JP2003220483A - レーザ加工装置、及びそれにおけるずれ補正方法 - Google Patents

レーザ加工装置、及びそれにおけるずれ補正方法

Info

Publication number
JP2003220483A
JP2003220483A JP2002014211A JP2002014211A JP2003220483A JP 2003220483 A JP2003220483 A JP 2003220483A JP 2002014211 A JP2002014211 A JP 2002014211A JP 2002014211 A JP2002014211 A JP 2002014211A JP 2003220483 A JP2003220483 A JP 2003220483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coordinate
processed
relative
predetermined
relative coordinates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002014211A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3662542B2 (ja
Inventor
Hiroshi Nagashima
宏 永嶋
Takeshi Sakane
剛 坂根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002014211A priority Critical patent/JP3662542B2/ja
Publication of JP2003220483A publication Critical patent/JP2003220483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3662542B2 publication Critical patent/JP3662542B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 継続的に作業した場合でも十分な加工精度を
維持するためのレーザ加工装置、及びそれにおけるずれ
補正方法を提供する。 【解決手段】 XYテーブル20上に基準マーク22と
位置決め用穴25とを設ける。作業開始時の補正では、
ガルバノスキャナ13a,13bを振幅の中心に位置さ
せた状態でグリーンシート1a,1bにレーザ光を照射
して加工穴2a,2bを作成し、加工穴2a,2bの位
置決め用穴25aを基点とした相対座標を算出し、この
座標が設計値となるようにXYテーブル20を移動させ
る。グリーンシート1b側のずれは、ガルバノスキャナ
13bの制御量にオフセットとして付加して解消する。
また、所定時間経過後の補正は、同様に作成した加工穴
2a,2bの基準マーク20を基点とした相対座標を算
出し、開始時の相対座標と比較することでずれの量を算
出し、これに基づいて上記と同様に補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工装置、
及びそれにおけるずれ補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、レーザ光を用いた加工としては溶
接作業や除去作業や改質作業等が存在する。中でも、穴
あけや切断やトリミングやマーキング等の除去作業で
は、加工製品が組み込まれる電子機器等の小型化に伴い
高精度化が要求されている。
【0003】例えば携帯電話機やノートブック型パーソ
ナルコンピュータやPDA(Personal Dig
ital Assistants)等のような携帯性が
重視される電子機器では、これに組み込む基板を縮小す
るために、略±15μm以下の精度が要求される。
【0004】従来、高精度が要求される加工では、これ
を実現するために画像認識装置を設置し、被加工物の画
像処理結果に基づいてレーザ光学系の位置を決定するよ
う構成されていた。
【0005】例えば、特開平8−71780号公報が開
示するところのレーザ位置決め加工方法及び装置では、
被加工物上に画像認識マークを設け、作業開始時に画像
認識マークを撮像カメラで撮像し、位置補正を行うこと
で、被加工物の固定又は停止位置のずれを補正するよう
構成されている。(以下、従来技術1という) また、例えば図1に示すレーザ光を用いた穴あけ加工装
置では、従来技術1と同様に、作業開始時に撮像カメラ
12a,12bにより撮像された画像に基づいて加工位
置を調整後、加工対象物であるグリーンシート1a,1
bを担持するXYテーブル20上に設けられた位置決め
ピン21に基づいてグリーンシート1a,1bを固定す
ることで加工精度を維持するよう構成されていた。(以
下、従来技術2という)
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術1及び2では、数時間、継続的に作業した場合、
スキャナ等の光学系における温度ドリフト特性や周囲の
環境の変化等によって時間と共にずれが生じ、要求され
る精度を維持できなくなるという問題が存在する。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、継続的に作業した場合でも十分な加工精度を維持す
るためのレーザ加工装置、及びそれにおけるずれ補正方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、レーザ光をガルバノミラー
を介して加工対象物に照射するレーザ加工装置であっ
て、前記加工対象物を担持するテーブルの所定の位置を
示す基準点を有し、該基準点に基いてずれを補正するこ
とを特徴としている。
【0008】これにより、請求項1記載の発明では、継
続的に作業した場合でも十分な加工精度を維持できるレ
ーザ加工装置が提供される。即ち、加工対象物を担持す
