JP2003214482A - 吊下げ式の液封エンジンマウント - Google Patents

吊下げ式の液封エンジンマウント

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JP2003214482A
JP2003214482A JP2002014102A JP2002014102A JP2003214482A JP 2003214482 A JP2003214482 A JP 2003214482A JP 2002014102 A JP2002014102 A JP 2002014102A JP 2002014102 A JP2002014102 A JP 2002014102A JP 2003214482 A JP2003214482 A JP 2003214482A
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liquid
liquid chamber
rubber
chamber
engine mount
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JP2002014102A
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Hiroyuki Suzuki
啓之 鈴木
Masahiko Nagasawa
正彦 長澤
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吊下げ式の液封エンジンマウントにおいて、車
両の加速走行時等において前後方向に高周波の振動入力
が加わったときに液柱共振を起し、これに起因して動ば
ね定数が高くなってエンジンからの振動が車室の壁に伝
達され、加速騒音を発生させる問題を解決する。 【解決手段】車両のボデー側に固定されるアウタ金具17
と、エンジン側に固定されるインナ金具18と、略テーパ
形状をなす支持ゴム部20と、主液室48及び副液室50と、
それらを仕切る仕切部材14と、主液室48と副液室50を連
通させる、周方向のオリフィス通路54とを備えて成る吊
下げ式の液封エンジンマウント10において、インナ金具
18とアウタ金具17との間の位置で、平板をインナ金具18
周りにリング状に回曲させた形態のゴム突片64-1,64-2
を主液室48内に支持ゴム部20から上向きに立ち上げ、前
後の振動入力時にゴム突片64-1,64-2を液体Lの流れの
弾性抵抗体として作用させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内部に液体を封入
した吊下げ式の液封エンジンマウントに関する。
【0002】
【従来の技術】図12はこの種吊下げ式の液封エンジン
マウントの一例を示している。この吊下げ式の液封エン
ジンマウント200は、剛性の筒状のアウタ金具(アウ
タ部材)202と、同じく剛性のインナ金具(インナ部
材)204と、それらを連結する支持ゴム部206とを
有している。
【0003】インナ金具204は、軸直角方向外向きの
フランジ部207を備えた上側のカップ状部208と、
雌ねじ孔210を備えた下側の軸部212とを有してお
り、その軸部212側において図13に示しているよう
にブラケット213を介しエンジンに固定されるように
なっている。
【0004】また一方、同図に示しているようにアウタ
金具202側においてブラケット214を介し車両のボ
デーに固定されるようになっている。即ちエンジンがこ
の液封エンジンマウント200を介し、吊下げ状態に車
両のボデーに支持されるようになっている。
【0005】支持ゴム部206は略テーパ形状をなして
おり、アウタ金具202における逆テーパ部216と、
インナ金具204における軸部212の上部からカップ
状部208のフランジ部207の先端にかけての部分を
内外方向に連結している。
【0006】この液封エンジンマウント200にあって
は、支持ゴム部206の上側に液室が形成されていて、
その液室に水等の液体Lが封入されている。この液室は
仕切部材218によって下側の主液室220と、上側の
副液室222とに区画されている。ここで主液室220
は、インナ金具204及び支持ゴム部206の中心部
