JP2003215451A - ズームレンズ及びそれを用いた電子撮像装置 - Google Patents
ズームレンズ及びそれを用いた電子撮像装置Info
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Abstract
で安定した高い結像性能を有するズーム方式で、各群の
総厚を薄くし、レンズ系収納時の薄型化を図る。 【解決手段】 負第1群G1と開口絞りSと正第2群G
2と正第3群G3とからなり、広角から望遠への変倍の
際に第2群が物体側へのみ移動し、第2群が、正レンズ
と負レンズと正レンズとからなる前群G2Fと、負レン
ズからなる後群G2Rとにて構成され、第2群後群G2
Rは単独でフォーカスのために移動可能であり、かつ、
条件式(1)、(2)を満たしてコンパクトな構成でか
つ効率的な収差補正を可能とするズームレンズ。
Description
それを用いた電子撮像装置に関し、特に、ズームレンズ
等の光学系部分の工夫により奥行き方向の薄型化を実現
したズームレンズ及びそれを用いたビデオカメラやデジ
タルカメラ等の電子撮像装置に関するものである。ま
た、そのズームレンズはリアフォーカスを可能にならし
めたものである。
カ版)カメラに代わる次世代カメラとしてデジタルカメ
ラ(電子カメラ)が注目されてきている。さらに、それ
は業務用高機能タイプからポータブルな普及タイプまで
幅広い範囲でいくつものカテゴリーを有するようになっ
てきている。
タイプのカテゴリーに注目し、高画質を確保しながら奥
行きの薄いビデオカメラ、デジタルカメラを実現する技
術を提供することをねらっている。カメラの奥行き方向
を薄くするのに最大のネックとなっているのは、光学
系、特にズームレンズ系の最も物体側の面から撮像面ま
での厚みである。最近では、撮影時に光学系をカメラボ
ディ内からせり出し携帯時に光学系をカメラボディ内に
収納するいわゆる沈胴式鏡筒を採用することが主流にな
っている。
ィルターによって光学系沈胴時の厚みが大きく異なる。
特にズーム比やF値等、仕様を高く設定するには、最も
物体側のレンズ群が正の屈折力を有するいわゆる正先行
型ズームレンズは、各々のレンズエレメントの厚みやデ
ッドースペースが大きく、沈胴してもたいして厚みが薄
くならない(特開平11−258507号)。負先行型
で特に2乃至3群構成のズームレンズはその点有利であ
るが、群内構成枚数が多かったり、エレメントの厚みが
大きかったり、最も物体側のレンズが正レンズの場合も
沈胴しても薄くならない(特開平11−52246
号)。現在知られている中で電子撮像素子用に適しかつ
ズーム比、画角、F値等を含めた結像性能が良好で沈胴
厚を最も薄くできる可能性を有するものの例として、特
開平11−194274号、特開平11−287953
号、特開2000−9997等のものがある。
は、まずトータルの構成枚数を少なくすること、そし
て、第2レンズ群以降全てのレンズ群の合成倍率を高く
して、広角側での入射瞳位置を浅くして第1レンズ群を
薄くすること、さらに、合焦時のレンズ移動を、前群で
はなくいわゆるリアフォーカス方式とし、合焦時の収差
変動が少ない光学系を選択すること、があげられる。ま
た、撮像素子を小さくするという方法もあるが、同じ画
素数とするためには画素ピッチを小さくする必要があ
り、感度不足を光学系でカバーしなければならない。回
折の影響も然りである。そのためには、F値を明るくし
なくてはならない。
のような状況に鑑みてなされたものであり、その目的
は、構成枚数が少なく、リアフォーカス方式等機構レイ
アウト上小型で簡素にしやすく、無限遠から近距離まで
安定した高い結像性能を有するズーム方式あるいはズー
ム構成を選択し、さらには、レンズエレメントを薄くし
て各群の総厚を薄くしたり、フィルター類の選択をも考
慮して、徹底的にレンズ系収納時の奥行き方向の薄型化
を図ることである。
は、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群
と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群と、正
の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、無限遠物点
合焦点時に広角端から望遠端へ変倍する際に少なくとも
前記第2レンズ群が物体側へ移動し、前記第2レンス群
が、物体側から順に、非球面を有する正レンズL21と
負レンズL22と正レンズL23とからなる第2レンズ
群前群と、負レンズL24からなる第2レンズ群後群と
にて構成され、前記第2レンズ群後群は単独でフォーカ
スのために移動可能であり、以下の条件を満足すること
を特徴とすることを特徴とするものである。
(R24F −R24R )<10 (2) 0.3<1/β24<0.9 但し、R24F 、R24R はそれぞれ負レンズL24の物体
側の面、像側の面の光軸上の曲率半径、β24は無限遠物
点合焦時の広角端における負レンズL24の倍率であ
る。
の媒質からなるレンズを一単位とし、接合レンズは複数
のレンズからなるものとする。また、レンズ成分は、間
に空気間隔を配さないレンズ群を意味し、単レンズ又は
接合レンズを意味する。
由と作用を説明する。
シングレンズが軽量かつ小さいことが望ましい。負の第
1レンズ群、正の第2レンズ群、正の3レンズ群からな
るズームレンズにおいて、第3レンズ群を1枚で構成し
フォーカシングレンズとして使うことがこれまで提案さ
れていたが、より絞りに近い第2レンズ群の像側のレン
ズをフォーカシングに使うことによりさらにフォーカシ
ングレンズを軽量かつ小さくすることができる。
し、かつ、第2レンズ群後群1枚でフォーカシングする
場合、第2レンズ群前群を、物体側から順に、正レンズ
L21と負レンズL22と正レンズL23とから構成
し、第2レンズ群後群を条件式(1)、(2)を満たす
ように構成すると、コンパクトな構成でかつ効率的な収
差補正が可能になる。
ーカシングに使うことにより、第3レンズ群の収差補正
力を向上させることができるというメリットもある。す
なわち、第3レンズ群をフォーカシング群とする場合、
フォーカシングによる収差変動を少なくするために特に
非球面効果による収差補正に制約を受ける。第2レンズ
群の像側のレンズをフォーカシングに使う場合は、条件
式(1)、(2)を満足させることにより、第3レンズ
群の収差補正力を十分に引き出しつつ、第2レンズ群で
の収差補正も確保できる。
を抑えるために不可欠な条件である。また、本発明のレ
ンズ系では、レンズをカメラ本体に収納する際に少なく
とも変倍やフォーカス時の可変間隔について機械的干渉
が生ずる直前まで詰めることでカメラ本体を極めて薄く
する関係上、できるだけデッドスペースの発生を抑えな
くてはならない。条件式(1)の上限の10を越える
と、負レンズL24の形状自身により嵩張りやすく好ま
しくない。下限の1.2を越えると、フォーカスによる
球面収差の発生が著しく好ましくない。
ォーカスの成立性を示すもので、その上限の0.9、下
限の0.3を越えると、負レンズL24を移動してもフ
ォーカス位置を満足に移動することができない。
は両方を以下のようにするとよりよい。
(R24F −R24R )<8.0 (2)’ 0.35<1/β24<0.85 さらに、条件(1)、(2)の何れかあるいは両方を以
下のようにするとさらによい。特に両方を以下のように
すると最もよい。
(R24F −R24R )<6.0 (2)” 0.4<1/β24<0.8 また、以下の条件を満足するとなおよい。
数、f24は負レンズL24の焦点距離、Lは撮像素子の
有効撮像領域の対角長(mm)である。
を規定したものである。フォーカス時に色収差の変動が
発生しないようにできるだけ低分散であることが望まし
い。下限値の30を越えると、軸上色収差、倍率色収差
のバランスを崩す。
規定したものであり、上限の0.6を越えると、特に広
角端で射出瞳位置が像面に近くなりシェーディングが発
生しやすく好ましくない。
は両方を以下のようにするとよりよい。
下のようにするとさらによい。特に両方を以下のように
すると最もよい。
望遠端にかけて変倍する際に物体側に単調に移動する正
の屈折力のレンズ群を有するズームレンズにおいては、
広角端から望遠端までの変倍全域での収差変動やそれを
小さく補正した後の残存収差、特に非点収差やコマ収差
が大きい傾向にある。それを補正するために、最終群に
非球面を導入して補正を行うと効果的である。この群は
フォーカスのために移動すると収差変動が大きく、か
つ、変倍時に移動しても格別な効果を得ることはない。
したがって、変倍時、フォーカス時は光軸方向には固定
しておくのが望ましい。構成は単レンズ成分で十分であ
る。また、形状に関して以下の条件を満足すると、収差
補正には有利である。
3F−R3R)<3.0 ただし、R3F、R3Rは第3レンズ群の最も物体側の面、
最も像側の面の光軸上の曲率半径である。
面収差補正、下限の0.5を越えると、非点収差等の軸
外収差補正が困難となる。
3F−R3R)<2.7 さらに、以下のようにすると最もよい。
3F−R3R)<2.4 次に、第2レンズ群前群に関して、以下の条件を満足す
るとよい。
/(R23F −R23R )<0.5 (7) 0.04<t22/t2F<0.2 (8) ν22<26.5 ただし、R23F 、R23R はそれぞれ正レンズL23の物
体側の面、像側の面の光軸上の曲率半径、t22は正レン
ズL21の像側の面から負レンズL22の像側の面まで
の光軸上の距離、t2Fは正レンズL21の物体側の面か
ら正レンズL23の像側の面までの光軸上の距離、ν22
は負レンズL22の媒質のd線基準アッベ数である。
クターに関する規定である。下限の−1.0を越える
と、第2レンズ群前群内の空気間隔d22を薄くしやすい
が、コマ収差・非点収差の補正が困難になる。上限の
0.5を越えると、負レンズL22(第2レンズ群前群
の負レンズ)と正レンズL23(第2レンズ群前群の正
レンズ)の機械的干渉でd22が大きくなりがちで、カメ
ラ本体へのレンズの収納、いわゆる沈胴時のレンズ系奥
行き厚を薄くするのに足枷となる。
から負レンズL22の像側の面までの光軸上の距離t22
を規定したものである。この部位はある程度厚くしない
と非点収差が補正し切れないが、光学系の各エレメント
の厚みを薄くする目的の場合、これが足枷になる。した
がって、非点収差の補正は、第1レンズ群あるいは第3
レンズ群の何れかの面に非球面を導入して補正する。そ
れでも下限値の0.04を越えると、非点収差は補正し
切れなくなる。上限値の0.2を越えると、厚さが許容
できない。
関する規定であって、条件の上限の26.5を越える
と、軸上色収差の補正不足を招く。下限はそれ以下に現
実に適した媒質が存在しないため特に設けない。なお、
レンズ材料を安価にするため、条件(8)について下限
値を設けて、22<ν22としてもよい。
上あるいは全てを以下のようにするとよりよい。
/(R23F −R23R )<0.4 (7)’ 0.06<t22/t2F<0.18 (8)’ ν22<26 さらに、条件(6)〜(8)の何れか1つ以上を以下の
ようにするとさらによい。特に全てを以下のようにする
と最もよい。
/(R23F −R23R )<0.3 (7)” 0.08<t22/t2F<0.16 (8)” ν22<25.5 また、第2レンズ群に関し、正レンズL21と負レンズ
L22を接合レンズで構成し、以下の条件を満足すると
よい。
21の物体側面の光軸上の曲率半径、R22F は第2レン
ズ群前群における接合面の光軸上の曲率半径、R 22R は
第2レンズ群前群における負レンズL22の像側面の光
軸上の曲率半径である。
系収差の球面収差・コマ収差・非点収差の補正には有利
だが、接合による偏心敏感度の緩和の効果が少ない。下
限の0.6を越えると、全系収差の球面収差・コマ収差
・非点収差の補正が困難になりやすい。
に関する規定であって、条件(10)の上限の0.8を
越えると、第2レンズ群の接合レンズの厚みを薄くしや
すいが、軸上色収差の補正が困難になる。下限の0.0
を越えると、軸上色収差の補正には有利だが、接合レン
ズの厚みを厚くせざるを得ず、沈胴厚を薄くするのに足
枷となる。
いは両方を以下のようにするとよりよい。
以下のようにするとさらによい。特に両方を以下のよう
にすると最もよい。
ンズ群を薄くするための条件について、第1レンズ群
は、以下の条件を満足しつつ、非球面を含む負レンズと
正レンズの2枚のみで構成すれば、色収差や各ザイデル
軸外収差は良好に補正可能であるため、薄型化に貢献す
る。
負レンズの像側の面の光軸上の曲率半径である。
と、非球面を導入しても歪曲収差とコマ収差の補正バラ
ンスが難しく、上限値の1.3を越えると、倍率色収差
の補正が困難となる。
よい。
12R )<−4 ただし、ν11、ν12はそれぞれ第1レンズ群の負レン
ズ、正レンズの媒質のd線基準アッベ数、R12F 、R
12R はそれぞれ第1レンズ群正レンズの物体側の面、像
側の面の光軸上の曲率半径である。
率色収差の変動に関して規定したものである。その下限
値の20を越えると、軸上・倍率色収差の変動が大きく
なりやすい。上限はそれ以上に現実に適した媒質が存在
しないため特に設けない。この条件ついて、レンズ材料
を安価にするため、上限値を設け、ν11−ν12<60と
してもよい。
シェープファクターを規定したものである。その下限の
−12を越えると、非点収差の補正上不利になる他、変
倍時の機械的干渉を回避するために第2レンズ群との間
隔を余分に必要とする点も不利になる。その上限の−4
を越えると、歪曲収差の補正が不利になりやすい。
るいは両方を以下のようにするとよりよい。
12R )<−4.5 さらに、条件(12)、(13)の何れかあるいは両方
を以下のようにするとさらによい。特に両方を以下のよ
うにすると最もよい。
12R )<−5 なお、本発明のズームレンズは、広角域を含む電子撮像
装置を構成する上で有利である。特に、広角端における
対角方向の半画角ωW が以下の条件を満足する電子撮像
装置に用いることが好ましい(後記の各実施例に記載の
広角端半画角はωW に相当する。)。
なると、収差補正上は有利になるが、実用的な広角端で
の画角ではなくなる。一方、上限値の42°を越える
と、歪曲収差、倍率の色収差が発生しやすくなり、レン
ズ枚数が増加する。
ームレンズは、軸外主光線を垂直に近い状態で撮像素子
に導けるので、画像の周辺部まで良好な像が得られる。
そのとき、撮像素子の有効撮像領域の対角長Lが3.0
mm乃至12.0mmであることが、良好な画質と小型
化を両立する上でより好ましい。
像素子が小さくなると、感度不足がカバーし難くなる。
一方、上限値の12.0mmを越えて撮像素子が大きく
なると、それに付随してズームレンズも大きくなる傾向
にあり、薄型化の効果が薄れる。
くしつつも結像性能を良好にする手段を提供した。
言及する。電子撮像装置には、通常、赤外光が撮像面に
入射しないように一定の厚みのある赤外吸収フィルター
を撮像素子よりも物体側に挿入している。これを厚みの
ないコーティングに置き換えることを考える。当然その
分薄くなる訳だが、副次的効果がある。ズームレンズ系
後方にある撮像素子よりも物体側に、波長600nmで
の透過率(τ600 )が80%以上、700nmでの透過
率(τ700 )が8%以下の近赤外シャープカットコート
を導入すると、吸収タイプよりも700nm以上の近赤
外領域の透過率が低く、かつ、相対的に赤側の透過率が
高くなり、補色モザイクフィルターを有するCCD等の
固体撮像素子の欠点である青紫側のマゼンタ化傾向がゲ
イン調整により緩和され、原色フィルターを有するCC
D等の固体撮像素子並みの色再現を得ることができる。
nmでの透過率である。
るいは両方を以下のようにするとよりよい。
を以下のようにするとさらによい。特に両方を以下のよ
うにすると最もよい。
の波長550nmに対する感度が人間の眼のそれよりも
かなり高いことである。これも、近紫外域の色収差によ
る画像のエッジ部の色にじみを目立たせている。特に光
学系を小型化すると致命的である。したがって、波長4
00nmでの透過率(τ400 )の550nmでのそれ
(τ550 )に対する比が0.08を下回り、440nm
での透過率(τ440 )の550nmでのそれ(τ550 )
に対する比が0.4を上回るような吸収体あるいは反射
体を光路上に挿入すれば、色再現上必要な波長域を失わ
ず(良好な色再現を保ったまま)、色にじみなどのノイ
ズがかなり軽減される。
るいは両方を以下のようにするとよりよい。
を以下のようにするとさらによい。特に両方を以下のよ
うにすると最もよい。
像素子の間がよい。
エネルギーの高さから、原色フィルター付きCCDと比
べ実質的感度が高く、かつ、解像的にも有利であるた
め、小型CCDを使用したときのメリットが大である。
もう一方のフィルターである光学的ローパスフィルター
についても、その総厚tLPF (mm)が以下の条件を満
たすようにするとよい。
あり、5μm以下である。
ィルターを薄くすることも効果的であるが、一般的には
モアレ抑制効果が減少して好ましくない。一方、画素ピ
ッチが小さくなるにつれて結像レンズ系の回折の影響に
より、ナイキスト限界以上の周波数成分のコントラスト
は減少し、モアレ抑制効果の現象はある程度許容される
ようになる。例えば、像面上投影時の方位角度が水平
(=0°)と±45°方向にそれぞれ結晶軸を有する3
種類のフィルターを光軸方向に重ねて使用する場合、か
なりモアレ抑制効果があることが知られている。この場
合のフィルターが最も薄くなる仕様としては、水平にa
μm、±45°方向にそれぞれSQRT(1/2)*aμmだけ
ずらせるものが知られている。このときのフィルター厚
は、凡そ[1+2*SQRT(1/2) ]*a/5.88(m
m)となる。ここで、SQRTはスクエアルートであり
平方根を意味する。これは、丁度ナイキスト限界に相当
する周波数においてコントラストをゼロにする仕様であ
る。これよりは数%乃至数十%程度薄くすると、ナイキ
スト限界に相当する周波数のコントラストが少し出てく
るが、上記回折の影響で抑えるることが可能になる。
ねあるいは1枚で実施する場合も含めて、条件(18)
を満足するのがよい。その上限値の0.45を越える
と、光学的ローパスフィルターが厚すぎ薄型化の妨げに
なる。下限値の0.15を越えると、モアレ除去が不十
分になる。ただし、これを実施する場合のaの条件は5
μm以下である。
けやすいので (18)’ 0.13<tLPF /a<0.42 としてもよい。
ィルターの枚数に応じて、以下のようにしてもよい。
る場合、絞り込みによる回折効果の影響で画質が劣化す
る。したがって、開口サイズが固定の複数の開口を有
し、その中の1つを第1レンズ群の最も像側のレンズ面
と第3レンズ群の最も物体側のレンズ面の間の何れかの
光路内に挿入でき、かつ、他の開口と交換可能とするこ
とで像面照度の調節することができる電子撮像装置とし
ておき、その複数の開口の中、一部の開口内に550n
mに対する透過率がそれぞれ異なり、かつ、80%未満
であるような媒体を有するようにして光量調節を行なう
のがよい。あるいは、a(μm)/Fナンバー<0.4
となるようなF値に相当する光量になるように調節を実
施する場合は、開口内に550nmに対する透過率がそ
れぞれ異なりかつ80%未満の媒体を有する電子撮像装
置とするのがよい。例えば、開放値から上記条件の範囲
外ではその媒体なしかあるいは550nmに対する透過
率が91%以上のダミー媒質としておき、範囲内のとき
は回折の影響が出る程に開口絞り径を小さくするのでは
なく、NDフィルターのようなもので光量調節するのが
よい。
に反比例して小さくしたものにして揃えておき、NDフ
ィルターの代わりにそれぞれ周波数特性の異なる光学的
ローパスフィルターを開口内に入れておくのでもよい。
絞り込むにつれて回折劣化が大きくなるので、開口径が
小さくなる程光学的ローパスフィルターの周波数特性を
高く設定しておく。
それぞれ個別に後記の〔1〕〜〔14〕に記載した構成
に限定しても、小型化、高性能化何れかにも効果があ
る。
条件式の下限値のみ若しくは上限値のみに限定しても当
然に同様の効果があり、さらに、後記の実施例の各条件
式に対応する値も各条件式の境界値近傍に変更すること
ができる。
いられるズームレンズの実施例1〜3について説明す
る。実施例1の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間
状態(b)、望遠端(c)でのレンズ断面図を図1に示
す。実施例2、3については、実施例1と同様であるの
で図示は省く。図1中、第1レンズ群はG1、絞りは
S、第2レンズ群はG2、第3レンズ群はG3、赤外カ
ット吸収フィルターはIF、ローパスフィルターはL
F、電子撮像素子であるCCDのカバーガラスはCG、
CCDの像面はIで示してあり、第2レンズ群G2の前
群はG2Fで、後群はG2Rで示してある。なお、赤外
カット吸収フィルターIFに代えて、透明平板の入射面
に近赤外シャープカットコートとしたものを用いてもよ
いし、ローパスフィルターLFに直接近赤外シャープカ
ットコートを施してもよい。
すように、物体側に凸の負メニスカスレンズと、物体側
に凸の正メニスカスレンズとからなる負屈折力の第1レ
ンズ群G1、開口絞りS、物体側に凸の正メニスカスレ
ンズと物体側に凸の負メニスカスレンズの接合レンズ
と、両凸レンズとからなる第2レンズ群前群G2F、及
び、両凸正レンズ1枚からなる第2レンズ群後群G2R
からなる第2レンズ群G2、像面側に凸の正メニスカス
レンズ1枚からなる正屈折力の第3レンズ群G3からな
り、広角端から望遠端に変倍する際は、第1レンズ群G
1は物体側に凹の軌跡を描いて移動し、望遠端では広角
端より像面側の位置になり、第2レンズ群G2は開口絞
りSと一体に物体側に移動し、第3レンズ群G3は固定
されている。近距離の被写体にフォーカシングするため
に、第2レンズ群後群G2Rは像面側に引き込まれる。
スレンズの像面側の面、第2レンズ群前群G2Fの最も
物体側の面、第3レンズ群G3の像面側の面の3面に用
いられている。
が、記号は上記の外、fは全系焦点距離、ωは半画角、
FNOはFナンバー、WEは広角端、STは中間状態、T
Eは望遠端、r1 、r2 …は各レンズ面の曲率半径、d
1 、d2 …は各レンズ面間の間隔、nd1、nd2…は各レ
ンズのd線の屈折率、νd1、νd2…は各レンズのアッベ
数である。なお、非球面形状は、xを光の進行方向を正
とした光軸とし、yを光軸と直交する方向にとると、下
記の式にて表される。
1)(y/r)2 }1/2 ]+A4y4 +A6y6 +A8y8 +
A10y10 ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4、A6、
A8、A10 はそれぞれ4次、6次、8次、10次の非球面
係数である。
た場合の収差図を図2に、第2レンズ群G2の後群G2
Rを像面側に移動することで撮影距離10cmにフォー
カシングした場合の収差図を図3にそれぞれ示す。実施
例2の同様の収差図を図4と図5に、実施例3の同様の
収差図を図6と図7にそれぞれ示す。これら収差図の
(a)は広角端、(b)は中間状態、(c)は望遠端で
の収差を表し、“SA”は球面収差、“AS”は非点収
差、“DT”は歪曲収差、“CC”は倍率色収差を示
す。また、各収差図中、“FIY”は像高を示す。
(18)の値、及び、Lの値を示す。 実施例 1 2 3 (1) 4.46564 4.34328 4.34475 (2) 0.66415 0.66220 0.66033 (3) 34.97000 49.60000 49.60000 (4) 0.33542 0.33539 0.33537 (5) 1.85468 1.70723 1.56575 (6) -0.26476 -0.27686 -0.29776 (7) 0.14118 0.13953 0.13953 (8) 23.78000 23.78000 26.52000 (9) 0.92068 0.91696 0.92558 (10) 0.31111 0.18667 0.18667 (11) 0.91976 0.92376 0.92356 (12) 23.92000 25.56000 25.56000 (13) -6.54494 -7.50376 -7.76477 (14) 1.0 1.0 1.0 (15) 0.04 0.04 0.04 (16) 0.0 0.0 0.0 (17) 1.06 1.06 1.06 (18) 0.333 0.333 0.333 (a=3.0) (a=3.0) (a=3.0) L 5.6 5.6 5.6 。
の総厚tLPF は何れも1.500(mm)で3枚重ねで
構成している。もちろん、上述の実施例は、例えばロー
パスフィルターLFを1枚で構成する等、前記した構成
の範囲内で種々変更可能である。
aについて説明しておく。図8は、撮像素子の画素配列
の1例を示す図であり、画素間隔aでR(赤)、G
(緑)、B(青)の画素あるいはシアン、マゼンダ、イ
エロー、グリーン(緑)の4色の画素(図8)がモザイ
ク状に配されている。有効撮像面は撮影した映像の再生
(パソコン上での表示、プリンターによる印刷等)に用
いる撮像素子上の光電変換面内における領域を意味す
る。図中に示す有効撮像面は、光学系の性能(光学系の
性能が確保し得るイメージサークル)に合わせて、撮像
素子の全光電変換面よりも狭い領域に設定されている。
有効撮像面の対角長Lは、この有効撮像面の対角長であ
る。なお、映像の再生に用いる撮像範囲を種々変更可能
としてよいが、そのような機能を有する撮像装置に本発
明のズームレンズを用いる際は、その有効撮像面の対角
長Lが変化する。そのような場合は、本発明における有
効撮像面の対角長Lは、Lのとり得る範囲における最大
値とする。
ット吸収フィルターIFと赤外シャープカットコートと
があり、赤外カット吸収フィルターIFはガラス中に赤
外吸収体が含有される場合で、赤外シャープカットコー
トは吸収でなく反射によるカットである。したがって、
前記したように、この赤外カット吸収フィルターIFを
除去して、ローパスフィルターLFに直接赤外シャープ
カットコートを施してもよいし、ダミー透明平板上に施
してもよい。
は、波長600nmでの透過率が80%以上、波長70
0nmでの透過率が10%以下となるように構成するこ
とが望ましい。具体的には、例えば次のような27層の
層構成からなる多層膜である。ただし、設計波長は78
0nmである。
率特性は図9に示す通りである。また、ローパスフィル
ターLFの射出面側には、図10に示すような短波長域
の色の透過を低滅する色フィルターを設けるか若しくは
コーティングを行うことで、より一層電子画像の色再現
性を高めている。
ティングにより、波長400nm〜700nmで透過率
が最も高い波長の透過率に対する420nmの波長の透
過率の比が15%以上であり、その最も高い波長の透過
率に対する400nmの波長の透過率の比が6%以下で
あることが好ましい。
と、撮像及び再生される画像の色とのずれを低減させる
ことができる。言い換えると、人間の視覚では認識され
難い短波長側の色が、人間の目で容易に認識されること
による画像の劣化を防止することができる。
%を越えると、人間の目では認識され難い単波長城が認
識し得る波長に再生されてしまい、逆に、上記の420
nmの波長の透過率の比が15%よりも小さいと、人間
の認識し得る波長城の再生が低くなり、色のバランスが
悪くなる。
ザイクフィルターを用いた撮像系においてより効果を奏
するものである。
波長400nmにおける透過率を0%、420nmにお
ける透過率を90%、440nmにて透過率のピーク1
00%となるコーティングとしている。
作用の掛け合わせにより、波長450nmの透過率99
%をピークとして、400nmにおける透過率を0%、
420nmにおける透過率を80%、600nmにおけ
る透過率を82%、700nmにおける透過率を2%と
している。それにより、より忠実な色再現を行ってい
る。
投影時の方位角度が水平(=0°)と±45°方向にそ
れぞれ結晶軸を有する3種類のフィルターを光軸方向に
重ねて使用しており、それぞれについて、水平にaμ
m、±45°方向にそれぞれSQRT(1/2) ×aだけずらす
ことで、モアレ抑制を行っている。ここで、SQRTは
前記のようにスクエアルートであり平方根を意味する。
示す通り、シアン、マゼンダ、イエロー、グリーン
(緑)の4色の色フィルターを撮像画素に対応してモザ
イク状に設けた補色モザイクフィルターを設けている。
これら4種類の色フィルターは、それぞれが略同じ数に
なるように、かつ、隣り合う画素が同じ種類の色フィル
ターに対応しないようにモザイク状に配置されている。
それにより、より忠実な色再現が可能となる。
図11に示すように少なくとも4種類の色フィルターか
ら構成され、その4種類の色フィルターの特性は以下の
通りであることが好ましい。
光強度のピークを有し、イエローの色フィルターYe は
波長YP に分光強度のピークを有し、シアンの色フィル
ターCは波長CP に分光強度のピークを有し、マゼンダ
の色フィルターMは波長MP1とMP2にピークを有し、以
下の条件を満足する。
それぞれの分光強度のピークに対して波長530nmで
は80%以上の強度を有し、マゼンダの色フィルターは
その分光強度のピークに対して波長530nmでは10
%から50%の強度を有することが、色再現性を高める
上でより好ましい。
の一例を図12に示す。グリーンの色フィルターGは5
25nmに分光強度のビークを有している。イエローの
色フィルターYe は555nmに分光強度のピークを有
している。シアンの色フイルターCは510nmに分光
強度のピークを有している。マゼンダの色フィルターM
は445nmと620nmにピークを有している。ま
た、530nmにおける各色フィルターは、それぞれの
分光強度のピークに対して、Gは99%、Ye は95
%、Cは97%、Mは38%としている。
ないコントローラー(若しくは、デジタルカメラに用い
られるコントローラー)で、電気的に次のような信号処
理を行い、 輝度信号 Y=|G+M+Ye +C|×1/4 色信号 R−Y=|(M+Ye )−(G+C)| B−Y=|(M+C)−(G+Ye )| の信号処理を経てR(赤)、G(緑)、B(青)の信号
に変換される。
コートの配置位置は、光路上のどの位置であってもよ
い。また、ローパスフィルターLFの枚数も前記した通
り2枚でも1枚でも構わない。
は、ズームレンズで物体像を形成しその像をCCD等の
電子撮像素子に受光させて撮影を行う撮影装置、とりわ
けデジタルカメラやビデオカメラ、情報処理装置の例で
あるパソコン、電話、特に持ち運びに便利な携帯電話等
に用いることができる。以下に、その実施形態を例示す
る。
ンズをデジタルカメラの撮影光学系41に組み込んだ構
成の概念図を示す。図13はデジタルカメラ40の外観
を示す前方斜視図、図14は同後方斜視図、図15はデ
ジタルカメラ40の構成を示す断面図である。デジタル
カメラ40は、この例の場合、撮影用光路42を有する
撮影光学系41、ファインダー用光路44を有するファ
インダー光学系43、シャッター45、フラッシュ4
6、液晶表示モニター47等を含み、カメラ40の上部
に配置されたシャッター45を押圧すると、それに連動
して撮影光学系41、例えば実施例1のズームレンズを
通して撮影が行われる。撮影光学系41によって形成さ
れた物体像が、近赤外カットコートをダミー透明平板上
に施してなる赤外カット吸収フィルターIF、光学的ロ
ーパスフィルターLFを介してCCD49の撮像面上に
形成される。このCCD49で受光された物体像は、処
理手段51を介し、電子画像としてカメラ背面に設けら
れた液晶表示モニター47に表示される。また、この処
理手段51には記録手段52が接続され、撮影された電
子画像を記録することもできる。なお、この記録手段5
2は処理手段51と別体に設けてもよいし、フロッピー
(登録商標)ディスクやメモリーカード、MO等により
電子的に記録書込を行うように構成してもよい。また、
CCD49に代わって銀塩フィルムを配置した銀塩カメ
ラとして構成してもよい。
ァインダー用対物光学系53が配置してある。このファ
インダー用対物光学系53によって形成された物体像
は、像正立部材であるポロプリズム55の視野枠57上
に形成される。このポリプリズム55の後方には、正立
正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系59が
配置されている。なお、撮影光学系41及びファインダ
ー用対物光学系53の入射側、接眼光学系59の射出側
にそれぞれカバー部材50が配置されている。
は、撮影光学系41が広画角で高変倍比であり、収差が
良好で、明るく、フィルター等が配置できるバックフォ
ーカスの大きなズームレンズであるので、高性能・低コ
スト化が実現できる。
して平行平面板を配置しているが、パワーを持ったレン
ズを用いてもよい。
いた電子撮像装置は例えば次のように構成することがで
きる。
する第1レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第
2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とから
なり、無限遠物点合焦点時に広角端から望遠端へ変倍す
る際に少なくとも前記第2レンズ群が物体側へ移動し、
前記第2レンス群が、物体側から順に、非球面を有する
正レンズL21と負レンズL22と正レンズL23とか
らなる第2レンズ群前群と、負レンズL24からなる第
2レンズ群後群とにて構成され、前記第2レンズ群後群
は単独でフォーカスのために移動可能であり、以下の条
件を満足することを特徴とすることを特徴とするズーム
レンズ。
(R24F −R24R )<10 (2) 0.3<1/β24<0.9 ただし、R24F 、R24R はそれぞれ負レンズL24の物
体側の面、像側の面の光軸上の曲率半径、β24は無限遠
物点合焦時の広角端における負レンズL24の倍率であ
る。
望遠端へ変倍する際に、前記第2レンズ群を含む複数の
レンズ群が移動することを特徴とする上記1記載のズー
ムレンズ。
面を向けた負メニスカスレンズであることを特徴とする
上記1又は2記載のズームレンズ。
フォーカス時に位置が固定されており、かつ、第3レン
ズ群の何れかの面に非球面を備えていることを特徴とす
る上記1から3の何れか1項記載のズームレンズ。
成分からなり、以下の条件式を満足することを特徴とす
る上記1から4の何れか1項記載のズームレンズ。
3F−R3R)<3.0 ただし、R3F、R3Rは第3レンズ群の最も物体側の面、
最も像側の面の光軸上の曲率半径である。
件を満足することを特徴とする上記1から5の何れか1
項記載のズームレンズ。
/(R23F −R23R )<0.5 (7) 0.04<t22/t2F<0.2 (8) ν22<26.5 ただし、R23F 、R23R はそれぞれ正レンズL23の物
体側の面、像側の面の光軸上の曲率半径、t22は正レン
ズL21の像側の面から負レンズL22の像側の面まで
の光軸上の距離、t2Fは正レンズL21の物体側の面か
ら正レンズL23の像側の面までの光軸上の距離、ν22
は負レンズL22の媒質のd線基準アッベ数である。
む負レンズと正レンズの2枚で構成されており、以下の
条件を満足することを特徴とする上記1から6の何れか
1項記載のズームレンズ。
12R )<−4 ただし、ν11、ν12はそれぞれ第1レンズ群の負レン
ズ、正レンズの媒質のd線基準アッベ数、R12F 、R
12R はそれぞれ第1レンズ群正レンズの物体側の面、像
側の面の光軸上の曲率半径である。
れた撮像素子を備えた電子撮像装置において、前記ズー
ムレンズが、前記上記1から7の何れか1項記載のズー
ムレンズであることを特徴とする電子撮像装置。
件を満足することを特徴とする上記8記載の電子撮像装
置。
数、f24は負レンズL24の焦点距離、Lは撮像素子の
有効撮像領域の対角長である。
とも1面の接合面を有することを特徴とする上記8又は
9記載の電子撮像装置。
21と前記負レンズL22とを張り合わせた面であるこ
とを特徴とする上記10記載の電子撮像装置。
を満足することを特徴とする上記11記載の電子撮像装
置。
21の物体側面の光軸上の曲率半径、R22F は第2レン
ズ群前群における接合面の光軸上の曲率半径、R 22R は
第2レンズ群前群における負レンズL22の像側面の光
軸上の曲率半径、Lは撮像素子の有効撮像領域の対角長
である。
ら順に、屈折面に非球面を含む負レンズと、像側よりも
物体側の屈折面の方が曲率が強い(曲率半径の絶対値が
小さい)正レンズの2枚のレンズからなり、以下の条件
を満足することを特徴とする上記8から12の何れか1
項記載の電子撮像装置。
負レンズの像側の面の光軸上の曲率半径、Lは撮像素子
の有効撮像領域の対角長である。
対角長Lが以下の条件を満足することを特徴とする上記
8から13の何れか1項記載の電子撮像装置。
納性に優れ、かつ、高倍率で、リアフォーカスにおいて
も結像性能の優れたズームレンズを得ることができ、ビ
デオカメラやデジタルカメラの徹底的薄型化を図ること
が可能である。
ズの実施例1の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間
状態(b)、望遠端(c)でのレンズ断面図である。
である。
である。
である。
の対角長について説明するための図である。
性を示す図である。
ィルターの一例の透過率特性を示す図である。
を示す図である。
示す図である。
タルカメラの外観を示す前方斜視図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 物体側より順に、負の屈折力を有する第
1レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第2レン
ズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、 無限遠物点合焦点時に広角端から望遠端へ変倍する際に
少なくとも前記第2レンズ群が物体側へ移動し、 前記第2レンス群が、物体側から順に、非球面を有する
正レンズL21と負レンズL22と正レンズL23とか
らなる第2レンズ群前群と、負レンズL24からなる第
2レンズ群後群とにて構成され、 前記第2レンズ群後群は単独でフォーカスのために移動
可能であり、 以下の条件を満足することを特徴とすることを特徴とす
るズームレンズ。 (1) 1.2<(R24F +R24R )/(R24F −R
24R )<10 (2) 0.3<1/β24<0.9 ただし、R24F 、R24R はそれぞれ負レンズL24の物
体側の面、像側の面の光軸上の曲率半径、β24は無限遠
物点合焦時の広角端における負レンズL24の倍率であ
る。 - 【請求項2】 無限遠物点合焦点時に広角端から望遠端
へ変倍する際に、前記第2レンズ群を含む複数のレンズ
群が移動することを特徴とする請求項1記載のズームレ
ンズ。 - 【請求項3】 ズームレンズ及びその像側に配された撮
像素子を備えた電子撮像装置において、前記ズームレン
ズが、前記請求項1又は2記載のズームレンズであるこ
とを特徴とする電子撮像装置。
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- 2002-01-21 JP JP2002011076A patent/JP4067828B2/ja not_active Expired - Fee Related
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