るテーブル側に基準とするマークを設け、補正時にこの
マークを基準としてずれの量を算出することで、容易に
ずれの量を特定でき、これに基づき容易に補正を行うこ
とが可能となる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、レーザ光を
ガルバノミラーを介して加工対象物に照射するレーザ加
工装置であって、加工対象物を担持するテーブル上に設
けられた、加工対象物を位置させる際の基準となる第1
のマークと、前記テーブルの所定の位置を示す第2のマ
ークと、加工対象物に作成された加工部と前記第1のマ
ークとの第1の相対座標を算出する第1の座標算出手段
と、加工部と前記第2のマークとの第2の相対座標を算
出する第2の座標算出手段と、予め所定の相対座標を記
憶する第1の記憶手段と、前記第2の座標算出手段で算
出された前記第2の相対座標を記憶する第2の記憶手段
と、を有し、第1の補正時に、前記第1の相対座標と前
記所定の相対座標との差分に基いて前記テーブルの位置
を補正し、且つ、前記テーブルの位置を補正後に作成さ
れた加工穴に関して前記第2の座標算出手段で算出され
た第2の相対座標を前記第2の記憶手段に記憶し、以降
の補正時に、前記第2の座標算出手段で算出された第2
の相対座標と前記第2の記憶手段に記憶されている第2
の相対座標とに基いて前記テーブルの位置を補正するこ
とを特徴としている。
【0010】これにより、請求項2記載の発明では、継
続的に作業した場合でも十分な加工精度を維持できるレ
ーザ加工装置が提供される。即ち、本発明では、作業開
始時にずれを解消し、また、この際の位置を基準とし、
第2のマークに基づいて以降に生じたずれを算出するよ
う構成しているため、容易にずれの量を算出することが
可能となり、継続して高精度の加工を実現するレーザ加
工装置が実現できる。
【0011】また、請求項3記載の発明は、2つ以上に
分離されたレーザ光を1対1に設けられたガルバノミラ
ーを介して2つ以上の加工対象物へ照射することで、並
進して2つ以上の加工対象物を加工するレーザ加工装置
であって、2つ以上の加工対象物を担持するテーブル上
に設けられた、加工対象物を各々位置させる際の基準と
なる2つ以上の第1のマークと、前記テーブルの所定の
位置を示す第2のマークと、2つ以上の加工対象物に作
成された加工部と該2つ以上の加工対象物に1対1で対
応する前記第1のマークとの第1の相対座標を各々算出
する第1の座標算出手段と、2つ以上の加工対象物に作
成された加工部と前記第2のマークとの第2の相対座標
を各々算出する第2の座標算出手段と、2つ以上の加工
対象物に1対1で対応する所定の相対座標を予め記憶す
る第1の記憶手段と、前記第2の座標算出手段で算出さ
れた2つ以上の前記第2の相対座標を記憶する第2の記
憶手段と、を有し、第1の補正時に、所定の加工対象物
に関する第1の相対座標と該所定の加工対象物に関する
所定の相対座標とに基いて前記テーブルの位置を補正
し、また、他の加工対象物に関する第1の相対座標と該
他の加工対象物に関する所定の相対座標と前記テーブル
の位置の補正による移動量とに基いて前記他の加工対象
物へ前記レーザ光を照射するためのガルバノスキャナの
制御量に補正値を加え、且つ、前記テーブルの位置を補
正後に作成された2つ以上の加工穴に関して前記第2の
座標算出手段で算出された第2の相対座標を前記第2の
記憶手段に記憶し、以降の補正時に、前記第2の座標算
出手段で算出された所定の加工対象物に関する第2の相
対座標と前記第2の記憶手段に記憶されている前記所定
の加工対象物に関する第2の相対座標とに基いて前記テ
ーブルの位置を補正し、また、他の加工対象物に関する
第2の相対座標と前記第2の記憶手段に記憶されている
前記他の加工対象物に関する前記第2の相対座標と前記
テーブルの位置の補正による移動量とに基いて前記他の
加工対象物へ前記レーザ光を照射するためのガルバノス
キャナの制御量に補正値を加えることを特徴としてい
る。
【0012】これにより、請求項3記載の発明では、継
続的に作業した場合でも十分な加工精度を維持できるレ
ーザ加工装置が提供される。即ち、本発明では、作業開
始時にずれを解消し、また、この際の位置を基準とし、
第2のマークに基づいて以降に生じたずれを算出するよ
う構成しているため、容易にずれの量を算出することが
可能となり、継続して高精度の加工を実現するレーザ加
工装置が実現できる。
【0013】また、請求項4記載の発明は、加工対象物
を担持するテーブル上に設けられた、加工対象物を位置
させる際の基準となる第1のマークと、前記テーブルの
所定の位置を示す第2のマークと、加工対象物に作成さ
れた加工部と前記第1のマークとの第1の相対座標を算
出する第1の座標算出手段と、加工部と前記第2のマー
クとの第2の相対座標を算出する第2の座標算出手段
と、予め所定の相対座標を記憶する第1の記憶手段と、
前記第2の座標算出手段で算出された前記第2の相対座
標を記憶する第2の記憶手段と、を有し、レーザ光をガ
ルバノミラーを介して加工対象物に照射するレーザ加工
装置におけるずれ補正方法であって、第1の補正時に、
前記第1の相対座標と前記所定の相対座標との差分に基
いて前記テーブルの位置を補正し、且つ、前記テーブル
の位置を補正後に作成された加工穴に関して前記第2の
座標算出手段で算出された第2の相対座標を前記第2の
記憶手段に記憶し、以降の補正時に、前記第2の座標算
出手段で算出された第2の相対座標と前記第2の記憶手
段に記憶されている第2の相対座標とに基いて前記テー
ブルの位置を補正することを特徴としている。
【0014】これにより、請求項4記載野発明では、継
続的に作業した場合でも十分な加工精度を維持できるレ
ーザ加工装置が提供される。即ち、本発明では、作業開
始時にずれを解消し、また、この際の位置を基準とし、
第2のマークに基づいて以降に生じたずれを算出するよ
う構成しているため、容易にずれの量を算出することが
可能となり、継続して高精度の加工を実現するレーザ加
工装置が実現できる。
【0015】また、請求項5記載の発明は、2つ以上の
加工対象物を担持するテーブル上に設けられた、加工対
象物を各々位置させる際の基準となる2つ以上の第1の
マークと、前記テーブルの所定の位置を示す第2のマー
クと、2つ以上の加工対象物に作成された加工部と該2
つ以上の加工対象物に1対1で対応する前記第1のマー
クとの第1の相対座標を各々算出する第1の座標算出手
段と、2つ以上の加工対象物に作成された加工部と前記
第2のマークとの第2の相対座標を各々算出する第2の
座標算出手段と、2つ以上の加工対象物に1対1で対応
する所定の相対座標を予め記憶する第1の記憶手段と、
前記第2の座標算出手段で算出された2つ以上の前記第
2の相対座標を記憶する第2の記憶手段と、を有し、2
つ以上に分離されたレーザ光を1対1に設けられたガル
バノミラーを介して2つ以上の加工対象物へ照射するこ
とで、並進して2つ以上の加工対象物を加工するレーザ
加工装置におけるずれ補正方法であって、第1の補正時
に、所定の加工対象物に関する第1の相対座標と該所定
の加工対象物に関する所定の相対座標とに基いて前記テ
ーブルの位置を補正し、また、他の加工対象物に関する
第1の相対座標と該他の加工対象物に関する所定の相対
座標と前記テーブルの位置の補正による移動量とに基い
て前記他の加工対象物へ前記レーザ光を照射するための
ガルバノスキャナの制御量に補正値を加え、且つ、前記
テーブルの位置を補正後に作成された2つ以上の加工穴
に関して前記第2の座標算出手段で算出された第2の相
対座標を前記第2の記憶手段に記憶し、以降の補正時
に、前記第2の座標算出手段で算出された所定の加工対
象物に関する第2の相対座標と前記第2の記憶手段に記
憶されている前記所定の加工対象物に関する第2の相対
座標とに基いて前記テーブルの位置を補正し、また、他
の加工対象物に関する第2の相対座標と前記第2の記憶
手段に記憶されている前記他の加工対象物に関する前記
第2の相対座標と前記テーブルの位置の補正による移動
量とに基いて前記他の加工対象物へ前記レーザ光を照射
するためのガルバノスキャナの制御量に補正値を加える
ことを特徴としている。
【0016】これにより、請求項5記載の発明では、継
続的に作業した場合でも十分な加工精度を維持できるレ
ーザ加工装置が提供される。即ち、本発明では、作業開
始時にずれを解消し、また、この際の位置を基準とし、
第2のマークに基づいて以降に生じたずれを算出するよ
う構成しているため、容易にずれの量を算出することが
可能となり、継続して高精度の加工を実現するレーザ加
工装置が実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】〔本発明の特徴〕本発明を好適に
実施した形態を説明するにあたり、本発明の特徴につい
て先にのべる。
【0018】本発明は、継続的な作業により生じる加工
精度の低下を補正することで、高精度が要求される製品
の歩留りを向上させるためのものである。
【0019】これを実現するにために、本発明では定期
的又は随時にレーザ加工におけるずれを測定し、これに
基づいて補正を行うよう構成している。
【0020】以下、本発明を好適に実施した形態につい
て、図面と共に詳細に説明する。 〔第1の実施例〕 ・概略構成 図2は本実施例レーザ発振器40(図3参照)から出力
されたパルス状のレーザ光を2つに分離し、同時に2つ
の加工対象物(グリーンシート1a,1b)を加工する
よう構成されたレーザ加工装置100の概略構成を説明
するための斜視図である。
【0021】図2に示すレーザ加工装置100におい
て、レーザ発振器40から出力されたレーザ光は2つの
レーザ光に分離され、それぞれレーザヘッド10a,1
0bに入力される。
【0022】また、XYテーブル20は、図中における
X軸方向及びY軸方向及びZ軸方向に移動することで、
レーザ光の照射位置を調整するものである。また、XY
テーブル20には加工対象物であるグリーンシート1
a,1bが担持される。この際、グリーンシート1a,
1bが所定の位置に設置されるように、XYテーブル2
0上には目印となる位置決め用穴25が設けられてい
る。
【0023】この構成において、レーザヘッド10a,
10bに入力されたレーザ光は、それぞれにおけるガル
バノスキャナ13a,13b及びfθレンズ11a,1
1bを介して、XYテーブル20上に固定されたグリー
ンシート1a,1bに照射される。 ・光学系構成 ここで、レーザ加工装置100の光学系の構成を図3を
用いて説明する。
【0024】図3を参照すると、レーザ加工装置100
は、その光学系構成として、レーザ発振器40から出力
されたレーザ光を同等の強度を持つ2つのレーザ光に分
離するための半透過レンズ42と、入力されたレーザ光
がグリーンシート1a又は1bにおける所定の位置に照
射するようにスキャニングを行うガルバノスキャナ13
a,13bと、ガルバノスキャナ13a,13bにより
スキャニングされたレーザ光をグリーンシート1a又は
1bにおける加工位置に集光させるfθレンズ11a,
11bと、を有して構成されている。
【0025】また、レーザ発振器40は制御部30より
入力されたトリガ信号に基づいてレーザ光を出力し、出
力されたレーザ光は所定の光軸に沿って進行するよう
に、ベンディングミラー41,43等や半透過レンズ4
2によりその進路が屈折される。
【0026】この構成により、レーザ発振器40より出
力されたレーザ光は、所定の光路に導かれ、グリーンシ
ート1a,1bに照射される。 ・ずれ補正 次に、本実施例による補正方法について図面を用いて詳
細に説明する。
【0027】本実施例では、レーザ加工装置100にお
けるずれを補正するために、レーザヘッド10a,10
bにおけるガルバノスキャナ13a,13bの制御位置
(振り角)をスキャニングする振幅の中心位置に固定し
た状態で、グリーンシート1a,1bへレーザ光を照射
する。
【0028】即ち、作業開始時と所定時間継続して稼働
させた後とで、同様の条件でグリーンシート1a,1b
上に加工穴(2a,2b)を作成し、作業開始時からど
