JP2003219209A - ノイズキャンセル装置及びノイズキャンセル方法 - Google Patents
ノイズキャンセル装置及びノイズキャンセル方法Info
- Publication number
- JP2003219209A JP2003219209A JP2002011568A JP2002011568A JP2003219209A JP 2003219209 A JP2003219209 A JP 2003219209A JP 2002011568 A JP2002011568 A JP 2002011568A JP 2002011568 A JP2002011568 A JP 2002011568A JP 2003219209 A JP2003219209 A JP 2003219209A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- noise
- cancel
- original
- canceling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Picture Signal Circuits (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、テレビジョン信号あるいはディスプ
レイ装置への信号などの同期信号部分及び映像信号に乗
ったノイズ成分をキャンセルするノイズキャンセル装置
及びノイズキャンセル方法を提供する。 【解決手段】ノイズキャンセル装置は、元信号に含まれ
る既知の信号レベルを利用してノイズ成分を検出するノ
イズ検出手段と、ノイズ検出手段により検出したノイズ
によりキャンセル信号を生成するキャンセル信号生成手
段と、キャンセル信号を元信号に加算するキャンセル信
号加算手段とを備えた構成とした。
レイ装置への信号などの同期信号部分及び映像信号に乗
ったノイズ成分をキャンセルするノイズキャンセル装置
及びノイズキャンセル方法を提供する。 【解決手段】ノイズキャンセル装置は、元信号に含まれ
る既知の信号レベルを利用してノイズ成分を検出するノ
イズ検出手段と、ノイズ検出手段により検出したノイズ
によりキャンセル信号を生成するキャンセル信号生成手
段と、キャンセル信号を元信号に加算するキャンセル信
号加算手段とを備えた構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノイズキャンセル
装置及びノイズキャンセル方法に関し、特に、既知の信
号を利用してノイズ成分をキャンセルするノイズキャン
セル装置及びノイズキャンセル方法に関する。
装置及びノイズキャンセル方法に関し、特に、既知の信
号を利用してノイズ成分をキャンセルするノイズキャン
セル装置及びノイズキャンセル方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン信号やディスプレイ装置へ
の信号にノイズ成分が重畳した場合、表示される映像画
面にビート障害などの種々の障害が発生する。この結
果、映像画面が綺麗に表示されない。また、これらのノ
イズ成分には、放送機あるいは受信機内部のデジタル回
路の高調波成分、伝送途中の他の無線通信の混入、隣接
チャネルの影響など様々なものが含まれる。
の信号にノイズ成分が重畳した場合、表示される映像画
面にビート障害などの種々の障害が発生する。この結
果、映像画面が綺麗に表示されない。また、これらのノ
イズ成分には、放送機あるいは受信機内部のデジタル回
路の高調波成分、伝送途中の他の無線通信の混入、隣接
チャネルの影響など様々なものが含まれる。
【0003】従来のテレビジョン受信機におけるノイズ
除去回路としては、特開平07―17739号公報が提
案されている。
除去回路としては、特開平07―17739号公報が提
案されている。
【0004】上記特許公報の内容を述べる前に、テレビ
ジョン信号の垂直帰線消去期間、及び水平帰線消去期間
の概要について図13、図14に従って説明する。
ジョン信号の垂直帰線消去期間、及び水平帰線消去期間
の概要について図13、図14に従って説明する。
【0005】図13はテレビジョン信号の垂直帰線消去
期間を拡大して示すタイムチャートである。図13に示
すように、垂直帰線消去期間200は、水平帰線消去期
間(Hで表す)の21倍、すなわち21H分の幅が確保
されている。この垂直帰線消去期間200にはテレビジ
ョン受信機の水平及び垂直同期を安定に保つために、垂
直同期期間202が3H分と、垂直同期期間202の直
前と直後にそれぞれ等化期間201が3H分ずつ設けら
れている。当該直後の等化期間201に続いて、12H
分の水平同期信号期間205が設けられ、当該水平同期
期間205の水平同期パルス203の後に、カラーテレ
ビジョンの場合であると、搬送色信号の位相基準として
カラーバースト信号204が重畳されている。尚、水平
同期パルス203は水平方向の走査線の同期を取るため
の信号である。また、垂直帰線消去期間200を終了し
て水平同期信号期間205から映像信号に切換わる信号
レベルは帰線消去レベル(別名ペデスタルレベルとも呼
ばれる)211であり、テレビジョン信号の基準レベル
とされている。
期間を拡大して示すタイムチャートである。図13に示
すように、垂直帰線消去期間200は、水平帰線消去期
間(Hで表す)の21倍、すなわち21H分の幅が確保
されている。この垂直帰線消去期間200にはテレビジ
ョン受信機の水平及び垂直同期を安定に保つために、垂
直同期期間202が3H分と、垂直同期期間202の直
前と直後にそれぞれ等化期間201が3H分ずつ設けら
れている。当該直後の等化期間201に続いて、12H
分の水平同期信号期間205が設けられ、当該水平同期
期間205の水平同期パルス203の後に、カラーテレ
ビジョンの場合であると、搬送色信号の位相基準として
カラーバースト信号204が重畳されている。尚、水平
同期パルス203は水平方向の走査線の同期を取るため
の信号である。また、垂直帰線消去期間200を終了し
て水平同期信号期間205から映像信号に切換わる信号
レベルは帰線消去レベル(別名ペデスタルレベルとも呼
ばれる)211であり、テレビジョン信号の基準レベル
とされている。
【0006】図14はカラーテレビジョン信号波形の中
の水平帰線消去期間405を拡大して示している。図1
4に示すように、水平同期パルス(水平同期信号)20
3より前の部分はフロントポーチ401であり、水平同
期パルス203の後の部分はバックポーチ403であ
る。このバックポーチ403にはカラーバースト信号2
04が重畳されている。
の水平帰線消去期間405を拡大して示している。図1
4に示すように、水平同期パルス(水平同期信号)20
3より前の部分はフロントポーチ401であり、水平同
期パルス203の後の部分はバックポーチ403であ
る。このバックポーチ403にはカラーバースト信号2
04が重畳されている。
【0007】次に、図15に示す上述の特許公報に開示
されている従来のノイズ除去回路の概略機能ブロック図
について説明する。
されている従来のノイズ除去回路の概略機能ブロック図
について説明する。
【0008】図15によると、NTSCコンポジット信
号よりYC分離回路1で輝度信号を取り出し、取り出さ
れた輝度信号はディジタル信号処理回路2を経て、クラ
ンプ回路3に入力される。続いて、輝度信号は、ペデス
タルレベルがそろうように、このクランプ回路3におい
て基準電圧設定回路5で設定された電圧にペデスタルク
ランプされた後、クリップ回路4に入力される。このク
リップ回路4では、基準電圧設定回路5で設定された電
圧以下の信号は通過できないようになっており、この回
路にて、ペデスタルレベル以下に飛び出たノイズ成分と
同期信号がクリップされる。そして、重畳回路7に入力
され、同期信号発生回路6で作られたノイズ成分のない
同期信号を足し合わせる。これよって、ノイズ除去回路
はペダスタルレベル以下のノイズ成分と同期信号部分に
乗ったノイズ成分を除去するものである。
号よりYC分離回路1で輝度信号を取り出し、取り出さ
れた輝度信号はディジタル信号処理回路2を経て、クラ
ンプ回路3に入力される。続いて、輝度信号は、ペデス
タルレベルがそろうように、このクランプ回路3におい
て基準電圧設定回路5で設定された電圧にペデスタルク
ランプされた後、クリップ回路4に入力される。このク
リップ回路4では、基準電圧設定回路5で設定された電
圧以下の信号は通過できないようになっており、この回
路にて、ペデスタルレベル以下に飛び出たノイズ成分と
同期信号がクリップされる。そして、重畳回路7に入力
され、同期信号発生回路6で作られたノイズ成分のない
同期信号を足し合わせる。これよって、ノイズ除去回路
はペダスタルレベル以下のノイズ成分と同期信号部分に
乗ったノイズ成分を除去するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図16
に示すように、輝度信号(図16(a)参照)にノイズ
成分409が重畳している場合、上記従来の輝度信号を
基準電圧設定回路の電圧にペデスタルクランプした後
