JP2003216759A - 情報提供方法、情報提供装置及びそのコンピュータ・プログラム - Google Patents

情報提供方法、情報提供装置及びそのコンピュータ・プログラム

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JP2003216759A
JP2003216759A JP2002014294A JP2002014294A JP2003216759A JP 2003216759 A JP2003216759 A JP 2003216759A JP 2002014294 A JP2002014294 A JP 2002014294A JP 2002014294 A JP2002014294 A JP 2002014294A JP 2003216759 A JP2003216759 A JP 2003216759A
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Michitaka Hayakawa
道孝 早川
Shinji Kusumoto
真二 楠本
Yoshiki Akaida
圭基 赤井田
Yoshimi Fujitani
愛美 藤谷
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの所有商品に部品交換を要するメンテ
ナンスが必要な場合に、そのユーザにサービス拠点の選
択肢を与えると共に、迅速な対応を可能とする。 【解決手段】 ユーザ(乗員)が使用するユーザ端末
(車載機)であって、車両101に何等かの故障が発生
した場合に、情報センター2との情報通信によって交換
すべき部品、故障内容等が自動的に特定され、ユーザ
は、その交換部品の各サービス拠点における在庫状況、
それらサービス拠点の所在位置、標準見積金額等の情報
を、サービス拠点の検索結果画面(図3)によって把握
すると共に、それらサービス拠点の中から所望のサービ
ス拠点を自らの意志によって選択することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を介して
オンラインで、ユーザが所有する情報端末に情報を提供
する情報提供装置の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インターネット等の通信環境
を利用して、外部のサーバ等からパーソナルコンピュー
タに各種情報を取得する技術が普及しており、例えば特
開平11−143358号公報には、係る通信環境にお
いて通信可能に接続された通信機能を備える車載ナビゲ
ーション装置と情報センターとの間において、経路誘導
等のナビゲーションを行う技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のナビゲーシ
ョン装置によれば、目的地への移動中において、有益な
各種情報を取得することができ、効率的な移動が行え
る。
【0004】また、近年におけるナビゲーション装置に
おいては、車両に故障が発生した場合に、自車近傍のサ
ービス拠点(例えば、サービス部門を有する販売代理店
やガソリンスタンド等)の所在地をドライバに報知する
ことができ、利便性が高い。
【0005】しかしながら、報知されたサービス拠点が
自車に発生している故障に対する対応に最適であるか否
かは、ドライバにとっては判断が困難であり、そのサー
ビス拠点に実際に車両を持ち込むか、或いは電話等を利
用して連絡を取らない限りは容易に把握することはでき
ない。
【0006】また、車両がサービス拠点に持ち込まれ、
専門の担当者によって確認を受けるまでは、一般に、そ
の車両に発生している故障の実際の程度は判らない。こ
のため、修理に必要な部品の種類やその在庫の有無、所
要時間等の情報を、故障発生後直ちにドライバが知るこ
とはできず、車両を持ち込んだサービス拠点に必要な部
品の在庫が無い場合には、実際の修理作業に取り掛かる
までに更に時間を要する。
【0007】そこで本発明は、ユーザの所有商品に部品
交換を要するメンテナンスが必要な場合に、そのユーザ
にサービス拠点の選択肢を与えると共に、迅速な対応を
可能とする情報提供方法、情報提供装置及びそのコンピ
ュータ・プログラムの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る情報提供方法は、以下の構成を特徴と
する。
【0009】即ち、信回線を介して接続された情報端末
からの要求に応じて、その情報端末のユーザに対して、
情報提供装置から情報を提供する情報提供方法であっ
て、サービス拠点の検索を要求する信号を前記情報端末
から受信するのに応じて、その情報端末のユーザの所有
商品を構成する複数種類の部品のうち、交換対象部品を
特定する特定工程と、前記特定工程にて特定された前記
交換対象部品の各サービス拠点における在庫状況と、そ
れらサービス拠点の所在位置情報とを、前記情報提供装
置に入手する情報入手工程と、前記情報入手工程にて入
手した各種情報を、前記情報提供装置から前記情報端末
に提供する情報提供工程とを有することを特徴とする。
【0010】また、好ましくは、前記各サービス拠点を
対象として、前記交換対象部品となり得る複数種類の保
守部品の交換実績に関する情報に基づいて、それら保守
部品のうち、2箇所以上のサービス拠点間による共有在
庫が可能な保守部品を特定すると共に、特定された保守
部品を実際に共有在庫すべき近隣の複数サービス拠点を
設定し、その近隣の複数サービス拠点に対して、該特定
された保守部品の共有在庫が可能である旨を報知するこ
とにより、前記各サービス拠点における前記複数種類の
保守部品の在庫状況の適正化を支援する適正在庫支援工
程を更に有することを特徴とする。
【0011】また、例えば前記情報入手工程では、前記
ユーザの自宅位置情報と、前記情報端末の現在位置情報
との少なくとも何れか一方に基づいて、前記各サービス
拠点のうち、該位置情報に対応する場所周辺のサービス
拠点を対象として、前記交換対象部品の在庫状況と、所
在位置情報とを入手すると良い。
【0012】この場合、前記情報入手工程においては、
前記位置情報に対応する場所周辺のサービス拠点を対象
とした前記交換対象部品の在庫状況と、所在位置情報と
の入手は、前記特定工程において前記情報端末から前記
信号を受信するのに応じて、オンイベントで実行される
と良い。
【0013】或いは、前記各サービス拠点を対象とし
て、それらサービス拠点の所在位置情報の更新と、少な
くとも前記所有商品を構成する前記複数種類の部品の在
庫状況の入手とを、前記信号の受信の有無に関らずに行
なう情報メンテナンス工程を更に有し、前記情報入手工
程では、前記情報メンテナンス工程にて既に取得済みの
所在位置情報と、前記複数種類の部品の在庫状況とを利
用して、前記交換対象部品の前記各サービス拠点におけ
る在庫状況と、それらサービス拠点の所在位置情報とを
入手しても良い。
【0014】また、例えば前記特定工程において、前記
交換対象部品は、前記所有商品を対象とする前記情報提
供装置によるオンライン故障診断によって特定されると
良い。
【0015】また、好適な実施形態において、前記情報
入手工程では、 ・前記交換対象部品の交換に際して前記各サービス拠点
において必要となることが予想される費用に関する情
報、 ・前記交換対象部品の交換に先立って前記各サービス拠
点への前記所有商品の代行搬入が可能か否かに関する情
報、 ・前記交換対象部品を対象とする前記各サービス拠点に
おける交換作業の受け入れ状態(例えば予約状態、待ち
時間、交換作業不可能等)に関する情報、等も入手し、
その入手した情報を、前記情報提供工程において前記情
報端末に提供すると良い。
【0016】尚、同目的は、上記の各構成を有する情報
提供方法に対応する情報提供装置によっても達成され
る。
【0017】また、同目的は、上記の各構成を有する情
報提供方法、並びに対応する装置を、コンピュータによ
って実現するプログラムコード、及びそのプログラムコ
ードが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記
憶媒体によっても達成される。
【0018】
【発明の効果】上記の本発明によれば、ユーザの所有商
品に部品交換を要するメンテナンスが必要な場合に、そ
のユーザにサービス拠点の選択肢を与えると共に、迅速
な対応を可能とする情報提供方法、情報提供装置及びそ
のコンピュータ・プログラムの提供が実現する。
【0019】即ち、請求項1及び請求項10の発明によ
れば、交換対象部品が自動的に特定され、ユーザは、そ
の交換対象部品の各サービス拠点における在庫情報と、
それらサービス拠点の所在位置情報とを把握することが
できる。従って、ユーザは、交換対象部品を自らは判断
する必要が無いので利便性が高く、且つ自動的に迅速に
特定された交換対象部品を在庫として有する複数のサー
ビス拠点の中から、自身に都合の良い所望のサービス拠
点を自らの意志で選択することができ、合理的である。
即ち、本発明によれば、ユーザの所有商品に部品交換を
要するメンテナンスが必要な場合に、そのユーザにサー
ビス拠点の選択肢を与えると共に、迅速な対応が実現す
る。
【0020】また、一般に、日常的には必要とされない
各種の保守部品を、複数のサービス拠点において重複し
て在庫することは、ユーザに対するサービスの提供価格
にも好ましくない影響を与えるところ、請求項2の発明
によれば、共有在庫が可能な保守部品が自動的に特定さ
れ、且つ特定された保守部品を、どの程度の数のサービ
ス拠点間によって共有されるべきかを、対象となるサー
ビス拠点は認識することができる。これにより、保守部
品の在庫が空白になる地域を生じさせることなく、共有
在庫が可能な個々の保守部品毎に、最適な在庫を実現す
ることができ、ユーザに対するサービスの提供価格の低
減も図ることができる。
【0021】また、請求項3の発明によれば、ユーザ
は、自宅位置周辺、または情報端末の現在位置周辺に存
在するサービス拠点の位置及び在庫状況を把握すること
ができるので、迅速な対応と利便性の向上とを図ること
ができる。
【0022】また、請求項4の発明によれば、検索要求
のための信号を情報センターが受信するのに応じて、必
要な情報がオンイベントで収集されるので、ユーザは、
サービス拠点に関する常に最新の情報を入手することが
できる。
【0023】また、請求項5の発明によれば、情報入手
工程に必要な情報が既に情報センターに用意されている
ので、ユーザから検索要求のための信号を情報センター
が受信してから、そのユーザに情報提供を行なうまでの
所要時間を短縮することができる。
【0024】また、請求項6の発明によれば、ユーザは
交換対象部品を自ら判断する必要がないので利便性が高
く、発生した故障の状況をサービス拠点に所有商品を持
ち込む前に把握可能であるため、ユーザにとっても、実
際に作業を行なうサービス拠点にとっても合理的な対応
が可能である。
【0025】また、請求項7の発明によれば、ユーザ
は、所望のサービス拠点を選択するに際して、交換対象
部品を交換する際の予想費用を考慮することができ、ユ
ーザ・フレンドリであり、利便性が高い。
【0026】また、請求項8の発明によれば、ユーザ
は、自らが所有商品をサービス拠点に持ち込むことがで
きない場合に、対応可能なサービス拠点を把握すること
ができ、ユーザ・フレンドリであり、利便性が高い。
【0027】また、請求項9の発明によれば、ユーザ
は、自分の行動予定と、各サービス拠点の受け入れ状態
とを勘案して、所望のサービス拠点を選択することがで
き、ユーザ・フレンドリであり、利便性が高い。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る情報提供シス
テムを、一例として、ユーザの所有商品が車両(自動
車)である場合に適用した実施形態として、図面を参照
して詳細に説明する。
【0029】図1は、本実施形態における情報提供シス
テムの全体構成を示すブロック図である。また、図2
は、本実施形態における情報提供システムの全体概要を
例示する図である。
【0030】図1及び図2において、情報センター2
は、通信機能を有するサーバ・コンピュータ等の情報処
理装置であって、情報センター2のCPU21は、メモ
リ(記憶媒体)24に記憶されているところの、本実施
形態に係る情報提供処理(詳細は後述する)、一般的な
通信処理等の各種ソフトウエア・プログラムを実行する
ことにより、地図情報22及びデータベース25を適宜
参照しながら、通信インタフェース(I/F)23、イ
ンターネット5等の通信回線を介して、外部装置とのデ
ータ通信を行なうと共に、ユーザが使用するユーザ端末
1に対して情報提供を行なう。
【0031】データベース(DB)25には、本実施形
態に係る情報提供処理によってユーザ端末1に対して提
供可能な候補地として、複数箇所のサービス拠点(例え
ば、サービス設備を有する販売代理店(ディーラ)、ガ
ソリンスタンド等)に関する情報が格納されている。
【0032】より具体的に、データベース25に各サー
ビス拠点毎に関連付けされて格納されている情報項目と
しては、例えば、 ・各種交換部品の在庫状況に関する情報、 ・提供可能な各種メンテナンス(故障修理、各種の消耗
品の交換、点検等)に対する予約状況に関する情報、 ・レッカー車両を利用したメンテナンス対象車両の移送
代行業務についての可否に関する情報、 ・所在位置、連絡先、名称等の情報、 ・提供可能な各種メンテナンス毎の標準予想費用(標準
見積金額)及び標準予想修理時間に関する情報、 ・各種交換部品の交換実績(交換頻度の統計)に関する
情報、等がある。
【0033】また、地図情報22は、データベース25
に格納されている複数箇所のサービス拠点の所在地を含
む広域な地図情報であり、少なくともユーザ端末1の地
図情報15と共通の所定の座標系に基づく。
【0034】ユーザ端末1は、本システムによる情報提
供サービスを受けることが可能な車両101の乗員(ド
ライバ等)が利用する情報処理装置であって、車両10
1に搭載された状態において、車載機として一般的なナ
ビゲーション機能を実現すると共に、通信インタフェー
ス18、基地局4、並びにインターネット5等の有線及
び無線通信回線を介して、情報センター2及びサービス
拠点端末3とのデータ通信を行なうことができる。
【0035】より具体的に、ユーザ端末1は、メモリ
(記憶媒体)12に記憶されているところの、ユーザ所
望の目的地への経路誘導等を行なう一般的なナビゲーシ
ョン機能のソフトウエア(ソフトウエアプログラム)を
有しており、このソフトウエアがCPU11によって適
宜実行されることにより、ユーザ端末1は、ユーザによ
るスイッチ13の操作状態、GPS(グローバル・ポジ
ショニング・システム)用の現在位置測位センサ17等
によって検出された現在位置情報、並びに地図情報15
から読み出した当該現在位置周辺の地図情報等に基づい
て、ディスプレイ14上に車両101の周辺の地図画像
を表示すると共に、ユーザ所望の目的地が設定されてい
る場合には、その目的地までの経路誘導を行なう。
【0036】また、ユーザ端末1は、メモリ(記憶媒
体)12に記憶されているところの、本実施形態に係る
情報入手処理(詳細は後述する)、インターネット通信
を行うことが可能な一般的な通信プロトコルのソフトウ
エア(ソフトウエアプログラム)、そのソフトウエアに
従ってインターネット5を介してデータを送受信するイ
ンターネットブラウザ機能及びメール機能、並びにブラ
ウザを描画する一般的なソフトウエア群を有しており、
これらのソフトウエアがCPU11によって適宜実行さ
れることにより、ユーザ端末1は、情報センター2にユ
ーザ端末1が接続された(ログインした)状態におい
て、インターネット5等の通信回線を介して、所謂サー
バ・クライアント環境を構成し、その状態において、情
報センター2からの各種の情報提供を受ける。更に、ユ
ーザ端末1は、上記のメール機能等を利用して、サービ
ス拠点端末3とのデータ通信を行なうことができる。
【0037】尚、ユーザ端末1は、本実施形態では一例
として車載機として説明するが、ユーザが携帯可能な情
報端末(例えば、PDA、携帯電話等)であっても良
く、その場合には、現在位置測位センサ、或いはそれに
準ずる現在位置検出機能を備えている必要がある。
【0038】サービス拠点端末3は、個々のサービス拠
点に配置された情報処理装置であり、通信機能を有する
パーソナルコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、或
いは携帯電話等の一般的な情報処理装置(情報端末)で
ある。
【0039】サービス拠点端末3のCPU31は、メモ
リ35に記憶されたインターネットブラウザ機能及びメ
ール機能、並びにブラウザを描画する一般的なソフトウ
エア群を適宜実行することにより、サービス拠点の担当
者によるスイッチ32の操作状態に応じて、通信インタ
フェース34を介して、ユーザ端末1や情報センター2
等とのデータ通信や電子メールの送受信を行なうと共
に、ディスプレイ33に必要な画像を表示する。
【0040】また、サービス拠点端末3は、保守部品の
発注センター(不図示)に対して、自サービス拠点で必
要な保守部品を、上記の通信回線または専用回線を介し
てオンラインで発注することができる。
【0041】尚、上述したユーザ端末1、情報センター
2、並びにサービス拠点端末3には、何れの現在では一
般的な情報処理装置を採用することができ、それら装置
における通信手段自体にも、一般的な構成を採用するこ
とができるので、本実施形態における詳細な説明は省略
する。
【0042】以下、本システムによるサービス拠点に関
する情報提供の具体的な動作について、ユーザ端末1、
情報センター2、並びにサービス拠点端末3の個別な動
作に即して説明する。
【0043】尚、以下の説明では、説明の便宜上、サー
ビス拠点では故障修理を行なうものとして説明するが、
サービス拠点において提供されるサービスは、故障修理
に限られるものではなく、各種の消耗品(各種の部品や
液体等)の交換、点検等の各種メンテナンスを広く含む
ものとする。
【0044】<ユーザ端末1>図4は、本実施形態にお
けるユーザ端末(車載機)1の情報入手処理を示すフロ
ーチャートであり、ユーザ端末1のCPU11が行なう
ソフトウエア・プログラムの動作手順を表わす。
【0045】同図において、ステップS1,ステップS
2:スイッチ13の所定の操作が乗員(ユーザ)によっ
て行われることにより、情報センター2を利用した遠隔
故障診断の実行要求がステップS1にて検出された場合
には、ステップS2において、遠隔故障診断処理が行わ
れる。
【0046】即ち、ステップS2では、遠隔故障診断の
実行を要求するためのリクエスト信号と共に、車両10
1に設けられた各種センサ16の検出情報(検出結
果)、並びに各種アクチュエータの動作状態等の情報
が、情報センター2に対して自動的に送信される。
【0047】このとき、情報センター2は、ユーザ端末
1から受信した情報を利用して、所定の遠隔故障診断処
理のソフトウエアを実行することにより、車両101の
故障診断を実行する。
【0048】図7は、本実施形態において遠隔故障診断
が行われているときに車両側のディスプレイに表示され
る画面を例示する図である。情報センター2は、故障診
断の実行に際して、必要に応じてオンラインの状態で、
故障診断に必要な更なる検出情報をユーザ端末1に対し
て要求する。そして、情報センター2による診断結果
は、ユーザ端末1に送信される。
【0049】遠隔故障診断によれば、ユーザは、交換が
必要な部品を自ら判断する必要がないので利便性が高
く、発生した故障の状況をサービス拠点に車両101を
持ち込む前に把握可能であるため、ユーザにとっても、
実際に作業を行なうサービス拠点にとっても合理的な対
応が可能である。
【0050】尚、車両101と情報センター2との間で
遠隔故障診断を行なうサブシステムの構成としては、上
記の構成に限られるものではなく、情報センター2と車
両101(ユーザ端末1)との間を通信回線を介して移
動しながら、目的の処理を実行するソフトウエア・プロ
グラムであるところのエージェントを利用する方法も考
えられる。
【0051】このようなエージェントを使用すれば、車
両側の故障診断の内容を必要に応じてきめ細かく変更す
ることができるので、情報センター2において必要な情
報を、サービス対象の車両101から容易に収集するこ
とができる。このようなモバイル・エージェントによる
情報収集を実現するには、例えばユーザ端末1がJav
aの仮想マシンとして動作する環境を備える場合、情報
センター2からアクセス中のユーザ端末1に、遠隔故障
診断処理の動作指示をなすJavaプログラムをダウン
ロードする構成が想定される。
【0052】尚、ステップS2における故障診断は、情
報センター2を利用した遠隔故障診断に限られるもので
はなく、車両側に故障診断用のソフトウエアが予め用意
されているのであれば、そのソフトウエアを実行するこ
とによってユーザ端末1自体が故障診断を行なっても良
い。
【0053】また、上述したステップS1及びステップ
S2の処理構成では、ユーザの要求に応じて故障診断処
理を行なったが、この他に、係る故障診断処理または診
断項目を少なくした簡易故障診断処理等を、所定の周期
で、ユーザの操作に関らずに自動的に行ない、その結
果、何等かの故障が検出された場合には、その故障に関
する情報を報知しても良い。
【0054】ステップS3,ステップS4:ステップS
2における診断の結果、何等かの故障が自車(車両10
1)に発生しているとステップS3にて判断された場合
には、発生している故障に関する情報がディスプレイ1
4に表示される。
【0055】図8は、本実施形態において車両側のディ
スプレイに表示される遠隔故障診断の結果を報知する画
面を例示する図である。
【0056】図8に示す表示画面には、故障診断の結果
として、車両101に発生している故障の内容、必要と
される修理の内容、その修理に必要となることが予想さ
れる交換部品、並びにその修理のための標準的な所要時
間等の情報項目が表示される。
【0057】ステップS5,ステップS6:図8に例示
する如くディスプレイ14に表示された故障診断結果画
面において、ソフトウエア・ボタン(以下、単に「ボタ
ン」と称する)55が操作されることにより、サービス
拠点の検索条件を設定するための要求がなされたとステ
ップS5にて判断された場合には、ステップS6におい
て、情報センター2に対して検索条件設定要求信号が送
信され、その信号の送信に応じて情報センター2から受
信する情報に基づいて、ディスプレイ14には、図9に
示す検索条件設定画面が表示される。
【0058】図9は、本実施形態においてサービス拠点
の検索条件の設定要求がなされた場合に、車両側のディ
スプレイに表示される検索条件設定画面を例示する図で
ある。
【0059】同図に示す画面では、車両101の乗員
(ユーザ)によって、検索を希望するサービス拠点につ
いての要望項目として、一例として、 ・現在位置からの距離が「15」Km以内に存在するサ
ービス拠点であること、 ・現在位置から最短距離に位置するサービス拠点を
「5」店舗だけ検索すること、 ・レッカー車両による対応が可能なサービス拠点である
こと、が設定されており、その下側には、図8に表示さ
れた故障内容、修理内容、並びに交換部品が表示され
る。
【0060】ステップS7,ステップS8:検索条件設
定画面(図9)に対する要望項目の設定の後、ステップ
S7にてボタン56の操作が検出された場合には、ステ
ップS8において、サービス拠点検索要求信号と車両1
01の現在位置情報とが情報センター2に送信される。
ここで、サービス拠点検索要求信号には、ユーザが図9
の画面で設定した要望事項に関する情報が含まれる。
【0061】また、ステップS2における故障診断が情
報センター2を利用した遠隔故障診断ではなく、車両側
単独の故障診断である装置構成の場合に、ステップS8
では、情報センター2に対して、サービス拠点検索要求
信号及び現在位置情報に加えて、更に、各種センサ16
の検出情報(好ましくは車両独自に検出した故障内容、
修理内容、並びに交換部品)が送信される。
【0062】ステップS9:情報センター2から受信し
た各種情報と、地図情報15とを利用して、車両101
の現在位置周辺の地図画面が、サービス拠点の検索結果
としてディスプレイ14に表示される。
【0063】図3は、本実施形態において車両側のディ
スプレイに表示されるサービス拠点の検索結果画面を例
示する図であり、この検索結果画面には、ステップS8
にて送信した情報に基づいて、情報センター2が検索を
行なった結果として得られたサービス拠点に関する情報
が表示される。
【0064】即ち、図3に示す表示例では、ユーザが検
索条件設定画面(図9)を利用して先に設定した要望事
項と、車両101に発生している故障内容とを満足する
サービス拠点として、車両101の現在位置周辺の4つ
のサービス拠点が表示されており、それぞれのサービス
拠点を表わすシンボルの近傍には、ステップS9にて情
報センター2から受信した各種情報に基づいて、必要な
交換部品の在庫の有無、実際にサービスを受けるまでの
予約待ち時間、修理見積金額、並びにレッカー車両によ
る移送代行の可否が表示されている。
【0065】サービス拠点の検索結果画面(図3)によ
れば、ユーザは、所望のサービス拠点を選択するに際し
て、実際にサービスを受けるまでの予約待ち時間を考慮
することができ、ユーザ・フレンドリであり、利便性が
高い。
【0066】また、サービス拠点の検索結果画面(図
3)によれば、ユーザは、表示されたサービス拠点毎の
修理見積金額により、交換対象部品を交換する際の予想
費用を考慮することができ、ユーザ・フレンドリであ
り、利便性が高い。
【0067】また、サービス拠点の検索結果画面(図
3)によれば、レッカー車両による移送代行の可否が表
示されるので、ユーザは、自らが車両101をサービス
拠点に持ち込むことができない場合に、対応可能なサー
ビス拠点を把握することができ、ユーザ・フレンドリで
あり、利便性が高い。
【0068】また、図3に示す表示例において、表示エ
リア51には、図8に表示された故障内容、修理内容、
交換部品、並びに標準修理時間が表示されている。但
し、ステップS2にて車両101(ユーザ端末1)単独
で故障診断(例えば簡易故障診断)が行われ、且つステ
ップS8にて各種センサ16の検出情報が初めて送出さ
れる装置構成の場合には、その後、情報センター2にて
受信した検出情報を利用して詳細な故障診断を行なうこ
とができるので、その場合、この表示エリア51に表示
される項目の内容は、図8に表示された故障診断結果の
内容とは異なり、情報センター2における係る詳細な故
障診断の結果に応じたものになる。
【0069】ステップS10:ユーザは、ステップS9
にてディスプレイ14に表示された検索結果画面(図
3)上の表示項目を参照しながら、所望のサービス拠点
を選択することができる。本ステップでは、例えば、所
望のサービス拠点のシンボルがディスプレイ14上でユ
ーザによって選択操作されるのに応じて、その所望のサ
ービス拠点に対して、情報センター2を介して或いは直
接に、修理予約のための所定の信号、或いは所定書式の
電子メール等が送信され、その後、ステップS1にリタ
ーンする。このとき、ユーザは、電話や電子メール等の
適当な手段を利用して当該所望のサービス拠点の担当者
とのコンタクトを行ない、そのサービス拠点に車両10
1を実際に持ち込む、或いはレッカー車両の到着を待つ
ことになる。
【0070】<情報センター2>図5は、本実施形態に
おける情報センター2の情報提供処理を示すフローチャ
ートであり、情報センター2のCPU21が行なうソフ
トウエア・プログラムの動作手順を表わす。
【0071】同図において、ステップS21〜ステップ
S23:ステップS21乃至ステップS23は、上述し
たユーザ端末1の情報入手処理(図4)におけるステッ
プS2に対応する処理である。
【0072】まず、ステップS21では、情報センター
2による情報提供サービスを受けることが可能な複数の
ユーザ端末1(車両101)のうち、何等かのメンテナ
ンスを必要とする対象車両から、リクエスト信号と共
に、その車両の検出情報等を受信した場合には、上述し
た如く遠隔故障診断が実行される。
【0073】そして、ステップS21における遠隔故障
診断の結果、何等かの故障が対象車両に発生していると
ステップS22にて判断された場合には、ステップS2
3において、その検出された故障の内容を対象車両のユ
ーザ(乗員)に知らせるべく、対応するユーザ端末1に
対して、遠隔故障診断の結果に関する情報として、車両
101に発生している故障の内容、必要とされる修理の
内容、その修理に必要となることが予想される交換部
品、並びにその修理のための標準的な所要時間等の情報
が情報センター2から送出される。
【0074】ステップS24:本ステップは、上述した
ユーザ端末1の情報入手処理(図4)におけるステップ
S6に対応する処理であり、対象車両からサービス拠点
の検索条件設定要求信号を受信した場合には、その対象
車両のユーザ端末1に検索条件設定画面(図9)を表示
させるべく、当該画面に関する情報が情報センター2か
ら送出される。
【0075】ステップS25,ステップS26:ステッ
プS25及びステップS26は、上述したユーザ端末1
の情報入手処理(図4)におけるステップS8に対応す
る処理である。
【0076】即ち、サービス拠点検索要求信号(要望事
項を含む)と対象車両の現在位置情報とを対象車両から
受信したことがステップS25にて検出されるのに応じ
て、ステップS26では、地図情報22を参照すること
によって当該対象車両の現在位置の特定がなされる。更
にそれらの情報と共に当該対象車両の各種センサ16の
検出情報を初めて受信した場合には、その検出情報を利
用して交換部品の特定がなされる。
【0077】一方、サービス拠点検索要求信号(要望事
項を含む)と対象車両の現在位置情報とを対象車両から
受信したことがステップS25にて検出されない場合に
は、ステップS29に処理が進められる。
【0078】ステップS27:ステップS26にて特定
された対象車両の現在位置周辺のサービス拠点がデータ
ベース25を参照することによって検索される。その
際、係る検索の条件には、ユーザが検索条件設定画面
(図9)を利用して先に設定した要望事項が反映され
る。
【0079】そして、ステップS27において、検索に
よって抽出されたサービス拠点に対応する個々のサービ
ス拠点端末3からは、ステップS26にて特定された当
該対象車両に必要とされている交換部品の在庫状況、そ
の交換部品に対応する故障修理内容(メンテナンス内
容)に関する予約待ち状況、その故障修理内容に対応す
るための標準的な見積金額及び所要時間等が取得され
る。
【0080】尚、ステップS27では、検索条件設定画
面(図9)にてユーザの要望事項として自宅周辺が設定
されている場合、その自宅周辺のサービス拠点を対象と
する検索が行われる。
【0081】ここで、上述したステップS27では、サ
ービス拠点に関する常に最新の情報をユーザに提供すべ
く、ステップS25にてサービス拠点の検索条件設定要
求信号の受信が検出されるのに応じて、オンイベントで
実行される構成とした。
【0082】しかしながら、係る処理構成に限られるも
のではなく、本システムを利用可能な複数のサービス拠
点端末3に対して、図1を参照して説明したデータベー
ス25内の各種情報項目の情報収集を、本情報提供処理
の実行タイミングとは無関係に所定の周期で行なうと共
に、ステップS27の実行に際しては、検索によって抽
出されたサービス拠点端末3に対するオンイベントな情
報収集は行なわずに、必要な項目の情報内容をデータベ
ース25の参照によって取得する構成としても良い。こ
の場合、必要な情報が既に情報センター2に用意されて
いるので、ユーザ端末1からサービス拠点の検索要求信
号を情報センター2が受信してから、そのユーザ端末1
に対して情報提供を行なうまでの所要時間を短縮するこ
とができる。
【0083】また、データベース25への情報収集を所
定周期で行なう場合であっても、上述したステップS2
7の如くオンイベントで必要なサービス拠点端末3から
情報収集する構成としても良い。
【0084】ステップS28:本ステップは、上述した
ユーザ端末1の情報入手処理(図4)におけるステップ
S9に対応する処理であり、対象車両のユーザ端末1に
サービス拠点の検索結果画面(図3)を表示させるべ
く、ステップS27にて入手した各種情報が、情報セン
ター2から当該対象車両のユーザ端末1に対して送出さ
れる。
【0085】尚、ユーザ端末1が地図情報を参照できな
い装置構成である場合には、自装置内で地図画像を生成
することができないので、ステップS28において、情
報センター2にて検索結果画面(図3)に対応する所定
のデータ形式の画像が生成され、その画像データも、ス
テップS27にて入手した各種情報と共に当該ユーザ端
末1に対して送信される。
【0086】ステップS29:データベース25に格納
されているサービス拠点毎の交換部品(保守部品)の在
庫状況、並びに各種交換部品の交換実績に関する情報が
読み出された後、各サービス拠点を対象として、各種交
換部品の交換実績に関する情報に基づいて、それら交換
部品のうち、交換実績が少ないために2箇所以上のサー
ビス拠点間による共有在庫が可能な交換部品が特定され
る。そして、特定された交換部品毎に、その交換部品を
実際に共有在庫すべき近隣の複数サービス拠点が設定さ
れる。
【0087】係る近隣の複数サービス拠点は、ある地域
において互いに近隣して存在する複数サービス拠点であ
って、ある交換部品の共通在庫を行なうべく1つのグル
ープとして設定される。この場合、1つのグループとし
て設定されるサービス拠点の数量(換言すれば、それら
サービス拠点が網羅すべき担当エリアの広さ)には、そ
れらサービス拠点間においてある交換部品の共通在庫が
行われている場合に、メンテナンス作業が実際に発生し
た際の当該交換部品の迅速な供給(融通)が行なえない
状況が発生しない程度(即ち、担当エリア内において、
部品在庫の空白領域を実質的に作らない程度)に、最大
限多数のサービス拠点が設定される。
【0088】但し、共有在庫が可能な交換部品として特
定された交換部品に対する実際のメンテナンス作業がレ
ッカー車両の出動を伴うような大がかりなものである場
合には、顧客に迅速なメンテナンスを提供できるよう
に、共通在庫を行なうべく1つのグループとして設定さ
れるサービス拠点の数量は小さな値に制限されるべきで
ある。
【0089】ステップS30:ステップS29にて設定
された近隣の複数サービス拠点に対して、同じくステッ
プS29にて特定された交換部品は共有在庫が可能であ
る旨を、電子メール等を利用して報知する。また、既に
共有在庫が行われている近隣の複数サービス拠点間にお
いて、対象となる交換部品がメンテナンスによって使用
された場合には、その使用によって担当エリアに部品在
庫の空白領域ができる可能性があることを報知し、ステ
ップS21にリターンする。この報知は、対象となる不
足部品の発注が当該近隣の複数サービス拠点間のうち何
れかにおいて行われたことが情報センター2にて検出さ
れるまで継続される。
【0090】一般に、日常的には必要とされない各種の
保守部品(交換部品)を、複数のサービス拠点において
重複して在庫することは、ユーザに対するメンテナンス
・サービスの提供価格にも好ましくない影響を与えると
ころ、上述したステップS29及びステップS30によ
れば、共有在庫が可能な保守部品が情報センター2によ
って自動的に特定され、且つ特定された保守部品を、ど
の程度の数のサービス拠点間によって共有されるべきか
を、対象となるサービス拠点は認識することができる。
これにより、保守部品の在庫が空白になる地域を生じさ
せることなく、共有在庫が可能な個々の保守部品毎に、
最適な在庫を実現することができ、ユーザに対するサー
ビスの提供価格の低減も図ることができる。
【0091】<サービス拠点端末3>図6は、本実施形
態におけるサービス拠点端末3の情報処理を示すフロー
チャートであり、サービス拠点端末3のCPU31が行
なうソフトウエア・プログラムの動作手順を表わす。
【0092】同図において、ステップS41:本ステッ
プは、上述した情報センター2の情報提供処理(図5)
におけるステップS27に対応する処理であり、情報セ
ンター2の要求に応じて、対象車両に必要とされている
交換部品の在庫状況、その交換部品に対応する故障修理
内容(メンテナンス内容)に関する予約待ち状況、その
故障修理内容に対応するための標準的な見積金額及び所
要時間等の情報が送信される。
【0093】ステップS42,ステップS43:ステッ
プS42及びステップS43は、上述した情報センター
2の情報提供処理(図5)におけるステップS29(適
正在庫支援処理)及びステップS30に対応する処理で
ある。
【0094】ステップS42では、共有在庫が可能な交
換部品の中に不足が生じる可能性がある旨の情報を情報
センター2から受信した場合に、その旨を当該サービス
拠点の担当者に報知すべくディスプレイ33に警告メッ
セージが表示される。
【0095】そして、ステップS43では、対象となる
交換部品(不足部品)の発注が当該サービス拠点端末3
にて行われた場合には、その旨を表わす情報が情報セン
ター2に送信され、その後、ステップS41にリターン
する。
【0096】上述した本実施形態によれば、何等かの故
障が車両101に発生した場合に、交換すべき部品が自
動的に特定され、ユーザは、その交換部品の各サービス
拠点における在庫状況、それらサービス拠点の所在位置
等の情報を、サービス拠点の検索結果画面(図3)によ
って容易に把握することができる。従って、ユーザは、
交換が必要な部品を自らは判断する必要が無いので利便
性が高く、且つ自動的に迅速に特定された交換部品を在
庫として有する自宅位置周辺、またはユーザ端末1(車
両101)の現在位置周辺に存在する複数のサービス拠
点の中から、自身に都合の良い所望のサービス拠点を自
らの意志で選択することができ、合理的である。
【0097】即ち、本実施形態によれば、ユーザの所有
商品である車両101に部品交換を要するメンテナンス
が必要な場合に、そのユーザにサービス拠点の選択肢を
与えると共に、迅速な対応が実現することができる。
【0098】尚、上述した実施形態を例に説明した本発
明は、上述した、ユーザ端末1、並びに情報センター
2、サービス拠点端末3に対して、その説明において参
照したフローチャートの機能を実現可能なコンピュータ
・プログラムを供給した後、その装置のCPUに読み出
して実行することによって達成される。また、当該装置
内に供給されたコンピュータ・プログラムは、読み書き
可能なメモリまたはハードディスク装置等の記憶デバイ
スに格納すれば良い。
【0099】また、前記の場合において、当該各装置内
へのコンピュータ・プログラムの供給方法は、フロッピ
ー(登録商標)ディスク等の各種記録媒体を介して当該
装置内にインストールする方法や、インターネット等の
通信回線を介して外部よりダウンロードする方法等のよ
うに、現在では一般的な手順を採用することができ、こ
のような場合において、本発明は、係るコンピュータ・
プログラムのコード或いは記憶媒体によって構成され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における情報提供システムの全体構
成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態における情報提供システムの全体概
要を例示する図である。
【図3】本実施形態において車両側のディスプレイに表
示されるサービス拠点の検索結果画面を例示する図であ
る。
【図4】本実施形態におけるユーザ端末(車載機)1の
情報入手処理を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態における情報センター2の情報提供
処理を示すフローチャートである。
【図6】本実施形態におけるサービス拠点端末3の情報
処理を示すフローチャートである。
【図7】本実施形態において遠隔故障診断が行われてい
るときに車両側のディスプレイに表示される画面を例示
する図である。
【図8】本実施形態において車両側のディスプレイに表
示される遠隔故障診断の結果を報知する画面を例示する
図である。
【図9】本実施形態においてサービス拠点の検索条件の
設定要求がなされた場合に、車両側のディスプレイに表
示される検索条件設定画面を例示する図である。
【符号の説明】 1:ユーザ端末(車載機), 2:情報センター, 3:サービス拠点端末, 4:基地局, 5:インターネット, 11,21,31:CPU, 12,24,35:メモリ, 13,32:スイッチ, 14,33:ディスプレイ, 15,22:地図情報, 16:センサ群, 17:現在位置測位センサ, 18,23,34:通信インタフェース, 25:データベース, 101:車両,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤井田 圭基 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 藤谷 愛美 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3D026 BA29

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して接続された情報端末か
    らの要求に応じて、その情報端末のユーザに対して、情
    報提供装置から情報を提供する情報提供方法であって、 サービス拠点の検索を要求する信号を前記情報端末から
    受信するのに応じて、その情報端末のユーザの所有商品
    を構成する複数種類の部品のうち、交換対象部品を特定
    する特定工程と、 前記特定工程にて特定された前記交換対象部品の各サー
    ビス拠点における在庫状況と、それらサービス拠点の所
    在位置情報とを、前記情報提供装置に入手する情報入手
    工程と、 前記情報入手工程にて入手した各種情報を、前記情報提
    供装置から前記情報端末に提供する情報提供工程と、を
    有することを特徴とする情報提供方法。
  2. 【請求項2】 前記各サービス拠点を対象として、前記
    交換対象部品となり得る複数種類の保守部品の交換実績
    に関する情報に基づいて、それら保守部品のうち、2箇
    所以上のサービス拠点間による共有在庫が可能な保守部
    品を特定すると共に、特定された保守部品を実際に共有
    在庫すべき近隣の複数サービス拠点を設定し、その近隣
    の複数サービス拠点に対して、該特定された保守部品の
    共有在庫が可能である旨を報知することにより、前記各
    サービス拠点における前記複数種類の保守部品の在庫状
    況の適正化を支援する適正在庫支援工程を更に有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報提供方法。
  3. 【請求項3】 前記情報入手工程では、前記ユーザの自
    宅位置情報と、前記情報端末の現在位置情報との少なく
    とも何れか一方に基づいて、前記各サービス拠点のう
    ち、該位置情報に対応する場所周辺のサービス拠点を対
    象として、前記交換対象部品の在庫状況と、所在位置情
    報とを入手することを特徴とする請求項1記載の情報提
    供方法。
  4. 【請求項4】 前記情報入手工程において、前記位置情
    報に対応する場所周辺のサービス拠点を対象とした前記
    交換対象部品の在庫状況と、所在位置情報との入手は、
    前記特定工程において前記情報端末から前記信号を受信
    するのに応じて、オンイベントで実行されることを特徴
    とする請求項3記載の情報提供方法。
  5. 【請求項5】 前記各サービス拠点を対象として、それ
    らサービス拠点の所在位置情報の更新と、少なくとも前
    記所有商品を構成する前記複数種類の部品の在庫状況の
    入手とを、前記信号の受信の有無に関らずに行なう情報
    メンテナンス工程を更に有し、 前記情報入手工程では、前記情報メンテナンス工程にて
    既に取得済みの所在位置情報と、前記複数種類の部品の
    在庫状況とを利用して、前記交換対象部品の前記各サー
    ビス拠点における在庫状況と、それらサービス拠点の所
    在位置情報とを入手することを特徴とする請求項1記載
    の情報提供方法。
  6. 【請求項6】 前記特定工程において、前記交換対象部
    品は、前記所有商品を対象とする前記情報提供装置によ
    るオンライン故障診断によって特定されることを特徴と
    する請求項1記載の情報提供方法。
  7. 【請求項7】 前記情報入手工程では、前記交換対象部
    品の交換に際して前記各サービス拠点において必要とな
    ることが予想される費用に関する情報も入手することを
    特徴とする請求項1記載の情報提供方法。
  8. 【請求項8】 前記情報入手工程では、前記交換対象部
    品の交換に先立って前記各サービス拠点への前記所有商
    品の代行搬入が可能か否かに関する情報も入手すること
    を特徴とする請求項1記載の情報提供方法。
  9. 【請求項9】 前記情報入手工程では、前記交換対象部
    品を対象とする前記各サービス拠点における交換作業の
    受け入れ状態に関する情報も入手することを特徴とする
    請求項1記載の情報提供方法。
  10. 【請求項10】 通信回線を介して接続された情報端末
    からの要求に応じて、その情報端末のユーザに対して情
    報を提供する情報提供装置であって、 サービス拠点の検索を要求する信号を前記情報端末から
    受信するのに応じて、その情報端末のユーザの所有商品
    を構成する複数種類の部品のうち、交換対象部品を特定
    する特定手段と、 前記特定手段によって特定された前記交換対象部品の各
    サービス拠点における在庫状況と、それらサービス拠点
    の所在位置情報とを入手する情報入手手段と、 前記情報入手手段によって入手した各種情報を、前記情
    報端末に提供する情報提供手段と、を備えることを特徴
    とする情報提供装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項9の何れかに記載
    の情報提供方法を通信機能を備えるコンピュータによっ
    て実現可能な動作指示をなすことを特徴とするコンピュ
    ータ・プログラム。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の情報提供装置とし
    て、通信機能を備えるコンピュータを動作させる指示を
    なすことを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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