JP2009141689A - アナログデジタル変換システム及びscart対応システム - Google Patents
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Abstract
【課題】小規模のアナログデジタル変換回路で対応でき、映像を静止画で表示する場合にも画質の劣化を低減できるアナログデジタル変換システム及びSCART対応システムを提供する。
【解決手段】SCART対応システム1には、高速ブランキング信号(FB信号)の信号レベルに対応して、SCARTコネクタ2の3つの端子からR,G,B信号と複合映像信号(CVBS信号)とが入力される。FB信号判定回路7は、FB信号のレベルを判定し、Hレベルの場合にはチャンネル制御回路8を介してチャンネル切替回路9を切り替え、時分割でR,G,B信号を1つのADC10に入力させる。ADC10で変換されたデジタルのR,G,B信号は、表示形態に応じてデータ補正回路14において補正される。
【選択図】図1
【解決手段】SCART対応システム1には、高速ブランキング信号(FB信号)の信号レベルに対応して、SCARTコネクタ2の3つの端子からR,G,B信号と複合映像信号(CVBS信号)とが入力される。FB信号判定回路7は、FB信号のレベルを判定し、Hレベルの場合にはチャンネル制御回路8を介してチャンネル切替回路9を切り替え、時分割でR,G,B信号を1つのADC10に入力させる。ADC10で変換されたデジタルのR,G,B信号は、表示形態に応じてデータ補正回路14において補正される。
【選択図】図1
Description
本発明は、SCARTコネクタを用いて入力されるアナログの映像信号をアナログデジタル変換するアナログデジタル変換システム及びSCART対応システムに関する。
例えば、欧州などにおいてSCARTコネクタを備えた映像機器が普及している。このSCARTコネクタを用いた場合の映像信号に関しては、アナログの色成分信号として、R,G,B信号の3系統の信号が入力/出力される。
また、SCARTコネクタを用いた場合には、R,G,B信号の入力/出力に対応して、Fast Blanking信号(高速ブランキング信号)も出力される。
最近においては、SCARTコネクタを用いて入力される信号(以下、SCART信号と呼ぶ)に対してデジタル信号処理する場合が増えている。
従来は、R,G,B信号の3系統の信号に対応するため、3チャンネルのアナログデジタル変換回路(ADCと略記)でアナログデジタル(AD)変換していた。
また、SCARTコネクタを用いた場合には、R,G,B信号の入力/出力に対応して、Fast Blanking信号(高速ブランキング信号)も出力される。
最近においては、SCARTコネクタを用いて入力される信号(以下、SCART信号と呼ぶ)に対してデジタル信号処理する場合が増えている。
従来は、R,G,B信号の3系統の信号に対応するため、3チャンネルのアナログデジタル変換回路(ADCと略記)でアナログデジタル(AD)変換していた。
このため、SCART信号に対する信号処理系をLSI化した場合、信号処理システムに於けるADCの占める割合が大きくなっていた。
一方、例えば特許文献1には、複数のチャンネルから入力されるアナログ信号を時分割でAD変換するAD変換システムが開示されているが、SCART信号に対応したものでない。
3系統で入力されるR,G,B信号を時分割で対応した場合には、時分割される映像が静止画(或いはこれと等価な形態)で表示するものであると、時分割のAD変換した場合のサンプリング間隔により、視覚上画質が劣化する可能性がある。
特開平3−238923号公報
一方、例えば特許文献1には、複数のチャンネルから入力されるアナログ信号を時分割でAD変換するAD変換システムが開示されているが、SCART信号に対応したものでない。
3系統で入力されるR,G,B信号を時分割で対応した場合には、時分割される映像が静止画(或いはこれと等価な形態)で表示するものであると、時分割のAD変換した場合のサンプリング間隔により、視覚上画質が劣化する可能性がある。
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、小規模のアナログデジタル変換回路で対応でき、映像を静止画で表示する場合にも画質の劣化を低減できるアナログデジタル変換システム及びSCART対応システムを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係るアナログデジタル変換システムは、SCARTコネクタの3つの端子からそれぞれ入力されるアナログの色成分信号としてのR,G,B信号を時分割で選択する選択回路と、前記R,G,B信号の有無に対応して前記SCARTコネクタの端子から入力される高速ブランキング信号が所定レベル以上であるか否かを判定する高速ブランキング信号判定部と、所定レベル以上の高速ブランキング信号と判定した期間、前記選択回路を介して選択された前記R,G,B信号をデジタルのR,G,B信号に時分割で変換する1つのアナログデジタル変換回路と、前記アナログデジタル変換回路により変換されたデジタルのR,G,B信号が、少なくとも時間的に動きのない信号の場合に、前記時分割で変換されたデジタルのR,G,B信号間のタイミングずれを補正する補正部と、を具備することを特徴とする。