に、同期信号も含めてクリップ(図16(b)参照)す
るという方法によれば、ペデスタルレベル211で輝度
信号をクリップして、その後に、同期信号を重畳してい
る(図16(c)参照)。従って、ペダスタルレベル以下
のノイズ成分と同期信号部分に乗ったノイズ成分を除去
することは可能であったが、ペデスタルレベルより大き
い電圧値を持つ映像信号に含まれるノイズ成分を除去で
きないという問題があった。
に示すように、輝度信号(図16(a)参照)にノイズ
成分409が重畳している場合、上記従来の輝度信号を
基準電圧設定回路の電圧にペデスタルクランプした後
に、同期信号も含めてクリップ(図16(b)参照)す
るという方法によれば、ペデスタルレベル211で輝度
信号をクリップして、その後に、同期信号を重畳してい
る(図16(c)参照)。従って、ペダスタルレベル以下
のノイズ成分と同期信号部分に乗ったノイズ成分を除去
することは可能であったが、ペデスタルレベルより大き
い電圧値を持つ映像信号に含まれるノイズ成分を除去で
きないという問題があった。
【0010】本発明は、上記従来の事情に基づいて提案
されたものであって、テレビジョン信号あるいはディス
プレイ装置への信号などの同期信号部分及び映像信号に
乗ったノイズ成分をキャンセルするノイズキャンセル装
置及びノイズキャンセル方法を提供することを目的とす
る。
されたものであって、テレビジョン信号あるいはディス
プレイ装置への信号などの同期信号部分及び映像信号に
乗ったノイズ成分をキャンセルするノイズキャンセル装
置及びノイズキャンセル方法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るノイズキャ
ンセル装置は、上記目的を達成するために以下の手段を
採用している。すなわち、本発明は、図1に示すよう
に、ノイズ検出手段101は元信号に含まれる既知の信
号レベルを利用してノイズ成分を検出するようになって
いる。キャンセル信号生成手段102はノイズ検出手段
101により検出したノイズ成分に基づいて、当該ノイ
ズ成分を反転したキャンセル信号を生成する。更に、キ
ャンセル信号加算手段103は上記キャンセル信号を元
信号に加算する構成となっている。
ンセル装置は、上記目的を達成するために以下の手段を
採用している。すなわち、本発明は、図1に示すよう
に、ノイズ検出手段101は元信号に含まれる既知の信
号レベルを利用してノイズ成分を検出するようになって
いる。キャンセル信号生成手段102はノイズ検出手段
101により検出したノイズ成分に基づいて、当該ノイ
ズ成分を反転したキャンセル信号を生成する。更に、キ
ャンセル信号加算手段103は上記キャンセル信号を元
信号に加算する構成となっている。
【0012】このような構成によれば、既知の信号レベ
ルを利用して、元信号に含まれるノイズ成分はキャンセ
ル信号によってキャンセルされることになる。
ルを利用して、元信号に含まれるノイズ成分はキャンセ
ル信号によってキャンセルされることになる。
【0013】また、図8に示すように、キャンセル信号
記憶手段701は機器に起因して発生するノイズ成分を
キャンセルする信号を記憶するようになっている。クロ
ック信号発生手段703はテレビジョン受信機などの機
器内のクロック信号に対応したクロック信号を発生す
る。更に、キャンセル信号加算手段103はキャンセル
信号を元信号に加算する構成となっている。
記憶手段701は機器に起因して発生するノイズ成分を
キャンセルする信号を記憶するようになっている。クロ
ック信号発生手段703はテレビジョン受信機などの機
器内のクロック信号に対応したクロック信号を発生す
る。更に、キャンセル信号加算手段103はキャンセル
信号を元信号に加算する構成となっている。
【0014】このような構成によれば、キャンセル信号
記憶手段701にあらかじめ記憶されている、機器その
ものに起因するノイズ成分を打ち消すキャンセル信号を
元信号に加算するので、元信号に含まれる機器そのもの
に起因する周期的なノイズ成分を除去することができ
る。
記憶手段701にあらかじめ記憶されている、機器その
ものに起因するノイズ成分を打ち消すキャンセル信号を
元信号に加算するので、元信号に含まれる機器そのもの
に起因する周期的なノイズ成分を除去することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に従って詳細に説明する。尚、以下の実施の形
態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術
的範囲を限定する性格のものではない。 (実施の形態1)図1は本実施の形態1におけるノイズ
キャンセル装置の概略機能ブロック図であり、図2は本
実施の形態1におけるノイズキャンセル装置の動作フロ
ー図で、更に図3は本実施の形態における波形図であ
る。図1及び図2に従って、テレビジョン信号(例え
ば、復調された(復調中の)NTSCコンポジット信
号)に重畳したノイズ成分をキャンセルするノイズキャ
ンセル装置の構成及び動作について詳細に説明する。
て、図面に従って詳細に説明する。尚、以下の実施の形
態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術
的範囲を限定する性格のものではない。 (実施の形態1)図1は本実施の形態1におけるノイズ
キャンセル装置の概略機能ブロック図であり、図2は本
実施の形態1におけるノイズキャンセル装置の動作フロ
ー図で、更に図3は本実施の形態における波形図であ
る。図1及び図2に従って、テレビジョン信号(例え
ば、復調された(復調中の)NTSCコンポジット信
号)に重畳したノイズ成分をキャンセルするノイズキャ
ンセル装置の構成及び動作について詳細に説明する。
【0016】尚、図2では、既知の信号レベルとして、
垂直帰線消去期間の信号を用いる場合を示している。
垂直帰線消去期間の信号を用いる場合を示している。
【0017】ノイズ検出手段101は、当該ノイズ検出
手段101に図13に示す垂直帰線消去期間200の信
号が入力されると、図13に示す水平同期信号期間20
5の水平同期パルス203か否かを判断し、水平同期パ
ルス203であれば、水平同期パルス203をトリガと
して図13に示す水平同期信号期間205の水平期間
(1H)分の信号を取り込む(S300→S301→S
302)。図3(a)に示す波形は垂直同期パルス20
3のバックポーチ403にカラーバースト信号204と
ノイズ成分が重畳している状態である。次に取り込んだ
図13に示す水平同期信号期間205の水平期間(1
H)分の信号(図3(a)参照)から、バックポーチ4
03に重畳されているカラーバースト信号204を除去
し、図3(b)に示す上記水平同期パルス203のバック
ポーチ403にノイズ成分が重畳した信号を得る(S3
03)。更に、この信号に対して、水平同期パルス20
3を除去し、帰線消去レベル211分だけのレベル変換
を行い、この結果得られた信号が垂直帰線消去期間20
0に重畳したノイズ成分(すなわちノイズ信号)として
検出されたことになる(図3(c)参照)(S30
4)。
手段101に図13に示す垂直帰線消去期間200の信
号が入力されると、図13に示す水平同期信号期間20
5の水平同期パルス203か否かを判断し、水平同期パ
ルス203であれば、水平同期パルス203をトリガと
して図13に示す水平同期信号期間205の水平期間
(1H)分の信号を取り込む(S300→S301→S
302)。図3(a)に示す波形は垂直同期パルス20
3のバックポーチ403にカラーバースト信号204と
ノイズ成分が重畳している状態である。次に取り込んだ
図13に示す水平同期信号期間205の水平期間(1
H)分の信号(図3(a)参照)から、バックポーチ4
03に重畳されているカラーバースト信号204を除去
し、図3(b)に示す上記水平同期パルス203のバック
ポーチ403にノイズ成分が重畳した信号を得る(S3
03)。更に、この信号に対して、水平同期パルス20
3を除去し、帰線消去レベル211分だけのレベル変換
を行い、この結果得られた信号が垂直帰線消去期間20
0に重畳したノイズ成分(すなわちノイズ信号)として
検出されたことになる(図3(c)参照)(S30
4)。
【0018】続いて、キャンセル信号生成手段102
は、ノイズ検出手段101において検出された図3
(c)に示すノイズ成分を反転したキャンセル信号を生
成する(図3(d)参照)(S305)。このとき、キャ
ンセル信号(図3(d)参照)の位相は、例えば、水平同
期パルス203の立ち上がり端縁(エッジ)を基準にす
る。
は、ノイズ検出手段101において検出された図3
(c)に示すノイズ成分を反転したキャンセル信号を生
成する(図3(d)参照)(S305)。このとき、キャ
ンセル信号(図3(d)参照)の位相は、例えば、水平同
期パルス203の立ち上がり端縁(エッジ)を基準にす
る。
【0019】更に、キャンセル信号加算手段103は、
上記キャンセル信号を元信号であるテレビジョン信号に
加算することによって上記ノイズ成分をキャンセルする
(S306)。さらに、キャンセル信号加算手段103