が、アウタ金具202内部に上向きに突き出しているこ
とから、それらインナ金具204及び支持ゴム部206
を取り巻く形態の環状室220Aを有している。
【0007】ここで仕切部材218には、これら主液室
220と副液室222とを連通させるための透孔224
(図14参照)が形成されている。更にこの透孔224
に続いてその上側に、周方向に沿って延びる形態のオリ
フィス通路226が、仕切部材218と蓋部材228と
の間に形成されている。このオリフィス通路226は、
図14に示す切欠部230の部分で副液室222に連通
しており、これによって主液室220と副液室222と
の間で、液体Lがこれら透孔224及びオリフィス通路
226を通じて互いに移動可能とされている。
【0008】上記仕切部材218は、その中央部分が上
下方向に弾性変形可能な可動膜232とされており、更
に副液室222の上側の壁が、弾性変形可能なダイヤフ
ラム234にて構成されている。
【0009】この吊下げ式の液封エンジンマウント20
0にあっては、シェイク等の低周波数の上下方向の振動
入力に対しては、オリフィス通路226における液体L
の流動に基づくエネルギー吸収によって振動減衰が行わ
れる。ここでオリフィス通路226の通路断面積及び長
さ等は、例えば10Hz前後の特定低周波数領域におい
て振動減衰が効果的に行われるようにチューニングされ
ている。
【0010】一方中速走行時等においてこれよりも高い
周波数の振動入力が上下方向に加わると、このときオリ
フィス通路226は実質的に液体Lが流動できない状
態、即ちオリフィス通路226が実質的に閉鎖された状
態にあり、従って高周波数の振動入力に対しては、イン
ナ金具204及び支持ゴム部206の上下動に基づく主
液室220内の液圧変動が、主として可動膜232の上
下方向の弾性変形によって吸収される。そしてその可動
膜232の液圧吸収作用によって、高周波域における振
動絶縁効果が達成される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この種形態の吊下げ式
の液封エンジンマウント200にあっては、加速走行時
等において前後方向に高周波数の振動入力、例えば30
0〜500Hzの特定高周波数の振動入力が加わったと
き、液封エンジンマウント200の動ばね定数が著しく
高くなってエンジンからの振動伝達が増し、車室の壁が
振動して騒音が大きくなる(加速騒音が悪化する)とい
った問題の生じることが判明した。この傾向はエンジン
を横置きにした場合に特に顕著である。
【0012】そこで本発明者等がその原因を追究したと
ころ、主液室220内で液体Lが共振することに起因す
るサージ現象が原因であることが判明した。この点を図
15に基づいて詳しく説明する。
【0013】この形態の液封エンジンマウント200に
あっては、インナ金具204及び支持ゴム部206の外
側に、これを取り巻く形態の環状室220Aが主液室2
20内に形成されており、そのため図15(A)におい
て、インナ金具204及び支持ゴム部206の上部が車
両前後方向(図中上下方向)に振動すると、これに伴っ
て環状室220A内で液体Lの周方向の交互流れを生じ
る。
【0014】例えば図15においてインナ金具204及
び支持ゴム部206の上部が前方(図中上方)に移動す
ると、その移動先にあった液体Lが排除される結果、環
状室220A内において液体Lの矢印P方向の流れが
生じ、また逆にインナ金具204及び支持ゴム部206
の上部が後方(図中下方)に移動すると、その移動先の
液体Lが排除される結果、今度は逆向き、即ち図中矢印
方向の流れを生ずる。
【0015】そしてそれらの液体Lの高速且つ交互流動
に基づいて、300〜500Hzの特定高周波数領域に
おいて液体Lの液柱共振が発生し、その液柱共振に起因
してサージ現象が発生し、エンジンからの振動が車体側
へと大きく伝達されてしまって騒音を発生させてしまう
のである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の吊下げ式の液封
エンジンマウントはこのような課題を解決するために案
出されたものである。而して請求項1のものは、(イ)
車両のボデー側に固定される筒状の剛性のアウタ部材
と、(ロ)該アウタ部材の中心部に配置された、エンジ