本発明の一実施形態に係るSCART対応システムは、SCARTコネクタの3つの端子からそれぞれ入力されるアナログの色成分信号としてのR,G,B信号を時分割で選択する選択回路と、前記R,G,B信号の有無に対応して前記SCARTコネクタの端子から入力される高速ブランキング信号が所定レベル以上であるか否かを判定する高速ブランキング信号判定部と、所定レベル以上の高速ブランキング信号と判定した期間、前記選択回路を介して選択された前記R,G,B信号をデジタルのR,G,B信号に時分割で変換する1つのアナログデジタル変換回路と、前記アナログデジタル変換回路により変換されたデジタルのR,G,B信号が、少なくとも時間的に動きのない信号の場合に、前記時分割で変換されたデジタルのR,G,B信号間のタイミングずれを補正する補正部と、前記SCARTコネクタの1つの端子から入力される複合映像信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換回路と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、小規模のアナログデジタル変換回路で対応でき、映像を静止画で表示する場合にも画質の劣化を低減できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係るSCART対応システム1の構成を示す。
このSCART対応システム1は、外部のSCART対応映像機器に接続されたSCARTコネクタ2が着脱自在に接続されるSCARTコネクタ受け3を備えている。
また、このSCART対応システム1は、パーソナルコンピュータ(PCと略記)等の例えばSCART非対応映像機器からの映像信号を入力するコネクタ(図1では2点鎖線で示す)が着脱自在に接続されるコネクタ受け4も備えている。
また、SCARTコネクタ受け3から入力される映像信号と、他方のコネクタ受け4から入力される映像信号とを選択する選択スイッチ5を備えている。この選択スイッチ5は、例えばユーザにより切り替えることができる。
このSCART対応システム1は、外部のSCART対応映像機器に接続されたSCARTコネクタ2が着脱自在に接続されるSCARTコネクタ受け3を備えている。
また、このSCART対応システム1は、パーソナルコンピュータ(PCと略記)等の例えばSCART非対応映像機器からの映像信号を入力するコネクタ(図1では2点鎖線で示す)が着脱自在に接続されるコネクタ受け4も備えている。
また、SCARTコネクタ受け3から入力される映像信号と、他方のコネクタ受け4から入力される映像信号とを選択する選択スイッチ5を備えている。この選択スイッチ5は、例えばユーザにより切り替えることができる。
この選択スイッチ5により選択された方の映像信号が、SCART対応システム1内に設けられた例えばLSIで形成されたアナログデジタル変換システム(以下ADCシステムと略記)6に入力される。
なお、選択スイッチ5は、図1では映像信号として色成分信号(或いは3原色信号)としてのR,G,B信号を選択する例で示しているが、複合映像信号(CVBS信号と略記)も選択できる構成にしても良い。
SCARTコネクタ受け3には、SCARTコネクタ2側からの3系統(3チャンネル)のR,G,B信号と、1系統のCVBS信号と、これらの信号のいずれが出力されているかを表すFast Blanking信号(高速ブランキング信号、以下ではFB信号と略記)とが入力される。なお、このFB信号は、Fast Swithing信号(高速切替信号)とも呼ばれる。
なお、選択スイッチ5は、図1では映像信号として色成分信号(或いは3原色信号)としてのR,G,B信号を選択する例で示しているが、複合映像信号(CVBS信号と略記)も選択できる構成にしても良い。
SCARTコネクタ受け3には、SCARTコネクタ2側からの3系統(3チャンネル)のR,G,B信号と、1系統のCVBS信号と、これらの信号のいずれが出力されているかを表すFast Blanking信号(高速ブランキング信号、以下ではFB信号と略記)とが入力される。なお、このFB信号は、Fast Swithing信号(高速切替信号)とも呼ばれる。
ADCシステム6内には、FB端子から入力されるこのFB信号のレベルを例えば閾値と比較して、R,G,B信号が入力されるいるか否かを判定するFB信号判定回路7が設けてある。
このFB信号判定回路7は、常時、FB信号のレベルを判定する動作を行う。FB信号は、信号源がR、G、B信号の場合には所定レベル以上(以下、Hレベルと言う)となり、またCVBS信号の場合には所定レベルより低いレベル(Lレベルと言う)となる。換言すると、FB信号は、R、G、B信号の有無を表す信号に相当する。
このFB信号判定回路7は、所定レベル以上のFB信号を判定(検出)した場合には、FB信号判定信号をチャンネル制御回路8に出力する。
このFB信号判定回路7は、常時、FB信号のレベルを判定する動作を行う。FB信号は、信号源がR、G、B信号の場合には所定レベル以上(以下、Hレベルと言う)となり、またCVBS信号の場合には所定レベルより低いレベル(Lレベルと言う)となる。換言すると、FB信号は、R、G、B信号の有無を表す信号に相当する。
このFB信号判定回路7は、所定レベル以上のFB信号を判定(検出)した場合には、FB信号判定信号をチャンネル制御回路8に出力する。
チャンネル制御回路8は、このFB判定信号が入力されると、SCARTコネクタ受け3側から入力される3チャンネルのR,G,B信号を時分割で選択する(選択回路としての)チャンネル切替回路(或いは選択回路)9にチャンネル切替信号を印加して、チャンネル切替(或いは選択)の制御を行う。
このチャンネル切替回路9は、例えばマルチプレクサにより構成される。