は、例えば、図13に示す水平同期信号期間205の水
平期間(1H)分においてノイズ成分がキャンセルされ
たか否かを判定し(S307)、ノイズ成分がまだ除去
されていなければノイズ成分がキャンセルされるよう
に、キャンセル信号の位相及び振幅を調整する(S30
8)。ノイズ成分がキャンセルされておれば、ノイズ成
分がキャンセルされた信号に基づいて映像信号を表示手
段104に表示する(S309)。また、テレビジョン
画面に、例えば、ビート障害が発生している場合、テレ
ビジョン信号には周期的なノイズ成分が重畳されている
のであるが、この周期的ノイズをキャンセルするため
に、当該ノイズ成分が全ての信号に重畳しているものと
して、上記手順を垂直帰線消去期間200の水平同期信
号期間205の1H期間を周期として繰り返す。
上記キャンセル信号を元信号であるテレビジョン信号に
加算することによって上記ノイズ成分をキャンセルする
(S306)。さらに、キャンセル信号加算手段103
は、例えば、図13に示す水平同期信号期間205の水
平期間(1H)分においてノイズ成分がキャンセルされ
たか否かを判定し(S307)、ノイズ成分がまだ除去
されていなければノイズ成分がキャンセルされるよう
に、キャンセル信号の位相及び振幅を調整する(S30
8)。ノイズ成分がキャンセルされておれば、ノイズ成
分がキャンセルされた信号に基づいて映像信号を表示手
段104に表示する(S309)。また、テレビジョン
画面に、例えば、ビート障害が発生している場合、テレ
ビジョン信号には周期的なノイズ成分が重畳されている
のであるが、この周期的ノイズをキャンセルするため
に、当該ノイズ成分が全ての信号に重畳しているものと
して、上記手順を垂直帰線消去期間200の水平同期信
号期間205の1H期間を周期として繰り返す。
【0020】上記したごとく,本実施の形態によれば、
ノイズ検出手段101は既知の信号レベルを利用して、
元信号に含まれるノイズ成分を検出し、キャンセル信号
生成手段102はこのノイズ成分を反転してキャンセル
信号を生成する。従って、これを元信号に加算すること
によって元信号に含まれるノイズ成分をキャンセルする
ことができる。
ノイズ検出手段101は既知の信号レベルを利用して、
元信号に含まれるノイズ成分を検出し、キャンセル信号
生成手段102はこのノイズ成分を反転してキャンセル
信号を生成する。従って、これを元信号に加算すること
によって元信号に含まれるノイズ成分をキャンセルする
ことができる。
【0021】尚、本実施の形態では、ノイズ検出手段1
01が垂直帰線消去期間200の図13に示す水平同期
信号期間205の水平期間(1H)分の信号からノイズ
成分を検出するものとしたが、更に長い期間(例えば、
2H分以上の期間)の信号からノイズ検出を行えば、更
に周期の長いノイズ成分でも検出できる。
01が垂直帰線消去期間200の図13に示す水平同期
信号期間205の水平期間(1H)分の信号からノイズ
成分を検出するものとしたが、更に長い期間(例えば、
2H分以上の期間)の信号からノイズ検出を行えば、更
に周期の長いノイズ成分でも検出できる。
【0022】また、本実施の形態では、ノイズ検出手段
101は垂直帰線消去期間200の水平同期パルス20
3をトリガとして1H分の信号を取り込んでいたが、垂
直帰線消去期間200の等化期間201の等化パルス、
あるいは水平帰線消去期間405の水平同期パルス20
3をトリガとしてもよい。
101は垂直帰線消去期間200の水平同期パルス20
3をトリガとして1H分の信号を取り込んでいたが、垂
直帰線消去期間200の等化期間201の等化パルス、
あるいは水平帰線消去期間405の水平同期パルス20
3をトリガとしてもよい。
【0023】また、本実施の形態では、既知の信号レベ
ルとして、垂直帰線消去期間200の帰線消去レベル2
11を用いて説明したが、図14に示す水平帰線消去期
間405の帰線消去レベル211を用いてもよい。ま
た、テレビジョン受信機などの調整に用いられる、表示
する色によって信号レベルが前もって分かっているカラ
ーバー信号を既知の信号レベルとして用いてもよい。
ルとして、垂直帰線消去期間200の帰線消去レベル2
11を用いて説明したが、図14に示す水平帰線消去期
間405の帰線消去レベル211を用いてもよい。ま
た、テレビジョン受信機などの調整に用いられる、表示
する色によって信号レベルが前もって分かっているカラ
ーバー信号を既知の信号レベルとして用いてもよい。
【0024】更に、本実施の形態では、既知の信号レベ
ルを含む信号とノイズ成分を除去したい元信号は、同一
の経路であるとしていたが,途中の経路が同じであれ
ば,複数の経路にわたる信号でも同様の効果が得られ
る。上記複数の経路とは、図4に示すように、例えば、
ハードディスク内臓テレビジョンの場合、表示手段10
4の表示画面に表示する信号と、記録手段106(例え
ば、ハードディスク)に記録する信号の2系統に分かれ
る場合などを指している。このことは,後に説明する他
の実施の形態についても同様である。
ルを含む信号とノイズ成分を除去したい元信号は、同一
の経路であるとしていたが,途中の経路が同じであれ
ば,複数の経路にわたる信号でも同様の効果が得られ
る。上記複数の経路とは、図4に示すように、例えば、
ハードディスク内臓テレビジョンの場合、表示手段10
4の表示画面に表示する信号と、記録手段106(例え
ば、ハードディスク)に記録する信号の2系統に分かれ
る場合などを指している。このことは,後に説明する他
の実施の形態についても同様である。
【0025】更に、本実施の形態では、既知の信号レベ
ルとして、テレビジョン信号に含まれる信号を利用する
場合について説明したが、例えば,テレビジョン受信機
の内部に基準信号発生回路を設け、例えば、外部より当
該基準信号発生回路を制御して当該基準信号発生回路か
ら基準信号を発生させ、この発生した基準信号レベルを
既知の信号レベルとしてもよい。
ルとして、テレビジョン信号に含まれる信号を利用する
場合について説明したが、例えば,テレビジョン受信機
の内部に基準信号発生回路を設け、例えば、外部より当
該基準信号発生回路を制御して当該基準信号発生回路か
ら基準信号を発生させ、この発生した基準信号レベルを
既知の信号レベルとしてもよい。
【0026】尚、上記では、テレビジョン信号に重畳し
たノイズ成分をキャンセルする場合について説明を行な
ったが、他のディスプレイ装置の信号であっても,既知
の信号レベルを含むものであればこれに限らない。この
ことは、後に説明する他の実施の形態についても同様で
ある。 (実施の形態2)上記実施の形態1と異なる点は、ノイ
ズ検出手段101で検出したノイズ成分を記憶するこ
と、及び当該検出したノイズ成分の周期性を判定するこ
とにある。
たノイズ成分をキャンセルする場合について説明を行な
ったが、他のディスプレイ装置の信号であっても,既知
の信号レベルを含むものであればこれに限らない。この
ことは、後に説明する他の実施の形態についても同様で
ある。 (実施の形態2)上記実施の形態1と異なる点は、ノイ
ズ検出手段101で検出したノイズ成分を記憶するこ
と、及び当該検出したノイズ成分の周期性を判定するこ
とにある。
【0027】図5は本実施の形態2におけるノイズキャ
ンセル装置の概略機能ブロック図であり、図6及び図7
は本実施の形態2におけるノイズキャンセル装置の動作
フロー図である。図5、図6、及び図7に従って、例え
ば、テレビジョン信号に重畳したノイズ成分をキャンセ
ルするノイズキャンセル装置の構成及び動作について上
記実施の形態1と異なる点のみについて説明する。
ンセル装置の概略機能ブロック図であり、図6及び図7
は本実施の形態2におけるノイズキャンセル装置の動作
フロー図である。図5、図6、及び図7に従って、例え
ば、テレビジョン信号に重畳したノイズ成分をキャンセ
ルするノイズキャンセル装置の構成及び動作について上
記実施の形態1と異なる点のみについて説明する。
【0028】尚、既知の信号レベルとして,図14に示
す水平帰線消去期間405の信号を用いる場合を示して
いる。
す水平帰線消去期間405の信号を用いる場合を示して
いる。
【0029】図14に示す水平同期パルス203が入力
されると、当該ノイズ検出手段101は、水平同期パル
ス203をトリガとして水平帰線消去期間405の信号
を取り込む(S602→S603→S604)。
されると、当該ノイズ検出手段101は、水平同期パル
ス203をトリガとして水平帰線消去期間405の信号
を取り込む(S602→S603→S604)。
【0030】続いて、取り込んだ水平帰線消去期間40
5の信号からカラーバースト信号を除去し(S60
5)、更に、当該信号から水平同期パルス203を除去
し、帰線消去レベル211分だけのレベル変換を行い、
この結果、得られた信号を水平帰線消去期間405に重
畳したノイズ成分として検出する(S606)。更に、
ノイズ検出手段101はノイズ記憶手段504にノイズ
成分が記憶されているか否かを調べ(S607)、ノイ
ズ記憶手段504にノイズ成分が記憶されておらなけれ
ば、ノイズ成分をノイズ記憶手段504に記憶して水平
同期パルスであるか否かの判定手順S603に戻る(S
608)。また、ノイズ比較手段505は、ノイズ記憶
手段504に記憶されているノイズ成分と、ノイズ検出
手段101で新たに検出したノイズ成分とを、例えば、
ノイズ成分を周波数スペクトルに変換し、当該周波数ス
ペクトルについて強度の比較を行なう。
5の信号からカラーバースト信号を除去し(S60
5)、更に、当該信号から水平同期パルス203を除去
し、帰線消去レベル211分だけのレベル変換を行い、
この結果、得られた信号を水平帰線消去期間405に重
畳したノイズ成分として検出する(S606)。更に、
ノイズ検出手段101はノイズ記憶手段504にノイズ
成分が記憶されているか否かを調べ(S607)、ノイ
ズ記憶手段504にノイズ成分が記憶されておらなけれ
ば、ノイズ成分をノイズ記憶手段504に記憶して水平
同期パルスであるか否かの判定手順S603に戻る(S
608)。また、ノイズ比較手段505は、ノイズ記憶
手段504に記憶されているノイズ成分と、ノイズ検出
手段101で新たに検出したノイズ成分とを、例えば、
ノイズ成分を周波数スペクトルに変換し、当該周波数ス
ペクトルについて強度の比較を行なう。
【0031】ここで改めて、ノイズ検出手段101は,
上記の新たに検出したノイズ成分をノイズ記憶手段50
4に記憶する(S611)。尚、通常ノイズ記憶手段5
04には複数のノイズ成分が記憶されている。更に、周
期ノイズ判定手段506は、ノイズ比較手段505にお
いて比較したノイズ成分が同じ周期を持つか否かを判定
し(S613)、同じ周期を持つものでなければ、この
ノイズ成分でキャンセル信号を生成しても周期的ノイズ
成分をキャンセルすることができないので、水平同期パ
ルスであるか否かの判定手順S603に戻って新たに信
号を取り込む。また,同じ周期を持つものであれば、同
じ周期的ノイズ成分を検出したことになる(S61
5)。ここで、ノイズ記憶手段504は複数記憶されて
いるノイズ成分から古いノイズ成分を削除する(S61
6)。
上記の新たに検出したノイズ成分をノイズ記憶手段50
4に記憶する(S611)。尚、通常ノイズ記憶手段5
04には複数のノイズ成分が記憶されている。更に、周
期ノイズ判定手段506は、ノイズ比較手段505にお
いて比較したノイズ成分が同じ周期を持つか否かを判定
し(S613)、同じ周期を持つものでなければ、この
ノイズ成分でキャンセル信号を生成しても周期的ノイズ
成分をキャンセルすることができないので、水平同期パ
ルスであるか否かの判定手順S603に戻って新たに信
号を取り込む。また,同じ周期を持つものであれば、同
じ周期的ノイズ成分を検出したことになる(S61
5)。ここで、ノイズ記憶手段504は複数記憶されて
いるノイズ成分から古いノイズ成分を削除する(S61
6)。
【0032】更に、キャンセル信号生成手段102は、
周期ノイズ判定手段506によって判定された周期的な
ノイズ成分を反転したキャンセル信号を生成する(S6
17)。続いて、キャンセル信号加算手段103は、キ
ャンセル信号を元のテレビジョン信号に加算し、水平帰
線消去期間405においてノイズ成分がなくなることに
よって、ノイズ成分がキャンセルされたか否かを判定す
る。また、ノイズ成分がキャンセルされていなければノ
イズ成分がキャンセルされるようにキャンセル信号の位
相及び振幅を調整し、上記加算手順(S618)に戻る
(S618→S619→S620)。また、ノイズ成分
がキャンセルされておれば、表示手段104にノイズ成
分がキャンセルされた信号に基づいて映像信号を表示
(S621)した後、上記の動作手順を終了する。上記
手順を水平帰線消去期間ごとに繰り返す。
周期ノイズ判定手段506によって判定された周期的な
ノイズ成分を反転したキャンセル信号を生成する(S6
17)。続いて、キャンセル信号加算手段103は、キ
ャンセル信号を元のテレビジョン信号に加算し、水平帰
線消去期間405においてノイズ成分がなくなることに
よって、ノイズ成分がキャンセルされたか否かを判定す
る。また、ノイズ成分がキャンセルされていなければノ
イズ成分がキャンセルされるようにキャンセル信号の位
相及び振幅を調整し、上記加算手順(S618)に戻る
(S618→S619→S620)。また、ノイズ成分
がキャンセルされておれば、表示手段104にノイズ成
分がキャンセルされた信号に基づいて映像信号を表示
(S621)した後、上記の動作手順を終了する。上記
手順を水平帰線消去期間ごとに繰り返す。
【0033】上記したごとく、本実施の形態によれば、
ノイズ検出手段101は既知の信号レベルを利用して元
信号に含まれるノイズ成分を検出し、キャンセル信号生
成手段102はこのノイズ成分を反転してノイズ成分を
キャンセルするキャンセル信号を生成する。キャンセル
信号加算手段103は、上記キャンセル信号を元信号に
加算することによって元信号に含まれるノイズ成分をキ
ャンセルするものであり、更に、ノイズ記憶手段504
に記憶されているノイズ成分と新たに検出された検出さ
れたノイズ成分との周期性の判定を行い,周期性のある
ノイズ成分からキャンセル信号を生成しているので、周
期的なノイズ成分をキャンセルすることができる。
ノイズ検出手段101は既知の信号レベルを利用して元
信号に含まれるノイズ成分を検出し、キャンセル信号生
成手段102はこのノイズ成分を反転してノイズ成分を
キャンセルするキャンセル信号を生成する。キャンセル
信号加算手段103は、上記キャンセル信号を元信号に
加算することによって元信号に含まれるノイズ成分をキ
ャンセルするものであり、更に、ノイズ記憶手段504
に記憶されているノイズ成分と新たに検出された検出さ
れたノイズ成分との周期性の判定を行い,周期性のある
ノイズ成分からキャンセル信号を生成しているので、周
期的なノイズ成分をキャンセルすることができる。
【0034】尚、本実施の形態では、ノイズ検出手段1
01は水平帰線消去期間405の水平同期パルス203
をトリガとして水平帰線消去期間405の信号を取り込
むとしたが、垂直帰線消去期間200の水平同期パルス
203や等化期間201の等化パルスなどをトリガとし
てもよい。
01は水平帰線消去期間405の水平同期パルス203
をトリガとして水平帰線消去期間405の信号を取り込
むとしたが、垂直帰線消去期間200の水平同期パルス
203や等化期間201の等化パルスなどをトリガとし
てもよい。
【0035】尚また,本実施の形態では,ノイズ検出手
段101が水平帰線消去期間405からノイズ成分を検
出するものとしたが、垂直帰線消去期間200における
水平同期信号期間205の帰線消去レベル211や複数
回にわたる垂直走査からノイズ検出を行なえば,更に周
期の長いノイズ成分の検出可能である。
段101が水平帰線消去期間405からノイズ成分を検
出するものとしたが、垂直帰線消去期間200における
水平同期信号期間205の帰線消去レベル211や複数
回にわたる垂直走査からノイズ検出を行なえば,更に周
期の長いノイズ成分の検出可能である。
【0036】尚また、本実施の形態では、既知の信号レ
ベルとして、水平帰線消去期間405の帰線消去レベル
211を用いて説明したが、テレビジョン受信機などの
調整の用いられる、表示する色によって信号レベルが前
もって分かっているカラーバー信号を既知の信号レベル
として用いてもよい。
ベルとして、水平帰線消去期間405の帰線消去レベル
211を用いて説明したが、テレビジョン受信機などの
調整の用いられる、表示する色によって信号レベルが前
もって分かっているカラーバー信号を既知の信号レベル
として用いてもよい。
【0037】尚更に,本実施の形態では、既知の信号レ
ベルとして、テレビジョン信号に含まれる信号を利用す
る場合について説明したが、例えば,テレビジョン受信
機の内部に基準信号発生回路を設け、例えば、外部より
当該基準信号発生回路を制御して当該基準信号発生回路
から基準信号を発生させ、この発生した基準信号レベル
を既知の信号レベルとしてもよい。 (実施の形態3)以下に、テレビジョン受信機などの機
器そのものに起因するノイズ成分を打ち消す信号をあら
かじめテーブルの形で記憶して、これに基づいてキャン
セル信号を生成する実施の形態について提案する。
ベルとして、テレビジョン信号に含まれる信号を利用す
る場合について説明したが、例えば,テレビジョン受信
機の内部に基準信号発生回路を設け、例えば、外部より
当該基準信号発生回路を制御して当該基準信号発生回路
から基準信号を発生させ、この発生した基準信号レベル
を既知の信号レベルとしてもよい。 (実施の形態3)以下に、テレビジョン受信機などの機
器そのものに起因するノイズ成分を打ち消す信号をあら
かじめテーブルの形で記憶して、これに基づいてキャン
セル信号を生成する実施の形態について提案する。
【0038】図8は本実施の形態3におけるノイズキャ
ンセル装置の概略機能ブロック図であり、図9は本実施
の形態3におけるノイズキャンセル装置の動作フロー図
であり、更に図10はキャンセル信号テーブルの図であ
る。図8、及び図9に従って、例えば、テレビジョン信
号に重畳したノイズ成分をキャンセルするノイズキャン