の程度のずれが生じたかを検査するよう構成する。ま
た、補正は、この検査により得られたずれに基づいて行
う。
【0029】更に、本実施例では作業の簡略化のため
に、XYテーブル20上に基準マーク22を設ける。こ
れにより、この基準マーク22と加工穴2a,2bとの
相対座標に基づいて補正することが可能となり、大幅に
手間が削減される。
【0030】次に、本実施例におけるずれを補正する際
の手順について、以下に図4及び図5に示すフローチャ
ート並びに図6を用いて詳細に説明する。 ・・稼働開始時の補正 本実施例では、作業開始時にまず、図4のフローチャー
トに示す動作を実行し、この時点でのずれの補正と、以
降に補正を行う際に基準とする値の確保と、を行う。
【0031】図4を参照すると、作業開始時の動作とし
ては、まず、X位置撮像カメラ23及びY位置撮像カメ
ラ24を用いてXYテーブル20上に設けられた基準マ
ーク22を撮像する(ステップS111)。但し、撮像
された画像データは、図7における画像処理装置34に
設けられたメモリ等に保存される。
【0032】また、レーザ加工装置100におけるXY
テーブル20にグリーンシート1a,1bを位置決め用
穴25に基づいてセットし(ステップS102)、且
つ、ガルバノスキャナ13a,13bの制御位置を振り
角の中心に維持しておき(ステップS103)、この状
態で、レーザ発振器40より出力されたレーザ光をグリ
ーンシート1a,1bへ照射する(ステップS10
4)。この際、使用するグリーンシート1a,1bは、
試し用のものであってよい。
【0033】その後、ステップS104において作成さ
れた加工穴2a,2bとその周辺とを撮像カメラ12
a,12bを用いて撮像する(ステップS105)。
【0034】次に、XYテーブル20にセットされてい
るグリーンシート1a,1bを取り外し(ステップS1
06)、撮像カメラ12a,12bを用いて位置決め用
穴25a,25b(図6参照)及びその周辺を撮像する
(ステップS107)。但し、位置決め用穴25a,2
5bは、図6に示すように、XYテーブル20に設けら
れた位置決め用穴25の内、a側,b側それぞれにおけ
る任意のものであってよい。この際、何れの位置決め用
穴25を選択するかは予め設定しておく。また、グリー
ンシート1a,1bと取り外す前後でXYテーブル20
(位置決め用穴25a,25bの位置は変化しない。ま
た、グリーンシート1a,1bを取り外す理由は、一般
的にグリーンシートは平坦で、XYテーブル20上の位
置決め用穴25を覆い隠してしまうためである。
【0035】その後、ステップS105で撮像した加工
穴2a,2b及びその周辺の画像と、ステップS106
で撮像した位置決め用穴25a,25b及びその周辺の
画像とに対して所定の画像処理を施すことで、位置決め
用穴25a,25bを基点とした加工穴2a,2bの相
対座標を算出する(ステップS108)。但し、所定の
画像処理により相対座標を算出する動作は周知であるた
め、ここでは説明を省略する。また、この際求められた
相対座標を図6に示すように(Xa,Ya),(Xb,
Yb)とする。
【0036】このように基準とした位置決め用穴25
a,25bに対する相対座標が求まると、次に、本実施
例ではa側,b側の何れか一方、例えばa側の加工穴2
aの相対座標が、予め登録しておいた座標、例えば設計
時の座標(Xa0,Ya0)となるように、XYテーブ
ル20を移動する(ステップS109)。これにより、
a側のずれが補正される。即ち、理想値である設計値で
の座標データ(Xa0,Ya0)が、図7における制御
部30内のメモリ等に格納されており、ステップS10
9の処理において、制御部30が算出された相対座標
(Xa,Ya)と設計値の座標(Xa0,Ya0)との
差分(Xa0−Xa,Ya0−Ya)を解消するよう
に、制御部30が、又は人手により、XYテーブル22
の位置を移動させる。
【0037】次に、b側のずれを補正するために、ステ
ップS109によるXYテーブル20の移動後の加工穴
2bの相対座標(Xb−(Xa0−Xa),Yb−(Y
a0−Ya))と、予め登録しておいた座標、例えば設
計時の座標(Xb0,Yb0)との差分を算出し(ステ
ップS110)、制御部30がこの差分(Xb0−(X
b−(Xa0−Xa)),Yb0−(Yb−(Ya0−
Ya)))をオフセットとして図7におけるスキャナコ
ントローラ33bに登録する(ステップS111)。こ
れにより、b側のずれが補正される。但し、ガルバノス
キャナ13bを制御するスキャナコントローラ33bに
関しては、以下に図7を用いて詳細に説明する。
【0038】更に本実施例では、ステップS101で取
得された画像と、ステップS104で撮影した加工穴2
a,2b及びその周辺の画像とに対して所定の画像処理
を施すことで、基準マーク22を基点とした加工穴2
a,2bの相対座標(XGa1,YGa1),(XGb
1,YGb1)を算出する(ステップS112)。ま
た、ステップS112で算出した相対座標(XGa1,
YGa1),(XGb1,YGb1)は、所定時間経過
後の補正の際に基準として使用するために、例えば図7
における制御部30に設けられたメモリ等に保存してお
く(ステップS113)。
【0039】以上のように動作することで、作業開始時
点でのずれの補正と、基準マーク22に対する加工穴2
a,2bの相対位置が特定される。また、図4に示す動
作を複数回実行することで、加工精度に、より信頼性を
持たせることができる。 ・・継続稼働後の補正 次に、本実施例では、レーザ加工装置100を数時間等
の予め定めておいた時間(所定時間)、継続して稼働さ
せた後、図5に示すフローチャートを実行することで、
所定時間後まで生じたずれを算出し、これに基づいて加
工精度を補正する。この際の動作を図5を用いて説明す
る。
【0040】図5を参照すると、本実施例では、まず、
X位置撮像カメラ24及びY位置撮像カメラ24を用い
て基準マーク22及びその周辺を撮像する(ステップS
201)。