このチャンネル切替信号により、例えばマルチプレクサにおけるR,G,B信号が入力された3チャンネルが時分割で周回的(サイクリック)に選択され、選択されたR,G,B信号は、このマルチプレクサの出力端にその入力端が接続された1つのADC回路(ADCと略記)10に入力される。
なお、FB信号判定回路7,チャンネル制御回路8,ADC10等の各回路には、クロック生成回路11から、通常のクロック周波数(27MHz)の4倍の周波数のクロックCLK(108MHz)が印加され、各回路は、このクロックCLKに同期して動作する。
このチャンネル切替回路9は、例えばマルチプレクサにより構成される。
このチャンネル切替信号により、例えばマルチプレクサにおけるR,G,B信号が入力された3チャンネルが時分割で周回的(サイクリック)に選択され、選択されたR,G,B信号は、このマルチプレクサの出力端にその入力端が接続された1つのADC回路(ADCと略記)10に入力される。
なお、FB信号判定回路7,チャンネル制御回路8,ADC10等の各回路には、クロック生成回路11から、通常のクロック周波数(27MHz)の4倍の周波数のクロックCLK(108MHz)が印加され、各回路は、このクロックCLKに同期して動作する。
図2は、FB信号判定回路7によりHレベルのFB信号を判定した場合には、ADCシステム6に入力されるR,G,B信号が、チャンネル切替信号により時分割で選択されて、(図1のADC10に)入力されるタイミング図を示している。
図2に示すように入力されるFB信号は、FB信号判定回路7によって例えばFB信号中に示す閾値Vとの比較により、判定結果としてHレベルのFB判定信号が出力される。 そして、このHレベルのFB判定信号により、クロックCLKに同期したチャンネル切替信号により、R,G,B信号が時分割で選択される。
図2においては、R,G,B信号が時分割で選択される様子を模式的に示している。なお、時分割で選択された(或いはサンプリングされた)R,G,B信号は、1つのADC10に入力されることになる。
図2に示すように入力されるFB信号は、FB信号判定回路7によって例えばFB信号中に示す閾値Vとの比較により、判定結果としてHレベルのFB判定信号が出力される。 そして、このHレベルのFB判定信号により、クロックCLKに同期したチャンネル切替信号により、R,G,B信号が時分割で選択される。
図2においては、R,G,B信号が時分割で選択される様子を模式的に示している。なお、時分割で選択された(或いはサンプリングされた)R,G,B信号は、1つのADC10に入力されることになる。
図2から分かるように、R,G,B信号は、クロックCLKに同期して時分割で選択されるため、クロックCLKによるタイミングずれ(或いは位相ずれ)がR,G,B信号間に発生する。
図2の例では、時間tの経過において、t1,t2,t3,t4,…で示したそれぞれ異なる時間(時刻)に、それぞれR信号、G信号、B信号、R信号、…という具合に、時分割で順次選択された1つの信号が1つのADC10に入力される。
この場合、t1−t2(より一般的には、ti−ti+1:ここで、i=1,2,…)のサンプリング間隔は、例えばクロックCLKの周期であり、ADC10に取り込まれるR,G,B信号間に、例えばクロックCLKの周期分のタイミングずれが発生する。
図2の例では、時間tの経過において、t1,t2,t3,t4,…で示したそれぞれ異なる時間(時刻)に、それぞれR信号、G信号、B信号、R信号、…という具合に、時分割で順次選択された1つの信号が1つのADC10に入力される。
この場合、t1−t2(より一般的には、ti−ti+1:ここで、i=1,2,…)のサンプリング間隔は、例えばクロックCLKの周期であり、ADC10に取り込まれるR,G,B信号間に、例えばクロックCLKの周期分のタイミングずれが発生する。
従って、ADC10によりデジタル信号に変換した後、ADC10に入力されたタイミングずれのままの信号形態で、図示しない表示装置側に出力してその表示面に静止画として表示すると、色ずれとして画質を劣化させる可能性がある。
なお、動画表示のように映像(画像)が時間的に変化する場合には、ユーザにとって視覚的にその影響は少ない。このため、本実施形態においては、後述するように画質の劣化を防止ないしは低減する補正を行う。
図1に示すように上記ADC10は、時分割で入力されるアナログのR,G,B信号をデジタル変換して、時分割のR/G/B信号データとして、分離回路12に出力する。分離回路12は、例えばデマルチプレクサにより構成され、その切替制御は、例えばチャンネル制御回路8により行われる。
なお、動画表示のように映像(画像)が時間的に変化する場合には、ユーザにとって視覚的にその影響は少ない。このため、本実施形態においては、後述するように画質の劣化を防止ないしは低減する補正を行う。
図1に示すように上記ADC10は、時分割で入力されるアナログのR,G,B信号をデジタル変換して、時分割のR/G/B信号データとして、分離回路12に出力する。分離回路12は、例えばデマルチプレクサにより構成され、その切替制御は、例えばチャンネル制御回路8により行われる。
この分離回路12は、時分割された1チャンネルのR/G/B信号データを3チャンネルのR,G,B信号データに分離する。
分離されたR,G,B信号データは、動画検出部としての動画/静止画判定回路13に入力されると共に、データ補正回路14に入力される。
動画/静止画判定回路13は、FB信号判定回路7から、HレベルのFB判定信号が、1フィールドの全域で検出されたか否かの判定結果の信号が入力される。
