JP2006154498A - フォーマット変換装置、フォーマット変換方法、並びにフォーマット変換装置を用いた画像表示装置及びその画像表示方法 - Google Patents

フォーマット変換装置、フォーマット変換方法、並びにフォーマット変換装置を用いた画像表示装置及びその画像表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 入力されたグラフィックス信号やOSD信号や文字データの色成分をそのまま出力し、中間色や予期しない色を出力せずに画面表示できるフォーマット変換装置およびフォーマット変換方法を提供する。
【解決手段】 所定の解像度を有するデータを表示画面の解像度にあわせて解像度変換するフォーマット変換装置において、解像度の変換率に基づいて算出される解像度変換係数を用いて、入力された信号データを間引くタイミングを生成するタイミング生成部と、前記タイミング生成部で生成されたタイミングの前後に存在する2つの入力信号データから、時間的に前記タイミングに近い方の信号データを選択する選択部とを設け、入力された信号の組み合わせを保持したまま水平方向および垂直方向の解像度変換を行うようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、所定の解像度を有するデータを表示画面の解像度にあわせて解像度変換するフォーマット変換装置、フォーマット変換方法、並びにフォーマット変換装置を用いた画像表示装置及びその画像表示方法に関するものである。
近年、テレビジョン受像機や液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどの画像表示装置は、画像表示の解像度が異なっており、様々な解像度が登場してきている。そして、これらの画像表示装置において、映像信号とは独立したグラフィックス信号やチャンネル番号や音量などを画面上に重ねて表示するオンスクリーンデータ(以下OSDと記載する)や、受信した放送の帰線期間などに多重されて送られてきた文字情報やデータ放送情報などの信号データの解像度を変換し、映像信号に合成して表示することが必要とされている。
従来のフォーマット変換装置では、例えば特許文献1に記載されているように、グラフィックス信号にフィルタ処理を行って色成分信号の解像度変換を行い、重ね合わせ係数は解像度変換前と同じ値のみを出力するように構成されている。
以下、この従来のフォーマット変換装置について説明する。
図19は、特許文献1に開示された従来の画像表示装置の概略を示すブロック図である。
図19において従来の画像表示装置は、色フォーマット変換部1と、映像信号用の解像度変換部2と、カラールックアップテーブル3と、色成分信号用の解像度変換部11と、重ね合わせ係数用の解像度変換部12と、合成部4とからなる。なお、図において色成分信号用の解像度変換部11及び重ね合わせ係数用の解像度変換部12が従来のフォーマット変換装置に該当する。
以上のように構成された画像表示装置において以下その動作について説明する。
入力映像信号Vinに合成すべきグラフィックス信号Gindexはデータ量削減のためにインデックス形式で供給され、カラールックアップテーブル3から各インデックスに対応した色信号成分Cと重ね合わせ係数αとが出力される。出力された色信号成分Cは色成分信号用の解像度変換部11へ入力され、重ね合わせ係数αは重ね合わせ係数用の解像度変換部12へ入力される。
図20は、従来のフォーマット変換装置における色成分信号用の解像度変換部11の変換前と変換後のデータを表しており、色成分信号Cの解像度を2/3倍に変換する場合を表している。
図20において、色成分信号解像度変換部11は、入力された色成分信号C0、C1、C2、C3、C4、C5をC0、(C1+C2)/2、C3、(C4+C5)/2として出力し、解像度を変化させている。その後、合成部4で映像信号と合成し、出力映像信号Voutとして出力している。
特開2002−271811号公報
しかしながら、上記従来のフォーマット変換装置では、表示したいグラフィックス信号やOSD信号等が解像度変換時に隣り合うデータとの加算後、2で割るといったような平均化処理を行っていたため、入力した色成分信号とは異なる色成分信号を出力していた。そのため、色の境界部分では予期しない色成分の出現や、中間色が出力されてしまい、グラフィックス信号やOSD信号などを表示した際にボケやにじみが生じ、適切に表示できないといった問題点があった。
また、OSD信号等を予め映像信号に重ね合わせてから、映像信号と同じフォーマット変換装置を用いて解像度を変えることも可能であるが、映像信号処理のYUVフォーマットでは4:2:2の比率で処理されており、色差信号は時分割処理を行っているため、OSD信号等のRGB信号フォーマット4:4:4ではYUV変換後のUV信号を半分の数に間引く必要があるため、色の解像度が落ちてしまい、画質劣化を引き起こすという問題点があった。
さらに、映像信号とOSD信号との境界部分では相関がないため、フィルタ処理などの演算処理において画質劣化を引き起こす可能性がある。また、OSD信号用に映像信号処理と同一のものをもう一つ内蔵して処理する方法も考えられるが、回路規模が大きくなってしまうという問題点がある。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、入力されたグラフィックス信号やOSD信号や文字データを表示画面の解像度にあわせて解像度変換する際に、中間色や予期しない色を出力せずに画面表示できるフォーマット変換装置およびフォーマット変換方法を提供することを目的とする。また同時に、グラフィックス信号やOSD信号や文字データなどに適したフォーマット変換装置を用いて画像表示を行う画像表示装置および画像表示方法を提供することを目的とする。
本願の請求項1に記載のフォーマット変換装置は、所定の解像度を有するデータを表示画面の解像度にあわせて解像度変換するフォーマット変換装置において、解像度の変換率に基づいて算出される解像度変換係数を用いて、入力された信号データを間引くタイミングを生成するタイミング生成部と、前記タイミング生成部で生成されたタイミングの前後に存在する2つの入力信号データから、時間的に前記タイミングに近い方の信号データを選択する選択部とを有することを特徴とするものである。
また、本願の請求項2に記載のフォーマット変換装置は、請求項1に記載のフォーマット変換装置において、前記タイミング生成部が、入力信号のサンプリングクロック毎に、前記解像度変換係数を第1の閾値を限度として累積加算してカウントし、カウント値がオーバフローした場合には、キャリーアウト信号を除いたカウント値を次のサンプリングクロックに対するカウント値として設定するカウンタ部を有し、前記カウンタ部のカウンタ値が前記第1の閾値以上となったサンプリングクロックのタイミングを、入力された信号データを間引くタイミングとして出力することを特徴とするものである。
また、本願の請求項3に記載のフォーマット変換装置は、請求項2に記載のフォーマット変換装置において、前記選択部が、前記カウンタ部のカウント値と第2の閾値とを比較する閾値判定部と、入力信号を水平方向に隣接する画素間隔分、遅延させる遅延部と、前記閾値判定部の判定結果に基づいて、前記入力信号と前記遅延部で遅延させた信号とを切換えて出力する切換部と、前記タイミング生成部により生成されたタイミングで入力された信号データを間引く制御部とを有することを特徴とするものである。
また、本願の請求項4に記載のフォーマット変換装置は、請求項2に記載のフォーマット変換装置において、前記選択部が、前記カウンタ部のカウント値と第2の閾値とを比較する閾値判定部と、入力信号を垂直方向に隣接するライン間隔分、遅延させる遅延部と、前記閾値判定部の判定結果に基づいて、前記入力信号と前記遅延部で遅延させた信号とを切換えて出力する切換部と、前記タイミング生成部により生成されたタイミングで入力された信号データを間引く制御部とを有することを特徴とするものである。
また、本願の請求項5に記載のフォーマット変換装置は、請求項1に記載のフォーマット変換装置において、入力信号データの直近の信号データとの差分値が第3の閾値以上である特異点を検出する特異点検出部をさらに有し、前記選択部が、前記タイミング生成部で生成されたタイミングの前後に存在する入力信号データの何れか一方が前記特異点である場合に、当該特異点の信号データを選択することを特徴とするものである。
また、本願の請求項6に記載のフォーマット変換装置は、請求項5に記載のフォーマット変換装置において、前記特異点検出部が、入力信号を水平方向に隣接する画素間隔分、遅延させる遅延部と、前記入力信号と前記遅延部で遅延させた信号との差分を検出する差分検出部と、前記差分検出部での検出結果が前記第3の閾値以上である場合には、当該信号データを特異点として検出する検出部とを有することを特徴とするものである。
また、本願の請求項7に記載のフォーマット変換装置は、請求項5に記載のフォーマット変換装置において、前記特異点検出部が、入力信号を垂直方向に隣接するライン間隔分、遅延させる遅延部と、前記入力信号と前記遅延部で遅延させた信号との差分を検出する差分検出部と、前記差分検出部での検出結果が第3の閾値以上である場合には、当該信号データを特異点として検出する検出部とを有することを特徴とするものである。
また、本願の請求項8に記載のフォーマット変換装置は、請求項1から請求項7の何れかに記載のフォーマット変換装置において、表示画面の解像度に基づいて設定される解像度変換係数を保持するレジスタをさらに有し、前記タイミング生成部が、前記レジスタに保持された解像度変換係数を用いて、入力信号の信号データを間引くタイミングを生成することを特徴とするものである。
また、本願の請求項9に記載のフォーマット変換装置は、所定の解像度を有するデータを表示画面の解像度にあわせて解像度変換するフォーマット変換装置において、水平方向の解像度の変換率に基づいて算出される解像度変換係数を用いて、入力信号データを間引くタイミングを生成する水平方向タイミング生成部と、前記水平方向タイミング生成部で生成されたタイミングの前後に存在する2つの画素データから、時間的に前記タイミングに近い方の画素データを選択する水平方向選択部と、垂直方向の解像度の変換率に基づいて算出される解像度変換係数を用いて、入力信号データを間引くタイミングを生成する垂直方向タイミング生成部と、前記垂直方向タイミング生成部で生成されたタイミングの前後に存在する2つのラインデータから、時間的に前記タイミングに近い方のラインデータを選択する垂直方向選択部とを有することを特徴とするものである。