【0041】次に、レーザ加工装置100におけるXY
テーブル20にグリーンシート1a,1bを位置決め用
穴25に基づいてセットし(ステップS202)、且
つ、ガルバノスキャナ13a,13bの制御位置を振り
角の中心に維持しておき(ステップS203)、この状
態で、レーザ発振器40より出力されたレーザ光をグリ
ーンシート1a,1bへ照射する(ステップS20
4)。この際、使用するグリーンシート1a,1bは、
試し用のものであってよい。
【0042】その後、ステップS204において作成さ
れた加工穴2a,2bとその周辺とを撮像カメラ12
a,12bを用いて撮像する(ステップS205)。
【0043】このように、基準マーク22及びその周辺
の画像と、加工穴2a,2b及びその周辺の画像とを取
得すると、本実施例では、これらの画像に対して所定の
画像処理を施すことで、基準マーク22を基点とした加
工穴2a,2bの相対座標(XGa2,YGa2),
(XGb2,YGb2)を算出する(ステップS20
6)。
【0044】このように今回の相対座標が特定される
と、次に、図4に示す作業開始時の動作において保存し
ておいた相対座標(XGa1,YGa1)とステップS
206で特定された相対座標(XGa2,YGa2)と
の差分を算出し(ステップS207)、この算出された
差分((XGa2−XGa1),(YGa2−Ya
1))に基づいてXYテーブル20を移動し(ステップ
S208)、加工穴2aを座標(XGa1,YGa1)
に位置させる。これにより、a側のずれが補正される。
【0045】次に、図4に示す動作において保存してお
いた相対座標(XGb1,YGb1)と、移動後の加工
穴2bの相対座標(XGb2−(XGa2−XGa
1),YGb2−(YGa2−Ya1))との差分を算
出し(ステップS209)、この算出された差分(XG
b1−(XGb2−(XGa2−XGa1)),YGb
1−(YGb2−(YGa2−Ya1)))をガルバノ
スキャナ13bのオフセットとして、図7におけるスキ
ャナコントローラ33bに登録する(ステップS21
0)。これにより、b側のずれが補正される。
【0046】以上のように動作することで、所定時間継
続して稼働させることにより生じたずれが補正される。
また、継続的な稼働後の補正の際に要する手間を簡略化
し、補正作業を容易なものとすることが可能となる。 ・制御系構成 次に、図7を用いて、レーザ加工装置100を構成する
各ブロックの各々の動作を説明する。
【0047】図7において、制御部30は、レーザ加工
装置100全体を制御するものである。従って、本実施
例において、まず、ガルバノスキャナ13a,13bの
振り角を振幅の中心に位置させるために、制御部30は
スキャナコントローラ33a,33bに対してこのため
の命令を入力する。
【0048】このようにしてレーザ発振器40より出力
されたレーザ光をグリーンシート1a,1bへ照射させ
たのち、制御部30は、撮像カメラコントローラ32
a,32bを介して撮像カメラ12a,12bを制御
し、加工穴2a,2b及びその周辺を撮像させる。ま
た、これにより取得された画像データ(グリーンシート
1a画像,グリーンシート1b画像)は、画像処理装置
34に入力され、これにおけるメモリ等に一時保持され
る。
【0049】次に制御部30は、ユーザによりXYテー
ブル20上のグリーンシート1a,1bが除かれ、位置
決め用穴25a,25bの撮像が入力されると、撮像カ
メラコントローラ32a,32bを介して撮像カメラ1
2a,12bを制御し、位置決め用穴25a,25b及
びその周辺を撮像させる。また、これにより取得された
画像データ(a側XYテーブル画像,b側XYテーブル
画像)は、画像処理装置34に入力され、これにおける
メモリ等に一時保持される。
【0050】その後、図4に示す動作と同様に、画像処
理装置34において位置決め用穴25a,25bを基点
とした加工穴2a,2bの相対位置が算出され、これに
基づいてXYテーブル20の位置が制御され、且つガル
バノスキャナ13bの制御量にオフセットが与えられ
る。
【0051】また、制御部30はXYテーブル20を移
動させる前に基準マーク22及びその周辺を、撮像カメ
ラコントローラ33を介してX位置撮像カメラ23,Y
位置撮像カメラ24により撮像させる。これにより撮像
された画像データ(基準マーク22画像(X座標検出
用,Y座標検出用))は、画像処理装置34へ入力さ
れ、これにおけるメモリ等に一時保持される。
【0052】その後、図4及び図5に示す動作と同様
に、画像処理装置34において基準マーク22を基点と
した加工穴2a,2bの相対位置が算出される。但し、
この相対位置(XGa,YGa),(XGb,YGb)
は、図4及び図5に示すフローチャートにおける(XG
a1,YGa1),(XGa2,YGa2),(XGb
1,YGb1),(XGb2,YGb2)に対応するも
のである。
【0053】相対位置(XGa1,YGa1),(XG
b1,YGb1)は、制御部30へ入力され、所定時間
経過後の補正の際に基準とするために制御部30におけ
るメモリ等に保存され、保持される。また、相対位置
(XGa2,YGa2),(XGb2,YGb2)は、
制御部30へ入力され、予め保持されている相対位置
(XGa1,YGa1),(XGb1,YGb1)との
比較に基づいてずれが算出される。
【0054】このようにずれを算出すると、制御部30
は、算出されたずれに基づいてXYテーブル20の位置
を補正し、且つガルバノスキャナ13bを制御するスキ
ャナコントローラ33bの制御量にオフセットを付加す
る。これにより、経時的作業において生じたレーザ加工
装置100のずれを補正し、高精度を維持することが可
能となる。 〔他の実施例〕また、上記した実施例は、本発明を好適
に実施した形態の一例に過ぎず、本発明は、その主旨を
逸脱しない限り、種々変形して実施することが可能なも
のである。
【0055】更に、上記実施例では、レーザ光を2つに
分割し、並進して2つのグリーンシート1a,1bに対
して加工を行うレーザ加工装置100について例を挙げ
て説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば同時
に1つのグリーンシートしか加工を行わないものや、3
つ以上のグリーンシートに対して並進して加工を行う者
に対しても適用可能なものである。
【0056】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明によれば、継続的に作業した場合でも十分な加工精
度を維持できるレーザ加工装置が提供される。即ち、加
工対象物を担持するテーブル側に基準とするマークを設
け、補正時にこのマークを基準としてずれの量を算出す
ることで、容易にずれの量を特定でき、これに基づき容
易に補正を行うことが可能となる。
【0057】また、請求項2から5の何れか1項に記載
の発明によれば、継続的に作業した場合でも十分な加工
精度を維持できるレーザ加工装置が提供される。即ち、
本発明では、作業開始時にずれを解消し、また、この際
の位置を基準とし、第2のマークに基づいて以降に生じ
たずれを算出するよう構成しているため、容易にずれの
量を算出することが可能となり、継続して高精度の加工
を実現するレーザ加工装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術2によるレーザ加工装置の概略構成を
示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例によるレーザ加工装置100
の概略構成を示す斜視図である。
【図3】レーザ加工装置100の光学系の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明の一実施例における作業開始時に行う補
正動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例における継続的な稼働後に行
う補正動作の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例においてレーザ加工装置10
0により作成された加工穴2a,2bと基準マーク22
又は位置決め用穴25a,25bとの相対座標を説明す
るための図である。
【図7】レーザ加工装置100の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1a、1b グリーンシート 2a、2b 加工穴 10a、10b レーザヘッド 11a、11b fθレンズ 12a、12b 撮像カメラ 13a、13b ガルバノスキャナ 20 XYテーブル 21 位置決めピン 22 基準マーク 23 X位置撮像カメラ 24 Y位置撮像カメラ 25、25a、25b 位置決め用穴 30 制御部 32a、32b、33 撮像カメラコントローラ 33a、33b スキャナコントローラ 40 レーザ発振器 41、43 ベンディングミラー 42 半透過レンズ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光をガルバノミラーを介して加工
    対象物に照射するレーザ加工装置であって、 前記加工対象物を担持するテーブルの所定の位置を示す
    基準点を有し、 該基準点に基いてずれを補正することを特徴とするレー
    ザ加工装置。
  2. 【請求項2】 レーザ光をガルバノミラーを介して加工
    対象物に照射するレーザ加工装置であって、 加工対象物を担持するテーブル上に設けられた、加工対
    象物を位置させる際の基準となる第1のマークと、 前記テーブルの所定の位置を示す第2のマークと、 加工対象物に作成された加工部と前記第1のマークとの
    第1の相対座標を算出する第1の座標算出手段と、 加工部と前記第2のマークとの第2の相対座標を算出す
    る第2の座標算出手段と、 予め所定の相対座標を記憶する第1の記憶手段と、 前記第2の座標算出手段で算出された前記第2の相対座
    標を記憶する第2の記憶手段と、を有し、 第1の補正時に、前記第1の相対座標と前記所定の相対
    座標との差分に基いて前記テーブルの位置を補正し、且
    つ、前記テーブルの位置を補正後に作成された加工部に
    関して前記第2の座標算出手段で算出された第2の相対
    座標を前記第2の記憶手段に記憶し、 以降の補正時に、前記第2の座標算出手段で算出された
    第2の相対座標と前記第2の記憶手段に記憶されている
    第2の相対座標とに基いて前記テーブルの位置を補正す
    ることを特徴とするレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 2つ以上に分離されたレーザ光を1対1
    に設けられたガルバノミラーを介して2つ以上の加工対
    象物へ照射することで、並進して2つ以上の加工対象物
    を加工するレーザ加工装置であって、 2つ以上の加工対象物を担持するテーブル上に設けられ
    た、加工対象物を各々位置させる際の基準となる2つ以
    上の第1のマークと、 前記テーブルの所定の位置を示す第2のマークと、 2つ以上の加工対象物に作成された加工部と該2つ以上
    の加工対象物に1対1で対応する前記第1のマークとの
    第1の相対座標を各々算出する第1の座標算出手段と、 2つ以上の加工対象物に作成された加工部と前記第2の
    マークとの第2の相対座標を各々算出する第2の座標算
    出手段と、 2つ以上の加工対象物に1対1で対応する所定の相対座
    標を予め記憶する第1の記憶手段と、 前記第2の座標算出手段で算出された2つ以上の前記第
    2の相対座標を記憶する第2の記憶手段と、を有し、 第1の補正時に、所定の加工対象物に関する第1の相対
    座標と該所定の加工対象物に関する所定の相対座標とに
    基いて前記テーブルの位置を補正し、また、他の加工対
    象物に関する第1の相対座標と該他の加工対象物に関す
    る所定の相対座標と前記テーブルの位置の補正による移
