JP2003220235A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003220235A
JP2003220235A JP2002021818A JP2002021818A JP2003220235A JP 2003220235 A JP2003220235 A JP 2003220235A JP 2002021818 A JP2002021818 A JP 2002021818A JP 2002021818 A JP2002021818 A JP 2002021818A JP 2003220235 A JP2003220235 A JP 2003220235A
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JP
Japan
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light emitting
emitting diode
variable
gaming machine
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Application number
JP2002021818A
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English (en)
Inventor
Takayuki Takagi
孝幸 高木
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Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Okumura Yu Ki Co Ltd filed Critical Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 離れた位置にいるパチンコ店の管理者等から
も、遊技者にとって有利な遊技状態が発生したことが容
易に分かる遊技機を提供すること。 【解決手段】 パチンコ遊技機1は、遊技領域2Aにカ
ラー発光部27、28、32、33、36、37、3
8、39、40を配置するとともに、遊技盤2の周囲に
発光装置51、52、53等を配置する。その発光装置
51、52、53、カラー発光部27、28、32、3
3、36、37、38、39、40は、複数のフルカラ
ーの発光ダイオードFDが相互に近接して配置されたフ
発光ダイオードグループFDGを備え、大当たり状態ま
たは確率変動状態と、それ以外の状態とを判別できるよ
うに発光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の変動図柄を
表示する図柄表示装置を遊技領域に備える遊技機に関す
るものであり、特に、遊技領域及び遊技領域周辺に配置
される発光装置の発光を、図柄表示装置の変動図柄が、
遊技者にとって有利な遊技状態を発生するための所定の
組み合わせになった際、停止した前記変動図柄に対応し
それ以外の遊技状態と異なるようにした遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】遊技機の一種である第1種パチンコ遊技
機は、複数の変動図柄を表示する図柄表示装置を遊技領
域に備えており、図柄表示装置における最終停止図柄と
して、例えば「7、7、7」等の組み合わせでもって停
止した場合、いわゆる大当たり状態とか、確率変動状態
になり、大入賞口の開閉扉が開いて、大入賞口に多くの
パチンコ球が入って、大量の賞球の払い出しが行われ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その場合、賞球が上皿
から溢れる場合下皿に賞球が導かれることになる。賞球
が下皿から溢れると下皿からも賞球が溢れるので、賞球
を入れる箱を持ってきて下皿から移し替えないと、パチ
ンコ店の床にこぼれ落ちることにもなる。しかし、発射
用ハンドルを握りながらパチンコ球を発射させ、開閉扉
が開いた状態の大入賞口にパチンコ球を入れている際
に、賞球を入れる箱を取りに行くことができず、結果と
して、パチンコ店の管理者を呼んで、賞球を入れる箱を
持ってくるように依頼する必要がある。この場合、パチ
ンコ店の管理者は、大当たりの状況とか、確率変動とか
の状況について、遊技者の遊技状況に気を配ることが必
要である。
【0004】しかし、大当たりとか、確率変動とかにつ
いては、遊技盤上の図柄表示装置で停止した複数の変動
図柄の組み合わせでしか分からないので、パチンコ店の
管理者は、パチンコ遊技機の大当たり、確率変動等につ
いての情報を十分に分からずに、賞球を入れる箱を持っ
ていくのが遅れる場合もあって、遊技者はそのパチンコ
店のサービスが悪いという不満をもつことがある。本発
明は、上記した問題点に鑑みなされたものであり、その
目的とするところは、停止した前記変動図柄が、例え
ば、大当たり、確率変動等の遊技者にとって有利な遊技
状態を表す際に、発光装置が遊技者にとって有利な遊技
状態以外の遊技状態と異なるように発光することによ
り、離れた位置にいるパチンコ店の管理者等からも、遊
技者にとって有利な遊技状態が発生したことが容易に分
かるようにした遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る遊技機によれば、複数の変動図柄
を表示する図柄表示装置を遊技領域に備え、変動図柄の
変動開始後、全ての変動図柄が所定の組み合わせで停止
した際に、遊技者にとって有利な遊技状態が発生し、前
記遊技領域及び遊技領域周辺に配置される発光装置が発
光する遊技機において、停止した前記変動図柄が前記有
利な遊技状態を発生するための所定の組み合わせになっ
た際、前記発光装置の発光パターンを、停止した前記変
動図柄に対応しそれ以外の遊技状態と異なるように設定
したことを特徴とする。それにより、停止した前記変動
図柄の組み合わせが、例えば大当たり、確率変動等の遊
技者にとって有利な遊技状態を表す場合に、発光装置の
発光パターンが停止した前記変動図柄に対応して、遊技
者にとって有利な遊技状態以外の遊技状態と異なり、離
れた位置にいるパチンコ店の管理者等からも、遊技者に
とって有利な遊技状態が発生したことが容易に分かる。
また、周囲にいる遊技者にも、大当たり、確率変動等に
ついての情報が十分に伝わることになるので、周囲にい
る遊技者の競争心を煽ることにもなって、盛り上がった
遊技者の活力により、パチンコ遊技店が盛り上がること
もある。
【0006】また、請求項2に係る遊技機によれば、請
求項1に記載の遊技機において、前記発光装置は、前記
遊技領域周辺の枠部に配置されることを特徴とする。こ
のように発光装置は、前記遊技領域周辺の枠部に配置さ
れる場合、離れた位置にいるパチンコ店の管理者等から
発光装置の発光パターンが見やすく、遊技者にとって有
利な遊技状態が発生したことが容易に分かる。
【0007】また、請求項3に係る遊技機によれば、請
求項1または請求項2に記載の遊技機において、前記発
光装置は、複数のフルカラーの発光ダイオードを備え、
停止した前記変動図柄が前記有利な遊技状態を発生する
ための所定の組み合わせになった際、発光色を変えるこ
とを特徴とする。このようにフルカラーの発光ダイオー
ドが、所定の発光色で点灯するので、遊技者の視覚に訴
えて遊技者に注目させるとともに、離れた位置にいるパ
チンコ店の管理者等から十分に識別でき、遊技者にとっ
て有利な遊技状態になった場合、それを容易に把握でき
る。
【0008】また、請求項4に係る遊技機によれば、請
求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の遊技機におい
て、前記遊技者にとって有利な遊技状態には、大量の賞
球が払いだされ得る大当たり状態と、全ての変動図柄が
所定の組み合わせで停止した後に、次に変動図柄が変動
開始した後、停止する際に変動図柄が所定の組み合わせ
になりやすい状態となる確率変動状態とを含み、前記大
当たり状態の発光装置の発光パターンと前記確率変動状
態の発光装置の発光パターンとを異なるように設定した
ことを特徴とする。それにより、大当たり状態の発光パ
ターンと確率変動状態の発光パターンが異なるので、離
れた位置にいるパチンコ店の管理者等から発光装置の発
光パターンが見やすく、遊技者にとって有利な遊技状態
が発生したことが容易に分かる。
【0009】また、請求項5に係る遊技機によれば、請
求項1乃至請求項4のいずれか一に記載の遊技機におい
て、遊技者にとって有利な遊技状態が発生するか否かを
定める大当たりカウンタ及び大当たりテーブルと、変動
図柄の変動開始後の図柄を定める変動図柄カウンタ及び
変動図柄テーブルと、全ての変動図柄が所定の組み合わ
せで停止する際に用いる停止図柄カウンタ及び停止図柄
テーブルとを使用し、大当たりカウンタのカウント値
が、遊技者にとって有利な遊技状態を発生するものに該
当する場合、変動図柄カウンタのカウント値に関係な
く、停止図柄テーブルから所定の停止図柄が選択される
のが望ましい。このように大当たりカウンタ及び大当た
りテーブルと、変動図柄カウンタ及び変動図柄テーブル
と、停止図柄カウンタ及び停止図柄テーブルとを用いる
場合、大当たりカウンタ、変動図柄カウンタ及び停止図
柄カウンタを使用し、大当たりテーブル、変動図柄テー
ブル及び停止図柄テーブル内のいずれかを選択するた
め、図柄表示装置において表示する複数の変動図柄の変
動表示について、その変動開始から所定の組み合わせで
停止するまで、多様化させた種々の表示演出が可能とな
る。それにより、遊技者にとって有利な遊技状態が発生
するか否かについて、遊技者にとって興趣を生じさせる
ように告知することができる。
【0010】また、請求項6に係る遊技機によれば、請
求項5に記載の遊技機において、前記停止図柄テーブル
から選択される所定の停止図柄データと、前記変動図柄
テーブルから選択される複数の変動図柄データとが関連
付けられ、複数の変動図柄データの内のいずれが選択さ
れても、所定の停止図柄データが選択されるように構成
されているのが望ましい。それにより、全ての変動図柄
が停止する際に、変動図柄テーブルに含まれるデータの
種類を豊富にして、多様化させた種々の表示演出を可能
としても、複数の変動図柄データの内のいずれが選択さ
れても、所定の停止図柄データが選択されるため、全て
の変動図柄が確実に停止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る遊技機をパチンコ遊技機1において、具体化した実施
形態について説明する。パチンコ遊技機1は、図1に示
すように、入賞口、特別図柄表示装置、電動役物及びゲ
ート等の各種構造物を配設する遊技盤2を有している。
その遊技盤2の下方には、払い出される賞球を受ける上
部受け皿3がプレート4に配設されており、このプレー
ト4はスピーカ3aを内蔵している。その上部受け皿3
の下方には、上部受け皿3から溢れたパチンコ球を受け
る下部受け皿5が配設されている。また、プレート4の
下方には、発射装置用の操作ハンドル6が設けられてお
り、上部受け皿3上のパチンコ球が、上部受け皿3に連
通する球送り機構(図示せず)を介して、発射装置6a
(図4参照)へ送られるように構成されている。また、
パチンコ遊技機1の上部には、遊技中のエラー等を表示
するための発光装置7や、「当たり」を表示するための
発光装置8が取り付けられている。発光装置7、8の構
成の詳細については、後述するが、その内部にフルカラ
ーの発光ダイオードFDを相互に近接して配置してい
る。
【0012】また、遊技盤2の前側は、鋼板やステンレ
ス等の金属製のガラス扉9により被覆されており、この
ガラス扉9は、枠体の前側にヒンジ部材等を介して開閉
自在に取り付けられている内枠に取り付けられている。
また、ガラス扉9には、開口部を有する鋼板やステンレ
ス等の金属製のガラス保持枠が、スポット溶接等により
固着されている。そのため、遊技者はかかるガラス保持
枠に装着された2枚のガラスを通して、遊技盤2上の遊
技領域2Aを見ることができる。そして、ヒンジ部材等
の反対側(右)側に設けられた鍵穴9aに、遊技店の管
理者等が鍵を挿入して回転操作して、ロックを解除する
ことにより、ガラス扉9を前方側へ開くことができる。
このガラス扉9が前方側へ開いた場合、図示しない検出
スイッチが、エラーとして検出することができる。パチ
ンコ遊技機1の下部の操作ハンドル6の反対側には、灰
皿10が設けられている。また、パチンコ遊技機1の上
部受け皿3の中央付近には、カード式球貸機KA1(図
4参照)より球貸し操作を行うための、貸し操作部11
が配設されている。この球貸し操作部11には、度数表
示12、貸出スイッチ13、貸出スイッチLED14、
及び返却スイッチ15が配設されている。その球貸し操
作部11の度数表示12は、カード残高を表示してい
る。また、貸出スイッチLED14が点灯しているとき
に、貸出スイッチ13の操作が可能であって、この貸出
スイッチ13の操作によって、パチンコ球の貸し出しが
行われるが、貸し出される貸球としてのパチンコ球は、
上部受け皿3に払い出される。
【0013】パチンコ遊技機1における遊技盤2上の遊
技領域2Aは、図2に示すように、遊技盤2上の構造物
を囲むように環状のレール16を立設する。遊技盤2上
の上方側部には、レール16に沿って打ち込まれるパチ
ンコ球の進行を制限するための軸支された返しゴム(図
示せず)を備える段差部17が設けられている。また、
遊技領域2Aのほぼ中央には、図柄表示装置として機能
するLCD表示器18が設置されている。また、LCD
表示器18の中央下方には、図柄変動を開始させるため
の、第1種始動口21が配設されている。この第1種始
動口21は、遊技盤2の裏面の賞球樋と連通して、この
第1種始動口21に入ったパチンコ玉を検出する始動口
スイッチ(図示せず)が遊技盤2の裏側に設けられてい
る。この第1種始動口21に入賞して始動口スイッチが
入賞したパチンコ玉を検出すると、LCD表示器18の
変動図柄が変動を開始するとともに、所定の個数の賞球
が上部受け皿3に排出されるように構成されている。
【0014】LCD表示器18は、複数(この場合3
個)の変動図柄を表示する液晶パネルであって、液晶パ
ネルの左側、中央、右側にそれぞれ表示された変動図柄
の変動開始後、これら変動図柄がしばらく変動しながら
左側、中央、右側の順番に停止し全てが停止した状態
で、全体として所定の組み合わせ(例えば「7、7、
7」等のように同じ数字に揃った場合)を構成する場合
に、遊技者にとって有利な遊技状態である「いわゆる大
当たり」となる。この場合、左側、中央、右側の変動図
柄が停止した状態で、「1、1、1」、「2、2、
2」、「3、3、3」、「4、4、4」、「5、5、
5」、「6、6、6」、「7、7、7」、「8、8、
8」及び「9、9、9」のいずれかを構成する場合に、
遊技者にとって有利な遊技状態である「いわゆる大当た
り」となる。そして、停止した左側、中央、右側の変動
図柄が、「1、1、1」、「3、3、3」、「5、5、
5」を構成する場合に、大当たりになる確率が上昇する
確率変動となるように設定されているのに対して、
「2、2、2」、「4、4、4」、「6、6、6」、
「7、7、7」、「8、8、8」及び「9、9、9」の
いずれかを構成する場合、確率変動でない状態となるよ
うに設定されている。また、第1種始動口21の左右下
側には、LCD表示器18内の左方下部に位置する普通
図柄表示器18aの図柄変動を開始させるための、各ゲ
ート22、23が配設されている。このゲート22、2
3には、パチンコ球の通過を検出する検出スイッチ(図
示せず)が備えられている。パチンコ球の通過を検出ス
イッチが検出することにより、普通図柄表示器18aが
所定の数字等を表示するように構成されている。普通図
柄表示器18aが停止した状態で、所定の図柄(例えば
「7」等)を構成する場合に、遊技者にとって有利な遊
技状態である「普通当たり(大当たりの場合ほど賞球が
払い出されないので、大当たりと区別するために、普通
当たりという)」となる。
【0015】また、LCD表示器18の下方側の左右に
は、入賞口19、20が配設されており、これら入賞口
19、20は、遊技盤2の裏面の賞球樋と連通してい
る。そして、この入賞口19、20に入ったパチンコ玉
を検出する入賞口スイッチ(図示せず)が、遊技盤2の
裏側に設けられている。これら入賞口19、20に入賞
したことを入賞口スイッチ(図示せず)が検出すると、
所定の個数の賞球が上部受け皿3に排出されるように構
成されている。また、第1種始動口21の左右下側に
は、パチンコ球の通過を検出する検出スイッチ(図示せ
ず)を備えた各ゲート22、23が配設されている。こ
のゲート22、23の検出スイッチが、パチンコ球の通
過を検出することにより、LCD表示器18内の左方下
部にある普通図柄表示器18aが所定の数字等を表示す
るように構成されている。普通図柄表示器18aが停止
した状態で、所定の図柄(例えば「7」等)を構成する
場合に、「普通当たり(大当たりの場合ほど賞球が払い
出されないので、大当たりと区別するために、普通当た
りという)」となる。そして、第1種始動口21の下方
には、大入賞口25を備える特別電動役物24が配設さ
れている。この大入賞口25は、長い横幅を有してお
り、大入賞口25を塞ぐための長い横幅を有する開閉扉
26を備えている。そして、第1種始動口21にパチン
コ球が入り、LCD表示器18の左側、中央、右側の変
動図柄が変動した後に、所定の組み合わせになった場合
(例えば、777等のように数字が揃った場合等)は、
大当たりとなって、大入賞口25用の開閉扉26が開か
れ、多数の賞球が払い出されるように構成されている。
【0016】この開閉扉26は、遊技盤2の裏面の賞球
樋と連通されており、大入賞口25内には、開閉扉26
が開かれたときに入賞したパチンコ球の個数をカウント
するための大入賞口カウントスイッチ(図示せず)が設
けられている。そして、大入賞口カウントスイッチがカ
ウントしたパチンコ球の個数に対応する分の所定の個数
の賞球が、上部受け皿3に排出されるように構成されて
いる。この場合、大入賞口25の開閉扉26は、25秒
間経過又は10個のパチンコ球が入賞するまで大入賞口
カウントスイッチにより検出されるまで開放されるの
で、多数の賞球が払い出される。大入賞口25の内部に
は、遊技者にとって格別に有利な遊技状態に設定するた
めの「いわゆるVゾーン」が仕切り形成されており、当
該Vゾーンへの入賞検出用のVスイッチ(図示せず)が
設けられている。また、特別電動役物24は、その左右
に下入賞口29、30を配設している。下入賞口29、
30は、フルカラーの発光ができるカラー発光部27、
28をそれぞれ備えており、カラー発光部27、28
は、3個のフルカラーの発光ダイオードFDを備えてい
る。これら下入賞口29、30は、遊技盤2の裏面の賞
球樋と連通している。そして、各下入賞口29、30へ
の入賞を検出する下入賞口スイッチ(図示せず)が、遊
技盤2の裏側に設けられている。下入賞口29、30に
パチンコ球が入賞したことを下入賞口スイッチが検出す
ると、所定の個数の賞球が上部受け皿3に排出されるよ
うに構成されている。特別電動役物24の下方には、ア
ウト口31が設けられている。
【0017】また、遊技盤2の遊技領域2Aの左右に
は、肩電飾部材34、35が設けられている。これら肩
電飾部材34、35には、フルカラーの発光ができるカ
ラー発光部32、33が配設されており、5個のフルカ
ラーの発光ダイオードFDを備えている。また、LCD
表示器18の周囲には、8個のフルカラーの発光ダイオ
ードFDを備えたカラー発光部36、37を設けてい
る。LCD表示器18の上側左右には、フルカラーの発
光ができるカラー発光部38、39を備え、6個のフル
カラーの発光ダイオードFDを設けている。また、左右
のフルカラーの発光ダイオードFDを備えたカラー発光
部38、39の中央には、4個のフルカラーの発光ダイ
オードFDを備えたカラー発光部40を設けている。
【0018】これら遊技領域2Aに配置されたフルカラ
ーの発光ダイオードFDを備えたカラー発光部27、2
8、32、33、36、37、38、39、40は、L
CD表示器18の変動図柄が変動したり、または、例え
ば大当たり、確率変動等の遊技者にとって有利な状態を
構成する場合、赤色、青色、緑色、イエロー色、シアン
色、マゼンダ色または白色のいずれかで点灯または点滅
するようにする。そして、カラー発光部27、28、3
2、33、36、37、38、39、40から発するフ
ルカラーの光は、遊技者の視覚に訴えて遊技者に注目さ
せるとともに、離れた位置にいるパチンコ店の管理者等
からも十分に識別でき、遊技状態を容易に把握できる。
また、遊技領域2Aの上方枠部の周囲には、図1及び図
3に示すように、発光装置51が設けられ、16個単位
の2倍の32個のフルカラーの発光ダイオードFDを備
える。遊技領域2Aの上方左方には、フルカラーの発光
ができる発光装置52が設けられ、16個のフルカラー
の発光ダイオードFDを備える。遊技領域2Aの上方右
方には、フルカラーの発光ができる発光装置53が設け
られ、16個のフルカラーの発光ダイオードFDを備え
る。
【0019】このように遊技領域2Aの上方に位置する
上方枠部の発光装置7、8及び発光装置51、52、5
3が、フルカラーの発光ダイオードFDを備えるので、
枠部の発光装置7、8及び発光装置51、52、53か
ら発するフルカラーの光は、遊技者の視覚に訴えて遊技
者に注目させるとともに、離れた位置にいるパチンコ店
の管理者等から十分に識別でき、遊技状態を容易に把握
できる。また、遊技領域2A及び遊技領域2Aの周囲に
配置されたカラー発光部27、28、32、33、及
び、枠部の発光装置7、8及び発光装置51、52、5
3のフルカラーの発光ダイオードFDは、相互に近接し
て配置された状態で、点灯、消灯または点滅する場合、
遊技者の視覚に訴えて遊技者に注目させ、興趣を増大さ
せることができる。
【0020】次に、パチンコ遊技機1の背面側は、パチ
ンコ遊技機1の木製の外枠41に対して、図4に示すよ
うに、木製の内枠42がヒンジ部材等を介して開閉自在
に取り付けられている。また、この内枠42のほぼ中央
部には、機構盤(図示せず)が取り付けられている。そ
して、この機構盤の裏側には、合成樹脂製の機構セット
盤44が開閉自在となるように蝶番により取り付けられ
ている。機構セット盤44の中央部には、遊技盤2の裏
面を覆うカバー50が装着されている。このカバー50
内には、音発生回路が設けられた音声基板85(図7参
照)、発光装置用回路が設けられた発光基板86(図7
参照)、及び、図柄変動表示回路が設けられた表示基板
87(図7参照)が固着されており、更に、発光基板8
6の下側には、カバー50に覆われた主基板82(図7
参照)が固着されている。この主基板82には、パチン
コ遊技機1のメイン動作を制御する制御回路が設けられ
ている。これら主基板82、音声基板85、発光基板8
6及び表示基板87は、盤面機構部W2(図7参照)を
構成している。そして、盤面機構部W2上の部品に関し
ては、パチンコ遊技機1の盤面2上の構造物等の相違に
より、パチンコ遊技機1の機種毎に、CRT等の配置、
種類、大きさ等が異なり、一般にその部品全ての共通化
は困難である。また、主基板82の下側には、遊技盤2
の裏面に近接するように、賞球基板83(図7参照)が
取り付けられており、この賞球基板83は、遊技盤2の
裏面から離れて位置する主基板82の一部と重なり合っ
ている。この賞球基板83には、賞球ケース48等を駆
動制御させるための制御回路が設けられている。また、
賞球基板83の側方(右側)下方には、電源基板49
(図7参照)が設けられている。
【0021】これら電源基板49及び賞球基板83は、
この実施の形態の場合、枠機構部W1を構成しており、
パチンコ遊技機1の盤面2上の構造物等が相違しても、
共通化しやすい部品からなり、大量生産によりコストの
低減化が図りやすい。また、機構セット盤44の上方角
部(図2中、右上角部)には、中継基板46が設けられ
ており、この中継基板46は、パチンコ遊技機1とホー
ルコンピュータをつなぐ機能を果たす。また、機構セッ
ト盤44の最上側の賞球タンク45の底面外側の一端
(底面の右端部外側)には、図4に示すように、賞球タ
ンクスイッチ50が設けられている。この賞球タンクス
イッチ50は、賞球タンク45内のパチンコ球の有無を
検出し、その検出信号を主基板82に出力することによ
り、主基板82は、発光基板86を制御することによ
り、後述の態様で、発光装置を点灯させる。また、パチ
ンコ遊技機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タ
ンク45が機構セット盤44上に固定されている。その
賞球タンク45の直上には、パチンコ球の補給装置(図
示せず)が配設されており、この補給装置は、垂直にパ
チンコ球を賞球タンク45内に落下させるため、吐出部
(図示せず)が設けられている。その賞球タンク45
は、タンクレール47を取り付けており、賞球タンク4
5内の連通孔(図示せず)を介してパチンコ球をタンク
レール47に落下させる。そのタンクレール47は、パ
チンコ球を1列に整列流出し、賞球ケース48へパチン
コ球を送る。
【0022】その賞球ケース48は、パチンコ球を下方
側へ案内する賞球案内部(図示せず)を設けている。こ
の賞球ケース48の下方には、パチンコ球搬送用の賞球
通路48Aが形成されている。この賞球通路48Aはパ
チンコ球を更に下流側へ1列で送る。その賞球ケース4
8内には、パチンコ球を検出する検出スイッチ(図示せ
ず)を設けている。検出スイッチが賞球通路48Aのパ
チンコ球を検出できない場合、エラーとして検出するこ
とができ、発光装置7のフルカラーの発光ダイオードF
Dの点灯パターンでもって報知する。賞球ケース48の
下方のパチンコ球排出部(図示せず)を介して下流側へ
送られたパチンコ球は、上部受け皿3へ導かれる。受け
皿3では、大当たり状態になった場合、賞球としてのパ
チンコ球が、上部受け皿3から溢れてこれ以上、上部受
け皿3に入ることができなくなることがあるが、その場
合上部受け皿3から溢れたパチンコ球が、下部受け皿5
へ導かれることになる。この場合、賞球としてのパチン
コ球が、下部受け皿5から溢れてこれ以上、下部受け皿
5へ入ることができなくなった場合、上部受け皿3から
下部受け皿5への途中に位置する検出スイッチ(図示せ
ず)は、賞球オーバーフローを検出できるようになって
おり、発光装置7のフルカラーの発光ダイオードFDの
点灯パターンでもってパチンコ店の管理者等に対して報
知する。
【0023】フルカラーの発光ダイオードFDは、図5
(a)及び図5(b)に示すように、ベース上に青色の
発光ダイオードBLD、赤色の発光ダイオードRLD及
び緑色の発光ダイオードGLDを配置して1チップとし
て構成し、これら発光ダイオード上を、エポキシ樹脂で
もって封止したものである。フルカラーの発光ダイオー
ドFDは、左側に第1のアノード端子A1、第3のアノ
ード端子A3、及び第5のアノード端子A5を備え、右
側に第2カソード端子A2、第4のカソード端子A4及
び第6のカソード端子A6を備えている。第1のアノー
ド端子A1と第2カソード端子A2との間には、青色の
発光ダイオードBLDが設けられている。第3のアノー
ド端子A3と第4のカソード端子A4との間には、赤色
の発光ダイオードRLDが設けられている。第5のアノ
ード端子A5と第6のカソード端子A6との間には、緑
色の発光ダイオードGLDが設けられている。第1のア
ノード端子A1と第2カソード端子A2との間には、図
5(c)に示すように、保護用のツェナーダイオードZ
D1が、青色の発光ダイオードBLDと並設されてい
る。また、第5のアノード端子A5と第6のカソード端
子A6との間には、保護用のツェナーダイオードZD1
が、緑色の発光ダイオードGLDと並設されている。
【0024】それにより、第1のアノード端子A1と第
2カソード端子A2との間に、所定電圧が印可されれ
ば、青色の発光ダイオードBLDが発光し、第3のアノ
ード端子A3と第4のカソード端子A4との間に、所定
電圧が印可されれば、赤色の発光ダイオードRLDが発
光し、第5のアノード端子A5と第6のカソード端子A
6との間に所定電圧が印可されれば、緑色の発光ダイオ
ードGLDが発光することになる。そして、青色の発光
ダイオードBLDが発光し、赤色の発光ダイオードRL
Dが発光し、緑色の発光ダイオードGLDが消灯した場
合、青色光と赤色光とが混じり合って、マゼンダ色の光
を照射することになる。
【0025】また、青色の発光ダイオードBLDが発光
し、緑色の発光ダイオードGLDが発光し、赤色の発光
ダイオードRLDが消灯した場合、青色光と緑色光とが
混じり合って、シアン色の光を照射することになる。ま
た、赤色の発光ダイオードRLDが発光し、緑色の発光
ダイオードGLDが発光し、青色の発光ダイオードBL
Dが消灯した場合、赤色光と緑色光とが混じり合って、
イエロー色の光を照射することになる。そして、青色の
発光ダイオードBLDが発光し、赤色の発光ダイオード
RLDが発光し、緑色の発光ダイオードGLDが発光し
た場合、緑色光と、青色光と赤色光とが混じり合って、
白色の光を照射する。この場合、青色の発光ダイオード
BLDが発光し、赤色の発光ダイオードRLDが発光
し、緑色の発光ダイオードGLDが発光した際に、それ
ぞれの光量でもって混じり合うため、白色光であるも
の、青色、赤色、緑色、イエロー色、マゼンダ色及びシ
アン色の色合いの強さが現れることになる。
【0026】そして、青色の発光ダイオードBLD、赤
色の発光ダイオードRLDが発光、緑色の発光ダイオー
ドGLDには、それぞれ所定の電圧が印可され、所定の
光量をそれぞれ発することになるが、青色の発光ダイオ
ードBLDの発光時間、赤色の発光ダイオードRLDが
発光時間、及び緑色の発光ダイオードGLDの発光時間
は、0ミリセックから7ミリセックまでそれぞれ8段階
に切り替えることができる。そして、フルカラー発光ダ
イオードFDの個々の色の発光ダイオードの点灯時間を
8段階に切り換えることでもって、8段階の3乗分の色
の濃淡を表すことができる。そして、各フルカラーの発
光ダイオードFDは、第1のアノード端子A1と第2カ
ソード端子A2との間、第3のアノード端子A3と第4
のカソード端子A4との間、第5のアノード端子A5と
第6のカソード端子A6との間に、所定の電圧を適宜所
定時間印可することにより、赤色の光、青色の光、緑色
の光、イエロー色の光、シアン色の光、マゼンダ色の
光、白色の光を濃淡を表しながら個別に照射するよう
に、発光制御することができ、遊技者の関心を引くこと
ができる。
【0027】フルカラーの発光ダイオードグループFD
Gは、図6に示すように、16個のフルカラーの発光ダ
イオードFD(FD1乃至FD16)を1単位の1グル
ープとして構成する。この発光ダイオードグループFD
Gのフルカラーの発光ダイオードFDは、赤色、青色及
び緑色用の3個の制御手段としての8チャンネルソース
駆動素子SP1、SP2、SP3と、駆動手段としての
2個の駆動トランジスタ制御部TR1、TR2と電気的
に接続され、図7に示す発光基板86のCPU86Aに
より制御される。
【0028】これらフルカラーの発光ダイオードFD、
2個の駆動トランジスタ制御部TR1、TR2及び3個
の8チャンネルソース駆動素子SP1、SP2、SP3
は、図示しないプリント配線基板上に配置されている
が、フルカラーの発光ダイオードFD及びフルカラーの
発光ダイオードFD間の距離は、遊技者側から高輝度に
見えるようにするためには、できるだけ短い方が望まし
い。そして、フルカラーの発光ダイオードFD間の距離
が、例えば30ミリメートル以下の場合、相互に近接し
たフルカラーの発光ダイオードFDから発せられた照明
の範囲が重複するように見える。第1の駆動トランジス
タ制御部TR1は、1番目から8番目までのフルカラー
の発光ダイオードFD1〜FD8とそれぞれ接続されて
おり、第1の駆動トランジスタ制御部TR1が駆動状態
になると、1番目から8番目までのフルカラーの発光ダ
イオードFD1〜FD8に、所定電圧が印可可能な状態
となる。そして、第1の駆動トランジスタ制御部TR1
の駆動及び非駆動は、第1の駆動トランジスタ制御部T
R1のベースへの入力信号により定まり、図7に示す発
光基板86のCPU86Aにより制御される。
【0029】また、第2の駆動トランジスタ制御部TR
2は、9番目から16番目までのフルカラーの発光ダイ
オードFD9〜FD16とそれぞれ電気的に接続されて
おり、第2の駆動トランジスタ制御部TR2が駆動状態
になると、9番目から16番目までのフルカラーの発光
ダイオードFD9〜FD16に、所定電圧が印可可能な
状態となる。そして、第2の駆動トランジスタ制御部T
R2の駆動及び非駆動は、第2の駆動トランジスタ制御
部TR2のベースへの入力信号により定まり、図7に示
す発光基板86のCPU86Aにより制御される。
【0030】第1の8チャンネルソース駆動素子SP1
は、1番目から16番目までのフルカラーの発光ダイオ
ードFD1〜FD16の内の赤色の発光ダイオードRL
D1〜16を発光させるためのものであり、図7に示す
発光基板86のCPU86Aにより制御される。第1の
8チャンネルソース駆動素子SP1は、赤色の発光ダイ
オードRLD1乃至発光ダイオードRLD16と接続さ
れている。第2の8チャンネルソース駆動素子SP2
は、1番目から16番目までのフルカラーの発光ダイオ
ードFD1〜FD16の内の青色の発光ダイオードBL
D1〜BLD16を発光させるためのものであり、図7
に示す発光基板86のCPU86Aにより制御される。
第2の8チャンネルソース駆動素子SP2は、青色の発
光ダイオードBLD1乃至青色の発光ダイオードBLD
16と接続されている。第3の8チャンネルソース駆動
素子SP3は、1番目から16番目までのフルカラーの
発光ダイオードFD1〜FD16の内の緑色の発光ダイ
オードGLD1〜GLD16を発光させるためのもので
あり、図7に示す発光基板86のCPU86Aにより制
御される。第1の8チャンネルソース駆動素子SP3
は、緑色の発光ダイオードGLD1乃至緑色の発光ダイ
オードGLD16と接続されている。
【0031】第1乃至第3の8チャンネルソース駆動素
子SP1乃至SP3は、入力端子IN1乃至IN3を介
して、発光基板86のCPU86Aの制御の下、発光デ
ータを入力し、シリアル・パラレル変換により、第1の
出力端子OUT1乃至第8の出力端子OUT8を介して
導通信号を出力することになる。また、第1の駆動トラ
ンジスタ制御部TR1と、1番目乃至8番目のフルカラ
ーの発光ダイオードFD1乃至FD8のうち青色の発光
ダイオードBLD1乃至青色の発光ダイオードBLD8
との間には、保護用のツェナーダイオードZDが設けら
れている。第2の駆動トランジスタ制御部TR2と、9
番目乃至16番目のフルカラーの発光ダイオードFD9
乃至FD16のうち青色の発光ダイオードBLD9乃至
青色の発光ダイオードBLD16との間には、保護用の
ツェナーダイオードZDが設けられている。
【0032】具体的には、第1の8チャンネルソース駆
動素子SP1の第1の出力端子OUT1は、1番目及び
9番目のフルカラーの発光ダイオードFD1、FD9の
赤色の発光ダイオードRLD1、RLD9と電気的に接
続されており、この出力端子OUT1から導通信号を出
力すると、1番目及び9番目のフルカラーの発光ダイオ
ードFD1、FD9の赤色の発光ダイオードRLD1、
RLD9に所定電圧が印可可能な状態となる。そして、
第1の駆動トランジスタ制御部TR1が駆動し、または
第2の駆動トランジスタ制御部TR2が駆動した状態
で、第1の8チャンネルソース駆動素子SP1の第1の
出力端子OUT1から導通信号を出力することにより、
赤色の発光ダイオードRLD1、赤色の発光ダイオード
RLD9が発光または消灯することになる。
【0033】すなわち、第1の駆動トランジスタ制御部
TR1が駆動し、第1の8チャンネルソース駆動素子S
P1の第1の出力端子OUT1から導通信号が出力され
ると、赤色の発光ダイオードRLD1が発光することに
なる。一方、第2の駆動トランジスタ制御部TR2が駆
動し、第1の8チャンネルソース駆動素子SP1の第1
の出力端子OUT1から導通信号が出力されると、赤色
の発光ダイオードRLD9が発光することになる。第1
の8チャンネルソース駆動素子SP1の第2の出力端子
OUT2は、2番目及び10番目のフルカラーの発光ダ
イオードFD2、FD10の赤色の発光ダイオードRL
D2、赤色の発光ダイオードRLD10と電気的に接続
されており、この出力端子OUT2から導通信号を出力
すると、赤色の発光ダイオードRLD2、RLD10に
所定電圧が印可可能な状態となる。そして、第1の駆動
トランジスタ制御部TR1または第2の駆動トランジス
タ制御部TR2が駆動した状態で、第1の8チャンネル
ソース駆動素子SP1の第1の出力端子OUT1から導
通信号を出力することにより、赤色の発光ダイオードR
LD2、赤色の発光ダイオードRLD10が発光または
消灯することになる。
【0034】また、第1の8チャンネルソース駆動素子
SP1の第3の出力端子OUT3は、3番目、及び11
番目のフルカラーの発光ダイオードFD3、FD11の
赤色の発光ダイオードRLD3、RLD11と電気的に
接続されており、この出力端子OUT3から導通信号を
出力すると、赤色の発光ダイオードRLD3、RLD1
1に所定電圧が印可可能な状態となる。そして、第1の
8チャンネルソース駆動素子SP1の第1の出力端子O
UT1から導通信号が出力し、第1の駆動トランジスタ
制御部TR1が駆動し、または第2の駆動トランジスタ
制御部TR2の駆動とでもって、赤色の発光ダイオード
RLD3、赤色の発光ダイオードRLD11が発光また
は消灯する。
【0035】第1の8チャンネルソース駆動素子SP1
の第4の出力端子OUT4は、4番目及び12番目のフ
ルカラーの発光ダイオードFD4、FD12の赤色の発
光ダイオードRLD4、赤色の発光ダイオードRLD1
2とが接続されており、この出力端子OUT4から導通
信号を出力すると、赤色の発光ダイオードRLD4、R
LD12に所定電圧が印可可能な状態となる。そして、
第1の駆動トランジスタ制御部TR1が駆動し、または
第2の駆動トランジスタ制御部TR2が駆動した状態
で、第1の8チャンネルソース駆動素子SP1の第4の
出力端子OUT4から導通信号が出力することにより、
赤色の発光ダイオードRLD4、RLD12が発光また
は消灯することになる。
【0036】第1の8チャンネルソース駆動素子SP1
の第5の出力端子OUT5は、5番目及び13番目のフ
ルカラーの発光ダイオードFD5、FD13の赤色の発
光ダイオードRLD5、赤色の発光ダイオードRLD1
3と電気的に接続されており、この出力端子OUT5か
ら導通信号を出力すると、赤色の発光ダイオードRLD
5、RLD13に所定電圧が印可可能な状態となる。そ
して、第1の駆動トランジスタ制御部TR1または第2
の駆動トランジスタ制御部TR2が駆動した状態で、第
1の8チャンネルソース駆動素子SP1の第5の出力端
子OUT5から導通信号を出力することにより、赤色の
発光ダイオードRLD5、赤色の発光ダイオードRLD
13が発光または消灯する。
【0037】第1の8チャンネルソース駆動素子SP1
の第6の出力端子OUT6は、6番目及び14番目のフ
ルカラーの発光ダイオードFD6、FD14の赤色の発
光ダイオードRLD6、赤色の発光ダイオードRLD1
4と電気的に接続されており、この出力端子OUT6か
ら導通信号を出力すると、赤色の発光ダイオードRLD
6、赤色の発光ダイオードRLD14に所定電圧が印可
可能な状態となる。そして、第1の8チャンネルソース
駆動素子SP1の第6の出力端子OUT6から導通信号
を出力し、第1の駆動トランジスタ制御部TR1が駆動
し、または第2の駆動トランジスタ制御部TR2が駆動
することにより、赤色の発光ダイオードRLD6、赤色
の発光ダイオードRLD14が発光または消灯すること
になる。
【0038】第1の8チャンネルソース駆動素子SP1
の第7の出力端子OUT7は、7番目、及び15番目の
フルカラーの発光ダイオードFD7、FD15の赤色の
発光ダイオードRLD7、RLD15と電気的に接続さ
れており、この出力端子OUT7から導通信号を出力す
ると、赤色の発光ダイオードRLD7、赤色の発光ダイ
オードRLD15に所定電圧が印可可能な状態となる。
第1の8チャンネルソース駆動素子SP1の第7の出力
端子OUT7から導通信号が出力し、第1の駆動トラン
ジスタ制御部TR1が駆動し、または第2の駆動トラン
ジスタ制御部TR2が駆動ことにより、赤色の発光ダイ
オードRLD7、RLD15が発光または消灯すること
になる。第1の8チャンネルソース駆動素子SP1の第
8の出力端子OUT8は、8番目及び16番目のフルカ
ラーの発光ダイオードFD8、FD16の赤色の発光ダ
イオードRLD8、RLD16と電気的に接続されてお
り、この出力端子OUT8から導通信号を出力すると、
赤色の発光ダイオードRLD8、赤色の発光ダイオード
RLD16に所定電圧が印可可能な状態となる。第1の
8チャンネルソース駆動素子SP1の第1の出力端子O
UT8から導通信号が出力し、第1の駆動トランジスタ
制御部TR1が駆動し、または第2の駆動トランジスタ
制御部TR2が駆動することにより赤色の発光ダイオー
ドRLD8、赤色の発光ダイオードRLD16が発光ま
たは消灯する。
【0039】第2の8チャンネルソース駆動素子SP2
は、1番目から16番目までのフルカラーの発光ダイオ
ードFD1〜FD16の内の青色の発光ダイオードBL
D1〜16を発光させるためのものであり、青色の発光
ダイオードBLD1〜16と電気的に接続されている。
第2の8チャンネルソース駆動素子SP2は、入力端子
IN1を介して、発光データを入力し、シリアル・パラ
レル変換により、第1の出力端子OUT1乃至第8の出
力端子OUT8を介して導通信号を出力することにな
る。
【0040】第2の8チャンネルソース駆動素子SP2
の第1の出力端子OUT1は、1番目及び9番目のフル
カラーの発光ダイオードFD1、FD9の青色の発光ダ
イオードBLD1、BLD9と電気的に接続されてお
り、この出力端子OUT1から導通信号を出力すると、
青色の発光ダイオードBLD1、BLD9に所定電圧が
印可可能な状態となる。そして、第1の駆動トランジス
タ制御部TR1が駆動し、または第2の駆動トランジス
タ制御部TR2が駆動した状態で、第2の8チャンネル
ソース駆動素子SP2の第1の出力端子OUT1から導
通信号を出力することにより、青色の発光ダイオードB
LD1、BLD9が発光または消灯することになる。第
2の8チャンネルソース駆動素子SP2の第2の出力端
子OUT2は、2番目及び10番目のフルカラーの発光
ダイオードFD2、FD10の青色の発光ダイオードB
LD2、BLD10と電気的に接続されており、この出
力端子OUT2から導通信号を出力し、青色の発光ダイ
オードBLD2、BLD10に所定電圧が印可可能な状
態となる。そして、第1の駆動トランジスタ制御部TR
1が駆動しまたは第2の駆動トランジスタ制御部TR2
の駆動した状態で、第2の8チャンネルソース駆動素子
SP2の第1の出力端子OUT1から導通信号を出力
し、青色の発光ダイオードBLD2、BLD10が発光
または消灯することになる。
【0041】第2の8チャンネルソース駆動素子SP2
の第3の出力端子OUT3は、3番目及び11番目のフ
ルカラーの発光ダイオードFD3、FD11の青色の発
光ダイオードBLD3、BLD11と電気的に接続され
ており、この出力端子OUT3から導通信号を出力する
と、青色の発光ダイオードBLD3、BLD11に所定
電圧が印可可能な状態となる。第1の駆動トランジスタ
制御部TR1が駆動し、または第2の駆動トランジスタ
制御部TR2が駆動した状態で、第2の8チャンネルソ
ース駆動素子SP2の第3の出力端子OUT3から導通
信号を出力することにより、青色の発光ダイオードBL
D3、BLD11が発光または消灯することになる。
【0042】第2の8チャンネルソース駆動素子SP2
の第4の出力端子OUT4は、4番目及び12番目のフ
ルカラーの発光ダイオードFD4、FD12の青色の発
光ダイオードBLD4、BLD12と電気的に接続され
ており、この出力端子OUT4から導通信号を出力する
と、青色の発光ダイオードBLD4、青色の発光ダイオ
ードBLD12に所定電圧が印可可能な状態となる。第
1の駆動トランジスタ制御部TR1が駆動し、または第
2の駆動トランジスタ制御部TR2が駆動した状態で、
第2の8チャンネルソース駆動素子SP2の第4の出力
端子OUT4から導通信号が出力することにより、青色
の発光ダイオードBLD4、BLD12が発光または消
灯することになる。第2の8チャンネルソース駆動素子
SP2の第5の出力端子OUT5は、5番目及び13番
目のフルカラーの発光ダイオードFD5、FD13の青
色の発光ダイオードBLD5、BLD13と電気的に接
続されており、この出力端子OUT5から導通信号を出
力すると、青色の発光ダイオードBLD5、青色の発光
ダイオードBLD13に所定電圧が印可可能な状態とな
る。第1の駆動トランジスタ制御部TR1が駆動し、ま
たは第2の駆動トランジスタ制御部TR2が駆動した状
態で、第2の8チャンネルソース駆動素子SP2の第5
の出力端子OUT5から導通信号を出力することによ
り、青色の発光ダイオードBLD5、BLD13が発光
または消灯することになる。
【0043】第2の8チャンネルソース駆動素子SP2
の第6の出力端子OUT6は、6番目及び14番目のフ
ルカラーの発光ダイオードFD6、FD14の青色の発
光ダイオードBLD6、BLD14と電気的に接続され
ており、この出力端子OUT6から導通信号を出力する
と、青色の発光ダイオードBLD6、BLD14に所定
電圧が印可可能な状態となる。第1の駆動トランジスタ
制御部TR1が駆動し、または第2の駆動トランジスタ
制御部TR2が駆動した状態で、第2の8チャンネルソ
ース駆動素子SP2の第6の出力端子OUT6から導通
信号が出力することにより、青色の発光ダイオードBL
D6、青色の発光ダイオードBLD14が発光または消
灯することになる。
【0044】第2の8チャンネルソース駆動素子SP2
の第7の出力端子OUT7は、7番目、及び15番目の
フルカラーの発光ダイオードFD7、FD15の青色の
発光ダイオードBLD7、BLD15と電気的に接続さ
れており、この出力端子OUT7から導通信号を出力す
ると、青色の発光ダイオードBLD7、青色の発光ダイ
オードBLD15に所定電圧が印可可能な状態となる。
第1の駆動トランジスタ制御部TR1が駆動し、または
第2の駆動トランジスタ制御部TR2が駆動した状態
で、第2の8チャンネルソース駆動素子SP2の第7の
出力端子OUT7から導通信号を出力することにより、
青色の発光ダイオードBLD7、BLD15が発光また
は消灯することになる。第2の8チャンネルソース駆動
素子SP2の第8の出力端子OUT8は、8番目及び1
6番目のフルカラーの発光ダイオードFD、FDの青色
の発光ダイオードBLD8、青色の発光ダイオードBL
D16と電気的に接続されており、この出力端子OUT
8から導通信号を出力すると、青色の発光ダイオードB
LD8、BLD16に所定電圧が印可可能な状態とな
る。第1の駆動トランジスタ制御部TR1が駆動し、ま
たは第2の駆動トランジスタ制御部TR2が駆動した状
態で、第2の8チャンネルソース駆動素子SP2の第8
の出力端子OUT8から導通信号が出力することによ
り、青色の発光ダイオードBLD8、BLD16が発光
または消灯することになる。
【0045】第3の8チャンネルソース駆動素子SP3
は、1番目から16番目までのフルカラーの発光ダイオ
ードFD1〜FD16の内の緑色の発光ダイオードGL
D1〜GLD16を発光させるためのものである。第3
の8チャンネルソース駆動素子SP3は、入力端子IN
1を介して、発光データを入力し、シリアル・パラレル
変換により、第1の出力端子OUT1乃至第8の出力端
子OUT8を介して導通信号を出力することになる。第
1の駆動トランジスタ制御部TR1と、1番目乃至8番
目のフルカラーの発光ダイオードFD1乃至FD8のう
ち、緑色の発光ダイオードGLD1乃至緑色の発光ダイ
オードGLD8との間には、保護用のツェナーダイオー
ドZDが設けられている。第2の駆動トランジスタ制御
部TR2と、9番目乃至16番目のフルカラーの発光ダ
イオードFD9乃至FD16のうち、緑色の発光ダイオ
ードGLD9乃至緑色の発光ダイオードGLD16との
間には、保護用のツェナーダイオードZDが設けられて
いる。第3の8チャンネルソース駆動素子SP3は、緑
色の発光ダイオードGLD1〜GLD16と電気的に接
続されている。
【0046】第3の8チャンネルソース駆動素子SP3
の第1の出力端子OUT1は、1番目、及び9番目のフ
ルカラーの発光ダイオードFD1、FD9の緑色の発光
ダイオードGLD1、緑色の発光ダイオードGLD9と
電気的に接続されており、この出力端子OUT1から導
通信号を出力すると、緑色の発光ダイオードGLD1、
GLD9に所定電圧が印可可能な状態となる。そして、
第1の駆動トランジスタ制御部TR1が駆動し、または
第2の駆動トランジスタ制御部TR2が駆動した状態
で、第3の8チャンネルソース駆動素子SP3の第1の
出力端子OUT1から導通信号を出力することにより、
緑色の発光ダイオードGLD1、緑色の発光ダイオード
GLD9が発光または消灯することになる。第3の8チ
ャンネルソース駆動素子SP3の第2の出力端子OUT
2は、2番目及び10番目のフルカラーの発光ダイオー
ドFD2、FD10の緑色の発光ダイオードGLD2、
GLD10と電気的に接続されており、この出力端子O
UT2から導通信号を出力すると、緑色の発光ダイオー
ドGLD2、緑色の発光ダイオードGLD10に所定電
圧が印可可能な状態となる。第1の駆動トランジスタ制
御部TR1が駆動し、または第2の駆動トランジスタ制
御部TR2の駆動した状態で、第3の8チャンネルソー
ス駆動素子SP3の第2の出力端子OUT2から導通信
号が出力し、緑色の発光ダイオードGLD2、GLD1
0が発光または消灯することになる。
【0047】第3の8チャンネルソース駆動素子SP3
の第3の出力端子OUT3は、3番目及び11番目のフ
ルカラーの発光ダイオードFD3、FD11の緑色の発
光ダイオードGLD3、GLD11と電気的に接続され
ており、この出力端子OUT3から導通信号を出力する
と、緑色の発光ダイオードGLD3、緑色の発光ダイオ
ードGLD11に所定電圧が印可可能な状態となる。第
1の駆動トランジスタ制御部TR1が駆動し、または第
2の駆動トランジスタ制御部TR2が駆動した状態で、
第3の8チャンネルソース駆動素子SP3の第3の出力
端子OUT3から導通信号を出力することにより、緑色
の発光ダイオードGLD3、GLD11が発光または消
灯することになる。
【0048】第3の8チャンネルソース駆動素子SP3
の第4の出力端子OUT4は、4番目及び12番目のフ
ルカラーの発光ダイオードFD4、FD12の緑色の発
光ダイオードGLD4、緑色の発光ダイオードGLD1
2と電気的に接続されており、この出力端子OUT4か
ら導通信号を出力すると、緑色の発光ダイオードGLD
4、GLD12に所定電圧が印可可能な状態となる。第
1の駆動トランジスタ制御部TR1が駆動し、または第
2の駆動トランジスタ制御部TR2が駆動した状態で、
第3の8チャンネルソース駆動素子SP3の第4の出力
端子OUT4から導通信号が出力することにより、緑色
の発光ダイオードGLD4、緑色の発光ダイオードGL
D12が発光または消灯することになる。第3の8チャ
ンネルソース駆動素子SP3の第5の出力端子OUT5
は、5番目及び13番目のフルカラーの発光ダイオード
FD5、FD13の緑色の発光ダイオードGLD5、緑
色の発光ダイオードGLD13と電気的に接続されてお
り、この出力端子OUT5から導通信号を出力すると、
緑色の発光ダイオードGLD5、GLD13に所定電圧
が印可可能な状態となる。第1の駆動トランジスタ制御
部TR1が駆動し、または第2の駆動トランジスタ制御
部TR2が駆動した状態で、第3の8チャンネルソース
駆動素子SP3の第5の出力端子OUT5から導通信号
を出力することにより、緑色の発光ダイオードGLD
5、緑色の発光ダイオードGLD13が発光または消灯
することになる。
【0049】第3の8チャンネルソース駆動素子SP3
の第6の出力端子OUT6は、6番目及び14番目のフ
ルカラーの発光ダイオードFD6、FD14の緑色の発
光ダイオードGLD6、GLD14と電気的に接続され
ており、この出力端子OUT6から導通信号を出力する
と、緑色の発光ダイオードGLD6、緑色の発光ダイオ
ードGLD14に所定電圧が印可可能な状態となる。第
3の8チャンネルソース駆動素子SP3の第1の出力端
子OUT6から導通信号が出力し、第1の駆動トランジ
スタ制御部TR1が駆動し、または第2の駆動トランジ
スタ制御部TR2の駆動とでもって、緑色の発光ダイオ
ードGLD6、GLD14が発光または消灯することに
なる。
【0050】第3の8チャンネルソース駆動素子SP3
の第7の出力端子OUT7は、7番目及び15番目のフ
ルカラーの発光ダイオードFD7、FD15の緑色の発
光ダイオードGLD7、緑色の発光ダイオードGLD1
5と電気的に接続されており、この出力端子OUT7か
ら導通信号を出力すると、緑色の発光ダイオードGLD
7、GLD15に所定電圧が印可可能な状態となる。第
1の駆動トランジスタ制御部TR1が駆動し、または第
2の駆動トランジスタ制御部TR2が駆動した状態で、
第3の8チャンネルソース駆動素子SP3の第7の出力
端子OUT7から導通信号を出力することにより、緑色
の発光ダイオードGLD7、緑色の発光ダイオードGL
D15が発光または消灯することになる。第3の8チャ
ンネルソース駆動素子SP3の第8の出力端子OUT8
は、8番目及び16番目のフルカラーの発光ダイオード
FD8、FD16の緑色の発光ダイオードGLD8、緑
色の発光ダイオードGLD16と電気的に接続されてお
り、この出力端子OUT8から導通信号を出力すると、
緑色の発光ダイオードGLD8、GLD16に所定電圧
が印可可能な状態となる。第1の駆動トランジスタ制御
部TR1が駆動し、または第2の駆動トランジスタ制御
部TR2が駆動した状態で、第3の8チャンネルソース
駆動素子SP3の第8の出力端子OUT8から導通信号
を出力することにより、緑色の発光ダイオードGLD
8、緑色の発光ダイオードGLD16が発光または消灯
することになる。
【0051】このように色毎に制御する第1乃至第3の
8チャンネルソース駆動素子SP1乃至SP3における
第1の出力端子OUT1乃至第8の出力端子OUT8の
いずれかが、入力端子IN1乃至IN3を介して入力し
た発光データに基づいて導通するとともに、第1の駆動
トランジスタ制御部TR1または第2の駆動トランジス
タ制御部TR2の駆動することにより、1番目から16
番目までのフルカラーの発光ダイオードFD1〜FD1
6のいずれかが、所定の色で発光することになる。それ
により、1番目から16番目までのフルカラーの発光ダ
イオードFD1〜FD16は、赤色、青色及び緑色の色
毎に設けられた制御手段としての第1乃至第3の8チャ
ンネルソース駆動素子SP1乃至SP3と接続されてと
ともに、第1の駆動トランジスタ制御部TR1または第
2の駆動トランジスタ制御部TRと接続されているとい
う簡単な構成でもって、複数の発光ダイオードの1グル
ープを所定の色で発光することができる。
【0052】この場合、肩電飾部材34の5個のフルカ
ラーの発光ダイオードFDを備えたカラー発光部32
と、3個のフルカラーの発光ダイオードFDを備えたカ
ラー発光部27との合計8個を備えたフルカラーの発光
ダイオードFDと、肩電飾部材35の5個のフルカラー
の発光ダイオードFDを備えたカラー発光部33及び3
個のフルカラーの発光ダイオードFDを備えたカラー発
光部28の合計8個を備えたフルカラーの発光ダイオー
ドFDとにより、16個の単位のフルカラーの発光ダイ
オードグループFDGを構成する。また、8個のフルカ
ラーの発光ダイオードFDを備えたカラー発光部36
と、8個のフルカラーの発光ダイオードFDを備えたカ
ラー発光部37との合計8個のフルカラーの発光ダイオ
ードFDとにより、16個の単位のフルカラーの発光ダ
イオードグループFDGを構成する。
【0053】また、6個のフルカラーの発光ダイオード
FDを備えたカラー発光部38と、6個のフルカラーの
発光ダイオードFDを備えたカラー発光部39と、4個
のフルカラーの発光ダイオードFDを備えたカラー発光
部40との合計により、16個の単位のフルカラーの発
光ダイオードグループFDGを構成する。また、8個の
フルカラーの発光ダイオードFDを備えたカラー発光部
を備える発光装置7と、8個のフルカラーの発光ダイオ
ードFDを備えたカラー発光部を備える発光装置8との
合計により、16個の単位のフルカラーの発光ダイオー
ドグループFDGを構成する。そして、遊技盤2の遊技
領域2Aの上方周囲には、16個のフルカラーの発光ダ
イオードFDが設けられており、16個の単位のフルカ
ラーの発光ダイオードグループFDGを構成する。ま
た、遊技領域2Aの上方右方には、16個のフルカラー
の発光ダイオードFDが設けられており、16個の単位
のフルカラーの発光ダイオードグループFDGを構成す
る。また、遊技領域2Aの上方左方には、16個のフル
カラーの発光ダイオードFDが設けられており、16個
の単位のフルカラーの発光ダイオードグループFDGを
構成する。
【0054】パチンコ機の制御システムは、図7に示す
ように、枠機構部W1と盤面機構部W2とからなる。枠
機構部W1は、電源基板49、賞球基板83、賞球貸球
の払出装置61、発射装置6aを備える。その他に、発
光装置7、発光装置8等からなる枠発光装置W3、更に
スピーカ3aを備えている。一方、盤面機構部W2は、
主基板82の他に、音声基板85、発光基板86及び表
示基板87を備えている。枠機構部W1の電源基板49
は、所定の電圧の電流を作るための基板であり、直流3
2V(ボルト)用の電源49aと、直流12V(ボル
ト)用の電源49bと、直流(DC)5V(ボルト)用
の電源49cと、バックアップ電源49dとを備える。
直流32V(ボルト)用の電源49aはAC(交流)2
4V(ボルト)を変圧するとともに整流する直流32V
(ボルト)にする。直流12V(ボルト)用の電源49
bは、AC(交流)24V(ボルト)を変圧するととも
に整流して直流12V(ボルト)にする。更に、直流
(DC)5V(ボルト)用の電源49cは、AC(交
流)24Vを変圧するとともに整流して直流(DC)5
V(ボルト)にする。これら電源49b及び電源49c
は、レギュレータ及びコンデンサー、抵抗を組み合わせ
た回路からなる。また、電源基板49のバックアップ電
源49dは、電源49cの電圧5V(ボルト)の直流
(DC)が、停電等の電気事故によって電圧低下を招い
た場合に、直流(DC)5V(ボルト)のバックアップ
電圧を供給し、このバックアップ電源49dは、電源4
9cの直流(DC)5V(ボルト)により充電される。
【0055】また、電源基板49の電源49cは、主基
板82のCPU82A、ROM82B、RAM82C、
入出力装置(I/Oポート)82D及び電源監視回路
(図示せず)に、動作用電圧としての5V(ボルト)の
電圧の直流(DC)を供給して、主基板82のCPU8
2A、ROM82B、RAM82C及び入出力装置(I
/Oポート)82Dを正常に動作させる。そして、動作
用電圧の電圧低下を招いた場合に、バックアップ電源4
9dは、電源監視回路を介してRAM82Cに、後述の
態様の如く、バックアップ電圧を供給できる。また、電
源基板49の電源49cは、賞球基板45の電源監視回
路83Eを介して、賞球基板45のCPU83A、RO
M83B、RAM83C及び入出力装置(I/Oポー
ト)83Dに、5V(ボルト)の電圧の直流(DC)を
供給して、そのCPU83A、ROM83B、RAM8
3C及び入出力装置(I/Oポート)83Dを正常に動
作させる。また、動作用電圧の電圧低下を招いた場合
に、バックアップ電源49dは、RAM83Cに、後述
の態様の如く、バックアップ電圧を供給できる。ここ
で、電源基板49の電源49cが、音声基板85、発光
基板86及び表示基板87に5V(ボルト)の電圧の直
流(DC)を供給していない理由は、音声基板85、発
光基板86及び表示基板87には、図示しない変圧器が
それぞれ設けられており、この変圧器によって、電源4
9bが供給する12V(ボルト)の直流(DC)を電圧
5V(ボルト)の直流(DC)に変圧して、その変圧し
た直流(DC)を音声基板85、発光基板86及び表示
基板87のCPU85A〜87A、ROM85B〜87
B、RAM85C〜87C、及び入出力装置(I/Oポ
ート)85D〜87Dに供給して、正常な動作を行わせ
得るからである。
【0056】また、電源49bは、主基板82、音声基
板85、発光基板86及び表示基板87に、電圧の12
V(ボルト)の直流(DC)を供給して、主基板82、
音声基板85、発光基板86及び表示基板87に設けら
れたセンサ類等を作動させる。また、電源49bは、払
出装置61に12V(ボルト)の電圧の直流(DC)を
供給して、払出装置61に設けられたセンサ類を作動さ
せる。また、電源49aは、AC(交流)24V(ボル
ト)を変圧して直流(DC)32V(ボルト)を作り、
払出装置61に設けられたモータ類を作動させる。ま
た、AC(交流)24V(ボルト)は、発射装置6aに
直接に供給され、この発射装置6aに設けられたモータ
類を駆動させ、更に、カード式球貸機KA1に直接に供
給され、このカード式球貸機KA1を駆動させる。ま
た、その賞球基板83は、賞球の払い出し動作を制御す
るための基板であって、賞球払出回路として、その制御
動作を所定の手順で実行することができるCPU83A
(演算処理装置)、その動作プログラムデータ、及び、
所定の賞球(例えば15個(大当たり用の賞球)とか5
個(普通当たり用の賞球)を払い出すことを命じる賞球
数データ等を格納するためのROM83B(メモリ)、
及びデータの書き込み及び読み出しを行うためのRAM
83C(メモリ)、入出力装置(I/Oポート)83D
及び電源監視回路83E等を装着している。
【0057】盤面機構部W2の主基板82は、パチンコ
遊技機1のメイン動作を制御するための基板である。主
基板82は、制御回路として、制御動作を所定の手順で
実行することができるCPU82A(演算処理装置)、
その動作プログラムデータを格納するためのROM82
B(メモリ)、及びデータの書き込み及び読み出しを行
うためのRAM82C(メモリ)、入出力装置(I/O
ポート)82D等を装着しており、主制御回路を構成す
る。主基板82のCPU82Aは、RAM82C、RO
M82B、入出力装置(I/Oポート)82D及び電源
監視回路に電気的に接続されている。また、主基板82
のROM82Bには、点灯データテーブルを有し、この
点灯データテーブルは、パチンコゲームの遊技状態を表
す「遊技状態(例えば大当たり状態、確率変動状態
等)」と、この「遊技状態」に対応する「点灯制御デー
タ」とから構成されている。すなわち、第1の点灯制御
データは大当たり状態、確率変動状態に対応し、第2の
点灯制御データは普通当たり遊技に対応し、第3の点灯
制御データは図柄変動状態に対応し、第4の点灯制御デ
ータはリーチ状態に対応する。そして、主基板82のR
OM82B(メモリ)には、エラー制御データテーブル
を有しており、「パチンコ遊技機1のエラー内容」と、
この「パチンコ遊技機1のエラー内容(例えばガラス扉
9の開放等)」に対応する「エラー制御データ」とから
構成される。すなわち、第1のエラー制御データはガラ
ス扉9の前方側への開放に対応し、第2のエラー制御デ
ータは賞球タンク内のパチンコ球無しに対応し、第3の
エラー制御データは、賞球ケース48内の賞球通路48
Aのパチンコ球無しに対応し、第4のエラー制御データ
は下部受け皿内の賞球オーバーフローに対応する。
【0058】更に、主基板82のROM82Bには、表
示データテーブルを有し、この表示データテーブルは、
パチンコゲームの遊技状態を表す「遊技状態(例えば大
当たり状態等)」と、この「遊技状態」に対応する「表
示制御データ」とから構成されている。すなわち、第1
の表示制御データは大当たり状態、確率変動状態に対応
し、第2の表示制御データは普通当たり遊技に対応し、
第3の表示制御データは図柄変動状態に対応し、第4の
表示制御データはリーチ状態に対応する。また、その主
基板82のROM82Bには、音データテーブルを有
し、この音データテーブルは、パチンコゲームの遊技状
態を表す「遊技状態(例えば大当たり遊技等)」と、こ
の「遊技状態」に対応する「音制御データ」とから構成
されている。すなわち、第1の音制御データは大当たり
状態、確率変動状態に対応し、第2の音制御データは普
通当たり遊技に対応し、第3の音制御データは図柄変動
状態に対応し、第4の音制御データはリーチ状態に対応
する。
【0059】また、表示基板87は、パチンコ遊技機1
の遊技盤2のLCD表示器19及び普通図柄表示器20
を制御するための基板であって、その制御動作を所定の
手順で実行することができるCPU87A、その動作プ
ログラムデータ及び表示パターンデータ等を格納するR
OM87B、及びデータの書き込み及び読み出しを行う
RAM87C、入出力装置(I/Oポート)87D、画
像デジタル処理(VDP)装置87E等を装着してい
る。そのROM87Bには、表示データを記憶するべ
く、表示データテーブルを有し、この表示データテーブ
ルは、「第1の表示制御データ乃至第4の表示制御デー
タ」に対応する「第1表示パターン乃至第4表示パター
ン」とから構成されている。これら第1表示パターン乃
至第4表示パターンは、相互に異なり、遊技状態に応じ
て適切に設定されている。
【0060】また、音声基板85は、スピーカ3aから
出力される効果音等の制御するための基板である。音声
基板85は、音声基板85の制御動作を所定の手順で実
行することができるCPU85A、その動作プログラム
データ及び効果音データ等を格納するROM85B、及
びデータの書き込み及び読み出しを行うRAM85C、
入出力装置(I/Oポート)85D等を装着している。
そのROM85Bには、音データテーブルを有し、この
音データテーブルは、「第1の音制御データ乃至第4の
音制御データ」と、この「第1の音制御データ乃至第4
の音制御データ」に対応する「例えばゲーム音楽等の第
1音パターン乃至第4音パターン」とから構成されてい
る。
【0061】また、発光基板86は、パチンコ遊技機1
の遊技盤2上の前記盤面用発光装置W5及び前記枠発光
装置W3を制御するための基板である。発光基板86
は、その制御動作を所定の手順で実行することができる
CPU86A、その動作プログラムデータ及び発光パタ
ーンデータ等を格納するROM86B、及びデータの書
き込み及び読み出しを行うRAM86C、入出力装置
(I/Oポート)86D等を装着している。その発光基
板86のROM86B(メモリ)は、点灯データとし
て、発光パターンデータテーブルを有している。発光パ
ターンデータテーブルは、「第1のエラー制御データ乃
至第4のエラー制御データ」と、これに対応する「第1
のエラー制御点灯パターン乃至第4のエラー制御点灯パ
ターン」とから構成されている。この場合、第1のエラ
ー制御データの場合、左側の発光装置7の点灯に対応す
る。また、第2のエラー制御データの場合、右側の発光
装置7の点灯に対応する。また、第3のエラー制御デー
タの場合、左側及び右側の発光装置7の間引き点灯動作
に対応し、第4のエラー制御データの場合、左側及び右
側の発光装置7の交互点滅動作に対応する。これら第1
乃至第4のエラーの場合、パチンコ店の管理人に知らせ
る必要があるので、発光装置7は例えば赤色で発光する
のが望ましい。
【0062】また、発光パターンデータテーブルは、
「第1の発光制御データ乃至第8の発光制御データ」
と、これに対応する「第1点灯パターン乃至第8点灯パ
ターン」とから構成されている。すなわち、第1の発光
制御データに対応する第1点灯パターンは、図8に示す
点灯動作に対応する。また、第2の発光制御データに対
応する第2点灯パターンは、図9に示す点灯動作に対応
する。第3の発光制御データに対応する第3点灯パター
ンは、図10に示す点灯動作に対応する。また、第4の
発光制御データに対応する第4点灯パターンは、図11
に示す点灯動作に対応する。第5の発光制御データに対
応する第5点灯パターンは、図12に示す点灯動作に対
応する。また、第6の発光制御データに対応する第6点
灯パターンは、図13に示す点灯動作に対応する。ま
た、第7の発光制御データに対応する第7点灯パターン
は、図14に示す点灯動作に対応する。また、第8の発
光制御データに対応する第8点灯パターンは、図15に
示す点灯動作に対応する。これら第1乃至第4点灯パタ
ーンにおける第1の点灯制御データは大当たり状態、確
率変動状態に対応し、第2の点灯制御データは普通当た
り遊技に対応し、第3の点灯制御データは図柄変動状態
に対応し、第4の点灯制御データはリーチ状態に対応
し、第5点灯乃至第8点灯パターンは、発光基板86の
CPU86AがROM86B(メモリ)より適宜読み出
す態様で使用しても良い。
【0063】この場合、ROM86B(メモリ)には、
フルカラー発光ダイオードFDの各色毎の発光ダイオー
ドの点灯時間の長短(例えば0ミリセックから7ミリセ
ックまでの8段階)を定めるデータを有しているので、
発光基板86のCPU86Aはフルカラー発光ダイオー
ドFDの点灯時間を切換制御して、点灯時間の長短でも
って、色の濃淡を表す階調制御をすることができる。そ
して、隣り合って連続するフルカラー発光ダイオードF
Dが順番に点灯する際、その点灯時間が20ミリセック
以下で切り替わる場合、個別に点灯したとの印象を持た
ずに、隣り合うフルカラー発光ダイオードFDが連続し
て点灯したとの印象を持つので、例えば全体としてつな
がったり、あるいは動いたりするように見える。
【0064】また、主基板82の入出力装置(I/Oポ
ート)82Dは、賞球基板83、音声基板85、発光基
板86及び表示基板87の入出力装置(I/Oポート)
82D、85D〜87Dに接続されている。それによ
り、主基板82のCPU82Aは、賞球基板83、音声
基板85、発光基板86及び表示基板87のCPU83
A、85A〜87Aとの間で信号を伝達することがで
き、具体的には、第1表示乃至第4表示パターンデータ
に対応する信号、第1乃至第4の音制御データに対応す
る信号、第1乃至第4のエラー制御データ、第1乃至第
8の発光制御データに対応する信号をそれぞれ伝達する
ことができる。また、賞球基板83のCPU83Aは、
電源監視回路83E、RAM83C、ROM83B及び
入出力装置(I/Oポート)83Dと接続されており、
これら構成要素から賞球制御回路を構成する。その入出
力装置(I/Oポート)83Dは、発射装置6a、払出
装置61及びカード式球貸機KA1に電気的に接続され
ている。それにより、賞球基板83のCPU83Aは、
主基板82のCPU82Aの制御の下に、発射装置6
a、払出装置61及びカード式球貸機KA1との間で信
号を伝達することができる。
【0065】また、表示基板87のCPU87Aは、R
AM87C、ROM87B、入出力装置(I/Oポー
ト)87D、及び画像デジタル処理(VDP)装置87
Eと接続されており、これら構成要素から表示制御回路
を構成する。そして、その画像デジタル処理装置87E
は、LCD表示器18及び普通図柄表示器18aを含む
表示器W4に電気的に接続されているので、表示基板8
7のCPU87Aは、第1表示乃至第4表示パターンデ
ータに対応する信号を用いながら、主基板82のCPU
82Aの制御の下に、画像デジタル処理装置87Eを介
して、表示器W4を制御することができ、この表示器W
4は、遊技者の興味を起こす映像等を表示することがで
きる。また、音声基板85のCPU85Aは、RAM8
5C、ROM85B及び入出力装置(I/Oポート)8
5Dと接続され、これら構成要素から音声制御回路を構
成する。その入出力装置(I/Oポート)85Dは、ス
ピーカ3aに接続されている。それにより、音声基板8
5のCPU85Aは、第1乃至第4の音制御データに対
応する信号を用いながら、主基板82のCPU82Aの
制御の下に、入出力装置(I/Oポート)85Dを介し
てスピーカ3aを制御することができ、このスピーカ3
aは、遊技者の興味を起こすような効果音等を出力す
る。
【0066】また、発光基板86のCPU86Aは、R
AM86C、ROM86B及び入出力装置(I/Oポー
ト)86Dに電気的に接続されており、これら構成要素
から発光装置用制御回路を構成する。その入出力装置
(I/Oポート)86Dは、枠用発光装置W3及び盤面
用発光装置W5に接続されている。それにより、発光基
板86のCPU86Aは、主基板82のCPU82Aの
制御の下に、第1乃至第8の発光制御データに対応する
信号を用いながら、入出力装置(I/Oポート)86D
を介して、枠用発光装置W3及び盤面用発光装置W5を
制御することができ、これら枠用発光装置W3、及び盤
面用発光装置W5は、遊技者の興味を起こすように点灯
することができる。この場合、枠用発光装置W3は、発
光装置7、発光装置8を含み、盤面用発光装置W5はフ
ルカラーの発光ダイオードFDを備えたカラー発光部2
7、28、32、33、36、37、38、39、40
を含むので、これら枠用発光装置W3の発光装置7、8
及び盤面用発光装置W5のカラー発光部27、28、3
2、33、36、37、38、39、40は、発光基板
86のCPU86Aによって制御されることになる。
【0067】主基板82のCPU82Aは、RAM82
Cを使用しながら、大当たりカウンタ及び表示カウンタ
として機能する。大当たりカウンタとして機能する場
合、クロック回路から入力されるクロック信号に基づい
て0からN1(N1は自然数)まで繰り返し1ずつ加算
した数値(最大値N1の次には、最小値0に戻る)を格
納する。表示カウンタとして機能する場合、クロック回
路から入力されるクロック信号に基づいて0からM1
(M1は自然数)まで繰り返し1ずつ加算した数値(最
大値M1の次には、最小値0に戻る)を格納する。入力
されるクロック信号が、割り当てられた所定の数値に該
当する場合、大量の賞球が払いだされ得る大当たり、ま
たは、全ての変動図柄が所定の組み合わせで停止した後
に、次に変動図柄が変動開始した後、停止する際に変動
図柄が所定の組み合わせになりやすい状態となる確率変
動が発生する。具体的には、大当たりになる確率は、例
えば300分の1程度であり、確率変動が発生した場
合、大当たりになる確率を、その5倍である例えば60
分の1程度になるように設定している。そのため、大当
たりになる際の割り当てられた数値が、図16(a)に
示すように、例えば「1」から「3」である場合、大当
たりが発生する(入力されるクロック信号の数値が
「1」に該当する場合、確率変動が発生すると設定す
る)。この場合、図16(a)に示すテーブルにおい
て、大当たりになる確率をその5倍にするため、大当た
りになる際の割り当てられた数値を、その5倍である
「1」から「15」に設定する。
【0068】CPU82Aは、RAM82Cを使用しな
がら、表示カウンタとして機能する場合、入力されるク
ロック信号が、図16(b)に示すテーブルにおいて、
例えば、割り当てられた数値の「1」から「9」までに
当たる際、対応する「1、1、1」乃至「9、9、9」
を最終停止図柄として選択する。その際、大当たりであ
るが確率変動でない当たり図柄テーブルとして、「2、
2、2」、「4、4、4」、「6、6、6」、「8、
8、8」及び「9、9、9」を最終停止図柄として使用
するのに対して、大当たりであって確率変動である図柄
テーブルとして、「1、1、1」、「3、3、3」、
「5、5、5」、「7、7、7」を最終停止図柄として
使用する。尚、図16(b)に示すテーブルには、最終
停止図柄のリーチはずれとして、「1、2、1」、
「1、9、1」、「2、1、2」・・・を使用する他
に、最終停止図柄の完全はずれとして、「1、2、
3」、「1、2、4」・・・を使用する。そして、主基
板82のCPU82Aは、これら最終停止図柄のデータ
を表示基板87のCPU87Aに対して出力するので、
表示基板87のCPU87Aは、1、1、1」乃至
「9、9、9」を最終停止図柄としてLCD表示器18
に表示する。この場合、「1、1、1」、「3、3、
3」、「5、5、5」、「7、7、7」を、LCD表示
器18が表示する場合、大当たりであって確率変動であ
るのに対して、「2、2、2」、「4、4、4」、
「6、6、6」、「8、8、8」及び「9、9、9」
を、LCD表示器18が表示する場合、大当たりである
が確率変動でないことを表す。
【0069】また、主基板82のCPU82Aは、大当
たり状態または確率変動状態を示すデータを、発光基板
86のCPU86Aに対して出力するので、発光基板8
6のCPU86Aは、大当たり状態のカラー発光部2
7、28、32、33、36、37、38、39、40
及び発光装置51、52、53の発光パターンと、確率
変動状態の発光装置51、52、53の発光パターンと
が異なるように設定する。大当たり状態または確率変動
状態の場合、第1の発光パターンで発光するが、大当た
り状態または確率変動状態を判別するため、発光色を変
えて発光する。例えば、大当たりであるが確率変動でな
い場合、赤色光を発光するのに対して、大当たりであっ
て確率変動である場合、青色光を発光するように設定す
るので、離れた位置にいるパチンコ店の管理者等にあっ
ても、大当たりであるが確率変動でない場合と、大当た
りであって確率変動である場合の相違が容易に分かる。
そして、遊技者がパチンコ店で遊技をする場合、自分一
人でそのパチンコ遊技機1で遊技に興じているかという
と、必ずしもそうとは限らず、周囲のパチンコ遊技機1
の大当たりの状況とか、確率変動とかの状況について気
を配りながら遊技し、大当たり等が発生しやすいパチン
コ遊技機が無いかを見つけながら、遊技する場合がある
ので、そのような遊技者にとっても、単なる大当たり
と、大当たりであって確率変動とを識別できることは、
意義のあることである。
【0070】次に、パチンコ遊技機1のカラー発光部2
7、28、32、33、36、37、38、39、40
及び発光装置51、52、53の発光パターンについて
説明する。図8は、パチンコ遊技機1の第1の発光パタ
ーンであり、左右に蛇行しながら上方から下方へ移動す
る発光パターンである。図9は、パチンコ遊技機1の第
2の発光パターンであり、蛇行しながら下方から上方へ
移動する発光パターンである。図10は、パチンコ遊技
機1の第3の発光パターンであり、蛇行しながら下方か
ら上方へ移動する発光パターンである。図11は、パチ
ンコ遊技機1の第4の発光パターンであり、図12は、
パチンコ遊技機1の第5の発光パターンであり、右方か
ら左方へ横切るように移動する発光パターンである。図
13は、パチンコ遊技機1の第6の発光パターンであ
り、右方から左方へ横切るように移動するとともに、上
方から下方へ移動する発光パターンである。図14は、
パチンコ遊技機1の第7の発光パターンであり、遊技領
域2Aの下方から上方へ回転する発光パターンである。
図15は、パチンコ遊技機1の第8の発光パターンであ
り、遊技領域2A内を回転する発光パターンである。
【0071】図8に示す第1の発光パターンは、発光装
置7の中央を起点(時刻T1)としてフルカラーの発光
ダイオードグループFDGの発光を開始し、時刻T2、
・・・、T37の順に1個毎発光し(以下途中の時刻は
省略してある)、発光ダイオードグループFDGの点灯
は、発光装置8、発光装置51に移って(時刻T9)、
左右に分かれ、発光装置52、53、カラー発光部4
0、38、39、32、33、27、28まで全体とし
て流れるように移動する。図9に示す第2の発光パター
ンは、下入賞口29、30のカラー発光部27、28を
起点(時刻T1)として、フルカラーの発光ダイオード
グループFDGの発光を開始し、時刻T2、・・・、T
39の順に1個毎発光し(以下途中の時刻は省略してあ
る)、カラー発光部32、33、38、39、40、発
光装置51に移って(時刻T11)、左右に分かれ、発
光装置52、53、発光装置8、7まで全体として流れ
るように移動する。
【0072】図10に示す第3の発光パターンは、右側
の発光装置8を起点(時刻T1)としてフルカラーの発
光ダイオードグループFDGの発光を開始し、発光ダイ
オードグループFDGの点灯は、時刻T2、・・・時刻
T19の順に1個毎発光し(以下途中の時刻は省略して
ある)、発光ダイオードグループFDGの点灯は、カラ
ー発光部39、33に分かれ(時刻T6)、カラー発光
部40(時刻T9、10)、38、32、27(時刻T
19)まで全体として流れるように移動するとともに、
カラー発光部28(時刻T11)まで全体として流れる
ように移動する。図11に示す第4の発光パターンは、
下入賞口29、30のカラー発光部27、28を起点
(時刻T1)として、フルカラーの発光ダイオードグル
ープFDGの発光を開始し、時刻T2、・・・時刻T1
8の順に1個毎発光し(以下途中の時刻は省略してあ
る)、発光ダイオードグループFDGの点灯は、発光装
置53、51、52まで全体として流れるように移動す
る。図12に示す第5の発光パターンは、発光装置51
の右端を起点(時刻T1)としてフルカラーの発光ダイ
オードグループFDGの発光を開始し、時刻T2、・・
・時刻T31の順に1個毎発光し(以下途中の時刻は省
略してある)、発光ダイオードグループFDGの点灯
は、発光装置8、7、8まで全体として流れるように移
動する。
【0073】図13に示す第6の発光パターンは、下入
賞口29、30のカラー発光部27、28を起点(時刻
T1)としてフルカラーの発光ダイオードグループFD
Gの発光を開始し、時刻T2、・・・の順に1個毎発光
し(以下途中の時刻は省略してある)、発光ダイオード
グループFDGの点灯は、発光装置8、7、8まで全体
として流れるように移動し、また、発光装置53、5
1、52まで全体として流れるように移動し、カラー発
光部33から上下に分かれて、カラー発光部28、2
7、32まで全体として流れるように移動するととも
に、カラー発光部39、40、38、32まで全体とし
て流れるように移動する。図14に示す第7の発光パタ
ーンは、下入賞口29、30のカラー発光部27を起点
(時刻T1)として、フルカラーの発光ダイオードグル
ープFDGの発光を開始し、時刻T2、・・・T20の
順に1個毎発光し(以下途中の時刻は省略してある)、
発光ダイオードグループFDGの点灯は、カラー発光部
32、38、40、39、33、28まで全体として流
れるように移動する。図15に示す第8の発光パターン
は、左側の発光装置8を起点(時刻T1)としてフルカ
ラーの発光ダイオードグループFDGの発光を開始し、
時刻T2、・・・T96の順に1個毎発光し、発光装置
8、7、8、発光装置53、51、52、カラー発光部
32、27、28、33、39、40、38、36、3
7(時刻T96)まで全体として流れるように移動す
る。尚、大当たり状態または確率変動状態の場合のみ
が、第1の発光パターンで発光するので、大当たり状態
または確率変動状態と、他の遊技状態とを容易に判別す
ることができる。
【0074】以上詳述した如く、この実施の形態の発明
によれば、複数の変動図柄を表示するLCD表示装置1
9を遊技領域2Aに備え、変動図柄の変動開始後、全て
の変動図柄が所定の組み合わせで停止した際に、大当た
り状態または確率変動状態で等の遊技者にとって有利な
遊技状態が発生し、遊技領域2Aにカラー発光部27、
28、32、33、36、37、38、39、40を配
置するとともに、遊技盤2の遊技領域2Aの外側の発光
装置7、8、発光装置51、52及び53を配置するパ
チンコ遊技機1において、停止した変動図柄が遊技者に
とって有利な遊技状態を発生するための所定の組み合わ
せになった際、前記カラー発光部27、28、32、3
3、36、37、38、39、40、発光装置51、5
2及び53の発光パターンを、停止した変動図柄に対応
しそれ以外の遊技状態と異なるように設定したので、フ
ルカラーの発光ダイオードグループFDGにおける発光
ダイオードFDの個々の点灯により、変動図柄の種類の
相違を識別でき、離れた位置にいるパチンコ店の管理者
等にあっても、遊技者にとって有利な遊技状態が発生し
たことが容易に分かる。
【0075】それにより、遊技者の視覚に訴えて遊技者
に注目させ、興趣を増大させることができ、発光ダイオ
ードの個々の点灯方法を適宜制御することにより、演出
効果を高めることができ、従来の豆電球を使ったパチン
コ機とは異なり、パチンコ店の管理者、及び遊技者等
に、演出効果を高めた報知を行うことができる。また、
フルカラーの発光ダイオードグループFDGは、従来の
豆電球に比べて、一般に製品寿命が長いので、切れた豆
電球の修理の煩わしさから開放して、パチンコ店の管理
者の負担を軽減することができる。尚、本発明は前記実
施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿
論であり、以下のようにしてもよい。例えば、前記上述
した実施の形態では、フルカラーの発光ダイオードを用
いたが、一部を単色の発光ダイオードにしてもよい。大
当たりまたは確率変動状態について、発光装置の発光色
が異なる第1の発光パターンで発光させる態様を採用し
たが、例えば大当たり状態について、第1の発光パター
ンで発光させる態様を採用し、確率変動状態について、
第5の発光パターンで発光させる態様を採用してもよ
い。また、LCD表示器18に最終停止図柄として表示
する場合、「1、1、1」であれば、赤色の第1の発光
パターンで発光し、「2、2、2」であれば、青色の第
1の発光パターンで発光し、「3、3、3」であれば、
緑色の第1の発光パターンで発光し、「4、4、4」で
あれば、イエロー色の第1の発光パターンで発光し、
「5、5、5」であれば、シアン色の第1の発光パター
ンで発光し、「6、6、6」であれば、マゼンダ色の第
1の発光パターンで発光し、「7、7、7」であれば、
赤色の第5の発光パターンで発光し、「8、8、8」で
あれば、青色の第5の発光パターンで発光し、「9、
9、9」であれば緑色の第5の発光パターンで発光する
といった、大当たり図柄と発光パターンとが一義的に関
連し、これらを相互に区別できる態様を採用してもよ
い。また、遊技者にとって有利な遊技状態として、変動
図柄の変動開始から変動停止までの変動時間を短くする
いわゆる「時短」を採用してもよい。
【0076】また、主基板82のCPU82Aが、LC
D表示器18において、変動図柄の変動開始後、全ての
変動図柄が所定の組み合わせで停止して表示するに際
し、例えば以下のように構成してもよい。すなわち、図
17に示すように、遊技者にとって有利な遊技状態(例
えば大当たり)が発生するか否かを定める大当たりテー
ブルT1及び大当たりカウンタC1と、変動図柄の変動
開始後に順番に表示される図柄を定める変動図柄テーブ
ルT2及び変動図柄カウンタC2と、全ての変動図柄が
所定の組み合わせで停止する際に用いる停止図柄テーブ
ルT3及び停止図柄カウンタC3とを使用しても良い。
カウンタC1、C2、C3は、「0」から順次加算して
最大値に達すると「0」に戻り、そのカウント値とテー
ブルの1個のデータとが対応付けられているので、カウ
ント値が定まるとテーブルの1個のデータが定まること
になる。この場合、RAM82Cは、大当たりテーブル
T1、変動図柄テーブルT2及び停止図柄テーブルT3
を記憶しており、CPU82Aは、大当たりカウンタC
1のカウント値に基づいて、大当たりか否かを定め、変
動図柄カウンタC2のカウント値に基づいて、変動図柄
テーブルT2から選択されるデータを定め、停止図柄カ
ウンタC3のカウント値に基づいて、停止図柄テーブル
T3から選択されるデータを定める。
【0077】そして、前記停止図柄テーブルT3から選
択される所定の停止図柄データ(「1、1、1等」)
と、前記変動図柄テーブルT2から選択される複数の変
動図柄データとが関連付けられている。この場合、停止
図柄テーブルT3の1個の停止図柄データは、変動図柄
テーブルT2全てが対応付けられている。そして、最初
に大当たりカウンタC1のカウント値に基づいて、大当
たりか否かを定めた後に、大当たりであれば(例えば
「1」から「3」)大当たり用の1個の停止図柄データ
(例えば「2、2、2」)が選択された状態で1個の停
止図柄データに対応付けられた変動図柄テーブルT2か
ら変動図柄データ(例えば「X1」)が選択され、また
は、大当たりでなければ(例えば「4」)はずれ用の1
個の停止図柄データが選択された状態で、1個の停止図
柄データに対応付けられた変動図柄テーブルT2から変
動図柄データ(例えば「X2」)が選択される。そのた
め、変動図柄カウンタC2のカウント値に基づいて、複
数の変動図柄データT2の内のいずれが選択されても、
停止図柄テーブルT3から所定の停止図柄データが先に
選択されるように構成されている。それにより、大当た
りカウンタC1のカウント値が、大当たりである場合、
変動図柄カウンタC2のカウント値に関係なく、停止図
柄テーブルT3から大当たり用の所定の停止図柄が選択
されるのに対して、大当たりカウンタC1のカウント値
が、大当たりでない場合、変動図柄カウンタC2のカウ
ント値に関係なく、停止図柄テーブルT3からはずれ用
の所定の停止図柄が選択される。このように大当たりカ
ウンタC1及び大当たりテーブルT1と、変動図柄カウ
ンタC2及び変動図柄テーブルT2と、停止図柄カウン
タC3及び停止図柄テーブルT3とを用いる場合、大当
たりカウンタC1、変動図柄カウンタC2及び停止図柄
カウンタC3を使用し、大当たりテーブルT1、変動図
柄データテーブルT2及び停止図柄テーブルT3内のい
ずれかを選択するため、LCD表示器18において表示
する複数の変動図柄の変動表示について、その変動開始
から所定の組み合わせで停止するまで、多様化させた種
々の表示演出が可能となる。また、前記実施の形態にお
いて、この発明を第1種パチンコ遊技機で具体化した
が、その他のパチンコ遊技機において実施してもよい
し、それ以外の遊技機において具体化しても何ら構わな
い。また、前記実施の形態は、カードとして貸し球用プ
リペイドカードを使用する遊技機であったが、貸し球用
プリペイドカードを使用しない遊技機であってもよい。
【0078】
【発明の効果】請求項1に係る遊技機によれば、複数の
変動図柄を表示する図柄表示装置を遊技領域に備え、変
動図柄の変動開始後、全ての変動図柄が所定の組み合わ
せで停止した際に、遊技者にとって有利な遊技状態が発
生し、前記遊技領域及び遊技領域周辺に配置される発光
装置が発光する遊技機において、停止した前記変動図柄
が前記有利な遊技状態を発生するための所定の組み合わ
せになった際、前記発光装置の発光パターンを、停止し
た前記変動図柄に対応しそれ以外の遊技状態と異なるよ
うに設定したので、停止した前記変動図柄の組み合わせ
が、例えば大当たり、確率変動等の遊技者にとって有利
な遊技状態を表す場合に、発光装置の発光パターンが停
止した前記変動図柄の所定の組み合わせに対応して、遊
技者にとって有利な遊技状態以外の遊技状態と異なり、
離れた位置にいるパチンコ店の管理者等からも、遊技者
にとって有利な遊技状態が発生したことが容易に分か
る。
【0079】また、請求項2に係る遊技機によれば、発
光装置は、前記遊技領域周辺の枠部に配置されるので、
離れた位置にいるパチンコ店の管理者等から発光装置の
発光パターンが見やすく、遊技者にとって有利な遊技状
態が発生したことが容易に分かる。
【0080】また、請求項3に係る遊技機によれば、発
光装置は、複数のフルカラーの発光ダイオードを備え、
停止した前記変動図柄が前記有利な遊技状態を発生する
ための所定の組み合わせになった際、発光色を変えるの
で、遊技者の視覚に訴えて遊技者に注目させるととも
に、離れた位置にいるパチンコ店の管理者等から十分に
識別でき、遊技者にとって有利な遊技状態になった場
合、それを容易に把握できる。
【0081】また、請求項4に係る遊技機によれば、前
記遊技者にとって有利な遊技状態には、大量の賞球が払
いだされ得る大当たり状態と、全ての変動図柄が所定の
組み合わせで停止した後に、次に変動図柄が変動開始し
た後、停止する際に変動図柄が所定の組み合わせになり
やすい状態となる確率変動状態とを含み、前記大当たり
状態の発光装置の発光パターンと前記確率変動状態の発
光装置の発光パターンとを異なるように設定したので、
離れた位置にいるパチンコ店の管理者等から発光装置の
発光パターンが見やすく、遊技者にとって有利な遊技状
態が発生したことが容易に分かる。
【0082】また、請求項5に係る遊技機によれば、遊
技者にとって有利な遊技状態が発生するか否かを定める
大当たりカウンタ及び大当たりテーブルと、変動図柄の
変動開始後の図柄を定める変動図柄カウンタ及び変動図
柄テーブルと、全ての変動図柄が所定の組み合わせで停
止する際に用いる停止図柄カウンタ及び停止図柄テーブ
ルとを使用し、大当たりカウンタのカウント値が、遊技
者にとって有利な遊技状態を発生するものに該当する場
合、変動図柄カウンタのカウント値に関係なく、停止図
柄テーブルから所定の停止図柄が選択されるので、図柄
表示装置において表示する複数の変動図柄の変動表示に
ついて、その変動開始から所定の組み合わせで停止する
まで、変動図柄カウンタを使用し、変動図柄データの内
のいずれかを選択し、多様化させた種々の表示演出が可
能となる。そのため、遊技者にとって有利な遊技状態が
発生するか否かを、遊技者にとって興趣を生じさせるよ
うに告知をすることができる。
【0083】また、請求項6に係る遊技機によれば、停
止図柄テーブルから選択される所定の停止図柄データ
と、前記変動図柄テーブルから選択される複数の変動図
柄データとが関連付けられ、複数の変動図柄データの内
のいずれが選択されても、所定の停止図柄データが選択
されるように構成されているので、全ての変動図柄が停
止する際に、変動図柄テーブルに含まれるデータの種類
を豊富にして、多様化させた種々の表示演出を可能とし
ても、複数の変動図柄データの内のいずれが選択されて
も、所定の停止図柄データが選択されるため、全ての変
動図柄が確実に停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施の形態に係るパチンコ機全体を示した
正面図である。
【図2】この実施形態に係るパチンコ機の遊技領域を拡
大して示した正面図である。
【図3】この実施形態に係る発光装置のフルカラーの発
光ダイオードの具体的な配置構成を示す図である。
【図4】この実施の形態に係るパチンコ機全体を示した
裏面図である。
【図5】この実施形態に係る発光装置のフルカラーの発
光ダイオードの具体的な構成を示す図であり、(a)は
フルカラーの発光ダイオードの平面図であり、(b)は
フルカラーの発光ダイオードの正面図であり、(c)は
フルカラーの発光ダイオードの回路図である。
【図6】この実施形態に係る照明装置のフルカラーの発
光ダイオードの具体的な回路構成を示す図である。
【図7】この実施形態に係るパチンコ遊技機の制御シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図8】この実施形態に係るパチンコ機の発光装置の第
1の発光パターンを示す図である。
【図9】この実施形態に係るパチンコ機の発光装置の第
2の発光パターンを示す図である。
【図10】この実施形態に係るパチンコ機の発光装置の
第3の発光パターンを示す図である。
【図11】この実施形態に係るパチンコ機の発光装置の
第4の発光パターンを示す図である。
【図12】この実施形態に係るパチンコ機の発光装置の
第5の発光パターンを示す図である。
【図13】この実施形態に係るパチンコ機の発光装置の
第6の発光パターンを示す図である。
【図14】この実施形態に係るパチンコ機の発光装置の
第7の発光パターンを示す図である。
【図15】この実施形態に係るパチンコ機の発光装置の
第8の発光パターンを示す図である。
【図16】この実施形態に係るデータテーブルを説明す
るための図である。
【図17】この実施形態に係る表示装置において表示さ
れる変動図柄を定める構成を説明するための図である。
【符号の説明】
1・・・パチンコ遊技機、 2・・・遊技盤、 2A・
・・遊技領域 3a・・・スピーカ、 3・・・上部受け皿、 5・・
・下部受け皿 6a・・・発射装置、 7、8・・・発光装置 21・・・第1種始動口 24・・・特別電動役物、 25・・・大入賞口 27、28、32、33、36、37、38、39、4
0・・・カラー発光部 34、35・・・肩電飾部材、50、51、52、53
・・・発光装置 82・・・主基板、 85・・・音声基板、 86・・
・発光基板 87・・・表示基板、 83・・・賞球基板、 49・
・・電源基板 82A、83A、85A、86A、87A・・・CPU
(演算処理部) 82C、83C、85C、86C、87C・・・RAM
(メモリー) 82B、83B、85B、86B、87B・・・ROM
(メモリー) W1・・・枠機構部、 W2・・・盤面機構部、 W3
・・・枠発光装置 W4・・・表示器、 W5・・・盤面発光装置 FDG・・・フルカラーの発光ダイオードグループ FD・・・フルカラーの発光ダイオード GLD・・・緑色の発光ダイオード、BLD・・・青色
の発光ダイオード RLD・・・赤色の発光ダイオード TR1、TR2・・・第1及び第2の駆動トランジスタ
制御部 SP1乃至SP3・・・第1乃至第3の8チャンネルソ
ース駆動素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の変動図柄を表示する図柄表示装置
    を遊技領域に備え、変動図柄の変動開始後、全ての変動
    図柄が所定の組み合わせで停止した際に、遊技者にとっ
    て有利な遊技状態が発生し、前記遊技領域または遊技領
    域周辺に配置される発光装置が発光する遊技機におい
    て、 停止した前記変動図柄が前記有利な遊技状態を発生する
    ための所定の組み合わせになった際、前記発光装置の発
    光パターンを、停止した前記変動図柄に対応しそれ以外
    の遊技状態と異なるように設定したことを特徴とする遊
    技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、 前記発光装置は、前記遊技領域周辺の枠部に配置される
    ことを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の遊技機
    において、 前記発光装置は、複数のフルカラーの発光ダイオードを
    備え、停止した前記変動図柄が前記有利な遊技状態を発
    生するための所定の組み合わせになった際、発光色を変
    えることを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一に記
    載の遊技機において、 前記遊技者にとって有利な遊技状態は、大量の賞球が払
    いだされ得る大当たり状態と、全ての変動図柄が所定の
    組み合わせで停止した後に、次に変動図柄が変動開始し
    た後、停止する際に変動図柄が所定の組み合わせになり
    やすい状態となる確率変動状態とを含み、前記大当たり
    状態の発光装置の発光パターンと前記確率変動状態の発
    光装置の発光パターンとを異なるように設定したことを
    特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一に記
    載の遊技機において、 遊技者にとって有利な遊技状態が発生するか否かを定め
    る大当たりカウンタ及び大当たりテーブルと、変動図柄
    の変動開始後の図柄を定める変動図柄カウンタ及び変動
    図柄テーブルと、全ての変動図柄が所定の組み合わせで
    停止する際に用いる停止図柄カウンタ及び停止図柄テー
    ブルとを使用し、大当たりカウンタのカウント値が、遊
    技者にとって有利な遊技状態を発生するものに該当する
    場合、変動図柄カウンタのカウント値に関係なく、停止
    図柄テーブルから所定の停止図柄が選択されることを特
    徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の遊技機において、 前記停止図柄テーブルから選択される所定の停止図柄デ
    ータと、前記変動図柄テーブルから選択される複数の変
    動図柄データとが関連付けられ、複数の変動図柄データ
    の内のいずれが選択されても、所定の停止図柄データが
    選択されるように構成されていることを特徴とする遊技
    機。
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