また、本願の請求項10に記載の画像表示装置は、請求項1から請求項9の何れかに記載のフォーマット変換装置と、主映像信号と、前記フォーマット変換装置で所定の解像度を有するデータをフォーマット変換した信号とを合成する合成装置とを有することを特徴とするものである。
また、本願の請求項11に記載のフォーマット変換方法は、所定の解像度を有するデータを表示画面の解像度にあわせて解像度変換するフォーマット変換方法において、解像度の変換率に基づいて算出される解像度変換係数を用いて、入力された信号データを間引くタイミングを生成するタイミング生成工程と、前記タイミング生成工程で生成されたタイミングの前後に存在する2つの入力信号データから、時間的に前記タイミングに近い方の信号データを選択する選択工程とを含むことを特徴とするものである。
また、本願の請求項12に記載のフォーマット変換方法は、請求項11に記載のフォーマット変換方法において、前記タイミング生成工程が、入力信号のサンプリングクロック毎に、前記解像度変換係数を第1の閾値を限度として累積加算するカウント処理を行うとともに、前記カウント値がオーバフローした場合には、キャリーアウト信号を除いたカウント値を次のサンプリングクロックに対するカウント値として設定し、前記カウンタ値が前記第1の閾値以上となった時のサンプリングクロックのタイミングを、入力信号の信号データを間引くタイミングとして出力することを特徴とするものである。
また、本願の請求項13に記載のフォーマット変換方法は、請求項12に記載のフォーマット変換方法において、前記選択工程が、前記カウント値と第2の閾値とを比較する閾値判定工程と、入力信号を水平方向に隣接する画素間隔分、遅延させる遅延工程と、前記閾値判定工程での判定結果に基づいて、前記入力信号と前記遅延工程で遅延させた信号とを切換えて出力する切換工程と、前記タイミング生成工程で生成されたタイミングで入力された信号データを間引く制御工程とを含むことを特徴とするものである。
また、本願の請求項14に記載のフォーマット変換方法は、請求項12に記載のフォーマット変換方法において、前記選択工程が、前記カウンタのカウント値と第2の閾値とを比較する閾値判定工程と、入力信号を垂直方向に隣接するライン間隔分、遅延させる遅延工程と、前記閾値判定工程での判定結果に基づいて、前記入力信号と前記遅延工程で遅延させた信号とを切換えて出力する切換工程と、前記タイミング生成工程で生成されたタイミングで入力された信号データを間引く制御工程とを含むことを特徴とするものである。
また、本願の請求項15に記載のフォーマット変換方法は、請求項11に記載のフォーマット変換方法において、入力信号データの直近の信号データとの差分値が第3の閾値以上である特異点を検出する特異点検出工程をさらに含み、前記タイミング生成工程で生成されたタイミングの前後に存在する入力信号データの何れか一方が前記特異点である場合には、前記選択工程で、当該特異点の信号データを選択することを特徴とするものである。
また、本願の請求項16に記載のフォーマット変換方法は、請求項15に記載のフォーマット変換方法において、前記特異点検出工程が、入力信号を水平方向に隣接する画素間隔分、遅延させる遅延工程と、前記入力信号と前記遅延工程で遅延させた信号との差分を検出する差分検出工程と、前記差分検出工程での検出結果が第3の閾値以上である場合には、当該信号データを特異点として検出する検出工程とを含むことを特徴とするものである。
また、本願の請求項17に記載のフォーマット変換方法は、請求項15に記載のフォーマット変換方法において、前記特異点検出工程が、入力信号を垂直方向に隣接するライン間隔分、遅延させる遅延工程と、前記入力信号と前記遅延工程で遅延させた信号との差分を検出する差分検出工程と、前記差分検出工程での検出結果が第3の閾値以上である場合には、当該信号データを特異点として検出する検出工程とを含むことを特徴とするものである。
また、本願の請求項18に記載のフォーマット変換方法は、所定の解像度を有するデータを表示画面の解像度にあわせて解像度変換するフォーマット変換方法において、水平方向の解像度の変換率に基づいて算出される解像度変換係数を用いて、入力信号データを間引くタイミングを生成する水平方向タイミング生成工程と、前記水平方向タイミング生成工程で生成されたタイミングの前後に存在する2つの画素データから、時間的に前記タイミングに近い方の画素データを選択する水平方向選択工程と、垂直方向の解像度の変換率に基づいて算出される解像度変換係数を用いて、入力信号データを間引くタイミングを生成する垂直方向タイミング生成工程と、前記垂直方向タイミング生成工程で生成されたタイミングの前後に存在する2つのラインデータから、時間的に前記タイミングに近い方のラインデータを選択する垂直方向選択工程とを含むことを特徴とするものである。
また、本願の請求項19に記載の画像表示方法は、所定の解像度を有するデータを、請求項11から請求項18の何れかに記載のフォーマット変換方法を用いてフォーマット変換し、該フォーマット変換した信号と、主映像信号とを合成して、画面に表示することを特徴とするものである。
以上のように、本発明にかかるフォーマット変換装置は、所定の解像度を有するデータを表示画面の解像度にあわせて解像度変換するフォーマット変換装置において、解像度の変換率に基づいて算出される解像度変換係数を用いて、入力された信号データを間引くタイミングを生成するタイミング生成部と、前記タイミング生成部で生成されたタイミングの前後に存在する2つの入力信号データから、時間的に前記タイミングに近い方の信号データを選択する選択部とを有するようにしたので、オンスクリーンディスプレイと呼ばれるチャンネル表示やメニュー表示、帰線期間に多重された文字情報を表示するために、表示画面の解像度にあわせて解像度変換を行う場合であっても、中間色や予期しない色を出力することなく解像度変換を行うことができ、オンスクリーン表示や文字やキャラクタ表示の劣化を防ぐことが可能になる。また、本発明によれば、入力されたRGB信号のフォーマットは4:4:4のままで処理が可能であり、色の解像度をおとさずに変換が可能である。
また、本発明にかかるフォーマット変換装置は、入力された信号データが直近の信号データに対して第3の閾値以上変化する特異点を検出する特異点検出部をさらに有し、前記タイミング生成部で生成されたタイミングの前後に存在する入力信号データの何れか一方が前記特異点である場合には、前記選択部が、当該特異点の信号データを選択するようにしたので、解像度変換により入力されたデータ数より少ないデータ数へ入力された信号を変換する際、前後するデータとの相関性の無い一点だけのデータの欠落を防止しながら解像度変換を行うことができ、オンスクリーン表示や文字やキャラクタ表示の劣化を防ぐことが可能になる。
また、本発明にかかる画像表示装置は、主映像信号と、OSD信号等の所定の解像度を有するデータをフォーマット変換した信号とを別々にフォーマット変換処理するため、境界部分の画質劣化を防ぐことができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による画像表示装置の全体構成を示すブロック図である。なお、ここでは、地上波放送を受信する画像表示装置を例にあげて説明する。
図1において、本発明の画像表示装置115は、地上波チューナ101と、AVスイッチ102と、Y/C分離装置103と、色復調装置104と、映像用フォーマット変換装置105と、RGB変換装置106と、オーディオ処理装置107と、音声出力装置108と、スピーカ109と、マイクロコンピュータ110(以下、マイコンと記載する。)と、フォーマット変換装置111と、2つの映像信号を合成する合成装置112と、モニタ113と、同期分離装置114とからなる。
地上波チューナ101は、チャンネル毎に割り当てられた放送を受信する。AVスイッ1チ102は、チューナ101で受信した地上波放送信号S101とビデオカセットレコーダーなどの外部機器から入力された映像信号,音声信号とを切り換える。Y/C分離装置103は、AVスイッチ102より出力されたコンポジット映像信号S102を輝度信号S103Yと色信号S103Cとに分離する。色復調装置104は、Y/C分離装置103より出力された色信号S103Cを色差信号であるU信号S104UおよびV信号S104Vに復調する。映像用フォーマット変換装置105は、Y/C分離装置103より出力された輝度信号S103Yと色復調装置104より出力されたU信号S104UおよびV信号S104Vを出力モニターの画素数に応じた解像度に変換した輝度信号S105Y、色差信号のS105U、S105Vへ変換する。RGB変換装置106は輝度信号S105Y、色差信号のS105U、S105VをR信号S106R,G信号S106G,およびB信号S106Bに変換する。同期分離装置114はコンポジット映像信号S102から水平同期信号S114Hと垂直同期信号S114Vを分離し、これらの信号を映像用フォーマット変換装置105やフォーマット変換装置111の同期信号として出力する。
マイコン110は画像表示装置115を制御するとともにオンスクリーンディスプレイと呼ばれるチャンネル表示やメニュー表示、受信した地上波放送信号S101の帰線期間に多重された文字情報を表示するためのR信号S110R、G信号S110G、B信号S110B、映像信号との重ね合わせ率を表す重ね合わせ係数S110αを出力する。
フォーマット変換装置111は、解像度の変換率に応じて算出される解像度変換係数を用いて、入力信号の信号データを間引くタイミングを生成し、該タイミングの前後に存在する2点の入力信号データから、時間的に前記タイミングに近い方の信号データを選択することにより、出力モニタの画素数に応じた解像度変換を行うものであり、マイコン110から出力されたR信号S110R、G信号S110G、B信号S110B、重ね合わせ係数S110αを、出力モニターの画素数に応じて解像度の変換を行い、R信号S111R、G信号S111G、B信号S111B、重ね合わせ係数S111αを出力する。
合成装置112はRGB変換装置106から出力される第1の映像信号とフォーマット変換装置111から出力される第2の映像信号との合成を行うものであり、本実施例では入力された映像信号のR信号S106R、G信号S106G、B信号S106BとR信号S111R、G信号S111G、B信号S111Bを重ね合わせ係数S111αの比率に応じて合成し、合成したR信号S112R、G信号S112G、B信号S112Bはモニター113に出力して画面表示する。
オーディオ処理装置107は、AVスイッチ102から出力される音声信号S102Aを処理する。音声出力装置108は、オーディオ処理装置107から出力される音声信号S107を増幅してスピーカ109に出力する。スピーカ109は、音声出力装置108から出力された音声信号S109を出力する。
次に、本発明の実施の形態1によるフォーマット変換装置についてさらに詳細に説明する。
図2は、本発明の実施の形態1によるフォーマット変換装置111の構成の1例を示すブロック図である。
図2において、フォーマット変換装置111は、フリップフロップ回路201、203、205、207と、切換回路202、204、206、208と、メモリの書き込み制御回路209と、メモリの読み出し制御回路210と、メモリ211とからなる。
フリップフロップ回路201、203、205、207は、入力信号S110R、S110G、S110B、S110αを水平方向に隣接するデータの画素間隔分、すなわち1サンプリングクロック分遅延させる遅延回路であり、単位遅延した入力信号S201、S203、S205、S207を切換回路202、204、206、208に出力する。
切換回路202、204、206、208は、メモリの書き込み制御回路209から出力される選択信号S209Sに基づいて、入力信号S110R、S110G、S110B、S110αと、単位遅延した入力信号S201、S203、S205、S207とを切換えて出力する。
メモリの書き込み制御回路209は、水平同期信号S114Hを基準に処理を開始し、入力信号の信号データを間引くタイミングを示すタイミング信号S209E、及び切換回路202、204、206、208による信号切り替えを行うための選択信号S606Sを生成するとともに、メモリ211への信号データの書き込み制御を行う。
メモリの読出し制御回路210は、メモリ211に格納された信号データの読出しタイミングを制御するものである。
メモリ211は、切換回路202、204、206、208から出力される信号S202、S204、S206、S208を一時格納する記憶領域である。
図3は図2で示したメモリの書き込み制御回路209の構成の1例を示すブロック図である。
図3において、書き込み制御回路209は、カウンタ回路301と、閾値判定回路305とからなる。
カウンタ回路301は、入力信号のサンプリングクロック毎に、外部から入力される解像度変換係数S300を第1の閾値を限度として累積加算し、該加算値がオーバフローした場合には、オーバフローした時のサンプリングクロックのタイミングでタイミング信号S209Eを出力するとともに当該加算値からキャリーアウト信号を除いた加算値を次のサンプリングクロックに対するカウント値として設定する。なお、このカウンタ回路301から出力されるタイミング信号S209Eは、入力信号の信号データを間引くタイミングを示す信号として、後述するように、メモリへの書き込みを許可するイネーブル信号として用いられる。
次に、カウンタ回路301の具体的な回路構成について説明する。
カウンタ回路301は、図3に示すように、切換回路302と、ロードホールタイプのフリップフロップ303と、加算回路304とから構成されている。
切換回路302は、水平同期信号S114Hが入力されるとスタート値S301、例えば「0」を選択し、それ以外は加算器出力S304を選択するものである。
ロードホールドタイプのフリップフロップ回路303は、切換回路302の出力信号S302をラッチし、ラッチした値をカウント値S303として加算器304及び閾値判定回路305に出力する。また、加算器304からタイミングS209Eが出力された場合、すなわち加算器304の加算結果がオーバーフローした場合には、該ロードホールドタイプのフリップフロップ303が保持する値を、次のサンプリングクロックに対するカウント値S303として加算器304及び閾値判定回路305に出力する。
加算器304は、入力信号のサンプリングクロック毎に、外部から入力される解像度変換係数S300を第1の閾値を限度として累積加算し、該加算値がオーバフローした場合には、当該加算値からキャリーアウト信号を除いた加算値を次のサンプリングクロックに対するカウント値としてロードホールドタイプのフリップフロップ回路303に出力する。また、加算器304は、その加算結果が第1の閾値を超えた場合に、タイミング信号S209Eをロードホールドタイプのフリップフロップ回路303、及びメモリ211に出力する。なお、解像度変換係数S300は、表示画面の解像度に基づいて決定される解像度の変換率に応じて算出されるものであり、カウンタ回路301が保持するレジスタ等のメモリに予め格納しておく他、外部機器であるマイコン110等から供給することが考えられる。
閾値判定回路305は、ロードホールドタイプのフリップフロップ回路303から出力されるカウント値と閾値判定回路305が予め保持する第2の閾値とを比較し、第2の閾値より小さい場合はLow信号を、第2の閾値より大きい場合はHigh信号を選択信号S209Sとして出力する。なお、カウント値と第2の閾値とが同じ値の場合には、解像度の変換率、及び設定されている解像度変換係数に基づいてLow信号とHigh信号の何れを出力するのかを予め設定しておけばよい。また、前記第2の閾値は、外部機器であるマイコン110等から供給されるものであっても良い。
なお、以上のように構成されたフォーマット変換装置において、カウンタ回路301は、解像度の変換率に基づいて算出される解像度変換係数を用いて、入力信号の信号データを間引くタイミングを生成するタイミング生成部として動作し、また、フリップフロップ回路201、203、205、207と、切換回路202、204、206、208と、閾値判定回路305とは、タイミング生成部で生成されたタイミングの前後に存在する2点の入力信号データから、時間的に前記タイミングに近い方の信号データを選択する選択部として動作する。
次に、本発明の実施の形態1によるフォーマット変換装置の動作について説明する。
図4は、本発明の実施の形態1によるフォーマット変換装置のタイミング図の1例である。なお、この図4では、フォーマット変換装置111に、R信号S110R、G信号S110G、B信号S110B、重ね合わせ係数S110αが入力され、水平方向に対して入力信号を4/7倍にフォーマット変換する場合を表している。
入力されたR信号S110R、G信号S110G、B信号S110B、重ね合わせ係数S110αは、図2に示すフリップフロップ201、203、205、207により水平方向に隣接するデータの画素間隔分、すなわち1サンプリング期間遅延され、R信号S201、G信号S203、B信号S205、重ね合わせ係数S207を得る。
そして、入力されたR信号S110R、G信号S110G、B信号S110B、重ね合わせ係数S110αと、遅延させたR信号S201、G信号S203、B信号S205、重ね合わせ係数S207とは、図2に示す切換回路202、204、206、208に各々入力され、選択信号S209Sに応じてその出力が切り換えられることとなる。
図4のS303は、書き込み制御回路209のカウンタ回路301により生成されるカウント値を示す。ここでは、解像度変換係数として「3/4」が設定されており、カウンタ回路301の加算器304によって、入力信号のサンプリングクロック毎に解像度変換係数「3/4」が加算される。そして、加算器304の加算値が第1の閾値(ここでは「1」とする)以上となったときには、当該加算値からキャリーアウト信号を除いた値、即ち、加算値から第1の閾値である1を除いた値を次のサンプリングクロックに対するカウント値S303として設定する。
また、閾値判定回路305は、このように生成されたカウンタ回路301のカウント値が第2の閾値(ここでは「1/2」)以下の場合にはLow信号、第2の閾値より大きい場合はHigh信号を選択信号S209Sとして出力する。
一方で、カウンタ回路301は、カウンタ回路301のカウンタ値が第1の閾値(ここでは「1」とする)以上となる毎に、入力信号の信号データを間引くタイミングとして、タイミング信号S209Eを出力する。
そして、図2に示す書き込み制御回路209は、このように生成した選択信号S209Sと、タイミング信号S209Eとに基づいて、メモリ211に対する書き込み制御を行う。これにより、入力信号の信号データを間引くタイミングの前後に存在する2点の入力信号データから、時間的に前記タイミングに近い方の信号データの選択が行われる。
具体的には、切換回路202、204、206、208により、選択信号S209がLow期間に、遅延回路であるフリップフロップ回路201、203、205、207からの出力S201、S203、S205、S207の選択が行われ、選択信号S209がHigh期間に、遅延処理を行っていないS110R、S110G、S110B、S110αの選択が行われる。
その後、切換回路202、204、206、208で選択されたデータは、タイミング信号S209EがLow期間にメモリ211に書き込まれ、タイミング信号S209EがHigh期間には、メモリ211への書き込みを行わないようにする。これにより、メモリ211に格納されるデータは、図4に示すメモリ格納データのようになる。
メモリ211に書き込まれたデータは、メモリ読み出し制御回路210から出力された読み出し制御信号210に基づいて読み出され、モニターの画素数に応じてフォーマット変換されたR信号S111R、G信号S111G、B信号S111B、重ね合わせ係数S111αとして合成装置112に出力される。
合成装置112では、フォーマット変換が行われたR信号S111R、G信号S111G、B信号S111Bが映像信号S106R、S106G、S106Bと重ね合わせ係数S111α合成され、合成された信号S112R、S112G、S112Bがモニタ113に出力される。
図5は図1の合成装置112の構成の1例を示すブロック図である。
図5において、合成装置112は、1−α演算回路401と、乗算器402、403、404、405、406、407と、加算器408、409、410とからなる。
図5に示すように、映像信号S106R、S106G、S106Bは、乗算器405、406、407に入力される。メモリ211から読み出された重ね合わせ係数S111αは、1−α演算回路401、及び乗算器402、403、404に入力される。また、メモリ211から読み出されたR信号S111R、G信号S111G、B信号S111Bは、乗算器402、403、404にそれぞれ入力される。
1−α演算回路401では、1−αの演算が行なわれ、その演算結果が乗算器405、406、407へ出力される。
そして、乗算器405から出力されたR信号S405と乗算器402から出力されたR信号S402は、加算器408で加算され、合成されたR信号S112Rを得る。同様に、乗算器406から出力されたG信号S406と乗算器403から出力されたG信号S403は、加算器409で加算され、合成されたG信号S112Gを得る。さらに、乗算器407から出力されたB信号S407と乗算器404から出力されたB信号S404は、加算器410で加算され、合成されたB信号S112Bを得る。
次に、図6に示すフローチャートを用いて本発明の実施の形態1によるフォーマット変換装置の動作についてさらに詳細に説明する。
図6は、本発明の実施の形態1のフォーマット変換装置が行う水平方向のフォーマット変換処理を説明するためのフローチャートである。
(ステップS101)カウンタ回路301に水平同期信号S114Hが入力されると、カウンタ回路301は、入力信号のサンプリングクロック毎に、外部から入力される解像度変換係数S300を第1の閾値を限度として累積加算し、該加算値がオーバフローした場合には、オーバフローした時のサンプリングクロックのタイミングでタイミング信号S209Eを出力するとともに、当該加算値からキャリーアウト信号を除いた加算値を次のサンプリングクロックに対するカウント値として設定する。
(ステップS102)その後、カウンタ回路301のカウント値は、閾値判定回路305により、第2の閾値と比較される。
(ステップS103、S104)比較の結果、カウント値が第2の閾値以下の場合には、図4を用いて説明したように、切換回路202、204、206、208によって入力された信号のN−1(Nは自然数)番目のデータが選択される。一方で、カウント値が閾値より大きい場合には、入力された信号のN番目のデータが選択される。なお、ここではカウント値と第2の閾値とが同じ場合には、N−1番目のデータを選択するよう設定している。
(ステップS105)書き込み制御回路209は、カウンタ回路301のカウンタ処理時に生成されるタイミング信号S209Eに基づいて、メモリ211への信号データの書き込み制御を行い、入力信号の信号データを間引く制御部として動作する。
(ステップS106)メモリに書き込まれた信号データは、読出し制御回路210による読出し制御のもとで読み出され、合成装置112に出力される。
(ステップS107)メモリから読み出された信号データは、合成回路112により主映像信号と重ね合わされ、合成した信号がモニタ113に出力される。
このように、本発明の実施の形態1によるフォーマット変換装置によれば、オンスクリーンディスプレイと呼ばれるチャンネル表示やメニュー表示、帰線期間に多重された文字情報を表示するために、水平方向に画素数の変換を行う場合であっても、画素数変換時の補間処理の際に色にじみや中間色を出力することを防止することができるため、オンスクリーン表示や文字やキャラクタ表示の画質の劣化を防ぐことが可能になる。また、本発明の実施の形態1によるフォーマット変換装置によれば、R信号、G信号、B信号、重ね合わせ係数の組み合わせ比率を同じにしたまま入力信号のフォーマット変換を実現することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2によるフォーマット変換装置について説明する。
本発明の実施の形態2によるフォーマット変換装置は、隣接するデータにおいて相関のない特異点を優先して選択することにより、画像を間引く際に一点だけしかないデータを損なうことなく表示するものである。
図7は、本発明の実施の形態2によるフォーマット変換装置の構成の一例を示すブロック図である。
図7において、本発明の実施の形態2によるフォーマット変換装置は、フリップフロップ回路201、203、205、207と、切換回路202、204、206、208と、メモリの読み出し制御回路210と、メモリ211と、差分検出回路601、602、603、604と、論理回路605と、メモリの書き込み制御回路606とからなる。なお、本発明の実施の形態1によるフォーマット変換装置と同じ構成要素については同一の符号を付しここでは説明を省略する。
差分検出回路601、602、603、604は、入力信号S110R、S110G、S110B、S110αと、フリップフロップ回路201、203、205、207で単位遅延された入力信号S201、S203、S205、S207との差分を検出する。
論理回路605は、差分検出回路601、602、603、604で得られる差分値と第3の閾値とをそれぞれ比較し、少なくとも1つの差分値が第3の閾値以上の場合には、当該信号データを特異点として検出する検出部として動作し、検出した特異点を示す特異点信号S605を書き込み制御回路606に出力する。なお、ここでは、検出された特異点をHigh信号で示すものとする。
メモリの書き込み制御回路606は、水平同期信号S114Hを基準に処理を開始し、論理回路605から出力される特異点信号S605に基づいて、入力信号の信号データを間引くタイミングを示すタイミング信号S606E、及び切換回路202、204、206、208による信号切り替えを行うための選択信号S606Sを生成するものであり、論理回路605によって特異点が検出された場合には、該特異点が優先的に選択されるように、タイミング信号S606E及び選択信号S606Sを生成する。また、メモリの書き込み制御回路606は、生成したタイミング信号S606Eに基づいて、メモリ211への信号データの書き込み制御を行う。
図8は、図7で示したメモリの書き込み制御回路606の構成の1例を示すブロック図である。
図8において、書き込み制御回路606は、カウンタ回路301と、閾値判定回路305と、第1の補正回路701と、第2の補正回路702とからなる。
カウンタ回路301は、入力信号のサンプリングクロック毎に、外部から入力される解像度変換係数S300を第1の閾値を限度として累積加算し、該加算値がオーバフローした場合には、オーバフローした時のサンプリングクロックのタイミングでタイミング信号S301を出力するとともに当該加算値からキャリーアウト信号を除いた加算値を次のサンプリングクロックに対するカウント値として設定する。
第1の補正回路701は、カウンタ回路301が生成したタイミング信号S301に補正を加え、論理回路605で特異点が検出された場合に、特異点信号S605で示される特異点が選択されるようにしたタイミング信号S606Eを生成する。なお、ここでは、第1の補正回路701は、カウンタ回路301からのタイミング信号S301のHigh信号と特異点信号S605のHigh信号とが重なった場合に、タイミング信号S301のHigh信号を1サンプリング前へずらす補正を行うものとする。また、この他には、特異点信号S605に基づいてカウンタ回路301の第1の閾値に補正を加える方法がある。
そして、この第1の補正回路701から出力されるタイミング信号S606Eは、入力信号の信号データを間引くタイミングを示す信号として、後述するように、メモリへの書き込みを許可するイネーブル信号として用いられる。
閾値判定回路305は、ロードホールドタイプのフリップフロップ回路303から出力されるカウント値と閾値判定回路305が予め保持する第2の閾値とを比較し、第2の閾値より小さい場合はLow信号、第2の閾値より大きい場合はHigh信号を選択信号S305として出力する。なお、カウント値と第2の閾値とが同じ値の場合には、解像度の変換率、及び設定されている解像度変換係数に基づいてLow信号とHigh信号の何れを出力するのかを予め設定しておけばよい。
第2の補正回路702は、閾値判定回路305が生成した選択信号S305に補正を加え、論理回路605で特異点が検出された場合に、切換回路202、204、206、208において特異点信号S605で示される特異点が選択されるようにした選択信号S606Sを生成する。なお、ここでは、閾値判定回路305からの選択信号S305のHigh信号と特異点信号S605のHigh信号とが重なった場合に、選択信号S305のHigh信号をLow信号にする補正を行うものとする。また、この他には、特異点信号S605に基づいて閾値判定回路305が保持する第2の閾値に補正を加える方法がある。
以上のように構成されたフォーマット変換装置において、カウンタ回路301と、第1の補正回路701とは、解像度の変換率に基づいて算出される解像度変換係数を用いて、入力信号の信号データを間引くタイミングを生成するタイミング生成部として動作し、また、フリップフロップ回路201、203、205、207と、切換回路202、204、206、208と、閾値判定回路305と、第2の補正回路702とは、タイミング生成部で生成されたタイミングの前後に存在する2点の入力信号データから、時間的に前記タイミングに近い方の信号データを選択する選択部として動作する。
また、フリップフロップ回路201、203、205、207と、差分検出回路601、602、603、604と、論理回路605とは、入力された信号データが直近の信号データに対して第3の閾値以上変化する特異点であることを検出する特異点検出部として動作する。
次に、本発明の実施の形態2によるフォーマット変換装置の動作について説明する。
図9は、本発明の実施の形態2によるフォーマット変換装置のタイミング図の1例である。なお、この図9では、フォーマット変換装置111に、R信号S110R、G信号S110G、B信号S110B、重ね合わせ係数S110αが入力され、水平方向に対して入力信号を4/7倍にフォーマット変換する場合を表している。
入力されたR信号S110R、G信号S110G、B信号S110B、重ね合わせ係数S110αは、図7に示すフリップフロップ201、203、205、207により水平方向に隣接するデータの画素間隔分、すなわち1サンプリング期間遅延され、R信号S201、G信号S203、B信号S205、重ね合わせ係数S207を得る。
そして、入力されたR信号S110R、G信号S110G、B信号S110B、重ね合わせ係数S110αと、遅延させたR信号S201、G信号S203、B信号S205、重ね合わせ係数S207とは、図7に示す切換回路202、204、206、208に各々入力され、選択信号S606Sに応じてその出力が切り換えられることとなる。
図9のS303は、書き込み制御回路606のカウンタ回路301により生成されるカウント値を示す。ここでは、解像度変換係数として「3/4」が設定されており、カウンタ回路301の加算器304によって、入力信号のサンプリングクロック毎に解像度変換係数「3/4」が加算される。そして、加算器304の加算値が第1の閾値(ここでは「1」とする)以上となったときには、当該加算値からキャリーアウト信号を除いた値、即ち、加算値から第1の閾値である1を除いた値を次のサンプリングクロックに対するカウント値S303として設定する。
また、閾値判定回路305は、このように生成されたカウンタ回路301のカウント値が第2の閾値(ここでは「1/2」)以下の場合にはLow信号、第2の閾値より大きい場合はHigh信号を選択信号S305として出力する。
その後、第2の補正回路702により、特異点信号S605との比較が行なわれ、選択信号S305のHigh信号と特異点信号S605のHigh信号とが重なっている場合には、選択信号S305のHigh信号をLow信号に補正し、選択信号S606Sを生成する。
一方で、カウンタ回路301は、カウンタ回路301のカウンタ値が第1の閾値(ここでは「1」とする)以上となる毎に、入力信号の信号データを間引くタイミングとして、タイミング信号S301を出力する。
その後、第1の補正回路701により、特異点信号S605との比較が行なわれ、タイミング信号S301のHigh信号と特異点信号S605のHigh信号とが重なっている場合には、タイミング信号S301のHigh信号を1サンプリング前へずらす補正を行い、タイミング信号S606Eを生成する。
そして、図7に示す書き込み制御回路606は、このように生成した選択信号S606Sと、タイミング信号S606Eとに基づいて、メモリ211に対する書き込み制御を行う。これにより、入力信号の信号データを間引くタイミングの前後に存在する2点の入力信号データから、時間的に前記タイミングに近い方の信号データが選択される。
具体的には、切換回路202、204、206、208によって、選択信号S606SがLow期間に、遅延回路であるフリップフロップ回路201、203、205、207からの出力S201、S203、S205、S207の選択が行われ、選択信号S606SがHigh期間に、遅延処理を行っていないS110R、S110G、S110B、S110αの選択が行われる。
その後、切換回路202、204、206、208で選択されたデータは、タイミング信号S606EがLow期間にメモリ211に書き込まれ、タイミング信号S606EがHigh期間には、メモリ211への書き込みを行わないようにする。これにより、メモリ211に格納されるデータは、図9に示すメモリ格納データのようになる。
メモリ211に書き込まれたデータは、メモリ読み出し制御回路210から出力された読み出し制御信号210に基づいて読み出され、モニターの画素数に応じてフォーマット変換されたR信号S111R、G信号S111G、B信号S111B、重ね合わせ係数S111αとして合成装置112に出力される。
合成装置112では、フォーマット変換が行われたR信号S111R、G信号S111G、B信号S111Bが映像信号S106R、S106G、S106Bと重ね合わせ係数S111αに基づいて合成され、合成した信号S112R、S112G、S112Bがモニタ113に出力される。
次に、図10に示すフローチャートを用いて本発明の実施の形態2によるフォーマット変換装置の動作についてさらに詳細に説明する。
図10は、本発明の実施の形態2のフォーマット変換装置が行う水平方向のフォーマット変換処理を説明するためのフローチャートである。
(ステップS101)カウンタ回路301に水平同期信号S114Hが入力されると、カウンタ回路301は、入力信号のサンプリングクロック毎に、外部から入力される解像度変換係数S300を第1の閾値を限度として累積加算し、該加算値がオーバフローした場合には、オーバフローした時のサンプリングクロックのタイミングでタイミング信号S301を出力するとともに、当該加算値からキャリーアウト信号を除いた加算値を次のサンプリングクロックに対するカウント値として設定する。
(ステップS201)一方で、差分検出回路601、602、603、604は、入力信号S110R、S110G、S110B、S110αと、フリップフロップ回路201、203、205、207で単位遅延された入力信号S201、S203、S205、S207との差分を演算する。
(ステップS202)論理回路605は、差分検出回路601、602、603、604で得られる差分値と第3の閾値とをそれぞれ比較し、少なくとも1つの差分値が第3の閾値以上の場合には、当該信号データを特異点として検出する。
(ステップS203)論理回路605で特異点が検出された場合には、第1の補正回路701がカウンタ回路301から出力されるタイミング信号S301に補正を加えたタイミング信号S606Eを生成するとともに、第2の補正回路702が閾値判定回路305から出力される選択信号S305に補正を加えた選択信号S606Sを生成し、カウンタ回路301のカウント結果や閾値判定回路305の判定結果にかかわらず、論理回路605で検出された特異点が選択されるように制御される。
(ステップS102、S103、S104)一方で、論理回路605で特異点が検出されなかった場合には、閾値判定回路305におけるカウンタ回路301のカウント値と第2の閾値との比較の結果に基づいて切換回路202、204、206、208による選択処理が行われる。具体的には、カウント値が第2の閾値以下の場合には、入力された信号のN−1番目のデータが選択され、カウント値が閾値より大きい場合には、入力された信号のN番目のデータが選択される。なお、ここではカウント値と第2の閾値とが同じ場合には、N−1番目のデータを選択するよう設定している。
(ステップS105)書き込み制御回路606は、第1の補正回路701で補正されたタイミング信号S606Eに基づいて、メモリ211への信号データの書き込み制御を行い、入力信号の信号データを間引く制御部として動作する。
(ステップS106)メモリに書き込まれた信号データは、読出し制御回路210による読出し制御のもとで読み出され、合成装置112に出力される。
(ステップS107)メモリから読み出された信号データは、合成回路112により主映像信号と重ね合わされ、合成した信号がモニタ113に出力される。
このように、本発明の実施の形態2によるフォーマット変換装置によれば、オンスクリーンディスプレイと呼ばれるチャンネル表示やメニュー表示、帰線期間に多重された文字情報を表示するために、水平方向に画素数の変換を行う場合であっても、画素数変換時の補間処理の際に色にじみや中間色を出力することを防止することができるため、オンスクリーン表示や文字やキャラクタ表示の画質の劣化を防ぐことが可能になる。また、本発明の実施の形態2によるフォーマット変換装置によれば、R信号、G信号、B信号、重ね合わせ係数の組み合わせ比率を同じにしたまま入力信号のフォーマット変換を実現することができる。
さらに、本発明の実施の形態2によるフォーマット変換装置によれば、隣接するデータにおいて相関のない特異点が存在する場合であっても、特異点を優先して出力することにより、画像を間引く際、一点だけしかないデータの表示を損なうことなく表示することができる。また、特異点を優先して処理することは、入力された画素数より出力画素数が少ない間引き処理時に効果を発揮し、間引き処理以外の時は特異点優先処理の動作を停止させても構わないし、間引き処理の無いフォーマット変換では省略することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3によるフォーマット変換装置について説明する。
本発明の実施の形態3によるフォーマット変換装置は、水平方向へのフォーマット変換に加え、垂直方向へのフォーマット変換をさらに行うものである。
図11は、本発明の実施の形態3によるフォーマット変換装置の構成の一例を示すブロック図である。
図11において、本発明の実施の形態3によるフォーマット変換装置は、フリップフロップ回路201、203、205、207と、切換回路202、204、206、208と、メモリの書き込み制御回路209と、メモリの読み出し制御回路210と、メモリ211と、ライン選択制御回路901と、1ライン遅延回路902、904、906、908と、切換回路903、905、907、909とからなる。なお、本発明の実施の形態1によるフォーマット変換装置と同じ構成要素については同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
ライン選択制御回路901は、垂直同期信号S114Vを基準に処理を開始し、入力信号の信号データを間引くタイミングを示すタイミング信号S901E、及び切換回路903、905、907、909による信号切り替えを行うための選択信号S901Sを生成する。
1ライン遅延回路902、904、906、908は、メモリから読み出された信号S211R、S211G、S211B、S211αを垂直方向に隣接するデータのライン間隔分、すなわち信号データの1ライン間隔分遅延させる遅延回路であり、単位遅延した信号S902、S904、S906、S908を切換回路903、905、907、909に出力する。
切換回路903、905、907、909は、ライン選択制御回路901から出力される選択信号S901Sに基づいて、メモリから読み出された信号S211R、S211G、S211B、S211αと、単位遅延した信号S902、S904、S906、S908とを切換えて出力する。
また、切換回路903、905、907、909は、ライン選択制御回路901から入力信号の信号データを間引くタイミングを示すタイミング信号S901Eが入力されると、当該タイミングにおけるラインデータの選択出力処理をスキップする。
図12は図11におけるライン選択制御回路901の構成の1例を示すブロック図である。
図12において、ライン制御回路901は、カウンタ回路1001と、閾値判定回路1005とからなる。
カウンタ回路1001は、サンプリングクロックである水平同期信号S114Hが入力される毎に、外部から入力される解像度変換係数S1000を第1の閾値(垂直)を限度として累積加算し、該加算値がオーバフローした場合には、オーバフローした時のサンプリングクロックのタイミングでタイミング信号S901Eを出力するとともに当該加算値からキャリーアウト信号を除いた加算値を次のサンプリングクロックに対するカウント値として設定する。なお、このカウンタ回路1001から出力されるタイミング信号S901Eは、入力信号の信号データを間引くタイミングを示す信号として、後述するように、切換回路903、905、907、909が行う選択出力処理をスキップさせる信号として用いられる。
次に、カウンタ回路1001の具体的な回路構成について説明する。
カウンタ回路1001は、図12に示すように、切換回路1002と、ロードホールタイプのフリップフロップ1003と、加算回路1004とから構成されている。
切換回路1002は、垂直同期信号S114Vが入力されるとスタート値S1001、例えば「0」を選択し、それ以外は加算器出力S1004を選択するものである。
ロードホールドタイプのフリップフロップ回路1003は、切換回路1002の出力信号S1002をラッチし、ラッチした値をカウント値S1003として加算器1004及び閾値判定回路1005に出力する。また、加算器1004からタイミングS901Eが出力された場合、すなわち加算器1004の加算結果がオーバーフローした場合には、該ロードホールドタイプのフリップフロップ1003が保持する値を、次のサンプリングクロックに対するカウント値S1003として加算器1004及び閾値判定回路1005に出力する。
加算器1004は、サンプリングクロックである水平同期信号S114Hが入力される毎に、外部から入力される解像度変換係数S1000を第1の閾値(垂直)を限度として累積加算し、該加算値がオーバフローした場合には、当該加算値からキャリーアウト信号を除いた加算値を次のサンプリングクロックに対するカウント値としてロードホールドタイプのフリップフロップ回路1003に出力する。また、加算器1004は、その加算結果が第1の閾値(垂直)を超えた場合に、タイミング信号S901Eをロードホールドタイプのフリップフロップ回路1003、及び読み出し制御回路910に出力する。なお、この解像度変換係数S1000は、表示画面の解像度に基づいて決定される解像度の変換率に応じて算出されるものであり、カウンタ回路1001が保持するレジスタ等のメモリに予め格納しておく他、外部機器であるマイコン110(図1参照)等から供給することが考えられる。
閾値判定回路1005は、ロードホールドタイプのフリップフロップ回路1003から出力されるカウント値と閾値判定回路1005が予め保持する第2の閾値(垂直)とを比較し、カウント値が第2の閾値(垂直)より小さい場合はLow信号を、第2の閾値(垂直)より大きい場合はHigh信号を選択信号S901Sとして出力する。なお、カウント値と第2の閾値(垂直)とが同じ値の場合には、解像度の変換率、及び設定されている解像度変換係数に基づいてLow信号とHigh信号の何れを出力するのかを予め設定しておけばよい。また、前記第2の閾値(垂直)は、外部機器であるマイコン110等から供給されるものであっても良い。
なお、以上のように構成されたフォーマット変換装置において、カウンタ回路1001は、解像度の変換率に基づいて算出される解像度変換係数を用いて、入力信号の信号データを間引くタイミングを生成するタイミング生成部として動作し、また、1ライン遅延回路902、904、906、908と、切換回路903、905、907、909と、閾値判定回路305とは、タイミング生成部で生成されたタイミングの前後に存在する2点の入力信号データから、時間的に前記タイミングに近い方の信号データを選択する選択部として動作する。
次に、本発明の実施の形態3によるフォーマット変換装置の動作について説明する。なお、水平方向のフォーマット変換処理については、前記実施の形態1で説明したものと同様であるため、ここでは、メモリ211から信号データが読み出された以降に行われる垂直方向のフォーマット変換処理についての説明を行う。
図13は、本発明の実施の形態3によるフォーマット変換装置の垂直方向のフォーマット変換を説明するための説明図である。この図13では、フォーマット変換装置111に、R信号S211R、G信号S211G、B信号S211B、重ね合わせ係数S211αが入力され、垂直方向に対して入力信号を4/5倍にフォーマット変換する場合を表している。なお、ここでのカウンタ回路1001が累積加算を行う解像度変換係数S1000は、「1/4」である。また、R信号S211R、G信号S211G、B信号S211B、重ね合わせ係数S211αに対する処理は何れも同じであるため、ここでは、これらを出力AからHとして表わす。
図13において、メモリ出力AからHは、メモリ211から読み出されるR信号S211R、G信号S211G、B信号S211B、重ね合わせ係数S211αのラインデータである。カウント値は、垂直方向のサンプリングクロックである水平同期信号S114H毎にカウンタ回路1001でカウントされたカウント値である。切換回路出力AからGは、切換回路903、905、907、909から出力されるR信号S111R、G信号S111G、B信号S111B、重ね合わせ係数S111αである。
ライン選択制御回路901は、前記実施の形態1で説明したフォーマット変換装置の書き込み制御回路209と同様に、タイミング信号S901E及び選択信号S901Sを生成し、タイミング信号S901E及び選択信号S901Sを切換回路903、905、907、909に出力する。なお、ここでは、前記実施の形態1における場合と同様、第1の閾値(垂直)が「1」、第2の閾値(垂直)が「1/2」であるものとする。
図13に示すように、まず、カウンタ回路1001のカウント値が「0」である場合には、カウント値が第2の閾値(垂直)以下であるため、入力1ライン目Aと入力2ライン目Bとから切換回路903、905、907、909によって入力1ライン目Aが選択される。
次に、解像度変換係数「1/4」が加算され、カウンタ回路1001のカウント値が「1/4」となった場合には、カウント値が第2の閾値(垂直)以下であるため、入力2ライン目Bと入力3ライン目Cとから切換回路903、905、907、909によって入力2ライン目Bが選択される。
また、解像度変換係数「1/4」が加算され、カウンタ回路1001のカウント値が「2/4」となった場合には、カウント値が第2の閾値(垂直)以下であるため、入力3ライン目Cと入力4ライン目Dとから切換回路903、905、907、909によって入力3ライン目Cが選択される。
また、解像度変換係数「1/4」が加算され、カウンタ回路1001のカウント値が「3/4」となった場合には、カウント値が第2の閾値(垂直)より大きいため、選択信号S901SがHighとなり、入力4ライン目Dと入力5ライン目Eとから切換回路903、905、907、909によって入力5ライン目Eが選択される。
また、解像度変換係数「1/4」が加算され、カウンタ回路1001のカウント値が「4/4」となった場合には、タイミング信号S901Eが出力され、読出し制御回路910によって入力6ライン目Fとこれを1ライン遅延回路902、904、906、908で遅延させた入力5ライン目Eとの選択処理がスキップされる。
そして、次のサンプリングクロックでは、カウント値「4/4」からキャリーアウト信号を除いたカウント値「0」が設定され、該カウント値は第2の閾値(垂直)以下であることから、入力6ライン目Fと入力7ライン目Gとから切換回路903、905、907、909によって入力6ライン目Fが選択される。
その後、同様に、カウンタ回路1001のカウント値が「1/4」となった場合には、カウント値が第2の閾値(垂直)以下であるため、入力7ライン目Gと入力8ライン目Hとから切換回路903、905、907、909によって入力7ライン目Gが選択される。
以降、同様の処理が次の垂直同期信号S114Vが入力されるまで水平同期信号S114Hのタイミングで繰り返される。
次に、本発明の実施の形態3にかかるフォーマット変換装置による垂直方向のフォーマット変換処理を図14を用いて説明する。
図14は、本発明の実施の形態3のフォーマット変換装置が行う垂直方向のフォーマット変換処理を説明するためのフローチャートである。
(ステップS301)カウンタ回路1001に垂直同期信号S114Vが入力されると、カウンタ回路1001は、入力信号のサンプリングクロックである水平同期信号S114H毎に、外部から入力される解像度変換係数S1000を第1の閾値(垂直)を限度として累積加算し、該加算値がオーバフローした場合には、オーバフローした時のサンプリングクロックのタイミングでタイミング信号S901Eを出力するとともに、当該加算値からキャリーアウト信号を除いた加算値を次のサンプリングクロックに対するカウント値として設定する。
(ステップS302)その後、カウンタ回路1001のカウント値は、閾値判定回路1005により、第2の閾値(垂直)と比較される。
(ステップS303、S304)比較の結果、カウント値が第2の閾値(垂直)以下の場合には、切換回路903、905、907、909により、入力された信号のN−1番目のデータが選択される。一方で、カウント値が第2の閾値(垂直)より大きい場合には、入力された信号のN番目のデータが選択される。なお、ここではカウント値と第2の閾値(垂直)とが同じ場合には、N−1番目のデータを選択するよう設定している。
また、この時、カウンタ回路1001のカウント値が第1の閾値(垂直)以上となった場合には、ライン選択制御回路901から出力されるタイミング信号S901Eに基づいて、切換回路903、905、907、909が当該タイミングにおけるラインデータの選択処理をスキップする。
(ステップS307)その後、切換回路903、905、907、909から出力された信号データは、合成回路112により主映像信号と重ね合わされ、合成した信号がモニタ113に出力される。
次に、図15に示すフローチャートを用いて本発明の実施の形態3によるフォーマット変換装置の全体動作についてさらに詳細に説明する。
図15は、本発明の実施の形態3によるフォーマット変換装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図15に示すように、先ず、前記実施の形態1で図6を用いて説明した水平方向のフォーマット変換処理(ステップS101からステップS106)が行われ、その後、本実施の形態3で図14を用いて説明した垂直方向のフォーマット変換処理(ステップS301からステップS304)が行われる。
そして、フォーマット変換後のデータが合成装置により主映像信号と重ね合わされ、合成した信号がモニタ113に出力される(ステップS107)。
このように、本発明の実施の形態3によるフォーマット変換装置によれば、オンスクリーンディスプレイと呼ばれるチャンネル表示やメニュー表示、帰線期間に多重された文字情報を表示するために、水平方向及び垂直方向に画素数の変換を行う場合であっても、画素数あるいはライン数変換時の補間処理の際に色にじみや中間色を出力することを防止することができるため、オンスクリーン表示や文字やキャラクタ表示の画質の劣化を防ぐことが可能になる。また、本発明の実施の形態3によるフォーマット変換装置によれば、R信号、G信号、B信号、重ね合わせ係数の組み合わせ比率を同じにしたまま入力信号のフォーマット変換を実現することができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4によるフォーマット変換装置について説明する。
本発明の実施の形態4によるフォーマット変換装置は、前記実施の形態3で説明した水平方向、及び垂直方向へのフォーマット変換処理に、前記実施の形態2で説明した特異点を優先して選択する処理をさらに加えたものである。
図16は、本発明の実施の形態4によるフォーマット変換装置の構成の一例を示すブロック図である。
図16において、本発明の実施の形態4によるフォーマット変換装置は、フリップフロップ回路201、203、205、207と、切換回路202、204、206、208と、メモリの読み出し制御回路210と、メモリ211と、差分検出回路601、602、603、604と、論理回路605と、メモリの書き込み制御回路606と、1ライン遅延回路902、904、906、908と、切換回路903、905、907、909と、差分検出回路1101、1102、1103、1104と、論理回路1105と、ライン選択制御回路1106とからなる。なお、本発明の実施の形態1から3によるフォーマット変換装置で説明した構成要素と同じ構成要素については同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。また、差分検出回路1101、1102、1103、1104、論理回路1105、及びライン選択制御回路1106は、それぞれ前記実施の形態2で説明した差分検出回路601、602、603、604、論理回路605、及びメモリの書き込み制御回路606にそれぞれ相当し、同様の構成を有するものである。
次に、本発明の実施の形態4にかかるフォーマット変換装置による垂直方向のフォーマット変換処理を図17を用いて説明する。
図17は、本発明の実施の形態4のフォーマット変換装置が行う垂直方向のフォーマット変換処理を説明するためのフローチャートである。
(ステップS301)ライン選択制御回路1106に垂直同期信号S114Vが入力されると、ライン選択制御回路1106が有するカウンタ回路によって、入力信号のサンプリングクロックである水平同期信号S114H毎に、外部から入力される解像度変換係数S1000を第1の閾値(垂直)を限度として累積加算が行われ、該加算値がオーバフローした場合には、オーバフローした時のサンプリングクロックのタイミングでタイミング信号S1106Eを出力するとともに、当該加算値からキャリーアウト信号を除いた加算値が次のサンプリングクロックに対するカウント値として設定される。
(ステップS401)一方で、差分検出回路1101、1102、1103、1104は、入力信号S211R、S211G、S211B、S211αと、1ライン遅延回路902、904、906、908で単位遅延された入力信号S902、S904、S906、S908との差分を検出する。
(ステップS402)論理回路1105は、差分検出回路1101、1102、1103、1104で得られる差分値と第3の閾値(垂直)とをそれぞれ比較し、少なくとも1つの差分値が第3の閾値(垂直)以上の場合には、当該信号データを特異点として検出する。
(ステップS403)論理回路1105で特異点が検出された場合には、特異点信号S1105に基づいて、ライン選択制御回路1106によって所定の補正処理が行なわれて生成されたタイミング信号1106E及び選択信号S1106Sにより、特異点が選択されるよう制御される。
(ステップS302、S303、S304)一方で、論理回路1105で特異点が検出されなかった場合には、ライン選択制御回路1106が有するカウンタ回路のカウント値と第2の閾値(垂直)との比較結果に基づいて、切換回路903、905、907、909による選択処理が行われる。具体的には、カウント値が第2の閾値(垂直)以下の場合には、入力された信号のN−1ライン目のデータが選択され、カウント値が第2の閾値(垂直)より大きい場合には、入力された信号のNライン目のデータが選択される。なお、ここではカウント値と第2の閾値(垂直)とが同じ場合には、N−1ライン目のデータを選択するよう設定している。
(ステップS107)その後、切換回路903、905、907、909から出力された信号データは、合成回路112により主映像信号と重ね合わされ、合成した信号がモニタ113に出力される。
次に、図18に示すフローチャートを用いて本発明の実施の形態4によるフォーマット変換装置の全体動作についてさらに詳細に説明する。
図18は、本発明の実施の形態4によるフォーマット変換装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図18に示すように、先ず、前記実施の形態2で図10を用いて説明した水平方向のフォーマット変換処理(ステップS101からステップS106及びステップS201からステップS203)が行われ、その後、本実施の形態4で図17を用いて説明した垂直方向のフォーマット変換処理(ステップS301からステップS304及びステップS401からステップS403)が行われる。
そして、フォーマット変換後のデータが合成装置により主映像信号と重ね合わされ、合成した信号がモニタ113に出力される(ステップS107)。
このように、本発明の実施の形態4によるフォーマット変換装置によれば、オンスクリーンディスプレイと呼ばれるチャンネル表示やメニュー表示、帰線期間に多重された文字情報を表示するために、水平方向及び垂直方向に画素数の変換を行う場合であっても、画素数あるいはライン数変換時の補間処理の際に、色にじみや中間色を出力することを防止することができるため、オンスクリーン表示や文字やキャラクタ表示の画質の劣化を防ぐことが可能になる。また、本発明の実施の形態4によるフォーマット変換装置によれば、R信号、G信号、B信号、重ね合わせ係数の組み合わせ比率を同じにしたまま入力信号のフォーマット変換を実現することができる。
さらに、本発明の実施の形態4によるフォーマット変換装置によれば、隣接するデータにおいて相関のない特異点が存在する場合、特異点を優先して出力することにより、画像を間引く際、一点だけしかないデータの表示を損なうことなく表示することができる。また、特異点を優先して処理することは、入力された画素数より出力画素数が少ない間引き処理時に効果を発揮し、間引き処理以外の時は特異点優先処理の動作を停止させても構わないし、間引き処理の無いフォーマット変換では省略することができる。
なお、本発明の各実施の形態では、フォーマット変換装置が、マイコンから出力されるRGB信号のフォーマット変換を行うものについて説明したが、フォーマット変換を行う信号は、マイコン以外の記憶装置やLSIからの出力信号であっても構わない。また、本発明の各実施形態では、重ね合わせ係数を用いて画像の合成を行うものについて説明したが、重ね合わせ係数を用いないで映像信号とOSD信号等とを合成するようにしても良い。
また、本発明の実施の形態1、2では、水平方向のフォーマット変換を行う際に、タイミング信号に基づくメモリへの書き込み制御によってデータを間引くものについて説明し、本発明の実施の形態3、4では、垂直方向のフォーマット変換を行う際に、切換回路がタイミング信号に基づいて選択出力処理をスキップすることによりデータを間引くものについて説明したが、データを間引く方法はこれに限られず、例えば、垂直方向のフォーマット変換を行う際に、切換回路からの出力を一旦メモリに格納する構成をとり、水平方向のフォーマット変換処理と同様にタイミング信号に基づくメモリへの書き込み制御によってデータを間引くようにしても良い。
また、本発明の実施の形態2、4では、特異点を検出した場合には、該特異点を優先して選択するよう制御するものについて説明したが、入力信号の信号データの間引くタイミングの前後の信号データのうち、特異点の信号データが他の一方の信号データに比べ、時間的に間引くタイミングから所定の時間以上遠い場合には、特異点でない方の信号データを選択するように制御しても良い。
また、本発明の実施の形態3、4では、水平方向と垂直方向にフォーマット変換処理を行うものについて説明したが、垂直方向のみにフォーマット変換を行う場合でも、本実施の形態3、4で説明した垂直方向に対するフォーマット変換処理を同様に適用することができる。
また、本発明は、本発明の各実施形態で説明した処理を実行するための手順を、プログラムにして、当該プログラムをコンピュータの中央演算装置(CPU)等に実行させることにより実現することも可能である。また、このようなプログラム自体は、フレキシブルディスク、光ディスク 、半導体記憶装置等の様々な記憶媒体に記録させ、または、インターネット等の通信回線を介して伝送させることが可能である。
本発明にかかるフォーマット変換装置及び方法は、表示画面の解像度にあせて水平方向又は垂直方向にフォーマット変換を行った場合であっても、色にじみや中間色を出力することを防止することができるため、液晶テレビ、プラズマテレビなどの画素表示装置の信号フォーマットを変換する装置として有用である。また、ブラウン管テレビなどのテレビ受像機の表示フォーマット変換の用途にも応用することができる。
本発明の実施の形態1による画像表示装置の全体構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1によるフォーマット変換装置の構成の1例を示すブロック図 本発明の実施の形態1によるフォーマット変換装置の書き込み制御回路の構成の1例を示すブロック図 本発明の実施の形態1によるフォーマット変換装置の動作タイミング図 本発明の実施の形態1による画像表示装置の合成装置の構成の1例を示すブロック図 本発明の実施の形態1によるフォーマット変換装置で行う水平方向のフォーマット変換を説明するためのフローチャート図 本発明の実施の形態2によるフォーマット変換装置の構成の1例を示すブロック図 本発明の実施の形態2によるフォーマット変換装置の書き込み制御回路の構成の1例を示すブロック図 本発明の実施の形態2によるフォーマット変換装置の動作タイミング図 本発明の実施の形態2によるフォーマット変換装置で行う水平方向のフォーマット変換を説明するためのフローチャート図 本発明の実施の形態3によるフォーマット変換装置の構成の1例を示すブロック図 本発明の実施の形態3によるフォーマット変換装置のライン選択制御回路の構成の1例を示すブロック図 本発明の実施の形態3によるフォーマット変換装置で行う垂直方向のフォーマット変換を説明するための説明図 本発明の実施の形態3によるフォーマット変換装置で行う垂直方向のフォーマット変換を説明するためのフローチャート図 本発明の実施の形態3によるフォーマット変換装置の動作を説明するためのフォローチャート図 本発明の実施の形態4によるフォーマット変換装置の構成の1例を示すブロック図 本発明の実施の形態4によるフォーマット変換装置で行う垂直方向のフォーマット変換を説明するためのフローチャート図 本発明の実施の形態4によるフォーマット変換装置の動作を説明するためのフォローチャート図 従来のフォーマット変換装置の概略構成を示すブロック図 従来のフォーマット変換装置におけるフォーマット変換処理を説明するための説明図
符号の説明
101 地上波チューナ
102 AVスイッチ
103 Y/C分離装置
104 色復調装置
105 映像用フォーマット変換回路
106 RGB変換回路
107 オーディオ処理装置
108 音声出力装置
109 スピーカ
110 マイクロコンピュータ
111 フォーマット変換回路
112 合成装置
113 モニタ
114 同期分離装置
115 画像表示装置
201、203、205、207 フリップフロップ
202、204、206、208 切換回路
209 書き込み制御回路