    動量とに基いて前記他の加工対象物へ前記レーザ光を照
    射するためのガルバノスキャナの制御量に補正値を加
    え、且つ、前記テーブルの位置を補正後に作成された2
    つ以上の加工部に関して前記第2の座標算出手段で算出
    された第2の相対座標を前記第2の記憶手段に記憶し、 以降の補正時に、前記第2の座標算出手段で算出された
    所定の加工対象物に関する第2の相対座標と前記第2の
    記憶手段に記憶されている前記所定の加工対象物に関す
    る第2の相対座標とに基いて前記テーブルの位置を補正
    し、また、他の加工対象物に関する第2の相対座標と前
    記第2の記憶手段に記憶されている前記他の加工対象物
    に関する前記第2の相対座標と前記テーブルの位置の補
    正による移動量とに基いて前記他の加工対象物へ前記レ
    ーザ光を照射するためのガルバノスキャナの制御量に補
    正値を加えることを特徴とするレーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 加工対象物を担持するテーブル上に設け
    られた、加工対象物を位置させる際の基準となる第1の
    マークと、前記テーブルの所定の位置を示す第2のマー
    クと、加工対象物に作成された加工部と前記第1のマー
    クとの第1の相対座標を算出する第1の座標算出手段
    と、加工部と前記第2のマークとの第2の相対座標を算
    出する第2の座標算出手段と、予め所定の相対座標を記
    憶する第1の記憶手段と、前記第2の座標算出手段で算
    出された前記第2の相対座標を記憶する第2の記憶手段
    と、を有し、レーザ光をガルバノミラーを介して加工対
    象物に照射するレーザ加工装置におけるずれ補正方法で
    あって、 第1の補正時に、前記第1の相対座標と前記所定の相対
    座標との差分に基いて前記テーブルの位置を補正し、且
    つ、前記テーブルの位置を補正後に作成された加工部に
    関して前記第2の座標算出手段で算出された第2の相対
    座標を前記第2の記憶手段に記憶し、 以降の補正時に、前記第2の座標算出手段で算出された
    第2の相対座標と前記第2の記憶手段に記憶されている
    第2の相対座標とに基いて前記テーブルの位置を補正す
    ることを特徴とするレーザ加工装置におけるずれ補正方
    法。
  5. 【請求項5】 2つ以上の加工対象物を担持するテーブ
    ル上に設けられた、加工対象物を各々位置させる際の基
    準となる2つ以上の第1のマークと、前記テーブルの所
    定の位置を示す第2のマークと、2つ以上の加工対象物
    に作成された加工部と該2つ以上の加工対象物に1対1
    で対応する前記第1のマークとの第1の相対座標を各々
    算出する第1の座標算出手段と、2つ以上の加工対象物
    に作成された加工部と前記第2のマークとの第2の相対
    座標を各々算出する第2の座標算出手段と、2つ以上の
    加工対象物に1対1で対応する所定の相対座標を予め記
    憶する第1の記憶手段と、前記第2の座標算出手段で算
    出された2つ以上の前記第2の相対座標を記憶する第2
    の記憶手段と、を有し、2つ以上に分離されたレーザ光
    を1対1に設けられたガルバノミラーを介して2つ以上
    の加工対象物へ照射することで、並進して2つ以上の加
    工対象物を加工するレーザ加工装置におけるずれ補正方
    法であって、 第1の補正時に、所定の加工対象物に関する第1の相対
    座標と該所定の加工対象物に関する所定の相対座標とに
    基いて前記テーブルの位置を補正し、また、他の加工対
    象物に関する第1の相対座標と該他の加工対象物に関す
    る所定の相対座標と前記テーブルの位置の補正による移
    動量とに基いて前記他の加工対象物へ前記レーザ光を照
    射するためのガルバノスキャナの制御量に補正値を加
    え、且つ、前記テーブルの位置を補正後に作成された2
    つ以上の加工部に関して前記第2の座標算出手段で算出
    された第2の相対座標を前記第2の記憶手段に記憶し、 以降の補正時に、前記第2の座標算出手段で算出された
    所定の加工対象物に関する第2の相対座標と前記第2の
    記憶手段に記憶されている前記所定の加工対象物に関す
    る第2の相対座標とに基いて前記テーブルの位置を補正
    し、また、他の加工対象物に関する第2の相対座標と前
    記第2の記憶手段に記憶されている前記他の加工対象物
    に関する前記第2の相対座標と前記テーブルの位置の補
    正による移動量とに基いて前記他の加工対象物へ前記レ
    ーザ光を照射するためのガルバノスキャナの制御量に補
    正値を加えることを特徴とするレーザ加工装置における
    ずれ補正方法。
JP2002014211A 2002-01-23 2002-01-23 レーザ加工装置、及びそれにおけるずれ補正方法 Expired - Fee Related JP3662542B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002014211A JP3662542B2 (ja) 2002-01-23 2002-01-23 レーザ加工装置、及びそれにおけるずれ補正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002014211A JP3662542B2 (ja) 2002-01-23 2002-01-23 レーザ加工装置、及びそれにおけるずれ補正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003220483A true JP2003220483A (ja) 2003-08-05
JP3662542B2 JP3662542B2 (ja) 2005-06-22

