左耳音声データは、検出センサ位置から警告音を発
生させたときに乗員の左耳に入る警告音を示すデジタル
信号列である。なお、右耳音声データ及び左耳音声デー
タは、予め測定等により求められている。
【0102】DSP21Bは、メモリ22Bの音声デー
タの中から、クリアランスソナー10からのソナー出力
に対応する右耳音声データ、左耳音声データを選択して
この選択した右耳音声データ、左耳音声データをD/A
変換器31A、31Bにそれぞれ出力する。
【0103】D/A変換器31Aは、右耳音声データを
アナログ信号に変換しそのアナログ信号を増幅器32A
を通して右スピーカ46に出力する。D/A変換器31
Bは、左耳音声データをアナログ信号に変換しそのアナ
ログ信号を増幅器32Bを通して左スピーカ45に出力
する。
【0104】これにより、右スピーカ46は、右耳音声
データに応じて警告音を出力できるとともに、左スピー
カ45は、左耳音声データに応じて警告音を出力でき
る。
【0105】ここで、図16に示すように、右スピーカ
46を運転者座席S1のヘッドレストの右側に配置する
とともに、左スピーカ45を運転者座席S1のヘッドレ
ストの左側に配置すれば、右スピーカ46、左スピーカ
45は、運転者の頭部の後側にて左右方向に配置される
ことになる。
【0106】従って、右スピーカ46からの警告音は、
運転者の右耳に入るとともに、左スピーカ45からの警
告音は、運転者の左耳に入ることになる。このため、運
転者にとっては、各センサ11〜15の位置にスピーカ
が配置されていなくても、右スピーカ46及び左スピー
カ45からの警告音により、あたかも、検出センサ位置
から警告音が聞こえてくるようになる。
【0107】これに加えて、右スピーカ46及び左スピ
ーカ45からの警告音の音圧を操作することにより、運
転手以外の乗員に警告音が聞こえないように出来るとい
うメリットがある。また、2つのスピーカで実現できる
為に、メモリ22Bの量、D/A変換器31A、31
B、増幅器32A、32Bのコストの低減というメリッ
トがある。
【0108】なお、上記実施形態では、車両周囲の障害
物の検出のためのクリアランスソナー10として、送信
波を送信するとともにその反射波を受信するセンサを用
いた例について説明したが、これに限らず、車両周囲の
画像を検出する画像検出装置(例えば、デジタルカメ
ラ)を用い、この画像検出装置の検出画像を画像処理し
て障害物の存在を判定するようにしてもよい。
【0109】さらに、上記実施形態では、各スピーカ4
1〜44からの出力に対して、遅延時間、及び振幅を設
定して、仮想音源を検出センサ位置に配置するようにし
た例について説明したが、これに加えて、各スピーカ4
1〜44からの出力に対して周波数帯域の操作を行うよ
うにしてもよい。
【0110】さらに、上記実施形態では、障害物と車両
との間の距離に関わらず、仮想音源をクリアランスソナ
ー10のセンサ11〜15の位置に配置した例について
説明したが、これに限らず、クリアランスソナー10
で、障害物と車両との間の距離を求め、この求めらられ
た距離に応じて仮想音源から聞こえる警告音を変えるよ
うにしてもよい。これにより、乗員にとっては、仮想音
源から聞こえる警告音によって、障害物と車両との間の
距離をも感じ取ることができる。
【0111】さらに、検出センサ位置の仮想音源を配置
するのではなく、上記求められた障害物と車両との間の
距離を基に、各スピーカ41〜44から出力される警告
音を変えて、障害物の位置に仮想音源を配置し、乗員に
取っては、障害物から警告音が聞こえてくるようにして
もよい。
【0112】また、上記各実施形態では、検出手段とし
てクリアランスソナー10を適用した例について説明し
たが、これに限らず、検出手段としてドア開状態検出装
置を適用してもよい。
【0113】このドア開状態検出装置は、車室内に設置
されて警告音を発生するための各スピーカと、車両のド
アの開状態を検出するためのセンサ部と、マイクロコン
ピュータとを備えている。このマイクロコンピュータ
は、センサ部の検出に基づいてドアの開状態を検出する
ドア開状態検出手段と、このドア開状態検出手段によっ
てドアの開状態が検出されたときドア開状態検出手段の
検出に基づいて開状態であることを検出されたドアの位
置を警告位置として判別する位置判別手段と、この判定
されたドアの位置に仮想音源を配置するように各スピー
カを制御する制御手段とを有している。