ン側に固定される剛性のインナ部材と、(ハ)それらア
ウタ部材とインナ部材とを連結する環状且つ略テーパ形
状をなす支持ゴム部と、(ニ)該支持ゴム部を室の下壁と
して該支持ゴム部の上側に設けられ、内部に液体の封入
された液室と、(ホ)軸直角方向に延設され、該液室を
下側の主液室と上側の副液室とに仕切る仕切部材と、
(ヘ)それら主液室と副液室を連通させる、周方向に沿
って回曲しつつ延びるオリフィス通路と、を備えて成る
吊下げ式の液封エンジンマウントにおいて、前記インナ
部材とアウタ部材との間の位置で、平板を前記インナ部
材周りにリング状に回曲させた形態のゴム突片を、前記
主液室内に前記支持ゴム部から上向きに立ち上げるか又
は前記仕切部材から下向きに立ち下げ、前後の振動入力
時に該ゴム突片を前記液体の流れの弾性抵抗体として作
用させるようになしたことを特徴とする。
【0017】請求項2のものは、請求項1において、前
記ゴム突片が前記インナ部材周りの全周に亘って連続し
たリングをなす形態で設けてあることを特徴とする。
【0018】請求項3のものは、(イ)車両のボデー側
に固定される筒状の剛性のアウタ部材と、(ロ)該アウ
タ部材の中心部に配置された、エンジン側に固定される
剛性のインナ部材と、(ハ)それらアウタ部材とインナ
部材とを連結する環状且つ略テーパ形状をなす支持ゴム
部と、(ニ)該支持ゴム部を室の下壁として該支持ゴム部
の上側に設けられ、内部に液体の封入された液室と、
(ホ)軸直角方向に延設され、該液室を下側の主液室と
上側の副液室とに仕切る仕切部材と、(ヘ)それら主液
室と副液室を連通させる、周方向に沿って回曲しつつ延
びるオリフィス通路と、を備えて成る吊下げ式の液封エ
ンジンマウントにおいて、前記インナ部材とアウタ部材
との間の位置で、前記インナ部材周りに回曲するリング
の分割片から成るゴム突片を、車両前後方向を基準とし
て前記主液室の左部と右部とにおいて、該主液室内に前
記支持ゴム部から上向きに立ち上げるか又は前記仕切部
材から下向きに立ち下げ、前後の振動入力時に該ゴム突
片を前記液体の流れの弾性抵抗体として作用させるよう
になしたことを特徴とする。
【0019】請求項4のものは、(イ)車両のボデー側
に固定される筒状の剛性のアウタ部材と、(ロ)該アウ
タ部材の中心部に配置された、エンジン側に固定される
剛性のインナ部材と、(ハ)それらアウタ部材とインナ
部材とを連結する環状且つ略テーパ形状をなす支持ゴム
部と、(ニ)該支持ゴム部を室の下壁として該支持ゴム部
の上側に設けられ、内部に液体の封入された液室と、
(ホ)軸直角方向に延設され、該液室を下側の主液室と
上側の副液室とに仕切る仕切部材と、(ヘ)それら主液
室と副液室を連通させる、周方向に沿って回曲しつつ延
びるオリフィス通路と、を備えて成る吊下げ式の液封エ
ンジンマウントにおいて、前記インナ部材とアウタ部材
との間の位置で、上下方向に棒状をなす複数のゴム突片
を、前記主液室内に前記支持ゴム部から上向きに立ち上
げるか又は前記仕切部材から下向きに立ち下げ、前後の
振動入力時に該ゴム突片を前記液体の流れの弾性抵抗体
として作用させるようになしたことを特徴とする。
【0020】請求項5のものは、請求項4において、前
記棒状をなす複数のゴム突片が前記インナ部材周りに同
心状に配置してあることを特徴とする。
【0021】請求項6のものは、請求項1〜3,5の何
れかにおいて、前記ゴム突片が軸直角方向に2重若しく
はそれ以上に配置してあることを特徴とする。
【0022】請求項7のものは、請求項1〜6の何れか
において、前記ゴム突片の先端が曲り形状をなしている
ことを特徴とする。
【0023】請求項8のものは、請求項1〜7の何れか
において、前記仕切部材は少なくとも中央部が上下方向
に弾性変形可能な可動膜にて構成されているとともに、
前記副液室の上部の壁がダイヤフラムにて構成されてい
ることを特徴とする。
【0024】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1のもの
は、インナ部材とアウタ部材との間の位置で、平板をイ
ンナ部材周りにリング状に回曲させた形態のゴム突片を
主液室内に突入させ、そのゴム突片を液体の流れの弾性
抵抗体として作用させるようになしたものである。