Family

ID=27742633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002014211A Expired - Fee Related JP3662542B2 (ja) 2002-01-23 2002-01-23 レーザ加工装置、及びそれにおけるずれ補正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3662542B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008038385A1 (fr) * 2006-09-28 2008-04-03 Mitsubishi Electric Corporation Appareil d'usinage laser
KR100846259B1 (ko) * 2007-06-04 2008-07-18 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 레이저 가공 장치
JP2009274100A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Disco Abrasive Syst Ltd レーザ加工装置
JP2011524258A (ja) * 2008-06-17 2011-09-01 エレクトロ サイエンティフィック インダストリーズ インコーポレーテッド 複数ヘッドレーザ加工システムにおいて共通チャック移動方向に沿ったヘッド間オフセットを除去する方法
KR101186258B1 (ko) * 2010-04-26 2012-09-27 한국기계연구원 레이저 가공장치의 스테이지와 스캐너의 동기화 방법
JP2014195814A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 トヨタ自動車株式会社 溶接部の検査装置とその検査方法
JP2015077622A (ja) * 2013-10-18 2015-04-23 株式会社ディスコ レーザー加工装置
KR20160064310A (ko) * 2014-11-27 2016-06-08 한전원자력연료 주식회사 용접치구 및, 이를 이용한 핵연료집합체용 지지격자의 레이저 용접방법
JP2017100168A (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 キヤノン株式会社 レーザ加工装置、部品の製造方法、プログラム及び記録媒体
CN108406095A (zh) * 2018-01-15 2018-08-17 大族激光科技产业集团股份有限公司 一种激光振镜的校正方法及校正装置
CN110090956A (zh) * 2019-05-21 2019-08-06 北京易加三维科技有限公司 Slm设备多激光快速拼接方法
CN112058920A (zh) * 2020-08-20 2020-12-11 四川易尚天交实业有限公司 轧机及导卫的孔型校准方法及校准系统

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110899966A (zh) * 2019-11-07 2020-03-24 渭南领智三维科技有限公司 一种激光扫描快速成型设备的标定方法、装置及系统

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008038385A1 (fr) * 2006-09-28 2008-04-03 Mitsubishi Electric Corporation Appareil d'usinage laser
JP4933424B2 (ja) * 2006-09-28 2012-05-16 三菱電機株式会社 レーザ加工装置
KR100846259B1 (ko) * 2007-06-04 2008-07-18 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 레이저 가공 장치
JP2009274100A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Disco Abrasive Syst Ltd レーザ加工装置
JP2011524258A (ja) * 2008-06-17 2011-09-01 エレクトロ サイエンティフィック インダストリーズ インコーポレーテッド 複数ヘッドレーザ加工システムにおいて共通チャック移動方向に沿ったヘッド間オフセットを除去する方法
KR101186258B1 (ko) * 2010-04-26 2012-09-27 한국기계연구원 레이저 가공장치의 스테이지와 스캐너의 동기화 방법
JP2014195814A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 トヨタ自動車株式会社 溶接部の検査装置とその検査方法
US9452496B2 (en) 2013-03-29 2016-09-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Welding portion inspection device and inspection method therefor
JP2015077622A (ja) * 2013-10-18 2015-04-23 株式会社ディスコ レーザー加工装置
KR20160064310A (ko) * 2014-11-27 2016-06-08 한전원자력연료 주식회사 용접치구 및, 이를 이용한 핵연료집합체용 지지격자의 레이저 용접방법
KR101673881B1 (ko) * 2014-11-27 2016-11-09 한전원자력연료 주식회사 핵연료집합체용 지지격자의 레이저 용접방법
JP2017100168A (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 キヤノン株式会社 レーザ加工装置、部品の製造方法、プログラム及び記録媒体
CN108406095A (zh) * 2018-01-15 2018-08-17 大族激光科技产业集团股份有限公司 一种激光振镜的校正方法及校正装置
CN110090956A (zh) * 2019-05-21 2019-08-06 北京易加三维科技有限公司 Slm设备多激光快速拼接方法
CN112058920A (zh) * 2020-08-20 2020-12-11 四川易尚天交实业有限公司 轧机及导卫的孔型校准方法及校准系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3662542B2 (ja) 2005-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5288987B2 (ja) レーザ加工装置
CN108406091B (zh) 激光加工头及具备拍摄装置的激光加工系统
KR101026010B1 (ko) 레이저 가공장치 및 레이저 가공방법
EP2769800B1 (en) Laser processing machine
US9870961B2 (en) Wafer processing method
JP3855684B2 (ja) レーザ加工装置およびレーザ加工方法
JP3662542B2 (ja) レーザ加工装置、及びそれにおけるずれ補正方法
US20030002055A1 (en) Method of calibrating the optical system of a laser machine for processing electrical circuit substrates
JP6382897B2 (ja) レーザ溶接システム
JP2000346618A (ja) 矩形ビーム用精密アライメント装置と方法
WO2013038606A1 (ja) レーザ加工装置およびレーザ加工方法
JP2004276101A (ja) レーザ加工方法及びレーザ加工装置
KR102483670B1 (ko) 레이저 가공 시스템 및 레이저 가공 방법
JP2004243383A (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP2732230B2 (ja) レーザ光加工における同軸観測装置
JP2006346738A (ja) 穴明け方法及び穴明け装置
JP2004066323A (ja) 位置決め加工方法および位置決め加工装置
JP2007237200A (ja) レーザ加工システムおよびレーザ加工方法
JP2008212941A (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工装置の制御方法
JPH11309593A (ja) レーザ位置決め加工方法及び装置
JP2010120079A (ja) 微細加工装置および微細加工方法
JP4590782B2 (ja) レーザ加工装置
JP4841716B2 (ja) レーザ加工装置
KR102019488B1 (ko) 레이저 가공 장치 및 레이저 가공 방법
KR20040090643A (ko) 인쇄제판용 판재의 자동 절단장치 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080401

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090401

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100401

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100401

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110401

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120401

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120401

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130401

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130401

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140401

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees