JP2010172292A - 表示板付き育苗トレイ - Google Patents

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英治 景山
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Abstract

【課題】内枠がない育苗トレイにも対応可能で、別個の部品を必要とせず、簡易な構成で表示板を見やすい姿勢とすることができる表示板付き育苗トレイを提供する。
【解決手段】情報表示部Gの下方であって外枠1aに接触する接触側縁3aに、表示板受け溝2に立姿勢で受け入れられる差し込み片4と、この差し込み片4が表示板受け溝2に立姿勢で受け入れられた状態で、接触側縁3aが接触している外枠1aを内側と外側とで挟み込む一対の挟み突部5(内側挟み突部5Aと外側挟み突部5B)とが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の育苗ポットを縦横に配列した状態で収容する育苗トレイと、前記育苗ポットに植栽される植物に関する情報を表示する表示板とを備えた表示板付き育苗トレイ、及び、この表示板付き育苗トレイに用いる育苗トレイと表示板とに関する。
育苗トレイに収容された育苗ポットに植栽される植物に関する情報を表示するようにしたものについては、例えば、図7(a)に示すように、育苗トレイ11の外枠11aの外側に、両面テープ14で表示板13を貼り付けるようにした表示板付き育苗トレイ15がある。
しかしながら、このトレイ15においては、いちいち、外枠11aの外側に両面テープ14を貼り付ける、この両面テープ14の剥離紙を剥がすという手間がかかり、張り直しの場合にも煩雑であり、その解決が望まれていた。
図5(b)に示す表示板付き育苗トレイ17は、育苗トレイ11の外枠11aに、表示板取付具16を介して、表示板13を取り付けたものである。
このトレイ17においては、表示板13を取り付けるのに、取付具16という別個の部品が必要となり、費用節減、省資源の観点から改善が求められていた。
一方、特許文献1の表示板付き育苗トレイは、両面テープの煩雑さの問題の解決は図られているが、表示板に相当する表示タグ(10)には、トレイへの掛け止めの為の剛性のある折り曲げ部(13)が必要であり、安価な平面状のシート状とすることが出来なかった。
また、特許文献2の表示板付き育苗トレイは、表示板を取りつける相手方の育苗トレイが内枠付き(特許文献2では、仕切り6)のものに限定されていた。更に、特許文献3、4にも表示板付き育苗トレイが記載されているが、いずれも、表示板を取りつける相手方の育苗トレイが内枠付きのものに限定されていた。
特開2006−204127号公報(図1) 特開2006−167462号公報(図1) 特開2002−209450号公報(図1) 実用新案登録第3055897号公報(図2)
本発明は、上記問題を解決しようとするもので、内枠がない育苗トレイにも対応可能で、別個の部品を必要とせず、簡易な構成で表示板を見やすい姿勢とすることができる表示板付き育苗トレイ、及び、この表示板付き育苗トレイに用いる育苗トレイと表示板とを提供することを目的としている。
請求項1記載の表示板付き育苗トレイは、複数の育苗ポットを縦横に配列した状態で収容する育苗トレイと、前記育苗ポットに植栽される植物に関する情報を表示する表示板とを備えた表示板付き育苗トレイであって、
前記育苗トレイの外枠の上辺に、前記表示板の差し込み片を立姿勢で受け入れる表示板受け溝が設けられ、前記表示板は、一枚の平らな平面維持性のあるシートで構成され、その表面には前記育苗ポットに植栽される植物に関する情報が表示される情報表示部が設けられ、
前記情報表示部の下方であって前記外枠に接触する接触側縁に、前記表示板受け溝に立姿勢で受け入れられる前記差し込み片と、前記差し込み片が前記表示板受け溝に立姿勢で受け入れられた状態で、前記接触側縁が接触している外枠を内側と外側とで挟み込む一対の挟み突部と、を形成したことを特徴とする。
請求項2記載の育苗トレイは、複数の育苗ポットを縦横に配列した状態で収容する育苗トレイであって、前記育苗トレイの外枠の上辺に、前記育苗ポットに植栽される植物に関する情報を表示する表示板の差し込み片を立姿勢で受け入れる表示板受け溝が設けられ、
前記表示板は、一枚の平らな平面維持性のあるシートで構成され、その表面には前記育苗ポットに植栽される植物に関する情報が表示される情報表示部が設けられ、前記情報表示部の下方であって前記外枠に接触する接触側縁に、前記表示板受け溝に立姿勢で受け入れられる前記差し込み片と、と一対の挟み突部が形成されたものであり、前記一対の挟み突部は、前記差し込み片が前記表示板受け溝に立姿勢で受け入れられた状態で、前記接触側縁が接触している外枠を内側と外側とで挟み込むものであることを特徴とする。
請求項3記載の育苗トレイは、請求項2に従属し、表示板受け溝は、受け入れられた表示板の差し込み片を差し込み方向と直交する方向に屈曲させる、該受け溝の内側方向への小突部を備えていることを特徴とする。
請求項4記載の育苗トレイ用の表示板は、複数の育苗ポットを縦横に配列した状態で収容する育苗トレイに用いられ、前記育苗ポットに植栽される植物に関する情報を表示する育苗トレイ用の表示板であって、
前記表示板は、一枚の平らな平面維持性のあるシートで構成され、その表面には前記育苗ポットに植栽される植物に関する情報が表示される情報表示部が設けられ、前記情報表示部の下方であって前記外枠に接触する接触側縁に、前記育苗トレイに設けられた表示板受け溝に立姿勢で受け入れられる差し込み片と、一対の挟み突部とが形成されたものであり、
前記一対の挟み突部は、前記差し込み片が前記表示板受け溝に立姿勢で受け入れられた状態で、前記接触側縁が接触している外枠を内側と外側とで挟み込むものであることを特徴とする。
請求項5記載の育苗トレイ用の表示板は、請求項4に従属し、差し込み片の基部側に、前記差し込み片が表示板受け溝に差し入れられた状態で、該差し込み片の抜き出しを防止する抜き出し止め部が設けられたことを特徴とする。
請求項1記載の表示板付き育苗トレイによれば、複数の育苗ポットを縦横に配列した状態で収容する育苗トレイと、前記育苗ポットに植栽される植物に関する情報を表示する表示板とを備えた表示板付き育苗トレイであって、
前記育苗トレイの外枠の上辺に、前記表示板の差し込み片を立姿勢で受け入れる表示板受け溝が設けられ、前記表示板は、一枚の平らな平面維持性のあるシートで構成され、その表面には前記育苗ポットに植栽される植物に関する情報が表示される情報表示部が設けられ、
前記情報表示部の下方であって前記外枠に接触する接触側縁に、前記表示板受け溝に立姿勢で受け入れられる前記差し込み片と、前記差し込み片が前記表示板受け溝に立姿勢で受け入れられた状態で、前記接触側縁が接触している外枠を内側と外側とで挟み込む一対の挟み突部と、を形成したので、内枠がない育苗トレイにも対応可能で、別個の部品を必要とせず、簡易な構成で表示板を見やすい姿勢とすることができる。
請求項2記載の育苗トレイによれば、請求項1の表示板付き育苗トレイに用いるものであるので、請求項1の効果を、育苗トレイとして発揮する。
請求項3記載の育苗トレイによれば、請求項2の効果に加え、表示板受け溝は、受け入れられた表示板の差し込み片を差し込み方向と直交する方向に屈曲させる、該受け溝の内側方向への小突部を設けたので、差し込み片が薄い場合にも、受け溝内で確実に表示板の立姿勢を維持させることができる。
請求項4記載の育苗トレイ用の表示板によれば、請求項1の表示板付き育苗トレイに用いるものであるので、請求項1の効果を、表示板として発揮する。
請求項5記載の育苗トレイ用の表示板によれば、請求項4の効果に加え、差し込み片の基部側に、前記差し込み片が表示板受け溝に差し入れられた状態で、該差し込み片の抜き出しを防止する抜き出し止め部が設けられたので、差し込み片の抜き出しを防止することができる。
本発明の表示板付き育苗トレイの一例を示すもので、(a)は、その外観斜視図、(b)は、(a)と異なる態様で表示板が設置された表示板付き育苗トレイの外観斜視図 図1の育苗トレイを示すもので、(a)は、その平面図、(b)は、その側面図、(c)は(a)の表示板受け溝部分の拡大図、(d)は、(c)のAA断面図 図1の表示板を示すもので、(a)は、その平面図、(b)は、その側面図、(c)は、(a)の差し込み片部分の拡大図 (a)は、図1(a)の内側挟み突部部分の拡大縦断面図、(b)は、図1(a)の外側挟み突部部分の拡大縦断面図、(c)は、図1(a)の表示板を上方から見た状態を示す図 (a)は、図1の差し込み片部分の拡大横断面図、(b)は、(a)のBB矢視断面図 本発明の育苗トレイの他例を示すもので、(a)は、その平面図、(b)は、その側面図、(c)は(a)の表示板受け溝部分の拡大図、(d)は、(c)のCC断面図 (a)、(b)は、背景技術である表示板付き育苗トレイを例示する要部断面図
以下に、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
実施形態1
図1は、本発明の表示板付き育苗トレイの一例を示すもので、(a)は、その外観斜視図、(b)は、(a)と異なる態様で表示板が設置された表示板付き育苗トレイの外観斜視図である。
図1の表示板付き育苗トレイ10は、複数の育苗ポットPを縦横に配列した状態で収容する育苗トレイ1(図2)と、この育苗ポットPに植栽される植物に関する情報を表示する育苗トレイ用の表示板3(図3)とを備えたものであって、以下の点を特徴とする。
1)育苗トレイ1の外枠1aの上辺に、表示板3の差し込み片4を立姿勢で受け入れる表示板受け溝2が設けられている。
2)表示板3は、一枚の平らな平面維持性のあるシートで構成され、その表面には育苗ポットPに植栽される植物に関する情報が表示される情報表示部Gが設けられている。
3)情報表示部Gの下方であって外枠1aに接触する接触側縁3aに、表示板受け溝2に立姿勢で受け入れられる前記差し込み片4と、この差し込み片4が表示板受け溝2に立姿勢で受け入れられた状態で、接触側縁3aが接触している外枠1aを内側と外側とで挟み込む一対の挟み突部5(内側挟み突部5Aと外側挟み突部5B)とが形成されている。
以下、図面は前後するが、先に図2、3を用いて、育苗トレイ1、表示板3について、より詳しく説明する。
図2は、図1の育苗トレイを示すもので、(a)は、その平面図、(b)は、その側面図、(c)は(a)の表示板受け溝部分の拡大図、(d)は、(c)のAA断面図である。これより、既に説明した部分には同じ符号を付して重複説明を省略する。
図2の育苗トレイ1は、既述の構成に加えて、外枠1aの内側を縦6列、横4列にそれぞれ育苗ポットPを収容する個別収容部Uを形成するように区画する内枠1bを備えている。この縦横の列数は、この例に限定されるものではない。
各個別収容部Uは、外枠1a及び内枠1bから下方に伸びた側壁枠1cと、この側壁枠1cの下方端部分を連結する底枠1dとを備えていて、育苗ポットPをしっかりと収容し、保持することができる。
外枠1aの上辺に設けられた表示板受け溝2は、この上辺を貫通するもので、外枠1aの長手方向に伸びた溝形状となっている。表示板受け溝2の溝幅は、ここに受け入れられる差し込み片4の厚さ(表示板3の厚さ)より大きく、この差し込み片4の厚さの2倍程度か、この2倍より小さいものとなっている。表示板受け溝2の長手方向の長さを溝長さをL0とする。
表示板受け溝2は、この例では、長方形状の外枠1aの、長い方と短い方とのそれぞれに溝間距離が等しくなるように、2箇所ずつ、合計8箇所設けられている。また、それぞれの表示板受け溝2は、4つの同列の個別収容部Uの両端のそれぞれ中央位置となる部分の外枠1aに設けられている。
これにより、横長の表示板3の2つの差し込み片4をそれぞれの表示板受け溝2に差し込んで、この表示板3を横長状態で、育苗トレイ1の外枠1aにしっかり固定することができると共に、外枠1aの長い方と、短い方のどちらにでも、同じ表示板3を固定することができる。
表示板受け溝2には、溝内側に溝幅方向に突起する小突部2aが設けられている。この例では、小突部2aは、溝2の外から内向きに溝長手方向長さを4等分する位置に三箇所、溝2の内から外向きに、前記三箇所の小突起2aの中間に位置するように2箇所で、合計5つ設けられている。
この受け溝2の内側方向への小突部2aは、この表示板受け溝2に受け入れられる差し込み片4を、その差し込み方向に直交する方向に屈曲させるものである。その作用効果については、図5(a)を用いて後述する。
育苗トレイ1の素材としては、プラスチック、あるいは、生分解性プラスチックが好適である。また、育苗トレイを、パルプを成形したパルプモールドとしてもよい。
図3は、図1の表示板を示すもので、(a)は、その平面図、(b)は、その側面図、(c)は、(a)の差し込み片部分の拡大図である。
表示板3は、図3に示すように、一枚の平らな平面維持性のあるシートを、育苗トレイ1の外枠1aに取り付けて、表示手段として用いることができる程度の大きさ、形状としたものである。
表示板3の素材としては、耐水性のある紙シート、印刷性の良い合成樹脂シート、合成樹脂シートに紙を貼り合わせたもの等を適宜選択することが出来るが、プラスチック合成紙や、ポリプロピレン(PP)合成紙が、好適であり、具体的には、王子油化の「ユポ(登録商標)」や、ペットボトル再生合成紙や、生分解プラスチック合成紙が良い。
表示板3の情報表示部Gの下方側であって、育苗トレイ1の外枠1aに載置接触される接触側縁3aには、2か所の差し込み片4と、その間に、この差し込み片4が表示板受け溝2に立姿勢で受け入れられた状態で、接触側縁3aが接触している外枠1aを内側と外側とで挟み込む一対の挟み突部5(内側挟み突部5Aと外側挟み突部5B)とが相互に隣接して設けられている。
この表示板3は、不使用状態では、凹凸の無い平らな状態のものであり、平板状のシートの接触側縁3aに、2か所の差し込み片4と一対の挟み突部5とを、全体の打ち抜き工程時に同時に形成できるので、安価に製造することができる。
また、凹凸が無いので、積層積み重ねする場合にも余分な上下方向の場所を取らず、スペース効率よく積層することができるので、保管、運搬にも有利である。
表示板3には、差し込み片4の中央位置となる部分に、必要に応じて、差し込み片4の立姿勢維持強度を高めるための折り目線3bが設けられている。この折り目線3bは、差し込み片4への僅かな凹み線であり、これにより、この差し込み片4を小突部2aを備えた表示板受け溝2に差し込んだ際の立姿勢維持強度が高まる。
差し込み片4は、全体としては舌形状をしており、その基部4aは表示板3の本体側と連続しており、差し込み片4を立位に維持するための基部となるものである。
この舌形状の先端部分を舌部4c、この舌部4cの基部4aを形成する凹部分の舌部側を抜き出し止め部4bと称する。舌部4cは、差し込み片4を表示板受け溝2に差し込む際の案内となるもので、この差し込みをやりやすくするものである。
抜き出し止め部4bは、一対で設けられ、その外幅寸法L2が、表示板受け溝2の溝長さL0より長くなっており、一方、前記凹部分の底部分となる狭隘な内幅寸法L1は、表示板受け溝2の溝長さL0より短くなっている。
こうして、この抜き出し止め部4bは、図5(b)でも後述するように、差し込み片4が表示板受け溝2に差し入れられた状態で、差し込み片4の抜き出しを防止するものとなっている。
一対の挟み突部5は、外枠1aの内側となる内側挟み突部5Aと、外側となる外側挟み突部5Bとを備えている。これらの接触側縁3aからの伸び出し長さは、図3(a)でも解る様に、差し込み片4の伸び出し長さより長くなっており、差し込み片4が育苗トレイ1の外枠1aの表示板受け溝2に入り込む前に、該外枠1aの両側に接触するようになっている。
一対の挟み突部5の内側挟み突部5Aには、その先端側に一対の横方向突起5aが設けられている。これらの横方向突起5aは、表示板3に設置された状態で育苗トレイ1の内枠1bの下方に位置して、表示板3に上方へ抜き出す力が作用した場合に、内枠1bの下方に接触して、極力、表示板3の抜き出しを抑制する働きをする。
また、この表示板3では、接触側縁3aに、2つの差し込み片4と、その間に形成された一対の挟み突部5とが設けられているが、差し込み片4の形成箇所数や、一対の挟み突部5の形成箇所数は、育苗トレイの大きさ、この育苗トレイに対応した表示板の大きさや、内枠の数や配置に対応して適宜選択されるものである。
上記のような構成の表示板受け溝2を備えた育苗トレイ1と、差し込み片4と一対の挟み突部5とを備えた表示板3とを組み合わせた表示板付き育苗トレイ10について、以下、図1と、図4及び図5を用いて、その作用効果を説明する。
表示板3を育苗トレイ1に取り付ける場合には、平面状の表示板3を外枠1aの上方に位置させ、一対の挟み突部5の内側挟み突部5Aが外枠1aの内側に、外側挟み突部5Bが外枠1aの外側となるようにして、差し込み片4の舌部4cが育苗トレイ1の表示板受け溝2にまっすぐ受け入れられるようにするだけでよい。
そうすると、表示板3は、育苗トレイ1に図1(a)に示したような状態で取り付けられる。あるいは、表示板3に情報表示部Gが表示板3の両側表面に表示されている場合には、表示板3を図1(b)のような状態で取り付けることができる。
ここで、図4(a)は、図1(a)の内側挟み突部部分の拡大縦断面図、(b)は、図1(a)の外側挟み突部部分の拡大縦断面図、(c)は、図1(a)の表示板を上方から見た状態を示す図である。
図1(a)及び図4で明確に示されているように、差し込み片4が表示板受け溝2に立姿勢で差し込まれ、この状態で、内側挟み突部5Aが外枠1aの内側に接触し、外側挟み突部5Bが外枠1aの外側に接触し、両者で、外枠1aを挟んだ状態となり、自然に、表示板3の育苗ポットPに植栽される植物に関する情報表示部Gが見やすいように、表示板3が直立した状態で育苗トレイ1に取り付けられる。
また、図4(a)、(b)と、この状態の表示板3を上方から見た図4(c)とから解る様に、表示板3の両側は、差し込み片4が表示板受け溝2に受け入れられる事により外枠1aの幅中心に位置し、内側挟み突部5Aは外枠1aの内側に位置し、かつ、外側挟み突部5Bが外枠1aの外側に位置する。
こうして、表示板3は、その可撓性の範囲で柔軟に屈曲して一定の挟み付け力により、外枠1aを挟み、これにより表示板3の立姿勢を維持している。
この際、図1(a)に示すように、内側挟み突部5Aの横方向突起5aが、内枠1bの下方に位置して、表示板3に上方へ抜き出す力が作用した場合に、内枠1bの下方に接触して、極力、表示板3の抜きだしを抑制する。
ここで、図5(a)は、図1の差し込み片部分の拡大横断面図、(b)は、(a)のBB矢視断面図である。
図5(a)に示されたように、表示板3の差し込み片4は、育苗トレイの表示板受け溝2に設けられた小突部2aにより、その差し込み方向とは直交する方向に波形状に屈曲されている。
これにより、たとえ、表示板3が薄いものであっても、この薄さに対して広めの表示板受け溝2の中で、差し込み片4が水平方向にがたつくことがなく、差し込み片4の立姿勢がきちんと保持された状態で、受け入れられる。したがって、この観点からは、表示板3をより薄いものとすることができる。
このような小突部2aの機能を考慮すると、表示板受け溝2の溝長さL0にも関係するが、その個数は少なくとも1個以上であればよく、また、小突部2aは、本例示のように受け溝2内面に対向するように設けるのが良い。
また、図5(b)に示されたように、表示板3の差し込み片4の舌部4cが表示板受け溝2に差し込まれた状態では、抜き出し止め部4bにより、この舌部4c(つまり、差し込み片4)の抜き出しが防止される。
なお、意図的に抜き出したい場合には、差し込み片4を、その内幅寸法L1と表示板受け溝2の溝長さL0の差分だけ溝長さ方向に移動させれば、一方の抜き出し止め部4bを受け溝2の一端から覗かせるようにでき、その後、差し込み片4を逆方向に移動させれば、同様にして、他方の抜け出し止め部4bを受け溝2の他端から覗かせて、舌部4cを受け溝2から抜き出すことができる。
また、この表示板3は、育苗トレイ1の外枠1aを一対の挟み突部5で挟むものなので、内枠の有無に関係なく育苗トレイに取りつけることができる。また、必要な部品は、表示板3だけなので、別個の部品が必要とされない。更に、両面テープを用いないので、両面テープを用いる場合の煩雑さがなく、表示板の繰り返し使用が可能である。
更に、育苗トレイ1への追加加工は、表示板受け溝2だけなので、成形型の対応もしやすく、表示板3も単なるシート状のものに外形形状を抜き加工しただけのものであり、製造コストも安価なものとすることができる。
こうして、この表示板付き育苗トレイ10によれば、内枠がない育苗トレイにも対応可能で、表示板を見やすい姿勢とすることができ、別個の部品を必要とせず、簡易な構成で費用節減、省資源化を可能とすることができる。
また、この表示板付き育苗トレイ10を構成する育苗トレイ1によれば、上記表示板付き育苗トレイ10の効果を、育苗トレイとして発揮することができる。この表示板付き育苗トレイ10を構成する育苗トレイ用の表示板3によれば、上記表示板付き育苗トレイ10の効果を、表示板として発揮することができる。
実施形態2
図6は、本発明の育苗トレイの他例を示すもので、(a)は、その平面図、(b)は、その側面図、(c)は(a)の表示板受け溝部分の拡大図、(d)は、(c)のCC断面図である。
この育苗トレイ1Aは、図2の育苗トレイ1と比べて、個別収容部がない点が異なっている。つまり、外枠1eの内側を区画する内枠がなく、外枠1eの下方からは、全体に渡る側壁枠1fが伸びだし、この側壁枠1fの下端部分を底壁枠1gで連結したものとなっている。
育苗ポットPは、この外枠11eの内側に区画されることなく縦横に配列されて収容される。
実施形態1の表示板付き育苗トレイ10の上記説明から解るように、本発明の育苗トレイと表示板とは、育苗トレイの内側部分の構成、具体的には、区画の有無、個別収容部の有無には拘束されないものである。
よって、この育苗トレイ10Aによれば、表示板付き育苗トレイ10と同様の効果が、表示板付き育苗トレイ、育苗トレイ、表示板として発揮される。
なお、このような内枠のない育苗トレイに用いる場合、内側挟み突部には、一対の横方向突起は必要なく、外側挟み突部と同様の形状とすることができる。
なお、本発明の表示板付き育苗トレイ、及び、この表示板付き育苗トレイに用いる育苗トレイと表示板は、上記の実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲、実施形態の範囲で、種々の変形例、組み合わせが可能である。
本発明の表示板付き育苗トレイ、及び、この表示板付き育苗トレイに用いる育苗トレイと表示板は、内枠がない育苗トレイにも対応可能で、別個の部品を必要とせず、簡易な構成で表示板を見やすい姿勢とすることが要請される産業分野に用いることができる。
1、1A 育苗トレイ
1a、1f 外枠
2 表示板受け溝
2a 小突部
3 育苗トレイ用の表示板
3a 接触側縁
4 差し込み片
4a 基部
4b 抜き出し止め部
4c 舌部
5 一対の挟み突部
5A 内側挟み突部
5B 外側挟み突部
5a 横方向突起
10 表示板付き育苗トレイ
P 育苗ポット
G 情報表示部

Claims (5)

  1. 複数の育苗ポットを縦横に配列した状態で収容する育苗トレイと、前記育苗ポットに植栽される植物に関する情報を表示する表示板とを備えた表示板付き育苗トレイであって、
    前記育苗トレイの外枠の上辺に、前記表示板の差し込み片を立姿勢で受け入れる表示板受け溝が設けられ、
    前記表示板は、一枚の平らな平面維持性のあるシートで構成され、その表面には前記育苗ポットに植栽される植物に関する情報が表示される情報表示部が設けられ、
    前記情報表示部の下方であって前記外枠に接触する接触側縁に、前記表示板受け溝に立姿勢で受け入れられる前記差し込み片と、前記差し込み片が前記表示板受け溝に立姿勢で受け入れられた状態で、前記接触側縁が接触している外枠を内側と外側とで挟み込む一対の挟み突部と、を形成したことを特徴とする表示板付き育苗トレイ。
  2. 複数の育苗ポットを縦横に配列した状態で収容する育苗トレイであって、
    前記育苗トレイの外枠の上辺に、前記育苗ポットに植栽される植物に関する情報を表示する表示板の差し込み片を立姿勢で受け入れる表示板受け溝が設けられ、
    前記表示板は、一枚の平らな平面維持性のあるシートで構成され、その表面には前記育苗ポットに植栽される植物に関する情報が表示される情報表示部が設けられ、前記情報表示部の下方であって前記外枠に接触する接触側縁に、前記表示板受け溝に立姿勢で受け入れられる前記差し込み片と、と一対の挟み突部が形成されたものであり、
    前記一対の挟み突部は、前記差し込み片が前記表示板受け溝に立姿勢で受け入れられた状態で、前記接触側縁が接触している外枠を内側と外側とで挟み込むものであることを特徴とする育苗トレイ。
  3. 表示板受け溝は、受け入れられた表示板の差し込み片を差し込み方向と直交する方向に屈曲させる、該受け溝の内側方向への小突部を備えていることを特徴とする請求項2記載の育苗トレイ。
  4. 複数の育苗ポットを縦横に配列した状態で収容する育苗トレイに用いられ、前記育苗ポットに植栽される植物に関する情報を表示する育苗トレイ用の表示板であって、
    前記表示板は、一枚の平らな平面維持性のあるシートで構成され、その表面には前記育苗ポットに植栽される植物に関する情報が表示される情報表示部が設けられ、前記情報表示部の下方であって前記外枠に接触する接触側縁に、前記育苗トレイに設けられた表示板受け溝に立姿勢で受け入れられる差し込み片と、一対の挟み突部とが形成されたものであり、
    前記一対の挟み突部は、前記差し込み片が前記表示板受け溝に立姿勢で受け入れられた状態で、前記接触側縁が接触している外枠を内側と外側とで挟み込むものであることを特徴とする育苗トレイ用の表示板。
  5. 差し込み片の基部側に、前記差し込み片が表示板受け溝に差し入れられた状態で、該差し込み片の抜き出しを防止する抜き出し止め部が設けられたことを特徴とする請求項4記載の育苗トレイ用の表示板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200481975Y1 (ko) * 2015-07-07 2016-12-02 경기도 라벨 탈착식 조립형 화분용기
JP2019062774A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 アース環境サービス株式会社 乾電池式捕虫器

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