【0025】この発明は、上記液柱共振の発生が、環状
室内の液体がインナ部材及び支持ゴム部の周りに沿って
規則正しく綺麗に流れ、その結果として液体が流れ易い
ことが原因であるとの着眼の下になされたもので、この
発明によれば、インナ部材及び支持ゴム部の前後振動に
伴って主液室内でそれらの周りの液体の流れが綺麗な円
形(半円形)の流れとならず、主液室内に突入するゴム
突片の弾性抵抗作用により液体の流れがかき乱されなが
ら、主液室内において流動するようになる。
【0026】これにより問題とする、例えば300〜5
00Hzの特定高周波域における液室内の液柱共振に起
因する動ばね定数の増大が回避され、更にまたゴム突片
が主液室内に突入することによって、主液室におけるイ
ンナ部材及び支持ゴム部周りの流路断面積ないし流動液
量が少なくなることによって共振パワーが効果的に減少
し、これらによって前後振動に基づく動ばね定数の増
大、そしてこれに基づく騒音の発生ないし増大が効果的
に抑制される。
【0027】ここで本発明では、ゴム突片が平板をイン
ナ部材周りにリング状に回曲させた形態であることか
ら、そのゴム突片が液体の流れに基づいて弾性変形し易
く、その弾性変形によって液体の流れがより効果的に攪
乱される特長を有する。この場合において、上記ゴム突
片はインナ部材周りの全周に亘って連続したリングをな
す形態で設けておくことができる(請求項2)。
【0028】請求項3のものは、インナ部材周りに回曲
するリングの分割片から成るゴム突片を、主液室の左部
と右部とにおいて主液室内に突入させ、前後の振動入力
時にそのゴム突片を液体の流れの弾性抵抗体として作用
させるようになしたもので、この請求項3のものにおい
ても、請求項1と同様の現象に基づいて特定高周波域の
前後振動入力時に動ばね定数が上昇するのを抑制でき、
加速時等の騒音発生ないし増大を抑制できる。
【0029】一方請求項4のものは、棒状をなす複数の
ゴム突片を主液室内に突入させ、これを弾性抵抗体とし
て作用させるようになしたもので、この請求項4のもの
においても、上記と同様の作用に基づいて特定高周波域
の前後の振動入力に対し、動ばね定数の増大を抑制して
騒音の発生ないし増大を防止することができる。
【0030】ここで棒状をなす複数のゴム突片は、イン
ナ部材周りに同心状に配置しておくことができる(請求
項5)。また上記リング状をなすゴム突片,リングの分
割片から成るゴム突片、更には棒状のゴム突片を、軸直
角方向に2重若しくはそれ以上の複数ないし多重に配置
しておくことができる(請求項6)。このようにするこ
とで、液体の流れに対する攪乱作用をより高めることが
でき、ひいては特定高周波域の前後方向の振動入力に対
する動ばね定数の増大をより効果的に抑制することが可
能となる。
【0031】更にまた上記請求項1〜6において、ゴム
突片の先端を曲り形状となしておいた場合(請求項
7)、その曲り形状をなす部分での弾性変形能力が高い
ことから、同部分における液体の攪乱作用が高まって、
特定高周波域における液柱共振の発生をより効果的に抑
制ないし防止することができる。
【0032】これら請求項1〜7において、上記仕切部
材は少なくとも中央部を可動膜にて構成し、また副液室
の上部の壁はダイヤフラムにて構成しておくことができ
る(請求項8)。
【0033】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10は本例の吊下げ式の液封
エンジンマウントであって、図2及び図3にも示してい
るように本体部12と、仕切部材14と、蓋部材16と
を組み付けて構成してある。この液封エンジンマウント
10は、筒状をなす剛性のアウタ金具(アウタ部材)1
7と、同じく剛性のインナ金具(インナ部材)18と、
それらを内外方向に連結する支持ゴム部20とを有して
いる。
【0034】インナ金具18は、上側にフランジ部21
を備えたカップ状部22を、下側に雌ねじ孔24を備え
た軸部26を有しており、その軸部26において、ブラ
ケットを介し車両のエンジンに固定され、またアウタ金
具17において別のブラケットを介しボデーに固定され
るようになっている。即ちこの例の液封エンジンマウン
ト10は、エンジンを吊下げ状態で弾性支持する。
【0035】図2及び図3に示しているように、本体部
12のアウタ金具17は、その上端部にフランジ部32
とかしめ部34とを有している。一方仕切部材14は、
中心部に円形の開口を有するプレート金具36と、その
プレート金具36の円形の開口を閉鎖するゴム弾性体3
8とを有しており、そしてそのプレート金具36の外周
部にフランジ部40が形成されている。
【0036】また蓋部材16は、ゴム弾性体42とその
外周部に埋め込まれたプレート状の埋込金具44とを有
している。埋込金具44は、その下端部がゴム弾性体4
2の外部に露出しており、その露出した部分がフランジ
部46とされている。
【0037】この液封エンジンマウント10にあって
は、仕切部材14及び蓋部材16における各フランジ部
40,46を、本体部12のフランジ部32に重ね合
せ、その状態で本体部12のかしめ部34をかしめ付け
ることで、それら本体部12,仕切部材14,蓋部材1
6が組み付けられている。
【0038】図1に示しているように、支持ゴム部20
は略テーパ形状をなしており、アウタ金具17における
逆テーパ部31と、インナ金具18における軸部26の
上部からカップ状部22のフランジ部21の先端にかけ
ての部分を内外方向に連結している。この支持ゴム部2
0の上側には液室が形成されていて、その液室が仕切部
材14にて下側の主液室48と上側の副液室50とに区
画されている。
【0039】仕切部材14、詳しくはプレート状金具3
6には、主液室48と副液室50とを連通させるための
長穴形状の透孔52(図2参照)が形成されており、更
にこの透孔52に連続して、周方向に延びるオリフィス
通路54が仕切部材14と蓋部材16との間に形成され
ている。
【0040】このオリフィス通路54は、図2に明らか
に示しているように仕切部材14のゴム弾性体38に形
成された切欠部56によって副液室50と連通させられ
ている。即ち主液室48と副液室50との間で、それら
液室に封入された液体Lが、透孔52及びオリフィス通
路54を通じて互いに行き来できるようになっている。
【0041】主液室48と副液室50とを仕切る仕切部
材14において、ゴム弾性体38によるプレート金具3
6の開口の閉鎖部分は、上下方向に弾性変形可能な可動
膜58として構成されており、更に副液室50における
上側の壁はダイヤフラム60として構成されている。ま
た主液室48は、インナ金具18及び支持ゴム部20が
アウタ金具17の中心部において図中上向きに突出して
いる結果、その周りを取り巻く形態の環状室62を有す
る構成となっている。
【0042】尚本例において、液室内に封入される液体
Lとして水,アルキレングリコール,ポリアルキレング
リコール,シリコーンオイル等を用いることができ、特
に0.1Pa・s以下の低粘性流体を好適に用いること
ができる。
【0043】上記支持ゴム部20からは、インナ金具1
8とアウタ金具17との間の位置で、インナ金具18周
りにリング状をなすゴム突片64−1,64−2が、主
液室48内に突入するように上向きに立ち上げられてい
る。これらゴム突片64−1,64−2は、支持ゴム部
20と一体に成形されている。
【0044】これらゴム突片64−1,64−2は、前
後の振動入力時に液体Lの流れに対する弾性抵抗体とし
て作用させるべく設けられたものである。尚、図1に示
しているようにゴム突片64−1,64−2は、それぞ
れインナ金具18と同心円状に配置されている。またゴ
ム突片64−1,64−2は、それぞれゴムの平板をイ
ンナ金具18周りにリング状に回曲させた形態をなして
いる。而して各ゴム突片64−1,64−2のそれぞれ
の上端は、インナ金具18の上端よりも低い位置に位置
させられている。
【0045】以上のような本例の液封エンジンマウント
10は、インナ金具18とアウタ金具17との間の位置
でゴム突片64−1,64−2が主液室48内の液体L
の流れに対する弾性抵抗体として作用するため、インナ
金具18及び支持ゴム部20の前後振動に伴う主液室4
8内でのそれらインナ金具18,支持ゴム部20周りの
液体Lの流れが綺麗な円形(半円形)の流れとならず、
液体Lの流れがかき乱されながら主液室48内において
流動する。
【0046】従って問題とする、例えば300〜500
Hzの特定高周波域における液柱共振に起因する動ばね
定数の増大が回避でき、また主液室48におけるインナ
金具18及び支持ゴム部20周りの流路断面積及び主液
室48内の液体Lの流量が少なくなることによって共振
パワーが効果的に減少し、これらによって前後振動に基
づく動ばね定数の増大、これに基づく騒音の発生ないし
増大を効果的に抑制することができる。
【0047】本例では、ゴム突片64−1,64−2が
ゴムの平板をリング状に回曲させた形態であるため、液
体Lの流れに基づいてそれらが容易に弾性変形でき、そ
の弾性変形によって液体Lの流れをより効果的に攪乱さ
せることができる。
【0048】またリング状をなすゴム突片64−1,6
4−2が軸直角方向に2重に配置してあるため、液体L
の流れに対する攪乱作用をより高めることができ、ひい
ては特定高周波域の前後方向の振動入力に対する動ばね
定数の増大をより効果的に抑制することができる。
【0049】尚、この例ではゴム突片64−1,64−
2が支持ゴム部20から上向きに立ち上げられている
が、場合によって同様の形態のゴム突片64−1,64
−2を、仕切部材14の側から主液室48内に且つ支持
ゴム部20に達しない長さで立ち下げて、それらを液体
Lの流れに対する弾性抵抗体として作用させるようにな
すことも可能である。
【0050】次に図4及び図5は本発明の他の実施例を
示している。これらの図に示しているように、この例は
ゴムの平板をインナ金具18周りに回曲させた形態のリ
ング状のゴム突片64を、上例と異なった形態で且つイ
ンナ金具18周りに1重で設けた例を示している。即ち
この例のゴム突片64は、上端に軸直角方向外方への曲
り部66を有する形態で設けられている。尚他の点につ
いては上記実施例と同様である。
【0051】本例においては、ゴム突片64の上端の曲
り部66での抵抗及び弾性変形能力が高いことから、同
部分における液体Lの攪乱作用が高まり、特定高周波域
における液柱共振の発生をより効果的に防止することが
できる。
【0052】次に図6及び図7は本発明の他の実施例を
示している。この図6及び図7の実施例は、図4及び図
5の実施例におけるゴム突片64を周方向に部分的に設
けた例である。詳しくは、この実施例ではリングの分割
片から成るゴム突片68を、車両前後方向を基準として
主液室48の左部と右部とにおいて、支持ゴム部20か
ら主液室48内に上向きに立ち上げ、これを前後の振動
入力時の液体Lの流れの弾性抵抗体として作用させるよ
うになした例である。
【0053】ここでゴム突片68は、主液室48の左部
と右部とのそれぞれに設けられており、その平面形状が
所定弧長を有する円弧形状をなしている。またその上端
には軸直角方向外方への曲り部66を有している。但し
このような曲り部66を省略することも可能である。
【0054】尚、図1〜3の実施例におけるゴム突片6
4を周方向に分割した形態で、これをゴム突片として主
液室48の左部と右部とに設けるようになすことも可能
である。
【0055】本例のものにおいても、上記実施例と同様
の現象に基づいて特定高周波域の前後振動入力時に動ば
ね定数が大きく上昇するのを抑制でき、加速時等の騒音
発生ないし増大を抑制できる。
【0056】図8及び図9は本発明の更に他の実施例を
示したものである。図6及び図7の実施例では平面形状
が円弧形状をなすゴム突片68を支持ゴム部20の側か
ら上向きに立ち上げるように設けているが、この例では
かかるゴム突片68を仕切部材14から主液室48に向
けて下向きに立ち下がる形態で設けている。
【0057】但しこの例では、ゴム突片68の先端(下
端)の曲り部70がゴム突片68の本体とほぼ同じ厚み
で軸直角方向に折れ曲った形態で設けられている。他の
点については図6及び図7に示す実施例とほぼ同様であ
る。
【0058】図10及び図11は本発明の更に他の実施
例を示している。それらの図に示しているように、この
実施例では支持ゴム部20から棒状のゴム突片72−
1,72−2,72−3を主液室48に向けて上向きに
立ち上げ、それらを液体Lの流れに対する弾性抵抗体と
して作用させるようになした例である。
【0059】ここでゴム突片72−1は、インナ金具1
8と同心円をなす同一円周上に一定のピッチで複数設け
られており、また同様にゴム突片72−2,72−3も
