JP2003218243A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法

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JP2003218243A
JP2003218243A JP2002015386A JP2002015386A JP2003218243A JP 2003218243 A JP2003218243 A JP 2003218243A JP 2002015386 A JP2002015386 A JP 2002015386A JP 2002015386 A JP2002015386 A JP 2002015386A JP 2003218243 A JP2003218243 A JP 2003218243A
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control gate
insulating film
film
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forming
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Shoji Yadori
章二 宿利
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非導電性の電荷トラップ膜を電荷蓄積領域と
して用いる不揮発性メモリのセル面積を小型化すること
のできる技術を提供する。 【解決手段】 ソース・ビット線を定義する第1のパタ
ーンP1は、ピッチを最小加工寸法Fの2倍としてスト
ライプ状に配置し、第1制御ゲートを定義する第2のパ
ターンP2および第2制御ゲートを定義する第3のパタ
ーンP3は、それぞれピッチを最小加工寸法Fの2倍と
し、上記第1のパターンP1に直交して交互にストライ
プ状に配置し、第2のパターンP2と第3のパターンP
3とは異なる層で構成し、第3のパターンP3はその一
部を第2のパターンP2上に重ねる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的に消去およ
び書き込み可能な不揮発性のメモリセルを有する半導体
記憶装置およびその製造技術に関し、特に、非導電性の
電荷トラップ膜を情報の保持領域として使用する不揮発
性メモリを有する半導体記憶装置に適用して有効な技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】データの書き込みおよび消去を電気的に
行うことが可能な不揮発性メモリは、たとえば配線基板
上に組み込んだままの状態でデータの書き換えが可能で
あり、使いやすいことからメモリを必要とする様々な製
品に幅広く使用されている。
【0003】特に、電気的一括消去型EEPROM(El
ectric Erasable Programmable Read Only Memory;以
下、フラッシュメモリという)は、メモリアレイの一定
の範囲(メモリアレイの全てのメモリセルまたは所定の
メモリセル群)のデータを一括して電気的に消去する機
能を持っている。さらにフラッシュメモリは、1トラン
ジスタ積層ゲート構造であることからセルの小型化が進
み、高集積化への期待も大きい。
【0004】上記1トランジスタ積層ゲート構造は、1
個のメモリセルが基本的に1個の2層ゲートMISFE
T(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Tra
nsistor)で構成されている。その2層ゲートMISF
ETは、半導体基板上にトンネル絶縁膜を介して浮遊ゲ
ートを設け、さらにその上に層間膜を介して制御ゲート
を積み重ねることで形成されている。データの記憶(書
き込みおよび消去動作)は、上記浮遊ゲートに電子を注
入したり、浮遊ゲートから電子を抜き出したりすること
で行われている。
【0005】しかし、2層ゲートMISFETでは、書
き込みおよび消去動作の繰り返しによって、トンネル絶
縁膜の内部に電荷トラップが形成され、また半導体基板
とトンネル絶縁膜との界面における表面準位密度が増加
するため、データ書き換え後のリテンション特性が劣化
するという課題を残している。
【0006】前記課題を解消する方法として、近年、フ
ラッシュメモリの電荷蓄積に非導電性の電荷トラップ膜
を用いる方法が提案されている。
【0007】たとえば米国特許第5,768,192号に
は、シリコン窒化膜をシリコン酸化膜で挟んだ、いわゆ
るONO(Oxide/Nitride/Oxide)構造からなる積層膜
によってゲート絶縁膜を構成し、ドレイン近傍で発生し
たホットエレクトロンをシリコン窒化膜中へ注入して、
電子をトラップさせることによりデータの書き込みを行
う方式が開示されている。
【0008】また、米国特許第6,011,725号に
は、ホットエレクトロン注入の局在性を利用して、ドレ
イン近傍での電荷蓄積とソース近傍での電荷蓄積とを独
立に制御することにより、2ビットの情報を1セル内で
実現する、いわゆる多値セル技術について述べられてい
る。
【0009】また、米国特許第5,966,603号に
は、基板上にON積層膜を形成した後にシリコン窒化膜
上部を酸化することによりONO積層膜を形成する方
法、およびONO積層膜を形成した後に酸化工程を追加
することにより、メモリセルのリテンション特性を向上
することのできる技術について記載されている。
【0010】また、米国特許第6,480,538号に
は、短時間気相成長法によりONO積層膜を形成する方
法、およびシリコン酸化膜の堆積温度が700〜800
℃、その膜厚が5〜15nmであることを開示してい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本発明者が
検討したところ、フラッシュメモリの電荷蓄積に非導電
性の電荷トラップ膜を用いたバーチャルグランド型のセ
ル方式において、以下の問題点が明らかとなった。
【0012】バーチャルグランド型のセル方式では、ド
レインを構成するストライプ状の拡散領域とソースを構
成するストライプ状の拡散領域とが半導体基板に交互に
配置され、その上部に制御ゲートとの絶縁膜を維持する
ための絶縁膜が設けられ、ソースまたはドレインの延在
方向と直交するように制御ゲートが配置される。さらに
ドレインとソースとに挟まれた半導体基板のチャネル領
域と制御ゲートとの間には、シリコン酸化膜、シリコン
窒化膜およびシリコン酸化膜からなる積層膜が配置され
ている。
【0013】書き込みおよび読み出し動作におけるメモ
リセルのチャネル電流は、隣り合う拡散領域をソースま
たはドレインとして動作させて、制御ゲートに平行な方
向に流れる。ソース、ドレインのピッチを最小加工寸法
Fの2倍、制御ゲートのピッチを最小加工寸法Fの2倍
とすると、セル面積は2F×2F=4F2となり、たと
えば最小加工寸法Fが0.25μmの場合、セル面積は
4F2=0.25μm2となる。このため、1ギガビット
以上の不揮発性メモリへの適用を考えた場合、4F2
セル面積を有する前記メモリセルでは、半導体チップの
小型化が実現できない。
【0014】多値セル技術により2ビット/セルを適用
すれば、前記メモリセルを用いてもセル面積を2F2
で縮小することができる。しかし、この方式では、ソー
ス、ドレイン端子を入れ替えた読み出し動作を2回行っ
た後に各々のしきい値電圧を比較する論理処理が必要で
あり、100ns以下のアクセス時間を実現することが
難しい。
【0015】本発明の目的は、非導電性の電荷トラップ
膜を電荷蓄積領域として用いる不揮発性メモリのセル面
積を小型化することのできる技術を提供することにあ
る。
【0016】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0018】本発明は、半導体基板にソース、ドレイ
ン、ソースとドレインとに挟まれたチャネル領域、およ
び制御ゲートからなる不揮発性メモリセルを備えた不揮
発性半導体記憶装置において、ソースおよびドレイン
は、隣接するメモリセル間で共有されるストライプ状に
配置されたソース・ビット線の一部からなり、制御ゲー
トは第1制御ゲートと第2制御ゲートとに分けられ、第
1制御ゲートはソース・ビット線の延在方向に直交して
ストライプ状に配置され、第2制御ゲートは第1制御ゲ
ートの間隙に第1制御ゲートと平行してストライプ状に
配置され、第1制御ゲートとチャネル領域との間に第1
絶縁膜、非導電性の第1電荷トラップ膜および第2絶縁
膜からなる積層膜を有し、第2制御ゲートとチャネル領
域との間に第3絶縁膜、非導電性の第2電荷トラップ膜
および第4絶縁膜からなる積層膜を有するものである。
【0019】本発明は、第1導電型の半導体基板上にス
トライプ状の絶縁膜領域と、絶縁膜領域の下部に第2導
電型のソース・ビット線とを形成した後、隣接するソー
ス・ビット線間の半導体基板にチャネル領域を形成する
工程と、チャネル領域の上部に第1絶縁膜、第1電荷ト
ラップ膜および第2絶縁膜を下層から順次堆積する工程
と、ソース・ビット線の延在方向に直交してストライプ
状の第1制御ゲートを形成し、第1制御ゲートの下部に
第1絶縁膜、第1電荷トラップ膜および第2絶縁膜を残
す工程と、第1制御ゲートの上部および側壁を絶縁膜で
覆う工程と、隣接する第1制御ゲートの間隙のチャネル
領域の上部に第3絶縁膜、第2電荷トラップ膜および第
4絶縁膜を下層から順次堆積する工程と、隣接する第1
制御ゲートの間隙に第1制御ゲートと平行してストライ
プ状の第2制御ゲートを形成する工程とを有するもので
ある。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0021】(実施の形態1)本発明の一実施の形態で
ある不揮発性メモリのメモリアレイの部分的な等価回路
の模式図を図1に示す。メモリアレイは、バーチャルグ
ランド型のセル方式によって構成される。
【0022】メモリセルMCの制御ゲートは、第1制御
ゲートFGと第2制御ゲートSGとに分けられ、これら
は交互に配置されている。各メモリセルMCのソースは
共通のソース線SL、ドレインは共通のビット線BLの
一部を構成しており、ソース線SLおよびビット線BL
は上記制御ゲートと直交して配置されている。また一つ
のメモリセルMCに備わるソース線SLは、隣接するメ
モリセルMCではビット線BLとして機能し、同様にビ
ット線BLは、隣接するメモリセルMCではソース線S
Lとして機能する。
【0023】次に、図2〜図4を用いて本発明の一実施
の形態である不揮発性メモリのデータ書き込み動作、デ
ータ読み出し動作およびデータ消去動作を説明する。な
お図には、3列×3行の9ビット分のメモリセルを3本
の制御ゲートおよび4本のソース・ビット線を用いてア
レイ構成としたものを示したが、メモリセルの個数、な
らびに制御ゲートおよびソース・ビット線の本数はこれ
に限定されるものではない。
【0024】図2は、データ書き込み時の電圧設定を示
す等価回路の模式図である。選択制御ゲートCG0に8
Vを印加し、非選択制御ゲートCGを接地電位とする。
さらに選択メモリセルMC0のソース・ビット線SBL
を境界として、それより下位のソース・ビット線SBL
に5Vを印加し、それより上位のソース・ビット線SB
Lを接地電位とすることにより、選択メモリセルMC0
へホットエレクトロンを注入する。ソース・ビット線S
BLへの電圧印加時間は、たとえば2μsであり、この
書き込み動作によって、しきい値電圧は2Vから4Vへ
上昇する。
【0025】図3は、データ読み出し時の電圧設定を示
す等価回路の模式図である。非選択制御ゲートCGを接
地電位とし、選択メモリセルMC0のソース・ビット線
SBLを境界として、それより下位のソース・ビット線
SBLを接地電位とし、それより上位のソース・ビット
線SBLに1Vを充電した後、選択制御ゲートCG0
3Vを印加して選択メモリセルMC0の電流を検出す
る。選択制御ゲートCG0に3Vを印加した直後に、選
択メモリセルMC0のソース・ビット線SBLの電位と
基準メモリセルのソース・ビット線の電位とを差動増幅
器で比較することによりデータが読み出される。
【0026】図4は、データ消去時の電圧設定を示す等
価回路の模式図である。単位メモリアレイの全制御ゲー
トCGに−10V、全ソース・ビット線SBLに5Vを
印加し、ホットエレクトロン注入により電荷トラップ膜
中にトラップされた電子を、トンネル電流によってソー
ス・ビット線SBLへ引き抜く。消去時の全ソース・ビ
ット線SBLへの電圧印加時間は、たとえば50msで
あり、この消去動作によって、しきい値電圧は4Vから
2Vへ低下する。
【0027】次に、本発明の一実施の形態である不揮発
性メモリのメモリアレイを構成するメモリセルの素子配
置を示す要部平面図を図5に示す。なお図中に、メモリ
セルMC1におけるデータ書き込み時の電流経路および
データ読み出し時の電流経路を矢印で示す。
【0028】ソース・ビット線を定義する第1のパター
ンP1は、ピッチを最小加工寸法Fの2倍としてストラ
イプ状に配置され、線幅および線間隔は共に最小加工寸
法Fで設計される。第1制御ゲートを定義する第2のパ
ターンP2および第2制御ゲートを定義する第3のパタ
ーンP3は、上記第1のパターンP1に直交しており、
各々のピッチを最小加工寸法Fの2倍として交互にスト
ライプ状に配置される。
【0029】また第1制御ゲートを定義する第2のパタ
ーンP2と第2制御ゲートを定義する第3のパターンP
3とは異なる層で構成され、第2制御ゲートを定義する
第3のパターンP3はその一部を第1制御ゲートを定義
する第2のパターンP2上に重ねている。第1制御ゲー
トを定義する第2のパターンP2の線幅および線間隔は
共に最小加工寸法Fで設計され、第2の制御ゲートを定
義する第3のパターンP3の線幅は最小加工寸法Fより
も大きい(F+2ΔF)、その線間隔は最小加工寸法F
よりも小さい(F−2ΔF)で設計される。
【0030】従って、ソース・ビット線は最小加工寸法
Fの2倍のピッチで配置され、制御ゲートは最小加工寸
法Fのピッチで配置されることから、単位セルのセル面
積は2F×F=2F2となる。たとえば最小加工寸法F
が0.25μmで設計された場合、セル面積は0.125
μm2となる。
【0031】図6は、前記図5のA−A′線における半
導体基板の要部断面図である。
【0032】半導体基板1の表面領域にストライプ状に
配置されたソース・ビット線とに挟まれたチャネル領域
の上部に第1絶縁膜2、非導電性の第1の電荷トラップ
膜3および第2絶縁膜4からなる積層膜を介在して第1
制御ゲートFGが形成されている。この第1制御ゲート
FGの上部および側壁には、キャップ絶縁膜5および絶
縁膜からなるスペーサ6がそれぞれ形成されている。
【0033】さらに、隣接する第1制御ゲートFGの間
隙のチャネル領域の上部に第3絶縁膜7、非導電性の第
2電荷トラップ膜8および第4絶縁膜9からなる積層膜
を介在して第2制御ゲートSGが形成されている。上記
積層膜および第2制御ゲートSGの一部は、第1制御ゲ
ートSGの上方に重なって形成される。
【0034】図7は、前記図5のB−B′線における半
導体基板の要部断面図である。
【0035】半導体基板1の表面領域にストライプ状に
配置された拡散領域からなるソース・ビット線SBLの
ほぼ上部に第5絶縁膜10が形成され、隣接するソース
・ビット線SBLに挟まれたチャネル領域の上部に第1
絶縁膜2、非導電性の第1電荷トラップ膜3および第2
絶縁膜4からなる積層膜を介在して第1制御ゲートFG
が形成されている。
【0036】第1制御ゲートFGを備えたメモリセルへ
のデータの書き込みは、ソース線SLを接地電位とし、
ビット線BLおよび第1制御ゲートFGへ所定の正電圧
を印加してチャネル領域をオンさせ、ビット線BLの近
傍で発生するホットエレクトロンを第1電荷トラップ膜
3へトラップさせることにより行う。また、第1制御ゲ
ートFGを備えたメモリセルでのデータの消去は、第1
制御ゲートFGへ所定の負電圧、ビット線BLへ所定の
正電圧を印加して、第1電荷トラップ膜3からトラップ
された電子を第1絶縁膜2中を流れるトンネル電流によ
ってビット線BLへ引き抜くことにより行う。同様にし
て、第2制御ゲートSGを備えたメモリセルにおいても
データの書き込みおよび消去が行われる。
【0037】次に、本発明の一実施の形態である不揮発
性メモリの製造方法の一例を図8〜図15を用いて工程
順に説明する。これらの図には、前記図5のC−C′線
断面に相当するメモリアレイ領域A1および周辺回路領
域A2の要部断面図を示している。
【0038】まず、図8に示すように、比抵抗が10Ω
cm程度のp型のシリコン単結晶からなる半導体基板
(半導体ウエハと称する平面略円形状の薄板)1を用意
し、その主面に、たとえば溝型の分離部11を形成す
る。すなわち半導体基板1の所定箇所に、たとえば深さ
250nm程度の分離溝を形成した後、半導体基板1上
に、たとえばシリコン酸化膜からなる絶縁膜を堆積し、
さらにその絶縁膜が分離溝内にのみ残されるように絶縁
膜をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法等に
よって研磨することで、分離部11を形成する。
【0039】続いて、半導体基板1の表面にシリコン酸
化膜12を形成した後、半導体基板1の所定部分に所定
の不純物を所定のエネルギーで選択的にイオン注入法等
によって導入することにより、nウェル(図示せず)お
よびpウェル13を形成する。上記nウェルは、たとえ
ばリンイオンを注入エネルギー1MeV、ドーズ量1×
1013cm-2、注入エネルギー500keV、ドーズ量
3×1012cm-2および注入エネルギー150keV、
ドーズ量1×1012cm-2で注入することにより形成さ
れる。また上記pウェル13は、たとえばボロンイオン
を注入エネルギー500keV、ドーズ量1×1013
-2、注入エネルギー150keV、ドーズ量3×10
12cm-2および注入エネルギー50keV、ドーズ量1
×1012cm-2で注入することにより形成される。
【0040】次に、半導体基板1上に、たとえば厚さ5
0nm程度のシリコン窒化膜14を堆積した後、前記図
5に示したソース・ビット線を定義する第1のパターン
P1が転写されたレジストパターンをマスクとして、シ
リコン窒化膜14をドライエッチング法で加工する。続
いて上記レジストパターンをマスクとしてn型不純物、
たとえばリンをpウェル13にイオン注入する。上記リ
ンは、たとえば注入エネルギー20keV、ドーズ量5
×1014cm-2で注入される。
【0041】上記レジストパターンを除去した後、半導
体基板1に950℃、30秒程度の熱処理を窒素雰囲気
中で施し、さらに半導体基板1に850℃程度のドライ
酸化を施して、半導体基板1の表面に、たとえば厚さ5
0nm程度のシリコン酸化膜からなる第5絶縁膜10を
形成し、同時にソース・ビット線を構成する拡散領域1
5を形成する。この拡散領域15は、前述したように、
一つのメモリセルにおいてはソースまたはドレインとし
て機能し、そのシート抵抗は70Ω/□程度である。
【0042】次に、図9に示すように、シリコン窒化膜
14を除去した後、メモリアレイ領域A1のみを開口し
たレジストパターン16をマスクとして不純物、たとえ
ばフッ化ボロンをメモリセルのチャネル領域へイオン注
入し、チャネルインプラ領域17を形成する。上記フッ
化ボロンは、たとえば注入エネルギー50keV、ドー
ズ量8×1012cm-2で注入される。
【0043】次に、図10に示すように、上記レジスト
パターン16を除去した後、半導体基板1の表面を、た
とえばフッ酸系の水溶液で洗浄する。次いで半導体基板
1上にシリコン酸化膜からなる第1絶縁膜2、シリコン
窒化膜からなる第1電荷トラップ膜3およびシリコン酸
化膜からなる第2絶縁膜4を順次形成する。第1絶縁膜
2の厚さは、たとえば4nm程度、第1電荷トラップ膜
3の厚さは、たとえば10nm程度、第2絶縁膜4の厚
さは、たとえば4nm程度である。
【0044】さらにn型導電性を示す低抵抗なシリコン
多結晶膜およびシリコン酸化膜をCVD(Chemical Vap
or Deposition)法等により順次堆積する。上記シリコ
ン多結晶膜には、たとえば濃度1×1020cm-3程度の
リンが添加されており、その厚さは、たとえば100n
m程度である。また、上記シリコン酸化膜の厚さは、た
とえば100nm程度である。
【0045】次に、前記図5に示した第1制御ゲートを
定義する第2のパターンP2が転写されたレジストパタ
ーンをマスクとして、上記シリコン酸化膜およびシリコ
ン多結晶膜をドライエッチング法で順次加工し、シリコ
ン酸化膜からなるキャップ絶縁膜5およびシリコン多結
晶膜からなる第1制御ゲートFGを形成する。
【0046】上記レジストパターンを除去した後、半導
体基板1上に絶縁膜、たとえば厚さ30nm程度のシリ
コン窒化膜を堆積した後、この絶縁膜を、たとえばRI
E(Reactive Ion Etching)法で加工し、キャップ絶縁
膜5および第1制御ゲートFGの側壁に絶縁膜からなる
スペーサ6を形成する。
【0047】次に、図11に示すように、半導体基板1
の表面に露出している第1絶縁膜2を、たとえばフッ酸
系の水溶液でエッチングする。次いで半導体基板1上に
シリコン酸化膜からなる第3絶縁膜7およびシリコン窒
化膜からなる第2電荷トラップ膜8を順次形成する。第
3絶縁膜7の厚さは、たとえば4nm程度、第2電荷ト
ラップ膜8の厚さは、たとえば10nm程度である。
【0048】次に、メモリアレイ領域A1のみを覆うレ
ジストパターン18をマスクとしたエッチングによっ
て、周辺回路領域A2の第2電荷トラップ膜8および第
3絶縁膜7を除去する。
【0049】次に、図12に示すように、上記レジスト
パターン18を除去した後、周辺回路領域A2の半導体
基板1の表面に、たとえば厚さ14nm程度のシリコン
酸化膜からなるゲート絶縁膜19を熱酸化法等によって
形成し、さらに半導体基板1上にCVD法等を用いてシ
リコン酸化膜からなる第4絶縁膜9を堆積する。第4絶
縁膜9の厚さは、たとえば5nm程度である。
【0050】続いてn型導電性を示す低抵抗なシリコン
多結晶膜およびシリコン酸化膜をCVD法等により順次
堆積する。上記シリコン多結晶膜には、たとえば濃度1
×1020cm-3程度のリンが添加されており、その厚さ
は、たとえば100nm程度である。また、上記シリコ
ン酸化膜の厚さは、たとえば150nm程度である。
【0051】次に、前記図5に示した第2制御ゲートを
定義する第3のパターンP3および周辺回路用MISF
ETのゲートを定義するパターンが転写されたレジスト
パターンをマスクとして、上記シリコン酸化膜をドライ
エッチング法で加工し、シリコン酸化膜からなるキャッ
プ絶縁膜20を形成する。
【0052】次に、半導体基板1上に絶縁膜、たとえば
厚さ50nm程度のシリコン酸化膜を堆積した後、この
絶縁膜を、たとえばRIE法で加工し、キャップ絶縁膜
20の側壁にスペーサ21を形成する。続いてキャップ
絶縁膜20およびスペーサ21をハードマスクとして上
記シリコン多結晶膜をエッチングし、メモリアレイ領域
A1にシリコン多結晶膜からなる第2制御ゲートSG、
および周辺回路領域A2に周辺回路用MISFETのゲ
ート22を形成する。
【0053】次に、図13に示すように、周辺回路用M
ISFETのゲート22をマスクとして、周辺回路領域
A2のpウェル13にn型不純物、たとえばヒ素をイオ
ン注入法等によって導入することにより、周辺回路用M
ISFETのソース、ドレインの一部を構成する一対の
第1半導体領域23を形成する。
【0054】次に、図14に示すように、半導体基板1
上に絶縁膜、たとえば厚さ80nm程度のシリコン酸化
膜を堆積した後、この絶縁膜を、たとえばRIE法で加
工し、メモリセルの第2制御ゲートSGおよび周辺回路
用MISFETのゲート22などの側壁にスペーサ24
を形成する。続いて周辺回路用MISFETのゲート2
2およびスペーサ24をマスクとして、周辺回路領域A
2のpウェル13にn型不純物、たとえばヒ素をイオン
注入法等によって導入することにより、周辺回路用MI
SFETのソース、ドレインの他の一部を構成する一対
の第2半導体領域25を形成する。
【0055】その後、半導体基板1上に、たとえば30
nm程度の厚さのシリコン酸化膜26および、たとえば
50nm程度の厚さのシリコン窒化膜27を順次堆積す
る。
【0056】次に、図15に示すように、半導体基板1
上にシリコン酸化膜28を、たとえばTEOS(Tetra
Ethyl Ortho Silicate:Si(OC254))とオゾ
ン(O3)とをソースガスに用いたプラズマCVD法で
堆積した後、このシリコン酸化膜28をCMP法で研磨
し、その表面を平坦化する。
【0057】次に、フォトレジストパターンをマスクと
して、ドライエッチング法等により層間絶縁膜の所定箇
所にコンタクトホール29を形成する。図では、メモリ
アレイの第2制御ゲートSG、周辺回路用MISFET
の第2半導体領域25に達するコンタクトホール29の
みを示しているが、メモリアレイの第1制御ゲートF
G、周辺回路用MISFETのゲート22などにもコン
タクトホール29が形成される。
【0058】次に、半導体基板1上に、たとえばタング
ステン等のような金属膜を堆積し、たとえばCMP法で
この金属膜の表面を平坦化することによって、上記コン
タクトホール29の内部に金属膜を埋め込み、プラグ3
0を形成する。続いて半導体基板1上に、たとえばタン
グステン等のような金属膜をスパッタリング法等によっ
て堆積した後、これをフォトリソグラフィ技術およびド
ライエッチング技術によってパターニングすることによ
り、第1層目の配線31を形成する。配線31は、コン
タクトホール29を通じてメモリアレイの第2制御ゲー
トSG、周辺回路用MISFETの第2半導体領域25
などと電気的に接続される。
【0059】その後、半導体基板1上に配線31よりも
上層の配線を形成し、さらに表面保護膜を形成した後、
その一部に最上層配線の一部が露出するような開口部を
形成してボンディングパッドを形成することにより、フ
ラッシュメモリを製造する。
【0060】本実施の形態1の不揮発性メモリセルにお
いて、たとえば以下の基本動作を確認することができ
た。
【0061】ドレインへ5V、制御ゲートへ8Vのパル
ス電圧をパルス幅1μsで印加する書き込み動作によ
り、しきい値電圧は2Vから4Vへ上昇する。またソー
ス、ドレインへ6V、制御ゲートへ−8Vのパルス電圧
をパルス幅50msで印加する消去動作により、しきい
値電圧は4Vから2Vへ低下する。この書き込みおよび
消去条件を用いて10万回の書き換え動作を行った後の
しきい値電圧の変動は0.4V以内であり、またメモリ
セルの特性変動は、たとえば書き込み時間1.2倍増
加、消去時間3倍増加、読み出し電流0.8倍減少程度
に抑えられた。さらにビット線へ1V、制御ゲートへ3
Vを印加する読み出し動作では、25μA程度の読み出
し電流が得られた。
【0062】このように、本実施の形態1によれば、セ
ル面積が従来技術の1/2である2F2(F:最小加工
寸法)のバーチャルグランド型アレイ構成のメモリセル
を実現することができる。
【0063】(実施の形態2)図16は、本発明の他の
実施の形態である不揮発性メモリのメモリアレイを構成
するメモリセルを示す半導体基板の要部断面図であり、
前記図5のB−B′線における半導体基板の要部断面図
である。
【0064】前記実施の形態1では、ソース・ビット線
SBLを拡散領域によって構成したが、本実施の形態2
では、ソース・ビット線をn型不純物が添加されたシリ
コン多結晶膜32およびシリサイド層33を下層から順
次堆積した積層膜、ならびにシリコン多結晶膜32の下
部の半導体基板1に形成される拡散領域34よって構成
するものである。
【0065】上記シリコン多結晶膜32には、たとえば
濃度4×1020cm-3程度のリンが添加されており、そ
の厚さは、たとえば100nm程度であり、シリコン多
結晶膜32からの不純物の拡散によって拡散領域34が
形成される。上記シリサイド層33は、たとえば厚さ5
0nm程度のタングステンシリサイド膜とすることがで
きる。また、上記積層膜の上部には第6絶縁膜35が形
成されており、この第6絶縁膜35は、たとえば厚さ1
50nm程度のシリコン酸化膜とすることができる。
【0066】このように、本実施の形態2によれば、ソ
ース・ビット線SBLのシート抵抗を15Ω/□程度と
することができ、前記実施の形態1におけるソース・ビ
ット線のシート抵抗の約1/5程度とすることができ
る。
【0067】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0068】たとえば、前記実施の形態では、電荷トラ
ップ膜をシリコン窒化膜で構成したが、5酸化タンタル
(Ta25)膜、アルミナ(Al23)膜またはチタン
酸化(TiO2)膜などの高誘電率の金属酸化膜で構成
してもよい。たとえば厚さ20nm程度の5酸化タンタ
ル膜を電荷トラップ膜に採用した場合、ドレインへ5
V、制御ゲートへ8Vのパルス電圧をパルス幅2μsで
印加するデータの書き込み動作により、しきい値電圧は
2Vから5Vへ上昇する。
【0069】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0070】非導電性の電荷トラップ膜を電荷蓄積領域
として用いる不揮発性メモリにおいて、セル面積が従来
技術の1/2である2F2のバーチャルグランド型アレ
イ構成のメモリセルを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である不揮発性メモリの
メモリアレイの部分的な等価回路の模式図である。
【図2】データ書き込み時の電圧設定を示す等価回路の
模式図である。
【図3】データ読み出し時の電圧設定を示す等価回路の
模式図である。
【図4】データ消去時の電圧設定を示す等価回路の模式
図である。
【図5】本発明の一実施の形態である不揮発性メモリの
メモリアレイを構成するメモリセルの素子配置を示す要
部平面図である。
【図6】図5のA−A′線における半導体基板の要部断
面図である。
【図7】図5のB−B′線における半導体基板の要部断
面図である。
【図8】本発明の一実施の形態である不揮発性メモリの
製造方法の一例を示す半導体基板の要部断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態である不揮発性メモリの
製造方法の一例を示す半導体基板の要部断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態である不揮発性メモリ
の製造方法の一例を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図11】本発明の一実施の形態である不揮発性メモリ
の製造方法の一例を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図12】本発明の一実施の形態である不揮発性メモリ
の製造方法の一例を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図13】本発明の一実施の形態である不揮発性メモリ
の製造方法の一例を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図14】本発明の一実施の形態である不揮発性メモリ
の製造方法の一例を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図15】本発明の一実施の形態である不揮発性メモリ
の製造方法の一例を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図16】本発明の他の実施の形態である不揮発性メモ
リのメモリアレイを構成するメモリセルを示す半導体基
板の要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 第1絶縁膜 3 第1電荷トラップ膜 4 第2絶縁膜 5 キャップ絶縁膜 6 スペーサ 7 第3絶縁膜 8 第2電荷トラップ膜 9 第4絶縁膜 10 第5絶縁膜 11 分離部 12 シリコン酸化膜 13 pウェル 14 シリコン窒化膜 15 拡散領域 16 レジストパターン 17 チャネルインプラ領域 18 レジストパターン 19 ゲート絶縁膜 20 キャップ絶縁膜 21 スペーサ 22 ゲート 23 第1半導体領域 24 スペーサ 25 第2半導体領域 26 シリコン酸化膜 27 シリコン窒化膜 28 シリコン酸化膜 29 コンタクトホール 30 プラグ 31 配線 32 シリコン多結晶膜 33 シリサイド層 34 拡散領域 35 第6絶縁膜 MC メモリセル MC0 選択メモリセル MC1 メモリセル FG 第1制御ゲート SG 第2制御ゲート CG 制御ゲート CG0 制御ゲート SL ソース線 BL ビット線 SBL ソース・ビット線 P1 第1のパターン P2 第2のパターン P3 第3のパターン A1 メモリアレイ領域 A2 周辺回路領域
フロントページの続き Fターム(参考) 5F083 EP02 EP17 EP18 EP22 EP43 EP63 EP65 EP68 EP70 EP75 ER02 ER13 ER16 ER22 ER30 GA09 JA03 JA04 JA06 JA35 JA39 JA53 JA56 KA05 KA08 KA13 LA16 MA06 MA16 MA19 NA01 NA08 PR06 PR10 PR22 PR36 PR40 PR43 PR46 PR53 PR56 ZA06 ZA07 ZA21 5F101 BA01 BA42 BA45 BA47 BB02 BC11 BD10 BD27 BD33 BD35 BD36 BE02 BE05 BE07 BF05 BH02 BH04 BH05 BH08 BH21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板にソース、ドレイン、前記ソ
    ースと前記ドレインとに挟まれたチャネル領域、および
    制御ゲートからなる不揮発性メモリセルを備えた不揮発
    性半導体記憶装置において、 前記ソースおよび前記ドレインは、隣接する前記不揮発
    性メモリセル間で共有されるストライプ状に配置された
    ソース・ビット線の一部からなり、前記制御ゲートは第
    1制御ゲートと第2制御ゲートとに分けられ、前記第1
    制御ゲートは前記ソース・ビット線の延在方向に直交し
    てストライプ状に配置され、前記第2制御ゲートは前記
    第1制御ゲートの間隙に前記第1制御ゲートと平行して
    ストライプ状に配置され、 前記第1制御ゲートと前記チャネル領域との間に第1絶
    縁膜、非導電性の第1電荷トラップ膜および第2絶縁膜
    からなる積層膜を有し、前記第2制御ゲートと前記チャ
    ネル領域との間に第3絶縁膜、非導電性の第2電荷トラ
    ップ膜および第4絶縁膜からなる積層膜を有することを
    特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板にソース、ドレイン、前記ソ
    ースと前記ドレインとに挟まれたチャネル領域、および
    制御ゲートからなる不揮発性メモリセルを備えた不揮発
    性半導体記憶装置において、 前記ソースおよび前記ドレインは、隣接する前記不揮発
    性メモリセル間で共有されるストライプ状に配置された
    ソース・ビット線の一部からなり、前記制御ゲートは第
    1制御ゲートと第2制御ゲートとに分けられ、前記第1
    制御ゲートは前記ソース・ビット線の延在方向に直交し
    てストライプ状に配置され、前記第2制御ゲートは前記
    第1制御ゲートの間隙に前記第1制御ゲートと平行して
    ストライプ状に配置され、 前記第1制御ゲートと前記チャネル領域との間に第1絶
    縁膜、非導電性の第1電荷トラップ膜および第2絶縁膜
    からなる積層膜を有し、前記第2制御ゲートと前記チャ
    ネル領域との間に第3絶縁膜、非導電性の第2電荷トラ
    ップ膜および第4絶縁膜からなる積層膜を有し、 前記不揮発性メモリセルへのデータの書き込みは、前記
    ソースを接地電位とし、前記ドレインおよび前記第1制
    御ゲート、または前記ドレインおよび前記第2制御ゲー
    トへ所定の正電圧を印加することにより行い、前記不揮
    発性メモリセルのデータの消去は、前記第1または第2
    制御ゲートへ所定の負電圧を印加し、前記ソースおよび
    前記ドレインへ所定の正電圧を印加することにより行う
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板にソース、ドレイン、前記ソ
    ースと前記ドレインとに挟まれたチャネル領域、および
    制御ゲートからなる不揮発性メモリセルを備えた不揮発
    性半導体記憶装置において、 前記ソースおよび前記ドレインは、隣接する前記不揮発
    性メモリセル間で共有されるストライプ状に配置された
    ソース・ビット線の一部からなり、前記制御ゲートは第
    1制御ゲートと第2制御ゲートとに分けられ、前記第1
    制御ゲートは前記ソース・ビット線の延在方向に直交し
    てストライプ状に配置され、前記第2制御ゲートは前記
    第1制御ゲートの間隙に前記第1制御ゲートと平行して
    ストライプ状に配置され、 前記第1制御ゲートと前記チャネル領域との間に第1絶
    縁膜、非導電性の第1電荷トラップ膜および第2絶縁膜
    からなる積層膜を有し、前記第2制御ゲートと前記チャ
    ネル領域との間に第3絶縁膜、非導電性の第2電荷トラ
    ップ膜および第4絶縁膜からなる積層膜を有し、 前記第1、第2、第3および第4絶縁膜はシリコン酸化
    膜、前記第1および第2電荷トラップ膜はシリコン窒化
    膜または金属酸化膜からなることを特徴とする不揮発性
    半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 (a)第1導電型の半導体基板上にスト
    ライプ状の絶縁膜領域と、前記絶縁膜領域の下部に第2
    導電型のソース・ビット線とを形成した後、隣接する前
    記ソース・ビット線間の前記半導体基板にチャネル領域
    を形成する工程と、(b)前記チャネル領域の上部に第
    1絶縁膜、第1電荷トラップ膜および第2絶縁膜を下層
    から順次堆積する工程と、(c)前記ソース・ビット線
    の延在方向に直交してストライプ状の第1制御ゲートを
    形成し、前記第1制御ゲートの下部に前記第1絶縁膜、
    前記第1電荷トラップ膜および前記第2絶縁膜を残す工
    程と、(d)前記第1制御ゲートの上部および側壁を覆
    う絶縁膜を形成する工程と、(e)隣接する前記第1制
    御ゲートの間隙のチャネル領域の上部に第3絶縁膜、第
    2電荷トラップ膜および第4絶縁膜を下層から順次堆積
    する工程と、(f)隣接する前記第1制御ゲートの間隙
    に前記第1制御ゲートと平行してストライプ状の第2制
    御ゲートを形成する工程とを有することを特徴とする不
    揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 (a)第1導電型の半導体基板上にスト
    ライプ状の絶縁膜領域と、前記絶縁膜領域の下部に第2
    導電型のソース・ビット線とを形成した後、隣接する前
    記ソース・ビット線間の前記半導体基板にチャネル領域
    を形成する工程と、(b)前記チャネル領域の上部に第
    1絶縁膜、第1電荷トラップ膜および第2絶縁膜を下層
    から順次堆積する工程と、(c)前記ソース・ビット線
    の延在方向に直交してストライプ状の第1制御ゲートを
    形成し、前記第1制御ゲートの下部に前記第1絶縁膜、
    前記第1電荷トラップ膜および前記第2絶縁膜を残す工
    程と、(d)前記第1制御ゲートの上部および側壁を覆
    う絶縁膜を形成する工程と、(e)隣接する前記第1制
    御ゲートの間隙のチャネル領域の上部に第3絶縁膜、第
    2電荷トラップ膜および第4絶縁膜を下層から順次堆積
    する工程と、(f)隣接する前記第1制御ゲートの間隙
    に前記第1制御ゲートと平行してストライプ状の第2制
    御ゲートを形成する工程とを有し、 前記(a)工程において、前記ソース・ビット線を前記
    半導体基板に形成された第2導電型の拡散領域、あるい
    は第2導電型のシリコン多結晶膜およびシリサイド層を
    下層から順次堆積した積層膜と前記積層膜の下部の前記
    半導体基板に形成された第2導電型の拡散領域とで構成
    することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007534157A (ja) * 2003-11-04 2007-11-22 マイクロン テクノロジー、インコーポレイテッド 自己整合型電荷分離構造nromフラッシュメモリ

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