【0114】また、検出手段として空気圧検出装置を適
用してもよい。この場合、空気圧検出装置は、車室内に
設置されて警告音を発生するための各スピーカと、車両
のタイヤの空気圧を検出する空気圧センサと、マイクロ
コンピュータとを備えている。このマイクロコンピュー
タは、空気圧センサの検出に基づいてタイヤの空気圧異
常を検出する空気圧異常検出手段と、この空気圧異常検
出手段によってタイヤの空気圧異常が検出されたとき、
この空気圧異常検出手段の検出に基づいて空気圧異常で
あることを検出されたタイヤの位置を警告位置として判
別する位置判別手段と、この判別されたタイヤの位置に
仮想音源を配置するように警告音発生手段を制御する制
御手段とを有している。
【0115】以下、上記実施形態と特許請求項の範囲の
構成との対応関係について説明すると、スピーカ41〜
44が警告音発生手段、音出力部に相当し、クリアラン
スソナー10が検出手段に相当し、ステップ100が位
置判別手段に相当し、警告制御部20、ステップ120
〜160、ステップ120A〜160Aが制御手段に相
当し、検出センサ位置が警告位置に相当し、センサの位
置が検出位置(第1〜第3の検出位置)に相当し、セン
サ11〜15が送受信手段に相当し、障害物制御部16
が比較検出手段に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の車両用障害物検出シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のセンサ及びスピーカの配置を説明するた
めの図である。
【図3】図1のメモリの構成を説明するための図表であ
る。
【図4】図1のメモリの構成を説明するための図表であ
る。
【図5】図1のDSPの作動を示すフローチャートであ
る。
【図6】図1のスピーカの出力波形を説明するための図
である。
【図7】図1のスピーカの出力波形を説明するための図
である。
【図8】図1のスピーカの出力波形を説明するための図
である。
【図9】図1のスピーカの出力波形を説明するための図
である。
【図10】図1のスピーカの出力波形を説明するための
図である。
【図11】本発明の第2実施形態の車両用障害物検出シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図12】図12のメモリの構成を示す図表である。
【図13】図12のフィルタ係数を説明するための図で
ある。
【図14】図11のDSPの作動を示すフローチャート
である。
【図15】車両用障害物検出システムの変形例の構成を
示すブロック図である。
【図16】図15のスピーカの配置を説明するための図
である。
【符号の説明】
10…クリアランスソナー、21…DSP、41〜44
…スピーカ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 B60R 21/00 624D 624E 630 630B B60C 23/02 B60C 23/02 B60R 16/02 650 B60R 16/02 650C

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に設置されて警告音を発生するた
    めの警告音発生手段(41〜44)を有する車両用警告
    装置であって、 車両情報を検出する検出手段(10)と、 前記検出手段による検出に基づき、警告するべき警告位
    置を判別する位置判別手段(100)と、 前記判別された警告位置に仮想音源を配置し、かつ、車
    両の乗員にとって前記仮想音源から警告音が聞こえるよ
    うに前記警告音発生手段を制御する制御手段(20、1
    10〜160、120A〜160A)と、 を有することを特徴とする車両用警告装置。
  2. 【請求項2】 前記警告音発生手段は、前記車室内のそ
    れぞれ異なる位置に配置されて警告音を出力する複数の
    音出力部(41〜44)から構成されており、 前記制御手段は、前記それぞれ異なる位置から警告音を
    出力させるように前記複数の音出力部を制御して、前記
    警告位置に前記仮想音源を配置することを特徴とする請
    求項1に記載の車両用警告装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、車両の複数の検出位置
    で前記車両情報を検出するものであり、 前記複数の検出位置のうち少なくとも1つの検出位置
    は、前記複数の音出力部のうち1つの音出力部に対応し
    ており、 この1つの音出力部に対応する検出位置が前記警告位置
    であることを前記位置判別手段が判別したとき、前記制
    御手段は、前記複数の音出力部のうち前記1つの音出力
    部以外の残りの音出力部からの警告音に比べて、前記1
    つの音出力部からの警告音の方が早く乗員に到着するよ
    うに前記複数の音出力部を制御することを特徴とする請
    求項2に記載の車両用警告装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、車両の複数の検出位置
    で前記車両情報を検出するものであり、 前記複数の検出位置のうち1つの検出位置は、前記複数
    の音出力部のうち1つの音出力部に対応しており、 この1つの音出力部に対応する検出位置が前記警告位置
    であることを前記位置判別手段が判別したとき、前記制
    御手段は、前記複数の音出力部のうち前記1つの音出力
    部以外の残りの音出力部からの警告音に比べて、前記1
    つの音出力部からの警告音の方が大きな音圧で乗員に到
    着するように前記複数の音出力部を制御することを特徴
    とする請求項2に記載の車両用警告装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、車両のうち第1〜第3
    の検出位置で前記車両情報を検出するものであり、 前記第1及び第2の検出位置は、前記複数の音出力部の
    うち2つの音出力部に対応するとともに、前記第3の検
    出位置は、前記第1及び第2の検出位置の間に設定され
    ており、 前記第3の検出位置が前記警告位置であることを前記位
    置判別手段が判別したとき、前記制御手段は、前記2つ
    の音出力部からの警告音を同時に前記乗員に到着させる
    ように前記2つの音出力部を制御することを特徴とする
    請求項2に記載の車両用警告装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記2つの音出力部か
    らの警告音を同一音圧で前記乗員に到着させるように前
    記2つの音出力部を制御することを特徴とする請求項5
    に記載の車両用警告装置。
  7. 【請求項7】 前記各音出力部は、前記車両の左右方向
    の2つの位置にそれぞれ配置されており、 前記制御手段は、前記左右方向の2つの位置から出力さ
    れる警告音だけで前記警告位置に仮想音源を配置するよ
    うに前記各音出力部を制御することを特徴とする請求項
    2に記載の車両用警告装置。
  8. 【請求項8】 前記2つの音出力部は、車両の座席(S
    1)のうち乗員頭部の後側に位置することを特徴とする
    請求項7に記載の車両用警告装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、 前記仮想音源を複数の部位に配置させるための各音響音
    信号を保存する保存手段(22)と、 前記保存された各音響音信号の中から、前記警告位置に
    対応する対応音響信号を選択する選択手段(120〜1
    50)と、 前記選択された対応音響音信号に基づき前記警告音を出
    力させるように前記警告音発生手段を制御して、前記警
    告位置に前記仮想音源を配置する配置手段(160)
    と、 を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1
    つに記載の車両用警告装置。
  10. 【請求項10】 前記保存された各音響音信号は、前記
    警告音を示すデジタル信号系列であることを特徴とする
    請求項9に記載の車両用警告装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、 前記検出手段の検出に応じて信号処理する信号処理手段
    (21A、22A、24、100〜160、120A〜
    160A)を有し、 前記警告音発生手段は、前記信号処理手段の出力に基づ
    いて前記警告音を発生して、前記警告位置に前記仮想音
    源を配置することを特徴とするを請求項1乃至の8いず
    れか1つに記載の車両用警告装置。
  12. 【請求項12】 前記信号処理手段は、デジタル信号処
    理を行うことを特徴とする請求項11記載の車両用警告
    装置。
  13. 【請求項13】 前記信号処理手段は、前記デジタル信
    号処理としてフィルタリング処理を行うものであり、 前記信号処理手段は、 前記フィルタリング処理によって前記仮想音源を複数の
    部位に配置させるための各フィルタ係数を保存するメモ
    リ(22A)と、 前記記憶された各フィルタ係数の中から、前記警告位置
    に対応するフィルタ係数を選択する選択手段(120A
    〜150A)と、 前記選択されたフィルタ係数を用いて前記フィルタリン
    グ処理を行う処理手段(160A)と、 を有することを特徴とする請求項12記載の車両用警告
    装置。
  14. 【請求項14】 前記検出手段は、車両の周囲の障害物
    の存在を前記車両情報として検出するための障害物検出
    手段であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれ
    か1つに記載の車両用警告装置。
  15. 【請求項15】 前記障害物検出手段は、 前記車両に設置されて、前記車両の周囲に向け送信波を
    送信するとともに、この送信波に応じた受信波を車両の
    周囲から受信する送受信手段(11〜15)と、 前記送信波を送信してから前記受信波を受信するまでに
    至る期間を求め、この求められた期間に応じて前記障害
    物を検出する比較検出手段(16)と、 を有することを特徴とする請求項14に記載の車両用警
    告装置。
  16. 【請求項16】 前記比較検出手段が前記障害物を検出
    したとき、前記位置判別手段は、前記比較検出手段の検
    出に基づき、前記障害物を検出した前記送受信手段の設
    置位置を前記警告位置として判別し、 前記制御手段は、前記障害物を検出した前記送受信手段
    の設置位置に前記仮想音源を配置するように前記警告音
    発生手段を制御することを特徴とする請求項16に記載
    の車両用警告装置。
  17. 【請求項17】 前記検出手段が、 前記ドアの開状態を検出するためのセンサ部と、 前記センサ部の検出に基づいて、前記ドアの開状態を前
    記車両情報として検出するドア開状態検出手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1つに
    記載の車両用警告装置。
  18. 【請求項18】 前記ドア開状態検出手段によって前記
    ドアの開状態が検出されたとき、前記位置判別手段は、
    前記ドア開状態検出手段の検出に基づいて、前記開状態
    であることを検出されたドアの位置を前記警告位置とし
    て判別し、 前記制御手段は、前記判定されたドアの位置に前記仮想
    音源を配置するように前記警告音発生手段を制御するこ
    とを特徴とする請求項17に記載の車両用警告装置。
  19. 【請求項19】 前記検出手段は、 車両のタイヤの空気圧を検出する空気圧センサと、 前記空気圧センサの検出に基づいて、前記タイヤの空気
    圧異常を前記車両情報として検出する空気圧異常検出手
    段とを有することを特徴とする請求項1乃至18のいず
    れか1つに記載の車両用警告装置。
  20. 【請求項20】 前記空気圧異常検出手段によって前記
    タイヤの空気圧異常が検出されたとき、前記位置判別手
    段は、前記空気圧異常検出手段の検出に基づいて、前記
    空気圧異常であることを検出されたタイヤの位置を前記
    警告位置として判別し、 前記制御手段は、前記判定されたタイヤの位置に前記仮
    想音源を配置するように前記警告音発生手段を制御する
    ことを特徴とする請求項19に記載の車両用警告装置。
  21. 【請求項21】 前記制御手段は、前記警告音発生手段
    を制御するするために制御信号を出力するものであり、 車両に設置されているカーオーディオ装置の出力と前記
    制御信号とを合成して前記警告音発生手段に出力するた
    めの合成手段(23A〜23E)を有することを特徴と
    する請求項1〜20のいずれか1つに記載の車両用警告
    装置。
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