210 読み出し制御回路
211 メモリ
301 カウンタ回路
302 切換回路
303 フリップフロップ
304 加算器
305 閾値判定回路
401 1−α演算回路
402、403、404、405、406、407 乗算器
408、409、410 加算器
601、602、603、604 差分検出回路
605 論理回路
606 書き込み制御回路
701 第1の補正回路
702 第2の補正回路
901 ライン選択制御回路
902、904、906、908 1ライン遅延器
903、905、907、909 切換回路
1001 カウンタ回路
1002 切換回路
1003 フリップフロップ
1004 加算器
1005 閾値判定回路
1101、1102、1103、1104 差分検出回路
1105 論理回路
1106 ライン選択制御回路

Claims (19)

  1. 所定の解像度を有するデータを表示画面の解像度にあわせて解像度変換するフォーマット変換装置において、
    解像度の変換率に基づいて算出される解像度変換係数を用いて、入力された信号データを間引くタイミングを生成するタイミング生成部と、
    前記タイミング生成部で生成されたタイミングの前後に存在する2つの入力信号データから、時間的に前記タイミングに近い方の信号データを選択する選択部とを有する、
    ことを特徴とするフォーマット変換装置。
  2. 請求項1に記載のフォーマット変換装置において、
    前記タイミング生成部は、
    入力信号のサンプリングクロック毎に、前記解像度変換係数を第1の閾値を限度として累積加算してカウントし、カウント値がオーバフローした場合には、キャリーアウト信号を除いたカウント値を次のサンプリングクロックに対するカウント値として設定するカウンタ部を有し、
    前記カウンタ部のカウンタ値が前記第1の閾値以上となったサンプリングクロックのタイミングを、入力された信号データを間引くタイミングとして出力する、
    ことを特徴とするフォーマット変換装置
  3. 請求項2に記載のフォーマット変換装置において、
    前記選択部は、
    前記カウンタ部のカウント値と第2の閾値とを比較する閾値判定部と、
    入力信号を水平方向に隣接する画素間隔分、遅延させる遅延部と、
    前記閾値判定部の判定結果に基づいて、前記入力信号と前記遅延部で遅延させた信号とを切換えて出力する切換部とを有する、
    ことを特徴とするフォーマット変換装置。
  4. 請求項2に記載のフォーマット変換装置において、
    前記選択部は、
    前記カウンタ部のカウント値と第2の閾値とを比較する閾値判定部と、
    入力信号を垂直方向に隣接するライン間隔分、遅延させる遅延部と、
    前記閾値判定部の判定結果に基づいて、前記入力信号と前記遅延部で遅延させた信号とを切換えて出力する切換部とを有する、
    ことを特徴とするフォーマット変換装置。
  5. 請求項1に記載のフォーマット変換装置において、
    入力信号データの直近の信号データとの差分値が第3の閾値以上である特異点を検出する特異点検出部をさらに有し、
    前記選択部は、前記タイミング生成部で生成されたタイミングの前後に存在する入力信号データの何れか一方が前記特異点である場合に、該特異点の信号データを選択する、
    ことを特徴とするフォーマット変換装置。
  6. 請求項5に記載のフォーマット変換装置において、
    前記特異点検出部は、
    入力信号を水平方向に隣接する画素間隔分、遅延させる遅延部と、
    前記入力信号と前記遅延部で遅延させた信号との差分を検出する差分検出部と、
    前記差分検出部での検出結果が前記第3の閾値以上である場合には、当該信号データを特異点として検出する検出部とを有する、
    ことを特徴とするフォーマット変換装置。
  7. 請求項5に記載のフォーマット変換装置において、
    前記特異点検出部は、
    入力信号を垂直方向に隣接するライン間隔分、遅延させる遅延部と、
    前記入力信号と前記遅延部で遅延させた信号との差分を検出する差分検出部と、
    前記差分検出部での検出結果が第3の閾値以上である場合には、当該信号データを特異点として検出する検出部とを有する、
    ことを特徴とするフォーマット変換装置。
  8. 請求項1から請求項7の何れかに記載のフォーマット変換装置において、
    表示画面の解像度に基づいて設定される解像度変換係数を保持するレジスタをさらに有し、
    前記タイミング生成部は、前記レジスタに保持された解像度変換係数を用いて、入力信号の信号データを間引くタイミングを生成する、
    ことを特徴とするフォーマット変換装置。
  9. 所定の解像度を有するデータを表示画面の解像度にあわせて解像度変換するフォーマット変換装置において、
    水平方向の解像度の変換率に基づいて算出される解像度変換係数を用いて、入力信号データを間引くタイミングを生成する水平方向タイミング生成部と、
    前記水平方向タイミング生成部で生成されたタイミングの前後に存在する2つの画素データから、時間的に前記タイミングに近い方の画素データを選択する水平方向選択部と、
    垂直方向の解像度の変換率に基づいて算出される解像度変換係数を用いて、入力信号データを間引くタイミングを生成する垂直方向タイミング生成部と、
    前記垂直方向タイミング生成部で生成されたタイミングの前後に存在する2つのラインデータから、時間的に前記タイミングに近い方のラインデータを選択する垂直方向選択部とを有する、
    ことを特徴とするフォーマット変換装置。
  10. 請求項1から請求項9の何れかに記載のフォーマット変換装置と、
    主映像信号と、前記フォーマット変換装置で所定の解像度を有するデータをフォーマット変換した信号とを合成する合成装置とを有する、
    ことを特徴とする画像表示装置。
  11. 所定の解像度を有するデータを表示画面の解像度にあわせて解像度変換するフォーマット変換方法において、
    解像度の変換率に基づいて算出される解像度変換係数を用いて、入力された信号データを間引くタイミングを生成するタイミング生成工程と、
    前記タイミング生成工程で生成されたタイミングの前後に存在する2つの入力信号データから、時間的に前記タイミングに近い方の信号データを選択する選択工程とを含む、
    ことを特徴とするフォーマット変換方法。
  12. 請求項11に記載のフォーマット変換方法において、
    前記タイミング生成工程は、
    入力信号のサンプリングクロック毎に、前記解像度変換係数を第1の閾値を限度として累積加算するカウント処理を行うとともに、前記カウント値がオーバフローした場合には、キャリーアウト信号を除いたカウント値を次のサンプリングクロックに対するカウント値として設定し、
    前記カウンタ値が前記第1の閾値以上となった時のサンプリングクロックのタイミングを、入力信号の信号データを間引くタイミングとして出力する、
    ことを特徴とするフォーマット変換方法。
  13. 請求項12に記載のフォーマット変換方法において、
    前記選択工程は、
    前記カウント値と第2の閾値とを比較する閾値判定工程と、
    入力信号を水平方向に隣接する画素間隔分、遅延させる遅延工程と、
    前記閾値判定工程での判定結果に基づいて、前記入力信号と前記遅延工程で遅延させた信号とを切換えて出力する切換工程とを含む、
    ことを特徴とするフォーマット変換方法。
  14. 請求項12に記載のフォーマット変換方法において、
    前記選択工程は、
    前記カウンタのカウント値と第2の閾値とを比較する閾値判定工程と、
    入力信号を垂直方向に隣接するライン間隔分、遅延させる遅延工程と、
    前記閾値判定工程での判定結果に基づいて、前記入力信号と前記遅延工程で遅延させた信号とを切換えて出力する切換工程とを含む、
    ことを特徴とするフォーマット変換方法。
  15. 請求項11に記載のフォーマット変換方法において、
    入力信号データの直近の信号データとの差分値が第3の閾値以上である特異点を検出する特異点検出工程をさらに含み、
    前記タイミング生成工程で生成されたタイミングの前後に存在する入力信号データの何れか一方が前記特異点である場合には、前記選択工程で、当該特異点の信号データを選択する、
    ことを特徴とするフォーマット変換方法。
  16. 請求項15に記載のフォーマット変換方法において、
    前記特異点検出工程は、
    入力信号を水平方向に隣接する画素間隔分、遅延させる遅延工程と、
    前記入力信号と前記遅延工程で遅延させた信号との差分を検出する差分検出工程と、
    前記差分検出工程での検出結果が第3の閾値以上である場合には、当該信号データを特異点として検出する検出工程とを含む、
    ことを特徴とするフォーマット変換方法。
  17. 請求項15に記載のフォーマット変換方法において、
    前記特異点検出工程は、
    入力信号を垂直方向に隣接するライン間隔分、遅延させる遅延工程と、
    前記入力信号と前記遅延工程で遅延させた信号との差分を検出する差分検出工程と、
    前記差分検出工程での検出結果が第3の閾値以上である場合には、当該信号データを特異点として検出する検出工程とを含む、
    ことを特徴とするフォーマット変換方法。
  18. 所定の解像度を有するデータを表示画面の解像度にあわせて解像度変換するフォーマット変換方法において、
    水平方向の解像度の変換率に基づいて算出される解像度変換係数を用いて、入力信号データを間引くタイミングを生成する水平方向タイミング生成工程と、
    前記水平方向タイミング生成工程で生成されたタイミングの前後に存在する2つの画素データから、時間的に前記タイミングに近い方の画素データを選択する水平方向選択工程と、
    垂直方向の解像度の変換率に基づいて算出される解像度変換係数を用いて、入力信号データを間引くタイミングを生成する垂直方向タイミング生成工程と、
    前記垂直方向タイミング生成工程で生成されたタイミングの前後に存在する2つのラインデータから、時間的に前記タイミングに近い方のラインデータを選択する垂直方向選択工程とを含む、
    ことを特徴とするフォーマット変換方法。
  19. 所定の解像度を有するデータを、請求項11から請求項18の何れかに記載のフォーマット変換方法を用いてフォーマット変換し、
    該フォーマット変換した信号と、主映像信号とを合成して、画面に表示する、
    ことを特徴とする画像表示方法。
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