JP2003215413A - テープ型光ファイバ心線の製造装置および製造方法 - Google Patents

テープ型光ファイバ心線の製造装置および製造方法

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JP2003215413A JP2002010940A JP2002010940A JP2003215413A JP 2003215413 A JP2003215413 A JP 2003215413A JP 2002010940 A JP2002010940 A JP 2002010940A JP 2002010940 A JP2002010940 A JP 2002010940A JP 2003215413 A JP2003215413 A JP 2003215413A
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sleeve
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fiber core
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Shigehisa Ishigami
茂久 石上
Takaaki Mori
高章 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロスヘッド内に樹脂を供給する前に、クロ
スヘッド内に残留する樹脂内に含まれる気泡や異物を除
去することにより、テープ型光ファイバ心線の被覆内に
気泡や異物を混入しないテープ型光ファイバ心線の製造
装置および製造方法を提供する。 【解決手段】 複数本の光ファイバ心線を並列に並べ、
一体化するための樹脂からなる被覆を施すテープ型光フ
ァイバ心線の製造装置において、樹脂被覆を施すクロス
ヘッド内のダイス1とニップル2を保持しているスリー
ブ3に、樹脂をスリーブ内部に供給するための穴13、
17と樹脂をスリーブ内部から排出するための穴14、
18を設け、ダイス1とニップル2の間に存在する気泡
や異物を含んだ樹脂を排出可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の光ファイ
バ心線を並列に並べ、一体化するための被覆をその外周
に施してなるテープ型光ファイバ心線の製造装置およ
び、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多心の光ファイバケーブル内に収納され
る多心光ファイバ心線は、高密度化をはかるため、複数
の光ファイバ心線を並列に並べ一体化したテープ型光フ
ァイバ心線が用いられる。このテープ型光ファイバ心線
を製造するには、貯蔵樹脂タンクから配管を通して樹脂
が供給されるクロスヘッド内に、複数本を並列に並べた
光ファイバ心線を一定の速度で供給し、被覆を施した後
に硬化炉を通して被覆樹脂を硬化させ、これを巻き取
る。樹脂は、高速硬化性および経済性の点から、紫外線
硬化型の樹脂が用いられるのが一般的である。クロスヘ
ッド内には、被覆層を形成するためのダイスとニップル
が設置されており、ニップルとダイスの内部を光ファイ
バ心線が一定の速度で通過するとともに、ニップルとダ
イスの間から樹脂が供給され、所望の被覆厚と形状を有
する被覆が形成される。
【0003】図4には、従来のクロスヘッド内部におけ
る、ダイス1とニップル2の構成を表す断面図を示し
た。ダイス1とニップル2は円筒形のスリーブ3の中に
組み込まれており、図と直交する方向に並列に並べられ
た複数の光ファイバ心線は、ニップル2の内部において
位置決めされた後、ニップルとダイスの隙間の樹脂被覆
部4に充填された硬化前の液状樹脂の中を通ることによ
り、光ファイバ心線に樹脂が塗布されるとともに、複数
の光ファイバ心線全体が一括被覆される。さらにダイス
1のテープ形状を形成するための穴の中を通ると、ダイ
ス1の穴形状に従って所定の被覆厚と形状に成形され
る。樹脂は、配管を通して、樹脂供給穴41よりスリー
ブ3の内部の樹脂被覆部4に供給される。
【0004】この被覆作業を開始する時、または中断か
ら再開する時には、樹脂が配管中を通ってくる際に気泡
や異物を巻き込んでくる場合がある。このような場合に
は、被覆内に気泡や異物が含まれてしまい、製造したテ
ープ型光ファイバ心線の外観を著しく損なうとともに、
伝送特性や長期の信頼性に影響を及ぼすという問題があ
った。そこで、最初に流れてくる樹脂は、クロスヘッド
内には通さずに、その手前や周囲から排出し、被覆とし
ては使用しないようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、配管
中を最初に流れてくる樹脂をクロスヘッドの手前や周囲
から排出した後にクロスヘッド内に樹脂を通した場合に
おいても、スリーブ内やダイスとニップルの間などに停
滞していた気泡や異物は、ダイスの穴からでは十分に排
出されず、被覆中に混入する場合があった。このよう
に、被覆内に気泡や異物が含まれてしまった部分は廃却
する必要があった。
【0006】本発明は、クロスヘッド内に残留していた
樹脂に含まれている気泡や異物を除去することによっ
て、テープ型光ファイバ心線の被覆内に気泡や異物が混
入しない、テープ型光ファイバ心線の製造装置および製
造方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は複数本の光ファイバ心線を並列に並
べ、一体化するための樹脂からなる被覆を施すテープ型
光ファイバ心線の製造装置において、樹脂被覆を施すク
ロスヘッド内のダイスとニップルを保持している円筒形
のスリーブの壁に、樹脂をスリーブ内部に供給するため
の樹脂供給穴と樹脂をスリーブ内部から排出するための
樹脂排出穴を設け、ダイスとニップルの間に存在する気
泡や異物を含んだ樹脂を排出可能とした。
【0008】スリーブの構成としては、その内部にダイ
スとニップルを保持する内部スリーブと、内部スリーブ
の外周を覆う外部スリーブの2つの部材から構成されて
おり、内部スリーブは、その壁に設けられた樹脂供給穴
と連結する樹脂供給溝と、樹脂排出穴と連結する樹脂排
出溝をその外周に有し、外部スリーブは、その壁面に設
けられた樹脂供給穴と樹脂排出穴を有しており、内部ス
リーブに設けられている樹脂供給溝が外部スリーブの樹
脂供給穴と、樹脂排出溝は外部スリーブの樹脂排出穴
と、それぞれ連結している。
【0009】内部スリーブの壁に設けられる樹脂供給穴
は、複数設けられていることが好ましい。内部スリーブ
外周に設けられる樹脂供給溝は、この複数の穴の数に対
応して分岐され連結する。
【0010】内部スリーブの外周に設けられる樹脂供給
溝は、溝を流れる樹脂中に含まれる気泡が、内部スリー
ブの樹脂供給穴に流入しないように、その穴の上方から
連結していることが好ましい。また、内部スリーブの外
周に設けられる樹脂排出溝は、内部スリーブの樹脂排出
穴の上方から連結していることが好ましい。
【0011】スリーブの樹脂排出穴からクロスヘッドの
外部へ連結した配管には、排出開始と排出停止のための
バルブが設けられており、開閉可能となっていることが
好ましい。
【0012】開閉バルブは、被覆開始時に開き、一定量
の樹脂を排出した後、開閉バルブを閉じ、樹脂の排出を
停止した後に被覆されたテープ型光ファイバ心線を良好
品として、製品取りを行う。この一連のバルブ操作は、
運転操作と連動して自動的に行うことにより、効率良く
作業ができ、良好な製品を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について、図面を
基に説明する。図1は本発明のテープ型光ファイバ心線
の製造装置を構成するクロスヘッドの一実施例を示す断
面図で、1はダイス、2はニップル、3はスリーブであ
る。スリーブ3は、内部スリーブ11と、その内部スリ
ーブ11の外周を覆う外部スリーブ12の2つの部材で
構成されている。円筒状の内部スリーブ11は、その内
部でダイス1とニップル2を保持し、樹脂を供給するた
めの内部スリーブ樹脂供給穴13と樹脂を排出するため
の内部スリーブ樹脂排出穴14がその内部スリーブの壁
に設けられており、これらは内部でつながっている。外
部スリーブ12の壁に設けられた外部スリーブ樹脂供給
穴17と内部スリーブ樹脂供給穴13は、内部スリーブ
11の外周に設けられた樹脂供給溝15を介して連結さ
れている。また、外部スリーブ樹脂排出穴18と内部ス
リーブ樹脂排出穴14は、内部スリーブ11の外周に設
けられた樹脂排出溝16を介して連結されている。
【0014】図2は内部スリーブの実施例を示す斜視図
である。内部スリーブ11の外周には、樹脂供給溝15
と樹脂排出溝16が設けられている。樹脂は、供給配管
から外部スリーブ樹脂供給穴を経て外部スリーブ樹脂供
給穴連結部19から樹脂供給溝15に入り、内部スリー
ブ樹脂供給穴13から内部スリーブ11の内側の樹脂被
覆部に供給される。また内部スリーブ樹脂排出穴14か
ら排出される樹脂は、樹脂排出溝16を流れ、外部スリ
ーブ樹脂排出穴連結部20から外部スリーブ樹脂排出穴
を経て、排出配管から外部へ排出される。
【0015】樹脂が樹脂被覆部にはいる前に樹脂温度が
安定するように、樹脂供給溝15は、内部スリーブ11
の外周において、ある程度の長さが必要である。樹脂温
度を、さらに安定しやすくするために、外部スリーブ1
2の外側にウォータージャケットなどの温調設備を設け
てもよい。また、スリーブ11の内部に樹脂が供給され
る際に、内部の圧力分布が不均一にならないように、内
部スリーブ樹脂供給穴13は1ヶ所ではなく数箇所に設
けられていることが好ましい。この内部スリーブ樹脂供
給穴13の数に対応して、樹脂供給溝15は内部スリー
ブ11の外周上で分岐され、各内部スリーブ樹脂供給穴
13に連結される。
【0016】内部スリーブ樹脂供給穴13から内部スリ
ーブ11の内部への気泡の流入を防止するために、樹脂
供給溝15は、内部スリーブ樹脂供給穴13の上方から
連結することが好ましい。比重の低い気泡は上方に移動
しやすいため、下方に設けられた内部スリーブ樹脂供給
穴13へは、気泡は到達しにくくなる。
【0017】また、内部スリーブ樹脂排出穴14から内
部スリーブ11の内部への気泡の逆流を防止するため
に、樹脂排出溝16は、内部スリーブ樹脂排出穴14か
ら上方に向かって設けられていることが好ましい。
【0018】円筒状の外部スリーブ12は、図1に示し
たように、内部スリーブ11の外周に嵌合され、内部ス
リーブ11の樹脂供給溝15と樹脂排出溝16の外側を
覆い、樹脂の流路を形成する。また、外部スリーブの壁
には、外部スリーブ樹脂供給穴17と外部スリーブ樹脂
排出穴18を有しており、それぞれ内部スリーブ11の
樹脂供給溝15と樹脂排出溝16につながっている。
【0019】外部スリーブ樹脂供給穴17より供給され
た樹脂は、内部スリーブ11の外周の樹脂供給溝15を
通り、内部スリーブ樹脂供給穴13より内部スリーブ1
1の内側に供給される。供給された樹脂は、ダイス1と
ニップル2の間の樹脂被覆部4にたまるようになってお
り、ニップル2の内部の穴を通して供給される複数の光
ファイバ心線と接触し被覆が施される。また、樹脂被覆
部4周辺の気泡や異物を含んだ樹脂は、内部スリーブ樹
脂排出穴14から、樹脂排出溝16を通り、外部スリー
ブ樹脂排出穴18からクロスヘッドの外部へ排出され
る。
【0020】内部スリーブ11の形状は、その内部にダ
イス1とニップル2を保持するため、筒状であることが
好ましい。また外周に溝を設けるためには、円筒状が好
ましい。外部スリーブ12の形状は、その内部に内部ス
リーブ11を保持する必要があるので、内部スリーブ1
1の形状に対応した形となる。クロスヘッド内への収納
性を考えると、円筒形が好ましい。
【0021】図3に本発明のテープ型光ファイバ心線の
製造装置におけるライン概略図を示す。樹脂タンク21
の中に貯蔵された樹脂は、供給配管22を通ってクロス
ヘッド23に供給される。供給配管22には異物を除去
するためのフィルタを設けておいても良い。またクロス
ヘッド23の手前で樹脂を排出する経路を設けておいて
も良い。クロスヘッド23の内部には、前述のダイス、
ニップル、およびスリーブが収納されており、この中を
並列に並んだ複数の光ファイバ心線24が一定速度で供
給されると、樹脂被覆が施され、テープ型光ファイバ心
線25が製造される。気泡や異物を含んだ樹脂は、排出
配管26より外部へ排出される。排出配管26には開閉
バルブ27が取り付けられており、開閉可能となってい
る。
【0022】気泡や異物の巻き込みは、クロスヘッド2
3の内部に樹脂の配送を開始し、各流路に樹脂が流れ始
める際に起こりやすい。そこで、被覆開始時に樹脂を流
し始める時は、開閉バルブ27を開き、気泡や異物を含
んだ樹脂を排出する。一定量の樹脂を排出し、気泡や異
物が含まれなくなったことを確認した後は、開閉バルブ
27を閉じ、テープ型光ファイバ心線25の製品取りを
開始する。開閉バルブ27を開いたままの状態では、ク
ロスヘッド内部に一定の樹脂圧力を付加することができ
ず、安定した塗布を行うことが難しい。
【0023】この、被覆開始時に開閉バルブ27を開
き、気泡や異物を含んだ樹脂を排出した後に、開閉バル
ブ27を閉じ、製品取りを行うという一連の作業は、電
磁バルブ等を用いて、運転操作と連動して自動で行うこ
とが好ましい。自動で行うことにより、開閉バルブ27
の閉め忘れを防止できるとともに、作業工数の低減をは
かることができる。
【0024】
【実施例】本発明の実施例を、図面を基に説明する。図
3に示した構成の製造ラインを組み、4本の紫外線硬化
型樹脂を被覆した外径0.25mmの光ファイバ心線2
4を並列に並べ、その外周に紫外線硬化型樹脂を被覆し
て、テープ型光ファイバ心線25の製造を実施した。樹
脂タンク21には、硬化前の液状の紫外線硬化型樹脂を
貯蔵し、供給配管22を通してクロスヘッド23に供給
した。排出配管26には、電磁バルブからなる開閉バル
ブ27を設け、被覆開始の運転操作により自動的に開
き、製品取りの運転操作により自動的に閉じるようにし
た。
【0025】クロスヘッド23は、図1に示した構成と
した。樹脂は、外部スリーブ樹脂供給穴17から樹脂供
給溝15を通して、内部スリーブ樹脂供給穴13よりダ
イス1とニップル2の間隙で形成される樹脂被覆部4に
供給した。内部スリーブ11は、図2に示した構造と
し、前面と後面に2ヶ所ずつ設けられた計4ヶ所の内部
スリーブ樹脂供給穴13、1ヶ所の内部スリーブ樹脂排
出穴14、外部スリーブ樹脂供給穴連結部19から4ヶ
所に分岐され内部スリーブ樹脂供給穴13につながる樹
脂供給溝15、および内部スリーブ樹脂排出穴14から
外部スリーブ樹脂排出穴連結部20につながる樹脂排出
溝16を設けた。外部スリーブ樹脂供給穴連結部19
は、外部スリーブ樹脂供給穴から外部の樹脂供給配管に
つながっている。また、外部スリーブ樹脂排出穴連結部
20は、外部スリーブ樹脂排出穴から、外部の樹脂排出
配管につながっている。
【0026】4本の紫外線硬化型樹脂を被覆した外径
0.25mmの光ファイバ心線24を並列に並べ、クロ
スヘッド23内のニップル2とダイス1の穴の中を通し
て一定速度で供給されるようにした。次に、被覆開始の
運転操作で開閉バルブ27が自動的に開き、最初に流れ
込んだ気泡や異物を含む樹脂が、図1の内部スリーブ樹
脂排出穴14から、樹脂排出溝16を通って、外部スリ
ーブ樹脂排出穴18からクロスヘッドの外部に排出され
た。一定量排出した後、製品取りの運転操作により自動
的に開閉バルブ27を閉じ、テープ型光ファイバ心線2
5を得た。このテープ型光ファイバ心線25の被覆に
は、目視あるいは顕微鏡にて確認できるような気泡や異
物が含まれておらず、良好な外観を示した。
【0027】次に比較例として、図5に示した内部スリ
ーブ11を用い、他は実施例と同様の方法で、4本の紫
外線硬化型樹脂を被覆した外径0.25mmの光ファイ
バ心線24を並列に並べ、その外周に紫外線硬化型樹脂
を被覆して、テープ型光ファイバ心線25の製造を実施
した。内部スリーブ11は、実施例の図4の構造に対し
て、内部スリーブ11の壁に樹脂排出穴がなく、内部ス
リーブ11の外周を通って樹脂が排出される構造とし
た。内部スリーブの外周に設けられた溝は、外部スリー
ブ樹脂供給穴連結部19から内部スリーブ樹脂供給穴1
3につながる樹脂供給溝31と、その途中で枝別れし、
外部スリーブ樹脂排出穴連結部20につながる樹脂排出
溝32で構成されている。外部スリーブ樹脂供給穴から
供給された樹脂は、樹脂供給溝31を経て、内部スリー
ブ樹脂供給穴13から内部のダイスとニップルの間に供
給される。最初に流れ込んだ気泡や異物を含む樹脂は、
内部スリーブの内部を経ずに、内部スリーブの外周の樹
脂排出溝32を通って外部に排出した。一定量の樹脂を
排出した後、テープ心線を製造したところ、製造初期の
テープ心線の被覆中には、目視で確認できる気泡や異物
の混入が認められた。
【0028】
【発明の効果】本発明のテープ型光ファイバ心線の製造
装置およびその製造方法は、樹脂被覆を施すクロスヘッ
ド内のダイスとニップルを保持しているスリーブに、樹
脂を供給するための樹脂供給穴と樹脂を排出するための
樹脂排出穴を設け、ダイスとニップルの間に存在する気
泡や異物を含んだ樹脂を排出可能としているので、気泡
や異物を含まない良好な被覆を有するテープ型光ファイ
バ心線を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープ型光ファイバ心線の製造装置を
構成するクロスヘッドの一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明のテープ型光ファイバ心線の製造装置を
構成する内部スリーブの一実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明のテープ型光ファイバ心線の製造装置を
構成する製造ラインの一実施例を示す模式図である。
【図4】従来のテープ型光ファイバ心線の製造装置を構
成するクロスヘッドを示す断面図である。
【図5】比較例のテープ型光ファイバ心線の製造装置を
構成する内部スリーブを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ダイス 2 ニップル 3 スリーブ 4 樹脂被覆部 11 内部スリーブ 12 外部スリーブ 13 内部スリーブ樹脂供給穴 14 内部スリーブ樹脂排出穴 15 樹脂供給溝 16 樹脂排出溝 17 外部スリーブ樹脂供給穴 18 外部スリーブ樹脂排出穴 19 外部スリーブ樹脂供給穴連結部 20 外部スリーブ樹脂排出穴連結部 21 樹脂タンク 22 供給配管 23 クロスヘッド 24 光ファイバ心線 25 テープ型光ファイバ心線 26 排出配管 27 開閉バルブ 31 樹脂供給溝 32 樹脂排出溝 41 樹脂供給穴

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ファイバ心線を並列にならべ、
    樹脂による被覆を施すことによって一体化するテープ型
    光ファイバ心線の製造装置において、樹脂被覆を施すた
    めのクロスヘッド内の、ダイスとニップルを保持してい
    るスリーブの壁に、樹脂を該スリーブ内部に供給するた
    めの樹脂供給穴と、該スリーブ内部の樹脂を排出するた
    めの樹脂排出穴が設けられていることを特徴とするテー
    プ型光ファイバ心線の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記スリーブが、その内部にダイスとニ
    ップルを保持する内部スリーブと、該内部スリーブの外
    周を覆う外部スリーブの2つの部材から構成されてお
    り、該内部スリーブは、その壁に設けられた樹脂供給穴
    と連結する樹脂供給溝と、樹脂排出穴と連結する樹脂排
    出溝をその外周に有し、前記外部スリーブは、その壁面
    に設けられた樹脂供給穴と樹脂排出穴を有しており、前
    記内部スリーブに設けられている樹脂供給溝が前記外部
    スリーブの樹脂供給穴と、前記樹脂排出溝は前記外部ス
    リーブの樹脂排出穴と、それぞれ連結していることを特
    徴とする請求項1記載のテープ型光ファイバ心線の製造
    装置。
  3. 【請求項3】 前記内部スリーブの壁に設けられた前記
    樹脂供給穴が複数あり、前記樹脂供給溝が前記内部スリ
    ーブの外周上で分岐されて、複数の前記樹脂供給穴に連
    結していることを特徴とする請求項2記載のテープ型光
    ファイバ心線の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記樹脂供給溝が、前記内部スリーブの
    壁に設けられた前記樹脂供給穴から上方に向けて設けら
    れており、前記樹脂排出溝が、前記内部スリーブの壁に
    設けられた前記樹脂排出穴から上方に向けて設けられて
    いることを特徴とする請求項2または3記載のテープ型
    光ファイバ心線の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記スリーブの樹脂排出穴からクロスヘ
    ッド外部に連結した配管に、排出開始と排出停止を行う
    ための開閉バルブが取り付けられていることを特徴とす
    る請求項1記載のテープ型光ファイバ心線の製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のテープ型光ファイバ心線
    の製造装置において、前記開閉バルブは、被覆開始時に
    開き、一定量の樹脂を排出した後、前記開閉バルブを閉
    じ、樹脂の排出を停止した後に被覆されたテープ型光フ
    ァイバ心線を良好品として、製品取りを行うことを特徴
    とするテープ型光ファイバ心線の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記開閉バルブの開閉が、運転操作と連
    動して、自動的に行われることを特徴とする請求項6記
    載のテープ型光ファイバ心線の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130298825A1 (en) * 2009-03-16 2013-11-14 Furukawa Electric Co., Ltd. Cleaning method of coloring device of optical fiber, and coloring device of optical fiber
JP2014032263A (ja) * 2012-08-02 2014-02-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ケーブル用スロットロッドの製造方法及び製造装置

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