それぞれインナ金具18と同心円をなす円周上に一定の
ピッチで複数設けてある。即ち各ゴム突片72−1,7
2−2,72−3は、軸直角方向において3重に設けら
れている。
【0060】尚この例においても、棒状のゴム突片72
−1,72−2,72−3を支持ゴム部20から上向き
に立ち上げる代りに、仕切部材14から下向きに立ち下
げる形態で設けることも可能である。またこの例では棒
状のゴム突片72−1,72−2,72−3を軸直角方
向に3重に設けているが、場合によって2重若しくは1
重に、或いは逆に4重若しくはそれ以上の多重に設ける
ことも可能である。尚これら棒状のゴム突片72−1,
72−2,72−3を設けた場合においても、その先端
を曲り形状となしておくことも可能である。
【0061】この例においても、上記実施例と同様の作
用に基づいて特定高周波数の前後振動入力に対し動ばね
定数の増大を抑制して、騒音の発生ないし増大を防止す
ることができる。
【0062】以上本発明の幾つかの実施例を詳述したが
これらはあくまで一例示であり、本発明はその主旨を逸
脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の液封エンジンマウントの断
面図である。
【図2】図1の液封エンジンマウントを組立前の分解状
態で示す斜視図である。
【図3】図1の液封エンジンマウントを組立前の分解状
態で示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の液封エンジンマウントの
断面図である。
【図5】図4の液封エンジンマウントの本体部の断面図
及び斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例の液封エンジンマウントの
断面図である。
【図7】図6の液封エンジンマウントの本体部の斜視図
である。
【図8】本発明の更に他の実施例の液封エンジンマウン
トの断面図である。
【図9】図8の液封エンジンマウントを組立前の分解状
態で示す斜視図である。
【図10】本発明の更に他の実施例の液封エンジンマウ
ントの断面図である。
【図11】図10の液封エンジンマウントの本体部の断
面図及び斜視図である。
【図12】従来の液封エンジンマウントを示す断面図で
ある。
【図13】図12の液封エンジンマウントを固定用ブラ
ケットとともに示す図である。
【図14】図12の液封エンジンマウントを組付構成部
材に分解して示す斜視図である。
【図15】図12の液封エンジンマウントの不具合の説
明図である。
【符号の説明】
10 液封エンジンマウント 14 仕切部材 17 アウタ金具(アウタ部材) 18 インナ金具(インナ部材) 20 支持ゴム部 48 主液室 50 副液室 54 オリフィス通路 58 可動膜 60 ダイヤフラム 64−1,64−2,68,72−1,72−2,72
−3 ゴム突片 66,70 曲り部 L 液体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D035 CA05 3J047 AA06 CA02 CB03 CD02 DA02 FA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)車両のボデー側に固定される筒状
    の剛性のアウタ部材と、(ロ)該アウタ部材の中心部に
    配置された、エンジン側に固定される剛性のインナ部材
    と、(ハ)それらアウタ部材とインナ部材とを連結する
    環状且つ略テーパ形状をなす支持ゴム部と、(ニ)該支持
    ゴム部を室の下壁として該支持ゴム部の上側に設けら
    れ、内部に液体の封入された液室と、(ホ)軸直角方向
    に延設され、該液室を下側の主液室と上側の副液室とに
    仕切る仕切部材と、(ヘ)それら主液室と副液室を連通
    させる、周方向に沿って回曲しつつ延びるオリフィス通
    路と、を備えて成る吊下げ式の液封エンジンマウントに
    おいて、 前記インナ部材とアウタ部材との間の位置で、平板を前
    記インナ部材周りにリング状に回曲させた形態のゴム突
    片を、前記主液室内に前記支持ゴム部から上向きに立ち
    上げるか又は前記仕切部材から下向きに立ち下げ、前後
