JP2003214631A - 加熱調理器の情報報知システム - Google Patents

加熱調理器の情報報知システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが、加熱調理器に発生した故障の内容
をより簡単に知ることができる加熱調理器の情報報知シ
ステムを提供する。 【解決手段】 電子レンジ1は、故障診断プログラムを
実行させることで得られた診断結果をホーム端末2に送
信し、ホーム端末2は、送信された診断結果に基づい
て、ディスプレイ37にメッセージを表示することでユ
ーザに報知を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱調理器と、こ
の加熱調理器との間で通信を行なうことで当該加熱調理
器の動作に関連する情報を報知するための情報端末とで
構成される加熱調理器の情報報知システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、加熱調理器たる
例えば電子レンジに故障が発生した場合は、ユーザに対
してその故障内容を全く報知しないか、或いは、電子レ
ンジに配置されている小型の表示器により、極めて限定
された形態で報知を行なうようにしている。即ち、電子
レンジでは、表示器の表示領域の大きさがスペースの制
約上限られているため、表示可能な情報量にも制約があ
る。特に、故障に関するエラー表示については、アルフ
ァベットや数字等の組み合わせによって表示されること
が多い。
【0003】このような表示形態では、ユーザが、一体
何を意味しているのかを即座に理解することは到底不可
能である。従って、ユーザは、エラー表示が意味してい
る内容を、一々取り扱い説明書を参照することで把握す
るしか無かった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、ユーザが、加熱調理器に発生した故
障の内容をより簡単に知ることができる加熱調理器の情
報報知システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の加熱調理器の情報報知システムは、
加熱調理器と、この加熱調理器との間で通信を行なうこ
とで当該加熱調理器の動作に関連する情報を報知するた
めの情報端末とで構成されるものにおいて、前記加熱調
理器は、故障診断プログラムを実行させることで得られ
た診断結果を前記情報端末に送信し、前記情報端末は、
送信された診断結果に基づく報知を行うことを特徴とす
る。ここで、故障診断プログラムは、加熱調理器を構成
する各部に故障が発生しているか否かを診断するための
プログラムであり、加熱調理器の動作を制御する制御手
段によって実行されるものである。故障診断プログラム
では、例えば、ある機能部を動作させた場合にそれに応
じて生ずべき変化が生じるか否か(例えば、消費電流値
の増加など)によって故障が判断される。
【0006】そして、加熱調理器は、故障診断プログラ
ムを実行させることで各部に故障が発生しているか否か
をチェックし、得られた診断結果を情報端末に送信す
る。情報端末は加熱調理器と別体であり、情報を報知す
るために構成されるものであるから、各種情報の報知を
行なうに当たってはより柔軟な形態で行なうことが可能
である。従って、ユーザは、情報端末の報知によって加
熱調理器の故障診断結果を簡単に知ることができるよう
になる。
【0007】この場合、請求項2に記載したように、情
報端末を、送信された診断結果に基づく報知を行うため
の報知プログラムを格納するように構成すると良い。斯
様に構成すれば、診断結果を詳細に報知するためのプロ
グラムを加熱調理器側に配置する必要がなくなるので、
加熱調理器側のROM等に必要とされる容量を削減する
ことができる。
【0008】また、請求項3に記載したように、情報端
末を、診断結果に含まれている故障のレベルに応じて異
なる態様で報知を行なうように構成しても良い。斯様に
構成すれば、ユーザは、その報知の態様によって故障の
レベルを把握することができるようになる。
【0009】更に、請求項4に記載したように、情報端
末を、ユーザによって停止操作が行われるまで、報知動
作を継続するように構成しても良い。斯様に構成すれ
ば、報知が行なわれていることを、より確実にユーザに
認識させることができる。
【0010】また、請求項5に記載したように、情報端
末を、故障診断プログラムを格納するように構成し、加
熱調理器を、故障診断プログラムを情報端末より取得し
て実行するように構成すると良い。即ち、故障診断プロ
グラムを加熱調理器側に持たせれば、ROM等の容量が
その分だけ増加することになるが、故障診断プログラム
の実行頻度は比較的低いため効率が良い方式とは言えな
い。そこで、故障診断プログラムを加熱調理器側に持た
せて、加熱調理器が、当該プログラムを実行する必要が
ある時だけ情報端末よりプログラムを取得して実行させ
るようにすれば、加熱調理器側のROM等の容量を増加
させることを回避できる。
【0011】更にまた、請求項6に記載したように、故
障診断プログラムを、診断結果として故障の種類に応じ
た故障コードを発生させるようにして、情報端末を、各
種情報を表示するための表示手段を備え、前記故障コー
ドに対応するメッセージを前記表示手段に表示させるよ
うに構成すると良い。斯様に構成すれば、加熱調理器と
情報端末との間で行われる通信に要する時間を短くする
