JP2003216039A - 表示カードホルダー - Google Patents

表示カードホルダー

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JP2003216039A
JP2003216039A JP2002009959A JP2002009959A JP2003216039A JP 2003216039 A JP2003216039 A JP 2003216039A JP 2002009959 A JP2002009959 A JP 2002009959A JP 2002009959 A JP2002009959 A JP 2002009959A JP 2003216039 A JP2003216039 A JP 2003216039A
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Mitsuzo Hayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】傾斜したカードレールに装着された場合でも、
表示カードを鉛直に差し込んで確実に保持させることが
できる表示カードホルダーを提供する。 【解決手段】この表示カードホルダーは、陳列棚の棚板
10の前縁部におけるカードレール11に装着され、表
示カードを保持する表示カードホルダーである。ホルダ
ー本体1が側面視略コ字状に形成されると共に、棚板の
カードレールに係止される脚部2を有し、ホルダー本体
1の略中央縦方向にカード挿入用の挿入スリット3が形
成される。挿入スリット3の内側に複数の挟持爪4aを
有した第一挟持爪部4が挟持爪を両側から向き合うよう
に配設され、且つ挿入スリット3の開口部前面近傍に複
数の挟持爪5aを有する第二挟持爪部5が挟持爪を両側
から突き出すように配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品陳列棚の棚板
の前縁部におけるカードレールに装着して使用され、商
品に関する各種情報を表示するポップカード等の表示カ
ードを良好に保持させることができる表示カードホルダ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】商品陳列棚に陳列する商品に関する情報
を、その場でタイムリーに表示するものとして、所謂ポ
ップカードが使用される。この種のポップカードを保持
するカードホルダーとして、陳列棚の棚板の先端部に取
り付けられ、そこにポップカード等の表示カードを挿入
して表示するカードホルダーが、実開平1−13927
3号公報、実開平2−36865号公報等で提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の従来の表示カ
ードホルダーは、ホルダー本体が、何れも薄い板状の透
明合成樹脂により表示カードを包囲するように形成さ
れ、本体の下部又は背部に設けた係止部を、棚板先端の
カードレールに係止させ、本体内の表示カードを棚の正
面に向けて配置されるものである。
【0004】しかし、この種のホルダーは、表示カード
を挿入するための挿入空間が非常に薄いために、表示カ
ードをホルダー本体内に挿入しにくく、また、表示カー
ドが棚の正面を向けて配置されるため、その棚の正面位
置に立たなければ、表示カードが見にくいという問題が
あった。
【0005】また、表示カードを棚の側面に向けて保持
させる表示カードホルダーも開発されているが、棚板の
前縁部のカードレールが傾斜して設けられている場合、
表示カードホルダーが傾斜して装着され、それによっ
て、表示カードを保持する挟持突部も傾斜することにな
る。このため、表示カードを傾斜せずにつまり床に対し
鉛直に保持させ表示しようとすると、挟持突部に対し表
示カードが傾斜した状態となるため、ホルダーの挟持突
部の一部でしか挟持できず、表示カードが外れやすいと
いう問題があった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、棚板前縁の傾斜したカードレールに装着された場合
でも、表示カードを鉛直に差し込んで確実に保持させる
ことができる表示カードホルダーを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の表示カードホルダーは、陳列棚の棚板の前
縁部におけるカードレールに装着され、表示カードを保
持する表示カードホルダーであって、ホルダー本体が側
面視略コ字状に形成されると共に、棚板のカードレール
に係止される脚部を有し、ホルダー本体の略中央縦方向
にカード挿入用の挿入スリットが形成され、挿入スリッ
トの内側に挿入スリットの深さと直角方向の挟持突部を
有する複数の第一挟持部が、挟持突部を左右両側から位
置をずらして向き合わせるように配設され、且つ第一挟
持部の上下両側で挿入スリットの内側に挿入スリットの
深さと平行な挟持突部を有する複数の第二挟持部が、挟
持突部を左右両側から位置をずらして向き合わせるよう
に配設されたことを特徴とする。
【0008】ここで、上記複数の第一挟持部と複数の第
二挟持部の挟持突部は挿入スリット上の中央線を越えて
突き出すように形成され、第二挟持部の挟持突部は略三
角柱状に形成され挿入スリットの深さ方向に配設するこ
とができる。
【0009】
【作用】このような構成の表示カードホルダーは、陳列
棚の棚板前縁のカードレール上に、その脚部を係止して
装着され、そのホルダー本体の中央縦方向に設けた挿入
スリットに、ポップカード等の表示カードを差し込んで
使用する。棚板のカードレールは、斜め上向きに傾斜し
ている場合が多く、そのような場合、そこに装着される
表示カードホルダーも傾斜して装着される。
【0010】表示カードは、通常、矩形に形成され、そ
こに記載される文字などもそこに縦書き或いは横書きさ
れるため、表示カードホルダーが傾斜していても、表示
カードは床に対し鉛直に保持させる必要がある。そこ
で、上向きに傾斜した表示カードホルダーに対し、表示
カードを鉛直に、つまり傾斜したホルダー本体の挿入ス
リットに対し、表示カードを傾斜して差し込むことにな
る。
【0011】然るに、このホルダー本体の挿入スリット
には、その内側に挿入スリットの深さと直角方向の挟持
突部を有する複数の第一挟持部が、挟持突部を左右両側
から位置をずらして向き合わせるように配設され、且つ
第一挟持部の上下両側で挿入スリットの内側に挿入スリ
ットの深さ方向と平行な挟持突部を有する複数の第二挟
持部が、挟持突部を左右両側から位置をずらして向き合
わせるように配設されるから、挿入スリットに斜めに差
し込まれた表示カードであっても、第一挟持部と第二挟
持部における直角関係に位置する両方の挟持突部によっ
て表示カードは挟持される。このため、挿入スリットに
対して斜めに差し込まれた表示カードであって、挟持部
分が少ない場合であっても、表示カードを確実に安定し
て保持することができ、表示カードが外れる不具合を防
止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はポップカード等の表示カー
ドを保持する表示カードホルダー1の正面図を示し、図
2はその底面図を示し、図3はその左側面図を示してい
る。この表示カードホルダーのホルダー本体1は、側面
視略コ字状に形成されると共に、棚板10の前縁部のカ
ードレール11に係止される脚部2を有して構成され
る。
【0013】ホルダー本体1の略中央縦方向にカード挿
入用の挿入スリット3が形成され、挿入スリット3の内
側に挿入スリット3の深さと直角方向の挟持突部4aを
有する複数の第一挟持部4が、挟持突部4aを両側から
位置をずらして向き合わせるように配設され、且つ第一
挟持部4の両側で挿入スリット3の内側に挿入スリット
3の深さと平行な挟持突部5aを有する複数の第二挟持
部5が、挟持突部5aを両側から位置をずらして向き合
わせるように配設される。
【0014】すなわち、ホルダー本体1は、側面視で略
コ字状に合成樹脂により一体成形され、その上部と下部
の背面側先端が脚部2として形成され、両方の脚部2
は、その上下方向に弾性変形可能であり、その弾性変形
により棚板の前縁部のカードレール(モール部分)に装
着可能である。
【0015】ホルダー本体1の略中央縦方向に形成され
るカード挿入用の挿入スリット3は、挿入保持される表
示カードPより十分な厚さ(幅)を持って、ホルダー本
体の前面から脚部2の約3/4の深さに形成される。ま
た、挿入スリット3の内側には、一方の側に2本の第一
挟持部4が、また他方の側の3本の第一挟持部4が両側
から位置をずらして向き合うように、その前面に突条の
挟持突部4aを挿入スリットの深さ方向と直角に設けて
配設されている。両側の隣接する第一挟持部4、4の挟
持突部4a,4aにおいては、そのスリット内での深さ
方向の位置がずらして設けられている。また、ここで
は、一方に2本の第一挟持部4が、他方に3本の第一挟
持部4が、両側から向き合うように、且つそれらの位置
を相互にずらすように設けられているが、その本数は、
1本と2本或いは3本と4本に設定することもできる。
【0016】挿入スリット3は、図2に示すように、ホ
ルダー本体1の厚さ方向に形成され、この挿入スリット
3内に表示カードPを差し込むことができる。そして、
表示カードPを差し込んだ際、挿入スリット3内部の両
側5本の第一挟持部4と両側2対の第二挟持部5によっ
て表示カードPは挟持されるが、第一挟持部4はホルダ
ー本体1の内部のより深い位置に位置し、第二挟持部5
は、中間の深さ位置からより浅い位置に配置されてい
る。
【0017】さらに、両側の2対の第二挟持部5の挟持
突部5aは、略三角柱状に形成され、第一挟持部4の挟
持突部4aとは直角関係に、つまり挿入スリット3の深
さ方向にそって形成され、三角柱の鋭角先端がスリット
内を向くように形成される。また、両側2対の第二挟持
部5の挟持突部5aは、その鋭角先端が挿入スリット3
の中央線Cを僅かに越えて反対側に突き出すように形成
されている。
【0018】このように、挿入スリット3内には5本の
第一挟持部5が両側から挟持突部5aを突き出すように
設けられると共に、その両側には、2対の第二挟持部5
が設けられ、内側の第一挟持部4の挟持突部4aの先端
と両側の第二挟持部5の挟持突部5aの鋭角先端は、図
1に示すように、挿入スリット3の中央線Cを越えて反
対側に突出する。このため、挿入スリット3内に差し込
まれた表示カードPは、非常に薄いものであっても、両
側の挟持突部5aによって両側から挟持され、さらに、
ホルダー本体1の内部では第一挟持部4の挟持突部4a
によっても挟持される構造である。
【0019】一方、ホルダー本体1の正面の両側には、
第三挟持突部6が上向きに設けられる。この1対の第三
挟持突部6は、ホルダー本体1の正面と平行に挿入され
る表示カードを保持するためのもので、ホルダー本体1
の正面との間に表示カードを差し込み保持するように、
先端の内側に爪部が形成されている。また、この第三挟
持突部6が対向する部分の正面には開口部が形成され、
この開口部に第三挟持突部6の先端の爪部が進入してい
る。
【0020】このように構成された表示カードホルダー
は、図5に示すように、商品陳列棚の棚板10の前縁部
におけるカードレール11に、その脚部2を係止させて
装着され、ポップカードなどの表示カードPを側方に向
けて表示するように保持させる。カードレール11はモ
ール部ともなるもので、上部と下部にカードなどを係止
する係止部を備え、その係止部に脚部2が係止されて、
ホルダー本体1は装着される。
【0021】表示カードPは、商品情報を記した紙の表
裏を、例えばフィルムでラミネートして形成され、商品
を陳列した陳列棚の棚板のカードレールに装着したホル
ダー本体1の挿入スリット3内に差し込んで装着される
際、十分な強度を有するように形成されている。
【0022】棚板10は、図5に示すごとく、その前縁
部のカードレール11が、鉛直状態で正面を向くのでは
なく、上方に傾斜して形成されている。したがって、表
示カードホルダーのホルダー本体1は、正しくその上部
と下部の脚部2をカードレール11の上部と下部に弾性
変形させながら係止すると、その前面は鉛直状態ではな
く、上向きに傾斜して装着されることになる。
【0023】しかしながら、ポップカードなどの表示カ
ードPは、一般に、床に対し鉛直につまり矩形の表示カ
ードの縦辺部が棚板10の平面と垂直になるように、装
着したい場合が多い。このような場合、図5に示すよう
に、表示カードPを鉛直に配置しながら、その下角部ま
たは背面側の縁部をホルダー本体1の挿入スリット3内
に差し込む。
【0024】このとき、表示カードPの縁部をホルダー
本体1の挿入スリット3内に差し込んで、表示カードP
を保持させるが、ホルダー本体1には、その挿入スリッ
ト3の内部に5本の第一挟持部4が両側から位置をずら
して向かい合うように配設され、その両側には2対の第
二挟持部5が同様に設けられている。
【0025】このため、挿入スリット3内に差し込まれ
た表示カードPは、鉛直に差し込まれ、ホルダー本体1
に対して傾斜して差し込まれた場合であっても、ホルダ
ーの内部で第一挟持部4の両側の挟持突部4a,4aに
より挟持されると共に、それより少し上部を第二挟持部
5の挟持突部5a,5aによって縁部が確実に挟持され
ることとなる。
【0026】すなわち、このホルダー本体1の挿入スリ
ット3には、その内側に挿入スリット3の深さと直角方
向の挟持突部4aを有する5本の第一挟持部4が、挟持
突部4aを両側から位置をずらして向き合わせるように
配設され、且つ第一挟持部4の両側で挿入スリット3の
内側に挿入スリット3の深さと平行な挟持突部5aを有
する2対の第二挟持部5が、挟持突部5aを両側から位
置をずらして向き合わせるように配設されるから、挿入
スリット3に斜めに差し込まれた表示カードPであって
も、第一挟持部4と第二挟持部5における直角関係に位
置する両方の挟持突部4a,5aによって表示カードP
は挟持される。
【0027】このため、挿入スリット3に対して斜めに
差し込まれた表示カードPであって、挟持部分が少ない
場合であっても、表示カードPを確実に安定して保持す
ることができ、表示カードが外れる不具合を防止するこ
とができる。これにより、表示カードを鉛直状態で保持
させることができる。
【0028】また、表示カードPは、5本の第一挟持部
4と2対の第二挟持部5a,5aにより挟持され、大き
な抜け耐力を持たせることができるから、容易に外れた
り、位置がずれたりすることを防止することができる。
【0029】このように、表示カードホルダーに保持さ
れた表示カードPは、陳列棚の棚板10の前方に側方を
向けて突き出すように且つ床に対し鉛直に表示・保持さ
れ、上記のように、棚板10の前縁部のカードレール1
1が傾斜している場合であっても、表示カードPを良好
な鉛直な状態で確実に保持させることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の表示カー
ドホルダーによれば、ホルダー本体の挿入スリットに
は、その内側に挿入スリットの深さと直角方向の挟持突
部を有する複数の第一挟持部が、挟持突部を両側から位
置をずらして向き合わせるように配設され、且つ第一挟
持部4の両側で挿入スリットの内側に挿入スリットの深
さと平行な挟持突部を有する複数の第二挟持部が、挟持
突部を両側から位置をずらして向き合わせるように配設
されるから、挿入スリットに斜めに差し込まれた表示カ
ードであっても、第一挟持部と第二挟持部の両方の挟持
突部によって表示カードは挟持される。このため、陳列
棚の棚板の前縁部に傾斜して設けられたカードレールに
表示カードホルダーが装着され、表示カードホルダーが
傾斜して装着された場合であっても、表示カードを鉛直
につまり挿入スリットに対して斜めに差し込んだ場合、
表示カードは、第一挟持部と第二挟持部の両方の挟持突
部によって挟持され、それを確実に安定して保持させる
ことができ、表示カードが斜めになったり、外れてしま
う不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す表示カードホルダー
の正面図である。
【図2】同ホルダーの底面図である。
【図3】同ホルダーの左側面図である。
【図4】図1の中央縦線において右側を見た場合の一部
断面つき矢視図である。
【図5】図1の中央縦線において左側を見た場合の一部
断面つき矢視図である。
【図6】表示カードを装着した状態の左側面図である。
【符号の説明】
1−ホルダー本体 2−脚部 3−挿入スリット 4−第一挟持部 4a―挟持突部 5−第二挟持部 5a―挟持突部 6−第三挟持突部 10−棚板 11−カードレール P−表示カード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陳列棚の棚板の前縁部におけるカードレ
    ールに装着され、表示カードを保持する表示カードホル
    ダーであって、 ホルダー本体が側面視略コ字状に形成されると共に、該
    棚板のカードレールに係止される脚部を有し、該ホルダ
    ー本体の略中央縦方向にカード挿入用の挿入スリットが
    形成され、該挿入スリットの内側に該挿入スリットの深
    さと直角方向の挟持突部を有する複数の第一挟持部が、
    該挟持突部を左右両側から位置をずらして向き合わせる
    ように配設され、且つ該第一挟持部の上下両側で該挿入
    スリットの内側に該挿入スリットの深さ方向と平行な挟
    持突部を有する複数の第二挟持部が、該挟持突部を左右
    両側から位置をずらして向き合わせるように配設された
    ことを特徴とする表示カードホルダー。
  2. 【請求項2】 前記複数の第一挟持部と複数の第二挟持
    部の挟持突部は前記挿入スリット上の中央線を越えて突
    き出すように形成され、該第二挟持部の挟持突部は略三
    角柱状に形成され該挿入スリットの深さ方向に配設され
    ている請求項1記載の表示カードホルダー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7527235B2 (en) 2005-06-30 2009-05-05 Hummel Timothy B Greeting card holder

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7527235B2 (en) 2005-06-30 2009-05-05 Hummel Timothy B Greeting card holder

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