そして、動画/静止画判定回路13は、HレベルのFB信号が1フィールドの全域で検出された場合には、3チャンネルのR,G,B信号データに対して、動画に相当する信号データであるか、静止画に相当する信号データであるかの判定(或いは検出)を行う。
分離されたR,G,B信号データは、動画検出部としての動画/静止画判定回路13に入力されると共に、データ補正回路14に入力される。
動画/静止画判定回路13は、FB信号判定回路7から、HレベルのFB判定信号が、1フィールドの全域で検出されたか否かの判定結果の信号が入力される。
そして、動画/静止画判定回路13は、HレベルのFB信号が1フィールドの全域で検出された場合には、3チャンネルのR,G,B信号データに対して、動画に相当する信号データであるか、静止画に相当する信号データであるかの判定(或いは検出)を行う。
この場合、例えば隣接するフィールド間における互いに対応する領域間の相関を検出し、相関のある領域間で位置ずれ、或いは動き量が検出されるか否かにより、動画であるか、静止画であるかの判定を行う。このため、動画/静止画判定回路13は、少なくとも1フィールド分の信号データを記憶するメモリ、或いは1フィールド分遅延する遅延回路を備えている。
そして、動画/静止画判定回路13は、その判定結果の信号を(タイミングずれの補正部としての)データ補正回路14に出力し、データ補正回路14による信号処理を制御する。
データ補正回路14は、動画の場合に対応したデータ補正処理部14aと、静止画(或いはこれに等価な表示形態に対応するテレテキスト)に対応したデータ補正処理部14bとを備えている。
そして、動画/静止画判定回路13は、その判定結果の信号を(タイミングずれの補正部としての)データ補正回路14に出力し、データ補正回路14による信号処理を制御する。
データ補正回路14は、動画の場合に対応したデータ補正処理部14aと、静止画(或いはこれに等価な表示形態に対応するテレテキスト)に対応したデータ補正処理部14bとを備えている。
そして、動画の場合には、データ補正処理部14aは、各信号データ毎に不要な高域成分を除去するLPF回路と、クロックCLKで時分割した際のデータの欠落を補間するデータ補間の処理を行う。
一方、静止画の場合には、データ補正処理部14bは、R,G,B信号データ間における時分割で取り込む際のタイミングずれを補正する。このタイミングずれに対する補正として、例えば、FB信号或いはFB判定信号における立ち上がりエッジのタイミング(位相)を基準として、R,G,B信号データ間のタイミングずれの補正(この補正を位相合わせの位相補正とも言う)を行う。
より具体的には、図2に示すようにFB判定信号がLレベルからHレベルになる場合、その遷移はクロックCLKに同期して変化する。そして、HレベルのFB判定信号により起動して発生するチャンネル切替信号もクロックCLKに同期して出力される。
一方、静止画の場合には、データ補正処理部14bは、R,G,B信号データ間における時分割で取り込む際のタイミングずれを補正する。このタイミングずれに対する補正として、例えば、FB信号或いはFB判定信号における立ち上がりエッジのタイミング(位相)を基準として、R,G,B信号データ間のタイミングずれの補正(この補正を位相合わせの位相補正とも言う)を行う。
より具体的には、図2に示すようにFB判定信号がLレベルからHレベルになる場合、その遷移はクロックCLKに同期して変化する。そして、HレベルのFB判定信号により起動して発生するチャンネル切替信号もクロックCLKに同期して出力される。
この場合、FB判定信号の立ち上がりに殆ど一致する、時刻t1のR信号のタイミング(位相)に、時刻t2のG信号と、時刻t3のB信号のタイミング(位相)を合わせるように位相補正を行う。同様に時刻t4以降においても、R信号に、G信号とB信号を合わせる補正を行う。なお、この補正は、実際にはデジタルの信号データに対して行われる。 このような補正は、例えば信号(データ)を時間遅延する遅延素子を用いることにより簡単に行うことができる。但し、時間遅延による方法は、実際には時間的に最も後の信号に、先行する信号側を時間遅延して、合わせることになる。
例えばR信号データに対しては、クロックCLKの周期の2倍だけ遅延する遅延素子を通し、G信号データに対しては、クロックCLKの周期分、遅延する遅延素子を通し、B信号データは遅延素子を用いることなくそのまま出力することにより、タイミングずれに対する補正を行うことができる。
例えばR信号データに対しては、クロックCLKの周期の2倍だけ遅延する遅延素子を通し、G信号データに対しては、クロックCLKの周期分、遅延する遅延素子を通し、B信号データは遅延素子を用いることなくそのまま出力することにより、タイミングずれに対する補正を行うことができる。
このような補正により、時分割で1つのADC10でデジタル信号に変換したことに起因するタイミングずれによるR,G,B信号が同じタイミング(位相)で表示装置側に出力されるため、色ずれ(色にじみ)による画質の劣化を防止できることになる。
なお、HレベルのFB信号が1フールドの全域で検出されない場合には、FB信号判定回路7からのFB判定信号が(例えば動画/静止画判定回路13をスルーして)データ補正回路14に入力される。
この場合には、R,G,B信号データは、テレテキストの文字表示等に対応した信号データに相当すると判定し、データ補正回路14は、静止画の場合と同様の処理を行う。 また、SCARTコネクタ2から入力されるCVBS信号は、もう1つのADC15に入力され、ADC15は、このアナログのCVBS信号をデジタル変換して、信号変換回路16に出力する。
なお、HレベルのFB信号が1フールドの全域で検出されない場合には、FB信号判定回路7からのFB判定信号が(例えば動画/静止画判定回路13をスルーして)データ補正回路14に入力される。
この場合には、R,G,B信号データは、テレテキストの文字表示等に対応した信号データに相当すると判定し、データ補正回路14は、静止画の場合と同様の処理を行う。 また、SCARTコネクタ2から入力されるCVBS信号は、もう1つのADC15に入力され、ADC15は、このアナログのCVBS信号をデジタル変換して、信号変換回路16に出力する。
信号変換回路16は、デジタルのCVBS信号データを例えば輝度信号データと色差信号データに変換し、さらにマトリクス変換処理によりR、G、B信号データに変換して出力する。
次に本実施形態の動作を図3を参照して説明する。図3は、本実施形態におけるSCART対応システム1の代表的な動作例を示すフローチャートを示す。
SCART対応システム1にSCARTコネクタ2等が接続され、SCART対応システム1の電源が投入されることによりSCART対応システム1は、動作を開始する。 この場合、最初のステップS1に示すようにFB信号判定回路7は、FB信号のレベル判定の動作を開始する。そして、次のステップS2に示すようにFB信号判定回路7は、HレベルのFB信号の有無を判定する。
次に本実施形態の動作を図3を参照して説明する。図3は、本実施形態におけるSCART対応システム1の代表的な動作例を示すフローチャートを示す。
SCART対応システム1にSCARTコネクタ2等が接続され、SCART対応システム1の電源が投入されることによりSCART対応システム1は、動作を開始する。 この場合、最初のステップS1に示すようにFB信号判定回路7は、FB信号のレベル判定の動作を開始する。そして、次のステップS2に示すようにFB信号判定回路7は、HレベルのFB信号の有無を判定する。
FB信号判定回路7は、HレベルのFB信号を検出すると、FB判定信号をチャンネル制御回路8に出力する。そしてステップS3に示すように或いは図2に示すように、チャンネル制御回路8がチャンネル切替回路9を時分割で切り替えることにより、R,G,B信号が時分割で選択される。
そして、ステップS4に示すようにR,G,B信号が1つのADC10に入力され、時分割でデジタル化される。そして、R/G/B信号データが生成される。
ADC10によるR/G/G信号データは、分離回路12に入力され、ステップS5に示すように分離回路12は、3系統のR,G,B信号データに分離する。
R,G,B信号データは、動画/静止画判定回路13に入力されると共に、データ補正回路14に入力される。
そして、ステップS4に示すようにR,G,B信号が1つのADC10に入力され、時分割でデジタル化される。そして、R/G/B信号データが生成される。
ADC10によるR/G/G信号データは、分離回路12に入力され、ステップS5に示すように分離回路12は、3系統のR,G,B信号データに分離する。
R,G,B信号データは、動画/静止画判定回路13に入力されると共に、データ補正回路14に入力される。
ステップS6に示すように、FB信号判定回路7は、HレベルのFB信号が検出された場合、1フィールド全域にわたってHレベルのFB信号が検出されたか否かも検出する。そして、1フィールド全域にわたってFB信号が検出された場合には、ステップS7の処理に進み、1フィールド全域でない場合にはステップS10の処理に移る。
ステップS7において動画/静止画判定回路13は、R,G,B信号データに対して、動画であるか否か、静止画であるか否かの判定処理を行う。なお、この場合、R,G,B信号データそれぞれに対して、動画或いは静止画の判定処理を行う場合に限らず、1つ或いは2つの信号データに対して行うようにしても良い。また、ステップS7の動画或いは静止画の判定処理を、例えばステップS4の次に行うようにしても良い。
そして、動画/静止画判定回路13は、判定処理の結果として動画であるか否か(ステップS8)に応じた判定信号をデータ補正回路14に出力する。
ステップS7において動画/静止画判定回路13は、R,G,B信号データに対して、動画であるか否か、静止画であるか否かの判定処理を行う。なお、この場合、R,G,B信号データそれぞれに対して、動画或いは静止画の判定処理を行う場合に限らず、1つ或いは2つの信号データに対して行うようにしても良い。また、ステップS7の動画或いは静止画の判定処理を、例えばステップS4の次に行うようにしても良い。
そして、動画/静止画判定回路13は、判定処理の結果として動画であるか否か(ステップS8)に応じた判定信号をデータ補正回路14に出力する。
動画の検出に対応した動画判定信号の場合には、データ補正回路14は、図3のステップS9の処理に進み、(動画でなく)静止画判定信号の場合には、ステップS10の処理に進む。
ステップS9においてデータ補正回路14は、R,G,B信号データに対してLPF処理及びデータ補間処理を行って、後段側に出力する。
これに対して、静止画判定信号の場合には、ステップS10においてデータ補正回路14は、位相合わせの補正処理を行う。
また、ステップS6において、1フィールドにおける一部のみでFB信号が検出された場合にも、データ補正回路14は、ステップS10に示すようにR,G,B信号データに対して非動画、より具体的にはテレテキストであるとして、R,G,B信号データの位相合わせの補正処理を行う。
ステップS9においてデータ補正回路14は、R,G,B信号データに対してLPF処理及びデータ補間処理を行って、後段側に出力する。