    の振動入力時に該ゴム突片を前記液体の流れの弾性抵抗
    体として作用させるようになしたことを特徴とする吊下
    げ式の液封エンジンマウント。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ゴム突片が前記
    インナ部材周りの全周に亘って連続したリングをなす形
    態で設けてあることを特徴とする吊下げ式の液封エンジ
    ンマウント。
  3. 【請求項3】 (イ)車両のボデー側に固定される筒状
    の剛性のアウタ部材と、(ロ)該アウタ部材の中心部に
    配置された、エンジン側に固定される剛性のインナ部材
    と、(ハ)それらアウタ部材とインナ部材とを連結する
    環状且つ略テーパ形状をなす支持ゴム部と、(ニ)該支持
    ゴム部を室の下壁として該支持ゴム部の上側に設けら
    れ、内部に液体の封入された液室と、(ホ)軸直角方向
    に延設され、該液室を下側の主液室と上側の副液室とに
    仕切る仕切部材と、(ヘ)それら主液室と副液室を連通
    させる、周方向に沿って回曲しつつ延びるオリフィス通
    路と、を備えて成る吊下げ式の液封エンジンマウントに
    おいて、 前記インナ部材とアウタ部材との間の位置で、前記イン
    ナ部材周りに回曲するリングの分割片から成るゴム突片
    を、車両前後方向を基準として前記主液室の左部と右部
    とにおいて、該主液室内に前記支持ゴム部から上向きに
    立ち上げるか又は前記仕切部材から下向きに立ち下げ、
    前後の振動入力時に該ゴム突片を前記液体の流れの弾性
    抵抗体として作用させるようになしたことを特徴とする
    吊下げ式の液封エンジンマウント。
  4. 【請求項4】 (イ)車両のボデー側に固定される筒状
    の剛性のアウタ部材と、(ロ)該アウタ部材の中心部に
    配置された、エンジン側に固定される剛性のインナ部材
    と、(ハ)それらアウタ部材とインナ部材とを連結する
    環状且つ略テーパ形状をなす支持ゴム部と、(ニ)該支持
    ゴム部を室の下壁として該支持ゴム部の上側に設けら
    れ、内部に液体の封入された液室と、(ホ)軸直角方向
    に延設され、該液室を下側の主液室と上側の副液室とに
    仕切る仕切部材と、(ヘ)それら主液室と副液室を連通
    させる、周方向に沿って回曲しつつ延びるオリフィス通
    路と、を備えて成る吊下げ式の液封エンジンマウントに
    おいて、 前記インナ部材とアウタ部材との間の位置で、上下方向
    に棒状をなす複数のゴム突片を、前記主液室内に前記支
    持ゴム部から上向きに立ち上げるか又は前記仕切部材か
    ら下向きに立ち下げ、前後の振動入力時に該ゴム突片を
    前記液体の流れの弾性抵抗体として作用させるようにな
    したことを特徴とする吊下げ式の液封エンジンマウン
    ト。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記棒状をなす複数
    のゴム突片が前記インナ部材周りに同心状に配置してあ
    ることを特徴とする吊下げ式の液封エンジンマウント。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3,5の何れかにおいて、前
    記ゴム突片が軸直角方向に2重若しくはそれ以上に配置
    してあることを特徴とする吊下げ式の液封エンジンマウ
    ント。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記ゴ
    ム突片の先端が曲り形状をなしていることを特徴とする
    吊下げ式の液封エンジンマウント。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかにおいて、前記仕
    切部材は少なくとも中央部が上下方向に弾性変形可能な
    可動膜にて構成されているとともに、前記副液室の上部
    の壁がダイヤフラムにて構成されていることを特徴とす
    る吊下げ式の液封エンジンマウント。
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