JP5268456B2 - 展示見本品台座 - Google Patents

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Description

この発明は、自動販売機の展示室内に陳列される展示見本品に関し、さらに詳しくは特定の展示見本品を消費者に注目させて展示することができる展示見本品台座に関する。
一般に、自動販売機の前面に備えられる展示室内には、商品の選択や宣伝を目的として、多種類の商品の展示見本品が陳列されている。さらに、展示見本品を展示室に陳列するだけではなく、新商品、おすすめ商品等の特定の展示見本品については、その商品を消費者にアピールするために、宣伝効果を高めることを目的とする広告用の表示物(表示パネル)を自動販売機の前面に併設することがある。
近年では、自動販売機において、1つの新商品が登場してから次の新商品が登場するまでのサイクルが早まっている。新商品が登場した場合は、どの商品が新商品なのかをいち早く消費者に気付かせるため、より効果的なアピールが必要となっている。その他、季節、行事等に応じたおすすめ商品に対しても、販売促進を目的とする宣伝が必要になり、この宣伝が広告用の表示物により行われる場合が多くなっており、広告用の表示物を用いて商品をアピールすることの重要性は日々高まっている。
このような背景から、自動販売機の展示室においては、前記広告用の表示物の配置、デザイン等に応じて展示見本品の陳列状態を適宜変更可能な構成の取付構造が提案されている。
例えば、下記特許文献1においては、絵画等の意匠に応じ、展示商品取付金具を介して展示見本品(展示商品)を任意の位置に取付ることにより、展示商品、絵画意匠板を効果的に配置できるとされる取付構造が開示されている。
また、下記特許文献2においては、展示室内の背面基板として備えられる展示パネルの任意の位置に、展示見本品を載置した個々の展示台を取付けられるようにし、展示見本品の個数やその配置間隔等のレイアウトを任意に変更可能とする取付構造が開示されている。そして、この取付構造により、自動販売機のディスプレイ装置(前面)に展示される広告プレートのレイアウトを自由に設定できるとされている。
前記特許文献1、2に開示された取付構造では、広告用の絵画意匠表示物、広告プレート等の広告用の表示物を自動販売機の前面に併設することで消費者にアピール効果を得ようとするものではあるが、展示見本品の取付けと広告用の表示物の取付けとが各々独立しているため、これらに一体感がなく、宣伝広告が消費者に与えるインパクトは不十分なものであった。
つまり、上述した取付構造では、広告用の表示物による新商品、おすすめ商品のアピール効果が十分に得られないという問題を有する他、消費者は、前記広告用の表示物を見て、新商品、おすすめ商品が扱われていることに気付いたとしても、その広告用の表示物に描かれた宣伝対象商品に該当する展示見本品及び商品選択ボタンがどれなのかを探さなければならないという手間がある。
このようなことから、先行出願の特許文献3では、展示見本品の取付具として、展示見本品を取り付ける取付面と、その取付面を自動販売機の展示室内の任意の位置に固定する固定部と、取付面に広告用の表示物を取り付ける表示物取付部とを備えた取付具を提供している。これにより、展示室内の任意の位置に特定の展示見本品を固定でき、また特定の展示見本品を他の展示見本品よりも高い位置に設定して目立たせることができる。さらに、特定の展示見本品に広告用の表示物を一体的に取付けて商品のアピール効果を高め、消費者が容易に展示室の広告対象商品を購入できるようにしている。
実開昭62−81275号公報 特開2000−11244号公報 特開2007−334811号公報
しかし、前記特許文献3に開示された展示見本取付具では、広告用の表示物の取り付けに際して、広告用の表示物の下端に垂設させた複数のフックを、取付部に細長く開口された複数の嵌合孔にそれぞれ差し込んで取り付ける取付構造である。このため、広告用の表示物の取付操作に手間が掛かっていた。また、嵌合孔の位置が予め決められているため、広告用の表示物を取り付けた後は、該広告用の表示物の表示位置を動かすようなスライド調整ができず、展示室の内部空間での自由度の高い様々な表現を実現するのに限界が生じていた。
そこでこの発明は、表示パネルの取付操作に手間が掛からず、また表示パネルの取付後においても、その表示パネルを動かすことができる自由度の高い様々な表現を実現することができる展示見本品台座を提供することを目的とする。
この発明は、自動販売機の展示室内に陳列される特定の展示見本品を取り付ける取付部を箱体の上面に備え、前記箱体の外周に沿う4辺に、前記特定の展示見本品に関連する表示内容が印刷された表示パネルを差し込んで取付ける前面差込溝と、左側面差込溝と、右側面差込溝と、後面差込溝とをそれぞれ備え、前記前面差込溝を、前記箱体の上面より低い該箱体の前面下部に備え、前記前面差込溝、及び前記後側差込溝の溝方向の両端を、前記箱体の外方に向けて開放し、前記左側面差込溝、及び前記右側面差込溝の溝方向の前端側を閉鎖し、後端側のみを開放した展示見本品台座であることを特徴とする。
前記箱体は、例えば平面視正方形や長方形などの四角形状にて構成することができる。また、四角形状に限らず、平面視多角形や円形などにより構成してもよい。
この発明の実施態様として、前記差込溝を、溝方向に沿って前記表示パネルの差込部分を波形に挟持する波形挟持溝により構成することができる。
この発明の実施態様として、前記波形挟持溝は、溝内面から溝幅方向に突出させて溝幅空間を狭める凸部を、溝方向に沿って両側から交互に突出させて千鳥状に配置して構成することができる。
この発明の実施態様として、前記箱体の複数個を連設または離間状態に配置して構成することができる。
この発明の実施態様として、前記展示室内の壁面に、前記箱体を吸着させて固定する吸着固定手段を備えて構成することができる。
この発明の実施態様として、吸着固定手段は前記展示室内の壁面と対応する箱体の対応面側に、磁石を取り付ける磁石取付部を備え、該磁石取付部に取り付けられた磁石により箱体を展示室内の壁面に吸着固定する構成とすることができる。
この発明によれば、展示室内に配置された展示見本品台座の上面に取付けられた特定の展示見本品を、その台座の高さだけ上面が底上げされて高くなり、他の展示見本品よりも高い位置となるので目に映り易くなり、アイキャッチ効果を高めて特定の展示見本品を目立たせることができる。
さらに、展示見本品に関連する表示内容が印刷された表示パネルを取り付ける際は、展示見本品台座の差込溝に表示パネルを差し込むだけでよく、表示パネルに取付用のフックなどを要せず、簡単に取り付けることができる。ことに、表示パネルを差し込んで取り付けた取付後は、その表示パネルを溝方向にスライドさせて、該表示パネルの取付位置を溝方向にスライド調整することができる。よって、表示パネルは取付後においても取付位置の変更が可能になる。
また、展示見本品台座が四角形状の箱体であれば、その箱体周囲の4辺に形成された差込溝の何れかを選択して表示パネルを取り付けることができる。特に、4辺の差込溝を選択して、1枚だけでなく複数枚を併用した表示パネルの取り付けが可能であるため多様な組合せの広告表示が可能になる。この結果、展示室の内部空間での自由度の高い様々な表現を実現することができる。
自動販売機が販売する販売対象商品の一例として、ここでは紙カップに飲料媒体を注いで販売するカップ飲料商品を販売対象商品とし、このカップ飲料商品を販売する場合についての実施の形態を以下、図面に基づいて説明する。
図面は展示見本品台座(以下、カップステージと称す)11を示し、図1はこの発明の実施形態に係るカップステージ11を採用した自動販売機12を示す外観斜視図である。この自動販売機12により販売されるカップ飲料商品をイメージさせた展示見本品(以下、展示カップと称す)13の複数個が、自動販売機12の上部前面に備えられた展示室14に陳列されている。
展示室14は、前面の透明な展示室パネル15を介した内方に横長の内部空間が形成されている。この内部空間は内部の周囲壁面に背景面16等が表示されている。展示室14内の底面は横方向に略水平に形成されて展示カップ13の搭載面17となり、この搭載面17に陳列される各展示カップ13の位置に対応して、円形状の開口部18が所定間隔毎に開口されている。
さらに、展示室14の内部下方には、光源19(例えば蛍光灯)を搭載面17の開口部18と対向させて配設している。これにより、光源19は、開口部18を通して、展示カップ13を立体的に発光させ、展示カップ13の周面に取り付けられたダミーラベル20(図3参照)に印刷された意匠(例えば商標、文字、模様、図柄等)を明瞭に表示する。また、一定間隔毎に展示される各展示カップ13と対応する展示室14の前面下側の位置には商品選択ボタンBが備えられている。
図2はカップステージ11の使用状態を拡大して示す外観斜視図、図3はカップステージ11に取り付けられる展示カップ13と表示パネル21とを分解して示す斜視図である。
カップステージ11は、平面視正方形の箱体を有して形成され、該箱体の上面中央部に、前記搭載面17の開口部18と同様なカップ取付用の開口部18が穿設されている。ここに展示カップ13の下端が上方より差し込まれ、後述する回り止め構造(図4参照)により展示カップ13がカップステージ11に一体化して固定される。
さらに、箱体の外周に沿う4辺には、前面差込溝22と、左側面差込溝23と、右側面差込溝24と、後面差込溝25との各差込溝22〜25が形成されている。これらの差込溝22〜25は直線状の長い溝であり、ここに商品に関連する表示内容が印刷された表示パネル21が差し込まれる。このうち、前面差込溝22は、箱体の上面より低く形成し、ここに表示パネル21が上方より差し込まれて取り付けられる。この際、該表示パネル21が箱体の前面上部を覆って箱体の前面上部を隠すとともに、箱体の前面上部を表示領域とし、表示パネル21の表示領域を広くとれるように設定している。なお、溝内の構造、及び溝内での表示パネル21の挟持構造については図5〜図7で詳述する。また、前面差込溝22と左側面差込溝23と右側面差込溝24は、箱体の上面に形成されている。箱体の下面は開放されており、下方の光源19からの光が、その上方の開口部18に向けて投光される。
展示カップ13は、透光性を有する半透明の樹脂によりカップ状に形成され、この内周面または外周面に、色彩、模様、文字等が印刷されたシート状のダミーラベル20が巻回されて取り付けられる。このダミーラベル20は透光性を有する樹脂シートにより形成され、展示カップ13の逆円錐状の周面であるテーパ面と対応する同形状に可撓変形可能な硬さ及び厚みを有している。
この展示カップ13を、カップステージ11に搭載する取付構造は、図4に示すように、展示カップ13の下面に、円形に開口された採光窓41と、該採光窓41の下面側周縁部に突出する筒状部42とが形成されている。筒状部42は開口部18に対して略垂直に差込み可能であって、開口部18よりも下方に所定長さ突出される大きさ及び形状を有している。該筒状部42は半割形状の一対により形成され、その半割形状の各一方の周端部に係止部43を有している。そして、各係止部43を、開口部18の対向する周縁部に形成されている切欠き部44に対して差込み可能であって、該係止部43は開口部18の裏面側周縁部に対して係止される大きさ及び形状を有している。
さらに、係止部43と対向する半割形状の他方の各周端部には支持片45を有している。そして、各支持片45を、係止部43に対して所定角度に偏心して形成すると共に、開口部18の内周縁部に当接される係止解除状態と、切欠き部44に係止される係止固定状態とに、筒状部42の中心に向けて変位可能に、または可撓性を持たせるように形成している。
展示カップ13をカップステージ11の開口部18に取り付ける際は、展示カップ13の筒状部42をカップステージ11の開口部18に差込み、筒状部42の中心に対して対称に形成されている一対の係止部43、43を、同じく開口部18に対称に形成されている一対の切欠き部44,44に挿入させ、支持片45、45を、開口部18の内周縁部に当接させて、筒状部中心に向けて撓ませる。次に、展示カップ13を水平回動して、係止部43を、切欠き部44の一端側44aに係止させ、支持片45を、切欠き部44の他端側44bに係止させて、展示カップ13を回止めすると共に、採光窓41と開口部18とを連通した状態に固定する。これにより、カップステージ11に展示カップ13を着脱可能にして取付けることができる。さらに、切欠き部44の近傍位置の内周縁部には、展示カップ取付時に回転操作感触が得られる回転操作感触部46を備えている。
なお、上述したカップステージ11の開口部18と、他の展示カップ13の開口部18との取付構造に際しても、同構造を有しているため、同様な操作にて取り付けることができる。
表示パネル21は、展示カップ13によりイメージされるカップ飲料商品が新商品やおすすめ商品であることを宣伝するためのシート状のパネルであり、カップステージ11に取付けられた展示カップ13の商品に関連した表示内容を印刷している。
例えば、カップステージ11に取付けられた展示カップ13の商品が清涼飲料水である場合、表示パネル21には、爽やかな清涼感をイメージさせるべく、波、清流、水のしぶき等のイラストが印刷されたものが用いられる。また、展示カップ13の商品がコーヒーである場合、表示パネル21には、旨みやコクのある味わい深さをイメージさせるべく、コーヒー豆等のイラストが印刷されたものが用いられる。さらに、これらに加えて「スッキリさわやか」「至福のひととき」など宣伝の趣旨に適したキャッチフレーズを印字したものが使用される。
図5はカップステージ11の平面図、図6(a)はカップステージ11の側面図、図6(b)は図5のA−A線矢視断面図、図6(c)は図5のB−B線矢視断面図、図7(a)は差込溝の要部拡大斜視図、図7(b)は差込溝に表示パネルを差し込んだ状態を示す説明図である。
カップステージ11の周囲4辺に沿う各差込溝22〜25は、図5に示すように、略同じ溝形状が施されている。このため、その1つの前面差込溝22を例にとって説明する。この前面差込溝22は所定の溝深さを有して直線状に形成され、溝間を隔てて対向する互いの溝内面51から溝幅方向に突出させて溝幅空間を狭める凸部52を、溝方向に沿って両側から交互に突出させた千鳥状に配置している。
これにより、前面差込溝22の内部には溝方向に沿って波型の溝空間が形成され、ここに表示パネル21の下端を差し込んだ場合に該表示パネル21の下端を波形に挟持する波形挟持溝53としての挟持機能を有している。この波形挟持溝53は、千鳥状に配設される凸部52が、ここに差し込まれる表示パネル21の下端を波形に湾曲させることで、該凸部52に接する表示パネル下端の接触抵抗を高めて表示パネル21を溝内に固定する役目を有している。
具体的には、前面差込溝22の内部空間に構成される波形挟持溝53に差し込まれた表示パネル21の下端は、波形挟持溝53の溝空間において、溝内面51と凸部52とで挟持され、この挟持状態が交互に繰り返されて接触抵抗が高まり、これが表示パネル21の下端を固定する固定手段及び抜止防止手段となる。このため、表示パネル21を固定するためのフックなどの取付部材を要しなくなる。よって、作業者は、表示パネル21の取り付けに際しては、カップステージ11の前面差込溝22に表示パネル21を上方より垂直に差し込むだけでよく、簡単に取り付けることができる。
また、前面差込溝22の溝幅間隔や溝深さ、及び凸部52の突出量は、表示パネル21の厚さやパネル表面の摩擦抵抗等を考慮して表示パネル21の下端を安定して挟持できる値に設定する。さらに、凸部52の千鳥状配置間隔においても、表示パネル21の下端が比較的緩やかな波形状となる挟持状態に設定して、該表示パネル21の平面形状を阻害しないようにしている。
さらに、前面差込溝22の溝方向の両端を、カップステージ11の外方に向けて開放させた開放部53aに設けている。これにより、前面差込溝22に表示パネル21を差し込んで取り付けた取付後において、その表示パネル21を溝方向にスライドさせることができ、該表示パネル21の取付位置を調整することができる。特に、開放部53aを有していることからカップステージ11の一辺長さよりも長い横長の表示パネルを取り付けることが可能になる。
前面差込溝22の溝形状と、他の左側面差込溝23、右側面差込溝24、後面差込溝25との溝形状は略同じ溝形状を有しているため、その説明は省略する。このうち、前面差込溝22と後面差込溝25は横方向の表示領域が広くとれるため溝方向の両端は、図5及び図6(a)にも示すように、カップステージ11の外方に向けて開放される開放部53aを有している。ところが、左側面差込溝23と右側面差込溝24は、前後方向に形成される溝のため、広くとると展示カップ13の表示領域を妨げるため、溝方向の前端側は閉鎖し、後端側のみを開放させた開放部53aに設けている。
このような溝構造を備えることにより、カップステージ11の周囲4辺に形成された差込溝22〜25の何れかを選択して表示パネル21を取り付けることができる。特に、カップステージ11の周囲4辺の差込溝22〜25を選択して、表示パネル21を1枚だけでなく複数枚を併用した取り付けが可能になり、多様な組合せの広告表示が可能になる。このため、展示室14の内部空間では自由度の高い様々な表現を実現することができる。
さらに、カップステージ11の後面側には磁気によるカップステージ固定手段を備えている。この磁気によるカップステージ固定手段は、例えば後面差込溝25の溝方向中央部に、磁石54を収納する収納部55を備えて構成したものである。この収納部55は、図6(b)及び図6(c)にも示すように、後面差込溝25の溝空間の底面56と、溝空間の幅方向に対向する前側壁57と、後側壁58と、天板として後側壁58から前側壁57側に突出して設けられる舌片59とで囲まれる縦長の箱形状の収納空間である。この収納部55にメダル状等の磁石54を上方より押し込んで収納させる。この磁石54の収納に際しては、前側壁57と舌片59との間の溝隙間が磁石54の受入口となり、その溝隙間に磁石54を押し込めば、舌片59が弾性変位して溝隙間が拡大するので収納部55に収納させることができる。
展示室14の背景面16は磁性体の金属板で形成されていることが多く、カップステージ11の磁石54が備えられた背面側を、展示室14の背景面16に平面対応させた状態に配置すると、磁石54の吸着力によりカップステージ11を背景面16の任意の位置に磁気吸着させて容易に固定することができる。なお、磁石54の取付位置はカップステージ11の後面に限らず、左右側面に備えさせてカップステージ11の側面で固定するようにしてもよい。
そして、カップステージ11を磁石54の吸着力で展示室14に固定設置した場合、図1に示すように、カップステージ11の上面高さ位置を、搭載面17よりも高い位置に設定することができる。よって、カップステージ11に取付けられた特定の展示カップ13は一段高くなり、他の展示カップ13よりも目立たせることができる。
さらに、カップステージ11において、ダミーラベル20と、表示パネル21とを、搭載面17より一段高いカップステージ11の高い位置に表示できるため、これらの両表示による相乗効果で特定の展示カップ13を強調して表示することができる。さらに、展示カップ13と表示パネル21とを一体的にカップステージ11に取付けることにより、カップステージ11上で効率よくまとまってコンパクトに配置することができるため取扱いが容易であるほか、展示室14内で分散しないため、消費者は宣伝対象商品としての特定の展示カップ13が一目で解り、対応する商品選択ボタンBを容易に特定することができる。このため、消費者は宣伝対象商品を容易に購入することができる。
また、磁石54の代わりに吸盤等を用い、吸盤の吸着力を利用してカップステージ11を背景面16に固着することも可能である。但し、カップステージ11を長時間に亘り保持させる場合には磁石54が適している。
前記各差込溝22〜25に備えられる凸部52は、図7(a)に拡大して示すように、凸部52の上面を、溝内面51から溝幅方向の中央に向けて斜め下方に傾斜させた傾斜ガイド面71に設けている。これにより、差込溝22〜25に、表示パネル21の下端が上方より垂直に差し込まれる場合に、表示パネル21の下端が凸部52の上面に当接しても、表示パネル21の下端は傾斜ガイド面71上を滑り、そのまま溝幅方向の中央に向けて受入れガイドされるため、溝内に容易に差し込ませることができる。
また、溝内に差し込まれた表示パネル21は、図7(b)に示すように、波形挟持溝53に沿って波形の状態に挟持される。このため、ここに差し込まれた表示パネル21の下端は波形空間に沿って波形状に変形する。よって、表示パネル21は薄いシート状の可撓性を有するものが適している。表示パネル21の下端にフックを設けるような加工を要せず、表示パネル21の差込構造が簡素化するとともに、簡単に差し込むことができる。
このシート状の表示パネル21を溝内で挟持するには、パネル厚さに対応させて溝幅寸法を定めればよいが、単に溝幅寸法を定めたり、狭くしたりするだけでは安定した挟持力や差し込んで取り付ける操作性の簡単化を図るのが難しくなる。このため、所望の挟持力を有し、しかも安定確実に固定するための一例として、凸部52を千鳥状に配置するのが適している。つまり、表示パネル21の差込時には、凸部52の角部と擦れて接触抵抗が高まるため、差し込まれた表示パネル21は溝に安定確実に取り付けられる。また、溝方向に表示パネル21をスライドさせれば、差し込まれた状態のまま溝方向の任意の位置へとスライドさせることができる。さらに、広い溝間隔でよいので、表示パネル21の差込操作に手間とらず、円滑に表示パネル21を取り付けることができる。
図8及び図9はカップステージ11の周囲4辺の差込溝22〜25に表示パネル21を取り付けた各種の取付例を示す概略平面図である。
図8(a)は前面差込溝22に表示パネル21を取り付けた状態を示す概略平面図、図8(b)は後面差込溝25に表示パネル21を取り付けた状態を示す概略平面図、図8(c)は左側面差込溝23に表示パネル21を取り付けた状態を示す概略平面図、図8(d)は前面差込溝22と後面差込溝25との前後に表示パネル21を取り付けた状態を示す概略平面図、図8(e)はカップステージ11の左側面差込溝23と右側面差込溝24との左右に表示パネル21を取り付けた状態を示す概略平面図、図8(f)は前面差込溝22と左側面差込溝23と後面差込溝25とのコ形状で結ばれる3辺の差込溝22,23,25に表示パネル21を取り付けた状態を示す概略平面図、図8(g)は前面差込溝22に横長の表示パネル21を取り付けた状態を示す概略平面図、図8(h)は後面差込溝25に横長の表示パネル21を取り付けた状態を示す概略平面図である。
図9(a)は前面差込溝22と後面差込溝25との前後に横長の表示パネル21を取り付けた状態を示す概略平面図、図9(b)は2台のカップステージ11を左右に連設して表示パネル21を取り付けた状態を示す概略平面図、図9(c)は2台のカップステージ11を左右に離間させて配置した間を横長の表示パネル21で掛け渡して取り付けた状態を示す概略平面図、図9(d)は3台のカップステージ11を山形状に積んで前面差込溝22に表示パネル21を取り付けた状態を示す概略平面図である。
例えば、前記した図2の表示パネル21にあっては、図8(a)に示したカップステージ11の前面差込溝22に表示パネル21を取り付けた取付例に該当する。ここに用いられる表示パネル21は、カップステージ11の前面側より立ち上がり、この前面側より立ち上がったパネルの前面に、商品に関連する図柄等の特有の意匠を表示し、消費者に宣伝対象商品である旨を強調して表示している。さらに、表示パネル21をカップステージ11の高い位置に表示できるので、一際目立たせることができる。これにより、表示パネル21とダミーラベル20との両表示による相乗効果で消費者に対する訴求力を高めることができ、特定の展示カップ13を消費者に十分にアピールすることができる。
図10(a)はカップステージ11に取り付けられる展示カップ13と表示パネル21とを分解して示す斜視図、図10(b)はカップステージ11の使用状態を示す外観斜視図である。
この表示パネル21は、図8(d)に示したカップステージ11の前面差込溝22と後面差込溝25との前後に表示パネル21を差し込んで取り付けた取付例に該当する。ここに用いられる表示パネル21は1枚の縦長のパネルであり、表面には販売商品に関連する情報、例えばコーヒー豆等のイラスト101が印刷されている。さらに、中央にはパネル開口部102を、上端縁には切欠模様部103を打ち抜き形成して設けている。この表示パネル21を折曲げて組立てた状態では、垂直な前面104と水平面105と垂直な後面106との3面を有する椅子型状に構成される。このうち、垂直な前面104の下部を前差込部107としてカップステージ11の前面差込溝22に差し込み、また垂直な後面106の下部を後差込部108としてカップステージ11の後面差込溝25に差し込むことで、表示パネル21はカップステージ11の上面に一体に取り付けられる。
これにより、1枚の表示パネル21に2か所の差込部107,108を持たせることができ、図10(b)に示すように、カップステージ11に展示カップ13を取り付けた状態では、カップステージ11の前面104、上面105及び後面106との3面を宣伝対象商品のイラスト101面として表示することができる。さらに、カップステージ11の高い位置で表示パネル21とともに、特定の展示カップ13を表示できるため、アイキャッチ効果を高めて特定の展示カップ13を一際目立たせることができる。
図11(a)はカップステージ11に取り付けられる展示カップ13と表示パネル21とを分解して示す斜視図、図11(b)はカップステージ11の使用状態を示す外観斜視図である。
この表示パネル21は、図8(d)に示した取付例に該当する1枚の縦長のパネルであり、表面には商品に関連する情報、例えば清涼飲料水をイメージさせる図柄及び「スッキリさわやか」等のキャッチフレーズを付加したイラスト111が印刷されている。さらに、中央にはパネル開口部112を、両側縁には切欠模様部112を打ち抜き形成して設けている。そして、この表示パネル21の中央部を湾曲させた中膨らみ状態にして折曲げ、折曲げ後は垂直な前面114と中央湾曲面115と、垂直な後面116との3面を有する逆U字形状に構成される。このうち、垂直な前面114の下部を前差込部117としてカップステージ11の前面差込溝22に差し込み、また垂直な後面116の下部を後差込部118としてカップステージ11の後面差込溝25に差し込むことで、表示パネル21はカップステージ11の上面に一体に取り付けられる。
これにより、1枚の表示パネル21に2か所の差込部117,118を持たせて該表示パネル21をカップステージ11に安定して取り付けることができる。さらに、図11(b)に示すように、カップステージ11に展示カップ13を取り付けた状態では、カップステージ11の前面114、及び中央湾曲面115をイラスト111面として表示することができる。特に、中央湾曲面115の湾曲面とイラスト111面との相乗効果で特有な表現ができる。さらに、カップステージ11の高い位置で表示パネル21とともに、展示カップ13を表示できるため、特定の展示カップ13の爽やか感を増大させるなど自由度の高い表現ができる。
図12(a)は両側に表示パネル21面を有するカップステージ11の使用状態を示す外観斜視図、図12(b)はコ型状の表示パネル21を有するカップステージ11の使用状態を示す外観斜視図である。
図12(a)に示す表示パネル21は、図8(e)に示した取付例に該当するパネルであり、表面には商品に関連する情報、例えばコーヒー豆等のイラスト121aが印刷されている。そして、パネル前端縁から上端縁にかけて凹凸模様が切欠き形成された切欠模様部122aを有する左側面123aと右側面124aと、左右側面123a,124aの上部間を前面側で掛け渡した帯状のキャッチフレーズ帯部125aとを打ち抜き形成して設けている。この前面上部に目立って表示されるキャッチフレーズ帯部125aにはコーヒー飲料のイメージに適したキャッチフレーズ、例えば「至福のひととき」等を表示させる。さらに、キャッチフレーズ帯部125aが正面中央部に位置するように平面視コ形状に折曲げて組立てる。このうち、垂直な左側面123aの下部を左差込部126aとしてカップステージ11の左側面差込溝23に差し込み、また垂直な右側面124aの下部を右差込部127aとしてカップステージ11の右側面差込溝24に差し込むことで、表示パネル21はカップステージ11の上面に一体に取り付けられる。
これにより、1枚の表示パネル21の左右側面123a,124aと、前面であるキャッチフレーズ帯部125aとの3面をイラスト121b面として表示することができる。特に、展示カップ13の両側を左右側面123a,124aで遮るように囲み、しかも前面であるキャッチフレーズ帯部125aにより商品に関連した文字情報を表示できるため、これらを組合わせた相乗効果で表示パネル21は自由度の高い特有な表現ができる。また、展示カップ13及び表示パネル21がカップステージ11と一体化した後は、カップステージ11の高い位置で表示パネル21を表示できるとともに、該表示パネル21によって、他の商品と明確に区別でき、特別な商品であることを示唆して特定の展示カップ13を一際目立たせることができる。
図12(b)に示す表示パネル21は、図8(f)に示した取付例に該当するパネルであり、表面には商品に関連する情報、例えばコーヒー豆等のイラスト121bが印刷されている。さらに、表示パネル21の後面上端縁から前面上端縁にかけて前下がりに傾斜させた上端縁に凹凸模様を切欠き形成した切欠模様部122bを打ち抜き形成して設けている。そして、この表示パネル21を平面視コ形状に折曲げて垂直な前面123bと、垂直な左側面124bと、垂直な後面125bとの3面をコ形に連ならせて構成する。そして、これら各面123b,124b,125bの下部を差込部126bとしてカップステージ11の前面差込溝22と左側面差込溝23と後面差込溝25とにそれぞれに差し込むことで、表示パネル21はカップステージ11の上面にコ形状に一体に取り付けられる。さらに、垂直な前面123bにはイラスト121bだけでなく、「至福のひととき」等のキャッチフレーズによる商品情報をも印刷して表示することができる。
これにより、1枚の表示パネル21の前面123bと左側面124bと後面125bとの3面をイラスト121b面として表示することができる。特に、展示カップ13の周囲を、高低差を有して包むように表示パネル21を表示させるため自由度の高い特有な表現ができる。また、カップステージ11と一体化した後は、カップステージ11の高い位置で表示パネル21を表示できるとともに、該表示パネル21によって、アイキャッチ効果を高め、展示カップ13を一際目立たせることができる。
図13(a)はカップステージ11に取り付けられる横長の表示パネル21の使用状態を示す外観斜視図、図13(b)は左右スペースを大きくとった横長の表示パネル21の使用状態を示す外観斜視図である。
図13(a)の表示パネル21は、図8(g)に示した取付例に該当する横長のパネルであり、前面には商品に関連する情報、例えば清涼飲料水をイメージさせるイラスト131aが印刷されている。さらに、パネル上端縁を波形状に切欠いた切欠模様部132aを打ち抜き形成して設けている。そして、該表示パネル21の垂直な前面133aの下部を前差込部134aとしてカップステージ11の前面差込溝22に差し込むことで、表示パネル21はカップステージ11の前面に一体に取り付けられる。
これにより、1枚の表示パネル21であっても、横長に大きく延びた前面をイラスト131a面として表示することができる。特に、中央部の特定の展示カップ13を、カップステージ11の高い位置で表示できるとともに、その両側に配置される他の展示カップ13はカップステージ高さ分だけ低くなる。このため、表示パネル21のイラスト131aとの相乗効果によって自由度の高い特有な表現ができ、中央の特定の展示カップ13だけが一際目立って表示されることになる。
図13(b)に示す表示パネル21は、図8(g)に示した取付例に該当するパネルであり、表面には商品に関連する情報、例えばコーヒー豆等のイラスト131bが印刷されている。さらに、中央にはパネル開口部132bを打ち抜き形成して設けている。そして、この表示パネル21を折曲げて垂直な前面133bと、水平な上面134bとの2面を有するL形状に構成する。このうち、垂直な前面133bの下部を差込部135bとしてカップステージ11の前面差込溝22に差し込むことで、表示パネル21はカップステージ11の前面及び上面を覆って取り付けられる。さらに、垂直な前面133bに対しては商品に関連する例えば「ちょっと息抜きしませんか?」などのキャッチフレーズを表示することができる。
これにより、表示パネル21は横長で表示領域が広くとれるため、前面133bには商品に関連する豊富なキャッチフレーズを表現できる。また、上面134bには横長の広い上面領域となり、この広い上面領域に渡ってイラスト131bを表現ができる。さらに、特定の展示カップ13を、カップステージ11の高い位置で表示できるとともに、横長の表示パネル21のイラスト131bとの相乗効果で自由度の高い特有な表現ができ、展示カップ13を一際目立たせることができる。
図14(a)はカップステージ11に取り付けられる2枚の表示パネル21A,21Bを分解して示す斜視図、図14(b)は2台のカップステージ11に取り付けられる2枚の表示パネル21C,21Dを分解して示す斜視図である。
図14(a)に示す2枚の表示パネル21A,21Bは、図9(a)に示した取付例に該当するパネルであり、前面に商品に関連する情報、例えばコーヒー豆等のイラスト141aが印刷された比較的高さが抑えられた低い垂直パネルとしての横長の前面表示パネル21Aと、同じくコーヒー豆等のイラスト141aが印刷された比較的高い垂直パネルとしての横長の後面表示パネル21Bとの2枚を組み合わせて使用するものである。従って、前面表示パネル21Aはその下部を前差込部142aとしてカップステージ11の前面差込溝22に差し込み、また後面表示パネル21Bの下部を後差込部143aとしてカップステージ11の後面差込溝25に差し込むことで、各表示パネル21A,21Bはカップステージ11に一体に取り付けられる。
これにより、正面視左右方向に長い表示面積を有する2枚の表示パネル21A,21Bを取り付けることができる。特に、2枚の表示パネル21A,21Bを取り付けることによりカップステージ11の前面を表示するだけでなく、後面差込溝25から立ち上げてカップステージ11の後面側を広い領域で表示することができる。よって、カップステージ11に展示カップ13を取り付けた状態では、カップステージ11の前面及び後面側の上方をイラスト141a面として表現豊かに表示することができる。
図14(b)に示す2枚の表示パネル21C,21Dは、図9(c)に示した取付例に該当するパネルであり、低い垂直パネルとしての横長の前面表示パネル21Cと、前面に清涼飲料水等のイラスト141bが印刷された高い垂直パネルとしての横長の後面表示パネル21Dとの2枚を組み合わせて使用するものである。さらに、表示パネル21Cの前面に商品に関連する情報、例えば「売れ筋のラインナップ」等のキャッチフレーズを表示することができる。そして、前面表示パネル21Cはその下部を前差込部142bとしてカップステージ11の前面差込溝22に差し込み、また後面表示パネル21Dの下部を後差込部143bとしてカップステージ11の後面差込溝25に差し込むことで、各表示パネル21C,21Dをカップステージ11に取り付けることができる。この場合、2台のカップステージ11,11を正面視左右方向に離間させて配置し、その間に前記各表示パネル21C,21Dを掛け渡して取り付けるものである。
よって、この際は、2枚の表示パネル21C,21Dを用いて、各々が左右方向に長い表示面積を有するだけでなく、離間させて配置した2台のカップステージ11,11の間に、1個または複数個の展示カップ13を陳列することができる。このとき、陳列された展示カップ13は両側のカップステージ11では高く表示され、中央部が低く表示されて左右方向に高さが異なる独特の陳列表現が可能になる。
図15は2台のカップステージ11,11に取り付けられる1枚の表示パネル21を分解して示す斜視図である。ここに用いられる表示パネル21は、図9(b)に示した取付例に該当する1枚のパネルであり、パネルの所定の表面及び裏面には商品に関連する情報のイラスト151が印刷されている。さらに、表示パネル21の一側(図中右側)には前面に切り起こし可能なイラスト掲示板152を有し、他側(図中左側)には展示カップ13を支持するパネル開口部153を打ち抜き形成して設けている。そして、所定の各部を折曲げ、垂直な前面154と、水平な上面155と、垂直な後面156と、屋根状の天板157とにより飾り窓のように構成する。
このうち、垂直な前面154の下部を差込部158として両側に連設される各カップステージ11,11の前面差込溝22に差し込み、後面156の下部を差込部159として一側(図中右側)の1台のカップステージ11の後面差込溝25に差し込むことで、表示パネル21はカップステージ11,11の前面及び上面を覆って取り付けられる。さらに、垂直な前面154に対しては商品に関連する情報、例えば「いらっしゃいませ」などのキャッチフレーズを表示することができる。同じく、垂直な前面154の一側(図中右側)に起立させて表示されるイラスト掲示板152にも、商品に関連する情報、例えば「本日のおすすめ」などのキャッチフレーズを表示することができる。
これにより、2台のカップステージ11,11の正面視左右方向に長い表示面積を作ることができ、豊富な情報を表示することが可能になる。さらに、飾り窓風に構成して、表示パネル21のイラスト151との相乗効果により自由度の高い特有な表現ができ、展示カップ13を一際目立たせることができる。
図16(a)は2台のカップステージ11を組合せて使用する場合を示す正面図、図16(b)は3台のカップステージ11を組合せて使用する場合を示す正面図、図16(c)は6台のカップステージ11を組合せて使用する場合を示す正面図である。
前記カップステージ11は平面視正方形の平板台として使用される単体構成であり、この単体のカップステージ11の複数個を上下方向に積み重ねて組合せることで高く大きな表示領域を確保できる。さらに、高さ方向に加えてカップステージ11を左右方向に連設すれば、横方向の表示領域も大きくとることができる。
図16(a)に示すカップステージ11の積層構成例では、カップステージ11を上下2段に積み重ねたものである。この場合は、カップステージ11の高さが倍になり、展示カップ13を高く表示させることができる。さらに、カップステージ11の前面の表示領域も略倍にして表示することができる。このような積層構成を採用しても、カップステージ11の後面側に備えられる上下の各磁石54の吸着作用によって展示室14の背景面16に固定することができる(図5及び図6参照)。よって、自動販売機12が仮に外力による振動等の影響を受けてもカップステージ11は動かず安定した取付状態を維持する。
図16(b)は、図9(d)に示した3台のカップステージ11を用いた適用例に該当する。この図16(b)に示すカップステージ11の積層構成例では、下段に土台となる2台のカップステージ11を左右に連設し、上段の中央に1台のカップステージ11を搭載して構成したものである。この場合もカップステージ11の高さが倍になり、展示カップ13を高く表示させることができる。さらに、カップステージ11の前面の表示領域もカップステージ3台分に増やして表示することができる。このような積層構成を採用しても、カップステージ11の後面側に備えられる上下の各磁石54の吸着作用によって展示室14の背景面16に固定することができる(図5及び図6参照)。よって、自動販売機12が仮に外力による振動等の影響を受けてもカップステージ11は動かず安定した取付状態を維持する。
図16(c)に示すカップステージ11の積層構成例では、下段に土台となる4台のカップステージ11を左右方向に連設し、上段の中央に2台のカップステージ11を左右に連設して構成したものである。この場合もカップステージ11の高さが倍になり、展示カップ13を高く表示させることができる。さらに、カップステージ11の前面の表示領域をカップステージ6台分に増やして表示することができる。このような積層構成を採用しても、カップステージ11の後面側に備えられる上下の各磁石54の吸着作用によって展示室14の背景面16に固定することができる(図5及び図6参照)。よって、自動販売機12が仮に外力による振動等の影響を受けてもカップステージ11は動かず安定した取付状態を維持する。
前記波形挟持溝53を構成する千鳥状配置の凸部52の形状は、平面視四角形状に突出させた角柱状のものを示したが、図17に示すように、平面視半円形状に突出させた半円形柱状の半円形凸部52により構成することもできる。この半円形凸部52を用いて波形挟持溝53を形成すれば、外面に丸みを有して角がないため、ここに差し込まれる表示パネル21との接触抵抗を小さくすることができる。よって、表示パネル21を波形挟持溝53に差し込み易くなるほか、表示パネル21を溝方向にスライドさせて位置調整する場合にも円滑にスライドさせることができる。また、四角形状の突部52と半円形凸部52とを併用して波形挟持溝53を構成することもできる。
さらに、表示パネル21の固定に際して、溝内面51の片側から係止用の係止突起を突設させておいて、該係止突起により溝内に差し込まれた表示パネル21の下端を係止するようにしてもよい。また、そのときに表示パネル21の下端に係止突起に対応する係止孔や係止凹部を開口しておいて、差込時に係止対応させて固定するようにしてもよい。さらに、溝内面51に係止用の凹部を形成しておいて、ここに表示パネル21の下端に突出形成した係止用の突部を嵌合させて係止するようにしてもよい。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の展示見本品は、展示カップ13に対応し、
以下同様に、
展示見本品台座は、カップステージ11に対応し、
吸着固定手段は、磁石54に対応し、
磁石取付部は、収納部55に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく、請求項に記載された技術思想に基づいて多くの実施の形態を得ることができる。例えば、上述の実施例では展示見本品の一例として展示カップ13を示したが、このカップ型以外に、缶型、ボトル型等の展示見本品を表示しても、上述の実施例と同様の作用効果が得られる。
この発明の実施形態に係るカップステージを採用した自動販売機を示す外観斜視図。 カップステージの使用状態を拡大して示す外観斜視図。 カップステージに取り付けられる展示カップと表示パネルとを分解して示す斜視図。 展示カップをカップステージに搭載する取付構造を示す要部斜視図。 カップステージの平面図。 (a)はカップステージの側面図、(b)は図5のA−A線矢視断面図、(c)は図5のB−B線矢視断面図。 (a)は差込溝の要部拡大斜視図、(b)は差込溝に表示パネルを差し込んだ状態を示す説明図。 カップステージの周囲4辺の差込溝を選択して表示パネルを取り付けた各種の取付例を示す概略平面図。 カップステージの周囲4辺の差込溝を選択して表示パネルを取り付けた特殊な取付例を示す概略平面図。 (a)はカップステージに取り付けられる展示カップと表示パネルとを分解して示す斜視図、(b)はカップステージの使用状態を示す外観斜視図。 (a)はカップステージに取り付けられる展示カップと表示パネルとを分解して示す斜視図、(b)はカップステージの使用状態を示す外観斜視図。 (a)は両側に表示パネル面を有するカップステージの使用状態を示す外観斜視図、(b)はコ型状の表示パネルを有するカップステージの使用状態を示す外観斜視図。 (a)はカップステージに取り付けられる横長の表示パネルの使用状態を示す外観斜視図、(b)は左右スペースを大きくとった横長の表示パネルの使用状態を示す外観斜視図。 (a)はカップステージに取り付けられる2枚の表示パネルを分解して示す斜視図、(b)は2台のカップステージに取り付けられる2枚の表示パネルを分解して示す斜視図。 2台のカップステージに取り付けられる1枚の表示パネルを分解して示す斜視図。 (a)は2台のカップステージを組合せて使用する場合を示す正面図、(b)は3台のカップステージを組合せて使用する場合を示す正面図、(c)は6台のカップステージを組合せて使用する場合を示す正面図。 半円形凸部により構成された波形挟持溝に表示パネルを差し込んだ状態を示す説明図。
11…カップステージ
13…展示カップ
21…表示パネル
22〜25…差込溝
51…溝内面
52…凸部
53…波形挟持溝
53a…開放部
54…磁石
55…収納部

Claims (6)

  1. 自動販売機の展示室内に陳列される特定の展示見本品を取り付ける取付部を箱体の上面に備え、
    前記箱体の外周に沿う4辺に、前記特定の展示見本品に関連する表示内容が印刷された表示パネルを差し込んで取付ける前面差込溝と、左側面差込溝と、右側面差込溝と、後面差込溝とをそれぞれ備え、
    前記前面差込溝を、前記箱体の上面より低い該箱体の前面下部に備え、
    前記前面差込溝、及び前記後側差込溝の溝方向の両端を、前記箱体の外方に向けて開放し、
    前記左側面差込溝、及び前記右側面差込溝の溝方向の前端側を閉鎖し、後端側のみを開放した
    展示見本品台座。
  2. 前記差込溝を、
    溝方向に沿って前記表示パネルの差込部分を波形に挟持する波形挟持溝により構成した
    請求項1記載の展示見本品台座。
  3. 前記波形挟持溝は、
    溝内面から溝幅方向に突出させて溝幅空間を狭める凸部を、溝方向に沿って両側から交互に突出させて千鳥状に配置した
    請求項1または2に記載の展示見本品台座。
  4. 前記箱体の複数個を連設または離間状態に配置して構成した
    請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の展示見本品台座。
  5. 前記展示室内の壁面に、前記箱体を吸着させて固定する吸着固定手段を備えた
    請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の展示見本品台座。
  6. 前記吸着固定手段を、
    前記展示室内の壁面と対応する箱体の対応面側に、磁石を取り付ける磁石取付部を備え、該磁石取付部に取り付けられた磁石により箱体を展示室内の壁面に吸着固定する構成とした
    請求項に記載の展示見本品台座。
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