これに対して、静止画判定信号の場合には、ステップS10においてデータ補正回路14は、位相合わせの補正処理を行う。
また、ステップS6において、1フィールドにおける一部のみでFB信号が検出された場合にも、データ補正回路14は、ステップS10に示すようにR,G,B信号データに対して非動画、より具体的にはテレテキストであるとして、R,G,B信号データの位相合わせの補正処理を行う。
また、ステップS2において、HレベルのFB信号が検出されない場合には、SCARTコネクタ2側からの信号は、3チャンネルのR,G,B信号とは異なる1チャンネルのCVBS信号であり、ステップS11に示すようにCVBS信号に対応した信号処理が行われる。
具体的には、このCVBS信号はADC15に入力されてデジタルのCVBS信号に変換された後、信号変換回路16によりR,G,B信号データに変換される。そして、後段側の回路に出力される。
後段側の回路においては、R,G,B信号とCVBS信号とが各フィールドで別々に分離している場合には、それぞれを切り替えて液晶表示パネル等に表示する。この場合の切替は、FB信号判定回路7からのFB検出信号により行うことができる。
具体的には、このCVBS信号はADC15に入力されてデジタルのCVBS信号に変換された後、信号変換回路16によりR,G,B信号データに変換される。そして、後段側の回路に出力される。
後段側の回路においては、R,G,B信号とCVBS信号とが各フィールドで別々に分離している場合には、それぞれを切り替えて液晶表示パネル等に表示する。この場合の切替は、FB信号判定回路7からのFB検出信号により行うことができる。
また、1フィールド内でR,G,B信号とCVBS信号とが混在する場合には、両信号を混合、重畳等して、1つのR,G,B信号データに統合して、液晶表示パネル等の表示デバイスで表示する。
具体的には、例えばCVBS信号から生成した画像データとしてのR,G,B信号データに、R,G,B信号による文字情報等を重畳して表示デバイスで表示する。
この場合にも、FB信号判定回路7からのFB判定信号により、R,G,B信号による文字情報等を重畳する期間の制御を行うようにしても良い。
なお、ユーザは選択スイッチ5の切替を操作して、SCART非対応映像機器からのR,G,B信号をADCシステム6に入力させることもできる。
図1の構成例では、SCART非対応映像機器からの3系統のR,G,B信号は、ADCシステム6を構成する1つのADC10に入力される。
具体的には、例えばCVBS信号から生成した画像データとしてのR,G,B信号データに、R,G,B信号による文字情報等を重畳して表示デバイスで表示する。
この場合にも、FB信号判定回路7からのFB判定信号により、R,G,B信号による文字情報等を重畳する期間の制御を行うようにしても良い。
なお、ユーザは選択スイッチ5の切替を操作して、SCART非対応映像機器からのR,G,B信号をADCシステム6に入力させることもできる。
図1の構成例では、SCART非対応映像機器からの3系統のR,G,B信号は、ADCシステム6を構成する1つのADC10に入力される。
この場合には、FB信号判定回路7は、常時FB判定信号をチャンネル制御回路8に出力する状態となる。また、動画/静止画判定回路13は、分離回路12から出力される3チャンネルのR,G,B信号データに対する動画検出を常時行い、その検出結果によりデータ補正回路14のデータ補正機能を制御する。
具体的には、上述した動作と同様に、動画/静止画判定回路13が動画を検出した場合には、動画用の補正処理を、動画でないことを検出した場合には静止画用の補正処理を行う。
上述したように本実施形態によれば、SCARTコネクタ2側から3チャンネルで入力されるR,G,B信号を時分割で取り込み、1つのADC10によりA/D変換を行うようにしているので、ADCシステム6の回路規模を小さくできる。つまり、小規模のADCシステムで対応できるようになる。また、ADCシステムを形成するLSIのサイズの縮小や低コスト化が可能となる。
具体的には、上述した動作と同様に、動画/静止画判定回路13が動画を検出した場合には、動画用の補正処理を、動画でないことを検出した場合には静止画用の補正処理を行う。
上述したように本実施形態によれば、SCARTコネクタ2側から3チャンネルで入力されるR,G,B信号を時分割で取り込み、1つのADC10によりA/D変換を行うようにしているので、ADCシステム6の回路規模を小さくできる。つまり、小規模のADCシステムで対応できるようになる。また、ADCシステムを形成するLSIのサイズの縮小や低コスト化が可能となる。
また、3チャンネルで入力されるR,G,B信号を時分割でA/D変換した後に、動画の場合と、動画でない静止画(又は静止画とほぼ等価な表示形態となる文字情報)の場合とに対応したデータ補正を行うようにしているので、表示デバイスでユーザが観察した場合、画質の劣化を低減できる。
特に、動画でない静止画の表示形態の場合において、1つのADC10で時分割でデジタル信号への変換に伴うタイミングずれに対する補正を行うようにしているので、画質の劣化を視覚的に低減できる。
また、動画の場合にも、補間等の補正を行うようにしているので、画質の劣化を低減できる。
また、本実施形態によれば、SCART非対応映像機器からの3チャンネルのR,G,B信号の場合にも、1つのADC10で共通に対応できるようにしている。
従って、本実施形態は、小さな回路規模のLSIにより、より広範囲の映像機器に対応したADCシステムを実現できる。
特に、動画でない静止画の表示形態の場合において、1つのADC10で時分割でデジタル信号への変換に伴うタイミングずれに対する補正を行うようにしているので、画質の劣化を視覚的に低減できる。
また、動画の場合にも、補間等の補正を行うようにしているので、画質の劣化を低減できる。
また、本実施形態によれば、SCART非対応映像機器からの3チャンネルのR,G,B信号の場合にも、1つのADC10で共通に対応できるようにしている。
従って、本実施形態は、小さな回路規模のLSIにより、より広範囲の映像機器に対応したADCシステムを実現できる。
図4は、変形例のSCART対応システム1Bの構成を示す。このSCART対応システム1Bは、図1のSCART対応システム1において、ADC15を削減して、その機能をADC10で行うようにしたものである。
このため、図4の構成例では、図1におけるチャンネル切替回路9の代わりに、チャンネル/信号切替回路9bを採用したADCシステム6Bにしている。
図4の変形例においても、FB信号判定回路7は、図1の場合と同様にHレベルのFB信号が検出されたか否かを検出する。そして、HレベルのFB信号が検出された場合には、図1の場合と同様にFB判定信号をチャンネル制御回路8に出力し、チャンネル制御回路8は、チャンネル/信号切替回路9bを図1のチャンネル切替回路9の場合と同様にR,G,B信号を時分割で選択するように制御する。
このため、図4の構成例では、図1におけるチャンネル切替回路9の代わりに、チャンネル/信号切替回路9bを採用したADCシステム6Bにしている。
図4の変形例においても、FB信号判定回路7は、図1の場合と同様にHレベルのFB信号が検出されたか否かを検出する。そして、HレベルのFB信号が検出された場合には、図1の場合と同様にFB判定信号をチャンネル制御回路8に出力し、チャンネル制御回路8は、チャンネル/信号切替回路9bを図1のチャンネル切替回路9の場合と同様にR,G,B信号を時分割で選択するように制御する。
一方、HレベルのFB信号が検出されない場合には、チャンネル制御回路8は、FB信号判定回路7からのFB判定信号が入力されないことに対応して、その期間、チャンネル/信号切替回路9bがCVBS信号を選択するように信号切替を行う。
また、ADC10の出力信号は、信号切替スイッチ17により、分離回路12と信号変換回路16とに切り替えられる。この信号切替スイッチ17は、FB信号判定回路7の出力信号により、切り替えられる。
つまり、HレベルのFB信号が検出された場合には、ADC10の出力信号としてのR/G/B信号データは、分離回路12に入力されるように信号切替スイッチ17が切り替えられる。
また、ADC10の出力信号は、信号切替スイッチ17により、分離回路12と信号変換回路16とに切り替えられる。この信号切替スイッチ17は、FB信号判定回路7の出力信号により、切り替えられる。
つまり、HレベルのFB信号が検出された場合には、ADC10の出力信号としてのR/G/B信号データは、分離回路12に入力されるように信号切替スイッチ17が切り替えられる。
HレベルのFB信号が検出されない場合には、ADC10の出力信号としてのCVBS信号データは、信号変換回路16に入力されるように信号切替スイッチ17が切り替えられる。
その他は、図1の場合と同様に処理される。
本変形例によれば、SCARTコネクタ2から3チャンネルのR,G,B信号が入力される場合と、CVBS信号が入力される場合とのいずれの場合にも1つのADC10のみで対応できる。
このため、図1のADCシステム6の場合よりもさらにADCシステム6Bの回路規模を低減或いは小規模化できる。その他、図1のADCシステム6の場合と同様に、映像が静止画の場合にも画質の劣化を低減できる。
その他は、図1の場合と同様に処理される。
本変形例によれば、SCARTコネクタ2から3チャンネルのR,G,B信号が入力される場合と、CVBS信号が入力される場合とのいずれの場合にも1つのADC10のみで対応できる。
このため、図1のADCシステム6の場合よりもさらにADCシステム6Bの回路規模を低減或いは小規模化できる。その他、図1のADCシステム6の場合と同様に、映像が静止画の場合にも画質の劣化を低減できる。
なお、上述した実施形態等において、タイミングずれの補正は、動画でない信号形態の場合に行うと説明したが、動画の信号形態に対しても行うようにしても良い。この場合には、動画の場合における画質の劣化を低減できる。
また、タイミングずれの補正の例として、3つのR,G,B信号データにおける1つの信号データに、残りの2つの信号データを時間的に合わせる場合で説明したが、これに限定されるものでない。
例えば図2における時刻t1とt4のR信号から、例えば時刻t3に相当するR信号を補間により生成し、同様に時刻t2と時刻t5のG信号から時刻t3に相当するG信号を補間により生成する。なお、時刻t3のB信号はそのまま出力する。このような補正を行うようにしても良い。
また、タイミングずれの補正の例として、3つのR,G,B信号データにおける1つの信号データに、残りの2つの信号データを時間的に合わせる場合で説明したが、これに限定されるものでない。
例えば図2における時刻t1とt4のR信号から、例えば時刻t3に相当するR信号を補間により生成し、同様に時刻t2と時刻t5のG信号から時刻t3に相当するG信号を補間により生成する。なお、時刻t3のB信号はそのまま出力する。このような補正を行うようにしても良い。
この場合には、時分割でデジタル信号に変換したタイミングを忠実に反映した場合での画質の劣化を低減する補正となるため、画質の劣化をより低減できる。