セル装置の構成及び動作について上記実施の形態1及び
2と異なる点のみ説明する。
ンセル装置の概略機能ブロック図であり、図9は本実施
の形態3におけるノイズキャンセル装置の動作フロー図
であり、更に図10はキャンセル信号テーブルの図であ
る。図8、及び図9に従って、例えば、テレビジョン信
号に重畳したノイズ成分をキャンセルするノイズキャン
セル装置の構成及び動作について上記実施の形態1及び
2と異なる点のみ説明する。
【0039】ノイズキャンセル装置100にテレビジョ
ン信号が入力されると、キャンセル信号加算手段103
は入力されたテレビジョン信号の周波数帯域をチェック
する(S801→S802)。受信した周波数帯域のノ
イズ成分を対象にする場合は、例えばテレビジョン受信
機で選択したチャンネルによって周波数帯域が決まり、
これに基づいて、キャンセル信号加算手段103は対象
とするノイズ源となるクロックの種類を決定する。これ
は図10のテーブル900のクロック欄901に示すC
LK1、CLK2などのノイズ源となるクロックの種類
を周波数帯域に従ってテーブル900から選び出し特定
することである。この特定した上記のノイズ源となるク
ロックで決まる周波数のクロック信号をクロック信号発
生手段で発生する(S803)。後で説明するが、例え
ば受信チャンネルが9chの場合、100MHzのクロ
ック信号を発生する。
ン信号が入力されると、キャンセル信号加算手段103
は入力されたテレビジョン信号の周波数帯域をチェック
する(S801→S802)。受信した周波数帯域のノ
イズ成分を対象にする場合は、例えばテレビジョン受信
機で選択したチャンネルによって周波数帯域が決まり、
これに基づいて、キャンセル信号加算手段103は対象
とするノイズ源となるクロックの種類を決定する。これ
は図10のテーブル900のクロック欄901に示すC
LK1、CLK2などのノイズ源となるクロックの種類
を周波数帯域に従ってテーブル900から選び出し特定
することである。この特定した上記のノイズ源となるク
ロックで決まる周波数のクロック信号をクロック信号発
生手段で発生する(S803)。後で説明するが、例え
ば受信チャンネルが9chの場合、100MHzのクロ
ック信号を発生する。
【0040】また、上記で特定したノイズ源となるクロ
ックの種類に基づき、キャンセル信号加算手段103
は、キャンセル信号記憶手段701に記憶されている図
10に示すキャンセル信号テーブル900より上記周波
数帯域に対応するキャンセル信号のデータを読み出し、
当該データに基づきキャンセル信号を生成する(S80
4)。
ックの種類に基づき、キャンセル信号加算手段103
は、キャンセル信号記憶手段701に記憶されている図
10に示すキャンセル信号テーブル900より上記周波
数帯域に対応するキャンセル信号のデータを読み出し、
当該データに基づきキャンセル信号を生成する(S80
4)。
【0041】テレビジョン受信機などの機器そのものに
起因するノイズ成分としては、当該機器内で使用される
クロック信号及びその高調波などがあり、キャンセル信
号記憶手段701は、これらのノイズ成分を反転した信
号をキャンセル信号として、クロックごとに周波数、振
幅及び位相をテーブル形式で記憶している。
起因するノイズ成分としては、当該機器内で使用される
クロック信号及びその高調波などがあり、キャンセル信
号記憶手段701は、これらのノイズ成分を反転した信
号をキャンセル信号として、クロックごとに周波数、振
幅及び位相をテーブル形式で記憶している。
【0042】図10はキャンセル信号記憶手段701に
記憶されているキャンセル信号テーブル900の一例を
示している。
記憶されているキャンセル信号テーブル900の一例を
示している。
【0043】図10によると、キャンセル信号テーブル
900のクロック欄901はノイズ源であるクロック信
号を特定する項目であり、振幅欄902はキャンセル信
号の強度を表す項目であり,周波数欄903はキャンセ
ル信号の発生周波数を表す項目であり,位相欄904は
キャンセル信号の、例えばテレビジョン受信機などの機
器内で使用されるクロック信号からの位相を表す項目で
ある。
900のクロック欄901はノイズ源であるクロック信
号を特定する項目であり、振幅欄902はキャンセル信
号の強度を表す項目であり,周波数欄903はキャンセ
ル信号の発生周波数を表す項目であり,位相欄904は
キャンセル信号の、例えばテレビジョン受信機などの機
器内で使用されるクロック信号からの位相を表す項目で
ある。
【0044】図10の例では、CLK1という信号の場
合、30MHzでは0.33Vの振幅と0degの位
相、60MHzでは0.28Vの振幅と0.1degの
位相、90.1MHzでは0.22Vの振幅と0.7d
egの位相を持つノイズ成分をキャンセルする信号を発
生させることを表している。
合、30MHzでは0.33Vの振幅と0degの位
相、60MHzでは0.28Vの振幅と0.1degの
位相、90.1MHzでは0.22Vの振幅と0.7d
egの位相を持つノイズ成分をキャンセルする信号を発
生させることを表している。
【0045】更に、キャンセル信号加算手段103は、
クロック信号発生手段703が出力するクロック信号に
同期してテレビジョン信号に上記キャンセル信号を加算
して、テレビジョン信号に重畳されたノイズ成分をキャ
ンセルする(S805)。
クロック信号発生手段703が出力するクロック信号に
同期してテレビジョン信号に上記キャンセル信号を加算
して、テレビジョン信号に重畳されたノイズ成分をキャ
ンセルする(S805)。
【0046】より具体的には、例えば受信チャンネルが
9chの場合、周波数帯域は198MHzから204M
Hzまでであるので、キャンセル信号記憶手段701に
記憶されているテーブル900より対象となる周波数帯
域のキャンセル信号であるCLK2というキャンセル信
号が読み出される。上記CLK2の基本周波数が100
MHzのクロック信号であり、上記周波数帯域のキャン
セル信号は2倍の高調波で周波数が200.1MHzで
0.28Vの振幅と0.5degの位相を持つ信号であ
る。続いて、CLK2の信号と同じ周波数、例えば10
0MHzのクロック信号がクロック信号発生手段703
で発生され、キャンセル加算手段103はこのクロック
信号に同期して2倍の高調波である200.1MHzの
キャンセル信号を元信号であるテレビジョン信号に加算
する。続いて、ノイズ成分をキャンセルした信号を表示
手段104に映像として表示する(S806)。
9chの場合、周波数帯域は198MHzから204M
Hzまでであるので、キャンセル信号記憶手段701に
記憶されているテーブル900より対象となる周波数帯
域のキャンセル信号であるCLK2というキャンセル信
号が読み出される。上記CLK2の基本周波数が100
MHzのクロック信号であり、上記周波数帯域のキャン
セル信号は2倍の高調波で周波数が200.1MHzで
0.28Vの振幅と0.5degの位相を持つ信号であ
る。続いて、CLK2の信号と同じ周波数、例えば10
0MHzのクロック信号がクロック信号発生手段703
で発生され、キャンセル加算手段103はこのクロック
信号に同期して2倍の高調波である200.1MHzの
キャンセル信号を元信号であるテレビジョン信号に加算
する。続いて、ノイズ成分をキャンセルした信号を表示
手段104に映像として表示する(S806)。
【0047】上記したごとく,本実施の形態によれば、
キャンセル信号記憶手段701は、テレビジョン受信機
などの機器そのものに起因するノイズ成分を打ち消すキ
ャンセル信号をあらかじめテーブルの形で記憶してお
り、キャンセル信号加算手段103はこれに基づいてキ
ャンセル信号を生成し、このキャンセル信号を元信号に
加算するので、元信号に含まれる機器そのものに起因す
る周期的なノイズ成分を除去することができる。
キャンセル信号記憶手段701は、テレビジョン受信機
などの機器そのものに起因するノイズ成分を打ち消すキ
ャンセル信号をあらかじめテーブルの形で記憶してお
り、キャンセル信号加算手段103はこれに基づいてキ
ャンセル信号を生成し、このキャンセル信号を元信号に
加算するので、元信号に含まれる機器そのものに起因す
る周期的なノイズ成分を除去することができる。
【0048】尚、本実施の形態では、キャンセル信号の
対象となる周波数帯域を入力されたテレビジョン信号の
帯域で説明したが、テレビジョン信号を機器内の中間周
波数に変換した後の信号に対して、中間周波数帯に基づ
いたキャンセル信号を加算しても同様の効果が得られ
る。
対象となる周波数帯域を入力されたテレビジョン信号の
帯域で説明したが、テレビジョン信号を機器内の中間周
波数に変換した後の信号に対して、中間周波数帯に基づ
いたキャンセル信号を加算しても同様の効果が得られ
る。
【0049】また、本実施の形態では、キャンセル信号
記憶手段701はキャンセル信号をあらかじめ記憶して
いるものとしたが、更に、キャンセル信号を追加して記
憶するようにしてもよい。また、記憶しているキャンセ
ル信号を変更してもよい。
記憶手段701はキャンセル信号をあらかじめ記憶して
いるものとしたが、更に、キャンセル信号を追加して記
憶するようにしてもよい。また、記憶しているキャンセ
ル信号を変更してもよい。
【0050】また,本実施の形態では,周波数帯域に一
致するキャンセル信号は一種類のクロックの場合を例と
して説明したが、複数のクロックに一致する場合は、キ
ャンセル信号加算手段103においてそれぞれのキャン
セル信号を加算すればよい。
致するキャンセル信号は一種類のクロックの場合を例と
して説明したが、複数のクロックに一致する場合は、キ
ャンセル信号加算手段103においてそれぞれのキャン
セル信号を加算すればよい。
【0051】また,本実施の形態では、キャンセル信号
加算手段103は、周波数帯域に一致するキャンセル信
号をクロック信号発生手段703で発生するクロック信
号に同期して加算する場合を例として説明したが、周波
数帯域が一致していても、例えばテレビジョン受信機な
どの機器内の回路で動作していない回路に使用されてい
るクロック信号はノイズキャンセルの対象としなくても
よい。
加算手段103は、周波数帯域に一致するキャンセル信
号をクロック信号発生手段703で発生するクロック信
号に同期して加算する場合を例として説明したが、周波
数帯域が一致していても、例えばテレビジョン受信機な
どの機器内の回路で動作していない回路に使用されてい
るクロック信号はノイズキャンセルの対象としなくても
よい。
【0052】(実施の形態4)上記実施の形態3と異な
る点は、キャンセル信号の位相を調整する位相シフト手
段を設けたことにある。
る点は、キャンセル信号の位相を調整する位相シフト手
段を設けたことにある。
【0053】図11は本実施の形態4におけるノイズキ
ャンセル装置の概略機能ブロック図であり、図12は本
実施の形態4におけるノイズキャンセル装置の動作フロ
ー図である。図11、及び図12に従って、例えば、テ
レビジョン信号に重畳したノイズ成分をキャンセルする
ノイズキャンセル装置の構成及び動作について上記実施
の形態3と異なる点のみ説明する。
ャンセル装置の概略機能ブロック図であり、図12は本
実施の形態4におけるノイズキャンセル装置の動作フロ
ー図である。図11、及び図12に従って、例えば、テ
レビジョン信号に重畳したノイズ成分をキャンセルする
ノイズキャンセル装置の構成及び動作について上記実施
の形態3と異なる点のみ説明する。
【0054】図12に示すように、信号入力の手順(S
1100)からキャンセル信号読み出しの手順(S11
04)は、実施の形態3と同じである。キャンセル信号
読み出しの手順(S1104)において読み出したキャ
ンセル信号の初期位相の設定を位相シフト手段1003
で行なうが、この初期位相は、読み出されたキャンセル
信号に対応する図10に示すテーブル900の位相欄9
04に記憶されている位相に設定される(S110
5)。更に、キャンセル信号加算手段103は、クロッ
ク信号発生手段703が出力するクロック信号に同期し
てテレビジョン信号にキャンセル信号を加算する(S1
106)。
1100)からキャンセル信号読み出しの手順(S11
04)は、実施の形態3と同じである。キャンセル信号
読み出しの手順(S1104)において読み出したキャ
ンセル信号の初期位相の設定を位相シフト手段1003
で行なうが、この初期位相は、読み出されたキャンセル
信号に対応する図10に示すテーブル900の位相欄9
04に記憶されている位相に設定される(S110
5)。更に、キャンセル信号加算手段103は、クロッ
ク信号発生手段703が出力するクロック信号に同期し
てテレビジョン信号にキャンセル信号を加算する(S1
106)。
【0055】続いて、キャンセル信号加算手段103
は、水平帰線消去期間405においてノイズ成分がなく
なることによって、ノイズ成分がキャンセルされたか否
かを判定し(S1107)、ノイズ成分がキャンセルさ
れていなければ、位相シフト手段1003はノイズ成分
をキャンするようにキャンセル信号加算手段103への
入力であるキャンセル信号の位相を順次変化させる(S
1108)。続いて、ノイズ成分がキャンセルされてお
れば表示手段104にノイズ成分がキャンセルされた信
号に基づいて映像信号を表示し、ノイズキャンセルの動
作を終了する(S1109)。尚、上記位相シフト手段
1003は、リモコンなど外部で、例えば位相シフト信
号を発生し、この信号によって位相の制御を行なっても
よい。この場合、キャンセル信号加算手段103から出
力されるノイズ成分がキャンセルされた信号は無条件に
表示手段104に表示されるようにする。
は、水平帰線消去期間405においてノイズ成分がなく
なることによって、ノイズ成分がキャンセルされたか否
かを判定し(S1107)、ノイズ成分がキャンセルさ
れていなければ、位相シフト手段1003はノイズ成分
をキャンするようにキャンセル信号加算手段103への
入力であるキャンセル信号の位相を順次変化させる(S
1108)。続いて、ノイズ成分がキャンセルされてお
れば表示手段104にノイズ成分がキャンセルされた信
号に基づいて映像信号を表示し、ノイズキャンセルの動
作を終了する(S1109)。尚、上記位相シフト手段
1003は、リモコンなど外部で、例えば位相シフト信
号を発生し、この信号によって位相の制御を行なっても
よい。この場合、キャンセル信号加算手段103から出
力されるノイズ成分がキャンセルされた信号は無条件に
表示手段104に表示されるようにする。
【0056】上記したごとく、本実施の形態によれば、
キャンセル信号加算手段103にキャンセル信号の位相
を調整する位相シフト手段1003を設け、元信号に加
算するキャンセル信号の位相を調整できるようにしたの
で、回路素子などによる位相の変化分などを調整してよ
り完全に、テレビジョン受信機などの機器そのものに起
因する周期的なノイズ成分を除去することができる。
キャンセル信号加算手段103にキャンセル信号の位相
を調整する位相シフト手段1003を設け、元信号に加
算するキャンセル信号の位相を調整できるようにしたの
で、回路素子などによる位相の変化分などを調整してよ
り完全に、テレビジョン受信機などの機器そのものに起
因する周期的なノイズ成分を除去することができる。
【0057】尚、本実施の形態では、キャンセル信号の
対象となる周波数帯域を入力されたテレビジョン信号の
帯域で説明したが、テレビジョン信号を機器内の中間周
波数に変換した後の信号に対して、中間周波数帯に基づ
いたキャンセル信号を加算しても同様の効果が得られ
る。
対象となる周波数帯域を入力されたテレビジョン信号の
帯域で説明したが、テレビジョン信号を機器内の中間周
波数に変換した後の信号に対して、中間周波数帯に基づ
いたキャンセル信号を加算しても同様の効果が得られ
る。
【0058】尚また、本実施の形態では、キャンセル信
号記憶手段701はキャンセル信号をあらかじめ記憶し
ているとしたが、更に、キャンセル信号を追加して記憶
するようにしてもよい。また、記憶しているキャンセル
信号を変更してもよい。
号記憶手段701はキャンセル信号をあらかじめ記憶し
ているとしたが、更に、キャンセル信号を追加して記憶
するようにしてもよい。また、記憶しているキャンセル
信号を変更してもよい。
【0059】尚また,本実施の形態では,周波数帯域に
一致するキャンセル信号は一種類のクロックの場合を例
として説明したが、複数のクロックに一致する場合は、
キャンセル信号加算手段103においてそれぞれのキャ
ンセル信号を加算すればよい。
一致するキャンセル信号は一種類のクロックの場合を例
として説明したが、複数のクロックに一致する場合は、
キャンセル信号加算手段103においてそれぞれのキャ
ンセル信号を加算すればよい。
【0060】尚また,本実施の形態では、キャンセル信
号加算手段103は周波数帯域に一致するキャンセル信
号をクロック信号発生手段703で発生するクロック信
号に同期して加算する場合を例として説明したが、周波
数帯域が一致していても、例えばテレビジョン受信機な
どの機器内で動作していない回路のクロック信号はノイ
ズキャンセルの対象としなくてもよい。
号加算手段103は周波数帯域に一致するキャンセル信
号をクロック信号発生手段703で発生するクロック信
号に同期して加算する場合を例として説明したが、周波
数帯域が一致していても、例えばテレビジョン受信機な
どの機器内で動作していない回路のクロック信号はノイ
ズキャンセルの対象としなくてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明のノイズキャンセ
ル装置によれば、既知の信号レベルを利用して、元信号
に含まれるノイズ成分を検出し、このノイズ成分を反転
してノイズ成分をキャンセルするキャンセル信号を生成
する。従って、これを元信号に加算することによって元
信号に含まれるノイズ成分をキャンセルすることができ
る。
ル装置によれば、既知の信号レベルを利用して、元信号
に含まれるノイズ成分を検出し、このノイズ成分を反転
してノイズ成分をキャンセルするキャンセル信号を生成
する。従って、これを元信号に加算することによって元
信号に含まれるノイズ成分をキャンセルすることができ
る。
【0062】また、ノイズ記憶手段を設けノイズ記憶手
段に記憶されているノイズ成分と新たに検出されたノイ
ズ成分との周期性の判定を行い,周期性のあるノイズ成
分からキャンセル信号を生成することによって、周期的
なノイズ成分をキャンセルすることができる。
段に記憶されているノイズ成分と新たに検出されたノイ
ズ成分との周期性の判定を行い,周期性のあるノイズ成
分からキャンセル信号を生成することによって、周期的
なノイズ成分をキャンセルすることができる。
【0063】更に、キャンセル信号記憶手段は、テレビ
ジョン受信機など機器そのものに起因するノイズ成分を
打ち消す信号をあらかじめテーブルの形で記憶して、キ
ャンセル信号加算手段がこれに基づいてキャンセル信号
を生成し、このキャンセル信号を元信号に加算すること
によって、元信号に含まれる機器そのものに起因する周
期的なノイズ成分を除去することができる。
ジョン受信機など機器そのものに起因するノイズ成分を
打ち消す信号をあらかじめテーブルの形で記憶して、キ
ャンセル信号加算手段がこれに基づいてキャンセル信号
を生成し、このキャンセル信号を元信号に加算すること
によって、元信号に含まれる機器そのものに起因する周
期的なノイズ成分を除去することができる。
【0064】また更に、キャンセル信号加算手段にキャ
ンセル信号の位相を調整する位相シフト手段を設け、元
信号に加算するキャンセル信号の位相を調整できるよう
に構成することによって、回路素子などによる位相の変
化分などを調整してより完全に、テレビジョン受信機な
どの機器そのものに起因する周期的なノイズ成分を除去
することができる。
ンセル信号の位相を調整する位相シフト手段を設け、元
信号に加算するキャンセル信号の位相を調整できるよう
に構成することによって、回路素子などによる位相の変
化分などを調整してより完全に、テレビジョン受信機な
どの機器そのものに起因する周期的なノイズ成分を除去
することができる。
【図1】本発明の実施の形態1におけるノイズキャンセ
ル装置の概略機能ブロック図である。
ル装置の概略機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1におけるノイズキャンセ
ル装置の動作フロー図である。
ル装置の動作フロー図である。
【図3】本発明の実施の形態1における水平帰線消去期
間おけるノイズ波形の一例の図である。
間おけるノイズ波形の一例の図である。
【図4】本発明の実施の形態1におけるテレビジョン受
信機の概略機能ブロック図である。
信機の概略機能ブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態2におけるノイズキャンセ
ル装置の概略機能ブロック図である。
ル装置の概略機能ブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態2におけるノイズキャンセ
ル装置の動作フロー図である。
ル装置の動作フロー図である。
【図7】本発明の実施の形態2におけるノイズキャンセ
ル装置の動作フロー図である。
ル装置の動作フロー図である。
【図8】本発明の実施の形態3におけるノイズキャンセ
ル装置の概略機能ブロック図である。
ル装置の概略機能ブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態3におけるノイズキャンセ
ル装置の動作フロー図である。
ル装置の動作フロー図である。
【図10】本発明の実施の形態3におけるキャンセル信
号テーブルの一例の図である。
号テーブルの一例の図である。
【図11】本発明の実施の形態4におけるノイズキャン
セル装置の概略機能ブロック図である。
セル装置の概略機能ブロック図である。
【図12】本発明の実施の形態4におけるノイズキャン
セル装置の動作フロー図である。
セル装置の動作フロー図である。
【図13】従来の技術におけるテレビジョン信号の垂直
帰線消去期間のタイムチャートである。
帰線消去期間のタイムチャートである。
【図14】従来の技術におけるテレビジョン信号の水平
帰線期間の波形図である。
帰線期間の波形図である。
【図15】従来の技術にけるノイズ除去回路の概略機能
ブロック図である。
ブロック図である。
【図16】従来技術における水平帰線消去期間おけるノ
イズ波形の図である。
イズ波形の図である。
1 YC分離回路
2 ディジタル信号処理回路
3 クランプ回路
4 クリップ回路
5 基準電圧設定回路
6 同期信号発生回路
7 重畳回路
100 ノイズキャンセル装置
101 ノイズ検出手段
102 キャンセル信号生成手段
103 キャンセル信号加算手段
104 表示手段
106 記録手段
200 垂直帰線消去期間
201 等化期間
202 垂直同期期間
203 水平同期パルス
204 カラーバースト信号
205 水平同期信号期間
211 帰線消去レベル
401 フロントポーチ
403 バックポーチ
405 水平帰線消去期間
409 ノイズ成分
504 ノイズ記憶手段
505 ノイズ比較手段
506 周期ノイズ判定手段
701 キャンセル信号記憶手段
703 クロック信号発生手段
900 キャンセル信号テーブル
901 ノイズ源であるクロック信号を特定する項目
902 キャンセル信号の強度を表す項目
903 キャンセル信号の発生周波数を表す項目
904 キャンセル信号の位相を表す項目
1003 位相シフト手段
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 三村 詳一
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Fターム(参考) 5C021 PA06 PA14 PA18 PA28 PA58
PA66 PA78 SA00 SA11 SA17
SA18 YA00 YA01 YA03
5C066 AA03 BA20 CA07 GA01 GA06
GA23 GA33 GB08 GB09 GB11
GB12 KA05 KA13 KA15 KB05
KD06 KE02 KE07
Claims (22)
- 【請求項1】元信号に含まれる既知の信号レベルを利用
して、ノイズ成分を検出するノイズ検出手段と、 上記ノイズ検出手段により検出したノイズ成分によりキ
ャンセル信号を生成するキャンセル信号生成手段と、 上記キャンセル信号を上記元信号に加算するキャンセル
信号加算手段と、 を備えたことを特徴とするノイズキャンセル装置。 - 【請求項2】元信号に含まれる既知の信号レベルを利用
して、ノイズ成分を検出するノイズ検出手段と、 検出したノイズ成分を記憶するノイズ記憶手段と、 上記ノイズ検出手段に記憶されたノイズ成分と新たに検
出したノイズ成分を比較するノイズ比較手段と、 上記ノイズ比較手段による上記比較の結果に基づき周期
的ノイズであるか否かの判定をする周期ノイズ判定手段
と、 上記周期ノイズ判定手段により判定された上記周期的ノ
イズをキャンセルする信号を生成するキャンセル信号生
成手段と、 上記キャンセル信号を上記元信号に加算するキャンセル
信号加算手段と、 を備えたことを特徴とするノイズキャンセル装置。 - 【請求項3】上記既知の信号レベルとして、上記元信号
がテレビジョン信号のとき、 上記元信号に含まれる垂直帰線消去期間の帰線消去レベ
ルを用いた請求項1または請求項2記載のノイズキャン
セル装置。 - 【請求項4】上記既知の信号レベルとして、上記元信号
がテレビジョン信号のとき、 上記元信号に含まれる水平帰線消去期間の帰線消去レベ
ルを用いた請求項1または請求項2記載のノイズキャン
セル装置。 - 【請求項5】上記既知の信号レベルとして、上記元信号
がテレビジョン信号のとき、 テレビジョン信号のカラーバー信号の信号レベルを用い
た請求項1または請求項2記載のノイズキャンセル装
置。 - 【請求項6】上記既知の信号レベルとして、 機器内の基準信号発生回路の基準信号レベルを用いた請
求項1または請求項2記載のノイズキャンセル装置。 - 【請求項7】機器に起因して発生するノイズ成分をキャ
ンセルする信号を記憶するキャンセル信号記憶手段と、 機器内のクロック信号に対応したクロック信号を発生す
るクロック信号発生手段と、 上記キャンセル信号を上記元信号に加算するキャンセル
信号加算手段と、 を備えたことを特徴とするノイズキャンセル装置。 - 【請求項8】上記キャンセル信号加算手段は、 上記クロック信号発生手段が発生する上記クロック信号
に同期して上記キャンセル信号を加算するする請求項7
記載のノイズキャンセル装置。 - 【請求項9】上記キャンセル信号加算手段は、上記元信
号がテレビジョン信号のとき、 上記テレビジョン信号を機器内の中間周波数に変換した
後の信号に対して、上記クロック信号発生手段が発生す
る上記クロック信号に同期して上記キャンセル信号を加
算する請求項7記載のノイズキャンセル装置。 - 【請求項10】上記キャンセル信号加算手段は、 更に、上記キャンセル信号の位相を調整する位相シフト
手段を備え、 上記クロック信号発生手段が発生する上記クロック信号
に同期して上記キャンセル信号を加算するする請求項7
記載のノイズキャンセル装置。 - 【請求項11】上記キャンセル信号加算手段は、 更に、上記キャンセル信号の位相を調整する位相シフト
手段を備え、 上記元信号がテレビジョン信号のとき、 上記テレビジョン信号を機器内の中間周波数に変換した
後の信号に対して、上記クロック信号発生手段が発生す
る上記クロック信号に同期して上記キャンセル信号を加
算する請求項7記載のノイズキャンセル装置。 - 【請求項12】元信号に含まれる既知の信号レベルを利
用して、ノイズ成分を検出するノイズ検出ステップと、 上記ノイズ検出ステップにより検出したノイズ成分によ
りキャンセル信号を生成するキャンセル信号生成ステッ
プと、 上記キャンセル信号を上記元信号に加算するキャンセル
信号加算ステップと、を備えたことを特徴とするノイズ
キャンセル方法。 - 【請求項13】元信号に含まれる既知の信号レベルを利
用して、ノイズ成分を検出するノイズ検出ステップと、 検出したノイズ成分を記憶するノイズ記憶ステップと、 上記ノイズ検出ステップで記憶されたノイズ成分と新た
に検出したノイズ成分を比較するノイズ比較ステップ
と、 上記ノイズ比較ステップによる上記比較の結果に基づき
周期的ノイズであるか否かの判定をする周期ノイズ判定
ステップと、 上記周期ノイズ判定ステップにより判定された上記周期
的ノイズをキャンセルする信号を生成するキャンセル信
号生成ステップと、 上記キャンセル信号を上記元信号に加算するキャンセル
信号加算ステップと、を備えたことを特徴とするノイズ
キャンセル方法。 - 【請求項14】上記既知の信号レベルとして、上記元信
号がテレビジョン信号のとき、 上記元信号に含まれる垂直帰線消去期間の帰線消去レベ
ルを用いた請求項12または請求項13記載のノイズキ
ャンセル方法。 - 【請求項15】上記既知の信号レベルとして、上記元信
号がテレビジョン信号のとき、 上記元信号に含まれる水平帰線消去期間の帰線消去レベ
ルを用いた請求項12または請求項13記載のノイズキ
ャンセル方法。 - 【請求項16】上記既知の信号レベルとして、上記元信
号がテレビジョン信号のとき、 テレビジョン信号のカラーバー信号の信号レベルを用い
た請求項12または請求項13記載のノイズキャンセル
方法。 - 【請求項17】上記既知の信号レベルとして、 機器内の基準信号発生回路の基準信号レベルを用いた請
求項12または請求項13記載のノイズキャンセル方
法。 - 【請求項18】機器に起因して発生するノイズをキャン
セルする信号を記憶するキャンセル信号記憶ステップ
と、 機器内のクロック信号に対応したクロック信号を発生す
るクロック信号発生ステップと、 上記キャンセル信号を上記元信号に加算するキャンセル
信号加算ステップと、 を備えたことを特徴とするノイズキャンセル方法。 - 【請求項19】上記キャンセル信号加算ステップは、 上記クロック信号発生ステップで発生する上記クロック
信号に同期して上記キャンセル信号を加算するする請求
項18記載のノイズキャンセル方法。 - 【請求項20】上記キャンセル信号加算ステップは、上
記元信号がテレビジョン信号のとき、 上記テレビジョン信号を機器内の中間周波数に変換した
後の信号に対して、上記クロック信号発生ステップで発
生する上記クロック信号に同期して上記キャンセル信号
を加算する請求項18記載のノイズキャンセル方法。 - 【請求項21】上記キャンセル信号加算ステップは、 更に、キャンセル信号の位相を調整する位相シフトステ
ップを備え、 上記クロック信号発生ステップで発生する上記クロック
信号に同期して上記キャンセル信号を加算するする請求
項18記載のノイズキャンセル方法。 - 【請求項22】上記キャンセル信号加算ステップは、 更に、上記キャンセル信号の位相を調整する位相シフト
ステップを備え、 上記元信号がテレビジョン信号のとき、 上記テレビジョン信号を機器内の中間周波数に変換した
後の信号に対して、上記クロック信号発生ステップで発
生する上記クロック信号に同期して上記キャンセル信号
を加算する請求項18記載のノイズキャンセル方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002011568A JP2003219209A (ja) | 2002-01-21 | 2002-01-21 | ノイズキャンセル装置及びノイズキャンセル方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002011568A JP2003219209A (ja) | 2002-01-21 | 2002-01-21 | ノイズキャンセル装置及びノイズキャンセル方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003219209A true JP2003219209A (ja) | 2003-07-31 |
Family
ID=27649010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002011568A Pending JP2003219209A (ja) | 2002-01-21 | 2002-01-21 | ノイズキャンセル装置及びノイズキャンセル方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003219209A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8164658B2 (en) | 2008-02-12 | 2012-04-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Noise reduction apparatus and image pickup apparatus |
JP2016114519A (ja) * | 2014-12-16 | 2016-06-23 | 国立大学法人静岡大学 | 変調光検出のsn比を向上する方法 |
-
2002
- 2002-01-21 JP JP2002011568A patent/JP2003219209A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8164658B2 (en) | 2008-02-12 | 2012-04-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Noise reduction apparatus and image pickup apparatus |
JP2016114519A (ja) * | 2014-12-16 | 2016-06-23 | 国立大学法人静岡大学 | 変調光検出のsn比を向上する方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5532749A (en) | Sample rate conversion device for processing non-standard television signal | |
JP2003219209A (ja) | ノイズキャンセル装置及びノイズキャンセル方法 | |
EP0487186B1 (en) | Motion signal detecting circuit | |
WO2005022928A1 (ja) | 映像信号処理回路、映像信号表示装置、及び映像信号記録装置 | |
JP5185212B2 (ja) | 色信号処理回路 | |
JP3052682U (ja) | 映像装置 | |
KR0123724B1 (ko) | 동기신호 발생장치 및 이를 이용한 영상신호 처리장치 | |
JP2009141689A (ja) | アナログデジタル変換システム及びscart対応システム | |
JP2002300425A (ja) | デジタル・ビデオ処理回路および方法 | |
JP3683141B2 (ja) | 映像信号変換装置、方法および映像信号変換記録システム | |
JP3405008B2 (ja) | 垂直同期信号回路 | |
KR100350024B1 (ko) | 화상 정보 처리 장치 | |
JP2809002B2 (ja) | ゴースト除去回路 | |
JP3110196B2 (ja) | クシ型フィルタ自動調整回路 | |
JPH07312699A (ja) | ディジタル映像再生装置 | |
JP3727480B2 (ja) | 同期信号再生回路 | |
JP2003330445A (ja) | 表示装置 | |
JP2523010B2 (ja) | クランプパルス制御回路 | |
JP3061119U (ja) | コピ―ガ―ド信号除去装置 | |
JPS6310633B2 (ja) | ||
JPH10210492A (ja) | クロック発生回路及びy/c分離回路 | |
JP2000209459A (ja) | テレビ受信装置 | |
JPH07288847A (ja) | 映像信号位相補正装置 | |
JP2006109066A (ja) | 映像信号処理回路 | |
JPH08289261A (ja) | 文字放送受信回路 |