ことができると共に、情報端末においては、故障コード
に対応するメッセージを表示手段に詳細に表示させるこ
とができる。
【0012】この場合、請求項7に記載したように、加
熱調理器にも各種情報を表示するための表示手段を備え
て、前記故障コードを前記表示手段に表示させるように
しても良い。即ち、故障コードだけを表示するには僅か
な表示面積があれば可能であるから、加熱調理器側にお
いても補助的に故障コードを表示することで、より多様
な形態で報知を行なうことができる。
【0013】以上の場合において、請求項8に記載した
ように、加熱調理器を、故障診断プログラムを所定周期
毎に実行させるように構成しても良い。斯様に構成すれ
ば、加熱調理器に故障が発生している場合、ユーザは、
その故障を早期に認識して対処することができる。ま
た、この場合、請求項9に記載したように、故障診断プ
ログラムの実行周期をユーザが設定可能に構成すると良
く、斯様に構成すれば、ユーザが適当と考える頻度で故
障診断プログラムを実行させることができる。
【0014】また、以上の場合において、請求項10に
記載したように、情報端末を、故障診断プログラムによ
る診断結果について、ユーザが独力で修理可能であるレ
ベルの軽故障と、ユーザが独力では修理不能であるレベ
ルの重故障とに判定するための診断結果判定プログラム
を備えて構成すると良い。斯様に構成すれば、情報端末
は、重故障,軽故障に応じて異なる態様で報知を行なう
ことが可能となるので、ユーザは、自分で簡単に修理で
きる軽故障であるか、自分では修理不能な重故障である
かどうかを簡単に把握することができる。
【0015】更に、この場合、請求項11に記載したよ
うに、情報端末を、診断結果判定プログラムを実行する
ことで診断結果が軽故障であると判定すると、当該故障
を修理するための手順を報知するように構成すると良
い。即ち、ユーザが自分で簡単に修理できる軽故障の修
理手順を情報端末が報知すれば、ユーザは、その手順に
従って加熱調理器を簡単に修理することができる。
【0016】更にまた、請求項12に記載したように、
情報端末を、加熱調理器の修理サービスを行うためのサ
ービスセンタとの通信が可能となるように構成して、診
断結果判定プログラムを実行することで診断結果が重故
障であると判定すると、当該故障の情報を前記サービス
センタに送信するように構成しても良い。
【0017】即ち、ユーザが自力で修理することができ
ない重故障については、例えばメーカのサービスセンタ
に配置されている作業員(リペアマン)などに修理を行
なってもらう必要がある。従って、故障診断プログラム
により重故障が診断された時点で、その故障の情報を情
報端末がサービスセンタに送信しておけば、サービスセ
ンタ側では、その故障を修理するための準備を前もって
行なうことが可能となる。そして、ユーザが実際に故障
の修理をサービスセンタに依頼する場合には、故障の内
容を詳細に説明する必要がなくなり、ユーザは、サービ
スを迅速に享受することができる。
【0018】この場合、請求項13に記載したように、
故障診断プログラムを、診断結果として故障の種類に応
じた故障コードを発生させるようにして、情報端末を、
前記サービスセンタに前記故障コードを送信するように
構成しても良い。斯様に構成すれば、情報端末とサービ
スセンタとの間で行なう通信を短時間で完了することが
できる。
【0019】また、請求項14に記載したように、加熱
調理器を、自身の使用状態に関する履歴情報を不揮発性
記憶手段に記憶させると共に、故障診断プログラムを実
行させることで得られた診断結果と共に、前記不揮発性
記憶手段に記憶させた履歴情報をも前記情報端末に送信
するように構成し、情報端末を、送信された履歴情報を
も前記サービスセンタに送信するように構成しても良
い。斯様に構成すれば、サービスセンタは、送信された
履歴情報に基づいて故障の原因をある程度推定すること
も可能となるので、故障原因の特定をより簡単に行なう
ことができるようになる。
【0020】以上の場合において、請求項15に記載し
たように、故障診断プログラムを、ユーザが任意のタイ
ミングで実行可能となるようにしても良く、斯様に構成
すれば、ユーザが加熱調理器の故障診断を行なわせたい
時に適宜実行させることができるようになる。
【0021】請求項16記載の加熱調理器の情報報知シ
ステムは、加熱調理器と、この加熱調理器との間で通信
を行なうことで当該加熱調理器の動作に関連する情報を
報知するための情報端末とで構成されるものにおいて、
前記加熱調理器は、故障を検出するとその故障検出情報
を前記情報端末に送信し、前記情報端末は、送信された
故障検出情報に基づく報知を行うことを特徴とする。
【0022】即ち、加熱調理器は、通常の調理動作等を
行なう場合においても、当該調理等について使用する機
能部分が故障していることを検出するように構成される
ものが一般的である。従って、そのような場合について
も、故障検出情報を情報端末に送信し、情報端末が送信
された情報に基づく報知を行うことで、ユーザは、加熱
調理器に発生した故障の情報を簡単に知ることができる
ようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につい
て、図面を参照して説明する。図1は、情報報知システ
ムの構成を示す図である。情報報知システムは、電子レ
ンジ(加熱調理器)1とホーム端末(情報端末)2とで
構成されており、両者は、近距離無線通信手段たるBlue
tooth (登録商標)インターフェイスを備えており、
2.4GHz帯の電波信号を介して通信を行なうように
なっている。
【0024】電子レンジ1の外箱3は、前面が開口する
矩形箱状をなしており、外箱2内には内箱が配設され、
内箱内には調理室(何れも図示せず)が形成されてい
る。調理室の前端部には扉4が回動可能に装着されてい
る。外箱3と内箱との間には機械室(図示せず)が形成
されており、機械室の前方には操作パネル5が固定され
ている。一方、ホーム端末2は、矩形板状をなす筐体5
0の正面に、情報を表示するためのディスプレイ37を
備えて構成されている。
【0025】図2は、電子レンジ1の電気的構成を示す
機能ブロック図である。機械室内には、制御回路(制御
手段)6が配置されている。この制御回路6はマイクロ
コンピュータを主体に構成されたものであり、制御回路
6にはスタートキー(「あたため」キー)7が電気的に
接続されている。このスタートキー7は操作パネル5に
配設されたものであり、制御回路6はスタートキー7の
操作を検出することに基づいて加熱調理を実行する。操
作パネル5には、その他、具体的には図示しないが、
「とりけし」キーや、仕上がり調節キー,手動調理操作
キーなどが配設されている。
【0026】制御回路6には、ロータリエンコーダ8が
電気的に接続されている。ロータリーエンコーダ8に
は、操作パネル5に配置されているダイアル9が機械的
に連結されている。このダイアル9はロータリエンコー
ダ8を回動操作するものであり、制御回路6はロータリ
エンコーダ8からの出力信号に基づいて調理メニューを
レンジ調理,オーブン調理,解凍調理,あたため調理等
の中から選択するようになっている。
【0027】調理室の下方にはターンテーブルモータ1
0が配置されており、制御回路6は、モータ駆動回路1
1を介してターンテーブルモータ10を回転駆動するよ
うになっている。また、調理室の下方には静電容量型の
重量センサ12が配置されている。重量センサ12は、
図示しない回転板や丸皿を介して調理物がセットされた
場合に、ターンテーブルモータ10の回転軸に印加され
る重量に応じた周波数の発振信号を制御回路6に出力す
るようになっている。
【0028】赤外線センサ15は複数のサーモパイルか
らなるものであり、調理室内(庫内)における調理物の
温度を検出して検出信号を制御回路6に出力するように
なっている。電流センサ16は変流器で構成されてお
り、電子レンジ1の消費電流を検出して検出信号を制御
回路6に出力するようになっている。庫内温度センサ1
7はサーミスタで構成されており、調理室内の温度を検
出して検出信号を制御回路6に出力するようになってい
る。ドアスイッチ18は、扉4の開閉状態に応じた信号
を制御回路6に出力するようになっている。
【0029】制御回路6には、モータ駆動回路19およ
びヒータ駆動回路20を介して熱風ファンモータ21お
よび熱風ヒータ22が電気的に接続されている。熱風フ
ァンモータ21および熱風ヒータ22は庫内奥側に配置
されており、制御回路6は、「熱風オーブン調理」の設
定状態でスタートキー7が操作されたことを検出する
と、駆動回路19および20を介して熱風ファンモータ
21および熱風ヒータ22を駆動し、庫内に熱風を供給
させるようになっている。
【0030】また、制御回路6には、ランプ駆動回路2
3を介して庫内に庫内灯24が電気的に接続されてい
る。制御回路6は、ドアスイッチ18によって扉4が開
放されたことを検出すると、庫内灯24を点灯させるよ
うになっている。
【0031】制御回路6には、モータ駆動回路27を介
して冷却ファンモータ28が電気的に接続されている。
制御回路6は、「レンジ調理」の設定状態でスタートキ
ー7が操作されたことを検出すると、モータ駆動回路2
7を介して冷却ファンモータ28を駆動し、後述するマ
グネトロン29等の電気部品に冷却風を送風させるよう
になっている。
【0032】制御回路6には、マグネトロン駆動回路3
0を介してマグネトロン29が電気的に接続されてお
り、制御回路6は、レンジ調理の設定状態でスタートキ
ー7が操作されたことを検出するとマグネトロン駆動回
路30を介してマグネトロン29を駆動し、庫内にマイ
クロ波を照射するようになっている。マグネトロン駆動
回路30は、具体的には図示しないが、高周波トランス
や、その高周波トランスの一次側に高周波電流を供給す
るインバータ回路などを含んで構成されている。
【0033】また、制御回路6には、BT(Bluetooth)
アダプタインターフェイス31を介してBTアダプタ3
2が電気的に接続されている。制御回路6は、BTアダ
プタ32を用いて、ホーム端末2との間で通信を行なう
ようになっている。具体的には、例えば、加熱調理を行
なっている場合における調理に関する情報や、詳細は後
述するが、故障診断プログラムが実行されることで故障
の発生が認識された場合は、その故障に関する情報など
をホーム端末2に対して送信するようになっている。
【0034】制御回路6は、LCD(Liquid Crystal Di
splay)駆動回路51を介してキャラクタ型のLCD52
における表示を制御するようになっている。LCD52
には、調理等に関する情報が極めて限定された態様で表
示される。また、制御回路6は、例えばEEPROMよ
りなるメモリ(不揮発性記憶手段)6Mを内蔵してお
り、加熱調理などを行なった場合はマグネトロン29や
ヒータ22等の累積的な通電時間を計測する。また、扉
4の開閉回数なども累積的に計測し、それらの情報をメ
モリ6Mに書き込んで使用履歴として記憶させるように
なっている。
【0035】一方、図3は、ホーム端末2の電気的構成
を示す機能ブロック図である。ホーム端末2は、マイク
ロコンピュータで構成される制御回路33を中心として
構成されており、電子レンジ1と同様に、BTアダプタ
インターフェイス34及びBTアダプタ35を備えてい
る。そして、制御回路33は、BTアダプタ35を用い
電波信号を介して電子レンジ1との間で通信を行なうよ
うになっている。
【0036】また、制御回路33は、電子レンジ1と同
様にBluetooth インターフェイスを備えてなる他の家電
機器(例えば、冷蔵庫,クッキングヒータ,炊飯器な
ど)に対しても、必要に応じて通信を行なうことが可能
に構成されている。その場合、ホーム端末2は、これら
の家電機器の制御を集中的に行なったり、各家電機器の
動作状態に関する情報を報知することも可能となってい
る。
【0037】制御回路33には、操作キー(若しくはデ
ィスプレイ37の画面上に配置されるタッチパネル)よ
りなる入力部36からの操作信号が与えられている。ま
た、制御回路33は、電子レンジ1より送信された情報
に基づいて画像をディスプレイ(表示手段)37に表示
させたり、ブザー(或いはスピーカ)38より警告音を
出力するなどの報知動作を行うようになっている。
【0038】また、制御回路33は、外部ネットワーク
通信部39を介してインターネット40に接続を行な
い、調理メニューサーバ41にアクセスすることでコン
テンツである調理情報(調理レシピ)を必要に応じてダ
ウンロードできるようになっている。制御回路33がダ
ウンロードした調理情報のデータ(若しくは、調理情報
に応じた制御コード)は電子レンジ1側に送信され、電
子レンジ1の制御回路6は、調理情報に応じた調理動作
を実行することも可能となっている。
【0039】インターネット40には、サービスセンタ
42が接続されている。サービスセンタ42は、電子レ
ンジ1等の修理サービス等を提供するためメーカによっ
て開設されたものであり、直接或いは電気店を経由して
持ち込まれた家電機器を修理したり、或いは、要請に応
じて作業員(リペアマン)が出張して修理を行なうよう
になっている。
【0040】また、制御回路33は、例えばROMより
なるメモリ33Mを内蔵しており、そのメモリ33Mに
は、ホーム端末2の機能を実現するための制御プログラ
ムの他、故障診断プログラム43,診断結果判定プログ
ラム44及び報知プログラム45等のプログラムが内蔵
されている。詳細は後述するが、故障診断プログラム4
3は、電子レンジ1の制御回路6によってダウンロード
され実行されるものであり、電子レンジ1の各部が故障
しているか否かを診断するプログラムである。診断結果
判定プログラム44は、電子レンジ1側より送信された
前記診断の結果を判定するためのプログラムである。報
知プログラム45は、制御回路33が前記判定の結果に
基づいて報知動作を行なうためのプログラムである。
【0041】次に、本実施例の作用について図4乃至手
段をも参照して説明する。図4は、電子レンジ1とホー
ム端末2との間で行なわれる処理の一例であり、電子レ
ンジ1が通常の調理動作を行う場合の通信状態を示すシ
ーケンスである。ユーザが電子レンジ1の操作パネル5
に配置されたダイヤル9を操作して調理コース例えば
「レンジ調理」を選択しスタートキー7を操作すると
()、電子レンジ1の制御回路6は、マグネトロン2
9による「レンジ調理」を開始すると共に()、調理
開始情報をホーム端末2に送信する()。ホーム端末
2の制御回路33は、調理開始情報を受信すると()
ディスプレイ37に受信した調理開始情報を表示させる
()。例えば、「『ごはん・あたため』調理を開始し
ました」のように表示させる。
【0042】電子レンジ1の制御回路6は、加熱調理を
行なっている間は、赤外線センサ15により適当な間隔
で庫内の食材の現在温度を検出すると、検出した現在温
度情報をホーム端末2に送信する。ホーム端末2の制御
回路33は、現在温度情報を受信するとディスプレイ3
7に受信した情報を表示させる。例えば、調理コース
「ごはん・あたため」の設定温度が75℃であり、食材
の温度が初期値20℃程度から加熱によって上昇する場
合は、「現在温度は50℃です」のように表示が行われ
る。
【0043】以上の処理を数回行なう間に食材の温度が
設定温度に達すると、電子レンジ1の制御回路6はレン
ジ調理を終了して()調理終了情報をホーム端末2に
送信する()。ホーム端末2の制御回路33は、調理
終了情報を受信すると()ディスプレイ37に受信し
た情報を表示させる()。例えば、「『ごはん・あた
ため』調理を終了しました」のように表示させる。
【0044】また、電子レンジ1の制御回路6は、レン
ジ調理を終了すると今回の調理においてマグネトロン2
9に通電を行った時間を計測し、メモリ6Mに記憶され
ているデータからマグネトロン29の累積的な通電時間
データを読み出すと、今回の調理に要した分や扉4の開
閉回数を加算し、メモリ6Mに使用履歴として記憶させ
る(10)。
【0045】図5は、電子レンジ1の制御回路6が故障
診断要求を発生した場合のシーケンスを示すものであ
る。制御回路6は、自身の機能を実行するための制御プ
ログラムにおいて、故障診断要求を一定周期毎に発生さ
せるようになっており()、その故障診断要求はBT
アダプタ32を介してホーム端末2側に送信される。
【0046】ホーム端末2の制御回路33は、電子レン
ジ1側より送信された故障診断要求をBTアダプタ35
を介して受信すると()、メモリ33Mより診断プロ
グラム43を読み出して電子レンジ1側に送信する
()。制御回路6は、診断プログラム43を受信して
()図示しないRAMに転送すると、その診断プログ
ラム43を実行する()。そして、診断プログラム4
3の実行結果をメモリ6Mより読み出した使用履歴デー
タと共にホーム端末2に送信する()。尚、使用履歴
データについては、故障が検出された場合のみ送信する
ようにしても良い。
【0047】ここで、図6は、制御回路6が診断プログ
ラム43を実行した場合の処理内容を示すフローチャー
トである。制御回路6は、ステップS1〜S5におい
て、庫内灯24,庫内温度センサ17,熱風ヒータ2
2,マグネトロン29が夫々故障しているか否かを夫々
診断する。診断は、例えば庫内灯24の場合は、庫内灯
24を点灯させても電流センサ16によって検出される
電流値が上昇しない場合に、故障(断線)しているもの
と(「YES」)判断する。
【0048】熱風ヒータ22及びマグネトロン29につ
いては、庫内灯24の場合と同様に、駆動した場合に電
流値が変化するかどうかで判断する。更に、図6では図
示しないが、電流センサ16自体についても、ステップ
S1〜S5を順次実行した場合の電流値が全く同じ値で
ある場合に故障と判断することが可能である。また、こ
れらに限ることなく、その他の機能部分についても故障
診断が可能であるものについては適宜診断を行なう。
【0049】そして、制御回路6は、判断ステップS1
〜S5等を実行した場合に何れかにおいて「YES」と
判断すると、各ステップに応じて夫々の診断対象が故障
していることを示す故障ステータスをRAMなどに記憶
させる(ステップS6〜S10)。
【0050】以上のようにして各部を一通り診断する
と、制御回路6は、ステップS6〜S10の何れかにお
いて記憶された故障ステータスがあるか否かを判断する
(ステップS11)。そして、故障ステータスが全くな
ければ(「NO」)異常無しコードを記憶させ(ステッ
プS12)、故障ステータスがある場合は、(「YE
S」)そのステータスに応じた故障コードを記憶させて
(ステップS13)処理を終了する。即ち、図5のに
おいて電子レンジ1の制御回路6がホーム端末2に送信
するのは、上記の異常無しコード,若しくは故障コード
及び使用履歴データとなる。故障コードは、例えば、庫
内灯24が故障している場合は「H01」,庫内温度セ
ンサ17が故障している場合は「H02」などとする。
【0051】ホーム端末2の制御回路33は、電子レン
ジ1より送信された診断結果を受信すると()、その
結果に基づいて故障があるか否かを判断する()。電
子レンジ1より異常無しコードが送信された場合(「N
O」)、制御回路33は、ディスプレイ37に、例えば
「異常ありませんでした」というようなメッセージを表
示させる()。
【0052】一方、電子レンジ1より故障コードが送信
された場合(「YES」)、制御回路33は、メモリ3
3Mより判定プログラム44を読み出して実行する(1
0)。判定プログラム44は、電子レンジ1に発生した故
障が、調理に実行に直接は支障がなく、ユーザが独力で
修理可能であるレベルの軽故障か、或いは、調理の実行
が不能となりユーザが独力では修理不能であるレベルの
重故障かどうかを判定するものである。
【0053】判定プログラム44を実行した結果、例え
ば、庫内灯24が断線したような軽故障であれば((1
1),「YES」)、制御回路33は、メモリ33Mより
報知プログラム45を読み出して実行する(12)。そし
て、ディスプレイ37に故障の修理手順を表示する(1
3)。即ち、庫内灯24が断線した場合は、例えば、 「『庫内灯』が断線。商品番号は『***』です。 お近くの電気店でお買い求め下さい。 庫内灯の交換方法は、以下の通りです。 … 」 といったように表示を行う。尚、この表示は、ユーザが
ディスプレイ37を参照して表示に気付き、入力部37
を操作して停止操作を行うまで継続される((14)〜(1
6))。
【0054】一方、例えば、熱風ヒータ22が故障した
ような重故障の場合は((11),「NO」)、制御回路3
3は、やはりメモリ33Mより報知プログラム45を読
み出して実行する(17)。そして、ディスプレイ37にメ
ッセージを表示すると共に、ブザー38より警告音を発
生させる(18)。この場合のメッセージは、例えば、 「『熱風ヒータ』が故障。 お客様ご自身では、修理が非常に困難です。 お近くの電気店にご相談下さい。」 という内容にする。
【0055】また、この場合のメッセージの表示につい
ても、軽故障の場合と同様に、ユーザがディスプレイ3
7を参照して表示に気付き、入力部37を操作して停止
操作を行うまで継続される((19),(20))。
【0056】そして、制御回路33は、警告を停止する
と、外部ネットワーク通信部39を介してインターネッ
ト40に接続を行ない、(メールサーバを経由して)サ
ービスセンタ42に故障内容を電子メールで送信する(2
1)。電子メールで送信する内容は、電子レンジ1より送
信された故障コードと使用履歴データとする。また、そ
の他、ユーザ名や電子レンジ1の製品番号も送信する。
【0057】サービスセンタ42は、ホーム端末2より
上記電子メールを受信すると、その内容を解析して故障
原因を推定する。即ち、この場合、ユーザからの依頼に
よってサービスセンタ42の作業員が電子レンジ1の故
障修理を行う可能性が高いので、事前に故障に関する情
報を予め得ておくことで使用履歴データなどから故障原
因をできるだけ特定し、実際に修理の依頼があった場合
は迅速に対応できるようにする。
【0058】また、電子レンジ1側においても、にお
いて故障診断プログラム43の診断結果をホーム端末2
に送信した後に、診断結果が故障ありの場合は((22),
「YES」)LCD52に故障コードを表示させるよう
にする。即ち、上述したように、庫内灯24が故障の場
合は「H01」,庫内温度センサ17が故障の場合は
「H02」をLCD52に表示させる。
【0059】以上のように本実施例によれば、電子レン
ジ1は、故障診断プログラム43を実行させることで得
られた診断結果をホーム端末2に送信し、ホーム端末2
は、送信された診断結果に基づいて、ディスプレイ37
にメッセージを表示することでユーザに報知を行うよう
にした。即ち、電子レンジ1と別体であり、情報を報知
するために構成されるホーム端末2は、各種情報の報知
を行なうに当たっては、表示面積の大きいディスプレイ
37を使用することなどによって、より柔軟な形態で行
なうことが可能であるから、ユーザは、ホーム端末2の
報知によって電子レンジ1の故障診断結果を簡単に知る
ことができるようになる。
【0060】そして、故障診断プログラム43を、診断
結果として故障の種類に応じた故障コードを発生させる
ようにして、ホーム端末2は、故障コードに対応するメ
ッセージをディスプレイ37に表示させるようにした。
従って、電子レンジ1とホーム端末2との間で行われる
通信に要する時間を短くすることができると共に、ホー
ム端末2においては、故障コードに対応するメッセージ
をディスプレイ37に詳細に表示させることができる。
加えて、電子レンジ1の制御回路6は、LCD52にも
故障コードを表示させるので、電子レンジ1側において
も補助的な表示を行うことで、より多様な形態でユーザ
に報知を行なうことができる。
【0061】また、本実施例によれば、ホーム端末2に
故障診断プログラム43を格納して、電子レンジ1は、
故障診断プログラム43をホーム端末2より取得して実
行するので、実行頻度が比較的低い故障診断プログラム
43を制御回路6のメモリ6Mに記憶させる必要がなく
なり、メモリ6Mの容量を増加させることを回避でき
る。また、電子レンジ1の制御回路6は、故障診断プロ
グラム43を所定周期毎に実行するので、電子レンジ1
に故障が発生している場合、ユーザは、その故障を早期
に認識して対処することができる。
【0062】更に、ホーム端末2は、故障診断プログラ
ム43による診断結果について、軽故障と重故障とに判
定するための診断結果判定プログラム44を備えて実行
するので、故障状態に応じて異なる態様で報知を行なう
ことが可能となり、ユーザは、自分で簡単に修理できる
軽故障であるか、自分では修理不能な重故障であるかど
うかを簡単に把握することができる。そして、ホーム端
末2は、送信された診断結果を報知するための報知プロ
グラム45を格納して実行するので、プログラム44を
電子レンジ1側に配置する必要がなく、制御回路6のメ
モリ6Mに必要とされる容量を削減することができる。
【0063】また、ホーム端末2は、診断結果が軽故障
であると判定すると、当該故障を修理するための手順を
ディスプレイ37に表示させるので、ユーザは、その手
順に従って電子レンジ1を簡単に修理することができ
る。また、ホーム端末2は、診断結果が重故障であると
判定すると、その旨をディスプレイ37に表示させると
共に、当該故障の情報をインターネット41を介してサ
ービスセンタ42に送信するので、サービスセンタ42
側では、その故障を修理するための準備を前もって行な
うことが可能となる。そして、ユーザが実際に故障の修
理をサービスセンタ42に依頼する場合には、故障の内
容を詳細に説明する必要がなくなり、ユーザは、サービ
スを迅速に享受することができる。
【0064】このように、ホーム端末2は、診断結果で
示される故障のレベルに応じて異なる態様で報知を行な
うので、ユーザは、その報知の態様によって故障のレベ
ルを把握することができるようになる。そして、ホーム
端末2は、ユーザによって停止操作が行われるまで報知
動作を継続するので、報知が行なわれていることをより
確実にユーザに認識させることができる。
【0065】また、ホーム端末は、サービスセンタ42
に故障コードを送信するので、ホーム端末2とサービス
センタ42との間で行なう通信を短時間で完了すること
ができる。更に、電子レンジ1の制御回路6は、自身の
使用状態に関する履歴情報をメモリ6Mに記憶させると
共に、故障診断プログラム43を実行させることで得ら
れた診断結果と共に、メモリ6Mに記憶させた履歴情報
をもホーム端末2に送信するようにした。そして、ホー
ム端末2は、送信された履歴情報をもサービスセンタ4
2に送信するので、サービスセンタ42側では、送信さ
れた履歴情報に基づいて故障の原因をある程度推定する
ことも可能となり、故障原因の特定をより簡単に行なう
ことができるようになる。
【0066】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。電子レンジ1側において、LCD5
2に故障コードを表示させる処理((22),(23))は、必
要に応じて行なえば良い。軽故障の場合も、重故障の場
合と同様にしてスピーカ38により警告音を出力するよ
うにしても良い。その場合、警告音の出力態様を軽故障
と重故障とで変化させるようにしても良い。ホーム端末
2による報知の形態は、ディスプレイ37におけるメッ
セージの表示やスピーカ38による警告音の出力に限る
ことなく、その他、メッセージを音声信号によって出力
したり、光信号を用いて報知を行なっても良い。制御回
路6のメモリ6Mの容量が十分確保できる場合には、故
障診断プログラム43をメモリ6Mに配置しても良い。
更に、診断結果判定プログラム44や報知プログラム4
5についてもメモリ6M側に配置して、各プログラムの
実行結果だけをホーム端末2側に送信するようにしても
良い。
【0067】故障診断プログラム43と診断結果判定プ
ログラム44とを、1つのプログラムとして作成・実行
しても良い。更に、報知プログラム45を加えて1つの
プログラムとしても良い。診断結果判定プログラム44
を削除して、ホーム端末2は、故障診断プログラム43
の診断結果のみに基づく報知を行なっても良い。ホーム
端末2における報知動作は、ユーザによる停止操作がな
い場合でも、所定の時間が経過すると自動的に停止する
ようにしても良い。電子レンジ1において、故障発生時
に調理動作の使用履歴をホーム端末2に送信する処理
は、必要に応じて行なえば良い。ホーム端末2がサービ
スセンタ42に故障情報を送信する処理は、必要に応じ
て行えば良い。故障診断プログラム43の実行周期をユ
ーザが設定可能としても良い。例えば、ユーザが、電子
レンジ1側の操作パネル5やホーム端末2の入力部36
を操作することで設定できるようにする。斯様に構成す
れば、ユーザが適当と考える頻度で故障診断プログラム
43を実行させることができる。
【0068】また、故障診断プログラム43を、ユーザ
が任意のタイミングで実行させることができるようにし
ても良く、斯様に構成すれば、ユーザが電子レンジ1の
故障診断を行なわせたい時に適宜実行させることができ
る。この場合、重量センサ12の故障を検出するため
に、例えば、ユーザに予め回転板,丸皿をセットさせて
おくようにする。そして、その状態で重量センサ12が
それらの荷重に相当する重量とは明らかに異なる重量を
検出した場合に故障と診断すれば良い。
【0069】加熱調理器と情報端末との間における通信
方式については、その他無線LANなどを用いても良
く、或いは有線方式で行なうようにしても良い。また、
情報報知システムは、加熱調理器が故障診断プログラム
を実行することで故障を検出するものに限らない。即
ち、加熱調理器が通常の調理動作を行なう際に当該動作
に使用される機能部分について故障を検出した場合に、
その故障に関する情報を情報端末に送信し、情報端末
が、その情報について報知を行なうようにしても良い。
そして、この場合、情報端末が報知を行なう態様につい
ては、上記実施例及びその変形または拡張において述べ
た方式を同様に適用することが可能である。加熱調理器
には、その他、必要に応じて、輻射熱により食品を加熱
することで対流オーブン調理やグリル調理を行なうため
のヒータを備えても良く、これらについて故障検出を行
なうようにしても良い。この場合、ヒータは庫内の上下
に夫々配置しても良い。加熱調理器は、加熱手段たるヒ
ータを備えておらず、レンジ調理のみを行なう電子レン
ジに適用しても良い。また、電子レンジに限ること無
く、例えば、加熱手段としてヒータのみを有し、熱風オ
ーブン調理,対流オーブン調理,グリル調理のみを行な
うものに適用しても良い。
【0070】
【発明の効果】本発明の加熱調理器の情報報知システム
によれば、加熱調理器は、故障診断プログラムを実行さ
せることで得られた診断結果を前記情報端末に送信し、
情報端末は、送信された診断結果に基づく報知を行う。
即ち、加熱調理器と別体であり、情報を報知するために
構成される情報端末は、各種情報の報知を行なうに当た
ってはより柔軟な形態で行なうことが可能であるから、
ユーザは、情報端末が行なう報知によって加熱調理器の
故障診断結果を簡単に知ることができるようになる。
【0071】また、本発明の加熱調理器の情報報知シス
テムによれば、加熱調理器は、故障を検出するとその故
障検出情報を情報端末に送信し、情報端末は、送信され
た故障検出情報に基づく報知を行うので、加熱調理器が
通常の加熱調理を行なう際に当該調理について使用する
機能部分が故障していることを検出した場合、ユーザ
は、その故障の情報を情報端末によって簡単に知ること
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であり、情報報知システムの
構成を示す図
【図2】電子レンジの電気的構成を示す機能ブロック図
【図3】ホーム端末の電気的構成を示す機能ブロック図
【図4】電子レンジとホーム端末との間で行なわれる処
理の一例であり、電子レンジが通常の調理動作を行う場
合の通信状態を示すシーケンス図
【図5】電子レンジの制御回路が故障診断要求を発生し
た場合のシーケンス図
【図6】電子レンジの制御回路が故障診断プログラムを
実行した場合の処理内容を示すフローチャート
【符号の説明】
1は電子レンジ(加熱調理器)、2はホーム端末(情報
端末)、6Mはメモリ(不揮発性記憶手段)、37はデ
ィスプレイ(表示手段)、52はLCD(表示手段)を
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24C 15/00 F24C 15/00 H

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱調理器と、この加熱調理器との間で
    通信を行なうことで当該加熱調理器の動作に関連する情
    報を報知するための情報端末とで構成される加熱調理器
    の情報報知システムにおいて、 前記加熱調理器は、故障診断プログラムを実行させるこ
    とで得られた診断結果を前記情報端末に送信し、 前記情報端末は、送信された診断結果に基づく報知を行
    うことを特徴とする加熱調理器の情報報知システム。
  2. 【請求項2】 情報端末は、送信された診断結果に基づ
    く報知を行うための報知プログラムを格納していること
    を特徴とする請求項1記載の加熱調理器の情報報知シス
    テム。
  3. 【請求項3】 情報端末は、診断結果に含まれている故
    障のレベルに応じて異なる態様で報知を行なうことを特
    徴とする請求項1または2記載の加熱調理器の情報報知
    システム。
  4. 【請求項4】 情報端末は、ユーザによって停止操作が
    行われるまで、報知動作を継続することを特徴とする請
    求項1乃至3の何れかに記載の加熱調理器の情報報知シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 情報端末は、故障診断プログラムを格納
    しており、 加熱調理器は、故障診断プログラムを情報端末より取得
    して実行させることを特徴とする請求項1乃至4の何れ
    かに記載の加熱調理器の情報報知システム。
  6. 【請求項6】 故障診断プログラムは、診断結果として
    故障の種類に応じた故障コードを発生させ、 情報端末は、各種情報を表示するための表示手段を備
    え、前記故障コードに対応するメッセージを前記表示手
    段に表示させることを特徴とする請求項1乃至5の何れ
    かに記載の加熱調理器の情報報知システム。
  7. 【請求項7】 加熱調理器は、各種情報を表示するため
    の表示手段を備え、前記故障コードを前記表示手段に表
    示させることを特徴とする請求項6記載の加熱調理器の
    情報報知システム。
  8. 【請求項8】 加熱調理器は、故障診断プログラムを所
    定周期毎に実行させることを特徴とする請求項1乃至7
    の何れかに記載の加熱調理器の情報報知システム。
  9. 【請求項9】 故障診断プログラムの実行周期を、ユー
    ザが設定可能に構成されていることを特徴とする請求項
    8記載の加熱調理器の情報報知システム。
  10. 【請求項10】 情報端末は、故障診断プログラムによ
    る診断結果について、ユーザが独力で修理可能であるレ
    ベルの軽故障と、ユーザが独力では修理不能であるレベ
    ルの重故障とに判定するための診断結果判定プログラム
    を備えていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか
    に記載の加熱調理器の情報報知システム。
  11. 【請求項11】 情報端末は、診断結果判定プログラム
    を実行することで診断結果が軽故障であると判定する
    と、当該故障を修理するための手順を報知することを特
    徴とする請求項10記載の加熱調理器の情報報知システ
    ム。
  12. 【請求項12】 情報端末は、加熱調理器の修理サービ
    スを行うためのサービスセンタとの通信が可能に構成さ
    れており、診断結果判定プログラムを実行することで診
    断結果が重故障であると判定すると、当該故障の情報を
    前記サービスセンタに送信することを特徴とする請求項
    10又は11記載の加熱調理器の情報報知システム。
  13. 【請求項13】 故障診断プログラムは、診断結果とし
    て故障の種類に応じた故障コードを発生させ、 情報端末は、前記サービスセンタに前記故障コードを送
    信することを特徴とする請求項12記載の加熱調理器の
    情報報知システム。
  14. 【請求項14】 加熱調理器は、自身の使用状態に関す
    る履歴情報を不揮発性記憶手段に記憶させると共に、故
    障診断プログラムを実行させることで得られた診断結果
    と共に、前記不揮発性記憶手段に記憶させた履歴情報を
    も前記情報端末に送信し、 情報端末は、送信された履歴情報をも前記サービスセン
    タに送信することを特徴とする請求項12又は13記載
    の加熱調理器の情報報知システム。
  15. 【請求項15】 故障診断プログラムは、ユーザが任意
    のタイミングで実行可能であることを特徴とする請求項
    1乃至14の何れかに記載の加熱調理器の情報報知シス
    テム。
  16. 【請求項16】 加熱調理器と、この加熱調理器との間
    で通信を行なうことで当該加熱調理器の動作に関連する
    情報を報知するための情報端末とで構成される加熱調理
    器の情報報知システムにおいて、 前記加熱調理器は、故障を検出するとその故障検出情報
    を前記情報端末に送信し、 前記情報端末は、送信された故障検出情報に基づく報知
    を行うことを特徴とする加熱調理器の情報報知システ
    ム。
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