JP2003214800A - 急膨張金属混合物カプセル構造 - Google Patents

急膨張金属混合物カプセル構造

Info

Publication number
JP2003214800A
JP2003214800A JP2002308694A JP2002308694A JP2003214800A JP 2003214800 A JP2003214800 A JP 2003214800A JP 2002308694 A JP2002308694 A JP 2002308694A JP 2002308694 A JP2002308694 A JP 2002308694A JP 2003214800 A JP2003214800 A JP 2003214800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
pair
metal mixture
needles
capsule structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002308694A
Other languages
English (en)
Inventor
Chang Sun Kim
昌 宣 金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JP2003214800A publication Critical patent/JP2003214800A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C06EXPLOSIVES; MATCHES
    • C06CDETONATING OR PRIMING DEVICES; FUSES; CHEMICAL LIGHTERS; PYROPHORIC COMPOSITIONS
    • C06C9/00Chemical contact igniters; Chemical lighters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42DBLASTING
    • F42D3/00Particular applications of blasting techniques
    • F42D3/04Particular applications of blasting techniques for rock blasting
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B3/00Blasting cartridges, i.e. case and explosive
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B3/00Blasting cartridges, i.e. case and explosive
    • F42B3/10Initiators therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 急膨張金属混合物に酸化反応を起こさせるた
めの触発温度を容易に提供することが可能な急膨張金属
混合物カプセル構造を提供すること。 【解決手段】 絶縁体外皮14と、外皮14の内部に充
填された急膨張金属混合物12と、急膨張金属混合物1
2に埋没して装備された1対のアーク放電用触発針2
4、24と、1対のアーク放電用触発針24、24に電
気的に接続され、外部の高電圧発生装置から上記1対の
アーク放電用触発針24、24に高電圧を伝えることが
可能な1対の電源供給棒22、23とを含み、外向きの
アーク放電用触発針24、24が両端に1本ずつ接続さ
れた触発針棒20が長手方向一列に複数本配列された触
発針棒20の列が、1対の電源供給棒22、23に接続
された1対のアーク放電用触発針24、24の間に、相
対向するアーク放電用触発針24、24同士が互いに間
隔を保つように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電圧発生装置に
よって発生された高電圧を印加することにより、急膨張
金属混合物の酸化反応の触発に必要な高温を容易に提供
することが可能な急膨張金属混合物カプセル構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前記急膨張金属混合物とは、本発明者が
発明して韓国特許庁に特許出願し特許を受けた物質を指
す(登録番号:韓国特許登録第10−0213577
号)。韓国特許登録第10−0213577号に係る急
膨張金属混合物は次の如く定義することができる。
【0003】本発明者は、金属塩と金属粉末を混合して
700℃以上(通常は1,500℃内外)の高温を加え
ると(ただし金属塩、金属粉末の種類及びこれらの混合
比に応じて加える温度が異なる)、金属塩によって金属
粉末が酸化すると同時に超高熱(3,000℃〜30,
000℃)の酸化熱が発生し、このような反応を密閉空
間で起こすと、酸化熱によって超高圧(40,000〜
60,000kg/cm2)の気化膨張が起った後直ち
に収縮することを反復実験で確認した。特に、このよう
な反応は金属塩と軽金属粉末とを混合させた場合に最も
確実に起る。
【0004】例えば、硝酸鉄(Fe(NO33)とマン
ガン(Mn)粉末との混合物に約1,500℃の熱衝撃
を加えると、次の反応が起る。
【0005】2Fe(NO33+9Mn→2Fe+3M
34+3N2+3O2 この際、10,000℃以上の酸化熱が発生し、この酸
化熱によって生成物の鉄(Fe)と酸化マンガン(Mn
34)とは気化及び急膨張する。気化及び急膨張の途
中、前記反応の逆反応は起らない。急膨張によって体積
が大きくなると、内部の温度が低下し、同時に鉄(F
e)と酸化マンガン(Mn34)とは気体状態から固体
状態に状態変化を起こして瞬間的に膨張圧がなくなる。
体積と温度に関するシャルルの法則又は断熱膨張の理論
によってこのような場合の急膨張による温度低下を説明
することができる。
【0006】従って、前記急膨張金属混合物は、酸化剤
としての金属塩と、該金属塩によって700℃以上(通
常は1,500℃以上)の高温条件で酸化される金属粉
末との混合物であると定義される。
【0007】この際、発生する酸化熱は3,000℃〜
30,000℃の超高熱である。このような酸化熱は、
酸化後の生成物を気化膨張させ、密閉空間に40,00
0〜60,000kg/cm2の超高圧を発生させる。
【0008】このような酸化反応及び急膨張が高熱条件
でのみ起り得るという点は、前記急膨張金属混合物の産
業上利用可能性を暗示している。即ち、従来のダイナマ
イトに代えて岩石等の破壊に使用することができる。ダ
イナマイトと比較すると、次のような長所が挙げられ
る。即ち、膨張力が一層大きい上、酸化時間も短く、急
膨張によって高温条件が満たされなければ直ちに気化膨
張した生成物が固体状態に状態変化を起こして膨張が止
まるので岩石の飛散が抑えられ、騒音伝達が非常に少な
い。これは、従来の火薬は有機物の酸化及び気化を用い
るのに対し、前記急膨張金属混合物は金属の酸化及び気
化を用いるからである。従来の有機物火薬は、急膨張後
内部温度が低下しても、気体生成物がさらに固体状態に
状態変化せず、気体状態を維持しながら拡散するため、
飛散、騒音及び振動が大きい。これに対し、前記急膨張
金属混合物は、酸化反応が与え難い高温でのみ起るた
め、日常的な保管及び管理中の偶発的な爆発可能性は考
えられない。一方、従来の火薬は250℃内外の低温で
も点火するため、運搬及び保管上に格別な注意を要す
る。
【0009】前記金属塩としては、金属硝酸塩が最も好
ましいが、必ずしもこれらに限定されるものではなく、
金属酸化塩、金属水酸塩、金属炭酸塩、金属硫酸塩,金
属過塩素酸塩等の金属塩を代替使用することもできる。
また、これらの金属塩をそれぞれ単独で、或いは2種以
上混合して使用することができる。特に、金属硝酸塩に
金属酸化塩、金属水酸塩,金属過塩素酸塩または金属硫
酸塩の1種またはそれ以上を混合して酸化開始時間及び
酸化反応時間を調節することができる。
【0010】前記金属硝酸塩としては、硝酸鉄(Fe
(NO33)、硝酸銅(Cu(NO32)、硝酸バリウ
ム(Ba(NO32)、硝酸マンガン(Mn(N
34)、硝酸マグネシウム(Mg(NO32)、硝酸
カリウム(KNO3)、硝酸ナトリウム(NaNO3)、
または硝酸カルシウム(Ca(NO32)などが挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。これらを単
独で、或いは2種以上混合して使用することができる。
【0011】前記金属酸化塩としては、四酸化三マンガ
ン(Mn34)、酸化カルシウム(CaO)、二酸化チ
タニウム(TiO2)、二酸化マンガン(MnO2)、三
酸化二クロム(Cr23)、三酸化二鉄(Fe23)、
四酸化三鉄(Fe34)、酸化ニッケル(NiO)、酸
化銅(CuO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化カリウム
(K2O)、酸化ナトリウム(Na2O)、三酸化二ニッ
ケル(Ni23)、酸化鉛(PbO)、酸化リチウム
(Li2O)、酸化バリウム(BaO)、酸化ストロン
チウム(SrO)、または三酸化二硼素(B23)など
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。こ
れらを単独で、或いは2種以上混合して使用することが
できる。
【0012】前記金属水酸塩としては、水酸化リチウム
(LiOH)、水酸化カリウム(KOH)、水酸化ナト
リウム(NaOH)、水酸化カルシウム(Ca(OH)
2)、水酸化バリウム(Ba(OH)2)、水酸化ストロ
ンチウム(Sr(OH)2)、水酸化亜鉛(Zn(O
H)2)、水酸化鉄(Fe(OH)3)、水酸化銅(Cu
(OH)2)、水酸化ニッケル(Ni(OH)2)、水酸
化マンガン(Mn(OH)3)、水酸化クロム(Cr
(OH)3)、水酸化マグネシウム(MgOH)などが
挙げられるが、これらに限定されるものではない。これ
らを単独で、或いは2種以上混合して使用することがで
きる。
【0013】前記金属炭酸塩としては、炭酸リチウム
(Li2CO3)、炭酸カリウム(K2CO3)、炭酸ナト
リウム(Na2CO3)、炭酸カルシウム(CaC
3)、炭酸バリウム(BaCO3)、炭酸ストロンチウ
ム(SrCO3)、炭酸亜鉛(ZnCO3)、炭酸鉄(F
eCO3)、炭酸銅(CuCO3)、炭酸ニッケル(Ni
CO3)、炭酸マンガン(MnCO3)、炭酸クロム(C
rCO3)、炭酸マグネシウム(MgCO3)などが挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。これらを
単独で、或いは2種以上混合して使用することができ
る。
【0014】前記金属過塩素酸塩としては、過塩素酸リ
チウム(Li1ClO4)、過塩素酸カリウム(K1Cl
4)、過塩素酸ナトリウム(Na1ClO4)、過塩素
酸カルシウム(Ca(ClO42)、過塩素酸バリウム
(Ba(ClO42)、過塩素酸亜鉛(Zn(Cl
42)、過塩素酸鉄(Fe(ClO43)、過塩素酸
マンガン(Mn(ClO42)、過塩素酸マグネシウム
(Mg(ClO42)などが挙げられるが、これらに限
定されるものではない。これらを単独で、或いは2種以
上混合して使用することができる。
【0015】また、金属硫酸塩としては、硫酸カリウム
(K2SO4)、硫酸リチウム(Li 2SO4)、硫酸ナト
リウム(Na2SO4)、硫酸カルシウム(CaS
4)、硫酸バリウム(BaSO4)、硫酸ストロンチウ
ム(SrSO4)、硫酸亜鉛(ZnSO4)、硫酸鉄(F
eSO4)、硫酸銅(CuSO4)、硫酸ニッケル(Ni
SO4)、硫酸アルミニウム(Al2(SO43)、硫酸
マンガン(MnSO4)、硫酸マグネシウム(MgS
4)、硫酸クロム(CrSO4)などが挙げられるが、
これらに限定されるものではない。これらを単独で、或
いは2種以上混合して使用することができる。
【0016】前記金属粉末としては、アルミニウム(A
l)粉末、ナトリウム(Na)粉末、カリウム(K)粉
末、リチウム(Li)粉末、マグネシウム(Mg)粉
末、カルシウム(Ca)粉末、マンガン(Mn)粉末、
バリウム(Ba)粉末、クロム(Cr)粉末、珪素(S
i)粉末などが挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。これらを単独で、或いは2種以上混合して使
用することができる。
【0017】前記金属塩と金属粉末との混合比率は、金
属塩から発生する酸素量と金属粉末の酸化に必要な酸素
量から化学式によって算出した分子量の比率となる。一
つの急膨張金属混合物カプセル構造内で前記金属粉末を
酸化させるのにかかる時間は1/2,000秒〜1/1
00秒の極めて短い時間である。
【0018】前記急膨張金属混合物の構成、作用及び製
造工程は前記韓国特許登録第10−0213577号公
報に詳細に開示されている。本発明は前記韓国特許登録
第10−0213577号発明を産業上利用可能にする
用途発明なので、急膨張金属混合物自体については、こ
れ以上具体的には言及しない。
【0019】酸化反応触発のための高温条件は、様々な
方法によって提供することができるが、本発明では、特
に、高電圧によるアーク放電熱を熱源として使用するこ
とが可能な急膨張金属混合物カプセル構造を提供する。
これは、アーク放電による場合、容易に数千℃に達する
熱を局部的に発生させることができるためである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な急膨張金属混合物に酸化反応を起こさせるための触発
温度を容易に提供することが可能な急膨張金属混合物カ
プセル構造を提供することを目的としている。
【0021】また、本発明は、カプセルの長さが長くな
っても急膨張金属混合物の発火を容易に誘導することが
でき、低い電圧でも放電及びスパークを複数の地点から
発生せしめることが可能な急膨張金属混合物カプセル構
造を提供することを他の目的としている。
【0022】さらに、本発明は、急膨張金属混合物カプ
セル構造を設置するために破壊対象物に設ける孔の直径
を小さくし、急膨張金属混合物カプセル構造の挿入を容
易にすることが可能な急膨張金属混合物カプセル構造を
提供することを他の目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る急膨張金属混合物カプセル構造は、絶
縁体外皮と、該絶縁体外皮の内部に充填された急膨張金
属混合物と、該急膨張金属混合物に埋没して装備された
相対向する1対のアーク放電用触発針と、これら1対の
アーク放電用触発針に電気的に接続され、外部の高電圧
発生装置から前記1対のアーク放電用触発針に高電圧を
伝えることが可能な1対の電源供給棒とを備えている埋
没ことを特徴としている。
【0024】カプセル構造の長さが長くなる場合には、
外向きのアーク放電用触発針が両端に1本ずつ接続され
た触発針棒、又は該触発針棒が長手方向一列に複数本配
列された触発針棒の列が、前記1対の電源供給棒に接続
された前記1対のアーク放電用触発針の間に、相対向す
る前記アーク放電用触発針同士が互いに間隔を保つよう
に設けられていることが好ましい。これにより、後述す
る抵抗線の長さを減らすと共に、低い電圧でも複数の地
点でアーク放電を発生させることができるようになる。
【0025】ここで、前記触発針棒が、前記絶縁体外皮
の内部に形成された絶縁支持物と、該絶縁支持物から前
記触発針棒まで延設された補助支柱によって、前記1対
の電源供給棒に接続された前記1対のアーク放電用触発
針と一列になるように固定されていることが好ましい。
【0026】前記1対のアーク放電用触発針の間には、
高電圧印加時に急加熱され、溶解及び気化しながら触発
針の間にアーク放電を誘導することが可能な抵抗線がさ
らに接続されていることが望ましい。これにより、アー
ク放電の容易な発生が可能になる。
【0027】前記急膨張金属混合物が、前記一対のアー
ク放電用触発針の間にアーク放電を容易に誘導すること
ができるように添加された電解液を含み、相対向する前
記アーク放電用触発針間の間隔が1mm〜100mmと
なっていることが望ましい。この際、前記抵抗線を別に
備えなくても、アーク放電の発生が可能である。
【0028】前記1対の電源供給棒が急膨張金属混合物
カプセル構造の両側面から外側に1本ずつ引き出されて
いるとよい。このような構成は、カプセル内部構造が単
純になる一方、操作性が低下し、作業時にカプセル装置
孔を広く開けなければならないという欠点がある。
【0029】前記1対の電源供給棒が急膨張金属混合物
カプセル構造の一側面から外側に引き出されていてもよ
い。このような構成はカプセル内部構造が複雑になる一
方、操作性に優れており、作業時にカプセル装置孔の直
径を狭く開けてもよいという利点がある。
【0030】前記急膨張金属混合物が、金属粉末と、該
金属粉末を少なくとも700℃以上(通常は1,500
℃内外)の高温で酸化させる金属塩を質量比0.1:9
9.9〜99.9:0.1の比率で混合した混合物であ
ることが望ましい。
【0031】前記金属塩が、金属硝酸塩、金属酸化塩、
金属水酸塩、金属炭酸塩及び金属硫酸塩のうちのいずれ
か1種または2種以上を含む混合物であることが望まし
い。
【0032】前記金属粉末が、アルミニウム(Al)、
ナトリウム(Na)、カリウム(K)、リチウム(L
i)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、マ
ンガン(Mn)、バリウム(Ba)、クロム(Cr)及
び珪素(Si)のうちのいずれか1種または2種以上を
含む混合物であることが望ましい。
【0033】前記急膨張金属混合物が、保管中に金属粉
末が酸化することを防止するために添加されたオイルま
たは無機防腐剤を含むことことが好ましい。
【0034】また、前記急膨張金属混合物が、保管中に
金属粉末が酸化することを防止するために樹脂でコーテ
ィングされており、0.1mm3〜100mm3の体積に
成形されているとよい。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、添付図に基づいて本発明の
望ましい実施の形態を詳細に説明する。
【0036】図1は本発明の第1の実施の形態に係る急
膨張金属混合物カプセル構造を示す断面図、図2は本発
明の第2の実施の形態に係る急膨張金属混合物カプセル
構造を示す断面図、図3は本発明の第3の実施の形態に
係る急膨張金属混合物カプセル構造を示す断面図、図4
は本発明の第4の実施の形態に係る急膨張金属混合物カ
プセル構造を示す断面図、図5は本発明の第5の実施の
形態に係る急膨張金属混合物カプセル構造を示す断面
図、図6は本発明の実施の形態に係る急膨張金属混合物
カプセル構造に高電圧を供給するための高電圧発生装置
のブロック回路図をそれぞれ示す。
【0037】図1に示した第1の実施の形態に係る急膨
張金属混合物カプセル構造は、本実施の形態の中で最も
基本的で単純なものとなっている。
【0038】図1を参照すると、第1の実施の形態に係
るカプセル構造は、絶縁体外皮14と、絶縁体外皮14
の内部に充填された急膨張金属混合物12と、絶縁体外
皮14の長手方向の両側面に外部に突出するように設置
された1対の電源供給棒22、23と、1対の電源供給
棒22、23の内側端に設けられ高電圧印加時にアーク
放電を行うことが可能な相対向する1対のアーク放電用
触発針24、24とを備えている。
【0039】外皮14は、紙管、合成樹脂管またはセラ
ミック管など絶縁体管を使用し、両側面が密封される。
アーク放電用触発針24は急膨張金属混合物12内に埋
没状態に装備される。電源供給棒22、23は、1対の
アーク放電用触発針24、24に電気的に接続され、後
述する外部の高電圧発生装置から1対のアーク放電用触
発針24、24に高電圧を伝えることが可能となってい
る。電源供給棒22、23及びアーク放電用触発針24
は一体のものとすることもできるが、別途に製作して接
合することもできる。アーク放電用触発針24及び電源
供給棒22、23の材質は銅などの導電性金属である。
アーク放電用触発針24及び電源供給棒22、23の形
状は棒形又は板形である。1対の電源供給棒22、23
の間に2kV以上の高電圧を印加すると、一対のアーク
放電用触発針24、24間にアーク放電が起こり、陰極
及び陽極のアーク放電用触発針24、24付近の温度は
瞬間的に2,000℃以上に上がるようになっている。
【0040】図1に示すように、一対のアーク放電用触
発針24、24間には抵抗線26がさらに接続されてお
り、抵抗線26は、高電圧印加時に高電流によって急加
熱され、溶解及び気化しながら触発針の間にアーク放電
を容易に誘導することができるようになっている。抵抗
線26の材質としてはニクロムまたはタングステンが好
ましい。このように抵抗線26を設置することにより、
一対のアーク放電用触発針24、24間の間隔がある程
度離隔していても、アーク放電を誘導することができ
る。
【0041】一方、急膨張金属混合物12に含まれる金
属塩は、金属硝酸塩、金属酸化塩、金属水酸塩、金属炭
酸塩及び金属硫酸塩のうちのいずれか1種または2種以
上を含む混合物であることが望ましい。また、急膨張金
属混合物12に含まれる金属粉末は、アルミニウム(A
l)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、リチウム
(Li)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(C
a)、マンガン(Mn)、バリウム(Ba)、クロム
(Cr)及び珪素(Si)のうちのいずれか1種または
2種以上を含む混合物であることが望ましい。
【0042】急膨張金属混合物12は、上記のような金
属粉末と、該金属粉末を少なくとも700℃以上(通常
は1,500℃内外)の高温で酸化させる金属塩を質量
比0.1:99.9〜99.9:0.1の比率で混合し
た混合物であることが望ましい。
【0043】急膨張金属混合物12は、保管中に湿気ま
たは空気によって金属塩が腐食する又は金属粉末が酸化
することを防止するために添加されたオイルなどの発水
剤又は無機防腐剤を含むことが望ましく、また、粒子の
表面が樹脂でコーティングされており、0.1mm3
100mm3の体積に成形されていることが望ましい。
オイル、無機防腐剤または樹脂などは、高熱条件で溶解
及び気化するので、金属塩による金属粉末の酸化反応に
は全く影響を与えない。
【0044】図6を参照すると、本実施の形態で用いた
高電圧発生装置は、入力交流電源30を分配して機器に
供給する電源分配器32と、電源分配器32を介した交
流電源を逓増させて直流昇圧する逓増圧直流昇圧器34
と、昇圧された直流電圧を所定の高電圧に充電する充電
器36と、瞬間導通によって充電された所定の高電圧を
本体の外部に露出された電線へ供給する瞬間開閉器38
とから構成することができる。開閉器38の陽極及び陰
極端子をコネクタ40によってカプセル構造の電線25
に接続した後、高電圧を印加する。高電圧発生装置は、
図6に示した構成と電気的に等価の他の構成を取っても
構わない。このような高電圧発生装置自体の構成は本発
明の要部ではない。
【0045】図2に示した第2の実施の形態に係るカプ
セル構造は、図1に示したカプセル構造とほぼ同様の構
成を含む。ただし、本実施の形態ではカプセル構造の両
側面から突出した1対の電源供給棒22、23の間にア
ーク放電用触発針24が2対以上(図2では3対)直列
に接続されている。
【0046】このように本実施の形態では、外向きのア
ーク放電用触発針24が両端に1本ずつ接続された触発
針棒20が長手方向一列に複数本(図2では2本)配列
された触発針棒20の列が、1対の電源供給棒22、2
3に接続された1対のアーク放電用触発針24、24の
間に、相対向するアーク放電用触発針24、24同士が
互いに間隔を保つように設けられている。
【0047】電源供給棒22、23の内側端に接続され
たアーク放電用触発針24を除いた残りのアーク放電用
触発針24は、急膨張金属混合物12内に埋没した触発
針棒20の両端に形成されている。即ち、第2の実施の
形態は、第1の実施の形態において1対の電源供給棒2
2、23に接続されたアーク放電用触発針24の間に、
両端にアーク放電用触発針24を1本ずつ形成した触発
針棒20を一列に1本または2本以上さらに備えたもの
である。
【0048】このような触発針棒20をカプセル構造内
に配置するため、図2に示すように、第2の実施の形態
は、急膨張金属混合物12が充填されて密封された絶縁
体外皮14と、絶縁体外皮14の内側に形成された絶縁
支持物16と、絶縁支持物16上に垂直に一定の間隔を
置いて設置される補助支柱18と、補助支柱18の一端
に絶縁支持物16の長手方向に一定間隔で設置される1
本以上の触発針棒20と、外皮14の両端に設けられ、
高電圧発生装置に接続される1対の電源供給棒22、2
3と、外皮14内の触発針棒20の両端及び電源供給棒
22の一端に直列に配列される2対以上のアーク放電用
触発針24と、アーク放電用触発針24の間に電気的に
接続設置される抵抗線26とから構成される。触発針棒
20は、絶縁体外皮14の内部に形成された絶縁支持物
16と、該絶縁支持物16から触発針棒20まで延設さ
れた補助支柱18によって、1対の電源供給棒22、2
3に接続された1対のアーク放電用触発針24、24と
一列になるように固定されている。
【0049】図2に示した第2の実施の形態に係る急膨
張金属混合物カプセルは、以下ようにして製造される。
まず、円筒形などの適当な形状に製作される絶縁体外皮
14内に急膨張金属混合物12を充填し、その密封され
た絶縁体外皮14の内側にカプセルの長手方向に絶縁支
持物16を配置し、その絶縁支持物16の長手方向に一
定の間隔を置いてその絶縁支持物16上に垂直に一本以
上の補助支柱18の一端を固設する。そして、その補助
支柱18の他端に絶縁支持物16の長手方向に一定の間
隔で一本以上の触発針棒20を固設する。カプセルの長
手方向の両側端にはそれぞれ電源供給棒22、23を1
本ずつ設置し、触発針棒20及び電源供給棒22、23
と電気的に接続されるアーク放電用触発針24をカプセ
ル10内に一列に配列して設置する。また、アーク放電
用触発針24の間には電気的に接続されるように抵抗線
26を設置する。
【0050】1対の電源供給棒22、23の両端に高圧
電源が印加されると、抵抗線26は急加熱され、溶解及
び気化し、多数の触発針24の間に漏洩電流のアーク放
電を誘導してその周囲に金属塩による金属粉末の酸化反
応を触発する高温が発生し、これにより急膨張金属混合
物12の酸化反応が開始される。
【0051】第2の実施の形態に係る構造は、特にカプ
セルの長さが長い場合に有用な構造であって、複数の地
点からアーク放電を誘導することができ、印加電圧を低
下させることもできるという利点がある。これは、アー
ク放電用触発針24、24間の距離が200mm以上の
場合には6〜7kV以上の電圧を印加しなければアーク
放電が起らないが、これに対し、アーク放電用触発針2
4、24間の距離が100mm以内の場合には3〜4k
V以内の電圧を加えてもアーク放電が起るからである。
勿論、アーク放電に必要な印加電圧の大きさは抵抗線の
種類、電解液の種類及び濃度など別の条件によってもあ
る程度変わる可能性がある。
【0052】図3に示した第3の実施の形態は、上述し
た第2の実施の形態において1対の電源供給棒22、2
3を全てカプセルの一側面から突出するように形成した
ことに特徴がある。即ち、第2の実施の形態では1対の
電源供給棒22、23がカプセルの両側面から外側に1
本ずつ引き出されているのに対し、第3の実施の形態で
は1対の電源供給棒22、23のうち一方の電源供給棒
23が絶縁支持物16の内部を貫通し、他方の電源供給
棒22が突出したカプセルの側面まで延長されており、
1対の電源供給棒22、23が急膨張金属混合物カプセ
ル構造の一側面から外側に引き出されている。したがっ
て例えば、電源供給棒22、23の(+)端子をカプセ
ル構造の左側面から引き出して(−)端子をカプセル構
造の右側面から引き出すことも、両端子をカプセル構造
の右側面から引き出すこともできる。
【0053】一般に、本発明に係る急膨張金属混合物カ
プセル構造を使用する場合、岩などの破壊対象にドリル
などによって孔を開け、孔の内部にカプセルを立設した
後、電源供給用電線25のみを外部に引き出し、残り部
分は全てセメントなどを用いて孔の内部に密封する。こ
の際、1対の電源供給棒をカプセルの両側面から外側に
1本ずつ引き出されるように構成すると、図6に示すよ
うに、孔の直径が大きくなり、密封空間が広くなるとい
う問題点がある。即ち、急膨張金属混合物カプセル10
を破壊対象物に孔44を設けた後挿入及び密封するが、
この際、図6の如く1対の電源供給棒をカプセル10の
両面に突設させた場合より、1対の電源供給棒をカプセ
ル10の一面に突設させる場合が、孔の直径をより縮め
ることができ、密封空間も狭くなる上、作業性にも優れ
ている。このような電源供給棒の配列はカプセルの長さ
が長い場合にさらに有用であるが、第1の実施の形態の
如く小型または中型のカプセルにおいても適用可能であ
る。
【0054】図4に示した第4の実施の形態によれば、
第2の実施の形態などの上述した実施の形態とは異な
り、抵抗線26に代えて、アーク放電を誘導することが
可能な電解液を急膨張金属混合物12に添加することに
特徴がある。
【0055】本実施の形態では、急膨張金属混合物12
は、一対のアーク放電用触発針24、24の間にアーク
放電を容易に誘導することができるように添加された電
解液を含んでいる。これにより、上記抵抗線26を備え
ていなくても、アーク放電を容易に誘導することができ
る。上記電解液としては硼酸アンモニウム、硝酸塩、硫
酸塩などをエチレングリコールなどのグリセリン類及び
アルコール類に微量溶かした液を使用することが好まし
い。
【0056】この際の相対向する一対のアーク放電用触
発針24、24間の間隔は1mm〜100mmであるこ
とが好ましい。従って、本発明の第4の実施の形態は、
電解誘導液の加えられた急膨張金属混合物12と、急膨
張金属混合物12が充填されて密封された絶縁体外皮1
4と、絶縁体外皮14の内側に形成される絶縁支持物1
6と、絶縁支持物16上に垂直に一定の間隔で設置され
る補助支柱18と、補助支柱18の一端に絶縁支持物1
6の長手方向に一定の間隔で設置される1本以上の触発
針棒20と、絶縁体外皮14の両側面に突出し、その一
端は急膨張金属混合物に埋没した1対の電源供給棒2
2、23と、絶縁体外皮14内の触発針棒20の両端及
び電源供給棒22、23の一端に支持され、対向する間
隔が1mm〜100mmとなるように直列に配列される
1対以上のアーク放電用触発針24とから構成されてい
る。
【0057】図5に示した第5の実施の形態は、第4の
実施の形態において1対の電源供給棒22、23を全て
カプセルの一側から突出するように形成することに特徴
がある。その理由及び効果は第3の実施の形態のそれと
同様である。
【0058】以下、本発明に係る急膨張金属混合物カプ
セルの使用方法を図6に基づいて詳細に説明する。
【0059】図6に示すように、使用者は本発明に係る
急膨張金属混合物カプセル10を都心内の土木工事現
場、岩盤破壊工事現場などの発破対象物42に孔44を
開けて設置した後、孔の残り部分をセメントなどで密封
する。
【0060】図6に示した高電圧発生装置では、交流入
力電源30を電源分配器32を介して逓増圧直流昇圧器
34と瞬間開閉器38用リレーR1、R2へ供給し、逓
増圧直流昇圧器34で逓増圧された直流電源は充電器3
6を充電させる。このような動作は交流入力電源30と
電源分配器32間の電気的開閉のためのスイッチSW1
と、電源分配器32と逓増圧直流昇圧器34間の電気的
開閉のためのスイッチSW2によって制御される。
【0061】充電器36に充電されると、リレースイッ
チSW3がオンされて瞬間開閉器が閉になり、コネクタ
40と電線25を介して充電器36に充電された高電圧
が急膨張金属混合物カプセル10の電源供給棒22、2
3に印加される。
【0062】この際、充電器36はアーク放電用触発針
24、24間にアーク放電を起こすことが可能な高電圧
を提供する高電圧大容量の充電器でなければならず、瞬
間開閉器38は高電圧大電流開閉器でなければならな
い。
【0063】電源供給棒22、23に高電圧が印加され
ると、アーク放電によって酸化反応が始まり、金属粉末
の酸化熱によって高熱及び高圧膨張が発生すると、発破
対象物は粉砕される。即ち、相互隣接した触発針24の
間では漏洩電流(アーク)が誘導されるとともに酸化反
応に必要な高温が急激に(例えば、約1,500℃以上
の高温が約1/1,000秒間)発生して外皮14内の
急膨張金属混合物12が瞬間的に(例えば、1/1,0
00秒〜1/10,000秒)酸化反応して高熱の金属
酸化熱(約3,000〜30,000℃)が発生する。
この高熱は生成物を気化膨張させて高圧(40,000
〜60,000kg/cm2)の体積膨張力を発生させ
る。この気化膨張力によって発破対象物42が短い瞬間
に破砕される。
【0064】上述したところによれば、体積の急膨張は
内部温度を瞬間的に低下させ、よって、酸化反応生成物
(金属及び金属酸化物)は気体状態から固体状態に状態
変化することにより、体積が急収縮する。従って、発破
対象物42を大きい膨張力によって短い瞬間に破砕する
が、飛散、騒音及び振動が非常に少ないため、発破作業
を安全且つ効率的に行うことができる。
【0065】以上、本発明の実施の形態について詳細に
説明したが、本発明の権利範囲はこれらに限定されず、
本発明の一実施の形態と実質的に均等の範囲に属するも
のにまで及ぶ。
【0066】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、少な
くとも700℃以上(通常は1,500℃内外)の高温
で酸化反応する急膨張金属混合物の触発温度を容易に提
供することができるうえ、特にカプセル内に2対以上の
放電用触発針を直列に配列する場合には低い電圧でも放
電及びスパークを複数の地点から発生せしめることがで
きるので、カプセルの長さが長くなっても急膨張金属混
合物の発火を容易に誘導することができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る急膨張金属
混合物カプセル構造を示す断面図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態に係る急膨張金属
混合物カプセル構造を示す断面図である。
【図3】 本発明の第3の実施の形態に係る急膨張金属
混合物カプセル構造を示す断面図である。
【図4】 本発明の第4の実施の形態に係る急膨張金属
混合物カプセル構造を示す断面図である。
【図5】 本発明の第5の実施の形態に係る急膨張金属
混合物カプセル構造を示す断面図である。
【図6】 本発明に係る急膨張金属混合物カプセル構造
に高電圧を供給するための高電圧発生装置のブロック回
路図である。
【符号の説明】
10 カプセル 12 急膨張金属混合物 14 絶縁体外被 16 絶縁支持物 18 補助支柱 20 触発針棒 22、23 電源供給棒 24 アーク放電用触発針 25 電線 26 抵抗線 30 交流入力電源 32 電源分配器 34 逓増圧直流昇圧器 36 充電器 38 瞬間開閉器 40 コネクタ 42 発破対象物 44 孔

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体外皮と、 該絶縁体外皮の内部に充填された急膨張金属混合物と、 該急膨張金属混合物に埋没して装備された相対向する1
    対のアーク放電用触発針と、 これら1対のアーク放電用触発針に電気的に接続され、
    外部の高電圧発生装置から前記1対のアーク放電用触発
    針に高電圧を伝えることが可能な1対の電源供給棒とを
    備えていることを特徴とする急膨張金属混合物カプセル
    構造。
  2. 【請求項2】 外向きのアーク放電用触発針が両端に1
    本ずつ接続された触発針棒、又は該触発針棒が長手方向
    一列に複数本配列された触発針棒の列が、前記1対の電
    源供給棒に接続された前記1対のアーク放電用触発針の
    間に、相対向する前記アーク放電用触発針同士が互いに
    間隔を保つように設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の急膨張金属混合物カプセル構造。
  3. 【請求項3】 前記触発針棒が、前記絶縁体外皮の内部
    に形成された絶縁支持物と、該絶縁支持物から前記触発
    針棒まで延設された補助支柱によって、前記1対の電源
    供給棒に接続された前記1対のアーク放電用触発針と一
    列になるように固定されていること特徴とする請求項2
    記載の急膨張金属混合物カプセル構造。
  4. 【請求項4】 前記1対のアーク放電用触発針の間に
    は、高電圧印加時に急加熱され、溶解及び気化しながら
    触発針の間にアーク放電を誘導することが可能な抵抗線
    がさらに接続されていることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかの項に記載の急膨張金属混合物カプセル構
    造。
  5. 【請求項5】 前記急膨張金属混合物が、前記一対のア
    ーク放電用触発針の間にアーク放電を容易に誘導するこ
    とができるように添加された電解液を含み、相対向する
    前記アーク放電用触発針間の間隔が1mm〜100mm
    となっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    の項に記載の急膨張金属混合物カプセル構造。
  6. 【請求項6】 前記1対の電源供給棒が急膨張金属混合
    物カプセル構造の両側面から外側に1本ずつ引き出され
    ていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に
    記載の急膨張金属混合物カプセル構造。
  7. 【請求項7】 前記1対の電源供給棒が急膨張金属混合
    物カプセル構造の一側面から外側に引き出されているこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の急
    膨張金属混合物カプセル構造。
  8. 【請求項8】 前記急膨張金属混合物が、金属粉末と、
    該金属粉末を少なくとも700℃以上(通常は1,50
    0℃内外)の高温で酸化させる金属塩を質量比0.1:
    99.9〜99.9:0.1の比率で混合した混合物で
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記
    載の急膨張金属混合物カプセル構造。
  9. 【請求項9】 前記金属塩が、金属硝酸塩、金属酸化
    塩、金属水酸塩、金属炭酸塩及び金属硫酸塩のうちのい
    ずれか1種または2種以上を含む混合物であることを特
    徴とする請求項8記載の急膨張金属混合物カプセル構
    造。
  10. 【請求項10】 前記金属粉末が、アルミニウム(A
    l)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、リチウム
    (Li)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(C
    a)、マンガン(Mn)、バリウム(Ba)、クロム
    (Cr)及び珪素(Si)のうちのいずれか1種または
    2種以上を含む混合物であることを特徴とする請求項8
    記載の急膨張金属混合物カプセル構造。
  11. 【請求項11】 前記急膨張金属混合物が、保管中に金
    属粉末が酸化することを防止するために添加されたオイ
    ルまたは無機防腐剤を含むことを特徴とする請求項8記
    載の急膨張金属混合物カプセル構造。
  12. 【請求項12】 前記急膨張金属混合物が、保管中に金
    属粉末が酸化することを防止するために樹脂でコーティ
    ングされており、0.1mm3〜100mm3の体積に成
    形されていることを特徴とする請求項8記載の急膨張金
    属混合物カプセル構造。
JP2002308694A 2001-10-23 2002-10-23 急膨張金属混合物カプセル構造 Pending JP2003214800A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2001-0065451A KR100442551B1 (ko) 2001-10-23 2001-10-23 급팽창 혼합물의 반응 촉발장치
KR2001-065451 2001-10-23

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003214800A true JP2003214800A (ja) 2003-07-30

Family

ID=36202170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002308694A Pending JP2003214800A (ja) 2001-10-23 2002-10-23 急膨張金属混合物カプセル構造

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6759798B2 (ja)
EP (1) EP1306642B1 (ja)
JP (1) JP2003214800A (ja)
KR (1) KR100442551B1 (ja)
AT (1) ATE319978T1 (ja)
DE (1) DE60209659T2 (ja)
ES (1) ES2258600T3 (ja)
RU (1) RU2002128370A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008520942A (ja) * 2004-11-15 2008-06-19 スウェル テック カンパニー リミテッド 破岩用金属膨張剤のカートリッジ構造
KR100877133B1 (ko) * 2007-02-13 2009-01-09 김철영 파암장치 및 기폭유니트
JP2015512026A (ja) * 2012-02-29 2015-04-23 エーディーエム28 エス.アー.エール.エルAdm28 S.Ar.L 起爆ワイヤによる電気液圧式放電装置のヘッド

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030037707A (ko) * 2001-11-05 2003-05-16 김창선 급팽창 금속 혼합물
KR20060047084A (ko) 2004-11-15 2006-05-18 주식회사 스웰테크 플라즈마 방전을 이용한 폭발장치
EP1780497A1 (de) * 2005-10-31 2007-05-02 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zum Sprengen bzw. Brechen von beton- und steinartigen Materialien
KR100833901B1 (ko) * 2006-06-14 2008-06-03 김성국 확장 구근을 갖는 지중 파일 시공 방법 및 그 방법으로시공한 확장 구근을 갖는 지중 파일
DK2651855T3 (en) * 2010-12-17 2016-09-12 Rock Breaking Tech Co (Rob Tech) Ltd Stone and betonnedbrydnings- (demolition - nedbrækning - splitting) system
US9360285B1 (en) * 2014-07-01 2016-06-07 Texas Research International, Inc. Projectile cartridge for a hybrid capillary variable velocity electric gun
RU2622127C1 (ru) * 2016-03-31 2017-06-13 Акционерное общество "Чебоксарское производственное объединение имени В.И. Чапаева" Пиротехнический состав для зарядов теплового разрушения твердых тел
AU2018410014B2 (en) * 2018-02-21 2022-10-20 Enaex S.A. Metallic mixture blasting capsule
WO2022087756A1 (es) 2020-10-29 2022-05-05 Comercializadora Exoblast Chile Spa Iniciador electrónico programable no explosivo para tronadura de roca, y proceso de testeo y reacción exotérmica del iniciador
KR102473077B1 (ko) 2021-11-26 2022-11-30 지에스건설 주식회사 화약류로 착화되는 미진동 파쇄제 조성물 및 이의 제조 방법

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1301849A (fr) * 1961-06-13 1962-08-24 Schlumberger Prospection Détonateur électrique de sécurité
FR1457461A (fr) * 1965-08-13 1966-01-24 Aquitaine Petrole Nouvelle composition explosive
CH520634A (de) * 1970-07-18 1972-03-31 Elektro Thermit Gmbh Vorrichtung zum Unbrauchbarmachen von Maschinen, Geräten und Panzern, vorzugsweise jedoch von Geschützrohren
GB1507547A (en) * 1975-05-14 1978-04-19 Secr Defence Electro-explosive igniters
DE3037807C2 (de) * 1980-10-07 1982-07-29 Peter-Wilhelm Dipl.-Ing. 3006 Burgwedel John Verfahren zur Erweiterung eines Gebirgshohlraumes
US5465664A (en) * 1993-05-03 1995-11-14 Fey; Warren O. Fuel and explosive composition with ferric or cupric ion and reducing sugars
KR950009422U (ko) * 1993-09-11 1995-04-19 조규삼 점화봉
JPH0791822A (ja) * 1993-09-21 1995-04-07 Sanyo Electric Co Ltd ショーケース
JPH07232613A (ja) * 1993-12-28 1995-09-05 Nippon Kayaku Co Ltd エアバッグ用ガス発生器およびスクイブ
KR100213577B1 (ko) * 1997-06-10 1999-08-02 김창선 급팽창 금속 혼합물
KR100283505B1 (ko) * 1998-12-19 2001-11-02 김창선 급팽창 금속 화합물의 반응 촉발방법 및 그 장치
KR100308081B1 (ko) * 1999-03-02 2001-09-24 정기형 플라즈마파암용 전력충격쎌
US6435095B1 (en) * 2000-08-09 2002-08-20 Mccormick Selph, Inc. Linear ignition system
DE10020019A1 (de) * 2000-04-22 2001-10-25 Tzn Forschung & Entwicklung Elektrothermische Anzündvorrichtung und Verfahren zu ihrer Herstellung

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008520942A (ja) * 2004-11-15 2008-06-19 スウェル テック カンパニー リミテッド 破岩用金属膨張剤のカートリッジ構造
KR100877133B1 (ko) * 2007-02-13 2009-01-09 김철영 파암장치 및 기폭유니트
JP2015512026A (ja) * 2012-02-29 2015-04-23 エーディーエム28 エス.アー.エール.エルAdm28 S.Ar.L 起爆ワイヤによる電気液圧式放電装置のヘッド

Also Published As

Publication number Publication date
KR20010100175A (ko) 2001-11-14
EP1306642A3 (en) 2003-06-25
RU2002128370A (ru) 2004-06-27
ATE319978T1 (de) 2006-03-15
EP1306642A2 (en) 2003-05-02
US20030075068A1 (en) 2003-04-24
KR100442551B1 (ko) 2004-07-30
DE60209659T2 (de) 2007-01-11
DE60209659D1 (de) 2006-05-04
EP1306642B1 (en) 2006-03-08
US6759798B2 (en) 2004-07-06
ES2258600T3 (es) 2006-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003214800A (ja) 急膨張金属混合物カプセル構造
US20090078143A1 (en) Cartridge Of Metal Expansion Cell For Rock Destruction
AU2018410014B2 (en) Metallic mixture blasting capsule
JP2003146788A (ja) 常温酸化防止処理された急膨張金属混合物
KR101909870B1 (ko) 파암용 고체 분말 혼합물
WO1998043039A1 (fr) Dispositif de rupture
JP5414348B2 (ja) カートリッジ、破壊装置およびカートリッジキット
CN114754640A (zh) 一种水下破障装置及其使用方法
KR100690368B1 (ko) 플라즈마 파쇄제 카트리지
KR101844154B1 (ko) 급팽창금속혼합물 및 그것을 이용한 파암 장치
US6720858B2 (en) Fuse
KR200328364Y1 (ko) 파암용 금속팽창제의 카트리지 구조
CN209626310U (zh) 电流中断装置、单体电池、电池模组、动力电池和电动汽车
KR100577572B1 (ko) 파암용 금속팽창제의 카트리지 구조
JPH08106912A (ja) 熱電池
RU2332637C2 (ru) Пиротехнический генератор
CN114001603A (zh) 引爆式等离子体引燃破装置
RU2298146C2 (ru) Способ быстрого запуска пиротехнического резервного источника тока
JPH11131967A (ja) 電気熱化学反応を利用した破砕方法
JPH11257899A (ja) 破壊方法
WO2000022372A1 (fr) Appareil de rupture et procede de rupture
JPS6072171A (ja) 熱電池
UA58301A (uk) Спосіб руйнування скельних порід та пристрій для його здійснення

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050406