また、上記の補正を時刻t1,t2の場合にも適用(時分割によるサンプリングで欠落する信号を補間)しても良い。この場合には、時分割のサンプリング間隔の影響(つまり、信号が欠落する影響)をより低減でき、画質の劣化を十分に低減できる補正となる。
また、上記の補正を時刻t1,t2の場合にも適用(時分割によるサンプリングで欠落する信号を補間)しても良い。この場合には、時分割のサンプリング間隔の影響(つまり、信号が欠落する影響)をより低減でき、画質の劣化を十分に低減できる補正となる。
1…SCART対応システム、2…SCARTコネクタ、6…ADCシステム、7…FB判定回路、8…チャンネル制御回路、9…チャンネル切替回路、10…ADC、13…動画/静止画判定回路、14…データ補正処理部
Claims (5)
- SCARTコネクタの3つの端子からそれぞれ入力されるアナログの色成分信号としてのR,G,B信号を時分割で選択する選択回路と、
前記R,G,B信号の有無に対応して前記SCARTコネクタの端子から入力される高速ブランキング信号が所定レベル以上であるか否かを判定する高速ブランキング信号判定部と、
所定レベル以上の高速ブランキング信号と判定した期間、前記選択回路を介して選択された前記R,G,B信号をデジタルのR,G,B信号に時分割で変換する1つのアナログデジタル変換回路と、
前記アナログデジタル変換回路により変換されたデジタルのR,G,B信号が、時間的に動きのない信号の場合に、前記時分割で変換されたデジタルのR,G,B信号間のタイミングずれを補正する補正部と、
を具備することを特徴とするアナログデジタル変換システム。 - 前記高速ブランキング信号が1フィールド全域で検出されるか否かの検出と共に、1フィールド全域で検出される場合には、デジタルのR,G,B信号における少なくとも1つを用いて時間的に動きのある動画に対応するものであるか否かの検出を行う動画検出部を備えることを特徴とする請求項1に記載のアナログデジタル変換システム。
- 前記動画検出部が動画を検出した場合には、前記デジタルのR,G,B信号における不要な高域成分を除去するローパルフィルタ処理と、前記時分割の変換に伴うR,G,B信号の欠落を補間する補間処理とを行い、前記動画検出部が動画を検出しない場合には、前記補正部により前記タイミングずれの補正を行うことを特徴とする請求項2に記載のアナログデジタル変換システム。
- 前記高速ブランキング信号が1フィールド全域で検出されない場合には、前記補正部は、前記デジタルのR,G,B信号間のタイミングずれの補正を行うことを特徴とする請求項2に記載のアナログデジタル変換システム。
- SCARTコネクタの3つの端子からそれぞれ入力されるアナログの色成分信号としてのR,G,B信号を時分割で選択する選択回路と、
前記R,G,B信号の有無に対応して前記SCARTコネクタの端子から入力される高速ブランキング信号が所定レベル以上であるか否かを判定する高速ブランキング信号判定部と、
所定レベル以上の高速ブランキング信号と判定した期間、前記選択回路を介して選択された前記R,G,B信号をデジタルのR,G,B信号に時分割で変換する1つのアナログデジタル変換回路と、
前記アナログデジタル変換回路により変換されたデジタルのR,G,B信号が、少なくとも時間的に動きのない信号の場合に、前記時分割で変換されたデジタルのR,G,B信号間のタイミングずれを補正する補正部と、
前記SCARTコネクタの1つの端子から入力される複合映像信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換回路と、
を具備することを特徴とするSCART対応システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007316167A JP2009141689A (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | アナログデジタル変換システム及びscart対応システム |
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JP (1) | JP2009141689A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2547099A1 (en) * | 2010-03-10 | 2013-01-16 | Panasonic Corporation | Image processing system |
CN107959867A (zh) * | 2016-10-14 | 2018-04-24 | 南宁富桂精密工业有限公司 | 信号发生器及具有该信号发明器的机顶盒 |
-
2007
- 2007-12-06 JP JP2007316167A patent/JP2009141689A/ja active Pending
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EP2547099A1 (en) * | 2010-03-10 | 2013-01-16 | Panasonic Corporation | Image processing system |
EP2547099A4 (en) * | 2010-03-10 | 2014-01-29 | Panasonic Corp | IMAGE PROCESSING SYSTEM |
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