JP2003217178A - 光ディスク及びその原盤の製造方法 - Google Patents

光ディスク及びその原盤の製造方法

Info

Publication number
JP2003217178A
JP2003217178A JP2002009694A JP2002009694A JP2003217178A JP 2003217178 A JP2003217178 A JP 2003217178A JP 2002009694 A JP2002009694 A JP 2002009694A JP 2002009694 A JP2002009694 A JP 2002009694A JP 2003217178 A JP2003217178 A JP 2003217178A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resist
pit
anchor coat
curvature
optical disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002009694A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4061909B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Sano
一彦 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002009694A priority Critical patent/JP4061909B2/ja
Publication of JP2003217178A publication Critical patent/JP2003217178A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4061909B2 publication Critical patent/JP4061909B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピットのエッジ変形に起因するクラウド不良
を低減し、離型性のよいピット形状を有する光ディスク
を提供する。 【解決手段】 ピットのトラック断面における底辺の角
の曲率半径R2が上面の縁の曲率半径R1より大きい形状
寸法とすることにより、離型時のスタンパー9の突起8
との接触を防止しエッジ変形のないピット11を有する
光ディスクが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク及びそ
の原盤の製造方法に関するものである。光ディスクはピ
ットと呼ばれる情報を荷担する凹凸が螺旋状に形成され
ている。そのピットは成形によってスタンパーと呼ばれ
る原盤から作られるが、本発明は、成形のし易いピット
構造を有するディスク及びその原盤の製造方法を提供す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスクの製造工程を図7に示
す。図7(a)は表面が鏡面に研磨されたガラスからな
る盤31を示す図である。図7(b)はその上にポジ型
のフォトレジストが塗布されたレジスト層32を有する
盤31を示す。図7(c)はレーザビームレコーダを示
す概略図で、上記盤に信号を記録しているところを模式
的に示している。7は盤31を搭載して回転させる回転
駆動部材、4は光学系の一部でレーザビーム5とレーザ
ビーム5をサブミクロンの大きさに絞る記録レンズ6の
みを示している。レーザビーム5は図示されない光変調
器により記録すべき信号で変調されており、回転する盤
31の上を半径方向に移動しながら選択的に露光する。
それによりレジスト層32は螺旋状に潜像として信号が
記録される。図7(d)は上記露光後の盤31を現像し
た状態を示す断面図である。現像後のレジスト層33に
は、露光された部分のレジストが溶解してピット34が
形成されている。
【0003】ポジ型のレジストを現像した場合、ピット
の開口部のエッジが溶解しやすくダレやすいため、上面
の縁の曲率半径R4が大きくなり、一方ピットの底は現
像の進行に伴いエッチングが進み、底辺の角の曲率半径
3が小さくなる傾向がある。図7(e)は、現像後の
レジスト層33の上にニッケルの導電性膜35をスパッ
タリング等で付着させ、その導電性膜35を電極として
電気メッキでニッケル層36を形成したところを示して
いる。図は模式的に描かれているが実際の大きさは、レ
ジスト層33の厚さは約0.1μm、導電性膜35は数
十ナノメータ、ニッケル層36は約0.3mmである。
【0004】図7(f)は上記のニッケル層36をガラ
ス盤31から剥離した後、裏面を研磨し、成形機の金型
に合うように内外径を加工したもので、スタンパー37
として完成した概略の構成を示す図で、38はピット3
4に対応する突起である。
【0005】図では、簡単のために突起38を一つしか
図示していないが、実際は無数の突起38が螺旋状に形
成されている。図7(g)は上記スタンパー37から射
出成形によって作られたレプリカディスク39で、図7
(d)のピット34と相似形のピット40が形成され
る。ここでもピット底辺の角の曲率半径R3は小さく、
レプリカディスク39の上面の縁の曲率半径R4が大き
く、R4>R3の関係にある。
【0006】図8(a)〜(c)は図7(f)に示すス
タンパー37による成形を模式的に示している。図8
(b)に示すスタンパー37の突起38が樹脂に転写さ
れてピット40が形成される。レプリカディスク39が
スタンパー37から離型する時、レプリカディスク39
の熱収縮のために突起38とピット40の位置関係はず
れる。その時ピット40の外周側の縁がスタンパーの突
起38の角と接触を起こす。レプリカディスク39が収
縮を起こす前に、全面が均一にスタンパー37から離型
すると上記トラブルは起こらないが、現実には離型が不
均一になり、上記トラブルを多発しやすい。離型時にス
タンパーの突起38と接触したピットはエッジが変形し
図8(c)のようになる。この変形したピット部分は目
視では雲状に見えるためクラウドと一般に呼ばれる。こ
のディスクは外観不良として排除される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の欠点を
無くし、成形において離型性のよいピット形状を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の光ディスクは、情報を荷担し、螺旋状のト
ラックに沿って形成されたピットの、前記トラック断面
における底辺の角の曲率半径が、上面の縁の曲率半径よ
り大きな値を有している。
【0009】また、本発明の光ディスクは、情報を荷担
し、螺旋状のトラックに沿って形成されたピットを有す
る光ディスクにおいて、前記ピットの前記トラック断面
における底辺の角の曲率半径の値が、前記ピットの深さ
の1/3以上である。
【0010】また、本発明の光ディスクの原盤の製造方
法は、基板上に架橋性物質からなるアンカーコートを塗
布し、前記アンカーコートを架橋し、前記架橋されたア
ンカーコートの上にネガ型レジストを塗布し、前記基板
を所定の回転数で回転させ、記録すべき信号で変調され
たレーザビームにより前記ネガ型レジストを選択的に露
光し、現像によって前記レジストの突起を前記アンカー
コート上に形成することにより、前記レジスト突起およ
び前記アンカーコートを有する前記基板を光ディスクの
原盤とする光ディスクの原盤の製造方法において、前記
レジストの溶剤で前記アンカーコートが溶融しない状態
まで架橋を進行させ、かつ前記レーザビームが前記レジ
ストに与える露光エネルギーは、前記レジストの残膜特
性において、飽和点を100%とした時、残膜率の85
〜95%に相当するエネルギーとすることによって前記
レジストの露光を行うことを特徴とする。
【0011】また、本発明の光ディスクの原盤の製造方
法は、上記構成においてアンカーコートの材料がレジス
トと同じ材料をその成分に含んでいることを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図6に本発明の実施の形態
を示す。
【0013】図1に本発明の一実施形態の光ディスクの
原盤の製造方法における工程順序を示す。図1は、基盤
上にレジストの突起を形成して直接スタンパーとするい
わゆるダイレクトマスタリングと呼ばれる工法の工程を
示す図である。またこれは、特に、基盤上に直接レジス
トの突起を形成するのではなく、基盤上に形成したアン
カーコートと呼ばれる架橋性物質からなる層の上にレジ
スト突起をさらに形成し、両者を架橋結合で一体化し、
突起の欠落を防止した新規な工法における実施形態を示
すものである。
【0014】図1(a)は基盤1に架橋性物質であるア
ンカーコート2とネガ型レジスト3が塗布されたブラン
ク盤12である。基盤1にはニッケルなどの金属盤が用
いられる。アンカーコート2はレジスト3が塗布される
前にある程度架橋されている。アンカーコート2がある
程度架橋されているため、レジスト3がその上に塗布さ
れる時、レジスト3の溶剤によって溶けることはない。
レジスト3は塗布後プリベークされ、溶剤を揮発させて
安定な状態になる。通常この状態でブランク盤12とし
て保管される。図は模式的に描かれているが、実際の大
きさは、基盤1の厚みが約0.3mm、直径は約160
〜200mmの範囲である。またアンカーコート2の厚
み、およびレジスト3の厚みは1μm以下の範囲であ
る。
【0015】図1(b)は上記のブランク盤12にレー
ザビームレコーダと呼ばれる装置によって信号を記録す
る状態を示す概略図である。
【0016】図にはレーザビームレコーダの光学系4の
一部が示されていて、5は図示されない光変調器で変調
されたレーザビーム、6は前記レーザビームをサブミク
ロンの大きさに絞りレジスト3の表面を露光する記録レ
ンズである。7はブランク盤を載置して回転させる回転
駆動部材である。記録レンズ6は回転する基盤1の半径
方向に沿って移動するので、レジスト3の表面には螺旋
状のトラックに沿って露光マークが潜像として記録され
る。
【0017】図1(c)は露光後に行われるベーキング
処理で、PEB(Post Exposure Bak
e)と呼ばれる。レジスト3が化学増幅型レジストの場
合、レーザ露光後のベーキングは不可欠である。ネガ型
化学増幅型レジストでは露光部に生じた酸が触媒とな
り、加熱により露光部のレジストが架橋反応を起こすの
である。加熱温度は100〜140℃の範囲である。
【0018】図1(d)は現像後に形成されたレジスト
3の突起8を示している。図1(c)のPEBにより架
橋された部分が突起8として残るのである。ここでは簡
単のために突起8は一つしか図示していないが、実際は
螺旋状のトラックに沿って無数にある。図1(d)の突
起8はアンカーコート層2の上に形成されている。今、
図1(d)は前記螺旋状のトラックに直角な方向の断面
であり、この突起8の角の曲率をR2、底辺の角の曲率
をR1としておく。
【0019】次の図1(e)では現像後の基盤1に遠紫
外線を照射して高温で加熱するところを示している。一
般にディープUVキュアと呼ばれる方法で、アンカーコ
ート2およびレジスト突起8をさらに架橋させ、より機
械的強度および耐熱性を向上させる工程である。図では
遠紫外線照射と高温加熱が同時に行われているが、実際
は遠紫外線照射後に高温で加熱し、熱架橋を起こさせ
る。ここでは突起8を焼き固めると同時に、アンカーコ
ート2と一体に架橋反応を起こさせる。このように形成
された突起8はアンカーコート2と強固に結びつき剥が
れない状態になる。
【0020】アンカーコート2としては架橋性のポリマ
ーでディープUVキュア後の耐熱温度が250℃以上あ
るものであればよい。一例としては、熱硬化性のフェノ
ール樹脂を含むものなどである。またレジストにはフェ
ノール樹脂をベースにしたものが多いが、レジスト3と
同じ材料を用いると製造面で有利である。このようにし
て作られた基盤は成形機の金型に取り付けられるように
内外径を加工すればスタンパーとして用いることが出来
る。図1(f)はそのように加工されたスタンパー9
で、図1(g)はスタンパー9を用いて成形されたレプ
リカディスク10を示している。この時、レプリカディ
スク10には突起8に対応したピット11が形成され
る。ピット11の底の角の曲率半径は突起8の凸状角部
の曲率半径と同じR2になる。また、ピット11の上縁
の曲率半径は突起8の凹状角部の曲率半径と同じR1
なる。
【0021】次に図1(d)に示す工程において突起8
の大きさが決定されるメカニズムを説明する。図2はネ
ガレジスト3の残膜特性を表している。横軸は露光エネ
ルギーで、縦軸が残膜率を示す。残膜率とは、塗布時の
膜厚に対する、露光・現像後の膜厚の百分率である。
【0022】この場合の露光エネルギーは図1(b)に
おいて、レジスト3に照射されるレーザビームの累積エ
ネルギーに相当する。露光エネルギーが大きいほど現像
後に残る突起の高さが大きくなる。縦軸の100%が塗
布時の膜厚になる。
【0023】図3にネガレジスト3の現像前後の状態を
模式的に示す。図3(a)は現像前のネガレジスト3を
表す。レジスト3の厚さをH1で示す。図3(b)は現
像後の突起8でその高さをH2で示している。ここでH
2/H1が残膜率になる。図1で説明したように、突起
8の形状は最終的にレプリカディスク12に形成される
ピット11の形状となる。従って、信号の再生特性上に
おいて突起8の形状は重要であり、再生レーザの波長を
λ、レプリカディスク12の屈折率をnとすると、H2
=λ/(4n)が最適値となる。H2は図2に示すよう
に露光量によって変化するが、残膜率が100%より少
し下になるように露光量を設定すると、図3において、
H1>H2となる。この時突起8の角が残膜率100%
の時より、より丸みを帯びる。残膜率が85〜95%の
範囲に設定すると図1(d)また図1(g)において、
曲率R2は、ピット深さの1/3以上の値をとる。残膜
率を85%以下にしてもR2はピット深さの1/3以上
の値をとるが、突起8の傾斜角が小さくなり良好な再生
特性が得られなかった。
【0024】図2の残膜率のグラフにおいて、理想的に
は露光エネルギーが大きくなると、残膜率は100%に
なるが、実際はそれ以下で飽和することが多い。その差
は膜べりと呼ばれる。膜べりを起こすレジストの場合
は、飽和点を100%と見なして、上記と同様に、85
〜95%の範囲で露光量を設定するとよい。
【0025】一般に現像時間を長くすると、突起の角は
丸みを帯びるが、現像あれを起こし、面精度が悪くなる
ので好ましくない。
【0026】曲率R2が決定される要因を上述したが、
曲率R1は主にアンカーコート2の架橋の程度によって
決定される。アンカーコート2の事前の架橋が十分でな
いと、レーザ露光によってアンカーコート2とレジスト
3の露光部との境界部に架橋結合が起こる。その場合、
現像時に突起8の底辺の角付近のレジストがアンカーコ
ート2に引っ張られ、曲率R1が大きくなるのである。
【0027】事前の架橋はアンカーコート2に紫外線を
照射し、その後PEBすることによって行われる。図4
に紫外線照射量に対する架橋の程度の1例を示す。横軸
は紫外線照射時間を表し、縦軸はアンカーコート2をレ
ジスト3の溶剤に浸した時の溶融厚み(膜べり量)を示
す。照射強度とPEBの条件は一定にしている。このグ
ラフでは紫外線照射時間が60秒を越えたあたりで溶融
厚みはゼロになっていて、架橋が満足できる程度に進行
しているのが分かる。このように、レジスト溶剤によっ
て溶融される量がゼロになる程度まで架橋を進行させる
と、前述したような曲率R2がピット深さの1/3以上
になる条件下では、曲率R2とR1の関係はR2>R1とな
っている。
【0028】図5に上記のピット形状を有するディスク
の成形時の離型状態を模式的に示す。スタンパー9の突
起8は角が丸みを帯びているため、図8で説明した突起
38のように、突起8はレプリカディスク10のピット
11のエッジに接触することはない。従って、レプリカ
ディスク10のピット11は形状が崩れることがなく、
クラウド不良が起こらない。
【0029】図6は上記した図1(g)に示すレプリカ
ディスク10のような、ピットの底辺のエッジR2が、
上面のエッジR1より大きな曲率を有し、かつ曲率R2
値がピット深さの1/3以上であるレプリカより作られ
たディスクの一例を示す。図6は両面再生が可能なDV
Dの例であるが、20Aおよび20Bは上記したピット
形状を有するレプリカディスク、21A、21Bはアル
ミなどの反射膜、22は接着層である。本発明は両面再
生が可能なDVDに限られる事は無く、ピット形状を有
する光ディスクのフォーマットすべてに適応できる。
【0030】前記したように本発明のピット形状を有す
るレプリカディスクはピット形状が崩れることがないた
め、再生時にジッターなどの特性を悪化させたり、再生
波形を変形させたりすることがなく、良好な再生が行え
る。
【0031】図9に図1(a)〜(g)に示す一連の工
程で作成した成形光ディスクの電子顕微鏡写真を示す。
この光ディスクは離型性に優れていたのみならず、再生
信号のジッターも6.5%であった。DVDの規格では
ジッターは8%以下であるので、本発明によるディスク
は再生信号特性においても十分な品質を有している。ま
た上面の縁に比べ、ピット底の曲率が大きくなっている
ことがわかる。
【0032】
【発明の効果】本発明のピット形状を有する光ディスク
は成形時のスタンパーの角によってピット上辺の縁が変
形を受けることがない。従って、クラウドと呼ばれる離
型不良が発生せず、成形歩留まりを大きく向上させるこ
とができる。また本発明のピット形状を有する光ディス
クはピット形状の変形がないため、再生特性がよい。
【0033】また本発明の光ディスクの原盤の製造方法
により製作されるスタンパは、突起8がアンカーコート
2と架橋結合で一体化されており、成形時に突起8が欠
落することがなく、成形ショット数は2万回以上が可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態の光ディスクの原
盤の製造工程におけるブランク盤を示す図 (b)はブランク盤に信号を記録する状態を示す図 (c)はブランク盤に信号を記録する状態を示す図 (d)は現像後に形成されたレジストの突起を示す図 (e)は現像後の基盤を高温で加熱する状態を示す図 (f)は基盤を加工して得られるスタンパーの断面図 (g)はスタンパーにより成形されたレプリカディスク
を示す図
【図2】ネガレジストの残膜特性を示す図
【図3】(a)は現像前のネガレジストの厚さを示す図 (b)は現像後のネガレジストの突起の高さを示す図
【図4】紫外線照射量に対する架橋の程度を示す図
【図5】(a)はディスクのピットを成形する状態を示
す図 (b)はディスクの離型状態を示す図
【図6】レプリカディスクにより作られた光ディスクを
示す図
【図7】(a)は従来の光ディスクの製造工程における
盤を示す図 (b)は盤にフォトレジストを塗布した状態を示す図 (c)は盤に信号を記録する状態を示す図 (d)は露光後の盤を現像した状態を示す図 (e)現像後のレジスト層の上にニッケル層を形成した
状態を示す図 (f)ニッケル層を加工して得られるスタンパーの断面
図 (g)スタンパーを用いて射出成形されたレプリカディ
スクの断面図
【図8】(a)はスタンパーによるピットの成形状態を
示す図 (b)はレプリカディスクがスタンパーから離型する状
態を示す図 (c)はピット外周縁の変形を示す図
【図9】レプリカディスクの電子顕微鏡写真を示す図
【符号の説明】
1 基盤 2 アンカーコート 3 ネガ型レジスト 5 レーザビーム 8 突起 9 スタンパ 11 ピット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を荷担し、螺旋状のトラックに沿っ
    て形成されたピットの、前記トラック断面における底辺
    の角の曲率半径が、上面の縁の曲率半径より大きな値を
    有している光ディスク。
  2. 【請求項2】 情報を荷担し、螺旋状のトラックに沿っ
    て形成されたピットを有する光ディスクにおいて、前記
    ピットの前記トラック断面における底辺の角の曲率半径
    の値が、前記ピットの深さの1/3以上であることを特
    徴とする光ディスク。
  3. 【請求項3】 基板上の架橋性物質からなるアンカーコ
    ートを塗布し、前記アンカーコートを架橋し、前記架橋
    されたアンカーコートの上にネガ型レジストを塗布し、
    前記基板を所定の回転数で回転させ、記録すべき信号で
    変調されたレーザビームにより前記ネガ型レジストを選
    択的に露光し、現像によって前記レジストの突起を前記
    アンカーコート上に形成することにより、前記レジスト
    突起および前記アンカーコートを有する前記基板を光デ
    ィスクの原盤とする光ディスクの原盤の製造方法におい
    て、前記レジストの溶剤で前記アンカーコートが溶融し
    ない状態まで架橋を進行させ、かつ前記レーザビームが
    前記レジストに与える露光エネルギーは、前記レジスト
    の残膜特性において、飽和点を100%とした時、残膜
    率の85〜95%に相当するエネルギーとすることによ
    って前記レジストの露光を行う、請求項1、2に記載の
    光ディスクの原盤の製造方法。
  4. 【請求項4】 アンカーコートがレジストと同じ材料を
    その成分に有する構成とした請求項3記載の光ディスク
    の原盤の製造方法。
JP2002009694A 2002-01-18 2002-01-18 光ディスク原盤の製造方法 Expired - Fee Related JP4061909B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002009694A JP4061909B2 (ja) 2002-01-18 2002-01-18 光ディスク原盤の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002009694A JP4061909B2 (ja) 2002-01-18 2002-01-18 光ディスク原盤の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003217178A true JP2003217178A (ja) 2003-07-31
JP4061909B2 JP4061909B2 (ja) 2008-03-19

Family

ID=27647633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002009694A Expired - Fee Related JP4061909B2 (ja) 2002-01-18 2002-01-18 光ディスク原盤の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4061909B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP4061909B2 (ja) 2008-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4619804A (en) Fabricating optical record media
JPS6241451B2 (ja)
JPS6114578B2 (ja)
US7897206B2 (en) Method of manufacturing an optical data storage medium, optical data storage medium and apparatus for performing said method
JP3592678B2 (ja) ブランク盤の製造方法とダイレクトスタンパーの製作方法
JP2006338844A (ja) 光ディスク作製用スタンパとその製造方法
JP4061909B2 (ja) 光ディスク原盤の製造方法
US6214528B1 (en) Method of forming mother for use in optical disc
JP3596543B2 (ja) スタンパーとその製造方法及び光ディスク並びにブランクス
JPH1196606A (ja) 光ディスク製作用マスタディスクの製造方法
JP3187067B2 (ja) 光ディスク製造方法
JP2001338444A (ja) 原盤、スタンパ及び情報記録媒体の製造方法
JP4433632B2 (ja) 光記録媒体の製造方法
JP2001338445A (ja) スタンパ製造方法、光記録媒体製造方法及び支持板
JP2006073087A (ja) 光情報記録媒体用成形基板と該製造方法、光情報記録媒体と該製造方法
JP2003203396A5 (ja)
JPH11350181A (ja) スタンパの製造方法
JP2577058B2 (ja) 光メモリ素子用基板およびその製造方法
JPH11110831A (ja) 光ディスク製作用マスタディスクの製造方法
JP2002245685A (ja) 微細パターンの形成方法
JPH11353719A (ja) 光ディスク原盤の製造方法
JP2000021017A (ja) 光学記録媒体と光学記録媒体の製造方法、および光学記録媒体用基板と光学記録媒体用基板の製造方法
JP3212628B2 (ja) 光ディスク製造方法
JP2003123329A (ja) スタンパー及びその製造方法
JPWO2003023775A1 (ja) 記録媒体用の原盤の製造方法及びスタンパの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040531

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071217

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees